JP3855542B2

JP3855542B2 - Air conditioner for vehicles

Info

Publication number: JP3855542B2
Application number: JP19228999A
Authority: JP
Inventors: 隆光草葉; 毅義則; 青木　　新治; 祐一梶野
Original assignee: Denso Corp
Current assignee: Denso Corp
Priority date: 1999-07-06
Filing date: 1999-07-06
Publication date: 2006-12-13
Anticipated expiration: 2019-07-06
Also published as: JP2001018642A

Description

【０００１】
【発明の属する技術分野】
本発明は、シートバックに設けられた背面吹出口から後席乗員へ空調風を供給する車両用空調装置に関する。
【０００２】
【従来の技術】
従来技術として、特開平１０−８６６２８号公報に開示された車両用空気調和装置がある。この装置は、シート位置に応じてフェイス吹出口の吹出風量を補正する風量調整手段を備え、シート位置が前方へ移動する時は風量を低減し、シート位置が後方へ移動する時は風量を増大している。
【０００３】
【発明が解決しようとする課題】
ところが、上記の装置は、フロントシートの乗員に対してフェイス吹出口より吹き出される冷風量を補正するものであり、リアシートの乗員に対して吹出風量を補正することが困難である。このため、フロントシートのシートバックに設けられた吹出口から後席乗員へ空調風を供給する場合、フロントシートの前後移動に伴って後席乗員の温熱感がバラツクという問題が生じる。
本発明は、上記事情に基づいて成されたもので、その目的は、前席シート位置に係わらず、後席乗員の温熱感を略一定に保つことのできる車両用空調装置を提供することにある。
【０００４】
【課題を解決するための手段】
（請求項１の手段）
空調ユニットより供給された空調風をシートバックの背面に開口する背面吹出口から後方の乗員へ吹き出すことができ、且つ、空調ユニットより供給された温風を足元吹出口から後席乗員の足元へ吹き出すことができる車両用空調装置であって、前後方向にスライドするシート位置に対応して、背面吹出口から吹き出される空調風の熱量を調節できる調節手段を備え、この調節手段は、背面吹出口から温風を吹き出す暖房モードが選択されている時に、シート位置が後方へ移動する程、背面吹出口から吹き出される空調風の熱量を低減すると共に、シート位置に対応して、背面吹出口から吹き出される温風と足元吹出口から吹き出される温風との風量割合を調節することを特徴とする。
この構成によれば、背面吹出口より後席乗員に供給される空調風の熱量をシートの前後移動に応じて調節できるので、シート位置に係わらず後席乗員の温熱感を略一定に保つことが可能である。例えば、シート位置が後方へ移動すると、背面吹出口と後席乗員との距離が短くなるので、空調風の熱量を低減することで後席乗員の温熱感を略一定に保つことができる。
また、空調ユニットから背面吹出口へ供給される温風量と足元吹出口へ供給される温風量との割合を変えることで、容易に背面吹出口から吹き出される温風量を調節できる。
【０００６】
（請求項２の手段）
空調ユニットより供給された空調風をシートバックの背面に開口する背面吹出口から後方の乗員へ吹き出すことができ、且つ、空調ユニットより供給された温風を足元吹出口から後席乗員の足元へ吹き出すことができる車両用空調装置であって、前後方向にスライドするシート位置に対応して、背面吹出口から吹き出される空調風の風量を調節できる調節手段を備え、この調節手段は、シート位置に対応して、背面吹出口から吹き出される温風と足元吹出口から吹き出される温風との風量割合を調節することを特徴とする。
この構成によれば、空調ユニットから背面吹出口へ供給される温風量と足元吹出口へ供給される温風量との割合を変えることで、容易に背面吹出口から吹き出される温風量を調節できる。
【０００９】
【発明の実施の形態】
次に、本発明の実施例を図面に基づいて説明する。
（第１実施例）
図１（ａ）は後席乗員へ配風するためのダクト構成を示す斜視図である。
車両用空調装置は、既存のフロント空調ユニット１で得られる温風を後席乗員Ａの足元へ供給するためのリアフットダクト２と、このリアフットダクト２より分岐して後席乗員Ａの膝部付近へ供給する膝部ダクト３とを備えている。
フロント空調ユニット１は、ブロワ４を具備するとともに、エンジン冷却水を熱源とする周知のヒータコア（図示しない）を内蔵し、このヒータコアで加熱された空気をブロワ４によってリアフットダクト２へ供給することができる。
【００１０】
リアフットダクト２は、例えばフロントシート５の下部を通って車室内後方へ配設され、後席乗員Ａの足元に向かって開口する足元吹出口２ａを有し、この足元吹出口２ａより後席乗員Ａの足元へ温風を吹き出すことができる。
膝部ダクト３は、フロントシート５のシートバック５ａに内蔵されて、シートバック５ａの背面に開口する背面吹出口３ａを有し、この背面吹出口３ａより後席乗員Ａの膝部付近へ温風を吹き出すことができる。この膝部ダクト３は、フロントシート５の前後移動に応じて前後方向に伸縮できる伸縮機構（例えば蛇腹部／図示しない）を有し、この伸縮機構を介してリアフットダクト２に接続されている。
【００１１】
リアフットダクト２と膝部ダクト３との接続部には、図１（ｂ）に示すように、足元吹出口２ａへ流れる空気量と背面吹出口３ａへ流れる空気量との割合を調節するためのダンパ６が設置されている。
ダンパ６は、リンク部材７を介してサーボモータ８に連結され、このサーボモータ８により足元吹出口２ａ側を閉じる位置と背面吹出口３ａ側を閉じる位置との間で回転駆動される。
サーボモータ８は、車室内の空調状態を制御するためのエアコン制御装置９（図２参照）に接続され、このエアコン制御装置９を介して通電制御される。
【００１２】
エアコン制御装置９は、例えば車室内の設定温度、内気温度、外気温度、日射量等から目標吹出温度（ＴＡＯ）を算出し、その目標吹出温度に基づいて各種空調機器の作動状態を制御するとともに、後席側の暖房運転を行う時は、フロントシート５のスライド位置（前後方向のシート位置）を検出するシート位置センサ１０（図２参照）の検出値に基づいて、足元吹出口２ａからの吹出風量と背面吹出口３ａからの吹出風量との割合を調節している。この風量調節は、サーボモータ８を介してダンパ６を作動させることで行われ、シート位置に対し図３に示す風量割合が得られるように実行される。
【００１３】
次に、本実施例の作動を説明する。
空調ユニット１よりリアフットダクト２へ供給された温風は、ダンパ６の位置に応じてリアフットダクト２と膝部ダクト３に配分され、リアフットダクト２を流れる温風が足元吹出口２ａより後席乗員Ａの足元へ吹き出され、膝部ダクト３を流れる温風が背面吹出口３ａより後席乗員Ａの膝部付近へ吹き出される。この時、足元吹出口２ａからの吹出風量と背面吹出口３ａからの吹出風量は、フロントシート５のシート位置に対し図３に示す風量割合に基づいて調節されている。
【００１４】
従って、フロントシート５のシート位置が前後方向に移動すると、そのシート位置に応じて両吹出口からの吹出風量が変化する。つまり、シート位置が前方から後方へ移動すると、背面吹出口３ａからの吹出風量が低減して足元吹出口２ａからの吹出風量が増加する。また、シート位置が後方から前方へ移動すると、背面吹出口３ａからの吹出風量が増加して足元吹出口２ａからの吹出風量が低減する。なお、このシート位置に基づく風量調節は、ブロワ４の送風レベルとは関係なく、ダンパ６の位置制御だけで行われる。
【００１５】
（第１実施例の効果）
本実施例の車両用空調装置は、フロントシート５のシートバック５ａに膝部ダクト３を内蔵しているので、フロントシート５が前後方向に移動すると、シートバック５ａの背面に開口する背面吹出口３ａと後席乗員Ａとの距離が変化する。ここで、背面吹出口３ａから吹き出される温風は、後席乗員Ａの主に膝部から腰部にかけて当たるため、後席乗員Ａの温熱感に大きく影響する。これに対し、本実施例では、フロントシート５のシート位置に応じて足元吹出口２ａからの吹出風量と背面吹出口３ａからの吹出風量との割合を調節できるので、例えばシート位置が前側にある時は、背面吹出口３ａからの吹出風量を増加させ、シート位置が後側にある時は、背面吹出口３ａからの吹出風量を低減させることができる。これにより、フロントシート５のシート位置が変化しても後席乗員Ａの温熱感が大きく変化することはなく、シート位置に係わらず、後席乗員Ａの温熱感を略一定に保つことができる。
【００１６】
（変形例）
上記の第１実施例では、背面吹出口３ａからの吹出風量の増減に伴って足元吹出口２ａからの吹出風量が変化するが、足元吹出口２ａからの吹出風量は一定となるように、ブロワ４の風量とダンパ６の位置を調整しながら、シート位置に応じて背面吹出口３ａからの吹出風量のみ増減させても良い。
【００１７】
（第２実施例）
図４（ａ）は後席乗員Ａへ配風するためのダクト構成を示す模式図である。
本実施例は、フロントシート５のシート位置に対応して、空調ユニット１からリアフットダクト２へ供給される温風量を調節する一例である。
本実施例では、図４（ａ）に示すように、リアフットダクト２が接続される空調ユニット１の温風供給口１ａにダンパ１１が配置され、このダンパ１１によって空調ユニット１からリアフットダクト２へ供給される温風量が調節される。具体的には、図４（ｂ）に示すように、シート位置が前方から後方へ移動するに従って、リアフットダクト２へ供給される温風量が低減し、その結果、背面吹出口３ａからの吹出風量も低減する。これにより、フロントシート５のシート位置に係わらず、後席乗員Ａの温熱感を略一定に保つことができる。
【００１８】
（変形例）
この第２実施例においても、第１実施例に示したダンパ６（足元吹出口２ａへ流れる空気量と背面吹出口３ａへ流れる空気量との割合を調節する）を設け、後席乗員の足元への熱量がダンパ１１の開度に対して一定となるようにダンパ６を制御しても良い。
【００１９】
（第３実施例）
図５（ａ）は後席乗員Ａへ配風するためのダクト構成を示す模式図である。
本実施例は、フロントシート５のシート位置に対応して、膝部ダクト３への送風量を調節する一例である。
本実施例では、空調ユニット１のブロワ４とは別に、膝部ダクト３専用のアシストファン１２を具備している。従って、フロントシート５のシート位置に対応してアシストファン１２の送風レベル（印加電圧）を変えることにより、背面吹出口３ａからの吹出風量を調節することができる。具体的には、図５（ｂ）に示すように、シート位置が前方から後方へ移動するに従って、アシストファン１２の印加電圧を下げることにより、膝部ダクト３への送風量が低減されて、背面吹出口３ａからの吹出風量を低減することができる。これにより、フロントシート５のシート位置に係わらず、後席乗員Ａの温熱感を略一定に保つことができる。
（変形例）
後席乗員の足元への吹出熱量が一定となる様に、フロント空調ユニット１のブロワ風量を制御しても良い。
【００２０】
（第４実施例）
図６（ａ）は後席乗員Ａへ配風するためのダクト構成を示す模式図である。
本実施例は、後席専用のリアヒータユニット１３を具備する一例である。
リアヒータユニット１３は、空気を加熱するためのヒータコア１４と、このヒータコア１４に送風するリアファン１５とを具備し、ヒータコア１４で加熱された温風をリアフットダクト２及び膝部ダクト３に供給することができる。
【００２１】
また、リアヒータユニット１３の温風供給口には、ダンパ１６が設置され、このダンパ１６によってリアフットダクト２への温風供給量と膝部ダクト３への温風供給量とを調節することができる。具体的には、図６（ｂ）に示すように、シート位置が前方から後方へ移動すると、背面吹出口３ａからの吹出風量が低減して足元吹出口２ａからの吹出風量が増加する。また、シート位置が後方から前方へ移動すると、背面吹出口３ａからの吹出風量が増加して足元吹出口２ａからの吹出風量が低減する。これにより、フロントシート５のシート位置に係わらず、後席乗員Ａの温熱感を略一定に保つことができる。
（変形例）
後席乗員への吹出風量（熱量）が一定となる様にリアファン１５の回転数をコントロールしても良い。
【００２２】
（第５実施例）
図７（ａ）は後席乗員Ａへ配風するためのダクト構成を示す模式図である。
本実施例は、後席専用のリアヒータユニット１３を具備する他の例である。
但し、リアヒータユニット１３には膝部ダクト３のみ接続され、リアフットダクト２はフロントの空調ユニット１に接続されている。従って、フロントシート５のシート位置に対応してリアヒータユニット１３に内蔵されたリアファン１５の送風レベル（印加電圧）を変えることにより、背面吹出口３ａからの吹出風量を調節することができる。具体的には、図７（ｂ）に示すように、シート位置が前方から後方へ移動するに従って、リアファン１５の印加電圧を下げることにより、膝部ダクト３への送風量が低減されて、背面吹出口３ａからの吹出風量を低減することができる。これにより、フロントシート５のシート位置に係わらず、後席乗員Ａの温熱感を略一定に保つことができる。
【００２３】
（第６実施例）
本実施例では、フロントシート５のシート位置に応じて、フロント空調ユニット１に具備されたブロワ４の送風レベル（印加電圧）を変えることにより、背面吹出口３ａからの吹出風量を調節しても良い。
【００２４】
（第７実施例）
本実施例では、３列シートの車両（後部座席が２列ある車両）に本発明の構成を適用しても良い。
この場合、２列目の後部座席のシートバックに膝部ダクト３を内蔵して、背面吹出口３ａから３列目の後部座席に着座する乗員へ温風を吹き出す構成とし、２列目の後部座席が前後に移動した時に、そのシート位置に応じて背面吹出口３ａからの吹出風量を調節することができる。
【図面の簡単な説明】
【図１】（ａ）は後席乗員へ配風するためのダクト構成を示す斜視図、（ｂ）はダンパの取付け状態を示す断面図である（第１実施例）。
【図２】電気系統のブロック図である（第１実施例）。
【図３】シート位置に対する足元吹出口と背面吹出口との風量割合を示す特性図である（第１実施例）。
【図４】（ａ）は後席乗員へ配風するためのダクト構成を示す模式図、（ｂ）はシート位置に対する背面吹出口の風量を示す特性図である（第２実施例）。
【図５】（ａ）は後席乗員へ配風するためのダクト構成を示す模式図、（ｂ）はシート位置に対するファンの印加電圧を示す特性図である（第３実施例）。
【図６】（ａ）は後席乗員へ配風するためのダクト構成を示す模式図、（ｂ）はシート位置に対する足元吹出口と背面吹出口との風量割合を示す特性図である（第４実施例）。
【図７】（ａ）は後席乗員へ配風するためのダクト構成を示す模式図、（ｂ）はシート位置に対するファンの印加電圧を示す特性図である（第５実施例）。
【符号の説明】
１空調ユニット
２ａ足元吹出口
３ａ背面吹出口
５ａシートバック
６ダンパ（調節手段／第１実施例）
１１ダンパ（調節手段／第２実施例）
１２アシストファン（調節手段／第３実施例）
１５リアファン（調節手段／第５実施例）
１６ダンパ（調節手段／第４実施例）
Ａ後席乗員（後方の乗員）[0001]
BACKGROUND OF THE INVENTION
The present invention relates to a vehicle air conditioner that supplies conditioned air to a rear seat occupant from a rear outlet provided in a seat back.
[0002]
[Prior art]
As a prior art, there is a vehicle air conditioner disclosed in Japanese Patent Laid-Open No. 10-86628. This device is equipped with air volume adjustment means that corrects the air flow rate at the face outlet according to the seat position, reducing the air volume when the seat position moves forward, and increasing the air volume when the seat position moves backward. is doing.
[0003]
[Problems to be solved by the invention]
However, the above-described device corrects the amount of cool air blown from the face outlet for the front seat occupant, and it is difficult to correct the amount of air blown to the rear seat occupant. For this reason, when air-conditioning air is supplied from the air outlet provided in the seat back of the front seat to the rear seat occupant, there is a problem that the thermal sensation of the rear seat occupant varies as the front seat moves back and forth.
The present invention has been made based on the above circumstances, and an object of the present invention is to provide a vehicle air conditioner capable of keeping the thermal sensation of the rear seat passenger substantially constant regardless of the position of the front seat. is there.
[0004]
[Means for Solving the Problems]
(Means of Claim 1)
Air-conditioning air supplied from the air- conditioning unit can be blown out to the rear passengers from the rear outlet that opens to the back of the seat back , and warm air supplied from the air-conditioning unit is sent from the foot outlet to the feet of the rear seat passengers the vehicle air conditioning system is Ru can be blown, in response to the seat position of sliding back and forth direction, with the adjusting means for adjusting the amount of heat of the conditioned air blown out from the rear air outlet, the adjustment means back When the heating mode that blows warm air from the air outlet is selected, the amount of heat of the air-conditioning air blown from the rear air outlet decreases as the seat position moves rearward, and the rear air The air volume ratio between the hot air blown from the outlet and the hot air blown from the foot outlet is adjusted.
According to this configuration, the amount of heat of the conditioned air supplied to the rear seat occupant from the rear outlet can be adjusted according to the forward and backward movement of the seat, so that the thermal sensation of the rear seat occupant can be kept substantially constant regardless of the seat position. Is possible. For example, when the seat position moves rearward, the distance between the rear outlet and the rear seat occupant is shortened, so that the thermal sensation of the rear seat occupant can be kept substantially constant by reducing the amount of heat of the conditioned air.
Further, by changing the ratio of the amount of hot air supplied from the air conditioning unit to the rear outlet and the amount of hot air supplied to the foot outlet, the amount of hot air blown from the rear outlet can be easily adjusted.
[0006]
(Means of Claim 2 )
Air-conditioning air supplied from the air-conditioning unit can be blown out to the rear passengers from the rear outlet that opens to the back of the seat back, and warm air supplied from the air-conditioning unit is sent from the foot outlet to the feet of the rear seat passengers An air conditioner for a vehicle that can be blown out, and includes an adjusting means that can adjust an air volume of air-conditioned air blown from a rear outlet in correspondence with a seat position that slides in the front-rear direction. Corresponding to the above, the air volume ratio between the warm air blown out from the rear outlet and the hot air blown out from the foot outlet is adjusted.
According to this configuration, it is possible to easily adjust the amount of hot air blown from the rear air outlet by changing the ratio of the amount of hot air supplied from the air conditioning unit to the rear air outlet and the amount of hot air supplied to the foot air outlet. .
[0009]
DETAILED DESCRIPTION OF THE INVENTION
Next, embodiments of the present invention will be described with reference to the drawings.
(First embodiment)
FIG. 1A is a perspective view showing a duct configuration for distributing air to the rear seat occupant.
The vehicle air conditioner includes a rear foot duct 2 for supplying warm air obtained by the existing front air conditioning unit 1 to the feet of the rear seat occupant A, and a knee of the rear seat occupant A branched from the rear foot duct 2. And a knee duct 3 to be supplied to the vicinity of the section.
The front air conditioning unit 1 includes a blower 4 and incorporates a well-known heater core (not shown) that uses engine coolant as a heat source, and supplies air heated by the heater core to the rear foot duct 2 by the blower 4. Can do.
[0010]
The rear foot duct 2 has a foot outlet 2a that is disposed rearward of the passenger compartment through the lower portion of the front seat 5, for example, and opens toward the feet of the rear seat occupant A. The rear seat is located behind the foot outlet 2a. Hot air can be blown out to the feet of the occupant A.
The knee duct 3 has a rear air outlet 3a that is built into the seat back 5a of the front seat 5 and opens to the back of the seat back 5a. The knee air duct 3 is heated from the rear air outlet 3a to the vicinity of the knee of the rear seat occupant A. Wind can be blown out. The knee duct 3 has an expansion / contraction mechanism (for example, a bellows / not shown) that can expand and contract in the front-rear direction in accordance with the front / rear movement of the front seat 5, and is connected to the rear foot duct 2 via the expansion / contraction mechanism. .
[0011]
As shown in FIG. 1 (b), the connection between the rear foot duct 2 and the knee duct 3 is for adjusting the ratio of the amount of air flowing to the foot outlet 2a and the amount of air flowing to the rear outlet 3a. The damper 6 is installed.
The damper 6 is connected to a servo motor 8 via a link member 7, and is rotationally driven by the servo motor 8 between a position where the foot outlet 2a is closed and a position where the rear outlet 3a is closed.
The servo motor 8 is connected to an air conditioner control device 9 (see FIG. 2) for controlling the air conditioning state in the passenger compartment, and energization control is performed via the air conditioner control device 9.
[0012]
The air conditioner control device 9 calculates a target blowing temperature (TAO) from, for example, the set temperature in the passenger compartment, the inside air temperature, the outside air temperature, the amount of solar radiation, and the like, and controls the operating state of various air conditioners based on the target blowing temperature. When performing the heating operation on the rear seat side, based on the detection value of the seat position sensor 10 (see FIG. 2) that detects the slide position (the seat position in the front-rear direction) of the front seat 5, from the foot outlet 2a The ratio of the blown air volume and the blown air volume from the rear outlet 3a is adjusted. This air volume adjustment is performed by operating the damper 6 via the servo motor 8, and is executed so that the air volume ratio shown in FIG.
[0013]
Next, the operation of this embodiment will be described.
The warm air supplied from the air conditioning unit 1 to the rear foot duct 2 is distributed to the rear foot duct 2 and the knee duct 3 according to the position of the damper 6, and the warm air flowing through the rear foot duct 2 is transmitted from the foot outlet 2a. The warm air that is blown to the feet of the rear seat occupant A and flows through the knee duct 3 is blown out to the vicinity of the knee portion of the rear seat occupant A from the rear air outlet 3a. At this time, the amount of air blown from the foot air outlet 2a and the amount of air blown from the rear air outlet 3a are adjusted based on the air volume ratio shown in FIG.
[0014]
Accordingly, when the seat position of the front seat 5 moves in the front-rear direction, the amount of air blown from both outlets changes according to the seat position. That is, when the seat position moves from the front to the rear, the amount of air blown from the back surface outlet 3a is reduced and the amount of air blown from the foot outlet 2a is increased. Further, when the seat position moves from the rear to the front, the amount of air blown from the back surface outlet 3a increases and the amount of air blown from the foot outlet 2a decreases. The air volume adjustment based on the seat position is performed only by controlling the position of the damper 6 regardless of the blower 4 blowing level.
[0015]
(Effects of the first embodiment)
Since the vehicle air conditioner of the present embodiment incorporates the knee duct 3 in the seat back 5a of the front seat 5, when the front seat 5 moves in the front-rear direction, the rear outlet that opens to the back of the seat back 5a. The distance between 3a and the rear seat occupant A changes. Here, since the warm air blown out from the rear outlet 3a hits the rear seat occupant A mainly from the knee to the waist, it greatly affects the thermal sensation of the rear seat occupant A. On the other hand, in this embodiment, the ratio of the blown air volume from the foot outlet 2a and the blown air volume from the rear outlet 3a can be adjusted according to the seat position of the front seat 5, so that the seat position is on the front side, for example. At the time, the amount of air blown from the rear outlet 3a can be increased, and when the seat position is on the rear side, the amount of air blown from the rear outlet 3a can be reduced. Thereby, even if the seat position of the front seat 5 changes, the thermal sensation of the rear seat occupant A does not change greatly, and the thermal sensation of the rear seat occupant A can be kept substantially constant regardless of the seat position. .
[0016]
(Modification)
In said 1st Example, although the blowing air volume from the foot outlet 2a changes with increase / decrease in the blowing air volume from the back surface outlet 3a, a blower is used so that the blowing air volume from the foot outlet 2a may become constant. While adjusting the air volume 4 and the position of the damper 6, only the air volume blown from the rear outlet 3a may be increased or decreased according to the seat position.
[0017]
(Second embodiment)
FIG. 4A is a schematic diagram showing a duct configuration for distributing air to the rear seat occupant A. FIG.
The present embodiment is an example of adjusting the amount of warm air supplied from the air conditioning unit 1 to the rear foot duct 2 in accordance with the seat position of the front seat 5.
In this embodiment, as shown in FIG. 4A, a damper 11 is disposed at the hot air supply port 1a of the air conditioning unit 1 to which the rear foot duct 2 is connected. 2 is adjusted. Specifically, as shown in FIG. 4B, the amount of warm air supplied to the rear foot duct 2 is reduced as the seat position moves from the front to the rear, and as a result, the air blown out from the rear outlet 3a. Air volume is also reduced. Thereby, irrespective of the seat position of the front seat 5, the thermal sensation of the rear seat occupant A can be kept substantially constant.
[0018]
(Modification)
Also in the second embodiment, the damper 6 shown in the first embodiment (adjusting the ratio of the amount of air flowing to the foot outlet 2a and the amount of air flowing to the rear outlet 3a) is provided, and the foot of the rear seat occupant The damper 6 may be controlled so that the amount of heat to the is constant with respect to the opening of the damper 11.
[0019]
(Third embodiment)
FIG. 5A is a schematic diagram showing a duct configuration for distributing air to the rear seat occupant A. FIG.
The present embodiment is an example in which the amount of air blown to the knee duct 3 is adjusted in accordance with the seat position of the front seat 5.
In this embodiment, an assist fan 12 dedicated to the knee duct 3 is provided separately from the blower 4 of the air conditioning unit 1. Therefore, by changing the air blowing level (applied voltage) of the assist fan 12 corresponding to the seat position of the front seat 5, the amount of air blown from the rear outlet 3a can be adjusted. Specifically, as shown in FIG. 5 (b), as the seat position moves from the front to the rear, the air flow to the knee duct 3 is reduced by lowering the applied voltage of the assist fan 12, The amount of air blown from the rear outlet 3a can be reduced. Thereby, irrespective of the seat position of the front seat 5, the thermal sensation of the rear seat occupant A can be kept substantially constant.
(Modification)
The blower air volume of the front air conditioning unit 1 may be controlled so that the amount of heat blown out to the feet of the rear seat occupant is constant.
[0020]
(Fourth embodiment)
FIG. 6A is a schematic diagram showing a duct configuration for distributing air to the rear seat occupant A. FIG.
The present embodiment is an example including a rear heater unit 13 dedicated to the rear seat.
The rear heater unit 13 includes a heater core 14 for heating air and a rear fan 15 that blows air to the heater core 14. The warm air heated by the heater core 14 is supplied to the rear foot duct 2 and the knee duct 3. can do.
[0021]
A damper 16 is installed at the hot air supply port of the rear heater unit 13, and the damper 16 adjusts the amount of hot air supplied to the rear foot duct 2 and the amount of hot air supplied to the knee duct 3. Can do. Specifically, as shown in FIG. 6B, when the seat position moves from the front to the rear, the amount of air blown from the rear air outlet 3a is reduced and the amount of air blown from the foot air outlet 2a is increased. Further, when the seat position moves from the rear to the front, the amount of air blown from the back surface outlet 3a increases and the amount of air blown from the foot outlet 2a decreases. Thereby, irrespective of the seat position of the front seat 5, the thermal sensation of the rear seat occupant A can be kept substantially constant.
(Modification)
The rotational speed of the rear fan 15 may be controlled so that the amount of air blown to the rear seat occupant (heat amount) is constant.
[0022]
(5th Example)
FIG. 7A is a schematic diagram showing a duct configuration for distributing air to the rear seat occupant A. FIG.
This embodiment is another example including a rear heater unit 13 dedicated to the rear seat.
However, only the knee duct 3 is connected to the rear heater unit 13, and the rear foot duct 2 is connected to the front air conditioning unit 1. Accordingly, by changing the air blowing level (applied voltage) of the rear fan 15 built in the rear heater unit 13 corresponding to the seat position of the front seat 5, the amount of air blown from the rear outlet 3a can be adjusted. Specifically, as shown in FIG. 7 (b), as the seat position moves from the front to the back, the amount of air blown to the knee duct 3 is reduced by lowering the applied voltage of the rear fan 15, The amount of air blown from the rear outlet 3a can be reduced. Thereby, irrespective of the seat position of the front seat 5, the thermal sensation of the rear seat occupant A can be kept substantially constant.
[0023]
(Sixth embodiment)
In the present embodiment, the amount of air blown from the rear outlet 3a can be adjusted by changing the blower level (applied voltage) of the blower 4 provided in the front air conditioning unit 1 according to the seat position of the front seat 5. good.
[0024]
(Seventh embodiment)
In the present embodiment, the configuration of the present invention may be applied to a vehicle having three rows of seats (a vehicle having two rows of rear seats).
In this case, the knee duct 3 is built in the seat back of the rear seat in the second row, and the warm air is blown out from the rear outlet 3a to the passenger seated in the rear seat in the third row. When the seat moves back and forth, the amount of air blown from the rear outlet 3a can be adjusted according to the seat position.
[Brief description of the drawings]
FIG. 1A is a perspective view showing a duct configuration for distributing air to a rear seat occupant, and FIG. 1B is a cross-sectional view showing a state where a damper is attached (first embodiment).
FIG. 2 is a block diagram of an electrical system (first embodiment).
FIG. 3 is a characteristic diagram showing the air volume ratio between the foot outlet and the rear outlet with respect to the seat position (first embodiment).
4A is a schematic diagram showing a duct configuration for distributing air to the rear seat occupant, and FIG. 4B is a characteristic diagram showing the air volume of the rear outlet with respect to the seat position (second embodiment).
FIG. 5A is a schematic diagram showing a duct configuration for distributing air to the rear seat occupant, and FIG. 5B is a characteristic diagram showing a fan applied voltage with respect to the seat position (third embodiment).
6A is a schematic diagram showing a duct configuration for distributing air to the rear seat occupant, and FIG. 6B is a characteristic diagram showing the air volume ratio between the foot outlet and the rear outlet with respect to the seat position. 4 examples).
FIG. 7A is a schematic diagram showing a duct configuration for distributing air to the rear seat occupant, and FIG. 7B is a characteristic diagram showing a fan applied voltage with respect to the seat position (fifth embodiment).
[Explanation of symbols]
DESCRIPTION OF SYMBOLS 1 Air-conditioning unit 2a Foot blower outlet 3a Rear blower outlet 5a Seat back 6 Damper (Adjustment means / first embodiment)
11 Damper (Adjustment means / second embodiment)
12 Assist fan (adjustment means / third embodiment)
15 Rear fan (adjusting means / fifth embodiment)
16 Damper (Adjustment means / fourth embodiment)
A Rear passenger (rear passenger)

Claims

Air-conditioned air supplied from the air-conditioning unit can be blown out to the rear passengers from the rear air outlet that opens to the back of the seat back , and the hot air supplied from the air-conditioning unit is sent from the foot air outlet to the feet of the rear seat passengers Ru can be blown into the air conditioning apparatus for a vehicle,
Corresponding to the position of the seat that slides in the front-rear direction, an adjustment means that can adjust the amount of heat of the conditioned air blown out from the rear outlet ,
When the heating mode for blowing warm air from the rear outlet is selected, the adjusting means reduces the amount of heat of the conditioned air blown from the rear outlet as the seat position moves rearward. An air conditioner for a vehicle that adjusts the air volume ratio between the warm air blown from the rear air outlet and the hot air blown from the foot air outlet corresponding to the seat position .

Air-conditioned air supplied from the air-conditioning unit can be blown out to the rear passengers from the rear air outlet that opens to the back of the seat back, and the hot air supplied from the air-conditioning unit is sent from the foot air outlet to the feet of the rear seat passengers A vehicle air conditioner that can be blown out to
Corresponding to the position of the seat that slides in the front-rear direction, comprising an adjusting means that can adjust the air volume of the conditioned air blown from the rear outlet,
Said adjustment means, said on a sheet position, car dual air conditioner you and adjusting the air volume ratio of the hot air blown out from the warm air and the foot air outlet blown from the rear air outlet apparatus.