JP3850681B2 - Diagnostic device for installation environment and equipment deterioration life - Google Patents
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Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、各種設備の環境診断、劣化診断、寿命診断を行う設置環境および設備劣化寿命の診断装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来、各種設備の環境診断、劣化診断、寿命診断を行う際は、設備のユーザが設備に詳しいメーカーやメンテナンス会社に診断業務を依頼することが多く、診断依頼を受けたメーカーやメンテナンス会社は、自ら現地に赴いて必要項目を計測、観察するのが一般的である。そして、診断では、各々独自の装置や手法を用いて必要なデータを計測・採集し、その結果を独自の診断データベースに照合して環境評価点や劣化度、余寿命を評価している。
【0003】
インターネット経由で診断する場合には、予め現地に設置したセンサからの出力をリモート監視することで診断情報を取り入れるなど、イニシャルコストが発生し、診断用の設備を備えた特定のユーザだけが診断サービスを受けることができる状況である。また、24時間コールセンタ等への人員配置により口頭での状況確認や診断・メンテナンス受託をし、後日現地対応をする方式などがとられている。この場合も必ず何らかの費用が発生し、ユーザが診断作業や報告書に対して随時対価を支払うか、予め設備納入時に計上されるサービス費用として診断費用がプリペイドされる等の契約がなされている。また、主に各国内の設備を対象とした診断メンテナンスシステムとなっており、必然的にサービスを請け負う側も依頼する側も相手が限られてくる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
従来の方式は、各メーカーやメンテナンス会社の診断要員が常に確保されていなければならず、ユーザ側の希望する診断やメンテナンスについて、時間的、金額的自由度というのが小さい。診断業務の受け手であるメーカーやメンテナンス会社にとっても人件費が高くつく。さらに、受発注業務とサービス提供業務が個別に分かれていたり、世界各国の診断ニーズにこたえる場合にもいちいち現地に赴いて計測や観察をする必要があり、人間にかかる負荷が非常に大きい。
【0005】
本発明は、このような実情を考慮してなされたもので、その第1の目的は、顧客が希望するスケジュールで診断結果及びその対策を盛り込んだ処方箋をリモート且つ無料で容易に入手することができ、第2の目的は、ウェブ上での問診形式を採用することでユーザフレンドリーなインターフェイス機能を実現し、各クライアントから診断サーバに対し診断に必要な情報をインターネット経由で入力するだけで、世界各国の顧客が自ら診断を行うことができ、第3の目的は、無料診断と引き換えに、診断を必要とする顧客情報や診断技術のニーズを容易に入手・把握することができる設置環境および設備劣化寿命の診断装置を提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決するために、請求項1記載の発明は、ネットワークシステムを構成する診断サーバ及びクライアントにおける前記診断サーバへの前記クライアントからの入力情報を基に部品を含む機器の設置環境や劣化状態を診断する設置環境および設備劣化寿命の診断装置であって、前記診断サーバは、前記クライアントに対する問診を行う問診手段と、この問診手段による問診結果から環境評価点及び汚損度評価点を含む評価点を算出する評価点算出手段と、算出された前記評価点から環境区分や汚損区分を判定する区分判定手段と、各種計算に必要な情報を蓄積すると共に世界各国及び地域毎の環境基準を備えた規格データベースを有する診断データベースと、診断結果及び対策を出力する処方箋作成手段と、前記診断結果に基づき診断精度向上のため前記診断データベースを補正するデータベース補正手段とを有することを要旨とする。この構成により、診断サーバは、クライアントから診断に必要な情報を問診形式で取り込み、診断データベースを参照した計算処理による環境評価点や部品劣化状態等の診断結果及びその対策を盛り込んだ処方箋を自動的にクライアント側へ提供することが可能となる。また、インターネットの特性を最大限に生かした形での国境の枠を越えたグローバルな診断を実現することが可能となる。設備の設置環境に関する規格がある地域、国であれば無料でのネット診断を提供することが可能となる。
【0010】
請求項2記載の発明は、請求項1記載の設置環境および設備劣化寿命の診断装置において、前記診断データベースには、前記規格データベースに記憶されている前記環境基準毎に、大気環境評価点を導出するための評価基準表及び計算式を備えた大気環境データベースを有することを要旨とする。この構成により、診断の対象とする地域や国毎に、それぞれ適した設備設置環境の大気環境を定量評価 することが可能となる。
【0011】
請求項3記載の発明は、請求項2記載の設置環境および設備劣化寿命の診断装置において、前記診断データベースには、前記規格データベースに記憶されている前記環境基準毎に、前記汚損度評価点を導出するための評価基準及び計算式を備えた汚損度データベースを有することを要旨とする。この構成により、診断の対象とする地域や国毎に、それぞれ適した設備設置環境の汚損度を定量評価することが可能となる。
【0012】
請求項4記載の発明は、請求項2記載の設置環境および設備劣化寿命の診断装置において、前記診断データベースには、診断用ウェブページにインターネット経由でアクセスする顧客の中で無料ネット診断サービスの提供を希望する顧客毎に、その業種、診断対象機器、設備稼働年数、会社名、設備の立地条件、設備の置かれる部屋の環境、設備の構造、使用部品情報、現場や対象物の画像、五感情報、並びに住所、電話、ファクス、メールアドレスを含む連絡先を蓄積する機能を備えた顧客データベースを有することを要旨とする。この構成により、診断サーバは、無料診断と引き換えに、診断サービスを受けるユーザの情報を入手することができるので、どの業種の企業が何年位使用したどの機種に対して診断をしたがっているかといったような診断のマーケット情報をとらえることができるようになり、診断サービス事業やリニューアル事業等へ反映させることが可能となる。
【0013】
請求項5記載の発明は、請求項4記載の設置環境および設備劣化寿命の診断装置において、前記診断データベースには、前記部品の種類や型式毎に当該部品の使用環境毎の平均寿命及び故障率を蓄積した部品劣化データベースを有することを要旨とする。この構成により、使用各部品について使用環境毎の劣化状態の診断に適切に応じることが可能となる。
【0014】
請求項6記載の発明は、請求項5記載の設置環境および設備劣化寿命の診断装置において、前記診断データベースには、処方箋に示す前記診断結果を時系列的で且つ顧客毎に整理して記録した診断結果データベースを有することを要旨とする。この構成により、各診断結果が、診断データベースの補正情報の1つとして、その都度、整理して記録される。
【0015】
請求項7記載の発明は、請求項1,2又は3記載の設置環境および設備劣化寿命の診断装置において、前記評価点算出手段は、前記問診手段から出力される数値情報を前記規格データベースと照合して所望の規格を選択する機能と、選択した当該規格に合う評価基準や計算式等を前記大気環境データベースや前記汚損度データベースから呼び出す機能と、呼び出した評価基準や計算式等に基づいて各問診項目に対する大気環境評価点や汚損度評価点を導出する機能とを備えてなることを要旨とする。この構成により、ユーザが指定する地域や国の規格に適合した形式で設備設置環境の大気環境や汚損度を定量評価することが可能となる。
【0016】
請求項8記載の発明は、請求項1記載の設置環境および設備劣化寿命の診断装置において、前記区分判定手段は、前記評価点算出手段で得られた大気環境評価点や汚損評価点を前記規格データベースに蓄積されている所望の規格の判定基準に照合して、環境区分や汚損区分を決定する機能を備えてなることを要旨とする。この構成により、ユーザが指定する地域や国の規格に適合した形式で設備設置環境の大気環境や汚損度のレベルを判定し、規格毎の環境改善策を盛り込んだ処方箋を作成することが可能となる。
【0018】
【発明の実施の形態】
本発明の骨子は、設備の環境診断や劣化・寿命診断を行うサービスをインターネットを介した問診で提供可能とすること、また、世界各国、地域にある環境基準の規格を診断データベースに取り入れ、インターネットにより世界中のクライアントが診断可能なグローバルスタンダードシステムを提供することである。
【0019】
以下、上記のような考え方に基づく本発明の実施の形態を図1乃至図20を参照して詳細に説明する。図1は、本実施の形態の設置環境および設備劣化寿命の診断装置の概略的ネットワーク構成図、図2は、本実施の形態の設置環境および設備劣化寿命の診断装置の概略的構成図、図3は、本実施の形態における診断装置が備える機能と機能間の命令やデータのフローを説明するための図である。
【0020】
図1に示すように、設置環境および設備劣化寿命の診断装置(診断サーバ1)は、診断依頼者(クライアント2)や診断提供者とインターネットを介して接続され、クライアント2からの入力情報に基づき診断を実行する。診断サーバ1は、問診の実行に必要なデータを保管する問診データベース4と診断の実行に必要な診断データベース3を保有し、随時各データベースを参照しながら、問診および診断処理を行う。クライアント2は診断サーバ1上のウェブページにアクセスして診断サーバ1が提供するサービスメニューを選択し、診断サーバ1からの入力要求にしたがって、顧客情報(業種や診断対象機器、設備稼働年数、会社名、連絡先(住所、電話、ファクス、メールアドレス等))を入力すると、診断サービス利用権が与えられ、診断サーバ1からの問診に答える形式で、環境・部品情報を入力する。診断に最低限必要な情報が揃うと、ウェブ上で、診断サーバ1から診断結果(環境評価点や部品劣化寿命等)と対策を記述した処方箋が提示される。診断サーバ1は、図1の診断フローに示す処理を診断データベース3を参照しながら行い、診断結果を診断データベース3に記憶する。また、診断の精度向上のために診断データベース3を補正する。診断提供者は、診断サーバ1の提供する機能を充実させるために診断メニューの追加をしたり、診断データベース3の補充、バージョンアップ等の診断サーバ1の管理、メンテナンスを行う。
【0021】
診断サーバ1は、図2のように、診断依頼者に対する問診を行う問診手段としての問診機能11と、問診結果から環境評価点や汚損度評価点を算出する評価点算出手段としての評価点算出機能12と、算出した評価点から環境区分や汚損区分を判定する区分判定手段としての区分判定機能13と、部品劣化度推定手段としての部品劣化度推定機能14と、診断結果に基づき診断精度向上のための診断データベース3を補正するデータベース補正手段としてのデータベース補正機能15と、診断結果と対策を出力する処方箋作成手段としての処方箋作成機能16と、各種計算に必要な情報を蓄積する診断データベース3とから構成されている。問診機能11は、クライアント2の業種や診断対象機器、設備稼働年数、会社名、連絡先(住所、電話、ファクス、メールアドレス等)、設備の立地条件、設備の置かれる部屋の環境、設備の構造、使用部品情報、現場や対象物の画像、五感情報等を環境および劣化寿命診断に必要な情報を入力するウェブページを提供し、ネットワーク経由で入力された問診情報を数値情報に置き換えて記憶する。また、問診機能11は、問診データベース4を備え、問診項目を問診データベース4から読み出してウェブページ上に表示する機能と、問診項目を外部から問診データベース4に付け加える機能を有している。診断データベース3は、環境、劣化、寿命を判定するのに必要な要素として、大気環境データベース33と、汚損度データベース32と、規格データベース34と、部品劣化データベース35と、診断結果データベース36と、顧客データベース31とを備えている。規格データベース34は、診断サーバ1が世界各国からの診断要求に応えられるように、世界各国及び地域毎の環境基準を備えている。その際、診断用ウェブページも世界の主要言語(特に英語は必須)で準備しておく。大気環境データベース33は、規格データベース34に記憶されている規格(環境基準)毎に、大気環境評価点を導出するための評価基準表や計算式等を蓄積している。汚損度データベース32は、規格データベース34に記憶されている規格(環境基準)毎に、汚損度評価点を導出するための評価基準や計算式等を蓄積している。顧客データベース31は、診断用ウェブページにインターネット経由でアクセスする顧客の中で無料ネット診断サービスの提供を希望する顧客毎に、その部品種や型式別に、設備の立地条件、設備の置かれる部屋の環境、設備の構造、使用部品情報、現場や対象物の画像、五感情報等を蓄積する。部品劣化データベース35は、部品の種類や型式毎に部品の使用環境毎の平均寿命や故障率等を蓄積する。また、環境評価点毎の材料の腐食速度や材料腐食と部品故障の関係(部品毎の材料腐食限界値)や汚損度評価点毎の絶縁特性限界値等を蓄積する。診断結果データベース36は、処方箋に示す診断結果を時系列的にまた顧客毎等に整理し記録されたデータベースである。次に、評価点算出機能12は、問診機能11から出力される数値情報を規格データベース34と照合して所望の規格を選択し、選択した規格に合う評価基準や計算式等を大気環境データベース33や汚損度データベース32 から呼び出して各問診項目に対する大気環境評価点や汚損度評価点を導出する。区分判定機能13は、評価点算出機能12で得られた大気環境評価点や汚損度評価点を規格データベース34に蓄積されている所望の規格の判定基準に照合して、環境区分や汚損区分を決定する。データベース補正機能15は、環境測定結果(実測)に基づく評価点と問診項目から導出する評価点の差異を算出し、これらの差異を小さくするように診断データベース3内の問診結果に対する評価点テーブルを補正したり、評価点予測式の係数補正をしたりする。
【0022】
次に、図3を用いて、個々の機能間のデータのやりとりについて説明する。診断サーバ1はホームページ形式のインターフェイスで問診を提供する。問診をする際は、診断依頼者が要求する診断内容に合わせる形で問診を行うように、問診データベース4から問診項目を読み出して、問診サービスを提供する。例えば、機器の汚れが心配な診断依頼者に対しては汚損度推定用の問診だけを行うとか、基板の腐食が心配な診断依頼者に対しては大気環境診断用の問診だけを行うなどの措置をとる。診断提供者は、診断サーバ1の管理者として、診断データベース3の更新や、サーバ機能のメンテナンスを行う。以下、診断の流れを追うと次のようになる。
【0023】
まず、問診の第1段階で、診断依頼者は、顧客情報の入力を要求される。業種、対象機器、会社名、診断対象設備の稼働年数等、診断提供者側が診断サーバ1に必須項目として設定した情報を満たす入力をしないと診断は許可されず、診断拒絶通知が診断サーバ1から診断依頼者に返される。もし顧客情報の入力条件が満たされれば、診断(問診開始)の許可が下され、評価点の算出段階に移る。診断提供者は診断サーバ1の提供する機能を充実させるために診断メニューの追加をしたり診断データベース3の補充、バージョンアップ等のサーバの管理、メンテナンスを行う。顧客情報管理機能17は、顧客情報を獲得すると入力された情報に基づいて顧客データベース31を更新する。その際、顧客分類機能により、業種別もしくは診断対象装置別等に顧客を整理することができる。また、顧客毎のサービス利用歴等も記憶する仕組みとしておき、得られた顧客情報をその後のマーケッティング情報として使用しやすい形でデータベース化する。診断が許可されて評価点算出機能12に移ると、まず、診断依頼者が問診で入力した顧客情報(地理情報等)に基づき、設備の設置環境を評価するのに最適な規格を選定する。この場合の規格の例としては、JEIDA−63(日本電子工業振興協会産業用情報・制御機器設置環境基準)や、ISO規格、オーストラリア規格(AS2321)、IEC65−9087等がある。規格を選択後、問診で得た環境データを顧客情報管理機能17経由で取り込み、大気環境や汚損度を評価する。この際、選択した規格に適合した評価区分表もしくは評価式を選ぶことで、依頼者の国や地域に最適な環境評価を行うことができる。評価点の具体的な算出方法については、後述する。次に、大気環境評価機能や汚損度評価機能により算出された評価点を区分判定機能13に入力する。区分判定機能13では、規格毎の環境区分や汚損区分のテーブルを備えており、評価点をテーブルと照合することで所望の規格に対応する環境区分や汚損区分を判定し、出力する。次に、部品劣化度推定機能14では、問診で得られた顧客情報にある使用部品情報(部品種、型式等)と環境評価結果を部品劣化データベース35内の部品劣化/寿命表(各使用環境での部品の大まかな使用限界年数を部品種や型式別に取りまとめた表)や材料腐食速度の基準曲線に照合し、部品の寿命や部品に使われている材料の腐食レベル、汚損レベル等を算出する。次に処方箋作成機能16に対して、顧客情報の一部(診断依頼者の業種や診断対象機器、設備稼働年数、会社名、連絡先(住所、電話、ファクス、メールアドレス等))と大気環境と汚損度の評価点算出結果、部品劣化度の推定結果を入力し、評価結果から予想されるリスクと対策案のコメントを診断データベース3から読み出し記述する。作成した処方箋については、診断結果データベース36に記憶、保存する。データベース補正機能15は、評価点算出機能12で得られた環境評価点と汚損度評価点を診断結果データベース36内に保存してある環境測定データから求めた評価点と比較して、その差異を小さくするように、大気環境データベース33や汚損度データベース32にある評価点テーブルを補正したり、評価点予測式の係数補正をしたりする。具体的には、評価点テーブルの各環境因子毎の比較で問診の場合と環境測定の場合でランクが異なる場合には、その環境因子に着目し、業種名から評価点への換算テーブル(図12)の評価点数や立地条件から評価点への換算テーブル(図13)の評価点数、盤設置環境によるランクの増減(図15)、ほこり係数換算テーブ ル(図16)の値をランクが合うように補正する。
【0024】
次に、図面を参照して実際に診断サーバ1にアクセスした状況で診断概要を説明する。図4は、診断メニューウェブページ画面を表す図、図5は、お客様情報入力画面を表す図、図6は、環境情報入力画面のうち立地条件と建屋条件に関する問診項目を表す図、図7は、環境情報入力画面のうち盤構造と部品情報に関する問診項目を表す図、図8は、お客様情報確認画面を表す図、図9は、診断結果(処方箋)確認画面を表す図、図10は、環境評価結果表示画面を表す図、図11は、汚損度評価結果表示画面を表す図、図12は、業種名から評価点への換算テーブルを表す図、図13は、立地条件から評価点への換算テーブルを表す図、図14は、大気環境区分を表す図、図15は、盤設置環境によるランクの増減テーブルを表す図、図16は、ほこり係数換算テーブルを表す図、図17は、因子別評価点補正係数テーブルを表す図、図18は、腐食関数係数テーブルを表す図、図19は、環境区分表を表す図、図20は、汚損度区分表を表す図である。
【0025】
まず、診断依頼者が診断サーバ1にアクセスすると、図4に示すような診断メニューが診断サーバ1上にホームページ形式で表示される。このうち、環境情報に基づく劣化・寿命診断を選択し診断を実施すると、図5のお客様情報入力画面が表示される。ここで、診断依頼者が画面上の必須項目にデータを入力すると問診による劣化・寿命診断を無料で受ける権利を得、図6の環境情報入力画面に進む。図6では、お客様が診断対象として選択した機器の立地条件と建屋構造を、図7では、盤構造と部品情報を入力する。入力後送信確認ボタンを押して、入力データを診断サーバ1に送ろうとすると、図8のお客様環境情報確認画面が表示され、診断データとして必要な情報が間違っていないか或いは満たされているかをチェックする。間違いなく十分なデータを診断サーバ1に送信すると、診断サーバ1内の演算処理によって自動的に図9の診断結果(処方箋)確認画面に、お客様情報と診断結果総評と、評価結果へのリンクが出力される。お客様情報としては、顧客情報の一部(診断依頼者の業種や診断対象機器、設備稼働年数、会社名、連絡先(住所、電話、ファクス、メールアドレス等))を、診断結果総評としては、評価結果から予想されるリスクと対策案のコメントを記述し、評価結果へのリンクにおいて、大気環境と汚損度の評価点算出結果、環境因子の詳細分析表、等価塩分量評価結果、部品種別の劣化度推定結果、金属材料の腐食量推定結果を参照できるようになっている。
【0026】
次に、診断ロジックを詳細に説明する。環境評価点の算出方法の概要は以下のようになる。まず、立地条件から環境因子別評価点を算出する際であるが、「環境情報入力」画面にて入力された立地条件の回答と図13の「立地条件から評価点への換算テーブル」を用い、各環境因子毎(C11:H2S、C12:SO2、C13:NO2、C14:Cl2、C15:NH3、D1:NaCl)に地区別評 価点を算出する。例えば、「環境情報入力」画面の設問と「立地条件から評価点への換算テーブル」の対応は次のようにする。
【0027】
・機器の設置場所は工業地区ですか … 「工業地区」
・機器の設置場所は田園地区ですか … 「田園地区」
・機器の設置場所は都市地区ですか … 「都市地区」
・近隣又は敷地内に温泉がありますか … 「温泉」
・海が近くにありますか … 「臨海地区」
また、「海までの距離」の設問に対し、回答が入力されている場合は、図14の「簡易分析法による大気環境区分」を用い、環境評価点(海塩粒子:D1′)を算出する(回答が未入力又は数値以外の場合は、環境評価点を1点とする)。
【0028】
次に、産業分野・業種名から環境因子別評価点を算出する場合にも、「お客様情報入力」画面及び「環境情報入力」画面にて入力された産業分野・業種名の回答と図12の「業種名から評価点への換算テーブル」を用い、各環境因子別(A2:年平均温度、B2:年平均湿度、C21:H2S、C22:SO2、C23:NO2、C24:Cl2、C25:NH3、D2:NaCl)の評価点を算出する 。さらに、年平均温度、年平均湿度から環境因子別評価点の算出をする。「環境情報入力」画面にて入力された年間の平均気温、年間の平均湿度と図14の「簡易分析法による大気環境区分」を用い、環境因子A3及びB3を算出する。
【0029】
上記手順にて算出された各環境因子の最大値を環境因子別評価点として採用する。算出方法は下記の通りである。
【0030】
【数1】
A=Max(A2、A3)
B=Max(B2、B3)
C1=Max(C11(i)、C11(r)、C11(c)、
C11(s)、C11(m)、C21)
C2=Max(C12(i)、C12(r)、C12(c)、
C12(s)、C12(m)、C22)
C3=Max(C13(i)、C13(r)、C13(c)、
C13(s)、C13(m)、C23)
C4=Max(C14(i)、C14(r)、C14(c)、
C14(s)、C14(m)、C24)
C5=Max(C15(i)、C15(r)、C15(c)、
C15(s)、C15(m)、C25)
D=Max(D1(i)、D1(r)、D1(c)、
D1(s)、D1(m)、D1′、D2)
但し、A:年平均温度環境評価点、B:年平均湿度環境評価点、C1:H2S 環境評価点、C2:SO2環境評価点、C3:NO2環境評価点、C4:Cl2環 境評価点、C5:NH3環境評価点、D:NaCl環境評価点、A2:業種によ る年平均温度環境評価点、B2:業種による年平均湿度環境評価点、A3:簡易分析法による年平均温度環境評価点、B3:簡易分析法による年平均湿度環境評価点、C1n(i)、n=1、5、D1(i):工業地区による環境評価点、C1n(r)、n=1、5、D1(r):田園地区による環境評価点、C1n(c)、n=1、5、D1(c):都市地区による環境評価点、C1n(s)、n=1、5、D1(s):温泉による環境評価点、C1n(m)、n=1、5、D1(m):臨海地区による環境評価点、D1′:「海までの距離」から求めた環境評価点、(海塩粒子)(ここで、n=1:H2S、n=2:SO2、n=3:NO2、n=4:Cl2、n=5:NH3)、C21:業種によるH2S環境評価点、C22:業種によるSO2環境評価点、C23:業種によるNO2環境評価点、C24:業種によるCl2環境評価点、C25:業種によるNH3環境評価点、D2:業種によるNaCl環境評価点、Max:最大値を求める関数である。
【0031】
次に、盤設置環境により、機器の劣化(腐食や汚損等)に対する環境因子の影響の仕方が異なるので、盤設置環境の問診結果に基づく環境因子ランクの増減の操作を行う。そこで、「環境情報入力」画面にて入力された建屋構造、盤構造及び図15の「盤設置環境によるランクの増減」から対象となる環境区分のランク増減を決定する。「環境情報入力」画面の設問と「盤設置環境によるランクの増減」の対応は以下の通りとする。
【0032】
・機器の設置場所は屋外ですか … 「屋外」
・機器の設置場所は空調がされていますか … 「空調」
・機器の設置場所は換気がされていますか … 「換気」
・機器の設置場所に浄化装置場がありますか … 「浄化装置」
・診断対象の冷却方式を選択して下さい … 「盤構造」
対象区分(A、B、C、D)毎に「環境情報入力」画面にて「はい」と回答された項目及び回答された盤構造(何れか1つ)のランク増減点数を加算し、その合計点とランク増減判定からランクの増減値を算出する(例えば、ランクの増減は−1〜+1とする)。ランク増減があると判断された対象区分は前述の環境因子別評価点の算出方法にて算出された環境因子別評価点から現状のランクを判定し、そのランクに対して補正を行う。但し、既にランクがIの場合のランク減少及びランクがVの場合のランク増加は行わないものとする。その結果、補正されたランクの評価点を新しい環境評価点とする。
【0033】
次に、環境因子SO3の評価点の算出を行う。上記盤設置環境による環境因子 ランクの増減にて算出された環境因子C1及びC2から環境因子SO3(C′) を算出する。C′の算出方法は、C1とC2を比較して、小さい方の環境評価点を1点とし、C′を算出する。C′=C1+C2、但し、C′:環境因子SO3 、C1:環境因子H2S、C2:環境因子SO2とする。
【0034】
次に、ここまでに算出した各因子別評価点より合計環境評価点(E)を算出する。
【0035】
E=A+B+C′+C3+C4+C5+D
但し、E:合計環境評価点とする。
【0036】
続いて、汚損度(等価塩分量)の算出方法は以下のようになる。まず、ほこり係数を算出する。「環境情報入力」画面にて入力された建屋構造及び盤構造の回答と図16の「ほこり係数換算テーブル」を用い、ほこり係数(kD)を算出す る。
【0037】
kD=d1×d2×d3×d4
但し、d1:ほこり係数(屋外)、d2:ほこり係数(換気)、d3:ほこり係数(浄化装置)、d4:ほこり係数(盤構造)とする。
【0038】
次に、「お客様情報入力」画面にて入力された設備稼働日の回答と診断実施日までの設備稼働年数(y)を小数点第1位まで算出する。また、汚損度評価点(D)、ほこり係数(kD)、設備運用年数(y)、等価塩分量換算定数(K)( =0.0003)から等価塩分付着量(s)を求める。
【0039】
s=K×D×kD×y [NaCl mg/cm2]
また、金属腐食量の算出方法は次のようになる。問診による無料インターネット診断では、金属腐食量をリアルタイムに表示せず、予め決められたグラフを固定表示する。本内容はそのグラフデータを算出する際、使用する。環境因子の評価点の補正にて算出された環境因子C1及びC2を比較して、小さい方の環境評価点を1点とする。次に、因子別評価点補正係数の決定は、腐食量を算出する金属の種類と環境因子別評価点(C1、C2)から「因子別評価点補正係数テーブル」を用いて、因子別評価点補正係数(k1〜k8)を決定する。例えば、対象金属が「銀」、C1が12点、C2が1点の場合は、条件「C1≧C2」が成立するので、因子別評価点補正係数テーブル中に示す網掛け部が因子別評価点補正係数となる。また、条件が不成立の場合はディフォルト値を採用する。金属腐食算出用環境評価点(E′)は、環境因子別評価点(A、B、C1、C2、C3、C4、C5、D)と因子別評価点補正係数(k1〜k8)から算出する。
【0040】
【数2】
E′=A×k1+B×k2+C1×k3+…+C5×k7+D×k8
「お客様情報入力」画面にて入力された設備稼働日の回答と診断実施日までの設備稼働日数(d)を算出する。但し、設備稼働日の内、「月」及び「日」が入力されていない場合は、それぞれ「1月」、「1日」として設備稼働日数を算出する。金属腐食曲線の金属腐食算出用評価点(E′)と腐食関数係数テーブルの各係数(κ、ε1、ε2)及び設備稼働日数(d)から各金属腐食曲線を算出する。
【0041】
W=κ×((E′)2−64)×(ε1√d+ε2)
但し、W:腐食量、E′:金属腐食算出用評価点、κ、ε1、ε2:係数、d:設備稼働日数
最後に、「環境評価点の算出方法」にて算出された「合計環境評価点」を図19の「環境区分表」に照合して環境評価区分を算出するとともに、「汚損度(等価塩分量)の算出方法」にて算出された「等価塩分付着量」を図20の「汚損度区分表」に照合して汚損度区分を算出する。
【0042】
【発明の効果】
以上説明したように、請求項1記載の発明によれば、診断サーバは、クライアントに対する問診を行う問診手段と、この問診手段による問診結果から環境評価点及び汚損度評価点を含む評価点を算出する評価点算出手段と、算出された前記評価点から環境区分や汚損区分を判定する区分判定手段と、各種計算に必要な情報を蓄積すると共に世界各国及び地域毎の環境基準を備えた規格データベースを具備する診断データベースと、診断結果及び対策を出力する処方箋作成手段と、前記診断結果に基づき診断精度向上のため前記診断データベースを補正するデータベース補正手段とを具備しているため、診断サービス提供側は、いちいち現地に赴いて診断データを収集する手間を省くことができ、またユーザは、診断サービス提供側の都合に関係なく、希望するスケジュールで診断結果及びその対策を盛り込んだ処方箋をリモート且つ無料で容易に入手することができる。また、インターネットの特性を最大限に生かした形での国境の枠を越えたグローバルな無料ネット診断を実現することができる。
【0046】
請求項2記載の発明によれば、前記診断データベースには、前記規格データベースに記憶されている前記環境基準毎に、大気環境評価点を導出するための評価基準表及び計算式を備えた大気環境データベースを具備しているため、診断の対象とする地域や国毎に適した設備設置環境の大気環境を定量評価することができる。
【0047】
請求項3記載の発明によれば、前記診断データベースには、前記規格データベースに記憶されている前記環境基準毎に、前記汚損度評価点を導出するための評価基準及び計算式を備えた汚損度データベースを具備しているため、診断の対象とする地域や国毎に適した設備設置環境の汚損度を定量評価することができる。
【0048】
請求項4記載の発明によれば、前記診断データベースには、診断用ウェブページにインターネット経由でアクセスする顧客の中で無料ネット診断サービスの提供を希望する顧客毎に、その業種、診断対象機器、設備稼働年数、会社名、設備の立地条件、設備の置かれる部屋の環境、設備の構造、使用部品情報、現場や対象物の画像、五感情報、並びに住所、電話、ファクス、メールアドレスを含む連絡先を蓄積する機能を備えた顧客データベースを具備しているため、診断サーバは、無料診断と引き換えに、診断サービスを受ける顧客の情報を容易に入手・把握することができる。
【0049】
請求項5記載の発明によれば、前記診断データベースには、前記部品の種類や型式毎に当該部品の使用環境毎の平均寿命及び故障率を蓄積した部品劣化データ ベースを具備しているため、診断を希望するユーザの使用各部品についての使用環境毎の劣化状態の診断に適切に応じることができる。
【0050】
請求項6記載の発明によれば、前記診断データベースには、処方箋に示す前記診断結果を時系列的で且つ顧客毎に整理して記録した診断結果データベースを具備しているため、各診断結果を診断データベースの補正情報の1つとして、その都度、整理して記録することができる。
【0051】
請求項7記載の発明によれば、前記評価点算出手段は、前記問診手段から出力される数値情報を前記規格データベースと照合して所望の規格を選択する機能と、選択した当該規格に合う評価基準や計算式等を前記大気環境データベースや前記汚損度データベースから呼び出す機能と、呼び出した評価基準や計算式等に基づいて各問診項目に対する大気環境評価点や汚損度評価点を導出する機能とを備えているため、ユーザが指定する地域や国の規格に適合した形式で設備設置環境の大気環境や汚損度を定量評価することができる。
【0052】
請求項8記載の発明によれば、前記区分判定手段は、前記評価点算出手段で得られた大気環境評価点や汚損評価点を前記規格データベースに蓄積されている所望の規格の判定基準に照合して、環境区分や汚損区分を決定する機能を備えているため、ユーザが指定する地域や国の規格に適合した形式で設備設置環境の大気環境や汚損度のレベルを判定し、規格毎の環境改善策を盛り込んだ処方箋を作成することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態である設置環境および設備劣化寿命の診断装置のネットワーク構成を示す図である。
【図2】本発明の実施の形態の構成を示すブロック図である。
【図3】本発明の実施の形態における診断装置が備える各機能間の命令やデータのフローを説明するための図である。
【図4】本発明の実施の形態における診断メニューウェブページ画面を表す図である。
【図5】本発明の実施の形態におけるお客様情報入力画面を表す図である。
【図6】本発明の実施の形態における環境情報入力画面のうち立地条件と建屋条件に関する問診項目を表す図である。
【図7】本発明の実施の形態における環境情報入力画面のうち盤構造と部品情報に関する問診項目を表す図である。
【図8】本発明の実施の形態におけるお客様情報確認画面を表す図である。
【図9】本発明の実施の形態における診断結果(処方箋)確認画面を表す図である。
【図10】本発明の実施の形態における環境評価結果表示画面を表す図である。
【図11】本発明の実施の形態における汚損度評価結果表示画面を表す図である。
【図12】本発明の実施の形態における業種名から評価点への換算テーブルを表す図である。
【図13】本発明の実施の形態における立地条件から評価点への換算テーブルを表す図である。
【図14】本発明の実施の形態における大気環境区分を表す図である。
【図15】本発明の実施の形態における盤設置環境によるランクの増減テーブルを表す図である。
【図16】本発明の実施の形態におけるほこり係数換算テーブルを表す図である。
【図17】本発明の実施の形態における因子別評価点補正係数テーブルを表す図である。
【図18】本発明の実施の形態における腐食関数係数テーブルを表す図である。
【図19】本発明の実施の形態における環境区分表を表す図である。
【図20】本発明の実施の形態における汚損度区分表を表す図である。
【符号の説明】
1 診断サーバ
2 クライアント
3 診断データベース
4 問診データベース
11 問診機能(問診手段)
12 評価点算出機能(評価点算出手段)
13 区分判定機能(区分判定手段)
14 部品劣化度推定機能(部品劣化度推定手段)
15 データベース補正機能(データベース補正手段)
16 処方箋作成機能(処方箋作成手段)
17 顧客情報管理機能
31 顧客データベース
32 汚損度データベース
33 大気環境データベース
34 規格データベース
35 部品劣化データベース
36 診断結果データベース[0001]
BACKGROUND OF THE INVENTION
The present invention relates to an installation environment for performing environmental diagnosis, deterioration diagnosis, and life diagnosis of various facilities, and an equipment deterioration life diagnosis apparatus.
[0002]
[Prior art]
Conventionally, when performing environmental diagnosis, deterioration diagnosis, and life diagnosis of various equipment, equipment users often request diagnosis work from manufacturers and maintenance companies who are familiar with equipment, and manufacturers and maintenance companies that have received diagnosis requests It is common to go to the site and measure and observe necessary items. In diagnosis, necessary data is measured and collected using each unique device and method, and the results are collated with a unique diagnostic database to evaluate the environmental evaluation point, the degree of deterioration, and the remaining life.
[0003]
When diagnosing via the Internet, initial costs are incurred, such as remote monitoring of the output from sensors installed in the field in advance, so that only specific users with diagnostic equipment can provide diagnostic services. It is the situation that can receive. In addition, there are methods such as verbal status confirmation and diagnosis / maintenance commissioned by staffing at a 24-hour call center, etc., and on-site support at a later date. In this case as well, there is always some kind of expense, and a contract is made such that the user pays for the diagnosis work or report as needed, or the diagnosis cost is prepaid as a service cost that is recorded when the equipment is delivered in advance. In addition, it is a diagnostic maintenance system mainly for facilities in each country, and there are inevitably limited parties on both the side that asks for service and the side that requests it.
[0004]
[Problems to be solved by the invention]
In the conventional method, diagnostic personnel of each manufacturer and maintenance company must be secured at all times, and the degree of freedom in terms of time and money is small for the diagnosis and maintenance desired by the user. Labor costs are also high for manufacturers and maintenance companies who receive diagnostic work. Furthermore, when ordering and service provisioning work is divided separately or when the diagnostic needs of countries around the world are met, it is necessary to go to the site to make measurements and observations.
[0005]
The present invention has been made in consideration of such circumstances, and the first object of the present invention is to easily and remotely obtain a prescription containing diagnosis results and countermeasures in a schedule desired by the customer. The second purpose is to implement a user-friendly interface function by adopting a web-based inquiry format, and by simply inputting information necessary for diagnosis from each client to the diagnosis server via the Internet, Customers in each country can make their own diagnoses, and the third objective is to install and environment that can easily obtain and grasp customer information and diagnostic technology needs that require diagnosis in exchange for free diagnosis An object of the present invention is to provide a diagnostic device for deterioration life.
[0006]
[Means for Solving the Problems]
In order to solve the above-mentioned problem, the invention according to
[0010]
Claim2The described invention is claimed.1In the described installation environment and equipment deterioration life diagnosis apparatus, the diagnosis database includes an evaluation standard table and a calculation formula for deriving an atmospheric environment evaluation point for each of the environmental standards stored in the standard database. The main point is to have an atmospheric environment database. With this configuration, it is possible to quantitatively evaluate the air environment of the equipment installation environment suitable for each region or country to be diagnosed.
[0011]
Claim3The described invention is claimed.2In the installation environment and facility deterioration life diagnosis apparatus described above, the diagnosis database includes an evaluation standard and a calculation formula for deriving the pollution degree evaluation score for each of the environmental standards stored in the standard database. The main point is to have a pollution degree database. With this configuration, it is possible to quantitatively evaluate the degree of contamination of the installation environment suitable for each region or country to be diagnosed.
[0012]
Claim4The described invention is claimed.2In the diagnosis apparatus for the installation environment and the equipment deterioration life described above, the diagnosis database includes, for each customer who wants to provide a free internet diagnosis service among the customers who access the diagnosis web page via the Internet, the industry, diagnosis Target equipment, years of equipment operation, company name, equipment location, equipment environment, equipment structure, parts used information, site and object images, sensory information, address, telephone, fax, e-mail address The gist is to have a customer database having a function of storing contact information including With this configuration, the diagnostic server can obtain information on users who receive diagnostic services in exchange for free diagnostics. This makes it possible to capture market information for diagnostics and reflect it in diagnostic service business and renewal business.
[0013]
Claim5The described invention is claimed.4The diagnostic apparatus for the installation environment and the equipment deterioration life described in the above is characterized in that the diagnosis database has a parts deterioration database in which the average life and the failure rate for each use environment of the parts are stored for each type and model of the parts. And With this configuration, it is possible to appropriately respond to the diagnosis of the deterioration state for each usage environment for each component used.
[0014]
Claim6The described invention is claimed.5The gist of the diagnosis apparatus for installation environment and equipment deterioration life described above is that the diagnosis database includes a diagnosis result database in which the diagnosis results shown in the prescription are recorded in a time-series manner and arranged for each customer. With this configuration, each diagnosis result is organized and recorded each time as one piece of correction information in the diagnosis database.
[0015]
Claim7The described invention is claimed.1, 2Or3In the described installation environment and equipment deterioration life diagnosis apparatus, the evaluation point calculation means includes a function for selecting a desired standard by comparing numerical information output from the inquiry means with the standard database, and the selected standard. A function that calls evaluation criteria and calculation formulas that meet the requirements from the atmospheric environment database and the pollution degree database, and derives air quality evaluation points and pollution degree evaluation points for each inquiry item based on the called evaluation criteria and calculation formulas The gist is that it has a function. With this configuration, it is possible to quantitatively evaluate the air environment and the degree of pollution of the facility installation environment in a format that conforms to the regional and national standards specified by the user.
[0016]
Claim8The described invention is claimed.1In the diagnostic apparatus for the installed environment and equipment deterioration life, the classification determination means determines the desired standard stored in the standard database by the atmospheric environment evaluation score and the pollution evaluation score obtained by the evaluation score calculation means. The gist is that it has a function to determine the environmental classification and the pollution classification in reference to the standard. With this configuration, it is possible to determine the atmospheric environment and pollution level of equipment installation environment in a format that conforms to the local and national standards specified by the user, and to create a prescription that incorporates environmental improvement measures for each standard Become.
[0018]
DETAILED DESCRIPTION OF THE INVENTION
The essence of the present invention is that it is possible to provide services for performing environmental diagnosis and deterioration / lifetime diagnosis of facilities through inquiry via the Internet, and by incorporating environmental standard standards in countries and regions of the world into the diagnostic database, By providing a global standard system that can be diagnosed by clients all over the world.
[0019]
Hereinafter, an embodiment of the present invention based on the above concept will be described in detail with reference to FIGS. FIG. 1 is a schematic network configuration diagram of an installation environment and equipment deterioration life diagnosis apparatus according to the present embodiment. FIG. 2 is a schematic configuration diagram of an installation environment and equipment deterioration life diagnosis apparatus according to this embodiment. FIG. 3 is a diagram for explaining the flow of instructions and data between functions provided in the diagnostic device according to the present embodiment.
[0020]
As shown in FIG. 1, a diagnostic device (diagnosis server 1) for installation environment and equipment deterioration lifetime is connected to a diagnostic requester (client 2) or a diagnostic provider via the Internet, and based on input information from the
[0021]
As shown in FIG. 2, the
[0022]
Next, data exchange between individual functions will be described with reference to FIG. The
[0023]
First, in the first stage of the inquiry, the diagnosis requester is requested to input customer information. Diagnosis is not permitted and diagnosis rejection notification is sent from the
[0024]
Next, an outline of diagnosis will be described in a situation where the
[0025]
First, when the diagnosis requester accesses the
[0026]
Next, the diagnostic logic will be described in detail. The outline of the calculation method of the environmental evaluation points is as follows. First, when calculating the evaluation score for each environmental factor from the location conditions, the answer to the location conditions entered on the “Environmental Information Input” screen and the “Conversion Table from Location Conditions to Evaluation Points” in FIG. 13 are used. , For each environmental factor (C11: H2S, C12: SO2, C13: NO2, C14: Cl2, C15: NHThree, D1: NaCl), and calculate the evaluation score by region. For example, the correspondence between the question on the “Environmental Information Input” screen and the “Conversion Table from Location Conditions to Evaluation Points” is as follows.
[0027]
・ Is the equipment installed in an industrial area?
・ Is the device installed in a rural area?
・ Is the device installed in an urban area?
・ Is there a hot spring in the neighborhood or on the premises?
・ Is the sea nearby? “Rinkai”
If the answer to the “distance to the sea” question has been entered, the environmental assessment score (sea salt particles: D1 ′) is calculated using the “Atmospheric environment classification by simple analysis” in FIG. (If the answer is not entered or is not a numerical value, the environmental evaluation score is 1)
[0028]
Next, when calculating the evaluation score for each environmental factor from the industrial field / industry name, the answers of the industrial field / industry name input in the “customer information input” screen and the “environmental information input” screen and FIG. Using the “business type to evaluation point conversion table”, each environmental factor (A2: annual average temperature, B2: annual average humidity, C21: H2S, C22: SO2, C23: NO2, C24: Cl2, C25: NHThree, D2: NaCl). In addition, the evaluation score for each environmental factor is calculated from the annual average temperature and annual average humidity. The environmental factors A3 and B3 are calculated using the annual average temperature and annual average humidity input on the “environmental information input” screen and the “atmospheric environment classification by simple analysis” in FIG.
[0029]
The maximum value of each environmental factor calculated in the above procedure is adopted as an evaluation factor for each environmental factor. The calculation method is as follows.
[0030]
[Expression 1]
A = Max (A2, A3)
B = Max (B2, B3)
C1 = Max (C11 (i), C11 (r), C11 (c),
C11 (s), C11 (m), C21)
C2 = Max (C12 (i), C12 (r), C12 (c),
C12 (s), C12 (m), C22)
C3 = Max (C13 (i), C13 (r), C13 (c),
C13 (s), C13 (m), C23)
C4 = Max (C14 (i), C14 (r), C14 (c),
C14 (s), C14 (m), C24)
C5 = Max (C15 (i), C15 (r), C15 (c),
C15 (s), C15 (m), C25)
D = Max (D1 (i), D1 (r), D1 (c),
D1 (s), D1 (m), D1 ′, D2)
However, A: Annual average temperature environment evaluation point, B: Annual average humidity environment evaluation point, C1: H2S Environmental Evaluation Point, C2: SO2Environmental rating, C3: NO2Environmental evaluation point, C4: Cl2Environmental evaluation point, C5: NHThreeEnvironmental Evaluation Point, D: NaCl Environmental Evaluation Point, A2: Annual Average Temperature Environmental Evaluation Point by Industry, B2: Annual Average Humidity Environmental Evaluation Point by Industry, A3: Annual Average Temperature Environmental Evaluation Point by Simple Analysis Method, B3: Annual average humidity environment evaluation point by simple analysis method, C1n (i), n = 1, 5, D1 (i): Environmental evaluation point by industrial area, C1n (r), n = 1, 5, D1 (r): Environmental evaluation point by countryside area, C1n (c), n = 1, 5, D1 (c): Environmental evaluation point by city area, C1n (s), n = 1, 5, D1 (s): Environmental evaluation by hot spring Point, C1n (m), n = 1, 5, D1 (m): Environmental evaluation point by coastal area, D1 ′: Environmental evaluation point obtained from “distance to the sea”, (sea salt particles) (where, n = 1: H2S, n = 2: SO2, N = 3: NO2, N = 4: Cl2, N = 5: NHThree), C21: H by industry2S environmental evaluation point, C22: SO by industry2Environmental Evaluation Point, C23: NO by industry2Environmental Evaluation Point, C24: Cl by industry2Environmental evaluation point, C25: NH by industryThreeEnvironmental evaluation point, D2: NaCl environmental evaluation point by industry, Max: a function for obtaining a maximum value.
[0031]
Next, since the influence of environmental factors on the deterioration (corrosion, fouling, etc.) of the equipment differs depending on the board installation environment, the operation of increasing / decreasing the environmental factor rank based on the inquiry result of the board installation environment is performed. Therefore, the rank increase / decrease of the target environmental classification is determined from the building structure and panel structure input on the “environment information input” screen and “rank increase / decrease by panel installation environment” in FIG. The correspondence between the questions on the "Environmental information input" screen and "Rank increase / decrease depending on the board installation environment" is as follows.
[0032]
・ Is the equipment installed outdoors?… "Outdoors"
・ Is the installation location of the equipment air-conditioned?
・ Is the installation location of the equipment ventilated? “Ventilation”
・ Is there a purification plant at the place of equipment?
・ Select the cooling method to be diagnosed.
For each target category (A, B, C, D), add the rank increase / decrease score of the item that was answered “Yes” and the answer to the board structure (any one) on the “Environmental Information Input” screen, A rank increase / decrease value is calculated from the total score and rank increase / decrease determination (for example, rank increase / decrease is −1 to +1). For the target classification determined to have a rank increase / decrease, the current rank is determined from the environmental factor-specific evaluation points calculated by the above-described environmental factor-specific evaluation point calculation method, and the rank is corrected. However, the rank reduction when the rank is already I and the rank increase when the rank is V are not performed. As a result, the evaluation score of the corrected rank is set as a new environmental evaluation score.
[0033]
Next, environmental factor SOThreeThe evaluation score is calculated. Environmental factor depending on the panel installation environment Environmental factor SO calculated from environmental factors C1 and C2Three(C ′) is calculated. The method for calculating C ′ is to compare C1 and C2 and to calculate C ′ by taking the smaller environmental evaluation point as one point. C ′ = C1 + C2, where C ′: environmental factor SOThree , C1: Environmental factor H2S, C2: Environmental factor SO2And
[0034]
Next, a total environmental evaluation score (E) is calculated from each factor-specific evaluation score calculated so far.
[0035]
E = A + B + C ′ + C3 + C4 + C5 + D
E: Total environmental evaluation score.
[0036]
Subsequently, the method for calculating the degree of fouling (equivalent salinity) is as follows. First, the dust coefficient is calculated. Using the response of the building structure and panel structure entered on the “Environmental Information Input” screen and the “dust coefficient conversion table” in FIG. 16, the dust coefficient (kD) Is calculated.
[0037]
kD= D1 * d2 * d3 * d4
However, d1: Dust coefficient (outdoor), d2: Dust coefficient (ventilation), d3: Dust coefficient (purifier), d4: Dust coefficient (panel structure).
[0038]
Next, the facility operation date reply entered on the “customer information input” screen and the facility operation years (y) until the date of diagnosis are calculated to the first decimal place. In addition, the degree of stain rating (D), dust coefficient (kD), The number of years of equipment operation (y), and the equivalent salt content conversion constant (K) (= 0.0003), the equivalent salt content (s) is determined.
[0039]
s = K × D × kDXy [NaCl mg / cm2]
Moreover, the calculation method of the amount of metal corrosion is as follows. In free internet diagnosis by inquiry, the amount of metal corrosion is not displayed in real time, but a predetermined graph is fixedly displayed. This content is used when calculating the graph data. The environmental factors C1 and C2 calculated in the correction of the environmental factor evaluation point are compared, and the smaller environmental evaluation point is defined as one point. Next, the factor-specific evaluation point correction coefficient is determined by using the “factor-specific evaluation point correction coefficient table” from the type of metal for calculating the corrosion amount and the environmental factor-specific evaluation points (C1, C2). Correction coefficients (k1 to k8) are determined. For example, when the target metal is “silver”, C1 is 12 points, and C2 is 1 point, the condition “C1 ≧ C2” is satisfied, so the shaded portion shown in the factor-by-factor evaluation point correction coefficient table is the factor-by-factor evaluation. This is a point correction coefficient. If the condition is not satisfied, the default value is adopted. The environmental evaluation point (E ′) for calculating metal corrosion is calculated from the evaluation points by environmental factors (A, B, C1, C2, C3, C4, C5, D) and the evaluation factors by factor correction points (k1 to k8). .
[0040]
[Expression 2]
E ′ = A × k1 + B × k2 + C1 × k3 +... + C5 × k7 + D × k8
The facility operating date response entered on the “customer information input” screen and the equipment operating days (d) until the date of diagnosis are calculated. However, if “month” and “day” are not entered in the facility operation days, the facility operation days are calculated as “January” and “1 day”, respectively. Each metal corrosion curve is calculated from the metal corrosion calculation evaluation point (E ′) of the metal corrosion curve, each coefficient (κ, ε1, ε2) of the corrosion function coefficient table, and the equipment operation days (d).
[0041]
W = κ × ((E ′)2−64) × (ε1√d + ε2)
However, W: Corrosion amount, E ': Evaluation point for metal corrosion calculation, κ, ε1, ε2: Coefficient, d: Equipment operation days
Finally, the “total environmental evaluation score” calculated in the “environmental evaluation score calculation method” is collated with the “environment classification table” in FIG. 19 to calculate the environmental evaluation classification, and the “stain degree (equivalent salinity) The “equivalent salt adhesion amount” calculated in “Calculation method)” is collated with the “fouling degree classification table” in FIG. 20 to calculate the pollution degree classification.
[0042]
【The invention's effect】
As described above, according to the first aspect of the present invention, the diagnosis server calculates the evaluation point including the environmental evaluation point and the contamination degree evaluation point from the inquiry unit for performing the inquiry to the client and the inquiry result by the inquiry unit. The evaluation score calculation means to perform, the classification determination means for determining the environmental classification and the pollution classification from the calculated evaluation score, and the information necessary for various calculations are accumulatedA standard database with environmental standards for each country and regionSince the diagnostic service provider includes a diagnostic database, a prescription creation unit that outputs a diagnostic result and a countermeasure, and a database correction unit that corrects the diagnostic database based on the diagnostic result to improve diagnostic accuracy, It is possible to save the trouble of collecting diagnostic data by visiting the site, and the user can easily and remotely provide a prescription containing the diagnostic results and countermeasures in the desired schedule regardless of the convenience of the diagnostic service provider. It can be obtained.In addition, it is possible to realize global free internet diagnosis that crosses borders by making the best use of the characteristics of the Internet.
[0046]
Claim2According to the described invention, the diagnostic database includes an atmospheric environment database including an evaluation standard table and a calculation formula for deriving an atmospheric environmental evaluation point for each of the environmental standards stored in the standard database. Therefore, it is possible to quantitatively evaluate the atmospheric environment of the equipment installation environment suitable for each region or country to be diagnosed.
[0047]
Claim3According to the described invention, the diagnostic database includes a pollution degree database including an evaluation standard and a calculation formula for deriving the pollution degree evaluation score for each of the environmental standards stored in the standard database. Therefore, it is possible to quantitatively evaluate the degree of contamination of the installation environment suitable for each region or country to be diagnosed.
[0048]
Claim4According to the described invention, the diagnostic database includes, for each customer who desires to provide a free internet diagnostic service among the customers who access the diagnostic web page via the Internet, the type of business, the equipment to be diagnosed, and the years of equipment operation. , Company name, location of equipment, environment of the room where the equipment is located, equipment structure, information on parts used, site and object images, five senses information, and contact information including address, telephone, fax and email address Therefore, the diagnosis server can easily obtain and grasp information of customers who receive the diagnosis service in exchange for free diagnosis.
[0049]
Claim5According to the described invention, since the diagnosis database includes a component deterioration database in which the average life and failure rate for each part use environment are accumulated for each type and model of the component, a diagnosis is desired. Thus, it is possible to appropriately respond to the diagnosis of the deterioration state for each usage environment for each component used by the user.
[0050]
Claim6According to the described invention, the diagnostic database includes the diagnostic result database in which the diagnostic results shown in the prescription are recorded in time series and arranged for each customer. As one piece of correction information, it can be organized and recorded each time.
[0051]
Claim7According to the described invention, the evaluation point calculation means has a function of selecting a desired standard by comparing the numerical information output from the inquiry means with the standard database, and an evaluation standard or calculation that matches the selected standard. A function for calling an equation or the like from the atmospheric environment database or the pollution degree database, and a function for deriving an atmospheric environment evaluation point or a pollution degree evaluation point for each inquiry item based on the called evaluation standard or calculation formula, etc. Therefore, it is possible to quantitatively evaluate the atmospheric environment and the degree of pollution of the facility installation environment in a format that conforms to the local and national standards specified by the user.
[0052]
Claim8According to the described invention, the classification determination unit compares the atmospheric environment evaluation point and the pollution evaluation point obtained by the evaluation point calculation unit with the determination standard of a desired standard stored in the standard database, Since it has a function to determine the environmental classification and pollution classification, it determines the atmospheric environment and pollution level of the equipment installation environment in a format that conforms to the local and national standards specified by the user, and measures to improve the environment for each standard. You can create a prescription that includes.
[Brief description of the drawings]
FIG. 1 is a diagram showing a network configuration of a diagnostic apparatus for an installation environment and equipment deterioration life according to an embodiment of the present invention.
FIG. 2 is a block diagram showing a configuration of an embodiment of the present invention.
FIG. 3 is a diagram for explaining a flow of commands and data between functions included in the diagnostic device according to the embodiment of the present invention.
FIG. 4 is a diagram showing a diagnostic menu web page screen in the embodiment of the present invention.
FIG. 5 is a diagram showing a customer information input screen in the embodiment of the present invention.
FIG. 6 is a diagram showing inquiry items related to location conditions and building conditions in the environment information input screen according to the embodiment of the present invention.
FIG. 7 is a diagram showing inquiry items related to board structure and component information in the environment information input screen according to the embodiment of the present invention.
FIG. 8 is a diagram showing a customer information confirmation screen in the embodiment of the present invention.
FIG. 9 is a diagram showing a diagnosis result (prescription) confirmation screen in the embodiment of the present invention.
FIG. 10 is a diagram showing an environmental evaluation result display screen in the embodiment of the present invention.
FIG. 11 is a diagram showing a fouling degree evaluation result display screen in the embodiment of the present invention.
FIG. 12 is a diagram showing a conversion table from business type names to evaluation points in the embodiment of the present invention.
FIG. 13 is a diagram showing a conversion table from location conditions to evaluation points in the embodiment of the present invention.
FIG. 14 is a diagram showing an atmospheric environment classification in the embodiment of the present invention.
FIG. 15 is a diagram illustrating a rank increase / decrease table according to the board installation environment according to the embodiment of the present invention.
FIG. 16 is a diagram illustrating a dust coefficient conversion table in the embodiment of the present invention.
FIG. 17 is a diagram illustrating a factor-by-factor evaluation point correction coefficient table according to the embodiment of the present invention.
FIG. 18 is a diagram illustrating a corrosion function coefficient table according to the embodiment of the present invention.
FIG. 19 is a diagram illustrating an environment division table according to the embodiment of the present invention.
FIG. 20 is a diagram illustrating a pollution degree division table according to the embodiment of the present invention.
[Explanation of symbols]
1 diagnostic server
2 clients
3 diagnostic database
4 Interview database
11 Interview function (interview means)
12 Evaluation point calculation function (Evaluation point calculation means)
13 Classification judgment function (classification judgment means)
14 Component deterioration level estimation function (Part deterioration level estimation means)
15 Database correction function (Database correction means)
16 Prescription preparation function (Prescription preparation means)
17 Customer information management function
31 Customer database
32 Pollution degree database
33 Air quality database
34 Standard Database
35 Parts deterioration database
36 Diagnosis result database
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