JP3850397B2 - カラス撃退装置及びその製造方法 - Google Patents
カラス撃退装置及びその製造方法 Download PDFInfo
- Publication number
- JP3850397B2 JP3850397B2 JP2003292473A JP2003292473A JP3850397B2 JP 3850397 B2 JP3850397 B2 JP 3850397B2 JP 2003292473 A JP2003292473 A JP 2003292473A JP 2003292473 A JP2003292473 A JP 2003292473A JP 3850397 B2 JP3850397 B2 JP 3850397B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- cylindrical member
- pipe
- crow
- substantially cylindrical
- shaped member
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Fee Related
Links
Images
Description
また、本発明の他の態様は、維持・管理が容易で、電源が不要なカラス撃退装置を提供することを第2の目的とする。
また、本発明の他の態様は、低廉な費用で構成でき、かつカラスの学習効果にかかわらず、その撃退効果が長期間持続し、かつ維持・管理が容易で、電源が不要なカラス撃退装置を簡単に製造することができるカラス撃退装置の製造方法を提供することを第3の目的とする。
前記ひも状部材が挿入されるパイプ状部材と、
前記パイプ状部材が挿入され、前記パイプ状部材に対して回転可能で、軸方向略中央部の径が両端部の径より大きい第1の略円筒状部材と、
前記第1の略円筒状部材の前記軸方向略中央部からその全周にわたって放射外方に伸長し、かつ風により容易にしなる複数の細片部と、
前記パイプ状部材が挿入され、前記パイプ状部材に対して回転可能であり、かつ、前記第1の略円筒状部材の下方に位置し、軸方向略中央部の径が両端部の径より大きい第2の略円筒状部材と、
前記第2の略円筒状部材の前記軸方向略中央部からその全周にわたって放射外方に伸長し、かつ風により容易にしなる複数の細片部とを、
有し、前記第1の略円筒状部材の複数の細片部と、前記第2の略円筒状部材の複数の細片部とが略並行に配されたカラス撃退装置が提供される。
第1のペットボトルの下端部を切り落とすステップと、
前記下端部が切り落とされた前記第1のペットボトルの下方から上方に向けて複数の切り込みを全周にわたって設けるステップと、
前記切り込みを設けた部分を複数の細片部として前記第1のペットボトルの中心から放射外方に伸長するように折り曲げるステップと、
第2のペットボトルの上端部を残してその下方を切り落とすステップと、
前記切り込みを設けた部分が放射外方に折り曲げられた前記第1のペットボトルの内部空間を覆うように、前記下方が切り落とされた前記第2のペットボトルを前記第1のペットボトルに組み合わせて第1の略円筒状部材を構成するステップと、
第3のペットボトルの下端部を切り落とすステップと、
前記下端部が切り落とされた前記第3のペットボトルの下方から上方に向けて複数の切り込みを全周にわたって設けるステップと、
前記切り込みを設けた部分を複数の細片部として前記第3のペットボトルの中心から放射外方に伸長するように折り曲げるステップと、
第4のペットボトルの上端部を残してその下方を切り落とすステップと、
前記切り込みを設けた部分が放射外方に折り曲げられた前記第3のペットボトルの内部空間を覆うように、前記下方が切り落とされた前記第4のペットボトルを前記第3のペットボトルに組み合わせて第2の略円筒状部材を構成するステップと、
前記組み合わされた前記第1と第2のペットボトルの中心孔と前記第3と第4のペットボトルの中心孔に前記パイプ状部材を挿通させるステップと、
前記パイプ状部材の中心孔に前記ひも状部材を挿通させるステップとを、
有し、前記第1の略円筒状部材の複数の細片部と、前記第2の略円筒状部材の複数の細片部とが略並行に配されるよう構成するカラス撃退装置の製造方法が提供される。
また、本発明は、略円筒状部材と、前記略円筒状部材から放射外方に伸長し、かつ風により容易にしなる複数の細片部を有するものを用いるとともに、ひも状部材と、前記ひも状部材が挿入されるパイプ状部材とを設け、前記パイプ状部材を前記略円筒状部材に挿入することにより、前記パイプ状部材に対して略円筒状部材を回転可能としているので、維持・管理が容易で、電源が不要なカラス撃退装置を提供することができる。
また本発明は、複数のペットボトルを加工し、複数の切り込みを全周にわたって設け、前記切り込みを設けた部分を前記ペットボトルの中心から放射外方に伸長するように折り曲げるようにし、ペットボトルの中心孔にパイプ状部材を挿通させ、前記パイプ状部材の中心孔にひも状部材を挿通させるようにしているので、低廉な費用で構成でき、かつカラスの学習効果にかかわらず、その撃退効果が長期間持続し、かつ維持・管理が容易で、電源が不要なカラス撃退装置を簡単に製造することができるカラス撃退装置の製造方法を提供することができる。
ペットボトル 小(500ミリリットル)2つ
CD 1枚
光沢のある黒のラッカースプレイ 1つ
ビニールホース(外径7mm、長さ50cm) 1本
細いひも(長さ150cm) 1本
割り箸(4cmに切断したもの) 1本
黒のビニールテープ 1つ
<実験1>
自宅の犬の餌をカラスがねらうことを防止するため、平成15年4月6日から、自宅の柿木に本発明のカラス撃退装置を吊した。
その結果、それまで、4、5羽のカラスが来て、犬の餌を持っていったのに対し、次の状況となった。
(1)1日目 柿木の上にカラスが3羽来て止まったが、犬の餌を持っていくことはなかった。
(2)2日目 柿木の上にカラスが3羽来て止まったが、犬の餌を持っていくことはなかった。
(3)3日目 数羽のカラスが飛んできて柿木に近づくものの、柿木に止まることはなかった。
(4)4日目以降、同年7月15日まで 1羽のカラスも柿木に近づこうとしない。また、自宅塀の外の道路反対側には、ゴミ集積所があり、それまで、カラスの被害で困っていたが、ここにもカラスが全く来なくなった。なお、柿木から十数メートル離れた電線や電柱には、カラスが止まって鳴いている光景は時々見られる。
本出願人会社のビルの隣の11階建ての都営住宅には、多数の鳩が来て、いわゆる鳩ふん公害で困っていたので、平成15年4月7日から、本出願人会社のビルの屋上に本発明のカラス撃退装置を吊した。
その結果、それまで、都営住宅の各階に9〜12羽の鳩が来て、都営住宅の外壁の梁に止まっていたのに対し、次の状況となった。
(1)1日目 直ちにほとんどの鳩が立ち去った。夕方に3〜5羽が戻ってきた。
(2)2日目〜6日目 鳩が寄りつかず、夕方に3〜5羽が戻ってきた。
(3)7日目以降 全部の鳩がいなくなり、その後全く寄りつかない(1羽も来ていない)。
12 上段部
12A、12C、14A、14C 円筒状部材
12B、14B 細片部
14 下段部
16 光を反射する手段
18 パイプ状部材
20 ひも状部材
22 ストッパ
24A、24B、26A、26B ペットボトル
24At、24Bt、26At、26Bt ペットボトルの上部
24C、24E、26C、26E 切り込み
24K、26K 結合体
28 竿
30 ビニールテープ
Claims (7)
- ひも状部材と、
前記ひも状部材が挿入されるパイプ状部材と、
前記パイプ状部材が挿入され、前記パイプ状部材に対して回転可能で、軸方向略中央部の径が両端部の径より大きい第1の略円筒状部材と、
前記第1の略円筒状部材の前記軸方向略中央部からその全周にわたって放射外方に伸長し、かつ風により容易にしなる複数の細片部と、
前記パイプ状部材が挿入され、前記パイプ状部材に対して回転可能であり、かつ、前記第1の略円筒状部材の下方に位置し、軸方向略中央部の径が両端部の径より大きい第2の略円筒状部材と、
前記第2の略円筒状部材の前記軸方向略中央部からその全周にわたって放射外方に伸長し、かつ風により容易にしなる複数の細片部とを、
有し、前記第1の略円筒状部材の複数の細片部と、前記第2の略円筒状部材の複数の細片部とが略並行に配されたカラス撃退装置。 - 前記略円筒状部材と前記複数の細片部からなる構造体の近傍に光を反射する手段を配したことを特徴とする請求項1に記載のカラス撃退装置。
- 前記光を反射する手段が、光記録媒体であることを特徴とする請求項2に記載のカラス撃退装置。
- 前記略円筒状部材と前記複数の細片部からなる構造体が、光沢のある黒色塗料で塗装されていることを特徴とする請求項1に記載のカラス撃退装置。
- 前記略円筒状部材が、ペットボトルの先端部を反対向きに2つ組み合わせて構成したものである請求項1に記載のカラス撃退装置。
- ひも状部材と、前記ひも状部材が挿入されるパイプ状部材と、前記パイプ状部材が挿入され、前記パイプ状部材に対して回転可能で、軸方向略中央部の径が両端部の径より大きい略円筒状部材と、前記略円筒状部材の前記軸方向略中央部からその全周にわたって放射外方に伸長し、かつ風により容易にしなる複数の細片部とを有するカラス撃退装置の製造方法であって、
第1のペットボトルの下端部を切り落とすステップと、
前記下端部が切り落とされた前記第1のペットボトルの下方から上方に向けて複数の切り込みを全周にわたって設けるステップと、
前記切り込みを設けた部分を複数の細片部として前記第1のペットボトルの中心から放射外方に伸長するように折り曲げるステップと、
第2のペットボトルの上端部を残してその下方を切り落とすステップと、
前記切り込みを設けた部分が放射外方に折り曲げられた前記第1のペットボトルの内部空間を覆うように、前記下方が切り落とされた前記第2のペットボトルを前記第1のペットボトルに組み合わせて第1の略円筒状部材を構成するステップと、
第3のペットボトルの下端部を切り落とすステップと、
前記下端部が切り落とされた前記第3のペットボトルの下方から上方に向けて複数の切り込みを全周にわたって設けるステップと、
前記切り込みを設けた部分を複数の細片部として前記第3のペットボトルの中心から放射外方に伸長するように折り曲げるステップと、
第4のペットボトルの上端部を残してその下方を切り落とすステップと、
前記切り込みを設けた部分が放射外方に折り曲げられた前記第3のペットボトルの内部空間を覆うように、前記下方が切り落とされた前記第4のペットボトルを前記第3のペットボトルに組み合わせて第2の略円筒状部材を構成するステップと、
前記組み合わされた前記第1と第2のペットボトルの中心孔と前記第3と第4のペットボトルの中心孔に前記パイプ状部材を挿通させるステップと、
前記パイプ状部材の中心孔に前記ひも状部材を挿通させるステップとを、
有し、前記第1の略円筒状部材の複数の細片部と、前記第2の略円筒状部材の複数の細片部とが略並行に配されるよう構成するカラス撃退装置の製造方法。 - 前記ひも状部材に光を反射する手段を配するステップを更に有する請求項6に記載のカラス撃退装置の製造方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2003292473A JP3850397B2 (ja) | 2003-08-12 | 2003-08-12 | カラス撃退装置及びその製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2003292473A JP3850397B2 (ja) | 2003-08-12 | 2003-08-12 | カラス撃退装置及びその製造方法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2005058092A JP2005058092A (ja) | 2005-03-10 |
JP3850397B2 true JP3850397B2 (ja) | 2006-11-29 |
Family
ID=34369814
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2003292473A Expired - Fee Related JP3850397B2 (ja) | 2003-08-12 | 2003-08-12 | カラス撃退装置及びその製造方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3850397B2 (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
MA41020A (fr) | 2014-11-25 | 2017-10-03 | Evelo Biosciences Inc | Compositions probiotiques et prébiotiques, et leurs procédés d'utilisation pour la modulation du microbiome |
-
2003
- 2003-08-12 JP JP2003292473A patent/JP3850397B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2005058092A (ja) | 2005-03-10 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
US6807765B2 (en) | Bird scaring device | |
JP3706391B2 (ja) | 鳥類忌避装置 | |
JP5649671B2 (ja) | 風車型の害鳥・害虫飛来防止装置 | |
JP3850397B2 (ja) | カラス撃退装置及びその製造方法 | |
JP2021132633A (ja) | 鳥類忌避装置及びこれを配置した建造物 | |
Dietrich | The final forest: big trees, forks, and the pacific northwest | |
Warham | Field notes on Australian bower-birds and cat-birds. | |
CN107484577A (zh) | 一种西红柿栽培用尼龙绳搭架及其使用方法 | |
US6936314B1 (en) | Three-dimensional artificial tree | |
Dean | Seeing trees, thinking forests: Urban forestry at the University of Toronto in the 1960s | |
JP2022020312A (ja) | 飛翅害虫及び/又は害鳥の飛来防止具 | |
JPH05336868A (ja) | 鳥類の忌避方法及びそれに使用する資材 | |
JP2012170428A (ja) | オオスズメ蜂などの蜂類の模造品を用いたカラス撃退装置とその製造方法 | |
JPH089868A (ja) | 被害連想誘発でカラスを撃退するカラスの模造おとり | |
KR200495255Y1 (ko) | 조류 퇴치기 | |
CN220712655U (zh) | 一种电线用驱鸟装置 | |
Jenkins | California's Citrus Heritage | |
JP3190225U (ja) | 鳥飛来防止カザグルマ | |
JP3194390U (ja) | 鳥獣撃退器 | |
Kelleher | Sound Machine | |
Stafford | Post-Monsoonal Tension | |
EP1748107A1 (fr) | Pieu en matière plastique, en particulier pour l'accrochage des moules en mytiliculture | |
KR200307521Y1 (ko) | 조류의 인공둥지가 형성된 전신주 | |
Guess | Purple Kingsessing | |
Eigner | Air; the Trees |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20050729 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20051014 |
|
A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20051213 |
|
A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A821 Effective date: 20051214 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20060407 |
|
A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20060509 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20060808 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20060829 |
|
R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100908 Year of fee payment: 4 |
|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |