JP3850397B2 - カラス撃退装置及びその製造方法 - Google Patents

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本発明は、いわゆるカラス撃退装置及びその製造方法に関し、特にカラスの模造品を用いるカラス(鳥類)撃退装置及びその製造方法に関する。
近年、市街地やその郊外あるいはその他の地域でも、カラスなどの鳥類による被害が増大している。市街地などでは、ゴミの集積所に置かれたゴミをねらってカラスが多数集結する傾向があり、集積所に置かれた生ゴミなどを食い散らすことが多発している。また、農村地では、カラスなどによる農作物への被害が無視できず、対策が望まれている。これまでカラスを寄せ付けないようする、カラス撃退装置としては、騒音を発生させてカラスの聴覚に訴えるものや、カラスの模造品によりカラスの視覚に作用して他のカラスがいると錯覚させるものなどがある。カラスの模造品によるものとしては、例えば下記の特許文献1に記載されたものがある。この従来のカラス撃退装置は、ひもで吊したカラスの模造品を、ひもを回転させたり、上下させるようモータで駆動する構成となっている。
特開平8−9868号公報(要約、図1)
しかしながら上記従来のカラス撃退装置では、カラスの模造品として、カラスの形状を復元すべく複雑な構造となっているため、かかる模造品を形成するための費用が相当かかるという第1の問題がある。また、いかに模造品を精巧に製造しても、カラスの学習能力により、時間の経過と共に模造品であることが理解され、よって、ある程度の期間はカラス撃退の効果があるものの、その効果が持続しないという第2の問題があった。モータなどでカラスの模造品を回転させたり、上下させる構成は、カラス撃退の効果を高める上で有用であるが、全体の構造が複雑でコスト高となる他、維持・管理の問題があり、かつモータの電源が必要であるなど、手軽にどこでも使用できるものではないという第3の問題があった。
本発明は上記従来の第1と第2の問題を解決するもので、低廉な費用で構成でき、かつカラスの学習効果にかかわらず、その撃退効果が長期間持続するカラス撃退装置を提供することを第1の目的とする。
また、本発明の他の態様は、維持・管理が容易で、電源が不要なカラス撃退装置を提供することを第2の目的とする。
また、本発明の他の態様は、低廉な費用で構成でき、かつカラスの学習効果にかかわらず、その撃退効果が長期間持続し、かつ維持・管理が容易で、電源が不要なカラス撃退装置を簡単に製造することができるカラス撃退装置の製造方法を提供することを第3の目的とする。
上記第1及び第2の目的を達成するために本発明のカラス撃退装置、2つの略円筒状部材と、前記2つの略円筒状部材のそれぞれから全周にわたり放射外方に伸長し、かつ風により容易にしなる複数の細片部を有するものを用いるとともに、ひも状部材と、前記ひも状部材が挿入されるパイプ状部材とを設け、前記パイプ状部材を前記略円筒状部材に挿入することにより、前記パイプ状部材に対して略円筒状部材を回転可能としている。
すなわち本発明によれば、ひも状部材と、
前記ひも状部材が挿入されるパイプ状部材と、
前記パイプ状部材が挿入され、前記パイプ状部材に対して回転可能で、軸方向略中央部の径が両端部の径より大きい第1の略円筒状部材と、
前記第1の略円筒状部材の前記軸方向略中央部からその全周にわたって放射外方に伸長し、かつ風により容易にしなる複数の細片部と、
前記パイプ状部材が挿入され、前記パイプ状部材に対して回転可能であり、かつ、前記第1の略円筒状部材の下方に位置し、軸方向略中央部の径が両端部の径より大きい第2の略円筒状部材と、
前記第2の略円筒状部材の前記軸方向略中央部からその全周にわたって放射外方に伸長し、かつ風により容易にしなる複数の細片部とを、
有し、前記第1の略円筒状部材の複数の細片部と、前記第2の略円筒状部材の複数の細片部とが略並行に配されたカラス撃退装置が提供される。
また、前記略円筒状部材と前記複数の細片部からなる構造体の近傍に光を反射する手段を配したことは、本発明の好ましい態様である。
また、前記光を反射する手段が、光記録媒体であることは、本発明の好ましい態様である。
また、前記略円筒状部材と前記複数の細片部からなる構造体が、光沢のある黒色塗料で塗装されていることは、本発明の好ましい態様である。
また、前記略円筒状部材が、ペットボトルの先端部を反対向きに2つ組み合わせて構成したものであることは、本発明の好ましい態様である。
上記第3の目的を達成するために本発明は、複数のペットボトルを加工し、複数の切り込みを全周にわたって設け、前記切り込みを設けた部分を前記ペットボトルの中心から放射外方に伸長するように折り曲げるようにし、前記ペットボトルの中心孔にパイプ状部材を挿通させ、前記パイプ状部材の中心孔にひも状部材を挿通させるようにしている。
すなわち本発明によれば、ひも状部材と、前記ひも状部材が挿入されるパイプ状部材と、前記パイプ状部材が挿入され、前記パイプ状部材に対して回転可能で、軸方向略中央部の径が両端部の径より大きい略円筒状部材と、前記略円筒状部材の前記軸方向略中央部からその全周にわたって放射外方に伸長し、かつ風により容易にしなる複数の細片部とを有するカラス撃退装置の製造方法であって、
第1のペットボトルの下端部を切り落とすステップと、
前記下端部が切り落とされた前記第1のペットボトルの下方から上方に向けて複数の切り込みを全周にわたって設けるステップと、
前記切り込みを設けた部分を複数の細片部として前記第1のペットボトルの中心から放射外方に伸長するように折り曲げるステップと、
第2のペットボトルの上端部を残してその下方を切り落とすステップと、
前記切り込みを設けた部分が放射外方に折り曲げられた前記第1のペットボトルの内部空間を覆うように、前記下方が切り落とされた前記第2のペットボトルを前記第1のペットボトルに組み合わせて第1の略円筒状部材を構成するステップと、
第3のペットボトルの下端部を切り落とすステップと、
前記下端部が切り落とされた前記第3のペットボトルの下方から上方に向けて複数の切り込みを全周にわたって設けるステップと、
前記切り込みを設けた部分を複数の細片部として前記第3のペットボトルの中心から放射外方に伸長するように折り曲げるステップと、
第4のペットボトルの上端部を残してその下方を切り落とすステップと、
前記切り込みを設けた部分が放射外方に折り曲げられた前記第3のペットボトルの内部空間を覆うように、前記下方が切り落とされた前記第4のペットボトルを前記第3のペットボトルに組み合わせて第2の略円筒状部材を構成するステップと、
前記組み合わされた前記第1と第2のペットボトルの中心孔と前記第3と第4のペットボトルの中心孔に前記パイプ状部材を挿通させるステップと、
前記パイプ状部材の中心孔に前記ひも状部材を挿通させるステップとを、
有し、前記第1の略円筒状部材の複数の細片部と、前記第2の略円筒状部材の複数の細片部とが略並行に配されるよう構成するカラス撃退装置の製造方法が提供される。
なお、前記ひも状部材に光を反射する手段を配するステップを更に有することは、本発明の好ましい態様である。
本発明は、略円筒状部材と、前記略円筒状部材から放射外方に伸長し、かつ風により容易にしなる複数の細片部を有するものを用いているので、低廉な費用で構成でき、かつカラスの学習効果にかかわらず、その撃退効果が長期間持続するカラス撃退装置を提供することができる。
また、本発明は、略円筒状部材と、前記略円筒状部材から放射外方に伸長し、かつ風により容易にしなる複数の細片部を有するものを用いるとともに、ひも状部材と、前記ひも状部材が挿入されるパイプ状部材とを設け、前記パイプ状部材を前記略円筒状部材に挿入することにより、前記パイプ状部材に対して略円筒状部材を回転可能としているので、維持・管理が容易で、電源が不要なカラス撃退装置を提供することができる。
また本発明は、複数のペットボトルを加工し、複数の切り込みを全周にわたって設け、前記切り込みを設けた部分を前記ペットボトルの中心から放射外方に伸長するように折り曲げるようにし、ペットボトルの中心孔にパイプ状部材を挿通させ、前記パイプ状部材の中心孔にひも状部材を挿通させるようにしているので、低廉な費用で構成でき、かつカラスの学習効果にかかわらず、その撃退効果が長期間持続し、かつ維持・管理が容易で、電源が不要なカラス撃退装置を簡単に製造することができるカラス撃退装置の製造方法を提供することができる。
以下、本発明の実施の形態について、図1から図7を用いて説明する。図1は本発明のカラス撃退装置の好ましい実施の形態を示す正面図であり、図2はその使用状態を示す斜視図である。図1において、カラス撃退装置は、主要な構成要素として本体部10と、反射部16と、ひも状部材20と、パイプ状部材18とを有している。本体部10は、この実施の形態では2段構成となっているが、1段又は3段以上でもよい。各段の構成はサイズの差はあるものの、同一の基本構造を有しているので、まず下段部14について説明する。下段部14は、円筒状部材14Aと、そこから放射外方に伸長し、かつ風により容易にしなる複数の細片部14Bと、円筒状部材14Aの開口部に一部が挿入されて固定される他の円筒状部材14Cとを有する。細片部14Bは、風速1m/秒程度の風で上下にしなるような厚さである。同様に上段部には、円筒状部材12Aと、そこから放射外方に伸長し、かつ風により容易にしなる複数の細片部12Bと、円筒状部材12Aの開口部に一部が挿入されて固定される他の円筒状部材12Cとを有する。細片部12Bは、風速1m/秒程度の風で上下にしなるような厚さである。本体部10の各段(上段部12、下段部14)の具体的構成手法は後に詳述する。
上段部12と下段部14は接続・固定されている。本体部10の中心部には開口があり、この開口部にひも状部材(以下単にひもと記すこともある)20が内部に挿入されたパイプ状部材18が挿入される。ひも20は本体部10の下段部14の下部開口近傍で、ストッパ22に結ばれている。パイプ状部材18の長さは、本体部10の高さより、約10cmほど長く、パイプ状部材18の上部には、反射部16としてのコンパクトディスク(CD)などの光記録媒体がひも状部材20で固定される。ひも20の上端は、図2に示すように適当な竿28などに結んで、カラスを撃退したい場所の空間に吊しておく。
次に本発明のカラス撃退装置の製造方法の好ましい実施の形態について図3〜図7により説明する。図1のカラス撃退装置では、本体部10は、合成樹脂で形成されているが、ここでは飲料などの入れ物であるペットボトルを用いる例を示す。まず、用意する材料は、カラス撃退装置一台分として、次のとおりである。
ペットボトル 大(2リットル)2つ
ペットボトル 小(500ミリリットル)2つ
CD 1枚
光沢のある黒のラッカースプレイ 1つ
ビニールホース(外径7mm、長さ50cm) 1本
細いひも(長さ150cm) 1本
割り箸(4cmに切断したもの) 1本
黒のビニールテープ 1つ
図3に示すように、大きなペットボトル24A、24Bと、小さなペットボトル26A、26Bを用意し、それぞれキャップを取り外しておく。次いで大きなペットボトル24Aと小さなペットボトル26Aの下端から数cmのところで、下面と平行な線24F、26Fに沿ってそれぞれハサミなどで切断する。次に、大きなペットボトル24Aと小さなペットボトル26Aのそれぞれ切断された下端部を除いた部分(ペットボトルの上部)24At、26Atには、下部開口部から上方に向かって側面に平行な複数の切り込み24C、26Cを約2cm間隔でハサミなどで入れる。切り込みは、上方の肩部(上方から直径がテーパー状に大きくなり、一定の直径となる部分)から数cm下方の位置まで入れる。一方、他の大きなペットボトル24Bと小さなペットボトル26Bは、上方の肩部(上方から直径がテーパー状に大きくなり、一定の直径となる部分)から数cm下方の位置で線24D、26Dに沿って切断する。
このようにして、図4に示すようにペットボトルの上部24At、24Bt、26At、26Btを得る。次に、ペットボトルの上部24Bt、26Btには、下部開口部から上方に向かって側面に平行な複数の切り込み24E、26Eをハサミなどで入れる。この切り込み24E、26Eの長さは約1cmであり、間隔は約2cmである。次に、ペットボトルの上部24At、26Atの各切り込み24C、26Cで分離された細片を放射外方に折り曲げる。次に図5に示すように、細片部が折り曲げられた状態のペットボトルの上部24Atに、切り込み24Eの入ったペットボトルの上部24Btを挿入し、互いに下部開口部が結合する方向で、すなわち互いに逆方向に結合する。同様に、細片部が折り曲げられた状態のペットボトルの上部26Atに、切り込み26Eの入ったペットボトルの上部26Btを挿入し、互いに下部開口部が結合する方向で、すなわち互いに逆方向に結合する(図示省略)。こうして大小2つの結合体が構成される。図6は、便宜上、大きい方の結合体24Kのみを示している。
こうして構成された大小2つの結合体は、図7に示すように大きい結合体24Kが、図1中の本体部10の下段部14を構成し、また小さい結合体が図1中の本体部10の上段部12を構成するよう、それぞれが結合される。すなわち、図1に示すように、大小2つの結合体は、大きい結合体24K(下段部14)が下方に配され、小さい結合体26K(上段部12)が上方に配されるように、上下に2段重ねとし、それぞれの上端部(キャップが付いていた場所)同士を結合させ、黒のビニールテープ30で巻き付けて結合させる。その後、各細片を図1に示すように、下方から上方に伸長するように持ち上げておく。すなわち、図7に示す細片の折り曲げ状態を90度から110度程度戻しておく。こうして本体部10の構造が完成する。本体部10の中央孔にパイプ状部材18を構成するビニールホースを挿入する。次いで、本体部10と、パイプ状部材18の露出部には、光沢のある黒のラッカースプレイで、黒色に塗装する。乾燥後、パイプ状部材18の中央孔にひも状部材20を構成する細いロープを通す。細いロープは、下段部14の開口部から外部に出して4cmに切断したストッパ22としての割り箸に結びつける。パイプ状部材18の上端から外部に伸長する細いロープは、光を反射する手段16を構成するCDの中央孔に挿入され、CDを挟み込むように巻回されて更に上方に伸長している。なお、塗装の手順は、上記と異なり、細いロープやCDなどを取り付けた後でもよい。
以上で本発明のカラス撃退装置の好ましい実施の形態が完成する。本実施の形態では断面が円形のペットボトルを使用したが断面が角形など、他の形状のものでもよい。このカラス撃退装置の使用に当たっては、細いロープ(ひも状部材20)を図2に示すように適当な竿28などより結びつけて空中に吊すことができる。軒先などに細いロープを結びつける場所がある場合は、竿28などを用いなくてもよい。こうして吊り下げられたカラス撃退装置は、次のように動作する。少しでも風が吹くと、本体部10は、パイプ状部材18の周囲を回転する。このとき、細片部12B、14Bが適当にしなり、あたかも本物のカラスの羽のように上下に移動する。さらに、光を反射する手段16は、その表面が光を反射するのでピカピカと光り、カラスからみると、巨大な目を持った他のカラスがいるものと錯覚するものと思われる。光を反射する手段16も風が吹くと回転するので、光の放射方向が変化し、カラス撃退効果が大きい。上記実施の形態では、光を反射する手段16として1枚のCDを用いているが、光っている面が露出されるように、2枚のCDを重ねて用いてもよい。またCDに限らず、DVDやMOなど、他の光記録媒体や、あるいはガラスや、鏡、その他のガラスやプラスチック製品などを用いてもよい。また、下端部のストッパ22が、くちばしのように見えて、さらに威嚇効果があるものと思われる。さらに、本体部10とパイプ状部材18の露出部分が光沢のある黒色の塗装を施されているので、回転する際に光を反射し、威嚇効果があるものと思われる。
本発明者は、本発明にかかるカラス撃退装置のカラス撃退効果を実証するため、次の実験を行っている。
<実験1>
自宅の犬の餌をカラスがねらうことを防止するため、平成15年4月6日から、自宅の柿木に本発明のカラス撃退装置を吊した。
その結果、それまで、4、5羽のカラスが来て、犬の餌を持っていったのに対し、次の状況となった。
(1)1日目 柿木の上にカラスが3羽来て止まったが、犬の餌を持っていくことはなかった。
(2)2日目 柿木の上にカラスが3羽来て止まったが、犬の餌を持っていくことはなかった。
(3)3日目 数羽のカラスが飛んできて柿木に近づくものの、柿木に止まることはなかった。
(4)4日目以降、同年7月15日まで 1羽のカラスも柿木に近づこうとしない。また、自宅塀の外の道路反対側には、ゴミ集積所があり、それまで、カラスの被害で困っていたが、ここにもカラスが全く来なくなった。なお、柿木から十数メートル離れた電線や電柱には、カラスが止まって鳴いている光景は時々見られる。
<実験2>
本出願人会社のビルの隣の11階建ての都営住宅には、多数の鳩が来て、いわゆる鳩ふん公害で困っていたので、平成15年4月7日から、本出願人会社のビルの屋上に本発明のカラス撃退装置を吊した。
その結果、それまで、都営住宅の各階に9〜12羽の鳩が来て、都営住宅の外壁の梁に止まっていたのに対し、次の状況となった。
(1)1日目 直ちにほとんどの鳩が立ち去った。夕方に3〜5羽が戻ってきた。
(2)2日目〜6日目 鳩が寄りつかず、夕方に3〜5羽が戻ってきた。
(3)7日目以降 全部の鳩がいなくなり、その後全く寄りつかない(1羽も来ていない)。
このように、本発明のカラス撃退装置は、カラスにも鳩にも効果があることが確認された。したがって、本発明は鳥類撃退装置としてとらえることもできる。
以上のように本発明では、低廉な費用で構成でき、かつカラスなどの鳥類の学習効果にかかわらず、その撃退効果が長期間持続するカラス撃退装置を提供することができるので、カラスや鳩などの鳥類を寄せ付けず、ゴミ集積所や、農作物の被害や鳥類のふんの被害を防止する上で有用であり、各種産業上の利用可能性がある。
また本発明の他の態様では、パイプ状部材に対して円筒状部材を回転可能としているので、維持・管理が容易であることのみならず、電源が不要なカラス撃退装置を提供することができ、よって、上記同様に各種産業上の利用可能性がある。
さらに本発明の他の態様では、低廉な費用で構成でき、かつカラスなどの鳥類の学習効果にかかわらず、その撃退効果が長期間持続し、かつ維持・管理が容易であることのみならず、電源が不要なカラス撃退装置を簡単に製造するための方法を提供することができるので、上記同様に各種産業上の利用可能性がある。
本発明のカラス撃退装置の好ましい実施の形態の正面図である。 図1の実施の形態の使用状態を示す斜視図である。 本発明カラス撃退装置の製造方法の1過程を示す図である。 本発明カラス撃退装置の製造方法の1過程を示す図である。 本発明カラス撃退装置の製造方法の1過程を示す図である。 本発明カラス撃退装置の製造方法の1過程を示す図である。 本発明カラス撃退装置の製造方法の1過程を示す図である。
符号の説明
10 本体部
12 上段部
12A、12C、14A、14C 円筒状部材
12B、14B 細片部
14 下段部
16 光を反射する手段
18 パイプ状部材
20 ひも状部材
22 ストッパ
24A、24B、26A、26B ペットボトル
24At、24Bt、26At、26Bt ペットボトルの上部
24C、24E、26C、26E 切り込み
24K、26K 結合体
28 竿
30 ビニールテープ

Claims (7)

  1. ひも状部材と、
    前記ひも状部材が挿入されるパイプ状部材と、
    前記パイプ状部材が挿入され、前記パイプ状部材に対して回転可能で、軸方向略中央部の径が両端部の径より大きい第1の略円筒状部材と、
    前記第1の略円筒状部材の前記軸方向略中央部からその全周にわたって放射外方に伸長し、かつ風により容易にしなる複数の細片部と、
    前記パイプ状部材が挿入され、前記パイプ状部材に対して回転可能であり、かつ、前記第1の略円筒状部材の下方に位置し、軸方向略中央部の径が両端部の径より大きい第2の略円筒状部材と、
    前記第2の略円筒状部材の前記軸方向略中央部からその全周にわたって放射外方に伸長し、かつ風により容易にしなる複数の細片部とを、
    有し、前記第1の略円筒状部材の複数の細片部と、前記第2の略円筒状部材の複数の細片部とが略並行に配されたカラス撃退装置。
  2. 前記略円筒状部材と前記複数の細片部からなる構造体の近傍に光を反射する手段を配したことを特徴とする請求項1に記載のカラス撃退装置。
  3. 前記光を反射する手段が、光記録媒体であることを特徴とする請求項2に記載のカラス撃退装置。
  4. 前記略円筒状部材と前記複数の細片部からなる構造体が、光沢のある黒色塗料で塗装されていることを特徴とする請求項1に記載のカラス撃退装置。
  5. 前記略円筒状部材が、ペットボトルの先端部を反対向きに2つ組み合わせて構成したものである請求項1に記載のカラス撃退装置。
  6. ひも状部材と、前記ひも状部材が挿入されるパイプ状部材と、前記パイプ状部材が挿入され、前記パイプ状部材に対して回転可能で、軸方向略中央部の径が両端部の径より大きい略円筒状部材と、前記略円筒状部材の前記軸方向略中央部からその全周にわたって放射外方に伸長し、かつ風により容易にしなる複数の細片部とを有するカラス撃退装置の製造方法であって、
    第1のペットボトルの下端部を切り落とすステップと、
    前記下端部が切り落とされた前記第1のペットボトルの下方から上方に向けて複数の切り込みを全周にわたって設けるステップと、
    前記切り込みを設けた部分を複数の細片部として前記第1のペットボトルの中心から放射外方に伸長するように折り曲げるステップと、
    第2のペットボトルの上端部を残してその下方を切り落とすステップと、
    前記切り込みを設けた部分が放射外方に折り曲げられた前記第1のペットボトルの内部空間を覆うように、前記下方が切り落とされた前記第2のペットボトルを前記第1のペットボトルに組み合わせて第1の略円筒状部材を構成するステップと、
    第3のペットボトルの下端部を切り落とすステップと、
    前記下端部が切り落とされた前記第3のペットボトルの下方から上方に向けて複数の切り込みを全周にわたって設けるステップと、
    前記切り込みを設けた部分を複数の細片部として前記第3のペットボトルの中心から放射外方に伸長するように折り曲げるステップと、
    第4のペットボトルの上端部を残してその下方を切り落とすステップと、
    前記切り込みを設けた部分が放射外方に折り曲げられた前記第3のペットボトルの内部空間を覆うように、前記下方が切り落とされた前記第4のペットボトルを前記第3のペットボトルに組み合わせて第2の略円筒状部材を構成するステップと、
    前記組み合わされた前記第1と第2のペットボトルの中心孔と前記第3と第4のペットボトルの中心孔に前記パイプ状部材を挿通させるステップと、
    前記パイプ状部材の中心孔に前記ひも状部材を挿通させるステップとを、
    有し、前記第1の略円筒状部材の複数の細片部と、前記第2の略円筒状部材の複数の細片部とが略並行に配されるよう構成するカラス撃退装置の製造方法。
  7. 前記ひも状部材に光を反射する手段を配するステップを更に有する請求項6に記載のカラス撃退装置の製造方法。
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