JP3848293B2

JP3848293B2 - Assist grip

Info

Publication number: JP3848293B2
Application number: JP2003138117A
Authority: JP
Inventors: 茂弘岩倉
Original assignee: オプトニカ工房有限会社
Priority date: 2003-05-16
Filing date: 2003-05-16
Publication date: 2006-11-22
Anticipated expiration: 2023-05-16
Also published as: JP2004337382A

Description

【０００１】
【発明の属する技術分野】
本発明は、アシストグリップに関する。特に、本発明は、ベッド、浴室、トイレなどで使用されるアシストグリップに関する。
【０００２】
【従来の技術】
下半身麻痺や半身不随などの身体障害があるためにベッドに寝たきりになっている人がいる。このような人がベッドから起き上がるときには、特に腕の力を利用して起き上がる。たとえば、右半身不随の人は、左手を背中に回して左手を突っ張ることによりベッドから左半身を押し上げて起き上がる。したがって、かなり大きな腕力を必要とし、起き上がるのが苦痛であった。また、健康維持のために、寝たり起きたりする動作を繰り返す訓練をすることもあるが、このような訓練も患者の腕に対しては過度の負担となる場合がある。
【０００３】
また、身体障害者が便座に座った状態から立ち上がるときには手すりにつかまって立ち上がっていた。また、浴槽から出るときも手すりにつかまって立ち上がっていた。しかし、手すりにつかまるまでの立ち上がりの初期動作が困難な人もいた。
【０００４】
従来、自動車の乗り降りを助けるためのアシストグリップが知られている（例えば、特許文献１及び特許文献２参照。）。
しかしながら、ベッド、浴室、トイレなどにおいて、手すりにつかまる前の初期動作を助けるためのアシストグリップはなかった。
また、車椅子に座った人がドアを開ける際に使用するための回転する細長いドアハンドルが知られている（特許文献３参照）。しかし、このドアハンドルは、手を離すと重力の作用で下方に垂れ下がってしまい、手元に戻すのに苦労する。また、回転部分が露出しているので、髪の毛などを絡めてしまうおそれもある。
【０００５】
【特許文献１】
特開平１−１９７１３８号公報
【特許文献２】
特開平１１−１２９８０１号公報
【特許文献３】
米国特許出願公開第２００２/０１８４７３６号明細書
【０００６】
【発明が解決しようとする課題】
本発明は、ベッドから起き上がるときの初期動作を助けるためのアシストグリップ、浴室において浴槽から出る際に手すりにつかまる前の初期動作を助けるためのアシストグリップ、トイレの便座に座った状態から立ち上がって手すりにつかまる前の初期動作を助けるためのアシストグリップを提供することを目的とする。
【０００７】
【課題を解決するための手段】
前述した課題を解決する為に本発明では次のようなアシストグリップした。
すなわち、固定部に取り付けられる取付部（４）と、握り部（２）と、取付部（４）と握り部（２）とを接続する可撓性連接部（３）とからなるアシストグリップ（１）であって、可撓性連接部（３）は、適度の外力を加えることにより曲げることができるとともに、その曲げ状態を維持することができる構成とした。
【０００８】
可撓性連接部（３）は、金属製パイプ（７）を含んでいるとよい。
金属性パイプ（７）は、金属条を螺旋状に噛み合わせながら巻きつけることにより形成されているものであるとよい。
可撓性連接部（３）は、樹脂材料（８）によって被覆されているとよい。
可撓性連接部（３）の中を通して金属製ワイヤ（９）が設けられており、金属性ワイヤ（９）は一端部で握り部（２）に取り付けられ、他端部で取付部（４）に取り付けられているとよい。
金属性ワイヤ（９）が取付部（４）を形成しているとよい。
可撓性連接部（３）は、針金に樹脂材料を被覆したものであるとよい。
握り部は、ほぼ卵形状（２）、ほぼ苺形状（２２）、ほぼ球形状（３２ｂ，３２ｃ）、又は長丸形状をしているとよい。
握り部（３２ａ，３２ｂ，３２ｃ）が複数個設けられているとよい。
取付部が鉤形状（４４）又は環形状（５４）をしているとよい。
【０００９】
本発明のアシストグリップは、可撓性連接部に適度の外力を加えることにより曲げることができるとともに、その曲げ状態を可撓性連接部それ自体が自己で維持することができる構成とした。これによって、使用するときには、握り部を所望の位置に保持することができるとともに、アシストグリップが邪魔になるときには、折り曲げてあるいは伸ばして邪魔にならないところに押しやることができる。
【００１０】
本発明のアシストグリップは、ベッドから起き上がる際の初期動作、トイレや浴室で立ち上がる際の初期動作を助けるための介護用品として特に有効である。本発明のアシストグリップは、手すりにつかまる前の体重移動の際の初期動作を助けるのに特に有効である。
本発明のアシストグリップは、可動部である可撓性連接部を樹脂材料により被覆することにより、可動部の隙間に髪の毛を挟んだり、雑菌が入ったりすることを防止できる。
握り部を連接部の途中に複数個設けることにより、アシストグリップを手繰り寄せ易くすることができる。
取付部を鉤形状にすることにより、アシストグリップが不要なときは容易に外すことができる。
【００１１】
【発明の実施の形態】
以下、本発明を、好ましい実施形態に基づき図面を参照しながら説明する。ただし、以下の実施形態に記載されている構成部品の寸法、材質、形状、その相対配置などは、特に特定的な記載がない限りは、この発明の範囲をそれらのみに限定する趣旨のものではない。
【００１２】
（アシストグリップの構成）
図１は、本発明のアシストグリップ１の正面図である。図２は、本発明のアシストグリップ１の断面図である。アシストグリップ１は、握り部２と、連接部３と、取付部４とからなる。
【００１３】
握り部２は、全体的にほぼ卵形状をしており、片手で握りやすい大きさにつくられている。握り部２は、二つの半分体２ａ、２ｂからなる。二つの半分体２ａ、２ｂは、二本のボルト５，６により締結されている。
連接部３は、フレキパイプ７と、フレキパイプ７の外側を被覆するシリコーンチューブ８とからなる。フレキパイプ７は、可撓性があり、図３に示すように、使用者が適度の外力を加えることにより曲げることができるとともに、その変形状態を連接部３それ自体で自己維持することができるものである。例えば、湯沸し器に使用されているフレキ出湯管などから形成されているとよい。本実施の形態においては、連接部３を株式会社昭和螺旋管製作所製のインターロック型フレキシブルチューブ（３／８B）で作製した。これは、金属条を螺旋状に噛み合わせながら巻きつけたものである。その材質は、銅、鉄、ステンレススチール等があり、本実施例においてはステンレススチールで作製した。
取付部４は、輪に形成した金属製ワイヤ９により構成されている。輪に形成した金属性ワイヤ９は、壁やベッドなどに設けられた金具に固定される。
【００１４】
図４は、握り部２の半分体２ｂの平面図である。半分体２ｂには、連接部３が装着される穴２ｃと、ワイヤ９を収容するための穴２ｄと、もう一つの半分体２ａの固定部２ｅを収容するための穴２ｆとが設けられている。ワイヤ９を収容するための穴２ｄには、ボス２ｇが設けられており、ボス２ｇの周りにワイヤ９が巻きつけられている。ワイヤ９は、かしめ金具１０などの緊締部材により端部が緊締されて、輪を形成している。これによって、ワイヤ９は握り部２に締結されている。ボス２ｇには、ボルト５を通すための穴２ｈが設けられている。
【００１５】
図５は、取付部４の緊締部材１１の拡大斜視図である。緊締部材１１は、緊締金具１２と、Ｕ字形状ボルト１３と、ナット１４とからなる。ワイヤ９を、例えばベッドの手すりに巻きつけて、ワイヤ９をその端部とともに緊締金具１２の溝１２ａに入れる。ワイヤ９をその端部とともにＵ字形状ボルト１３で挟む。Ｕ字形状ボルト１３のネジ部１３ａを緊締金具１２の不図示の貫通孔を通し、ナット１４で締め付ける。これによって、ワイヤ９を緊締部材１１により緊締する。
なお、緊締部材１１として、図１８に示すようなかしめ金具１１０を使用してもよい。かしめ金具１１０は、例えば、金属帯又は金属管でつくられているとよい。ワイヤ９の端部を重ね合わせた部分に金属帯を巻き付けて、あるいは金属管を通して、金属帯あるいは金属管を押しつぶし又は締め付けることによりワイヤ９を緊締することができる。
【００１６】
（ベッドに使用する場合）
図６は、本発明のアシストグリップ１をベッド１５の手すり１６に取り付けた実施例を示す図である。たとえば、右半身不随の被介護者Ｍがベッド１５に寝ているときは、アシストグリップ１が邪魔にならないように枕もとにおいておく。アシストグリップ１の連接部３は、使用者が適度の外力を加えることにより曲げることができるとともに、その変形状態を連接部３それ自体で自己維持することができる。したがって、枕もとの所望の位置にアシストグリップ１の握り部２を保持しておくことができる。
【００１７】
右半身不随の被介護者Ｍが自身でベッド１５から起き上がろうとするときには、図７に示すように、左手で握り部２をつかんで上体を右側へ引き起こす。その後、ベッド１５の縁や手すり１６につかまって起き上がる。このように本発明のアシストグリップ１を使用すれば、被介護者Ｍがベッド１５から起き上がるときにベッド１５の縁や手すり１６につかまる前の初期動作を助けることができる。
【００１８】
（壁に取り付ける場合）
本発明によるアシストグリップ１は、トイレや浴室の壁に取り付けて使用することもできる。一般に、トイレや浴室には体の不自由な人のために、手すりが設けられている。しかし、通常は便座や湯船の近くの一方の壁に手すりが設けられているので、片手で手すりにつかまって立ち上がることが多い。そこで、本発明のよるアシストグリップ１をトイレや浴室の壁に取り付けて、両手で握り部２につかまって立ち上がることができるようにする。
【００１９】
図８は、手すり１７の近くの壁１８に本発明によるアシストグリップ１を取り付けた状態を示す図である。アシストグリップ１の取付部４は、樹脂材料１９で被覆されている。図９は、取付部４を被覆している樹脂材料１９を取り除いたときの固定部分の正面図、図１０は、図９に示す固定部分の側面図である。壁１８には、ボビン２０が、ボルト２１により固定されている。図１１は、ボビン２０の斜視図である。ボビン２０は、二枚の円盤２０ａと、二枚の円盤２０ａの間をつなぐ円筒部２０ｂとからなる。ボビン２０を貫通して貫通穴２０ｃが設けられている。ボビン２０の一方の円盤２０ａを壁１８に当てて、貫通穴２０ｃを通してボルト２１を締め付けることにより、ボビン２０が壁１８に固定される。ボビン２０の円筒部２０ｂにアシストグリップ１のワイヤ９を巻きつけてワイヤ９の端部をワイヤ９に緊締部材１１により緊締する。これによって、アシストグリップ１を壁１８に固定することができる。アシストグリップの固定部は、樹脂材料１９などにより被覆する。
なお、ワイヤ９は、図１８に示すかしめ金具１１０により緊締してもよい。
【００２０】
図８に戻って、普通の常態では、健常者がトイレや浴室を使用する際にアシストグリップ１が邪魔にならないように、アシストグリップ１を壁１８に沿って鉛直にたれ下げておく。体の不自由な人がトイレや浴室を使用する際には、使用者が連接部３あるいは握り部２をつかんで適度の外力を加えることにより、図１２に示すように連接部３を曲げ、つかみやすい位置に握り部２を置く。連接部３は、その変形状態を連接部３それ自体で自己維持することができるので、握り部２を所望の位置に保持することができる。
使用者が立ち上がる際には、握り部２を両手でつかんで引くことにより立ち上がる。そして、近くの手すり１７につかまることができる。フレキパイプ７を通したワイヤ９を使用しているので、使用者が握り部２に全体重をかけてもアシストグリップ１が破断することはない。本発明のアシストグリップ１を使用すれば、体の不自由な人がトイレや浴室で立ち上がる際に、手すりにつかまる前の初期動作を助けることができる。
【００２１】
（握り部の変形例）
図１に示した握り部２は、全体的にほぼ卵形状をしている。本発明のアシストグリップの握り部は、卵形状や球形状に限らず、握りやすい形状であればよい。図１３は、握り部の変形例を示す図である。握り部２２は、全体的にほぼ苺形をしている。すなわち、握り部２２の連接部３に近い肩部２２ａは、ほぼ平らに近い丸みを帯びた肩形状をしており、握り部２２の先端部２２ｂは先細りの形状をしている。これは、使用者が必ずしも握り部２２をつかむわけではなく、連接部３をつかむこともあり、その場合に連接部３をつかんだ手が苺形状の握り部２２の肩部２２ａに掛かることにより安定してアシストグリップをつかむことができるようにするためである。
【００２２】
図１４は、複数個の握り部３２ａ，３２ｂ，３２ｃを設けたアシストグリップ３１を示す図である。図１４は、苺形状の握り部３２ａを連接部３の先端部に取り付け、連接部３の途中にほぼ球形状の握り部３２ｂ、３２ｃを二つ取り付けている。
このように複数の握り部３２ａ，３２ｂ，３２ｃをアシストグリップ３１に設けることにより、被介護者がベッドから起き上がるときにアシストグリップ３１を手繰り寄せることができる。これによって、被介護者がベッドから起き上がるときの初期動作をより容易に行うことができるようになる。また、体の不自由な人がトイレや浴室で立ち上がる際にも、アシストグリップ３１を手繰り寄せることができる。これによって、体の不自由な人が手すりにつかまる前の初期動作をより容易に行うことができるようになる。
【００２３】
（取付部の変形例）
図１５は、アシストグリップの取付部の変形例を示す図である。
図１５（ａ）は、鉤形状の取付部４４を示す図であり、図１５（ｂ）は、輪形状又は環形状の取付部５４を示す図である。鉤形状の取付部４４及び環形状の取付部５４は、それぞれ、アシストグリップの連接部３の一端部に取り付けられている。好ましくは、連接部３を通るワイヤ９に結合されているとよい。鉤形状の取付部４４及び環形状の取付部５４は、金属でつくられているとよい。
図１６は、ベッド又は壁に設けられた掛け金具を示す図である。図１６（ａ）は、鉤形状の掛け金具４５を示す図であり、図１６（ｂ）は、環形状の掛け金具５５を示す図である。
鉤形状の取付部４４を有するアシストグリップは、ベッド又は壁に設けられた鉤形状の掛け金具４５又は環形状の掛け金具５５に引っ掛けて使用することができる。また、環形状の取付部５４を有するアシストグリップは、ベッド又は壁に設けられた鉤形状の掛け金具４５に引っ掛けて使用することができる。
このように、鉤形状の取付部４４又は環形状の取付部５４を使用することにより、アシストグリップが不要なときに、ベッドや壁からアシストグリップを外しておくことができる。
なお、図１７に示すように、鉤形状の取付部６４の開いた部分６４ａを閉じるための外れ防止部材６５を設けてもよい。外れ防止部材６５は、支点６５ａを中心にして回動することができ、開いた部分６４ａを閉じる方向にばね部材（不図示）により付勢されている。外れ防止部材６５を設けることにより、鉤形状の取付部６４を壁に設けられた掛け金具に引っ掛けたときに、不用意に外れないようにすることができる。
【００２４】
【発明の効果】
以上の説明から明らかなように、本発明によれば、可撓性連接部に適度の外力を加えることにより曲げることができるとともに、その曲げ状態を可撓性連接部それ自体が自己で維持することができる。これによって、使用するときには、握り部を所望の位置に保持することができるとともに、アシストグリップが邪魔になるときには、曲げてあるいは伸ばして邪魔にならないところに押しやることができる。
【００２５】
本発明のアシストグリップは、ベッドから起き上がる際の初期動作、トイレや浴室で立ち上がる際の初期動作を助けることができる。
本発明のアシストグリップは、手すりにつかまる前の体重移動の際の初期動作を助けることができる。
本発明のアシストグリップは、可動部である可撓性連接部を樹脂材料により被覆することにより、可動部の隙間に髪の毛を挟んだり、雑菌が入ったりすることを防止できる。
握り部を連接部の途中に複数個設けることにより、アシストグリップを手繰り寄せ易くすることができる。
取付部を鉤形状にすることにより、アシストグリップが不要なときは容易に外すことができる。
【００２６】
なお、本実施の形態においては、フレキパイプ７をシリコーンチューブ８で被覆することにより連接部３を構成したが、連接部３はこの構成に限らず、例えば、金属製ワイヤ（針金）を樹脂被覆した棒状部材であってもよい。
また、本実施の形態においては、フレキパイプ７を被覆するためにシリコーンチューブ８を用いたが、本発明はこれに限らず、抗菌性樹脂材料によりフレキパイプ７を被覆してもよい。
また、握り部２は、樹脂材料で形成するとよい。さらに、握り部２は、抗菌性樹脂材料により形成してもよい。
【００２７】
本発明は、以上の実施形態に限定されるものではなく、その特徴事項から逸脱することなく、他のいろいろな形態で実施することができる。そのため、前述の実施の形態はあらゆる点で単なる例示にすぎず、限定的に解釈してはならない。本発明の範囲は、特許請求の範囲によって示すものであって、明細書本文には、何ら拘束されない。さらに、特許請求の範囲の均等範囲に属する変形や変更は、すべて本発明の範囲内のものである。
【図面の簡単な説明】
【図１】本発明のアシストグリップの正面図。
【図２】本発明のアシストグリップ１の断面図。
【図３】アシストグリップ１の連接部３を曲げた状態を示す図。
【図４】握り部２の半分体２ｂの平面図。
【図５】取付部４の緊締部材１１の拡大斜視図
【図６】本発明のアシストグリップ１をベッドの手すりに取り付けた実施例を示す図。
【図７】被介護者Ｍが自身でベッド１５から起き上がろうとするときに、左手で握り部２をつかんで上体を右側へ引き起こす様子を示す図。
【図８】手すりの近くの壁に本発明によるアシストグリップ１を取り付けた状態を示す図。
【図９】取付部４を被覆している樹脂材料１９を取り除いたときの固定部分の正面図。
【図１０】図９に示す固定部分の側面図。
【図１１】ボビン２０の斜視図。
【図１２】壁に取り付けたアシストグリップ１の連接部３を曲げたときの状態を示す図。
【図１３】握り部の変形例を示す図。
【図１４】複数個の握り部３２ａ，３２ｂ，３２ｃを設けたアシストグリップ３１を示す図。
【図１５】アシストグリップの取付部の変形例を示す図。
【図１６】ベッド又は壁に設けられた掛け金具を示す図。
【図１７】外れ防止部材６５を設けた鉤形状の取付部６４を示す図。
【図１８】ワイヤ９の緊締部材の別の実施形態を示す図である。
【符号の説明】
１アシストグリップ
２，３２ａ，３２ｂ，３２ｃ握り部
３連接部
４，４４，５４取付部
７フレキパイプ
８シリコーンチューブ
９金属性ワイヤ[0001]
BACKGROUND OF THE INVENTION
The present invention relates to an assist grip. In particular, the present invention relates to an assist grip used in a bed, bathroom, toilet or the like.
[0002]
[Prior art]
Some people are bedridden because of physical disabilities such as lower body paralysis or inability to wear the body. When such a person gets up from the bed, he / she gets up using the power of his arm. For example, a person who is not right-handed can get up by pushing up his left-hand body from the bed by turning his left hand to his back and stretching his left hand. Therefore, it required considerable strength, and it was painful to get up. In addition, in order to maintain health, there is a case where training is repeated for sleeping and getting up, but such training may be an excessive burden on the patient's arm.
[0003]
In addition, when a disabled person stood up from a state of sitting on a toilet seat, he stood up by grabbing a handrail. Also, when I got out of the bathtub, I was standing on a handrail. However, there were some people who had difficulty in the initial movement until getting caught on the handrail.
[0004]
Conventionally, an assist grip for assisting in getting on and off an automobile is known (see, for example, Patent Document 1 and Patent Document 2).
However, there was no assist grip for assisting the initial operation before being caught by a handrail in a bed, bathroom, toilet, or the like.
Moreover, the elongate door handle which rotates for the person who sat in the wheelchair to use when opening a door is known (refer patent document 3). However, the door handle hangs downward due to the action of gravity when the hand is released, and it is difficult to return the door handle. Moreover, since the rotating part is exposed, there is a possibility that the hair is entangled.
[0005]
[Patent Document 1]
JP-A-1-197138 [Patent Document 2]
JP-A-11-129801 [Patent Document 3]
US Patent Application Publication No. 2002/0184736
[Problems to be solved by the invention]
The present invention relates to an assist grip for assisting an initial operation when getting up from a bed, an assist grip for assisting an initial operation before grabbing a handrail when getting out of a bathtub in a bathroom, and a handrail standing up from a state of sitting on a toilet seat. An object of the present invention is to provide an assist grip for assisting an initial operation before being caught.
[0007]
[Means for Solving the Problems]
In order to solve the above-described problems, the present invention provides the following assist grip.
That is, an assist grip (4) that is attached to the fixed part, an grip (2), and an assist grip (3) that connects the attachment (4) and the grip (2). 1) The flexible connecting portion (3) can be bent by applying an appropriate external force, and the bent state can be maintained.
[0008]
The flexible connecting part (3) may include a metal pipe (7).
The metallic pipe (7) may be formed by winding a metal strip while meshing in a spiral.
The flexible connecting part (3) may be covered with a resin material (8).
A metal wire (9) is provided through the flexible connecting portion (3), and the metal wire (9) is attached to the grip portion (2) at one end and the attachment portion (4) at the other end. ).
The metallic wire (9) may form the attachment part (4).
The flexible connecting portion (3) is preferably a wire coated with a resin material.
The grip portion may have an approximately egg shape (2), an approximately bowl shape (22), an approximately spherical shape (32b, 32c), or an oval shape.
A plurality of grips (32a, 32b, 32c) may be provided.
It is good for the attachment part to have a bowl shape (44) or a ring shape (54).
[0009]
The assist grip of the present invention can be bent by applying an appropriate external force to the flexible connecting portion, and the flexible connecting portion itself can maintain the bent state by itself. Thus, when used, the grip portion can be held at a desired position, and when the assist grip gets in the way, it can be bent or stretched and pushed out of the way.
[0010]
The assist grip of the present invention is particularly effective as a care product for assisting initial operation when getting up from a bed and initial operation when getting up in a toilet or bathroom. The assist grip according to the present invention is particularly effective for assisting the initial operation during weight shift before being held by a handrail.
The assist grip according to the present invention can prevent the hair from being caught in the gaps of the movable part or the entry of germs by covering the flexible connecting part, which is the movable part, with a resin material.
By providing a plurality of grip portions in the middle of the connecting portion, the assist grip can be easily pulled.
By making the attachment portion into a bowl shape, it can be easily removed when the assist grip is unnecessary.
[0011]
DETAILED DESCRIPTION OF THE INVENTION
Hereinafter, the present invention will be described based on preferred embodiments with reference to the drawings. However, the dimensions, materials, shapes, relative arrangements, and the like of the components described in the following embodiments are not intended to limit the scope of the present invention only to those unless otherwise specified. Absent.
[0012]
(Assist grip configuration)
FIG. 1 is a front view of an assist grip 1 of the present invention. FIG. 2 is a cross-sectional view of the assist grip 1 of the present invention. The assist grip 1 includes a grip portion 2, a connecting portion 3, and an attachment portion 4.
[0013]
The grip portion 2 is generally egg-shaped as a whole and is sized to be easily gripped with one hand. The grip 2 is composed of two halves 2a and 2b. The two halves 2a, 2b are fastened by two bolts 5,6.
The connecting portion 3 includes a flexible pipe 7 and a silicone tube 8 that covers the outside of the flexible pipe 7. As shown in FIG. 3, the flexible pipe 7 can be bent by applying a suitable external force as shown in FIG. 3, and the deformed state can be maintained by the connecting portion 3 itself. Is. For example, it may be formed from a flexible hot water pipe used in a water heater. In the present embodiment, the connecting portion 3 is made of an interlock type flexible tube (3 / 8B) manufactured by Showa Spiral Pipe Manufacturing Co., Ltd. In this case, the metal strip is wound while meshing in a spiral shape. The material is copper, iron, stainless steel or the like, and in this example, it was made of stainless steel.
The attachment portion 4 is composed of a metal wire 9 formed in a ring. The metallic wire 9 formed on the ring is fixed to a metal fitting provided on a wall or a bed.
[0014]
FIG. 4 is a plan view of the half body 2 b of the grip portion 2. The half 2b is provided with a hole 2c in which the connecting portion 3 is mounted, a hole 2d for receiving the wire 9, and a hole 2f for receiving the fixing portion 2e of the other half 2a. Yes. A hole 2d for accommodating the wire 9 is provided with a boss 2g, and the wire 9 is wound around the boss 2g. The end portion of the wire 9 is tightened by a tightening member such as the caulking metal fitting 10 to form a ring. As a result, the wire 9 is fastened to the grip 2. The boss 2g is provided with a hole 2h for allowing the bolt 5 to pass therethrough.
[0015]
FIG. 5 is an enlarged perspective view of the fastening member 11 of the attachment portion 4. The tightening member 11 includes a tightening bracket 12, a U-shaped bolt 13, and a nut 14. The wire 9 is wound around, for example, a handrail of the bed, and the wire 9 is put into the groove 12a of the fastening member 12 together with its end. The wire 9 is pinched with a U-shaped bolt 13 together with its end. The threaded portion 13 a of the U-shaped bolt 13 is passed through a through hole (not shown) of the tightening bracket 12 and tightened with a nut 14. As a result, the wire 9 is tightened by the tightening member 11.
A caulking fitting 110 as shown in FIG. 18 may be used as the tightening member 11. The caulking metal fitting 110 may be made of, for example, a metal band or a metal tube. The wire 9 can be tightened by wrapping a metal strip around a portion where the ends of the wire 9 are overlapped, or by crushing or tightening the metal strip or the metal tube through a metal tube.
[0016]
(When used for bed)
FIG. 6 is a view showing an embodiment in which the assist grip 1 of the present invention is attached to the handrail 16 of the bed 15. For example, when the care receiver M who is not right-handed is sleeping on the bed 15, the assist grip 1 is placed at the bedside so as not to get in the way. The connecting portion 3 of the assist grip 1 can be bent by a user applying an appropriate external force, and the deformed state can be maintained by the connecting portion 3 itself. Therefore, the grip portion 2 of the assist grip 1 can be held at a desired position on the pillow.
[0017]
When the cared person M who is not right-handed tries to get up from the bed 15 by himself / herself, as shown in FIG. Thereafter, the user gets up by holding the edge of the bed 15 or the handrail 16. As described above, when the assist grip 1 of the present invention is used, it is possible to assist the initial operation before the care receiver M gets up from the bed 15 and is caught by the edge of the bed 15 or the handrail 16.
[0018]
(When mounting on a wall)
The assist grip 1 according to the present invention can be used by being attached to a toilet or bathroom wall. Generally, handrails are provided in the toilets and bathrooms for people with reduced mobility. However, since a handrail is usually provided on one wall near a toilet seat or a bathtub, it often stands up with one hand. Therefore, the assist grip 1 according to the present invention is attached to the wall of a toilet or bathroom so that the user can get up by holding the grip 2 with both hands.
[0019]
FIG. 8 is a view showing a state where the assist grip 1 according to the present invention is attached to the wall 18 near the handrail 17. The mounting portion 4 of the assist grip 1 is covered with a resin material 19. FIG. 9 is a front view of the fixing portion when the resin material 19 covering the attachment portion 4 is removed, and FIG. 10 is a side view of the fixing portion shown in FIG. A bobbin 20 is fixed to the wall 18 with bolts 21. FIG. 11 is a perspective view of the bobbin 20. The bobbin 20 includes two discs 20a and a cylindrical portion 20b that connects the two discs 20a. A through hole 20c is provided through the bobbin 20. The bobbin 20 is fixed to the wall 18 by placing one disk 20a of the bobbin 20 against the wall 18 and tightening the bolt 21 through the through hole 20c. The wire 9 of the assist grip 1 is wound around the cylindrical portion 20 b of the bobbin 20, and the end of the wire 9 is fastened to the wire 9 by the fastening member 11. Thereby, the assist grip 1 can be fixed to the wall 18. The fixed part of the assist grip is covered with a resin material 19 or the like.
The wire 9 may be tightened by a caulking fitting 110 shown in FIG.
[0020]
Returning to FIG. 8, in a normal state, the assist grip 1 is vertically lowered along the wall 18 so that the assist grip 1 does not get in the way when a healthy person uses a toilet or a bathroom. When a handicapped person uses a toilet or bathroom, the user holds the connecting part 3 or the grip part 2 and applies an appropriate external force to bend the connecting part 3 as shown in FIG. The grip part 2 is placed at a position where it can be easily grasped. Since the connecting portion 3 can self-maintain the deformation state by the connecting portion 3 itself, the grip portion 2 can be held at a desired position.
When the user stands up, the user grasps the grip portion 2 with both hands and pulls it up. Then, it can be held by a nearby handrail 17. Since the wire 9 through the flexible pipe 7 is used, the assist grip 1 is not broken even if the user puts the entire weight on the grip portion 2. When the assist grip 1 of the present invention is used, when a physically handicapped person stands up in a toilet or bathroom, an initial operation before being caught by a handrail can be assisted.
[0021]
(Modification of grip part)
The grip portion 2 shown in FIG. 1 has a substantially egg shape as a whole. The grip portion of the assist grip of the present invention is not limited to an egg shape or a spherical shape, and may be any shape that is easy to grip. FIG. 13 is a diagram illustrating a modification of the grip portion. The grip portion 22 has a generally bowl shape as a whole. That is, the shoulder portion 22a near the connecting portion 3 of the grip portion 22 has a substantially rounded shoulder shape, and the tip portion 22b of the grip portion 22 has a tapered shape. This is because the user does not necessarily hold the grip portion 22 but may also hold the connecting portion 3, and in this case, the hand holding the connecting portion 3 is hooked on the shoulder portion 22 a of the hook-shaped grip portion 22. This is so that the assist grip can be stably held.
[0022]
FIG. 14 is a diagram showing an assist grip 31 provided with a plurality of grip portions 32a, 32b, and 32c. In FIG. 14, the hook-shaped grip 32 a is attached to the tip of the connecting part 3, and two substantially spherical grips 32 b and 32 c are attached in the middle of the connecting part 3.
As described above, by providing the plurality of grip portions 32a, 32b, and 32c to the assist grip 31, the assist grip 31 can be pulled up when the care recipient gets up from the bed. This makes it easier to perform the initial operation when the care recipient gets up from the bed. In addition, the assist grip 31 can be pulled around when a physically handicapped person stands up in the bathroom or bathroom. This makes it possible to more easily perform the initial operation before the handicapped person is held by the handrail.
[0023]
(Modification of mounting part)
FIG. 15 is a view showing a modified example of the attaching portion of the assist grip.
FIG. 15A is a diagram showing a hook-shaped attachment portion 44, and FIG. 15B is a diagram showing a ring-shaped or ring-shaped attachment portion 54. The hook-shaped attachment portion 44 and the ring-shaped attachment portion 54 are each attached to one end portion of the connecting portion 3 of the assist grip. Preferably, it is good to couple | bond with the wire 9 which passes along the connection part 3. FIG. The hook-shaped mounting portion 44 and the ring-shaped mounting portion 54 may be made of metal.
FIG. 16 is a diagram illustrating a hanging bracket provided on a bed or a wall. FIG. 16A is a view showing a hook-shaped hanging bracket 45, and FIG. 16B is a view showing a ring-shaped hanging bracket 55. As shown in FIG.
The assist grip having the hook-shaped attachment portion 44 can be used by being hooked on the hook-shaped hanging bracket 45 or the ring-shaped hanging bracket 55 provided on the bed or the wall. Further, the assist grip having the ring-shaped attachment portion 54 can be used by being hooked on a hook-shaped hook 45 provided on a bed or a wall.
As described above, by using the hook-shaped attachment portion 44 or the ring-shaped attachment portion 54, the assist grip can be removed from the bed or the wall when the assist grip is unnecessary.
In addition, as shown in FIG. 17, you may provide the detachment prevention member 65 for closing the open part 64a of the hook-shaped attachment part 64. As shown in FIG. The disengagement prevention member 65 can rotate around the fulcrum 65a and is biased by a spring member (not shown) in a direction to close the open portion 64a. By providing the detachment prevention member 65, it is possible to prevent the detachable member 64 from being inadvertently removed when the hook-shaped attachment portion 64 is hooked on a hanging bracket provided on the wall.
[0024]
【The invention's effect】
As is apparent from the above description, according to the present invention, the flexible connecting portion can be bent by applying an appropriate external force, and the bent state of the flexible connecting portion itself is maintained by itself. be able to. Thus, when used, the grip portion can be held at a desired position, and when the assist grip gets in the way, it can be bent or stretched and pushed out of the way.
[0025]
The assist grip of the present invention can assist the initial operation when getting up from the bed and the initial operation when getting up in the toilet or bathroom.
The assist grip according to the present invention can assist an initial operation during weight shift before being held by a handrail.
The assist grip according to the present invention can prevent the hair from being caught in the gap of the movable part or the entry of germs by covering the flexible connecting part, which is the movable part, with a resin material.
By providing a plurality of grip portions in the middle of the connecting portion, the assist grip can be easily pulled.
By making the attachment portion into a bowl shape, it can be easily removed when the assist grip is unnecessary.
[0026]
In the present embodiment, the connecting portion 3 is configured by covering the flexible pipe 7 with the silicone tube 8. However, the connecting portion 3 is not limited to this configuration. For example, a metal wire (wire) is coated with a resin. It may be a rod-shaped member.
Moreover, in this Embodiment, although the silicone tube 8 was used in order to coat | cover the flexible pipe 7, this invention is not restricted to this, You may coat the flexible pipe 7 with antibacterial resin material.
Moreover, the grip part 2 is good to form with a resin material. Further, the grip portion 2 may be formed of an antibacterial resin material.
[0027]
The present invention is not limited to the above embodiments, and can be implemented in various other forms without departing from the features thereof. For this reason, the above-described embodiment is merely an example in all respects and should not be interpreted in a limited manner. The scope of the present invention is shown by the scope of claims, and is not restricted by the text of the specification. Further, all modifications and changes belonging to the equivalent scope of the claims are within the scope of the present invention.
[Brief description of the drawings]
FIG. 1 is a front view of an assist grip according to the present invention.
FIG. 2 is a sectional view of the assist grip 1 of the present invention.
FIG. 3 is a view showing a state in which a connecting portion 3 of the assist grip 1 is bent.
FIG. 4 is a plan view of a half body 2b of a grip part 2;
FIG. 5 is an enlarged perspective view of the fastening member 11 of the attachment portion 4. FIG. 6 is a view showing an embodiment in which the assist grip 1 of the present invention is attached to a handrail of a bed.
FIG. 7 is a view showing a state in which when the cared person M tries to get up from the bed 15 by himself, the user grasps the grip portion 2 with his left hand and raises his upper body to the right side.
FIG. 8 is a view showing a state where an assist grip 1 according to the present invention is attached to a wall near a handrail.
FIG. 9 is a front view of a fixed portion when the resin material 19 covering the mounting portion 4 is removed.
10 is a side view of the fixed portion shown in FIG. 9. FIG.
11 is a perspective view of the bobbin 20. FIG.
FIG. 12 is a view showing a state when the connecting portion 3 of the assist grip 1 attached to the wall is bent.
FIG. 13 is a view showing a modified example of the grip portion.
FIG. 14 is a view showing an assist grip 31 provided with a plurality of grip portions 32a, 32b, and 32c.
FIG. 15 is a view showing a modified example of the attaching portion of the assist grip.
FIG. 16 is a view showing a hanging bracket provided on a bed or a wall.
17 is a view showing a hook-shaped attachment portion 64 provided with a disengagement prevention member 65. FIG.
18 is a view showing another embodiment of the fastening member of the wire 9. FIG.
[Explanation of symbols]
DESCRIPTION OF SYMBOLS 1 Assist grip 2, 32a, 32b, 32c Grip part 3 Connection part 4, 44, 54 Attachment part 7 Flexible pipe 8 Silicone tube 9 Metal wire

Claims

An assist grip that is fixed near a support such as a handrail in order to assist initial operations before the user gets up or standing up and is held by a support such as a handrail.
An attachment part that can be attached to a fixed part near a support such as a handrail;
A grip part,
It consists of a flexible connecting part that connects the mounting part and the grip part,
The flexible connecting portion is provided with a flexible tube wound while meshing metal strips spirally, and is provided through the flexible tube and attached to the grip portion at one end and attached to the attachment portion at the other end. It consists of a metal wire that can support the weight of the user,
The flexible connecting portion can be bent by a user applying an appropriate external force, and the bending state can be maintained by the flexible connecting portion itself.

The assist grip according to claim 1, wherein the flexible connecting portion is covered with a resin material.

The assist grip according to claim 1 or 2, wherein the metallic wire forms the attachment portion.

The assist grip according to any one of claims 1 to 3, wherein the grip portion has an approximately egg shape, an approximately bowl shape, an approximately spherical shape, or an elongated circle shape.

The assist grip according to any one of claims 1 to 4, wherein a plurality of the grip portions are provided.

The assist grip according to any one of claims 1 to 5, wherein the attachment portion has a hook shape or a ring shape.