JP3848116B2 - マグネトロン駆動回路 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、パルス変調レーダなどに適用されるマグネトロンの駆動回路に関する。
【0002】
【従来の技術】
パルス変調レーダ(Pulse Modulated Radar;以下、パルスレーダと称する。)は、パルス波を目標物(以下、物標と称する。)に対して送信してから、物標に反射して戻ってきたパルス波を受信するまでの時間によって、物標までの距離を求めるレーダである。cを光速、Δtを送信から受信までの時間とすると、物標までの距離Dは、
D=cΔt/2
となる。
【0003】
レーダの性能を判断する上で必要なものとしては、距離分解能の他に、最大探知距離、方位分解能、最小探知距離などがある。距離分解能とは、パルス波を送信するレーダ側から見て、同一方向の一直線上にある2つの物標が、互いにどれだけ離れていれば2つの物標として分離して認識できるかを示す限界の最小距離Rである。電波は、1μsにつき約300mの距離を伝搬するので、1μs間に150mの距離を往復することになる。したがって、パルス幅τ(μs)と距離分解能Rとの関係として、
R=300τ/2=150τ(m)
の式が成り立ち、距離分解能はこのパルス幅で決まる。そのため、パルス幅が狭いほど距離分解能が良く、近距離まで探知できることになる。
【0004】
ここで、パルスレーダの構成について説明する。パルスレーダは、マイクロ波を出力するためのマグネトロン、マグネトロンを駆動するためのマグネトロン駆動回路、アンテナ、受信回路などによって構成されている。図3は、従来のマグネトロン駆動回路の概略構成を示した回路図である。図3に示したように、従来のマグネトロン駆動回路101には、パルストランス11が用いられている。パルストランス11の1次巻線12における一方の端子は、電源Vに直接接続されるとともに、コンデンサ20を介して接地され、他方の端子はスイッチングFET(NMOSFET)21のドレインに接続されている。また、スイッチングFET21は、ソースが接地され、ゲートが抵抗22を介して接地されている。さらに、1次巻線12の両端子間には、吸収抵抗23が接続されている。加えて、パルストランス11の2次巻線13における一方の端子は、マグネトロン(図示せず)のカソードに接続され、他方の端子は、マグネトロンのアノードに接続されている。
【0005】
上記の構成であるマグネトロン駆動回路101において、スイッチングFET21のゲートに所定のパルス幅の送信トリガを入力すると、スイッチングFET21がONする。そして、パルストランス11の2次巻線13に、そのパルス幅を持った高圧パルスが発生する。この高圧パルスがマグネトロンに印加されると、マグネトロンは非常に高い出力で発振して、マイクロ波(送信パルス)を出力する。このマイクロ波は図外のアンテナを通って発射される。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上記従来のマグネトロン駆動回路及びマグネトロンでは、以下のような問題があった。すなわち、前記パルス幅τを狭くするためにマグネトロン駆動用パルスの立ち上がりを急峻にすると、マグネトロンが発振に失敗して、送信パルスが出力されない、所謂ミッシング現象が発生する。
【0007】
また、前記パルス幅τを狭くするために送信パルスの立ち下がりも急峻にする必要がある。従来のマグネトロン駆動回路では、前記のように吸収抵抗を付加してパルストランスの残留エネルギを短時間で零にするようにしている。しかし、吸収抵抗は、送信パルスの立ち上がり時には余分な負荷となる。よって、吸収抵抗の値をあまり小さくできず、送信パルスの立ち下がりもあまり急峻にはできなかった。
【0008】
図4は、従来のマグネトロン駆動回路の入力波形及びマグネトロンの送信パルス波形を示した図である。矩形の送信パルスが理想的であるが、実際は図4に示したように、三角波に近い形状の送信パルスとなってしまう。
【0009】
そこで、本発明は上記の問題を解決するために創作したものであり、その目的は、立ち上がり及び立ち下がりが急峻である矩形に近い波形で、かつ、パルス幅の狭い波形の送信パルスをマグネトロンから出力させるように駆動するマグネトロン駆動回路を提供することにある。
【0010】
【課題を解決するための手段】
この発明では、マグネトロン駆動用のパルスを発生するパルストランスの2次側に、マグネトロンが発振を開始する電圧に略等しい電圧でONする非線形負荷回路を、マグネトロンと並列に接続している。これにより、マグネトロンの発振開始時のカソードからアノードへの電子流が適正に発振に寄与することになり、電子流がアノードに達してしまって発振に失敗する、といった所謂ミッシング現象を防止することができる。一般に、パルス変調レーダに用いられるマグネトロンは、印加電圧のピークを100%とすれば、80%付近で発振を開始するので、マグネトロンに印加するピーク電圧の80〜100%区間において、印加電圧の立ち上がりを緩やかにすればよい。また、マグネトロンが発振を開始するまでは印加電圧を急峻にしてもミッシングは発生しないので、この区間の印加電圧の立ち上がりを急峻にすることによって、送信パルスの幅を狭めることができる。
【0011】
また、この発明では、上記非線形負荷回路が、マグネトロンが発振を開始する電圧に略等しい電圧でブレークダウンするダイオードを含んでいる。したがって、容易に入手できる素子を用いて、非線形負荷回路を構成することができる。
【0012】
さらに、この発明では、上記非線形負荷回路が、マグネトロンの定格内部インピーダンスに略相当する抵抗値の第1抵抗、及び所定容量のコンデンサの直列回路と、前記マグネトロンの定格内部インピーダンスの2〜3倍に相当する抵抗値の第2抵抗と、の並列回路に、ダイオードを直列に接続している。これにより、ダイオードがブレークダウンした際には、第1抵抗、コンデンサ、及び第2抵抗が負荷となるため、すなわちコンデンサが一時的に大負荷となって、マグネトロンが発振を開始する電圧付近の電圧上昇率をより確実に緩やかにすることができる。その結果、ミッシングの発生をより確実に抑えることができる。
【0013】
加えて、この発明では、残留エネルギ吸収回路で、パルストランスの1次巻線の駆動回路への送信トリガが立ち下がると略同時に、パルストランスのいずれかの巻線を短絡してパルストランスの残留エネルギを吸収する。したがって、マグネトロンの送信パルスの立ち上がり時に悪影響を及ぼすことなく、パルストランスの残留エネルギを吸収することができ、また、パルストランスの残留エネルギが不要になると略同時に吸収するので、マグネトロンの送信パルスの立ち下がりを従来よりも急峻にすることができる。
【0014】
また、この発明では、マグネトロン駆動用のパルスを発生するパルストランスにおける1次巻線の駆動回路への送信トリガが立ち下がると略同時に、パルストランスの補助巻線を短絡して、パルストランスの残留エネルギを吸収する残留エネルギ吸収回路を設けている。したがって、効率よくパルストランスの残留エネルギを吸収することができるので、マグネトロンの送信パルスの立ち下がりを従来よりも急峻にすることができる。
【0015】
さらに、この発明では、マグネトロン駆動用のパルスを発生するパルストランスの1次巻線の両端間に、パルストランスの残留エネルギを吸収する吸収抵抗を設けずに、残留エネルギ吸収回路を設けている。したがって、従来、1次巻線の両端間に設けていた吸収抵抗には、送信パルスの立ち上がり時には余分な負荷となり、吸収抵抗の値をあまり小さくできず、送信パルスの立ち下がりもあまり急峻にはできないという問題があったが、吸収抵抗を設けずに残留エネルギ吸収回路を設けたので、従来のように、吸収抵抗がマグネトロンの送信パルスの立ち上がり時に悪影響を及ぼすことがなく、立ち上がり及び立ち下がりが急峻である矩形に近い波形で、かつ、パルス幅の狭い波形の送信パルスをマグネトロンから出力させることができる。
【0016】
【発明の実施の形態】
図1は、本発明の実施形態に係るマグネトロン駆動回路の概略構成を示した回路図である。なお、図1において従来の構成と同一部分には、同一符号を付している。
【0017】
本発明のマグネトロン駆動回路1は、従来のマグネトロン駆動回路101を改良したものであり、パルストランス11に補助巻線14を追加して、パルストランス11aとしている。この補助巻線14は、パルストランス11の残留エネルギを吸収する残留エネルギ吸収回路であるアクティブダンパ回路30の一部を構成している。また、パルストランス11aの2次巻線13に、パルストランス11aが出力するピーク電圧の略80%でONする非線形負荷回路40を、マグネトロンと並列に接続している。これらの回路によって、立ち上がり及び立ち下がりが急峻である矩形に近い波形で、パルス幅の狭い波形の送信パルスをマグネトロンが出力するように駆動する。
【0018】
以下、その詳細を説明する。マグネトロン駆動回路1は、パルストランス11aに加えて、アクティブダンパ回路30、非線形負荷回路40を備えている。パルストランス11aは、1次巻線12、2次巻線13、及び補助巻線14を備えている。
【0019】
1次巻線12の一方の端子は、電源Vに直接接続されるとともに、コンデンサ20を介して接地され、他方の端子はスイッチングFET(NMOSFET)21のドレインに接続されている。また、スイッチングFET21は、ソースが接地され、送信トリガを入力するゲートが抵抗22を介して接地されている。さらに、パルストランス11aの2次巻線13における一方の端子は、マグネトロン(図示せず)のカソードに接続され、他方の端子は、マグネトロンのアノードに接続されている。
【0020】
アクティブダンパ回路30は、補助巻線14、アクティブダンパ用FET(NMOSFET)31、及び抵抗32によって構成されている。補助巻線14の一方の端子はスイッチングFET31のドレインに接続され、他方の端子は接地されている。また、スイッチングFET31は、ソースが接地され、ダンパトリガを入力するゲートが抵抗32を介して接地されている。
【0021】
非線形負荷回路40は、ダイオード41、第1抵抗である抵抗42、コンデンサ43、及び第2抵抗である抵抗44によって構成されている。非線形負荷回路40では、抵抗44及びコンデンサ43の直列回路と、抵抗42と、の並列回路がダイオード41に直列に接続されている。ダイオード41は、パルストランス11aが出力するピーク電圧の略80%でブレークダウンする。このピーク電圧の80%は、マグネトロンが発振を開始する電圧に略等しい電圧である。ダイオード41としては、ツェナーダイオードやアバランシェダイオードが好適である。抵抗42は、図外のマグネトロンの定格内部インピーダンスに略相当する抵抗値に設定する。コンデンサ43は、抵抗42とコンデンサ43との直列CR回路の時定数が、送信トリガのパルス幅より短くなる所定容量として、例えば100pF程度に設定する。抵抗44は、図外のマグネトロンの定格内部インピーダンスの2〜3倍に相当する抵抗値に設定する。
【0022】
マグネトロン駆動回路1において、1次巻線12の両端間に、吸収抵抗を設置しないことにより、マグネトロンの送信パルスの立ち上がりにおけるピーク電圧の0〜80%区間において、立ち上がりを従来よりも急峻にすることができる。また、吸収抵抗を設けていないため、スイッチングFETのスイッチング効率が向上する。
【0023】
また、非線形負荷回路40を設けることにより、マグネトロンの送信パルスの立ち上がりにおけるピーク電圧の80〜100%区間において、立ち上がりを従来よりも緩やかにすることができる。これにより、ミッシングの発生を防止することができる。
【0024】
さらに、アクティブダンパ回路30を設けることにより、従来、1次巻線の両端間に設けていた吸収抵抗の代わりに、パルストランスの残留エネルギを吸収することができる。また、吸収抵抗よりも効率よくパルストランスの残留エネルギを吸収することができるので、マグネトロンの送信パルスの立ち下がりを従来よりも急峻にすることができる。さらにまた、マグネトロンの送信パルスの立ち上がり時に悪影響を及ぼすこともない。
【0025】
図2は、本発明の実施形態に係るマグネトロン駆動回路の入出力波形図である。マグネトロン駆動回路1へ、図2に示した送信トリガ及びダンパトリガを入力することで、立ち上がり及び立ち下がりが急峻である矩形に近い波形で、かつ、幅の狭いパルスを出力することができる。送信トリガは、パルスレーダのレンジに応じて幅を変化させればよく、例えば、50ns〜1μsに設定する。マグネトロン駆動回路1のスイッチングFET21に矩形の送信トリガを入力すると、送信トリガの立ち上がりとともにマグネトロン電圧が急峻に上昇する。ピーク電圧の略80%に達すると、この電圧値をダイオード41のブレークダウン電圧に設定してあるため、ダイオード41はブレークダウンして、マグネトロンの電圧上昇率は急激に小さくなる。この時、ダイオード41がブレークダウンした際には、前記のような値に設定した抵抗42、コンデンサ43、及び抵抗44が負荷となるため、送信パルスの立ち上がりにおけるピーク電圧の80〜100%区間において、送信パルスの立ち上がり(上昇率)をより確実に緩やかにすることができる。そして、送信トリガが立ち下がる直前にマグネトロン電圧はピークに達する。
【0026】
送信トリガの立ち下がりとともに、マグネトロン駆動回路1のアクティブダンパ用FET31にダンパトリガを入力する。ここで、ダンパトリガは、パルスレーダのレンジにかかわらず一定の幅として、例えば、10μs程度に設定する。パルストランス11aでは、ダンパトリガの立ち上がりに伴ってアクティブダンパ回路30によってパルストランス11aの残留エネルギが吸収されるため、マグネトロン電圧は急峻に下降する。
【0027】
このようにマグネトロン電圧を変動させることで、マグネトロンからは、立ち上がり及び立ち下がりが急峻である矩形に近い波形で、幅の狭いパルス変調した電波(送信パルス)を発射することができる。このパルス幅は、1μs程度であり、デューティは1/1000程度であるので、アクティブダンパ用FET31及びダイオード41の損失は小さく、アクティブダンパ回路30及び非線形負荷回路40を設けたことによるマグネトロン駆動回路1全体に対する電力損失の増加は、非常に小さい。
【0028】
また、一般的にパルス幅を比較するために−20dBパルス幅を用いるが、マグネトロンから発射するパルスの−20dBパルス幅を従来よりも狭くすることができる。よって、距離分解能をさらに向上することができ、最小探知距離も大幅に改善することができる。
【0029】
なお、上記の実施形態ではマグネトロン出力するパルス幅は1μs程度としたが、本発明はこれに限るものではなく、送信パルス幅が50ns以下でもミッシングが発生することなく安定した電波の送信が可能となる。
【0030】
また、上記の実施形態ではパルストランス11aに設けた補助巻線14にアクティブダンパ用FET31などを接続して、補助巻線14を短絡するアクティブダンパ回路30を構成したが、本発明はこれに限るものではなく、1次巻線12、又は2次巻線13を短絡して、パルストランスの残留エネルギを吸収するようにアクティブダンパ回路(残留エネルギ吸収回路)を構成してもよい。
【0031】
さらに、上記のマグネトロン駆動回路1では、アクティブダンパ回路30及び非線形負荷回路40を備えた構成としたが、本発明はこれに限るものではなく、いずれか一方のみを備えた構成であってもよい。例えば、定格出力の大きなマグネトロンであるほど、ピーク電圧の80%〜100%の電圧上昇率を大きくしてもミッシングの発生が少なくなるので、大型レーダ用のマグネトロン駆動回路としては、アクティブダンパ回路のみを設けてもよい。
【0032】
【発明の効果】
以上のように、本発明によれば、マグネトロン駆動用のパルスを発生するパルストランスの2次側に、マグネトロンが発振を開始する電圧に略等しい電圧でONする非線形負荷回路を、マグネトロンと並列に接続しているので、マグネトロンの発振開始時電圧上昇率を緩やかにしてミッシングの発生を防止することができ、その分、マグネトロンが発振を開始するまでの区間については、電圧上昇率を大きくして、送信パルス幅を狭くすることができる。
【0033】
また、送信トリガを入力する1次巻線とは別の巻線を含み、パルストランスの残留エネルギを吸収する残留エネルギ吸収回路を備えているので、マグネトロンの送信パルスの立ち上がり時に悪影響を及ぼすことなく、パルストランスの残留エネルギを吸収することができ、マグネトロンの送信パルスの立ち下がりを従来よりも急峻にして、送信パルス幅を狭くすることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態に係るマグネトロン駆動回路の概略構成を示した回路図である。
【図2】本発明の実施形態に係るマグネトロン駆動回路の入出力波形図である。
【図3】従来のマグネトロン駆動回路の概略構成を示した回路図である。
【図4】従来のマグネトロン駆動回路の入力波形及びマグネトロンの送信パルス波形を示した図である。
【符号の説明】
1,101−マグネトロン駆動回路
11,11a−パルストランス
12−1次巻線
13−2次巻線
14−補助巻線
23−吸収抵抗
30−アクティブダンパ回路(残留エネルギ吸収回路)
40−非線形負荷回路

Claims (5)

  1. マグネトロン駆動用のパルスを発生するパルストランスを備えたマグネトロン駆動回路において、
    該パルストランスの2次側に、マグネトロンが発振を開始する電圧に略等しい電圧でブレークダウンするダイオードを含む非線形負荷回路を、マグネトロンと並列に接続したことを特徴とするマグネトロン駆動回路。
  2. 前記非線形負荷回路は、前記マグネトロンの定格内部インピーダンスに略相当する抵抗値の第1抵抗、及び所定容量のコンデンサの直列回路と、前記マグネトロンの定格内部インピーダンスの2〜3倍に相当する抵抗値の第2抵抗と、の並列回路に、前記ダイオードを直列に接続したものである請求項1に記載のマグネトロン駆動回路。
  3. 前記パルストランスの1次巻線の駆動回路への送信トリガが立ち下がると略同時に、前記パルストランスのいずれかの巻線を短絡して前記パルストランスの残留エネルギを吸収する残留エネルギ吸収回路を設けた請求項1または2に記載のマグネトロン駆動回路。
  4. マグネトロン駆動用のパルスを発生するパルストランスを備えたマグネトロン駆動回路において、
    前記パルストランスは補助巻線を備え、
    前記パルストランスの1次巻線の駆動回路への送信トリガが立ち下がると略同時に、前記補助巻線を短絡して前記パルストランスの残留エネルギを吸収する残留エネルギ吸収回路を設けたことを特徴とするマグネトロン駆動回路。
  5. マグネトロン駆動用のパルスを発生するパルストランスを備えたマグネトロン駆動回路において、
    前記パルストランスは補助巻線を備え、
    前記マグネトロン駆動用のパルスを発生するパルストランスの1次巻線の両端間に、パルストランスの残留エネルギを吸収する吸収抵抗を設けずに、
    前記パルストランスの1次巻線の駆動回路への送信トリガが立ち下がると略同時に、前記補助巻線を短絡して前記パルストランスの残留エネルギを吸収する残留エネルギ吸収回路を設けたことを特徴とするマグネトロン駆動回路。
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