JP3847359B2 - Differential limiter - Google Patents
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Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
この発明は、車両等に用いられるデファレンシャル装置の差動制限装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
実開平6−16731号公報に図2のようなデファレンシャル装置が記載されている。
【0003】
このデファレンシャル装置101は、エンジンの駆動力により回転するデフケース103と、デフケース103の内部に同軸配置された左右の車軸に駆動力を伝達する左右のハブ105,107と、デフケース103内に配置されたダブルピニオンのプラネタリーギヤ式差動機構109とを備えている。
【0004】
インターナルギヤ111はデフケース103に形成され、サンギヤ113は左のハブ105に形成されている。外側と内側のピニオンギヤ115,117は両端に形成された各軸部119,121によりブッシュ122を介して左右のピニオンキャリヤ123,125に支承されている。これらピニオンキャリヤ1213,125は溶接で一体にされ、右のピニオンキャリヤ125は噛合部127により右のハブ107と噛合っている。
【0005】
デフケース103を回転させるエンジンの駆動力は、デフケース103のインターナルギヤ111から各ピニオンギヤ115,117を介してサンギヤ113とピニオンギヤ123,125とに分配され、左右のハブ105,107を介して左右の車軸に伝達されるとともに、両車軸間に駆動抵抗差が生じるピニオンギヤ115,117の自転と公転とにより駆動力は左右各側に差動分配される。
【0006】
差動機構109の左側には左のピニオンキャリヤ123と左のハブ105とを連結する多板式のメインクラッチ129が配置されている。また、右のハブ107の外周にはカムリング131が配置され、カムリング131とデフケース103との間には多板式のパイロットクラッチ133が配置されている。カムリング131とピニオンキャリヤ125との間にはボールカム135が形成されており、デフケース103の右側室103aとカムリング131との間にはそのカムスラスト力を受けるベアリング137が配置されている。
【0007】
パイロットクラッチ133の左側にはアーマチャ139が配置され、デフケース103の内周に装着された永久磁石のスナップリング141で位置決めされている。右側壁103aの右側にはリング状の電磁石143が配置されている。電磁石143はコイル145とヨーク147とからなりヨーク147はベアリング149を介してデフケース103に支承されるとともに支持部材によりデフキャリヤに廻り止めされている。右側壁103aには電磁石143の磁束151の短絡を防止してアーマチャ139へ導くためのステンレス鋼のリング153が溶着されている。また、パイロットクラッチ133が配置されたデフケース103の円筒部103bは左側への磁束の漏洩を遮断するためにステンレス鋼で形成されている。
【0008】
こうして、差動制限機構155が構成され、電磁石143を励磁すると磁束が生じアーマチャ139が吸引されてパイロットクラッチ133が締結され、カムリング131がデフケース103に連結される。この状態で差動機構109の差動トルクはボールカム135にかかり、そのカムスラスト力によってピニオンキャリヤ123,125を介してメインクラッチ129が押圧され締結される。こうして、各クラッチ129,133の締結力により、差動機構109の差動が制限される。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上記のような従来のデファレンシャル装置にあっては、ピニオンギヤ115,117を支承するためのピニオンキャリヤ119,121を設けなければならず、部品点数が増加し装置が複雑化すると共に、デフケース103の軸方向が大きくなってしまうため、装置の小型化,軽量化が困難であった。
【0010】
また、各ギヤの強度を上げる場合には、ギヤの噛合い幅を大きくする必要があり、デフケース103の軸方向の大きさが大きくなってしまい、装置が大型化するという問題があった。
【0011】
そこでこの発明は、部品点数を減少して小型化,軽量化を図れるとともに、ギヤの強度及び耐久性を向上することができる差動制限装置の提供を目的とする。
【0012】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決するために、請求項1の差動制限装置は、エンジンの駆動力により回転するデフケースと、デフケース内に回転自在に配置されたサンギヤおよびインターナルギヤと、デフケースの収納孔に摺動回転自在に収納され前記サンギヤおよびインターナルギヤと噛合うピニオンギヤとを有する差動機構と、前記デフケース、サンギヤ、インターナルギヤの3部材のうちのいずれか2部材間に配置された摩擦クラッチと、前記差動機構の差動を制御可能に制限するように前記摩擦クラッチを締結する締結手段とを備え、該締結手段が前記インターナルギヤのフランジ部を介して前記摩擦クラッチを締結することを特徴とする。
【0013】
従って、従来のピニオンギヤを支承するキャリヤを省略することができ、部品点数を減少し、コスダウンが図れる。
【0014】
また、キャリヤを省略した分のスペースが削減され、主に軸方向の小型化が図れる。
【0015】
また、キャリヤがなくなる分、各ギヤの歯幅を充分とることができ、ギヤの強度および耐久性が向上する。
請求項2の差動制限装置は、エンジンの駆動力により回転するデフケースと、デフケース内に回転自在に配置されたサンギヤおよびインターナルギヤと、デフケースの収納孔に摺動回転自在に収納され前記サンギヤおよびインターナルギヤと噛合うピニオンギヤとを有する差動機構と、前記差動機構の差動を制限する摩擦クラッチと、前記差動機構の差動を制御可能に制限するように前記摩擦クラッチを締結する締結手段とを備え、前記デフケースは軸方向に対向する第1、第2の側壁を備え、前記締結手段と前記摩擦クラッチは前記インターナルギヤのフランジ部を挟んで前記第1側壁側と第2側壁側に配置されていることを特徴とする。
従って、ピニオンギヤを支承するキャリヤを省略することができ、部品点数を減少し、コストダウンが図れる。また、キャリヤを省略した分のスペースが削減され、主に軸方向の小型化が図れる。またキャリヤがなくなる分、各ギヤの歯幅を充分とることができ、ギヤの強度および耐久性が向上する。
【0016】
請求項3の差動制限装置は、請求項1又は請求項2記載の差動制限装置であって、前記摩擦クラッチはサンギヤとインターナルギヤとの間に配置され、ピニオンギヤの端面およびインターナルギヤの側壁に隣接させて配置したことを特徴とする。
【0017】
従って、摩擦クラッチの係合部材を別に設ける必要がなく、簡単な構造で摩擦クラッチを配置することができ、大きな差動制限力を得ることができる。
【0018】
請求項4の差動制限装置は、請求項1又は請求項2記載の差動制限装置であって、前記締結手段は、パイロットクラッチと、パイロットクラッチの締結力を増幅させるカムと、パイロットクラッチを締結する電磁石とにより構成したことを特徴とする。
【0019】
従って、請求項1の差動制限装置と、同様な効果を有する。
【0020】
【発明の実施の形態】
以下、この発明の実施形態を図面に基づいて説明する。
【0021】
図1はこの発明の一実施形態に係る差動制限装置の断面図を示すものである。左右の方向は図1での左右の方向であり、符号を与えていない部材は図示されていない。
【0022】
デフケース1は、車両に搭載されたエンジンの駆動力によって回転する。デフケース1の内部にはサンギヤ3とインターナルギヤ5が配置されている。サンギヤ3とインターナルギヤはデフケース1との間に形成された軸支部7,9により回転自在に支承されている。サンギヤ3には一方の駆動軸がスプライン連結され、インターナルギヤ5は他方の駆動軸にスプライン連結されている。
【0023】
デフケース1にはサンギヤ3の外周に沿って複数個の収納孔11が設けられ、これらにはピニオンギヤ13が摺動回転自在に収納されている。ピニオンギヤ13はサンギヤ3と噛合うとともにインターナルギヤ5とも噛合っている。
【0024】
こうして、差動機構15が構成されている。
【0025】
デフケース1には収納孔11に連通する開口17が設けられ、これらを介してオイル溜りのオイル流出入、各ギヤの噛合い部や摺動部を潤滑する。
【0026】
デフケース1を回転させるエンジンの駆動力は各ピニオンギヤ13を介してサンギヤ3とインターナルギヤ5とに分配され、各側の駆動軸に伝達されるとともに、両駆動軸間に駆動抵抗差が生じるとピニオンギヤ13の自転と公転とにより駆動力は各側に差動分配される。
【0027】
サンギヤ3とインターナルギヤ5との間には、多板式のメインクラッチ19(摩擦クラッチ)が配置されている。メインクラッチ19は、サンギヤ3に軸方向移動自在に係合された複数の内側摩擦板19aとインターナルギヤ5に軸方向移動自在に係合された複数の外側摩擦板19bとを軸方向に交互に配置して構成され、ピニオンギヤ13の右端面とインターナルギヤ5のフランジ部5a(側壁)との間に設けられている。なお、これら摩擦板19a,19bは、デフケース1の左側壁1aの内面とインターナルギヤ5のフランジ部5aとの間に設けてもよい。
【0028】
また、インターナルギヤ5のボス部5bの外周にはカムリング21が配置され、カムリング21とデフケース1との間には、多板式のパイロットクラッチ23が配置されている。パイロットクラッチ23は、カムリング21のスプライン部21aに軸方向移動自在に係合された複数の内側摩擦板23aとデフケース1のスプライン部1bに軸方向移動自在に係合された複数の外側摩擦板23bを軸方向に交互に配置して構成されている。
【0029】
カムリング21とインターナルギヤ5のフランジ部5aとの間にはボールカム25が形成されており、デフケース1の右側壁1Cとカムリング21との間にはそのカムスラスト力を受けるベアリング27が設けられている。
【0030】
パイロットクラッチ23の左側にはアーマチャ29が配置され、デフケース1の内周に装着された永久磁石のスナップリング31で位置決めされている。デフケース1の右側壁1Cの右側にはリング状の電磁石33が配置されている。電磁石33はコイル35とヨーク37とからなり、ヨーク37はベアリング39を介してデフケース1のボス部1dに回転自在に支承されるとともに支持部材により廻り止めされている。右側壁1Cには電磁石33の磁束の短絡を防止してアーマチャ29へ導くためのステンレス鋼のリング41が溶着されている。
【0031】
パイロットクラッチ23と、このパイロットクラッチ23の締結力を増幅させるボールカム25(カム)と、パイロットクラッチ23を締結する電磁石33により、メインクラッチ19(摩擦クラッチ)を締結する締結手段が構成されている。
【0032】
なお、締結手段は、デフケース1の内部または外部のいづれに配置してもよく、例えば油圧等の流体圧により押圧部材(この実施例ではインターナルギヤ)を直接またはロッド等を介して操作するようにしてもよい。
【0033】
こうして、差動制限機構43が構成されている。
【0034】
電磁石33を励磁すると磁束が生じアーマチャ29が吸引されてパイロットクラッチ23が締結され、カムリング21がデフケース1に連結される。この状態で差動機構15の差動トルクはボールカム25にかかり、そのカムスラスト力によってインターナルギヤ5を介してメインクラッチ19が押圧され締結される。こうして、各クラッチ19,23の締結力により差動機構15の差動が制限される。
【0035】
なお、上記実施形態では、メインクラッチをサンギヤとインターナルギヤとの間に配置しているが、このメインクラッチは、サンギヤとデフケースとの間に配置してもよく、また、インターナルギヤとデフケースとの間に配置してもよい。
【0036】
【発明の効果】
請求項1の差動制限装置は、従来のピニオンギヤを支承するキャリヤを省略することができる。
【0037】
従って、部品点数を減少し、コストダウンが図れる。
【0038】
また、キャリヤを省略した分のスペースが削減され、主に軸方向の小型化が図れる。
【0039】
また、キャリヤがなくなる分、各ギヤの歯幅を十分とることができ、ギヤの強度および耐久性が向上する。
請求項2の差動制限装置は、ピニオンギヤを支承するキャリヤを省略することができ、部品点数を減少し、コストダウンが図れる。また、キャリヤを省略した分のスペースが削減され、主に軸方向の小型化が図れる。またキャリヤがなくなる分、各ギヤの歯幅を充分とることができ、ギヤの強度および耐久性が向上する。
【0040】
請求項3の差動制限装置は、請求項1又は請求項2の差動制限装置において、摩擦クラッチをサンギヤとインターナルギヤとの間に配置し、ピニオンギヤ端面およびインターナルギヤの側壁に隣接させて配置しているので、摩擦クラッチの係合部材を別に設ける必要がなく、簡単な構造で摩擦クラッチを配置することができ、大きな差動制限力を得ることができる。
【0041】
請求項4の差動制限装置は、請求項1の差動制限装置において、締結手段をパイロットクラッチと、パイロットクラッチの締結力を増幅させるカムと、パイロットクラッチを締結する電磁石とにより構成している。
【0042】
従って、請求項1又は請求項2の差動制限装置と同様な効果を有する。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の一実施形態に係る差動制限装置の断面図である。
【図2】従来例に係る差動制限装置の断面図である。
【符号の説明】
1 デフケース
3 サンギヤ
5 インターナルギヤ
5a フランジ部(側壁)
11 収納孔
13 ピニオンギヤ
15 差動機構
19 メインクラッチ(摩擦クラッチ)
23 パイロットクラッチ(締結手段)
25 ボールカム(カム)(締結手段)
33 電磁石(締結手段)[0001]
BACKGROUND OF THE INVENTION
The present invention relates to a differential limiting device for a differential device used in a vehicle or the like.
[0002]
[Prior art]
A differential apparatus as shown in FIG. 2 is described in Japanese Utility Model Laid-Open No. 6-16731.
[0003]
The
[0004]
The
[0005]
The driving force of the engine that rotates the
[0006]
A multi-plate
[0007]
An
[0008]
Thus, the
[0009]
[Problems to be solved by the invention]
However, in the conventional differential device as described above, the
[0010]
Further, in order to increase the strength of each gear, it is necessary to increase the meshing width of the gear, and there is a problem that the size of the
[0011]
SUMMARY OF THE INVENTION Accordingly, an object of the present invention is to provide a differential limiting device capable of reducing the number of parts to reduce the size and weight and improving the strength and durability of a gear.
[0012]
[Means for Solving the Problems]
In order to solve the above problems, a differential limiting device according to a first aspect of the present invention includes a differential case that is rotated by a driving force of an engine, a sun gear and an internal gear that are rotatably disposed in the differential case, and a sliding hole in the storage hole of the differential case. A differential mechanism having a pinion gear that is rotatably and rotatably housed and meshes with the sun gear and an internal gear; and a friction clutch disposed between any two members of the differential case, the sun gear, and the internal gear; Fastening means for fastening the friction clutch so as to limit the differential of the differential mechanism in a controllable manner , and the fastening means fastens the friction clutch via a flange portion of the internal gear. Features.
[0013]
Therefore, the carrier for supporting the conventional pinion gear can be omitted, the number of parts can be reduced, and the cost can be reduced.
[0014]
In addition, the space for omitting the carrier is reduced, and downsizing mainly in the axial direction can be achieved.
[0015]
In addition, since there is no carrier, the gear width of each gear can be sufficiently increased, and the strength and durability of the gear are improved.
The differential limiting device according to claim 2 is a differential case that is rotated by driving force of an engine, a sun gear and an internal gear that are rotatably arranged in the differential case, and a sun gear that is slidably and rotatably housed in a housing hole of the differential case. And a differential mechanism having a pinion gear meshing with the internal gear, a friction clutch for limiting the differential of the differential mechanism, and the friction clutch being engaged so as to limit the differential of the differential mechanism in a controllable manner And the differential case includes first and second side walls opposed in the axial direction, and the fastening means and the friction clutch are connected to the first side wall side and the first side wall across the flange portion of the internal gear. 2 It is arrange | positioned at the side wall side, It is characterized by the above-mentioned.
Therefore, the carrier for supporting the pinion gear can be omitted, the number of parts can be reduced, and the cost can be reduced. In addition, the space for omitting the carrier is reduced, and downsizing mainly in the axial direction can be achieved. In addition, since there is no carrier, the gear width of each gear can be sufficiently increased, and the strength and durability of the gear are improved.
[0016]
The differential limiting device according to claim 3 is the differential limiting device according to
[0017]
Therefore, it is not necessary to separately provide a friction clutch engaging member, the friction clutch can be arranged with a simple structure, and a large differential limiting force can be obtained.
[0018]
The differential limiting device according to claim 4 is the differential limiting device according to
[0019]
Therefore, it has the same effect as the differential limiting device of
[0020]
DETAILED DESCRIPTION OF THE INVENTION
Embodiments of the present invention will be described below with reference to the drawings.
[0021]
FIG. 1 is a sectional view of a differential limiting device according to an embodiment of the present invention. The left and right directions are the left and right directions in FIG. 1, and members not given reference numerals are not shown.
[0022]
The
[0023]
The
[0024]
Thus, the
[0025]
The
[0026]
When the driving force of the engine that rotates the
[0027]
A multi-plate main clutch 19 (friction clutch) is disposed between the sun gear 3 and the
[0028]
A
[0029]
A
[0030]
An
[0031]
The
[0032]
The fastening means may be arranged either inside or outside the
[0033]
Thus, the differential limiting
[0034]
When the
[0035]
In the above embodiment, the main clutch is disposed between the sun gear and the internal gear. However, the main clutch may be disposed between the sun gear and the differential case, or the internal gear and the differential case. You may arrange | position between.
[0036]
【The invention's effect】
The differential limiting device according to
[0037]
Therefore, the number of parts can be reduced and the cost can be reduced.
[0038]
In addition, the space for omitting the carrier is reduced, and downsizing mainly in the axial direction can be achieved.
[0039]
In addition, since the carrier is eliminated, the gear width of each gear can be sufficiently increased, and the strength and durability of the gear are improved.
In the differential limiting device according to the second aspect, the carrier for supporting the pinion gear can be omitted, the number of parts can be reduced, and the cost can be reduced. In addition, the space for omitting the carrier is reduced, and downsizing mainly in the axial direction can be achieved. In addition, since there is no carrier, the gear width of each gear can be sufficiently increased, and the strength and durability of the gear are improved.
[0040]
The differential limiting device according to claim 3 is the differential limiting device according to
[0041]
A differential limiting device according to a fourth aspect is the differential limiting device according to the first aspect, wherein the fastening means includes a pilot clutch, a cam for amplifying the fastening force of the pilot clutch, and an electromagnet for fastening the pilot clutch. .
[0042]
Therefore, it has the same effect as the differential limiting device of
[Brief description of the drawings]
FIG. 1 is a cross-sectional view of a differential limiting device according to an embodiment of the present invention.
FIG. 2 is a cross-sectional view of a differential limiting device according to a conventional example.
[Explanation of symbols]
1 Differential case 3
23 Pilot clutch (fastening means)
25 Ball cam (cam) (fastening means)
33 Electromagnet (fastening means)
Claims (4)
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