JP3846184B2 - 通信ネットワークを用いた盤設計装置及び盤設計方法 - Google Patents

通信ネットワークを用いた盤設計装置及び盤設計方法 Download PDF

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、インターネットなどの通信ネットワークを用いて、住宅用分電盤や配電盤などの盤内部の設計を行う盤設計装置及び盤設計方法に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来から、住宅用分電盤や配電盤などの盤(ボックス)の内部に、遮断器などの機器を配置するような製品の自動設計及び作図装置には、種々のものが提案されている。例えば、CADソフトウェアを備えたコンピュータにおいて、盤を構成する機器や函体の情報、付属部材の情報などを入力して、設計図を作成している。
【0003】
一方、近年では、通信ネットワークとしてインターネット(WWW)が広く一般に普及しており、パソコンから、基本的にHTML形式で作成されたWebページを閲覧し、文字だけではなく、画像や音声などのデータが伝送できるようになっている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
上記従来の盤設計装置及び盤設計方法では、設計情報を入力する機能と、図面を作成する機能とが、1つの装置内にある必要があった。もしくは、両機能の間に何らかの通信機能が必要であり、システムの拡張性に欠けていた。
【0005】
そこで、パソコンなどにおいて、汎用的なブラウザソフトや無償のフリーソフトを用い、インターネットやLANなどの通信ネットワークを介して、サーバ側で盤の設計をすれば、システム規模の拡張が図れる。
【0006】
本発明は、このような事情に鑑みてなされたものであり、コンピュータなどの端末装置から通信ネットワークを介して、盤の設計ができるようにした盤設計装置、及びこの装置で実施される盤設計方法を提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために、本発明の請求項1〜請求項11に記載の通信ネットワークを用いた盤設計装置では、端末装置から通信ネットワークを介して、分電盤や配電盤などの盤の設計を行い、図面や帳票を作成する。
【0008】
請求項1に記載の盤設計装置は、設計情報を格納するデータベースと、予め、盤の設計に必要な、機器、部品などの標準品の情報を格納したマスタファイルと、予め、基準となる図面の情報を格納した図面ライブラリと、予め、基準となる帳票の情報を格納した帳票ライブラリと、盤の設計情報の入力元となる端末機器の情報を記憶する記憶手段とを備える。
【0009】
ここでは、ハードディスクなどで構成され、データベース、マスタファイル、図面ライブラリ、帳票ライブラリなどから成る記録手段と、RAMなどで構成される記憶手段とが区別されている。
【0010】
また、盤の設計情報を入力する画面の情報を端末装置に提供する入力画面提供手段と、設計情報の入力元となる端末装置の情報を記憶手段に記憶する端末情報格納手段と、入力画面提供手段によって提供した画面から入力された設計情報をデータベースに格納する設計情報格納手段と、盤の設計に必要な情報のすべてがデータベースに格納されたことを判別する設計開始識別手段と、端末装置から入力された設計情報を基にして盤の設計を行う設計手段と、端末装置から入力された設計情報を基にして帳票を作成する帳票作成手段と、設計結果を端末装置に表示させる設計情報表示手段とを備える。
【0011】
設計開始識別手段が、データベースに盤の設計に必要な情報のすべてが格納されたことを判別したときに、設計手段及び帳票作成手段によって、盤の設計及び帳票の作成を自動的に開始する。
【0012】
請求項2では、請求項1において、設計手段と帳票作成手段とを有した複数の処理装置を備えており、各処理装置の稼働状況に応じて、盤の設計及び帳票の作成の分散処理を行うことを特徴とする。ここに複数の処理装置の各々は、コンピュータなどで構成され、サーバを構成する主処理装置と、主処理装置に接続された1又は複数の副処理装置とで構成される。
【0013】
請求項3では、請求項1において、記憶手段には、端末情報格納手段により、設計情報の入力元となる端末装置の情報が記憶されるとともに、稼動状況が各端末装置別に動的に記憶されるクライアント別情報格納部を備えており、端末装置毎に、処理内容を変更し、表示画面を変更することを可能にしたことを特徴とする。これによって、各端末装置(クライアント)毎の並行動作が可能になる。
【0014】
請求項4では、請求項1において、入力画面提供手段によって提供した画面から入力された設計情報が、マスタファイルに格納された標準品の情報と一致しなかったときには、入力画面提供手段によって、情報の変更箇所を端末装置に表示させることを特徴とする。
【0015】
請求項5では、請求項1において、設計情報格納手段によってデータベースに格納された設計情報を基にして、マスタファイルを参照し、盤の製作に必要な金額を算出するとともに、帳票作成手段が帳票を作成することを特徴とする。したがって、マスタファイルには、標準品の標準価格、製造価格、値引き価格などが格納されている。
【0016】
請求項6では、請求項1において、設計情報格納手段は、入力画面提供手段によって提供した画面から入力された設計情報が、前回にデータベースに格納した設計情報と一致しなかったときには、設計情報に変更が加えられたと判断して、設計情報が入力された時間、入力したユーザ名、入力をした画面名、データベース名、一致しなかった情報などを、変更履歴ファイルとして記憶手段に記憶させることを特徴とする。
【0017】
請求項7では、請求項1において、端末装置における盤設計中にトラブルが発生したときには、トラブルの発生した画面名、トラブル発生履歴、発生したトラブル名などの情報を含むトラブル情報を作成し、作成したトラブル情報を予め登録された送信先に送信することを特徴とする。
【0018】
請求項8では、請求項1において、入力画面提供手段は、少なくとも、マスタファイルに格納されている標準品の情報に基づいて、マスタファイルより所定の識別番号を算出し、その識別番号に対応する機器タイプを検索し、ついで、その機器タイプに基づいて、盤に搭載可能な機器を検索し、検索した搭載可能な機器を画面に表示させることを特徴とする。
【0019】
請求項9では、請求項1において、設計手段は、データベースに格納されている設計情報より、機器の情報を取得し、その機器の情報に基づいて、マスタファイルより、その機器に該当する機器タイプを取得し、ついで、その機器タイプに該当する機器の属性情報を取得し、その属性情報に基づいて機器の図面上での配置を判断することを特徴とする。
【0020】
請求項10では、請求項1において、設計手段は、マスタファイルより、データベースに格納されている標準品の品番に対応する所定の認識番号を検索し、ついで、検索した認識番号に対応する盤の外枠を検索することを特徴とする。
【0021】
請求項11では、請求項5において、見積価格算出手段は、盤の製作に必要な金額を算出するときには、データベースの設計情報より、マスタファイルに格納されている所定の価格決定因子に該当する因子があるかを判断し、該当する因子があれば、その因子も考慮することを特徴とする。
【0022】
請求項12では、請求項11において、見積価格算出手段は、該当する因子をデータベースに格納するようになっており、各因子が所定回数、上記データベースに格納されていれば、データベースの設計情報を、新たな標準品の情報として、マスタファイルに格納することを特徴とする。
【0029】
【発明の実施の形態】
以下に、本発明の実施の形態について、図面とともに説明する。図1は、通信ネットワークを用いた盤設計装置の構成の一例を示した図である。WWWサーバSの機能を備えた盤設計装置と、1又は複数のクライアントとなる端末装置Cとは、インターネット(WWW)やLANなどの通信ネットワークを介して接続されており、盤設計装置は、端末装置Cからの通信ネットワークを介したデータ伝送によって、分電盤や配電盤などの盤の設計を行い、図面(図17〜図19を参照)や帳票(図7を参照)を作成する。
【0030】
盤設計装置は、ハードディスクなどで構成される記録装置2に、設計情報を格納するデータベース20と、予め、盤の設計に必要な、機器、部品などの標準品の情報を格納したマスタファイル21と、予め、基準となる図面の情報を格納した基準図面ライブラリ22(図面ライブラリ)と、予め、基準となる帳票の情報を格納した帳票ライブラリ23とを備える。また、RAMなどで構成され、盤の設計情報の入力元となる端末機器の情報など、処理に必要な情報を記憶する記憶手段である記憶装置3を備える。
【0031】
また、主処理装置1には、盤の設計情報を入力する画面の情報を端末装置に提供するHTML式入力画面提供手段12(入力画面提供手段)と、設計情報の入力元となる端末装置Cの情報を記憶装置3に記憶する端末情報格納手段13と、HTML式入力画面提供手段12によって提供した画面から入力された設計情報をデータベース20に格納する設計情報格納手段14と、盤の設計に必要な情報のすべてがデータベース20に格納されたことを判別する自動設計開始識別手段15(設計開始識別手段)と、端末装置Cから入力された設計情報を基にして盤の設計を行う自動設計手段10(設計手段)と、端末装置Cから入力された設計情報を基にして帳票を作成する帳票作成手段11と、設計結果を端末装置Cに表示させる設計情報表示手段16と、端末装置Cにおける盤設計中に発生したトラブルを通知するトラブル通知手段17と、盤設計に必要な金額を算出する見積価格算出手段18とを備える。
【0032】
主処理装置1は、自動設計開始識別手段15が、データベース20に盤の設計に必要な情報のすべてが格納されたことを判別したときに、自動設計手段10及び帳票作成手段11によって、盤の設計及び帳票の作成を自動的に開始する。これによって、端末装置C側、主処理装置1の双方で、何らの設計開始操作をしなくても、盤の設計処理が開始される。なお、主処理装置1では、設計情報格納手段14によってデータベース20に格納された設計情報を基に、操作手段(不図示)の操作によって、設計図を作成することもできる。
【0033】
具体的には、住宅用分電盤や配電盤などの盤の設計をするときには、端末装置Cは、サーバS側をアクセスすると、主処理装置1のHTML式入力画面提供手段12によって、端末装置Cに設計情報の入力画面が提供されるので、この入力画面において、標準品としてカタログに掲載されている品番を入力し、自動設計開始識別手段15がすべての入力があったことを検知すると、自動設計手段10によって、マスタファイル21を参照し、機器の外観図、配置図、配線図などの図面を作成する。
【0034】
マスタファイル21には、各機器の品番に対応して、盤に配置される遮断器群や遮断器支持部品群の種類、配置、配線の経路及び付属部材情報が格納されており、これらの中に、端末装置Cから入力された情報があるかを検索し、標準品とは異なる情報が入力されたときには、この変更情報をも基にして、図面を作成する。図面の作成時には、基準図面ライブラリ22に格納された基準図面の情報が利用される。そして、設計結果は、設計情報表示手段16によって、HTML形式で端末装置C側に表示される。
【0035】
また、ここでは、複数の副処理装置4(#n)を備えており、各副処理装置4には、主処理装置1と同様に、自動設計手段40と帳票作成手段41とを備えている。これによって、主処理装置1では、各処理装置1,4の稼働状況に応じて、盤の設計及び帳票の作成の分散処理を行うことができる。各処理装置1,4は、各々が独立したコンピュータなどで構成され、伝送線などで接続されている。
【0036】
このように、本発明では、各処理装置1,4に処理を振り分け、分散処理ができるようにしたので、1台の処理装置1,4のみに負荷がかかるようなことがない。
【0037】
次に、盤設計装置の要部構成を図2に示す。記憶装置3には、クライアント別情報格納部30を備えており、このクライアント別情報格納部30には、端末情報格納手段13により、設計情報の入力元となる端末装置Cの情報が記憶されるとともに、稼動状況が各端末装置C(クライアント)別に動的に記憶される。これによって、端末装置C毎に、処理内容を変更し、表示画面を変更することができ、端末装置Cの各々で異なった並行動作が可能になる。
【0038】
クライアント別情報格納部30には、例えば、クライアント識別ID、クライアントIPアドレス、クライアントブラウザ種類、クライアントブラウザ番号、ユーザ名、アクセス権限、処理対象品図番、処理状況記述などが格納される。ブラウザ種類やブラウザ番号は、端末装置C側の機能(ブラウザ)に応じて画面作成のプログラムを変更するために参照される。アクセス権限には、一般ユーザ、設計管理者、システム管理者などの別があり、これによってアクセスできる画面や、実行できる機能に制限を設けている。
【0039】
図3には、上記動作をフローチャート(S1〜S6)で示している。まず、WWWサーバSにアクセスがあると(S1)、端末装置Cからクライアント識別IDなどの端末情報を獲得し(S2)、記憶装置3に記憶する。次いで、記憶装置3から各情報を読み込んで、権限に応じた処理を行い(S3,S4)、HTML画面を作成し(S5)、クライアント側に返信する(S6)。ここに、権限に応じた処理には、例えば、自動設計は全ユーザが可能であるが、帳票作成は一般ユーザは実行できないようにする。また、権限に応じて画面上での入力を制限する。
【0040】
次に、別の動作について説明すると、主処理装置1では、HTML式入力画面提供手段12によって提供した画面から入力された設計情報が、マスタファイル21に格納された標準品の情報と一致しなかったときには、HTML式入力画面提供手段12によって、情報の変更箇所を端末装置Cに表示させる。
【0041】
図4には、そのときの動作の例を示しており、入力情報が、マスタファイル21の情報のうち、1つでも一致しないものがあれば、端末装置Cに変更を知らせるとともに(図では変更項目を斜線で示す)、変更分の情報をデータベース20に格納する。そして、自動設計手段10による設計時には、図面内に、変更箇所に関するリストLを示す。
【0042】
次に、更に別の動作について、図5に示したフローチャート(S11〜S18)とともに説明する。ここでは、設計情報格納手段14によってデータベース20に格納された設計情報を基にして、見積価格算出手段18が、マスタファイル21を参照し、盤の製作に必要な金額を算出するとともに、帳票作成手段11が帳票を作成する。したがって、マスタファイル21には、標準品の標準価格、製造価格、値引き価格などを格納した価格ルールマスタ21aを備えている。
【0043】
データベース20から構成機器の情報を読み取り(S11)、構成機器数分のループ(S12〜S16)を実行する。各構成機器に対して、価格ルールマスタ21aを参照して、見積価格(S13)、製造価格(S14)、値引き価格(S15)を算出する。そして、各価格の合計値を算出した結果を最終価格としてデータベース20に格納し(S17)、帳票を作成する(S18)。
【0044】
図6は、価格ルールマスタ21aの構成の一例を示す図である。ここでは、機器毎に、標準価格、製造価格、配送料、販売地区、最大値引価格が登録されている。最大値引価格は、ログインしてきたユーザ(クライアント)の権限に応じた値が、マスタファイル21から取り出されて設定される。販売地区は、ログインしてきたユーザの所属している地区が、マスタファイル21から取り出されて設定される。
【0045】
図7には、図5のS18において作成される帳票の例を示している。ここには、盤の設計結果が、盤名称、盤記号、品番、函形式などとともに一覧表示されている。
【0046】
この盤設計装置では、先述したアクセス権限によって認められたユーザによって、データベース20の設計情報を変更することができ、これについて、図8のフローチャートとともに説明する。
【0047】
すなわち、アクセス権限のあるユーザが、構成機器情報を入力すれば、設計情報格納手段14は、データベース20に入力された構成機器情報を格納する前に、前回に格納された構成機器情報をデータベース20より検索し(S22)、構成機器数分のループを実行する(S23〜S26)。各構成機器に対して、前回格納された情報と比べて変更されたものがあるかを判別し(S24)、変更された情報があれば、入力したユーザ名、入力した画面名、データベース20の名称、変更箇所などの情報を、変更履歴ファイル24(図1参照)に書き込み、記憶装置2に記憶させる(S25)。
【0048】
このようにして作成された変更履歴ファイルは、先述したアクセス権限によって認められたユーザ、例えば、システム管理者が、端末装置Cや主処理装置1で参照可能となっており、いつ、どのユーザが、どのデータをどのように変更したのかを把握することが可能となる。
【0049】
盤の設計中には、予期せぬトラブルが発生しがちである。本装置では、これに対処するため、以下の動作をなすようにしている。これについて、図9のフローチャートとともに説明する。
【0050】
トラブル通知手段17は、装置を含めたシステム全体で発生しうるトラブルを常時監視しており、あるトラブルが発生すると(S31)、盤設計中のユーザ名、トラブルの発生した画面名を取得し(S32)、更にトラブルに対応するエラーコードを取得する(S33)。そして、そのエラーメッセージに所定の関数名を付加して(S34)、これらの情報を含むトラブル情報を作成する(S35)。
【0051】
このようにしてトラブル通知手段17によって作成されたトラブル情報は、HTML式入力画面提供手段12によって、図10に示すようなトラブル情報送信画面に表示され(S36)、端末装置Cにて送信ボタン12Aの操作があれば、トラブル通知手段17は、これを受けて、トラブル情報送信画面に表示されたトラブル情報を、トラブル通知手段17自身に予め登録されたメーリングリストの送信先、例えば、システム管理者やシステム開発者の端末装置Cに対して、電子メールサーバMを介して電子メール形式で送信する。なお、図10に示すトラブル情報送信画面は、表示されているトラブル情報24の他にも、ユーザが任意に設計上における不具合点を入力できるようになっており、入力されたそのような情報も、メーリングリストの送信先に対して送信することができる。
【0052】
盤の設計においては、先述したように、端末装置Cにて、盤の設計に必要な全ての情報を入力する必要があるが、これを補助するため、HTML式入力画面提供手段12は、図11のフローチャートに示す動作をするようになっている。すなわち、HTML式入力画面提供手段12は、標準品の品番が入力されると(S41)、後述するように、その品番に対応する標準品構成画面を作成するが、そのとき、その品番に対応する函体サイズを品番マスタ21fから検索し(S42)、更に、その品番に対応する主幹ブレーカのサイズ、その主幹ブレーカの最大電流値を、機器マスタ21gより検索する(S43)。
【0053】
そして、検索した函体サイズと主幹ブレーカサイズより、盤に搭載可能な機器を判断するためのIDを求め(S44)、検索した主幹ブレーカの最大電流値よりIDを補正する(S45)。更に、標準品構成画面で入力されたベース種類(木板、鉄板などの種類)によりIDを補正し(S46)、補正したIDに対応する搭載可能機器タイプを、機器タイプマスタ21hより選択し(S47)、その機器タイプに基づいて、機器マスタ21gより搭載可能機器の品番を検索し(S48)、検索した品番を標準品構成画面にプルダウン表示させる。
【0054】
図12は、先述した機器タイプマスタ21hの構成例を示しており、各IDに対応して機器タイプが割り付けられている。図13は、先述した機器マスタ21gの構成例を示しており、各機器品番に対応して、機器名称、先述した機器タイプが割り付けられている。図11における処理で、IDが、例えば「1」となったときには、機器タイプマスタ21hより、搭載可能な機器タイプが、「type_a」、「type_c」、および「type_d」であることがわかり、これらの機器タイプに該当する機器品番が、機器マスタ21gより、「KIKI_HIN1」、「KIKI_HIN3」、「KIKI_HIN4」「KIKI_HIN5」の品番を有する機器が、盤に搭載可能であると判断できる。
【0055】
自動設計手段10,40は、搭載機器を図面上に配置するときには、その配置位置を自動的に認識しており、これについて、図14のフローチャートとともに説明する。すなわち、自動設計手段10,40は、データベース20から、設計情報として搭載機器情報を取得し(S51)、搭載機器数分のループを実行する(S51〜S57)。取得した搭載機器情報から、機器品番を取得し(S53)、先述した機器マスタ21gより、その機器品番に対応する機器タイプを取得し(S54)、その機器タイプに対応する機器属性情報ファイル21iを取得する(S55)。
【0056】
このような機器属性情報ファイル21iは、図15に示すような構成をしており、機器タイプに対応して、機器品番、シンボルファイル名、X座標、Y座標、Z座標、シンボル幅などが登録されており、これらの情報は、テキストファイルとして、例えば、機器タイプが「type_a 」であるなら、「type_a.txt」といったファイル名で格納される。
【0057】
そして、取得した機器属性情報ファイル21iより、機器に対応する属性情報を取得して(S56)、その属性情報、すなわち、X座標、Y座標、Z座標、シンボル幅などの情報に基づいて、図面上における配置位置を認識する。
【0058】
なお、複数の同一の機器を図面上に連続して貼り付ける必要のあるときには、前回貼り付けた機器の座標から、シンボル幅分ずらせて貼り付けるといった動作を繰り返す。
【0059】
また、自動設計手段10,40は、盤を作図するときには、盤の外観を示す外枠をも自動的に作図しており、これについて、図16のフローチャートとともに説明する。すなわち、自動設計手段10,40は、データベース20より、標準品の品番を検索し(S61)、検索した品番に対応するIDを、先述した品番マスタ21fより取得する(S62)。
【0060】
品番マスタ21fは、図17に示すような構成をしており、標準品の各品番に対応して、標準名称、IDが割り付けられている。ついで、自動設計手段10,40は、外枠マスタ21jを開く(S63)。
【0061】
外枠マスタ21jは、図18に示すような構成をしており、標準品の各品番に対応して、外枠情報として、正面図シンボルファイル名、上面図シンボルファイル名、側面図シンボルファイル名が登録され、これらのファイル名に対応して、その縦、横の長さや深さなどが登録されている。
【0062】
そして、取得したIDに対応する外枠情報を、外枠マスタ21jより取得して(S64)、その情報に基づいて、盤の外枠を作図する。
【0063】
見積価格算出手段18は、先述した処理(図5参照)によって、盤の製作に必要な金額を算出するだけでなく、以下に示す処理によっても、算出できるようにしてもよい。
【0064】
そのため、価格ルールマスタ21aは、図19に示すような構成にしている。価格ルールマスタ21aaは、盤毎に、標準価格、製造価格が登録されている。価格ルールマスタ21abは、価格の増減の要因が価格決定因子として規定されており、それぞれの価格決定因子に対して、その増減値が登録されている。価格ルールマスタ21acは、盤毎に、販売地区、最大値引価格が登録されている。最大値引価格は、ログインしてきたユーザ(クライアント)の権限に応じた値が、マスタファイル21から取り出されて設定される。販売地区は、ログインしてきたユーザの所属している地区が、マスタファイル21から取り出されて設定される。
【0065】
見積価格算出手段18は、このような価格ルールマスタ21aを用いて、以下の処理をする。すなわち、データベース20から読み取った構成機器の情報のうち、盤の品番に対応する標準価格、製造価格を、価格ルールマスタ21aaより算出し、ついで、読み取った構成機器情報より、価格ルールマスタ21abに該当する価格決定因子があるかを判別し、あれば、対応する増減値に基づいて、算出した標準価格、製造価格を増減する。そして、価格ルールマスタ21acを参照して、販売地区および、ユーザに割り当てられた値引権限によって最終価格を決定する。
【0066】
見積価格算出手段18は、価格決定因子を見つける毎に、その因子を標準品番データ変更回数データベース20cに格納するようになっている。ここには、因子の格納回数も併せて格納するようになっており、その回数が所定のしきい値を超えたときには、以下の動作をする。これについて、図20のフローチャートとともに説明する。
【0067】
すなわち、見積価格算出手段18は、価格決定因子を標準品番データ変更回数データベース20cに格納すると、その格納回数、すなわち、標準品の構成機器情報変更回数を取得し(S71)、その回数が、予め定められたしきい値を超えていれば(S72)、データベース20より、搭載機器情報を取得して(S73)、取得した搭載機器情報に基づいて、品番情報を作成し(S74)、作成した品番情報を新たな標準品の情報として、品番マスタファイル21fに登録する(S75)。
【0068】
次に、通信ネットワークを用いた盤設計方法について説明する。図1に示した構成により、端末装置Cから通信ネットワークを介して、分電盤や配電盤などの盤の設計を行って、図面や帳票を作成することができる。
【0069】
端末装置Cから盤の設計に必要な情報のすべてが入力されたことを検知すると、盤を構成する機器の図面、名称、配置、大きさなどを機器構成情報ファイルとして生成し、これを基にして、盤の設計及び帳票の作成を自動的に行う。
【0070】
図21には、このときの動作を示しており、標準品の品番が入力されると(S81)、マスタファイル21の標準品マスタ21bを参照して、図23に示すような標準品構成画面を作成する(S82)。この画面において機器変更入力があると(S83)、データベース20の機器情報データベース20aに、機器変更登録を行う(S84)。これを機器情報のすべてが揃うまで繰り返す(S83〜S85)。機器情報が揃ったかどうかの判断は、マスタファイル21の必要情報マスタ21cを参照して行う。
【0071】
次に、データベース20の稼動状況データベース20bから稼動状況データを読み込んで(S86)、稼動状況を基に自動設計を担当する処理装置1,4を決定する(S87)。担当装置が決定すると、稼動状況データベース20bの稼動状況データを更新し(S88)、構成機器情報ファイル24を作成する(S89)。この構成機器情報ファイル24を基に、図面・帳票ファイル25が作成されれば、端末装置C側に出力される(S90,S91)。
【0072】
図22は、図21のS90における図面・帳票作成の処理を詳述している。構成機器情報ファイル24が作成されると(S101)、マスタファイル21の図面・帳票マスタ21dを参照して、図面ひな型ファイルを作成する(S102)。この図面ひな型ファイルとは、図面における図面番号などの記載欄や枠のみのデータで構成されるファイルのことである。
【0073】
そして、構成機器情報ファイル24を読み込んで(S103)、自動設計プログラム(自動設計手段)を起動し(S104)、帳票プログラム(帳票作成手段)を起動する(S105)。作成された図面・帳票は、図面・帳票ファイル25として、記録手段2に記録される。
【0074】
図24には、複数の処理装置1,4の各々の稼働状況に応じて、盤の設計及び帳票の作成の分散処理を行うときの動作を示している(図21のS86〜S88を参照)。
【0075】
主処理装置1は、自動作成要求があると(S111)、稼動状況データベース20bから稼動状況データを読み込み(S112)、自動設計処理を実施する装置1,4を決定し(S113)、更に、構成機器情報ファイル24の格納先情報を取得する(S114)。そして、構成機器情報ファイル24を作成すると(S115)、稼動状況データを更新する(S116)。
【0076】
図25には、稼動状況データベース20bの構成の例を示している。ここに示した稼動状況データは、装置名と、稼動フラグと、待ち枚数と、構成機器情報ファイル24の格納先で構成されている。稼動フラグは「1」になっていると稼動中であることを示し、「0」であると「未稼動」を示す。待ち枚数は、図面又は帳票が未作成又は未出力のページ数を示す。構成機器情報ファイル格納先に構成機器情報ファイル24が格納されると、各処理装置1,4は処理を開始する。
【0077】
図26には、自動設計処理を実施する装置の決定処理(分散処理)の動作の例を示している。稼動状況データベース20bから、設計処理装置分、稼動フラグと待ち枚数情報とを読み取り(S121〜S125)、稼動フラグが未稼動を示していれば、作図処理を開始し(S128)、稼動状況フラグを「稼動中」に更新し(S129)、待ち枚数を更新する(S127)。一方、未稼動の装置がない場合は、待ち枚数が一番少ない装置において作図をすべく、待ち枚数を更新する(S126,S127)。すなわち、現在の待ち枚数に、新たに作図する図の枚数を加算する。
【0078】
また、複数の処理装置4の各々は、構成機器情報ファイル24が格納されたことを検知することによって、盤の設計及び帳票の作成を開始する。したがって、各処理装置4は、構成機器情報ファイル24を記憶するための記憶手段と、その記憶手段に構成機器情報ファイル24が記憶されたかを監視する監視手段(プログラム)とを備えている。
【0079】
図27には、各処理装置1,4における作図処理の動作の例を示している。構成機器情報ファイル24が作成(格納)されると(S131)、その構成機器情報ファイル24から作成する図面名を読み込み(S132)、マスタ図面名を読み込む(S133)。図面・帳票マスタ25からマスタ図面を読み込み、作成図面名でコピーする(S134)。このコピーしてきた図面を開いて作図処理を実施する(S135)。作図が終了すれば、構成機器情報ファイル24を消去(削除)して(S136)、稼動状況データを更新する(S137)。具体的には、待ち枚数を減算して、待ち枚数が「0」になれば稼動フラグを「未稼動」にする。
【0080】
次に、盤設計方法の他の例を説明する。盤の設計をするときには、機器構成情報ファイル24を参照して、各機器の図の種別、面積などの重みを求め、この重みに従って図面を作成する。また、各機器の図の重みを求めて、すべての機器の図が1ページに収まらないときは、重みに従って、複数のページに分割した図面を作成する。例えば、重みは、まず、正面図や側面図といった図の種類で決定され、同じ図の種類の間であれば、次に、面積の大きい程、重みを大きくする。
【0081】
図28には、上記動作をフローチャートで示している。機器情報データベース20aを読み込み(S141)、マスタファイル21のブロック配置マスタ21eを参照して、該当ブロックの図面上の面積を算出する(S142)。次いで、ブロックを重み順にソートして(S143)、ブロックを構成する機器の情報を獲得する(S144)。そして構成機器の数分、以下の処理を繰り返す(S145〜S150)。
【0082】
まず、ブロック面積単位の和(S)を求める(S146)。この和が、1ページに記録できる最大面積(Max)以上であったならば、構成機器情報ファイル24にページフラグを記述する処理を行ってから(S148)、構成機器情報ファイル24に機器情報を記述する一方(S149)、そうでなければ、ページフラグを記述しないで、構成機器情報ファイル24に機器情報を記述する(S149)。
【0083】
図29には、構成機器情報ファイル24の構成の例を示している。ここでは、各機器の情報は、ファイル名、配置される座標、色などで構成されている。また、この図では、図面は2ページに分割されるようになっている。
【0084】
図30〜図32には、自動設計手段10によって設計された分電盤の設計図の例を示している。図30に示す設計図は、上側面図Z1と、加工図Z2と、正面図Z3と、横側面図Z4と、内器配置図Z5と、下側面図Z6と、配線図Z7と、組替機器リストZ8とで構成されている。
【0085】
この図30の設計図に、負荷名称図を追加しようとした場合、1ページに収まりきらないので、図31と図32に示す2ページの図面に分割される。図31に示す設計図は、上側面図Z1と、加工図Z2と、正面図Z3と、横側面図Z4と、内器配置図Z5と、下側面図Z6とで構成され、図32に示す設計図は、負荷名称図Z9と、配線図Z7と、組替機器リストZ8とで構成される。図19では、負荷名称図Z9が、配線図Z7や組替機器リストZ8よりも重みが大きいので、配線図Z7や組替機器リストZ8よりも上に配置される。
【0086】
【発明の効果】
以上の説明からも理解できるように、本発明の請求項1〜請求項12に記載の通信ネットワークを用いた盤設計装置は、設計開始識別手段が、データベースに盤の設計に必要な情報のすべてが格納されたことを判別したときに、設計手段及び帳票作成手段によって、盤の設計及び帳票の作成を自動的に開始するので、遠隔の端末装置から盤の設計ができ、システムの拡張が図れるとともに、端末装置側で、表示される画面に対してデータを入力するだけで、何らの設計開始操作をしなくても、盤の設計処理を自動的に実行できる。
【0087】
特に、請求項2では、複数の処理装置の各々に、設計手段と帳票作成手段とを備え、各処理装置の稼働状況に応じて、盤の設計及び帳票の作成の分散処理を実行できるので、設計装置に負荷がかかることがない。
【0088】
また、請求項3では、端末装置毎に、処理内容を変更し、表示画面を変更できるようになっているので、各端末装置毎の異なる動作の並行動作が可能になる。請求項4では、端末装置において、入力情報と標準品の情報との変更箇所がわかるので、設計時に役立つ。請求項5では、盤の製作に必要な金額を算出し、この金額を付加した帳票が作成できる。
【0089】
更に、請求項6では、入力された設計情報が、前回にデータベースに格納した設計情報と一致しなかったときには、設計情報に変更が加えられたと判断して、設計情報が入力された時間、入力したユーザ名、入力をした画面名、データベース名、一致しなかった情報などを、変更履歴ファイルとして記憶手段に記憶させるので、システム管理者やシステム開発者などが、いつ、どのユーザが、どのデータを、どのように変更したのかを容易に把握することができる。
【0090】
請求項7では、トラブルが発生したときには、トラブルの発生した画面名、トラブル発生履歴、発生したトラブル名などの情報を含むトラブル情報を予め登録された送信先に送信するので、送信先として、システム管理者やシステム開発者を登録しておけば、システム管理者やシステム開発者が容易に、装置稼働中に発生したトラブルを確認して、早急な対処をすることが可能となる。
【0091】
請求項8では、少なくとも、マスタファイルに格納されている標準品の情報に基づいて、盤に搭載可能な機器を検索して、検索した搭載可能な機器を画面に表示させるので、搭載可能な機器が一目でわかり、機器の変更入力が極めて容易となる。
【0092】
請求項9では、機器の属性情報に基づいて機器の図面上での配置を判断するので、機器を最適な位置で図面上に配置することができる。
【0093】
請求項10では、標準品の品番に対応する所定の認識番号に対応する盤の外枠を検索するので、盤の正面図、側面図などを自動的に作図することができる。
【0094】
請求項11では、盤の製作に必要な金額を算出するときには、データベースの設計情報より、所定の価格決定因子があれば、その因子も考慮するので、因子の種類によって、金額の増減をすることができる。
【0095】
請求項12では、請求項11において価格決定因子を見つけたときには、その因子をデータベースに格納するようになっており、各因子が所定回数、データベースに格納されていれば、データベースの設計情報を、新たな標準品の情報として、マスタファイルに格納するので、ユーザによってカスタマイズされた設計情報を新たな標準品として扱うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の盤設計装置の構成の一例を示す図である。
【図2】盤設計装置の要部構成の一例を示す図である。
【図3】盤設計装置の動作の一例を示すフローチャートである。
【図4】盤設計装置の動作の他の例を示す図である。
【図5】盤設計装置の動作の他の例を示すフローチャートである。
【図6】価格ルールマスタの構成の一例を示す図である。
【図7】帳票の構成の一例を示す図である。
【図8】設計情報格納手段の動作例を示すフローチャートである。
【図9】トラブル通知手段の動作例を示すフローチャートである。
【図10】トラブル情報送信画面の一例を示す図である。
【図11】HTML式入力画面提供手段の動作例を示す図である。
【図12】機器タイプマスタの構成例を示す図である。
【図13】機器マスタの構成例を示す図である。
【図14】自動設計手段の動作例を示すフローチャートである。
【図15】機器属性情報ファイルの構成例を示す図である。
【図16】自動設計手段の動作例を示すフローチャートである。
【図17】品番マスタの構成例を示す図である。
【図18】外枠マスタファイルの構成例を示す図である。
【図19】価格ルールマスタの他の構成例を示す図である。
【図20】見積価格算出手段の動作例を示すフローチャートである。
【図21】盤設計方法の動作の一例を示すフローチャートである。
【図22】盤設計方法の動作の他の例を示すフローチャートである。
【図23】標準品構成画面の構成の一例を示す図である。
【図24】盤設計方法の動作の他の例を示すフローチャートである。
【図25】稼動状況データベースの構成の一例を示す図である。
【図26】盤設計方法の動作の他の例を示すフローチャートである。
【図27】盤設計方法の動作の他の例を示すフローチャートである。
【図28】盤設計方法の動作の他の例を示すフローチャートである。
【図29】構成機器情報ファイルの構成の一例を示す図である。
【図30】盤設計図の一例を示す図である。
【図31】盤設計図の他の例を示す図である。
【図32】盤設計図の他の例を示す図である。
【符号の説明】
1 主処理装置
10 自動設計手段
11 帳票作成手段
12 HTML式入力画面提供手段
13 端末情報格納手段
14 設計情報格納手段
15 自動設計開始識別手段
16 設計情報表示手段
17 トラブル通知手段
18 見積価格算出手段
2 記録装置
20 データベース
21 マスタファイル
22 基準図面ライブラリ
23 帳票ライブラリ
3 記憶装置
30 クライアント別情報格納部
4 副処理装置
40 自動設計手段
41 帳票作成手段
C 端末装置(クライアント)

Claims (12)

  1. 端末装置から通信ネットワークを介して、分電盤や配電盤などの盤の設計を行い、図面や帳票を作成する盤設計装置であって、
    設計情報を格納するデータベースと、
    予め、盤の設計に必要な、機器、部品などの標準品の情報を格納したマスタファイルと、
    予め、基準となる図面の情報を格納した図面ライブラリと、
    予め、基準となる帳票の情報を格納した帳票ライブラリと、
    盤の設計情報の入力元となる端末装置の情報を記憶する記憶手段と、
    盤の設計情報を入力する画面の情報を、端末装置に提供する入力画面提供手段と、
    設計情報の入力元となる端末装置の情報を、上記記憶手段に記憶する端末情報格納手段と、
    上記入力画面提供手段によって提供した画面から入力された設計情報を、上記データベースに格納する設計情報格納手段と、
    盤の設計に必要な情報のすべてが上記データベースに格納されたことを判別する設計開始識別手段と、
    端末装置から入力された設計情報を基にして、盤の設計を行う設計手段と、
    端末装置から入力された設計情報を基にして、帳票を作成する帳票作成手段と、
    設計結果を端末装置に表示させる設計情報表示手段とを備え、
    上記設計開始識別手段が、上記データベースに盤の設計に必要な情報のすべてが格納されたことを判別したときに、上記設計手段及び上記帳票作成手段によって、盤の設計及び帳票の作成を自動的に開始することを特徴とする、通信ネットワークを用いた盤設計装置。
  2. 上記設計手段と上記帳票作成手段を有した複数の処理装置を備えており、
    各処理装置の稼働状況に応じて、盤の設計及び帳票の作成の分散処理を行うことを特徴とする、請求項1に記載の通信ネットワークを用いた盤設計装置。
  3. 上記記憶手段には、上記端末情報格納手段により、設計情報の入力元となる端末装置の情報が記憶されるとともに、稼動状況が各端末装置別に動的に記憶されるクライアント別情報格納部を備えており、
    端末装置毎に、処理内容を変更し、表示画面を変更することを可能にしたことを特徴とする、請求項1に記載の通信ネットワークを用いた盤設計装置。
  4. 上記入力画面提供手段によって提供した画面から入力された設計情報が、上記マスタファイルに格納された標準品の情報と一致しなかったときには、上記入力画面提供手段によって、情報の変更箇所を端末装置に表示させることを特徴とする、請求項1に記載の通信ネットワークを用いた盤設計装置。
  5. 上記設計情報格納手段によって上記データベースに格納された設計情報を基にして、上記マスタファイルを参照し、盤の製作に必要な金額を算出する見積価格算出手段を備えるとともに、上記帳票作成手段が帳票を作成することを特徴とする、請求項1に記載の通信ネットワークを用いた盤設計装置。
  6. 上記設計情報格納手段は、上記入力画面提供手段によって提供した画面から入力された設計情報が、前回に上記データベースに格納した設計情報と一致しなかったときには、上記設計情報に変更が加えられたと判断して、上記設計情報が入力された時間、入力したユーザ名、入力をした画面名、上記データベース名、一致しなかった情報などを、変更履歴ファイルとして上記記憶手段に記憶させることを特徴とする、請求項1に記載の通信ネットワークを用いた盤設計装置。
  7. 上記端末装置における盤設計中にトラブルが発生したときには、トラブルの発生した画面名、トラブル発生履歴、発生したトラブル名などの情報を含むトラブル情報を作成し、作成したトラブル情報を予め登録された送信先に送信することを特徴とする、請求項1に記載の通信ネットワークを用いた盤設計装置。
  8. 上記入力画面提供手段は、少なくとも、上記マスタファイルに格納されている標準品の情報に基づいて、上記マスタファイルより所定の識別番号を算出し、その識別番号に対応する機器タイプを検索し、ついで、その機器タイプに基づいて、盤に搭載可能な機器を検索し、検索した搭載可能な機器を上記画面に表示させることを特徴とする、請求項1に記載の通信ネットワークを用いた盤設計装置。
  9. 上記設計手段は、上記データベースに格納されている設計情報より、機器の情報を取得し、その機器の情報に基づいて、上記マスタファイルより、その機器に該当する機器タイプを取得し、ついで、その機器タイプに該当する機器の属性情報を取得し、その属性情報に基づいて機器の図面上での配置を判断することを特徴とする、請求項1に記載の通信ネットワークを用いた盤設計装置。
  10. 上記設計手段は、上記マスタファイルより、上記データベースに格納されている標準品の品番に対応する所定の認識番号を検索し、ついで、検索した認識番号に対応する盤の外枠を検索することを特徴とする、請求項1に記載の通信ネットワークを用いた盤設計装置。
  11. 上記見積価格算出手段は、盤の製作に必要な金額を算出するときには、上記データベースの設計情報より、上記マスタファイルに格納されている所定の価格決定因子に該当する因子があるかを判断し、該当する因子があれば、その因子も考慮することを特徴とする、請求項5に記載の通信ネットワークを用いた盤設計装置。
  12. 上記見積価格算出手段は、上記該当する因子を上記データベースに格納するようになっており、各因子が所定回数、上記データベースに格納されていれば、上記データベースの設計情報を、新たな標準品の情報として、上記マスタファイルに格納することを特徴とする、請求項11に記載の通信ネットワークを用いた盤設計装置。
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