JP3845919B2 - Roller clearance control device for hulling roll - Google Patents
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Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
この発明は、籾摺ロ−ルのロ−ル間隙制御装置の改良に関する。
【0002】
【従来技術】
籾摺ロ−ルを駆動するモ−タの負荷電流値を検出し、検出負荷電流値と制御基準値とを比較して、一対の籾摺ロ−ルのロ−ル間隙を開閉制御し、モ−タの検出負荷電流値を制御基準値の範囲に維持し所定の脱ぷ率を維持しながら籾摺するロ−ル間隙自動制御装置は公知である。
【0003】
一対の籾摺ロ−ルで籾摺し、揺動選別装置で混合米を分離選別する籾摺選別機において、揺動選別装置の混合米ホッパの穀粒量の多少に関連して前記籾供給調節弁を関連的に減少あるいは増加調節し、また、揺動選別装置のクラッチの入切操作及び揺動選別板の揺上側に選別された穀粒を機内循環切替状態あるいは機外取出切替状態に切り替える揺動選別穀粒切替手段を有する籾摺選別機は公知である。
【0004】
【発明が解決しようとする問題点】
籾摺ロ−ル及び揺動選別装置を有する籾摺選別機において、前記ロ−ル間隙自動制御装置を作動している籾摺選別中に、揺動選別板の揺上側に選別された穀粒を、機内循環切替状態あるいは機外取出切替状態に切り替えをすると、機内の穀粒の流れが変化して、籾摺ロ−ルへの穀粒供給量が変化する。このような変化状態にもかかわらず、ロ−ル間隙制御を継続すると、ロ−ル間隙のその後の変化方向に対して反対側の制御がなされることがあり、ロ−ル間隙制御が安定しないという欠点があつた。そこで、この発明はこのような問題点を解消しようとするものである。
【0005】
【問題を解決するための手段】
このような技術的課題を解決するためのこの発明の技術手段は、籾ホッパ6から供給された籾を籾摺する一対の籾摺ロ−ル7,7と、籾摺ロール7,7で籾摺りされた摺落米を風選する摺落米風選部2と、該摺落米風選部2で風選された混合米を分離選別する揺動選別板15を備える揺動選別装置3と、前記揺動選別板15で揺上側に分離選別された穀粒を機内循環状態あるいは機外取出状態に切り替える揺動穀粒切替手段と、前記揺動選別板15の揺動駆動の入切をする揺動クラッチと、前記揺動穀粒切替手段及び前記揺動クラッチを操作する操作レバー31と、該操作レバー31が穀粒を機外取出状態の位置に操作されたことを検出する穀粒取り出しセンサ34と、前記籾摺ロ−ル7,7への穀粒供給量を調節する籾供給調節弁33と、前記籾供給調節弁33の開度を検出する弁開度センサ42と、籾摺ロ−ル7,7のロ−ル間隙を調節するロ−ル間隙調節手段と、籾摺選別機を駆動する主モ−タ35と、前記主モ−タ35の負荷電流値を検出する負荷電流センサと、負荷電流値基準で籾摺ロ−ル7,7のロ−ル間隙を自動調節するロ−ル間隙自動制御手段とを設け、前記摺落米風選部2で風選された混合米は混合米ホッパ24、分配供給樋16及び分配ケース17を経て揺動選別板15に供給される構成とし、前記混合米ホッパ24と前記籾供給調節弁33とをリンク機構を介して連動連結し、混合米ホッパ24の穀粒量の増減による上下動に連動して籾摺ロール7,7への穀粒供給量が増減されるように籾供給調節弁33を開閉調節する構成とし、前記揺動穀粒切替手段の機内循環切替状態では前記ロ−ル間隙自動制御手段のロ−ル間隙制御を停止し、且つ、該操作レバー31を穀粒を機外取出状態の位置に切り替えたことを穀粒取り出しセンサ34が検出すると、所定時間後に前記ロ−ル間隙自動制御手段のロ−ル間隙制御を開始する構成としたことを特徴とする籾摺ロ−ルのロ−ル間隙制御装置とした。
【0006】
【作用】
【0007】
このように籾摺選別作業がなされるところ、籾摺ロ−ル7,7で籾摺されて揺動選別板15での揺上側に分離選別された穀粒が機内循環状態のときには、負荷電流値基準によるロ−ル間隙自動制御手段は停止状態となり、揺動選別板15の揺上側に分離選別された穀粒が選別安定状態となって、操作レバー31を穀粒を機外取出状態の位置に操作して穀粒取り出しセンサ34がそれを検出すると、所定時間経過後にロ−ル間隙自動制御手段による制御を開始し、負荷電流検出センサの検出負荷電流値と制御基準値とを比較して、検出負荷電流値が制御基準値より高い(あるいは、低い)場合には、ロール間隙調節モータ44を開側(あるいは閉側)に調節し、検出負荷電流値を制御基準値に復帰させる制御を実行し、ロ−ル間隙を基準間隙に維持し所定の脱ぷ率を維持しながら籾摺を継続する。
【0008】
【発明の効果】
この発明は、前記のように、揺動選別板15の揺上側に分布した穀粒が機内循環中には、負荷電流値基準によるロ−ル間隙制御を中止し、機内循環から機外取出に切り替えられて所定時間経過し作業状態が安定した後にロ−ル間隙制御を開始するので、籾摺ロ−ル7,7のロ−ル間隙制御を安定させることができる。即ち、機内循環状態では、揺動選別板15の揺上側から取り出された穀粒は機内循環して混合米ホッパ24に供給されて混合米ホッパ24の穀粒量が増加し、これに関連して籾摺ロ−ル7,7の籾供給調節弁33の開度が閉調節される。この状態では、機外取出中の選別安定状態と異なり籾摺ロール7,7への穀粒供給量が減少することから、検出負荷電流値が減少し、この検出負荷電流値を基にしてロ−ル間隙制御を実行すると、ロ−ル間隙が異常に狭く調節される。すると、機外取出状態に切り替えて選別された玄米を機外に取り出すと、混合米ホッパ24の穀粒量は減少し、籾供給調節弁33は開側に調節され、籾摺りロール7,7への穀粒供給量が増加したとき選別安定状態のロ−ル間隙に復帰するまでに時間がかかり、制御が安定しないという不具合が生じる。しかし、前記構成とすることにより、このような不具合を解消し、ロ−ル間隙制御を安定させることができる。
【0009】
【発明の実施の形態】
以下、図面に示すこの発明の実施例について説明する。まず、図1〜図4に基づき、籾摺選別機の全体構成について説明する。籾摺選別機は、籾摺をする籾摺部1,籾摺部1からの摺落米を風選する摺落米風選部2,摺落米風選部2での風選後の混合米を分離選別する揺動選別装置3,混合米揚穀機4及び玄米揚穀機5等により、構成されている。
【0010】
籾摺部1は、上部の籾ホッパ6,籾摺ロ−ル7,7の内装されている籾摺室8等で構成されている。摺落米風選部2は、摺落米風選箱9,摺落米風選路10,粃受樋11,摺落米受樋12,吸引フアン13,排塵筒14等により構成されている。次に、揺動選別装置3について説明する。
【0011】
多段の揺動選別板15,15,…には、板面に選別用の凹凸が形成されていて、縦方向の一側が高い供給側、他側を低い排出側とし、横方向の一方側を高い揺上側、反対側を低い揺下側として、揺動選別板15の縦横ともに傾斜した構成とし、揺動選別板15,15,…は揺動アーム,揺動リンクから構成されている揺動装置で、横方向斜め上下に往復揺動される構成である。
【0012】
この揺動選別板15,15,…における供給側には供給口が構成されていて、混合米ホッパ24,分配供給樋16及び分配ケース17を経て混合米が、供給口から供給される構成である。供給された混合米は、粒形の大小,比重の大小,摩擦係数の大小等の関係で、比重の重い小形の玄米は揺上側に偏流分布し、また、玄米に比較して大きく比重の軽い籾は、揺下側に偏流分布し、また、その中間部には分離されない籾・玄米の混合米が分布しながら選別される。そして、これらの選別穀粒は、揺動選別板15の排出側に設けられている玄米仕切板18及び籾仕切板19で仕切られて取り出される。
【0013】
取り出された玄米は、玄米取出樋20,玄米流路21,玄米揚穀機5を経て機外に取り出され、また、混合米は混合米取出樋22,混合米流路23,摺落米受樋12,混合米揚穀機4,混合米ホッパ24,分配供給樋16,分配ケース17を経て、揺動選別板15,15,…に供給されて再選別される。また、籾は籾取出樋25,籾流路26,籾揚穀機27を経て籾摺部1に揚穀還元されて、再度の籾摺がなされる構成である。
【0014】
なお、図面は省略したが、混合米ホッパ24と籾摺部1の籾供給調節弁33はリンク等の連動部材を介して連動連結されていて、混合米ホッパ24が穀粒量の増減により下動あるいは上動すると、籾供給調節弁33が関連的に減少側あるいは増加側に調節されて、混合米ホッパ24の穀粒量が適正化される構成である。次に、籾摺選別機の作用について説明する。
【0015】
籾摺作業をする場合には、籾摺部1の籾ホッパ6に籾を供給し、籾摺選別機の回転各部を駆動する。すると、籾ホッパ6から籾摺ロール7,7に籾が供給されて籾摺され、摺落米は下方の摺落米風選路10で風選され、軽い籾殻は吸引フアン13,排塵筒14を経て機外に排出され、また、比較的軽い粃粒は粃受樋11に落下選別され、また、重い玄米及び籾の混合米は、摺落米受樋12に落下選別される。
【0016】
そして、選別された混合米は、混合米揚穀機4,混合米ホッパ24,分配供給樋16及び分配ケース17を経て、揺動選別板15,15,…に供給される。供給された混合米は、揺動選別板15が横方向斜上下に往復揺動されると、粒形の大小、比重の大小、摩擦係数の大小等の関係で、小形で比重の重い玄米は揺上側に偏流分布し、また、玄米に比較して大形で比重の軽い籾は揺下側に偏流分布し、また、その中間部には分離されない混合米が分布しつつ選別される。
【0017】
揺動選別板15,15,…の排出側から流下した穀粒は、玄米仕切板18及び籾仕切板19で仕切られる。玄米仕切板18で仕切られた玄米は、玄米取出樋20,玄米流路21及び玄米揚穀機5を経て機外に取り出され、また、玄米仕切板18及び籾仕切板19で仕切られた混合米は、混合米取出樋22,混合米流路23,混合米揚穀機4,混合米ホッパ24,分配供給樋16及び分配ケ−ス17を経て揺動選別板15に供給されて再選別され、また、籾仕切板19で仕切られた籾は、籾取出樋25,籾流路26及び籾揚穀機27を経て籾摺部1に還元されて再度の籾摺がされる。
【0018】
なお、籾揚穀機27で揚穀された穀粒は籾ホッパ6の還元ホッパ部6aを経由して籾摺ロ−ル7,7に還元される。そして、還元ホッパ部6aの上面と平面部28とを面一構成としている。
次に、図5〜図8について説明する。
【0019】
まず、操作レバ−の構成について説明する。籾ホッパ6の揺動選別装置3側に位置している平面部28には、変形U字型の操作溝32を構成している。この操作溝32に沿って溝操作レバ−31を移動できる構成であり、左側の溝部を操作すると、前記籾供給調節弁33が操作され、右側の溝部を移動すると、揺動選別板15の揺上側から取り出された穀粒を機内循環状態あるいは機外取出状態に切り替える構成である。
【0020】
しかして、操作レバ−31が(1)の位置では籾供給調節弁33が閉操作され、(2)の位置では籾供給調節弁33が開操作されると共に、揺動選別穀粒が機内循環側に切り替えられ、(3)の位置では、揺動選別穀粒を機内循環状態に切り替えた状態で、揺動クラッチ(図示省略)がクラッチ入りに操作される。また、(4)の位置に操作すると、揺動クラッチが入り状態で、揺動選別穀粒を機外取出状態に切り替える構成である。そして、操作レバ−31を前記(4)の位置に操作すると、穀粒取出センサ34がONする構成である。
【0021】
図7に示すように、三相の商用電源が主モ−タ35及びマイクロコンピュ−タを有する制御部36に供給される構成で、運転スイッチ36aをONにすると、リレ−を介して電磁開閉器37が閉じ、停止スイッチ38をOFF操作すると、電磁開閉器37が開く構成である。三相商用電源のR相,S相,T相はR相負荷電流センサ39,S相負荷電流センサ40,T相負荷電流センサ41により、それぞれ負荷電流値が検出される。
【0022】
また、制御部36には、籾供給調節弁33の弁開度センサ42,籾ホッパ6の穀粒の有無を検出するグレンセンサ43及び前記穀粒取出センサ34の検出情報が入力される構成であり、制御部36から駆動回路を経由して、ロ−ル間隙調節モ−タ44が接続されている。次に、図8に基づき籾摺選別作業及び制御部36の制御内容につき説明する。
【0023】
まず、自動/手動スイッチ(図示省略)を自動側に選択し、脱ぷ率設定スイッチ(図示省略)を高あるいは低に設定し、能率設定スイッチ(図示省略)を高あるいは低に設定し、運転スイッチ36aを運転側に操作する。すると、主モ−タ35が駆動され、籾摺選別機の回転各部が駆動される。すると、はじめに、籾摺ロ−ル7,7の初期間隙を設定する初期間隙設定制御がなされる。即ち、ロ−ル間隙を開調節して、R相,S相,T相負荷電流センサ39,40,41の検出負荷電流値が変化しなくなると、籾摺ロ−ル7,7の非接触状態と判定して開調節を停止する。次いで、ロ−ル間隙を閉調節し、前記負荷電流センサ39,40,41が負荷電流値の増加を検出すると、籾摺ロ−ル7,7の微接触と判定し閉調節を停止する。次いで、ロ−ル間隙を所定時間開調節して、所定の初期間隙(例えば、1mm)に調節設定する。
【0024】
次いで、操作レバ−31を前記(1)位置から(2)位置に操作する。すると、籾供給調節弁33が開操作され、(2)位置から(3)位置に操作すると、揺動クラッチ(図示省略)がクラッチ入りに操作されると共に、揺動選別板15の揺上側に分布している穀粒は機内循環状態に切り替えられて籾摺選別作業が開始される。そして、所定時間経過して、揺動選別板15の選別が安定選別状態になると、操作レバ−31を(3)位置から(4)位置に操作し、揺動クラッチが入り状態に維持しながら、揺動選別板15の揺上側に分布している玄米を機外取出状態に切り替えられる。
【0025】
次いで、負荷電流値基準によるロ−ル間隙制御に移行する。すると、負荷電流検出センサ39,40,41の検出負荷電流値を制御部36に送り、検出負荷電流値と制御基準値(前記脱ぷ率設定スイッチ及び籾供給調節弁33の弁開度に関連して設定される。)とを比較して、検出負荷電流値が制御基準値より高い(あるいは、低い)場合には、ロール間隙調節モータ44を開側(あるいは閉側)に調節し、検出負荷電流値を制御基準値に復帰する制御を実行し、ロ−ル間隙を基準間隙に維持しながら籾摺をする。また、検出負荷電流値が制御基準値の範囲内であれば、制御指令は出されず、そのままのロ−ル間隙を維持しながら、籾摺作業をする。
【0026】
なお、この負荷電流値基準によるロ−ル間隙制御に代えて、脱ぷ率センサ(図示省略)で摺落米の脱ぷ率を検出し、脱ぷ率基準でロ−ル間隙制御をする構成としてもよい。また、前記実施例の穀粒取出センサ34に代えて、玄米揚穀機5からの玄米取出をセンサで直接検出する方法、揺動選別板15上の選別状態をセンサで検出する構成としてもよく、実施例の構成に限定されるものではない。
【0027】
次に、籾摺選別作業時において、揺動選別板15の揺上側に分布した穀粒を機外取出状態及び機内循環状態に切り替え時の前記負荷電流値によるロ−ル間隙制御の停止及び開始について、図8に基づき説明する。本制御がスタ−トすると、主モ−タ35がONしているか否かを判定し(例えば、負荷電流センサ39,40,41の基準値以上の負荷電流値検出でONと判定)、ONの場合には、前記ロ−ル間隙の初期設定制御をし、次いで、籾供給調節弁33の開閉状態を判断し、弁開度センサ42で籾供給調節弁33の開を検出すると、次いで、籾ホッパ6の穀粒の有無を判定し、グレンセンサ43がONし穀粒有りを検出すると、揺動選別穀粒の機内循環か機外取出かを判断し、穀粒取出センサ34がONで機外取出状態であることを検出すると、次いで、機外取出状態に切り替えらて所定時間(例えば、60秒)経過したか否かを判断し、制御部36内臓のタイマ−機構での所定時間経過を検出すると、前記負荷電流値基準によるロ−ル間隙制御に移行し、主モ−タ35が停止すると、この制御は終了する。
【0028】
なお、籾供給調節弁33の全閉鎖状態,籾ホッパ6の穀粒なしの場合にも、負荷電流値基準のロ−ル間隙制御を中止する。前記のように、揺動選別板15の揺上側に分布した穀粒が機内循環中には、前記負荷電流値基準によるロ−ル間隙制御を中止し、機内循環から機外取出に切り替えられて所定時間経過し選別作業が安定した後にロ−ル間隙制御を開始する。
【0029】
しかして、機内循環状態では、揺動選別板15の揺上側から取り出された穀粒は機内循環して混合米ホッパ24の穀粒量が増加し、これに関連して籾摺部1の籾供給調節弁33の開度が閉調節され、前記穀粒の機外取出中の通常の選別安定状態と比較すると、負荷電流値が大きく変化し、通常の選別作業状態から離れている。このような状態で籾摺ロ−ル7,7のロ−ル間隙制御を開始すると、ロ−ル間隙を閉調節する旨の誤った指令が出されるおそれがある。このような誤指令が出されると、籾摺ロ−ル7,7が閉調節されて、通常作業時のロ−ル間隙に復帰するまでに時間がかかり、制御が安定しないという問題点があるが、前記構成とすることにより、このような問題点を解消できる。
次に、図9に示す実施例について説明する。
【0030】
制御がスタ−トすると、主モ−タ35がONしているか否かを判断し、ONの場合には、前記ロ−ル間隙の初期設定制御がなされ、次いで、籾供給調節弁33の開閉状態を弁開度センサ42の検出情報から籾供給調節弁33の開状態を検出すると、次いで、籾ホッパ6の穀粒の有無を判定行程に移行し、グレンセンサ43がONし穀粒有りを検出すると、次いで、揺動選別板15の揺動装置(図示省略)が駆動されているか否かの判定行程に移行し、揺動回転センサ45の検出情報により揺動駆動を検出すると、揺動駆動開始から所定時間(例えば、90秒)経過したか否かの判定行程に移行し、計時手段で所定時間の経過を検出すると、次いで、前記負荷電流値基準によるロ−ル間隙制御に移行する。なお、この制御は主モ−タ35が停止すると終了する。
【0031】
なお、籾供給調節弁33の全閉鎖状態,籾ホッパ6の穀粒なしの場合にも、負荷電流値基準のロ−ル間隙制御は中止されている。籾摺選別作業中に操作レバ−31を前記(4)位置,(3)位置から(2)位置へ操作して、揺動クラッチを切りに切り替えて揺動選別板15の揺動運動を停止すると共に、揺動選別板15の揺上側に分布した穀粒は機内循環状態に切り替える。この状態では、籾摺選別機の他の部分は駆動されているので、混合米ホッパ24の穀粒量が機内循環穀粒が供給されて増加し、これに関連して籾供給調節弁33の開度が狭く調節され、主モ−タ35の負荷電流値は減少し、通常の作業状態とは大幅に変化した状態となる。このような状態から、揺動選別板15の揺動が再開されてすぐに前記負荷電流値基準によるロ−ル間隙制御を再開すると、負荷電流値の減少検出に関連してロ−ル間隙の閉調節指令が出力されるおそれがある。このような制御がなされると、以後の混合米ホッパ24の穀粒量減少に関連する籾摺ロ−ル7,7への供給量増加によるロ−ル間隙の開調節がなされ、制御が安定しない。しかし、揺動開始から所定時間後の通常選別状態に復帰した後に負荷電流値基準によるロ−ル間隙制御を再開すると、前記不具合を解消できて、制御を安定させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 全体の切断側面図
【図2】 平面図
【図3】 側面図
【図4】 背面図
【図5】 操作溝を示す正面図、側面図
【図6】 表
【図7】 ブロック図
【図8】 フロ−チャ−ト
【図9】 フロ−チャ−ト
【符号の説明】
1…籾摺部,2…摺落米風選部,3…揺動選別装置,4…混合米揚穀機,5…玄米揚穀機,6…籾ホッパ,7…籾摺ロール,8…籾摺室,9…摺落米風選箱,10…摺落米風選路,11…粃受樋,12…摺落米受樋,13…吸引フアン,14…排塵筒,15…揺動選別板,16…分配供給樋,17…分配ケース,18…玄米仕切板,19…籾仕切板,20…玄米取出樋,21…玄米流路,22…混合米取出樋,23…混合米流路,24…混合米ホッパ,25…籾取出樋,26…籾流路,27…籾揚穀機,28…平面部,29…排塵カバ−,30…揺動カバ−,31…操作レバ−,32…操作溝,33…籾供給調節弁,34…穀粒取出センサ,35…主モ−タ,36…制御部,37…電磁開閉器,38…停止スイッチ,39…R相負荷電流センサ,40…S相負荷電流センサ,41…T相負荷電流センサ,42…弁開度センサ,43…グレンセンサ,44…ロール間隙調節モータ[0001]
BACKGROUND OF THE INVENTION
The present invention relates to an improvement of a roll clearance control device for a hulling roll.
[0002]
[Prior art]
The load current value of the motor that drives the hulling roll is detected, the detected load current value is compared with the control reference value, and the opening and closing of the roll gap between the pair of hulling rolls is controlled. A roll clearance automatic control device that keeps the detected load current value of the motor within the range of the control reference value and keeps a predetermined removal rate is known.
[0003]
In a rice hull sorter that uses a pair of rice hull rolls to separate and sort mixed rice using a rocking sorter, the rice bran supply is related to the amount of grain in the mixed rice hopper of the rocking sorter. The control valve is adjusted to decrease or increase, and the on / off operation of the clutch of the swing sorting device and the grain selected on the swing side of the swing sorting plate are switched to the in-machine circulation switching state or the out-of-machine take-off switching state. A rice hull sorter having a rocking sorting grain switching means for switching is known.
[0004]
[Problems to be solved by the invention]
A grain selected on the rocking side of the rocking sorter plate during the hulling sorter operating the roll gap automatic control device in a hulling sorter having a hulling roll and a rocking sorter. Is switched to the in-machine circulation switching state or the out-of-machine extraction switching state, the grain flow in the machine changes, and the amount of grain supplied to the hulling roll changes. In spite of such a change state, if the roll gap control is continued, the control on the opposite side to the subsequent change direction of the roll gap may be performed, and the roll gap control is not stable. There was a drawback. Thus, the present invention is intended to solve such problems.
[0005]
[Means for solving problems]
The technical means of the present invention for solving such a technical problem is that a pair of hulling rolls 7 and 7 that hull the hull supplied from the
[0006]
[Action]
[0007]
When the rice hull sorting operation is performed in this way, when the grains that have been hulled by the hulling rolls 7 and 7 and separated and sorted by the rocking
[0008]
【The invention's effect】
In the present invention, as described above, when the grains distributed on the rocking side of the
[0009]
DETAILED DESCRIPTION OF THE INVENTION
Embodiments of the present invention shown in the drawings will be described below. First, based on FIGS. 1-4, the whole structure of a hulling sorter is demonstrated. The hulling sorter is a
[0010]
The
[0011]
In the multistage
[0012]
A supply port is formed on the supply side of the
[0013]
The extracted brown rice is taken out of the machine through the brown rice take-out
[0014]
Although the drawings are omitted, the
[0015]
When carrying out the hulling operation, the hull is supplied to the
[0016]
Then, the mixed rice thus selected is supplied to the swinging
[0017]
The grains flowing down from the discharge side of the
[0018]
Note that the grains that have been harvested by the
Next, FIGS. 5 to 8 will be described.
[0019]
First, the configuration of the operation lever will be described. A deformed U-shaped operation groove 32 is formed on the
[0020]
Thus, when the
[0021]
As shown in FIG. 7, in a configuration in which three-phase commercial power is supplied to a control unit 36 having a
[0022]
Further, the control unit 36 is configured to receive detection information from the valve opening sensor 42 of the straw supply control valve 33, the grain sensor 43 that detects the presence or absence of grain in the
[0023]
First , select the automatic / manual switch (not shown) to the automatic side, set the removal rate setting switch (not shown) to high or low, set the efficiency setting switch (not shown) to high or low, and run The switch 36a is operated to the driving side. Then, the
[0024]
Next , the
[0025]
Next , the process proceeds to the roll gap control based on the load current value reference. Then, the detected load current values of the load
[0026]
In place of the roll gap control based on the load current value reference, a removal rate sensor (not shown) detects the removal rate of the slid rice, and the roll gap control is performed based on the removal rate reference. It is good. Moreover, it may replace with the
[0027]
Next , at the time of the hulling sorting operation, the roll gap control is stopped and started by the load current value when the grains distributed on the rocking side of the
[0028]
Note that the roll gap control based on the load current value is also stopped even when the straw supply control valve 33 is fully closed and the
[0029]
Thus, in the in-machine circulation state, the grain taken out from the swaying side of the
Next, the embodiment shown in FIG. 9 will be described.
[0030]
When the control is started, it is determined whether or not the
[0031]
Note that the roll gap control based on the load current value is stopped even when the straw supply control valve 33 is fully closed and the
[Brief description of the drawings]
[Fig. 1] Whole cut side view [Fig. 2] Plan view [Fig. 3] Side view [Fig. 4] Rear view [Fig. 5] Front view and side view showing the operation groove [Fig. 6] Table [Fig. 7] Block [Figure 8] Flow Chart [Figure 9] Flow Chart [Explanation of Symbols]
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