JP3845815B2 - Restraint device - Google Patents
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Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
この発明は店舗等の家屋内で犯行をした犯人を拘束する装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
逃走する犯人に対して効果を発揮する装置としては、犯人の体に塗料を付着させるカラーボールがある。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
カラーボールの場合は、これを犯人に命中させることにより犯人の特定ができる点で効果的である。しかし、現実に逃走する犯人に向けてカラーボールを投げて命中させることは、投球に慣れた者においても至難なことである。その理由としては、動いている小さな的を狙うことには困難性があること、又、犯罪の現場での状況から、投球者は精神的な興奮状態にあるため命中確率が低下するという点が考えられる。その他の問題点として、犯人に命中したとしてもこれを拘束することまでは不可能であるということ、又、命中した場合でも時間的な経過が長びけば証拠隠滅が図られてしまうことが挙げられる。なお、犯人を木刀等の道具で応戦すれば障害事件に発展してしまう危惧があり、咄嗟に素手で取りおさえようとすれば犯人の用意した凶器等で被害を被ることも想定できる。上述のカラーボールの場合でも、ボールを投げる行為自体が犯人を逆上させるものであるから非常に危険である。つまり、居住者の安全が確保された状況で犯人を傷付けることなく拘束できる装置とすることがその課題となる。
【0004】
【課題を解決するための手段】
家屋1に風除室2を設ける。又、風除室2に通ずる内側ドア3及び外側ドア4を設ける。又、内側ドア3を開閉させるためのセンサー(a)5及びセンサー(b)6を設ける。又、外側ドア4を開閉させるためのセンサー(c)7及びセンサー(d)8を設ける。又、センサー(b)6とセンサー(c)7及びセンサー(d)8の動作を停止させるためのリレー回路9を設ける様にする。
【0005】
【発明の実施の形態】
図1に示すものは家屋内の見取り図として金融機関を例に挙げ、本発明の構成のものを実施する配置場所等を掲げたものである。なお、図1においては施設名称を家屋として扱い、銀行等という具体的な表記は控えている。図1に示す様に家屋1の玄関の手前に風除室2を設け、又、風除室2に通ずる内側ドア3及び外側ドア4を設けている。この内側ドア3は家屋1内と風除室2とを往来するためのものであり、外側ドア4は外界と風除室2とを往来するためのものであるということになる。内側ドア3及び外側ドア4は引き戸開閉式の自動ドアの構成を備えているため、通行人を感知するためのセンサーを備えている。つまり、内側ドア3にはセンサー(a)5とセンサー(b)6を設け、外側ドア4にはセンサー(c)7とセンサー(d)8を設けている。センサー(a)5は通行人が家屋1内から風除室2に向かう時に感知するものであり、センサー(b)6は通行人が風除室2から家屋1内に向かう時に感知するものである。同様にセンサー(c)7は通行人が風除室2から外界に向かう時に感知するものであり、センサー(d)8は外界から風除室2に向かう時に感知するものである。この家屋1である金融機関が強盗の被害に遭遇した状況を想定する。犯人は店内で金銭を奪い外界に逃げ去るために内側ドア3方向に進むことになる。センサー(a)5が通行人である犯人を感知して内側ドア3を開放し、続いて風除室2を通過後、センサー(c)7が犯人を感知して外側ドア3を開放することで逃走が可能となる。そこで図1においてはセンサーの動作を制御するリレー回路9を設けている。センサー(a)5が犯人を感知して内側ドア3を開放する時点までは通常の状況と同じであるが、犯人が風除室2に入室した時点でリレー回路9を動作させることで犯人を拘束する状況に変えることができる。つまり、犯人が風除室2に入室した時点で居住者である行員がリモコン10上のスイッチ11を押すことでフリップフロップ回路12をセットしてリレー回路9を動作させる。これによりセンサー(b)6とセンサー(c)7及びセンサー(d)8の動作が停止する。風除室2に入室した犯人は外側ドア4に向かうが、センサー(c)7の動作が停止しているため、外側ドア4は閉鎖されたままの状態である。そこで犯人は家屋1内に戻ろうとした場合でもセンサー(b)6の動作が停止しているため、内側ドア3は閉鎖されたままの状態である。つまり、スイッチ11を押すことにより犯人を風除室2内に拘束したことになるが、この拘束の手段は上述で触れた、居住者の安全が確保された状況で犯人を傷付けることなく拘束するという課題を解決したことになる。このリモコン10の設置場所は犯人が風除室2に入室したことを確認し易いカウンター13近隣の他、防犯カメラ14の映像を確認できるモニター室15が適切である。つまり、犯人の威圧でカウンター13近隣の行員がスイッチ11を押せない状況においても、犯人の眼光が及ばないモニター室15内の行員が防犯カメラ14の映像を見ながら確実にスイッチ11を押すことにより犯人を拘束できることになる。なお、犯人を風除室2に拘束した場合でも、その直後にこの強盗事件を知らない客が風除室2に入室することで、犯人がドアの開放の一瞬をついて脱出してしまう懸念が発生する。そのためリレー回路9の動作時にはセンサー(d)8の動作も停止させて、来客が外側ドア4を開放して風除室2に入室することを拒絶することができる。なお、センサー(a)5はリレー回路9の動作の影響を受けない構成、つまり、常に動作状態としたのには次の理由がある。強盗事件を認識した店内の行員や客が犯人のいる風除室2に入室する懸念はないというのも理由であるが、大きな理由は風除室2に拘束した犯人を逮捕する際にメリットがあるためである。外側ドア4は閉鎖されているため、駆けつけた警官は社用出入り口16から店内に入ることになるが、その後警官は動作状態のセンサー(a)5に感知されることで風除室2に入室して逮捕できることになる。つまり、犯人を拘束した状態で逮捕できることが特徴となる。その点、リレー回路9によりセンサー(a)5の動作を停止してしまうと、逮捕はスイッチ17によりフリップフロップ回路12をリセットしてからになるため、犯人は隙を見て内側ドア3又は、外側ドア4から逃走してしまう恐れがある。なお、逮捕を円滑に行うためには風除室2に接する天井窓等からの閃光弾等の投下により犯人の行動を緩慢にさせてから警官が入室することも手段の一つである。
【0006】
【実施例】
図2に示すものは本発明の構成を示すブロック図である。この図においてはリモコン10にスイッチ18を設けている。犯人が風除室2に入室した時点でリレー回路9を動作させることで外界の来客を拒絶することができるが、その時点で来客が既に風除室2に入室していた場合、つまり、風除室2内で犯人と来客が居合わせてしまった場合にスイッチ18を押して、これに対応することになる。犯人は来客を人質に取ることになり危険な状態であるが、スイッチ18を押すことによりフリップフロップ回路19をセットしてセンサー(c)7のみ感知動作を復帰させる様にしたものである。なお、20はセンサー(c)の動作復帰状態に切り替えるためのリレー回路である。これにより外側ドア4が開放されることになるが、犯人は逃走に人質連れは煩わしいため来客を解放して逃走することになる。つまり、犯人を逃すことにはなるが、来客の安全は確保できることになる。なお、この場合はセンサー(b)6の動作復帰による内側ドア3の開放は避けるべきである。それは拘束されたことを知った犯人は逆上して店内の行員や客に危害を及ぼすことも想定できるためである。なお、リモコン10上のスイッチ17はフリップフロップ回路19のリセットも兼用している。
又、図2においては風除室2に拘束させることの確実性を高めるための構成を備えている。つまり、犯人を確実に拘束するためにはスイッチ11を押すタイミングが適切であること、又、内側ドア3の閉鎖時間が短縮できることが要点となる。スイッチ11の押すタイミングの精度を高めるために、最適なタイミングをリモコン10上の発光ダイオードの点灯により知らせるモニター回路21を設けている。このモニター回路21はセンサー(e)22が犯人を感知して動作するものであるが、このセンサー(e)22を配置する場所が重要となる。センサー(e)22をセンサー(a)5の近隣に設けた場合は、例えば犯人が風除室2に入る手前で後退やもたつきの行為があると、風除室2に入室する前にセンサー(d)8の動作停止により何か作為があるのではないかと犯人に察知されてしまう恐れが生じることもある。つまり、犯人が風除室2に入室するまではドア開閉の動作異変を察知されない様にすることが必要であり、そのためセンサー(e)22は入室直後に感知できるセンサー(b)6の近隣に配置すべきである。実際にはセンサー(e)22はセンサー(b)6を収めたケースに組み込み、拘束装置の存在を知られない様にする配慮が大切である。又、ドアが閉まるまではタイムラグがあり、これが犯人を風除室2から抜け出る機会を与えてしまうため、図2においては発行ダイオードの点灯を確認後にスイッチ11を押すことで、リレー回路9の動作によりモーター回路23が動作する様にする。このモーター回路23はスイッチ11を押すことで内側ドア3を閉鎖するためにモーターを逆回転に切り替えるためにソレノイド等を動作させる回路である。このためセンサー(e)22で感知後は即座に内側ドア3を閉鎖できるため、タイムラグによる脱出は不可能となる。このモーター回路23もスイッチ17を押すことで同時リセットされる。
【0007】
【発明の効果】
警官が犯人を逮捕する際は内側ドア3から入室するため、警官の入室時に犯人が隙を見て風除室2から脱出した場合でも、社用出入り口16を閉鎖することで外界への逃走を防止できる。なお、この場合は店内の行員等が人質に取られることもあるので、犯人逮捕時には事前に店内の人々を社用出入り口16から外界に避難させておくことが必要である。又、スイッチ18を押してリレー回路20を動作させることで犯人を逃してしまうことになるが、それまでの拘束時間を稼げることで外界での犯人逮捕の確率を高めることができる。又、モーター回路23による内側ドア3の閉鎖時間の短縮により、事件に気付かない店内の客の風除室2への入室を拒絶することが可能である。なお、金融機関の場合は社用出入り口16においても拘束装置を設置する程の徹底が必要である。又、この拘束装置は防犯カメラ14と連動して有効活用が図られる他、風除室2等の既存の設備を利用するため経済的である。なお、風除室2は一般に普及しているものであり、外観上も風除室2そのものであるため、拘束装置の存在を悟られることはない。又、この拘束装置は強盗等の犯罪における抑止効果も期待できるため、多くの家屋1内にセキュリティー装置として設置することも有効である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の構成を配置した家屋1内の見取り図
【図2】本発明の構成を示すブロック図
【符号の説明】
1 は家屋 2 は風除室 3 は内側ドア 4 は外側ドア
5 はセンサー(a) 6 はセンサー(b) 7 はセンサー(c)
8 はセンサー(d) 9 はリレー回路 10 はリモコン
11 はスイッチ 12 はフリップフロップ回路 13 はカウンター
14 は防犯カメラ 15 はモニター室 16 は社用出入り口
17 はスイッチ 18 はスイッチ 19 はフリップフロップ回路
20 はリレー回路 21 はモニター回路 22 はセンサー(e)
23 はモーター回路[0001]
BACKGROUND OF THE INVENTION
The present invention relates to an apparatus for restraining a criminal who commits a crime in a house such as a store.
[0002]
[Prior art]
As a device that exerts an effect on the escape criminal, there is a color ball that attaches paint to the criminal body.
[0003]
[Problems to be solved by the invention]
In the case of a color ball, it is effective in that the criminal can be identified by hitting the criminal. However, throwing a colored ball toward a criminal who actually escapes is difficult even for those who are used to throwing. The reason is that it is difficult to aim at a small moving target, and that the pitcher is in a state of mental excitement due to the situation at the crime scene, so the probability of hit is reduced. Conceivable. Another problem is that even if it hits the criminal, it is impossible to restrain it, and even if you hit it, if the time is long, the evidence may be destroyed. Can be mentioned. If the criminal responds with a tool such as a wooden sword, there is a fear that it will develop into a failure case. If you try to hold it with your bare hands, you can assume that the criminal will be damaged by a weapon. Even in the case of the above-mentioned color ball, the act of throwing the ball itself is very dangerous because it reverses the criminal. That is, it becomes the subject to set it as the apparatus which can be restrained without injuring a criminal in the situation where the safety of the resident was ensured.
[0004]
[Means for Solving the Problems]
A
[0005]
DETAILED DESCRIPTION OF THE INVENTION
In FIG. 1, a financial institution is taken as an example of a floor plan in a house, and places where the configuration of the present invention is implemented are listed. In FIG. 1, the facility name is treated as a house, and a specific notation such as a bank is refrained. As shown in FIG. 1, a
[0006]
【Example】
FIG. 2 is a block diagram showing the configuration of the present invention. In this figure, a
Moreover, in FIG. 2, the structure for improving the certainty of restraining to the
[0007]
【The invention's effect】
When the policeman arrests the criminal, he enters the room through the
[Brief description of the drawings]
FIG. 1 is a schematic diagram of a
1 is a
8 is sensor (d) 9 is
23 is a motor circuit
Claims (1)
Priority Applications (1)
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Applications Claiming Priority (1)
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Publications (2)
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2000
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