JP3843985B2 - 自動車の側突時における乗員保護装置 - Google Patents

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この発明は、自動車の側突時における乗員保護装置に関するものである。
自動車のエアバッグ装置には、車両の側突時に、シートバックの側部からエアバッグを前方へ展開させ、該エアバッグにより乗員を保護するようにした側突用のエアバッグ装置がある(類似技術として、例えば特許文献1参照)。
特開平9−136598号公報
このような従来の技術にあっては、エアバッグがインフレータから噴出されるガスにより膨らみながら前方へ展開するものであるが、特に側突用のエアバッグの場合は、乗員と車体側壁との間のスペースが狭いため、展開中に乗員と車体側壁との間に当該エアバッグが挟まれて、エアバッグが下側に押される場合がある。エアバッグが下側に押されると、その分、エアバッグの展開スピードが低下するため、好ましくない。そこで、エアバッグの展開スピードを更に高められるような新たなエアバッグ装置の提案が望まれている。
この発明は、このような要請に応じてなされたものであり、エアバッグの展開スピードを高めることができる自動車の側突時における乗員保護装置を提供するものである。
請求項1記載の発明は、シートバックに隣接した車体側壁に略水平な上面を有するアームレストを形成し、且つシートバックの側部にエアバッグを備え、衝突時にエアバッグ内にインフレータからのガスを噴出して、該エアバッグを前方且つ前記アームレストの上方へ展開させる自動車の側突時における乗員保護装置において、エアバッグが展開する途中段階で、エアバッグの底面がアームレストの上面に対してオーバラップした状態で接することにより、アームレストの上面からエアバッグに上向き反力を作用させてエアバッグの展開速度を向上させるように構成したことを特徴とする。
請求項1記載の発明によれば、エアバッグが展開する途中段階において、前方へ展開したエアバッグの底面がアームレストの上面に対し、オーバラップした状態で接するため、エアバッグの底面からアームレストの上面に対して積極的に下向き力が及ぼされることになる。そうすると、アームレストの上面からエアバッグに作用する上向き反力がより一層大きくなり、展開スピードの更なる向上を図ることができる。特に、上側への展開スピードが向上する。また、このように、エアバッグの底面をアームレストの上面に対してオーバラップさせた状態で接触させる構造にすると、仮に、エアバッグとアームレストとの間に上下方向での取付誤差や、シートバックのリクライニング角度によりエアバッグの上下位置に変動が生じても、その誤差や変動を吸収することができる。
以下、この発明の好適な一実施形態を、図1及び図2に基づいて説明する。
符号1は右側のフロントシートで、シートバック2とシートクッション3とから形成されている。フロントシート1の隣接位置には、「車体側壁」としてのドア4があり、その内側面には略水平な上面5を有するアームレスト6が形成されている。
シートバック2の右側端部には、エアバッグモジュール7が内蔵されている。
前記エアバッグモジュール7は、アームレスト6よりも上方に配置されていて、且つ、該アームレスト6に対向するシートバック2の側部に設けられている。このエアバッグモジュール7内には、シートバック2に沿って配置されたインフレータ9とエアバッグ8とが収納されている。車両側突時にエアバッグ8が乗員とドア4との間に展開して、乗員を保護するようになっている。
エアバッグ8は、概略L形をしていて、内部空間が下側の胸部保護部Aと上側の頭部保護部Bとに区画する隔壁布10が設けられている。この隔壁布10の後側には通気孔11が形成されている。
インフレータ9の側面下端部には、噴出口12が形成されている。該噴出口12から噴出したガスGは、まず胸部保護部A内に入って該胸部保護部Aを前方へ展開させ、その後、胸部保護部A内のガスGは通気孔11を介して頭部保護部Bへ導入され、該頭部保護部Bを上方へ展開させるようになっている。
そして、このエアバッグ8の形状及び取付位置は、該エアバッグ8を前方へ展開させた際に、その底面13がアームレスト6の上面5に対して、所定の上下幅d分だけオーバラップした状態で接するように設定されている。
次に、実際にエアバッグ8を展開した場合の挙動を説明する。インフレータ9から噴出されたガスGにより、前方且つアームレスト6の上方へ展開したエアバッグ8は、乗員とドア4との間のスペースで膨張する。エアバッグ8は、まず胸部保護部Aが前方へ展開し、その次に、頭部保護部Bが上方へ展開する。
前方へ展開したエアバッグ8は、アームレスト6の上面5に向けて膨出して、前述のように、その底面13がアームレスト6の上面5に対して、所定の上下幅d分だけオーバラップした状態で接する。このように、エアバッグ8の底面13がアームレスト6の上面5に対し、オーバラップした状態で接するため、エアバッグ8の底面13からアームレスト6の上面5に対して積極的に下向き力が及ぼされることになる。
そうすると、その下向きに応じて、アームレスト6の上面5からエアバッグ8に作用する上向き反力Fがより一層大きくなるため、エアバッグ8が乗員とドア4の間に挟まれて下側に押されても、その押し下げようとする力に対して抵抗することができ、エアバッグ8は押し下げられることなく前方へ展開する。エアバッグ8が押し下げられないため、エアバッグ8は従来よりも短い時間で最終展開状態に至る。つまり、エアバッグ8の展開スピードが向上する。
また、エアバッグ8の底面13をアームレスト6の上面5に対してオーバラップさせた状態で接触させるため、仮に、エアバッグ8とアームレスト6との間に上下方向での取付誤差があっても、またシートバック2のリクライニング角度によりエアバッグ8の上下位置に変動が生じても、その誤差や変動を吸収することができる。
更に、エアバッグの底面13を下側へ膨出した湾曲形状にしたことにより、エアバッグ8の容量があまり増加しないため、エアバッグ8の展開スピードの改善に効果的である。また、エアバッグ8を隔壁布10により胸部保護部Aと頭部保護部Bに区画し、インフレータ9から噴出したガスGにより、エア容量の少ない胸部保護部Aを展開させるようにしたため、エアバッグ8の前方への展開スピードが向上する。加えて、ガスGの噴出口12をインフレータ9の側面下端部に形成したことにより、ガスGが胸部保護部Aの底面から内面に沿って噴出されるため、胸部保護部Aの展開に勢いがつき、その展開スピードが更に高めることができる。
尚、以上の実施形態では、フロントシートのシートバック2に設けられたエアバッグ装置を例にしたが、本発明はリヤシートに設けられるエアバッグ装置にも適用することができる。
この発明の一実施形態に係る自動車の側突時における乗員保護装置を示す車室内斜視図である。 エアバッグとアームレストとの接触状態を示す側面図である。
符号の説明
2 シートバック
4 ドア(車体側壁)
5 上面
6 アームレスト
8 エアバッグ
9 インフレータ
10 隔壁布
12 噴出口
13 底面
G ガス
A 胸部保護部
B 頭部保護部
F 上向き反力

Claims (1)

  1. シートバックに隣接した車体側壁に略水平な上面を有するアームレストを形成し、且つシートバックの側部にエアバッグを備え、衝突時にエアバッグ内にインフレータからのガスを噴出して、該エアバッグを前方且つ前記アームレストの上方へ展開させる自動車の側突時における乗員保護装置において、
    エアバッグが展開する途中段階で、エアバッグの底面がアームレストの上面に対してオーバラップした状態で接することにより、アームレストの上面からエアバッグに上向き反力を作用させてエアバッグの展開速度を向上させるように構成したことを特徴とする自動車の側突時における乗員保護装置。
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