JP3843822B2 - Granule dispenser - Google Patents

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JP3843822B2
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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、例えば複数の粉粒体繰出部を左右方向に配列して設けた粉粒体吐出機に関する。
【0002】
【従来の技術】
走行車体に複数の粉粒体ホッパと、該粉粒体ホッパの粉粒体を繰り出す複数の粉粒体繰出部とを設け、走行車体で移動しながら圃場に複数条づつ粉粒体の散布を行う粉粒体吐出機がある。この種の粉粒体吐出機にあっては、前記複数の粉粒体繰出部が左右方向に配列されるとともに、走行車体からの動力で各粉粒体繰出部が駆動されるようになっている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
この種の粉粒体吐出機では、繰出部に粉粒体が詰まりやすいので、繰出回転部の清掃やメンテナンスをこまめに行うのが好ましいが、繰出回転部を露出させることができないので、メンテナンス等に不便であった。本発明は、上記粉粒体吐出機において、繰出部のメンテナンスを簡単に行えるようにすることを課題としている。
【0004】
【課題を解決するための手段】
上記課題に対して本発明が採用した技術的手段は次のとおりである。すなわち、請求項1に記載の粉粒体吐出機は、粉粒体である肥料を貯留するホッパ60と、施肥フレーム70に取り付けられ前記ホッパ60に貯留されている肥料を繰り出す繰出部61とを備え、前記繰出部61は、前下がりに傾斜した分割面F−Fで下側の固定部分78aと上側の離脱部分78bとに分割可能であるが、前記ホッパ60が接続される上部開口部及び吐出口61aのは分割不能とし、前記ホッパ60内の肥料を取り出すための肥料排出口83と該肥料排出口83に取り付けた排出シャッタ84とを前記固定部分78aに設けるとともに、前記肥料排出口83に肥料回収管85を接続し、かつ、前記繰り出し部61の繰り出しロール73の外周面に摺接するブラシ76を前記離脱部分78bに設けたことを特徴としている。
【0007】
【発明の効果】
請求項1に記載の構成とすると、繰出部61の離脱部分78bを取り外した状態で、繰出回転体のメンテナンスを行いやすい。
【0008】
しかも、ホッパ60が接続される上部開口部及び吐出口61aは分割されない構成としたので、上部開口部及び吐出口61の気密性が良好に保たれる。
【0010】
【発明の実施の形態】
以下、図面に基づき、本発明の好ましい実施の形態について説明する。
図1及び図2は本発明による粉粒体吐出機の一例である施肥田植機を表している。この施肥田植機1は、走行車体2の後側に昇降リンク装置3を介して苗植付部4が昇降可能に装着され、走行車体2の後部上側に施肥装置5の本体部分が設けられている。
【0011】
走行車体2は、駆動輪である各左右一対の前輪10,10及び後輪11,11を備えた四輪駆動車両であって、機体の前部にミッションケース12が配置され、そのミッションケース12の左右側方に前輪ファイナルケース13,13が設けられ、該前輪ファイナルケースの変向可能な前輪支持部から外向きに突出する前輪車軸に前輪10,10が取り付けられている。また、ミッションケース12の背面部にメインフレーム15の前端部が固着されており、そのメインフレーム15の後端左右中央部に前後水平に設けた後輪ローリング軸を支点にして後輪ギヤケース18,18がローリング自在に支持され、その後輪ギヤケース18,18から外向きに突出する後輪車軸に後輪11,11が取り付けられている。
【0012】
エンジン20はメインフレーム15の上に搭載されており、該エンジンの回転動力が、第一ベルト伝動装置21及び第二ベルト伝動装置23を介してミッションケース12に伝達される。ミッションケース12に伝達された回転動力は、該ケース内のトランスミッションにて変速された後、走行動力と外部取出動力に分離して取り出される。そして、走行動力は、一部が前輪ファイナルケース13,13に伝達されて前輪10,10を駆動すると共に、残りが後輪ギヤケース18,18に伝達されて後輪11,11を駆動する。また、外部取出動力は、走行車体2の後部に設けた植付クラッチケース25に伝達され、それから植付伝動軸26によって苗植付部4へ伝動されるとともに、施肥伝動機構27によって施肥装置5へ伝動される。
【0013】
エンジン20の上部はエンジンカバー30で覆われており、その上に座席31が設置されている。座席31の前方には各種操作機構を内蔵するフロントカバー32があり、その上方に前輪10,10を操向操作するハンドル34が設けられている。エンジンカバー30及びフロントカバー32の下端左右両側は水平状のフロアステップ35になっている。フロアステップ35の後部は、後輪フェンダを兼ねるリヤステップ36となっている。また、走行車体2の前部左右両側には、補給用の苗を載せておく予備苗載台38,38が機体よりも側方に張り出す位置と内側に収納した位置とに回動可能に設けられている。
【0014】
昇降リンク装置3は平行リンク構成であって、1本の上リンク40と左右一対の下リンク41,41を備えている。これらリンク40,41,41は、その基部側がメインフレーム15の後端部に立設した背面視門形のリンクベースフレーム42に回動自在に取り付けられ、その先端側に縦リンク43が連結されている。そして、縦リンク43の下端部に苗植付部4に回転自在に支承された連結軸44が挿入連結され、連結軸44を中心として苗植付部4がローリング自在に連結されている。メインフレーム15に固着した支持部材と上リンク40に一体形成したスイングアーム45の先端部との間に昇降油圧シリンダ46が設けられており、該シリンダを油圧で伸縮させることにより、上リンク40が上下に回動し、苗植付部4がほぼ一定姿勢のまま昇降する。
【0015】
苗植付部4は6条植の構成で、フレームを兼ねる伝動ケース50、マット苗を載せて左右往復動し苗を一株分づつ各条の苗取出口51a,…に供給するとともに横一列分の苗を全て苗取出口51a,…に供給すると苗送りベルト51b,…により苗を下方に移送する苗載台51、苗取出口51a,…に供給された苗を苗植付具52aで圃場に植付ける苗植付装置52,…、次行程における機体進路を表土面に線引きする左右一対の線引きマーカ53,53等を備えている。苗植付部4の下部には中央にセンターフロート55、その左右両側にサイドフロート56,56がそれぞれ設けられている。これらフロートを圃場の泥面に接地させた状態で機体を進行させると、フロートが泥面を整地しつつ滑走し、その整地跡に苗植付装置52,…により苗が植付けられる。各フロート55,56,56は圃場表土面の凹凸に応じて前端側が上下動するように回動自在に取り付けられており、植付作業時にはセンターフロート55の前部の上下動が上下動検出機構57により検出され、その検出結果に応じ前記昇降油圧シリンダ46を制御する油圧バルブを切り替えて苗植付部4を昇降させることにより、苗の植付深さを常に一定に維持する。
【0016】
施肥装置5は、肥料ホッパ60に貯留されている粒状の肥料を繰出部61,…によって一定量づつ繰り出し、その肥料を施肥ホース62,…でフロート55,56,56の左右両側に取り付けた施肥ガイド63,…まで導き、施肥ガイド63,…の前側に設けた作溝体64,…によって苗植付条の側部近傍に形成される施肥溝内に落とし込むようになっている。モータ66で駆動のブロア67で発生させたエアが、左右方向に長いエアチャンバ68を経由して施肥ホース62,…に吹き込まれ、施肥ホース62,…内の肥料を風圧で強制的に搬送するようになっている。
【0017】
以下、図3〜図12に示す施肥装置本体部の各部の構成について説明する。
肥料ホッパ60は各条共用で、上部に開閉可能な蓋60aが取り付けられている。肥料ホッパ60の下部は施肥条数分に分岐して漏斗状になっており、その下部が繰出部61,…の上端に接続されている。肥料ホッパ60は、左右方向に長い施肥フレーム70に支持された左右2箇所の回動アーム71に取り付けられていて、この回動アーム71の下端部を支点に後方に回動させて繰出部61,…から分離させられるようになっている。回動アーム71は外側から1条目の繰出部と2条目の繰出部との間に配置されている。肥料ホッパ60の下部を肥料繰出部61,…の上端に接続した通常位置では、係止具72により肥料ホッパ60を固定しておく。
【0018】
繰出部61は、肥料ホッパ60内の肥料を下方に繰り出す2個の繰出ロール73A,73Bを内蔵している。これらの繰出ロール73A,73Bは、外周部に溝状の凹部74,…が形成された回転体で、左右方向に設けた共通の繰出軸75の角軸部75a(図示例は四角軸)にそれぞれ一体回転するように嵌合している。繰出ロール73A,73Bが図7の矢印方向に回転することにより、肥料ホッパ60から落下供給される肥料が凹部74に収容されて下方に繰り出される。両繰出ロール73A,73Bにより繰り出された肥料は、下端の吐出口61aから吐出される。
【0019】
図示例の繰出ロール73A,73Bの凹部の数は6個であり、両者の凹部の位相が異ならせてある。このため、両繰出ロール73A,73Bの凹部が交互に肥料を繰り出すこととなり、吐出口61aから吐出される肥料の量が時間的に均等化されている。いずれかの繰出ロールを繰出軸75から外し位相を適当に変更して付け直すことにより、両繰出ロール73A,73Bの凹部の位相を等しくすることもできる。これで、圃場に点状に肥料を散布する場合に適用可能となる。
【0020】
また、繰出部61の内部には、凹部74が下方に移動する側(前側)の繰出ロール73の外周面に摺接するブラシ76が着脱自在に設けられている。このブラシ76によって繰出ロール73A,73Bの凹部74に肥料が摺り切り状態で収容され、繰出ロール73A,73Bによる肥料繰出量が一定に保たれる。
【0021】
さらに、ブラシ76の上側には、繰出ロール73A,73Bの上方に突出して肥料ホッパ60から繰出部61に肥料が落下供給されなくする繰出停止シャッタ77A,77Bが設けられている。繰出停止シャッタ77A,77Bは、繰出部ケース78のスライド支持部79にスライド自在に支持されていて、ケース外の前端部に形成された把手77aをつかんでスライドさせるようになっている。
【0022】
繰出部61の吐出口61aには、前後方向に連通する接続管80が接続されている。そして、この接続管80の後端部に施肥ホース62が接続されている。施肥ホース62の外周螺旋溝に施肥フレーム70の下端部が係合しているので、施肥ホース62が接続管80から抜けにくい。一方、各条の接続管80の前端部はエアチャンバ68の背面部に挿入連結されている。エアチャンバ68の左端部はエア切替管81を介してブロア67に接続されており、該ブロアからのエアがエアチャンバ68を経由し接続管80から施肥ホース62に吹き込まれるようになっている。
【0023】
エアチャンバ68は、接続管80が取り付けられたゴム管68aと、中間部分の樹脂管68bとを交互に繋ぎ合わせて構成されている。この構成とすると、エアチャンバ68を簡単に分解、組み立てできるので、繰出部61を一体的に取り外してのメンテナンスが容易である。ゴム管68aの長さを一対の繰出部の間隔よりも長くしておくと、樹脂管68bからゴム管68aを抜きやすい。
【0024】
また、繰出部ケース78の背面部には、肥料ホッパ内の肥料を取り出すための肥料排出口83が形成されている。この肥料排出口83には、上端側を支点にして開閉自在な排出シャッタ84が取り付けられている。各繰出部の肥料排出口83は、繰出部61の後方に設けた左右方向に長い肥料回収管85に接続されている。肥料回収管85の左端部は、前記エア切替管81を介してブロア67に接続されている。エア切替管81は二股状の管であって、一方にエアチャンバ68が接続され、他方に肥料回収管85が接続されている。エア切替管81にはエア切替シャッタ86が設けられ、ブロア67から吹き出されるエアをエアチャンバ側に供給する状態と肥料回収管側に供給する状態とに切り替えられようになっている。肥料回収管85の右端部は肥料回収口87になっている。
【0025】
図9は上記各シャッタ84,…,86の開閉機構を示す図である。肥料回収口87の近傍に肥料回収レバー90が回動自在に設けられている。この肥料回収レバー90の回動支点軸90aと同軸上に、繰出部61の前側に配置された左右方向に長いシャッタ開閉伝達軸91が設けられている。シャッタ開閉伝達軸91には扇形プレート92が取り付けられており、この扇形プレート92に形成された円弧状の長穴92aに、肥料回収レバー90に固着されたピン90bが遊嵌している。シャッタ開閉伝達軸91には各繰出部ごとに開閉ギヤ93が取り付けられ、該ギヤが排出シャッタ84の回動軸84aに取り付けた半円形ギヤ94と噛み合っている。なお、半円形ギヤ94の端部には当該ギヤの歯よりも径の大きいストッパ部94aが形成されているので、両ギヤの噛み合いが外れることはない。また、肥料回収レバー90には、エア切替ワイヤ95の一端が繋がれている。エア切替ワイヤ95の他端は、エア切替シャッタ86の回動軸86aに取り付けたアーム96に引張りスプリング97を介して繋がれている。
【0026】
肥料回収レバー90を回動操作すると、エア切替ワイヤ95が引かれてエア切替シャッタ86を切り替え、ブロア67から引き出されるエアが肥料回収管85に供給されるようになる。肥料回収レバー90の回動操作量が少ないうちは、ピン90bが長穴92aの中を移動するだけにすぎないので、シャッタ開閉伝達軸91は回動しない。しかしながら、肥料回収レバー90を一定量以上回動操作すると、ピン90bが扇形プレート92に係合し、シャッタ開閉伝達軸91が回動する。これにより、排出シャッタ84,…が開き、肥料ホッパ60内の肥料が肥料回収管85に排出される。つまり、1本のレバー操作だけでエア切替シャッタ86及び排出シャッタ84,…を操作することができるのである。しかも、必然的に、始めにエアが肥料回収管85に供給され、その後で肥料が肥料回収管85に排出されるのである。このため、肥料回収管85での肥料の搬送が円滑に行われ、肥料回収管85での肥料詰まりが生じない。また、肥料回収レバー90が肥料回収口87の近傍に設けられているので、肥料回収容器等を肥料回収口87の下側に容易に確保でき、さらに肥料回収の状況を確認しながら作業を行え好都合である。
【0027】
肥料回収レバー90はレバーガイド98に沿って回動操作するようになっている。このレバーガイド98にはガイド穴98a,98bが形成されており、肥料回収レバー90の撓みを利用して肥料回収レバー90の係合部(図示せず)をガイド穴98a,98bに係合させることにより、肥料回収レバー90をエア切替シャッタ86だけが切り替えられる位置P1と、エア切替シャッタ86及び排出シャッタ84,…の両方が切り替えられる位置P2とに固定することができるようになっている。
【0028】
繰出部ケース78は、側面視で前下がりに傾斜した分割面F−Fで、下側の固定部分78aと上側の離脱部分78bとに分割されている。繰出ロール73A,73B及び排出シャッタ84(肥料排出口83)は固定部分78aに設けられている。一方、ブラシ76及び繰出停止シャッタ77は離脱部分78bに設けられている。肥料ホッパ60が接続される上部開口部及び吐出口61aは分割されていないので、両者の気密性が良好に保たれる。
【0029】
肥料ホッパ60を最も後方に回動させると、側面視で前記離脱部分78bを離脱させる方向に投影した区域外に肥料ホッパが位置するようになっている。このため、離脱部分78bを無理なく離脱させられる。また、分割面F−Fの延長先はエアチャンバ68の上端よりも下側に位置するとともに、側面視で離脱部分78bを離脱させる方向に投影した区域外にエアチャンバ68が位置している。このため、離脱部分78bを取り外した状態で、走行車体2上から繰出ロール73A,73Bのメンテナンスを行いやすい。
【0030】
次に、施肥伝動機構27について説明する。
前記植付クラッチケース25から、施肥動力が上向きに取り出される。その施肥動力が、リングコーン式の無段変速装置100を経由して、粉粒体繰出部を駆動するための動力の入切を切り替える動力入切部としての繰出伝動ケース101に伝達される。繰出伝動ケース101には、伝動方向を前向きに変更する第一ベベルギヤ機構102と、クラッチピン103aで伝動入切操作する施肥クラッチ103と、前後方向のクラッチ軸103bの回転を左右方向の繰出駆動軸105に伝動する第二ベベルギヤ機構104とが設けられている。繰出駆動軸105に伝達された施肥動力は、施肥畦クラッチ106を介して繰出駆動軸105に回転自在に外嵌する筒軸107に伝動され、さらに一対の繰出伝動ギヤ108を介して筒軸107から繰出軸75へ伝動される。無段変速装置100を調節操作して繰出軸105の回転速度を変更することにより、繰出部61の肥料繰出量が変わる。また、無段変速装置100のリングコーンに駆動力が「0」となる位置を設定しておけば、無段変速装置100を操作するだけで簡単に施肥を停止させられる。無段変速装置100はリヤステップ36よりも上に突出しているので、走行車体2上からの無段変速装置100のメンテナンスが容易である。
【0031】
左から1・2条目の筒軸107,107は一体化されていて、共通の施肥畦クラッチ106Lで伝動入切するようになっている。この施肥畦クラッチ106Lを操作する畦クラッチレバー110Lは左から2・3条目の繰出部間に配置されている。また、左から3・4条目の筒軸107,107も一体化されていて、共通の施肥畦クラッチ106Cで伝動入切するようになっている。この施肥畦クラッチ106Cを操作する畦クラッチレバー110Cも左から2・3条目の繰出部間に配置されている。一方、左から5・6条目の筒軸107,107は互いに独立していて、別々の施肥畦クラッチ106R1,106R2でそれぞれ伝動入切するようになっている。両施肥畦クラッチ106R1,106R2は、左から5・6条目の繰出部間に配置された共通の畦クラッチレバー110Rで操作される。
【0032】
図11は左から1・2条目用畦クラッチレバーの操作機構を表している。なお、左から3・4条目用畦クラッチレバーの操作部は図11と左右対称になる。施肥畦クラッチ106Lのシフタ111が軸112回りに回動自在に設けられている。シフタ111のクラッチ操作部と反対側の端部はカム受け部111aになっている。一方、畦クラッチレバー110Lは、回動軸113と一体回転するカムプレート114に取り付けられている。カムプレート114の一側面にはシフタ操作用の凸部114aが形成されており、畦クラッチレバー110Lを回動操作すると、カムプレートの凸部114aがカム受け部111aを押し上げることにより、圧縮スプリング115の張力に抗してシフタ111が軸112回りに回動し、施肥畦クラッチ106Lが切操作される。
【0033】
図12は左から5・6条目用畦クラッチレバーの操作部を表している。施肥畦クラッチ106R1,106R2(施肥畦クラッチ106R2は図示省略)のシフタ111,111はそれぞれ軸112,112回りに回動自在で、両シフタ111のクラッチ操作部と反対側の端部同士がロッド116を介して連結されている。5条目のシフタ111と一体回動する入力アーム117が設けられ、この入力アームの先端部にカム受け部117aが形成されている。畦クラッチレバー110Rは、1・2条目と同様に、回動軸113と一体回転するカムプレート114に取り付けられている。畦クラッチレバー110Rを回動操作すると、カムプレートの凸部114aがカム受け部117aを押し上げることにより、圧縮スプリング115,115の張力に抗してシフタ111,111が軸112,112回りに回動し、両施肥畦クラッチ106R1,106R2が切操作される。
【0034】
また、各畦クラッチレバー110L,110C,110Rには、苗植付装置52及び苗送りベルト51bの駆動を2条単位で入切するためのワイヤ120が繋がれている。このワイヤ120は先端側で2本に分岐し、一方120aの先端部は植付畦クラッチ121のシフタ121aに繋がれ(図14参照)、他方120bの先端部は苗送りベルトの従動ローラ軸に繋がれている(図15参照)。
【0035】
なお、植付伝動軸26によって苗植付部4へ伝動される回転動力は、左右方向の植付駆動軸123からチェーン124を介して苗植付装置52へ伝動される。植付駆動軸123とチェーン124との伝動連結部に植付畦クラッチ121が設けられている。畦クラッチレバー110L,110C,110Rを操作して施肥畦クラッチ106L,106C,106R1,106R2を「切」にすると、それに連動して植付畦クラッチ121も「切」になり、対応する2条の苗植付装置52が駆動停止になる。
【0036】
また、苗送りベルト51bは、駆動ローラ125と従動ローラ126とに掛けられている。従動ローラ126は駆動ローラ125に対して遠近方向に移動させられるようになっており、従動ローラ126を駆動ローラ125に近づけることにより、苗送りベルト51bが弛んで苗送り停止状態になる。畦クラッチレバー110L,110C,110Rを操作して施肥畦クラッチ106L,106C,106R1,106R2が「切」にすると、それに連動して対応する2条の苗送りベルト51bが苗送り停止状態になる。
【0037】
前記植付クラッチケース25は図13に示す内部構造になっている。入力軸130から植付クラッチ軸131へ、株間変速ギヤ132,…,133,…を介して回転動力が伝達される。駆動側の株間変速ギヤ132,…はそれぞれ独立に入力軸130に回転自在に嵌合し、シフタキー134を介していずれか一つだけが入力軸130と一体化されている。一方、従動側の株間変速ギヤ133,…は互いに一体に形成されており、クラッチピン135aで操作される植付クラッチ135を介して伝動入切自在に植付クラッチ軸131と連結されている。シフトロッド134aでシフタキー134をスライドさせると、有効な株間変速ギヤ132,133の組み合わせが変更される。これにより、入力軸130からから植付クラッチ軸131への伝動比を4段階に調節することができる。
【0038】
入植軸130と同軸上に施肥クラッチ軸137が設けられている。そして、植付クラッチ軸131から施肥クラッチ軸137へ一対の偏心ギヤ138,139によって伝動される。施肥クラッチ軸137にはクラッチピン140aで操作される施肥クラッチ140が設けられ、この施肥クラッチ140から一対のベベルギヤ141,142を介して施肥出力軸143へ伝動される。また、施肥クラッチ軸137の回転動力の一部は、一対の等速ギヤ145,146を介して植付出力軸147へ伝動される。偏心ギヤ138,139及び等速ギヤ145,146を株間変速ギヤ132,…,133,…と同列にまとめて配置することにより、植付クラッチケース25をコンパクト化することができる。
【0039】
偏心ギヤ138,139は、苗植付具52aが描く移動軌跡Tの下死点付近で最も速く苗植付具52aが作動するように組み合わされている。これにより、苗植付具52aが土壌内で引きずられて形成される植付跡をなるべく小さくするとともに、苗取出口51aから苗を取り出すときの苗載台51の左右移動速度を遅くしている。また、株間変速した動力で苗植付部4及び施肥装置5を駆動するので、株間に適正に施肥を行うことができる。
【0040】
以上に説明した施肥装置本体部は、リンクベースフレーム42の上端部に固定した施肥フレーム70に支持されている。詳しくは、施肥フレーム70の上に各条の繰出部61,…をスペーサ150を介してボルト151で取り付けるとともに、前述のように、施肥フレーム70に取り付けた左右2箇所の回動アーム71によって肥料ホッパ60を後方に回動自在に支持している。繰出部61は上下に分割可能であるが、場合によってはボルト151を抜いて繰出部61を一体的に取り外すこともできる。施肥フレーム70の前後にはエアチャンバ68及び肥料回収管85が設けられ、これらがフレームとしての役割をなし、全体強度の向上に貢献している。側面視で肥料回収管85の後方を通る伝動経路で繰出部61を伝動する構成とすることにより、繰出部61,…と肥料回収管85を近接させることが可能になり、繰出部の支持強度向上に役立っている。
【図面の簡単な説明】
【図1】乗用施肥田植機の側面図である。
【図2】乗用施肥田植機の平面図である。
【図3】施肥装置の背面図である。
【図4】施肥装置の平面図である。
【図5】施肥装置の一断面の側面断面図である。
【図6】施肥装置の図5とは異なる断面の側面断面図である。
【図7】粉粒体繰出部の側面断面図である。
【図8】図6のS−S断面図である。
【図9】肥料回収レバー及びその関連部材の側面図である。
【図10】繰出伝動ケースの断面図である。
【図11】左から1・2条目用畦クラッチレバーの操作機構の(a)平面図、及び(b)側面図である。
【図12】左から5・6条目用畦クラッチレバーの操作機構の(a)正面図、及び(b)側面図である。
【図13】植付クラッチケースの断面図である。
【図14】苗植付部の伝動機構図である。
【図15】苗送りベルトの平面図である。
【符号の説明】
1 施肥田植機
2 走行車体
3 昇降リンク装置
4 苗植付部
5 施肥装置(粉粒体散布装置)
60 肥料ホッパ(粉粒体ホッパ)
61 繰出部
62 施肥ホース
67 ブロア
68 エアチャンバ(フレーム)
70 施肥フレーム
73A,73B 繰出ロール
85 肥料回収管(フレーム)
101 繰出伝動ケース(動力入切部)
[0001]
BACKGROUND OF THE INVENTION
The present invention relates to a granular material dispenser provided with, for example, a plurality of granular material feeding portions arranged in the left-right direction.
[0002]
[Prior art]
A traveling vehicle body is provided with a plurality of powder hoppers and a plurality of powder material feeding parts for feeding out the powder particles of the powder hoppers, and a plurality of powder particles are scattered on the field while moving on the traveling vehicle body. There is a powder dispenser to perform. In this type of granular material discharger, the plurality of granular material supply units are arranged in the left-right direction, and each granular material supply unit is driven by power from the traveling vehicle body. Yes.
[0003]
[Problems to be solved by the invention]
In this type of granular material discharger, it is preferable to perform cleaning and maintenance of the feeding rotation part frequently because the powder particles are likely to be clogged in the feeding part, but since the feeding rotation part cannot be exposed, maintenance, etc. It was inconvenient to. This invention makes it the subject to enable it to perform maintenance of a delivery part easily in the said granular material discharge machine.
[0004]
[Means for Solving the Problems]
The technical means adopted by the present invention for the above problems are as follows. That is, the granular material discharger according to claim 1 includes a hopper 60 that stores fertilizer that is a granular material , and a feeding unit 61 that is attached to the fertilization frame 70 and feeds the fertilizer stored in the hopper 60. The feeding portion 61 can be divided into a lower fixing portion 78a and an upper separation portion 78b by a dividing plane FF inclined forward and downward, and an upper opening portion to which the hopper 60 is connected and than the discharge port 61a is impossible split, provided with a discharge shutter 84 which is attached to the manure discharge port 83 and該肥charge outlet 83 for taking out the fertilizer in the hopper 60 to the fixed portion 78a, the fertilizer discharge A fertilizer collecting pipe 85 is connected to the outlet 83, and a brush 76 that slides on the outer peripheral surface of the feeding roll 73 of the feeding portion 61 is provided on the separation portion 78b .
[0007]
【The invention's effect】
If it is set as the structure of Claim 1 , it will be easy to perform a maintenance of a feeding rotary body in the state which removed the removal part 78b of the feeding part 61. FIG.
[0008]
In addition, since the upper opening to which the hopper 60 is connected and the discharge port 61a are not divided, the air tightness of the upper opening and the discharge port 61 is kept good.
[0010]
DETAILED DESCRIPTION OF THE INVENTION
Hereinafter, preferred embodiments of the present invention will be described with reference to the drawings.
FIG.1 and FIG.2 represents the fertilizer transplanter which is an example of the granular material discharge machine by this invention. The fertilizer planting machine 1 has a seedling planting portion 4 mounted on the rear side of the traveling vehicle body 2 via a lifting link device 3 so as to be movable up and down, and a main body portion of the fertilizer device 5 is provided on the rear upper side of the traveling vehicle body 2. Yes.
[0011]
The traveling vehicle body 2 is a four-wheel drive vehicle including a pair of left and right front wheels 10 and 10 and rear wheels 11 and 11 as drive wheels, and a transmission case 12 is disposed in the front part of the airframe. Front wheel final cases 13 and 13 are provided on the left and right sides of the front wheel, and the front wheels 10 and 10 are attached to a front wheel axle that protrudes outwardly from a front wheel support portion that can change the direction of the front wheel final case. Further, the front end portion of the main frame 15 is fixed to the rear portion of the transmission case 12, and a rear wheel gear case 18, with a rear wheel rolling shaft provided horizontally in the front and rear sides at the rear left and right center of the main frame 15 as a fulcrum. The rear wheels 11 and 11 are attached to a rear wheel axle that is supported in a freely rolling manner and projects outwardly from the rear wheel gear cases 18 and 18.
[0012]
The engine 20 is mounted on the main frame 15, and the rotational power of the engine is transmitted to the transmission case 12 via the first belt transmission device 21 and the second belt transmission device 23. The rotational power transmitted to the transmission case 12 is shifted by a transmission in the case, and then separated into traveling power and external power to be extracted. A part of the traveling power is transmitted to the front wheel final cases 13 and 13 to drive the front wheels 10 and 10, and the rest is transmitted to the rear wheel gear cases 18 and 18 to drive the rear wheels 11 and 11. Further, the external take-out power is transmitted to a planting clutch case 25 provided at the rear part of the traveling vehicle body 2, and then transmitted to the seedling planting unit 4 by the planting transmission shaft 26, and also the fertilizer application device 5 by the fertilization transmission mechanism 27. Is transmitted to.
[0013]
The upper part of the engine 20 is covered with an engine cover 30, and a seat 31 is installed thereon. A front cover 32 incorporating various operation mechanisms is provided in front of the seat 31, and a handle 34 for steering the front wheels 10 and 10 is provided above the front cover 32. The engine cover 30 and the front cover 32 have horizontal floor steps 35 on the left and right sides of the lower end. The rear portion of the floor step 35 is a rear step 36 that also serves as a rear wheel fender. Further, on both the left and right sides of the front part of the traveling vehicle body 2, the spare seedling platforms 38, 38 on which the replenishment seedlings are placed can be pivoted to a position projecting laterally from the machine body and a position housed inside. Is provided.
[0014]
The elevating link device 3 has a parallel link configuration, and includes one upper link 40 and a pair of left and right lower links 41, 41. These links 40, 41, 41 are pivotally attached to a rear-view portal-shaped link base frame 42 erected on the rear end of the main frame 15, and a vertical link 43 is connected to the tip side thereof. ing. And the connecting shaft 44 rotatably supported by the seedling planting part 4 is inserted and connected to the lower end part of the vertical link 43, and the seedling planting part 4 is connected so as to be able to roll around the connecting shaft 44. An elevating hydraulic cylinder 46 is provided between a support member fixed to the main frame 15 and a tip of a swing arm 45 formed integrally with the upper link 40, and the upper link 40 is expanded and contracted by hydraulically extending the cylinder. It rotates up and down and the seedling planting part 4 moves up and down while maintaining a substantially constant posture.
[0015]
The seedling planting section 4 has a six-row planting structure, a transmission case 50 that also serves as a frame, a mat seedling, and a left and right reciprocating movement to supply seedlings to the seedling outlets 51a,... When all the seedlings are supplied to the seedling outlet 51a,..., The seedling mount 51 for transferring the seedling downward by the seedling feeding belt 51b,..., And the seedling supplied to the seedling outlet 51a,. A seedling planting device 52, which is planted in a farm field, and a pair of left and right drawing markers 53, 53 for drawing the aircraft path in the next stroke to the topsoil surface are provided. In the lower part of the seedling planting part 4, a center float 55 is provided in the center, and side floats 56, 56 are provided on the left and right sides thereof. When the aircraft is advanced with these floats in contact with the mud surface of the field, the float slides while leveling the mud surface, and seedlings are planted by the seedling planting devices 52,. Each of the floats 55, 56, and 56 is pivotally attached so that the front end side moves up and down according to the unevenness of the field topsoil surface, and the vertical movement of the front part of the center float 55 is detected as a vertical movement detection mechanism during planting work. The planting depth of the seedling is always maintained constant by switching the hydraulic valve that controls the lifting hydraulic cylinder 46 according to the detection result to raise and lower the seedling planting unit 4.
[0016]
The fertilizer applicator 5 feeds the granular fertilizer stored in the fertilizer hopper 60 by a fixed amount by the feeding portions 61,... And applies the fertilizer to the left and right sides of the floats 55, 56, 56 with the fertilizer hoses 62,. Are guided to the guides 63, and are dropped into fertilization grooves formed in the vicinity of the side portions of the seedling planting ridges by grooved bodies 64 provided on the front side of the fertilization guides 63,. The air generated by the blower 67 driven by the motor 66 is blown into the fertilizer hose 62,... Via the air chamber 68 that is long in the left-right direction, and the fertilizer in the fertilizer hose 62,. It is like that.
[0017]
Hereafter, the structure of each part of the fertilizer applicator main-body part shown in FIGS. 3-12 is demonstrated.
The fertilizer hopper 60 is shared by each strip, and a lid 60a that can be opened and closed is attached to the top. The lower part of the fertilizer hopper 60 is branched into a number of fertilizer strips and has a funnel shape, and the lower part is connected to the upper ends of the feeding parts 61. The fertilizer hopper 60 is attached to two left and right rotating arms 71 supported by a fertilization frame 70 that is long in the left-right direction. The feeding portion 61 is rotated rearward with the lower end of the rotating arm 71 as a fulcrum. , ... can be separated from ... The rotating arm 71 is disposed between the first and second feeding portions from the outside. At the normal position where the lower part of the fertilizer hopper 60 is connected to the upper ends of the fertilizer feeding parts 61,...
[0018]
The feeding unit 61 includes two feeding rolls 73A and 73B that feed the fertilizer in the fertilizer hopper 60 downward. These feeding rolls 73A, 73B are rotating bodies having groove-shaped recesses 74,... Formed on the outer peripheral portion thereof, and are provided on a corner shaft portion 75a (a square shaft in the illustrated example) of a common feeding shaft 75 provided in the left-right direction. They are fitted so as to rotate together. As the feed rolls 73A and 73B rotate in the direction of the arrow in FIG. 7, the fertilizer dropped and supplied from the fertilizer hopper 60 is accommodated in the recess 74 and fed downward. The fertilizer fed out by both the feeding rolls 73A and 73B is discharged from the discharge port 61a at the lower end.
[0019]
The number of concave portions of the feeding rolls 73A and 73B in the illustrated example is six, and the phases of the concave portions are different from each other. For this reason, the concave portions of the feeding rolls 73A and 73B alternately feed the fertilizer, and the amount of the fertilizer discharged from the discharge port 61a is equalized in terms of time. By removing any one of the feeding rolls from the feeding shaft 75 and changing the phase appropriately, the phases of the recesses of both the feeding rolls 73A and 73B can be made equal. This makes it possible to apply fertilizer to the field in the form of dots.
[0020]
In addition, a brush 76 slidably in contact with the outer peripheral surface of the feeding roll 73 on the side (front side) where the concave portion 74 moves downward is detachably provided inside the feeding portion 61. The fertilizer is housed in the recesses 74 of the feeding rolls 73A and 73B by the brush 76 in a state of being scraped, and the amount of fertilizer fed by the feeding rolls 73A and 73B is kept constant.
[0021]
Further, on the upper side of the brush 76, feeding stop shutters 77A and 77B that protrude above the feeding rolls 73A and 73B and prevent the fertilizer from dropping and fed from the fertilizer hopper 60 to the feeding portion 61 are provided. The feeding stop shutters 77A and 77B are slidably supported by the slide support portion 79 of the feeding portion case 78, and are slid by grasping a handle 77a formed at the front end portion outside the case.
[0022]
A connection pipe 80 that communicates in the front-rear direction is connected to the discharge port 61 a of the feeding portion 61. A fertilization hose 62 is connected to the rear end of the connection pipe 80. Since the lower end portion of the fertilizer frame 70 is engaged with the outer peripheral spiral groove of the fertilizer hose 62, the fertilizer hose 62 is difficult to come off from the connection pipe 80. On the other hand, the front end portion of each connection pipe 80 is inserted and connected to the back surface portion of the air chamber 68. The left end portion of the air chamber 68 is connected to a blower 67 via an air switching pipe 81, and air from the blower is blown into the fertilizer hose 62 from the connection pipe 80 via the air chamber 68.
[0023]
The air chamber 68 is configured by alternately connecting a rubber pipe 68a to which a connecting pipe 80 is attached and a resin pipe 68b at an intermediate portion. With this configuration, the air chamber 68 can be easily disassembled and assembled, so that the maintenance with the feeding portion 61 removed as a whole is easy. If the length of the rubber tube 68a is made longer than the distance between the pair of feeding portions, the rubber tube 68a can be easily removed from the resin tube 68b.
[0024]
Further, a fertilizer discharge port 83 for taking out the fertilizer in the fertilizer hopper is formed on the back surface portion of the feeding portion case 78. The fertilizer discharge port 83 is provided with a discharge shutter 84 that can be opened and closed with the upper end side as a fulcrum. The fertilizer discharge port 83 of each feeding part is connected to a fertilizer collecting pipe 85 that is provided behind the feeding part 61 and that is long in the left-right direction. The left end portion of the fertilizer collection pipe 85 is connected to the blower 67 through the air switching pipe 81. The air switching pipe 81 is a bifurcated pipe, and an air chamber 68 is connected to one side and a fertilizer collection pipe 85 is connected to the other side. The air switching pipe 81 is provided with an air switching shutter 86, which can be switched between a state in which air blown from the blower 67 is supplied to the air chamber side and a state in which the air is supplied to the fertilizer recovery pipe side. The right end portion of the fertilizer collection pipe 85 is a fertilizer collection port 87.
[0025]
FIG. 9 is a view showing an opening / closing mechanism of each of the shutters 84,. A fertilizer recovery lever 90 is rotatably provided in the vicinity of the fertilizer recovery port 87. A shutter opening / closing transmission shaft 91 that is long in the left-right direction and is disposed on the front side of the feeding portion 61 is provided coaxially with the rotation fulcrum shaft 90a of the fertilizer recovery lever 90. A fan-shaped plate 92 is attached to the shutter opening / closing transmission shaft 91, and a pin 90 b fixed to the fertilizer collecting lever 90 is loosely fitted in an arc-shaped elongated hole 92 a formed in the fan-shaped plate 92. An opening / closing gear 93 is attached to the shutter opening / closing transmission shaft 91 for each feeding portion, and the gear meshes with a semicircular gear 94 attached to the rotation shaft 84 a of the discharge shutter 84. In addition, since the stopper part 94a whose diameter is larger than the tooth | gear of the said gear is formed in the edge part of the semicircular gear 94, both gears do not disengage. Further, one end of an air switching wire 95 is connected to the fertilizer recovery lever 90. The other end of the air switching wire 95 is connected to an arm 96 attached to the rotation shaft 86 a of the air switching shutter 86 via a tension spring 97.
[0026]
When the fertilizer recovery lever 90 is rotated, the air switching wire 95 is pulled to switch the air switching shutter 86, and the air drawn from the blower 67 is supplied to the fertilizer recovery pipe 85. As long as the amount of rotation of the fertilizer recovery lever 90 is small, the pin 90b only moves in the elongated hole 92a, so the shutter opening / closing transmission shaft 91 does not rotate. However, when the fertilizer recovery lever 90 is rotated more than a certain amount, the pin 90b is engaged with the fan-shaped plate 92, and the shutter opening / closing transmission shaft 91 is rotated. Thereby, the discharge shutters 84,... Open, and the fertilizer in the fertilizer hopper 60 is discharged to the fertilizer collection pipe 85. That is, the air switching shutter 86 and the discharge shutter 84,... Can be operated with only one lever operation. In addition, inevitably, air is first supplied to the fertilizer recovery pipe 85, and thereafter the fertilizer is discharged to the fertilizer recovery pipe 85. For this reason, the fertilizer is smoothly conveyed in the fertilizer recovery pipe 85, and the fertilizer clogging in the fertilizer recovery pipe 85 does not occur. Further, since the fertilizer recovery lever 90 is provided in the vicinity of the fertilizer recovery port 87, a fertilizer recovery container and the like can be easily secured below the fertilizer recovery port 87, and further work can be performed while checking the state of fertilizer recovery. Convenient.
[0027]
The fertilizer collecting lever 90 is rotated along the lever guide 98. Guide holes 98a and 98b are formed in the lever guide 98, and an engaging portion (not shown) of the fertilizer recovery lever 90 is engaged with the guide holes 98a and 98b by utilizing the bending of the fertilizer recovery lever 90. Thus, the fertilizer recovery lever 90 can be fixed at a position P1 where only the air switching shutter 86 is switched, and a position P2 where both the air switching shutter 86 and the discharge shutters 84,.
[0028]
The feeding portion case 78 is divided into a lower fixing portion 78a and an upper separation portion 78b, with a dividing surface FF inclined downward in a side view. The feeding rolls 73A and 73B and the discharge shutter 84 (fertilizer discharge port 83) are provided in the fixed portion 78a. On the other hand, the brush 76 and the feeding stop shutter 77 are provided in the separation portion 78b. Since the upper opening and the discharge port 61a to which the fertilizer hopper 60 is connected are not divided, the airtightness of both is kept good.
[0029]
When the fertilizer hopper 60 is rotated most rearward, the fertilizer hopper is positioned outside the area projected in the direction in which the separation portion 78b is detached in a side view. For this reason, the detachment part 78b can be detachable without difficulty. Further, the extension destination of the dividing surface FF is located below the upper end of the air chamber 68, and the air chamber 68 is located outside the area projected in the direction in which the separation portion 78b is detached in a side view. For this reason, it is easy to perform maintenance of the feeding rolls 73A and 73B from the traveling vehicle body 2 with the detached portion 78b removed.
[0030]
Next, the fertilization transmission mechanism 27 will be described.
From the planting clutch case 25, fertilizing power is taken upward. The fertilizing power is transmitted to the feeding transmission case 101 as a power on / off section that switches on / off of power for driving the powder body feeding section via the ring cone type continuously variable transmission 100. The feeding transmission case 101 includes a first bevel gear mechanism 102 that changes the transmission direction forward, a fertilizer clutch 103 that performs transmission on / off operation with a clutch pin 103a, and a forward and backward driving shaft that rotates the clutch shaft 103b in the front-rear direction. A second bevel gear mechanism 104 that is transmitted to 105 is provided. The fertilizing power transmitted to the feeding drive shaft 105 is transmitted to a cylindrical shaft 107 that is rotatably fitted on the feeding drive shaft 105 via a fertilizer basket 106, and further to a cylindrical shaft 107 via a pair of feeding transmission gears 108. To the feed shaft 75. By adjusting the continuously variable transmission 100 and changing the rotation speed of the feeding shaft 105, the fertilizer feed amount of the feed unit 61 changes. If a position where the driving force is “0” is set on the ring cone of the continuously variable transmission 100, fertilization can be easily stopped by simply operating the continuously variable transmission 100. Since the continuously variable transmission 100 protrudes above the rear step 36, maintenance of the continuously variable transmission 100 from the traveling vehicle body 2 is easy.
[0031]
The first and second cylindrical shafts 107, 107 from the left are integrated, and the transmission is turned on and off by a common fertilizer clutch 106L. A rod clutch lever 110L for operating the fertilizer rod 106L is disposed between the second and third feeding portions from the left. Further, the third and fourth cylindrical shafts 107 from the left are also integrated, and the transmission is turned on and off by a common fertilizer clutch 106C. A rod clutch lever 110C for operating the fertilizer rod clutch 106C is also disposed between the second and third feeding portions from the left. On the other hand, the fifth and sixth cylinder shafts 107, 107 from the left are independent of each other, and are respectively turned on and off by separate fertilizer clutches 106R1, 106R2. Both fertilizer rod clutches 106R1 and 106R2 are operated by a common rod clutch lever 110R disposed between the fifth and sixth feed portions from the left.
[0032]
FIG. 11 shows the operating mechanism of the 1st and 2nd eyelid clutch lever from the left. The operation portion of the third and fourth eyelid clutch levers from the left is symmetrical with FIG. A shifter 111 of the fertilizer fertilizer clutch 106L is provided to be rotatable around a shaft 112. An end portion of the shifter 111 opposite to the clutch operation portion is a cam receiving portion 111a. On the other hand, the saddle clutch lever 110L is attached to a cam plate 114 that rotates integrally with the rotation shaft 113. A convex portion 114a for shifter operation is formed on one side surface of the cam plate 114, and when the hook clutch lever 110L is rotated, the convex portion 114a of the cam plate pushes up the cam receiving portion 111a, thereby compressing the spring 115. The shifter 111 rotates around the shaft 112 against the tension of the fertilizer, and the fertilizer applying clutch 106L is turned off.
[0033]
FIG. 12 shows the operation portion of the fifth and sixth eyelid clutch lever from the left. The shifters 111 and 111 of the fertilizer fertilizer clutches 106R1 and 106R2 (the fertilizer fertilizer clutch 106R2 is not shown) can rotate about the shafts 112 and 112, respectively, and the ends opposite to the clutch operation portions of both shifters 111 are rods 116. It is connected through. An input arm 117 that rotates integrally with the fifth shifter 111 is provided, and a cam receiving portion 117a is formed at the tip of the input arm. The saddle clutch lever 110R is attached to a cam plate 114 that rotates integrally with the rotation shaft 113, as in the first and second strips. When the clutch lever 110R is rotated, the cam plate convex portion 114a pushes up the cam receiving portion 117a, so that the shifters 111, 111 rotate around the shafts 112, 112 against the tension of the compression springs 115, 115. Then, both fertilizer rod clutches 106R1 and 106R2 are turned off.
[0034]
Further, a wire 120 for turning on and off the driving of the seedling planting device 52 and the seedling feeding belt 51b is connected to each hook clutch lever 110L, 110C, 110R in units of two lines. The wire 120 branches into two at the tip side, the tip of one 120a is connected to the shifter 121a of the planting hook clutch 121 (see FIG. 14), and the tip of the other 120b is connected to the driven roller shaft of the seedling feeding belt. They are connected (see FIG. 15).
[0035]
The rotational power transmitted to the seedling planting unit 4 by the planting transmission shaft 26 is transmitted from the planting drive shaft 123 in the left-right direction to the seedling planting device 52 via the chain 124. A planting hook clutch 121 is provided at a transmission connecting portion between the planting drive shaft 123 and the chain 124. When the fertilizer rod clutches 106L, 106C, 106R1, and 106R2 are turned off by operating the rod clutch levers 110L, 110C, and 110R, the planting rod clutch 121 is also turned off in conjunction with the corresponding two items. The seedling planting device 52 stops driving.
[0036]
The seedling feeding belt 51 b is hung on the driving roller 125 and the driven roller 126. The driven roller 126 is moved in the perspective direction with respect to the driving roller 125. By bringing the driven roller 126 closer to the driving roller 125, the seedling feeding belt 51b is loosened and the seedling feeding stop state is entered. When the fertilizer rod clutches 106L, 106C, 106R1, and 106R2 are turned off by operating the rod clutch levers 110L, 110C, and 110R, the corresponding two seedling feeding belts 51b are linked to the seedling feeding stop state.
[0037]
The planting clutch case 25 has an internal structure shown in FIG. Rotational power is transmitted from the input shaft 130 to the planting clutch shaft 131 via the inter-stock transmission gears 132,. Each of the drive side stock shift gears 132,... Is independently engaged with the input shaft 130, and only one of them is integrated with the input shaft 130 via a shifter key 134. On the other hand, the driven inter-gear transmission gears 133,... Are integrally formed with each other and are connected to the planting clutch shaft 131 through a planting clutch 135 operated by a clutch pin 135a so as to be able to be turned on and off. When the shifter key 134 is slid with the shift rod 134a, the effective combination of the inter-stock transmission gears 132 and 133 is changed. Thereby, the transmission ratio from the input shaft 130 to the planting clutch shaft 131 can be adjusted in four stages.
[0038]
A fertilizer clutch shaft 137 is provided coaxially with the settlement shaft 130. The planted clutch shaft 131 is transmitted to the fertilizer clutch shaft 137 by a pair of eccentric gears 138 and 139. A fertilizer clutch shaft 137 is provided with a fertilizer clutch 140 that is operated by a clutch pin 140 a, and is transmitted from the fertilizer clutch 140 to a fertilizer output shaft 143 through a pair of bevel gears 141 and 142. Further, a part of the rotational power of the fertilizer application clutch shaft 137 is transmitted to the planting output shaft 147 through a pair of constant speed gears 145 and 146. By arranging the eccentric gears 138 and 139 and the constant speed gears 145 and 146 in the same row as the inter-stock transmission gears 132,..., 133,..., The planting clutch case 25 can be made compact.
[0039]
The eccentric gears 138 and 139 are combined so that the seedling planting tool 52a operates most quickly near the bottom dead center of the movement trajectory T drawn by the seedling planting tool 52a. As a result, the planting trace formed by the seedling planting tool 52a being dragged in the soil is made as small as possible, and the lateral movement speed of the seedling mounting base 51 when the seedling is taken out from the seedling outlet 51a is slowed down. . Moreover, since the seedling planting part 4 and the fertilizer application device 5 are driven by the power shifted between the strains, fertilization can be appropriately performed between the strains.
[0040]
The fertilizer application main body described above is supported by a fertilizer frame 70 fixed to the upper end of the link base frame 42. Specifically, the feeding portions 61 of each strip are attached to the fertilizer frame 70 with bolts 151 via the spacers 150, and the fertilizer is provided by the left and right pivot arms 71 attached to the fertilizer frame 70 as described above. The hopper 60 is supported so as to be rotatable rearward. Although the feeding part 61 can be divided | segmented up and down, depending on the case, the volt | bolt 151 can be pulled out and the feeding part 61 can also be removed integrally. An air chamber 68 and a fertilizer recovery pipe 85 are provided before and after the fertilization frame 70, and these serve as a frame and contribute to the improvement of the overall strength. By adopting a configuration in which the feeding portion 61 is transmitted by a transmission path passing behind the fertilizer collecting pipe 85 in a side view, the feeding portions 61, ... can be brought close to the fertilizer collecting pipe 85, and the supporting strength of the feeding portion Helps improve.
[Brief description of the drawings]
FIG. 1 is a side view of a riding fertilizer transplanter.
FIG. 2 is a plan view of a riding fertilizer transplanter.
FIG. 3 is a rear view of the fertilizer application apparatus.
FIG. 4 is a plan view of a fertilizer application apparatus.
FIG. 5 is a side sectional view of one section of a fertilizer application apparatus.
6 is a side cross-sectional view of the fertilizer application with a cross section different from that of FIG.
FIG. 7 is a side cross-sectional view of a powder body feeding part.
8 is a cross-sectional view taken along the line S-S in FIG. 6;
FIG. 9 is a side view of a fertilizer recovery lever and its related members.
FIG. 10 is a cross-sectional view of a feeding transmission case.
11A is a plan view and FIG. 11B is a side view of the operation mechanism of the first and second eyelid clutch levers from the left. FIG.
12A is a front view and FIG. 12B is a side view of the operation mechanism of the fifth and sixth eyelid clutch levers from the left. FIG.
FIG. 13 is a cross-sectional view of a planting clutch case.
FIG. 14 is a transmission mechanism diagram of a seedling planting part.
FIG. 15 is a plan view of a seedling feeding belt.
[Explanation of symbols]
DESCRIPTION OF SYMBOLS 1 Fertilizer planting machine 2 Traveling vehicle body 3 Elevating link apparatus 4 Seedling planting part 5 Fertilizer application (powder material dispersion apparatus)
60 Fertilizer hopper (powder body)
61 Feeding part 62 Fertilization hose 67 Blower 68 Air chamber (frame)
70 Fertilizer frame 73A, 73B Feeding roll 85 Fertilizer collection pipe (frame)
101 Power transmission case (power on / off section)

Claims (1)

粉粒体である肥料を貯留するホッパ60と、施肥フレーム70に取り付けられ前記ホッパ60に貯留されている肥料を繰り出す繰出部61とを備え、前記繰出部61は、前下がりに傾斜した分割面F−Fで下側の固定部分78aと上側の離脱部分78bとに分割可能であるが、前記ホッパ60が接続される上部開口部及び吐出口61aは分割不能とし、前記ホッパ60内の肥料を取り出すための肥料排出口83と該肥料排出口83に取り付けた排出シャッタ84とを前記固定部分78aに設けるとともに、前記肥料排出口83に肥料回収管85を接続し、かつ、前記繰り出し部61の繰り出しロール73の外周面に摺接するブラシ76を前記離脱部分78bに設けたことを特徴とする粉粒体吐出機。The hopper 60 which stores the fertilizer which is a granular material, and the feeding part 61 which feeds the fertilizer stored in the said hopper 60 attached to the fertilization frame 70 are provided, The said feeding part 61 is the division | segmentation surface sloping forward It can be divided into a lower fixed portion 78a and an upper disengagement portion 78b at F-F, but was impossible dividing the upper opening and the discharge port 61a the hopper 60 is connected, in the hopper 60 A fertilizer discharge port 83 for taking out the fertilizer and a discharge shutter 84 attached to the fertilizer discharge port 83 are provided in the fixed portion 78a, a fertilizer recovery pipe 85 is connected to the fertilizer discharge port 83, and the feeding portion 61. A granular material discharger characterized in that a brush 76 slidably in contact with the outer peripheral surface of 61 feeding rolls 73 is provided in the separation portion 78b .
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