JP3841268B2 - 移動体通信システム - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、ネットワークにおけるパケット通信システム、特に移動端末間あるいは移動端末と固定端末間の通信システムに関するものである。
【0002】
【従来の技術】
IP(Internet Procotol)ネットワークは、通常、IPアドレスを持っている端末や、そのアドレスがどこにあるかを知っているルータ、それらをつなぐ有線あるいは無線のリンクにより構成される。更に、そのネットワークの一部は、ルータを介することなくパケット(IPパケット)を直接、送受信が可能であり、そのように構成された一部のネットワークはサブネットワークと呼ばれる。ルータは、即ちサブネットワーク間のパケット転送処理を行うものである。
【0003】
各ノード(端末またはルータ)では、パケットを送信あるいは転送する場合、ノード内に管理されている経路表を参照して、そのパケットを送信あるいは転送するルートを決定する。経路表は、簡単に言えば、パケットの宛先アドレスとそのパケットの送信あるいは転送先の組み合わせで示される経路の一覧である。インターネットのように非常に多くのノードが接続されているネットワークでは、各宛先アドレス毎に経路を管理すると、この経路表が巨大になる可能性がある。経路表が巨大になると、ノードに必要となるメモリが増大したり、経路表を検索する時間が増大したりする。
【0004】
したがって、経路表では、各宛先アドレス毎ではなく、アドレスの集合の経路を管理するのが普通である。例えば、IPアドレス(IPバージョン4の場合)、1.2.3.0から1.2.3.255の256個のアドレスに対する経路を持つのではなく、1.2.3.0/24(アドレスの上位24ビットについては1で、それ以下については0、すなわち255.255.255.0で論理積をとった値が1.2.3.0になる)のアドレス群に対する経路をもつことにすれば、経路表中に占める大きさは、256分の1になる。このようなアドレスの上位部分を用いた経路管理(制御)方式は、プレフィックスベースの経路制御方式と呼ばれている。一方、各アドレス毎の経路は、ホスト経路と呼ばれている。
【0005】
このようなIP(Internet Protocol)ネットワークは、そもそも各ノードは固定されていることを想定していた。
一方、ノードの移動をサポートするプロトコルとしては、Mobile IP(IETF RFC2002: Internet Engineering Task Force Request For Comments 2002)が有名である。Mobile IPでは、移動ノードも含めて、各ノードはそれぞれ固有のアドレスを持つ。移動ノードの場合、それをホームアドレスと呼び、ホームアドレスを含むサブネットワークをホームネットワークと呼ぶ。ホームネットワークには、ホームエージェント(HA)と呼ばれる、ノードの移動を管理するルータがある。ノードがホームネットワークと異なるサブネットワーク、すなわちフォーリンネットワークに移動すると、その移動したノードは気付アドレス(CoA: care−of−address)を取得する。CoAには、FA−CoA(Foreign Agent CoA)とco−CoA(colocated CoA)の2つがある。FA−CoAは、フォーリンエージェント(FA)と呼ばれるフォーリンネットワークに存在するルータのアドレスであり、co−CoAは、フォーリンネットワーク内で一時的にその移動ノードに対して与えられるアドレスである。移動ノードは、CoAを取得すると、CoAの登録要求メッセージをHAに直接あるいはFAを経由して送信する。HAでは、その登録要求メッセージを受け取ると、移動ノードのホームアドレスとCoAの対応を記録し、登録応答メッセージをCoAに対して送信する。登録応答メッセージは、CoAがco−CoAである場合には移動ノードへ直接届き、CoAがFA−CoAである場合にはFAが中継して移動ノードへ届けられる。
【0006】
移動ノード(のホームアドレス)宛のパケットは、IPの通常の経路制御により、ホームネットワークへ届けられる。HAはそのパケットを横取りし、トンネリングと呼ばれる技法により、CoAが示すアドレスへ転送する。HAからCoAへは、これも通常の経路制御により転送され、フォーリンネットワークに届けられる。CoAがFA−CoAの場合にはFAへ届けられ、FAが移動ノードへ転送する。CoAがco−CoAの場合には、通常の経路制御により移動ノードへ直接届けられる。
【0007】
上記のように、移動ノードに対するパケットの転送においては、通常の経路制御が用いられる。この場合、通常の経路制御は、先に述べたようにプレフィックスベースの経路制御で十分である。したがって、移動ノードをサポートするために、各ルータの経路表が大きくなることはない。しかし、ノードはサブネットワークを移動するたびにCoAの取得を行い、CoAの登録要求メッセージをHAへ送信しなければならない。登録要求メッセージがHAに届き、HAがホームアドレスとCoAの関係を記録してはじめて、ホームネットワークに届いたその移動ノード向けのパケットが移動ノードに対して転送されることになる。このように、ノードの移動の追従に時間がかかるという欠点を持っている。
【0008】
例えば、第1の従来例として図8に示す構成のネットワークを想定する。BS1からBS8は無線インタフェースと有線インタフェースを備えたルータであり無線基地局である。また、それぞれの無線インタフェースでは、図の下段、1.1.1.0/24で示すような24ビットのプレフィックスを持つサブネットワークが構成されるものとする。R11からR24は複数の有線インタフェースを持つルータであり、特にR21からR24はBS1からBS8のルータと有線インタフェース経由で接続されている。R11およびR12は上位のルータ兼HA1と有線インタフェース経由で接続されており、HA1はインターネットに接続されている。このネットワークでは、プレフィックスが1.2.0.0/16である移動ノードに対するホームネットワークがある。ある移動ノードMH1は、1.2.1.2というホームアドレスを持っている。例えば、BS1からBS8が道路脇に設置されており、移動ノードは車であり、それらBS1からBS8と無線通信により接続可能であるとする。MH1は図の左から右に向かって進行しており、図に示す状態では、BS1の通信可能範囲からBS2の通信可能範囲に移ったものとする。
【0009】
BS1の通信可能範囲にあるときには、HA1ではMH1のホームアドレス1.2.1.2に対しては、例えば1.1.1.2がco−CoAとして割り当てられていたとする。MH1がBS2の通信可能範囲に到達すると、もはや1.1.1.2というco−CoAを使用していてはMH1あてのパケットが届けられないことになる。そこで、新たにco−CoA、例えば1.1.2.2を取得し、HA1へCoAの登録要求メッセージを送る。HA1では、1.2.1.2に対するCoAを1.1.1.2から1.1.2.2に書き換え、登録応答メッセージを1.1.2.2へ返す。
この場合、移動ノードのための特別な経路情報は必要ない。
しかし、少なくともHA1が新しいCoAを認識するまでには、移動ノードMH1がBS2の通信可能範囲に到達してから、CoA(1.1.2.2)を取得する時間と、登録要求メッセージがMH1からBS2、R22、R11を経由してHA1へ届けられる時間が必要となっている。
【0010】
上記のように、Mobile IPは頻繁かつ高速な移動管理には適していないと考えられ、近年では、Cellular IP(Andrew T. Campbellら、”An Overview of CellularIP”、IEEE Wireless Communications and Networking Conference (WCNC ’99))のようなプロトコルが提案されている。
Cellular IPでは、移動ノード毎にホスト経路を用意することで、ノードの移動をサポートする。第2の従来例として例えば、図9に示す構成のネットワークを想定する。これは、Mobile IPが導入されている図8のネットワークの構成とほぼ同じである。HA1はルータではあるが別の役割を持つドメインゲートウェイ201に置き換えられている。Mobile IPの場合と同様に、MH1は固有のアドレス1.2.1.2を持ち、このアドレスに対する外部ネットワークからのパケットはドメインゲートウェイに届くが、ドメインゲートウェイ201からMH1へ転送するための情報がない。そこで、図9の状態で言えば、ドメインゲートウェイ201、R11、R21、BS2の経路表に対し、MH1のアドレスである1.2.1.2に対するホスト経路を追加する。これにより、ドメインゲートウェイ201へアドレス1.2.1.2宛てのパケットが到達した場合、ドメインゲートウェイはその経路表をみて正しい経路へ(この場合はR11)パケットを転送し、同様にして、R11はR21へ、R21はBS2へ転送し、BS2は経路表を見て無線インタフェースへ転送して、MH1へパケットが届けられる。
【0011】
図9では移動ノードMH1はBS2の領域に居るが、その前の状態、すなわちMH1がBS1と通信可能であった場合には、ドメインゲートウェイ201、R11、R21、BS1にMH1に対するホスト経路が設定されており、R21ではMH1に対するホスト経路はBS1へ転送することを示していた。そこでMH1がBS2と通信可能になると、MH1はCellular IPの経路更新メッセージをドメインゲートウェイに向かって送信する。経路更新メッセージは、BS2からR21、R11、ドメインゲートウェイ201と転送されていくが、各ルータでは、MH1のアドレスに対するホスト経路を追加あるいは更新していく。この例では、すでにドメインゲートウェイ201とR11は正しいホスト経路を持っているので、経路更新メッセージがR21へ届いた段階で、MH1宛てのパケットを転送するための経路を確定することができる。しかし、R21、R11等の各ルータは、MH1の経路表を持っている必要がある。また、Mobile IPと異なり、CoAを取得する必要はない。
【0012】
したがって、Cellular IPの場合、Mobile IPよりも高速に移動に追従した経路を確定することができる。一方、通常のプレフィックスベースの経路だけでなく、各移動ノードに対したホスト経路が必要となるため、移動ノードの数が増えると、各ルータでの経路表の中の経路数が増えることになる。
【0013】
【発明が解決しようとする課題】
以上のように、第1の従来例では気付アドレスの更新に時間がかかり、実用的でなく、第2の従来例のCellular IPのように移動するノードに対するホスト経路を利用する場合はノードの移動に高速に追従できるが、Mobile IPのようなプレフィックスベースの経路しか利用しないプロトコルに比べて、経路表が増大するという課題がある。
【0014】
本発明は、移動ノードの気付アドレス更新は早くして、しかも経路表の増大をできるだけ抑えて、システム規模を小さくすることを目的とする。
【0015】
【課題を解決するための手段】
この発明に係る移動体通信システムは、複数の移動端末と、この移動端末への転送通信を基地局とルータを経由して管理するホームエージェント計算機とからなる構成において、
基地局とホームエージェント間に設けられたルータに、移動端末からホームエージェントへの転送用の気付アドレス登録要求メッセージを中継すると、自身が持つ経路表を参照して既管理経路と異なる場合は新しい経路に更新して中継する経路表管理手段を設けて、
ルータは、ホームエージェントからの転送通信を経路表に基づいて移動端末へ中継するようにした。
【0016】
また更に、システムに定期的な管理経路の更新期間を設けて、経路表管理手段は定期的に移動端末からの更新要求に基づいて経路表を更新し、または移動端末からの更新要求が無い場合は削除するようにした。
【0017】
また更に、経路表管理手段は、転送用割当てアドレスが不足する場合は、他の基地局またはルータにアドレスの借用を要求し、応答があるとこの応答によるアドレスを経路表に追加して管理するようにした。
【0018】
また更に、アドレスの借用は、プレフィックスで規定される単位で行うようにした。
【0019】
この発明に係るルータは、複数の移動端末とホームエージェント計算機間に設置され、移動端末への転送通信を中継するルータにおいて、
移動端末からホームエージェントへの転送用の気付アドレス登録要求メッセージを中継すると、自身が持つ経路表を参照して既管理経路と異なる場合は新しい経路に更新して中継する経路表管理手段を設けて、
ホームエージェントからの転送通信を経路表に基づいて移動端末へ中継するようにした。
【0020】
【発明の実施の形態】
実施の形態1.
以下、本発明の実施の形態1におけるシステムの説明をする。
図1は、そのネットワークの構成を示す図である。ネットワーク全体としての構成は、図8と同様であるが、説明を判り易くするため、ルータの数を少なくしている。
ホームエージェント計算機300は、図1に示すネットワークと外部のインターネットなどのネットワークとの接続を行うルータであり、またMobile IPのホームエージェントの機能を持つ。このため、Mobile IP HA機能実現手段301を備える。したがって、この手段には、ホームアドレスと気付アドレスとの対応を記録するアドレス対応表や、そのアドレス対応表の管理を行うためのアドレス対応表管理手段、また、移動端末宛のパケットを横取りし、気付アドレスへ転送するためのトンネル化手段が含まれることになる。更に、ホームエージェント300はルータとしての機能を有するため、経路表303を有し、その経路表303を管理するための経路表管理手段302を有する。また、他のルータとの接続を行うための有線ネットワークインタフェース304、305、306を備える。
【0021】
ルータ310は、通常のルータとしての機能を満たすため、経路表312を有し、その経路表312を管理するための本発明の重要要素である経路表管理手段311を有する。また、他のルータおよび基地局と接続するための有線ネットワークインタフェース313、314、315を備える。
基地局320は、ルータ310と同様に、通常のルータとしての機能を満たすため、経路表323および経路表323を管理するための経路表管理手段322を有する。また、移動端末と無線通信を行うため、無線ネットワークインタフェース325を備え、ルータ310と接続するための有線ネットワークインタフェース324を備える。
基地局330も同様に構成されている。
【0022】
移動端末340は、Mobile IPの端末機能を実現するためのMobile IP端末機能実現手段341を備える。本手段には、Mobile IPによるトンネル化されたパケットの中身を得るためのトンネル解除手段や、気付アドレスを登録するための気付アドレス登録手段が含まれることになる。更に、気付アドレスを取得するためのアドレス獲得手段342を備える。また、基地局と通信するための無線ネットワークインタフェース343を備える。
動作説明の参照用に、移動端末340を除くそれぞれのネットワークインタフェースには、管理対象である、それに接続される移動端末群つまりサブネットワークのIPアドレスを記してある。無線ネットワークインタフェース325の場合、1.1.1.0/24のプレフィックスで指定されるサブネットワークを構成して管理している。同様に無線ネットワークインタフェース335の場合、サブネットワークは1.1.2.0/24である。
【0023】
本実施の形態における動作の詳細説明を行う前に、本構成における通常のMobile IPの動作の様子を記す。
移動端末340は、例えば電源投入後、はじめて無線ネットワークインタフェース343によって通信可能な基地局があることを発見したとする。ここでは、その基地局が基地局320であったとする。移動端末340は、アドレス獲得手段342により、気付アドレスを取得する。本実施の形態では、気付アドレスはco−CoAであるため、ここでもco−CoAを取得するものとして説明する。Mobile IPでは、co−CoAを取得する方法の1つとして、DHCP(Dynamic Host Configuration Protocol: RFC2131)があり、ここでもDHCPによりco−CoA型の気付アドレスを取得する。気付アドレスは、基地局320のアドレス割り当て手段321により提供される。アドレス割り当て手段321も、移動端末に対しては、DHCPで定義されるサーバであるとする。
【0024】
DHCPによるアドレス割り当ておよび獲得処理を簡単に説明する。まず、移動端末340からアドレス獲得手段342がDHCPDISCOVERメッセージをブロードキャストする。DHCPDISCOVERメッセージを受信した基地局320のアドレス割り当て手段321は、DHCPOFFERメッセージをブロードキャストする。このDHCPOFFERメッセージには、アドレス割り当て手段が予約して管理しているアドレス群のうち、現在他に割り当てられていないアドレスの1つが指定されている。DHCPOFFERメッセージを受け取ったアドレス獲得手段342は、DHCPOFFERメッセージに指定されていたアドレスを指定したDHCPREQUESTメッセージを、アドレス割り当て手段321に対して送信する。DHCPREQUESTメッセージを受け取ったアドレス割り当て手段は、そのアドレスが他に使われていないならば、DHCPACKメッセージを返す。DHCPACKメッセージを受信したアドレス獲得手段342は、以降、このアドレスを使用することができる。
DHCPでは、アドレスを使用できる有効期間が存在するが、ここでは無期限であるものとする。このような場合、DHCPクライアント(この場合はアドレス獲得手段342)より、DHCPサーバ(この場合はアドレス割り当て手段321)に対して、DHCPRELEASEメッセージを送信して、そのアドレスの使用が終わったことを通知することにより、そのアドレスを他の移動端末用に再利用できる。
【0025】
移動端末340は、気付アドレスを取得すると、Mobile IP端末機能実現手段341により、Mobile IPにより規定される気付アドレス登録要求メッセージをホームエージェント300に送信する。ここでは、各移動端末は、あらかじめホームエージェント300のアドレスを知っているものとする。この気付アドレス登録要求メッセージの形式は、Mobile IPで規定されているが、移動端末340のホームアドレスおよび気付アドレス、ホームアドレスと気付アドレスの対応の有効期間が含まれている。この気付アドレス登録要求メッセージは、通常のIP経路制御により、基地局320、ルータ310を通って、ホームエージェント300に届けられる。気付アドレス登録要求メッセージを受け取ったホームエージェント300は、Mobile IP HA機能実現手段301により、Mobile IPの規定にしたがってメッセージの正当性などをチェックし、正当と認めれば、アドレス対応表に移動端末340のホームアドレスと気付アドレス、有効期間を記録する。そして、その気付アドレスに対して、登録応答メッセージを返す。登録応答メッセージもまた通常のIP経路制御に基づいて配送され、移動端末340に届けられる。
【0026】
以降、移動端末340のホームアドレス宛のパケットは、通常のIP経路制御に基づいてホームネットワークに届けられ、ホームエージェント300のMobile IP HA機能実現手段301は、Mobile IPで規定されているように、そのパケットを横取りし、トンネリングの技法によりその気付アドレスを宛先としてパケットを転送する。このパケットは、また、通常のIP経路制御に基づいて配送され、移動端末340へ届けられる。移動端末340では、Mobile IP端末機能実現手段341により、Mobile IPの規定にしたがって、トンネルを解除し、そもそも届けられるはずだったパケットの中身を取り出す。
【0027】
以下、本実施の形態における処理詳細を説明する。
アドレス獲得手段342の動作について、その動作フローを示す図2を用いて説明する。この処理は、移動端末340が無線通信の機能などにより、通信できる基地局が変わったこと、すなわち新たにフォーリンネットワークに接続したことを検知した場合、また既に気付アドレスの登録を行っているときにその有効期間(登録の有効期間であり、DHCPによるアドレス使用の有効期間ではない)がまもなく終わるときに行う。なお、この有効期間は、移動端末が独自に決めてよい。
まだ気付アドレスを取得しておらず、ホームエージェントにも登録済みでない場合(ステップ、以降Sと省記する401)、既に説明したように通常のMobile IPの処理に従ってアドレス獲得を行い(S405)、獲得したアドレスを気付アドレスとして気付アドレス登録処理を行う(S406)。気付アドレスを取得、登録済みの場合、現在使用されているIP接続があるかチェックする(S402)。これは、例えばソケットによるネットワークプログラムインタフェースが提供されていれば、オープン中のソケットがあるかいなかチェックすることで実現することができる。使用中のIP接続がなければ、アドレス解放処理を行い(S404)、通常のアドレス獲得、登録処理を行う。これにより獲得されるアドレスは、そのフォーリンネットワークで到達可能なアドレスである。使用されているIP接続があれば、その気付アドレスを使用しつづけるため、既に使用している気付アドレスを指定して、Mobile IPの気付アドレス登録処理を行う(S403)。既に述べたように、ホームエージェントでは、その気付アドレスを新たに登録、または更新する。
【0028】
アドレス解放処理について補足して説明する。すでに述べたように、DHCPの機能として、アドレスの解放処理が定義されている。通常は、基地局342と無線ネットワークインタフェース325を介してアドレス解放処理を行えばよいが、すでに他の基地局の通信可能範囲に移動していれば、それを行うことはできない。したがって、アドレス獲得手段342から、アドレスを獲得したアドレス割り当て手段321に対して、アドレス解放要求を行うDHCPRELEASEメッセージを送信し、通常のIP経路制御にしたがってそのメッセージが転送される。そのメッセージを受け取ったアドレス割り当て手段321は、アドレス解放処理を行う。
【0029】
経路表および経路表管理手段の処理について説明する。
図1に示したすべての経路表管理手段302,311,322,332は同じ処理を行う。ここでは、ルータ310の経路表312を例にとり、経路表管理手段311の動作を説明する。図3に経路表312の更新前(A)と更新後(B)の様子を示し、図4に経路表管理手段311による経路表312の更新処理を示す。
図3(A)に示した経路表312の更新前の状況は、通常の経路表を表しており、移動端末のための経路は含まれていない。経路表には、宛先、その宛先に宛てたパケットの転送先、その転送先のインタフェースが記録される。本実施の形態では、移動端末のためのホスト経路の有効期間を管理するため、有効期限も記す。有効期限は、その経路がいつまで有効か示している。
【0030】
この経路表では、1.1.1.0/24というプレフィックスで指定されるネットワークに対しては、すなわち図1で示した基地局320の無線ネットワークインタフェース325があるサブネットワークに対しては、1.3.1.24で示されるアドレスへ転送すべきであると示している。1.3.1.24というアドレスは、図1に示したように基地局320の有線ネットワークインタフェース324のアドレスである。図から明らかなように、この場合に転送すべきインタフェースは、有線ネットワークインタフェース314であり、経路表にはこの番号を記している。これは通常の経路であり、有効期限は特にない(無期限)。
1.1.2.0/24というネットワークに対する経路も同様に構成されている。
0.0.0.0/0というネットワークはデフォルト経路とも呼ばれ、他のどの経路にも当てはまらない宛先アドレスのパケットを転送する場合に使用される。
また、例えば、基地局320の有線ネットワークインタフェース324のアドレスである1.3.1.24宛てのパケットを転送するためには、有線ネットワークインタフェース314へ直接送信すればよいことを示している。
【0031】
ここで、移動端末340が、最初に基地局320のアドレス割り当て手段321により、気付アドレス1.1.1.2を得て、気付アドレス登録メッセージをホームエージェント300へ向けて送信したとする。これは、ルータ310を通ることになるが、ルータ310はこれをそのままホームエージェント300へ転送するのではなく、その内容を参照する。すなわち、経路表管理手段311は、図4に示す動作を行う。先ず気付アドレス登録要求メッセージの内容を参照し、このとき、登録要求メッセージを受信したネットワークインタフェース、すなわち有線ネットワーク314を記録しておく(S601)。
そして、参照したメッセージから、気付アドレス(この場合、1.1.1.2)と、有効期間を取り出す(S602)。経路表312を参照し、この気付アドレス1.1.1.2に対する経路がS601で記録したネットワークインタフェースを示しているかチェックする。この場合、1.1.1.2にもっとも長くマッチする図3(A)の更新前経路表中の宛先は、1.1.1.0/24であり、これは転送先ネットワークインタフェースが314となっている。これは、S601で記録したインタフェースと同じである。したがって、特別な経路は必要ないため、もし経路表312に1.1.1.2に対する経路があれば削除する(S604)。この場合は、存在しないので何もしない。
【0032】
移動端末340が、移動して、次の基地局330と通信可能になり、図2で示した処理により、気付アドレス1.1.1.2を使いつづけ、その気付アドレスを指定した気付アドレス登録要求メッセージをホームエージェント300へ送信したとする。これは、基地局330、ルータ310を通って届けられることになる。ここでも、ルータ310はその気付アドレス登録要求メッセージの内容を参照し、有線ネットワークインタフェース315から受信したことを記録し(S601)、気付アドレス1.1.1.2および有効期間を取り出す(S602)。経路表312から気付アドレス1.1.1.2への経路の転送先インタフェースは先ほどと同じように有線ネットワークインタフェース314であるとわかる。これは、上記で記録した優先ネットワークインタフェース315とは異なる(S603)。この気付アドレス1.1.1.2に対するホスト経路を経路表312に挿入し、有効期限を設定する(S604)。この結果を、図3(B)の更新後の経路表に示す。すなわち、1.1.1.2に対する経路として、転送先インタフェースは、S601で記録した有線ネットワークインタフェース315を指定し、この有線ネットワークインタフェース315が直接の転送先であるアドレス1.3.1.34を次の転送先のアドレスに指定する。ここで、例えば現在1時であり、気付アドレス登録要求メッセージ中に指定され、S602で取り出した有効期間が10分であれば、有効期限を1時10分と記録する。
【0033】
移動端末340は基地局330との通信可能範囲にとどまったまま、1時10分が近くなり、例えば1分前の1時9分になり、アドレス獲得手段342が図2に示した処理を行ったとする。この場合にも、経路表管理手段311は先ほどと同様の処理を行うが、604では、すでにホスト経路が存在するため、その有効期限を1時9分の10分後の1時19分に設定する。ここで、この有効期限は、例えば1分に1回の割合で、経路表管理手段311が有効期限をチェックする処理を実行し、有効期限を過ぎている経路を削除するとする。
【0034】
既に述べたように、第1の従来例である、通常のMobile IPにより端末の移動をサポートする場合は、端末の追従に時間がかかるという欠点があった。一方、第2の従来例である、Cellular IPのように各移動端末毎にホスト経路を利用すると経路表が移動端末の数に応じて増大するという欠点があった。
本実施の形態によれば、移動端末が最初にフォーリンネットワークに接続した場合には第1の従来例である通常のMobile IPと同じであるが、次にフォーリンネットワークを移動した場合、例えば、移動端末340が基地局320から基地局330へ移動した場合、経路表管理手段によりまずは基地局330の経路表が更新され、次にルータ310の経路表が更新される。この状態において、ホームエージェント300から移動端末340への経路が確定する。すなわち、Cellular IPのように端末の移動に高速に追従して経路が確定できる。しかし、ホームエージェント300の経路表303にはホスト経路を追加する必要はなく、通常のプレフィックスベースの経路でよいため、経路表は増大しない。したがって、移動に高速に追従しながらも、経路表の増大を押さえることができる。これは、従来の図9で言えば、図の上のほうにあるルータは、その下位により多くの移動端末が存在している可能性が高いため、ホスト経路のみによる経路制御ではホスト経路の挿入が多くなる可能性が高いが、プレフィックスベースの経路で配送可能な位置から徐々にずれていくために、図の上のほうのルータでは、そのずれの影響がすぐにはあらわれないことを利用している。従って図1の構成で図4の機能を設けることにより、経路表の増大を押さえることができる。
【0035】
また、経路表の更新を、移動端末が送信する気付アドレス登録メッセージを利用して行うことにより、余分な制御メッセージを使用せず、ネットワークトラフィックを効率化する効果もある。
また本来なら、ホスト経路に有効期限がなければ、すでにホスト経路があるルータに対して、あるいはネットワーク中の全ルータに対して、ホスト経路を削除するメッセージを送信しなければならない。しかし、有効期限を設けることにより、不要になれば自動的に削除されるため、余分な削除指示メッセージを使用しなくてもよく、更にトラフィック効率を向上できる。
【0036】
さらに、IP通信が行われていなければ、通常のMobile IPと同じように新しく気付アドレスをそのフォーリンネットワークのプレフィックスにあわせて取得することにより、本来の気付アドレスがあるフォーリンネットワークからのずれをもとにもどすことができる。このずれをもどすことはすなわち、ホスト経路が不要になることを意味し、経路表の増大を押さえることができる。
即ち、図3(B)の状態において、CoA1.1.1.2をもつ移動端末304は、1.1.1.0/24のサブネットワークを接続する基地局320の通信可能範囲にではなく、1.1.2.0のサブネットワークと接続する基地局330の通信可能範囲にある。従って、図3(B)では、アドレス1.1.1.2のホストに対する経路が必要になっている。これがずれた状態であるが、IP通信が一定時間行われず、気付アドレスの再獲得を行えば、1.1.2.0/24に含まれるアドレス、例えば1.1.2.3が得られることが期待できる。このCoAをHAに登録すれば、図4のS604により図3(B)からアドレス1.1.1.2のホストに対する経路が削除される。即ち、サブネットワークに含まれないアドレス(1.1.2.0/24に対する1.1.1.2)が存在するというずれが戻ったことになり、経路表が図3(B)の状態から縮小したことになる。
【0037】
実施の形態2.
本発明の実施の形態2について説明する。先の実施の形態1では、図1で示すように各基地局が無線通信により通信できるネットワークは24ビットのプレフィックスを持っていた。したがって、無線ネットワークインタフェースのアドレス、ネットワーク自身を示すアドレス(1.1.1.0など)、ブロードキャストアドレス(1.1.1.255など)を除くと、253個のアドレスが移動端末用に使用できることになる。しかし、先に述べたように、例えば、図1のネットワークにおけるBS1からBS8が道路に沿って設置されていた場合で、交差点がないとすれば、端であるBS1あるいはBS8で最初に気付アドレスが取得される可能性が高いことになる。このような場合、あらかじめBS1やBS8に割り当て可能なアドレスを多めに与えておくこともできるが、かならずしも想定どおりにアドレスが使用されるとは限らず、特定のBSでアドレスが足りなくなる可能性がある。
【0038】
本実施の形態では、割り当て可能なアドレスをアドレス割り当て手段間で貸し借りできるようにする、即ちアドレス範囲を移すようにして、アドレスを割り当て、使用効率を向上することを説明する。
また、このアドレスの貸し借りに合わせて、ルータの経路表を更新して、端末の移動に応じてホスト経路を設定するのに先立って、正しい経路を設定しておくことができる。
さらに、このアドレスの貸し借りは、各アドレス単位で行うのではなく、プレフィックスを同じくするアドレス群単位でまとめて行うことにより、貸し借りされた個々のアドレス単位で経路を設定する場合に比べて、経路表の増大を押さえることができる。
【0039】
システム構成は、図1と同様であるが、アドレス割り当て手段321bの機能が少し異なる。即ち基地局320を例にとり、アドレスの貸し借りの処理を説明する。
基地局320のアドレス割り当て手段321bは割り当て可能なアドレスが少なくなったとき、例えば残り4つになったとき、図5に示すアドレス借用処理を行う。ここでは、各基地局はアドレス借用が可能な別の基地局のリストを前もって保持している。まず、このリストに記載されている他の基地局に対して、アドレス借用要求メッセージを送信する(S701)。このアドレス借用要求メッセージの例を図6(A)に示す。ここでは4つのアドレスを要求している。このアドレス借用要求メッセージを受け取った別の基地局のアドレス割り当て手段は、要求されている数のアドレスの貸与が可能であれば、アドレス借用応答メッセージを返す。このメッセージの例を図6(B)に示す。ここでは、3つのアドレスブロックを返している。1.1.2.252/30のネットワーク(アドレス2つ)と、1.1.2.230(アドレス1つ)、1.1.2.240(アドレス1つ)である。
【0040】
貸与可能なアドレスがない場合には、アドレスブロック数を0として応答する。基地局320のアドレス割り当て手段321bは、このアドレス借用応答メッセージを受信し(S702)、アドレス借用ができなければS701に戻る(S703)。アドレス借用ができれば(S703)、借用したアドレスに対する経路を経路表に書きこむ(S704)。この場合、無線通信を行う移動端末用に借用したため、次の転送先は直接であり、インタフェースは無線ネットワークインタフェースを経路とすればよい。経路の有効期限は、無期限でよい。さらに、アドレス借用通知メッセージを、ホームエージェント300に対して送信する(S705)。アドレス借用通知メッセージの例を図6(C)に示す。これは、アドレス借用応答メッセージとメッセージの型が異なるだけである。
【0041】
アドレス借用通知メッセージを受信および転送する各ルータ(ホームエージェントを含む)は、このメッセージを参照して、経路表管理手段により、経路表を更新する。図7に、アドレス借用通知メッセージによる経路表更新の例を示す。これは、ルータ310の経路表312であり、基地局320が基地局330から、図6で示した1.1.2.252/30、1.1.2.230、1.1.2.240のアドレスブロックおよびアドレスを借り受けた場合を示している。
【0042】
この経路表の更新を行う経路表管理手段の処理は、以下のようになる。
即ちアドレス借用通知メッセージを転送あるいは受信するルータは、そのメッセージを参照する。このとき、メッセージを受信したネットワークインタフェースを記録する。経路表312に対し、参照したアドレス借用通知メッセージの各アドレスブロックまたはアドレスに対する経路を挿入する。
【0043】
上記の挿入する経路の内容を説明する。
転送先インタフェースは、メッセージを受信したインタフェースである。そして、次の転送先アドレスは、そのインタフェースが直接の転送先であるアドレスである。すなわち、この場合では、アドレスを借り受けた基地局320がホームエージェント300にアドレス借用通知メッセージを送信しており、ルータ310がそのメッセージを転送する。このメッセージは図1からわかるように、有線ネットワークインタフェース314から受信されることになる。したがって、転送先インタフェースには314と記録する。転送先インタフェース314を直接の転送先としている経路は、1.3.1.24に対する経路である。したがって、次の転送先のアドレスには、1.3.1.24を記録する。ここでは、有効期限は無期限でよい。
【0044】
【発明の効果】
以上のようにこの発明によれば、ルータに転送用の気付アドレス登録要求メッセージを中継すると、自身が持つ経路表を新しい経路に更新する経路表管理手段を設けたので、アドレス管理表の容量を増加することなく、高速に経路管理ができる効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】 この発明の実施の形態1と2における移動体通信システムの公正と要素を示す図である。
【図2】 実施の形態1におけるアドレス獲得手段の動作フローを示す図である。
【図3】 実施の形態1における経路表の更新前と更新後の例を示す図である。
【図4】 実施の形態1における経路表管理手段の動作フローを示す図である。
【図5】 この発明の実施の形態2におけるアドレス割当て手段の動作フローを示す図である。
【図6】 実施の形態2におけるアドレス割当て手段の動作を説明するメッセージの例を示す図である。
【図7】 実施の形態2における経路表の更新状態例を示す図である。
【図8】 Mobile IPの気付アドレスによる通信を説明する図である。
【図9】 Cellular IPによるシステムの説明図である。
【符号の説明】
300 ホームエージェント(計算機)、310 ルータ、320,330 基地局、340 移動端末、302,311,322,332 経路表管理手段、303,312,323,333 経路表、321,331 アドレス割当て手段。

Claims (3)

  1. 複数の移動端末と、該移動端末への転送通信を基地局とルータを経由して管理するホームエージェント計算機とで構成されるシステムにおいて、
    上記基地局と上記ホームエージェント間に設けられた上記ルータに、上記移動端末から上記ホームエージェントへの上記転送用の気付アドレス登録要求メッセージを中継すると、自身が持つ経路表を参照して上記気付アドレス登録要求メッセージに含まれる経路が該経路表の既管理経路と異なる場合は該管理経路を上記気付アドレス登録要求メッセージに含まれる新しい経路に更新し、上記経路表中の既管理経路で使用中でない移動端末のアドレスについては開放処理を行う経路表管理手段を設けて、
    上記移動端末に、上記ホームエージェントの気付アドレスが未獲得であれば、該未獲得の気付アドレスを要求し、気付アドレスを獲得済であり、かつ使用中のインターネット・プロトコル(IP)接続がないと、該獲得済みの気付アドレスを解放要求するアドレス獲得手段を設けて、
    上記ルータは、上記ホームエージェントからの転送通信を上記経路表に基いて上記移動端末へ中継するようにし、上記基地局は、上記移動端末からのアドレス獲得または解放要求に基いて気付アドレスを管理するようにしたことを特徴とする移動体通信システム。
  2. 経路表管理手段は、転送用割当てアドレスが不足する場合は、他の基地局またはルータに該アドレスの借用を要求し、応答があると該応答によるアドレスを経路表に追加して管理するようにしたことを特徴とする請求項1記載の移動体通信システム。
  3. アドレスの借用は、プレフィックスで規定される単位で行うようにしたことを特徴とする請求項記載の移動体通信システム。
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