JP3839447B2 - 木炭化装置 - Google Patents

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Description

本発明は、建設工事現場等で発生する使用済みの木製廃棄物、例えば使用済みコンクリート型枠等の処理装置に関し、特に、使用済みコンクリート型枠等の木製廃棄物を木炭として再利用可能とするための木炭化装置に関する。
従来、建設工事現場等で発生する使用済みコンクリート型枠等の木製廃棄物の処理は、建設業者にとって、負担の大きいものであった。例えば、建設業者自身が焼却処理するにも場所及び設備を用意する必要があり、また、産業廃棄物として廃棄処理する場合にはその費用負担は容易なものではなかった。また、産業廃棄物処理場における木製廃棄物の処理は、燃焼させて焼却処分するのが大部分である。
一方、建築廃木材を木炭にして再利用する装置も知られている(例えば、特許文献1、特許文献2参照)。特許文献1記載の木炭化装置は、図3に示すように、建築廃木材等の原料を原料等入口1から順次投入して貯留する原料貯留室2と、該原料貯留室内に貯留されている原料を低温で炭化させる低温炭化室3と、該低温炭化室内の低温原料を炭化調整する炭化調整棚5と、該炭化調整棚に載置されている低温の原料を1,000℃以上の高温で炭化させる高温炭化室4と、該高温炭化室内の炭化時に発生する高熱を排出しかつ残留ガスを処理すると同時に高温炭化室内にできた白炭を一旦貯留し温度調整を行う残留ガス処理室110と、該残留ガス処理室内の排出ガスを外部に排出する排出ガス排気筒130とから構成されている。この木炭化装置においては、高温炭化室4内に木炭ができているのを確認した後、炭掻出棒8で掻き出して一旦残留ガス処理室110にて木炭の温度を調整して密封式木炭容器9に満杯に詰込み手早く密封するものである。
また、特許文献2記載の木炭化装置は、図4に示すように、床部に設けられる排煙路230と木材、炭化材等を出し入れする開閉扉220、221と綿状断熱材210で構成された内壁部とからなる炭焼き窯2と、該炭焼き窯2背面部に前記排煙路に連通して設けられた排煙ダクト装置3とからなる炭焼き窯装置1であって、該炭焼き窯装置1に移動手段を設けて移動可能に構成するとともに、前記排煙ダクト装置3を、排気量を調整する排気量調整手段と、煙成分中から木酢液を収集する木酢液収集手段と、煙の外部への排出を抑止して有害物を除去する煙処理手段とで構成されている。この木炭化装置は、軽量コンパクトな炭焼き窯として個々の建築現場に移動可能とし、臭いや煙等の抑止や外部への温度漏れを抑止することを目的としており、炭焼き方法も、窯上部の温度が800℃になり、ランプが点滅したら窯を閉鎖し、炭が出来上がり、窯内温度が80℃以下になったら上面開閉扉を開き炭出しをするもので、比較的低い温度で炭焼きを行うものである。
特開2002−226863号公報 登録実用新案第3044864号公報
図3に記載の木炭化装置では、高温炭化室4内に木炭ができているのを確認した後、炭掻出棒8で掻き出して一旦残留ガス処理室110にて木炭の温度を調整して密封式木炭容器9に満杯に詰込み手早く密封する必要がある。この炭掻出棒8で掻き出す作業及び密封式木炭容器9に満杯に詰込み手早く密封する作業は重労働であり、また、迅速性が必要である。さらに、木炭ができているのを確認した後、一旦残留ガス処理室110にて木炭の温度を調整する必要があり、手間暇のかかるものである。
また、図4に記載の木炭化装置は、移動可能な簡易な炭焼き窯であって、窯内温度が800℃程度の低温で炭を焼くためダイオキシンの発生する恐れがあり、また、炭焼き手段そのものは昔ながらの土窯を使ったものと同様、窯内温度が80℃以下になるまで炭出しができないため、時間のかかるものである。
本発明は、上述の如き実状に応えるべく創出されたものであって、建設工事現場等で発生する使用済みコンクリート型枠等の木製廃棄物について格別の前処理の必要もなく、質の良い木炭を得ることができるばかりでなく、木炭化における作業も高温下での作業をなくし、簡単な操作で、且つ、短時間に、しかも、廃棄物処理における環境問題にも貢献し得る木炭化装置を提供することを目的とする。
上記目的を達成するため本発明の木炭化装置は、内壁を煉瓦等の断熱材で覆われた木炭炉の前面に木炭の原材料の搬入又は搬出をするための開閉扉を備えるとともに木炭炉の天井には排煙手段を備えてなる木炭化装置において、原材料が炭化された状態において炭化された原材料がほぼ浸漬される高さまで密閉された木炭炉内に向けて水を噴射し貯留する給水手段、炭化された原材料を浸漬した木炭炉内の水を木炭炉外に排出する排水手段及び排出された水を給水手段に供給する水循環手段を設け、前記給水手段は木炭炉の天井に、前記排水手段は木炭炉の底壁に配置し、前記水循環手段には濾過装置を備えることを特徴としている。
また、本発明の木炭化装置は、排煙手段を、木炭炉天井の排煙孔に接続された排煙ダクト、該排煙ダクトの排煙から固体粒子を分離するサイクロン式分離器、該サイクロン分離器で固体粒子が分離された排煙を大気中に放出する煙突により構成し、前記排煙ダクトには排煙を2次燃焼させるためのバーナーを設け、前記煙突には排煙通路を開閉する開閉ダンパー及び排煙を助長するための排気手段を設けることを特徴としている。
また、本発明の木炭化装置は、木炭炉内に木炭の原材料を搬入するためのホッパーを木炭炉の天井に設けることを特徴としている。
また、本発明の木炭化装置は、開閉扉に、炉内観察手段及び空気通路調整手段を設けることを特徴としている。
また、本発明の木炭化方法は、木炭炉内に木炭の原材料を搬入し、搬入された原材料を木炭炉内で1000℃以上の高温で炭化させ、木炭炉を密閉して木炭炉内の燃焼を停止させ、その後、炭化された原材料を木炭炉内において水に浸漬し、炭化された原材料の温度が木炭炉の周囲の温度近傍まで下がった状態で木炭炉内の水を排出し、炭化された原材料を木炭炉の外に搬出するようにしたことを特徴としている。
本発明は、以下のような優れた効果を奏する。
(1)型枠等の木製廃棄物を、格別の前処理、例えば、裁断や釘抜き等の事前準備の必要なく、木炭化できる。
(2)高温で燃焼させることから、得られた木炭は、木炭として質が良いばかりか、ダイオキシン等の人体に悪影響を及ぼす有害物質を含んでいない。
(3)炭化後、水に浸すことにより、木炭化の時間を大幅に短縮できる。
(4)木炭炉からの木炭の搬出を周囲の温度とほぼ同じ温度条件下で行うことができる。
(5)木炭の周囲に付着している灰が水に湿潤されることから周囲に飛散することがなく、作業者及び環境にやさしいものとすることができる。
(6)木炭搬出後の木炭炉内には湿潤された灰が少量残るが、その搬出作業は容易に行うことができる。
(7)使用した水は、木炭により浄化されているため、格別の濾過作業を行うことなく、再利用できる。
(8)排煙ダクトにバーナーを設けることにより、排煙を高温で二次燃焼させることができ、ダイオキシンの発生を防止できる。
本発明に係る木炭化装置を実施するための最良の形態を実施例に基づいて図面を参照して以下に説明する。
図1は、木炭化装置の縦断面図を、また、図2は木炭化装置の正面図を示すものである。
本発明の実施の形態に係る木炭化装置は、木炭炉10、排煙手段11、給水手段12、排水手段13及び水循環手段14を備えている。
木炭炉10は、底壁、側壁、天井壁で囲まれた直方体の形状をしており、それぞれの内壁には煉瓦等の断熱材15が施されている。木炭炉10の前面には所要の大きさの開口が設けられ、その開口には開閉扉16が上下方向に開閉自在に設けられている。開閉扉16を上下動させるため、開閉扉16を囲むようにして門型支柱17が設けられ、該門型支柱17にはウインチ18が装着されて開閉扉16をロープ19で吊支している。
開閉扉16は鋼製であるが、内壁に煉瓦を張っても良く、また、二重構造にして内部空間20に冷却水を供給するようにしても良い。また、開閉扉16の下方には、木炭炉内部を観察するための観察手段21及び木炭炉に空気を供給するための空気通路調整手段22が設けられている。観察手段21及び空気通路調整手段22は、開閉扉16に適宜の大きさの孔を穿設しておき、この孔をスライド式の蓋或いはちょうつがい式の蓋等開閉する形式の公知の構造のものである。
排煙手段11は、木炭炉10の天井の排煙孔23、排煙孔23に接続する排煙ダクト24、排煙ダクト24に接続するサイクロン式分離器25及び煙突26より構成されている。排煙孔23から出た煙は排煙ダクト24を通り、サイクロン式分離器25の吸入口に導かれる。サイクロン式分離器25に導かれた排煙は、含有する固体粒子のほとんどが遠心力により分離され、サイクロン式分離器25の中央から上方に延びる煙突26を通って大気中に放出される。サイクロン式分離器25で収集された固体粒子は、下方のシュート27から容器28内に溜められる。
煙突26には、排煙通路を開閉するためのダンパー29が回転可能に設けられ、排煙通路を必要に応じて開閉する。
また、煙突26のダンパー29の上方には、排煙を助長するための空気吹込管30が接続されており、ファン31から空気が空気吹込管30を介して煙突26の上方に向けて供給されるようになっている。 このため、煙突26内はベンチュリー効果により負圧になり、木炭炉10で発生した煙は排煙ダクト24及びサイクロン式分離器25を介して煙突26に吸い込まれ大気中に排気される。
さらに、排煙手段11において、排煙ダクト24にバーナー32が設けられ、排煙ダクト24内の排煙を高温で2次燃焼させ、ダイオキシン等の発生を防止するようにしている。
木炭炉10の天井には、炉内に向けて水を供給するための給水手段12が設けられている。給水手段12には、木炭炉10に向けて複数の給水孔33が設けられ、図示しない弁等を操作することにより所要の時間に所定量の給水ができるようになっている。給水孔33の数は、木炭炉10の四隅あるいは、さらに中央に設けることが望ましいが、要は、木炭炉内に迅速かつ均等に水を供給できる数であれば良い。
また、木炭炉10の底壁には、排水手段13が設けられており、排水路34の途中の開閉弁35を操作することにより、必要な時に排水できるようになっている。
水循環手段14は、排水路34から排出された水を濾過する濾過装置36を備え、濾過された水は地下等に設けられた沈殿槽37に溜められる。沈殿槽37内の水は循環ポンプ38により高所に設けられた給水タンク39に供給され貯水される。
なお、前記の給水手段12は、給水タンク39に接続されている。
荷役機械等を利用してコンクリート型枠等の木製廃棄物を木炭炉10内に搬入するため、木炭炉10の天井の上部には、ホッパー40が設けられる。図2に示すように、ホッパー40にはウインチ43で水平方向に作動される耐熱性の開閉ゲート42が設けられている。コンクリート型枠等には、釘が打たれたまま残っているため、できるだけ人の手を使わないで木炭炉に搬入することが望ましい。また、コンクリート型枠の転用回数を向上させるため、従来からその表面には、溶剤型アクリルウレタン系塗料及び水性アクリルエマルジョン系塗料等が塗布されているが、木炭化の前に特別に取り除くようなことしない。
本装置を用いて、コンクリート型枠等の木製廃棄物を木炭化する場合について説明する。
まず、開閉扉16を開いた状態で、木製廃棄物41を荷役機械等を用いてホッパー40から木炭炉10内に搬入する。その際、木製廃棄物41に特別の前処理を行う必要はなく、要はホッパー41から木炭炉10内に入る大きさであれば良い。また、ホッパー40から搬入できない大きなものの場合は、木炭炉10の前面から搬入する。木製廃棄物41は、その形状に応じて縦向きあるいは横向き状態、あるいはランダムに木炭炉10内にに積込まれる。木製廃棄物41の搬入が終了したら、ホッパー40の開閉ゲート42を閉じる。次に、木製廃棄物41に着火させるため、新聞紙や小枝等の燃えやすい着火材を木製廃棄物41の前方に置き、点火する。点火後、開閉扉16を閉めるとともに、ダンパー29を開状態にし、ファン31を駆動して空気吹込管30から煙突26内に空気を供給し、木炭炉10内の空気を煙突26方向に排気するよう作用させる。また、開閉扉16の空気通路調整手段22を開の状態にしておいて空気が木炭炉10内に自由に入るようにしておく。なお、別途、空気供給用のファンを設け、該ファンから空気を木炭炉10内の底部あるいは側部から供給するようにしても良い。
木製廃棄物41に着火したのを確認の後、バーナー32を駆動・燃焼させて排気ダクト24内を高温状態にし、未燃物を2次燃焼させる。
木炭炉10内は煉瓦等の断熱材15で覆われていることから、木製廃棄物41の燃焼によって炉内温度は約1000℃〜1200℃の高温になる。このように、1000℃
以上の高温で木炭化されるため、ダイオキシン及び可視煤煙も発生しない。
木炭炉10内で発生した燃焼ガスは、排煙ダクト24を経由してサイクロン式分離器25に入り、ここで含有する固体粒子が分離される。分離された固体粒子は、下方のシュート27から容器28内に溜められる。固体粒子が分離された燃焼ガスは、サイクロン式分離器25の上方から煙突26内に吸引され大気中に排気される。
開閉扉16の観察手段21から木炭炉10内をのぞき、木製廃棄物41の表面が赤くなったのを確認したら、バーナー32の駆動を停止し、空気通路調整手段22を閉にし、ダンパー29を閉じることにより、炉内の燃焼を停止する。木製廃棄物41の搬入量により燃焼時間は変動するが、おおよそ燃焼開始から2時間程度で木製廃棄物41の表面が赤くなり炭化される。
次に、木炭炉10の天井に設置された給水手段12の複数の給水孔33から炭化された木製廃棄物41(以下、単に「木炭」という。)の上方に水を噴射する。この状態では、木炭炉10は密閉されているので噴射された水は漏れ出すことなく木炭炉内に貯留する。木製廃棄物41は炭化された状態ではかなり体積が減少し、積み上げられた高さも低くなっている。木炭41がほぼ水に漬かった状態まで水が供給されたら、水の供給を停止する。給水に要する時間は約10分程度である。
なお、給水は、木製廃棄物41が炭化されたのが確認された後、すみやかに行っても良く、また、2〜3時間放置後、行っても良い。例えば、コンクリート型枠のような比較的薄いものでは、表面が赤くなった状態で内部まで炭化されているから、表面が赤くなったのを確認後、すみやかに給水可能である。
木炭41を、約20〜30分水に漬けた状態で放置後、木炭炉10の底壁に設置された排水手段13の開閉弁35を操作して木炭炉10内の水を排出する。
木炭炉10内の水が排出された後、木炭41を木炭炉10から外へ搬出する。このとき、木炭の温度は周囲の温度に近い状態まで下がっているので、搬出作業を比較的容易に行うことができる。また、その際、灰が周囲に飛散することもない。
排出された水は、排水路34から濾過装置36を通り、沈殿槽37に溜められる。排水中には、軽量な炭化片及び灰が少量含まれている程度で、格別な濾過を必要としない位、綺麗である。濾過装置36で濾過された排水は沈殿槽37内に入り、灰を沈殿させる。沈殿槽37内の水は循環ポンプ38により高所に設けられた給水タンク39に供給され貯水される。
木炭の原料材であるコンクリート型枠の表面には、溶剤型アクリルウレタン系塗料及び水性アクリルエマルジョン系塗料等が塗布されていることから、木炭炉10から搬出された木炭41についてダイオキシン類濃度分析を分析会社に依頼して行った。分析結果は次のとおりであった。
試料名 木くず炭化施設 炭
計量の対象 土壌中のダイオキシン類
計量の結果 24(pg/g)
0.0030(pg−TEQ/g)
計量の方法 ダイオキシン類に係る土壌調査測定マニュアル(H12環境庁 水質保全局)等
なお、上記において「計量の対象 土壌中のダイオキシン類」となっているが、計量が行なわれたのは「木くず炭化施設 炭」そのものであって、該炭を土壌中に散布したものではない
また、計量の結果における、上の行の数値は実測濃度を、下の行の数値は毒性等量を示す
上記の濃度分析結果から、木炭の原料材であるコンクリート型枠の表面には、溶剤型アクリルウレタン系塗料及び水性アクリルエマルジョン系塗料等が塗布されているにもかかわらず、炭化された木炭には、極微量のダイオキシンしか含まれていないことが確認された。なお、大気汚染防止法に基づく環境基準による土壌中のダイオキシン類は、1,000pg−TEQ/g 以下と定められている。
本発明の実施の形態に係る木炭化装置の縦断面図である。 本発明の実施の形態に係る木炭化装置の正面図である。 従来技術の一例を示す図である。 従来技術の他の例を示す図である。
符号の説明
10 木炭炉
11 排煙手段
12 給水手段
13 排水手段
14 水循環手段
15 断熱材
16 開閉扉
17 門型支柱
18 ウインチ
19 ロープ
20 開閉扉の内部空間
21 観察手段
22 空気通路調整手段
23 排煙孔
24 排煙ダクト
25 サイクロン式分離器
26 煙突
27 シュート
28 容器
29 ダンパー
30 空気吹込管
31 ファン
32 バーナー
33 給水孔
34 排水路
35 開閉弁
36 濾過装置
37 沈殿槽
38 循環ポンプ
39 給水タンク
40 ホッパー
41 木製廃棄物(木炭)
42 開閉ゲート
43 ウインチ











Claims (5)

  1. 内壁を煉瓦等の断熱材で覆われた木炭炉の前面に木炭の原材料の搬入又は搬出をするための開閉扉を備えるとともに木炭炉の天井には排煙手段を備えてなる木炭化装置において、原材料が炭化された状態において炭化された原材料がほぼ浸漬される高さまで密閉された木炭炉内に向けて水を噴射し貯留する給水手段、炭化された原材料を浸漬した木炭炉内の水を木炭炉外に排出する排水手段及び排出された水を給水手段に供給する水循環手段を設け、前記給水手段は木炭炉の天井に、前記排水手段は木炭炉の底壁に配置し、前記水循環手段には濾過装置を備えることを特徴とする木炭化装置。
  2. 排煙手段を、木炭炉天井の排煙孔に接続された排煙ダクト、該排煙ダクトの排煙から固体粒子を分離するサイクロン式分離器、該サイクロン分離器で固体粒子が分離された排煙を大気中に放出する煙突により構成し、前記排煙ダクトには排煙を2次燃焼させるためのバーナーを設け、前記煙突には排煙通路を開閉する開閉ダンパー及び排煙を助長するための排気手段を設けることを特徴とする請求項1記載の木炭化装置。
  3. 木炭炉内に木炭の原材料を搬入するためのホッパーを木炭炉の天井に設けることを特徴とする請求項1又は請求項2記載の木炭化装置。
  4. 開閉扉に、炉内観察手段及び空気通路調整手段を設けることを特徴とする請求項1乃至請求項3のいずれか1項に記載の木炭化装置。
  5. 木炭炉内に木炭の原材料を搬入し、搬入された原材料を木炭炉内で1000℃以上の高温で炭化させ、木炭炉を密閉して木炭炉内の燃焼を停止させ、その後、炭化された原材料を木炭炉内において水に浸漬し、炭化された原材料の温度が木炭炉の周囲の温度近傍まで下がった状態で木炭炉内の水を排出し、炭化された原材料を木炭炉の外に搬出するようにしたことを特徴とする木炭化方法。
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