JP3839113B2 - Vacuum brake booster - Google Patents

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JP3839113B2 JP28564996A JP28564996A JP3839113B2 JP 3839113 B2 JP3839113 B2 JP 3839113B2 JP 28564996 A JP28564996 A JP 28564996A JP 28564996 A JP28564996 A JP 28564996A JP 3839113 B2 JP3839113 B2 JP 3839113B2
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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、ソレノイドが内蔵された真空式ブレーキブースタに関する。
【0002】
【従来の技術】
エンジンのインテークマニホールドによる吸引で発生される真空圧で出力を助勢するとともに、内蔵されたソレノイドの作動によって出力を調整可能な真空式ブレーキブースタとしては、例えば、特表平7−506785号公報に開示されたものがある。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
上記従来の真空式ブレーキブースタは、エンジンのインテークマニホールドによる吸引で発生される真空圧を利用するものであるため、当然、エンジンのインテークマニホールドに連結されているが、インテークマニホールドから気化したガソリンが入り込んでしまうと、内蔵されたソレノイドへの給電系回路の破損等に起因して火花が飛んだ場合に引火する可能性があるため、これを防止する目的で、インテークマニホールドとの間にチェックバルブが設けられることになる。
しかしながら、チェックバルブにシール不良等の故障が生じた場合には、結果的にインテークマニホールドから気化したガソリンが入り込んでしまうことになる。このような状態は、エンジンがONされインテークマニホールドに十分な吸引圧が生じている場合には真空式ブレーキブースタ側からインテークマニホールド側に流れが生じているため起きないが、エンジンがOFFされインテークマニホールドに十分な吸引圧が生じていない場合に特に生じる可能性が高くなる。
したがって、本発明の目的は、インテークマニホールドとの間に設けられたチェックバルブにシール不良等の故障が生じ、インテークマニホールドから気化したガソリンが入り込んでしまうことがあっても、内蔵されたソレノイドへの給電系回路の破損等に起因して火花が飛んで引火することを防止できる真空式ブレーキブースタを提供することである。
【0004】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するため、本発明の請求項1記載の真空式ブレーキブースタは、エンジンのインテークマニホールドによる吸引で発生される真空圧で出力を助勢するとともに、内蔵されたソレノイドの作動によって出力を調整可能なブースタ本体と、前記ソレノイドへの給電を制御する制御手段とを有するものであって、前記制御手段は、エンジンのON/OFF状態をオルタネータの発電力またはエンジンの回転数により判定を行うON/OFF判定手段、該ON/OFF判定手段によりエンジンがON状態にあると判定された場合にソレノイドへの給電を可能とし、エンジンがOFF状態にあると判定された場合にソレノイドへの給電を禁止するソレノイド禁止判定手段とを有することを特徴としている。
これにより、インテークマニホールドとの間に設けられたチェックバルブにシール不良等の故障が生じている場合に、インテークマニホールドから気化したガソリンが入り込んでしまう可能性がある、エンジンがOFFされた状態においては、制御手段が、ON/OFF判定手段によりエンジンがOFF状態にあると判定された場合にソレノイドへの給電を禁止するため、内蔵されたソレノイドへの給電系回路の破損等に起因して該給電系回路から火花が飛ぶことがない。
【0005】
本発明の請求項2記載の真空式ブレーキブースタは、請求項1記載のものに加えて、前記制御手段は、前記ON/OFF判定手段によりエンジンがON状態にあると判定された場合にのみ作動するソレノイドテスト機能を有し該ソレノイドテスト機能は前記ソレノイドの故障を該ソレノイドへの給電で検出することを特徴としている。
これにより、ソレノイドの故障を該ソレノイドへの給電で検出するソレノイドテスト機能は、ON/OFF判定手段によりエンジンがON状態にあると判定された場合にのみ作動するため、インテークマニホールドとの間に設けられたチェックバルブにシール不良等の故障が生じている場合に、インテークマニホールドから気化したガソリンが入り込んでしまう可能性がある、エンジンがOFFされた状態においては、制御手段が、ソレノイドテスト機能を作動させず、よって、内蔵されたソレノイドの給電系回路の破損等に起因して該給電系回路から火花が飛ぶことがない。
【0006】
【発明の実施の形態】
本発明の真空式ブレーキブースタの一の実施の形態を図面を参照して以下に説明する。
図1は、ブースタ本体11を示すもので、特表平7−506785号公報に示されたものと同様のものである。
ケーシング10は、タイロッド18で車体に連結される前部壁10aと後部壁10bとからなるとともに、内部を互いに分離された定圧室14と作動圧室12とに分割する可動壁16を具備している。定圧室14は常に、図示せぬエンジンのインテークマニホールドにチェックバルブを介して連通されている。
【0007】
ケーシング内10には制御弁20が組み込まれており、該制御弁20は、ケーシング10に対して軸線Aの延在方向(以下、軸方向と称す)に可動壁16とともに可動なバルブボディ22を有している。バルブボディ22の内部には環状の第1の弁座24が形成され、該第1の弁座24は、作動圧室12に連通する流路26を、定圧室14に連通する流路28から分離している。半径方向における流路26より内側のバルブボディ22内部には、軸方向に環状の孔が形成され、この孔に、スリーブ状の弁閉じ部材30が軸方向に沿って移動可能に挿入されている。弁閉じ部材30の後端には、第1の弁座24と同心の第2の弁座32が形成されている。
【0008】
弁閉じ部材30は、第2の弁座32から間隔をあけた前方側に、半径方向に延在する孔34を有しており、該孔34の半径方向外側のバルブボディ22には、軸方向に幅広の孔36が形成されている。バルブボディ22の環状の孔の中には、弁閉じ部材30を後方へ押圧する弁ばね38が配置されている。
制御弁20には、ソレノイド40が弁閉じ部材30の径方向における周囲を囲むようにバルブボディ22組み込まれており、これによりソレノイド40の励磁で弁閉じ部材30が軸方向に移動できるようになっている。
【0009】
バルブボディ22の中央に形成された、前記環状の孔と同軸の孔の中には、プランジャ42が移動可能に設けられており、プランジャ42の後端は、棒状の作動部材44に接続され、前端はバルブボディ22の定圧室14側の端面に形成された凹部側へ延び、プランジャヘッド46が保持されている。このプランジャヘッド46は、バルブボディ22の前記凹部に埋め込まれているリアクションディスク48とその前に配置されている出力部材50と共に、通常の機械的な力の伝達を行う。
【0010】
プランジャ42周面に形成されたリング溝は、ストッパ部材52が係合されてプランジャ42と一緒に軸方向運動を行うように係止されており、このストッパ部材52は、プランジャ42の軸方向に関しては、プランジャ42と一体的に移動するようになっている。このストッパ部材52は、半径方向に弁閉じ部材30およびバルブボディ22に形成された隙間34および隙間36を貫通して外方に延在し、非作動状態の静止位置(図1に示す位置)で、ケーシング10の肩部により形成されたストッパ54に当接して、プランジャ42を位置決め規制している。
【0011】
ストッパ部材52と作動部材44との間の領域内でプランジャ42には、リング状の密封部材56が固定されており、密封部材56は、弁閉じ部材30とプランジャ42の周面との間を密封している。すなわち密封部材56の後側には常に大気圧がかかっているが、密封部材56は、この大気が弁閉じ部材30とプランジャ42の周面との間を通り、さらに隙間34および隙間36を通って作動圧室12の中に導入されることを阻止している。
【0012】
作動部材44は、後部の戻しばね58により通常は静止位置(図1に示す位置)に保持されており、この静止位置では、バルブボディ22の内部に配置さればね62の付勢力により、弾性変形可能なリング状の密封部材60は第1の弁座24および第2の弁座32に当接している。
可動壁16と、可動壁16に結合して該可動壁16と一緒に軸方向運動を行うバルブボディ22とは、戻しばね64により後方の移動限界位置に保持されている。
【0013】
そして、非作動状態では、ストッパ部材52がストッパ54に当接し、これによりプランジャ42の静止位置が定まっている。弁閉じ部材30は、弁ばね38の付勢力でストッパ部材52に当接させられ、これにより弁閉じ部材30の静止位置も定まっている。その際、第2の弁座32は弁ばね38の僅かな残留力で密封部材60に当接し、密封部材60は同時にばね62の付勢力によって第1の弁座24に当接している。
【0014】
次に、このブースタ本体11の作動について説明すると、例えば、ブレーキペダルに接続されている作動部材44が、ブレーキペダルの踏込みにより前方へ移動させられ、これによりプランジャ42を前方に移動させると、プランジャ42はストッパ部材52を介して弁閉じ部材30を前方に移動させ、これにより第2の弁座32が密封部材60から離れ、ブースタ本体11の後方からバルブボディ22の中に流入する大気が流路26を通り、さらに隙間36を通って、作動圧室12内に導入される。この際、密封部材60は第1の弁座24に当接していることから、作動圧室12は、エンジンのインテークマニホールドに連通状態にあって真空圧とされている定圧室14に対し完全に分離されており、よって、作動圧室12と定圧室14との間に差圧が生じる。この差圧により可動壁16がバルブボディ22と共に前方に移動して出力部材50の出力を助勢する。
【0015】
以上に述べた機械的な出力を、緊急ブレーキ操作に対応して加速及び増幅する場合、ソレノイド40に、図2に示すコントローラ(制御手段)80から図示せぬ給電系回路を介して給電を行う。すると、ソレノイド40が励磁され、これによりソレノイド40が弁閉じ部材30をストッパ部材52から離して前方へ引張り、これにより、第2の弁座32と密封部材60との間の流路断面積が広がって、より多くの大気が高速度で作動圧室12に入り込み、よって、作動圧室12と定圧室14との間に高速度で大きな差圧が生じる。この差圧により可動壁16がバルブボディ22と共にさらに高速度で前方に移動して出力部材50の出力を助勢する。
【0016】
また、ブレーキペダルに接続されている作動部材44が、ブレーキペダルの踏込みがなく前方へ移動させられることがない状態で、ソレノイド40に、コントローラ80から図示せぬ給電系回路を介して給電を行うと、上記と同様に、作動圧室12と定圧室14との間に差圧が生じ、この差圧により可動壁16がバルブボディ22と共に前方に移動して出力部材50の出力を行わせることができる。よって、トラクションコントロールや自動ブレーキにおいて、ブレーキペダルの踏込みがなくとも制動力を発生させることができる。
【0017】
ソレノイド40への給電を停止させると、弁閉じ部材30は、弁ばね38により再び後方に押され、したがって、弁閉じ部材30はストッパ部材52に当接する。作動部材44を介しての機械的な力の導入が停止されると、プランジャ42は戻しばね58の付勢力により即座に弁閉じ部材30とともに静止位置に戻る。可動壁16とバルブボディ22とはこの戻り作動に対し、作動圧室12および定圧室14の間に差圧が存在する場合には関与することがなく、この差圧は、弁閉じ部材30が密封部材60を一時的に後方に押して密封部材60が第1の弁座24から離れることにより減少する。
【0018】
そして、この実施の形態において、図示せぬ給電系回路を介して、ブースタ本体11に内蔵されたソレノイド40への給電を制御するコントローラ80は、ブレーキペダルの踏込みのストロークを検出するストロークセンサ82と、ブレーキペダルの踏込みの有無を検出するブレーキスイッチ83と、各車輪の速度を検出する車輪速センサ84と、ソレノイド40の状態を判定するためのソレノイドモニタ85と、エンジンの回転で駆動されるオルタネータの発電力を検出するオルタネータモニタ86とに接続されている。
【0019】
コントローラ80は、ストロークセンサ82、ブレーキスイッチ83および車輪速センサ84に接続されたソレノイド作動要求判定回路88と、ソレノイドモニタ85に接続されたソレノイド故障検出回路89と、これらソレノイド作動要求判定回路88の出力とソレノイド故障検出回路89の出力とが入力されるOR回路90と、オルタネータモニタ86に接続されたエンジンON/OFF判定回路(ON/OFF判定手段)92と、エンジンON/OFF判定回路92に接続されたソレノイド禁止判定回路(ソレノイド禁止判定手段)93と、OR回路90の出力とソレノイド禁止判定回路93の出力とが入力されるAND回路94と、該AND回路94に接続されたソレノイド駆動回路95とを有している。
【0020】
コントローラ80は、図3に示すように、図示せぬイグニッションキーがONされると制御を開始し、ストロークセンサ82から検出信号をソレノイド作動要求判定回路88に入力させるとともに(ステップA1)、ブレーキスイッチ83からの検出信号をソレノイド作動要求判定回路88に入力させ(ステップA2)、さらに、車輪速センサ84からの検出信号をソレノイド作動要求判定回路88に入力させる(ステップA3)。そして、これらの検出信号から、ソレノイド作動要求判定回路88では制御演算を行い、緊急ブレーキ操作状態にあるか否かを判定する(ステップA4)。ここで、例えば、ブレーキスイッチ83がONされ、かつストロークセンサ82からストローク速度があらかじめ定められた所定値を超え、かつ車輪速センサ84から車輪速があらかじめ定められた所定値を超えている場合には、ソレノイド作動要求判定回路88は、緊急ブレーキ操作状態にあると判定してソレノイド作動要求を出力し、それ以外の場合は緊急ブレーキ操作状態にないと判定してソレノイド作動要求の出力を禁止する。
【0021】
次に、ソレノイドモニタ85からソレノイド故障検出回路89に入力を行い(ステップA5)、ソレノイド故障検出回路89ではソレノイド40が故障状態にあるか否かを判定する(ステップA6)。ここで、ソレノイドモニタ85には、例えば、前回のソレノイド40への給電時(ステップA11)において、ソレノイド40が故障状態にあるか否かが判定されて記憶されており、このデータがソレノイド故障検出回路89に入力される。
なお、ソレノイド40への給電は、緊急ブレーキ操作に対応するためソレノイド40を駆動させた場合と、ソレノイド40の給電があらかじめ定められた所定時間行われない状態において、ソレノイド40の制動力に影響がない短時間の給電を行ってその故障状態を判定するソレノイドテストを行う場合の、二通りの場合に行われる。また、ソレノイド駆動回路95において、ソレノイド40へ給電を行った際の電流値等の電気的特性が許容範囲内にあるか否か等によりソレノイド40が故障状態にあるか否かを判定する。
【0022】
ステップA7において、ソレノイド故障検出回路89でソレノイド40に故障がないと判定された場合、エンジンON/OFF判定回路92でエンジンのON/OFF判定を行う(ステップA8)。ここで、この判定は、図4のフローチャートに示すように、オルタネータモニタ86からその時点のオルタネータの発電力の検出信号が入力されると(ステップB1)、発電力があらかじめ定められた所定値を超えていて「H」であるか否かを判定し(ステップB2)、発電力があらかじめ定められた所定値を超えている場合、カウンタN=N+1として(ステップB3)、Nがあらかじめ定められた所定値TONを超えているか否かを判定し(ステップB4)、Nがあらかじめ定められた所定値TONを超えている場合、エンジンが少なくとも作動圧室12から真空引きが十分に行われる時間(例えば3秒)回転した後の状態にあると判定し、ON状態にあると判定する(ステップB5)。
【0023】
一方、ステップB2において、発電力があらかじめ定められた所定値を超えていないと判定された場合は、N=0として(ステップB6)、エンジンがOFF状態にあると判定する(ステップB7)。また、ステップB4において、Nがあらかじめ定められた所定値TONを超えていない場合、エンジンが少なくとも作動圧室12から真空引きが十分に行われる時間回転した後の状態にあると判定できないため、エンジンがOFF状態にあると判定する(ステップB7)。
【0024】
エンジンON/OFF判定回路92でエンジンがON状態であると判定されると(ステップA9)、ソレノイド禁止判定回路93がソレノイド駆動了解を出力して、ソレノイド作動要求判定回路88でソレノイド作動要求が出力されているか否かを判定し(ステップA10)、ソレノイド作動要求が出力されている場合、ソレノイド駆動回路95からソレノイド40に向けて駆動信号を出力、すなわち給電を行う(ステップA11)。
【0025】
一方、ステップA10において、ソレノイド作動要求が出力されていないと判定された場合、ソレノイド40の給電があらかじめ定められた所定時間行われない状態において出力されるソレノイドテスト要求が出力されているか否かを判定する(ステップA14)。そして、ソレノイドテスト要求が出力されている場合、ソレノイド駆動回路95からソレノイド40に向けてテストのための駆動信号を出力、すなわち給電を行う(ステップA11)。他方、ソレノイドテスト要求が出力されていない場合、ソレノイド駆動回路95からソレノイド40に向けて駆動信号の出力を禁止する(ステップA12)。
また、ステップA7において、ソレノイド故障検出回路89でソレノイド40に故障があると判定された場合、運転者が目視可能な位置に設けられたワーニングランプを点灯させるとともに(ステップA13)、ソレノイド駆動回路95からソレノイド40に向けて駆動信号の出力を禁止する(ステップA12)。
さらに、ステップA9において、エンジンON/OFF判定回路92でエンジンがOFF状態にあると判定されると、ソレノイド駆動回路95からソレノイド40に向けて駆動信号の出力を禁止する(ステップA12)。
【0026】
以上に述べた真空式ブレーキブースタによれば、インテークマニホールドとの間に設けられたチェックバルブにシール不良等の故障が生じている場合に、インテークマニホールドから気化したガソリンが入り込んでしまう可能性がある、エンジンがOFFされた状態においては、コントローラ80が、エンジンON/OFF判定回路92によりエンジンがOFF状態にあると判定された場合にソレノイド40への給電を禁止するため、内蔵されたソレノイド40への給電系回路の破損等に起因して該給電系回路から火花が飛ぶことがなく、よって、引火してしまうことを防止できる。
【0027】
しかも、ソレノイド40の故障を該ソレノイド40への給電で検出するソレノイドテスト機能も、エンジンON/OFF判定回路92によりエンジンがON状態にあると判定された場合にのみ作動するため、インテークマニホールドとの間に設けられたチェックバルブにシール不良等の故障が生じている場合に、インテークマニホールドから気化したガソリンが入り込んでしまう可能性がある、エンジンがOFFされた状態においては、コントローラ80が、ソレノイドテスト機能を作動させず、よって、内蔵されたソレノイド40への給電系回路の破損等に起因して該給電系回路から火花が飛ぶことがなく、引火してしまうことを防止できる。
なお、エンジンのON/OFF判定は、オルタネータの発電力により判断する以外に、タコメータで検出される回転により所定回転以上でON状態にあると判断したりすることができる。
【0028】
【発明の効果】
以上詳述したように、本発明の請求項1記載の真空式ブレーキブースタによれば、インテークマニホールドとの間に設けられたチェックバルブにシール不良等の故障が生じている場合に、インテークマニホールドから気化したガソリンが入り込んでしまう可能性がある、エンジンがOFFされた状態においては、制御手段が、ON/OFF判定手段によりエンジンがOFF状態にあると判定された場合にソレノイドへの給電を禁止するため、内蔵されたソレノイドへの給電系回路の破損等に起因して該給電系回路から火花が飛ぶことがなく、よって、引火してしまうことを防止できる。
【0029】
本発明の請求項2記載の真空式ブレーキブースタによれば、ソレノイドの故障を該ソレノイドへの給電で検出するソレノイドテスト機能は、ON/OFF判定手段によりエンジンがON状態にあると判定された場合にのみ作動するため、インテークマニホールドとの間に設けられたチェックバルブにシール不良等の故障が生じている場合に、インテークマニホールドから気化したガソリンが入り込んでしまう可能性がある、エンジンがOFFされた状態においては、制御手段が、ソレノイドテスト機能を作動させず、よって、内蔵されたソレノイドへの給電系回路の破損等に起因して該給電系回路から火花が飛ぶことがなく、引火してしまうことを防止できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の真空式ブレーキブースタの一の実施の形態のブースタ本体の要部を示す断面図である。
【図2】 本発明の真空式ブレーキブースタの一の実施の形態の制御系を示すブロック図である。
【図3】 本発明の真空式ブレーキブースタの一の実施の形態の制御内容を示すフローチャートである。
【図4】 本発明の真空式ブレーキブースタの一の実施の形態のエンジンON/OFF判定の制御内容を示すフローチャートである。
【符号の説明】
40 ソレノイド
80 コントローラ(制御手段)
92 エンジンON/OFF判定回路(ON/OFF判定手段)
[0001]
BACKGROUND OF THE INVENTION
The present invention relates to a vacuum brake booster incorporating a solenoid.
[0002]
[Prior art]
A vacuum brake booster that assists the output with the vacuum pressure generated by the suction of the intake manifold of the engine and can adjust the output by the operation of the built-in solenoid is disclosed in, for example, JP 7-506785 A There is something that was done.
[0003]
[Problems to be solved by the invention]
Since the conventional vacuum brake booster uses vacuum pressure generated by suction by the intake manifold of the engine, it is naturally connected to the intake manifold of the engine, but vaporized gasoline enters from the intake manifold. If this happens, there is a possibility of ignition when a spark is generated due to damage to the built-in solenoid power supply system.To prevent this, there is a check valve between the intake manifold and the intake manifold. Will be provided.
However, when a failure such as a seal failure occurs in the check valve, the vaporized gasoline enters from the intake manifold as a result. Such a situation does not occur when the engine is turned on and sufficient suction pressure is generated in the intake manifold, because there is a flow from the vacuum brake booster side to the intake manifold side, but the engine is turned off and the intake manifold is This is particularly likely to occur when sufficient suction pressure is not generated.
Accordingly, an object of the present invention is to provide a check valve provided between the intake manifold and a malfunction such as a seal failure, and even if gasoline vaporized from the intake manifold may enter the check valve, It is an object of the present invention to provide a vacuum brake booster that can prevent a spark from flying due to damage to a power supply system circuit or the like.
[0004]
[Means for Solving the Problems]
In order to achieve the above object, the vacuum brake booster according to claim 1 of the present invention assists the output with the vacuum pressure generated by the suction by the intake manifold of the engine and adjusts the output by the operation of the built-in solenoid. A booster body capable of controlling power supply to the solenoid, and the control means determines whether the engine is on or off based on the power generated by the alternator or the engine speed. / and OFF determination unit, if the engine by the oN / OFF determination unit is determined to be in the oN state to allow the power supply to the solenoid, the power supply to the solenoid when the engine is determined to be in the OFF state And a solenoid prohibition judging means for prohibiting .
As a result, when the check valve provided between the intake manifold and the intake manifold has a malfunction such as a defective seal, vaporized gasoline may enter from the intake manifold. The control means prohibits the power supply to the solenoid when the ON / OFF determination means determines that the engine is in the OFF state, so that the power supply is caused by damage to the power supply system circuit to the built-in solenoid. There is no spark flying from the system circuit.
[0005]
According to a second aspect of the present invention, in addition to the first aspect, the control means operates only when the ON / OFF determination means determines that the engine is in the ON state. has a solenoid test functions, said solenoid test function is a failure of the solenoid characterized by the Turkey be detected in power supply to the solenoid.
As a result, the solenoid test function for detecting a failure of the solenoid by supplying power to the solenoid operates only when the engine is determined to be in the ON state by the ON / OFF determination means, and is therefore provided between the intake manifold and the intake manifold. The control means activates the solenoid test function when the engine is turned off. Therefore, a spark does not fly from the power supply system circuit due to damage to the power supply system circuit of the built-in solenoid.
[0006]
DETAILED DESCRIPTION OF THE INVENTION
An embodiment of a vacuum brake booster according to the present invention will be described below with reference to the drawings.
FIG. 1 shows a booster body 11, which is the same as that shown in Japanese Patent Publication No. 7-506785.
The casing 10 includes a front wall 10a and a rear wall 10b that are connected to the vehicle body by a tie rod 18, and includes a movable wall 16 that divides the inside into a constant pressure chamber 14 and a working pressure chamber 12 that are separated from each other. Yes. The constant pressure chamber 14 is always connected to an intake manifold (not shown) via a check valve.
[0007]
A control valve 20 is incorporated in the casing 10, and the control valve 20 includes a movable valve body 22 and a movable valve body 22 in the extending direction of the axis A (hereinafter referred to as the axial direction) with respect to the casing 10. Have. An annular first valve seat 24 is formed inside the valve body 22, and the first valve seat 24 has a channel 26 communicating with the working pressure chamber 12 and a channel 28 communicating with the constant pressure chamber 14. It is separated. An annular hole is formed in the valve body 22 inside the flow path 26 in the radial direction, and a sleeve-like valve closing member 30 is inserted into the hole so as to be movable in the axial direction. . A second valve seat 32 concentric with the first valve seat 24 is formed at the rear end of the valve closing member 30.
[0008]
The valve closing member 30 has a hole 34 extending in the radial direction on the front side spaced from the second valve seat 32, and the valve body 22 radially outside the hole 34 has a shaft 34. A wide hole 36 is formed in the direction. A valve spring 38 that presses the valve closing member 30 rearward is disposed in the annular hole of the valve body 22.
A valve body 22 is incorporated in the control valve 20 so as to surround the solenoid 40 in the radial direction of the valve closing member 30, so that the valve closing member 30 can move in the axial direction by excitation of the solenoid 40. ing.
[0009]
A plunger 42 is movably provided in a hole formed in the center of the valve body 22 and coaxial with the annular hole, and a rear end of the plunger 42 is connected to a rod-like actuating member 44. The front end extends to the concave portion formed on the end surface of the valve body 22 on the constant pressure chamber 14 side, and the plunger head 46 is held. The plunger head 46 transmits a normal mechanical force together with a reaction disk 48 embedded in the concave portion of the valve body 22 and an output member 50 disposed in front of the reaction disk 48.
[0010]
The ring groove formed in the circumferential surface of the plunger 42 is locked so that the stopper member 52 is engaged and axially moves together with the plunger 42. The stopper member 52 is related to the axial direction of the plunger 42. Is configured to move integrally with the plunger 42. This stopper member 52 extends outward through the gap 34 and the gap 36 formed in the valve closing member 30 and the valve body 22 in the radial direction, and is in a non-actuated stationary position (position shown in FIG. 1). Thus, the plunger 42 is positioned and regulated by coming into contact with the stopper 54 formed by the shoulder portion of the casing 10.
[0011]
A ring-shaped sealing member 56 is fixed to the plunger 42 in the region between the stopper member 52 and the actuating member 44, and the sealing member 56 is interposed between the valve closing member 30 and the peripheral surface of the plunger 42. Sealed. In other words, atmospheric pressure is always applied to the rear side of the sealing member 56, but this atmospheric air passes between the valve closing member 30 and the peripheral surface of the plunger 42, and further passes through the gap 34 and the gap 36. Thus, introduction into the working pressure chamber 12 is prevented.
[0012]
The actuating member 44 is normally held at a rest position (position shown in FIG. 1) by a rear return spring 58. In this rest position, the actuating member 44 is elastically deformed by the biasing force of the spring 62 disposed inside the valve body 22. A possible ring-shaped sealing member 60 abuts the first valve seat 24 and the second valve seat 32.
The movable wall 16 and the valve body 22 coupled to the movable wall 16 and moving in the axial direction together with the movable wall 16 are held at a rearward movement limit position by a return spring 64.
[0013]
In the non-operating state, the stopper member 52 comes into contact with the stopper 54, and the stationary position of the plunger 42 is thereby determined. The valve closing member 30 is brought into contact with the stopper member 52 by the urging force of the valve spring 38, whereby the stationary position of the valve closing member 30 is also determined. At that time, the second valve seat 32 abuts against the sealing member 60 with a slight residual force of the valve spring 38, and the sealing member 60 abuts against the first valve seat 24 simultaneously with the biasing force of the spring 62.
[0014]
Next, the operation of the booster body 11 will be described. For example, when the operation member 44 connected to the brake pedal is moved forward by the depression of the brake pedal, and the plunger 42 is moved forward by this, the plunger 42 moves the valve closing member 30 forward via the stopper member 52, whereby the second valve seat 32 is separated from the sealing member 60, and the air flowing into the valve body 22 from the rear of the booster body 11 flows. The fluid is introduced into the working pressure chamber 12 through the passage 26 and further through the gap 36. At this time, since the sealing member 60 is in contact with the first valve seat 24, the working pressure chamber 12 is completely connected to the constant pressure chamber 14 that is in communication with the intake manifold of the engine and is at a vacuum pressure. Therefore, a differential pressure is generated between the working pressure chamber 12 and the constant pressure chamber 14. Due to this differential pressure, the movable wall 16 moves forward together with the valve body 22 to assist the output of the output member 50.
[0015]
When the mechanical output described above is accelerated and amplified in response to an emergency brake operation, power is supplied to the solenoid 40 from the controller (control means) 80 shown in FIG. 2 via a power supply system circuit (not shown). . Then, the solenoid 40 is excited, and thereby the solenoid 40 pulls the valve closing member 30 away from the stopper member 52 and pulls forward, whereby the flow path cross-sectional area between the second valve seat 32 and the sealing member 60 is increased. It spreads and more air enters the working pressure chamber 12 at a high speed, so that a large differential pressure is generated between the working pressure chamber 12 and the constant pressure chamber 14 at a high speed. Due to this differential pressure, the movable wall 16 moves forward together with the valve body 22 at a higher speed to assist the output of the output member 50.
[0016]
In addition, the operation member 44 connected to the brake pedal supplies power to the solenoid 40 from the controller 80 via a power supply system circuit (not shown) in a state in which the brake pedal is not depressed and is not moved forward. In the same manner as described above, a differential pressure is generated between the working pressure chamber 12 and the constant pressure chamber 14, and the movable wall 16 moves forward together with the valve body 22 by this differential pressure to cause the output member 50 to output. Can do. Therefore, in traction control and automatic braking, braking force can be generated even when the brake pedal is not depressed.
[0017]
When the power supply to the solenoid 40 is stopped, the valve closing member 30 is pushed back again by the valve spring 38, so that the valve closing member 30 abuts against the stopper member 52. When the introduction of the mechanical force via the actuating member 44 is stopped, the plunger 42 immediately returns to the stationary position together with the valve closing member 30 by the biasing force of the return spring 58. The movable wall 16 and the valve body 22 are not involved in this return operation when a differential pressure exists between the working pressure chamber 12 and the constant pressure chamber 14, and this differential pressure is caused by the valve closing member 30. Decrease by temporarily pushing the sealing member 60 rearward and moving the sealing member 60 away from the first valve seat 24.
[0018]
In this embodiment, the controller 80 that controls the power supply to the solenoid 40 built in the booster body 11 via a power supply system circuit (not shown) includes a stroke sensor 82 that detects the depression stroke of the brake pedal, A brake switch 83 for detecting whether or not the brake pedal is depressed, a wheel speed sensor 84 for detecting the speed of each wheel, a solenoid monitor 85 for determining the state of the solenoid 40, and an alternator driven by the rotation of the engine Is connected to an alternator monitor 86 for detecting the generated power.
[0019]
The controller 80 includes a solenoid operation request determination circuit 88 connected to the stroke sensor 82, the brake switch 83, and the wheel speed sensor 84, a solenoid failure detection circuit 89 connected to the solenoid monitor 85, and the solenoid operation request determination circuit 88. The OR circuit 90 to which the output and the output of the solenoid failure detection circuit 89 are input, the engine ON / OFF determination circuit (ON / OFF determination means) 92 connected to the alternator monitor 86, and the engine ON / OFF determination circuit 92 A connected solenoid prohibition determination circuit (solenoid prohibition determination means) 93, an AND circuit 94 to which the output of the OR circuit 90 and the output of the solenoid prohibition determination circuit 93 are input, and a solenoid drive circuit connected to the AND circuit 94 95.
[0020]
As shown in FIG. 3, the controller 80 starts control when an ignition key (not shown) is turned ON, and inputs a detection signal from the stroke sensor 82 to the solenoid operation request determination circuit 88 (step A1). The detection signal from 83 is input to the solenoid operation request determination circuit 88 (step A2), and further, the detection signal from the wheel speed sensor 84 is input to the solenoid operation request determination circuit 88 (step A3). Then, from these detection signals, the solenoid operation request determination circuit 88 performs a control calculation to determine whether or not an emergency brake operation state is present (step A4). Here, for example, when the brake switch 83 is turned ON, the stroke speed from the stroke sensor 82 exceeds a predetermined value, and the wheel speed from the wheel speed sensor 84 exceeds a predetermined value. The solenoid operation request determination circuit 88 determines that it is in an emergency brake operation state and outputs a solenoid operation request, and otherwise determines that there is no emergency brake operation state and prohibits the output of the solenoid operation request. .
[0021]
Next, an input is made from the solenoid monitor 85 to the solenoid failure detection circuit 89 (step A5), and the solenoid failure detection circuit 89 determines whether or not the solenoid 40 is in a failure state (step A6). Here, in the solenoid monitor 85, for example, it is determined whether or not the solenoid 40 is in a failure state at the time of the previous power supply to the solenoid 40 (step A11), and this data is stored. Input to the circuit 89.
The power supply to the solenoid 40 affects the braking force of the solenoid 40 when the solenoid 40 is driven to respond to an emergency brake operation and when the solenoid 40 is not supplied with power for a predetermined time. This is performed in two cases, when a solenoid test is performed in which power is not supplied for a short time to determine the failure state. Further, the solenoid drive circuit 95 determines whether or not the solenoid 40 is in a failure state based on whether or not electrical characteristics such as a current value when power is supplied to the solenoid 40 are within an allowable range.
[0022]
In Step A7, when it is determined by the solenoid failure detection circuit 89 that there is no failure in the solenoid 40, the engine ON / OFF determination circuit 92 performs engine ON / OFF determination (Step A8). Here, as shown in the flowchart of FIG. 4, when the detection signal of the power generation of the alternator at that time is input from the alternator monitor 86 (step B1), this determination is performed according to a predetermined value. It is determined whether or not it is “H” (step B2). If the generated power exceeds a predetermined value, the counter N = N + 1 (step B3), where N is predetermined. It is determined whether or not the predetermined value T ON has been exceeded (step B4), and when N exceeds a predetermined value T ON , the time required for the engine to be sufficiently evacuated from at least the working pressure chamber 12 It is determined that it is in a state after rotating (for example, 3 seconds), and is determined to be in an ON state (step B5).
[0023]
On the other hand, if it is determined in step B2 that the generated power does not exceed a predetermined value, N = 0 is set (step B6), and it is determined that the engine is in the OFF state (step B7). In Step B4, if N does not exceed a predetermined value T ON , it cannot be determined that the engine is in a state after being rotated for at least a time during which vacuuming is sufficiently performed from the working pressure chamber 12, It is determined that the engine is in an OFF state (step B7).
[0024]
When the engine ON / OFF determination circuit 92 determines that the engine is on (step A9), the solenoid prohibition determination circuit 93 outputs a solenoid drive approval, and the solenoid operation request determination circuit 88 outputs a solenoid operation request. In step A10, if a solenoid operation request is output, a drive signal is output from the solenoid drive circuit 95 to the solenoid 40, that is, power is supplied (step A11).
[0025]
On the other hand, if it is determined in step A10 that the solenoid operation request has not been output, whether or not the solenoid test request that is output in a state where the power supply to the solenoid 40 is not performed for a predetermined time is output. Determine (step A14). If a solenoid test request is output, a drive signal for testing is output from the solenoid drive circuit 95 to the solenoid 40, that is, power is supplied (step A11). On the other hand, when the solenoid test request is not output, the output of the drive signal from the solenoid drive circuit 95 to the solenoid 40 is prohibited (step A12).
In Step A7, when it is determined by the solenoid failure detection circuit 89 that the solenoid 40 has a failure, a warning lamp provided at a position where the driver can see is turned on (Step A13), and the solenoid drive circuit 95 is turned on. The drive signal is prohibited from being output to the solenoid 40 (step A12).
Furthermore, when the engine ON / OFF determination circuit 92 determines that the engine is in the OFF state in step A9, output of the drive signal from the solenoid drive circuit 95 to the solenoid 40 is prohibited (step A12).
[0026]
According to the vacuum brake booster described above, when a check valve provided between the intake manifold and the intake manifold has a failure such as a defective seal, vaporized gasoline may enter from the intake manifold. When the engine is turned off, the controller 80 prohibits power supply to the solenoid 40 when the engine ON / OFF determination circuit 92 determines that the engine is in the OFF state. This prevents a spark from flying from the power supply system circuit due to the damage of the power supply system circuit, and thus prevents ignition.
[0027]
In addition, the solenoid test function for detecting a failure of the solenoid 40 by supplying power to the solenoid 40 operates only when the engine ON / OFF determination circuit 92 determines that the engine is in the ON state. When the check valve provided between them has a failure such as a seal failure, the vaporized gasoline may enter from the intake manifold. When the engine is turned off, the controller 80 performs a solenoid test. The function is not actuated, so that it is possible to prevent a spark from flying from the power supply system circuit due to the damage of the power supply system circuit to the built-in solenoid 40 and the like to prevent ignition.
Note that the engine ON / OFF determination can be determined not only based on the power generated by the alternator, but also to be determined to be in the ON state at a predetermined rotation or more by the rotation detected by the tachometer.
[0028]
【The invention's effect】
As described above in detail, according to the vacuum brake booster of the first aspect of the present invention, when a failure such as a seal failure occurs in a check valve provided between the intake manifold and the intake manifold, In a state where the vaporized gasoline may enter or the engine is turned off, the control means prohibits power supply to the solenoid when the ON / OFF determination means determines that the engine is in the OFF state. Therefore, a spark does not fly from the power supply system circuit due to damage to the power supply system circuit to the built-in solenoid, and therefore it is possible to prevent ignition.
[0029]
According to the vacuum brake booster of the second aspect of the present invention, the solenoid test function for detecting a solenoid failure by supplying power to the solenoid is performed when the ON / OFF determination means determines that the engine is in the ON state. Therefore, if the check valve provided between the intake manifold and the intake manifold has a malfunction such as a seal failure, the gasoline that has vaporized may enter from the intake manifold. In the state, the control means does not activate the solenoid test function, and therefore the spark does not fly from the power supply system circuit due to the damage of the power supply system circuit to the built-in solenoid, etc. Can be prevented.
[Brief description of the drawings]
FIG. 1 is a cross-sectional view showing a main part of a booster body according to an embodiment of a vacuum brake booster of the present invention.
FIG. 2 is a block diagram showing a control system of an embodiment of a vacuum brake booster of the present invention.
FIG. 3 is a flowchart showing the control contents of an embodiment of a vacuum brake booster of the present invention.
FIG. 4 is a flowchart showing the control contents of engine ON / OFF determination according to one embodiment of the vacuum brake booster of the present invention.
[Explanation of symbols]
40 Solenoid 80 Controller (control means)
92 Engine ON / OFF determination circuit (ON / OFF determination means)

Claims (2)

エンジンのインテークマニホールドによる吸引で発生される真空圧で出力を助勢するとともに、内蔵されたソレノイドの作動によって出力を調整可能なブースタ本体と、前記ソレノイドへの給電を制御する制御手段とを有する真空式ブレーキブースタにおいて、
前記制御手段は、エンジンのON/OFF状態をオルタネータの発電力またはエンジンの回転数により判定を行うON/OFF判定手段
該ON/OFF判定手段によりエンジンがON状態にあると判定された場合にソレノイドへの給電を可能とし、エンジンがOFF状態にあると判定された場合にソレノイドへの給電を禁止するソレノイド禁止判定手段とを有することを特徴とする真空式ブレーキブースタ。
A vacuum type having a booster body capable of assisting output by vacuum pressure generated by suction by an intake manifold of the engine and capable of adjusting output by operation of a built-in solenoid, and control means for controlling power supply to the solenoid In the brake booster,
The control means includes ON / OFF determination means for determining the ON / OFF state of the engine based on the generated power of the alternator or the engine speed ,
Solenoid prohibition determination means for enabling power supply to the solenoid when the ON / OFF determination means determines that the engine is in the ON state and prohibiting power supply to the solenoid when it is determined that the engine is in the OFF state. And a vacuum brake booster.
前記制御手段は、前記ON/OFF判定手段によりエンジンがON状態にあると判定された場合にのみ作動するソレノイドテスト機能を有し該ソレノイドテスト機能は前記ソレノイドの故障を該ソレノイドへの給電で検出することを特徴とする請求項1記載の真空式ブレーキブースタ。Wherein said control means includes a solenoid test function to operate only when it is determined that the engine is in the ON state by the ON / OFF determination unit, the solenoid test function failure of the solenoid at the feed to the solenoid vacuum brake booster according to claim 1, wherein the detection to Turkey.
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