JP3837734B2

JP3837734B2 - Work holding device

Info

Publication number: JP3837734B2
Application number: JP32542599A
Authority: JP
Inventors: 勲近藤
Original assignee: 三菱マテリアルＰｍｇ株式会社
Priority date: 1999-11-16
Filing date: 1999-11-16
Publication date: 2006-10-25
Anticipated expiration: 2019-11-16
Also published as: JP2001138153A

Description

【０００１】
【発明の属する技術分野】
本発明は、例えば粉末冶金の矯正プレスなどで利用されるワーク保持装置に係わり、特に内周面が異形で外周面にギヤ部を有するヘリカルギヤなどのワークを保持するのに適したワーク保持装置に関する。
【０００２】
【発明が解決しようとする課題】
図６は、粉末冶金により製造されるヘリカルギヤの一例を示している。このヘリカルギヤ１は、その内側に嵌合される軸体の回り止めのために、内周面２が平面部を有して異形状すなわち非円形状になっており、傾斜したギヤ部３を外周面に有している。すなわち、このヘリカルギヤ１は、ほぼ円形状ではあるが異形な形状を有し、かつ外周にギヤ部３からなる傾斜部を有している。
【０００３】
粉末冶金においては、金属を主成分とする原料粉末を粉末成形プレスで圧縮して圧粉体を成形し、この圧粉体を焼結炉で加熱して焼結するが、所定の形状や寸法を得るために、焼結後の焼結体にさらに矯正プレスにより再圧縮である矯正を施すことがある。この矯正では、例えば特開平５−７０８０７号公報に記載されているように、ターンテーブルに焼結体すなわちワークを装填して、ターンテーブルを回転させることによりワークを搬送するようにしている。そして、ターンテーブルの回転に伴い、ワークを矯正プレスのダイ上に搬送してこのダイに装填し、矯正後ワークをターンテーブルに戻して搬出するようにしている。
【０００４】
また、ターンテーブルにおいてほぼ円環状のワークを保持するために、前記特開平５−７０８０７号公報には、図７にも示すように、ターンテーブルに固定された円筒状の治具本体101の内周部に、この治具本体101の径方向へ移動自在に複数のボール102を設け、これらボール102をばね103により治具本体101内へ突出する方向へ付勢することが記載されている。そして、治具本体101内に前記ヘリカルギヤなどのワーク１を入れ、このワーク１を複数のボール102上に載せて保持するものである。ワーク１を矯正プレスに装填する際には、治具本体101内のワーク１が図示していない上パンチにより押し下げられると、ばね103の付勢に抗してボール102がいったん引っ込み、ワーク１がボール102を乗り越えて治具本体101から矯正プレスのダイ内に入る。矯正後には、逆に図示していない下パンチによってワーク１が押し上げられることにより、ばね103の付勢に抗してボール102がいったん引っ込み、ワーク１が治具本体101内でボール102の上側に戻る。
【０００５】
ところが、前記ヘリカルギヤのような異形な形状を有するワーク１の場合、このワーク１が所定の方向に方向付けられていないと、ワーク１を矯正プレスに装填できない。そのため、一般的にはワーク１を矯正プレスに装填する前に、位置決め装置によりワーク１を方向付けする、あるいは方向性を確認することが行われる。この位置決めでは、図７に示すように、ワーク１の異形な内周に嵌合する異形嵌合部106を有する位置決め子107をワーク１の内周に嵌合するとともに、所定角度の位置まで回転させることによりワーク１を所定の方向に方向付ける。
【０００６】
しかし、前記従来の保持装置では、ボール102上にワーク１を載せるようにしていたため、前述のようにワーク１を方向付けるとき、あるいはワーク１を押し下げて矯正プレスに装填するとき、ボール102がワーク１の外周のギヤ部３の谷部に入ると、この谷部に沿ってボール102が移動することによりワーク１が回転しながら下降してしまい、正確な方向付けができない、あるいはワーク１の方向性がずれるという問題があった。
【０００７】
本発明は、このような問題点を解決しようとするもので、外周にヘリカルギヤ部を有するようなワークでも確実に保持できるワーク保持装置を提供することを目的とする。
【０００８】
【課題を解決するための手段】
請求項１の発明のワーク保持装置は、前記目的を達成するために、ワークが内部に挿入される上下方向を軸方向とする筒状部と、この筒状部の内周面に開口した水平な複数の開口溝と、これら開口溝にそれぞれ筒状部の径方向に移動自在に組付けられた支持棒と、この支持棒を開口溝から筒状部内へ突出する方向へ付勢する付勢手段とを備えたものである。
【０００９】
矯正などに際してワーク保持装置によりワークを保持するには、このワークを上から筒状部内に入れる。ワークは、複数の支持棒上に載って支持される。また、例えば矯正プレスなどへの装填のために、筒状部内のワークを押し下げて排出するときには、付勢手段の付勢に抗して支持棒がいったん引っ込むことにより、これら支持棒を乗り越えてワークが筒状部内から排出される。前述のようにワークをボールではなく支持棒により支持するので、ワークが例えばヘリカルギヤで外周面に傾斜部があるような場合でも、筒状部内でワークを下方へ押圧するときにこのワークが回転してしまうようなことはない。
【００１０】
請求項２の発明は、請求項１の発明のワーク保持装置において、支持棒の軸方向への移動を規制する規制部を筒状部と一体的に設けたものである。
【００１１】
この規制部により、支持棒が軸方向に移動することが防止される。
【００１２】
請求項３の発明のワーク保持装置は、ワークが内部に挿入される上下方向を軸方向とする筒状部と、この筒状部における軸対称位置にそれぞれ形成され筒状部の内周面に開口した水平な一対の開口溝と、これら開口溝にそれぞれ筒状部の径方向に移動自在に組付けられた互いに平行な一対の支持棒と、これら支持棒の端部にそれぞれ掛け渡され両支持棒を開口溝から筒状部内へ突出する方向へ付勢するばねと、前記筒状部と一体的に設けられ前記両支持棒の両端面にそれぞれ当接ないし近接対向する規制片とを備えたものである。
【００１３】
矯正などに際してワーク保持装置によりワークを保持するには、このワークを上から筒状部内に入れる。ワークは、一対の支持棒上に載って支持される。また、例えば矯正プレスなどへの装填のために、筒状部内のワークを押し下げて排出するときには、ばねの付勢に抗して支持棒がいったん引っ込むことにより、これら支持棒を乗り越えてワークが筒状部内から排出される。前述のようにワークをボールではなく支持棒により支持するので、ワークが例えばヘリカルギヤで外周面に傾斜部があるような場合でも、筒状部内でワークを下方へ押圧するときにこのワークが回転してしまうようなことはない。また、規制片によって支持棒が軸方向に移動することが防止される。
【００１４】
【発明の実施形態】
以下、本発明のワーク保持装置の一実施例について、図１から図５を参照しながら説明する。本実施例のワーク保持装置は、粉末冶金の矯正に利用されるものである。また、矯正されるワークは、先に説明した図６に示すようなヘリカルギヤ１である。なお、以下の説明においては、ワークにも参照符号１を付す。
【００１５】
図５は、本ワーク保持装置10を利用したターンテーブル11を示している。このターンテーブル11は、図１および図２にも示すように固定台12上に支持され、鉛直な回転軸13を有しているが、この回転軸13を中心とする一円周上に等間隔で並んだ複数の開口部14を有しており、これら開口部14にそれぞれワーク保持装置10が設けられている。矢印Ａで示す方向へ回転するターンテーブル11には、供給位置ａでワーク１が供給される。また、姿勢検知位置ｂでワーク１の方向性が検知され、ワーク１の方向付けが行われる。さらに、矯正位置ｃで矯正プレスによりワーク１の矯正が行われ、排出位置ｄでターンテーブル11からワーク１が搬出されるようになっている。
【００１６】
図２には、矯正プレスの金型の概略が示されている。この金型は、ダイ16と、このダイ16の孔部17内に同軸的に位置するコアロッド18と、これらダイ16およびコアロッド18間に上下摺動自在に嵌合された下パンチ19と、ダイ16およびコアロッド18間に挿脱自在にかつ上下摺動自在に嵌合される上パンチ20とを備えている。前記ダイ16はワーク１の外周面を形成するものである。また、前記下パンチ19および上パンチ20はワーク１の端面を形成するものである。さらに、前記コアロッド18はワーク１の内周面２を形成するものである。ワーク１はヘリカルのギヤ部３を外周に有しているとともに、内周が異形になっているため、例えば上パンチ20およびコアロッド18は回転自在になっている。
【００１７】
つぎに、図３及び図４によりワーク保持装置10の構成を説明する。21は保持装置本体で、この保持装置本体21は上下方向を軸方向とするほぼ円筒形状の筒状部22を有している。この筒状部22は内径がワーク１の外径よりも若干大きくなっており、このワーク１が内部に同軸的に挿入されるものである。また、筒状部22の外周下部および上部には下フランジ部23および上フランジ部24がそれぞれ形成されている。また、両フランジ部23，24間に位置して筒状部22には、その中心軸を挟む軸対称位置に水平な直線状の開口溝25がそれぞれ形成されている。これら開口溝25は互いに平行になっているが、筒状部22の外周面に開口しており、さらに筒状部22の内周面にも一部開口している。そして、両開口溝25には直線丸棒状の支持棒26が筒状部22の径方向に摺動自在にそれぞれ挿通されている。すなわち両支持棒26は互いに平行になっているとともに、互いに接近および離反する方向に移動するものであり、筒状部22の中心軸に最も近付いた状態では筒状部22の内周面から突出するようになっている。また、前記下フランジ部23上には、支持棒26の各端面にそれぞれ当接ないし近接対向する規制部としての規制片27が垂直に立設されている。下フランジ部23に固定されたこれら規制片27により、両支持棒26の軸方向への移動が規制されている。さらに、筒状部22の外周面における両開口溝25間の位置にはばね受け28が突設されており、これらばね受け28と両支持棒26の端部との間に付勢手段としてのばね29がそれぞれ掛け渡されている。これにより、両支持棒26は開口溝25から筒状部22内へ突出する方向へ付勢されている。
【００１８】
つぎに、前記の構成についてその作用を説明する。矯正に際して、ヘリカルギヤであるワーク１は、図５に示すターンテーブル11の供給位置ａにおいてワーク保持装置10の筒状部22内に上から挿入される。そして、ばね29の付勢により筒状部22内へ突出している両支持棒26上に載って保持される。このとき、ワーク１の下端は図１で示すようにターンテーブル11の下面よりも若干上方に位置している。
【００１９】
ターンテーブル11の回転に伴ってワーク1が搬送されていくが、ワーク１が姿勢検知位置ｂに達すると、前記図７に示すような位置決め子107が下降するとともに回転し、その異形嵌合部106がワーク1の内周面２に嵌合するとともに所定の回転位置まで回転することにより、内周が異形状になったワーク1が所定の方向に方向付けられる。
【００２０】
その後、図２に示すように、ターンテーブル11の回転によりワーク１が矯正位置ｃつまり矯正プレスに達すると、上パンチ20が下降してワーク保持装置10内のワーク１を押し下げる。このとき、図２に矢印Ｂで示すようにばね29の付勢に抗して両支持棒26が互いに離反する方向へ引っ込むことにより、ワーク１が支持棒26を乗り越えてワーク保持装置10から下方へ排出され、ダイ16の孔部17内に装填される。そして、上パンチ20の押圧によりダイ16とコアロッド18との間でワーク１が矯正された後、上パンチ20が上昇するとともに、上昇する下パンチ19によりワーク１が押し上げられる。このとき、ワーク１により押圧されて両支持棒26が互いに離反する方向へ引っ込むことにより、ワーク１が支持棒26を乗り越えてワーク保持装置10の筒状部22内に戻る。そして、ワーク１は、再び両支持棒26上に載って支持された状態になる。
【００２１】
これにより、ワーク１は、再びターンテーブル11の回転に伴って搬送され、排出位置ｄでターンテーブル11から排出される。
【００２２】
前記実施例の構成によれば、ボールではなく支持棒26によりワーク１を支持するようにしたので、このワーク１が傾斜したギヤ部３を外周に有するヘリカルギヤであるにもかかわらず、支持棒26上のワーク１に押し下げ圧力が加わる位置決め子107による方向付けや矯正プレスへの装填時などにおいても、支持棒26がギヤ部３の谷部間に入ってワーク１が異状回転してしまうことはない。したがって、ワーク１の方向性が正しく保持され、このワーク１を矯正プレスに装填するときに支障が生じるようなことがない。
【００２３】
また、特に位置決め子107による方向付け時にはワーク１が回転することにより、支持棒26にその軸方向への力が加わるが、支持棒26の両端外方に位置する規制片27を保持装置本体21に設けたことにより、支持棒26が軸方向に遊動することを防止できる。したがって、支持棒26によるワーク１の支持もより確実なものとできる。
【００２４】
さらに、ボール26ではなく支持棒26によりワーク１を支持するようにしたので、支持棒26が２本のみでも、安定性を確保しつつワーク１を支持できる。特に、実施例のワーク１は、矯正によって軸方向すなわち上下方向の寸法が延び、矯正後には支持棒26上に支持された状態でワーク１の下端がターンテーブル11の下面とほぼ同高になるので、ワーク１を確実に保持できることは重要である。
【００２５】
なお、本発明は、前記実施例に限定されるものではなく、種々の変形実施が可能である。例えば、前記実施例のワーク保持装置では、支持棒26を２本にしたが、支持棒を３本以上設けてもよい。また、本発明は、ヘリカルギヤ以外にも、外周に傾斜部を有する適宜のワークに対して効果的である。さらに、ワークの内周の形状も前記実施例のような形状に限るものではなく、内周が星型など、異形状になっているワークすなわち方向付けが必要な適宜のワークに対して、本発明は適用可能である。
【００２６】
【発明の効果】
請求項１の発明のワーク保持装置によれば、ワークが内部に挿入される上下方向を軸方向とする筒状部と、この筒状部の内周面に開口した水平な複数の開口溝と、これら開口溝にそれぞれ筒状部の径方向に移動自在に組付けられた支持棒と、この支持棒を開口溝から筒状部内へ突出する方向へ付勢する付勢手段とを備えたことにより、ワークを確実に保持でき、筒状部内でワークを下方へ押圧するときに、このワークが回転してしまう不都合を防止できる。
【００２７】
請求項２の発明のワーク保持装置によれば、請求項１の発明の効果に加えて、支持棒の軸方向への移動を規制する規制部を筒状部と一体的に設けたので、支持棒が軸方向に移動することによるワークの不都合な回転を防ぎ、ワークの方向性をより確実なものとすることができる。
【００２８】
請求項３の発明のワーク保持装置によれば、ワークが内部に挿入される上下方向を軸方向とする筒状部と、この筒状部における軸対称位置にそれぞれ形成され筒状部の内周面に開口した水平な一対の開口溝と、これら開口溝にそれぞれ筒状部の径方向に移動自在に組付けられた互いに平行な一対の支持棒と、これら支持棒の端部にそれぞれ掛け渡され両支持棒を開口溝から筒状部内へ突出する方向へ付勢するばねと、前記筒状部と一体的に設けられ前記両支持棒の両端面にそれぞれ当接ないし近接対向する規制片とを備えたことにより、ワークを確実に保持でき、筒状部内でワークを下方へ押圧するときに、このワークが回転してしまう不都合を防止できるとともに、支持棒が軸方向に移動することにより生じる方向性の不具合も確実に防止できる。
【図面の簡単な説明】
【図１】本発明のワーク保持装置の一実施例を示す縦断面図である。
【図２】同上ワーク保持装置の矯正プレスに位置した状態の縦断面図である。
【図３】同上ワーク保持装置の水平断面図である。
【図４】同上ワーク保持装置の斜視図である。
【図５】同上ワーク保持装置を装着したターンテーブルの概略平面図である。
【図６】ワークの一例を示す斜視図である。
【図７】従来のワーク保持装置の一例を示す斜視図である。
【符号の説明】
１ヘリカルギヤ（ワーク）
10 ワーク保持装置
22 筒状部
25 開口溝
26 支持棒
27 規制片（規制部）
29 ばね（付勢手段）[0001]
BACKGROUND OF THE INVENTION
The present invention relates to a work holding device used in, for example, a powder metallurgical correction press, and more particularly to a work holding device suitable for holding a work such as a helical gear having a deformed inner peripheral surface and a gear portion on the outer peripheral surface. .
[0002]
[Problems to be solved by the invention]
FIG. 6 shows an example of a helical gear manufactured by powder metallurgy. The helical gear 1 has an inner peripheral surface 2 having a flat surface and a different shape, that is, a non-circular shape so as to prevent the shaft body fitted inside thereof from rotating. Have on the surface. That is, the helical gear 1 has a substantially circular shape but an irregular shape, and has an inclined portion formed of the gear portion 3 on the outer periphery.
[0003]
In powder metallurgy, raw powder containing metal as a main component is compressed by a powder molding press to form a green compact, and this green compact is heated and sintered in a sintering furnace. In order to obtain the above, the sintered body after sintering may be further subjected to correction which is recompression by a correction press. In this correction, for example, as described in Japanese Patent Application Laid-Open No. 5-70807, a sintered body, that is, a workpiece is loaded on the turntable, and the turntable is rotated to convey the workpiece. Then, as the turntable rotates, the work is conveyed onto a die of a correction press and loaded on the die, and the post-correction work is returned to the turntable and carried out.
[0004]
Further, in order to hold a substantially annular workpiece on the turntable, the above-mentioned Japanese Patent Application Laid-Open No. 5-70807 discloses an inner portion of a cylindrical jig body 101 fixed to the turntable as shown in FIG. It is described that a plurality of balls 102 are provided on the peripheral portion so as to be movable in the radial direction of the jig main body 101, and these balls 102 are urged by a spring 103 in a direction protruding into the jig main body 101. Then, the workpiece 1 such as the helical gear is placed in the jig main body 101, and the workpiece 1 is placed on and held on a plurality of balls 102. When the workpiece 1 is loaded into the correction press, when the workpiece 1 in the jig body 101 is pushed down by an upper punch (not shown), the ball 102 is temporarily retracted against the bias of the spring 103, and the workpiece 1 is Over the ball 102, the jig body 101 enters the die of the correction press. After correction, the workpiece 1 is pushed up by a lower punch (not shown), so that the ball 102 is temporarily retracted against the bias of the spring 103, and the workpiece 1 is moved above the ball 102 in the jig body 101. Return.
[0005]
However, in the case of the workpiece 1 having an irregular shape such as the helical gear, the workpiece 1 cannot be loaded into the correction press unless the workpiece 1 is oriented in a predetermined direction. Therefore, in general, the workpiece 1 is directed by the positioning device or the directionality is confirmed before the workpiece 1 is loaded into the correction press. In this positioning, as shown in FIG. 7, a positioner 107 having a deformed fitting portion 106 that fits into the irregular inner periphery of the workpiece 1 is fitted into the inner periphery of the workpiece 1 and rotated to a predetermined angle position. By doing so, the work 1 is oriented in a predetermined direction.
[0006]
However, in the conventional holding device, since the workpiece 1 is placed on the ball 102, when the workpiece 1 is oriented as described above, or when the workpiece 1 is pushed down and loaded into the correction press, the ball 102 is moved to the workpiece 102. When the ball 102 moves along the valley portion of the outer peripheral gear portion 3, the workpiece 1 descends while rotating, and the orientation of the workpiece 1 is not possible. There was a problem that the sex was off.
[0007]
The present invention is intended to solve such problems, and an object of the present invention is to provide a workpiece holding device that can reliably hold a workpiece having a helical gear portion on the outer periphery.
[0008]
[Means for Solving the Problems]
In order to achieve the above object, a workpiece holding device according to a first aspect of the present invention is a cylindrical portion whose axial direction is the vertical direction in which a workpiece is inserted, and a horizontal opening that is open on the inner peripheral surface of the cylindrical portion. A plurality of opening grooves, a support rod assembled to each of these opening grooves so as to be movable in the radial direction of the cylindrical portion, and a biasing force for biasing the support rod in a direction protruding from the opening groove into the cylindrical portion. Means.
[0009]
In order to hold the workpiece by the workpiece holding device during correction or the like, the workpiece is put into the cylindrical portion from above. The workpiece is supported on a plurality of support bars. For example, when the workpiece in the cylindrical portion is pushed down and discharged for loading into a correction press or the like, the support rod is temporarily retracted against the urging force of the urging means, so that the workpiece is moved over the support rod. Is discharged from the cylindrical portion. As described above, the work is supported by the support rod instead of the ball. Therefore, even when the work is a helical gear and the outer peripheral surface has an inclined part, the work rotates when the work is pressed downward in the cylindrical part. There is no such thing.
[0010]
According to a second aspect of the present invention, in the work holding device according to the first aspect of the present invention, a restricting portion for restricting the movement of the support rod in the axial direction is provided integrally with the cylindrical portion.
[0011]
This restricting portion prevents the support bar from moving in the axial direction.
[0012]
According to a third aspect of the present invention, there is provided a work holding device having a cylindrical portion whose axial direction is the vertical direction in which the work is inserted, and an axially symmetric position in the cylindrical portion. A pair of open horizontal opening grooves, a pair of support rods that are assembled in the opening grooves so as to be movable in the radial direction of the cylindrical portion, and a pair of support rods that are parallel to each other. A spring for urging the support rod in a direction protruding from the opening groove into the tubular portion; and a regulating piece provided integrally with the tubular portion and abutting on or in close proximity to both end faces of the both support rods. It is a thing.
[0013]
In order to hold the workpiece by the workpiece holding device during correction or the like, the workpiece is put into the cylindrical portion from above. The workpiece is supported on a pair of support bars. For example, when the workpiece in the cylindrical portion is pushed down and discharged for loading into a straightening press or the like, the support rod is temporarily retracted against the bias of the spring, so that the workpiece gets over the support rod and the cylinder is It is discharged from the inside of the part. As described above, the work is supported by the support rod instead of the ball. Therefore, even when the work is a helical gear and the outer peripheral surface has an inclined part, the work rotates when the work is pressed downward in the cylindrical part. There is no such thing. Further, the support bar is prevented from moving in the axial direction by the restricting piece.
[0014]
DETAILED DESCRIPTION OF THE INVENTION
Hereinafter, an embodiment of a work holding device of the present invention will be described with reference to FIGS. The workpiece holding device of this embodiment is used for correcting powder metallurgy. The workpiece to be corrected is the helical gear 1 as shown in FIG. 6 described above. In the following description, reference numeral 1 is also given to the workpiece.
[0015]
FIG. 5 shows a turntable 11 using the work holding device 10. The turntable 11 is supported on a fixed base 12 as shown in FIGS. 1 and 2 and has a vertical rotation shaft 13. The turntable 11 is arranged on a circle around the rotation shaft 13. A plurality of openings 14 arranged at intervals are provided, and a work holding device 10 is provided in each of the openings 14. The workpiece 1 is supplied to the turntable 11 that rotates in the direction indicated by the arrow A at the supply position a. Further, the orientation of the work 1 is detected at the posture detection position b, and the work 1 is oriented. Further, the workpiece 1 is corrected by the correction press at the correction position c, and the workpiece 1 is unloaded from the turntable 11 at the discharge position d.
[0016]
FIG. 2 shows an outline of a correction press mold. The mold includes a die 16, a core rod 18 coaxially positioned in the hole 17 of the die 16, a lower punch 19 fitted between the die 16 and the core rod 18 so as to be vertically slidable, An upper punch 20 is provided between 16 and the core rod 18 so as to be detachably inserted and slidable in the vertical direction. The die 16 forms the outer peripheral surface of the workpiece 1. The lower punch 19 and the upper punch 20 form the end face of the workpiece 1. Further, the core rod 18 forms the inner peripheral surface 2 of the workpiece 1. Since the work 1 has a helical gear portion 3 on the outer periphery, and the inner periphery has an irregular shape, for example, the upper punch 20 and the core rod 18 are rotatable.
[0017]
Next, the configuration of the work holding device 10 will be described with reference to FIGS. Reference numeral 21 denotes a holding device main body, and the holding device main body 21 has a substantially cylindrical tubular portion 22 whose axial direction is the vertical direction. The cylindrical portion 22 has an inner diameter slightly larger than the outer diameter of the work 1, and the work 1 is inserted coaxially therein. Further, a lower flange portion 23 and an upper flange portion 24 are formed on the lower and upper portions of the outer periphery of the cylindrical portion 22, respectively. Further, a horizontal linear opening groove 25 is formed in the cylindrical portion 22 located between the flange portions 23 and 24 at an axially symmetric position across the central axis. Although these opening grooves 25 are parallel to each other, they are opened on the outer peripheral surface of the cylindrical portion 22 and are also partially opened on the inner peripheral surface of the cylindrical portion 22. A linear round bar-like support bar 26 is inserted into both the opening grooves 25 so as to be slidable in the radial direction of the cylindrical part 22. That is, both the support rods 26 are parallel to each other and move in directions toward and away from each other, and project from the inner peripheral surface of the cylindrical portion 22 in the state closest to the central axis of the cylindrical portion 22. It is supposed to be. In addition, on the lower flange portion 23, a restriction piece 27 as a restriction portion that abuts or faces each end face of the support rod 26 is vertically erected. The restriction pieces 27 fixed to the lower flange portion 23 restrict the movement of both support rods 26 in the axial direction. Further, spring receivers 28 are projected at positions between the two open grooves 25 on the outer peripheral surface of the cylindrical portion 22, and between these spring receivers 28 and the end portions of the both support rods 26 as urging means. Each of the springs 29 is spanned. As a result, both the support rods 26 are urged in a direction protruding from the opening groove 25 into the cylindrical portion 22.
[0018]
Next, the operation of the above configuration will be described. During correction, the workpiece 1 as a helical gear is inserted from above into the cylindrical portion 22 of the workpiece holding device 10 at the supply position a of the turntable 11 shown in FIG. Then, it is placed and held on both support rods 26 protruding into the cylindrical portion 22 by the bias of the spring 29. At this time, the lower end of the workpiece 1 is located slightly above the lower surface of the turntable 11 as shown in FIG.
[0019]
The work 1 is conveyed along with the rotation of the turntable 11. When the work 1 reaches the posture detection position b, the positioner 107 as shown in FIG. 106 is fitted to the inner peripheral surface 2 of the workpiece 1 and rotated to a predetermined rotational position, whereby the workpiece 1 having an irregular inner periphery is oriented in a predetermined direction.
[0020]
Thereafter, as shown in FIG. 2, when the work 1 reaches the correction position c, that is, the correction press by the rotation of the turntable 11, the upper punch 20 is lowered to push down the work 1 in the work holding device 10. At this time, as shown by an arrow B in FIG. 2, the support rods 26 are retracted in directions away from each other against the bias of the spring 29, so that the workpiece 1 gets over the support rods 26 and moves downward from the workpiece holding device 10. And is loaded into the hole 17 of the die 16. Then, after the workpiece 1 is corrected between the die 16 and the core rod 18 by pressing the upper punch 20, the upper punch 20 rises and the workpiece 1 is pushed up by the rising lower punch 19. At this time, the work 1 is pushed by the work 1 and retracts in the direction in which both support bars 26 are separated from each other, so that the work 1 gets over the support bar 26 and returns into the cylindrical portion 22 of the work holding device 10. Then, the workpiece 1 is again placed on and supported by the support rods 26.
[0021]
Thereby, the work 1 is conveyed again with the rotation of the turntable 11, and is discharged from the turntable 11 at the discharge position d.
[0022]
According to the configuration of the above embodiment, since the work 1 is supported by the support rod 26 instead of the ball, the work rod 1 is a helical gear having an inclined gear portion 3 on the outer periphery, but the support rod 26 The support rod 26 enters between the valleys of the gear portion 3 even when it is oriented by the positioner 107 to which a pressing pressure is applied to the upper workpiece 1 or loaded into a correction press, and the workpiece 1 rotates abnormally. Absent. Therefore, the directionality of the workpiece 1 is correctly maintained, and there is no trouble when the workpiece 1 is loaded on the correction press.
[0023]
Further, when the workpiece 1 is oriented by the positioning element 107, a force in the axial direction is applied to the support rod 26 by the rotation of the work 1; The support rod 26 can be prevented from floating in the axial direction. Therefore, the work 1 can be supported more reliably by the support rod 26.
[0024]
Furthermore, since the workpiece 1 is supported by the support rod 26 instead of the ball 26, the workpiece 1 can be supported while ensuring stability even with only two support rods 26. In particular, the workpiece 1 of the embodiment extends in the axial direction, that is, in the vertical direction by correction, and after correction, the lower end of the workpiece 1 is substantially level with the lower surface of the turntable 11 while being supported on the support rod 26. Therefore, it is important that the workpiece 1 can be securely held.
[0025]
In addition, this invention is not limited to the said Example, Various deformation | transformation implementation is possible. For example, in the work holding apparatus of the above embodiment, the two support bars 26 are provided, but three or more support bars may be provided. In addition to the helical gear, the present invention is effective for an appropriate work having an inclined portion on the outer periphery. Further, the shape of the inner periphery of the workpiece is not limited to the shape as in the above-described embodiment, and the present embodiment is suitable for a workpiece having an irregular inner shape such as a star shape, that is, an appropriate workpiece requiring orientation. The invention is applicable.
[0026]
【The invention's effect】
According to the work holding device of the first aspect of the present invention, the cylindrical portion whose axial direction is the vertical direction into which the work is inserted, and a plurality of horizontal opening grooves opened on the inner peripheral surface of the cylindrical portion, And a support rod that is assembled to each of the opening grooves so as to be movable in the radial direction of the cylindrical portion, and a biasing means that biases the support rod in a direction protruding from the opening groove into the cylindrical portion. Thus, the work can be securely held, and the inconvenience of rotating the work when the work is pressed downward in the cylindrical portion can be prevented.
[0027]
According to the work holding device of the second aspect of the invention, in addition to the effect of the first aspect of the invention, since the restricting portion for restricting the movement of the support bar in the axial direction is provided integrally with the cylindrical portion, Inconvenient rotation of the workpiece due to the movement of the rod in the axial direction can be prevented, and the directionality of the workpiece can be made more reliable.
[0028]
According to the workpiece holding device of the third aspect of the present invention, the cylindrical portion having the axial direction as the vertical direction in which the workpiece is inserted, and the inner circumference of the cylindrical portion formed at the axially symmetric position in the cylindrical portion. A pair of horizontal opening grooves open to the surface, a pair of parallel support rods assembled in the opening grooves so as to be movable in the radial direction of the cylindrical portion, and spanning the end portions of the support rods, respectively. A spring that urges both the support rods in the direction of projecting from the opening groove into the cylindrical portion, and a regulating piece that is provided integrally with the cylindrical portion and that abuts or faces each end face of the both support rods. The workpiece can be securely held, and when the workpiece is pressed downward in the cylindrical portion, the disadvantage that the workpiece rotates can be prevented, and the support rod moves in the axial direction. Reliable prevention of directionality problems Kill.
[Brief description of the drawings]
FIG. 1 is a longitudinal sectional view showing an embodiment of a work holding device of the present invention.
FIG. 2 is a longitudinal sectional view showing a state of the workpiece holding device positioned on a correction press.
FIG. 3 is a horizontal sectional view of the work holding device.
FIG. 4 is a perspective view of the work holding device.
FIG. 5 is a schematic plan view of a turntable on which the work holding device is mounted.
FIG. 6 is a perspective view showing an example of a workpiece.
FIG. 7 is a perspective view showing an example of a conventional workpiece holding device.
[Explanation of symbols]
1 Helical gear (work)
10 Work holding device
22 Tube
25 Opening groove
26 Support rod
27 Restriction piece (Regulation Department)
29 Spring (biasing means)

Claims

A cylindrical portion with the vertical direction in which the workpiece is inserted as an axial direction, a plurality of horizontal opening grooves opened on the inner peripheral surface of the cylindrical portion, and a radial direction of the cylindrical portion in each of the opening grooves A work holding device comprising: a support bar assembled in a movable manner; and a biasing means for biasing the support bar in a direction protruding from the opening groove into the cylindrical portion.

The work holding apparatus according to claim 1, wherein a restriction portion for restricting movement of the support rod in the axial direction is provided integrally with the cylindrical portion.

A cylindrical portion with the vertical direction in which the workpiece is inserted as an axial direction, a pair of horizontal opening grooves formed at axially symmetrical positions in the cylindrical portion and opened on the inner peripheral surface of the cylindrical portion, and A pair of parallel support rods each assembled in the opening groove so as to be movable in the radial direction of the cylindrical portion, and spanned on the end portions of these support rods, the both support rods project from the opening groove into the cylindrical portion. A work holding device, comprising: a spring urging in a moving direction; and a restricting piece provided integrally with the cylindrical portion and abutting or in close proximity to both end faces of the support rods.