JP3834864B2

JP3834864B2 - Manufacturing method of metal parts of wiper blade

Info

Publication number: JP3834864B2
Application number: JP10561896A
Authority: JP
Inventors: 修二毛呂; 博義松尾; 君雄新井
Original assignee: Ichikoh Industries Ltd
Current assignee: Ichikoh Industries Ltd
Priority date: 1996-04-25
Filing date: 1996-04-25
Publication date: 2006-10-18
Anticipated expiration: 2016-04-25
Also published as: JPH09285834A

Description

【０００１】
【発明の属する技術分野】
本発明は、リベットが挿通される透孔と他の部品がスライド可能に保持される係合爪とを有するワイパーブレードの金属部品、例えばヨークやセカンダリーレバー等の製造方法に係り、特に、透孔の内周面及び係合爪の表面にメッキ又は塗装を施すことができ、しかも耐食性の向上が図られるワイパーブレードの金属部品の製造方法に関するものである。
【０００２】
【従来の技術】
以下、ワイパーブレードについて図８を参照して説明する。この例は自動車のフロントウインドガラス用のワイパーブレードについて説明する。
図８において、２はガラス面（図示せず、このガラス面は払拭面としての自動車のフロントウインドガラスであって３次曲面をなす）を払拭するブレードラバーであって、ゴム製からなる。このブレードラバー２はバーティブラ（図示せず）に保持されている。なお、このバーティブラは必ずしも使用しなくても良い。
【０００３】
図８において、４はプライマリーレバーである。このプライマリーレバー４は、例えば薄い鋼板を折り曲げて、上面板部と、左右両側面板部と、からなる。このプライマリーレバー４の上面板部のほぼ中央部分に開口部４０を設けると共に、このプライマリーレバー４の開口部に４０にクリップ体４４をセットし、かつこのクリップ体４４をプライマリーレバー４の開口部４０に対応する左右両側面板部に前記ガラス面とほぼ平行なリベット４３により回動可能に取り付ける。
【０００４】
図８において、５はセカンダリーレバーである。このセカンダリーレバー５は、例えば薄い鋼板を折り曲げて、上面板部と、左右両側面板部と、からなる。このセカンダリーレバー５の一端部（前記プライマリーレバー４に取り付けた際に外側となる端部）に係合爪５０を設ける。また、このセカンダリーレバー５の他端部（前記プライマリーレバー４に取り付けた際に内側となる端部）及び中央部にリベット挿通用の透孔（図示せず）を設ける。この２本のセカンダリーレバー５の中央部を前記プライマリーレバー４の両端に前記ガラス面とほぼ平行なリベット５１によりそれぞれ回動可能に取り付ける。
【０００５】
図８において、６はヨークである。このヨーク６は、例えば薄い鋼板を折り曲げて、上面板部と、左右両側面板部と、からなる。このヨーク６の両端部の左右両側面板部の先端を内側にほぼ直角に折り曲げて係合爪６０をそれぞれ形成する。このヨーク６の中央部にリベット挿通用の透孔（図示せず）を設ける。この２本のヨーク６の中央部を前記２本のセカンダリーレバー５の他端部に前記ガラス面とほぼ平行なリベット６１によりそれぞれ回動可能に取り付ける。
【０００６】
前記セカンダリーレバー５の外側の端部の係合爪５０及び前記ヨーク６の両端の係合爪６０を前記ブレードラバー２にそれぞれ係合させる。
このように、セカンダリーレバー５の２個の係合爪５０及びヨーク６の４個の係合爪６０、すなわち計６個の係合爪５０及び６０によりブレードラバー２を支持するワイパー装置を６点支持式と称する。
前記ブレードラバー２及びプライマリーレバー４及びセカンダリーレバー５及びヨーク６がワイパーブレードを構成する。
前記ワイパーブレードのプライマリーレバー４のクリップ体４４にワイパーアーム（図示せず）の先端を着脱可能に取り付ける。
かくして、ワイパー装置のワイパーモータを駆動させることにより、ワイパーブレードが、図１中の矢印方向に、高速往復運動、低速往復運動、間欠往復運動、を行なって、ブレードラバー２でガラス面上を払拭する。
【０００７】
そして、上述のワイパーブレードの構成部品において、鉄やステンレス鋼等の材質から構成されているヨーク６、セカンダリーレバー５、プライマリーレバー４等の金属部品の場合、耐食性が要求されている。この耐食性を向上させる手段としては、メッキ（電気メッキ）又は塗装等がある。このメッキ又は塗装を施す場合、金属部品であるプライマリーレバー４、セカンダリーレバー５、ヨーク６の素地の露出を極力少なくする必要がある。
また、ワイパーブレードにおいては、複雑な曲面をなす払拭面を確実に払拭するために、各部品間の回動及びスライドがスムーズに行われる必要がある。
【０００８】
以下、この種のワイパーブレードの金属部品の製造方法について説明する。
まず、リベットが挿通される透孔と他の部品がスライド可能に保持される係合爪とを有する金属部品を例えば自動プレス機等によりプレス加工する。
次に、プレス加工された金属部品の透孔に治具を通したり、又は金属部品の係合爪に治具を係合させたりする。
続いて、治具に保持された金属部品の表面にメッキや塗装を施す。
そして、金属部品を治具から取り外すことにより、ワイパーブレードの金属部品が製造される。
【０００９】
【発明が解決しようとする課題】
ところが、従来のワイパーブレードの金属部品の製造方法は、金属部品の透孔に治具を通したり又は金属部品の係合爪に治具を係合させたりして、金属部品を治具に保持された状態で、この金属部品の表面にメッキや塗装を施すものである。このために、金属部品の透孔の内周面又は金属部品の係合爪の表面のうち治具が保持された部分及び治具の近傍の部分には、メッキ又は塗装が施され難く、金属部品の素地の露出面が大であり、耐食性の向上において課題を残す。
また、金属部品の透孔の内周面又は金属部品の係合爪の表面のうちメッキ又は塗装が施されていない部分（金属部品の素地の露出面）が生じるため、各部品間のスムーズな回動又はスライドにおいても課題を残す。しかも、金属部品の透孔の内周面又は金属部品の係合爪の表面のうちメッキ又は塗装が施されていない部分は腐食し易く、腐食すると、各部品間のスムーズな回動又はスライドが得られ難い。
【００１０】
本発明の目的は、透孔の内周面及び係合爪の表面にメッキ又は塗装を施すことができ、しかも耐食性の向上が図られるワイパーブレードの金属部品の製造方法を提供することにある。
【００１１】
【課題を解決するための手段】
本発明は、上記の目的を達成するために、
リベットが挿通される透孔と他の部品がスライド可能に保持される係合爪とを有する金属部品と、前記金属部品のうち前記透孔の内周面及び前記係合爪の表面以外の端面において連結部を介して一体に連結された繋ぎ部と、をプレス加工する工程と、
前記繋ぎ部において保持して前記金属部品にメッキ又は塗装を施す工程と、
前記金属部品をこの金属部品の前記端面と前記連結部との間において切り離す工程と、
を備えたことを特徴とする。
【００１２】
この結果、本発明のワイパーブレードの金属部品の製造方法は、金属部品と連結部を介して一体に連結された繋ぎ部において保持した状態でメッキ又は塗装を施し、その後金属部品と連結部との間において切り離してなるものであるから、金属部品のうちメッキ又は塗装が施されていない素地の露出面は、連結部との接続端面のみであって従来の製造方法と比較して小であり、その分耐食性の向上を図れる。
また、本発明のワイパーブレードの金属部品の製造方法は、透孔の内周面及び係合爪の表面にメッキ又は塗装を施すことができるので、部品間のスムーズな回動又はスライドが得られる。しかも、このメッキ又は塗装が施されている透孔の内周面及び係合爪の表面は腐食しないので、各部品間のスムーズな回動又はスライドが永く得られる。
【００１３】
【発明の実施の形態】
以下、本発明のワイパーブレードの金属部品の製造方法の一実施の形態を添付図面を参照して説明する。この例は自動車のフロントウインドガラス用のワイパーブレードのうちのヨークについて説明する。図中、図８と同符号は同一のものを示す。
【００１４】
図１は本発明のワイパーブレードの金属部品の製造方法により製造されたヨーク６の斜視図である。このヨーク６の中央部にはリベット６１が挿通するための透孔６２が設けられており、かつこのヨーク６の両端には係合爪６０がそれぞれ設けられている。
【００１５】
以下、上述のヨーク６の製造方法について説明する。
まず、４本のヨーク６と、このヨーク６のうち透孔６２の内周面及び係合爪６０の表面以外の端面、この例ではヨーク６の両端部の上面板部の端面６３において連結部７を介して一体に連結された２本の繋ぎ部８と、をプレス加工する。
【００１６】
このとき、上述の連結部７は、図６及び図７に示すように、断面Ｖ字形状をなし、この連結部７の断面Ｖ字形状の谷部７０の端面が上述のヨーク６の端面６３に一体に接続されており、後述するメッキ又は塗装工程において、ヨーク６と連結部７との連結状態が確保されるのに充分な剛性を有する。
【００１７】
また、上述の繋ぎ部８は、図３乃至図６に示すように、細長い板形状をなす。この繋ぎ部８にはプレス加工の透孔８０が開けられている。
【００１８】
次に、治具を繋ぎ部８の透孔８０中に通して、上述のプレス加工品（連結部７を介して４本のヨーク６と２本の繋ぎ部８とが一体にプレス加工されたもの）を繋ぎ部８において保持する。この状態で、上述のプレス加工品、特にヨーク６メッキ又は塗装を施す。
【００１９】
このとき、ヨーク６と連結部７を介して一体に連結された繋ぎ部８において保持した状態でメッキ又は塗装を施すので、ヨーク６の透孔６２の内周面及び係合爪６０の表面にメッキ又は塗装を施すことができる。
【００２０】
それから、ヨーク６をこのヨーク６の端面６３と連結部７の谷部７０との間において切り離す。
【００２１】
このとき、ヨーク６と連結部７との接続面は、図６に示すように、ヨーク６の端面６３に接続する連結部７の谷部７０（図６中においてハッチングを施した部分）のみであるから、小である。この結果、ヨーク６のうちメッキ又は塗装が施されていない素地の露出面６４は、図２に示すように、上述の小の連結部７の谷部７０との接続端面のみであって従来の製造方法と比較して小であり、その分耐食性の向上を図れる。
【００２２】
また、ヨーク６と連結部７との接続面が小であるから、ヨーク６と連結部７との切り離しが容易である。しかも、連結部７が断面Ｖ字形状をなすので、ヨーク６と連結部７との連結状態が確保されるのに充分な剛性を有し、メッキ又は塗装工程において、ヨーク６と連結部７とが不用意に離れるような虞が無い。
【００２３】
このように、本発明のワイパーブレードの金属部品の製造方法は、ヨーク６と連結部７を介して一体に連結された繋ぎ部８において保持した状態でメッキ又は塗装を施し、その後ヨーク６と連結部７との間において切り離してなるものであるから、ヨーク６のうちメッキ又は塗装が施されていない素地の露出面は、連結部７の谷部７０との接続端面のみであって従来の製造方法と比較して小であり、その分耐食性の向上を図れる。
【００２４】
また、本発明のワイパーブレードの金属部品の製造方法は、ヨーク６の透孔６２の全内周面及び係合爪６０の全表面にメッキ又は塗装を均一に施すことができるので、部品間のスムーズな回動又はスライドが得られる。しかも、このメッキ又は塗装が施されているヨーク６の透孔６２の内周面及び係合爪６０の表面は腐食しないので、各部品間のスムーズな回動又はスライドが永く得られる。
【００２５】
なお、上述の実施の形態において、金属部品としてヨーク６について説明したが、本発明のワイパーブレードの金属部品の製造方法は、その他の金属部品、例えばセカンダリーレバー５やプライマリーレバー４等にも適用できる。
【００２６】
また、ヨーク６及び繋ぎ部８の本数、ヨーク６と連結部７との連結箇所、連結部７の断面形状等は、上述の実施の形態にのみ限定されない。
【００２７】
【発明の効果】
以上から明らかなように、本発明のワイパーブレードの金属部品の製造方法は、透孔の内周面及び係合爪の表面にメッキ又は塗装を施すことができ、しかも耐食性の向上が図られる。
【図面の簡単な説明】
【図１】本発明のワイパーブレードの金属部品の製造方法の一実施の形態を示し、本発明の製造方法により製造された金属部品としてのヨークの斜視図である。
【図２】図１におけるＩＩ部の拡大斜視図である。
【図３】プレス加工後の連結部を介して一体に連結された金属部品と繋ぎ部との平面図である。
【図４】図３におけるＩＶ部の斜視図である。
【図５】図４におけるＶ部の拡大斜視図である。
【図６】図５におけるＶＩ−ＶＩ線断面図である。
【図７】金属部品と連結部との拡大斜視図である。
【図８】自動車のフロントウインドガラス用のワイパーブレードの斜視図である。
【符号の説明】
２…ブレードラバー、４…プライマリーレバー、５…セカンダリーレバー、６…ヨーク、６０…係合爪、６２…透孔、６３…端面、６４…露出面、７…連結部、７０…谷部、８…繋ぎ部。[0001]
BACKGROUND OF THE INVENTION
The present invention relates to a method for manufacturing a metal part of a wiper blade, such as a yoke or a secondary lever, having a through hole through which a rivet is inserted and an engaging claw in which other parts are slidably held. The present invention relates to a method for manufacturing a metal part of a wiper blade that can be plated or painted on the inner peripheral surface and the surface of an engaging claw and that can improve corrosion resistance.
[0002]
[Prior art]
The wiper blade will be described below with reference to FIG. This example describes a wiper blade for an automotive windshield.
In FIG. 8, reference numeral 2 denotes a blade rubber for wiping a glass surface (not shown; this glass surface is a front window glass of an automobile as a wiping surface and forms a cubic surface), and is made of rubber. The blade rubber 2 is held by a vertebra (not shown). Note that this vertebra is not necessarily used.
[0003]
In FIG. 8, 4 is a primary lever. The primary lever 4 is composed of, for example, a thin steel plate and a top plate portion and left and right side plate portions. An opening 40 is provided at a substantially central portion of the upper surface plate portion of the primary lever 4, a clip body 44 is set in the opening of the primary lever 4, and the clip body 44 is attached to the opening 40 of the primary lever 4. Are attached to the left and right side surface plate portions corresponding to the above by a rivet 43 substantially parallel to the glass surface.
[0004]
In FIG. 8, 5 is a secondary lever. The secondary lever 5 is formed of, for example, a thin steel plate and a top plate portion and left and right side plate portions. An engaging claw 50 is provided at one end of the secondary lever 5 (the end that is on the outside when attached to the primary lever 4). Further, a through hole (not shown) for inserting a rivet is provided at the other end of the secondary lever 5 (the end that becomes the inner side when attached to the primary lever 4) and at the center. The central portions of the two secondary levers 5 are rotatably attached to both ends of the primary lever 4 by rivets 51 substantially parallel to the glass surface.
[0005]
In FIG. 8, 6 is a yoke. The yoke 6 is composed of, for example, a thin steel plate and a top plate portion and left and right side plate portions. Engaging claws 60 are formed by bending the left and right side plate portions at both ends of the yoke 6 inwardly at substantially right angles. A through hole (not shown) for inserting a rivet is provided at the center of the yoke 6. The central portions of the two yokes 6 are rotatably attached to the other end portions of the two secondary levers 5 by rivets 61 substantially parallel to the glass surface.
[0006]
The engaging claw 50 at the outer end of the secondary lever 5 and the engaging claw 60 at both ends of the yoke 6 are engaged with the blade rubber 2, respectively.
In this way, the wiper device that supports the blade rubber 2 by the two engaging claws 50 of the secondary lever 5 and the four engaging claws 60 of the yoke 6, that is, the six engaging claws 50 and 60 in total, is six points. This is called a support type.
The blade rubber 2, the primary lever 4, the secondary lever 5, and the yoke 6 constitute a wiper blade.
A tip of a wiper arm (not shown) is detachably attached to the clip body 44 of the primary lever 4 of the wiper blade.
Thus, by driving the wiper motor of the wiper device, the wiper blade performs high-speed reciprocation, low-speed reciprocation, and intermittent reciprocation in the direction of the arrow in FIG. To do.
[0007]
In the components of the wiper blade described above, corrosion resistance is required in the case of metal parts such as the yoke 6, the secondary lever 5, and the primary lever 4 made of a material such as iron or stainless steel. As means for improving the corrosion resistance, there is plating (electroplating) or painting. When this plating or painting is performed, it is necessary to minimize the exposure of the base material of the primary lever 4, the secondary lever 5, and the yoke 6 which are metal parts.
Further, in the wiper blade, in order to surely wipe the wiping surface having a complicated curved surface, it is necessary to smoothly rotate and slide between the components.
[0008]
Hereinafter, a method for manufacturing a metal part of this type of wiper blade will be described.
First, a metal part having a through hole through which a rivet is inserted and an engaging claw in which other parts are slidably held is pressed by, for example, an automatic press machine.
Next, the jig is passed through the through hole of the pressed metal part, or the jig is engaged with the engaging claw of the metal part.
Subsequently, the surface of the metal part held by the jig is plated or painted.
And the metal component of a wiper blade is manufactured by removing a metal component from a jig | tool.
[0009]
[Problems to be solved by the invention]
However, in the conventional method for manufacturing a metal part of a wiper blade, the metal part is held in the jig by passing the jig through the through hole of the metal part or engaging the jig with the engaging claw of the metal part. In this state, the surface of the metal part is plated or painted. For this reason, it is difficult to apply plating or coating to the inner peripheral surface of the through hole of the metal part or the surface of the engaging claw of the metal part, and the part in the vicinity of the jig that is difficult to be plated or painted. The exposed surface of the component base is large, leaving problems in improving corrosion resistance.
In addition, a portion of the inner peripheral surface of the through hole of the metal part or the surface of the engaging claw of the metal part that is not plated or painted (exposed surface of the base of the metal part) is generated. There is also a problem in turning or sliding. Moreover, the portion of the inner peripheral surface of the through hole of the metal part or the surface of the engaging claw of the metal part that is not plated or painted is easily corroded, and if it corrodes, smooth rotation or sliding between the parts is caused. It is difficult to obtain.
[0010]
An object of the present invention is to provide a method for manufacturing a metal part of a wiper blade that can be plated or painted on the inner peripheral surface of a through hole and the surface of an engaging claw and that can improve corrosion resistance.
[0011]
[Means for Solving the Problems]
In order to achieve the above object, the present invention
A metal part having a through hole through which a rivet is inserted and an engaging claw in which other parts are slidably held, and an end surface other than the inner peripheral surface of the through hole and the surface of the engaging claw among the metal parts A step of pressing the connecting portion integrally connected via the connecting portion,
Holding the joint and plating or painting the metal part; and
Cutting the metal part between the end face of the metal part and the connecting part;
It is provided with.
[0012]
As a result, the method for manufacturing the metal part of the wiper blade according to the present invention performs plating or painting in a state where the metal part and the connecting part are held in a joint part integrally connected via the connecting part, and then the metal part and the connecting part are connected. Because it is separated in between, the exposed surface of the base material that is not plated or painted among the metal parts is only the connection end surface with the connecting portion and is small compared to the conventional manufacturing method, Corrosion resistance can be improved accordingly.
Moreover, since the metal part manufacturing method of the wiper blade of the present invention can apply plating or coating to the inner peripheral surface of the through hole and the surface of the engaging claw, smooth rotation or sliding between the parts can be obtained. . In addition, since the inner peripheral surface of the through hole and the surface of the engaging claw that are plated or painted do not corrode, smooth rotation or sliding between the respective parts can be obtained for a long time.
[0013]
DETAILED DESCRIPTION OF THE INVENTION
Hereinafter, an embodiment of a method for manufacturing a metal part of a wiper blade according to the present invention will be described with reference to the accompanying drawings. In this example, a yoke of a wiper blade for a windshield of an automobile is described. In the figure, the same reference numerals as those in FIG.
[0014]
FIG. 1 is a perspective view of a yoke 6 manufactured by the method for manufacturing a metal part of a wiper blade according to the present invention. A through hole 62 through which the rivet 61 is inserted is provided at the center of the yoke 6, and engaging claws 60 are provided at both ends of the yoke 6.
[0015]
Hereinafter, a method for manufacturing the yoke 6 will be described.
First, the four yokes 6 and the connecting portions on the end surfaces 63 of the yokes 6 other than the inner peripheral surface of the through-hole 62 and the surfaces of the engaging claws 60, in this example, the end surfaces 63 of the upper surface plate portions at both ends of the yoke 6 are used. The two connecting portions 8 that are integrally connected via 7 are pressed.
[0016]
At this time, as shown in FIGS. 6 and 7, the connecting portion 7 has a V-shaped cross section, and the end surface of the valley portion 70 having the V-shaped cross section of the connecting portion 7 is the end surface 63 of the yoke 6. And has sufficient rigidity to ensure a connected state between the yoke 6 and the connecting portion 7 in a plating or painting process to be described later.
[0017]
Further, the connecting portion 8 has an elongated plate shape as shown in FIGS. 3 to 6. A through hole 80 for press working is formed in the connecting portion 8.
[0018]
Next, the jig was passed through the through-hole 80 of the connecting portion 8, and the above-described press-processed product (the four yokes 6 and the two connecting portions 8 were integrally pressed through the connecting portion 7). Is held at the connecting portion 8. In this state, the above-described press-processed product, in particular, yoke 6 plating or painting is applied.
[0019]
At this time, since plating or coating is performed in a state of being held in the joint portion 8 integrally connected to the yoke 6 via the connecting portion 7, the inner peripheral surface of the through hole 62 of the yoke 6 and the surface of the engaging claw 60 are applied. It can be plated or painted.
[0020]
Then, the yoke 6 is separated between the end surface 63 of the yoke 6 and the valley 70 of the connecting portion 7.
[0021]
At this time, as shown in FIG. 6, the connecting surface between the yoke 6 and the connecting portion 7 is only the valley portion 70 (the hatched portion in FIG. 6) of the connecting portion 7 connected to the end surface 63 of the yoke 6. Because there is, it is small. As a result, the exposed surface 64 of the substrate that is not plated or painted in the yoke 6 is only the connection end surface with the valley portion 70 of the small connecting portion 7 as shown in FIG. Compared to the manufacturing method, it is small and the corrosion resistance can be improved accordingly.
[0022]
Further, since the connecting surface between the yoke 6 and the connecting portion 7 is small, the yoke 6 and the connecting portion 7 can be easily separated. In addition, since the connecting portion 7 has a V-shaped cross section, the connecting portion 7 has sufficient rigidity to secure the connecting state between the yoke 6 and the connecting portion 7. In the plating or painting process, the yoke 6 and the connecting portion 7 There is no danger of leaving carelessly.
[0023]
As described above, in the method for manufacturing a metal part of the wiper blade according to the present invention, plating or painting is performed in a state of being held in the connecting portion 8 integrally connected to the yoke 6 via the connecting portion 7, and then connected to the yoke 6. Since it is separated from the portion 7, the exposed surface of the base of the yoke 6 that is not plated or painted is only the connection end surface with the valley portion 70 of the connecting portion 7. Compared to the method, it is small, and the corrosion resistance can be improved accordingly.
[0024]
In the method for manufacturing a metal part of the wiper blade according to the present invention, plating or coating can be uniformly applied to the entire inner peripheral surface of the through-hole 62 of the yoke 6 and the entire surface of the engaging claw 60. Smooth rotation or sliding is obtained. Moreover, since the inner peripheral surface of the through-hole 62 of the yoke 6 and the surface of the engaging claw 60 that are plated or painted are not corroded, smooth rotation or sliding between the respective parts can be obtained for a long time.
[0025]
In the above-described embodiment, the yoke 6 is described as the metal part. However, the method for manufacturing the metal part of the wiper blade according to the present invention can be applied to other metal parts such as the secondary lever 5 and the primary lever 4. .
[0026]
Further, the number of the yokes 6 and the connecting portions 8, the connecting portion between the yoke 6 and the connecting portion 7, the cross-sectional shape of the connecting portion 7 and the like are not limited to the above-described embodiment.
[0027]
【The invention's effect】
As is apparent from the above, the method for manufacturing a metal part of a wiper blade of the present invention can apply plating or coating to the inner peripheral surface of the through hole and the surface of the engaging claw, and can improve the corrosion resistance.
[Brief description of the drawings]
FIG. 1 is a perspective view of a yoke as a metal part manufactured by a manufacturing method of the present invention, showing an embodiment of a method of manufacturing a metal part of a wiper blade of the present invention.
FIG. 2 is an enlarged perspective view of a portion II in FIG.
FIG. 3 is a plan view of a metal part and a connecting part integrally connected via a connecting part after press working.
4 is a perspective view of the IV part in FIG. 3. FIG.
5 is an enlarged perspective view of a V portion in FIG. 4. FIG.
6 is a cross-sectional view taken along line VI-VI in FIG.
FIG. 7 is an enlarged perspective view of a metal part and a connecting portion.
FIG. 8 is a perspective view of a wiper blade for a windshield of an automobile.
[Explanation of symbols]
2 ... blade rubber, 4 ... primary lever, 5 ... secondary lever, 6 ... yoke, 60 ... engaging claw, 62 ... through hole, 63 ... end face, 64 ... exposed surface, 7 ... connecting part, 70 ... valley part, 8 ... the connecting part.

Claims

In a method of manufacturing a metal part of a wiper blade having a through hole through which a rivet is inserted and an engaging claw in which another part is slidably held,
A metal part having a V-shaped cross section, and a connecting part in which an end face of the valley part of the V-shaped cross section is integrally connected to an end face of the metal part; and an inner peripheral surface of the through hole in the metal part; In the end face other than the surface of the engaging claw, a connecting part in which the end face of the connecting part is integrally connected to the end face of the metal part is sufficient to ensure a connection state between the metal part and the connecting part. A step of pressing in a state having rigidity;
Holding the joint and plating or painting the metal part; and
Cutting the metal part between the end face of the metal part and the connecting part;
A method for manufacturing a metal part of a wiper blade, comprising:

The method of manufacturing a metal part for a wiper blade according to claim 1, wherein the metal part is a yoke or a secondary lever, and a plurality of the metal parts are connected to the connecting part via the connecting part.