JP3833484B2

JP3833484B2 - Medical mantle

Info

Publication number: JP3833484B2
Application number: JP2001066204A
Authority: JP
Inventors: 敏郎寺地; 隆一郎新関
Original assignee: J Morita Manufaturing Corp
Current assignee: J Morita Manufaturing Corp
Priority date: 2001-03-09
Filing date: 2001-03-09
Publication date: 2006-10-11
Anticipated expiration: 2021-03-09
Also published as: JP2002263061A

Description

【０００１】
【発明の属する技術分野】
本発明は、医療用外套管、詳しくは、腹腔鏡下手術において、施術穴に挿嵌して用いられる外套管に関する。
【０００２】
【従来の技術】
腹腔鏡下手術は、腹腔あるいは胸腔での手術に用いられ、例えば、腹部全体を開腹するのでなく、最小限の施術穴を切開又は穿孔し、その施術穴に腹腔鏡と、鉗子や電気メスなどの処置具を挿入して、腹腔鏡で腹腔内部を観察しながら、処置具を用いて、病変した摘出臓器を切除し、体外へ取り出すものである。この手術法は、手術のための切開又は穿孔による施術穴が小さいので、術後の回復も早く、外部からの菌などの侵入も最小限に抑えることができるので、近年より多く用いられている。
このような手術では、内視鏡や、鉗子、電気メスなどの処置具を挿入するために、外套管を施術穴に挿嵌して用いている。図７、図８には、従来の外套管の例を示している。図７は、特開平９−２８６６６号公報に記載された外套管（トラカール）であり、体腔内に挿入後、拡張及び収縮可能な部材を用いて、体腔内で拡張し、外套管の抜けを防止するとともに、外套管を固定できるようになっている。
【０００３】
外套管１００は、パイプ１０１ａと、パイプ１０１ａ内に挿通配置された中空管部１０１ｂとで主に構成されている。中空管部１０１ｂは、処置具等を挿通可能な孔１０６を有しており、パイプ１０１ａ内に摺動可能に挿通配置されている。また、パイプ１０１ａと中空管部１０１ｂとは先端部１０７で互いに接続固定されている。
【０００４】
パイプ１０１ａには、複数のスリット１０４が設けられており、スリット１０４によって分割された各部位１０２によって拡張体１０５を形成している。外套管１００を体腔内に挿入した後に、ロックレバー１０３を回動させて口金受け１０８を押し下げると、図７（ｂ）に示すように、スリット１０４によって分割された各部位１０２が撓んで開き、拡張体１０５が拡がって、口金受け１０８と拡張体１０５の間で腹壁などを挟み込んで固定されるようになっている。
【０００５】
図８は、従来の外套管の他の例を示している。この外套管２００は、例えば、実開平６−４１７４４号公報に記載されているものであり、体内挿入筒部２０３に先バルーン２０１と後バルーン２０２を設けたチューブを取り付け、先バルーン２０１を体腔内に挿入した後、（ｂ）に示すように、双方のバルーン２０１，２０２を膨らませて、両バルーン２０１，２０２の間で、腹壁などを挟み込んで、固定するようになっている。
【０００６】
【発明が解決しようとする課題】
ところが、上記従来の外套管では、以下のような問題があった。すなわち、図７に示したような外套管１００では、超弾性材を使用した拡張機構部（ロックレバー１０３，拡張体１０５）を設けることにより、構造が複雑になり、コストが高くなっていた。また、腹腔内で金属の構造物が拡張し、抜け止め固定することになるので、傷などが発生するといった人体への安全性が低いという問題があった。
【０００７】
また、図８に示したようなバルーン方式では、バルーン２０１，２０２を体内挿入筒部２０３に取り付けるため、筒部２０３とバルーン２０１，２０２の間に段差ができ、挿入の支障となっていた。また、先バルーン２０１と後バルーン２０２の操作が必要であり、外套管２００の取り付けが煩雑になっていた。更に、バルーンはゴム製なので、血液等が付着しやすく、繰り返し使用できないという問題もあった。
【０００８】
本発明は、このような事情を考慮してなされたものであり、簡単操作で迅速に取り付けができ、簡単構造で低コストが実現でき、繰り返し使用ができる外套管を提供することを目的としている。
【０００９】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために、本発明の請求項１に記載の医療用外套管は、腹腔鏡下手術において、施術穴に挿嵌して用いられる外套管であり、同一素材から一体成形された筒状体であって、その内周部はその全長に渡って所定の同一内径で突起物のないものとされ、その外周部は、軸方向に沿って施術穴に近い方から順に、最小外径部、施術穴の許容最大内径より小さい外径の大径部、施術穴の反発収縮力を残す程度の小径部、大径部と同径かより大きい径のツバ部を勾配部を介して連設した構成としていることを特徴とする。
【００１０】
請求項２では、請求項１に記載の外套管において、筒状体の素材が、ステンレス鋼あるいはチタンのいずれかであることを特徴とする。
【００１１】
請求項３では、請求項１または２のいずれかに記載の外套管において、大径部には、筒状体の軸方向に平行なあるいはわずかに傾斜する方向の複数の逃がし溝を設けたことを特徴とする。
【００１２】
請求項４では、請求項３に記載の外套管において、逃がし溝の形状が、円弧状、Ｖ溝状、台形状、方形状のいずれかであることを特徴とする。
【００１３】
請求項５では、請求項１から４のいずれかに記載の外套管において、筒状体の内周部を貫通し、先端に施術穴を拡開する丸突端を設けたガイド軸を備えていることを特徴とする。
【００１４】
【発明の実施の形態】
以下に、本発明の実施の形態について、図面とともに説明する。図１は、医療用外套管の一例を示した部品図、図２は全体組立図である。外套管（トラカール）は、図１（ａ）に示す外套管１と、（ｂ）に示すカートリッジシール弁２と、（ｃ）に示すガイド軸３とで構成されている。
【００１５】
外套管１は、腹腔鏡下手術において、施術穴に挿嵌して用いられる外套管１であり、同一素材から一体成形された筒状体であって、その内周部はその全長に渡って所定の同一内径で突起物のないものとされ、その外周部は、軸方向に沿って施術穴に近い方から順に、最小外径部１０、施術穴の許容最大内径より小さい外径の大径部１１、施術穴の反発収縮力を残す程度の小径部１２、大径部１０と同径かより大きい径のツバ部１３を勾配部を介して連設した構成としている。また、大径部１１には、筒状体の軸方向に平行なあるいはわずかに傾斜する方向の複数の逃がし溝１４を設けている。
【００１６】
例えば、施術穴を直径１２ｍｍ〜１５ｍｍとすると、これに対応して、最小外径部１０は直径２０ｍｍ、大径部１１は直径２５ｍｍ、小径部１２は施術穴の約１．５倍の大きさの直径２０ｍｍ、ツバ部１３は直径３０ｍｍとすればよいが、これに限定されるものではない。
【００１７】
外周部をこのような構成にすれば、大径部１１とツバ部１３とに挟まれた小径部１２の位置に腹壁などがきて、外套管１を自然に無理なく固定することができる。また、構造が簡単であるためコストを低く抑えることができる。また、外周部は、最小外径部１０、大径部１１、小径部１２、ツバ部１３を勾配部を介して連設した構成になっているので、腹腔内へスムーズに挿入することができ、また、突起部がないので人体への安全性が高い。
【００１８】
また、図８に示したバルーン方式のように、筒部とバルーンの間に段差ができないので、挿入がしやすい。また、先バルーンと後バルーンの操作が必要でないので、外套管の取り付けが簡単である。
【００１９】
カートリッジシール弁２は、外套管１に装着されて、鉗子などの処置具が挿入されていないときに、その挿入孔を気密にシールする機能をもっており、腹腔内などへの外気などからの影響を少なくする。なお、図中２０は、施術穴から二酸化炭素などを送り込むための２方弁である。ガイド軸３は、外套管１の筒状体の内周部を貫通するようになっており、先端に施術穴を拡開する丸突端３０を設けている。
【００２０】
外套管１は、筒状体の素材が、ステンレス鋼あるいはチタンのいずれかである。これによって、人体への反応性が低いので人体への悪影響が少なく、また、薬液の影響を受けにくい。更に、消毒・殺菌が容易にでき、血液等が付着しにくいので、洗浄が簡単にでき、繰り返し使用できる。また、素材をチタンにすれば、軽量である。
【００２１】
図３は、外套管の構造を説明する図であり、図３（ａ）は（ｂ）に示す外観の断面図、（ｃ）は（ｂ）におけるＡＡ断面図である。（ａ）の断面図に示すように、筒状体の内周部１５は、その全長に渡って所定の同一内径で突起物のないものとされており、鉗子などの処置具やガイド軸３が通りやすいようになっている。
【００２２】
また、（ｃ）に断面図で示すように、大径部１１には、筒状体の軸方向に平行なあるいはわずかに傾斜する方向の複数の逃がし溝１４を設けている。これによって、外套管１が腹壁をスムーズに移動できる。
【００２３】
図４，５は外套管１の取り付けを説明するための図である。外套管１を腹壁Ａの施術穴に差し込むときには、ガイド軸３の丸突端３０によって施術穴を拡開する。ガイド軸３を備えることによって、スムーズに外套管１を取り付けることができる。
【００２４】
そして、図５に示すように、外套管１を腹腔内に差し込んで、小径部１２に腹壁Ａがくると、取り付けが完了し、ガイド軸３を抜き、処置具を腹腔内に入れることを可能にする。
【００２５】
次に、大径部１１に設けられた逃がし溝１４について説明する。図６に断面図で示すように、逃がし溝１４の形状には、円弧状（（ａ），（ｂ））、Ｖ溝状（（ｃ））、台形状（（ｄ））、方形状（（ｅ））がある。このように逃がし溝１４の形状が決まっていれば、外套管１の製造がしやすい。
【００２６】
【発明の効果】
以上の説明からも理解できるように、本発明の請求項１〜請求項５の各々に記載の外套管では、筒状体の外周部は、施術穴に近い方から順に、最小外径部、施術穴の許容最大内径より小さい外径の大径部、施術穴の反発収縮力を残す程度の小径部、大径部と同径かより大きい径のツバ部を勾配部を介して連設した構成としているので、大径部とツバ部とに挟まれた小径部の位置に腹壁などがきて、外套管を固定することができる。
【００２７】
また、構造が簡単であるためコストを低く抑えることができる。また、外周部は、最小外径部、大径部、小径部、ツバ部を勾配部を介して連設した構成になっているので、挿入がしやすく、人体への安全性が高い。また、挿入するだけの操作だけでよいので、外套管の取り付けが簡単である。
【００２８】
特に請求項２では、筒状体の素材が、ステンレス鋼あるいはチタンのいずれかであるので、人体への悪影響が少なく、また、薬液の影響を受けにくい。更に、消毒・殺菌が容易にでき、血液等が付着しにくいので、洗浄が簡単にでき、繰り返し使用できる。
【００２９】
請求項３では、大径部には、筒状体の軸方向に平行なあるいはわずかに傾斜する方向の複数の逃がし溝を設けたので、腹腔の組織が適度に拡張、収縮することにより、外套管が腹壁にスムーズに挿脱着でき、抜け止め固定できる。また、請求項４では、逃がし溝の形状が、円弧状、Ｖ溝状、台形状、方形状のいずれかであるので、形状が決まっていれば、外套管の製造がしやすい。
【００３０】
請求項５では、筒状体の内周部を貫通し、先端に施術穴を拡開する丸突端を設けたガイド軸を備えているので、スムーズに外套管を取り付けることができる。
【図面の簡単な説明】
【図１】本発明の外套管の一例を示す部品図である。
【図２】本発明の外套管の一例を示す全体組立図である。
【図３】本発明の外套管の構造説明図である。
【図４】本発明の外套管の取り付けを説明する図である。
【図５】本発明の外套管の取り付けを説明する図である。
【図６】逃がし溝の形状を説明する図である。
【図７】従来の外套管の一例を示す図である。
【図８】従来の外套管の他の例を示す図である。
【符号の説明】
１外套管
３ガイド軸
１０最小外径部
１１大径部
１２小径部
１３ツバ部
１４逃がし溝
１５内周部[0001]
BACKGROUND OF THE INVENTION
The present invention relates to a medical mantle, and more particularly to a mantle that is used by being inserted into a treatment hole in laparoscopic surgery.
[0002]
[Prior art]
Laparoscopic surgery is used for surgery in the abdominal cavity or thoracic cavity. For example, instead of opening the entire abdomen, a minimum surgical hole is opened or drilled, and a laparoscope, forceps, electric knife, etc. While observing the inside of the abdominal cavity with a laparoscope, the lesioned excised organ is excised using the treatment tool and taken out of the body. This surgical method has been used more recently in recent years because the surgical hole by surgery incision or perforation is small, so that post-operative recovery is fast and the invasion of bacteria from the outside can be minimized. .
In such an operation, an outer tube is inserted into a treatment hole and used to insert a treatment instrument such as an endoscope, forceps, or electric knife. 7 and 8 show examples of conventional mantle tubes. FIG. 7 is a mantle tube (trocar) described in Japanese Patent Application Laid-Open No. 9-28666, and is inserted into the body cavity and then expanded in the body cavity using a member that can be expanded and contracted to remove the mantle tube. In addition to preventing, the outer tube can be fixed.
[0003]
The outer tube 100 is mainly composed of a pipe 101a and a hollow tube portion 101b that is inserted into the pipe 101a. The hollow tube portion 101b has a hole 106 through which a treatment tool or the like can be inserted, and is slidably inserted into the pipe 101a. Further, the pipe 101a and the hollow tube portion 101b are connected and fixed to each other at the tip portion 107.
[0004]
The pipe 101 a is provided with a plurality of slits 104, and the expanded body 105 is formed by the portions 102 divided by the slits 104. After the outer tube 100 is inserted into the body cavity, when the lock lever 103 is rotated and the base receiver 108 is pushed down, as shown in FIG. 7B, each part 102 divided by the slit 104 is bent and opened. The expansion body 105 expands, and an abdominal wall is sandwiched between the base receiver 108 and the expansion body 105 and fixed.
[0005]
FIG. 8 shows another example of a conventional mantle tube. The outer tube 200 is described in, for example, Japanese Utility Model Publication No. Hei 6-41744, and a tube provided with a front balloon 201 and a rear balloon 202 is attached to a body insertion tube portion 203, and the front balloon 201 is attached to a body cavity. After insertion, the balloons 201 and 202 are inflated as shown in (b), and the abdominal wall is sandwiched between the balloons 201 and 202 and fixed.
[0006]
[Problems to be solved by the invention]
However, the conventional outer tube has the following problems. That is, in the outer tube 100 as shown in FIG. 7, the structure is complicated and the cost is increased by providing the expansion mechanism portion (lock lever 103, expansion body 105) using a super elastic material. In addition, since the metal structure expands in the abdominal cavity and is fixed to prevent it from coming off, there is a problem that the safety to the human body is low, such as scratches.
[0007]
Further, in the balloon method as shown in FIG. 8, since the balloons 201 and 202 are attached to the in-vivo insertion tube portion 203, a step is formed between the tube portion 203 and the balloons 201 and 202, which hinders insertion. Further, the operation of the front balloon 201 and the rear balloon 202 is necessary, and the attachment of the outer tube 200 is complicated. Furthermore, since the balloon is made of rubber, there is a problem that blood or the like is easily attached and cannot be used repeatedly.
[0008]
The present invention has been made in view of such circumstances, and an object of the present invention is to provide a mantle tube that can be quickly installed with a simple operation, can be realized at a low cost with a simple structure, and can be used repeatedly. .
[0009]
[Means for Solving the Problems]
In order to achieve the above object, a medical mantle according to claim 1 of the present invention is a mantle that is used by being inserted into a treatment hole in laparoscopic surgery, and is integrally formed from the same material. It is a cylindrical body, and its inner peripheral part has a predetermined same inner diameter over its entire length and is free of protrusions. The diameter part, the large diameter part with the outer diameter smaller than the maximum allowable inner diameter of the treatment hole, the small diameter part leaving the rebound shrinkage force of the treatment hole, and the flange part with the same diameter as or larger than the large diameter part via the gradient part It is characterized by having a continuous configuration.
[0010]
According to a second aspect, in the outer tube according to the first aspect, the material of the cylindrical body is either stainless steel or titanium.
[0011]
According to a third aspect of the present invention, in the outer tube according to the first or second aspect, the large-diameter portion is provided with a plurality of relief grooves parallel to or slightly inclined in the axial direction of the cylindrical body. It is characterized by.
[0012]
According to a fourth aspect of the present invention, in the outer tube according to the third aspect, the shape of the escape groove is any one of an arc shape, a V groove shape, a trapezoidal shape, and a square shape.
[0013]
According to a fifth aspect of the present invention, the outer tube according to any one of the first to fourth aspects further includes a guide shaft provided with a round protruding end that penetrates the inner peripheral portion of the cylindrical body and expands a treatment hole at the tip. It is characterized by that.
[0014]
DETAILED DESCRIPTION OF THE INVENTION
Embodiments of the present invention will be described below with reference to the drawings. FIG. 1 is a component diagram showing an example of a medical mantle tube, and FIG. 2 is an overall assembly diagram. The outer tube (trocar) includes an outer tube 1 shown in FIG. 1A, a cartridge seal valve 2 shown in FIG. 1B, and a guide shaft 3 shown in FIG.
[0015]
The outer tube 1 is an outer tube 1 that is used by being inserted into a treatment hole in laparoscopic surgery. The outer tube 1 is a cylindrical body integrally formed from the same material, and an inner peripheral portion thereof extends over its entire length. It is assumed that there are no projections with a predetermined same inner diameter, and the outer peripheral portion thereof has an outer diameter that is smaller than the minimum outer diameter portion 10 and the allowable maximum inner diameter of the treatment hole in order from the side closer to the treatment hole along the axial direction. A portion 11, a small diameter portion 12 that leaves the repulsive contraction force of the treatment hole, and a flange portion 13 having the same diameter as that of the large diameter portion 10 or larger than that of the large diameter portion 10 are connected via a gradient portion. The large-diameter portion 11 is provided with a plurality of relief grooves 14 that are parallel to the axial direction of the cylindrical body or slightly inclined.
[0016]
For example, if the treatment hole has a diameter of 12 mm to 15 mm, the minimum outer diameter portion 10 has a diameter of 20 mm, the large diameter portion 11 has a diameter of 25 mm, and the small diameter portion 12 has a size about 1.5 times larger than the treatment hole. The diameter 20 mm and the flange 13 may be 30 mm in diameter, but are not limited thereto.
[0017]
If the outer peripheral portion has such a configuration, an abdominal wall or the like comes to the position of the small diameter portion 12 sandwiched between the large diameter portion 11 and the flange portion 13, and the outer tube 1 can be naturally and easily fixed. Further, since the structure is simple, the cost can be kept low. In addition, since the outer peripheral portion has a configuration in which the minimum outer diameter portion 10, the large diameter portion 11, the small diameter portion 12, and the flange portion 13 are connected via the gradient portion, it can be smoothly inserted into the abdominal cavity. Moreover, since there is no protrusion, safety to the human body is high.
[0018]
Further, unlike the balloon system shown in FIG. 8, there is no step between the tube portion and the balloon, so that insertion is easy. Further, since the operation of the front balloon and the rear balloon is not required, the outer tube can be easily attached.
[0019]
The cartridge seal valve 2 is attached to the outer tube 1 and has a function of hermetically sealing the insertion hole when a treatment tool such as a forceps is not inserted. Reduce. In the figure, reference numeral 20 denotes a two-way valve for feeding carbon dioxide or the like from the treatment hole. The guide shaft 3 penetrates the inner peripheral portion of the tubular body of the outer tube 1 and is provided with a round projecting end 30 that widens a treatment hole at the tip.
[0020]
The outer tube 1 has a cylindrical body made of either stainless steel or titanium. Thereby, since the reactivity to the human body is low, there is little adverse effect on the human body, and it is difficult to be affected by the chemical solution. Furthermore, disinfection and sterilization can be easily performed, and blood or the like hardly adheres to it, so that it can be easily cleaned and used repeatedly. If titanium is used as the material, the weight is light.
[0021]
3A and 3B are views for explaining the structure of the outer tube. FIG. 3A is a cross-sectional view of the appearance shown in FIG. 3B, and FIG. 3C is a cross-sectional view taken along line AA in FIG. As shown in the sectional view of (a), the inner peripheral portion 15 of the cylindrical body has a predetermined same inner diameter over its entire length and is free of projections. Is easy to pass.
[0022]
Further, as shown in the cross-sectional view in (c), the large-diameter portion 11 is provided with a plurality of escape grooves 14 parallel to the axial direction of the cylindrical body or slightly inclined. Thereby, the outer tube 1 can move smoothly on the abdominal wall.
[0023]
4 and 5 are views for explaining the attachment of the outer tube 1. When the mantle tube 1 is inserted into the treatment hole of the abdominal wall A, the treatment hole is expanded by the rounded end 30 of the guide shaft 3. By providing the guide shaft 3, the outer tube 1 can be attached smoothly.
[0024]
Then, as shown in FIG. 5, when the outer tube 1 is inserted into the abdominal cavity and the abdominal wall A comes to the small diameter portion 12, the attachment is completed, the guide shaft 3 can be pulled out, and the treatment instrument can be inserted into the abdominal cavity. To.
[0025]
Next, the escape groove 14 provided in the large diameter part 11 is demonstrated. As shown in the sectional view of FIG. 6, the shape of the relief groove 14 includes an arc shape ((a), (b)), a V groove shape ((c)), a trapezoid shape ((d)), a square shape ( (E)). If the shape of the relief groove 14 is determined in this way, the outer tube 1 can be easily manufactured.
[0026]
【The invention's effect】
As can be understood from the above description, in the outer tube according to each of claims 1 to 5 of the present invention, the outer peripheral portion of the cylindrical body is, in order from the closest to the treatment hole, the smallest outer diameter portion, A large-diameter portion with an outer diameter smaller than the maximum allowable inner diameter of the treatment hole, a small-diameter portion that leaves the rebound shrinkage force of the treatment hole, and a flange portion with a diameter that is the same as or larger than the large-diameter portion are connected via a gradient portion. Since it is configured, the abdominal wall or the like comes to the position of the small diameter portion sandwiched between the large diameter portion and the flange portion, and the outer tube can be fixed.
[0027]
Further, since the structure is simple, the cost can be kept low. Moreover, since the outer peripheral part is the structure which connected the minimum outer diameter part, the large diameter part, the small diameter part, and the collar part via the gradient part, it is easy to insert and the safety | security to a human body is high. Moreover, since only the operation of insertion is required, the outer tube can be easily attached.
[0028]
Particularly, in claim 2, since the material of the cylindrical body is either stainless steel or titanium, there is little adverse effect on the human body, and it is difficult to be affected by the chemical solution. Furthermore, disinfection and sterilization can be easily performed, and blood or the like hardly adheres to it, so that it can be easily cleaned and used repeatedly.
[0029]
According to the third aspect of the present invention, since the large-diameter portion is provided with a plurality of escape grooves parallel to or slightly inclined in the axial direction of the cylindrical body, the tissue of the abdominal cavity is appropriately expanded and contracted, so that the mantle The tube can be inserted into and removed from the abdominal wall smoothly and secured. According to the fourth aspect of the present invention, since the shape of the relief groove is any one of an arc shape, a V groove shape, a trapezoidal shape, and a rectangular shape, the outer tube can be easily manufactured if the shape is determined.
[0030]
According to the fifth aspect of the present invention, since the guide shaft is provided with the rounded end that penetrates the inner peripheral portion of the cylindrical body and expands the treatment hole at the tip, the outer tube can be smoothly attached.
[Brief description of the drawings]
FIG. 1 is a component diagram showing an example of an outer tube of the present invention.
FIG. 2 is an overall assembly view showing an example of an outer tube of the present invention.
FIG. 3 is an explanatory diagram of the structure of the outer tube of the present invention.
FIG. 4 is a view for explaining the mounting of the outer tube of the present invention.
FIG. 5 is a view for explaining attachment of the outer tube of the present invention.
FIG. 6 is a diagram illustrating the shape of a relief groove.
FIG. 7 is a view showing an example of a conventional mantle tube.
FIG. 8 is a view showing another example of a conventional mantle tube.
[Explanation of symbols]
1 outer tube 3 guide shaft 10 minimum outer diameter part 11 large diameter part 12 small diameter part 13 flange part 14 relief groove 15 inner peripheral part

Claims

In a laparoscopic operation, a mantle tube used by being inserted into a treatment hole,
It is a cylindrical body integrally formed from the same material, and its inner peripheral part has a predetermined same inner diameter over its entire length and has no protrusions, and its outer peripheral part is a treatment hole along the axial direction. In order from the closest, the smallest outer diameter part, the larger diameter part having an outer diameter smaller than the maximum allowable inner diameter of the treatment hole, the smaller diameter part leaving the repulsive contraction force of the treatment hole, and the same diameter or larger than the larger diameter part A medical mantle tube having a configuration in which a flange portion having a diameter is continuously provided via a slope portion.

The outer tube according to claim 1,
A medical mantle tube, wherein the cylindrical body is made of either stainless steel or titanium.

In the outer tube according to claim 1 or 2,
The medical outer tube, wherein the large-diameter portion is provided with a plurality of escape grooves parallel to or slightly inclined in the axial direction of the cylindrical body.

The mantle according to claim 3, wherein
A medical mantle tube, wherein the shape of the relief groove is any one of an arc shape, a V groove shape, a trapezoidal shape, and a square shape.

The outer tube according to any one of claims 1 to 4,
A medical mantle tube comprising a guide shaft that penetrates through an inner peripheral portion of the cylindrical body and has a round protruding end that expands the treatment hole at a distal end.