JP3832339B2 - Power cable life estimation method - Google Patents
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Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、電力ケーブルの寿命推定方法に関し、特に、重度劣化のケーブルを絶縁破壊させることがなく、しかも、寿命推定を確実に行うことのできる電力ケーブルの寿命推定方法に関する。
【0002】
【従来の技術】
架橋ポリエチレンを絶縁体として有する電力ケーブル(以下、CVケーブルという)は、湿潤雰囲気下での長期使用によりボウタイ状水トリーの発生を原因とした絶縁劣化を起こすことが知られており、この劣化の度合を検知するための診断方法としては、耐電圧試験と劣化信号検出試験とが知られている。
【0003】
前者の方法は、運転電圧より高い所定の波高値に設定された商用周波電圧、あるいはこれに代替する電圧波形の直流電圧や超低周波電圧をケーブルに印加することによって絶縁破壊試験を行うもので、試験結果の信頼性が高く、また、重度に劣化しているケーブル線路が運転中に破壊事故を起こすのを防ぐ意味において有意義である。
【0004】
一方、後者の方法は、電圧印加によって生ずる劣化に起因した信号をケーブルより検出し、検出された劣化信号の大小によって劣化の度合を判定するもので、非破壊試験であることによって特徴づけられている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
しかし、従来のこれらの劣化診断に基づくケーブルの寿命推定方法によると、耐電圧試験に依存する寿命推定の場合には、仮に、3年の寿命予測に基づく耐圧試験を実施したとして、対象ケーブルが残り寿命2年の重度劣化であったとすると、みすみす2年使えるケーブルを絶縁破壊させてしまうという問題を有しており、一方、劣化信号検出試験に依存して寿命推定を行う場合には、生成した水トリー長が絶縁体の厚さに比して小さなとき、劣化信号が微弱のために寿命推定を難しくするという問題を有している。
【0006】
従って、本発明の目的は、重度劣化のケーブルを絶縁破壊させることがなく、しかも、寿命推定を確実に行うことのできる電力ケーブルの寿命推定方法を提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】
本発明は、上記の目的を達成するため、電力ケーブルの劣化度合を診断し、診断結果より前記電力ケーブルの残りの寿命を推定する電力ケーブルの寿命推定方法において、
前記電力ケーブルに所定のレベルの電圧を印可して絶縁破壊の有無を確認する耐電圧試験と、前記電力ケーブルへの電圧印加時の劣化信号を検出する劣化信号検出試験を併用するとともに、前記耐電圧試験の実施の前に前記所定のレベルの電圧より低電圧による前記劣化信号検出試験を実施し、
実施した前記劣化信号検出試験において劣化による明確な検出信号が確認されたとき、確認された検出信号に基づいて前記電力ケーブルの寿命を推定し、
前記劣化信号検出試験において劣化による明確な検出信号が確認されないとき、前記耐電圧試験を実施することにより前記電力ケーブルの寿命を推定することを特徴とする電力ケーブルの寿命推定方法を提供するものである。
【0008】
上記の耐電圧試験に適用される電圧波形としては、商用周波電圧、または商用周波数に近い周波数を有する交流電圧、あるいは超低周波電圧が好ましく、また、劣化信号検出試験としては、以上の電圧波形による耐電圧試験との併用の関係から、交流電圧を印加した状態で損失電流を測定し、その大小により劣化度合を判定する損失電流法の適用が好ましい。
【0009】
本発明において、耐電圧試験に適用される電圧としては、商用周波電圧、または商用周波数に近い周波数を有する交流電圧、あるいは超低周波電圧が好ましく、一方、劣化信号検出試験としては、これに合わせる意味合いから、損失電流法の適用が好ましい。
【0010】
これらの電圧および方法の組合せは、劣化信号検出試験のための印加電圧を引き継ぐ形での耐電圧試験レベルへの電圧上昇を可能とするため、作業の遂行が効率化する。なお、耐電圧試験のための電圧への昇圧は、被験ケーブルが重度に劣化しているときの絶縁破壊を避けるために、段階的に実施することが好ましい。
【0011】
なお、損失電流法のための具体的な検出回路としては、電気学会技術報告668号「特別高圧CVケーブル絶縁劣化状態と絶縁診断技術の動向」に示される検出回路が好ましく、また、耐電圧試験と併用が可能な他の劣化信号検出試験としては、直流成分法あるいは直流バイアス法等を挙げることができる。
本発明を利用して、ケーブル線路の中間接続部または終端接続部等の健全性、あるいはケーブルの外傷等を部分放電により点検することは可能である。
【0012】
【発明の実施の形態】
次に、本発明による電力ケーブルの寿命推定方法の実施の形態を説明する。
まず、本発明において併用される一方の試験である耐電圧試験について述べる。
図1は、成立のベースとなる絶縁破壊電圧と水トリーの関係を示し、実線路で長期間使用された66kVCVケーブルを供試サンプルとした商用周波電圧(50Hz)におけるボウタイ状水トリーの長さと絶縁破壊値との関係を示したものである。
【0013】
この図によれば、水トリー劣化をしたCVケーブルの絶縁破壊電圧は、水トリーの長さに関係し、水トリーが長くなるにしたがって破壊電圧が低くなることが示されている。また、23年間使用されたこのケーブルのボウタイ状水トリーの長さを調査したところ、最大長さは、3030μmであり、従って、その成長速度は、早くて約200μm/年ということが確認された。
【0014】
そして、以上の結果に基づいて、たとえば、残り寿命5年を判定するのに実施すべき耐電圧試験のための電圧を仮に50kVに設定し、これを、図1の曲線に当てはめたとすると、試験電圧50kVで絶縁破壊となる水トリーの長さは、3300μmということになる。
【0015】
一方、この長さ3300μmの水トリーを有するCVケーブルの運転を電圧40kVのもとに続行し、それによって水トリーが絶縁破壊まで成長を続けたとすると、絶縁破壊時の水トリー長は、図1によれば、4300μmということになる。
【0016】
従って、以上からいえることは、50kVの試験電圧に耐え得た水トリー長3300μm未満のケーブルであれば、前述した水トリーの成長速度からして、運転電圧40kVでの5年以内の使用によって水トリー長が4300μmになることはなく、従って、このケーブルが5年以内に絶縁破壊を起こすことはあり得ないということができる。
【0017】
以上が耐電圧試験の成立する背景であり、データに基づく水トリー長の予測と、この予測に対応した課電圧の設定に基づいて試験が行われ、このとき、絶縁破壊が生じないことをもって余寿命が保証される。
【0018】
図2は、他方の試験である劣化信号検出試験を示したもので、(a)は、印加電圧と検出信号(劣化信号)の実測波形例、(b)は、この実測に適用された損失電流法における検出回路(前述電気学会技術報告での開示回路)を示す。
(a)の検出信号の波形は、重度の水トリー劣化を起こしたCVケーブルを対象としたときのもので、劣化状態が明確に現れている。従って、波形がこの水準になれば、劣化度合の認定を容易に行うことができる。
【0019】
この実施の形態においては、以上の2つの試験のうち、まず、耐電圧試験より低い電圧による劣化信号検出試験が行われる。この試験において、図2の(a)のように劣化による明確な検出信号が確認されれば、試験は、その時点で終了し、印加電圧が解除されて検出信号の大小に基づくケーブル寿命の推定が行われる。
【0020】
一方、これに対し、劣化信号検出試験において、寿命推定を行うのに適した明確な検出信号が確認されなければ、引き続き、所定の電圧による耐電圧試験が実施され、実施結果によって余寿命が保証される。なお、このとき、被験ケーブルは、既に、劣化信号検出試験の実施によって重度劣化でないことが確認されているため、耐電圧試験の実施による絶縁破壊の確率は、大きく低下させられている。
【0021】
以上のように遂行される寿命推定方法によれば、耐電圧試験の前に劣化信号検出試験を実施するため、重度劣化のケーブルは、非破壊試験である劣化信号検出試験の段階で捕捉されることとなり、従って、従来において散発させていた耐電圧試験による重度劣化ケーブルの絶縁破壊を未然に防ぐことができるとともに、劣化信号検出試験のみに依存したときの微弱な検出信号に基づく寿命推定の困難さをも、効果的に解消することができる。
そして、この方法によれば、劣化信号検出試験における明確な劣化信号の検出と、耐電圧試験のいずれかに基づいてケーブルの寿命が推定されるため、高度に確実な寿命推定の実施が可能となる。
【0022】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明による電力ケーブルの寿命推定方法によれば、耐電圧試験と劣化信号検出試験とを併用するとともに、耐電圧試験の実施前に耐電圧試験より低電圧による劣化信号検出試験を実施し、この試験において劣化による明確な検出信号が確認されたとき、確認された検出信号に基づいて寿命の推定を行い、一方、劣化信号検出試験において劣化による明確な検出信号が確認されないとき、所定の電圧による耐電圧試験を実施するため、従来のような耐電圧試験による重度劣化ケーブルの絶縁破壊を未然に防ぐことができる。
【0023】
また、寿命推定が、劣化を示す明確な検出信号が確認されたときの劣化信号検出試験と、試験結果に確実な特質を有する耐電圧試験のいずれかに基づいて行われるため、確度の高い寿命推定結果を得ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】CVケーブルの耐電圧試験における絶縁破壊電圧と水トリー長との関係を示す説明図。
【図2】CVケーブルの劣化信号検出試験の説明図であり、(a)は損失電流における印加電圧と検出信号の実測波形例、(b)は(a)の波形実測に適用された損失電流法の検出回路を示す。[0001]
BACKGROUND OF THE INVENTION
The present invention relates to a method for estimating the life of a power cable, and more particularly, to a method for estimating the life of a power cable that does not cause dielectric breakdown of a severely deteriorated cable and can reliably perform life estimation.
[0002]
[Prior art]
It is known that power cables (hereinafter referred to as CV cables) having crosslinked polyethylene as an insulator cause insulation deterioration due to the generation of bow-tie water trees due to long-term use in a humid atmosphere. As a diagnostic method for detecting the degree, a withstand voltage test and a degradation signal detection test are known.
[0003]
The former method performs a dielectric breakdown test by applying to a cable a commercial frequency voltage set to a predetermined peak value higher than the operating voltage, or a DC voltage or ultra-low frequency voltage with an alternative voltage waveform. The test results are highly reliable and meaningful in terms of preventing a severely deteriorated cable line from causing a breakdown accident during operation.
[0004]
On the other hand, the latter method detects a signal caused by deterioration caused by voltage application from a cable and determines the degree of deterioration based on the magnitude of the detected deterioration signal, and is characterized by a nondestructive test. Yes.
[0005]
[Problems to be solved by the invention]
However, according to the conventional cable life estimation method based on these deterioration diagnoses, in the case of life estimation that depends on the withstand voltage test, it is assumed that the target cable is If it is severely deteriorated with a remaining life of 2 years, it has the problem of causing dielectric breakdown of the cable that can be used for 2 years. On the other hand, if the life is estimated depending on the deterioration signal detection test, it is generated. When the water tree length is small compared to the thickness of the insulator, there is a problem that it is difficult to estimate the life due to the weak degradation signal.
[0006]
Accordingly, an object of the present invention is to provide a method for estimating the life of a power cable that does not cause dielectric breakdown of a severely deteriorated cable and can reliably perform life estimation.
[0007]
[Means for Solving the Problems]
In order to achieve the above object, the present invention diagnoses the degree of deterioration of a power cable and estimates the remaining life of the power cable from the diagnosis result.
A combination of a withstand voltage test for applying a predetermined level of voltage to the power cable to check for dielectric breakdown and a degradation signal detection test for detecting a degradation signal when a voltage is applied to the power cable. Before the execution of the voltage test, the deterioration signal detection test with a voltage lower than the predetermined level voltage is performed,
When a clear detection signal due to deterioration is confirmed in the deterioration signal detection test performed, the life of the power cable is estimated based on the confirmed detection signal,
Provided is a method for estimating the life of a power cable, wherein when a clear detection signal due to deterioration is not confirmed in the deterioration signal detection test, the life of the power cable is estimated by performing the withstand voltage test. is there.
[0008]
As a voltage waveform applied to the withstand voltage test, a commercial frequency voltage, an AC voltage having a frequency close to the commercial frequency, or an ultra-low frequency voltage is preferable. Therefore, it is preferable to apply the loss current method in which the loss current is measured in a state where an alternating voltage is applied and the degree of deterioration is determined based on the magnitude of the loss current.
[0009]
In the present invention, the voltage applied to the withstand voltage test is preferably a commercial frequency voltage, an AC voltage having a frequency close to the commercial frequency, or an ultra-low frequency voltage. In view of the meaning, application of the loss current method is preferable.
[0010]
The combination of these voltages and methods makes it possible to increase the voltage to the withstand voltage test level in the form of taking over the applied voltage for the deterioration signal detection test, so that the performance of the work becomes efficient. Note that it is preferable to step up the voltage for the withstand voltage test step by step in order to avoid dielectric breakdown when the test cable is severely deteriorated.
[0011]
In addition, as a specific detection circuit for the loss current method, the detection circuit shown in IEEJ Technical Report 668 “Special High Voltage CV Cable Insulation Degradation State and Trend of Insulation Diagnosis Technology” is preferable, and withstand voltage test Examples of other deterioration signal detection tests that can be used in combination with the DC component method or the DC bias method.
By using the present invention, it is possible to check the soundness of the intermediate connection part or the terminal connection part of the cable line or the damage of the cable by partial discharge.
[0012]
DETAILED DESCRIPTION OF THE INVENTION
Next, an embodiment of a power cable life estimation method according to the present invention will be described.
First, a withstand voltage test, which is one test used in the present invention, will be described.
Fig. 1 shows the relationship between breakdown voltage and water tree, which is the basis of the establishment, and the length of the bow-tie water tree at a commercial frequency voltage (50 Hz) using a 66 kVCV cable used for a long time on a real line as a test sample. It shows the relationship with the dielectric breakdown value.
[0013]
According to this figure, it is shown that the breakdown voltage of a CV cable subjected to water tree degradation is related to the length of the water tree, and the breakdown voltage decreases as the water tree becomes longer. In addition, when the length of the bow-tie water tree of this cable used for 23 years was investigated, the maximum length was 3030 μm, and therefore the growth rate was confirmed to be about 200 μm / year at the fastest. .
[0014]
Based on the above results, for example, assuming that a voltage for a withstand voltage test to be performed to determine the remaining life of 5 years is set to 50 kV, and this is applied to the curve of FIG. The length of the water tree that causes dielectric breakdown at a voltage of 50 kV is 3300 μm.
[0015]
On the other hand, assuming that the operation of the CV cable having a water tree having a length of 3300 μm is continued under a voltage of 40 kV and the water tree continues to grow until breakdown, the water tree length at the time of breakdown is as shown in FIG. According to this, it is 4300 μm.
[0016]
Therefore, what can be said from the above is that if the cable has a water tree length of less than 3300 μm and can withstand a test voltage of 50 kV, the water tree can be used for 5 years at an operating voltage of 40 kV based on the growth rate of the water tree. The tree length will never be 4300 μm, so it can be said that this cable cannot break down within 5 years.
[0017]
The above is the background to the establishment of the withstand voltage test, and the test is performed based on the prediction of the water tree length based on the data and the setting of the applied voltage corresponding to this prediction. Lifetime is guaranteed.
[0018]
FIG. 2 shows a degradation signal detection test which is the other test. (A) is an example of a measured waveform of an applied voltage and a detection signal (degraded signal), and (b) is a loss applied to this measurement. The detection circuit in the current method (disclosed circuit in the aforementioned IEEJ technical report) is shown.
The waveform of the detection signal (a) is for a CV cable that has undergone severe water tree degradation, and the degradation state clearly appears. Therefore, when the waveform reaches this level, the degree of deterioration can be easily recognized.
[0019]
In this embodiment, a deterioration signal detection test using a voltage lower than the withstand voltage test is first performed among the above two tests. In this test, if a clear detection signal due to deterioration is confirmed as shown in FIG. 2A, the test ends at that point, and the applied voltage is released and the cable life is estimated based on the magnitude of the detection signal. Is done.
[0020]
On the other hand, in the degradation signal detection test, if a clear detection signal suitable for life estimation is not confirmed, a withstand voltage test with a predetermined voltage is continued, and the remaining life is guaranteed based on the results. Is done. At this time, since it has already been confirmed that the test cable is not severely deteriorated by the execution of the deterioration signal detection test, the probability of dielectric breakdown due to the execution of the withstand voltage test is greatly reduced.
[0021]
According to the life estimation method performed as described above, since the deterioration signal detection test is performed before the withstand voltage test, the severely deteriorated cable is captured at the stage of the deterioration signal detection test which is a nondestructive test. Therefore, it is possible to prevent dielectric breakdown of severely deteriorated cables due to withstand voltage tests that had been scattered in the past, and it is difficult to estimate the life based on weak detection signals when relying only on the deterioration signal detection test. This can be effectively eliminated.
According to this method, since the cable life is estimated based on either a clear deterioration signal detection in the deterioration signal detection test and a withstand voltage test, it is possible to perform highly reliable life estimation. Become.
[0022]
【The invention's effect】
As described above, according to the power cable life estimation method according to the present invention, the withstand voltage test and the deterioration signal detection test are used in combination, and the deterioration signal detection with a lower voltage than the withstand voltage test is performed before the withstand voltage test. When a test is performed and a clear detection signal due to deterioration is confirmed in this test, the life is estimated based on the confirmed detection signal, while a clear detection signal due to deterioration is not confirmed in the deterioration signal detection test. Since the withstand voltage test is performed with a predetermined voltage, it is possible to prevent dielectric breakdown of a severely deteriorated cable due to a withstand voltage test as in the prior art.
[0023]
In addition, life estimation is performed based on either a degradation signal detection test when a clear detection signal indicating degradation is confirmed, or a withstand voltage test that has certain characteristics in the test results, so the lifetime is highly accurate. An estimation result can be obtained.
[Brief description of the drawings]
FIG. 1 is an explanatory diagram showing a relationship between a dielectric breakdown voltage and a water tree length in a withstand voltage test of a CV cable.
FIGS. 2A and 2B are explanatory diagrams of a deterioration signal detection test of a CV cable, in which FIG. 2A is an example of a measured waveform of an applied voltage and a detection signal in a loss current, and FIG. 2B is a loss current applied to the waveform measurement of FIG. The detection circuit of the method is shown.
Claims (4)
前記電力ケーブルに所定のレベルの電圧を印加して絶縁破壊の有無を確認する耐電圧試験と、前記電力ケーブルへの電圧印加時の劣化信号を検出する劣化信号検出試験を併用するとともに、前記耐電圧試験の実施の前に前記所定のレベルの電圧より低電圧による前記劣化信号検出試験を実施し、
実施した前記劣化信号検出試験において劣化による明確な検出信号が確認されたとき、確認された前記検出信号に基づいて前記電力ケーブルの寿命を推定し、
前記劣化信号検出試験において劣化による明確な検出信号が確認されないとき、前記耐電圧試験を実施することにより前記電力ケーブルの寿命を推定することを特徴とする電力ケーブルの劣化診断方法。In the power cable life estimation method of diagnosing the degree of deterioration of the power cable and estimating the remaining life of the power cable from the diagnosis result,
A combination of a withstand voltage test for confirming the presence or absence of dielectric breakdown by applying a predetermined level of voltage to the power cable and a degradation signal detection test for detecting a degradation signal when a voltage is applied to the power cable. Before the execution of the voltage test, the deterioration signal detection test with a voltage lower than the predetermined level voltage is performed,
When a clear detection signal due to deterioration is confirmed in the deterioration signal detection test performed, the life of the power cable is estimated based on the confirmed detection signal,
A deterioration diagnosis method for a power cable, wherein when a clear detection signal due to deterioration is not confirmed in the deterioration signal detection test, a life of the power cable is estimated by performing the withstand voltage test.
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