JP3831769B2 - Purification equipment and purification method for contaminated soil - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、汚染物質が浸透してしまった土壌を浄化し、修復する設備及び方法に関する。
【0002】
【従来の技術】
トリクロロエチレン、テトラクロロエチレン、1,2ジクロロエタン、1,1,1−トリクロロエタン、1,1,2−トリクロロエタン等の揮発性有機化合物は様々な産業分野で利用価値が高く多用されている。しかし、これらの揮発性有機化合物が土壌中に廃棄されたり、土壌中に漏出した場合には土壌および地下水に深刻な汚染を生じることになる。また、ガソリン等油脂類が土壌中に廃棄されたり、漏出した場合にも土壌・地下水の汚染を生じる。つまり、土壌中の汚染物質は地中深くまで浸透してゆくとともに液状のまま、あるいは気化して土壌中の有害ガスとして滞留する。
上記有機化合物は発ガン性を有することが知られており、このような物質の地下水への混入は厳格に規制されなければならない。また、油脂類は強い臭気を発することもあり、地下水に混入することを排除する必要が生じる。
【0003】
このような事情から、土壌間隙中の汚染物質を抽出・除去する方法が提案されており、例えば、特開2000−51834号公報には次のような方法が開示されている。
この方法では、図7に示すように、汚染地盤101の周囲を囲むように遮水壁102を構築し、該遮水壁によって囲まれた領域内に注水井戸103と揚水井戸104とを所望の間隔で構築する。注水井戸103にはポンプ105によって外部より水を注入し、揚水井戸104内には水中ポンプ106を配置する。そして、揚水井戸104により地下水を揚水した後、注水井戸103から水を注入して、汚染地盤101を充分に湿潤化させ、再び揚水する。揚水した地下水は、地上に設置された処理槽107に送り込まれ、無害化処理される。これらの作業は繰り返し適宜行われ、汚染地盤101が浄化処理される。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上記のように汚染物質を含む地下水を地上で処理する方法は、地上に大きな処理設備を必要とし、浄化に必要な期間が長くなると、処理設備を稼働するための経費及び維持管理するための経費が多大となり、経済性が悪くなってしまう。
また、汚染物質は比重によって滞留する上下方向の位置が異なり、比重の小さい油脂類は地下水面の上部に、比重の大きい揮発性有機化合物は深い位置に滞留しやすい。このため汚染物質が滞留する位置によって設備を変更したり、複数の設備を設置して浄化しようとすると、浄化に要する期間が長くなったり、経費が増加してしまう。
【0005】
本発明は、上記のような事情に鑑みてなされたものであり、その目的は、汚染を拡散させずに、簡単な設備によって効率の良い浄化を可能とする汚染土壌の浄化設備及び汚染土壌の浄化方法を提供することである。
【0006】
【課題を解決するための手段】
上記問題点を解決するために、請求項1に係る発明は、 有害性の物質で汚染された土壌を含む領域を囲むように形成された地下遮水壁と、 前記地下遮水壁で囲まれた領域から地下水が流入する井戸と、 前記井戸に流入する地下水が接触するように設定され、地下水に含まれる有害性の物質を無害化処理する処理剤又は有害性の物質を吸着する吸着剤を含む浄化手段と、 前記井戸内の水を汲み上げ、前記地下遮水壁で囲まれた領域へ戻すポンプと、 前記井戸内に流入した地下水に含まれる有害性の物質の濃度を検知する汚染濃度モニタリング装置と、を有し、 前記ポンプは、前記汚染濃度モニタリング装置によって検出された井戸内の水の汚染濃度が、あらかじめ定められた所定の値より高いときに、該井戸内の水を汲み上げて前記地下遮水壁で囲まれた領域へ戻すものであることを特徴とする汚染土壌の浄化設備を提供する。
【0007】
この浄化設備では、地下遮水壁で囲まれた領域から井戸内へ至る地下水流が形成され、土壌中の汚染物質は地下水流によって移動する。そして、地下水に含まれる有害性の物質は、井戸内に流入するときに、該地下水が浄化手段と接触することによって無害化処理されるか、又は吸着剤に吸着される。浄化された地下水は、上記ポンプによって地下遮水壁で囲まれた領域へ戻され、土壌内で循環させることによって、地上に大規模な設備を設けることなく、地下で良好に土壌の浄化を行うことができる。また、汚染された土壌が地下遮水壁によって囲まれているため、該土壌に含まれる有害性の物質がこの囲まれた領域外に拡散することがない。
【0008】
請求項2に係る発明は、 有害性の物質で汚染された土壌を含む領域を囲むように形成された地下遮水壁と、 前記地下遮水壁で囲まれた領域から地下水が流入する井戸と、 前記井戸に流入する地下水が接触するように設定され、地下水に含まれる有害性の物質を無害化処理する処理剤又は有害性の物質を吸着する吸着剤を含む浄化手段と、 前記井戸内の水を汲み上げ、前記地下遮水壁で囲まれた領域へ戻すポンプと、 前記地下遮水壁で囲まれた領域に水を供給する給水手段を有し、 前記井戸は、前記地下遮水壁で囲まれた領域と該領域外との双方に接するように設けられ、 該井戸内の水を前記地下遮水壁で囲まれた領域外の土壌中に放出する開閉可能なゲートを備えることを特徴とする汚染土壌の浄化設備を提供するものである。
【0009】
この浄化設備では、地下遮水壁で囲まれた領域に供給された水は、汚染土壌中を浸透流となって流下し、汚染物質をともなって井戸内に流入する。このとき、汚染物質は浄化手段と接触し、浄化処理又は吸着剤に吸着される。そして、井戸内の地下水は、充分に浄化されていればゲートを開放して地下遮水壁で囲まれた領域外に放出することができる。一方、地下水中に汚染物質が残存しているときは、ポンプにより地下遮水壁で囲まれた領域内に戻し、汚染物質の拡散を防止するとともに、地下水流による土壌の浄化を継続的に進行させることができる。
【0010】
請求項3に係る発明は、 請求項2に記載の汚染土壌の浄化設備において、前記給水手段は、周辺地盤内の地下水流の上流側から、前記地下遮水壁で囲まれた領域内に地下水が流入するように設けられた取水口であり、 前記井戸は、該領域内であって前記地下水流の下流側に設けられているものとする。
【0011】
上記地下水は、地下水流の上流側から、遮水壁で囲まれた領域内に流入し、土壌中を通過して井戸に流入する。該井戸は地下水流の下流側に設けられているため、井戸内に備えられたゲートを開くことによって、井戸内の地下水は遮水壁で囲まれた領域外に流出する。したがって、自然の地下水流を利用して、汚染土壌の浄化を継続的に行うことができる。
【0012】
請求項4に係る発明は、 有害性の物質で汚染された土壌を含む領域の、地下水流の方向における下流側及び側方部を囲むように形成された地下遮水壁と、 該地下遮水壁で囲まれた領域の下流部であって、該領域と該領域外との双方に接する位置に設けられ、該領域から地下水が流入する井戸と、 前記井戸に流入する地下水が接触するように設定され、地下水に含まれる有害性の物質を無害化処理する処理剤又は有害性の物質を吸着する吸着剤を含む浄化手段と、 前記井戸内の水を汲み上げ、前記地下遮水壁で囲まれた領域へ戻すポンプと、 前記井戸内の水を前記地下遮水壁で囲まれた領域外の土壌中に放出する開閉可能なゲートを備える汚染土壌の浄化設備を提供するものである。
【0013】
この浄化設備では、自然の地下水流によって地下水が地下遮水壁で囲まれた領域に流入し、汚染物質とともに下流部に移動する。そして井戸に流入するときに浄化手段と接触して汚染物質の無害化処理又は吸着除去が行われる。そして、井戸内に流入した水の汚染濃度が低いときには、ゲートを開放して下流側に放出することができる。また、井戸内に流入した水の汚染濃度が高いときにはポンプにより、地下遮水壁で囲まれた領域に戻し、再び浄化処理を行うことができる。したがって、自然の地下水流を利用して汚染物質の処理ができ、浄化期間中における設備稼働のための経費を節減することができる。
【0014】
請求項5に係る発明は、 請求項2又は請求項4に記載の汚染土壌の浄化設備において、前記井戸は、地中に鉛直方向の鋼管を配列し、これらの側面を連結した鋼管矢板で周囲を囲むことによって形成され、 前記地下遮水壁で囲まれた領域と接する部分にある前記鋼管は、該鋼管内に地下水を導入する導入口と、該鋼管から前記井戸内に地下水を排出する排出口とを有し、 該鋼管内に、有害性の物質を処理する前記浄化手段が配置されているものとする。
【0015】
この浄化設備では、鋼管矢板によって所定の深さ及び所定の範囲の井戸を容易に形成することができる。また、該井戸を形成する一部の鋼管内に浄化手段を配置し、該鋼管に導入口及び排出口を設けることにより、地下水に含まれる汚染物質を簡単な構成で浄化することができる。また、浄化手段は鋼管から地上に引き上げ、交換や補修等を容易に行うことができる。
【0016】
請求項6に係る発明は、 請求項2又は請求項4に記載の汚染土壌の浄化設備において、前記井戸は、地中に鉛直方向の鋼管を配列し、これらの側面を連結した鋼管矢板で周囲を囲むことによって形成され、 前記地下遮水壁で囲まれた領域外と接する部分にある前記鋼管に、前記井戸内から該鋼管内に通じる第1の小孔群と、該鋼管内から前記地下遮水壁で囲まれた領域外に通じる第2の小孔群とが設けられ、 前記ゲートは、前記鋼管内において前記第1の小孔群が設けられた範囲と第2の小孔群とが設けられた範囲とを仕切るように設けられているものとする。
【0017】
この浄化設備では、鋼管にゲートが設けられているので、鋼管の上部からゲートの開閉操作を容易に行うことができる。そして、ゲートが閉じた状態では、地下遮水壁で囲まれた領域外と接する部分にある上記鋼管内に流入した地下水は、該鋼管が有するゲートによって堰き止められるため、有害性の物質を含む地下水が遮水壁で囲まれた領域外に流出するのが防止される。また、該ゲートを開くことによって、地下水はこの領域外、すなわち汚染されていない土壌に放流される。
【0018】
請求項7に係る発明は、 請求項1又は請求項4に記載の汚染土壌の浄化設備において、前記井戸は、複数が設けられ、前記地下遮水壁で囲まれた領域から井戸内に通じる流入口は、上下方向の位置が個々の井戸によって異なるものとする。
【0019】
汚染された土壌に含まれる有害性の物質には油脂類や揮発性有機化合物等があり、これらの有機化合物は比重が異なるため、土壌中の上下方向の滞留場所が異なる。この浄化設備では、複数の井戸が設けられ、該井戸への流入口が有害性物質の滞留場所と上下方向で対応する位置に設けられているため、各有害性物質はそれぞれ異なる井戸に流入する。そして、井戸内に流入する部分の鋼管内に、各有害性物質に対応する処理剤又は吸着剤を配置することによって、複数の有害性物質を同時に効率良く除去することができる。
【0020】
請求項8に係る発明は、 請求項4に記載の汚染土壌の浄化設備において、前記井戸内に流入した地下水に含まれる有害性の物質の濃度を検知する汚染濃度モニタリング装置を有するものとする。
【0021】
上記汚染濃度モニタリング装置によって、井戸内に流入した地下水の汚染濃度を測定し、あらかじめ設定された所定の値以上の濃度が検知された場合には、この地下水をポンプによって地下遮水壁で囲まれた領域へ戻し、さらに循環させて汚染物質の処理を繰り返し行う。そして、汚染濃度が所定の値以下となった地下水のみを、浄化領域外へ放出することにより、汚染物質が領域外に拡散するのを防止することができる。
【0022】
請求項9に係る発明は、 有害性の物質で汚染された土壌を含む領域を囲むように地下遮水壁を形成し、 前記地下遮水壁で囲まれた領域内の地下水が流入するように井戸を設け、 該井戸に流入する地下水を、前記有害性の物質を無害化する処理剤又は有害性物質を吸着する吸着剤に、地表面下で接触させ、 前記井戸内で地下水の汚染濃度を検出し、 検出された汚染濃度が、所定の値以上であるときには、前記井戸内から汲み上げた地下水を前記地下遮水壁で囲まれた領域に戻し、 検出された汚染濃度が所定の値以下になるまで、前記井戸内から汲み上げた地下水を前記地下遮水壁で囲まれた領域と前記井戸との間で循環させることを特徴とする汚染土壌の浄化方法を提供する。
【0023】
この浄化方法では、汚染された土壌は地下遮水壁によって囲まれているため、土壌に含まれる有害性の物質がこの囲まれた領域外に拡散してしまうのを防止できる。そして、有害性の物質を含む地下水を井戸内に導き、その過程で処理剤又は吸着剤に接触させて地下水を浄化することができる。井戸内に流入した地下水は、再び地下遮水壁で囲まれた領域へ戻すことによって循環され、地上に大規模な設備を必要とすることなく、継続的に浄化を進めることができる。
【0024】
請求項10に係る発明は、 請求項9に記載の汚染土壌の浄化方法において、 前記地下遮水壁は、周辺地盤内の地下水流の上流側に、地下水の取水口を設けておき、 前記井戸内で検出された汚染濃度が、所定の値以下であるときには、井戸内の地下水を前記地下遮水壁で囲まれた領域外に放出するものとする。
【0025】
この浄化方法では、井戸内に流入した地下水の汚染濃度を測定し、あらかじめ設定された所定の値以下の濃度が検知された場合には、この地下水を遮水壁で囲まれた領域外に放出することができる。これにより、地下水流を利用して、土壌中の有害性の物質を低コストで除去することができる。また、所定の値以上の濃度が検知された場合には、地下水を遮水壁で囲まれた領域へ戻し、有害性の物質を拡散させることなく充分に浄化を行うことができる。
【0026】
請求項11に係る発明は、 有害性の物質で汚染された土壌を含む領域の、地下水流の方向における下流側及び側方部を囲むように地下遮水壁を形成し、 該地下遮水壁で囲まれた領域の下流部であって、該領域と該領域外との双方に接する位置に、該領域から地下水が流入するように井戸を設け、 該井戸に流入する地下水を、前記有害性の物質を無害化処理する処理剤又は有害性の物質を吸着する吸着剤に、地表面下で接触させ、 前記井戸内の水の汚染濃度が、あらかじめ定められた所定の値より高いときには、該井戸内の水を汲み上げて前記地下遮水壁で囲まれた領域へ戻し、 前記井戸内の水の汚染濃度が、あらかじめ定められた所定の値より低いときには、該井戸内の水を前記地下遮水壁で囲まれた領域外の土壌中に放出する汚染土壌の浄化方法を提供するものである。
【0027】
この方法では、自然の地下水流を利用して汚染物質を移動させ、地下水が井戸に流入するときに無害化処理又は吸着除去することができる。したがって浄化のための動力等の使用が低減され、費用の低減が可能となる。
【0028】
【発明の実施の形態】
以下、本願に係る発明の実施の形態を図に基づいて説明する。
図1及び図2は、本願に係る発明の一実施形態である浄化設備を示す概略平面図及び概略断面図である。
この浄化設備は、地下水流が存在する土壌中に設けられており、油脂類、及び揮発性有機化合物で汚染された土壌1を囲むように遮水壁2が構築されている。そして、この浄化設備は、遮水壁2によって囲まれた汚染領域A内における地下水流の下流側に設けられた複数の井戸3a、3bと、井戸内の水を汚染領域内の上流側に設けられた注水井4a、4bに送り出すポンプ5a、5bと、井戸内の地下水の汚染濃度を検知する汚染濃度モニタリング装置6とで主要部が構成されている。
【0029】
そして、汚染物質である油脂類は、一般に水より比重が小さく、地下水面近くの土壌1a内に滞留している。また、揮発性有機化合物は、水より比重が大きく、地下水流の底部、すなわち不透水層7の上側の土壌1bに滞留している。
【0030】
上記遮水壁2は、汚染された土壌1を囲むように鋼矢板2aが配設されたものであり、地下水流によって汚染領域Aに地下水が流入するように、上流側は取水口2bとして開放されている。鋼矢板2aは、土壌1の汚染が生じている深さ以上、あるいは、不透水層がある場合には、この不透水層7に到達する深さまで鉛直に建て込まれ、それぞれ隣接する鋼矢板と互いに連結されて壁体を形成している。
【0031】
上記井戸3a、3bは、汚染領域における地下水流の下流部に設けられ、鋼管矢板で囲まれた内側を掘削することによって形成されている。そして、鋼管矢板からなる側壁の一部は、上記遮水壁2で囲まれた汚染領域に面しており、他の部分は汚染領域外に面するようになっている。これらの鋼管矢板は矩形状又は円形状に配置され、遮水壁2と同程度の深さまで埋め込まれている。鋼管矢板のそれぞれには、例えば、図3に示すように継ぎ手51、52が設けられており、それぞれ隣接する鋼管矢板が継ぎ手51、52によって互いに連結され、地下水を遮蔽するものとなっている。
【0032】
また、井戸3a、3b内にはそれぞれ、該井戸内の地下水を汲み上げるための揚水管が建て込まれ、ポンプ5a、5bによって吸入口5a´、5b´から井戸内の水を汲み上げる。また、井戸内には、汚染濃度モニタリング装置6の検知部6a、6bが設けられており、井戸内の汚染物質の濃度を検出するようになっている。
【0033】
上記鋼管矢板21a、21bには、図2又は図3に示すように、汚染領域Aに面する部分に地下水の導入口22a、22bと、井戸内に面する部分に排出口23a、23bとが、それぞれ汚染物質が滞留している上下方向の位置に対応して設けられている。そして、該鋼管矢板21a、21bの導入口22a、22bが形成されている付近の管内には、有害性物質を無害化処理する浄化剤24a、24bが充填されている。
【0034】
上記浄化剤24a、24bは、図3(b)に平断面を示すように、篭状の容器に収容して鋼管の上部から回収、補給、交換等を行うことができるようになっている。この篭56は、導入口22に面する部分、及び排出口23に面する部分が、目の細かい網又は布等の透水性を有する部材53で構成されている。また、これらの間の側部は水を透過しないように薄い鋼材54で形成され、その外側面には弾性材料からなる止水部材55が取り付けられている。したがって、導入口22から鋼管内に流入した水は、透水性を有する部分を透過して篭56内に入り、浄化剤24と接触して汚染物質が処理される。そして、排水口23から井戸内へと導かれる。
【0035】
上記浄化剤24として、例えば過マンガン酸カリ、鉄粉等の酸化・還元剤又はゼオライト、活性炭等の吸着剤が用いられており、粒径が小さいものを使用する場合には、篭56内に収容した上記材料が漏出しないように、網又は布等の透水性を有する部材53を選択する。
【0036】
一方、上記鋼管矢板25a、25bの汚染領域外との間を仕切る部分には、図2又は図4に示すように、井戸内に面する部分に第1の小孔群26a、26bが、汚染領域Aの外側に面する部分に第2の小孔群27a、27bが、それぞれ鋼管矢板21b、21bに形成された導入口22a、22b及び排出口23a、23bとほぼ等しい位置に形成されている。
【0037】
そして、鋼管矢板25a、25b内には、第1の小孔群26a、26bが設けられた範囲と、第2の小孔群27a、27bとが設けられた範囲とを仕切るように開閉可能なゲート28a、28bが設けられている。このゲート28は、ガイド57に沿って鋼管の上部から昇降させることができるものであり、地上から容易に開閉操作を行うことが可能となっている。なお、上記ガイド57は、ゲート28との接触部にシール材として弾性体58が取り付けられている。
【0038】
次に、この浄化設備による汚染土壌の浄化方法を説明する。
遮水壁2が開放された取水口2bから水頭差によって地下水が流入し、土壌1a、1bを通過するとき、土壌1aに含まれる油脂類及び土壌1bに含まれる揮発性有機化合物が地下水に流出し、この地下水とともに下流側へ流される。油脂類と揮発性有機化合物とは比重が異なるため、それぞれの有害性物質は地下水とともに、上下方向に汚染位置と対応した導入口22a、22bを通って鋼管矢板21a、21b内に流入する。そして、鋼管矢板21a、21b内の浄化剤24a、24bと接触して処理され、油脂類と揮発性有機化合物とはそれぞれ異なる井戸3a、3b内に流入する。
【0039】
井戸3a、3b内に流入した地下水は、第1の小孔群26a、26bから下流側の鋼管矢板25a、25b内に侵入するが、鋼管内のゲート28a、28bによって堰き止められている。そして、汚染濃度モニタリング装置6によって、井戸内の地下水の汚染濃度が検知される。それぞれの有害性物質に対して、基準となる汚染濃度が設定されており、地下水の汚染濃度が基準値以下であった場合、この地下水を堰き止めているゲート28が開放状態となり、地下水は第2の小孔群27から自身の流れによって汚染領域Aの外部に流出する。一方、地下水の汚染濃度が基準値以上であった場合、地下水はポンプ5によって汲み上げられ、注水井4から汚染領域に戻される。そして、再び有害性物質を含む土壌1を通過し、鋼管矢板21内の浄化剤24によって浄化され、地下水が基準値以下となるまで、該地下水はポンプによって汚染領域Aと井戸3との間を循環する。
【0040】
図5及び図6は、本願に係る発明の他の実施形態である浄化設備を示す概略平面図及び概略断面図である。
この浄化設備は、地下水流の存在しない土壌中に設けられており、油脂類及び揮発性有機化合物で汚染された土壌31a、31bを浄化するものである。土壌31a、31bを含む汚染領域Bは遮水壁32によって四方を囲まれており、ポンプ33によって外部より汚染領域B内に水を供給するようになっている。
【0041】
上記遮水壁32によって囲まれている領域において、ポンプ33によって給水される側を上流側とすると、下流側には井戸34a、34bが設置されている。該井戸34a、34bは、図1に示す浄化設備と同様のものであり、浄化剤36a、36bが充填される鋼管矢板35a、35bと、ゲート38a、38bを備える鋼管矢板37a、37bとを含む、複数の鋼管矢板によって構成されている。
【0042】
上記井戸内には、該井戸内の地下水を汲み上げるポンプ39a、39bの吸入口39a´、39b´が設けられており、このポンプ39a、39bによって、汚染領域Bから井戸内に流入した地下水を、注水井40a、40bから再び汚染領域B内に還流する。このようなポンプ39a、39bによる地下水の循環と、ポンプ33による汚染領域B内への給水とによって、該汚染領域B内に水流を生じさせることができる。
【0043】
上記ポンプ33によって汚染領域B内に供給された地下水は、土壌31a、31bを通過した後、鋼管矢板35a、35bを経て井戸内に流入するとき、浄化剤36a、36bと接触して無害化処理される。そして、この地下水は汚染濃度モニタリング装置41によって汚染濃度が測定され、この測定値によって、汚染領域Bの外部に放流されるか、又はポンプ39a、39bによって汚染領域B内に送り込まれ、再び浄化される。なお、地下水は、鋼管矢板37a、37bが有するゲート38a、38bを開放状態にすると、水頭差によって外部に流出する。
【0044】
【発明の効果】
以上説明したように、本願発明に係る汚染土壌の浄化設備及び浄化方法では、汚染された土壌が地下遮水壁によって囲まれているため、該土壌に含まれる有害性の物質がこの囲まれた領域外に拡散することがなく、土壌は地下水によって効率良く浄化される。そして、地下水に含まれる有害性の物質は、浄化手段によって容易に無害化処理又は吸着される。また、浄化された地下水は、地下遮水壁で囲まれた領域へ戻して、再び浄化手段による浄化を行うことができる。一方、充分に浄化されている地下水は、井戸から汚染土壌の領域外に放流することもできる。このように土壌内で継続的に浄化を進めることができ、地上に大規模な設備を設けることなく土壌の浄化を低コストで効率良く行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本願に係る発明の一実施形態である汚染土壌の浄化設備を示す概略平面図である。
【図2】図1に示す浄化設備の概略断面図である。
【図3】図1に示す浄化設備で用いられる鋼管矢板であって、浄化剤が充填される部分の斜視図及び平断面図である。
【図4】図1に示す浄化設備で用いられる鋼管矢板であって、汚染領域外に通じるゲートが設けられた部分の斜視図及び平断面図である。
【図5】本願に係る発明の他の実施形態である汚染土壌の浄化設備を示す概略平面図である。
【図6】図5に示す浄化設備の概略断面図である。
【図7】従来の汚染土壌の浄化設備を示す概略断面図である。
【符号の説明】
1、31 土壌
2、32 遮水壁
3、34 井戸
4、40 注水井
5、39 ポンプ
6、41 モニタリング装置
7 不透水層
21、35 鋼管矢板
22 導入口
23 排出口
24、36 浄化剤
25、37 鋼管矢板
26 第1の小孔群
27 第2の小孔群
28、38 ゲート
33 ポンプ
[0001]
BACKGROUND OF THE INVENTION
The present invention relates to a facility and method for purifying and repairing soil that has been infiltrated with contaminants.
[0002]
[Prior art]
Volatile organic compounds such as trichlorethylene, tetrachloroethylene, 1,2 dichloroethane, 1,1,1-trichloroethane, 1,1,2-trichloroethane have high utility value and are widely used in various industrial fields. However, if these volatile organic compounds are discarded into the soil or leak into the soil, serious contamination of the soil and groundwater will occur. Also, when oils and fats such as gasoline are discarded or leaked into the soil, the soil and groundwater are contaminated. That is, the pollutant in the soil penetrates deep into the ground and stays in a liquid state or vaporizes and stays as harmful gas in the soil.
The organic compounds are known to have carcinogenicity, and the mixing of such substances into groundwater must be strictly regulated. In addition, fats and oils may emit a strong odor, and it is necessary to eliminate contamination with groundwater.
[0003]
Under such circumstances, a method for extracting / removing contaminants in the soil gap has been proposed. For example, JP 2000-51834 A discloses the following method.
In this method, as shown in FIG. 7, a water-impervious wall 102 is constructed so as to surround the contaminated ground 101, and a water injection well 103 and a pumping well 104 are formed in a desired area in the region surrounded by the water-impervious wall. Build at intervals. Water is injected into the water injection well 103 from the outside by a pump 105, and a submersible pump 106 is disposed in the pumping well 104. And after pumping up groundwater with the pumping well 104, water is injected from the water injection well 103, the contaminated ground 101 is fully moistened, and pumped up again. The pumped-up groundwater is sent to the treatment tank 107 installed on the ground and detoxified. These operations are repeatedly performed as appropriate, and the contaminated ground 101 is purified.
[0004]
[Problems to be solved by the invention]
However, the method of treating groundwater containing pollutants on the ground as described above requires a large treatment facility on the ground, and if the period required for purification becomes longer, the cost for operating the treatment facility and maintenance management are required. The cost will be enormous and the economy will deteriorate.
In addition, the pollutants are likely to stay in the vertical direction depending on the specific gravity. Oils and fats having a small specific gravity tend to stay at the upper part of the groundwater surface, and volatile organic compounds having a large specific gravity can stay in a deep position. For this reason, if the equipment is changed depending on the position where the pollutant stays, or if a plurality of equipments are installed for purification, the time required for purification becomes longer or the cost increases.
[0005]
The present invention has been made in view of the circumstances as described above, and an object of the present invention is to provide a contaminated soil purification facility and a contaminated soil which can efficiently purify by simple equipment without diffusing the contamination. It is to provide a purification method.
[0006]
[Means for Solving the Problems]
In order to solve the above-mentioned problems, the invention according to claim 1 is characterized in that an underground impermeable wall formed so as to surround an area including soil contaminated with a harmful substance, and is surrounded by the underground impermeable wall. A treatment agent for detoxifying a harmful substance contained in groundwater or an adsorbent for adsorbing a harmful substance is set so that a well into which groundwater flows from a region that is in contact with the groundwater flowing into the well. A purification means including: a pump for pumping up water in the well and returning it to a region surrounded by the underground water-impervious wall; and contamination concentration monitoring for detecting a concentration of harmful substances contained in the groundwater flowing into the well And the pump pumps up the water in the well when the contamination concentration of the water in the well detected by the contamination concentration monitoring device is higher than a predetermined value. Underground shielding Providing clean equipment contaminated soil, characterized in that return to the walled area.
[0007]
In this purification facility, a groundwater flow is formed from the area surrounded by the underground water-impervious wall into the well, and the pollutants in the soil are moved by the groundwater flow. And when the harmful substance contained in groundwater flows in into a well, it is detoxified by contact with a purification | cleaning means, or it adsorb | sucks to adsorption agent. The purified groundwater is returned to the area surrounded by the underground water-impervious wall by the pump and circulated in the soil, so that the soil is well purified in the basement without installing large-scale facilities on the ground. be able to. Moreover, since the contaminated soil is surrounded by the underground water-impervious wall, harmful substances contained in the soil do not diffuse outside the enclosed region.
[0008]
The invention according to claim 2 includes an underground impermeable wall formed so as to surround an area including soil contaminated with a harmful substance, a well into which groundwater flows from an area surrounded by the underground impermeable wall, A purification means comprising a treatment agent that is set so that the groundwater flowing into the well contacts and detoxifies a harmful substance contained in the groundwater or an adsorbent that adsorbs the harmful substance; A pump for pumping water and returning it to the area surrounded by the underground impermeable wall; and a water supply means for supplying water to the area surrounded by the underground impermeable wall; and the well is the underground impermeable wall It is provided so as to be in contact with both the enclosed area and the outside of the area, and includes an openable / closable gate that discharges the water in the well into the soil outside the area surrounded by the underground impermeable wall. It provides a purification facility for contaminated soil.
[0009]
In this purification facility, the water supplied to the area surrounded by the underground impermeable wall flows down in the contaminated soil as an osmotic flow, and flows into the well with the pollutant. At this time, the contaminant comes into contact with the purification means and is adsorbed by the purification treatment or the adsorbent. And if the groundwater in a well is fully purified, it can open | release a gate and can discharge | release it out of the area | region enclosed by the underground impermeable wall. On the other hand, when pollutants remain in the groundwater, they are returned to the area surrounded by the underground water-impervious wall with a pump to prevent the diffusion of the pollutants and continue the purification of the soil by the groundwater flow. Can be made.
[0010]
The invention according to claim 3 is the purification equipment for contaminated soil according to claim 2, wherein the water supply means is a groundwater in an area surrounded by the underground water-impervious wall from the upstream side of the groundwater flow in the surrounding ground. It is assumed that the well is provided in the region and downstream of the groundwater flow.
[0011]
The groundwater flows from the upstream side of the groundwater flow into the region surrounded by the impermeable wall, passes through the soil, and flows into the well. Since the well is provided on the downstream side of the groundwater flow, by opening a gate provided in the well, the groundwater in the well flows out of the region surrounded by the impermeable wall. Therefore, it is possible to continuously purify contaminated soil using natural groundwater flow.
[0012]
The invention according to claim 4 includes an underground impermeable wall formed so as to surround a downstream side and a side portion in the direction of the groundwater flow in an area including soil contaminated with a harmful substance, and A downstream portion of a region surrounded by a wall, provided at a position in contact with both the region and the outside of the region, so that a well into which groundwater flows from the region and a groundwater flowing into the well are in contact with each other A purification means including a treatment agent that is set and detoxifies a harmful substance contained in groundwater or an adsorbent that adsorbs a harmful substance, and pumps up water in the well and is surrounded by the underground impermeable wall The present invention provides a contaminated soil purification facility comprising a pump for returning to a closed area, and an openable and closable gate for discharging water in the well into the soil outside the area surrounded by the underground impermeable wall.
[0013]
In this purification facility, the groundwater flows into the area surrounded by the underground impervious wall by the natural groundwater flow, and moves to the downstream with the pollutants. And when it flows into a well, it contacts with a purification | cleaning means and the detoxification process or adsorption removal of a contaminant is performed. When the contamination concentration of the water flowing into the well is low, the gate can be opened and discharged downstream. Further, when the concentration of the water flowing into the well is high, the pump can return to the area surrounded by the underground water-impervious wall and perform the purification process again. Therefore, it is possible to treat pollutants using a natural groundwater flow, and to reduce the cost for operating the equipment during the purification period.
[0014]
The invention according to claim 5 is the purification equipment for contaminated soil according to claim 2 or claim 4, wherein the well is surrounded by steel pipe sheet piles in which vertical steel pipes are arranged in the ground and these side surfaces are connected. The steel pipe in a portion in contact with the area surrounded by the underground water-impervious wall includes an inlet for introducing ground water into the steel pipe, and a drain for discharging ground water from the steel pipe into the well. It is assumed that the purification means for treating a harmful substance is disposed in the steel pipe.
[0015]
In this purification equipment, a well having a predetermined depth and a predetermined range can be easily formed by the steel pipe sheet pile. Further, by disposing the purification means in a part of the steel pipe forming the well and providing the steel pipe with the introduction port and the discharge port, the contaminant contained in the groundwater can be purified with a simple configuration. Further, the purification means can be pulled up from the steel pipe to the ground, and can be easily replaced or repaired.
[0016]
The invention according to claim 6 is the purification equipment for contaminated soil according to claim 2 or claim 4, wherein the well is surrounded by steel sheet piles in which vertical steel pipes are arranged in the ground and these side surfaces are connected. A first small hole group that communicates from the inside of the well to the steel pipe, and the underground from the inside of the steel pipe. A second small hole group communicating outside the region surrounded by the water-impervious wall is provided, and the gate includes a range in which the first small hole group is provided in the steel pipe, a second small hole group, It is assumed that it is provided so as to partition the range in which is provided.
[0017]
In this purification equipment, since the steel pipe is provided with the gate, the gate can be easily opened and closed from the top of the steel pipe. And in the state where the gate is closed, the groundwater that has flowed into the steel pipe in the portion in contact with the outside of the area surrounded by the underground water-impervious wall is blocked by the gate of the steel pipe, and therefore contains harmful substances. Groundwater is prevented from flowing out of the area surrounded by the impermeable walls. Also, by opening the gate, groundwater is discharged outside this area, that is, uncontaminated soil.
[0018]
The invention according to claim 7 is the purification equipment for contaminated soil according to claim 1 or claim 4, wherein a plurality of the wells are provided, and the flow leads from the region surrounded by the underground impermeable wall to the well. It is assumed that the inlet position in the vertical direction varies depending on each well.
[0019]
Hazardous substances contained in contaminated soil include fats and oils, volatile organic compounds, and the like, and these organic compounds have different specific gravities, and therefore have different residence locations in the vertical direction in the soil. In this purification facility, a plurality of wells are provided, and the inlets to the wells are provided at positions corresponding to the locations where the harmful substances stay in the vertical direction, so that each harmful substance flows into a different well. . A plurality of harmful substances can be efficiently removed simultaneously by disposing a treatment agent or adsorbent corresponding to each harmful substance in the steel pipe that flows into the well.
[0020]
According to an eighth aspect of the present invention, in the contaminated soil purification facility according to the fourth aspect of the present invention, there is provided a contamination concentration monitoring device for detecting the concentration of harmful substances contained in the groundwater flowing into the well.
[0021]
The contamination concentration monitoring device measures the contamination concentration of groundwater flowing into the well. If a concentration higher than a preset value is detected, the groundwater is surrounded by an underground impermeable wall with a pump. Return to the original area and circulate again for repeated treatment of contaminants. And it is possible to prevent the pollutant from diffusing outside the region by discharging only the groundwater whose contamination concentration is below a predetermined value to the outside of the purification region.
[0022]
The invention according to claim 9 is characterized in that an underground impermeable wall is formed so as to surround an area including soil contaminated with a harmful substance, and the underground water in the area surrounded by the underground impermeable wall flows in. A well is provided, and groundwater flowing into the well is brought into contact with a treatment agent that detoxifies the harmful substance or an adsorbent that adsorbs the harmful substance under the ground surface , and the contamination concentration of groundwater in the well is reduced. When the detected contamination concentration is equal to or higher than a predetermined value, the groundwater pumped from the well is returned to the area surrounded by the underground impermeable wall, and the detected contamination concentration is lower than the predetermined value. Until now, the present invention provides a method for purifying contaminated soil, characterized in that groundwater pumped from the well is circulated between the well surrounded by the underground water-impervious wall and the well .
[0023]
In this purification method, the contaminated soil is surrounded by the underground water-impervious wall, so that harmful substances contained in the soil can be prevented from diffusing outside the enclosed region. And groundwater containing a hazardous | toxic substance can be guide | induced in a well and it can be made to contact with a processing agent or adsorption agent in the process, and groundwater can be purified. Groundwater that has flowed into the well is circulated by returning it to the area surrounded by the underground water-impervious wall, and purification can be continued without requiring large-scale facilities on the ground.
[0024]
The invention according to claim 10, in the purification method for polluted soil according to claim 9, wherein the underground impervious wall is upstream of the groundwater flow in the surrounding ground, may be provided to intake of groundwater, the well When the contamination concentration detected in the inside is not more than a predetermined value, the groundwater in the well is discharged out of the region surrounded by the underground water-impervious wall.
[0025]
In this purification method, the contamination concentration of groundwater flowing into the well is measured, and if a concentration below a preset value is detected, this groundwater is discharged outside the area surrounded by the impermeable walls. can do. This makes it possible to remove harmful substances in the soil at low cost by using the groundwater flow. In addition, when a concentration equal to or higher than a predetermined value is detected, the groundwater can be returned to the region surrounded by the impermeable wall, and sufficient purification can be performed without diffusing harmful substances.
[0026]
The invention which concerns on Claim 11 forms an underground impermeable wall so that the area | region containing the soil contaminated with the harmful substance may surround the downstream and the side part in the direction of a groundwater flow, The underground impermeable wall A well is provided in a downstream portion of the region surrounded by the region and in contact with both the region and the outside of the region so that groundwater flows from the region, and the groundwater flowing into the well is When the contamination concentration of the water in the well is higher than a predetermined value, it is brought into contact with a treatment agent for detoxifying the substance or an adsorbent for adsorbing a harmful substance under the ground surface. The water in the well is pumped up and returned to the area surrounded by the underground water-impervious wall, and when the concentration of water in the well is lower than a predetermined value, the water in the well is Contaminated soil released into soil outside the area surrounded by water walls There is provided a purification method.
[0027]
In this method, pollutants can be moved using natural groundwater flow, and detoxification treatment or adsorption removal can be performed when the groundwater flows into the well. Therefore, the use of power for purification is reduced, and the cost can be reduced.
[0028]
DETAILED DESCRIPTION OF THE INVENTION
Hereinafter, embodiments of the invention according to the present application will be described with reference to the drawings.
FIG.1 and FIG.2 is the schematic plan view and schematic sectional drawing which show the purification equipment which is one Embodiment of the invention which concerns on this application.
This purification equipment is provided in the soil where the groundwater flow exists, and a water shielding wall 2 is constructed so as to surround the soil 1 contaminated with fats and oils and volatile organic compounds. The purification equipment is provided with a plurality of wells 3a and 3b provided on the downstream side of the groundwater flow in the contaminated area A surrounded by the impermeable wall 2, and water in the well is provided on the upstream side in the contaminated area. The main parts are composed of the pumps 5a and 5b sent to the injected water injection wells 4a and 4b and the contamination concentration monitoring device 6 for detecting the contamination concentration of groundwater in the well.
[0029]
And the fats and oils which are pollutants generally have specific gravity smaller than water, and are staying in the soil 1a near a groundwater surface. Further, the volatile organic compound has a specific gravity greater than that of water and stays in the soil 1b on the bottom of the groundwater flow, that is, on the upper side of the impermeable layer 7.
[0030]
The water shielding wall 2 is provided with a steel sheet pile 2a so as to surround the contaminated soil 1, and the upstream side is opened as a water intake 2b so that the groundwater flows into the contaminated area A by the groundwater flow. Has been. The steel sheet pile 2a is vertically built up to a depth that reaches or exceeds the depth at which the soil 1 is contaminated or, if there is an impermeable layer, They are connected to each other to form a wall.
[0031]
The wells 3a and 3b are provided in the downstream portion of the groundwater flow in the contaminated area, and are formed by excavating the inside surrounded by the steel pipe sheet pile. And a part of side wall which consists of a steel pipe sheet pile faces the pollution area | region enclosed by the said water-impervious wall 2, and another part faces the contamination area outside. These steel pipe sheet piles are arranged in a rectangular shape or a circular shape, and are embedded to a depth similar to that of the water shielding wall 2. For example, as shown in FIG. 3, joints 51 and 52 are provided in each of the steel pipe sheet piles, and the adjacent steel pipe sheet piles are connected to each other by the joints 51 and 52 so as to shield groundwater.
[0032]
Further, in each of the wells 3a and 3b, a pumping pipe for pumping up the ground water in the well is built, and water in the well is pumped from the suction ports 5a 'and 5b' by the pumps 5a and 5b. Moreover, the detection part 6a, 6b of the contamination concentration monitoring apparatus 6 is provided in the well, and the density | concentration of the contaminant in a well is detected.
[0033]
As shown in FIG. 2 or 3, the steel pipe sheet piles 21 a and 21 b have groundwater inlets 22 a and 22 b at a portion facing the contaminated area A, and discharge ports 23 a and 23 b at a portion facing the well. , Respectively, are provided corresponding to the positions in the vertical direction where the pollutants stay. And the inside of the pipe | tube of the vicinity in which the inlets 22a and 22b of this steel pipe sheet pile 21a and 21b are formed is filled with the purification agents 24a and 24b which detoxify a harmful substance.
[0034]
As shown in FIG. 3 (b), the purifiers 24a and 24b are accommodated in a bowl-shaped container so that they can be collected, replenished, exchanged, etc. from the upper part of the steel pipe. The portion of the flange 56 that faces the introduction port 22 and the portion that faces the discharge port 23 are composed of a water-permeable member 53 such as a fine mesh or cloth. Moreover, the side part between these is formed with the thin steel material 54 so that water may not permeate | transmit, and the water stop member 55 which consists of an elastic material is attached to the outer surface. Therefore, the water that has flowed into the steel pipe from the introduction port 22 permeates the portion having water permeability and enters the rod 56, and comes into contact with the cleaning agent 24 to treat the contaminant. Then, the water is led from the drain 23 into the well.
[0035]
As the purification agent 24, for example, an oxidizing / reducing agent such as potassium permanganate, iron powder or the like, or an adsorbent such as zeolite or activated carbon is used. A member 53 having water permeability such as a net or cloth is selected so that the above-mentioned housed material does not leak.
[0036]
On the other hand, as shown in FIG. 2 or 4, the first small hole groups 26 a and 26 b are contaminated at the portion facing the inside of the well in the portion separating the steel pipe sheet piles 25 a and 25 b from the outside of the contamination region . Second small hole groups 27a and 27b are formed at positions substantially equal to the inlets 22a and 22b and the outlets 23a and 23b formed in the steel pipe sheet piles 21b and 21b, respectively, in the portion facing the outside of the region A. .
[0037]
And in the steel pipe sheet piles 25a and 25b, it can be opened and closed to partition the range in which the first small hole groups 26a and 26b are provided and the range in which the second small hole groups 27a and 27b are provided. Gates 28a and 28b are provided. The gate 28 can be moved up and down from the upper part of the steel pipe along the guide 57, and can be easily opened and closed from the ground. The guide 57 is provided with an elastic body 58 as a sealing material at a contact portion with the gate 28.
[0038]
Next, a method for purifying contaminated soil using this purification facility will be described.
When groundwater flows in from the water intake 2b where the impermeable wall 2 is opened due to a water head difference and passes through the soils 1a and 1b, oils and fats contained in the soil 1a and volatile organic compounds contained in the soil 1b flow into the groundwater. However, it is discharged downstream with this groundwater. Since fats and fats and volatile organic compounds have different specific gravities, each harmful substance flows into the steel pipe sheet piles 21a and 21b through the inlets 22a and 22b corresponding to the contamination positions in the vertical direction together with the groundwater. And it processes by contacting with the purification agents 24a and 24b in the steel pipe sheet piles 21a and 21b, and the fats and oils and the volatile organic compounds flow into different wells 3a and 3b, respectively.
[0039]
The groundwater flowing into the wells 3a and 3b enters the steel pipe sheet piles 25a and 25b on the downstream side from the first small hole groups 26a and 26b, but is blocked by the gates 28a and 28b in the steel pipe. The contamination concentration monitoring device 6 detects the contamination concentration of groundwater in the well. For each hazardous substance, a reference contamination concentration is set. If the contamination concentration of groundwater is below the reference value, the gate 28 that blocks the groundwater is opened, and the groundwater It flows out of the contaminated area A by its own flow from the two small hole groups 27. On the other hand, when the contamination concentration of the groundwater is equal to or higher than the reference value, the groundwater is pumped up by the pump 5 and returned from the water injection well 4 to the contaminated area. And it passes through the soil 1 containing a harmful substance again, is purified by the purification agent 24 in the steel pipe sheet pile 21, and the groundwater is pumped between the contaminated area A and the well 3 by a pump until the groundwater becomes below the reference value. Circulate.
[0040]
FIG.5 and FIG.6 is the schematic plan view and schematic sectional drawing which show the purification equipment which is other embodiment of the invention which concerns on this application.
This purification equipment is provided in soil where there is no groundwater flow, and purifies soil 31a, 31b contaminated with fats and oils and volatile organic compounds. The contaminated area B including the soils 31a and 31b is surrounded on all sides by a water shielding wall 32, and water is supplied into the contaminated area B from the outside by a pump 33.
[0041]
In the region surrounded by the water shielding wall 32, if the side supplied with water by the pump 33 is the upstream side, wells 34a and 34b are installed on the downstream side. The wells 34a and 34b are similar to the purification equipment shown in FIG. 1, and include steel pipe sheet piles 35a and 35b filled with the purification agents 36a and 36b, and steel pipe sheet piles 37a and 37b including gates 38a and 38b. It is constituted by a plurality of steel pipe sheet piles.
[0042]
In the well, suction ports 39a 'and 39b' of pumps 39a and 39b for pumping up the ground water in the well are provided, and the ground water flowing into the well from the contaminated region B by the pumps 39a and 39b, The water is returned to the contaminated area B from the water injection wells 40a and 40b. A water flow can be generated in the contaminated area B by the circulation of groundwater by the pumps 39 a and 39 b and the water supply to the contaminated area B by the pump 33.
[0043]
When the groundwater supplied into the contaminated area B by the pump 33 passes through the soils 31a and 31b and then flows into the well through the steel pipe sheet piles 35a and 35b, the groundwater comes into contact with the purifiers 36a and 36b and is rendered harmless. Is done. Then, the groundwater is measured for contamination concentration by the contamination concentration monitoring device 41. Depending on the measured value, the groundwater is discharged to the outside of the contamination region B or sent into the contamination region B by the pumps 39a and 39b and purified again. The In addition, when the gates 38a and 38b of the steel pipe sheet piles 37a and 37b are opened, the groundwater flows out due to a water head difference.
[0044]
【The invention's effect】
As described above, in the contaminated soil purification equipment and method according to the present invention, since the contaminated soil is surrounded by an underground impermeable wall, harmful substances contained in the soil are enclosed. The soil is efficiently purified by groundwater without spreading out of the area. The harmful substances contained in the groundwater are easily detoxified or adsorbed by the purification means. In addition, the purified groundwater can be returned to the area surrounded by the underground impermeable wall and purified again by the purification means. On the other hand, well-purified groundwater can be discharged from wells outside the contaminated soil area. In this way, the purification can be continuously performed in the soil, and the purification of the soil can be efficiently performed at a low cost without providing a large-scale facility on the ground.
[Brief description of the drawings]
FIG. 1 is a schematic plan view showing a contaminated soil purification facility according to an embodiment of the present invention.
FIG. 2 is a schematic sectional view of the purification equipment shown in FIG.
3 is a perspective view and a plan sectional view of a portion of a steel pipe sheet pile used in the purification equipment shown in FIG. 1 and filled with a purification agent.
4 is a steel pipe sheet pile used in the purification equipment shown in FIG. 1, and is a perspective view and a plan sectional view of a portion provided with a gate that leads to the outside of a contaminated area.
FIG. 5 is a schematic plan view showing a contaminated soil purification facility according to another embodiment of the present invention.
6 is a schematic sectional view of the purification equipment shown in FIG.
FIG. 7 is a schematic sectional view showing a conventional contaminated soil purification facility.
[Explanation of symbols]
1, 31 Soil 2, 32 Impervious wall 3, 34 Well 4, 40 Injection well 5, 39 Pump 6, 41 Monitoring device 7 Impermeable layer 21, 35 Steel pipe sheet pile 22 Inlet 23 Outlet 24, 36 Purifier 25, 37 Steel pipe sheet pile 26 First small hole group 27 Second small hole group 28, 38 Gate 33 Pump

Claims (11)

有害性の物質で汚染された土壌を含む領域を囲むように形成された地下遮水壁と、
前記地下遮水壁で囲まれた領域から地下水が流入する井戸と、
前記井戸に流入する地下水が接触するように設定され、地下水に含まれる有害性の物質を無害化処理する処理剤又は有害性の物質を吸着する吸着剤を含む浄化手段と、
前記井戸内の水を汲み上げ、前記地下遮水壁で囲まれた領域へ戻すポンプと、
前記井戸内に流入した地下水に含まれる有害性の物質の濃度を検知する汚染濃度モニタリング装置と、を有し、
前記ポンプは、前記汚染濃度モニタリング装置によって検出された井戸内の水の汚染濃度が、あらかじめ定められた所定の値より高いときに、該井戸内の水を汲み上げて前記地下遮水壁で囲まれた領域へ戻すものであることを特徴とする汚染土壌の浄化設備。
An underground impervious wall formed to surround an area containing soil contaminated with harmful substances;
A well into which groundwater flows from an area surrounded by the underground water-impervious wall;
Purifying means that is set so that the groundwater flowing into the well is in contact, and includes a treatment agent that detoxifies harmful substances contained in the groundwater or an adsorbent that adsorbs harmful substances,
A pump that pumps up the water in the well and returns it to the area surrounded by the underground impermeable wall;
A pollution concentration monitoring device that detects the concentration of harmful substances contained in the groundwater flowing into the well, and
When the contamination concentration of water in the well detected by the contamination concentration monitoring device is higher than a predetermined value, the pump pumps up the water in the well and is surrounded by the underground impermeable wall. Purification equipment for contaminated soil, characterized in that it is to be returned to the area .
有害性の物質で汚染された土壌を含む領域を囲むように形成された地下遮水壁と、
前記地下遮水壁で囲まれた領域から地下水が流入する井戸と、
前記井戸に流入する地下水が接触するように設定され、地下水に含まれる有害性の物質を無害化処理する処理剤又は有害性の物質を吸着する吸着剤を含む浄化手段と、
前記井戸内の水を汲み上げ、前記地下遮水壁で囲まれた領域へ戻すポンプと、
前記地下遮水壁で囲まれた領域に水を供給する給水手段とを有し、
前記井戸は、前記地下遮水壁で囲まれた領域と該領域外との双方に接するように設けられ、
該井戸内の水を前記地下遮水壁で囲まれた領域外の土壌中に放出する開閉可能なゲートを備えることを特徴とする汚染土壌の浄化設備。
An underground impervious wall formed to surround an area containing soil contaminated with harmful substances;
A well into which groundwater flows from an area surrounded by the underground water-impervious wall;
Purifying means that is set so that the groundwater flowing into the well is in contact, and includes a treatment agent that detoxifies harmful substances contained in the groundwater or an adsorbent that adsorbs harmful substances,
A pump that pumps up the water in the well and returns it to the area surrounded by the underground impermeable wall;
Water supply means for supplying water to the area surrounded by the underground impermeable wall ,
The well is provided so as to contact both the area surrounded by the underground impermeable wall and the outside of the area,
A contaminated soil purification facility comprising an openable and closable gate that discharges water in the well into soil outside the region surrounded by the underground water-impervious wall .
前記給水手段は、周辺地盤内の地下水流の上流側から、前記地下遮水壁で囲まれた領域内に地下水が流入するように設けられた取水口であり、
前記井戸は、該領域内であって前記地下水流の下流側に設けられていることを特徴とする請求項2に記載の汚染土壌の浄化設備。
The water supply means is a water intake provided so that the groundwater flows from the upstream side of the groundwater flow in the surrounding ground into the region surrounded by the underground water shielding wall,
The said well is the purification | cleaning equipment of the contaminated soil of Claim 2 provided in the downstream of the said groundwater flow in this area | region.
有害性の物質で汚染された土壌を含む領域の、地下水流の方向における下流側及び側方部を囲むように形成された地下遮水壁と、
該地下遮水壁で囲まれた領域の下流部であって、該領域と該領域外との双方に接する位置に設けられ、該領域から地下水が流入する井戸と、
前記井戸に流入する地下水が接触するように設定され、地下水に含まれる有害性の物質を無害化処理する処理剤又は有害性の物質を吸着する吸着剤を含む浄化手段と、
前記井戸内の水を汲み上げ、前記地下遮水壁で囲まれた領域へ戻すポンプと、
前記井戸内の水を前記地下遮水壁で囲まれた領域外の土壌中に放出する開閉可能なゲートを備えることを特徴とする汚染土壌の浄化設備。
An underground impermeable wall formed so as to surround a downstream side and a side part in the direction of the groundwater flow in an area including soil contaminated with a harmful substance;
A downstream portion of a region surrounded by the underground water-impervious wall, provided at a position in contact with both the region and the outside of the region, a well into which groundwater flows from the region;
Purifying means that is set so that the groundwater flowing into the well is in contact, and includes a treatment agent that detoxifies harmful substances contained in the groundwater or an adsorbent that adsorbs harmful substances,
A pump that pumps up the water in the well and returns it to the area surrounded by the underground impermeable wall;
A contaminated soil purification facility comprising an openable and closable gate that discharges water in the well into soil outside the area surrounded by the underground impermeable wall.
前記井戸は、地中に鉛直方向の鋼管を配列し、これらの側面を連結した鋼管矢板で周囲を囲むことによって形成され、
前記地下遮水壁で囲まれた領域と接する部分にある前記鋼管は、該鋼管内に地下水を導入する導入口と、該鋼管から前記井戸内に地下水を排出する排出口とを有し、
該鋼管内に、有害性の物質を処理する前記浄化手段が配置されていることを特徴とする請求項2又は請求項4に記載の汚染土壌の浄化設備。
The well is formed by arranging steel pipes in the vertical direction in the ground and surrounding the steel pipe sheet pile connecting these side faces,
The steel pipe in a portion in contact with the region surrounded by the underground water-impervious wall has an inlet for introducing ground water into the steel pipe, and an outlet for discharging ground water from the steel pipe into the well,
The purification equipment for contaminated soil according to claim 2 or 4, wherein the purification means for treating harmful substances is disposed in the steel pipe.
前記井戸は、地中に鉛直方向の鋼管を配列し、これらの側面を連結した鋼管矢板で周囲を囲むことによって形成され、
前記地下遮水壁で囲まれた領域外と接する部分にある前記鋼管に、前記井戸内から該鋼管内に通じる第1の小孔群と、該鋼管内から前記地下遮水壁で囲まれた領域外に通じる第2の小孔群とが設けられ、
前記ゲートは、前記鋼管内において前記第1の小孔群が設けられた範囲と第2の小孔群とが設けられた範囲とを仕切るように設けられていることを特徴とする請求項2又は請求項4に記載の汚染土壌の浄化設備。
The well is formed by arranging steel pipes in the vertical direction in the ground and surrounding the steel pipe sheet pile connecting these side faces,
The steel pipe in a portion in contact with the outside of the area surrounded by the underground water-impervious wall is surrounded by a first small hole group that communicates from the inside of the well to the steel pipe, and the underground water-impervious wall from the steel pipe. A second group of small holes leading to the outside of the region,
The gate is provided so as to partition a range in which the first small hole group is provided and a range in which the second small hole group is provided in the steel pipe. Or the purification equipment of the contaminated soil of Claim 4.
前記井戸は、複数が設けられ、前記地下遮水壁で囲まれた領域から井戸内に通じる流入口は、上下方向の位置が個々の井戸によって異なるものであることを特徴とする請求項1、請求項2又は請求項4に記載の汚染土壌の浄化設備。A plurality of the wells are provided, and an inflow port leading from the region surrounded by the underground water-impervious wall into the well has different vertical positions depending on the individual wells . The purification equipment of the contaminated soil of Claim 2 or Claim 4 . 前記井戸内に流入した地下水に含まれる有害性の物質の濃度を検知する汚染濃度モニタリング装置を有することを特徴とする請求項4に記載の汚染土壌の浄化設備。5. The contaminated soil purification facility according to claim 4, further comprising a contamination concentration monitoring device for detecting a concentration of harmful substances contained in groundwater flowing into the well. 有害性の物質で汚染された土壌を含む領域を囲むように地下遮水壁を形成し、
前記地下遮水壁で囲まれた領域内の地下水が流入するように井戸を設け、
該井戸に流入する地下水を、前記有害性の物質を無害化する処理剤又は有害性物質を吸着する吸着剤に、地表面下で接触させ、
前記井戸内で地下水の汚染濃度を検出し、
検出された汚染濃度が、所定の値以上であるときには、前記井戸内から汲み上げた地下水を前記地下遮水壁で囲まれた領域に戻し、
検出された汚染濃度が所定の値以下になるまで、前記井戸内から汲み上げた地下水を前記地下遮水壁で囲まれた領域と前記井戸との間で循環させることを特徴とする汚染土壌の浄化方法。
An underground impermeable wall is formed to surround the area containing soil contaminated with harmful substances,
A well is provided so that the groundwater in the area surrounded by the underground impermeable wall flows.
The groundwater flowing into the well is brought into contact with a treatment agent that detoxifies the harmful substance or an adsorbent that adsorbs the harmful substance under the ground surface,
Detecting groundwater contamination concentration in the well,
When the detected contamination concentration is equal to or higher than a predetermined value, the groundwater pumped from the well is returned to the area surrounded by the underground impermeable wall ,
Purification of contaminated soil, wherein groundwater pumped from within the well is circulated between the area surrounded by the underground water-impervious wall and the well until the detected contamination concentration becomes a predetermined value or less. Method.
前記地下遮水壁は、周辺地盤内の地下水流の上流側に、地下水の取水口を設けておき、
前記井戸内で検出された汚染濃度が、所定の値以下であるときには、井戸内の地下水を前記地下遮水壁で囲まれた領域外に放出することを特徴とする請求項9に記載の汚染土壌の浄化方法。
The underground impermeable wall is provided with a groundwater intake on the upstream side of the groundwater flow in the surrounding ground,
The contamination according to claim 9, wherein when the contamination concentration detected in the well is equal to or lower than a predetermined value, the groundwater in the well is discharged outside the region surrounded by the underground water-impervious wall. Soil purification method.
有害性の物質で汚染された土壌を含む領域の、地下水流の方向における下流側及び側方部を囲むように地下遮水壁を形成し、
該地下遮水壁で囲まれた領域の下流部であって、該領域と該領域外との双方に接する位置に、該領域から地下水が流入するように井戸を設け、
該井戸に流入する地下水を、前記有害性の物質を無害化処理する処理剤又は有害性の物質を吸着する吸着剤に、地表面下で接触させ、
前記井戸内の水の汚染濃度が、あらかじめ定められた所定の値より高いときには、該井戸内の水を汲み上げて前記地下遮水壁で囲まれた領域へ戻し、
前記井戸内の水の汚染濃度が、あらかじめ定められた所定の値より低いときには、該井戸内の水を前記遮水壁で囲まれた領域外の土壌中に放出することを特徴とする汚染土壌の浄化方法。
Form an underground impermeable wall so as to surround the downstream side and the side part in the direction of the groundwater flow in the area containing soil contaminated with harmful substances,
In the downstream part of the region surrounded by the underground water-impervious wall, a well is provided at a position in contact with both the region and outside the region so that groundwater flows from the region,
The groundwater flowing into the well is brought into contact with the treatment agent for detoxifying the harmful substance or the adsorbent for adsorbing the harmful substance under the ground surface,
When the concentration of water contamination in the well is higher than a predetermined value, the water in the well is pumped up and returned to the area surrounded by the underground impermeable wall,
The contaminated soil is characterized in that when the concentration of water in the well is lower than a predetermined value, the water in the well is discharged into the soil outside the region surrounded by the water shielding wall. Purification method.
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