JP3831528B2 - 画像形成装置 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
この発明は、例えば複写機、ファクシミリ又はプリンタ等の画像形成装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来、この種の画像形成装置の典型的な例としては、図23に示されているようなものがあり、これについて説明することとする。このようなものにおいて、帯電器1によって帯電された感光体2に、図示しない光学系によって画像露光3が施されて潜像が形成され、現像器4によって画像が感光体2に現像される。そしてこの画像はバイアスローラ7を通して電圧印加手段8によって、電圧を印加された転写ベルト9によって転写紙Pに転写され、転写ベルト9と分離部材14とによって転写紙Pを感光体2から分離して搬送され、さらに転写ベルト9の移送端の曲率と分離部材15とによって、転写紙10を転写ベルト9から分離して、定着ローラ21と加圧ローラ24とを有する定着手段16に搬送される。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、このような従来の画像形成装置にあっては、分離部材14,15が感光体2及び転写ベルト9の表面に常時当接しているため、感光体2の表面の感光層及び転写ベルト9の表面に損傷を与えたり、分離部材14,15の摩耗による早期機能低下を招く等の問題がある。
【0004】
そこでこの発明の目的は、前記のような従来の画像形成装置のもつ問題を解消し、分離部材によって感光体及び転写ベルトの表面に損傷を与えたり、分離部材の摩耗による早期機能低下を招くこと等のない画像形成装置を提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】
この発明は、前記のような目的を達成するために、請求項1に記載の発明は、感光体と、熱源を有する定着ローラと、この定着ローラの表面温度を検出する温度検知手段と、前記感光体の表面に接離可能に設けられた分離部材とを具えた画像形成装置において、転写紙の連続通紙中に熱源を一定時間オフ状態にして前記温度検知手段により検出された前記定着ローラの表面温度の温度変化に関する情報と通紙サイズに基づいて通紙されている転写紙の紙厚を検出する紙厚検出手段を備え、この紙厚検出手段で検出された転写紙が厚紙の場合、前記分離部材が感光体の表面から離間し、転写紙が薄紙の場合、前記分離部材が感光体の表面に当接するようになっていることを特徴とし、請求項2に記載の発明は、感光体と、熱源を有する定着ローラと、この定着ローラの表面温度を検出する温度検知手段と、前記感光体と定着ローラとの間に設けられた転写ベルトと、前記転写ベルトの表面に接離可能に設けられた分離部材とを備えた画像形成装置において、転写紙の連続通紙中に熱源を一定時間オフ状態にして前記温度検知手段により検出された前記定着ローラの表面温度の温度変化に関する情報と通紙サイズに基づいて通紙されている転写紙の紙厚を検出する紙厚検出手段を備え、この紙厚検出手段で検出された転写紙が厚紙の場合、前記分離部材が転写ベルトの表面から離間し、転写紙が薄紙の場合、前記分離部材が転写ベルトの表面に当接するようになっていることを特徴とするものである。
【0006】
【発明の実施の形態】
図1にはこの発明を2色の画像形成装置に適用した実施形態が示されており、第1帯電器1によって帯電された感光体2に、図示しない光学系によって第1画像露光3が施されて第1潜像が形成され、第1現像器4によって例えば黒色トナーによる第1画像が感光体2に現像される。続いて第2帯電器13によって感光体2に再帯電が行われ、前記と同様にして第2画像露光6が施されて第2潜像が形成され、第2現像器5によって例えば赤色トナーによる第2画像が感光体に現像される。なお11はソレノイド、12はばねを示し、第2現像器5を現像時だけ感光体2から離間させるものである。
【0007】
これらの2色画像はバイアスローラ7を通して電圧印加手段8によって、電圧を印加された転写ベルト9によって転写紙Pに転写され、転写ベルト9と分離部材14とによって転写紙Pが感光体2から分離して搬送され、さらに転写ベルト9の移送端の曲率と分離部材15とによって、転写紙Pを転写ベルト9から分離して定着手段16に搬送する。
【0008】
図2には定着手段16の要部が示されており、21は定着ローラであって芯金20の表面がPFA,PTFE等の耐熱離型層28によってコーティングされ、内部に熱源22が設けられ、この定着ローラ21に対向して加圧ローラ24が配置され、その表面はシリコンゴム等の耐熱ゴム層によってコーティングされている。そして定着ローラ21の温度を検出するサーミスタからなる温度検知手段23が設けられている。
【0009】
加圧ローラ24は、その回転軸の両端部に軸受部材25が設けられ、この軸受部材25は機枠33に設けた開口部30に上下動可能に支持され、またその下方に配設した加圧レバー26により、定着ローラ21と当接する方向に付勢されている。この加圧レバー26は、その一端が支軸27によって回転可能に軸支され、その他端は、スプリング等の弾性部材31を介して上下動可能な可動部材32に支持されて、この可動部材32の上下方向Xの移動調整により定着ローラ21に対する加圧ローラ24の加圧力の圧力調整を可能にしている。
【0010】
可動部材32は、上端部がL字形に屈曲させた作動片部37、上下方向に切設した長孔38とを有するプレートによって形成され、この長孔38に機枠33に取付けた案内部材39及びカム軸34を摺嵌させるとともに、図3,4に示すように、このカム軸34に設けた偏心カム部36が作動片部37に常時摺接するように係合させて、図示しない駆動系から回転駆動が伝達されるギヤ35を介してカム軸34を回転させることにより、図3に示す最低部位の第1加圧位置h1から図4に示す最高部位の第2加圧位置h2までの上下方向の移動により圧力調整が可能となっている。
【0011】
このようなものにおいて、電源を投入して駆動すると、定着ローラ21は、熱源22によって加熱され、その表面温度は温度検知手段23によって検出されて、転写紙Pに転写された未定着画像を定着可能な所定の定着温度に達した状態で複写開始が可能となる。そして複写を開始し、図示しない駆動系からの回転駆動の伝達により、図2の矢印方向に回転する定着ローラ21と加圧ローラ24との間のニップ部に通紙させることにより定着を行うこととなる。この間図5に示すように連続通紙中に定着ローラ21の熱源22を一定時間Δt=t2−t1オフし、この間熱源22による熱の供給がなくなるため、定着ローラ21の蓄熱だけで転写紙に熱を供給することになる。
【0012】
ところで転写紙の種類が異なる場合、紙種の判定を行うこととなる。この場合供給熱量も異なるために、定着ローラ1と加圧ローラ6との間のニップ部の幅を固定した場合、図6に示すように普通紙(坪料約70g/m2)におけるΔtの温度低下ΔTNによる温度勾配AN=ΔTN/Δtの値を設定する。そして実通紙時の温度勾配AがA<ANならば通紙されている転写紙を薄紙と判断し、A≧ANならば通紙されている転写紙を厚紙と判断する。
【0013】
また図7に示すように、定着ローラ1の熱源4をオフして、Δt時間後の温度TNを設定し、実通紙時の温度TがT>TNならば通紙されている転写紙を薄紙と判断し、反対にT≦TNならば通紙されている転写紙を厚紙と判断してそれぞれ指示する。
【0014】
図8に示すように中間ニップ幅の通紙サイズ(サイズ1,2,3,4)に応じて前記温度変化温度勾配A1,A2,A3,A4に設定し、図9に示すようなフローチャートに基づいて、紙厚の判定を行うこととなる。この図9において、まず通紙サイズをチェックした後に、この通紙サイズに対する温度勾配ANを決定して設定する。ついで定着ローラ1の熱源4を一定時間Δt=t2−t1オフして、その間の温度変化ΔTを検出し、この温度変化ΔTに基づいて実通紙時の温度勾配AN=ΔT/Δtを算出する。そして実通紙時の温度勾配Aが設定された温度勾配ANより小さいA<ANならば、通紙されている転写紙を薄紙と判断し、反対に大きいA≧ANならば通紙されている転写紙を厚紙と判断してそれぞれ指示する。
【0015】
また図10,11に示すように、まず通紙サイズをチェックした後に、この通紙サイズに対する温度TNを決定して設定する。そして時間tの定着ローラ1の温度Tを検出して、設定温度TNと実通紙時の温度Tとを対比し、温度Tが設定された温度TNより小さいT<TNならば、通紙されている転写紙を薄紙と判断し、反対に大きいT≧TNならば通紙されている転写紙を厚紙と判断してそれぞれ指示する。
【0016】
また図12には他の実施形態が示されており、この実施形態において、定着ローラ21と加圧ローラ24との間のニップ部から距離Wだけ上流にある用紙検知部材40によって、第1枚目に給紙された転写紙Pの先端を検知する。そして転写紙Pの搬送速度から転写紙Pの先端が前記ニップ部に到達する時間はtwとなる。
【0017】
この実施形態における紙種判定について説明する。図13に示すように前記到達時間tw後に、定着ローラ21の熱源22を、一定時間Δt=t2−t1オフし、この間定着ローラ1の熱源22による熱の供給がなくなるため、転写紙Pへは定着ローラ1に蓄熱された熱だけが供給されることとなる。そして前記と同様に普通紙(坪料約70g/m2)におけるΔtの温度低下ΔTNによる温度勾配AN=ΔTN/Δtの値を設定する。そして図14に示すように、温度勾配AN=ΔTN/Δtの値を算出して、実通紙時の温度勾配AがA<ANならば通紙されている転写紙を薄紙と判断し、A≧ANならば通紙されている転写紙を厚紙と判断する。
【0018】
また図15には他の実施形態が示されており、転写紙Pを連続通紙中に一定時間Δt′の間に変化した定着ローラ21の温度の絶対値ΔT′が許容変化温度ΔTAより小さいΔT′<ΔTAのときは、定着ローラ21の熱源22の通電を一定時間Δt=t2−t1オフ状態にする。その間、定着ローラ21への熱源22による熱の供給がなくなるために、転写紙Pへは定着ローラ21の蓄熱だけが供給されることとなる。
【0019】
そして前記と同様にして普通紙(坪料約70g/m2)におけるΔtの温度低下ΔTNによる温度勾配AN=ΔTN/Δtの値を設定する。そして図16に示すように、実通紙時の温度勾配AがA<ANならば通紙されている転写紙を薄紙と判断し、A≧ANならば通紙されている転写紙を厚紙と判断する。
【0020】
図16に示すように、前記と同様に普通紙(坪料約70g/m2)におけるΔtの温度低下ΔTNによる温度勾配AN=ΔTN/Δtの値を設定する。そして図14に示すように、温度勾配AN=ΔTN/Δtの値を算出して、実通紙時の温度勾配AがA<ANならば通紙されている転写紙を薄紙と判断し、A≧ANならば通紙されている転写紙を厚紙と判断する。
【0021】
図17,18には、請求項1に記載の発明の実施形態の要部が示されており、分離部材14はL字形となっていて、その屈曲部が図示を省略した機枠に設けた枢軸41によって枢支され、屈曲片42が機枠に取付けたばね43によって牽引されて、分離爪部44が感光体2に向けて付勢されており、分離爪部44の上部において機枠にソレノイド45が設けられている。
【0022】
このようなものにおいて、コピー待機時においてはソレノイド45がオフとなって、そのプランジャ46の重量によって、図17に示すように分離部材14が枢軸41を中心として回動して、分離爪部44が距離L1だけ感光体2の表面から離間して、ばね43の力と釣り合って保持される。そしてコピー開始と同時にソレノイド45がオンとなり、プランジャ46による分離爪部44に対する負荷が解除され、ばね43の力によって分離部材14が枢軸41を中心として回動して、分離爪部44が図18に示すように、感光体2の表面に当接する。
【0023】
このようなものにおいて、前記の紙厚検出手段によって検出された転写紙Pが厚紙の場合、ソレノイド45がオフとされ、コピー待機時におけると同様に分離部材14の分離爪部44の先端が感光体2の表面から離間する。これに反して紙厚検出手段によって検出された転写紙Pが薄紙の場合、ソレノイド45がオンとされて分離爪部44の先端が感光体2の表面に当接し、感光体2に巻きついた薄紙を確実に分離する。この間の作動フローは図19に示すとおりである。
【0024】
図20,21には、請求項2に記載の発明の実施形態の要部が図示されており、分離部材15はブロック状の本体51を有していて、その先端上部に分離爪部52が突設されており、後端下部が機枠に設けた枢軸53によって枢支され、本体51の中間上部と先端下部とに上向力を有するばね54と下向力を有するばね55とが設けられている。そして本体51のほぼ中間下部の機枠に、ソレノイド56が設けられている。このソレノイド56のプランジャ57の上端は、ばね54に連結されている。
【0025】
このようなものにおいて、コピー待機時においてはソレノイド56がオフとなって、図20に示すようにばね54によってソレノイド56のプランジャ57を引上げ、このプランジャ57によって分離部材15を枢軸53を中心として回動して、分離爪部52を押し上げて、ばね55の力と釣り合って距離L2だけ転写ベルト9の表面から離間し、この状態が保持される。そしてコピー開始と同時にソレノイド56がオンとなり、ばね54の力に抗して分離部材15からプランジャ57の負荷がなくなり、ばね55の力によって分離部材15が枢軸53を中心として回動して、分離爪部52が図21に示すように、転写ベルト9の表面に当接する。
【0026】
このようなものにおいて、前記の紙厚検出手段によって検出された転写紙Pが厚紙の場合、ソレノイド56がオフとされ、コピー待機時におけると同様に分離部材15の分離爪部52の先端が転写ベルト9の表面から離間する。これに反して紙厚検出手段によって検出された転写紙Pが薄紙の場合、ソレノイド56がオンとされて転写ベルト9の表面に当接し、転写ベルト9に巻きついた薄紙を確実に分離する。この間の作動フローは図22に示すとおりである。
【0027】
【発明の効果】
本発明は前記のようであって、請求項1に記載の発明は、転写紙の連続通紙中に熱源を一定時間オフ状態にして前記温度検知手段により検出された前記定着ローラの表面温度の温度変化に関する情報と通紙サイズに基づいて通紙されている転写紙の紙厚を検出する紙厚検出手段を備え、この紙厚検出手段で検出された転写紙が厚紙の場合、前記分離部材が感光体の表面から離間し、転写紙が薄紙の場合、前記分離部材が感光体の表面に当接するようになっているので、分離部材によって感光体の表面に損傷を与えたり、分離部材の摩耗による早期機能低下を招くこと等がなくて、長期にわたって良好な分離性能を維持し、感光体及び分離部材の長寿命化を図ることができるという効果がある。
【0028】
請求項2に記載の発明は、転写紙の連続通紙中に熱源を一定時間オフ状態にして前記温度検知手段により検出された前記定着ローラの表面温度の温度変化に関する情報と通紙サイズに基づいて通紙されている転写紙の紙厚を検出する紙厚検出手段を備え、この紙厚検出手段で検出された転写紙が厚紙の場合、前記分離部材が転写ベルトの表面から離間し、転写紙が薄紙の場合、前記分離部材が転写ベルトの表面に当接するようになっているので、分離部材によって転写ベルトの表面に損傷を与えたり、分離部材の摩耗による早期機能低下を招くこと等がなくて、長期にわたって良好な分離性能を維持し、転写ベルト及び分離部材の長寿命化を図ることができるという効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の実施形態の概略正面図である。
【図2】同上の定着装置の要部の斜視図である。
【図3】同上の加圧ローラの定着ローラからの離脱時のカムの状態説明図である。
【図4】同加圧ローラの定着ローラへの加圧時のカムの状態説明図である。
【図5】連続通紙中熱源を一定時間オフ状態にしたときの定着ローラ温度と、時間との相関図である。
【図6】定着ローラと加圧ローラとのニップ部幅を固定した1例の定着ローラ温度と、時間との相関図である。
【図7】定着ローラと加圧ローラとのニップ部幅を固定した他の例の定着ローラ温度と、時間との相関図である。
【図8】通紙サイズと温度勾配との1例の相関図である。
【図9】同上のフローチャートである。
【図10】通紙サイズと温度勾配との相関図である。
【図11】同上のフローチャートである。
【図12】この発明の他の実施形態の概略説明図である。
【図13】同実施形態における定着ローラ温度と時間との相関図である。
【図14】同上のフローチャートである。
【図15】この発明の他の実施形態における定着ローラ温度と時間との相関図である。
【図16】同上のフローチャートである。
【図17】この発明の請求項1に記載の発明の実施形態における分離部材が感光体から離間している状態を示す説明図である。
【図18】同上の分離部材が感光体に当接している状態を示す説明図である。
【図19】同上のフローチャートである。
【図20】この発明の請求項2に記載の発明の実施形態における分離部材が感光体から離間している状態を示す説明図である。
【図21】同上の分離部材が感光体に当接している状態を示す説明図である。
【図22】同上のフローチャートである。
【図23】この発明と同種の従来の画像形成装置の図1と同様の正面図である。
【符号の説明】
2 感光体 4 現像器
5 現像器 9 転写ベルト
14 分離部材 15 分離部材
16 定着手段 21 定着ローラ
22 熱源 23 温度検知手段
24 加圧ローラ 25 軸受部材
26 加圧レバー 30 開口部
31 弾性部材 32 可動部材
33 機枠 34 カム軸
35 ギヤ 37 作動片部
38 長孔 39 案内部材
41 枢軸 42 屈曲部
43 ばね 44 分離爪部
45 ソレノイド 46 プランジャ
51 本体 52 分離爪部
53 枢軸 54 ばね
55 ばね 56 ソレノイド
57 プランジャ

Claims (2)

  1. 感光体と、熱源を有する定着ローラと、この定着ローラの表面温度を検出する温度検知手段と、前記感光体の表面に接離可能に設けられた分離部材とを具えた画像形成装置において、
    転写紙の連続通紙中に熱源を一定時間オフ状態にして前記温度検知手段により検出された前記定着ローラの表面温度の温度変化に関する情報と通紙サイズに基づいて通紙されている転写紙の紙厚を検出する紙厚検出手段を備え、この紙厚検出手段で検出された転写紙が厚紙の場合、前記分離部材が感光体の表面から離間し、転写紙が薄紙の場合、前記分離部材が感光体の表面に当接するようになっていることを特徴とする画像形成装置。
  2. 感光体と、熱源を有する定着ローラと、この定着ローラの表面温度を検出する温度検知手段と、前記感光体と定着ローラとの間に設けられた転写ベルトと、前記転写ベルトの表面に接離可能に設けられた分離部材とを備えた画像形成装置において、
    転写紙の連続通紙中に熱源を一定時間オフ状態にして前記温度検知手段により検出された前記定着ローラの表面温度の温度変化に関する情報と通紙サイズに基づいて通紙されている転写紙の紙厚を検出する紙厚検出手段を備え、この紙厚検出手段で検出された転写紙が厚紙の場合、前記分離部材が転写ベルトの表面から離間し、転写紙が薄紙の場合、前記分離部材が転写ベルトの表面に当接するようになっていることを特徴とする画像形成装置。
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