JP3830204B2 - Memo pad container and dispenser - Google Patents

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JP3830204B2
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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、メモパッド容器兼ディスペンサに関し、さらに詳しく述べると、粘着剤付き紙片の積層体からなるメモパッドを収納とともに、必要に応じて前記紙片を1葉ずつ、断続的にあるいは連続的に、取り出すように構成されたメモパッド容器兼ディスペンサに関する。ここで、「メモパッド」とは、例えばPost−itTM(ポストイットTM)として商業的に入手可能な、粘着剤付き紙片の積層体を意味し、そのサイズは、周知のように、小型のものから大型のものまで、そして細長いものから正方形のものまで、各種のものを包含する。
【0002】
【従来の技術】
メモパッド容器兼ディスペンサとしては、従来からいくつの種類のものが知られており、また、市販されている。例えば、図7に示すように、所定のサイズ及び枚数の粘着剤付き紙片(以下、「紙片」又は「メモ紙」と呼ぶこともある)からなるメモパッドを箱型の紙製容器に収納し、その開口35からメモ紙10を図示のように一枚ずつ引き出す方式のメモパッド容器兼ディスペンサ31が公知である。図示の例では、指で抑えているメモ紙10とその次のメモ紙とは所定の接合強度で粘着剤によって結合せしめられており、しかし、メモ紙10を抑えている指の引っ張り強度(分離力)が先の接合強度を上回った場合、分離可能である。なお、メモパッドは、通常、自由に移動するのを防止することなどのために容器31内に緊密に収納されており、また、メモ紙が少なくなった時にも容易に取り出すことができるように、下方から付勢されている。
【0003】
さらに、図8に示すようなメモパッド容器兼ディスペンサも公知である。図8に示すメモパッド容器兼ディスペンサ41は、図9に展開して示すように、メモパッド収納用の空間を有するプラスチック製箱体42と、この箱体をカバー可能なかつメモ紙10を引き出すための開口45を有する蓋体44とから構成されている。蓋体44は、メモ紙10の引出しをスムースに行うとともにディスペンサ41の不用意な動きを防止するため、例えばスチールなどの自体重力のある金属材料から構成するのが好ましい。ディスペンサ41からのメモ紙10の引出しは、基本的に、図7を参照しながら先に説明したディスペンサ31のそれに同じである。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
従来のメモパッド容器兼ディスペンサは、利便性に優れているので、いろいろな分野において広く用いられている。しかし、従来のディスペンサに共通した欠点として、メモ紙を一枚ずつ取り出すことを保証するために、メモ紙の引出しにことさらに大きな引っ張り力を要すること、また、容器内に緊密に収納されたメモパッド及びしたがってメモ紙にそのような大きな力がかかるために、引き出されたメモ紙に折れ皺が入ったり、カールが付いたりすること、がある。メモ紙にこのような変形が入ると、文字等の書き込みに都合が悪くなるばかりか、メモボード、壁面等の被着面に貼付する際に十分な接着力を確保することができない、非粘着面が浮き上がって見栄えが悪くなる、といった不都合が発生する。なお、同様なディスペンサであっても、それに収納される積層体がメモ紙ではなくて、プラスチックフィルムである場合、このような不都合は発生しない。
【0005】
本発明の目的は、従来のメモパッド容器兼ディスペンサにおけるこれらの問題点を解決して、ディスペンサからのメモ紙の取り出しを弱い引っ張り力で容易に可能であり、しかも、取り出された紙片が変形しておらず、従って、被着面に対してフラットに貼付できるようなメモパッド容器兼ディスペンサを提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】
上記した目的は、本発明によると、粘着剤付き紙片の積層体からなるメモパッドを収納するとともに、必要に応じて前記紙片を1葉ずつ取り出すように構成されたメモパッド容器兼ディスペンサであって、前記メモパッドの形状に対応した内部空間を具えた箱体を有しており、前記箱体と一体的もしくは独立して形成された蓋体には前記紙片の幅よりも少なくとも大きな幅を有するスリット状紙片取り出し開口が設けられており、前記開口の長手方向周縁部は、前記紙片を箱体から取り出す時、箱体から取り出されるべき被取り出し紙片と該紙片の下方に位置する箱体に残置されるべき紙片の接合強度よりも大きな摩擦抵抗を前記の取り出されるべき紙片に付与することができ、そして、前記箱体の内部空間は、収納された前記メモパッドから前記紙片を取り出す際に前記メモパッドの箱体内移動によりその取り出し動作を補助するのに十分な予備空間を有していることを特徴とするメモパッド容器兼ディスペンサによって達成することができる。
【0007】
【発明の実施の形態】
本発明のメモパッド容器兼ディスペンサは、いろいろな形態で提供することができる。本発明のメモパッド容器兼ディスペンサの典型的な形態を以下において説明するけれども、本発明は、これらの形態に限定されるものではないことを理解されたい。
【0008】
本発明のメモパッド容器兼ディスペンサは、メモパッドを収納するための、すなわち、メモパッドの形状に対応した内部空間を具えた箱体と、この箱体と組み合わさった、すなわち、箱体と一体的もしくは独立して形成された蓋体とを含んで構成される。ここで、箱体と蓋体の組み合わせの形態は、以下においても具体的に説明するけれども、メモパッド容器兼ディスペンサの機能を発揮する限りにおいていかなる形態であってもよい。
【0009】
例えば、箱体と蓋体を一体的に構成する場合には、箱体の上面を蓋体として利用し、その蓋体を箱体と一体的に形成された開閉自在な矩形部材からなり、該部材の閉塞時に前記スリット状紙片取り出し開口を形成可能であるように構成することができる。さらに具体的には、前記蓋体が前記箱体の上部周縁部に相対向して取り付けられた両開き式の矩形部材からなり、それらの部材の所定の間隔で離れた先端部により前記紙片取り出し開口が形成されているように構成することができる。また、前記蓋体が前記箱体の1つの上部周縁部に取り付けられた片開き式の矩形部材からなり、その部材のほぼ中央部に前記紙片取り出し開口が形成されているように構成することもできる。
【0010】
また、箱体と蓋体を独立して構成する場合には、前記蓋体が前記箱体に関して入れ子式の構造を有しており、前記蓋体の天板のほぼ中央部に前記紙片取り出し開口が形成されているように構成することができる。ここで、蓋体は、図9において示されるように箱体の内部に納まる形状でも、あるいは、以下に図6を参照して説明するように、箱体をすっぽりと包み込む形状でもよい。
【0011】
さらに、箱体や蓋体には、ディスペンサの取扱性などを向上させるためのいろいろな改良が施されていてもよい。例えば、メモ紙の取り出し(摘まみ)を容易にすることなどのため、蓋体の表面に小突起を取り付けること、例えば、蓋体の紙片取り出し開口の近傍に、その開口に沿って長手方向に延在する小突起を配設すること、が推奨される。場合によって、使用中にメモパッドが薄くなってメモ紙の取り出しがスムーズにいかなくなった時には、メモ紙とほぼ同じ大きさの調節板を予め用意しておいて、その調節板を必要に応じて箱体の底とメモパッドの中間に挿入して、上記の不都合を回避することが推奨される。さらに、ディスペンサの裏面にマグネットシート又はプレートを貼り付けておいて、オフィスのデスク回りに磁石力で取り付けるなどして、ディスペンサの使用領域を拡大することも推奨される。
【0012】
スリット状紙片取り出し開口は、さらに、その開口から取り出されるべき紙片の幅よりも少なくとも大きな幅を有することが必要であり、また、その開口の長手方向周縁部は、前記紙片を箱体から取り出す時、箱体から取り出されるべき被取り出し紙片と該紙片の下方に位置する箱体に残置されるべき紙片の接合強度よりも大きな摩擦抵抗を前記の取り出されるべき紙片に付与することができ、そして、前記箱体の内部空間は、収納された前記メモパッドから前記紙片を取り出す際に前記メモパッドの箱体内移動によりその取り出し動作を補助するのに十分な予備空間を有していることが必要である。
【0013】
ところで、本発明の実施において有利に用いられるメモパッドは、その1つの面の一部に粘着剤を帯状に塗被された粘着剤付き紙片の複数枚をそれぞれの紙片の粘着剤塗布面が交互に位置するように積層して形成されたものであり、所定の厚さを有しており、そして、伸長時、それぞれの紙片の粘着剤の接合強度により連続した電光型の長尺物を提供可能であり、但し、前記接合強度を上回る分離力が相隣れる紙片に加わった場合、それぞれの紙片を分離可能であるようなものである。このようなメモパッドは、商業的に入手可能なメモパッドをそのままあるいはわずかに改良することによって提供することができる。
【0014】
本発明のメモパッド容器兼ディスペンサにおいて、前記箱体の内部空間の、前記メモパッドの収納後に提供される予備空間は、好ましくは、前記箱体から紙片を取り出す過程で、次のような容積変化を生じるものである:
(1)被取り出し紙片を前記箱体の前記紙片取り出し開口から引き出し始めると、前記箱体の底面のほぼ中央部に静置されていたメモパッドが前記箱体内を移動して、箱体の引き出し側の壁面に当接するとともに、反対側の壁面近傍に予備空間を形成し、
(2)被取り出し紙片をさらに引き出すと、前記紙片の一部が前記箱体内に位置する状態の時点で、前記予備空間がそのまま維持されるとともに、被取り出し紙片が前記開口において弧を描いて彎曲し、
(3)被取り出し紙片の全体及び該紙片に続く紙片の一部を前記箱体の外側に引き出すと、前記メモパッドが前記箱体の天板に当接する形で持ち上げられ、前記(1)において前記メモパッドが当接せしめられていた壁面と前記箱体の底面を包含する予備空間が形成され、そして
(4)さらに、被取り出し紙片と該紙片に続く紙片の接合強度よりも大きな分離力を前記被取り出し紙片に適用すると、前記被取り出し紙片が前記メモパッドから分離されるとともに、前記メモパッドは、先の持ち上げ状態から開放されて、前記箱体の底面のほぼ中央部に静置されること。
【0015】
【実施例】
以下、添付の図面を参照して本発明のいくつかの実施例を詳細に説明する。なお、本発明は以下に図示する実施例に限定されるものではなく、本発明の精神及び範囲内において種々の変更及び改良を施し得ることを理解されたい。
図1は、本発明の好ましい1態様によるメモパッド容器兼ディスペンサの使用状態を説明するために参考例として示す斜視図である。すなわち、図示のメモパッド容器兼ディスペンサ1は、複数個の相違点を有しない点で本発明の実施例に該当しないが、その他の点においては同一の構成を有するので、本発明のメモパッド容器兼ディスペンサの理解のために参考例として参照するものである。
図示のメモパッド容器兼ディスペンサ1は、その蓋体4が図示のように両開き式になっており、対向する蓋体4によって形成された開口5から粘着剤付き紙片(メモ紙)10を引き出すことができる。メモパッド容器兼ディスペンサ1の構成は、それを展開して示す図2から、より容易に理解することができるであろう。ディスペンサ1は、その底板2に対向して取り付けられた側壁3と、それらの側壁以外の部分で側壁兼天板を形成する蓋体4とを含んで構成される。蓋体4を全開したところで、メモ紙10の積層体であるメモパッド11を収納する。なお、底板2、側壁3及び蓋体4は、好ましくは、透明なプラスチック材料、例えばポリスチレン樹脂から一体成形法により形成することができる。成形品の両翼を構成する蓋体4は、図示のように容易に開閉可能であり、したがって、メモパッドを使い尽くした時、蓋体4の開放により新しいメモパッドを簡単に補充することができる。
【0016】
メモパッド11は、メモパッド容器兼ディスペンサ1に収納した後、図3に順を追って示すように1枚ずつ取り出すことができる。
(A)メモパッド11の最上層のメモ紙10の先端部をディスペンサ1の上部の開口から引き出す。この段階では、メモパッド11は、ディスペンサ1の内部のほぼ中央に位置している。
(B)矢印で示すようにメモ紙10の引出しを続けると、ディスペンサ1の内部のほぼ中央に静置されていたメモパッド11が移動を開始し、そのメモパッド11の一端がディスペンサ1の側壁に当接される。反対側の側壁近傍には、本願明細書でいうところの「予備空間」Aが形成される。メモ紙10の取り出しは、図示されるように、その粘着面で阻止される。
(C)矢印で示すようにメモ紙10の引出しをさらに続けると、メモ紙10が図示のように立ち上がるとともに、次のメモ紙10が蓋体4の開口部において湾曲する。また、開口部においてメモ紙10をこのように大きく湾曲させること、特に極力大きな円を描くようにすることは、メモ紙を取り出した後の折り皺を低減すること、そしてメモ紙の抵抗のないスムーズな取り出しを行うことにおいて有効である。予備空間Aはそのまま保持される。
(D)メモ紙10の引出しのための引っ張り力をさらに増加させると、図示のように、メモ紙10の全体がディスペンサ1から引き出される。この段階で、メモパッド11はディスペンサ1の内部で浮き上がる。予備空間は、AからBに変化する。
(E)最後の引っ張りで、引出し途中のメモ紙10に対してメモ紙どうしの接合強度よりも大きな分離力を適用する。メモ紙10はその次のメモ紙10から分離し、残りのメモパッド11は、前記した図3(A)の状態と同様になる。
【0017】
本発明者らの知見によると、ディスペンサ1からメモ紙10を取り出すに際して、ディスペンサ1の開口部においてメモ紙10が極力大きな円を描くようにすると、メモ紙を取り出した後の折り皺を低減することができるばかりでなく、メモ紙の引き出しそのものも抵抗なくスムーズに行うことができる。したがって、ディスペンサ1の開口部の大きさは、極力幅広に構成することが好ましい。開口部の大きさは、ディスペンサの大きさ、メモパッドの大きさ、その他のファクタに応じて広く変更し得るというものの、通常、約10〜20mmであるのが好ましい。
【0018】
さらに、メモ紙の取り出しをスムーズに行うことを可能にするため、ディスペンサ内に予備空間を形成して、ディスペンサの内部においてメモパッドが自由に摺動可能にするとともに、取り出されるべきメモ紙の先端が常に開口部のほぼ中央に位置するようにすることが有利である。予備空間の形成によって確保されるメモパッドの摺動距離は、ディスペンサの大きさ、メモパッドの大きさ、その他のファクタに応じて広く変更し得るというものの、通常、約4〜8mmないし約15〜30mmの範囲であるのが好ましい。
【0019】
さらにまた、メモ紙を連続してずるずると引き出すことなく、1枚ずつ確実にかつスムーズに取り出すことを可能にするためには、メモ紙どうしの接合強度と、メモパッドを容器内に止まらせようとして容器の蓋体からメモパッドに対して付与される力(摩擦抵抗)の平衡が重要である。上記の接合強度が摩擦抵抗よりも大きい場合には、メモ紙を1枚ずつ引き出すべきところが次々と連続して引き出され、所期の目的を達成することができない。反対に、上記の接合強度が摩擦抵抗よりも小さい場合には、期待の通り、メモ紙を1枚ずつ切り離してスムースに取り出すことができる。メモ紙どうしの接合強度及び容器の蓋体からメモパッドに対して付与される摩擦抵抗は、それぞれ、ディスペンサの大きさ、メモパッドの大きさ、その他のファクタに応じて広く変更可能であり、例えば、通常、接合強度は約40〜60g/50mmの範囲であるのが好ましく、また、摩擦抵抗は約50〜80g/50mmないし約80〜120g/50mmの範囲であるのが好ましい。
【0020】
ところで、図1〜図3に参考例として示したメモパッド容器兼ディスペンサは、本発明のメモパッド容器兼ディスペンサの基本構成を示しており、これに複数個の小突起を付設したものが本発明のメモパッド容器兼ディスペンサである。本発明のディスペンサは、例えば、図4に示すように、ディスペンサ1の蓋体4の所定の領域に、メモ紙の摘まみ、取り出しを容易にするために、小突起6を配置することができる。図示の小突起は、平行な2本線タイプであるけれども、その他の形状であってもよい。
【0021】
また、図5に示すように、ディスペンサ1の蓋体4を片開きとして、ヒンジ9によって箱体に取り付けてもよい。蓋体4には、所定の大きさの開口5を予め形成しておく。
さらに、図6に示すように、メモパッド容器兼ディスペンサ1を箱体12と蓋体14の入れ子式としてもよい。この場合も、蓋体14には、所定の大きさの開口15を予め形成しておく。なお、図5及び図6のディスペンサ1も、複数個の小突起を有しない点で参考例となる。
メモパッド容器兼ディスペンサの作製
図2に示す形状の、縦40mm×横53mm、55mm又は57mm(メモパッド摺動時の移動距離を2mm、4mm又は6mmとするために大きさを変更)×高さ8mmの透明容器をポリスチレン樹脂の一体成形で作製した。メモ紙の引出しに及ぼす開口部の大きさの影響を評価するため、開口部の大きさを40mm×14mm、40mm×16mm又は40mm×18mmに変更した。蓋体を開けて、粘着剤を左右に交互に塗布した紙製メモパッド(38mm×51mm、50枚重ね、粘着剤面38mm×12mm)を所定の位置で収納した。それぞれの容器でメモパッドからのメモ紙の引出しを行い、メモ紙における折れ皺の発生状態、一枚ずつの引出しの可否について評価した。次のような結果が得られた。
【0022】

Figure 0003830204
上記した結果から、折れ皺の発生やメモ紙の連続引出しは開口部の大きさ等のファクタに依存し、開口部の大きさが16mmでメモパッドの摺動距離が4mmの時に満足し得る結果が得られるということが判る。
【0023】
【発明の効果】
以上に説明したように、本発明によるメモパッド容器兼ディスペンサを使用すると、メモ紙を1枚ずつ取り出す時に、メモ紙の取り出しを弱い引っ張り力で容易に可能であり、しかも、取り出されたメモ紙に折れ皺が入ったり、カールが発生しておらず、従って、被着面に対してフラットに貼付できるという効果がある。また、ディスペンサを小型のものにすれば、携帯に便利であるばかりでなく、透明なプラスチック製とすることにより、外観を向上させるとともに、内部のメモ紙の残量を容易に確認できるようにすることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明のメモパッド容器兼ディスペンサの使用状態を説明するために参考例として示す斜視図である。
【図2】 図1のメモパッド容器兼ディスペンサ(参考例)の構成を説明する斜視図である。
【図3】 図1のメモパッド容器兼ディスペンサ(参考例)におけるメモ紙の取り出し工程を順を追って示した断面図である。
【図4】 本発明のメモパッド容器兼ディスペンサの1例を示す斜視図である。
【図5】 図1のメモパッド容器兼ディスペンサ(参考例)の1変形例を示す斜視図である。
【図6】 図1のメモパッド容器兼ディスペンサ(参考例)のもう1つの変形例を示す斜視図である。
【図7】 従来のメモパッド容器兼ディスペンサ(第1例)の使用状態を示す斜視図である。
【図8】 従来のメモパッド容器兼ディスペンサ(第2例)の使用状態を示す斜視図である。
【図9】 図のメモパッド容器兼ディスペンサの構成を説明する斜視図である。
【符号の説明】
1…メモパッド容器兼ディスペンサ
2…底板
3…側壁
4…蓋体
5…開口
6…小突起
9…ヒンジ
10…粘着剤付き紙片(メモ紙)
11…メモパッド
12…箱体
14…蓋体
15…開口
31…箱型容器
35…開口
41…メモパッド容器兼ディスペンサ
42…箱体
44…蓋体
45…開口[0001]
BACKGROUND OF THE INVENTION
The present invention relates to a memo pad container / dispenser. More specifically, the memo pad made of a laminate of adhesive-attached paper pieces is housed, and the paper pieces are taken out one by one, intermittently or continuously as needed. It is related with the memo pad container and dispenser comprised by this. Here, “memo pad” means a laminate of adhesive paper pieces commercially available as, for example, Post-it (post-it ), and the size thereof is small, as is well known. Includes everything from small to large, and long to square.
[0002]
[Prior art]
As a memo pad container / dispenser, several types of memo pad containers / dispensers have been known and are commercially available. For example, as shown in FIG. 7, a memo pad made up of a predetermined size and number of adhesive-attached paper pieces (hereinafter also referred to as “paper pieces” or “memo paper”) is stored in a box-shaped paper container, A memo pad container / dispenser 31 is known in which the memo paper 10 is pulled out from the opening 35 one by one as shown in the figure. In the illustrated example, the memo paper 10 held by the finger and the next memo paper are bonded together with an adhesive with a predetermined bonding strength, but the tensile strength (separation of the finger holding the memo paper 10 is separated). Separation is possible when the force) exceeds the previous bond strength. Note that the memo pad is usually tightly accommodated in the container 31 to prevent free movement, and so that it can be easily taken out when the memo paper is used up. It is energized from below.
[0003]
Further, a memo pad container / dispenser as shown in FIG. 8 is also known. A memo pad container / dispenser 41 shown in FIG. 8 has a plastic box 42 having a space for storing a memo pad, and an opening that can cover the box and draw out the memo paper 10, as shown in FIG. And a lid 44 having 45. The lid 44 is preferably made of a metal material with its own gravity, such as steel, for example, in order to smoothly draw out the memo paper 10 and prevent inadvertent movement of the dispenser 41. The withdrawal of the note paper 10 from the dispenser 41 is basically the same as that of the dispenser 31 described above with reference to FIG.
[0004]
[Problems to be solved by the invention]
Since the conventional memo pad container / dispenser is excellent in convenience, it is widely used in various fields. However, the common disadvantage of conventional dispensers is that it requires a larger pulling force to draw out the note paper one by one and that the note pad is tightly stored in the container. And, therefore, such a large force is applied to the memo paper, so that the drawn memo paper may be creased or curled. If such deformation is applied to the memo paper, it will not only be inconvenient for writing characters, but it will not be able to secure sufficient adhesion when it is attached to the memo board, wall surface, etc. Inconvenience occurs that the surface is lifted and looks bad. Even in the case of a similar dispenser, such inconvenience does not occur when the laminate housed in the dispenser is not a note paper but a plastic film.
[0005]
The object of the present invention is to solve these problems in the conventional memo pad container / dispenser, and to easily take out the memo paper from the dispenser with a weak pulling force, and the taken out paper piece is deformed. Accordingly, it is an object of the present invention to provide a memo pad container / dispenser that can be applied flatly to the adherend surface.
[0006]
[Means for Solving the Problems]
According to the present invention, the above-described object is a memo pad container / dispenser configured to store a memo pad made of a laminate of adhesive-attached paper pieces and to take out the paper pieces one by one as needed, A slit-shaped piece of paper having a box with an internal space corresponding to the shape of the memo pad, and having a width that is at least larger than the width of the piece of paper in the lid formed integrally or independently with the box. A take-out opening is provided, and the peripheral edge in the longitudinal direction of the opening should be left in the take-out paper piece to be taken out from the box and the box located below the paper piece when taking out the paper piece from the box. Friction resistance greater than the bonding strength of the paper pieces can be imparted to the paper pieces to be removed, and the internal space of the box can be stored in the stored memo pad. It can be achieved by memo pad container and dispenser, characterized in that it has sufficient spare space to assist the take-out operation by the box body movement of the memo pad when taking out the paper.
[0007]
DETAILED DESCRIPTION OF THE INVENTION
The memo pad container / dispenser of the present invention can be provided in various forms. Although typical forms of the memo pad container / dispenser of the present invention are described below, it should be understood that the present invention is not limited to these forms.
[0008]
The memo pad container / dispenser of the present invention is a box for storing the memo pad, that is, a box having an internal space corresponding to the shape of the memo pad, and combined with the box, that is, integral or independent of the box. And a lid formed. Here, the form of the combination of the box and the lid will be specifically described below, but any form may be used as long as the function of the memo pad container / dispenser is exhibited.
[0009]
For example, when the box and the lid are integrally formed, the upper surface of the box is used as a lid, and the lid is made of a rectangular member that can be opened and closed integrally with the box. The slit-shaped paper piece taking-out opening can be formed when the member is closed. More specifically, the cover body is formed of a double-opening rectangular member attached to the upper peripheral edge of the box so as to face each other, and the paper piece take-out opening is formed by a tip portion separated by a predetermined interval between these members. Can be formed. In addition, the lid may be formed of a single-open rectangular member attached to one upper peripheral edge of the box, and the paper piece takeout opening may be formed in a substantially central portion of the member. it can.
[0010]
Further, when the box body and the lid body are configured independently, the lid body has a nesting structure with respect to the box body, and the paper piece take-out opening is substantially at the center of the top plate of the lid body. Can be formed. Here, the lid may have a shape that fits inside the box as shown in FIG. 9, or a shape that completely wraps the box as described below with reference to FIG. 6.
[0011]
Furthermore, various improvements for improving the handleability of the dispenser and the like may be applied to the box and the lid. For example, to make it easy to take out (pick) the memo paper, attach a small protrusion to the surface of the lid, for example, in the vicinity of the paper piece take-out opening of the lid, along the opening in the longitudinal direction. It is recommended to provide a small protrusion that extends. In some cases, when the memo pad becomes thin during use and it becomes difficult to remove the memo paper, prepare an adjustment plate of approximately the same size as the memo paper in advance, and place the adjustment plate in the box as required. It is recommended to insert between the bottom of the body and the memo pad to avoid the above disadvantages. Furthermore, it is also recommended to expand the use area of the dispenser by attaching a magnetic sheet or plate to the back of the dispenser and attaching it around the desk of the office with a magnetic force.
[0012]
The slit-shaped paper piece taking-out opening must further have a width at least larger than the width of the paper piece to be taken out from the opening, and the longitudinal peripheral edge of the opening is used when taking out the paper piece from the box. A frictional resistance greater than the bonding strength between the paper piece to be taken out of the box and the paper piece to be left in the box located below the paper piece can be applied to the paper piece to be taken out; and The internal space of the box needs to have a spare space sufficient to assist the take-out operation by moving the memo pad through the box when taking out the paper piece from the stored memo pad.
[0013]
By the way, the memo pad that is advantageously used in the practice of the present invention has a plurality of sheets of adhesive-coated sheets in which a part of one surface of the memo pad is coated with a pressure-sensitive adhesive. It is formed by laminating so as to be positioned, has a predetermined thickness, and can provide a continuous lightning-type long object due to the adhesive strength of each paper piece when stretched However, when a separation force exceeding the bonding strength is applied to adjacent paper pieces, the respective paper pieces can be separated. Such a memo pad can be provided as it is, or by slightly modifying a commercially available memo pad.
[0014]
In the memo pad container / dispenser of the present invention, the spare space provided after the memo pad is stored in the internal space of the box preferably undergoes the following volume change in the process of taking out a piece of paper from the box. Is:
(1) When the paper piece to be taken out starts to be pulled out from the paper piece taking-out opening of the box, the memo pad that is stationary at the substantially central portion of the bottom surface of the box moves in the box, and the drawer side of the box And a spare space is formed in the vicinity of the opposite wall surface,
(2) When the paper piece to be taken out is further pulled out, the spare space is maintained as it is when a part of the paper piece is located in the box, and the paper piece to be taken out is curved in an arc at the opening. And
(3) When the entire paper piece to be taken out and a part of the paper piece following the paper piece are pulled out to the outside of the box, the memo pad is lifted so as to contact the top plate of the box, and in (1) A preliminary space is formed that includes the wall surface against which the memo pad is abutted and the bottom surface of the box, and (4) a separation force greater than the bonding strength between the paper piece to be removed and the paper piece following the paper piece. When applied to a take-out paper piece, the take-out paper piece is separated from the memo pad, and the memo pad is released from the previous lifted state and is allowed to stand at a substantially central portion of the bottom surface of the box.
[0015]
【Example】
Hereinafter, some embodiments of the present invention will be described in detail with reference to the accompanying drawings. It should be understood that the present invention is not limited to the embodiments illustrated below, and that various changes and modifications can be made within the spirit and scope of the present invention.
FIG. 1 is a perspective view shown as a reference example for explaining a use state of a memo pad container / dispenser according to a preferred embodiment of the present invention. That is, the illustrated memo pad container / dispenser 1 does not correspond to the embodiment of the present invention in that it does not have a plurality of differences, but otherwise has the same configuration, so the memo pad container / dispenser of the present invention. It is referred to as a reference example for understanding.
The illustrated memo pad container / dispenser 1 has a double-opening lid 4 as shown in the figure, and can pull out a piece of adhesive-attached paper (memo paper) 10 from an opening 5 formed by the opposing lid 4. it can. The configuration of the memo pad container / dispenser 1 can be more easily understood from FIG. The dispenser 1 includes a side wall 3 attached to face the bottom plate 2 and a lid 4 that forms a side wall / top plate at a portion other than the side walls. When the lid 4 is fully opened, the memo pad 11 that is a laminated body of the memo paper 10 is stored. Note that the bottom plate 2, the side wall 3, and the lid 4 can be preferably formed from a transparent plastic material, for example, a polystyrene resin by an integral molding method. The lid 4 constituting both wings of the molded product can be easily opened and closed as shown in the figure. Therefore, when the memo pad is used up, the new memo pad can be easily replenished by opening the lid 4.
[0016]
After the memo pads 11 are stored in the memo pad container / dispenser 1, they can be taken out one by one as shown in order in FIG.
(A) The tip of the uppermost memo paper 10 of the memo pad 11 is pulled out from the upper opening of the dispenser 1. At this stage, the memo pad 11 is located approximately at the center inside the dispenser 1.
(B) When the memo paper 10 continues to be pulled out as indicated by the arrow, the memo pad 11 that has been stationary at the center of the inside of the dispenser 1 starts to move, and one end of the memo pad 11 contacts the side wall of the dispenser 1. Touched. In the vicinity of the opposite side wall, a “preliminary space” A as referred to in the present specification is formed. The taking-out of the memo paper 10 is blocked by its adhesive surface as shown in the figure.
(C) When the memo paper 10 is further pulled out as indicated by an arrow, the memo paper 10 rises as shown in the figure, and the next memo paper 10 is curved at the opening of the lid 4. Also, making the memo paper 10 bend in such a large amount at the opening, particularly drawing a circle as large as possible, reduces the creases after the memo paper is taken out, and there is no resistance of the memo paper. It is effective in performing smooth removal. The spare space A is maintained as it is.
(D) When the pulling force for pulling out the memo paper 10 is further increased, the entire memo paper 10 is pulled out from the dispenser 1 as shown in the figure. At this stage, the memo pad 11 is lifted inside the dispenser 1. The spare space changes from A to B.
(E) At the last pull, a separation force larger than the joining strength between the memo papers is applied to the memo paper 10 being pulled out. The memo paper 10 is separated from the next memo paper 10, and the remaining memo pad 11 is the same as the state shown in FIG.
[0017]
According to the knowledge of the present inventors, when taking out the memo paper 10 from the dispenser 1, if the memo paper 10 draws as large a circle as possible at the opening of the dispenser 1, the crease after taking out the memo paper is reduced. In addition, the drawer of the note paper itself can be smoothly performed without resistance. Therefore, the size of the opening of the dispenser 1 is preferably configured to be as wide as possible. Although the size of the opening can be widely changed depending on the size of the dispenser, the size of the memo pad, and other factors, it is usually preferably about 10 to 20 mm.
[0018]
Furthermore, in order to enable smooth removal of the memo paper, a spare space is formed in the dispenser so that the memo pad can freely slide inside the dispenser and the tip of the memo paper to be removed is It is advantageous to always be at the approximate center of the opening. Although the sliding distance of the memo pad secured by forming the spare space can be widely changed according to the size of the dispenser, the size of the memo pad, and other factors, it is usually about 4 to 8 mm to about 15 to 30 mm. A range is preferred.
[0019]
Furthermore, in order to make it possible to reliably and smoothly take out the memo paper one by one without continuously slid and pulling it out, we tried to stop the memo pad between the strength of the memo paper and the memo pad in the container. The balance of the force (friction resistance) applied from the container lid to the memo pad is important. When the bonding strength is greater than the frictional resistance, the places where the memo paper should be pulled out one by one are pulled out one after another, and the intended purpose cannot be achieved. On the other hand, when the bonding strength is smaller than the frictional resistance, the memo paper can be cut out one by one and smoothly taken out as expected. The bonding strength between the note papers and the frictional resistance applied from the container lid to the memo pad can be widely changed depending on the size of the dispenser, the size of the memo pad, and other factors. The bonding strength is preferably in the range of about 40-60 g / 50 mm, and the frictional resistance is preferably in the range of about 50-80 g / 50 mm to about 80-120 g / 50 mm.
[0020]
By the way, the memo pad container / dispenser shown as a reference example in FIGS. 1 to 3 shows the basic configuration of the memo pad container / dispenser of the present invention, and the memo pad of the present invention is provided with a plurality of small protrusions. Ru container and dispenser der. In the dispenser of the present invention, for example, as shown in FIG. 4, small protrusions 6 can be arranged in a predetermined region of the lid 4 of the dispenser 1 in order to easily pick up and take out the note paper. . Although the illustrated small protrusions are of the parallel two-line type, other shapes may be used.
[0021]
As shown in FIG. 5, the lid 4 of the dispenser 1 may be attached to the box by a hinge 9 with the lid 4 as a single opening. An opening 5 having a predetermined size is formed in the lid 4 in advance.
Furthermore, as shown in FIG. 6, the memo pad container / dispenser 1 may be a nested type of a box body 12 and a lid body 14. Also in this case, an opening 15 having a predetermined size is formed in the lid body 14 in advance. The dispenser 1 of FIGS. 5 and 6 is also a reference example in that it does not have a plurality of small protrusions.
Preparation of memo pad container / dispenser 40mm in length x 53mm in width, 55mm or 57mm in the shape shown in Fig. 2 (changed in size to move 2mm, 4mm or 6mm when sliding the memo pad) x height 8mm A transparent container was produced by integral molding of polystyrene resin. In order to evaluate the influence of the size of the opening on the drawing of the note paper, the size of the opening was changed to 40 mm × 14 mm, 40 mm × 16 mm, or 40 mm × 18 mm. The lid was opened, and a paper memo pad (38 mm × 51 mm, 50 sheets stacked, adhesive surface 38 mm × 12 mm) coated with adhesive on the left and right alternately was stored at a predetermined position. Memo paper was pulled out from the memo pad in each container, and the state of occurrence of creases in the memo paper and the possibility of pulling out one by one were evaluated. The following results were obtained.
[0022]
Figure 0003830204
From the above results, the occurrence of creases and the continuous drawing of memo paper depend on factors such as the size of the opening, and the results are satisfactory when the size of the opening is 16 mm and the sliding distance of the memo pad is 4 mm. It turns out that it is obtained.
[0023]
【The invention's effect】
As described above, when the memo pad container / dispenser according to the present invention is used, when taking out memo paper one by one, it is possible to easily take out the memo paper with a weak pulling force. There is no crease or curling, and therefore there is an effect that it can be applied flat to the adherend surface. In addition, if the dispenser is made small, it is not only convenient to carry but also made of transparent plastic, so that the appearance can be improved and the remaining amount of note paper inside can be easily confirmed. be able to.
[Brief description of the drawings]
[1] To illustrate the use state of the main Mopaddo container and dispenser of the present invention is a perspective view showing a reference example.
2 is a perspective view illustrating a configuration of a memo pad container / dispenser (reference example) in FIG. 1. FIG.
FIG. 3 is a cross-sectional view sequentially illustrating a step of taking out memo paper in the memo pad container / dispenser (reference example) of FIG. 1;
FIG. 4 is a perspective view showing an example of a memo pad container / dispenser according to the present invention .
5 is a perspective view showing a modification of the memo pad container / dispenser (reference example) of FIG. 1; FIG.
6 is a perspective view showing another modification of the memo pad container and dispenser of Figure 1 (reference example).
FIG. 7 is a perspective view showing a usage state of a conventional memo pad container / dispenser (first example).
FIG. 8 is a perspective view showing a usage state of a conventional memo pad container / dispenser (second example).
9 is a perspective view illustrating the configuration of the memo pad container / dispenser of FIG. 8. FIG.
[Explanation of symbols]
DESCRIPTION OF SYMBOLS 1 ... Memo pad container and dispenser 2 ... Bottom plate 3 ... Side wall 4 ... Cover body 5 ... Opening 6 ... Small protrusion 9 ... Hinge 10 ... Paper piece with adhesive (memo paper)
DESCRIPTION OF SYMBOLS 11 ... Memo pad 12 ... Box 14 ... Cover 15 ... Opening 31 ... Box-shaped container 35 ... Opening 41 ... Memo pad container and dispenser 42 ... Box 44 ... Cover 45 ... Opening

Claims (5)

粘着剤付き紙片の積層体からなるメモパッドを収納するとともに、必要に応じて前記紙片を1葉ずつ取り出すように構成されたメモパッド容器兼ディスペンサであって、
前記メモパッドの形状に対応した内部空間を具えた箱体、前記箱体と一体的もしくは独立して形成された蓋体とを有し、前記蓋体は前記箱体の上部周縁部に相対向して取り付けられた両開き式の矩形部材からなり、それらの部材の所定の間隔で離れた先端部により、前記紙片の幅よりも少なくとも大きな幅を有するスリット状紙片取り出し開口が設けられており、前記紙片取り出し開口部の長手方向と直交する方向の開口部大きさが10〜20mmであり、
前記開口の長手方向周縁部は、前記紙片を箱体から取り出す時、箱体から取り出されるべき被取り出し紙片と該紙片の下方に位置する箱体に残置されるべき紙片の接合強度よりも大きな摩擦抵抗を前記の取り出されるべき紙片に付与することができ
記箱体の内部空間は、収納された前記メモパッドから前記紙片を取り出す際に前記メモパッドの箱体内で4mm以上摺動することができるに十分な予備空間を有しており、かつ前記蓋体の紙片取り出し開口の近傍に、複数の小突起が、その開口の長手方向に略垂直な方向に整列していることを特徴とするメモパッド容器兼ディスペンサ。
A memo pad container / dispenser configured to store a memo pad composed of a stack of paper pieces with adhesive, and to take out the paper pieces one by one as needed,
A box equipped with an internal space corresponding to the shape of the memo pad, said box comprising a body and a lid body formed integrally or independently, the lid is opposed to the upper periphery of the box body made rectangular member mounted double door type and, by the tip portion spaced at a predetermined interval of the members has a slit-shaped paper dispenser opening has at least greater width is provided than the width of the paper, said The opening size in the direction orthogonal to the longitudinal direction of the paper piece take-out opening is 10 to 20 mm,
When the paper piece is taken out of the box, the peripheral edge in the longitudinal direction of the opening has a friction larger than the bonding strength between the paper piece to be taken out to be taken out of the box and the paper piece to be left in the box located below the paper piece. Resistance can be applied to the piece of paper to be removed ;
The inner space of the pre-Symbol box body from the housing has been the memo pad has sufficient spare space can slide 4mm or more in the box body of the memo pad when taking out the paper, and the lid A memo pad container / dispenser, wherein a plurality of small protrusions are aligned in a direction substantially perpendicular to the longitudinal direction of the opening in the vicinity of the paper piece take-out opening.
前記蓋体が前記箱体に関して入れ子式の構造を有しており、前記蓋体の天板のほぼ中央部に前記紙片取り出し開口が形成されていることを特徴とする請求項1に記載のメモパッド容器兼ディスペンサ。  2. The memo pad according to claim 1, wherein the lid body has a nesting structure with respect to the box body, and the paper piece take-out opening is formed at a substantially central portion of the top plate of the lid body. Container and dispenser. 前記メモパッドが、その1つの面の一部に粘着剤を帯状に塗被された粘着剤付き紙片の複数枚をそれぞれの紙片の粘着剤塗布面が交互に位置するように積層して形成されたものであり、所定の厚さを有しており、そして、伸長時、それぞれの紙片の粘着剤の接合強度により連続した電光型の長尺物を提供可能であり、但し、前記接合強度を上回る分離力が相隣れる紙片に加わった場合、それぞれの紙片を分離可能であることを特徴とする請求項1又は2に記載のメモパッド容器兼ディスペンサ。The memo pad was formed by laminating a plurality of pieces of adhesive-coated paper pieces coated with adhesive on a part of one surface thereof so that the adhesive application surfaces of the respective paper pieces are alternately positioned. It has a predetermined thickness, and when stretched, it is possible to provide a continuous lightning-type elongate by the bonding strength of the adhesive on each piece of paper, provided that it exceeds the bonding strength. 3. The memo pad container / dispenser according to claim 1, wherein when a separation force is applied to adjacent paper pieces, the respective paper pieces can be separated. 前記箱体の内部空間の、前記メモパッドの収納後に提供される予備空間が、前記箱体から紙片を取り出す過程で、次のような容積変化:
(1)被取り出し紙片を前記箱体の前記紙片取り出し開口から引き出し始めると、前記箱体の底面のほぼ中央部に静置されていたメモパッドが前記箱体内を移動して、箱体の引き出し側の壁面に当接するとともに、反対側の壁面近傍に予備空間を形成し、
(2)被取り出し紙片をさらに引き出すと、前記紙片の一部が前記箱体内に位置する状態の時点で、前記予備空間がそのまま維持されるとともに、被取り出し紙片が前記開口において弧を描いて彎曲し、
(3)被取り出し紙片の全体及び該紙片に続く紙片の一部を前記箱体の外側に引き出すと、前記メモパッドが前記箱体の天板に当接する形で持ち上げられ、前記(1)において前記メモパッドが当接せしめられていた壁面と前記箱体の底面を包含する予備空間が形成され、そして
(4)さらに、被取り出し紙片と該紙片に続く紙片の接合強度よりも大きな分離力を前記被取り出し紙片に適用すると、前記被取り出し紙片が前記メモパッドから分離されるとともに、前記メモパッドは、先の持ち上げ状態から開放されて、前記箱体の底面のほぼ中央部に静置されること、
を生じることを特徴とする請求項1〜のいずれか1項に記載のメモパッド容器兼ディスペンサ。
In the process of taking out a piece of paper from the box, the spare space provided after the memo pad is stored in the internal space of the box is changed as follows:
(1) When the paper piece to be taken out starts to be pulled out from the paper piece taking-out opening of the box, the memo pad that is stationary at the substantially central portion of the bottom surface of the box moves in the box, and the drawer side of the box And a spare space is formed in the vicinity of the opposite wall surface,
(2) When the paper piece to be taken out is further pulled out, the spare space is maintained as it is when a part of the paper piece is located in the box, and the paper piece to be taken out is curved in an arc at the opening. And
(3) When the entire paper piece to be taken out and a part of the paper piece following the paper piece are pulled out to the outside of the box, the memo pad is lifted so as to contact the top plate of the box, and in (1) A preliminary space is formed that includes the wall surface against which the memo pad is abutted and the bottom surface of the box, and (4) a separation force greater than the bonding strength between the paper piece to be removed and the paper piece following the paper piece. When applied to a take-out paper piece, the paper piece to be taken out is separated from the memo pad, and the memo pad is released from the previous lifted state and is allowed to stand at substantially the center of the bottom surface of the box,
The memo pad container / dispenser according to any one of claims 1 to 3 , wherein:
前記小突起が、前記開口の長手方向に沿ってさらに延在していることを特徴とする請求項1〜のいずれか1項に記載のメモパッド容器兼ディスペンサ。The small projections, memo pad container and dispenser as claimed in any one of claims 1 to 4, characterized in that it further extends along the longitudinal direction of the opening.
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