JP3829836B2 - 再生方法、記録装置、及び再生装置 - Google Patents
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Description
なお、ミニディスクシステムを例にあげているが、もちろん他の方式の音楽用途の記録再生システムについても同様のことがいえる。
管理情報読出手段は、第1の管理情報又は第2の管理情報に示される欠陥領域を検索して第3の管理情報を読み出すことができるようにする。
一般データ再生手段は、読み出された第3の管理情報に基づいて一般データファイルを再生することができるようにする。
管理情報読出手段は、第1の管理情報のアドレスを用いた所定の演算で算出されるアドレスにアクセスして第3の管理情報を読み出すことができるように構成する。
一般データ再生手段は、読み出された第3の管理情報に基づいて一般データファイルを再生することができるようにする。
特定のキーワード情報が第1の管理情報が配置される所定の管理エリア内において、第1の管理情報のアドレスを用いた所定の演算で算出されるアドレスから記録される情報内に含まれる場合も同様である。
そしてこの第3の管理情報による、記録/再生が行なわれる場合、第2の管理情報の読込/編集の必要はないため、データファイルの記録/再生/編集動作時に大きなメモリ容量を必要とせず、また消費電力も小さくできる。従って、小型機器などでは非常に好適となる。
これによって第2の管理情報を用いた通常のデータファイル再生によって、第3の管理情報に対応するデータファイルを再生することができるようになり、従って、第3の管理情報による再生機能を持たない機器においても再生可能とすることができる。
さらに、第3の管理情報に対応するデータファイルを第2の管理情報の管理下に編入することで、そのデータファイルは第2の管理情報における高度な編集動作の対象となり、各種有効利用できるようになる。
I .記録再生装置の構成
I−1 外観例
I−2 内部ブロック
II .ディスク構造
II−1 クラスタ構造
II−2 トラック構造
II−3 P−TOCセクター
II−4 U−TOCセクター(第1の管理情報)
II−5 データU−TOCセクター(第2の管理情報)
II−5−a 全体構造
II−5−b ブートエリア
II−5−c ボリュームディスクリプタ
II−5−d ボリュームスペースビットマップ
II−5−e マネジメントテーブル
II−5−f ディレクトリレコードブロック
II−5−g エクステントレコードブロック
II−6 データセクター
III .データファイル再生処理
IV .簡易U−TOCを用いた記録再生方式(タイプA)
IV−1 簡易U−TOCセクター(第3の管理情報)
IV−2 簡易U−TOCが記録された場合の管理状態
IV−3 簡易U−TOCを用いるデータファイル記録処理
IV−4 簡易U−TOCによるデータファイルの再生処理及びデータU−TOCへの編入処理
IV−5 簡易U−TOCを用いたコピーガードデータ記録
IV−6 コピーガードに対応する再生処理
V .簡易U−TOCを用いた記録再生方式(タイプB)
V−1 簡易U−TOCが記録された場合の管理状態
V−2 簡易U−TOCを用いるデータファイル記録処理
V−3 簡易U−TOCによるデータファイルの再生処理及びデータU−TOCへの編入処理
V−4 簡易U−TOCを用いたコピーガードデータ記録
V−5 コピーガードに対応する再生処理
VI .簡易U−TOCで管理されるデータファイルの記録位置
I−1 外観例
図1に実施例となる記録再生装置及びディスクの外観を示す。
ディスク1としては光磁気ディスクが用いられるが、図1に示すようにその外部はカートリッジKに収納されており、シャッタSがスライドされることによりディスク記録面が表出されるようになされている。
記録再生装置10としてはディスク1が収納されたカートリッジKが装填されるディスク挿入部11が設けられ、カートリッジKがこのディスク挿入部11に挿入されることにより、図示しない内部機構によってシャッタSがスライドされ、ディスク1の盤面が表出されて記録又は再生可能状態とされる。
また14は画像スキャナ部であり、紙面に記された画像情報を検出してドットデータに変換し、画像データとして入力できるようになされている。
さらに15は入出力コネクタ部であり、通信ケーブルCを接続することにより、他の情報機器(コンピュータ、ワープロ等)とデータの送受信ができるようになされている。
I−2 内部ブロック
記録再生装置10の要部の構成は図2に示される。
図2においてはディスク1(ディスク1を収納したカートリッジK)が装填された状態で示している。21は記録再生装置の各種動作を制御するシステムコントローラを示し、例えばマイクロコンピュータにより形成される。
22はスピンドルモータであり、装填されたディスク1はスピンドルモータ22により回転駆動される。23はディスク1に対して記録/再生時にレーザ光を照射する光学ヘッドであり、記録時には記録トラックをキュリー温度まで加熱するための高レベルのレーザ出力をなし、また再生時には磁気カー効果により反射光からデータを検出するための比較的低レベルのレーザ出力をなす。
例えば、システムコントローラ21はP−TOC及びU−TOCをディスク1が装填された際に管理情報エリア(例えばディスクの最内周側)の再生動作を実行させることによって読み出し、バッファRAM33に記憶しておき、以後そのディスク1に対する記録/再生動作の際に参照できるようにしている。
35は表示コントローラであり、システムコントローラ21からの表示データ、即ち検索メニューの表示やディスク1から読み出したデータの表示等を表示部13において実行させるための制御回路となる。
以上の構成により、記録再生装置10は各種一般データのディスク1に対する記録動作及び再生動作が可能となる。
そしてデコーダ部38において音声圧縮処理に対するデコード処理等の再生信号処理を施されると、D/A変換器39によってアナログ信号とされ、端子16bから所定の増幅回路部又はコード17を介してライン出力され、再生出力される。例えばL,Rオーディオ信号として出力される。
一方、一般データの記録/再生の動作については管理情報としてデータU−TOCの情報を使用することになる。
なお、光磁気ディスクにおいてもP−TOCはピットデータとしてROM化されて記録されている。
II .ディスク構造
II−1 クラスタ構造
ミニディスクシステムにおける、光磁気ディスク1に対してはクラスタという単位で記録が行なわれる。この1クラスタは2〜3周回トラック分に相当する。このクラスタが時間的に連続されて、1つのトラック、即ち楽曲やデータトラックが形成される。
なお、各セクターにおいて実際にデータが記録されるのは2048バイトの領域であり、他のバイトは同期パターンやアドレスなどによるヘッダや、エラー訂正コードなどに用いられる。
4セクターのサブデータ領域はサブデータやリンキングエリアとしてなどに用いられ、TOCデータ、音声データ、一般データ等の記録は32セクターのメインデータ領域に行なわれる。
II−2 トラック構造
ここで、ディスク1におけるトラック構造を説明し、P−TOC及びU−TOC、データU−TOCの位置関係及び管理態様を説明する。
うにエンボスピットによりデータが記録されているエリア(ピットエリア)と、いわゆる光磁気エリアとされてグルーブが設けられているMOエリアに分けられる。
ここでピットエリアとしてはP−TOCが記録される再生専用管理エリアとされており、後述するP−TOCセクターが繰り返し記録されている。
U−TOCは記録再生管理エリアにおいて所要の位置に3クラスタ連続して記録されるものであり、U−TOCが記録再生管理エリア内のどのクラスタアドレスに記録されるかはP−TOCによって示される。
このレコーダブルユーザーエリアにおいて、例えばM1 ,M2 ,M3 として示すようにオーディオトラック、即ち楽曲が記録されたり、またFL1 ,FL2 ,FL3 として示すようにデータファイルが記録されたりする。
データファイルとされた部位における最も内周側となる部位には、データファイルの管理のためのデータU−TOCが記録される。この例では、データファイルFL1 の直前の位置にデータU−TOCが記録されていることになる。
つまりM1 ,M2 ,M3 となる各オーディオトラックについては、そのスタートアドレス及びエンドアドレスを管理している。またフリーエリアについても同様に管理している。
ところが、データファイルFL1 ,FL2 ,FL3 、及びデータU−TOCが記録されている部位については、まとめて1つのデータトラックとして管理している。なお、EBとはU−TOCによって管理されているデータトラック内で、実際にデータファイルが記録されていないエリアを示している。
II−3 P−TOCセクター
次にディスク1におけるP−TOCのフォーマットについて説明する。
P−TOC情報としては、ディスクの記録可能エリア(レコーダブルユーザーエリア)などのエリア指定やROMエリアの管理等が行なわれる。また、プリマスタードディスク又はハイブリッドディスクの場合に、ROM化されて記録されているオーディオトラックやデータトラックの管理も行なうことができるようになされている。
図5は、図4に示した再生専用管理領域において繰り返し記録されるP−TOC情報の最初のセクター(セクター0)を示している。
なお、P−TOCセクターとしてはセクター0〜7が用意されるが、セクター1以降はオプションとされる。
さらにこのセクターのアドレスとして上位と下位の2バイトのクラスタアドレスと、1バイトのセクターアドレスが記録され、さらに『02h』の1バイトが付加されてヘッダが構成される。
なお、本明細書で『h』を付した数値はいわゆる16進表記のものである。
ディスクタイプ(Disc type) としては、そのディスクがリードオンリーのプリマスタードディスクか、レコーダブルな光磁気ディスクか、もしくはハイブリッドディスクかを識別するコードが記録される。
またセクター使用状況(Used sectors)として、この1バイトの各ビットがP−TOCセクター0〜7に対応し、各セクターが使用されているか否かを示している。
また、U−TOCスタートアドレスUSTA として記録再生管理エリア内に記録されるU−TOCの開始位置のアドレスが記される。
さらに、レコーダブルユーザーエリアのスタートアドレスRSTA が記録される。
なお、パーツとはディスク上で物理的に連続して一連のデータが記録されたトラック部分をいう。
この場合パーツテーブル(01h) のスタートアドレスは第1トラックの記録位置のスタートアドレスとなり、同様にエンドアドレスは第1トラックの終端位置のアドレスとなる。さらに、トラックモード情報はその第1トラックについての情報となる。
以下同様にテーブルポインタはP-TNO255まで用意されているため、TOC上では第255トラックまで管理可能とされている。
そして、このようにTOCセクター0が形成されることにより、例えば再生時において、所定の楽曲をアクセスして再生させることができる。
II−4 U−TOCセクター(第1の管理情報)
図6はU−TOCの最初のセクター(セクター0)のフォーマットを示している。このU−TOCセクターは、主にユーザーが録音を行なった楽曲や新たに楽曲が録音可能なフリーエリアについての管理情報が記録されているデータ領域とされる。
なお、U−TOCセクターもセクター0〜7が用意されるが、セクター1以降はオプションとされる。
続いて所定アドレス位置に、メーカーコード、モデルコード、最初のトラックのトラックナンバ(First TNO)、最後のトラックのトラックナンバ(Last TNO)、セクター使用状況(Used sectors)、ディスクシリアルナンバ、ディスクIDが記録される。
セクター使用状況の1バイトでは、各ビットがU−TOCセクター0〜7に対応し、各セクターが使用されているか否かを示している。
なお、あらかじめ記録される楽曲やデータファイルについては通常パーツ分割されることがないため、前記図5のようにP−TOCセクター0においてリンク情報はすべて『(00h) 』とされている。
なお、上記した欠陥領域や、未使用パーツテーブルの管理形態もこれと同様となる。
なお、このときパーツテーブル(01h) については、スタートアドレスとしてレコーダブルユーザーエリアのスタートアドレス(RSTA )の値が記録され、またエンドアドレスとしてはリードアウトスタートアドレスの直前のアドレス(LOA −1)の値が記録されることになる。
1つのディスクにおいて一般データが記録されるパーツの全てを含んだ単位をボリュームとよぶ。
なお、ハイブリッドディスクの場合ではピットエリアにもデータトラックが形成することができ、ピットエリアとレコーダブルユーザーエリアとで2つのデータトラックが存在する場合がある。
つまり、例えばテーブルポインタP-TNO4によって導かれるパーツテーブルにデータトラックのスタートアドレス及びエンドアドレスが示されている。また、データトラックが複数のパーツに分割されている場合は、各パーツのスタートアドレス及びエンドアドレスを示すパーツテーブルがリンクされている。
トラックモードは、(01h) 〜(FFh) までの各パーツテーブルにおいてそれぞれ1バイト(d1 〜d8 の8ビット)設けられているが、この各ビットがそれぞれ次のように各種モード状態を示している。
なお、一般データがプリマスタードピットとしてディスクにROM化されて記録されている場合は、上記P−TOCにおいてプリマスタードの楽曲の場合と同様に管理されるが、この場合もパーツテーブルにおけるトラックモードのうちビットd4 が『1』とされて、プリマスタードの楽曲と区別される。
II−5 データU−TOCセクター(第2の管理情報)
II−5−a 全体構造
上記のようにU−TOCにおいてはデータトラックとしてのパーツが管理されるのみであり、データトラック内の個々のデータファイルについての管理はデータU−TOCによって行なわれることになる。
このデータU−TOCは、図8(b)のように1クラスタのブートエリアと、16クラスタのボリュームマネジメントエリアから構成されている。
そして、このマネジメントブロックにおけるデータが実際のデータファイルの記録/再生のための管理情報となる。
このブロックナンバ1〜3のマネジメントブロックについての使用形態は以上のように規定されている。ブロックナンバ4以降のマネジメントブロックはファイルエクステンツエリアの使用形態などに応じて使用される。
即ち、マネジメントテーブルMT、ディレクトリレコードブロックDRB、エクステンツレコードブロックERBとして使用できる。
II−5−b ブートエリア
ブートエリアはコンピュータプログラム等が存在する場合のプログラム位置などを示す領域として用いられる。
図9のブートエリアセクターでは、同期パターン及びアドレスが記されたヘッダに続いて、データエリアとなる2048バイトに、各512バイトの4つのブロックデータが記録できる。即ちブロック0〜ブロック3であり、例えばブロック0はブロックデータ0−0からブロックデータ0−511で構成される。
他は図9と同様である。
II−5−c ボリュームディスクリプタ
ボリュームメネジメントエリアにおける先頭のマネジメントブロックはボリュームディスクリプタVDとして使用される。
このボリュームディスクリプタVDは、ディスク上のデータトラック(ボリューム)の基本的な管理を行なうものである。
続いてこのシステムのバージョンIDが記録される。
ロジカルブロックとは、データトラックにおけるセクター内の実際のデータエリアに相当するもので、データトラックにおけるセクターは2352バイトのうち2048バイトをデータエリアと設定している。従って、ロジカルブロックサイズとしてバイト長である『2048』が記録される。ロジカルブロックは記録/再生におけるデータバイト最小単位となる。
また記録可能アロケーションブロック総数として、レコーダブルエリアにおけるアロケーションブロック数が記録される。プリマスタードディスクの場合は、これはゼロとされる。
さらに記録済アロケーションブロック数として、ボリューム内の記録可能アロケーションブロックのうち、既に記録が行なわれたアロケーションブロックの数が記される。
またディフェクトアロケーションブロック数として、傷などの欠陥があるアロケーションブロックの数が記される。
次にID最大値が記録される。ディレクトリ又はデータファイルに対しては、生成される順にIDナンバが付されていくが、これはその最大値となる。
またボリュームマネジメントエリアの位置として、ボリュームマネジメントエリアの最初のアロケーションブロックのナンバーが記録される。
続いて、ルートディレクトリのバイト長、及びルートディレクトリ内のディレクトリ数が記録される。
即ち、ブートシステムID、ボリュームID及びそのキャラクタセットコード、パブリッシャーID及びそのキャラクタセットコード、データプリペアーID及びそのキャラクタセットコード、アプリケーションID及びそのキャラクタセットコードが記録される。
また、ボリュームの生成日時、ボリュームの更新日時、満了日時、有効日時が記録される。そしてデータエリアにおける1024〜2047バイトが、システムエクステンションエリアとされる。
II−5−d ボリュームスペースビットマップ
ボリュームメネジメントエリアにおけるブロックナンバ2のマネジメントブロックはボリュームスペースビットマップVSBとして使用される。
このボリュームスペースビットマップVSBは、データトラックの全てのアロケーションブロックのタイプを示すものである。
なお、このボリュームスペースビットマップVSBのセクターも、データエリアに続いてEDCエリア及びECCエリアが設けられる。
データトラックにおけるアロケーションブロックには、ナンバー0から昇順にアロケーションブロックナンバが付されているが、ボリュームスペースビットマップVSBのデータエリアの最初のバイトにおけるビット7,6が、ナンバー0のアロケーションブロックAL0 に割り当てられ、以降2ビットづつアロケーションブロックAL1 ,AL2 ・・・・・ と割り当てられる。
従って、ボリュームスペースビットマップVSBのデータエリアにおいて、アロケーションブロックAL0 〜AL8191までの情報を記すことができ、全てのアロケーションブロックに十分に対応できる。
なお、データエリアにおいて余りの部分、つまり対応するアロケーションブロックが存在しないビットについては『11』とされる。
II−5−e マネジメントテーブル
ボリュームメネジメントエリアにおけるブロックナンバ3のマネジメントブロックはマネジメントテーブルMTとして使用され、またブロックナンバ4以降のマネジメントブロックもマネジメントテーブルとして使用できる。
このマネジメントテーブルMTは、ボリュームマネジメントエリアにおける各マネジメントブロックの使用形態を示している。
即ち、マネジメントブロック0エントリーからマネジメントブロック511エントリーにより、ボリュームマネジメントエリアにおける512個のマネジメントブロックのそれぞれの使用内容が示される。
なお、データエリアに続いてEDCエリア及びECCエリアが設けられる。
最初のマネジメントブロック(マネジメントブロック0)は上述したようにボリュームディスクリプタに使用される。
この場合、マネジメントブロック0エントリーでは、マネジメントブロック0がボリュームディスクリプタであることを示すため、図15(a)のように第4バイト目にエントリータイプとして『80h』が記される。
この場合、マネジメントブロック1エントリーでは、マネジメントブロック1がボリュームディスクリプタであることを示すため、図15(b)のように第4バイト目にエントリータイプとして『90h』が記される。また、第1、第2バイト目において、未記録アロケーションブロック数が記録される。
II−5−f ディレクトリレコードブロック
ボリュームメネジメントエリアにおけるブロックナンバ4以降のマネジメントブロックはディレクトリレコードブロックDRBとして使用できる。
このディレクトリレコードブロックDRBには、1又は複数のディレクトリレコードが記録される。
続いてディレクトリの属性が記録される。これによって、このディレクトリレコードがディレクトリのためのディレクトリレコードか、このディレクトリレコードが含まれるディレクトリがインビジブルディレクトリであるか、システムディレクトリであるか、などの各種属性が示される。
ショートネームIDは11バイトで記録されるIDである。
さらにディレクトリIDナンバ、ディレクトリ長が示される。
また、ディレクトリレコード数として、このディレクトリレコードが含まれるディレクトリにおけるディレクトリレコード数が記録される。
また、ロングネームIDの長さが偶数バイトになった場合のみ、あまりバイトを埋めるためパディングとして『00h』が記録される。
ロングネームIDに続くバイトは、システムエクステンションエリアとして利用される。
なお、データエリアに続いてEDCエリア及びECCエリアが設けられる。
データファイルが1つのファイル単位で構成される場合のみ、このセクターのディレクトリレコードによって直接その位置等が示される。
データファイルが複数のファイル単位で構成される場合は、そのデータファイルの位置などについては、ディレクトリレコードによって直接示されることはなく、後述するエクステンツレコードブロックに示されることになる。
また、そのデータファイルの位置が示され、続いてそのデータファイルにおいて使用されているアロケーションブロック数が記される。
さらにアソシエイトデータ長、アソシエイトデータ位置、アソシエイトデータのアロケーションブロック数が記される。
また、ロングネームIDの長さが偶数バイトになった場合のみ、あまりバイトを埋めるためパディングとして『00h』が記録される。
ロングネームIDに続くバイトは、システムエクステンションエリアとして利用される。
なお、データエリアに続いてEDCエリア及びECCエリアが設けられる。
II−5−g エクステントレコードブロック
ボリュームメネジメントエリアにおけるブロックナンバ4以降のマネジメントブロックはエクステントレコードブロックERBとして使用できる。
このエクステントレコードブロックERBには、1又は複数のエクステントレコードが記録できる。
エクステントディスクリプタは、実際にデータファイルを構成するファイル単位の位置を示すための情報である。上記したようにディレクトリレコードがデータファイルの位置を示すのは、そのデータファイルが1つのファイル単位によって構成される場合のみである。データファイルが複数のファイル単位によって構成される場合、各ファイル単位の位置は、エクステントディスクリプタによって指定される。
このセクターでは、同期パターン及びアドレスが記されたヘッダに続いて、データエリアとなる2048バイトにおいて、1又は複数のエクステントレコードを記録できる。1つのエクステントレコードは32バイトで構成される。
もしエクステントレコードインデックスが、エクステントディスクリプタを含むエクステントレコードを指定している場合、つまり最下層の場合は、マキシマムディプスは『0000h』とされる。
エクステントレコードのインデックスは、エクステントレコードのエントリーナンバとマネジメントブロックナンバで示される。
このようなエクステントレコードを2048バイトのデータエリア内において最大64個設けることができる。
なお、データエリアに続いてEDCエリア及びECCエリアが設けられる。
実質的なデータ内容はショートロケーションの場合と同様であるため、重複説明を避けるが、ショートロケーションでは各データはそれぞれ2バイトで記録されていたが、このロングロケーションでは、各データはそれぞれ4バイトで記録される。
そして、ロングロケーションの場合、1つのエクステントレコードは64バイトで構成されるため、2048バイトのデータエリア内において最大32個設けることができる。
なお、同様に、データエリアに続いてEDCエリア及びECCエリアが設けられる。
II−6 データセクター
次に、データファイルが記録されるファイルエクステンツエリアにおけるセクターの構造を説明する。
4×588の2352バイトのセクターの先頭12バイトは同期パターンとされ、続いてクラスタアドレス(Cluster H ,Cluster L )、セクターアドレス(sector)、モード情報が記録されてヘッダとされる。
またID0 〜ID3 の4バイトとしてシステムIDが付加される。
データエリア以降の276バイトは付加エリアとされている(Aux 0 〜Aux 275 )。この付加エリアは、上述したマネジメントブロックのセクターのようにEDCエリアやECCエリアとして使用できる。
付加エリアの使用形態は、このセクターの第21バイト目のエラー訂正モードを示す情報(Mode) によって示される。
この場合、このディスクからの再生情報に関しては、記録再生装置において図2に示すデコーダ28でCIRCコードによるエラー検出、訂正処理がなされるのみであるが、CIRCコードはよく知られているように実用上十分なエラー訂正能力を有するものであり特にエラー処理について問題は生じない。
このパリティP(X) (つまりECD0〜ECD3)についての生成多項式は、P(X) =(x16+x15+x2 +1)(x16+x2 +x+1)
である。
この場合、このディスクからの再生情報に関しては、記録再生装置において図2に示すデコーダ28からのエラー検出結果を用いずに、デコーダ28からのデジタル信号出力のみでエラー検出を行なうことができる。
このPパリティ及びQパリティはいわゆるCD−ROMで採用されているガロアフィールド(Garoa Field )(28 )との距離(26,24)のリードソロモンコードと同様の構成となっている。
・・・カテゴリー情報(Category)=『00h』の場合。
データエリアの状態に関わらず、このセクターがデータが記録されていないオープンセクターであることを示す。従って、セクターの内容を消去したい場合は、このカテゴリー情報(Category)を『00h』に書き換えればよい。
このセクターにバイナリデータが記録されていることを示す。データの種類には制限がない。このようなセクターは、データエリアに記録されたバイトをそのままデジタルデータとしてアプリケーション(ソフトウエア)側に渡すような使い方がされることになる。なお、カテゴリー情報がこの『01h』である場合、続くインデックス情報としては、(Index )としてのバイトに記録されている数値×128バイトの大きさだけデータ領域が確保されていることを示すこととなる。なお、データエリアは2048バイトであるため、インデックス情報(Index )は『00h』〜『10h』の内のいづれかの値をとることになる。
このセクターにドキュメント(文書)データが記録されていることを示す。
この場合も、続くインデックス情報としては同様に、(Index )としてのバイトに記録されている数値×128バイトの大きさだけデータ領域が確保されていることを示すこととなる。
このセクターにシングルドットイメージ、つまり1枚のイメージファイルが白黒のドットデータとして記録されていることを示す。この場合も、続くインデックス情報としては同様に、(Index )としてのバイトに記録されている数値×128バイトの大きさだけデータ領域が確保されていることを示す。
このセクターにマルチプルドットイメージ、つまり複数枚のイメージファイルが白黒のドットデータとして記録されていることを示す。この場合も、続くインデックス情報としては同様に、(Index )としてのバイトに記録されている数値×128バイトの大きさだけデータ領域が確保されていることを示す。
III .データファイル再生処理
以上のようなディスク構造のディスクに対して図2の記録再生装置でデータファイルを再生する処理について図2、図4及び図21を用いて説明する。
データファイル再生のためには、ディスク1に対してシステムコントローラ21はまずリードインエリアに光学ヘッド23をアクセスさせてP−TOCを読み込む(F101)。ここで、P−TOCが読み込めなかった場合は、そのディスクは正しいディスクではない、もしくは再生操作がされた際にディスクが装填されていなかったと判断して、ステップF102からF103に進み、ディスクエラーとする。
ここでU−TOCが読み込めなかった場合、即ちU−TOCが記録されていなかった場合は、そのディスクはバージンディスクであると判断する (F105→F106) 。
存在しなければ、即ちそのディスクにはデータファイルが記録されていないことになるため、データファイル再生処理は終了する (F107→NO) 。
上述したように、データトラックを管理するためのデータU−TOCはデータトラックの内の一番ディスク内周側の部位に位置するものである。
そこで、その部位にアクセスさせてデータU−TOCを読み込む(F109)。つまり、システムIDが『MD001』とされているボリュームディスクリプタから始まるボリュームマネジメントエリアにおいて使用されているマネジメントブロックを読み込む。
他のデータファイルの再生操作がなされた場合は、再びステップF113からF110に戻って、処理が繰り返される。
IV .簡易U−TOCを用いた記録再生方式(タイプA)
ところで、以上のようにデータU−TOCを用いるデータファイルの記録/再生処理の管理は、上記したデータU−TOC内の複雑なディレクトリ構成に従って実行される。上記のデータU−TOCによりデータファイルの階層構造を形成したり複雑なオペーレーションを行なうことが可能となり、高性能なデータ記録/再生機器を実現できることになるが、この場合、データU−TOCの編集、例えばファイルソート、ファイルリンク構造の変更などのために、記録再生装置としてはメモリ容量を大きくし、また消費電力は大きくなってしまう。
このため、携帯用小型の記録再生装置を実現したい場合などでは、データU−TOCをそのまま用いることは不利なものとなってしまう。
この記録再生方式は、もちろん図2の記録再生装置でも実現できるし、ほぼ同様の構成の小型携帯用の記録再生装置としても採用できる。そして、小型携帯用の記録再生装置では、簡易U−TOCによる記録/再生のみが実行できるものとすることで、メモリ容量の削減、電力消費の削減が実現できる。
例えば携帯用スチルカメラなどにおいて、撮影した画像データをディスクに記録させることができるようにする場合などに好適である。
最初にタイプAについて述べる。
IV−1 簡易U−TOCセクター(第3の管理情報)
まず簡易U−TOCのセクター構造を説明する。なお、これはタイプA、タイプBに共通である。
この簡易U−TOCは、データファイルに対する簡易ディレクトリを有するものである。
このセクターの場合、同期パターン及びクラスタアドレス(cluster H ,cluster L)、セクターアドレス(sector)、及びモード(mode)によるヘッダに続いて、所定バイト位置からシステムIDが記録される。
このシステムIDとしては、『MIEX』というコードがアスキーコードにより記録される。この『MIEX』により、そのセクターが簡易U−TOCとして使用されていることが示される。
32バイトのディレクトリユニット(つまり1つのディレクトリ)は或るデータファイルに対応して設けられるものである。
ヘディングセクターが存在しない場合はインデックス情報(Index0)=『00h』とされる。
消去防止フラグ(Flag)=『00h』の場合は、そのディレクトリユニットが対応するデータファイルが消去可能とされ、また、消去防止フラグ(Flag)=『01h』の場合は、そのディレクトリユニットが対応するデータファイルが消去不可とされる。
以上の構成でディレクトリユニットが形成され、各データファイルについての検索情報として機能することになる。
IV−2 簡易U−TOCが記録された場合の管理形態
簡易U−TOCがレコーダブルユーザーエリア内に記録されるタイプAにおける、簡易U−TOCが記録された場合の管理形態例を、各場合にわけて図23,図25,図27に示す。
図23,図25,図27は、簡易U−TOCによって管理を行なうデータファイルを記録した場合のトラック状態及びその管理形態を示すものである。つまり、簡易U−TOCによるデータファイル記録機能を備えた記録装置によってディスクにデータファイルが記録された状態である。この記録方式については後述する。
そして、簡易U−TOC、データファイルKFL1 ,KFL2 が記録されている領域は、U−TOC上では、テーブルポインタP-DFA から示されるディフェクトエリアとして管理されている。即ち、U−TOC上では簡易U−TOC、データファイルKFL1 ,KFL2 の領域は記録/再生動作にとって無効な領域とみなされる。
そして、簡易U−TOC、データファイルKFL1 ,KFL2 が記録されている領域は、データU−TOC上でもディフェクトエリアとして管理されている。つまり、この領域はデータU−TOCで管理されるデータトラックとしての領域ではないが、ボリュームスペースビットマップ上においてこの領域に含まれるアロケーションブロックはディフェクトアロケーションブロックとして示されている状態である。
従って、データU−TOC上でも簡易U−TOC、データファイルKFL1 ,KFL2 の領域は記録/再生動作にとって無効な領域とみなされる。
従って、データファイルKFL1 ,KFL2 については、後述する簡易U−TOCをアクセスすることができる機能を有する再生装置によってのみ再生できることになる。
この場合、図24(b)のようにU−TOC上では、データファイルKFL2 のエリアがデータトラックの一部となるパーツとされるように更新される。
そしてデータU−TOCでは、図24(c)のように、それまでディフェクトエリアとしていた部位のうち、データファイルKFL2 に相当する部位を、新たなデータファイルFL4 として管理することになる。
つまり、簡易U−TOCを用いた記録/編集により、データファイルKFL2 が消去されたりオーバライトされてしまうと、データU−TOCにおけるデータファイルFL4 が、管理されているが実態の無いものとなってしまうためであり、これを避ける手段として、データファイルKFL2 が消去禁止ファイルとされる。
従ってこれを消去したいときは、データU−TOCによる動作において消去することになる。
従って、データU−TOC上では、簡易U−TOC、データファイルKFL1 ,KFL2 の領域はデータトラック内において記録/再生動作無効な領域とみなされる。
従って、この場合もデータファイルKFL1 ,KFL2 については、後述する簡易U−TOCをアクセスすることができる機能を有する再生装置によってのみ再生できることになる。
この場合、図26(b)のようにU−TOC上での管理形態は変わらない。
データU−TOCでは、図26(c)のように、それまでディフェクトエリアとしていた部位のうち、データファイルKFL2 に相当する部位を、新たなデータファイルFL4 として管理する。
そして簡易U−TOCでは図26(d)のように基本的に管理状態は変わらないが、上記図24の場合と同様に、データファイルKFL2 については、これを消去禁止とする。
図27(a)には、データトラックが記録されていない場合において、U−TOCで管理されているフリーエリアに簡易U−TOCと、簡易U−TOCによって管理されるデータファイルKFL1 ,KFL2 が記録された場合を示している。
そして、データトラックが存在しないので、当然データU−TOCも存在せず、従ってデータU−TOCによる管理は行なわれていない(図27(c))。
従って、この場合もデータファイルKFL1 ,KFL2 については、後述する簡易U−TOCをアクセスすることができる機能を有する再生装置によってのみ再生できることになる。
この場合、データトラックが存在しないため、まずデータトラックが生成される。つまり、図28(c)のように簡易U−TOC、データファイルKFL1 ,KFL2 の領域の先頭位置にデータU−TOCを記録し、この領域を図28(b)のようにU−TOC上でデータトラックとして管理する。
簡易U−TOC上では、図28(d)のように、データファイルKFL2 について、そのディレクトリユニット上で、これを消去禁止とする。
これによってデータファイルKFL2 のみが、データU−TOC上でデータファイルFL1 として管理された状態が実現される。
以上のように簡易U−TOC及び簡易U−TOCによって管理されるデータファイルが記録された領域についての管理形態は各種考えられる。
IV−3 簡易U−TOCを用いるデータファイル記録処理
次に、図2のような記録再生装置、もしくは同様の記録手段としてのブロック構成を備えた記録装置において実現できる簡易U−TOCを用いるデータファイル記録処理を説明する。この記録処理は図2とほぼ同様の記録ブロック構成を備えているが、メモリ容量などの各種スペックが小規模化された例えば携帯用小型機器においても容易に実現できる。
図29は記録時のシステムコントローラ21の処理を示している。
記録すべきデータが入力されて記録操作がなされたら、実際の記録処理が開始される (F201→F202→F203) 。
なお、データ入力は図2のブロックではコネクタ部15及び通信回路34を介して行なわれたり、画像スキャナ14によって行なわれるが、例えば携帯用スチルカメラなどの場合は撮影手段からのデータ入力となり、また電子手帳のような機器ではキー操作による文字データ入力として行なわれる。
ここで、その記録したデータファイルに対応するディレクトリユニットが簡易U−TOCとして記録されなければならないので、このためのデータを生成する(F205)。即ち、記録を行なったディスクに既に簡易U−TOCが存在していた場合は、これを読み込み、今回記録を行なったデータファイルに対応するディレクトリユニットを生成する。また、簡易U−TOCが存在していなければ、今回記録を行なったデータファイルに対応するディレクトリユニットを記録した簡易U−TOCデータを生成する。
なお、ディスク上での簡易U−TOCの存在/非存在の判別、及び存在する場合の読込処理については、後述する再生時の処理における読込処理と同様となるため、ここでは詳しい説明を省略する。
そして、記録した簡易U−TOC及びデータファイルの領域を、U−TOC及びデータU−TOC上で、もしくはその一方で、ディフェクトエリアに編入されるようにU−TOC/データU−TOCの書き換えを行なう(F207)。つまり、上述した図23,図25,図27のいづれかの管理形態が実現されるようにU−TOC,データU−TOCの一方または両方を書き換える。
これにより、簡易U−TOCに対応するデータファイルの記録動作は終了する。
IV−4 簡易U−TOCによるデータファイルの再生処理及びデータU−TO Cへの編入処理
次に、例えば図23,図25,図27のように簡易U−TOCに管理されて記録されているデータファイルの再生処理、及び図24,図26,図28のように簡易U−TOCのみに管理されているデータファイルをデータU−TOCの管理下に組み込む処理について説明する。
まずシステムコントローラ21は、ディスク1に対してリードインエリアに光学ヘッド23をアクセスさせてP−TOCを読み込む(F301)。ここで、P−TOCが読み込めなかった場合はステップF302からF303に進み、ディスクエラーとする。
U−TOCが読み込めなかった場合は、そのディスクはバージンディスクであると判断する (F305→F306) 。
まず、1つ目のパーツにアクセスし、そのパーツから情報を読み取ってみてディスクエラーが発生するか否かを判断する(F309)。そのパーツが本当の欠陥パーツであったらディスクエラーが発生するはずである。
ディスクエラーが発生した場合は、次に、そのパーツを示すパーツテーブルからリンクされるパーツテーブルに示されているパーツをアクセスする (F309→F312→F308) 。
この場合は、次に、そのパーツを示すパーツテーブルからリンクされるパーツテーブルに示されているパーツをアクセスする (F310→F312→F308) 。
このような場合に、処理はステップF310からF311に進むことになり、発見した簡易U−TOCを読み込むことになる。
ここでディフェクトアロケーションブロックが存在しなければ、すなわち簡易U−TOCなしとして簡易U−TOCによるデータファイル再生処理は終了する (F316→F317) 。
ディフェクトアロケーションブロックをすべて再生しても『MIEX』が見つからなかった場合は、簡易U−TOC無しと判断する (F312→F317) 。
簡易U−TOCに管理される他のデータファイルの再生操作がなされた場合は、再びステップF324からF318に戻って、処理が繰り返される。
そして、簡易U−TOCの書き換えも行なう。即ち、そのデータファイルに対応するディレクトリユニットにおいて、消去防止フラグ(Flag)を『01h』とする(F323)。
例えば簡易U−TOCによる記録機能を有する携帯用スチルカメラで撮影し、ディスクにデータファイルとして記録しておいたものを、フルスペックの記録再生機器で再生してみて必要なデータファイルを選択してデータU−TOCの管理下に編入し、各種高度な編集を行なうといった使用形態も可能となる。
IV−5 簡易U−TOCを用いたコピーガードデータ記録
ところで、以上説明してきたように簡易U−TOCは、U−TOC及び/又はデータU−TOCによってディフェクトエリアとして管理されるため、これを用いて違法コピー防止のための隠されたプロテクション領域とし、コピーガードを行なうことができる。
ところが、記録再生装置においてこれらのフラグを無視することができるような改造を行なうことは比較的容易に可能である。従って、絶対的なコピーガード手段とはいえない。
なお、この実施例としては簡易U−TOCを利用するものであるが、簡易U−TOCではなく、コピーガード専用のセクターを設けて、これを簡易U−TOCと同様にディフェクトエリアとして管理することも可能である。
この記録処理について図32に示す。
例えばディレクトリユニットにおけるデータファイルの名称の8バイト(Name0 〜Name7 )と、拡張子の3バイト(Suffix0 〜Suffix2 )を用いてキーワードを記録するようにする。
そして、カテゴリー情報(Category )、ボリューム情報(Volume1-0 ,Volume1-1 )を用いて、そのディレクトリユニットが長さ『0』のデータファイルに対応するディレクトリ、即ちキーワードを記録したディレクトリユニットであることを示すようにする。
そして、上述した簡易U−TOCに対応するデータファイルの記録の場合と同様に、記録した簡易U−TOCがディフェクトエリアとされるようにU−TOCとデータU−TOCの一方又は両方を更新する(F405)。
通常ディスク上からデータをコピーする場合は、元ディスクの再生時にはU−TOC及びデータU−TOC上のディフェクトエリアについては無視されることになる。
従って、コピーされたディスクにおいては、キーワードは記録されない。
すると、仮にキーワードまでもがコピーされてしまったとしても、コピー先のディスクにおいて全く同値となるクラスタアドレスにそのキーワードが記録されることは殆どありえないため、そのディスクから正確なキーワードは得られないことになる。
IV−6 コピーガードに対応する再生処理
このように正規ディスクではキーワードを簡易U−TOC内に記録するようにした場合において、コピーガードを実現するための再生処理を説明する。
図33は再生時に行なわれる処理を示している。なお、これはディスクが装填され、P−TOC、U−TOCが読み込まれた後の処理として示している。
そして、データトラックが存在すれば、その物理的先頭位置にあるデータU−TOCをアクセスして取り込み(F509,F510) 、データU−TOC上でのディフェクトエリアの存在を確認する(F511)。そしてディフェクトエリアが存在すれば、ディフェクトエリア、即ちディフェクトアロケーションブロックをたどって簡易U−TOCを探すことになる(F503,F504,F505,F507) 。
そして、『MIEX』というコードデータが読み込めたら、簡易U−TOCが見つかったことになり、その簡易U−TOCを読み込む(F506)。
そして、正しいキーワードであれば、正規ディスクと判別し(F513)、再生操作に応じたプログラムを実行する(F514)。
つまり、U−TOC、データU−TOCのいづれにもディフェクトエリアが存在しなかった場合、U−TOC、データU−TOCのどちらかにディフェクトエリアが存在したが、その中に簡易U−TOCが含まれていなかった場合は、記録されているべき簡易U−TOCが存在しないことから、違法コピーディスクと判別する (F508→F515) ,(F507→F515) ,(F511→F515) 。
V .簡易U−TOCを用いた記録再生方式(タイプB)
次に、簡易U−TOCを用いた記録再生方式として、簡易U−TOCが記録再生管理エリア内に記録されるタイプBについて述べる。
なお、簡易U−TOCのセクター構造についてはタイプAで説明した図22と同様なため、説明を省略する。
V−1 簡易U−TOCが記録された場合の管理形態
簡易U−TOCが記録再生管理エリア内に記録されるタイプBにおける、簡易U−TOCが記録された場合の管理形態例を、各場合にわけて図34,図36,図38に示す。
図34,図36,図38は、簡易U−TOCによって管理を行なうデータファイルを記録した場合のトラック状態及びその管理形態を示すものである。つまり、簡易U−TOCによるデータファイル記録機能を備えた記録装置によってディスクにデータファイルが記録された状態である。この記録方式については後述する。
簡易U−TOCについては、記録再生管理エリア内において、U−TOC位置から所定のオフセットをもった位置に記録されている。
そして、データファイルKFL1 ,KFL2 が記録されている領域は、U−TOC上では、テーブルポインタP-DFA から示されるディフェクトエリアとして管理されている。即ち、U−TOC上では簡易U−TOC、データファイルKFL1 ,KFL2 の領域は記録/再生動作にとって無効な領域とみなされる。
そして、データファイルKFL1 ,KFL2 が記録されている領域は、データU−TOC上でもディフェクトエリアとして管理されている。つまり、この領域はデータU−TOCで管理されるデータトラックとしての領域ではないが、ボリュームスペースビットマップ上においてこの領域に含まれるアロケーションブロックはディフェクトアロケーションブロックとして示されている状態である。
従って、データU−TOC上でも、データファイルKFL1 ,KFL2 の領域は記録/再生動作にとって無効な領域とみなされる。
従って、データファイルKFL1 ,KFL2 については、後述するように簡易U−TOCをアクセスすることができる機能を有する再生装置によってのみ再生できることになる。
この場合、図35(b)のようにU−TOC上での管理として、データファイルKFL2 のエリアをデータトラックの1つのパーツとして組み入れるように、U−TOCを更新する。
またデータU−TOCでは、図35(c)のように、それまでディフェクトエリアとしていた部位のうち、データファイルKFL2 に相当する部位を、新たなデータファイルFL4 として管理することになる。
データファイルKFL2 (=FL4 )を消去したいときは、データU−TOCによる動作において消去することになる。
簡易U−TOCは、記録再生管理エリア内において、U−TOC位置から所定のオフセットをもった位置に記録されている。
従って、データU−TOC上では、簡易U−TOC、データファイルKFL1 ,KFL2 の領域はデータトラック内において記録/再生動作無効な領域とみなされる。
従って、この場合もデータファイルKFL1 ,KFL2 については、後述する簡易U−TOCをアクセスすることができる機能を有する再生装置によってのみ再生できることになる。
この場合、図37(b)のようにU−TOC上での管理形態は変わらない。
データU−TOCでは、図37(c)のように、それまでディフェクトエリアとしていた部位のうち、データファイルKFL2 に相当する部位を、新たなデータファイルFL4 として管理する。
そして簡易U−TOCでは図37(d)のように基本的に管理状態は変わらないが、上記図35の場合と同様に、データファイルKFL2 については、これを消去禁止とする。
簡易U−TOCは、記録再生管理エリア内において、U−TOC位置から所定のオフセットをもった位置に記録されている。
そして、データトラックが存在しないので、当然データU−TOCも存在せず、従ってデータU−TOCによる管理は行なわれていない(図38(c))。
従って、この場合もデータファイルKFL1 ,KFL2 については、後述する簡易U−TOCをアクセスすることができる機能を有する再生装置によってのみ再生できることになる。
この場合、データトラックが存在しないため、まずデータトラックが生成される。
つまり、図39(c)のようにデータファイルKFL1 ,KFL2 の領域の先頭位置にデータU−TOCを記録し、この領域を図39(b)のようにU−TOC上でデータトラックとして管理する。
簡易U−TOC上では、図39(d)のように、データファイルKFL2 について、そのディレクトリユニット上で、これを消去禁止とする。
これによってデータファイルKFL2 のみが、データU−TOC上でデータファイルFL1 として管理された状態が実現される。
V−2 簡易U−TOCを用いるデータファイル記録処理
次に、図2のような記録再生装置、もしくは同様の記録手段としてのブロック構成を備えた記録装置において実現できる簡易U−TOCを用いるデータファイル記録処理を説明する。タイプAの場合と同様に、この記録処理は図2とほぼ同様の記録ブロック構成を備えているが、メモリ容量などの各種スペックが小規模化された例えば携帯用小型機器においても容易に実現できる。
図40は記録時のシステムコントローラ21の処理を示している。
コネクタ部15及び通信回路34を介したり、もしくは画像スキャナ14によって、記録すべきデータが入力されて記録操作がなされたら、実際の記録処理が開始される (F601→F602→F603) 。
ここで、その記録したデータファイルに対応するディレクトリユニットが簡易U−TOCとして記録されなければならないので、このためのデータを生成する(F605)。即ち、記録を行なったディスクに既に簡易U−TOCが存在していた場合は、これを読み込み、今回記録を行なったデータファイルに対応するディレクトリユニットを生成する。また、簡易U−TOCが存在していなければ、今回記録を行なったデータファイルに対応するディレクトリユニットを記録した簡易U−TOCデータを生成する。
なお、ディスク上での簡易U−TOCの存在/非存在の判別、及び存在する場合の読込処理については、後述する再生時の処理における読込処理と同様となるため、ここでは詳しい説明を省略する。
これにより、簡易U−TOCに対応するデータファイルの記録動作は終了する。
V−3 簡易U−TOCによるデータファイルの再生処理及びデータU−TOCへの編入処理
次に、例えば図34,図36,図38のように簡易U−TOCに管理されて記録されているデータファイルの再生処理、及び図35,図37,図39のように簡易U−TOCのみに管理されているデータファイルをデータU−TOCの管理下に組み込む処理について説明する。
まずシステムコントローラ21は、ディスク1に対してリードインエリアに光学ヘッド23をアクセスさせてP−TOCを読み込む(F701)。ここで、P−TOCが読み込めなかった場合はステップF702からF703に進み、ディスクエラーとする。
U−TOCが読み込めなかった場合は、そのディスクはバージンディスクであると判断する (F705→F706) 。
ここでデータが読み込めなければ簡易U−TOCは存在していないことになる。従って簡易U−TOCなしとして簡易U−TOCによるデータファイル再生処理は終了する (F708→F710) 。
U−TOCから所定のオフセットをもった位置から読み出したデータとして『MIEX』というコードデータが存在したら、処理はステップF709からF711に進むことになり、簡易U−TOCを読み込むことになる。
簡易U−TOCに管理される他のデータファイルの再生操作がなされた場合は、再びステップF718からF712に戻って、処理が繰り返される。
そして、簡易U−TOCの書き換えも行なう。即ち、そのデータファイルに対応するディレクトリユニットにおいて、消去防止フラグ(Flag)を『01h』とする(F717)。
例えば簡易U−TOCによる記録機能を有する携帯用スチルカメラで撮影し、ディスクにデータファイルとして記録しておいたものを、フルスペックの記録再生機器で再生してみて必要なデータファイルを選択してデータU−TOCの管理下に編入し、各種高度な編集を行なうといった使用形態も可能となる。
V−4 簡易U−TOCを用いたコピーガードデータ記録
ところでこのタイプBでも、簡易U−TOCは、U−TOC及び/又はデータU−TOCによって管理されないため、これを用いて違法コピー防止のための隠されたプロテクション領域とし、コピーガードを行なうことができる。
なお、この実施例としては簡易U−TOCを利用するものであるが、簡易U−TOCではなく、コピーガード専用の領域を記録再生管理エリアに設けて、そこにキーワードを記録するようにしてもよい。
この記録処理について図42に示す。
まず、コピーガードのための記録プログラムにおいて設定されているキーワードデータを記録装置が発生させる(F801)。
そして、またカテゴリー情報(Category )、ボリューム情報(Volume1-0 ,Volume1-1 )を用いて、そのディレクトリユニットが長さ『0』のデータファイルに対応するディレクトリ、即ちキーワードを記録したディレクトリユニットであることを示すようにする。
通常、或るディスクからデータを再生して他のディスクにコピーする場合は、再生側のディスクでは簡易U−TOCは無視されることになる。
また、上記のように簡易U−TOCを用いた再生を行なうことで、簡易U−TOCに対応するデータファイルを再生させてコピーすることも可能であるが、簡易U−TOC自体は再生出力されないため、コピーされない。
従って、データをコピーしたディスクにはキーワードが記録されていないことになる。
V−5 コピーガードに対応する再生処理
このように正規ディスクでは、キーワードを簡易U−TOC内に記録することとした場合において、コピーガードを実現するための再生処理を説明する。
図43は再生時に行なわれる処理を示している。なお、これはディスクが装填され、P−TOC、U−TOCが読み込まれた後の処理として示している。
そして、『MIEX』というコードデータが読み込め、簡易U−TOCが存在すると判断されたら、その簡易U−TOCを読み込む(F905)。
そして、正しいキーワードであれば、正規ディスクと判別し(F907)、再生操作などに応じたプログラムを実行する(F908)。
VI .簡易U−TOCで管理されるデータファイルの記録位置
上述のしてきたように、簡易U−TOCを用いた記録再生方式がタイプA又はタイプBとして実現されるが、タイプAの場合、簡易U−TOC及び簡易U−TOCに対応するデータファイルがフリーエリアに記録され、またタイプBの場合、簡易U−TOCに対応するデータファイルがフリーエリアに記録されることになる。
以下、この記録位置に関する説明を行なう。なお、説明ではタイプBを例に上げ、簡易U−TOCに対応するデータファイルの記録位置を述べるが、タイプAについても同様に適用される。つまり、タイプAでの簡易U−TOCの記録位置についても同様となる。
このとき、データトラックが、データファイルKFL1 より外周側に位置しており、従ってデータU−TOCがデータファイルKFL1 より後方のアドレスとなっていたとする。
この場合、編入動作としては、データファイルKFL1 が記録されているエリアを、データU−TOCにおいて新たなデータファイルFL3 として管理するようにデータU−TOCを更新すればよい。また、U−TOC上ではデータファイルKFL1 のエリアをディフェクトエリアから外し、データトラックのパーツとして組み入れることになる。
データU−TOCはデータトラックを構成するパーツのうち、一番内周側のパーツの先頭位置に記録されることが規定されているため、データファイルKFL1 をデータファイルFL3 としてデータトラックを構成するパーツに組み入れたら、このデータファイルFL3 となるパーツの直前にデータU−TOCが記録されなければならないことになる。
つまり、データU−TOC内容の更新、データU−TOCの新たな位置への記録、U−TOCでのデータトラック、ディフェクトエリア、フリーエリアの更新、という多数の処理が必要となる。
この場合、編入動作としては、図45(b)のように、データファイルKFL が記録されているエリアを、データU−TOCにおいて新たなデータファイルFL として管理するようにデータU−TOCを更新すればよい。また、U−TOC上ではデータファイルKFL1 のエリアをディフェクトエリアから外し、データトラックのパーツとして組み入れることになる。
またU−TOC上でフリーエリアを更新する必要もない。このため比較的簡単な処理で編入が完了する。
さらに、これに加えて、データU−TOCへの編入後では、その編入されたデータファイルとデータU−TOCの位置が物理的に近いほうが好ましい。これは再生時のアクセス速度を高速化させることになる。特にCLV方式の場合、スピンドルモータの回転数はディスク上の位置によって異なるものとなるが、長い距離をアクセスする場合は、スピンドルモータの回転数の制定制御に時間を要することになるため、この点でもデータファイルとデータU−TOCの位置は近いほど好適である。
存在するフリーエリアのうち、最もディスク外周側に近い部位において必要な領域長を探して記録する。これによって、その後データトラックが形成された場合に、その先頭位置となるデータU−TOCが、簡易U−TOCに対応するデータファイルよりもディスク内周側となるようにする。また、最外周位置に記録しておくことで、その後にデータトラックを記録する場合の自由度を最大とすることできる。
存在するフリーエリアのうち、データトラックより外周側で、しかもデータトラックに近い位置において必要な領域長を探して記録する。これによって簡易U−TOCに対応するデータファイルが、データU−TOCよりもディスク外周側となるようにするとともに、できればデータトラックの後に連続した位置に記録されるようにして、編入後のアクセス速度に有利となるようにする。
この場合は、存在するフリーエリアのうちできるだけ外周側に近い位置に記録していくようにする。この場合は、図44のように簡易U−TOCに対応するデータファイルがデータU−TOCより内周側になる場合があるが、これはやむを得ない。
10 記録再生装置
11 ディスク挿入部
12 キー入力部
13 表示部
14 画像スキャナ部
15 入出力コネクタ部
16 入出力端子
21 システムコントローラ
23 光学ヘッド
28 デコーダ
30 エンコーダ
32 変換メモリ
33 バッファRAM
34 通信回路
35 表示コントローラ
36 A/D変換器
37 エンコーダ部
38 デコーダ部
39 D/A変換器
Claims (4)
- オーディオデータ又は一般データファイルの記録に応じて記録又は更新され、オーディオデータ又は一般データファイルの再生動作を管理する管理情報として、記録媒体上の所定の管理エリア内に配される第1の管理情報と、一般データファイルが記録されている領域における物理的に先頭となる位置に配され一般データファイルの管理を行なう第2の管理情報と、前記第1の管理情報及び/又は第2の管理情報によって欠陥領域とされた領域に記録されている一般データファイルを管理することができる第3の管理情報とを備え、前記第3の管理情報は、前記第1の管理情報及び/又は第2の管理情報によって欠陥領域とされる1又は複数の一般データパーツのうちのいずれかの一般データパーツ内に配置されているデータ管理構造が形成される記録媒体に対して、
前記第1の管理情報又は前記第2の管理情報に示される欠陥領域を検索して前記第3の管理情報を読み出し、その第3の管理情報に管理される一般データファイルを再生することを特徴とする再生方法。 - オーディオデータ又は一般データファイルの記録に応じて記録又は更新され、オーディオデータ又は一般データファイルの再生動作を管理する管理情報として、記録媒体上の所定の管理エリア内に配される第1の管理情報と、一般データファイルが記録されている領域における物理的に先頭となる位置に配され一般データファイルの管理を行なう第2の管理情報と、前記第1及び/又は第2の管理情報によって欠陥領域とされた領域に記録された一般データファイルを管理することができる第3の管理情報とを備え、前記第3の管理情報は、前記第1の管理情報が配置される所定の管理エリア内において、前記第1の管理情報のアドレスを用いた所定の演算で算出されるアドレスに相当する位置に配置されるデータ管理構造が形成される記録媒体に対して、
前記第1の管理情報のアドレスを用いた所定の演算で算出されるアドレスにアクセスして前記第3の管理情報を読み出し、その第3の管理情報に管理される一般データファイルを再生することを特徴とする再生方法。 - オーディオデータ又は一般データファイルの記録に応じて記録又は更新され、オーディオデータ又は一般データファイルの再生動作を管理する管理情報として、記録媒体上の所定の管理エリア内に配される第1の管理情報と、一般データファイルが記録されている領域における物理的に先頭となる位置に配され一般データファイルの管理を行なう第2の管理情報と、前記第1の管理情報及び/又は第2の管理情報によって欠陥領域とされた領域に記録された一般データファイルを管理することができる第3の管理情報とを備え、前記第3の管理情報は、前記第1の管理情報及び/又は第2の管理情報によって欠陥領域とされる1又は複数の一般データパーツのうちのいずれかの一般データパーツ内に配置されているデータ管理構造が形成される記録媒体に対応する再生装置として、
前記第1の管理情報又は前記第2の管理情報に示される欠陥領域を検索して前記第3の管理情報を読み出すことができる管理情報読出手段と、
読み出された第3の管理情報に基づいて一般データファイルを再生することができる一般データ再生手段と、
を備えたことを特徴とする再生装置。 - オーディオデータ又は一般データファイルの記録に応じて記録又は更新され、オーディオデータ又は一般データファイルの再生動作を管理する管理情報として、記録媒体上の所定の管理エリア内に配される第1の管理情報と、一般データファイルが記録されている領域における物理的に先頭となる位置に配され一般データファイルの管理を行なう第2の管理情報と、前記第1及び/又は第2の管理情報によって欠陥領域とされた領域に記録された一般データファイルを管理することができる第3の管理情報とを備え、前記第3の管理情報は、前記第1の管理情報が配置される所定の管理エリア内において、前記第1の管理情報のアドレスを用いた所定の演算で算出されるアドレスに相当する位置に配置されるデータ管理構造が形成される記録媒体に対応する再生装置として、
前記第1の管理情報のアドレスを用いた所定の演算で算出されるアドレスにアクセスして前記第3の管理情報を読み出すことができる管理情報読出手段と、
読み出された第3の管理情報に基づいて一般データファイルを再生することができる一般データ再生手段と、
を備えたことを特徴とする再生装置。
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