JP3828023B2 - 蓄積性蛍光体パネル - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、蓄積性蛍光体パネルに関し、詳しくは、蓄積性蛍光体層と保護層とが物理的接触点を介して接触せしめられている蓄積性蛍光体パネルに関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来より、X線等の放射線を照射するとこの放射線エネルギの一部を蓄積し、その後、可視光等の励起光を照射すると蓄積された放射線エネルギに応じて輝尽発光を示す蓄積性蛍光体(輝尽性蛍光体)を利用して、人体等の被写体の放射線像を蓄積性蛍光体層に一旦潜像として記録し、この蓄積性蛍光体層にレーザ光等の励起光を照射して輝尽発光光を生じせしめ、この輝尽発光光を光電的に検出して被写体の放射線像を表す画像信号を取得する放射線画像記録装置および放射線画像読取装置等からなる放射線画像記録再生システムがCR(ComputedRadiography)としてが知られている。
【0003】
上記放射線画像記録再生システムに使用される記録媒体としては、保護層上に蓄積性蛍光体を蒸着して蓄積性蛍光体層を形成することにより、蓄積性蛍光体層と保護層とが積層されている積層領域の全領域が物理的に接触せしめられている蓄積性蛍光体パネルが知られている。さらに、蓄積性蛍光体層と保護層とをスペーサを介して積層させて蓄積性蛍光体層と保護層との間に気体層を形成し、蓄積性蛍光体層から発生した輝尽発光光を上記気体層を通して保護層に入射させることにより、上記保護層を通して射出される輝尽発光光の光束の広がりを狭め、この輝尽発光光が検出される際の検出効率を高めるようにした蓄積性蛍光体パネルも知られている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、蓄積性蛍光体層と保護層との間に気体層が形成されている上記蓄積性蛍光体パネルを形成する際に、蓄積性蛍光体層の周縁部にのみスペーサを配置して、すなわちスペーサの配置間隔(ピッチ)を広げて蓄積性蛍光体層上の放射線像の読み取り領域を外してこの蓄積性蛍光体層上に保護層を積層しようとすると、保護層が自重で撓み、蓄積性蛍光体層と保護層とが接触する領域が生じてしまうので、厚いスペーサを配置して蓄積性蛍光体と保護層との間の間隔を大きく広げる必要がある。このように、保護層と蓄積性蛍光体層との間の間隔が広げられている領域においては、保護層を通して入射し蓄積性蛍光体層と保護層との間で繰り返し反射される励起光によって、蓄積性蛍光体層への励起光の照射領域が広がってしまう。
【0005】
すなわち、保護層と蓄積性蛍光体層との間の間隔が広いときには1回の反射における励起光の伝播距離が長いので、図8に示すように保護層20および気体層30を通して入射され、保護層20と蓄積性蛍光体層10との間で反射を繰り返した励起光Leは蓄積性蛍光体層10上の領域R1の範囲に広がり、保護層20と蓄積性蛍光体層10との間の間隔が狭いときには1回の反射における励起光の伝播距離が短いので、図9に示すように保護層20と蓄積性蛍光体層10との間で反射を繰り返した励起光Leは上記領域R1より狭い領域R2の範囲に広がる。したがって、保護層20と蓄積性蛍光体層10との間で、励起光が同じ回数反射されても、両者の間の間隔が広い場合には励起光の照射領域が広がる。
【0006】
そのため、蓄積性蛍光体層10からは、この広い領域R1に相当する太い光束を持つ励起光の照射を受けたことと同等の作用によって輝尽発光光が発せられ、この検出範囲外を含む広い領域から発生した輝尽発光光の検出により取得された画像信号で表される放射線像の鮮鋭性が低下してしまうという問題がある。
【0007】
一方、スペーサのピッチを狭めて、蓄積性蛍光体層上の放射線像を検出する領域内に配置した多数の薄いスペーサを介してこの蓄積性蛍光体層上に保護層を積層すると、蓄積性蛍光体層と保護層との間に薄い均一な厚さの気体層が形成されて上記励起光の照射領域の広がりは抑制されるが、蓄積性蛍光体層上に配置されたスペーサが、蓄積性蛍光体層に入射される励起光を散乱させたり遮断したりすると共に、蓄積性蛍光体層から発生する輝尽発光光をも散乱させたり遮断したりするので、このような輝尽発光光を検出して取得された画像信号で表される放射線像に鮮鋭性のムラが生じてしまうという問題がある。
【0008】
本発明は、上記事情に鑑みてなされたものであり、蓄積性蛍光体層から発生する輝尽発光光の検出によって取得された放射線像を表す画像信号の品質を高めることができる蓄積性蛍光体パネルを提供することを目的とするものである。
【0009】
【課題を解決するための手段】
本発明の蓄積性蛍光体パネルは、蓄積性蛍光体層と、該蓄積性蛍光体層上に積層された保護層とを備えてなる蓄積性蛍光体パネルであって、前記蓄積性蛍光体層がこの蓄積性蛍光体層の厚さ方向に延びる柱状結晶からなり、その柱状結晶の前記保護層側の先端部が、前記保護層に向かって断面積が次第に小さくなる形状を有するものであり、前記蓄積性蛍光体層と前記保護層とが、均等に分散された物理的接触点である前記柱状結晶の先端を介して接触せしめられて、該蓄積性蛍光体層と該保護層との間に気体層が形成されていることを特徴とするものである。
【0010】
前記蓄積性蛍光体層と保護層とが積層されている積層領域の面積に対する、物理的接触点が占める面積の比率Rの値は、0<R≦30%とすることが好ましく、物理的接触点のそれぞれの面積は1000μm2以下であることが好ましい。さらには比率Rの値が0<R≦10%、物理的接触点のそれぞれの面積が100μm2以下であることがより好ましい。
【0012】
前記保護層は、この保護層の蓄積性蛍光体層側に、保護層より屈折率の低いコーティング層を有するものとすることが好ましい。
【0013】
なお、物理的接触点とは、固体、気体、液体等を介在させることなく2つの物体が物理的に直接接触している点を意味するものである。すなわち、例えば表面に粗さを有する2つの物体が互いに積層される際には、この積層領域中に気体層を介して互いに近接している領域と気体層を介在させることなく互いに直接接触している領域とが共に存在するが、このとき直接接触している領域が物理的接触点となる。
【0014】
また、物理的接触点を均等に分散させるとは、蓄積性蛍光体層から発生した輝尽発光光の検出によって取得された画像信号で表される放射線像に、物理的接触点の存在に起因する画質のムラが発生しないように、この物理的接触点を偏りなく配置させることを意味する。
【0015】
【発明の効果】
本発明の蓄積性蛍光体パネルによれば、蓄積性蛍光体層を、この蓄積性蛍光体層の厚さ方向に延びる柱状結晶からなり、その柱状結晶の前記保護層側の先端部が前記保護層に向かって断面積が次第に小さくなる形状を有するものとし、上記蓄積性蛍光体層と保護層とが、均等に分散された物理的接触点である前記柱状結晶の先端を介して接触せしめられて、蓄積性蛍光体層と保護層との間に気体層が形成されているので、蓄積性蛍光体に照射される励起光の散乱や遮断、および蓄積性蛍光体層から発生した輝尽発光光の散乱や遮断を生じさせることなく、物理的接触点を蓄積性蛍光体層と保護層との間に分散配置させることができ、蓄積性蛍光体層と保護層とを薄い気体層を介して近接させて配置させることができる。これにより、上記繰り返し反射による蓄積性蛍光体層への励起光の照射領域を縮小させることができ、かつ、励起光および輝尽発光光の散乱や遮断も発生しないので、蓄積性蛍光体層から発生した輝尽発光光により検出され取得される放射線像を表す画像信号の品質を高めることができる。
【0016】
また、蓄積性蛍光体層と保護層とが積層されている積層領域の面積に対する、物理的接触点が占める面積の比率Rの値を0<R≦30%とすれば、気体層を介して輝尽発光光を射出させることにより輝尽発光光の光束の広がりを小さく抑えて輝尽発光光の集光効率を高めることができる。すなわち、気体層の屈折率は1.0となるので、上記比率Rの値を0<R≦30%とすれば、蓄積性蛍光体層と光収束層との間に挟まれた気体層と物理的接触点とを含む層状の境界領域全体の屈折率を平均して屈折率を1.21以下とすることが可能となるが、固体あるいは液体の状態で屈折率が1.21以下の物質は実質的に存在しないので、上記層状の境界領域全体を固体あるいは液体で満たして屈折率を1.21以下とすることは実質的に不可能である。したがって、比率Rの値を0<R≦30%とすれば、気体層を介することにより輝尽発光光の集光効率を高めることができる。
【0017】
さらに、物理的接触点それぞれの面積を1000μm2以下にすれば、この物理的接触点の有無により生じる輝尽発光光の光束の広がりの違いに起因して発生する輝尽発光光の検出強度のムラが緩和され、この輝尽発光光の検出によって取得される画像信号で表される放射線像の画質のムラをより低減させることができる。すなわち、上記蓄積性蛍光体層に記録されている放射線像は、通常1画素が約10000μm2となるように読み取られるので、各画素における物理的接触点の存在の有無に起因する画素間のムラを低減させる効果を得るには、この物理的接触点の面積を1画素の1/10以下の面積となる1000μm2以下にすればにすればよい。
【0019】
また、保護層が、この保護層の蓄積性蛍光体層側に、保護層より屈折率の低いコーティング層を有するものとすれば、保護層と蓄積性蛍光体層との間での励起光の繰り返し反射の反射光量が低減され、蓄積性蛍光体層上への励起光の照射領域を実質的に縮小させることができるので、この保護層を通して射出された輝尽発光光の検出により取得された画像信号によって表される放射線像の鮮鋭性をより高めることができる。
【0020】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態について、図面を用いて説明する。図1は本発明の実施の形態の蓄積性蛍光体パネルの概略構成を示す側面図、図2は上記蓄積性蛍光体パネルの拡大断面図、図3は気体層を通して射出される輝尽発光光の光束の広がりを示す図、図4は気体層を通すことなく射出される輝尽発光光の光束の広がりを示す図、図5は積層領域中の空気層が占める領域の面積と物理的接触点が占める領域の面積とを比較した概念図、図6は柱状結晶からなる蓄積性蛍光体層を示す拡大断面図、図7はコーティング層を有する保護層を示す拡大断面図である。なお、図2(a)は保護層の表面と蓄積性蛍光体層の表面とが同等の凹凸を持つように形成された蓄積性蛍光体パネルの断面を模式的に示した図であり、図2(b)は保護層の表面が蓄積性蛍光体層の表面より凹凸が小さくなるように形成された蓄積性蛍光体パネルの断面を実際の形状により近似させて示した図である。
【0021】
本発明の実施の形態による蓄積性蛍光体パネルは、蓄積性蛍光体層10と、蓄積性蛍光体層10上に積層された保護層20とを備えており、蓄積性蛍光体層10と保護層20とが、均等に分散された物理的接触点Pを介して接触せしめられて、蓄積性蛍光体層10と保護層20との間に気体層30が形成されている。
【0022】
蓄積性蛍光体層10と保護層20とが積層されている積層領域の面積に対する、物理的接触点Pが占める面積の比率である物理的接触比率Rの値は30%であり、これらの物理的接触点それぞれの面積は1000μm2以下である。
【0023】
次に上記実施の形態における作用について説明する。
【0024】
保護層20を通して入射された励起光の照射を受けて蓄積性蛍光体層10から発生した輝尽発光光は保護層20を通して射出される。この保護層20から射出された輝尽発光光の検出により蓄積性蛍光体層10に記録されている放射線像を表す画像信号が取得される。なお、上記励起光が蓄積性蛍光体層10上の2次元状の領域に走査されることによってこの2次元状の領域から発生した輝尽発光光が検出され、上記放射線像を表す2次元状の画像信号が取得される。
【0025】
ここで、蓄積性蛍光体層10から発生した輝尽発光光が気体層30を介して保護層20中に入射されて検出される場合と、蓄積性蛍光体層10から発生した輝尽発光光が物理的接触点Pから射出されて気体層30を介することなく直接保護層20中に入射され検出される場合とについて詳しく説明する。
【0026】
蓄積性蛍光体層10から発生した輝尽発光光が気体層30を介して検出される場合には、図3に示すように、蓄積性蛍光体層10から発生し気体層30に入射した輝尽発光光K1は、気体層30とこの気体層30より屈折率の高い保護層20との境界で屈折されて一旦光束が収束された後、保護層20と屈折率の低い外気Aとの境界で再び光束が発散する方向に屈折されてこの蓄積性蛍光体パネルから射出角度α1で射出される。
【0027】
一方、図4に示すように、輝尽発光光が物理的接触点Pから射出され気体層30を通ることなく直接保護層20中に入射されて検出される場合には、蓄積性蛍光体層10から発生した輝尽発光光K2は、屈折されずに保護層20中に入射し保護層20と屈折率の低い外気Aとの境界で光路が発散する方向に屈折されて射出角度α2で射出される(α2>α1)。
【0028】
したがって、気体層30を通して輝尽発光光を射出させることにより保護層20から射出される輝尽発光光の光束の広がりを小さくすることができ、輝尽発光光の検出効率を高めることができる。
【0029】
輝尽発光光が物理的接触点Pから射出される場合には、上記、気体層を通すことにより輝尽発光光の検出効率を高める効果を得ることはできないが、この物理的接触点Pは、蓄積性蛍光体層と保護層との間にスペーサが介在されるときのように励起光を散乱させたり遮断したりすることなく、また蓄積性蛍光体層から発生した輝尽発光光を散乱させたり遮断したりすることもない。
【0030】
さらに、この物理的接触点Pは蓄積性蛍光体層10と保護層20との間に均等に分散されているので、上記物理的接触点Pの有無により生じる輝尽発光光の光束の広がりの違いに起因して発生する輝尽発光光の検出強度のムラが緩和され、この輝尽発光光の検出によって取得される画像信号で表される放射線像全体としての品質を実質的に高めることができる。
【0031】
なお、物理的接触比率Rの値が30%であると、模式的に表した図5に示すように、気体層30を通ることなく物理的接触点Pから輝尽発光光が射出される領域11は蓄積性蛍光体層10中の30%となり、屈折率1の気体層30を通して輝尽発光光が射出される領域12は蓄積性蛍光体層10中の70%となる。そして、気体層30と物理的接触点Pとを含む層状の境界領域31中の物理的接触点Pが含まれる領域11の平均屈折率を1.7とすれば、層状の境界領域31全体としての平均屈折率は1.21となる(1.21=(1.7×30%+1.0×70%)/100%)。ここで、屈折率1.21以下の層は実質的に気体層以外には考えられないので、物理的接触比率Rの値を30%とすれば、輝尽発光光の検出効率を高める十分な効果を得ることができる。なお、上記屈折率は輝尽発光光が持つ波長に対する屈折率を意味するものである。
【0032】
また、図6に示すように、蓄積性蛍光体層10Aを、この蓄積性蛍光体層10Aの厚さ方向に延びる柱状結晶15からなるものとし、この柱状結晶15の保護層20側の先端部が、保護層20に向かって断面積が次第に小さくなる形状を有しているものとすることもできる。このようにすることにより、物理的接触点Pが柱状結晶15の先端に形成され、この物理的接触点Pをより均等に分散させることができる。また、柱状結晶15からなる蓄積性蛍光体層10Aは蓄積性蛍光体の密度が高くなるのでこの蓄積性蛍光体層10Aに記録される放射線像の鮮鋭性および蓄積性蛍光体層10Aから発生した輝尽発光光の検出により取得される画像信号で表される放射線像の鮮鋭性を高める効果も得ることができる。
【0033】
さらに、図7に示すように、保護層20が、この保護層20の蓄積性蛍光体層10側に、この保護層20より屈折率の低いコーティング層21を備えるようにしてもよい。これにより、保護層20と蓄積性蛍光体層10との間での励起光の繰り返し反射の反射光量を低減させることができ、蓄積性蛍光体層上への励起光の照射領域を実質的に縮小させることができる。
【0034】
なお、上記実施の形態においては、物理的接触比率Rの値を30%としたが、物理的接触比率Rの値は0<R≦30%の範囲であれば上記気体層を形成した効果を得ることができることは言うまでもない。また、物理的接触点のそれぞれの面積は必ずしも1000μm2以下でなくても、上記蓄積性蛍光体層から検出され取得される画像信号の品質を高める効果を得ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態による蓄積性蛍光体パネルの概略構成を示す側面図
【図2】蓄積性蛍光体パネルの拡大断面図
【図3】気体層を介して射出される輝尽発光光の光束の広がりを示す図
【図4】気体層を通すことなく射出される輝尽発光光の光束の広がりを示す図
【図5】積層領域中の気体層が占める面積と物理的接触点が占める領域の面積と比較した概念図
【図6】柱状結晶からなる蓄積性蛍光体層を示す拡大断面図
【図7】コーティング層を有する保護層を示す拡大断面図
【図8】厚い気体層中を繰り返し反射して伝播される励起光の様子を示す図
【図9】薄い気体層中を繰り返し反射して伝播される励起光の様子を示す図
【符号の説明】
10 蓄積性蛍光体層
20 保護層
30 気体層
P 物理的接触点
Claims (4)
- 蓄積性蛍光体層と、該蓄積性蛍光体層上に積層された保護層とを備えてなる蓄積性蛍光体パネルであって、
前記蓄積性蛍光体層が、該蓄積性蛍光体層の厚さ方向に延びる柱状結晶からなり、該柱状結晶の前記保護層側の先端部が前記保護層に向かって断面積が次第に小さくなる形状を有するものであり、
前記蓄積性蛍光体層と前記保護層とが、均等に分散された物理的接触点である前記柱状結晶の先端を介して接触せしめられて、該蓄積性蛍光体層と該保護層との間に気体層が形成されていることを特徴とする蓄積性蛍光体パネル。 - 前記蓄積性蛍光体層と前記保護層とが積層されている積層領域の面積に対する、前記物理的接触点が占める面積の比率Rの値が0<R≦30%であることを特徴とする請求項1記載の蓄積性蛍光体パネル。
- 前記物理的接触点のそれぞれの面積が1000μm2以下であることを特徴とする請求項1または2記載の蓄積性蛍光体パネル。
- 前記保護層が、該保護層の前記蓄積性蛍光体層側に、該保護層より屈折率の低いコーティング層を有するものであることを特徴とする請求項1から3のいずれか1項記載の蓄積性蛍光体パネル。
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