JP3826635B2 - Image forming apparatus - Google Patents
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Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、画像形成のジョブに対応した画像データを記憶し、ジョブごとに前記画像データを用いた画像形成を実行する画像形成装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
近年、デジタル化された画像データを用いて画像形成を行うデジタル複写機やプリンタ等の画像形成装置が一般的に用いられるようになっている。これらの画像形成装置においては、イメージリーダ等を用いて読み取った画像データをデジタル処理して画像形成に用いる他、画像形成装置に接続されたパーソナル・コンピュータ(以下、「PC」という。)等の情報処理装置から送信されてきた画像データを用いて画像形成を行うことができるようになっている。また、画像形成を行いながら画像データの取得を行う機能(以下、このような機能を、「マルチジョブ機能」という。)を備えているものもある。
【0003】
マルチジョブ機能を備える画像形成装置では、イメージリーダにより読み取られた一塊の原稿から得られた画像データを用いた画像形成や、PCから送信された画像データを用いた画像形成を、それぞれ一つのジョブとして取り扱い、ジョブ単位で順次画像形成を行っていく。即ち、原稿を読み取って得た画像データや、PCから送信された画像データは、それぞれのジョブの識別子(以下、「ジョブID」という。)と対応付けられて画像メモリに蓄積される一方、ジョブIDはそれぞれのジョブが画像形成装置に対して発行された順に所定の管理テーブルに登録されることとなる。そして、テーブルに登録されたジョブIDの順に画像形成が行われる。
【0004】
さて、マルチジョブ機能を有する画像形成装置の利用に際しては、特にPC等から画像データを送信した場合や、マルチジョブ機能を利用して一塊の原稿を先読みさせておき、画像形成の結果物(複写物)については後で取りに来ようとする場合など、利用者が常に画像形成装置の近辺に存在するとは限らないため、例えば用紙切れ、トナー切れ等の異常が発生することにより当該ジョブに対応する画像形成を継続できない状態となった場合の対応が問題となる。利用者不在の状況で用紙切れ等が発生した場合、その時点に画像形成していたジョブの実行が停止するのみならず、そのジョブの後に発行された他のジョブについても画像形成が行えないことになるからである。
【0005】
このような問題点に対処する方法として、例えば一部のサイズの用紙について用紙切れが発生した場合等において、もし、後に発行された他のジョブの中で実行することが可能なジョブが存在する場合(例えば、A4サイズの用紙が無くなった場合であって、後に発行されたジョブがB4サイズの用紙を使用する場合など)には、当該後のジョブを先に実行する、といった方法が考えられる。この場合において、用紙切れのため途中で停止したジョブについては、例えば、利用者が用紙を補給した場合に再開させるようにすればよい。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上記用紙切れやトナー切れなど、後のジョブを先に実行させることが可能な異常(以下、「復帰可能な異常」という。)が発生した場合、具体的には、後のジョブが用紙切れとなった用紙と異なるサイズの用紙を用いる場合や、シアンのトナーがトナー切れとなった場合において後のジョブはモノクロ画像を形成しようとするものである場合、あるいはステープル針が無くなったが後のジョブはステープル処理を行わないような場合などであっても、後のジョブをすぐに実行したのでは、かえって使い勝手が悪くなる場合がある。
【0007】
例えば、最近、既に実用化されているように、画像形成終了時刻の予測機能を備えた画像形成装置を用いるような場合には、予測された時刻の前後にはジョブを発行した利用者が画像形成装置の近辺に様子を見に来る可能性が高い。このような場合にまで、異常発生のすぐ後に他のジョブを実行させたのでは、特に当該他のジョブが大量の画像形成を行う場合などに、先にジョブを発行した利用者が長時間、中断したジョブの再開を待たなければならなくなり、当該利用者に酷となる場合なども生じ得るからである。
【0008】
本発明は、上記のような問題点に鑑みてなされたものであって、マルチジョブ機能を有する画像形成装置において、利用者の使い勝手を良くすることができる画像形成装置を提供することを目的としている。
【0009】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために、本発明に係る画像形成装置は、複数のジョブを記憶し、ジョブ単位で順次画像形成を行う画像形成装置において、異常の発生により、当該時点において実行されていた第1のジョブの実行が継続できない異常状態になったことを検出する異常検出手段と、記憶されている複数のジョブのうち、前記異常検出手段により検出された異常状態でも実行可能な第2のジョブの実行を制御するジョブ制御手段と、を備え、
前記ジョブ制御手段は、実行を許可すべきタイミングを表す実行許可タイミング情報に基づいて、前記第2のジョブの実行を開始することを特徴としている。
【0010】
この構成では、実行中のジョブに復帰可能な異常が発生した場合に、実行可能タイミング情報を参照して、他のジョブの実行を制御するので、他の実行可能なジョブが存在する場合や、新たに発行された場合であっても、当該他のジョブをすぐには実行させないようにすることができ、これにより、先のジョブを発行した利用者と、他のジョブを発行した利用者との利害を調整し、全体として使い勝手のよい画像形成装置を提供することができる。ここで、実行許可タイミング情報としては、実行すべきタイミングそのものを表す情報の他、当該実行許可タイミング情報に所定の処理、例えば、所定の時間を加算、若しくは減算して実行許可タイミングを求めるような場合における基礎となる情報も含まれるものとする。
ここで、前記タイミングを、前記第2のジョブの実行を許可するための時間の経過後であるとすることが考えられる。また、前記時間を、異常発生時点から前記第2のジョブの実行を許可するまでの時間であるとしても良い。さらに、前記時間を、前記第1のジョブの終了予定時刻から所定時間が経過するまでの時間であるとすることもできる。
また、前記時間内に異常状態が解消された場合には、前記第1のジョブを再開することようにしても良い。さらに、前記実行許可タイミング情報を、ジョブ毎に異なるものとすることが考えられる。
【0011】
上記実行許可タイミング情報としては、例えば、異常が発生してから他の実行可能なジョブの実行を許可するまでの時間を表す情報であり、前記ジョブ制御手段は、異常の発生から、前記実行許可タイミング情報に示された時間が経過した場合に、他の実行可能なジョブの実行を許可するように制御することが考えられる。この構成では、用紙切れなどが発生した場合でも、一定時間待って、他のジョブの実行を許可することとなるので、用紙の補充が比較的短期間でなされるような場所に設置されている場合に好適である。
【0012】
また、前記画像形成装置はさらに、前記実行許可タイミング情報の入力を、ジョブごとに受け付ける実行許可タイミング情報受け付け手段と、前記実行許可タイミング情報をジョブごとに記憶する実行許可タイミング情報記憶手段とを備えることも考えられる。ジョブごとに発行した利用者の部署が異なるような場合、即ち、画像形成装置からの距離が異なるような場合もあり、係る場合にも柔軟に対応できるようになるからである。
【0013】
前記画像形成装置はさらに、ジョブの実行が終了する時刻を予測する予測手段と、前記予測手段により予測された時刻を実行許可タイミング情報として記憶する実行許可タイミング情報記憶手段とを備え、前記ジョブ制御手段は、前記実行許可タイミング情報により示される時刻が経過した場合に、他の実行可能なジョブの実行を許可するように制御するようにしてもよい。主に画像形成を行うページ数などからジョブの終了予定時刻を予測することが可能であり、係る場合には、利用者は終了予定時刻の前には画像形成装置の近辺に存在する可能性が高いため、当該時刻の経過後には、他のジョブの実行を許可してもよいと考えられるからである。
【0014】
もっとも、復帰可能な異常の解消に要する時間等も考慮すると、終了予定時間の経過後に他のジョブの実行を許可するのは、中断したジョブを発行した利用者に酷となる場合もあるから、前記予測手段により予測された時刻から所定の時間が経過した後の時刻を、実行許可タイミング情報として記憶する実行許可タイミング情報記憶手段を備え、前記ジョブ制御手段は、前記実行許可タイミング情報により示される時刻が経過した場合に、他の実行可能なジョブの実行を許可するように制御することも考えられる。
【0015】
また、前記画像形成装置はさらに、第1の実行許可タイミング情報の入力を受け付ける実行許可タイミング情報受け付け手段と、前記第1の実行許可タイミング情報を記憶する第1の実行許可タイミング情報記憶手段と、ジョブの実行が終了する時刻を予測する予測手段と、前記予測手段により予測された時刻を第2の実行許可タイミング情報として記憶する第2の実行許可タイミング記憶手段とを備え、前記ジョブ制御手段は、前記第1の実行許可タイミング情報と前記第2の実行許可タイミング情報とのうち、いずれの情報に基づいて、前記他の実行可能なジョブの実行を制御するかを切り換える切り換え手段を有することも好ましい。画像形成装置の設置環境や、異常が発生したタイミングなどによっては、他のジョブの実行許可タイミングの制御に際して、常に同一の制御を行うよりも、より柔軟な制御を行うことができるからである。
【0016】
具体的には、前記切り換え手段は、異常が発生するまでに当該ジョブに費やされた時間と、前記第1の実行許可タイミング情報により示される時間とを加算した時間が、ジョブが開始してから、前記予測手段により予測された時刻に達するまでに要する時間より長いか否かによって、前記第1の実行許可タイミング情報と前記第2の実行許可タイミング情報との切り換えを行うような制御を行うことが考えられる。これにより、各利用者の便宜を図りつつ画像形成装置全体の利用効率の向上を図る、といったことも可能となる。
【0017】
【発明の実施の形態】
以下、本発明に係る画像形成装置の実施の形態について、図面を参照しながら説明する。
(1)複写機の全体構成
図1は、画像形成装置の一例としての、本実施の形態のデジタル複写機(以下、単に「複写機」という。)1の全体構成を示す概略断面図である。
【0018】
本実施の形態の複写機1は原稿を読み取って画像信号に変換する走査系10、走査系10から送られる画像信号に公知の種々の画像処理を施す画像信号処理部20、画像信号処理部20から入力される画像データをそのままプリントさせたりメモリに記憶したりするメモリユニット部30、メモリユニット部30から入力される画像データに基づいて半導体レーザ62を駆動する印字処理部40、PC等の外部機器から画像データを受信したり、制御信号の送受信を行うとともに、メモリユニット部30とデータのやり取りを行う外部インタフェース部50、半導体レーザ62からのレーザ光を感光体ドラム71上の露光位置に導く光学系60、露光により形成された静電潜像を現像し、記録紙に転写、定着して画像を形成する作像系70、本体上面に設けられた操作パネルOP、原稿を搬送し必要に応じて表裏の反転を行う原稿搬送部500により構成される。
【0019】
PC等の外部機器から複写機1へ送信される画像データは上記外部インタフェース部50が受け付けてメモリユニット部30へ送る。また、外部インタフェース部50は複写機1に画像データを送信する外部機器との制御信号および画像データの授受に関する制御も行う。画像データはメモリユニット部30から印字処理部40へ送られ、この画像データに基づいて半導体レーザ62が駆動される。半導体レーザ62より発生したレーザー光は光学系60により偏向され、作像系70へと導かれる。
【0020】
作像系70では、クリーナ76により残留トナーを除去された後、帯電チャージャ72により一様に帯電された矢印A方向に回転する感光体ドラム71に上記レーザ光が照射されることにより感光体ドラム71表面に静電潜像が形成され、当該静電潜像は現像器73からのトナーの供給を受けて可視像化される。可視像化されたトナー像は転写チャージャ74により給紙カセット80a、80bから搬送されてくる記録紙に転写され、さらに当該記録紙が定着ローラ84の位置まで搬送されて、定着ローラ84によりトナー像が記録紙に定着されることで最終的に画像が記録紙に形成される。以上のような画像形成動作は、後述の制御部100により制御される。なお、本実施の形態の複写機1は、走査系10により原稿の読み取りや、外部機器からのデータの受信と並行して画像形成を行うことができる、いわゆるマルチジョブ機能を有する複写機であり、図1には不図示であるが、ステープル針を用いたステープル処理等を行うフィニッシャを接続し、画像形成が終了した記録紙に、製本、仕分け等の各種後処理を行うようにすることもできる。
【0021】
また、複写機1は図2に示すような操作パネルOPにより利用者の指示を受け付ける。操作パネルOPは液晶タッチパネル91、複写枚数などの置数や複写倍率などを入力するテンキー92、テンキー92により入力された置数などを初期値に戻すクリアキー93、すべての設定を初期設定に戻すパネルリセットキー94、複写動作を停止させるストップキー95、複写を開始させるスタートキー96、ネットワーク接続された装置の機能を利用したり、ネットワークに装置、利用者等を登録するためのネットワークキー97が設けられている。また、本実施の形態の操作パネルOPには、実行中のジョブに復帰可能な異常が発生した場合に、当該ジョブを飛ばして他の実行可能なジョブを実行すること(以下、「ジョブ飛ばし」という。)に関する情報を入力する画面に切り換えるためのジョブ飛ばし設定ボタン98が設けられている。このジョブ飛ばし設定ボタン98により切り換えられた画面による設定等の詳細については後述する。設定された内容は、後述の制御部100を介して、例えばジョブ管理テーブル(図4参照)などに格納される。
【0022】
なお、これらのボタンは、液晶タッチパネル91上に設けるようにすることも可能である。液晶タッチパネル91には、用紙サイズ、倍率、濃度等を指定するボタンが設けられる他、例えば用紙切れ等の復帰可能な異常が発生した場合などには、後述するような種々の画面が表示される。
(2)制御部100の構成
図3は、本実施の形態における制御部100の構成を示す機能ブロック図である。同図に示されるように、本実施の形態の制御部100は、CPU101を中心として、ROM102、RAM103が接続されており、ROM102に記憶された制御プログラムに従ってCPU101が動作することにより、本実施の形態の処理が実現される。また、RAM103は当該制御プログラムによる一時記憶領域等に用いられる。
【0023】
また、制御部100は、異常状態検出部104、異常状態解除検出部105、ジョブ管理テーブル格納部106を有している。異常状態検出部104は、給紙カセット80a、80b内の記録紙の存在を検知するセンサや、現像器73内のトナー残量を検出するセンサ、ステープル針の残量を検出するセンサなど、復帰可能な異常を検出するセンサ、及び、記録紙搬送径路上に設けられたセンサなどと接続されており、消耗品切れや紙詰まり等の異常状態の発生により画像形成を継続することができなくなった状態を検出する。なお、この異常状態としては、上記用紙切れやトナー切れなどの復帰可能な異常と、作像系70で紙詰りが生じた場合など、他のジョブも実行することができないような異常(以下、「復帰不可能な異常」という。)とが存在するため、異常状態検出部104は、各センサの出力などに基づいて、異常が発生した場合に、当該異常が復帰可能な異常か、復帰不可能な異常かの判定を行う。例えば、復帰可能な異常の場合には、異常レベルを示す値として「1」をCPU101に対して出力し、復帰不可能な異常の場合には、異常レベルを示す値として「2」をCPU101に対して出力する等の方法が考えられる。CPU101は、異常レベルの出力を受けて、当該異常レベルを示す値と異常の発生時刻とをRAM103に格納する。本実施の形態においては、異常レベルの初期値、即ち、正常な状態の異常レベルは「0」とする。
【0024】
異常状態解除検出部105は、上記異常状態検出部104により検出された異常状態が解除されたことを検出する。この異常状態の解除には、復帰可能な異常状態の解除と、復帰不可能な異常状態の解除とがあるが、異常状態解除検出部105は、それら両方の異常の解除を検出する。ここで、本実施の形態の複写機1においては、復帰可能な異常状態が発生した場合にジョブ飛ばしを行い、他の実行可能なジョブを先に実行させる場合があるが、当該他の実行可能なジョブを実行している際に復帰可能な異常や復帰不可能な異常が発生する場合もある。
【0025】
このような場合に対応するためには、RAM103に、解消していない全ての異常状態を管理する異常管理テーブルを設けることが好ましい。この異常管理テーブルには、例えば、発生した異常の内容(用紙切れ、トナー切れ、紙詰り等)、それぞれの異常の異常レベルと異常が発生した時刻を格納しておくことができる。前記他のジョブを実行しているときに復帰不可能な異常が発生した場合、当該復帰不可能な異常状態が解消したときには、再度、中断しているジョブについて復帰可能な異常が発生している状態(異常レベルが「1」となっている状態)を再現することが好ましいからである。
【0026】
ジョブ管理テーブル格納部106には、発行された各ジョブの実行順序や、属性情報を管理するジョブ管理テーブルが格納されている。図4は、本実施の形態におけるジョブ管理テーブルの内容の一例を示す図である。同図に示されるように、ジョブ管理テーブルには、各々のジョブの発行順にそれぞれのジョブIDが格納され、それぞれのジョブについて指定された用紙サイズ、ページ数の他、両面コピーの指定の有無、ステープル処理の指定の有無の他、ジョブの発行時刻、終了予定時刻、設定時刻が格納される。これらの情報(以下、ジョブごとの「属性情報」という。)の内容は必要に応じて省略することもできるし、他の属性情報を追加してもよい。
【0027】
なお、「終了予定時刻」とは、ジョブが終了する予定時刻であり、ジョブが発行された時点で主にページ数から算出されて格納される。また、「設定時間」とは、当該ジョブの実行中に復帰可能な異常が発生した場合に、当該異常の発生から、他の実行可能なジョブの実行を許可するまでの時間としてジョブごとに設定されたものである。本実施の形態では、当該時間をジョブごとに設定するようにしたが、ジョブごとではなくて、画像形成装置全体として全てのジョブに対して同一の時間を設定するようにしてもよい。この設定時間の設定方法及び利用方法については後述する。
【0028】
さらに、本実施の形態のCPU101は操作パネルOPと接続されており、液晶タッチパネル91等を介して利用者から入力された内容を制御部100において取得することが可能となっている他、メモリユニット部30や画像形成部110とも接続されている。この画像形成部110は、前述の印字処理部40や、光学系60、作像系70等を統一的に制御して実際の画像形成を制御する。メモリユニット部30に対する制御内容や、画像形成の制御については、既に公知の内容であるから、ここでの詳細な説明は省略する。
【0029】
(3)制御部100の処理内容
図5は、本実施の形態において、ジョブごとの画像形成動作を制御する制御プログラムの処理内容を示すフローチャートである。同図に示されるように、本実施の形態の制御プログラムは、起動すると最初にRAM103のクリア、各種レジスタの設定などの初期設定を行い(S101)、異常レベル初期化処理を行う(S102)。この異常レベル初期化処理とは、前記したRAM103における異常レベル記憶領域の内容をクリアすることをいう。
【0030】
ここで、異常レベル初期化処理の時点において、あるサイズの用紙が紙切れ状態となっている場合等も考えられるが、本実施の形態では、この時点における紙切れを異常状態とは認識せず、実際に画像形成が行われるまでは、異常レベルの初期値である「0」を設定する。実際に画像形成が試みられ、用紙切れにより当該ジョブが停止した時点で異常レベルを設定すれば足りるからである。もっとも、この時点での消耗品切れを検知して、前記した異常管理テーブルに格納しておくようにしてもよい。
【0031】
なお、本実施の形態では、前記した如く、復帰可能な異常が発生した場合に異常レベル「1」が設定され、復帰不可能な異常の場合には、異常レベル「2」が設定されるものとするが、異常レベルの設定方法は任意であり、上記のような数値の設定に限定されるわけではない。
次にCPU101に内蔵され、そのカウント値が初期設定でセットされる内部タイマ(不図示)をスタートさせた後(S103)、異常処理(S104)、表示処理(S105)、ジョブ制御処理(S106)、その他の処理(S107)を順次行い、内部タイマの終了を待って(S108)、上記ステップS103からS107までの処理を繰り返す。本実施の形態の説明では、異常処理(S104)、表示処理(S105)、ジョブ制御処理(S106)については、本発明の主要な部分をなす処理であるので後に詳細に説明するが、その他の処理については、従来から知られている公知の処理であるので詳細な説明は省略する。なお、その他の処理(S107)には、例えば、ジョブ制御処理(S106)にて指定されたジョブについて、通常の画像形成を行う場合の一連の制御処理等が含まれる。
【0032】
図6は、本実施の形態における異常処理(図4、S104)の内容を示すフローチャートである。この異常処理とは、画像形成装置に復帰可能な異常、若しくは復帰不可能な異常が発生することにより、現在実行しているジョブに関して画像形成を継続することができなくなったこと、発生した異常に対する異常レベル、及び異常状態の解除を検出する処理である。
【0033】
同図6に示される如く、本実施の形態の異常処理では、まず、異常状態検出部104が異常を検出したか否かを判定し(S201)、異常が検出された場合(S201:Yes)には、実行中のジョブに対応する画像形成を停止する(S202)。なお、前述した通り、ここでの異常としては、復帰可能な異常と復帰不可能な異常とが存在するので、そのいずれであるか、即ち異常レベルの検出を行い、RAM103に設定する(S203)。
【0034】
次に、異常状態解除検出部105が異常状態の解除を検出したか否かを判定し(S204)、異常状態解除が検出された場合に(S204:Yes)、異常レベルをクリアする(S205)。なお、前記した異常管理テーブルを設ける場合であれば、本ステップでの処理は、単に異常レベルのクリアではなく、異常管理テーブルに格納されている当該異常のデータの削除となる。
【0035】
以上のように、異常処理が終了すると、図5のフローチャートへと戻って、表示処理(S105)を行う。表示処理とは、異常の発生状態などに応じて、所定の画面を液晶タッチパネル91に表示させる処理である。
図7は、表示処理の詳細な内容を示すフローチャートである。同図に示されるように、表示処理では、まず異常レベルが「2」であるか否かの判定を行う(S301)。既述の如く、異常レベルが「2」である場合とは、作像系70において紙詰りが生じた場合などの復帰不可能な異常が発生した状態であるから、全てのジョブを実行することができない。従って、その旨を示すトラブル画面を表示し(S302)、表示処理を終了する。
【0036】
異常レベルが「2」でない場合(S301:No)には、異常レベルが「1」であるか否かを判定する(S303)。異常レベルが「1」である場合とは、ジョブの実行中に復帰可能な異常が発生し、当該異常状態が解消していない状態であるから、本実施の形態では、当該中断しているジョブが存在していること、及び異常状態の解消を求める旨を画面に表示する(S304)。図8に、この場合に表示される実行停止ジョブ画面の一例を示す。この画面の表示は、A4サイズの用紙を用いるジョブが、用紙切れにより中断していることを示すものである。この画面には、その他、例えばシアンのトナー切れにより中断していることや、ステープル針が無くなったことにより、処理が中断していることなどを表示するようにすることもできる。
【0037】
なお、異常レベルが「1」でもない場合(S303:No)には、異常が発生していない場合であるから、通常の画面表示を行う(S305)。通常の画面についての詳細な説明は省略する。
表示処理を終了すると、図5のフローチャートに戻って、ジョブ制御処理を行う(S106)。このジョブ制御処理は、実行するジョブの選択等を行う処理であり、ここで選択されたジョブの画像形成が、その他の処理(S107)として実行される。
【0038】
図9は、ジョブ制御処理の詳細な内容を示すフローチャートである。同図に示されるように、ジョブ制御処理では、まず異常レベルが「2」であるか否かを判定する(S401)。既述の如く異常レベル「2」の場合には(S401:Yes)、どのジョブも実行することができないのであるから、ここでは、何の処理も行うことなくジョブ制御処理を終了する。
【0039】
異常レベルが「2」でない場合には(S401:No)、異常レベルが「1」であるか否かを判定する(S402)。異常レベルが「1」でもない場合(S402:No)には、異常が発生していないのであるから、通常のジョブ選択処理を行う(S403)。この通常のジョブ選択処理について簡単に説明すると、まず現在実行中のジョブのジョブID等を格納するエリア(以下、「実行ジョブID格納エリア」という。)を検索し、既にジョブIDが格納されている場合には、特に何の処理も行わない。ただし、当該エリアにジョブIDが格納されていない場合には、次のジョブが実行可能な状態であるから、発行されたジョブのジョブIDが順次格納されるジョブ管理テーブルの内容をサーチし、最初に実行されるべきジョブのジョブIDを、上記エリアに格納するとともに、当該ジョブのジョブIDをジョブ管理テーブルの内容から削除する。これにより、実行ジョブID格納エリアにジョブIDが格納されたジョブの画像形成が、その他の処理(S107)において実行されることとなる。なお、本実施の形態では、実行ジョブID格納エリアにジョブIDが格納されたジョブをジョブ管理テーブルから削除するようにしたが、この時点ではジョブ管理テーブルから削除せず、例えば実行が開始された旨のフラグを立て、ジョブ管理テーブルから削除するのは、実行が終了した時点で行うようにしてもよい。
【0040】
さて、ステップS402において異常レベルが「1」であると判定された場合には(S402:Yes)、本実施の形態では、実行タイミング判定処理を行う(S404)。図10は、実行タイミング判定処理の詳細な内容を示すフローチャートである。実行タイミング判定処理とは、他の実行可能なジョブを実行させてもよいタイミングとなっているか否かを判定する処理である。
【0041】
実行タイミング判定処理では、まず中断したジョブの「ジョブ終了予定時間」が、「ジョブ実行時間」と「設定時間」の和よりも大きいか否かを判定する(S501)。ここで「ジョブ終了予定時間」とは、前記した「ジョブ発行時刻」と「ジョブ終了予定時刻」とから算出されるもので、ジョブ発行から、ジョブ終了予定時刻までの間の時間をいう。従って、図4に示した例において、ジョブID「JOB001」を有するジョブの「ジョブ終了予定時間」は10分(発行時刻は10時10分30秒であり、終了予定時刻は10時20分30秒である。)となる。
【0042】
一方、「ジョブ実行時間」とは、ジョブが発行されてから異常状態が発生するまでの時間をいう。従って、「ジョブ実行時間」は、異常が発生した時刻によって異なり、例えば図4のJOB001についてみれば、異常の発生時刻が10時14分30秒であれば、「ジョブ実行時間」は4分、異常の発生時刻が10時17分30秒であれば、「ジョブ実行時間」は7分となる。
【0043】
ここで、「設定時間」の設定方法について説明する。本実施の形態では、ジョブ飛ばし設定キー98が押された場合に、図11にその一例を示すような設定時間入力画面が表示される。この設定時間入力画面を用いて、利用者はジョブごとに設定時間の入力を行うことができる。なお、PC等の外部機器からジョブが発行される場合には、当該PC等において設定時間を指定し、制御情報に含めて送信するようにすればよい。また、本実施の形態では、設定時間をジョブごとに入力するようにしたが、設定時間は、画像形成装置全体で同一とし、例えばサービスモードで設定してRAM103に記憶するようにしてもよいし、固定値としてプログラムに記述してもよい。
【0044】
次に、まず、ジョブ実行時間と設定時間との和が、ジョブ終了予定時間よりも小さい場合の処理について説明する。例えば、異常の発生が、10時14分30秒である場合には、ジョブ実行時間は4分、図4に示されるように、JOB001の設定時間は5分であるから、両者の和は9分である。一方、終了予定時刻とジョブ発行時刻とから算出されるジョブ終了予定時間は10分であるから、ステップS501での判定はYesとなり、S502へと進む。
【0045】
ステップS502では、設定時間が経過したか否かが判定される。この判定は、前記した異常管理テーブル等に記憶されている異常の発生時刻を基準として、設定時間が経過したか否かが判定されるため、具体的には、10時14分30秒から5分が経過したか、即ち、10時19分30秒が経過したか否かが判定される。10時19分30秒を経過した場合には(S502:Yes)、他の実行可能ジョブの実行を許可する設定がなされ(S503)、ジョブ制御処理が終了する。一方、経過していない場合には(S502:No)、他の実行可能ジョブの実行を不許可として(S504)、ジョブ制御処理が終了する。
【0046】
次に、ステップS501における判定がNoとなる場合の処理内容について説明する。例えば、異常の発生が、10時17分30秒である場合には、ジョブ実行時間は7分であるから、設定時間との和は12分である。従って、ステップS501での判定はNoとなり、S505へと進む。
ステップS505では、ジョブ終了予定時間が経過したか否かが判定される。即ち、10時20分30秒が経過したか否かが判定される。10時20分30秒を経過した場合には(S505:Yes)、他の実行可能ジョブの実行を許可する設定がなされ(S506)、ジョブ制御処理が終了する。一方、経過していない場合には(S505:No)、他の実行可能ジョブの実行を不許可として(S504)、ジョブ制御処理が終了する。
【0047】
本実施の形態で、以上に説明したように、ジョブ実行時間と設定時間との和と、ジョブ終了予定時間とを比較しているのは、以下のような理由によるものである。即ち、ジョブ終了予定時間の方が大きいような場合は、異常の発生から設定時間を経過しても、なお、ジョブ終了予定時刻に達しない場合であり、場合によっては極めて長時間にわたって複写機1を占有するような大きなジョブである可能性が考えられる。従って、中断状態が長時間にわたって継続し、複写機1の利用効率が低下するのを防止するため、設定時間の経過後に他のジョブの実行を許可し、利用効率を向上させるとともに、他のジョブを発行した利用者の便宜に供するようにしたものである。
【0048】
一方、ジョブ終了予定時間が、ジョブ実行時間と設定時間の和よりも以下である場合には、設定時間を経過する前にジョブ終了予定時刻に達する。ここで、ジョブ終了予定時刻前には、利用者が複写結果を取りに来る可能性が高いのであるが、ここで利用者が取りにこなかったような場合にまで、さらなる複写機1の占有を認めるのは他の利用者の迷惑となる可能性がある。従って、この場合にはジョブ終了予定時間の経過後に他のジョブの実行を許可するようにしたものである。もっとも、ジョブ終了予定時刻の経過後、すぐに他のジョブが実行されたのでは、用紙切れ等の異常状態解消のための時間等も考慮すると、中断したジョブの利用者に酷となる場合もあるから、ステップS505では、ジョブ終了予定時間の経過から、さらに一定時間の経過後に他のジョブの実行を許可するようにしてもよい。
【0049】
さらに、図10に示した実行タイミング判定処理の内容は、本発明の骨子、即ち、他のジョブの実行を許可するタイミングに関する情報に基づいて、他のジョブの実行を制御するという内容に鑑みれば、制御内容の一例にしか過ぎない。複写機1の設置環境によっては、常にジョブ終了予定時刻の経過後、若しくは、それからさらに一定時間の経過後に他のジョブの実行を許可するようにしてもよい場合も考えられるし、逆に、常に設定時間の経過後に他のジョブの実行を許可すれば充分な場合も考えられるからである。また、複写機1の設置環境に応じて種々の判定を行い、他のジョブの実行許可タイミングを制御することも可能であり、ジョブ終了予定時間と、ジョブ実行時間と設定時間との和との比較に限定されるわけでもない。
【0050】
さて、以上のように実行タイミング制御処理を終了すると、図9のフローチャートに戻って、他ジョブの実行が許可されているか否かを判定する(S405)。他のジョブの実行が許可されていない場合には(S405:No)、そのままジョブ制御処理を終了する。一方、他のジョブの実行が許可されている場合には(S405:Yes)、実行可能ジョブのサーチ処理を行う(S406)。この実行可能ジョブサーチ処理は、前記したジョブ管理テーブルの内容をサーチして、実行可能なジョブを検索する処理である。具体的には、例えばA4の用紙が紙切れとなっている場合、当該A4以外の用紙を用いるジョブが存在するか否かをサーチする。その結果、実行可能ジョブが存在していれば(S407:Yes)、当該ジョブのジョブIDを実行ジョブID格納エリアに格納することで、次のジョブとして設定する(S408)。この処理により、次のジョブとして設定されたジョブの画像形成が、その他の処理(S107)において実行され、図4の例では、ジョブID「JOB002」のジョブが実行されることになる。なお、この際に、後続の各ジョブの発行時刻、及び終了予定時刻の情報を更新するようにしてもよい。例えば、「JOB002」のジョブが「JOB001」のジョブの終了予定時刻経過後に実行を許可された場合には、当該実行を許可された時刻を発行時刻とし、併せて終了予定時刻も更新することなどが考えられる。
【0051】
以上に説明したように、本実施の形態の画像形成装置では、復帰可能な異常が発生した場合で、他のジョブの中に実行可能なジョブが存在する場合、各ジョブの属性情報や、予め設定された時間などに基づいて、当該他のジョブの実行を許可するタイミングを制御するので、マルチジョブ機能を有する画像形成装置の使い勝手をより良くすることができる。また、制御の方法によっては、各利用者の便宜を図りながら、全体的な画像形成装置の利用効率の向上を図ることも可能である。なお、上記実施の形態では、設定時間の情報は一旦設定したら変更できないようにしたが、設定時間入力画面、あるいはPC等の外部機器から、設定時間を変更できるようにすることも容易である。
【0052】
【発明の効果】
以上のように、本発明に係る画像形成装置によれば、他のジョブの中には実行可能なジョブも存在し得るような異常の発生により、実行中のジョブが中断した場合に、他の実行可能なジョブの実行を許可すべきタイミングを表す実行許可タイミング情報に基づいて、他の実行可能なジョブの実行を制御するので、復帰可能な異常が発生した場合に、他の実行可能なジョブの実行を許可するタイミングを制御することができ、従って、マルチジョブ機能を有する画像形成装置の使い勝手を良くすることができるという効果がある。
【0053】
また、予め入力される第1の実行許可タイミング情報と、ジョブの実行が終了する時刻として予測される時刻を示す第2の実行許可タイミング情報とのうち、いずれの情報に基づいて、前記他の実行可能なジョブの実行を制御するかを切り換える切り換え手段を有するようにすれば、画像形成装置の設置環境などに柔軟に対応し、画像形成装置の利用効率の向上を図ることなども可能になるという効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態における複写機1の全体構成を示す概略断面図である。
【図2】操作パネルOPの一例を示す図である。
【図3】本発明の実施の形態における制御部100の構成を示す機能ブロック図である。
【図4】本発明の実施の形態におけるジョブ管理テーブルの内容の一例を示す図である。
【図5】本発明の実施の形態において、ジョブごとの画像形成動作を制御する制御プログラムの処理内容を示すフローチャートである。
【図6】異常処理の内容を示すフローチャートである。
【図7】表示処理の詳細な内容を示すフローチャートである。
【図8】実行可能ジョブ条件表示画面の一例を示す図である。
【図9】ジョブ制御処理の詳細な内容を示すフローチャートである。
【図10】実行タイミング判定処理の詳細な内容を示すフローチャートである。
【図11】設定時間入力画面の一例を示す図である。
【符号の説明】
1 複写機
10 走査系
20 画像信号処理部
30 メモリユニット部
40 印字処理部
50 外部インタフェース部
60 光学系
62 半導体レーザ
70 作像系
71 感光体ドラム
72 帯電チャージャ
73 現像器
74 転写チャージャ
76 クリーナ
80a、80b 給紙カセット
84 定着ローラ
91 液晶タッチパネル
92 テンキー
93 クリアキー
94 パネルリセットキー
95 ストップキー
96 スタートキー
97 ネットワークキー
98 ジョブ飛ばし設定キー
100 制御部
101 CPU
102 ROM
103 RAM
104 異常状態検出部
105 異常状態解除検出部
106 ジョブ管理テーブル格納部
110 画像形成部
OP 操作パネル[0001]
BACKGROUND OF THE INVENTION
The present invention relates to an image forming apparatus that stores image data corresponding to an image forming job and executes image formation using the image data for each job.
[0002]
[Prior art]
In recent years, an image forming apparatus such as a digital copying machine or a printer that forms an image using digitized image data is generally used. In these image forming apparatuses, image data read using an image reader or the like is digitally processed and used for image formation, and a personal computer (hereinafter referred to as “PC”) connected to the image forming apparatus. Image formation can be performed using image data transmitted from the information processing apparatus. Some have a function of acquiring image data while forming an image (hereinafter, such a function is referred to as a “multi-job function”).
[0003]
In an image forming apparatus having a multi-job function, image formation using image data obtained from a batch of originals read by an image reader and image formation using image data transmitted from a PC are performed for each job. And image formation is performed sequentially for each job. That is, image data obtained by reading a document or image data transmitted from a PC is stored in an image memory in association with an identifier of each job (hereinafter referred to as “job ID”), while a job The IDs are registered in a predetermined management table in the order in which each job is issued to the image forming apparatus. Then, image formation is performed in the order of job IDs registered in the table.
[0004]
When using an image forming apparatus having a multi-job function, especially when image data is transmitted from a PC or the like, or using a multi-job function, a batch of documents is pre-read and a result of image formation (copying) Since the user does not always exist in the vicinity of the image forming apparatus, for example, when he / she wants to pick up the product later, for example, an abnormality such as running out of paper, running out of toner, or the like causes the corresponding job. Therefore, there is a problem in dealing with a situation where image formation cannot be continued. When out of paper occurs in the absence of a user, not only execution of the job that was image forming at that time stops, but also image formation cannot be performed for other jobs issued after that job Because it becomes.
[0005]
As a method for dealing with such a problem, for example, when a paper out of some sizes occurs, there is a job that can be executed among other jobs issued later. In such a case (for example, when A4 size paper runs out and a later issued job uses B4 size paper), a method of executing the subsequent job first can be considered. . In this case, a job stopped halfway due to running out of paper may be resumed when the user replenishes the paper, for example.
[0006]
[Problems to be solved by the invention]
However, when an abnormality that allows a later job to be executed first (such as “recoverable abnormality”) occurs, such as out of paper or toner, specifically, the subsequent job is a sheet of paper. When a paper of a different size from the cut paper is used, or when the cyan toner runs out of toner, the subsequent job is to form a monochrome image, or after the staples are lost Even if the job is not subjected to stapling processing, if the subsequent job is executed immediately, the usability may be deteriorated.
[0007]
For example, when an image forming apparatus having a function for predicting an image formation end time is used as recently put into practical use, a user who has issued a job before and after the predicted time There is a high possibility of seeing the situation near the forming device. In such a case, if another job is executed immediately after the occurrence of an abnormality, especially when the other job performs a large amount of image formation, the user who issued the job first will This is because it may be necessary to wait for the interrupted job to be resumed, which may be severe for the user.
[0008]
SUMMARY An advantage of some aspects of the invention is that it provides an image forming apparatus that can improve user convenience in an image forming apparatus having a multi-job function. Yes.
[0009]
[Means for Solving the Problems]
In order to achieve the above object, an image forming apparatus according to the present invention includes:Multiple jobsRemember and jobSequentially in unitsImage formationDoIn the image forming apparatus, it was executed at that time due to the occurrence of an abnormality.FirstAn abnormality detection means for detecting an abnormal state in which job execution cannot be continued;Among the stored jobs, even in an abnormal state detected by the abnormality detecting meansExecutableSecondJob control means for controlling job execution,,
The job control means starts execution of the second job based on execution permission timing information indicating a timing at which execution should be permitted.It is characterized by that.
[0010]
In this configuration, when a recoverable error occurs in the job being executed, the execution timing of the other job is controlled with reference to the executable timing information. Even if a new job is issued, it is possible to prevent the other job from being executed immediately, so that the user who issued the previous job and the user who issued the other job Therefore, it is possible to provide an image forming apparatus that is easy to use as a whole. Here, as the execution permission timing information, in addition to information indicating the timing itself to be executed, a predetermined process, for example, a predetermined time is added to or subtracted from the execution permission timing information to obtain the execution permission timing. Information on the basis of the case shall be included.
Here, it is conceivable that the timing is after the elapse of time for permitting execution of the second job. Further, the time may be a time from when the abnormality occurs until the execution of the second job is permitted. Furthermore, the time may be a time until a predetermined time elapses from a scheduled end time of the first job.
In addition, when the abnormal state is resolved within the time, the first job may be resumed. Further, the execution permission timing information may be different for each job.
[0011]
The execution permission timing information is, for example, information indicating a time from when an abnormality occurs until execution of another executable job is permitted, and the job control unit is configured to execute the execution permission from the occurrence of the abnormality. It is conceivable to perform control so that execution of other executable jobs is permitted when the time indicated in the timing information has elapsed. In this configuration, even if a sheet runs out, etc., a certain period of time is waited to allow other jobs to be executed, so the sheet is replenished in a relatively short period of time. It is suitable for the case.
[0012]
The image forming apparatus further includes an execution permission timing information receiving unit that receives the input of the execution permission timing information for each job, and an execution permission timing information storage unit that stores the execution permission timing information for each job. It is also possible. This is because the user department issued for each job may be different, that is, the distance from the image forming apparatus may be different, and such a case can be flexibly handled.
[0013]
The image forming apparatus further includes a prediction unit that predicts a time at which job execution ends, and an execution permission timing information storage unit that stores the time predicted by the prediction unit as execution permission timing information. The means may perform control so as to permit execution of another executable job when the time indicated by the execution permission timing information has elapsed. It is possible to predict the scheduled end time of the job mainly from the number of pages on which image formation is performed. In such a case, the user may exist near the image forming apparatus before the scheduled end time. This is because it is considered that the execution of another job may be permitted after the time has elapsed.
[0014]
However, considering the time required to resolve a recoverable abnormality, allowing other jobs to be executed after the scheduled end time has passed may be severe for the user who issued the interrupted job. It includes an execution permission timing information storage unit that stores a time after a predetermined time has elapsed from the time predicted by the prediction unit as execution permission timing information, and the job control unit is indicated by the execution permission timing information. It is also conceivable to perform control so that execution of other executable jobs is permitted when the time elapses.
[0015]
The image forming apparatus further includes an execution permission timing information receiving unit that receives an input of first execution permission timing information, a first execution permission timing information storage unit that stores the first execution permission timing information, Prediction means for predicting the time at which job execution ends, and second execution permission timing storage means for storing the time predicted by the prediction means as second execution permission timing information, wherein the job control means And switching means for switching whether to control execution of the other executable job based on which information of the first execution permission timing information and the second execution permission timing information. preferable. This is because, depending on the installation environment of the image forming apparatus and the timing when an abnormality occurs, more flexible control can be performed than the same control at all times when controlling the execution permission timing of other jobs.
[0016]
Specifically, the switching unit is configured such that the time when the job starts is a time obtained by adding the time spent in the job until the abnormality occurs and the time indicated by the first execution permission timing information. From this, control is performed to switch between the first execution permission timing information and the second execution permission timing information depending on whether or not it is longer than the time required to reach the time predicted by the prediction means. It is possible. As a result, it is possible to improve the utilization efficiency of the entire image forming apparatus for the convenience of each user.
[0017]
DETAILED DESCRIPTION OF THE INVENTION
Embodiments of an image forming apparatus according to the present invention will be described below with reference to the drawings.
(1) Overall configuration of copying machine
FIG. 1 is a schematic cross-sectional view showing an overall configuration of a digital copying machine (hereinafter simply referred to as “copying machine”) 1 of this embodiment as an example of an image forming apparatus.
[0018]
The copying
[0019]
Image data transmitted from an external device such as a PC to the copying
[0020]
In the
[0021]
Further, the copying
[0022]
These buttons can also be provided on the liquid
(2) Configuration of
FIG. 3 is a functional block diagram showing the configuration of the
[0023]
The
[0024]
The abnormal state
[0025]
In order to cope with such a case, it is preferable to provide the
[0026]
The job management
[0027]
Note that the “scheduled end time” is a scheduled time when the job ends, and is calculated and stored mainly from the number of pages when the job is issued. In addition, the “set time” is set for each job as the time from the occurrence of the error until the execution of another executable job is permitted when a recoverable error occurs during the job. It has been done. In the present embodiment, the time is set for each job. However, the same time may be set for all jobs as the entire image forming apparatus, not for each job. A method for setting and using this set time will be described later.
[0028]
Further, the
[0029]
(3) Processing contents of the
FIG. 5 is a flowchart showing the processing contents of the control program for controlling the image forming operation for each job in the present embodiment. As shown in the figure, when activated, the control program of the present embodiment first performs initial settings such as clearing the
[0030]
Here, there may be a case where a certain size of paper is out of paper at the time of the abnormal level initialization processing. However, in this embodiment, the paper out at this time is not recognized as an abnormal state, and is actually Until image formation is performed, “0” that is the initial value of the abnormal level is set. This is because it is sufficient to set an abnormal level when an image is actually formed and the job is stopped due to running out of paper. Of course, it is also possible to detect that the consumable item has run out at this point and store it in the above-described abnormality management table.
[0031]
In the present embodiment, as described above, the abnormality level “1” is set when a recoverable abnormality occurs, and the abnormality level “2” is set when the abnormality cannot be recovered. However, the method for setting the abnormal level is arbitrary, and is not limited to the setting of numerical values as described above.
Next, an internal timer (not shown) that is built in the
[0032]
FIG. 6 is a flowchart showing the contents of the abnormality processing (FIG. 4, S104) in the present embodiment. This abnormality processing is that an abnormality that can be restored to the image forming apparatus or an abnormality that cannot be restored occurs, so that the image formation cannot be continued with respect to the currently executed job, This is a process for detecting an abnormal level and cancellation of an abnormal state.
[0033]
As shown in FIG. 6, in the abnormality process of the present embodiment, first, it is determined whether or not the abnormal
[0034]
Next, it is determined whether or not the abnormal state
[0035]
As described above, when the abnormality process ends, the process returns to the flowchart of FIG. 5 and the display process (S105) is performed. The display process is a process for displaying a predetermined screen on the liquid
FIG. 7 is a flowchart showing the detailed contents of the display process. As shown in the figure, in the display process, it is first determined whether or not the abnormality level is “2” (S301). As described above, the case where the abnormality level is “2” means a state in which an irrecoverable abnormality such as a paper jam has occurred in the
[0036]
When the abnormal level is not “2” (S301: No), it is determined whether or not the abnormal level is “1” (S303). The case where the abnormality level is “1” is a state in which a recoverable abnormality has occurred during execution of the job and the abnormal state has not been resolved. In this embodiment, the suspended job Is displayed on the screen and the request to eliminate the abnormal state is displayed (S304). FIG. 8 shows an example of the execution stop job screen displayed in this case. The display on this screen indicates that a job using A4 size paper is interrupted due to running out of paper. In addition to this, for example, it is possible to display that the process is interrupted due to the out of cyan toner, or that the process is interrupted due to the absence of staples.
[0037]
If the abnormality level is not “1” (S303: No), no abnormality has occurred and normal screen display is performed (S305). Detailed description of the normal screen is omitted.
When the display process is completed, the process returns to the flowchart of FIG. 5 to perform the job control process (S106). This job control process is a process for selecting a job to be executed, and the image formation of the selected job is executed as another process (S107).
[0038]
FIG. 9 is a flowchart showing the detailed contents of the job control process. As shown in the figure, in the job control process, it is first determined whether or not the abnormality level is “2” (S401). As described above, when the abnormality level is “2” (S401: Yes), since no job can be executed, the job control process is terminated without performing any process.
[0039]
If the abnormal level is not “2” (S401: No), it is determined whether the abnormal level is “1” (S402). If the abnormality level is not “1” (S402: No), no abnormality has occurred, and normal job selection processing is performed (S403). This normal job selection process will be briefly described. First, an area for storing the job ID of the job currently being executed (hereinafter referred to as “execution job ID storage area”) is searched, and the job ID has already been stored. If it is, no processing is performed. However, if the job ID is not stored in the area, the next job can be executed. Therefore, the contents of the job management table that sequentially stores the job IDs of the issued jobs are searched, The job ID of the job to be executed is stored in the area, and the job ID of the job is deleted from the contents of the job management table. As a result, the image formation of the job whose job ID is stored in the execution job ID storage area is executed in other processing (S107). In this embodiment, the job whose job ID is stored in the execution job ID storage area is deleted from the job management table, but at this point in time, it is not deleted from the job management table. For example, execution is started. The flag to that effect and the deletion from the job management table may be performed when the execution is completed.
[0040]
When it is determined in step S402 that the abnormality level is “1” (S402: Yes), in this embodiment, an execution timing determination process is performed (S404). FIG. 10 is a flowchart showing the detailed contents of the execution timing determination process. The execution timing determination process is a process for determining whether or not it is time to execute another executable job.
[0041]
In the execution timing determination process, it is first determined whether or not the “job end scheduled time” of the interrupted job is greater than the sum of “job execution time” and “set time” (S501). Here, “scheduled job end time” is calculated from the above-mentioned “job issuance time” and “scheduled job end time”, and refers to the time from job issuance to the scheduled job end time. Therefore, in the example shown in FIG. 4, the “job end scheduled time” of the job having the job ID “JOB001” is 10 minutes (the issue time is 10:10:30, and the scheduled end time is 10:20:30). Second).
[0042]
On the other hand, “job execution time” refers to the time from when a job is issued until an abnormal condition occurs. Therefore, the “job execution time” varies depending on the time when the abnormality occurs. For example, in the case of JOB001 in FIG. 4, if the occurrence time of the abnormality is 10:14:30, the “job execution time” is 4 minutes, If the occurrence time of the abnormality is 10:17:30, the “job execution time” is 7 minutes.
[0043]
Here, a method of setting “setting time” will be described. In the present embodiment, when the job
[0044]
Next, processing when the sum of the job execution time and the set time is smaller than the scheduled job end time will be described. For example, if the occurrence of an abnormality is 10:14:30, the job execution time is 4 minutes, and as shown in FIG. 4, the setting time of JOB001 is 5 minutes, so the sum of both is 9 Minutes. On the other hand, since the scheduled job end time calculated from the scheduled end time and the job issuance time is 10 minutes, the determination in step S501 is Yes, and the process proceeds to S502.
[0045]
In step S502, it is determined whether the set time has elapsed. This determination is based on the occurrence time of the abnormality stored in the above-described abnormality management table or the like, so that it is determined whether or not the set time has elapsed. It is determined whether the minutes have passed, i.e., 10:19:30. When 10:19:30 has elapsed (S502: Yes), the setting for permitting the execution of another executable job is made (S503), and the job control process ends. On the other hand, if it has not elapsed (S502: No), execution of other executable jobs is not permitted (S504), and the job control process ends.
[0046]
Next, the processing content when the determination in step S501 is No will be described. For example, if the occurrence of an abnormality is 10:17:30, the job execution time is 7 minutes, so the sum with the set time is 12 minutes. Therefore, the determination in step S501 is No, and the process proceeds to S505.
In step S505, it is determined whether the scheduled job end time has elapsed. That is, it is determined whether or not 10:20:30 has elapsed. When 10:20:30 has elapsed (S505: Yes), a setting for permitting execution of another executable job is made (S506), and the job control process ends. On the other hand, if it has not elapsed (S505: No), execution of other executable jobs is not permitted (S504), and the job control process ends.
[0047]
In this embodiment, as described above, the sum of the job execution time and the set time is compared with the scheduled job end time for the following reason. That is, when the scheduled job end time is longer, the scheduled job end time is not reached even after the set time has elapsed since the occurrence of the abnormality. It is possible that the job is a large job that occupies Therefore, in order to prevent the interruption state from continuing for a long time and reducing the usage efficiency of the copying
[0048]
On the other hand, when the scheduled job end time is less than the sum of the job execution time and the set time, the scheduled job end time is reached before the set time elapses. Here, there is a high possibility that the user will pick up the copy result before the scheduled job end time. However, even if the user does not pick up the copy result, the
[0049]
Further, the content of the execution timing determination process shown in FIG. 10 is based on the gist of the present invention, that is, the content of controlling the execution of other jobs based on the information regarding the timing for permitting the execution of other jobs. This is only an example of control content. Depending on the installation environment of the copying
[0050]
When the execution timing control process is completed as described above, the process returns to the flowchart of FIG. 9 to determine whether or not execution of another job is permitted (S405). If execution of another job is not permitted (S405: No), the job control process is terminated as it is. On the other hand, if execution of another job is permitted (S405: Yes), an executable job search process is performed (S406). The executable job search process is a process for searching for an executable job by searching the contents of the job management table. Specifically, for example, when the A4 sheet is out of paper, a search is performed as to whether there is a job using a sheet other than the A4 sheet. As a result, if there is an executable job (S407: Yes), the job ID of the job is stored in the execution job ID storage area and set as the next job (S408). With this process, the image formation of the job set as the next job is executed in other processes (S107), and in the example of FIG. 4, the job with the job ID “JOB002” is executed. At this time, information on the issue time and scheduled end time of each subsequent job may be updated. For example, if execution of the job “JOB002” is permitted after the scheduled end time of the job “JOB001” has elapsed, the time when the execution is permitted is set as the issue time, and the scheduled end time is also updated. Can be considered.
[0051]
As described above, in the image forming apparatus according to the present embodiment, when a recoverable abnormality occurs and there is an executable job among other jobs, the attribute information of each job, Since the timing for permitting execution of the other job is controlled based on the set time or the like, the usability of the image forming apparatus having the multi-job function can be improved. In addition, depending on the control method, it is possible to improve the overall use efficiency of the image forming apparatus while providing convenience for each user. In the above embodiment, the setting time information cannot be changed once set. However, it is also easy to change the setting time from the setting time input screen or an external device such as a PC.
[0052]
【The invention's effect】
As described above, according to the image forming apparatus of the present invention, when a job being executed is interrupted due to the occurrence of an abnormality such that an executable job may exist among other jobs, Since the execution of other executable jobs is controlled based on the execution permission timing information indicating the timing at which execution of executable jobs should be permitted, other executable jobs can be executed when a recoverable error occurs. Therefore, it is possible to control the timing for permitting the execution of the image forming apparatus. Therefore, it is possible to improve the usability of the image forming apparatus having the multi-job function.
[0053]
Further, based on which information the first execution permission timing information input in advance and the second execution permission timing information indicating the time predicted as the time when the job execution ends, the other By providing switching means for switching execution of executable jobs, it is possible to flexibly cope with the installation environment of the image forming apparatus and improve the use efficiency of the image forming apparatus. There is an effect.
[Brief description of the drawings]
FIG. 1 is a schematic sectional view showing an overall configuration of a copying
FIG. 2 is a diagram illustrating an example of an operation panel OP.
FIG. 3 is a functional block diagram showing a configuration of a
FIG. 4 is a diagram showing an example of the contents of a job management table in the embodiment of the present invention.
FIG. 5 is a flowchart showing the processing contents of a control program for controlling the image forming operation for each job in the embodiment of the present invention.
FIG. 6 is a flowchart showing the contents of abnormality processing.
FIG. 7 is a flowchart showing detailed contents of display processing.
FIG. 8 is a diagram illustrating an example of an executable job condition display screen.
FIG. 9 is a flowchart illustrating detailed contents of job control processing.
FIG. 10 is a flowchart showing detailed contents of execution timing determination processing.
FIG. 11 is a diagram illustrating an example of a set time input screen.
[Explanation of symbols]
1 Copying machine
10 Scanning system
20 Image signal processor
30 Memory unit
40 Print processing section
50 External interface
60 Optical system
62 Semiconductor laser
70 Imaging system
71 Photosensitive drum
72 Charger Charger
73 Developer
74 Transcription Charger
76 Cleaner
80a, 80b Paper cassette
84 Fixing roller
91 LCD touch panel
92 numeric keypad
93 Clear key
94 Panel reset key
95 Stop key
96 Start key
97 Network key
98 Job skip setting key
100 control unit
101 CPU
102 ROM
103 RAM
104 Abnormal state detector
105 Abnormal state release detector
106 Job management table storage unit
110 Image forming unit
OP Operation panel
Claims (11)
異常の発生により、当該時点において実行されていた第1のジョブの実行が継続できない異常状態になったことを検出する異常検出手段と、
記憶されている複数のジョブのうち、前記異常検出手段により検出された異常状態でも実行可能な第2のジョブの実行を制御するジョブ制御手段と、を備え、
前記ジョブ制御手段は、実行を許可すべきタイミングを表す実行許可タイミング情報に基づいて、前記第2のジョブの実行を開始することを特徴とする画像形成装置。 In an image forming apparatus that stores a plurality of jobs and sequentially forms images in units of jobs,
An abnormality detecting means for detecting an abnormal state in which the execution of the first job being executed at the time point cannot be continued due to the occurrence of an abnormality;
Job control means for controlling execution of a second job that can be executed even in an abnormal state detected by the abnormality detection means among a plurality of stored jobs ,
The image forming apparatus , wherein the job control unit starts execution of the second job based on execution permission timing information indicating a timing at which execution should be permitted .
前記実行許可タイミング情報の入力を、ジョブごとに受け付ける実行許可タイミング情報受け付け手段と、
前記実行許可タイミング情報をジョブごとに記憶する実行許可タイミング情報記憶手段とを備える
ことを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。The image forming apparatus further includes:
Execution permission timing information receiving means for receiving input of the execution permission timing information for each job;
The image forming apparatus according to claim 1 , further comprising an execution permission timing information storage unit that stores the execution permission timing information for each job.
ジョブの実行が終了する時刻を予測する予測手段と、
前記予測手段により予測された時刻を実行許可タイミング情報として記憶する実行許可タイミング情報記憶手段とを備え、
前記ジョブ制御手段は、
前記実行許可タイミング情報により示される時刻が経過した場合に、他の実行可能なジョブの実行を許可するように制御することを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。The image forming apparatus further includes:
A predicting means for predicting the time when the job execution ends;
Execution permission timing information storage means for storing the time predicted by the prediction means as execution permission timing information,
The job control means includes
The image forming apparatus according to claim 1, wherein when the time indicated by the execution permission timing information elapses, control is performed so as to permit execution of another executable job.
ジョブの実行が終了する時刻を予測する予測手段と、
前記予測手段により予測された時刻から所定の時間が経過した後の時刻を、実行許可タイミング情報として記憶する実行許可タイミング情報記憶手段とを備え、
前記ジョブ制御手段は、
前記実行許可タイミング情報により示される時刻が経過した場合に、他の実行可能なジョブの実行を許可するように制御することを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。The image forming apparatus further includes:
A predicting means for predicting the time when the job execution ends;
Execution permission timing information storage means for storing the time after a predetermined time has elapsed from the time predicted by the prediction means as execution permission timing information;
The job control means includes
The image forming apparatus according to claim 1, wherein when the time indicated by the execution permission timing information elapses, control is performed so as to permit execution of another executable job.
第1の実行許可タイミング情報の入力を受け付ける実行許可タイミング情報受け付け手段と、
前記第1の実行許可タイミング情報を記憶する第1の実行許可タイミング情報記憶手段と、
ジョブの実行が終了する時刻を予測する予測手段と、
前記予測手段により予測された時刻を第2の実行許可タイミング情報として記憶する第2の実行許可タイミング記憶手段とを備え、
前記ジョブ制御手段は、
前記第1の実行許可タイミング情報と前記第2の実行許可タイミング情報とのうち、いずれの情報に基づいて、前記他の実行可能なジョブの実行を制御するかを切り換える切り換え手段を有することを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。The image forming apparatus further includes:
Execution permission timing information receiving means for receiving input of first execution permission timing information;
First execution permission timing information storage means for storing the first execution permission timing information;
A predicting means for predicting the time when the job execution ends;
Second execution permission timing storage means for storing the time predicted by the prediction means as second execution permission timing information;
The job control means includes
And switching means for switching whether to control the execution of the other executable job based on which of the first execution permission timing information and the second execution permission timing information. The image forming apparatus according to claim 1.
異常が発生するまでに当該ジョブに費やされた時間と、前記第1の実行許可タイミング情報により示される時間とを加算した時間が、ジョブが開始してから、前記予測手段により予測された時刻に達するまでに要する時間より長いか否かによって、前記第1の実行許可タイミング情報と前記第2の実行許可タイミング情報との切り換えを行うことを特徴とする請求項10に記載の画像形成装置。The switching means is
The time estimated by the predicting unit after the job started is the sum of the time spent in the job before the occurrence of the abnormality and the time indicated by the first execution permission timing information. 11. The image forming apparatus according to claim 10 , wherein switching between the first execution permission timing information and the second execution permission timing information is performed depending on whether or not the time required to reach the time is longer.
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