JP3822957B2 - Air operated valve - Google Patents
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Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、サックバック機能を備えたエアオペレイト弁に関する。
【0002】
【従来の技術】
半導体や液晶などの製造工程で使用される薬液等は、供給源からノズル等の吐出口へと圧送される途中で弁によってその流量が制御される。その際、一定量の薬液を供給するために弁を一定間隔で開閉するが、その閉弁時にノズル側流路内の薬液を吸引することによって、吐出停止後に薬液がそのノズル先端から滴下することが防止されている。その薬液吸引のための構成としてサックバック装置が用いられている。図5は、薬液供給源からノズルまでの流路中に設けられたエアオペレイト弁及びサックバック装置を示した断面図である。
【0003】
エアオペレイト弁111及びサックバック装置121は、共に流路の形成されたベース101に対して一体に形成されている。ベース101には入力ポート102及び出力ポート103が形成され、その入力ポート102から出力ポート103にかけて入力孔104、弁孔105そして調整室106が連通されている。 上方に開設され弁孔105には弁座107が形成され、それに当接・離間するダイアフラム弁体108がシリンダ112によって固定されている。そのダイアフラム弁体108は、ピストン113に突設されたロッド114下端に固着されている。そして、このエアオペレイト弁111は、ピストン113を弁座107側へ付勢するスプリング115の付勢力と、ピストン113を下方から加圧するエア圧とのバランスによって開閉が行われる。
【0004】
一方、サックバック装置121は、ベース101に開設された調整室106を塞ぐようにダイアフラム109がシリンダ122によって固定されている。そのダイアフラム109は、ピストン123に突設されたロッド124下端に固着されている。そして、このサックバック装置121は、ピストン123を上方へ付勢するスプリング125の付勢力と、ピストン123を上方から加圧するエア圧とのバランスによってダイアフラム109を動かし、調整室106内の容積を変化させる。
そのため、不図示の供給源からノズルへと圧送される途中、エアオペレイト弁111の開閉によって所定流量の薬液がノズルから吐出される。そして、サックバック装置121は、エアオペレイト弁111の開弁時には、エア圧によってピストン123を加圧してダイアフラム109を下方へ張らせることで調整室106内の容積を減少させておき、エアオペレイト弁111の閉弁時に、ピストン123を加圧しているエアを抜くことでダイアフラム109を図示するようにして調整室106の容積を増加させてノズル側流路内の薬液を吸引する。そのため、吐出停止後に薬液がそのノズル先端から滴下することが防止される。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、このような従来のサックバック装置は、流路にエアオペレイト弁と直列に別個のものとして設けられていたため、配管スペースを確保する必要があり、また装置内は流路が複雑になるため液溜まりが生じやすかった。
そのため、設置面積確保の必要から弁を含む流体装置全体の小型化を妨げるとともに、液溜まりに滞留する流体により吐出流体の純度が低下する原因となっていた。
また、サックバック装置を別個のものとして設けることはコストの面からも好ましいものではなかった。
【0006】
そこで、本発明は、かかる課題を解決すべく、弁部とサックバック部を一体のものとしたエアオペレイト弁を提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】
前記目的を達成するための本発明のエアオペレイト弁は、入力ポート及び出力ポートを連通する連通孔に弁座を形成してなる弁本体と、前記弁座に対して当接・離間する環状の弁体部と、前記弁体部の内側に設けられた中心固定部とを備えたダイアフラム弁体と、前記弁体部に固定する支持管が嵌合される案内管を備えた第1ピストンと、前記第1ピストンを貫いて前記案内管内に嵌挿され前記中心固定部が固着されるロッドを備えた第2ピストンと、前記第1ピストンと前記第2ピストンとを各々装填する摺動室からなるシリンダとを有し、前記第1ピストンの動作によって前記弁体部を前記弁座へ当接・離間させて弁を開閉させ、前記第2ピストンの動作によって前記ダイアフラム弁体の弁体部の環状内部を変形させてサックバックを行うことを特徴とする。
【0008】
従って、エア圧によってシリンダ内を摺動する第1ピストンに従って案内管が移動し、その案内管に係着されたダイアフラム弁体が弁座に対して当接・離間して弁の開閉が行われる。一方、エア圧によってシリンダ内を摺動する第2ピストンに従ってロッドが移動すれば、そのロッドに係着されたダイアフラムが変形することによって出力ポート側流路内の容積が変化し、閉弁時にその流路内容積を増加させることで流体を吸引するサックバックが行われる。
よって、本発明のエアオペレイト弁では、環状の弁体を備えたダイアフラム弁体の環状内部でサックバック動作を行うよう構成したことで、弁部とサックバック部を一体のものとすることができ、サックバック装置を別個に設ける必要がないため小型化及び液溜まりを減少させることが可能となる。また、コストの削減にも寄与する。
【0009】
本発明のエアオペレイト弁は、前記第1ピストンを下方に付勢する第1付勢部材と、前記第2ピストンを上方に付勢する第2付勢部材とを有し、前記第1及び第2付勢部材の付勢力とその付勢力に対して前記シリンダ内に供給するエアのエア圧との関係によって前記第1ピストン及び前記第2ピストンを位置決めすることを特徴とする。
従って、第1ピストンにかけるエア圧を調整して第1付勢部材の付勢力とバランスさせ、その第1ピストンの動作に従ってダイアフラム弁体を弁座に対して当接・離間させる。一方、第2ピストンにかけるエア圧を調整し第2付勢部材の付勢力とバランスさせ、その第2ピストンの動作に従ってダイアフラムを変形させてサックバックを行う。
よって、エア操作による場合、ピストンによって仕切られたシリンダ内の室は気密性が要求され、特に各ピストン毎に摺動室を有するものであれば、その摺動室を貫通する箇所が増えるためシール部材を多用する必要があるが、付勢部材を設けてエア操作を片側からのみ行うようにしたので、その問題が解消される。
【0010】
また、本発明のエアオペレイト弁は、前記第2ピストンの上昇を制限する調整つまみを有することを特徴とする。
従って、調整つまみによって環状の弁体内部のダイアフラムに連結された第2ピストンの摺動距離を制限することで、サックバックによる容積変化を調整することができる。
【0011】
【発明の実施の形態】
次に、本発明にかかるエアオペレイト弁の一実施の形態について詳細に説明する。図1乃至図3は、本実施の形態のエアオペレイト弁を示した断面図であり、図1は閉弁時(サックバックを行った場合)、図2開弁時、そして図3は閉弁時の状態を示した図である。以下、図1を参照してその構成を説明する。
本実施の形態のエアオペレイト弁は、弁本体1、第1シリンダ2、第2シリンダ3及びカバー4が一体になって構成されている。
弁本体1は、入力ポート11と出力ポート12とが弁座13を形成してなる弁孔14介して連通されている。弁座13は、上方に突設され、弁孔14は、スリ鉢状に形成された拡径側が上方に開設され、縮径側が出力路15へと連通されている。また、弁孔14の外側にあって入力ポート11に連通する入力路16も弁本体1上方に開設されている。
【0012】
そして、弁座13に当接・離間するダイアフラム弁体5が、一体に固設された弁本体1と第1シリンダ2との間で挟持固定されている。そのため、弁本体1と第1シリンダ2とはダイアフラム弁体5によって気密に仕切られ、弁本体1内を流れる流体がシリンダ2側へ漏れることはない。ダイアフラム弁体5は、弁座13に当接する環形状をなす弁体部5a、弁本体1と第1シリンダ2とに挟持される外周固定部5b、そして中心部にある中心固定部5cとから形成されている。
【0013】
このようなダイアフラム弁体5を動作させる動作部は、小径の段付き形状をなす第2シリンダ3の段部が大径の第1シリンダ2内に嵌装され、二重構造のシリンダが構成されている。
その第1シリンダ2内には、途中縮径した管内を摺動する案内管21を備えた第1ピストン22が装填されている。その第1ピストン22で仕切られた下方の加圧室23には、第1シリンダ2に形成された操作ポート24が穿設されている。そして、その加圧室23を気密にするために、案内管21と第1ピストン22とが第1シリンダ2内面を摺動する摺動部にはシールリング25,26が嵌装されている。
また、第1シリンダ2内には、第1ピストン22を下方に付勢する第1スプリング27が装填されている。そして、案内管21下端にはダイアフラム弁体5の弁体部5aに固定する支持管28が嵌合されている。
【0014】
一方、第2シリンダ3内には、第1ピストン22の軸心部を貫いて案内管21内を摺動するロッド31を備えた第2ピストン32が装填されている。第2シリンダ3はカバー4によって塞がれ、そのカバー4と第2ピストン32とで仕切られた加圧室33には、第2シリンダ3に形成された操作ポート34が穿設されている。そして、その加圧室33を気密にするために、第2ピストン32が第2シリンダ3内面を摺動する第2ピストン32外周にはシールリング35が嵌装されている。
また、第2シリンダ3内には、第2ピストン32を上方に付勢する第2スプリング36が装填されている。そして、ロッド31下端にはダイアフラム弁体5の中心固定部5cが固着されている。
【0015】
更に、カバー4は、調整つまみ41が形成されている。調整つまみ41は、第2ピストン32等と同軸上にネジ切りされたロッド42が螺合され、そのカバー4内には摺動部、カバー4外にはハンドル43が固定され、ロックナット44が螺合されている。
【0016】
そして、このような構成からなる本実施の形態のエアオペレイト弁は次のようにして動作することとなる。
先ず、図1の閉弁状態では、第1ピストン22は第1スプリング27によって下方に付勢され、案内管21下端のダイアフラム弁体5、特に弁体部5aが弁座13に当接されている。また、第2ピストン32は、第2スプリング36によって上方に付勢されて調整つまみ41のロッド42へ当接されている。そのため、ダイアフラム弁5の中心固定部5cは上昇した状態にあり、弁孔41の容積が大きく取られている。
【0017】
次いで、本エアオペレイト弁は、このような図1に示す閉弁状態から弁が開けられて図2に示す開弁状態となる。
その場合、操作ポート24からエアが加圧室23内に供給され、第1ピストン22下面がエア圧によって加圧される。そこで、第1ピストン22は、下方に付勢する第1スプリング27の付勢力に抗して上昇する。第1ピストン22が上昇すれば、一体に形成された案内管21及び支持管28とともにダイアフラム弁体5の弁体部5aが持ち上げられ、弁体部5aが弁座13から離間して弁が開けられる。
【0018】
一方、操作ポート24から加圧室23へのエアの供給と同時に、操作ポート34からも加圧室33へエアが供給される。そこで、第2ピストン32上面がエア圧によって加圧され、その第2ピストン32は、上方へ付勢する第2スプリング36の付勢力に抗して下降することとなる。第2ピストン32が下降すれば、一体に形成されたロッド31とともにダイアフラム弁体5の中心固定部5cが押し下げられる。そのため、弁座13内に位置するダイアフラムが下方に張り出すことによって弁孔14内の容積が減少する。
よって、入力ポート11から弁本体1内へ流れ込んだ流体は、入力路16、弁孔14、出力路15、そして出力ポート12を通り、不図示のノズルへと接続された吐出側流路へ流れる。
【0019】
そして、このようにして本エアオペレイト弁が開弁され(図2)、ノズルからの一定量の流体(薬液など)が吐出されると、再び図3に示すように弁が閉じられる。
その場合、開弁時に加圧室23内に供給したエアを操作ポート24から抜く。そうすれば、第1ピストン22を下方へ付勢する第1スプリング27の付勢力によって、第1ピストン22、案内管21そして支持管28が下降して、その支持管28に固着されたダイアフラム弁体5の弁体部5aが弁座13へ当接する。
従って、入力ポート11から流入した流体は、入力路16から弁孔14へと流れることなく遮断される。
【0020】
ところで、ダイアフラム弁体5の弁体部5aが弁座13へ当接する際、その弁体部5a内のダイアフラムが液体を弁孔14側へ押し出そうとする。そのため、ダイアフラム弁体5によって閉じられた弁孔14内の圧力が高まり閉弁直後にノズルから流体が滴下してしまう。
本実施の形態のエアオペレイト弁では、開弁時(図2)に下降させたダイアフラム弁体5の中心部5cを上昇させることで弁孔14内の容積を増加させ、その弁孔14内の流体圧力を低下させ、吐出側流路内に充填されている流体を吸引するサックバックを実行する。
【0021】
そこで、ダイアフラム弁体5の弁体部5aを弁座13へ当接させて閉弁する際(図2から図3)に対して、所定のタイミングで弁体部5a内のダイアフラムを上昇させる(図1)。
即ち、所定のタイミングで開弁時に操作ポート34から加圧室33内に供給したエアを抜く。そうすれば、第2ピストン32を上方へ付勢する第2スプリング36の付勢力によって、第2ピストン32及びロッド31が上昇して、そのロッド31に固着されたダイアフラム弁体5の中心固定部5cが上昇する。
従って、その弁体部5a内のダイアフラムが引き上げられ弁孔14内の容積が増加し、流体圧が減少することで吐出側の流体が吸引される。
また、サックバック量、即ち弁孔14内の容積変化量は、調整つまみ41の操作によってロッド42の位置を変化させることで調整できる。
【0022】
よって、本実施の形態のエアオペレイト弁では、ダイアフラム弁体5を環状の弁体部5aとその中心にある中心固定部5cとを同軸上に設けた第1ピストン22と第2ピストン32とで動作させるよう構成したので、弁部とサックバック部を一体のものとすることができた。
そのため、従来の場合のように開閉弁に加えサックバック装置を別個設ける必要がなく、そのサックバック装置のための設置スペースを確保する必要がないことから、流体装置全体を小型化することができた。
また、液溜まりの生じやすい装置内流路を省略することができたことで、その装置内に生じる液溜まりをなくすことができ、薬液など吐出流体の純度を損なうことが防止できた。
【0023】
また、本エアオペレイト弁1個にかかる費用を、従来の開閉弁及びサックバック装置に要していた費用に比べ減らすことができた。
また、本エアオペレイト弁は、開弁時に下降し閉弁時に上昇するダイアフラム弁体5の中心固定部5cの移動距離を調整つまみ41によって調節することで、弁の開閉に伴う流路内の体積が変化しないものとすることも可能となった。
【0024】
なお、本発明のエアオペレイト弁は、前記実施の形態のものに限定されるわけではなく、その趣旨を逸脱しない範囲で様々な変更が可能である。
例えば、前記実施の形態では、第1及び第2スプリング27,36を使用してエア圧とのバランスで第1及び第2ピストン22,32を動作させたが、図4に示すように上下の加圧室51,52,53,54に、操作ポート55,56,57,58からエアを給排気することでエア圧をバランスさせ、ピストン59,60を動作させるようにしてもよい。
【0025】
また、例えば、前記実施の形態では、第2ピストン32が第2シリンダ3内を摺動するよう構成したが、図5に示すようにダイアフラム方式のアクチュエータに変更した構成とするようにしてもよい。
即ち、操作ポート71の形成されたカバー72とシリンダ73とでダイアフラム74を挟持固定し、カバー72側にダイアフラム室75を形成する。そして、ダイアフラム74をダイアフラム受76a,76bによって挟み込み、下端にダイアフラム弁体5が固着されたロッド77によって貫通固定させる。
そこで、不図示の電空レギュレータを用いてダイアフラム74上部のダイアフラム室75のエア圧とスプリング31とをバランスさせることによって、遠隔操作にてサックバック量を可変させる。
【0026】
【発明の効果】
本発明は、入力ポート及び出力ポートを連通する連通孔に弁座を形成してなる弁本体と、弁座に対して当接・離間する環状の弁体部と、弁体部の内側に設けられた中心固定部とを備えたダイアフラム弁体と、弁体部に固定する支持管が嵌合される案内管を備えた第1ピストンと、第1ピストンを貫いて案内管内に嵌挿され中心固定部が固着されるロッドを備えた第2ピストンと、第1ピストンと第2ピストンとを各々装填する摺動室からなるシリンダとを有し、第1ピストンの動作によって弁体部を弁座へ当接・離間させて弁を開閉させ、第2ピストンの動作によってダイアフラム弁体の弁体部の環状内部を変形させてサックバックを行うようしたことで、弁部とサックバック部を一体のものとしたエアオペレイト弁を提供することが可能となった。
【0027】
また、本発明は、第1ピストンを下方に付勢する第1付勢部材と、第2ピストンを上方に付勢する第2付勢部材とを有し、第1及び第2付勢部材の付勢力とその付勢力に対してシリンダ内に供給するエアのエア圧との関係によって第1ピストン及び第2ピストンを位置決めするようしたことで、シール箇所の少ないエアオペレイト弁を提供することが可能となった。
また、本発明は、第2ピストンの上昇を制限する調整つまみを有するので、サックバックによる容積変化を調整することができるエアオペレイト弁を提供することが可能となった。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明にかかるエアオペレイト弁の一実施の形態を示した閉弁時(サックバックを行った場合)の断面図である。
【図2】 本発明にかかるエアオペレイト弁の一実施の形態を示した開弁時の断面図である。
【図3】 本発明にかかるエアオペレイト弁の一実施の形態を示した閉弁時の断面図である。
【図4】 本発明にかかるエアオペレイト弁のシリンダ部の一実施の形態を示した断面図である。
【図5】 本発明にかかるエアオペレイト弁の一実施の形態を示した断面図である。
【図6】 従来のエアオペレイト弁及びサックバック装置を示した断面図である。
【符号の説明】
1 弁本体
2 第1シリンダ
3 第2シリンダ
4 カバー
5 ダイアフラム弁体
13 弁座
14 弁孔
21 案内管
22 第1ピストン
31 ロッド
32 第2ピストン
41 調整つまみ[0001]
BACKGROUND OF THE INVENTION
The present invention relates to an air operated valve having a suck back function.
[0002]
[Prior art]
The flow rate of chemicals and the like used in manufacturing processes such as semiconductors and liquid crystals is controlled by a valve while being pumped from a supply source to a discharge port such as a nozzle. At that time, the valve is opened and closed at regular intervals in order to supply a certain amount of the chemical solution, but when the valve is closed, the chemical solution is dripped from the nozzle tip after stopping the discharge by sucking the chemical solution in the nozzle side flow path. Is prevented. A suck-back device is used as a configuration for sucking the chemical solution. FIG. 5 is a cross-sectional view showing an air operated valve and a suck back device provided in a flow path from a chemical solution supply source to a nozzle.
[0003]
Both the air operated
[0004]
On the other hand, in the
For this reason, a chemical solution having a predetermined flow rate is discharged from the nozzle by opening and closing the air operated
[0005]
[Problems to be solved by the invention]
However, such a conventional suck-back device is provided separately in series with the air operated valve in the flow path, so it is necessary to secure a piping space, and the flow path is complicated in the apparatus, so the liquid Puddles were likely to occur.
For this reason, the need for securing the installation area hinders the miniaturization of the entire fluid device including the valve, and causes the purity of the discharged fluid to be reduced by the fluid remaining in the liquid reservoir.
Also, providing the suck-back device as a separate unit is not preferable from the viewpoint of cost.
[0006]
Accordingly, an object of the present invention is to provide an air operated valve in which a valve portion and a suck back portion are integrated so as to solve such a problem.
[0007]
[Means for Solving the Problems]
In order to achieve the above object, an air operated valve according to the present invention includes a valve main body having a valve seat formed in a communication hole that communicates an input port and an output port, and an annular valve that contacts and separates from the valve seat. A diaphragm valve body including a body portion and a center fixing portion provided inside the valve body portion; a first piston including a guide tube into which a support tube fixed to the valve body portion is fitted ; A second piston having a rod which is inserted through the first piston into the guide tube and to which the center fixing portion is fixed; and a sliding chamber in which the first piston and the second piston are loaded. A cylinder, and the valve body is brought into contact with and separated from the valve seat by the operation of the first piston to open and close the valve, and the ring of the valve body of the diaphragm valve body is operated by the operation of the second piston. Suck back by deforming the inside It is characterized in.
[0008]
Accordingly, the guide pipe moves according to the first piston sliding in the cylinder by the air pressure, and the diaphragm valve element engaged with the guide pipe contacts and separates from the valve seat, thereby opening and closing the valve. . On the other hand, if the rod moves according to the second piston that slides in the cylinder by the air pressure, the volume of the output port side passage changes due to the deformation of the diaphragm attached to the rod, and when the valve is closed The suck back for sucking the fluid is performed by increasing the volume in the flow path.
Therefore, in the air operated valve of the present invention, the valve portion and the suck back portion can be integrated by configuring the suck back operation inside the annular valve body including the annular valve body, Since it is not necessary to provide a suck-back device separately, it is possible to reduce the size and the liquid pool. It also contributes to cost reduction.
[0009]
Air operated valve of the present invention includes a first biasing member that biases the first piston down direction, and a second urging member for urging the second piston in the upper side, the first and The first piston and the second piston are positioned by a relationship between a biasing force of the second biasing member and an air pressure of air supplied into the cylinder with respect to the biasing force.
Therefore, the air pressure applied to the first piston is adjusted to balance the urging force of the first urging member, and the diaphragm valve body is brought into contact with and separated from the valve seat according to the operation of the first piston. On the other hand, the air pressure applied to the second piston is adjusted and balanced with the urging force of the second urging member, and the diaphragm is deformed according to the operation of the second piston to perform the suck back.
Therefore, in the case of air operation, the chamber in the cylinder partitioned by the piston is required to be airtight. In particular, if the piston has a sliding chamber for each piston, the number of parts penetrating the sliding chamber increases, so that the seal is sealed. Although it is necessary to use many members, the problem is solved because the urging member is provided and the air operation is performed only from one side.
[0010]
In addition, the air operated valve of the present invention is characterized by having an adjustment knob for restricting the rise of the second piston.
Therefore, by limiting the sliding distance of the second piston connected to the diaphragm inside the annular valve body by the adjustment knob, the volume change due to suck back can be adjusted.
[0011]
DETAILED DESCRIPTION OF THE INVENTION
Next, an embodiment of an air operated valve according to the present invention will be described in detail. 1 to 3 are sectional views showing the air operated valve according to the present embodiment. FIG. 1 is when the valve is closed (when suckback is performed), FIG. 2 is opened, and FIG. 3 is when the valve is closed. It is the figure which showed the state of. The configuration will be described below with reference to FIG.
The air operated valve of the present embodiment is configured by integrating a valve body 1, a
In the valve body 1, an
[0012]
A
[0013]
The operating part for operating such a
In the
The
[0014]
On the other hand, a
The
[0015]
Further, the
[0016]
And the air operated valve of this Embodiment which consists of such a structure will operate | move as follows.
First, in the valve closed state of FIG. 1, the
[0017]
Next, the air operated valve is opened from the closed state shown in FIG. 1 to the open state shown in FIG.
In that case, air is supplied from the
[0018]
On the other hand, simultaneously with the supply of air from the
Therefore, the fluid that has flowed into the valve body 1 from the
[0019]
When the air operated valve is opened in this way (FIG. 2) and a certain amount of fluid (chemical solution or the like) is discharged from the nozzle, the valve is closed again as shown in FIG.
In that case, the air supplied into the pressurizing
Therefore, the fluid flowing in from the
[0020]
By the way, when the
In the air operated valve of the present embodiment, the volume in the
[0021]
Therefore, when the
That is, the air supplied into the pressurizing
Accordingly, the diaphragm in the
The suck back amount, that is, the volume change amount in the
[0022]
Therefore, in the air operated valve of the present embodiment, the
Therefore, it is not necessary to separately provide a suck-back device in addition to the on-off valve as in the conventional case, and it is not necessary to secure an installation space for the suck-back device, so that the entire fluid device can be reduced in size. It was.
Further, since the flow path in the apparatus where liquid pool is likely to occur can be omitted, the liquid pool generated in the apparatus can be eliminated, and the loss of the purity of the discharge fluid such as a chemical liquid can be prevented.
[0023]
In addition, the cost for one air operated valve could be reduced compared to the cost required for the conventional on-off valve and suck-back device.
In addition, the air operated valve adjusts the moving distance of the
[0024]
The air operated valve of the present invention is not limited to the one in the above embodiment, and various modifications can be made without departing from the spirit of the valve.
For example, in the above embodiment, the first and
[0025]
Further, for example, in the above-described embodiment, the
That is, the
Therefore, by using an electropneumatic regulator (not shown) to balance the air pressure in the
[0026]
【The invention's effect】
The present invention provides a valve body formed by forming a valve seat in a communication hole that communicates an input port and an output port, an annular valve body portion that contacts and separates from the valve seat, and an inner side of the valve body portion. A diaphragm valve body having a center fixing portion formed therein, a first piston having a guide tube into which a support tube fixed to the valve body portion is fitted, and a center inserted through the first piston into the guide tube. A second piston having a rod to which the fixing portion is fixed; and a cylinder having a sliding chamber in which each of the first piston and the second piston is loaded. The valve is opened and closed by abutting and separating the valve, and the valve part and the suck back part are integrated by deforming the annular inside of the valve body part of the diaphragm valve body by the operation of the second piston. It is possible to provide a special air operated valve Was Tsu.
[0027]
Further, the present invention includes a first urging member for urging the first piston down direction, the second piston and a second urging member for urging the upper side, the first and second biasing By positioning the first piston and the second piston according to the relationship between the biasing force of the member and the air pressure of the air supplied into the cylinder with respect to the biasing force, it is possible to provide an air operated valve with few seal points. It has become possible.
In addition, since the present invention has an adjustment knob that restricts the rise of the second piston, it is possible to provide an air operated valve that can adjust the volume change due to suck back.
[Brief description of the drawings]
1 is a cross-sectional view when closed showing the shape condition of an embodiment of the air operated valve according to the present invention (case of performing suck-back).
2 is a cross-sectional view at the valve opening showing the shape condition of an embodiment of the air operated valve according to the present invention.
3 is a cross-sectional view at the time of closing showing the shape condition of an embodiment of the air operated valve according to the present invention.
FIG. 4 is a cross-sectional view showing an embodiment of a cylinder portion of an air operated valve according to the present invention.
FIG. 5 is a cross-sectional view showing an embodiment of an air operated valve according to the present invention.
FIG. 6 is a cross-sectional view showing a conventional air operated valve and suck back device.
[Explanation of symbols]
DESCRIPTION OF SYMBOLS 1
Claims (3)
前記弁座に対して当接・離間する環状の弁体部と、前記弁体部の内側に設けられた中心固定部とを備えたダイアフラム弁体と、
前記弁体部に固定する支持管が嵌合される案内管を備えた第1ピストンと、
前記第1ピストンを貫いて前記案内管内に嵌挿され前記中心固定部が固着されるロッドを備えた第2ピストンと、
前記第1ピストンと前記第2ピストンとを各々装填する摺動室からなるシリンダとを有し、
前記第1ピストンの動作によって前記弁体部を前記弁座へ当接・離間させて弁を開閉させ、前記第2ピストンの動作によって前記ダイアフラム弁体の弁体部の環状内部を変形させてサックバックを行うことを特徴とするエアオペレイト弁。A valve body in which a valve seat is formed in a communication hole communicating the input port and the output port;
A diaphragm valve body including an annular valve body portion that contacts and separates from the valve seat, and a center fixing portion provided inside the valve body portion ,
A first piston provided with a guide tube into which a support tube fixed to the valve body portion is fitted ;
A second piston having a rod that is inserted through the first piston into the guide tube and to which the center fixing portion is fixed ;
A cylinder having sliding chambers loaded with the first piston and the second piston,
The valve body is brought into contact with and separated from the valve seat by the operation of the first piston to open and close the valve, and the annular interior of the valve body of the diaphragm valve body is deformed by the operation of the second piston. An air operated valve characterized by performing back-up.
前記第1ピストンを下方に付勢する第1付勢部材と、前記第2ピストンを上方に付勢する第2付勢部材とを有し、
前記第1及び第2付勢部材の付勢力とその付勢力に対して前記シリンダ内に供給するエアのエア圧との関係によって前記第1ピストン及び前記第2ピストンを位置決めすることを特徴とするエアオペレイト弁。The air operated valve according to claim 1,
Has a first biasing member for biasing said first piston down direction, and a second urging member for urging the second piston in the upper side,
The first piston and the second piston are positioned according to a relationship between an urging force of the first and second urging members and an air pressure of air supplied into the cylinder with respect to the urging force. Air operated valve.
前記第2ピストンの上昇を制限する調整つまみを有することを特徴とするエアオペレイト弁。In the air operated valve according to claim 1 or 2,
An air operated valve having an adjustment knob for restricting the rise of the second piston.
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