JP3821691B2 - 送信機 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、放送用の送信信号を入力し、その送信信号を放送信号周波数にアップコンバートすると共に、放送送信電力値でもって送信するために、送信信号を電力増幅するための送信機に関し、特に、地上波デジタル放送に適した送信機に係わる。
【0002】
【従来の技術】
従来の送信機、特に、テレビジョン信号放送用の送信機では、その送信機の各部の状態監視表示を行うために、メーター、ランプ等の指示装置または表示装置を各監視項目毎に備えている。そうすることで、所定の装置が表示や指示を行うことで、その装置に対応する監視項目の指示内容や表示内容が確認できるようになっている。
【0003】
例えば、放送用の送信信号を電力増幅するための電力増幅器が複数の電力増幅ユニットを並列接続したものからなる場合、電力増幅ユニットの出力電力を測定表示するための電力計を、その電力増幅ユニットごとに備えるようにしている。さらに、電力増幅器が複数の電力増幅用回路、例えば、電力増幅半導体素子を並列接続したものからなる場合、その半導体素子毎の出力電力を測定する場合には、さらに沢山の電力計をその半導体素子毎に備える必要があるが、その全部を搭載できない場合にはその内一部の半導体素子を選び、その選んだものだけ出力電力を測定できるように電力計を備えることとなる。そのため、状態監視項目の全てを表示できない場合があった。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
前述の従来の技術では、状態監視表示を監視項目毎に備えた指示装置や表示装置でもって指示または表示しているために、状態監視表示項目が多い場合には、その項目をグループ分けしてそのグループ毎に表示するか、または、状態監視表示項目を抜粋して、その抜粋された項目のみを表示する必要があった。
【0005】
本発明は、上述のような欠点を解決するために為されたもので、本発明の第1の目的は、状態監視表示項目が多い場合にも、すべての項目について状態表示することが可能で、それにより送信機の状態を一元管理できるようにすることである。さらに、本発明の第2の目的は、階層化された構成を有する電力増幅器の、各階層毎に状態監視表示ができるようにすることである。
【0006】
【課題を解決するための手段】
本発明は上述の課題を解決するために、放送用の送信信号を所定の周波数からより高い放送信号周波数に周波数変換するアップコンバート回路と、前記送信信号を電力増幅するための電力増幅器と表示装置とを有する送信機において、前記電力増幅器の出力電力および前記電力増幅器の反射波電力および前記電力増幅器から出力される混変調歪雑音(非線形歪雑音)レベルおよび前記アップコンバート回路の出力電力のうち少なくともいずれか一つを前記表示装置に表示するものである。
【0007】
ここで、前記電力増幅器は複数の電力増幅ユニットを並列接続したものからなり、前記電力増幅ユニットごとの出力異常の有無を前記表示装置にマトリクス表示するとしてもよい。
【0008】
また、前記電力増幅ユニットごとの反射波異常の有無および前記電力増幅ユニットごとの温度異常の有無および前記電力増幅ユニットごとの電源異常の有無のうち少なくともいずれか一つを前記表示装置にマトリクス表示するとしてもよい。
【0009】
本発明はさらに、前記アップコンバート回路の出力異常の有無および前記アップコンバート回路が有するPLL回路の動作異常の有無および前記アップコンバート回路の電源操作スイッチの操作状態のうち少なくともいずれか一つを前記表示装置に表示するものである。
【0010】
ここで、前記電力増幅ユニットは複数の並列接続された電力増幅用回路を備えており、さらに、前記電力増幅用回路の出力電力を前記表示装置に表示するとしてもよい。
【0011】
さらに、前記電力増幅ユニットの反射波電力および前記電力増幅ユニットの温度および前記電力増幅ユニットの出力電圧および前記電力増幅ユニットの自動利得制御電圧および前記電力増幅ユニットを構成する複数電力増幅用回路各々の出力電流のうち少なくともいずれか一つを前記表示装置に表示するとしてもよい。
【0012】
さらに本発明の送信機は、前記電力増幅器で生成される混変調歪(非線形歪)を補償するため前記送信信号に前記混変調歪(非線形歪)をキャンセルする信号を重畳する適応型前置歪補償器を有し、前記電力増幅器の出力電力および前記電力増幅器の反射波電力および前記電力増幅器から出力される混変調歪雑音レベルおよび前記アップコンバート回路の出力電力のうち少なくともいずれか一つを前記表示装置に表示するとしてもよい。
【0013】
さらに本発明の送信機は、前記電力増幅器を冷却するための冷却装置を有し、前記冷却装置の結露発生警報および前記冷却装置の凍結発生警報および前記冷却装置の冷媒温度異常の有無および前記冷却装置の冷媒流量(流速)異常の有無および前記冷却装置の電源操作スイッチの操作状態のうち少なくともいずれか一つを前記表示装置に表示することを特徴としてもよい。
【0014】
さらに前記冷却装置は、前記電力増幅器の熱を吸熱した液体冷媒を送り出すポンプと、前記吸熱した液体冷媒を入力するタンクと、前記タンクから出力された液体冷媒の熱を大気中に放熱するためのラジエタと、前記ラジエタに大気を通風するファンと、前記液体冷媒を循環させるための配管とを有し、前記ポンプの異常の有無および前記ファンの異常の有無および前記タンク内の液面位置(水位)変動発生注意および該液面位置異常の有無および該液面位置下降警報うち少なくともいずれか一つを前記表示装置に表示するとしてもよい。
【0015】
ここで、前記冷却装置の構成を示す構成図を前記表示装置に表示すると共に、前記構成図上の前記表示の内容と関連する位置に前記内容を前記表示装置に表示するとしてもよい。
【0016】
さらに、本発明は、前記表示のためのデータ信号を外部に出力する。
【0017】
【発明実施の形態】
以下、本発明の実施例について、図を用いて説明する。図1は、本発明の送信機の一実施例のブロック構成を示す図である。この図において、前段の送信信号処理装置(図示せず)から入力された送信信号、例えば、MPEGエンコーダ等でエンコードされたTS(Transport Stream)形式の信号で、放送局等で収録された映像内容を有する信号が、OFDM変調器1へ入力される。なお、この図に示した送信機では、出力切換盤40と制御装置41とを除いた部分が二重構成となっている場合を示している。そのため、上述の送信信号は、第1系統(以下、1系と称す)のOFDM変調器1と、1系に対する第2系統(以下、2系と称す)のOFDM変調器1とに並行して同じ送信信号が入力される。以下、一方の系統について説明する。なお、1系と2系とで、同じ構成のものには同じ符号を付してある。
【0018】
図1のOFDM変調器1では、入力された送信信号を直交周波数分割多重変調(Orthogonal Frequency Division Multiplexing)し、その変調された送信信号を出力する。その変調された送信信号は、分岐回路、例えば方向性結合器2で分岐され、その分岐された一方の送信信号は遅延回路(DLY)3へ入力される。また、分岐された他方の送信信号は、検波器9へ入力される。検波器9では、送信信号の包絡線レベルを検出し、その検出されたレベル信号を制御信号生成部10へ出力する。制御信号生成部10は予め取得された電力増幅器の非線形歪みに応じた振幅/位相制御データ信号を保持している。この振幅/位相制御データ信号は検波器9で検出されたレベル信号に応じて制御信号生成部10から適応的に出力される。この振幅/位相制御データ信号は前置歪補償器5へ入力される。
【0019】
上述の遅延回路3で遅延された送信信号は、アップコンバート回路(UPCONV)4へ入力され、より高い放送信号周波数に周波数変換される。なお、この周波数変換を行うために、ルビジウム発振器21から基準発振信号がアップコンバート回路4へ入力され、アップコンバート回路4内のPLL回路が駆動される。アップコンバート回路4で周波数変換された送信信号は、前置歪補償器5へ入力される。なお、この送信信号と前述の振幅/位相制御データ信号とが、分岐時点のタイミングと同じになるように同期されて前置歪補償器5へ入力されるものである。そのように同期させるために、遅延回路3が所定の遅延量でもって送信信号を遅延させている。なお、遅延回路3で遅延させることなく、前置歪補償器5へ入力される信号が同期している場合には、遅延回路3は不要としてもよい。
【0020】
ここで、前置歪補償器5は、送信信号に対して、振幅/位相制御データ信号を重畳することによって電力増幅器で生成される混変調歪(非線形歪)がその電力増幅器の電力増幅時にキャンセルするようにした送信信号を出力する。なお、前置歪補償器5は、適応型前置歪補償器とも呼ばれる。
【0021】
前置歪補償器5から出力された送信信号は、分配器(12DIV)6へ入力され、12本の送信信号線に分配される。各分配された送信信号は、電力増幅器を構成する電力増幅ユニットPA1乃至電力増幅ユニットPA12へそれぞれ1信号ずつ入力される。そして、各電力増幅ユニットで増幅された送信信号は合成器(12COMB)7へ入力され、そこで12本の信号が1本の送信信号に合成されて出力される。合成器7から出力された送信信号は、出力フィルタ(OUTFIL)8に入力されて必要周波数帯域の送信信号が出力され、そして、出力切換盤40へ入力される。以上により、一方の系統の送信信号が出力切換盤40へ入力され、同様に他系統の送信信号も出力切換盤40へ入力される。
【0022】
ここで、電力増幅器を構成する電力増幅ユニットPA1乃至電力増幅ユニットPA12は、それぞれ複数の電力増幅用回路を有している。この電力増幅ユニットは、図示していないが、前段の回路と後段の回路とからなり、前段は1個の電力増幅用回路(DPA)で構成され、後段は複数の並列接続された電力増幅用回路(FPA1〜FPA6)で構成されている。さらに、電力増幅ユニットPA1乃至電力増幅ユニットPA12は、液体冷却装置を用いて動作時の発熱が奪われて冷却されるようになっている。この冷却装置としては、各電力増幅ユニット内に電力増幅用回路の熱を吸熱するための配管が配され、そこで電力増幅用回路の熱を吸熱した冷媒、例えば、液体冷媒がポンプ13によって送出され、タンク14の流入口からそのなかへ流入する。なお、液体冷媒としては水を用いてもよい。さらに、タンク14の流出口から流出した水は、ラジエタ15へ流入し、ここで水に蓄えられた熱が大気中へ放熱される。このとき、ファン16がラジエタ15へ大気を通風することで、その放熱効率がより向上する。放熱されて温度が低下した水は、ポンプ13によって再び電力増幅ユニットへ送出される。なお、電力増幅ユニットPA1〜PA12、タンク14、ラジエタ15、ポンプ13については、図1に示すように配管によって接続され、水が循環されるようになっている。
【0023】
以上のように構成された送信機の動作状態を監視し、異常発生の恐れが有るか否かをリアルタイムに監視できるようにするために、さらに、制御装置11と、制御装置11および操作者間の入出力操作を実現するための表示装置12とを備える。表示装置12は制御装置11と接続されている。
【0024】
制御装置11はさらに、電力増幅器の出力電力を検出するための信号を検出器34から入力する。なお、検出器34に限らず、検出器35や検出器36で検出するとしてもよい。
制御装置11はさらに、電力増幅器の反射波電力を検出するための信号を検出器34から入力する。なお、検出器34に限らず、検出器35や検出器36で検出するとしてもよい。
制御装置11はさらに、電力増幅器から出力される混変調歪雑音(非線形歪雑音)レベルを検出するための信号を検出器34から入力する。なお、検出器34に限らず、検出器35や検出器36で検出するとしてもよい。
制御装置11はさらに、アップコンバート回路4の出力電力を検出するための信号を検出器32から入力する。
【0025】
制御装置11はさらに、電力増幅ユニットPA1〜PA12の出力電力を検出するための信号および電力増幅ユニットPA1〜PA12の反射波電力を検出するための信号をそれぞれ各電力増幅ユニットPA1〜PA12から入力する。
制御装置11はさらに、電力増幅ユニットPA1〜PA12の温度の異常の有無を検出するための信号および電力増幅ユニットPA1〜PA12の電源の異常の有無を検出するための信号をそれぞれ各電力増幅ユニットPA1〜PA12から入力する。この温度異常有無を検出するための信号は電力増幅ユニットの温度が所定の温度以上上昇したことを示す信号でもよい。また、電源異常有無を検出するための信号は電力増幅ユニットの電源電圧が所定の電圧以下に下降したことを示す信号でもよい。
【0026】
制御装置11はさらに、アップコンバート回路4の出力異常の有無を検出するための信号を検出器32から入力する。この信号は、例えば、アップコンバート回路4の出力レベルが所定のレベル以下となったことを示す信号でもよい。
制御装置11はさらに、アップコンバート回路4のPLL回路の動作異常の有無を検出するための信号をアップコンバート回路4から入力する。この信号は、例えば、アップコンバート回路4のPLL回路の出力レベルが所定のレベル以下となったことを示す信号でもよい。
制御装置11はさらに、アップコンバート回路4の電源を通電または遮断させるための図示していない操作スイッチの動作状態、すなわち、オン状態およびオフ状態のいずれであるかを検出する。
【0027】
制御装置11はさらに、電力増幅ユニットの有する電力増幅用回路の出力電力をそれぞれ検出するための信号および電力増幅ユニットの反射波電力をそれぞれ検出するための信号および電力増幅ユニットの温度をそれぞれ検出するための信号および電力増幅用回路の出力電圧をそれぞれ検出するための信号および電力増幅ユニットの自動利得制御電圧をそれぞれ検出するための信号および電力増幅ユニットを構成する複数電力増幅用回路の個々の出力電流をそれぞれ検出するための信号を各電力増幅ユニットPA1〜PA12から入力する。
【0028】
制御装置11はさらに、図示していない外気温測定用の温度計による送信機設置所の外の外気温度と、温度計19が測定する送信機設置所の室内温度と、温度計18が測定するラジエタ15から出力する水の温度である出水温度と、温度計17が測定するラジエタ15へ入力する水の温度である入水温度とを入力する。そして、制御装置11は冷却装置の結露の発生の可能性を確認するために、入力した室内温度と取水温度とが、「室内温度>取水温度」となった場合に、冷却装置で結露の発生の恐れがあると検出する。
また、制御装置11は冷却装置の結露の発生の可能性を確認するために、入力した外気温度が、所定の温度以下、例えば、0℃以下となった場合に、冷却装置で凍結の発生の恐れがあると検出する。
また、制御装置11は冷却装置の冷媒温度、すなわち、水温異常の有無を確認するために、入力した入水温度と出水温度との差が、所定の温度以下となった場合に、冷却装置で水温異常が有ると検出する。
制御装置11はさらに、冷却装置内を循環する水の流量または流速を検出するための信号を流速計または流量計20から入力する。
制御装置11はさらに、冷却装置の電源を通電または遮断させるための図示していない操作スイッチの動作状態、すなわち、オン状態およびオフ状態のいずれであるかを検出する。
【0029】
制御装置11はさらに、ポンプ13の異常の有無を検出するための信号をポンプ13から入力する。この信号は、例えば、ポンプ13の回転モータの軸受けにおける偏心の度合いを示す信号でもよいし、ポンプ13の温度上昇に応じて動作するサーマルヒューズ動作を示す信号でもよい。
制御装置11はさらに、ファン16の異常の有無を検出するための信号をファン16から入力する。この信号は、例えば、ファン16の回転モータの軸受けにおける偏心の度合いを示す信号でもよいし、ファン16の温度上昇に応じて動作するサーマルリレー動作を示す信号でもよい。
制御装置11はさらに、タンク14内の液面位置である水位の変動発生を検出し、その発生の注意を促す信号をタンク14から入力する。
制御装置11はさらに、タンク14内の水位の異常の有無を検出するための信号をタンク14から入力する。この信号は、例えば、タンク14内の水位が所定水位よりも低下したことを示す信号でもよい。
制御装置11はさらに、タンク14内の水位の下降の下降速度を検出し、その下降速度が所定の速度異常であることを警報する信号をタンク14から入力する。
【0030】
なお、上述した制御装置11へ入力される信号の一部は、図1に示すように、信号バス22を介している。また、制御装置11は分岐回路2の出力電力を検出器31から入力し、また、前置歪補償器5の出力電力を検出器33から入力している。
【0031】
以上説明した入力信号を基に、制御装置11では、この送信機の各部の状態監視結果を表示するための表示信号を生成し、その表示信号を表示装置12へ入力する。表示装置12はその表示信号に従って、状態監視項目の内の主要な項目について表示するメイン画面、電力増幅ユニットPA1〜PA12ごとの異常状態をマトリクス表示すると共に、前置歪補償器5やアップコンバート回路4や冷却装置の異常状態を表示する異常表示詳細画面、および、冷却装置の各部の状態を表示する冷却装置状態画面が表示される。
【0032】
以下、表示内容について、図を用いてより詳細に説明する。図2はメイン画面、異常表示詳細画面、冷却装置状態画面間の画面選択時の遷移の様子を表した図である。この図において、メイン画面101、異常表示詳細画面102、冷却装置状態画面103は、それぞれ画面の下部にあるタグ111、タグ112、タグ113を操作すること、例えば、図示していないマウス等の入力装置によって、画面上のポイントカーソルをそれらタグの上に表示するように移動させ、そのマウス等のクリックボタンを押し下げするとした操作を行うことで、図2の矢印に示すように画面が切り替わる。また、異常表示詳細画面102における各PA(電力増幅ユニット)のデータ表示ウインドウ・ボタン115〜126を操作することで、各PA毎のデータ表示ウインドウ104が表示される。以上の操作は、表示装置12をタッチ・パネル操作形の表示装置とし、画面上のタグ表示やボタン表示に触れるようにすることで操作するとしてもよい。
【0033】
図3はメイン画面101の表示の様子を示す図である。この図において、状態監視表示項目の中から抜粋された項目データが表示される。この図の例では、電力増幅器の出力電力と、電力増幅器の反射波電力と、電力増幅器から出力される混変調歪雑音(非線形歪雑音)レベルと、アップコンバート回路4の出力電力とがそれぞれグラフ表示201、203、205、207および値表示202、204、206、208として表示される。それら検出された値と共に、それらデータ毎の許容動作範囲を示すための表示209、210、211、212が表示される。これら範囲表示は、送信機の動作状態が、その項目について正常動作範囲であるか否かを表すものである。また、メイン画面表示では送信機全体の総合的な異常等(注意、警報、異常)の表示220を行う。この表示220は、送信機内の状態監視項目の内、一つでも異常等が発生した場合に表示する。また、冷却装置についての動作状況等(起動、正常、凍結起動)の表示221も行う。
【0034】
次に、図4は、異常表示詳細画面102の表示の様子を示す図である。この図において、図3の異常等の表示220に関する詳細な内容が表示される。ここで、各電力増幅ユニットPA1〜PA12のデータ表示ウインドウボタン115〜126が並べて表示されてあり、その横に、電力増幅ユニットPA1〜PA12の出力異常、反射異常(反射波異常)、温度異常、電源異常の各状態監視項目の検出結果がマトリクス表示されている。さらに、前置歪補償器4に関する状態監視項目である、SW注意(電源操作スイッチ)、IM警報、IM異常、出力異常、ファン異常の状態検出結果が表示される。さらに、アップコンバート回路4に関する状態監視項目である、SW注意(電源操作スイッチ)、出力異常、APC異常(PLL回路動作に関するもの)の状態検出結果が表示される。さらに、冷却装置に関する状態監視項目である、SW注意(電源操作スイッチ)、水位注意、水位警報、結露警報、凍結警報、水位異常、水温異常、ファン異常、流量異常、ポンプ異常の状態検出結果が表示される。
【0035】
なお、各電力増幅ユニットPA1〜PA12のデータ表示ウインドウボタン115〜126のいずれか一つを上述のように操作することで、図5に示すように、対応する電力増幅ユニットのデータ表示ウインドウ104が表示される。このデータ表示ウインドウ104には、電力増幅ユニットの詳細なデータ(出力、反射、温度、電流、電圧、AGC電圧等)が表示される。さらに、電力増幅ユニットの電力増幅用回路(DPA、FPA1〜FPA6)の各出力電流も表示される。なお、これらの表示値が、予め与えられた仕様値より外れている場合には、それら表示値の色を変化させ、点滅を行うようにしている。
【0036】
次に、図6は、冷却装置状態画面103の表示の様子を示す図である。この図において、冷却装置の構成を示す構成図を表示しており、タンク表示314、ラジエタ表示315、ファン表示316、ポンプ表示313、PA(電力増幅器)表示310が、それぞれ冷却装置における各部分、すなわち、タンク14、ラジエタ15、ファン16、ポンプ13、電力増幅器の位置関係を表すように配置され表示されている。そして、それら各部分の状態監視項目が異常となった場合は、対応する表示の近傍にその異常内容を示す表示が表示される。また、冷却装置全体の動作を示す表示301、302が画面103の右上に表示されると共に、冷却装置全体の状態監視項目について異常状態となった場合は、その異常内容を示す表示が、表示301、302の下部に表示される。その冷却装置全体の状態監視項目としては、例えば、結露警報、凍結警報等がある。
【0037】
なお、図1の出力切換盤40は、主制御装置41の制御により、1系の送信信号を後段の図示していないアンテナへ出力するか、あるいは、2系の送信信号をそのアンテナへ出力するかを切り換える。なお、アンテナへ送信されない送信信号は、擬似空中線401に接続される。その擬似空中線401に接続される送信信号の出力電力が、検出器37により検出される。また、主制御装置41は、1系の制御装置11および2系の制御装置11と接続されている。そして、それら制御装置が有する上述の表示のための状態監視データを入力することができる。さらにそれら入力された状態監視データ信号を送信機の外部(図示せず)へ送信することができる。
【0038】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明によれば、通常はメイン画面のみで監視ができ、異常等が発生した場合には、異常表示詳細画面に切り替えることで、そその状態監視項目の内容をより容易に確認することができる。また、データ表示ウインドウを表示させ、詳細なデータをより容易に確認することができ、ユーザーの負担を軽減することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の送信機の一実施例のブロック構成を示す図。
【図2】 メイン画面、異常表示詳細画面、冷却装置状態画面間の画面選択時の遷移の様子を表した図。
【図3】 メイン画面101の表示の様子を示す図。
【図4】 異常表示詳細画面102の表示の様子を示す図。
【図5】 データ表示ウインドウ104の表示の様子を示す図。
【図6】 冷却装置状態画面103の表示の様子を示す図。
【符号の説明】
1:OFDM変調器(OFDMMOD)、 2:分岐回路(方向性結合器)、 3:遅延回路(DLY)、 4:アップコンバート回路(UPCONV)、 5:前置歪補償器、 6:分配器(12DIV)、 7:合成器(12COMB)、 8:出力フィルタ(OUTFIL)、 9:検波器、10:制御信号生成部、 11:制御装置、 12:表示装置、 13:ポンプ、 14:タンク、 15:ラジエタ、 16:ファン、 17,18,19:温度計、 20:流速計または流量計、 21:ルビジウム発振器、 22:信号バス、 31,32,33,34,35,36,37:検出器、 40:出力切換盤、 41:主制御装置、 PA1〜PA12:電力増幅ユニット。

Claims (4)

  1. 放送用の送信信号を所定の周波数からより高い放送信号周波数に周波数変換するアップコンバート回路と、前記送信信号を電力増幅するための電力増幅器と表示装置とを有する送信機において、
    前記電力増幅器の出力電力および前記電力増幅器の反射波電力および前記電力増幅器から出力される混変調歪雑音(非線形歪雑音)レベルおよび前記アップコンバート回路の出力電力のうち少なくともいずれか一つを前記表示装置に表示するものであり、
    さらに、前記電力増幅器は複数の電力増幅ユニットを並列接続したものからなり、前記電力増幅ユニットごとの出力異常の有無および前記電力増幅ユニットごとの反射波異常の有無および前記電力増幅ユニットごとの温度異常の有無および前記電力増幅ユニットごとの電源異常の有無のうち少なくともいずれか一つを前記表示装置にマトリクス表示することを特徴とする送信機。
  2. 請求項1に記載の送信機において、さらに、該送信機は、前記電力増幅器を冷却するための冷却装置を有し、前記冷却装置の結露発生警報および前記冷却装置の凍結発生警報および前記冷却装置の冷媒温度異常の有無および前記冷却装置の冷媒流量(流速)異常の有無および前記冷却装置の電源操作スイッチの操作状態のうち少なくともいずれか一つを前記表示装置に表示することを特徴とする送信機。
  3. 請求項1乃至2に記載の送信機において、さらに、前記冷却装置は、前記電力増幅器の熱を吸熱した液体冷媒を送り出すポンプと、前記吸熱した液体冷媒を入力するタンクと、前記タンクから出力された液体冷媒の熱を大気中に放熱するためのラジエタと、前記ラジエタに大気を通風するファンと、前記液体冷媒を循環させるための配管とを有し、前記ポンプの異常の有無および前記ファンの異常の有無および前記タンク内の液面位置(水位)変動発生注意および該液面位置異常の有無および該液面位置下降警報のうち少なくともいずれか一つを前記表示装置に表示することを特徴とする送信機。
  4. 請求項3に記載の送信機において、前記冷却装置の構成を示す構成図を前記表示装置に表示すると共に、前記構成図上の前記表示の内容と関連する位置に前記内容を前記表示装置に表示することを特徴とする送信機。
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