JP3819374B2 - Optical frame and optical wiring system - Google Patents

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Description

【０００１】
【発明の属する技術分野】
本発明は、複数本の光ファイバを別の光ファイバへ分岐又は接続する光用架体及び光配線方式に関する。
【０００２】
【従来の技術】
図１５は、従来例の光配線ユニットとしての光用架体１を示す概略図であり、（ａ）は前面図、（ｂ）は（ａ）中のＸ−Ｘ矢視図である。また、図１６は、前記光用架体１の一例を示す配線図である。
なお、ここでは、図１５（ａ）紙面手前，図１５（ｂ）の左側（光用架体１の左側）を光用架体１の前面側と称し、図１５（ｂ）の右側（光用架体１の左側）を光用架体１の背面側と称することとする。
【０００３】
図１５中、符号２は、光用架体１を構成する架本体２（架体フレーム）であり、図１５中左側の成端部３と、図１５中右側の光ファイバ配線部４とにほぼ２分された構成になっている。
成端部３には、外観薄板状のケース構造である光モジュール３１（成端モジュール）が縦置き横並びに複数配列収納されている接続ユニット３２が、上下に多段に搭載されている。各光モジュール３１には、光ファイバケーブル８端末に口出しされた光ファイバ８１が架体背面側から引き込まれており、さらに、この光ファイバ８１先端をコネクタ接続可能に成端する光コネクタアダプタ３３が、架前面側に向けて配置される側部に備えられている。
【０００４】
一方、前記光ファイバ配線部４には、搭載枠４１が上下に多段に収納されている。この搭載枠４１は、薄板状のジャンパユニット４２と、やはり薄板状の配線用エレメント４３との対を、上下に多段に収納するラックである。ジャンパユニット４２と配線用エレメント４３とは、配線用エレメント４３が、ジャンパユニット４２に対して架体前面側に配置されるようにして、搭載枠４１に収納される。
【０００５】
図１６に示すように、前記ジャンパユニット４２には、光ファイバ４４の一端が固定されており、さらに、この光ファイバ４４をコネクタ接続可能に成端する光コネクタアダプタ４５が取り付けられている。光ファイバ４４の他端、すなわち、ジャンパユニット４２とは逆の側の端部は、光コネクタ４６によってコネクタ接続可能に成端されており、成端部３に引き込んで、光モジュール３１の光コネクタアダプタ３３に対して切り替え可能にコネクタ接続（ジャンパ接続）される。光ファイバ４４は、いわゆるジャンパコードとして用いられる。
このジャンパユニット４２は、光コネクタアダプタ４５を架体背面側に臨ませて搭載枠４１に収納される。
【０００６】
配線用エレメント４３は、搭載枠４１に収納されたジャンパユニット４２から架体前面側に延出される前記光ファイバ４４の配線方向（換言すれば、搭載枠４１からの引き出し方向）を設定（配線方向設定機能）するものであり、例えば、架体前面側にて光ファイバ４４を保持したまま回転することで光ファイバ４４の配線方向を変更、設定する可動アーム（図示略）を備える構造や、架体前面側に突出されたアーム（図示略）の複数箇所に設けられている光ファイバ保持部を選択して、光ファイバ４４を保持することで、光ファイバ４４の配線方向を設定できる構造を有するものである。
【０００７】
この光用架体１では、光ファイバ配線部４に引き込んだ光ファイバ９１（この光ファイバ９１は光ファイバケーブル９から口出しされている）を、ジャンパユニット４２の光コネクタアダプタ４５に接続し、この光コネクタアダプタ４５を介して光ファイバ９１と接続された光ファイバ４４を、成端部３の光モジュール３１の光コネクタアダプタ３３に接続することで、光ファイバ９１が光ファイバケーブル８側の目的の光回線（光ファイバ８１）に対して接続される。また、搭載枠４１から架体前面側に引き出されている光ファイバ４４の本数が多数本であっても、配線用エレメント４３の配線方向設定機能を利用することで、成端部３への引き込みに適した方向への光ファイバ４４の配線を整然と行うことができる。さらに、配線用エレメント４３の機能により、成端部３への配線とは異なる方向、例えば、別の架体への配線や、成端部３の光モジュール３１の光コネクタアダプタ３３への接続を待機している光ファイバ４４を保留するための保留部４７（図では、保留部４７は、搭載枠４１の設置位置を介して成端部３と対向する側にある）への配線なども、整然と行うことができ、しかも、光ファイバ４４を取り出して配線方向を変更する作業（例えば、保留部から取り出した光ファイバ４４を成端部３に配線することなど）等も効率良く行える。
なお、上述した構成の光用架体に関する技術を開示する先行技術文献としては、例えば以下の特許文献１，２がある。
【０００８】
【特許文献１】
特開２０００−３２９９４３号公報
【特許文献２】
特開２０００−３２９９４５号公報
【０００９】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上述の光用架体は、架背面側の光ファイバ９１を、光ファイバ配線部４の搭載枠４１に収納したジャンパユニット４２の光コネクタアダプタ４５に接続し、光コネクタアダプタ４５を介して光ファイバ９１と接続された光ファイバ４４を架前面側にて所望の方向に配線することで、成端部３側の光ファイバ８１に対する光ファイバ９１の光接続等を実現する構造であり、部品点数が多い、光線路の接続点が増加する、といった不満があった。
【００１０】
本発明の目的は、上記した事情に鑑みなされたものであり、配線用エレメントが設けられる搭載枠に背面側から引き通すようにして挿通した光ファイバを、搭載枠前面側にて引き回し配線する構成により、部品点数の削減、接続点の減少等を実現でき、しかも、搭載枠背面側から前面側への光ファイバの引き通し作業も効率良く行える、光用架体及び光配線方式を提供することを目的とする。
【００１１】
【課題を解決するための手段】
請求項１に係る発明は、複数本の光ファイバを別の光ファイバへ分岐又は接続する光用架体において、背面側から前面側まで貫通する開口部が形成されている搭載枠と、該搭載枠の背面側から開口部に挿通して前面側に引き出された光ファイバに別の光ファイバを接続した接続部が設けられる接続ユニットとを備え、前記搭載枠には、開口部に挿通された光ファイバを保持して該搭載枠内において上下に多段に収納される薄板状の光ファイバ保持体と、該光ファイバ保持体に搭載枠前面側から合体されるようになっており、前記光ファイバ保持体から搭載枠前面側に延出されている光ファイバを保持して、前記搭載枠内を引き通された光ファイバの該搭載枠からの引き出し方向を設定する配線用エレメントとが搭載されるようになっており、前記光ファイバ保持体は光ファイバを保持したまま搭載枠の背面側から開口部に挿入することで搭載枠を通過させて前面側に取り出すことができ、前記配線用エレメントは搭載枠の開口部に前面側から挿入でき、さらに、前記光ファイバ保持体と前記配線用エレメントとの合体作業を搭載枠内で行えるようになっていることを特徴とする光用架体である。
請求項２に係る発明は、前記光ファイバ保持体には、搭載枠の開口部に挿入したときに搭載枠に係合して、該光ファイバ保持体の搭載枠背面側への移動を規制するストッパ用係合部が設けられていることを特徴とする請求項１記載の光用架体である。
請求項３に係る発明は、前記ストッパ用係合部が光ファイバ保持体の背面側端面（６１）の長手方向の両端に設けられており、該ストッパ用係合部は、前記搭載枠の開口部を介して両側に係合可能であることを特徴とする請求項１又は２に記載の光用架体である。
請求項４に係る発明は、前記光ファイバ保持体に設けられているストッパ用係合部の一方は、前記搭載枠の開口部の一方に、光ファイバ保持体が該係合部を中心として回転可能となるように係合され、該係合部を中心として光ファイバ保持体を背面側から前面側へ回転させることで、前記ストッパ用係合部の他方を背面側から前記搭載枠の開口部の他方に係合させることができることを特徴とする請求項３に記載の光用架体である。
請求項５に係る発明は、前記搭載枠の開口部に挿通された光ファイバが、光コネクタによってコネクタ接続可能に成端された光ファイバであり、前記接続ユニットには、前記搭載枠から前面側に引き出された前記光ファイバに対して前記別の光ファイバをコネクタ接続可能に成端した光コネクタアダプタが複数、配列設置されていることを特徴とする請求項１〜４のいずれか一項に記載の光用架体である。
請求項６に係る発明は、前記光ファイバ保持体の前面側端面の左右方向の寸法が、背面側端面の左右方向の寸法よりも短いことを特徴とする請求項１〜５のいずれか一項に記載の光用架体である。
請求項７に係る発明は、前記光ファイバ保持体の前後方向の寸法が、前記搭載枠の背面側の開口部の寸法よりも短いことを特徴とする請求項１〜６のいずれか一項に記載の光用架体である。
請求項８に係る発明は、背面側から前面側まで貫通する開口部が形成されている搭載枠の前記開口部に、光ファイバの途中に取り付けた薄板状の光ファイバ保持体と、この光ファイバ保持体から搭載枠前面側に延出された前記光ファイバを保持して該光ファイバの前記搭載枠からの引き出し方向を設定する配線用エレメントとが上下に多段に収納されるようになっており、光ファイバの途中に取り付けた光ファイバ保持体を、搭載枠の背面側から該搭載枠の開口部を経由して搭載枠の前面側に取り出すことで、前記光ファイバを前記搭載枠の開口部に引き通して挿通せしめ、次いで、前記光ファイバ保持体を搭載枠内の背面側にて搭載枠に係合保持し、更に前記配線用エレメントを搭載枠の前面側から搭載枠内に収納して前記光ファイバ保持体と前記配線用エレメントとを合体することにより、前記搭載枠から前面側へ引き出される光ファイバが配線用エレメントによって保持されることを特徴とする光配線方式である。
【００１２】
【発明の実施の形態】
以下に本発明の実施の形態について、図を参照して説明する。図１（ａ）は、本発明に係る光用架体の概要を示す前面図であり、図１（ｂ）は図１（ａ）中のＸ−Ｘ矢視図を示したものである。また、図２（ａ）はその背面図であり、図２（ｂ）は図２（ａ）中のＹ−Ｙ矢視図を示したものである。なお、以下の説明において参照する図面中、従来例の構成と同一構成については同一の符号を付すこととする。
【００１３】
光用架体１００は、架本体２内に、成端部３と光ファイバ配線部４Ａとを備えて構成されており、図１中左側の成端部３と、図１中右側の光ファイバ配線部４Ａとに２分された構造になっている。
なお、図１（ａ）,（ｂ）、図２（ａ）,（ｂ）において、上側が上、下側が下である。また、ここでは、図１（ａ）紙面手前，図１（ｂ）の左側，図２（ｂ）の右側を前面側と称し、図１（ｂ）の右側，図２（ａ）紙面手前，図２（ｂ）の左側を背面側と称することとする。
【００１４】
成端部３は、図１５等を参照して説明した光用架体１の成端部３と同様の構造であり、各接続ユニット３２に収納された光モジュール３１の光コネクタアダプタ３３は、架前面側に臨ませて設けられている。
【００１５】
前記光ファイバ配線部４Ａには、搭載枠５が上下に多段に収納されている。搭載枠５は、背面側（図１（ａ）紙面奥側）から前面側（図１（ａ）紙面手前側）に貫通する開口部５１を有している。なお、光ファイバ配線部４Ａは、その上下全体に渡って１つの搭載枠５が収納されたものでも構わない。
この搭載枠５は、薄板状の光ファイバ保持体６と、やはり薄板状の配線用エレメント７を、上下に多段に収納するラックである。光ファイバ保持体６と配線用エレメント７とは、合体されて、一枚の薄板状の光ファイバ保持ユニット１０を構成しており、搭載枠５には、前記光ファイバ保持ユニット１０が上下に多段に搭載される。光ファイバ保持体６は、背面側から搭載枠５の開口部５１内に挿入して、前面側に取り出すことができる。配線用エレメント７は、前面側から搭載枠５の開口部５１内に挿入するようにして、光ファイバ保持体６に合体することができる。各光ファイバ保持ユニット１０は、配線用エレメント７が、光ファイバ保持体６に対して架体前面側に配置されるようにして、搭載枠５に搭載される。
【００１６】
また、搭載枠５の開口部５１には、光ファイバ配線部４Ａ側に導入された光ファイバケーブル９の端末から口出しされた多数本の光ファイバ９１が、背面側から前面側に貫通させて挿通されており、この光ファイバ９１の架本体２の前面側へ引き出された部分は光コネクタ９２（図１４参照）によってコネクタ接続可能に成端されており、成端部３の光モジュール３１へ前面側より導入して光コネクタアダプタ３３に切り替え可能にコネクタ接続することができる。搭載枠５内に挿通された光ファイバ９１は、搭載枠５内に収容された光ファイバ保持体６と配線用エレメント７とに保持されており、配線用エレメント７から架前面側の所望の方向に引き出すようにして配線される。
前記光ファイバ９１は、成端部３内の各光モジュール３１の光コネクタアダプタ３３に対して選択的にコネクタ接続できる。これにより光モジュール３１にて、光ファイバ配線部４Ａ側の光ファイバケーブル９から口出ししている光ファイバ９１と、成端部３側の光ファイバケーブル８から口出ししている光ファイバ８１とが光接続される。
【００１７】
なお、光ファイバ９１は、この実施形態では、多心又は単心の光ファイバコードであるが、これに限定されず、多心又は単心の光ファイバ心線等であっても良い。図２（ａ）等に示すように、光ファイバ８１，９１は、光ファイバ配線部４の背面側に導入された光ファイバケーブル８，９から口出しされたものであるが、本発明において、これら光ファイバ８１，９１は、必ずしも、光ファイバケーブルから口出しされたものである必要はなく、例えば、光用架体に外側から引き込まれた光ファイバ（例えば、光ファイバコード、光ファイバ心線等）自体であっても良い。また、これら光ファイバ８１，９１を架体に引き込むための、光ファイバケーブル８，９の架本体への導入位置も、図２（ａ）に例示したものに限定されるものではない。
【００１８】
図１（ａ）中、符号２１は、搭載枠５と成端部３との間に確保された余長収納空間であり、搭載枠５から成端部３へ引き込み配線した光ファイバ９１の余長９３が取り出し可能に収納される。この余長収納空間２１では、光ファイバ９１の余長９３が、湾曲維持用部材（図示略）等によって、光特性に悪影響を与えない湾曲半径を維持して収納される。
図２（ａ）に示すように、架体背面側に設置された余長収納ボックス２２は、光ファイバケーブル８から口出しされた光ファイバ８１に確保した余長８３を取り出し可能に収納するものである。
【００１９】
本発明では、このように、光ファイバケーブル９から口出しされている光ファイバ９１に、別途、ジャンパコードを接続する従来構成とは異なり、光ファイバ９１は、搭載枠５の開口部５１に挿通されて搭載枠５を貫通して配線されて、背面側から前面側に引き出されており、直接成端部３に引き込んで、光モジュール３１の光コネクタアダプタ３３に対して切り替え可能にコネクタ接続できるようになっている。
【００２０】
次に本発明の要旨となる光ファイバ配線部４Ａを構成する搭載枠５、光ファイバ保持体６、配線用エレメント７について、光ファイバ保持体６と配線用エレメント７の搭載枠５への収納方法も含めてより詳しく説明する。
図３は、光ファイバ保持体６と配線用エレメント７が搭載枠５に収容された状態を示す概略上面図である。図３において、紙面上側が架本体２の背面側であり、紙面上下側が架本体２の前面側である。
【００２１】
図４は、搭載枠５の一例を示す背面図であり、図５は、図４中Ａ−Ａ’線での断面図を示す。搭載枠５は、背面側から前面側まで貫通した開口部５１を有する角筒状のものである。なお、この搭載枠５は、ボルト等の固定手段によって架本体２に固定したり、架本体２に設けられた棚上に搭載することなどによって、架本体２に搭載される。
また、図４に示されたように、搭載枠５の背面側には、保持体係合部５３と孔開き板５４とが設けられている。これら保持体係合部５３と孔開き板５４とは、搭載枠５の開口部５１を介して両側に対向位置されている。
【００２２】
図４において、左右を横方向、上下を縦方向とすると、保持体係合部５３と孔開き板５４は開口部５１を介して横方向に対向して位置する。保持体係合部５３は、図４右側の搭載枠５側壁から開口部５１内に張り出す板状の部材であって、搭載枠５の右側壁部５２ａに沿って該右側壁部５２ａの上下方向全体に渡って延在している。また、孔開き板５４は、図４左側の搭載枠５の左側壁部５２ｂから開口部５１内に張り出す板状の部材であり、左側壁部５２ｂに沿って該左側壁部５２ｂの上下方向全体にわたって延在している。この孔開き板５４には、複数の孔５４ａが該左側壁部５２ｂの延在方向に沿って配列して形成されている。
前記保持体係合部５３と孔開き板５４は、搭載枠５に挿入、収納した光ファイバ保持体６と係合して、搭載枠５の背面側への移動を規制するストッパ部として機能するとともに、この実施形態では、光ファイバ保持体６を搭載枠５内でガタ付かないように安定支持するための保持手段としても機能する。
【００２３】
この搭載枠５の内側面５５には、図５に示されたように、搭載枠５の前面から背面に向かって延びるガイド突条５６が上下に多段に設けられている。上下のガイド突条５６の間に形成された収納溝５７は、搭載枠５の前面から背面に向かって延在形成されている。搭載枠５の開口部５１に挿入された光ファイバ保持ユニット１０（本実施形態において具体的には光ファイバ保持体６）は、横方向両端部を搭載枠５の横方向両側の収納溝５７によってほぼ水平に支持されるようになっている。これにより、搭載枠５には、複数の光ファイバ保持ユニット１０を上下に多段に搭載できるようになっている。
【００２４】
なお、搭載枠としては、収納溝、あるいは、搭載枠の開口部に挿入された光ファイバ保持体６を支持するための支持突起（前述のガイド突条等）が形成された一対の側壁部を有し、この両側の側壁部の収納溝あるいは支持突起によって、該一対の側壁部の間の開口部（換言すれば光ファイバ保持体が挿入、収容される空間）に挿入された光ファイバ保持体６を保持できる構成であればよく、前述した角筒状の構成に限定されない。また、この実施の形態では、搭載枠として、上下方向に延在する一対の側壁部（右側壁部５２ａと左側壁部５２ｂ）に、光ファイバ保持ユニット１０を支持するための収納溝５７が上下に多段に形成されたものを例示しているが、本発明はこれに限定されず、収納溝５７が形成される一対の側壁部の延在方向が例えば水平方向になっているもの等でも良く、一対の側壁部の延在方向の向きには限定は無い。また、収納溝５７は、搭載枠の前後方向（背面側と前面側とを結ぶ方向。図５（ａ）奥行き方向、図５（ｂ）左右方向）に沿って延在するものであれば良く、必ずしも、側壁部の延在方向に対して直交する方向に延在するものである必要は無い。
【００２５】
収納溝５７や支持突起は、搭載枠５の一対の側壁部に直接形成されたものに限定されず、例えば、搭載枠は、スチール板等の金属板によって形成された一対の側壁部に接合したインナープレートに形成されたもの等であっても良い。この場合は、インナープレートが接合された側壁部によって、搭載枠の側壁部が構成される。インナープレートは、例えばプラスチック等の樹脂製のもの等を採用できる。例えば、インナープレートとして、保持体係合部５３又は孔開き板５４が一体に形成されたものを採用することができ、この場合は、インナープレートを搭載枠の側壁部に取り付けるだけで、これに一体の保持体係合部５３や孔開き板５４も搭載枠に簡単に設けることができる。
また、光ファイバ保持体６や、配線用エレメント７の構成や寸法等に対応して、適宜、これら光ファイバ保持体６や、配線用エレメント７の安定支持に適したインナープレートを選択使用することも可能である。
【００２６】
図６（ａ）は、光ファイバ保持体６の一例を示す平面図であり、図６（ｂ）は図６（ａ）中、Ｃ矢視図であり、図７は、図６中Ｂ−Ｂ’線での断面図を示す。光ファイバ保持体６は、プラスチック等の合成樹脂によって薄板状に形成された保持体本体６Ａを有している。この保持体本体６Ａの上面６Ｂ上には、該保持体本体上面６Ｂから窪んだ形状の光ファイバ配線溝６３が、保持体本体６Ａの背面側端面６１（搭載枠５に設置したときに架背面側に向けられる端面）から前面側端面６２（搭載枠５に設置したときに架前面側に向けられる端面）にわたって貫通して形成されている。符号６３ａは光ファイバ配線溝６３が背面側端面６１に開口する開口部、符号６３ｂは前面側端面６２に開口する開口部である。光ファイバ配線溝６３内には、多数本の光ファイバ９１を収納可能である。
また、符号６５のクランプ６５は、光ファイバ配線溝６３内に収容された光ファイバ９１が光ファイバ配線溝６３から飛び出ないように押さえ込む機能を果たすものであり、保持体本体６Ａに対して着脱可能になっている。
【００２７】
図６に示すように、光ファイバ保持体６の背面側には、搭載枠５の保持体係合部５３に対して係合される引掛け部６７と、搭載枠５の孔開き板５４に対して係合される係合突部６８とが設けられている。引掛け部６７と係合突部６８とは、保持体本体６Ａの背面側端面６１の長手方向（図６左右）両端に対向配置（すなわち、背面側端面６１において、引掛け部６７は側面６４ａの側、係合突部６８は側面６４ｂの側に配置されている）されており、図４等に示すように、光ファイバ保持体６を搭載枠５に収納したとき（ここでは、図３あるいは図１２等に示すように、光ファイバ保持体６の内、保持体係合部５３に対する引掛け部６７の係合、及び、孔開き板５４に対する係合突部６８に必要な部分を除いて、光ファイバ保持体６の大部分が搭載枠５に収納された状態を「収納」と称する）には、搭載枠５の左右両側に対向配置される。
この引掛け部６７と係合突部６８とは、光ファイバ保持体６を搭載枠５の開口部５１に挿入したときに搭載枠５１に係合（具体的には、保持体係合部５３又は孔開き板５４に対する係合）して、光ファイバ保持体６の搭載枠５背面側への移動を規制するストッパ用係合部として機能するものである。
【００２８】
前記した光ファイバ保持体６の前面側には、図３，図１２に示すように、配線用エレメント７が接続、合体できるようになっている。この配線用エレメント７は、プラスチック等の合成樹脂によって薄板状に形成されたエレメント本体７Ａと、このエレメント本体７Ａに設けられた回転軸７１によってエレメント本体７Ａに対して回転自在に枢着された可動アーム７２とを有している。
可動アーム７２は、配線用エレメント７を搭載枠５に収納したとき（図１（ｂ）に示す状態）に、エレメント本体７Ａに対して架前面側に配置されるようになっており、しかも、図３に示すように、前記回転軸７１を中心として搭載枠５の前後方向にほぼ直交する方向の軸線を以て回転（この実施形態では上下方向の軸線を中心とする回転）することによって、搭載枠５に対する可動アーム７２の向きを変更できる。
【００２９】
可動アーム７２には、配線用エレメント７に合体される光ファイバ保持体６から前面側端面６２の側に延出されている光ファイバ９１を保持する光ファイバ保持部７３が設けられている。
前記光ファイバ保持部７３は、可動アーム７２に形成された光ファイバ収容溝７４と、この光ファイバ収容溝７４に収容された光ファイバ９１が光ファイバ収容溝７４から飛び出ないように押さえ込む保持片７５とを有して構成されている。前記光ファイバ収容溝７４は、可動アーム７２を貫通して形成されており、しかも、多数本の光ファイバ９１を収容できるようになっている。保持片７５は、光ファイバ収容溝７４上を覆うように配置された小片であり、この保持片７５を光ファイバ収容溝７４から押し上げるようにして、光ファイバ収容溝７４を開放することで、光ファイバ収容溝７４に対する光ファイバ９１の収容や取り出し等の作業を行うことが可能である。
【００３０】
配線用エレメント７は、光ファイバ保持体６から架体前面側に引き出される光ファイバ９１を、可動アーム７２の光ファイバ保持部７３に保持し、しかも、前記回転軸７１を中心とする可動アーム７２の回転によって、光ファイバ９１の搭載枠５から架体前面側に引き出された部分の配線方向（換言すれば、搭載枠から架前面側への引き出し方向）の選択、切り替え、変更等を容易に行えるようにする機能を果たす。
なお、配線用エレメント７としては、搭載枠５から架体前面側に引き出された光ファイバの配線方向の選択、切り替え、変更を簡単に行えるようにする構成であれば良く、前述した可動アーム７２のように、架体前面側にて光ファイバを保持したまま回転することで光ファイバの配線方向を変更、設定する部材を備える構造の他、例えば、架体前面側に突出されたアーム（図示略）の複数箇所に設けられている光ファイバ保持部を選択して、光ファイバを保持することで、光ファイバの配線方向を設定できる構造を有するもの等、各種構成を採用できる。
【００３１】
次に、前記光ファイバ保持体６と配線用エレメント７を搭載枠５へ収納する方法（換言すれば、本発明に係る光用架体、光配線方式における、光ファイバ保持体６や配線用エレメント７を用いた、光ファイバの配線手順）を、図８〜図１２等を参照して説明する。
【００３２】
まず、図８に示すように、光ファイバ保持体６の光ファイバ配線溝６３（図６，図７参照）に光ファイバ９１を収容して、クランプ６５を用いて押さえ込み、光ファイバ９１の途中に光ファイバ保持体６を取り付けた状態とし、この光ファイバ保持体６を搭載枠５の背面側から開口部５１に挿入する。
光ファイバ保持体６の背面側端面６１から前面側端面６２までの距離Ｌは、搭載枠５の突出部５３と孔開き板５４との間隔Ｗよりも短いため、光ファイバ保持体６は、背面側端面６１と前面側端面６２とが、搭載枠５の左右両側に対向配置されるようにし（すなわち、保持体本体６Ａの両側面６４ａ，６４ｂの内の一方（図８では、符号６４ａの側面）が挿入方向前側、他方が挿入方向後側となる姿勢）、すなわち、背面側端面６１を搭載枠５の左右いずれかの側壁部の収納溝５７に対面させ、搭載枠５において前記背面側端面６１が対面された収納溝５７に対して開口部５１を介して対向する収納溝５７に前面側端面６２を対面させた姿勢（以下、この姿勢を「挿入姿勢」とも言う）によって搭載枠５の開口部５１に挿入することが可能であり、さらに、開口部５１を通して搭載枠５を通過させて搭載枠５から前面側へ取り出すことができるようになっている。
【００３３】
例えば搭載枠５内の既設の光ファイバ保持ユニット１０など、搭載枠５内に存在する障害物が少なく、開口部５１内に光ファイバ保持体６の挿入のための作業スペースを充分に確保できる場合には、必ずしも、上述した挿入姿勢によって、挿入作業を行う必要は無い。
但し、上述した挿入姿勢によって、開口部５１へ光ファイバ保持体６を挿入し、搭載枠５を通過させる場合は、光ファイバ保持体６の背面側、前面側の端面６１，６２が対面される一対の収納溝５７の領域を介して搭載枠５背面側から前面側への光ファイバ保持体６の通過が可能になっていれば良く、例えば、搭載枠５内の既設の光ファイバ保持ユニット１０の存在等によって、光ファイバ保持体６の挿入、通過用の作業スペースが非常に狭い場合でも、搭載枠５に対する光ファイバ保持体６の挿入、通過の作業を行える利点がある。
【００３４】
図９に示されたように、搭載枠５の開口部５１に通した光ファイバ保持体６を、搭載枠５から前面側に取り出せば、開口部５１への光ファイバ保持体６の挿入とともに開口部５１内に引き込まれてきた光ファイバ９１が、開口部５１に、搭載枠５の背面側から前面側へ引き通すようにして挿通されるため、搭載枠５の背面側にあった光ファイバ９１を搭載枠５の前面側に引き出す作業を非常に簡単に行うことができる。搭載枠５前面側へ光ファイバ９１が引き出されれば、架前面側での光ファイバ９１の配線が可能となる。
【００３５】
次に、光ファイバ保持体６を搭載枠５背面側に戻し、図１２に示すように、引掛け部６７及び係合突部６８を搭載枠５に係合させる。このとき、光ファイバ保持体６の前面側（前面側端面６２の側）から延出する光ファイバ９１を、搭載枠５から該搭載枠５の前面側に引き出しておき、光ファイバ保持体６が搭載枠５背面側に移動しても、光ファイバ９１が搭載枠５から架前面側に引き出された状態を維持できるようにすることは言うまでも無い。引掛け部６７及び係合突部６８は、搭載枠５との係合によって、光ファイバ保持体６の搭載枠５背面側へのそれ以上の移動を規制するストッパ用係合部として機能する。
【００３６】
引掛け部６７及び係合突部６８の搭載枠５に対する係合は、具体的には、搭載枠５の保持体係合部５３に対する引掛け部６７の係合と、搭載枠５の孔開き板５４に対する係合突部６８の係合である。ここで、引掛け部６７及び係合突部６８を搭載枠５に対する係合手順と、引掛け部６７及び係合突部６８の具体的構造例とを説明する。
【００３７】
図６等に示すように、引掛け部６７は、保持体本体６Ａに側面６４ａから切り込まれた形状の凹溝６７ａが形成されている部分である。引掛け部６７を保持体係合部５３に係合させるには、搭載枠５の背面側に移動させた光ファイバ保持体６を保持体係合部５３に向けて押し込むようにし、引掛け部６７の凹溝６７ａに保持体係合部５３が挿入されるようにすれば良い。
但し、この実施形態に例示した光ファイバ保持体６の係合突部６８は、孔開き板５４に対して背面側から係合される構造のものであるため、引掛け部６７の保持体係合部５３に対する係合は、係合突部６８を孔開き板５４よりも背面側に位置させた状態で行い、引掛け部６７と保持体係合部５３との係合部を中心して光ファイバ保持体６を回転させるようにして、係合突部６８を孔開き板５４に押し込むようにして係合させるようになっている。
【００３８】
引掛け部６７の凹溝６７ａは、保持体本体６Ａの側面に開口する開口部６７ｂ付近が、該凹溝６７ａに挿入された保持体係合部５３を両側から挟み込む狭隘部になっており、保持体本体６Ａの側面に対して開口部６７ｂよりも奥側に位置する部分が、開口部６７ｂよりも拡張された形状の拡張部６７ｃになっており、光ファイバ保持体６を、凹溝６７ａに保持体係合部５３を収納したまま、光ファイバ保持体６を開口部６７ｂ付近（具体的には、保持体係合部５３の内、凹溝６７ａの開口部６７ｂに収納されている部分）を中心として回転させる際に、凹溝６７ａの拡張部６７ｃに挿入されている保持体係合部５３先端（搭載枠開口部５１への突出先端）が障害にならないようになっている。
保持体係合部５３に引掛け部６７を挿入した後、係合突部６８の孔開き板５４に対して押し込むような係合作業を行う際には、光ファイバ保持体６を、保持体係合部５３に対する引掛け部６７の挿入、係合状態を維持したまま、凹溝６７ａの開口部６７ｂを中心として回転するように変位させることができる。しかも、光ファイバ保持体６は、開口部６７ｂに保持体係合部５３を挟み込んだ状態のまま回転するので、回転作業中の光ファイバ保持体６のガタ付きが抑えられ、さらに、孔開き板５４に対する係合突部６８の係合作業が完了したときにも、光ファイバ保持体６の搭載枠５（具体的には保持体係合部５３）に対するガタ付きを防止して、安定な係合状態を維持できる。
但し、引掛け部の具体的構造は、少なくとも、搭載枠５との係合によって、光ファイバ保持体６の搭載枠５背面側への移動を規制できるものであれば良く、また、より好ましくは、搭載枠５に対する光ファイバ保持体６をガタ付かせること無く安定支持できる構造であり、必ずしも、前述のように搭載枠５に対して光ファイバ保持体６を回転支持できる構造である必要はなく、係合突起の構造等に対応して適宜変更可能である。
【００３９】
図１３（ａ）,（ｂ）は、係合突部６８付近（図１２中、一点鎖線で囲まれた部分）の拡大図であり、図１３（ａ）は平面図、図１３（ｂ）は背面図である。前記係合突部６８は、光ファイバ保持体６の保持体本体６Ａに突設された突起であり、この実施形態では、合成樹脂製の保持体本体６Ａの一体成形された突部であり、保持体本体６Ａの背面側端部から、保持体本体６Ａの側面６４ｂに突出するように形成されている。この係合突部６８は、保持体本体６Ａに突設された突壁である基端部６８ａと、この基端部６８ａの側面から引掛け部６７の方向に向かって突出するアーム部６８ｂと、このアーム部６８ｂの前記基端部６８ａからの突出先端部６８ｃから光ファイバ保持体６の前面側に向けて延びる弾性爪６８ｄと、アーム部６８ｂの前記基端部６８ａからの突出先端部６８ｃから前記弾性爪６８ｄとは逆方向に延びるレバー部６８ｅと、前記基端部６８ａから光ファイバ保持体６の前面側に向けて突出された位置決め突起６８ｆとを有している。そして、この係合突部６８は、孔開き板５４に対して背面側から押し込まれることで、孔開き板５４の孔５４ａに位置決め突起６８ｆが挿入されるとともに、孔開き板５４の搭載枠開口部５１への突出先端に弾性爪６８ｄが係合されるようになっており、これにより、光ファイバ保持体６を搭載枠５に対してぐらつかないように安定支持できるようになっている。
なお、この実施形態では、孔開き板５４に対する係合突部６８の押し込み、係合は、保持体係合部５３に対して引掛け部６７を係合した状態で行うようになっている。
【００４０】
孔開き板５４に対する弾性爪６８ｄの係合は、具体的には、アーム突出先端部６８ｃからの弾性爪６８ｄの突出先端に突設されている先端突起６８ｇが、孔開き板５４に対して前面側から係合することであり、これにより、孔開き板５４先端部（搭載枠開口部５１へ突出する先端部）がアーム部６８ｂと先端突起６８ｇとの間に挟み込まれるようになり、搭載枠５（具体的には孔開き板５４）に対して光ファイバ保持体６がガタ付かないように安定支持される。
孔開き板５４先端部には、搭載枠５前面側に向かって突出する弾性爪係合部５４ｂが形成されており、前記弾性爪６８ｄは、具体的には、弾性爪係合部５４ｂに対して前面側から先端突起６８ｇを係合させ、この先端突起６８ｇとアーム部６８ｂとの間に弾性爪係合部５４ｂを挟み込むようになっている。さらに、弾性爪６８ｄが、孔開き板５４の孔５４ａに挿入された位置決め突起６８ｆとの間に孔開き板５４を挟み込むようになることで、これによっても、搭載枠５（具体的には孔開き板５４）に対する光ファイバ保持体６の安定支持を実現できる。
【００４１】
レバー部６８ｅは、この係合突部６８を孔開き板５４に係合させたときに、係合突部６８から背面側に突出する向きに配置されるようになっており、搭載枠５背面側からレバー部６８ｅを操作することで、孔開き板５４に対する係合突部６８の係合を解除できる。弾性爪６８ｄとレバー部６８ｅとは、連続する一本の細長の可動片６８ｈを形成しており、レバー部６８ｅの操作によって可動片６８ｈを動かすことで、孔開き板５４に対する弾性爪６８ｄの係合を解除でき、孔開き板５４から該孔開き板５４の背面側へ係合突部６８を離脱できるようになる。
具体的には、図１３（ａ）中、矢印Ｍの方向にレバー部６８ｅを移動させるように操作すると、アーム部６８ｂの突出先端部６８ｃによって支持されている可動片６８ｈが、アーム部６８ｂの突出先端部６８ｃを中心として回転することで、弾性爪６８ｄがアーム部６８ｂとは逆の方向に変位することとなり、これにより孔開き板５４から弾性爪６８ｄが離脱して、孔開き板５４に対する弾性爪６８ｄの係合が解除される。
【００４２】
なお、搭載枠５の保持体係合部５３に対する引掛け部６７の係合は、保持体本体６Ａの側面６４ａの付近を搭載枠５の収納溝５７に位置決め、挿入した状態で行い、その後、搭載枠５の孔開き板５４に対する係合突部６８の係合は、保持体本体６Ａの側面６４ｂの付近を、搭載枠５の収納溝５７に挿入した状態で行うようになっており、搭載枠５の保持体係合部５３に対する引掛け部６７の係合、及び、搭載枠５の孔開き板５４に対する係合突部６８の係合が完了したときには、光ファイバ保持体６は、開口部５１を介して対向する収納溝５７の対によって支持された状態となる。
【００４３】
光ファイバ保持体６の搭載枠５に対する収納、係合が完了したら、搭載枠５前面側から開口部５１に配線用エレメント７を挿入して、光ファイバ保持体６に対して合体させる。配線用エレメント７のエレメント本体７Ａの背面側端部に形成されている合体用係合部７６（係合爪）は、光ファイバ保持体６の合体用係合部６９（係合突起）に対して、前面側からの押し込みよって係合させることができ、この合体用係合部６９、７６同士の係合によって、配線用エレメント７と光ファイバ保持体６とが合体された光ファイバ保持ユニット１０が組み立てられる。また、光ファイバ保持体６の光ファイバ配線溝６３から前面側端面６２に引き出されている光ファイバ９１を、配線用エレメント７の光ファイバ保持部７３に保持することで、搭載枠５に挿通された光ファイバ９１の搭載枠５からの引き出し方向を、容易に設定できる。
【００４４】
図３，図１２等に例示した構成では、配線用エレメント７側の合体用係合部７６は、配線用エレメント７の背面側に突出するように固定して取り付けられる合体用突出部７７に形成されており、配線用エレメント７は、合体用突出部７７を、光ファイバ保持体６の保持体本体６Ａに形成されているスリット状のエレメント差し込み溝６９ａ（図６（ａ）、（ｂ）参照）に、保持体本体６Ａの前面側端面６２における前記エレメント差し込み溝６９ａの開口部から挿入することで、合体用係合部６９、７６同士を係合させることができ、しかも、合体用突出部７７がエレメント差し込み溝６９ａ内でぐらつかないように安定保持されることで、光ファイバ保持体６に対して配線用エレメント７がぐらつかないようにしっかりと取り付けられる。
なお、図１２中、係合爪７Ａ１や固定用ネジ７Ａ２は、エレメント本体７Ａに合体用突出部７７を固定するための固定手段である。図３、図１２等では、合体用突出部７６は、配線用エレメント７のエレメント本体７Ａに対して固定される別体のアタッチメントになっているが、本発明ではこれに限定されず、エレメント本体７Ａに一体に形成されたものでも良い。
【００４５】
本発明の一例として説明した光用架体１００及び光配線方式では、該光用架体１００の背面側に導入された光ファイバ９１を、搭載枠５の背面側から前面側へ搭載枠５に引き通すようにして配線して、コネクタ接続や中継用の光ファイバを介することなく、搭載枠５からその前面側に引き出した光ファイバ９１を所望の方向に配線する構造であるため、コネクタ接続や中継用の光ファイバを介する従来構造に比べて、光ファイバの配線に関わる部品点数の削減、低コスト化が容易である。また、接続箇所の減少によって、接続による光損失を抑えることができる利点もある。
【００４６】
光ファイバ保持体６と配線用エレメント７とを合体して得られた光ファイバ保持ユニット１０は、光ファイバ保持体６の係合突部６８や引掛け部６７の搭載枠５に対する係合を解除することで、光ファイバ保持体６と配線用エレメント７とが合体した状態を維持したまま、搭載枠５の背面側に引き出すようにして抜き出すことができる。この実施形態では、搭載枠５の孔開き板５４に対する係合突部６８の係合をレバー部６８ｅの操作によって解除し、光ファイバ保持ユニット１０を、搭載枠５の保持体係合部５３に係合している光ファイバ保持体６の引掛け部６７の凹溝６７ａの開口部６７ｂを中心とする回転によって、搭載枠５の背面側に引き出すように回転移動させることで、光ファイバ保持ユニット１０を搭載枠５から引き出すようにして抜き出すことができる。配線用エレメント７の合体用突出部７７の光ファイバ保持体６に対する固定位置は、光ファイバ保持体６の保持体本体６Ａの側面６４ｂ（つまり、係合突部６８が突出されている側の側面）から離れており、光ファイバ保持体６に固定した配線用エレメント７は、搭載枠５の保持体係合部５３に係合している光ファイバ保持体６の引掛け部６７の凹溝６７ａの開口部６７ｂを中心とする回転の支障にならないようになっている。なお、搭載枠５に対する光ファイバ保持体６のストッパ用係合部として、搭載枠５に対して係合解除したときに搭載枠５の背面側へ引き抜くようにして離脱できるもの（例えば前述の係合突部６８）のみを採用した場合は、搭載枠５からの光ファイバ保持ユニット１０の離脱操作（抜き出し）を一層簡単にできる。
【００４７】
なお、光ファイバ保持体や配線用エレメントや搭載枠等の具体的構造、形状等は、前述した実施形態に記載したものに限定されず、適宜変更可能である。
光用架体の成端部は、光モジュールの光コネクタアダプタ（接続部）によって、光ファイバ同士の接続を実現する構成に限定されず、光ファイバ同士の接続部が設置される構成であれば良く、例えば、光ファイバ同士の接続部として採用した融着接続部等を収納する構造等、各種構成を採用可能である。
本発明に係る光配線方式は、光用架体に限定されず、光ファイバを保持する光ファイバ保持体と、光ファイバの配線方向を設定する配線用エレメントとを具備して構成される光ファイバ保持ユニットを搭載する搭載枠を有する各種構成の光配線設備に適用できる。
【００４８】
【発明の効果】
以上詳細に説明したように、本発明によれば、光ファイバを搭載枠の背面側から前面側へ搭載枠に引き通すようにして配線して、前記光ファイバの搭載枠からその前面側に引き出した部分を所望の方向に配線する構造であるため、コネクタ接続や中継用の光ファイバを介する従来構造に比べて、光ファイバの配線に関わる部品点数の削減、低コスト化を容易に実現できる。また、接続箇所の減少によって、接続による光損失を抑えることができる利点もある。
【図面の簡単な説明】
【図１】 本発明の光用架体の一例を示す概略図であり、（ａ）は前面図であり、（ｂ）は（ａ）中のＸ−Ｘ矢視図である。
【図２】 本発明の光用架体の一例を示す概略図であり、（ａ）は背面図であり、（ｂ）は（ａ）中のＹ−Ｙ矢視図である。
【図３】 搭載枠に収容された光ファイバ保持体と薄板状の配線用エレメントの一例を示す概略図である。
【図４】 搭載枠の一例を示す背面図である。
【図５】 図４中Ａ−Ａ線での断面図である。
【図６】 （ａ）は光ファイバ保持体の一例を示す上面図であり、（ｂ）は（ａ）中Ｃ矢視図である。
【図７】 図６中Ｂ−Ｂ’線での断面図である。
【図８】 搭載枠の背面側にて、光ファイバ保持体を光ファイバに取り付けた状態を示す平断面図である。
【図９】 図８の光ファイバ保持体を搭載枠の開口部に挿入、通過させて、搭載枠の前面側に取り出した状態を示す平断面図である。
【図１０】 図９の光ファイバ保持体を搭載枠前面側から搭載枠の開口部に挿入した状態を示す平断面図である。
【図１１】 光ファイバ保持体の引掛け部を搭載枠の保持体係合部に係合させた状態を示す平断面図である。
【図１２】 光ファイバ保持体の引掛け部と係合突部とを搭載枠に係合させた状態を示す平断面図である。
【図１３】 （ａ）は図１２中、一点鎖線で囲まれた部分の拡大図であり、（ｂ）はその背面側から見た図である。
【図１４】 本発明の光用架体の一例を示す配線図である。
【図１５】 従来の光用架体の一例を示す概略図であり、（ａ）は前面図であり、（ｂ）は（ａ）中のＸ−Ｘ矢視図である。
【図１６】 従来の光用架体の一例を示す配線図である。
【符号の説明】
５‥‥搭載枠、６‥‥光ファイバ保持体、７‥‥配線用エレメント、８，９‥‥光ファイバケーブル、３１‥‥接続部（成端モジュール）、３２‥‥接続ユニット、３３‥‥光コネクタアダプタ、５１‥‥開口部、６７‥‥引掛け部、６８‥‥係合突部、８１，９１‥‥光ファイバ、９２‥‥光コネクタアダプタ、１００‥‥光用架体[0001]
BACKGROUND OF THE INVENTION
The present invention relates to an optical frame and an optical wiring system for branching or connecting a plurality of optical fibers to another optical fiber.
[0002]
[Prior art]
FIGS. 15A and 15B are schematic views showing the optical frame 1 as a conventional optical wiring unit, in which FIG. 15A is a front view and FIG. 15B is a view taken along the line XX in FIG. FIG. 16 is a wiring diagram showing an example of the optical frame 1.
Here, the front side of FIG. 15A and the left side of FIG. 15B (the left side of the light frame 1) are referred to as the front side of the light frame 1, and the right side of FIG. The left side of the optical frame 1) will be referred to as the back side of the optical frame 1.
[0003]
In FIG. 15, reference numeral 2 denotes a frame main body 2 (frame frame) that constitutes the optical frame 1, and includes a termination portion 3 on the left side in FIG. 15 and an optical fiber wiring portion 4 on the right side in FIG. 15. The configuration is almost divided into two.
The termination unit 3 is provided with a plurality of connection units 32 arranged vertically in a plurality of vertical and horizontal arrangements of optical modules 31 (termination modules) having a thin plate-like case structure. In each optical module 31, an optical fiber 81 led out to the end of the optical fiber cable 8 is drawn from the rear side of the frame, and an optical connector adapter 33 that terminates the tip of the optical fiber 81 so that a connector can be connected is provided. It is provided in the side part arrange | positioned toward the rack front side.
[0004]
On the other hand, mounting frames 41 are accommodated in the optical fiber wiring portion 4 in multiple stages. The mounting frame 41 is a rack that accommodates pairs of thin plate-like jumper units 42 and thin plate-like wiring elements 43 in multiple stages in the vertical direction. The jumper unit 42 and the wiring element 43 are accommodated in the mounting frame 41 such that the wiring element 43 is disposed on the front side of the frame with respect to the jumper unit 42.
[0005]
As shown in FIG. 16, one end of an optical fiber 44 is fixed to the jumper unit 42, and an optical connector adapter 45 that terminates the optical fiber 44 so that it can be connected to a connector is attached. The other end of the optical fiber 44, that is, the end opposite to the jumper unit 42, is terminated by an optical connector 46 so as to be connectable to the connector. Connector connection (jumper connection) is made so as to be switchable with respect to the adapter 33. The optical fiber 44 is used as a so-called jumper cord.
The jumper unit 42 is housed in the mounting frame 41 with the optical connector adapter 45 facing the back side of the frame.
[0006]
The wiring element 43 sets a wiring direction (in other words, a drawing direction from the mounting frame 41) of the optical fiber 44 extending from the jumper unit 42 accommodated in the mounting frame 41 to the front side of the frame (wiring direction). For example, a structure having a movable arm (not shown) that changes and sets the wiring direction of the optical fiber 44 by rotating while holding the optical fiber 44 on the front side of the frame, The optical fiber 44 has a structure in which the wiring direction of the optical fiber 44 can be set by selecting optical fiber holding portions provided at a plurality of locations of an arm (not shown) protruding toward the front of the body and holding the optical fiber 44. Is.
[0007]
In this optical frame 1, an optical fiber 91 drawn into the optical fiber wiring section 4 (this optical fiber 91 is led out from the optical fiber cable 9) is connected to the optical connector adapter 45 of the jumper unit 42. By connecting the optical fiber 44 connected to the optical fiber 91 via the optical connector adapter 45 to the optical connector adapter 33 of the optical module 31 of the termination portion 3, the optical fiber 91 is connected to the optical fiber cable 8 side. It is connected to an optical line (optical fiber 81). Further, even if the number of optical fibers 44 drawn out from the mounting frame 41 to the front side of the frame is large, the drawing into the termination portion 3 can be performed by using the wiring direction setting function of the wiring element 43. The optical fiber 44 can be arranged in an orderly manner in an appropriate direction. Further, due to the function of the wiring element 43, it is possible to connect to the optical connector adapter 33 of the optical module 31 of the termination unit 3 in a direction different from the wiring to the termination unit 3, for example, wiring to another frame. Wiring to a holding part 47 for holding the optical fiber 44 that is waiting (in the figure, the holding part 47 is on the side facing the termination part 3 through the installation position of the mounting frame 41), etc. In addition, the operation of taking out the optical fiber 44 and changing the wiring direction (for example, wiring the optical fiber 44 taken out from the holding portion to the termination portion 3) and the like can be performed efficiently.
In addition, as a prior art document disclosing the technique regarding the optical frame of the structure mentioned above, there exist the following patent documents 1, 2, for example.
[0008]
[Patent Document 1]
JP 2000-329943 A [Patent Document 2]
JP 2000-329945 A
[Problems to be solved by the invention]
However, in the above-described optical frame, the optical fiber 91 on the back side of the rack is connected to the optical connector adapter 45 of the jumper unit 42 housed in the mounting frame 41 of the optical fiber wiring portion 4 and the optical connector adapter 45 is used. The optical fiber 44 connected to the optical fiber 91 is wired in a desired direction on the front side of the rack, so that the optical connection of the optical fiber 91 to the optical fiber 81 on the termination portion 3 side is realized. There were dissatisfaction that there were many points and the connection point of an optical line increased.
[0010]
An object of the present invention has been made in view of the above-described circumstances, and is configured to route and wire an optical fiber inserted through a mounting frame provided with a wiring element from the back side on the front side of the mounting frame. To provide an optical frame and an optical wiring system that can reduce the number of parts, reduce the number of connection points, etc., and also efficiently carry out the operation of passing optical fibers from the back side of the mounting frame to the front side. With the goal.
[0011]
[Means for Solving the Problems]
The invention according to claim 1 is a mounting frame in which an opening penetrating from the back side to the front side is formed in an optical frame for branching or connecting a plurality of optical fibers to another optical fiber, and the mounting A connection unit provided with a connection part that connects another optical fiber to the optical fiber that is inserted from the back side of the frame into the opening and drawn out to the front side, and the mounting frame is inserted into the opening a thin plate-shaped optical fiber holding member to be housed in multiple stages in Oite vertically within the mounting frame holding the optical fiber, is adapted to be combined from the mounting frame front side to the optical fiber holding member, wherein A wiring element that holds an optical fiber extending from the optical fiber holder to the front side of the mounting frame and sets a drawing direction of the optical fiber drawn through the mounting frame from the mounting frame is mounted. Is supposed to be The optical fiber holder is inserted into the opening from the back side of the mounting frame while holding the optical fiber, and can be taken out from the front side through the mounting frame. The wiring element is placed in the opening of the mounting frame. An optical frame characterized in that it can be inserted from the front side, and that the optical fiber holder and the wiring element can be combined in a mounting frame.
In the invention according to claim 2, the optical fiber holder is engaged with the mounting frame when inserted into the opening of the mounting frame, and the movement of the optical fiber holder to the back side of the mounting frame is restricted. The optical frame according to claim 1, wherein a stopper engaging portion is provided.
According to a third aspect of the present invention, the stopper engaging portions are provided at both ends in the longitudinal direction of the back side end surface (61) of the optical fiber holder, and the stopper engaging portions are provided at the openings of the mounting frame. The optical frame according to claim 1, wherein the optical frame can be engaged with both sides via a portion .
According to a fourth aspect of the present invention, one of the stopper engaging portions provided on the optical fiber holder is rotated to one of the openings of the mounting frame, and the optical fiber holder is rotated around the engaging portion. The optical fiber holder is rotated from the back side to the front side around the engaging portion so that the other of the stopper engaging portions can be opened from the back side to the opening of the mounting frame. The optical frame according to claim 3, wherein the optical frame can be engaged with the other of the optical frames .
The invention according to claim 5 is an optical fiber in which the optical fiber inserted into the opening of the mounting frame is terminated so as to be connector-connectable by an optical connector, and the connection unit includes a front side from the mounting frame. A plurality of optical connector adapters, each of which is terminated so that the other optical fiber can be connected to the optical fiber drawn out to the optical fiber, are arranged and installed. It is an optical frame of description.
The invention according to claim 6 is characterized in that the horizontal dimension of the front side end face of the optical fiber holder is shorter than the horizontal dimension of the back side end face. It is the optical frame as described in.
The invention according to claim 7 is characterized in that the dimension of the optical fiber holder in the front-rear direction is shorter than the dimension of the opening on the back side of the mounting frame. It is an optical frame of description.
According to an eighth aspect of the present invention, there is provided a thin plate-like optical fiber holder attached in the middle of an optical fiber to the opening of a mounting frame in which an opening penetrating from the back side to the front side is formed. A wiring element that holds the optical fiber extending from the holding body to the front side of the mounting frame and sets the drawing direction of the optical fiber from the mounting frame is accommodated in multiple stages up and down. The optical fiber holder attached in the middle of the optical fiber is taken out from the back side of the mounting frame to the front side of the mounting frame via the opening of the mounting frame, so that the optical fiber is opened in the mounting frame. Next, the optical fiber holder is engaged and held on the mounting frame on the back side in the mounting frame, and the wiring element is stored in the mounting frame from the front side of the mounting frame. Optical fiber holding By combining the said wiring element and a optical wiring system, characterized in that the optical fiber drawn to the front side from the mounting frame is held by the wiring element.
[0012]
DETAILED DESCRIPTION OF THE INVENTION
Embodiments of the present invention will be described below with reference to the drawings. Fig.1 (a) is a front view which shows the outline | summary of the optical frame based on this invention, FIG.1 (b) shows the XX arrow line view in Fig.1 (a). FIG. 2A is a rear view thereof, and FIG. 2B is a view taken in the direction of arrows YY in FIG. In the drawings referred to in the following description, the same reference numerals are given to the same components as those of the conventional example.
[0013]
The optical frame 100 is configured to include a termination portion 3 and an optical fiber wiring portion 4A in the rack body 2, and includes a termination portion 3 on the left side in FIG. 1 and an optical fiber on the right side in FIG. The wiring part 4A is divided into two parts.
In FIGS. 1A and 1B and FIGS. 2A and 2B, the upper side is the upper side and the lower side is the lower side. Also, here, FIG. 1 (a) on the front side of the paper, the left side of FIG. 1 (b), the right side of FIG. 2 (b) is referred to as the front side, the right side of FIG. 1 (b), FIG. The left side of FIG. 2B is referred to as the back side.
[0014]
The termination portion 3 has the same structure as the termination portion 3 of the optical frame 1 described with reference to FIG. 15 and the like, and the optical connector adapter 33 of the optical module 31 housed in each connection unit 32 includes: It is provided facing the front of the rack.
[0015]
In the optical fiber wiring portion 4A, mounting frames 5 are accommodated in multiple stages in the vertical direction. The mounting frame 5 has an opening 51 penetrating from the back side (FIG. 1 (a) back side of the paper surface) to the front side (FIG. 1 (a) front side of the paper surface). The optical fiber wiring portion 4A may be one in which one mounting frame 5 is accommodated over the entire top and bottom.
The mounting frame 5 is a rack for storing a thin plate-like optical fiber holder 6 and a thin plate-like wiring element 7 in multiple stages in the vertical direction. The optical fiber holder 6 and the wiring element 7 are combined to form a single thin plate-like optical fiber holding unit 10, and the optical fiber holding unit 10 is multi-staged vertically on the mounting frame 5. Mounted on. The optical fiber holder 6 can be inserted into the opening 51 of the mounting frame 5 from the back side and taken out to the front side. The wiring element 7 can be combined with the optical fiber holder 6 so as to be inserted into the opening 51 of the mounting frame 5 from the front side. Each optical fiber holding unit 10 is mounted on the mounting frame 5 such that the wiring element 7 is disposed on the front side of the frame with respect to the optical fiber holder 6.
[0016]
Further, a large number of optical fibers 91 led out from the end of the optical fiber cable 9 introduced to the optical fiber wiring portion 4A side are inserted through the opening 51 of the mounting frame 5 from the back side to the front side. The portion of the optical fiber 91 drawn to the front surface side of the rack body 2 is terminated by an optical connector 92 (see FIG. 14) so as to be connectable to the optical module 31 of the termination portion 3. It is possible to connect to the optical connector adapter 33 so as to be switchable by introducing from the side. The optical fiber 91 inserted into the mounting frame 5 is held by the optical fiber holder 6 and the wiring element 7 accommodated in the mounting frame 5, and a desired direction from the wiring element 7 to the rack front side. It is wired so as to be pulled out.
The optical fiber 91 can be selectively connected to the optical connector adapter 33 of each optical module 31 in the termination portion 3. As a result, in the optical module 31, the optical fiber 91 led out from the optical fiber cable 9 on the optical fiber wiring portion 4A side and the optical fiber 81 led out from the optical fiber cable 8 on the termination portion 3 side are optically transmitted. Connected.
[0017]
In this embodiment, the optical fiber 91 is a multi-core or single-core optical fiber cord, but is not limited to this, and may be a multi-core or single-core optical fiber cord. As shown in FIG. 2A and the like, the optical fibers 81 and 91 are led out from the optical fiber cables 8 and 9 introduced to the back side of the optical fiber wiring portion 4. The optical fibers 81 and 91 do not necessarily have to be led out from an optical fiber cable. For example, an optical fiber drawn into the optical frame from the outside (for example, an optical fiber cord, an optical fiber core, etc.) It may be itself. Further, the positions where the optical fiber cables 8 and 9 are introduced into the frame main body for drawing the optical fibers 81 and 91 into the frame are not limited to those illustrated in FIG.
[0018]
In FIG. 1A, reference numeral 21 denotes a surplus length storage space secured between the mounting frame 5 and the termination portion 3, and the surplus of the optical fiber 91 drawn and wired from the mounting frame 5 to the termination portion 3. The length 93 is removably stored. In this surplus length storage space 21, the surplus length 93 of the optical fiber 91 is accommodated by a curvature maintaining member (not shown) while maintaining a curvature radius that does not adversely affect the optical characteristics.
As shown in FIG. 2 (a), the extra length storage box 22 installed on the back side of the frame is for storing the extra length 83 secured in the optical fiber 81 led out from the optical fiber cable 8 so that it can be taken out. is there.
[0019]
In the present invention, unlike the conventional configuration in which a jumper cord is separately connected to the optical fiber 91 that is led out from the optical fiber cable 9 in this way, the optical fiber 91 is inserted into the opening 51 of the mounting frame 5. In this way, it is wired through the mounting frame 5 and pulled out from the back side to the front side, so that it can be directly drawn into the termination portion 3 and can be connected to the optical connector adapter 33 of the optical module 31 in a switchable manner. It has become.
[0020]
Next, with respect to the mounting frame 5, the optical fiber holder 6, and the wiring element 7 constituting the optical fiber wiring portion 4 </ b> A that is the gist of the present invention, the optical fiber holder 6 and the wiring element 7 are stored in the mounting frame 5. In more detail, including
FIG. 3 is a schematic top view showing a state in which the optical fiber holder 6 and the wiring element 7 are accommodated in the mounting frame 5. In FIG. 3, the upper side of the paper is the back side of the rack body 2, and the upper and lower sides of the paper is the front side of the rack body 2.
[0021]
FIG. 4 is a rear view showing an example of the mounting frame 5, and FIG. 5 shows a cross-sectional view taken along the line AA ′ in FIG. 4. The mounting frame 5 is a rectangular tube having an opening 51 penetrating from the back side to the front side. The mounting frame 5 is mounted on the gantry body 2 by being fixed to the gantry body 2 by fixing means such as bolts or mounted on a shelf provided in the gantry body 2.
Further, as shown in FIG. 4, a holding body engaging portion 53 and a perforated plate 54 are provided on the back side of the mounting frame 5. The holding body engaging portion 53 and the perforated plate 54 are opposed to each other via the opening 51 of the mounting frame 5.
[0022]
In FIG. 4, when the left and right are in the horizontal direction and the top and bottom are in the vertical direction, the holding body engaging portion 53 and the perforated plate 54 are positioned to face each other through the opening 51 in the horizontal direction. The holding body engaging portion 53 is a plate-like member that protrudes into the opening 51 from the side wall of the mounting frame 5 on the right side of FIG. 4, and is located above and below the right side wall portion 52 a along the right side wall portion 52 a of the mounting frame 5. It extends over the whole direction. Further, the perforated plate 54 is a plate-like member that protrudes into the opening 51 from the left side wall 52b of the mounting frame 5 on the left side of FIG. 4, and the vertical direction of the left side wall 52b along the left side wall 52b. It extends throughout. The perforated plate 54 is formed with a plurality of holes 54a arranged along the extending direction of the left side wall 52b.
The holding body engaging portion 53 and the perforated plate 54 are engaged with the optical fiber holding body 6 inserted and stored in the mounting frame 5 and function as a stopper portion for restricting the movement of the mounting frame 5 to the back side. At the same time, in this embodiment, the optical fiber holder 6 also functions as a holding means for stably supporting the optical fiber holder 6 so as not to rattle within the mounting frame 5.
[0023]
As shown in FIG. 5, guide ridges 56 extending in the vertical direction from the front surface of the mounting frame 5 to the back surface are provided on the inner side surface 55 of the mounting frame 5. The storage groove 57 formed between the upper and lower guide protrusions 56 extends from the front surface of the mounting frame 5 toward the back surface. The optical fiber holding unit 10 (specifically, the optical fiber holder 6 in the present embodiment) inserted into the opening 51 of the mounting frame 5 has both ends in the horizontal direction by the storage grooves 57 on both sides in the horizontal direction of the mounting frame 5. It is supported almost horizontally. Accordingly, a plurality of optical fiber holding units 10 can be mounted on the mounting frame 5 in multiple stages up and down.
[0024]
In addition, as a mounting frame, a pair of side wall part in which the support protrusion (the above-mentioned guide protrusion etc.) for supporting the optical fiber holder 6 inserted in the opening of the storage groove or the mounting frame was formed. And an optical fiber holder inserted into an opening between the pair of side walls (in other words, a space in which the optical fiber holder is inserted and accommodated) by the storage grooves or the support protrusions on the side walls on both sides. 6 may be used as long as the configuration can hold 6 and is not limited to the above-described square tube configuration. Further, in this embodiment, as a mounting frame, a pair of side wall portions (the right side wall portion 52a and the left side wall portion 52b) extending in the vertical direction are provided with storage grooves 57 for supporting the optical fiber holding unit 10 vertically. However, the present invention is not limited to this, and the extending direction of the pair of side wall portions in which the storage groove 57 is formed may be, for example, a horizontal direction. The direction of the extending direction of the pair of side wall portions is not limited. Further, the storage groove 57 may be any as long as it extends along the front-rear direction of the mounting frame (the direction connecting the back side and the front side. FIG. 5 (a) depth direction, FIG. 5 (b) left-right direction). However, it does not necessarily have to extend in a direction orthogonal to the extending direction of the side wall portion.
[0025]
The storage groove 57 and the support protrusion are not limited to those directly formed on the pair of side wall portions of the mounting frame 5. For example, the mounting frame is joined to the pair of side wall portions formed of a metal plate such as a steel plate. It may be formed on the inner plate. In this case, the side wall portion of the mounting frame is constituted by the side wall portion to which the inner plate is joined. As the inner plate, for example, a resin made of plastic or the like can be used. For example, an inner plate in which the holding body engaging portion 53 or the perforated plate 54 is integrally formed can be adopted. In this case, the inner plate is simply attached to the side wall portion of the mounting frame. The integral holding body engaging portion 53 and perforated plate 54 can also be easily provided on the mounting frame.
In addition, an inner plate suitable for stable support of the optical fiber holder 6 and the wiring element 7 should be selected and used as appropriate in accordance with the configuration and dimensions of the optical fiber holder 6 and the wiring element 7. Is also possible.
[0026]
6A is a plan view showing an example of the optical fiber holder 6, FIG. 6B is a view taken in the direction of arrow C in FIG. 6A, and FIG. Sectional drawing in B 'line is shown. The optical fiber holder 6 has a holder body 6A formed in a thin plate shape with a synthetic resin such as plastic. On the upper surface 6B of the holding body main body 6A, an optical fiber wiring groove 63 having a shape recessed from the upper surface of the holding body main body 6B is provided on the rear side end face 61 of the holding body main body 6A (the rear surface of the mounting body 5 when installed on the mounting frame 5). It is formed so as to penetrate from the front end surface 62 (the end surface directed toward the front of the rack when installed on the mounting frame 5) to the front end surface 62. Reference numeral 63 a denotes an opening in which the optical fiber wiring groove 63 opens in the rear side end face 61, and reference numeral 63 b denotes an opening in the front side end face 62. A large number of optical fibers 91 can be accommodated in the optical fiber wiring groove 63.
The clamp 65 denoted by 65 serves to hold down the optical fiber 91 accommodated in the optical fiber wiring groove 63 so as not to jump out of the optical fiber wiring groove 63, and is attachable to and detachable from the holding body 6A. It has become.
[0027]
As shown in FIG. 6, on the back side of the optical fiber holder 6, there are a hook portion 67 engaged with the holder engaging portion 53 of the mounting frame 5, and a perforated plate 54 of the mounting frame 5. An engaging protrusion 68 that is engaged with the engaging protrusion 68 is provided. The hook portion 67 and the engaging protrusion 68 are disposed opposite to both ends in the longitudinal direction (left and right in FIG. 6) of the rear surface side end surface 61 of the holding body 6A (that is, the hook portion 67 has a side surface 64a on the rear side surface 61). The engaging protrusion 68 is disposed on the side surface 64b side), and when the optical fiber holder 6 is housed in the mounting frame 5 as shown in FIG. 4 and the like (here, FIG. 3). Alternatively, as shown in FIG. 12 and the like, portions of the optical fiber holder 6 that are necessary for the engagement of the hook 67 with respect to the holder engaging portion 53 and the engagement protrusion 68 with respect to the perforated plate 54 are excluded. When the most part of the optical fiber holder 6 is housed in the mounting frame 5 is referred to as “housing”), the optical fiber holder 6 is disposed opposite to the left and right sides of the mounting frame 5.
The hook portion 67 and the engaging protrusion 68 are engaged with the mounting frame 51 when the optical fiber holder 6 is inserted into the opening 51 of the mounting frame 5 (specifically, the holding body engaging portion 53). (Or engagement with the perforated plate 54), and functions as a stopper engaging portion that restricts the movement of the optical fiber holder 6 toward the back side of the mounting frame 5.
[0028]
As shown in FIGS. 3 and 12, a wiring element 7 can be connected to and combined with the front side of the optical fiber holder 6 described above. The wiring element 7 is a movable element pivotally attached to the element body 7A by an element body 7A formed in a thin plate shape by a synthetic resin such as plastic and a rotating shaft 71 provided on the element body 7A. Arm 72.
The movable arm 72 is arranged on the front side of the element body 7A when the wiring element 7 is housed in the mounting frame 5 (the state shown in FIG. 1B), As shown in FIG. 3, the mounting frame is rotated about an axis in a direction substantially perpendicular to the front-rear direction of the mounting frame 5 around the rotation shaft 71 (rotation about the vertical axis in this embodiment). The direction of the movable arm 72 with respect to 5 can be changed.
[0029]
The movable arm 72 is provided with an optical fiber holding portion 73 that holds an optical fiber 91 extending from the optical fiber holding body 6 combined with the wiring element 7 toward the front end face 62.
The optical fiber holding portion 73 includes an optical fiber housing groove 74 formed in the movable arm 72 and a holding piece 75 for pressing the optical fiber 91 housed in the optical fiber housing groove 74 so as not to jump out of the optical fiber housing groove 74. And is configured. The optical fiber accommodation groove 74 is formed so as to penetrate the movable arm 72, and can accommodate a large number of optical fibers 91. The holding piece 75 is a small piece arranged so as to cover the optical fiber accommodation groove 74. The holding piece 75 is pushed up from the optical fiber accommodation groove 74 to open the optical fiber accommodation groove 74, thereby Operations such as accommodation and removal of the optical fiber 91 with respect to the fiber accommodation groove 74 can be performed.
[0030]
The wiring element 7 holds the optical fiber 91 drawn from the optical fiber holder 6 to the front side of the gantry in the optical fiber holder 73 of the movable arm 72, and the movable arm 72 centering on the rotating shaft 71. Makes it easy to select, switch, change, etc. the wiring direction of the portion of the optical fiber 91 that is drawn from the mounting frame 5 to the front side of the frame (in other words, the direction of drawing from the mounting frame to the front side of the frame). It fulfills the function to be able to do.
Note that the wiring element 7 may be configured to easily select, change, and change the wiring direction of the optical fiber drawn from the mounting frame 5 to the front side of the frame, and the movable arm 72 described above. In addition to a structure including a member that changes and sets the optical fiber wiring direction by rotating while holding the optical fiber on the front side of the frame, for example, an arm (illustrated) that protrudes to the front side of the frame Various configurations such as those having a structure in which the optical fiber wiring direction can be set by selecting the optical fiber holding portions provided at a plurality of locations and holding the optical fiber can be adopted.
[0031]
Next, a method of housing the optical fiber holder 6 and the wiring element 7 in the mounting frame 5 (in other words, the optical fiber holder 6 and the wiring element in the optical frame and optical wiring system according to the present invention). 7 will be described with reference to FIGS. 8 to 12 and the like.
[0032]
First, as shown in FIG. 8, the optical fiber 91 is accommodated in the optical fiber wiring groove 63 (see FIGS. 6 and 7) of the optical fiber holder 6 and pressed using the clamp 65. The optical fiber holder 6 is attached, and the optical fiber holder 6 is inserted into the opening 51 from the back side of the mounting frame 5.
Since the distance L from the rear side end face 61 to the front side end face 62 of the optical fiber holder 6 is shorter than the distance W between the protrusion 53 of the mounting frame 5 and the perforated plate 54, the optical fiber holder 6 The side end face 61 and the front side end face 62 are arranged opposite to the left and right sides of the mounting frame 5 (that is, one of the side faces 64a and 64b of the holding body 6A (the side face 64a in FIG. 8). ) Is a front side in the insertion direction and the other side is a rear side in the insertion direction), that is, the rear side end surface 61 is made to face the storage groove 57 on the left or right side wall portion of the mounting frame 5, and The mounting frame 5 has a posture (hereinafter, this posture is also referred to as an “insertion posture”) in which the front-side end face 62 faces the storage groove 57 that faces the storage groove 57 that faces the storage groove 57 through the opening 51. Can be inserted into the opening 51 Ri, further making it possible to take out to the front side by passing through a mounting frame 5 from the mounting frame 5 through the opening 51.
[0033]
For example, when there are few obstacles existing in the mounting frame 5 such as the existing optical fiber holding unit 10 in the mounting frame 5 and a work space for inserting the optical fiber holder 6 can be secured in the opening 51 sufficiently. Therefore, it is not always necessary to perform the insertion work according to the above-described insertion posture.
However, when the optical fiber holder 6 is inserted into the opening 51 and is allowed to pass through the mounting frame 5 by the above-described insertion posture, the end surfaces 61 and 62 on the back side and the front side of the optical fiber holder 6 face each other. It is sufficient that the optical fiber holder 6 can be passed from the back side of the mounting frame 5 to the front side through the region of the pair of storage grooves 57. For example, the existing optical fiber holding unit 10 in the mounting frame 5 can be used. Due to the presence of the optical fiber holder 6 and the like, there is an advantage that the optical fiber holder 6 can be inserted and passed through the mounting frame 5 even when the work space for inserting and passing the optical fiber holder 6 is very narrow.
[0034]
As shown in FIG. 9, when the optical fiber holder 6 passed through the opening 51 of the mounting frame 5 is taken out from the mounting frame 5 to the front side, the optical fiber holder 6 is inserted into the opening 51 and opened. Since the optical fiber 91 drawn into the portion 51 is inserted into the opening 51 so as to pass from the back side of the mounting frame 5 to the front side, the optical fiber 91 that was on the back side of the mounting frame 5 is inserted. It is possible to very easily carry out the operation of pulling out to the front side of the mounting frame 5. If the optical fiber 91 is drawn out to the front side of the mounting frame 5, the optical fiber 91 can be wired on the front side of the rack.
[0035]
Next, the optical fiber holder 6 is returned to the back side of the mounting frame 5, and the hook portion 67 and the engaging protrusion 68 are engaged with the mounting frame 5 as shown in FIG. 12. At this time, the optical fiber 91 extending from the front side of the optical fiber holder 6 (front end face 62 side) is drawn from the mounting frame 5 to the front side of the mounting frame 5 so that the optical fiber holder 6 It goes without saying that the optical fiber 91 can be kept pulled out from the mounting frame 5 to the front side of the mounting frame 5 even if it moves to the back side of the mounting frame 5. The hook portion 67 and the engaging protrusion 68 function as a stopper engaging portion that restricts further movement of the optical fiber holder 6 toward the back surface of the mounting frame 5 by engaging with the mounting frame 5.
[0036]
Specifically, the engagement of the hook portion 67 and the engagement protrusion 68 with respect to the mounting frame 5 includes the engagement of the hook portion 67 with the holder engaging portion 53 of the mounting frame 5 and the opening of the mounting frame 5. The engagement protrusion 68 is engaged with the plate 54. Here, a procedure for engaging the hook portion 67 and the engaging protrusion 68 with the mounting frame 5 and a specific structure example of the hook portion 67 and the engaging protrusion 68 will be described.
[0037]
As shown in FIG. 6 and the like, the hook portion 67 is a portion where a concave groove 67a having a shape cut from the side surface 64a is formed in the holding body main body 6A. In order to engage the hook portion 67 with the holding body engaging portion 53, the optical fiber holder 6 moved to the back side of the mounting frame 5 is pushed toward the holding body engaging portion 53, and the hook portion The holding body engaging portion 53 may be inserted into the 67 concave groove 67a.
However, since the engaging protrusion 68 of the optical fiber holder 6 illustrated in this embodiment is structured to be engaged with the perforated plate 54 from the back side, the engaging member 68 of the hook portion 67 is engaged. The engaging portion 53 is engaged in a state where the engaging protrusion 68 is positioned on the back side of the perforated plate 54, and the light is focused on the engaging portion between the hook portion 67 and the holding body engaging portion 53. The fiber holder 6 is rotated so that the engaging protrusion 68 is engaged with the perforated plate 54 so as to be engaged.
[0038]
The concave groove 67a of the hook portion 67 is a narrow portion that sandwiches the holding body engaging portion 53 inserted into the concave groove 67a from both sides in the vicinity of the opening 67b that opens on the side surface of the holding body main body 6A. The portion located on the back side of the opening 67b with respect to the side surface of the holding body 6A is an extended portion 67c having a shape extended from the opening 67b, and the optical fiber holder 6 is inserted into the groove 67a. The optical fiber holder 6 is placed in the vicinity of the opening 67b (specifically, the part of the holder engaging part 53 that is stored in the opening 67b of the concave groove 67a) while the holder engaging part 53 is being stored therein. ) At the center, the tip of the holder engaging portion 53 (the protruding tip to the mounting frame opening 51) inserted into the extended portion 67c of the concave groove 67a does not become an obstacle.
When the engaging portion 67 is inserted into the holding member engaging portion 53 and then engaged with the hole plate 54 of the engaging protrusion 68, the optical fiber holder 6 is held in place. The hook portion 67 can be displaced so as to rotate around the opening 67b of the concave groove 67a while maintaining the inserted and engaged state of the hook portion 67 with respect to the engaging portion 53. In addition, since the optical fiber holder 6 rotates while the holder engaging portion 53 is sandwiched between the openings 67b, the optical fiber holder 6 is prevented from rattling during the rotating operation, and the perforated plate Even when the engagement operation of the engagement protrusion 68 with respect to 54 is completed, it is possible to prevent the optical fiber holder 6 from rattling with respect to the mounting frame 5 (specifically, the holder engagement portion 53), and to stabilize the engagement. Can maintain a good condition.
However, the specific structure of the hooking portion is not limited as long as it can restrict the movement of the optical fiber holder 6 to the back side of the mounting frame 5 by engagement with the mounting frame 5, and more preferably. The optical fiber holder 6 can be stably supported without rattling the mounting frame 5, and the optical fiber holder 6 need not necessarily be structured to be rotatable with respect to the mounting frame 5 as described above. The structure can be appropriately changed according to the structure of the engaging protrusion.
[0039]
13A and 13B are enlarged views of the vicinity of the engaging protrusion 68 (portion surrounded by a one-dot chain line in FIG. 12), FIG. 13A is a plan view, and FIG. FIG. The engaging protrusion 68 is a protrusion protruding from the holding body main body 6A of the optical fiber holding body 6, and in this embodiment, is an integrally formed protrusion of the synthetic resin holding body main body 6A. The holder body 6A is formed so as to protrude from the rear side end of the holder body 6A to the side face 64b of the holder body 6A. The engaging protrusion 68 includes a base end 68a that is a protruding wall protruding from the holding body 6A, and an arm 68b that protrudes from the side surface of the base end 68a toward the hooking portion 67. An elastic claw 68d extending toward the front side of the optical fiber holder 6 from the protruding tip 68c of the arm 68b from the base end 68a, and a protruding tip 68c of the arm 68b from the base 68a. A lever portion 68e extending in a direction opposite to the elastic claw 68d and a positioning projection 68f protruding from the base end portion 68a toward the front surface side of the optical fiber holder 6 are provided. The engaging projection 68 is pushed into the perforated plate 54 from the back side, so that the positioning projection 68f is inserted into the hole 54a of the perforated plate 54 and the mounting frame opening of the perforated plate 54 is opened. The elastic claw 68d is engaged with the projecting tip of the portion 51, so that the optical fiber holder 6 can be stably supported so as not to wobble with respect to the mounting frame 5.
In this embodiment, the engagement protrusion 68 is pushed and engaged with the perforated plate 54 in a state where the hook 67 is engaged with the holding body engagement portion 53.
[0040]
Specifically, the engagement of the elastic claw 68d with the perforated plate 54 is such that the front end protrusion 68g protruding from the protruding end of the elastic claw 68d from the arm protruding front end 68c is in front of the perforated plate 54. The front end portion of the perforated plate 54 (the front end portion protruding to the mounting frame opening 51) is sandwiched between the arm portion 68b and the front end projection 68g, and the mounting frame is thereby engaged. 5 (specifically, the perforated plate 54) is stably supported so that the optical fiber holder 6 does not rattle.
An elastic claw engaging portion 54b that protrudes toward the front surface of the mounting frame 5 is formed at the front end portion of the perforated plate 54. Specifically, the elastic claw 68d is in contact with the elastic claw engaging portion 54b. The front end protrusion 68g is engaged from the front side, and the elastic claw engaging portion 54b is sandwiched between the front end protrusion 68g and the arm portion 68b. Further, the elastic pawl 68d sandwiches the perforated plate 54 between the positioning projection 68f inserted into the hole 54a of the perforated plate 54, and this also allows the mounting frame 5 (specifically, the hole Stable support of the optical fiber holder 6 with respect to the opening plate 54) can be realized.
[0041]
The lever portion 68e is arranged so as to protrude from the engagement protrusion 68 to the back side when the engagement protrusion 68 is engaged with the perforated plate 54, and the back of the mounting frame 5 By operating the lever portion 68e from the side, the engagement of the engagement protrusion 68 with the perforated plate 54 can be released. The elastic claw 68d and the lever portion 68e form a single continuous movable piece 68h. By moving the movable piece 68h by operating the lever portion 68e, the elastic claw 68d is engaged with the perforated plate 54. The engagement protrusion 68 can be detached from the perforated plate 54 toward the back side of the perforated plate 54.
Specifically, in FIG. 13A, when the lever 68e is moved in the direction of the arrow M, the movable piece 68h supported by the protruding tip 68c of the arm 68b is moved to the arm 68b. By rotating around the projecting tip 68c, the elastic claw 68d is displaced in the direction opposite to the arm 68b. As a result, the elastic claw 68d is detached from the perforated plate 54, and the perforated plate 54 is moved. The engagement of the elastic claw 68d is released.
[0042]
The engagement of the hook portion 67 with the holding body engaging portion 53 of the mounting frame 5 is performed in a state where the vicinity of the side surface 64a of the holding body main body 6A is positioned and inserted into the storage groove 57 of the mounting frame 5, and thereafter The engagement protrusion 68 is engaged with the perforated plate 54 of the mounting frame 5 in a state where the vicinity of the side surface 64b of the holding body 6A is inserted into the storage groove 57 of the mounting frame 5. When the engagement of the hook portion 67 with the holding body engaging portion 53 of the frame 5 and the engagement of the engaging protrusion 68 with the perforated plate 54 of the mounting frame 5 are completed, the optical fiber holding body 6 opens. The state is supported by a pair of storage grooves 57 facing each other through the portion 51.
[0043]
When the storage and engagement of the optical fiber holder 6 with respect to the mounting frame 5 are completed, the wiring element 7 is inserted into the opening 51 from the front side of the mounting frame 5 and is combined with the optical fiber holder 6. The uniting engagement portion 76 (engagement claw) formed at the end of the wiring element 7 on the back side of the element body 7A is in contrast to the uniting engagement portion 69 (engagement protrusion) of the optical fiber holder 6. The optical fiber holding unit 10 in which the wiring element 7 and the optical fiber holder 6 are united by the engagement of the uniting engagement portions 69 and 76 can be engaged. Is assembled. Further, the optical fiber 91 drawn out from the optical fiber wiring groove 63 of the optical fiber holder 6 to the front end face 62 is held in the optical fiber holding portion 73 of the wiring element 7 so that it is inserted into the mounting frame 5. The direction in which the optical fiber 91 is pulled out from the mounting frame 5 can be easily set.
[0044]
In the configuration illustrated in FIG. 3, FIG. 12, etc., the uniting engagement portion 76 on the wiring element 7 side is formed on the uniting projection 77 that is fixedly attached so as to project to the back side of the wiring element 7. In the wiring element 7, the union protrusion 77 is formed into a slit-shaped element insertion groove 69a (see FIGS. 6A and 6B) formed in the holder body 6A of the optical fiber holder 6. ) Can be engaged with each other through the opening portion of the element insertion groove 69a in the front-side end surface 62 of the holding body main body 6A. 77 is stably held so as not to wobble in the element insertion groove 69a, so that the wiring element 7 can be firmly attached to the optical fiber holder 6 so as not to wobble.
In FIG. 12, an engaging claw 7A1 and a fixing screw 7A2 are fixing means for fixing the uniting protrusion 77 to the element body 7A. In FIG. 3, FIG. 12, etc., the uniting protrusion 76 is a separate attachment fixed to the element body 7A of the wiring element 7. However, the present invention is not limited to this, and the element body is not limited thereto. It may be formed integrally with 7A.
[0045]
In the optical frame 100 and the optical wiring system described as an example of the present invention, the optical fiber 91 introduced to the back side of the optical frame 100 is transferred from the back side of the mounting frame 5 to the front side. The structure is such that the optical fiber 91 drawn from the mounting frame 5 to the front side is wired in a desired direction without passing through the optical fiber for connector connection or relay, so that the connector connection or Compared to a conventional structure through a relay optical fiber, it is easy to reduce the number of parts related to the optical fiber wiring and to reduce the cost. Further, there is an advantage that optical loss due to connection can be suppressed by reducing the number of connection points.
[0046]
The optical fiber holding unit 10 obtained by combining the optical fiber holder 6 and the wiring element 7 releases the engagement protrusion 68 of the optical fiber holder 6 and the engagement of the hook 67 to the mounting frame 5. As a result, the optical fiber holder 6 and the wiring element 7 can be pulled out to the rear side of the mounting frame 5 while maintaining the combined state. In this embodiment, the engagement of the engaging projection 68 with respect to the perforated plate 54 of the mounting frame 5 is released by operating the lever portion 68 e, and the optical fiber holding unit 10 is moved to the holding body engaging portion 53 of the mounting frame 5. By rotating around the opening 67b of the concave groove 67a of the hook 67 of the optical fiber holder 6 that is engaged, the optical fiber holding unit is rotated and pulled out to the back side of the mounting frame 5. 10 can be pulled out from the mounting frame 5. The fixing position of the uniting protrusion 77 of the wiring element 7 with respect to the optical fiber holder 6 is the side face 64b of the holder main body 6A of the optical fiber holder 6 (that is, the side face on the side where the engaging protrusion 68 is protruded). And the wiring element 7 fixed to the optical fiber holder 6 is recessed in the groove 67a of the hook portion 67 of the optical fiber holder 6 engaged with the holder engaging portion 53 of the mounting frame 5. Thus, the rotation around the opening 67b is not hindered. The stopper engaging portion of the optical fiber holder 6 with respect to the mounting frame 5 can be detached by being pulled out to the back side of the mounting frame 5 when the engagement with the mounting frame 5 is released (for example, the above-described relationship). When only the mating protrusion 68) is employed, the operation of removing (extracting) the optical fiber holding unit 10 from the mounting frame 5 can be further simplified.
[0047]
Note that the specific structure, shape, and the like of the optical fiber holder, the wiring element, the mounting frame, and the like are not limited to those described in the above-described embodiment, and can be changed as appropriate.
The termination portion of the optical frame is not limited to a configuration that realizes connection between optical fibers by an optical connector adapter (connection portion) of the optical module, as long as the connection portion between optical fibers is installed. For example, various configurations such as a structure that houses a fusion splicing portion adopted as a connecting portion between optical fibers can be adopted.
The optical wiring system according to the present invention is not limited to an optical frame, and is an optical fiber that includes an optical fiber holder that holds an optical fiber and a wiring element that sets the wiring direction of the optical fiber. The present invention can be applied to optical wiring facilities having various configurations having a mounting frame for mounting a holding unit.
[0048]
【The invention's effect】
As described above in detail, according to the present invention, an optical fiber is wired from the back side to the front side of the mounting frame so as to pass through the mounting frame, and then drawn from the mounting frame of the optical fiber to the front side. Therefore, the number of parts related to the optical fiber wiring can be reduced and the cost can be easily reduced as compared with the conventional structure through the optical fiber for connector connection and relay. Further, there is an advantage that optical loss due to connection can be suppressed by reducing the number of connection points.
[Brief description of the drawings]
FIG. 1 is a schematic view showing an example of a light frame according to the present invention, (a) is a front view, and (b) is a view taken along the line XX in (a).
FIGS. 2A and 2B are schematic views showing an example of the optical frame of the present invention, in which FIG. 2A is a rear view, and FIG. 2B is a view taken in the direction of arrows YY in FIG.
FIG. 3 is a schematic view showing an example of an optical fiber holder and a thin wiring element housed in a mounting frame.
FIG. 4 is a rear view showing an example of a mounting frame.
FIG. 5 is a cross-sectional view taken along line AA in FIG.
6A is a top view showing an example of an optical fiber holder, and FIG. 6B is a view taken in the direction of arrow C in FIG.
7 is a cross-sectional view taken along line BB ′ in FIG. 6. FIG.
FIG. 8 is a plan sectional view showing a state in which the optical fiber holder is attached to the optical fiber on the back side of the mounting frame.
9 is a plan sectional view showing a state in which the optical fiber holder of FIG. 8 is inserted and passed through the opening of the mounting frame and taken out to the front side of the mounting frame.
10 is a cross-sectional plan view showing a state in which the optical fiber holder of FIG. 9 is inserted from the front side of the mounting frame into the opening of the mounting frame.
FIG. 11 is a plan sectional view showing a state in which the hook portion of the optical fiber holder is engaged with the holder engaging portion of the mounting frame.
FIG. 12 is a plan sectional view showing a state in which the hooking portion and the engaging protrusion of the optical fiber holder are engaged with the mounting frame.
13A is an enlarged view of a portion surrounded by a one-dot chain line in FIG. 12, and FIG. 13B is a view seen from the back side thereof.
FIG. 14 is a wiring diagram showing an example of the optical frame of the present invention.
FIGS. 15A and 15B are schematic views showing an example of a conventional optical frame, in which FIG. 15A is a front view and FIG. 15B is a view taken along line XX in FIG.
FIG. 16 is a wiring diagram showing an example of a conventional optical frame.
[Explanation of symbols]
5 ... Mounting frame, 6 ... Optical fiber holder, 7 ... Wiring element, 8, 9 ... Optical fiber cable, 31 ... Connection part (terminated module), 32 ... Connection unit, 33 ... Optical connector adapter, 51 ... Opening, 67 ... Hook, 68 ... Engaging projection, 81, 91 ... Optical fiber, 92 ... Optical connector adapter, 100 ... Optical frame

Claims (8)

複数本の光ファイバ（９１）を別の光ファイバ（８１）へ分岐又は接続する光用架体（１００）において、
背面側から前面側まで貫通する開口部（５１）が形成されている搭載枠（５）と、該搭載枠の背面側から開口部に挿通して前面側に引き出された光ファイバ（９１）に別の光ファイバ（８１）を接続した接続部（３１）が設けられる接続ユニット（３２）とを備え、
前記搭載枠には、開口部に挿通された光ファイバを保持して該搭載枠内において上下に多段に収納される薄板状の光ファイバ保持体（６）と、該光ファイバ保持体に搭載枠前面側から合体されるようになっており、前記光ファイバ保持体から搭載枠前面側に延出されている光ファイバを保持して、前記搭載枠内を引き通された光ファイバの該搭載枠からの引き出し方向を設定する配線用エレメント（７）とが搭載されるようになっており、
前記光ファイバ保持体は光ファイバを保持したまま搭載枠の背面側から開口部に挿入することで搭載枠を通過させて前面側に取り出すことができ、前記配線用エレメントは搭載枠の開口部に前面側から挿入でき、さらに、前記光ファイバ保持体と前記配線用エレメントとの合体作業を搭載枠内で行えるようになっていることを特徴とする光用架体。In the optical frame (100) for branching or connecting a plurality of optical fibers (91) to another optical fiber (81),
A mounting frame (5) in which an opening (51) penetrating from the back side to the front side is formed, and an optical fiber (91) inserted through the opening from the back side of the mounting frame and drawn to the front side A connection unit (32) provided with a connection part (31) to which another optical fiber (81) is connected;
Wherein the mounting frame, thin plate-shaped optical fiber holding member that holds the inserted optical fiber to the opening is housed in multiple stages Oite vertically within the mounting frame (6), the optical fiber holder The optical fiber extended from the optical fiber holder to the front surface of the mounting frame is held together, and the optical fiber passed through the mounting frame is integrated. A wiring element (7) for setting the direction of pulling out from the mounting frame is mounted,
The optical fiber holder is inserted into the opening from the back side of the mounting frame while holding the optical fiber, and can be taken out to the front side through the mounting frame, and the wiring element is placed in the opening of the mounting frame. An optical frame that can be inserted from the front side and that can perform a uniting operation of the optical fiber holder and the wiring element within a mounting frame. 前記光ファイバ保持体には、搭載枠の開口部に挿入したときに搭載枠に係合して、該光ファイバ保持体の搭載枠背面側への移動を規制するストッパ用係合部（６７，６８）が設けられていることを特徴とする請求項１記載の光用架体。  The optical fiber holder includes a stopper engaging portion (67, which engages with the mounting frame when inserted into the opening of the mounting frame and restricts the movement of the optical fiber holder to the back side of the mounting frame. 68) The optical frame according to claim 1, wherein 68) is provided. 前記ストッパ用係合部が光ファイバ保持体の背面側端面（６１）の長手方向の両端に設けられており、該ストッパ用係合部は、前記搭載枠の開口部を介して両側に係合可能であることを特徴とする請求項１又は２に記載の光用架体。The stopper engaging portions are provided at both ends in the longitudinal direction of the back-side end surface (61) of the optical fiber holder, and the stopper engaging portions are engaged with both sides through the opening of the mounting frame. The optical frame according to claim 1 or 2, characterized in that it is possible. 前記光ファイバ保持体に設けられているストッパ用係合部の一方は、前記搭載枠の開口部の一方に、光ファイバ保持体が該係合部を中心として回転可能となるように係合され、該係合部を中心として光ファイバ保持体を背面側から前面側へ回転させることで、前記ストッパ用係合部の他方を背面側から前記搭載枠の開口部の他方に係合させることができることを特徴とする請求項３に記載の光用架体。One of the stopper engaging portions provided on the optical fiber holder is engaged with one of the openings of the mounting frame so that the optical fiber holder can rotate around the engaging portion. By rotating the optical fiber holder from the back side to the front side around the engaging portion, the other of the stopper engaging portions can be engaged with the other opening portion of the mounting frame from the back side. The optical frame according to claim 3, wherein the optical frame can be formed. 前記搭載枠の開口部に挿通された光ファイバ（９１）が、光コネクタ（９２）によってコネクタ接続可能に成端された光ファイバであり、前記接続ユニットには、前記搭載枠から前面側に引き出された前記光ファイバ（９１）に対して前記別の光ファイバ（８１）をコネクタ接続可能に成端した光コネクタアダプタ（３３）が複数、配列設置されていることを特徴とする請求項１〜４のいずれか一項に記載の光用架体。The optical fiber (91) inserted through the opening of the mounting frame is an optical fiber terminated so as to be connectable by an optical connector (92), and the connection unit is drawn from the mounting frame to the front side. A plurality of optical connector adapters (33) in which the other optical fiber (81) is terminated to be connectable to the optical fiber (91) are arranged in an array. 5. The optical frame according to any one of 4 above. 前記光ファイバ保持体の前面側端面（６２）の左右方向の寸法が、背面側端面（６１）の左右方向の寸法よりも短いことを特徴とする請求項１〜５のいずれか一項に記載の光用架体。The left-right dimension of the front side end surface (62) of the optical fiber holder is shorter than the left-right dimension of the rear side end face (61). Light frame. 前記光ファイバ保持体の前後方向の寸法（Ｌ）が、前記搭載枠の背面側の開口部の寸法（Ｗ）よりも短いことを特徴とする請求項１〜６のいずれか一項に記載の光用架体。The dimension (L) of the front-back direction of the said optical fiber holding body is shorter than the dimension (W) of the opening part of the back surface side of the said mounting frame, It is characterized by the above-mentioned. Light frame. 背面側から前面側まで貫通する開口部（５１）が形成されている搭載枠（５）の前記開口部に、光ファイバ（９１）の途中に取り付けた薄板状の光ファイバ保持体（６）と、この光ファイバ保持体から搭載枠前面側に延出された前記光ファイバを保持して該光ファイバの前記搭載枠からの引き出し方向を設定する配線用エレメント（７）とが上下に多段に収納されるようになっており、A thin optical fiber holder (6) attached in the middle of the optical fiber (91) to the opening of the mounting frame (5) in which an opening (51) penetrating from the back side to the front side is formed; The wiring element (7) for holding the optical fiber extending from the optical fiber holder to the front side of the mounting frame and setting the drawing direction of the optical fiber from the mounting frame is stored in multiple stages in the vertical direction. Is supposed to be
光ファイバの途中に取り付けた光ファイバ保持体を、搭載枠の背面側から該搭載枠の開口部を経由して搭載枠の前面側に取り出すことで、前記光ファイバを前記搭載枠の開口部に引き通して挿通せしめ、次いで、前記光ファイバ保持体を搭載枠内の背面側にて搭載枠に係合保持し、更に前記配線用エレメントを搭載枠の前面側から搭載枠内に収納して前記光ファイバ保持体と前記配線用エレメントとを合体することにより、前記搭載枠から前面側へ引き出される光ファイバが配線用エレメントによって保持されることを特徴とする光配線方式。The optical fiber holder attached in the middle of the optical fiber is taken out from the back side of the mounting frame to the front side of the mounting frame via the opening of the mounting frame, so that the optical fiber is placed in the opening of the mounting frame. Then, the optical fiber holder is engaged and held in the mounting frame on the back side in the mounting frame, and the wiring element is stored in the mounting frame from the front side of the mounting frame. An optical wiring system, wherein an optical fiber drawn from the mounting frame to the front side is held by a wiring element by combining the optical fiber holder and the wiring element.
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