JP3817292B2 - 情報表示操作装置および情報表示操作システム - Google Patents

情報表示操作装置および情報表示操作システム

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
この発明は、FA用コントローラや演算処理機構を搭載した手帳などのように、ブラウン管や液晶表示パネルなどのディスプレイとそれに付随したスイッチ操作手段などの操作入力手段とを有する情報表示操作装置に関する。
【0002】
【背景技術】
ディスプレイと操作入力手段とを有し、その操作入力手段により入力された情報に基づいてディスプレイの表示を変更したり、他の装置への入力作業を行う情報表示操作装置として、FA用コントローラや演算処理機構を搭載した電子化された手帳などがある。また、ディスプレイを有するパーソナル・コンピュータシステムなども可変表示可能なディスプレイと操作入力手段であるキーボードなどのスイッチ操作手段とを有している点で情報表示操作装置といえる。
【0003】
図21は、情報表示操作装置の一例としてロボットなどを動作させるFA用コントローラCP101を示す図である。コントローラCP101はロボットなどへの動作命令を機械的機構を有するスイッチ操作手段MSW101を用いて入力し、入力情報の確認やロボットの動作状態を把握するための様々な情報をディスプレイDP101に表示させるものである。しかし、このような形態を有する情報表示操作装置では、ディスプレイDP101とスイッチ操作手段MSW101とが離れているので使用者には表示された情報とスイッチ操作手段MSW101との対応関係が分かりずらく、また、スイッチ操作手段MSW101を見ずに指の感覚のみで操作を行うというなぞり操作による誤入力をしてしまう可能性が高いという問題を有している。
【0004】
そこで、ディスプレイの表示とスイッチ操作手段との対応関係が把握しやすいように様々な情報表示操作装置が開発されている。図22はその一例であるFA用コントローラCP102を示す図である。コントローラCP102では、スイッチ操作手段MSW102をディスプレイDP102周辺に配置することにより、ディスプレイDP102に表示される情報とスイッチ操作手段MSW102との対応関係を分かり易くしたものである。しかし、このようにディスプレイDP102の表示とスイッチ操作手段MSW102とを近接させると使用者はディスプレイDP102を見ながらスイッチ操作手段MSW102を押す傾向が強まるにも関わらず、ディスプレイDP102の表示とスイッチ操作手段MSW102との位置が完全に一致していないために、スイッチ操作手段MSW102を見ることなく押すという不自然な動作を行うことになり、さらになぞり操作を行う傾向が高まって作業の確実性を損なう結果となってしまう。
【0005】
また、このような不自然な作業をなくすためにディスプレイの表示とスイッチ操作手段とを完全に一致させた情報表示操作装置も開発されている。図23はその一例であるFA用コントローラCP103を示すものであり、ディスプレイDP103の表面に指などで触れることにより入力が行われるタッチスイッチが設けられている。ディスプレイDP103にはスイッチ操作手段の形状を表示させ、このスイッチ操作手段の表示ISW103を指などで触れることにより、ディスプレイ上のタッチスイッチを介して情報が入力される。したがって、使用者は画面の表示を見ながら、スイッチ操作手段を押す動作を確認することができ、作業を確実に行うことができる。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
以上のように、使用者が情報表示操作装置を扱う場合、ディスプレイとスイッチ操作手段などの操作入力手段との位置関係が近いほどこれらの対応関係が明確となり確実な作業が可能となる。その結果、ディスプレイ上にスイッチ操作手段を設けることが最も作業性がよく、望ましい位置関係であるといえる。
【0007】
しかし、タッチスイッチなどをディスプレイ上のスイッチ操作手段とする場合、確かにスイッチ操作の目視による確認は行いやすいが、タッチスイッチはスイッチ操作の押し込み量がほとんどないため押したという実感が持てず、結局何回も押してしまうというのが現状である。また、押し込み量がほとんどないために、途中でスイッチ操作を止めるといった人間特有の動きに対応できず、少しでもスイッチ表示部に触れると情報入力が行われてしまうという問題を有している。
【0008】
また、単純にスイッチ操作手段をディスプレイ上に配置したのでは、スイッチ操作手段固有の不透明な部分がディスプレイ上に存在することとなるので、使用者にとって非常に見づらいディスプレイとなってしまうという問題が生じる。さらに、ディスプレイ上に不透明な部分が存在すると、ディスプレイの表示形態は限定され、例えば、ディスプレイ全面に画像を表示するということはできなくなってしまい、ディスプレイを有効に利用することができなくなってしまう。
【0009】
そこで、この発明は、上記課題に鑑みなされたもので、スイッチ操作の操作感を維持したままディスプレイ上にスイッチ操作手段を設け、かつ、スイッチ操作手段の不透明な部分をディスプレイ上に存在させないことを実現し、その結果、スイッチ操作の確実性の向上とディスプレイの有効利用とを両立できる良好な操作環境を実現する情報表示操作装置を提供することを目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】
請求項1の発明は、a) ケーシングと、b) 前記ケーシングの開口から視認可能な表示面を有し、表示制御手段により所定の情報を表示するディスプレイと、c) 前記ディスプレイの上に配置された透明部材と、d) 前記透明部材に係合保持されて前記ディスプレイの周縁部に重なって配置され、押圧操作により、前記透明部材との係合保持位置においてヒンジ部(H)を支点として変位可能な透明のスイッチ操作本体と、前記ケーシング中に隠されて前記スイッチ操作本体のうち押圧操作部位に関して前記係合保持部位とは反対側の部位に復帰力を与える不透明な復帰手段とを備えるスイッチ操作手段とを備え、前記ディスプレイのうち前記スイッチ操作本体が設けられている部分に、スイッチングのための選択メニューが表示可能とされているとともに、前記ディスプレイの表示が前記スイッチ操作手段の操作に応答して切替可能とされている。
【0011】
請求項2の発明は、請求項1記載の情報表示操作装置において、前記選択メニューが表示されている状態での前記スイッチ操作手段の操作に応答して、選択された情報を前記ディスプレイ全面に拡大表示させる。
【0012】
請求項3の発明は、請求項1または請求項2記載の情報表示操作装置において、前記スイッチ操作手段が、前記ディスプレイ上に設けられて前記スイッチ操作本体の変位によりスイッチングを行う透明なタッチスイッチを有している。
【0013】
請求項4の発明は、請求項1または請求項2記載の情報表示操作装置において、前記スイッチ操作手段が、記ディスプレイの前記周縁部の外において前記ケーシング中に隠されて設けられて前記スイッチ操作本体の変位によりスイッチングを行う不透明なスイッチ手段を有している。
【0014】
請求項5の発明は、請求項3または請求項4に記載の情報表示操作装置において、前記スイッチ操作手段の復帰手段が、前記スイッチ操作本体に取り付けられた第1の磁性手段と、前記ディスプレイの前記周縁部の外に配置されて前記第1の磁性手段に対向する第2の磁性手段とを有し、前記第1と第2の磁性手段が前記ケーシングの中に隠されているとともに、前記第1の磁性手段と前記第2の磁性手段との磁気的相互作用によって、押された前記スイッチ操作本体が押される前の状態に復帰する。
【0016】
請求項の発明は、請求項1記載の情報表示操作装置であって、前記ケーシングに収容された状態で携帯可能であり、前記ケーシングをユーザが携帯して両手で把持した状態で、前記スイッチ操作本体を前記ユーザの指で押下して操作可能である。
【0017】
請求項の発明は、請求項記載の情報表示操作装置であって、前記スイッチ操作手段が前記ディスプレイの左右の周縁部の少なくともいずれか一方に配置されているとともに、前記スイッチ操作手段の配置位置に対応して前記情報表示操作装置の背面にグリップ用の突起部が設けられている。
【0018】
請求項の発明は、請求項1ないし請求項のいずれかに記載の情報表示操作装置を利用した情報表示操作システムであって、複数の前記情報表示操作装置と、前記複数の情報表示操作装置と通信を行う主情報処理装置とを有している。
【0019】
【発明の実施の形態】
<1.第1の実施の形態>
図1はこの発明に係る情報表示操作装置の第1の実施の形態であるFA用コントローラCP1を示す図である。このコントローラCP1は、液晶表示用パネルからなるディスプレイDP上に透明なスイッチ操作手段CSW1を有しており、このスイッチ操作手段CSW1を押すことにより情報が選択されるようになっている。
【0020】
図2はこのコントローラCP1のディスプレイ部DSを示す図である。図示するようにディスプレイDP上の左右の周縁部に透明なスイッチ操作手段CSW1が複数設けられており、スイッチ操作手段CSW1を構成する部材のうち、ディスプレイDPと重なる部分は全て透明の部材から構成されている。また、スイッチ操作手段CSW1の構成要素として不可欠な不透明な部材はディスプレイDP外の破線で示される領域Eに隠されるように配置されている。なお、厳密には不透明な部材はディスプレイDPの外部に限られず、ディスプレイDPの表示が見える領域の外部に配置されるが、以下、説明を簡易にするために単にディスプレイDP外部という。また、同様に、ディスプレイDP上とは厳密にはディスプレイDPの表示が見える領域上のことをいうが、以下、単にディスプレイDP上という。
【0021】
図3は図2中のA−A断面を示す図であり、図3(a)はスイッチ操作手段CSW1が押されていない状態を示し、図3(b)は指FGにより押されている状態を示している。図示するようにスイッチ操作手段CSW1はディスプレイDPの表面において構築されており、ディスプレイDP上に設けられたタッチスイッチTPにスイッチ操作本体11が指FGによって下に押し下げられて変位することにより触れてスイッチングされるという動作原理を有している。
【0022】
このスイッチ操作手段CSW1は、指で押し下げられるスイッチ操作本体11、スイッチ操作本体11を保持する透明な保護カバー12およびケーシング15、ディスプレイDP上に設けられてスイッチ操作本体11と触れることによりスイッチング信号を発生する透明なタッチスイッチTP、並びに、お互いの吸引力をスイッチ操作本体11の復帰力として利用する磁石14aおよび磁性金属板13aから構成される。なお、保護カバー12はスイッチ操作本体11を抜止め保持する桟の役割も兼ねている。
【0023】
これらの構成要素は各スイッチ操作手段CSW1ごとに独立して設けられるのではなく、共有可能なものは複数のスイッチ操作手段CSW1に対して1つの部材として設けられている。例えば、タッチスイッチTPはディスプレイDP全面に設けられており、全てのスイッチ操作手段CSW1に共通して用いられている。また、ケーシング15も部材としてはこのコントローラCP1において1つしか用いられていない。また、磁性金属板13aは図2に示される左右2つのスイッチ操作手段群のそれぞれにおいて共通して用いられており、装置全体では2つしか設けられていない。
【0024】
次に、このスイッチ操作手段CSW1のスイッチング動作について説明する。通常、スイッチ操作手段CSW1では第1の磁性手段である磁石14aと第2の磁性手段である磁性金属板13aとが磁気的相互作用である吸引力により接触している。また、磁石14aはスイッチ操作本体11に固定されており、磁性金属板13aはケーシング15に固定されているため、スイッチ操作本体11がヒンジ部Hを支点に持ち上げられた状態となっている。
【0025】
スイッチ操作本体11のヒンジ部Hと反対側を指FGによって押すと、磁気的吸引力によって接触していた磁石14aと磁性金属板13aとが離れてスイッチ操作本体11が押し下げられることとなる。押し下げられたスイッチ操作本体11はタッチスイッチTPと接触し、その結果、タッチスイッチTPがスイッチング動作を検出することとなる。
【0026】
このとき、スイッチ操作本体11が押されて下がり始めるまでは磁気的吸引力は大きく、ある程度磁石14aと磁性金属板13aとが離れると急激に吸引力が減少するという磁気的吸引力特有の作用により、使用者はスイッチ操作本体11が下がり始めると中途半端な位置で止めることができないというスナップアクションあるいはクリック感を得ることができ、良好な操作感を得ることができる。
【0027】
また、スイッチ操作本体11を押している指を離すと、スイッチ操作本体11は磁石14aと磁性金属板13aとの磁気的相互作用により図3(a)の状態に復帰する。つまり、磁石14aと磁性金属板13aとはスイッチ操作手段CSW1が自動的に復帰するための復帰手段を構成している。
【0028】
このように、このスイッチ操作手段CSW1の動作はタッチスイッチTPの動作原理に基づいているが、ここで、タッチスイッチのみを用いた場合と、タッチスイッチTPの上に図3に示す機構を有するスイッチ操作手段CSW1を設けた場合との動作の様子の違いについて説明しておく。
【0029】
タッチスイッチには抵抗膜式、光電式、静電容量式、超音波式などの様々な方式のものがあるが、これらのタッチスイッチはいずれも指や特殊なペンなどで触れることにより入力が行われるという特徴を有している。図4はこれらのタッチスイッチのうち抵抗膜式のタッチスイッチTP1を例示した図である。
【0030】
タッチスイッチTP1は、上面に透明電極28aが形成された透明薄板26a上に複数の開口部22を有する透明薄板20を重ね、さらにその上に、下面に透明電極28bが形成された透明薄板26bを重ねた形態を有している。透明電極28aおよび28bは互いに直交する複数のストライプ状の電極の場合もあるし、一方の電極、例えば透明電極28bが複数の電極であり、他方の電極、例えば透明電極28aが共通電極の場合もある。
【0031】
各開口部22の部分にスイッチ部2sが形成されており、この例では透明薄板26b側から所望の開口部22の部分を軽く押すと、透明薄板26bの可撓性により透明電極28bが撓んで、その透明電極28bは開口部22を通して下の透明電極28aと接触し、電気的にオンする。また、開口部22の部分を押す動作を止めると、透明薄板26bは元の形状に復帰し、スイッチ部2sはオフする。
【0032】
以上のような機構を有するタッチスイッチ、磁石を用いたスイッチ操作手段CSW1、および、機械的機構を有するタクティールスイッチなどのメカスイッチの押し込み量−荷重の特性を比較したものが図5である。図示するように、タッチスイッチは荷重を増しても押し込み量がほとんどないのに対し、メカスイッチでは押し込み量があり押し込んでいるという操作感(ストローク感)が得られる。また、メカスイッチでは、ある程度押し込むと荷重が減少し、押し込み量が限界になると再び荷重が増加するという操作感(クリック感)が得られる。これに対し、磁石を利用しているスイッチ操作手段CSW1は、メカスイッチに近い特性を有し、ストローク感およびクリック感においてメカスイッチと同等の操作感が得られる。したがって、操作感がないというタッチスイッチの短所を克服することができている。
【0033】
一方、タッチスイッチには、透明(透光性)であってディスプレイ上に設けることができるという長所があるが、スイッチ操作手段CSW1もスイッチ操作本体11および桟の役割を果たす保護カバー12に透明(半透明)な材料を用いることにより、ディスプレイDPの表示をスイッチ操作手段CSW1を通して見ることができる。すなわち、図2および図3に示される領域Eに不透明な部材である磁石14aおよび磁性金属板13aを配置することにより、スイッチ操作手段CSW1のディスプレイDP上での配置を実現している。その結果、使用者がディスプレイDPの表示に従って所望のスイッチ操作手段CSW1を容易に認識して操作することができる。また、タッチスイッチでは画面に直接指で触れるために画面が汚れるおそれがあるが、スイッチ操作手段CSW1を用いることによりこのような問題も回避することができる。
【0034】
以上のことから、このスイッチ操作手段CSW1は、メカスイッチの長所であるストローク感やクリック感を維持しながら、タッチスイッチの長所であるスイッチ操作手段のディスプレイ上での配置を実現している。
【0035】
以上、このスイッチ操作手段CSW1の構成、動作原理、および、動作特徴について説明してきたが、次に、このスイッチ操作手段CSW1の利用形態について説明する。
【0036】
図6はFA用コントローラCP1を工程1、2および3を有する生産工程のモニタおよびロボットの制御に応用する例を示した図である。図6では通常の生産工程全体をモニタしている状態を示しており、各スイッチ操作手段CSW1の位置ではディスプレイDPが選択可能な情報のメニューを表示し、スイッチ操作手段CSW1のスイッチ操作本体11を透過して見ることができるようになっている。そして、各スイッチ操作手段CSW1を押すことによりそのスイッチ操作手段CSW1の位置に見えるメニューの内容がディスプレイDPに表示されるようになっている。
【0037】
図6では工程2に異常が発生し、その発生箇所がスポットSPにより指示されている状態を示している。ここで、メニュー「工程2」が表示されているスイッチ操作手段CSW1を押すことにより図7に示すように画面が切り替わる。
【0038】
図7は工程2において作業するロボットR1やワークWを示す表示がディスプレイ部DSに表示された状態を示す図である。図示するようにロボットR1の第2軸に異常が存在することが表示されており、各スイッチ操作手段CSW1には各軸の座標を表示させるメニューや各軸を「+」方向や「−」方向に移動させる入力情報を示すメニューが表示され、これらのスイッチ操作手段CSW1を押すことにより表示されたメニューが実行されることとなる。
【0039】
このように、このコントローラCP1は、スイッチ操作手段CSW1の背面においてディスプレイDPにスイッチ操作手段CSW1のメニューを表示させ、各スイッチ操作手段CSW1の機能である選択可能な情報や入力すべき情報を示すことができ、また、メニューの変更もディスプレイDPの表示を変更することにより容易に行うことができる。
【0040】
このスイッチ操作手段CSW1の機能であるメニューを変更させるディスプレイ部DS内部の機構を模式的に示したものが図8である。図8に示すようにスイッチ操作手段CSW1はスイッチ手段としてタッチスイッチTPを有しており、スイッチ手段からの信号は入力制御手段3に入力され、どのスイッチ操作手段CSW1が押されたのかを識別する。この識別結果が画面切替手段4に入力され、画面切替手段4は入力される画像情報を元に表示制御手段5を介して切り替えられるべき画面をディスプレイDPに表示させる。このとき、画面切替手段4は画面が切り替えられるごとにどのスイッチ操作手段CSW1に何のメニューが表示されているのかを把握し、入力制御手段3からのスイッチ操作手段CSW1の識別結果の信号を基に適切な画面切替を実行できるようにするとともに、必要ならばディスプレイ部DS外部に出力信号を出力するようになっている。なお、図8では、入力制御手段3、画面切替手段4、および、表示制御手段5をディスプレイ部DSに含めているが、もちろん、ディスプレイ部DS外部に設けるようにしてもよい。
【0041】
また、この情報表示操作装置はスイッチ操作手段CSW1が透明であることから、スイッチ操作手段CSW1には必ずしもメニューを表示させる必要はなく、図9に示すように「画面拡大」といったメニューを設けて図10に示すようにスイッチ操作手段CSW1の存在に影響を受けずに画面全体を有効に利用した表示も可能である。さらに、表示される情報の量に応じて画面の大きさを自動的に切り替えるようにしてもよい。
【0042】
以上説明してきたように、この実施の形態に係る情報表示操作装置では、ディスプレイDP上の縁にスイッチ操作手段CSW1を配置することにより、スイッチ操作手段CSW1を構成する不透明な部材がディスプレイDP上に存在せず、スイッチ操作手段CSW1をメニューとして用いるとともにスイッチ操作手段CSW1を含むディスプレイDP全面に画像を表示することもでき、画面を有効に利用することができる。
【0043】
また、スイッチ操作手段CSW1がディスプレイDP上に存在するため、使用者はスイッチ操作手段の表示であるメニューと実際のスイッチ操作手段CSW1との対応が分かり易く、なぞり操作を行う必要もないので、誤入力を防止することができる。
【0044】
さらに、このスイッチ操作手段CSW1は磁石を利用しており、メカスイッチのようにストローク感やクリック感などの操作感を得ることができ、良好な操作環境を得ることができる。
【0045】
<2.第2の実施の形態>
第1の実施の形態では、磁石を利用したスイッチ操作手段CSW1を用いた情報表示操作装置について説明したが、このスイッチ操作手段は磁石以外のものを利用したものであってもよい。図11はタクティールスイッチなどの機械的機構を有する不透明なメカスイッチ13bをスイッチ手段として利用したスイッチ操作手段CSW2の断面を示した図であり、装置の外観は図1および図2に示す第1の実施の形態のものと全く同様である。
【0046】
このスイッチ操作手段CSW2は、指FGで押し下げられるスイッチ操作本体11、スイッチ操作本体11を保持する透明な保護カバー12および係合部材16b、並びに、メカスイッチ13bから構成され、液晶表示用パネルからなるディスプレイDP上に直接設けられているので、第1の実施の形態のようにディスプレイDP上にはタッチスイッチTPは設けられていない。なお、第1の実施の形態ではスイッチ操作本体11が保護カバー12とケーシング15とによって保持されているが、スイッチ操作手段CSW2においてももちろん係合部材16bとケーシング15とを一体の部材としてもよい。また、第1の実施の形態と同様保護カバー12のスイッチ操作本体11と接する部分はスイッチ操作本体11の抜止め保持する桟の役割も果たしている。
【0047】
無荷重の状態では図11(a)に示すようにスイッチ操作本体11はメカスイッチ13bに押し上げられる形態で係合部材16bと接触している。ここで、図11(b)に示すように指FGによりスイッチ操作本体11を押し下げるとメカスイッチ13bが押されてオンし、この信号が基板14bを介して出力される。また、指FGをスイッチ操作手段CSW2から離すことにより荷重を取り去ると、スイッチ操作本体11はメカスイッチ13bの復元力により図11(a)の状態に戻り出力がオフされる。つまり、メカスイッチ13bはスイッチ操作手段CSW2の復帰手段となっている。
【0048】
このスイッチ操作手段CSW2も第1の実施の形態におけるスイッチ操作手段CSW1と同様、スイッチ操作本体11および保護カバー12が透明な材料で形成されている。また、不透明なスイッチ手段であるメカスイッチ13bは図2に示す領域Eの下に設けられており、ディスプレイDP上には不透明な部材が存在しないようになっている。
【0049】
したがって、第1の実施の形態と同様、ディスプレイDPの表示をスイッチ操作手段CSW2を通して見ることができ、画面を有効に利用することができる。また、ディスプレイDPには直接指が触れることはないので画面が汚れるということもない。また、メカスイッチ13bは図5に示すようにストローク感およびクリック感を得られるスイッチであることからスイッチ操作手段CSW2は操作感も十分に有している。さらに、メカスイッチはタッチスイッチに比べ安価でありコスト削減も実現することができる。
【0050】
また、メカスイッチを用いることなく図12に示すように板バネ14cと加圧によりスイッチがオンするメンブレンスイッチ13cとを用いることによりスイッチ操作手段CSW3を構成することもできる。
【0051】
このスイッチ操作手段CSW3ではスイッチ操作本体11は板バネ14cの復元力を利用して復帰するようになっており、スイッチングはメンブレンスイッチ13cにスイッチ操作本体11が接触する原理を利用している。
【0052】
この場合もストローク感は十分に得られ、タッチスイッチと比べて操作感は十分に得られる。また、機構が単純であり、かつ、安価であるという長所を有している。
【0053】
以上のように、ディスプレイDP上の縁に透明なスイッチ操作手段を設けた情報表示操作装置は機械的機構を有するスイッチや板バネなどを利用しても実現することができ、この場合、抵抗膜式のタッチスイッチなどのようにディスプレイを覆うものがなくクリアな画面が実現できる。
【0054】
<3.第3の実施の形態>
図13はこの発明の情報表示操作装置に係る第3の実施の形態である携帯用情報表示操作端末CP2を示す外観図である。図13(a)はディスプレイDP側から見た斜視図であり、図13(b)は矢視Bからみた背面の斜視図である。
【0055】
この情報表示操作端末CP2のディスプレイ部DSは、第1の実施の形態と同様に液晶表示用パネルからなるディスプレイDP上に抵抗膜式のタッチスイッチTPが配置されており、ディスプレイDP上の左右の縁に磁石を利用したスイッチ操作手段CSW1が設けられている。また、図8に示す入力制御手段3、画面切替手段4、表示制御手段5などといった他の構成要素はカバー6内に格納されていてもよいし、端末CP2の外部に設けていてもよい。
【0056】
このような携帯性を有する情報表示操作装置の場合、スイッチ操作手段CSW1がディスプレイDP上の左右に配置されることにより、図14に示すように端末CP2を両手で把持しながら親指で入力操作できるという優れた操作環境が実現される。また、この情報表示操作端末CP2は背面の左右に突起部Pが設けられており、親指以外の指は端末本体をしっかりと把持したまま入力ができ、さらに安定した入力操作ができるようになっている。
【0057】
また、情報表示操作端末CP2のディスプレイ部DSは第1の実施の形態と同様の構成を有しているので、スイッチ操作手段CSW1の領域までディスプレイを有効に利用することができる。また、指が直接ディスプレイDPに触れないため、画面の汚れを防止することもできる。さらに、表示とスイッチ操作手段との対応関係が容易に把握でき、ストローク感・クリック感といった操作感が得られることから誤操作を防止し、確実な入力操作を行うことができる。
【0058】
<4.第4の実施の形態>
図15は、第3の実施の形態における情報表示操作端末CP2を複数用いて構成される情報表示操作システムISを示す図である。
【0059】
図15に示される主情報処理装置であるサーバSは各端末CP2から入力される信号に応じて所望の情報を各端末CP2に供給する。このときの情報供給形態は、全端末CP2に共通の情報を供給するようにし、各端末CP2において情報を取捨選択する形態であってもよいし、サーバSから特定の端末CP2に情報を供給する形態であってもよい。さらに、一の端末CP2から入力される情報をサーバSを介して他の端末CP2に供給するようにしてもよい。
【0060】
このような情報表示操作システムISを構築することにより、優れた操作環境の下で共通の情報の取得や各端末CP2間の双方向通信が可能となる。
【0061】
<5.変形例>
以上、この発明に係る情報表示操作装置の実施の形態について説明してきたが、この発明は上記実施の形態に限定されるものではなく、以下のような変形も可能である。
【0062】
・第1ないし第4の実施の形態ではディスプレイDPとして液晶ディスプレイを用いているが、プラズマディスプレイ、ELディスプレイ、CRTディスプレイなどであってもよい。
【0063】
・また、これらの実施の形態ではスイッチ操作手段をディスプレイDPの左右の縁に配置しているが、ディスプレイDPの縁に配置するのであるならば任意の位置に配置してよく、例えば、図16(a)のように画面の下方にのみ配置してもよいし、図16(b)のように上下左右に配置するようにしてもよい。
【0064】
・第1、第3および第4の実施の形態ではディスプレイDP上に抵抗膜式のタッチスイッチTPを設けているが、静電容量式、光電式、超音波式などのタッチスイッチであってもよい。なお、光電式のタッチスイッチなどのように必ずしもスイッチ操作本体11がタッチスイッチに触れるまで変位する必要がない場合もある。
【0065】
図17および図18は超音波式タッチスイッチを用いる場合の構成の一例を示す図である。図17はスイッチ操作手段CSW4の断面を示す図であり、図17(a)はスイッチ操作手段CSW4が押されていない状態、図17(b)はスイッチ操作手段CSW4が押されている状態を示している。また、ケーシング15内部には図18に示すように超音波発振素子SNaおよび超音波センサSNbが対向するように配置されている。
【0066】
このスイッチ操作手段CSW4は第1の実施の形態と同様、磁石14aと磁性金属板13aとの吸引力を利用してスイッチ操作手段の復元力を得ている。また、図17(a)の状態では、超音波発振素子SNaから発振される超音波USは対向して配置されている超音波センサSNbに向けてディスプレイDP上に載置したガラスまたはプラスチックからなる透明の導波板C表面を伝達している。ここで、スイッチ操作手段CSW4が押されるとスイッチ操作本体11に取り付けられている超音波吸収体16dが超音波USを吸収遮断し、超音波センサSNbへは伝達されなくなる。したがって、図18中の超音波センサSNb(1)〜(7)の出力とSNb(8)、(9)の出力とから押されているスイッチ操作手段CSW4の上下左右方向の位置がそれぞれ特定され、どのスイッチ操作手段CSW4が押されているのかを検出することができる。
【0067】
このようにスイッチング時に電気的接点を有しないスイッチング機構を利用することにより、抵抗膜式などのタッチスイッチのように接点を有するものに比べ、長寿命が実現される。
【0068】
・また、第2の実施の形態ではタッチスイッチTPを用いないスイッチ操作手段の例として機械的機構を有するスイッチ操作手段について説明したが、光電スイッチやホール素子などのスイッチング原理を利用してもよい。
【0069】
図19は反射型の光電スイッチPSを用いたスイッチ操作手段CSW5の例を示す断面図である。図19(a)は押されていない状態を示し、図19(b)は押されている状態を示している。スイッチ操作手段CSW5の復元力は第1の実施の形態と同様磁石14aと磁性金属板13aとの吸引力を利用している。
【0070】
スイッチ操作本体11の光電スイッチPS側の端面に反射板16eが設けられており、光電スイッチPSから出射される光FLはスイッチ操作手段CSW5が押されたときのみ反射板16eにおいて反射し、反射光BLとして光電スイッチPSに戻ってくるようになっている。
【0071】
図19では反射型の光電スイッチPSを用いているが、もちろん透過型の光電スイッチ(例えば、フォトインタラプタ)でもスイッチ操作手段が押された時に遮光する機構を設けることで利用可能であり、また、光電スイッチPSをホール素子に置き換え、反射板16eを取り除くと、磁石14aによる磁気によってスイッチングを行うことができる簡易な構造を実現することもできる。
【0072】
・また、第1ないし第4の実施の形態のように桟の役割も果たしている保護カバー12を用いるのではなく、図19に示すように透明な桟12a、透明なスペーサ12b、および、タッチスイッチTP2からなる構成にすることにより、スイッチ操作手段CSW5が設けられていないディスプレイDPの中央部をタッチスイッチTP2による入力方式を利用できるようにしてもよい。
【0073】
・さらに、第1ないし第4の実施の形態では、スイッチ操作手段の復元力を得る方法として、磁石と磁性金属板との吸引力、機械的機構を有するスイッチの復元力、板バネなどの弾性的復元力などを利用しているが、もちろん、磁石同士の吸引、反発力であってもよいし、ゴムなどの弾性体の弾性を利用して復帰手段を構成してもよい。また、磁石14aをケーシング15に取り付け、磁性金属板13aをスイッチ操作本体11に取り付けるといった逆の配置にしてもよい。
【0074】
・また、スイッチ操作本体11がヒンジ機構により上下するようになっているが、図20に示すように直動機構であってもよい。スイッチ操作手段CSW6ではスイッチ操作本体11fを図20(a)に示すようにホルダ16fに挿入することにより、図20(b)に示すようにスイッチ操作本体11fがホルダ16fの溝SLに沿って上下に移動するようになっている。なお、図20ではディスプレイDPのスイッチ操作手段CSW6以外の領域には透明な保護カバー12fが設けられているが、この場合、スイッチ操作本体11の抜止めは保護カバー12fに設けてもよいし、設けずにホルダ16f側に設けるようにしてもよい。また両方に設けることももちろん可能である。
【0075】
・第1、第3、および、第4の実施の形態では、タッチスイッチTPがディスプレイDP上の全面に設けられているので、保護カバー12の中央部を桟の役割を果たす部分を残して開閉可能とすることにより、あるいは開口とすることにより、中央部においてペンなどを用いて入力可能としてタッチスイッチTPを有効に利用するようにしてもよい。また、逆に、スイッチ操作手段が設けられている領域のみにタッチスイッチTPを設けるようにして、タッチスイッチTPを設ける領域を削減してもよい。
【0076】
・第3および第4の実施の形態では情報表示操作端末CP2のディスプレイDPの左右の縁にスイッチ操作手段CSW1を設けているが、左右片一方であってもよい。また、端末CP2背面の突起部Pも左右片一方であってもよい。このとき、スイッチ操作手段CSW1がディスプレイDPの右側の周縁部のみに設け、突起部Pもその背後のみに設けると、右手のみで端末CP2を把持しながら右手の親指で操作できるようになる。
【0077】
・また、スイッチ操作本体11の形状は矩形に限定されることはなく、三角形や円形であってもよい。
【0078】
・さらに、端末CP2はケーブル7により外部と通信を行うが、もちろん、電波や光などを利用した無線であってもよい。
【0079】
【発明の効果】
請求項1記載の発明では、スイッチ操作手段をディスプレイの周縁部に配置することにより、スイッチ操作手段を構成する部材のうち、不透明な部材をディスプレイ外部に配置し、透明な部材のみをディスプレイ上に配置することができ、スイッチを通してディスプレイの表示を見ることができる。これにより、ディスプレイに表示されるスイッチの機能表示とスイッチの位置との対応関係が容易に把握でき、使用者はスイッチの機能表示を見ながら対応するスイッチを違和感なく押すことができる。その結果、なぞり操作などによる誤入力を防止でき、良好な操作環境を得ることができる。
【0080】
請求項2記載の発明では、所定の情報をディスプレイ全面に表示することができ、ディスプレイを有効に利用することができる。
【0081】
請求項3記載の発明では、タッチスイッチをスイッチの構成要素として利用しているので、請求項1の発明の効果と同様、確実なスイッチ操作を実現するとともに、スイッチの機構が簡単となる。また、ディスプレイ上のスイッチが設けられていない領域をペンなどを用いる別の入力方式を採ることができ、さらに、画面の有効利用ができる。
【0082】
請求項4記載の発明では、不透明なスイッチ手段をディスプレイの周縁部の外に設けるので、ディスプレイ上には不透明な部材を配置する必要はなく、請求項1の発明と同様、良好な操作環境を得ることができる。
【0083】
請求項5記載の発明では、第1および第2の磁性手段の磁気的相互作用を利用してスイッチ操作本体を復帰させるので、スイッチ操作にストローク感やクリック感を持たせることができ、確実なスイッチ操作が可能となる。
【0085】
請求項記載の発明では、携帯可能な情報表示操作装置を良好な操作環境にて利用することができる。
【0086】
請求項記載の発明では、スイッチ操作手段をディスプレイの左右の少なくとも一方の周縁部に配置し、情報表示操作装置の背面にグリップ用の突起部を設けているので、把持しやすい上に把持したまま操作入力ができ、さらに良好な操作環境得られる。
【0087】
請求項記載の発明では、複数の情報表示操作装置を主情報処理装置と通信可能とすることにより、操作性がよく確実なスイッチング操作ができる環境において、情報通信ができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明に係る情報表示操作装置を示す斜視図である。
【図2】ディスプレイ部を示す図である。
【図3】スイッチ操作手段の断面図である。
【図4】抵抗膜式タッチスイッチの断面図である。
【図5】各種スイッチ操作手段の押し込み量−荷重特性図である。
【図6】ディスプレイ部の表示の一例を示した図である。
【図7】ディスプレイ部の表示の一例を示した図である。
【図8】ディスプレイ部の構成図である。
【図9】ディスプレイ部の表示の一例を示した図である。
【図10】ディスプレイ部の表示の一例を示した図である。
【図11】スイッチ操作手段の断面図である。
【図12】スイッチ操作手段の断面図である。
【図13】この発明に係る情報表示操作装置を示す斜視図である。
【図14】この発明に係る情報表示操作装置の把持方法を示す図である。
【図15】この発明に係る情報表示操作システムを示す図である。
【図16】スイッチ操作手段の配置を示す図である。
【図17】スイッチ操作手段の断面図である。
【図18】超音波式タッチスイッチの利用形態を示す図である。
【図19】スイッチ操作手段の断面図である。
【図20】スイッチ操作手段の斜視図である。
【図21】従来の情報表示操作装置の一例を示す図である。
【図22】従来の情報表示操作装置の一例を示す図である。
【図23】従来の情報表示操作装置の一例を示す図である。
【符号の説明】
4 画面切替手段
5 表示制御手段
11 スイッチ操作本体
12 保護カバー
13a 磁性金属板
13b メカスイッチ
14a 磁石
CP1 コントローラ
CP2 情報表示操作端末
CSW1、CSW2、CSW3、CSW4、CSW5、CSW6 スイッチ操作手段
DP ディスプレイ
IS 情報表示操作システム
S サーバ
TP タッチスイッチ

Claims (8)

  1. 情報表示操作装置であって、
    a) ケーシングと、
    b) 前記ケーシングの開口から視認可能な表示面を有し、表示制御手段により所定の情報を表示するディスプレイと、
    c) 前記ディスプレイの上に配置された透明部材と、
    d) 前記透明部材に係合保持されて前記ディスプレイの周縁部に重なって配置され、押圧操作により、前記透明部材との係合保持位置においてヒンジ部(H)を支点として変位可能な透明のスイッチ操作本体と、前記ケーシング中に隠されて前記スイッチ操作本体のうち押圧操作部位に関して前記係合保持部位とは反対側の部位に復帰力を与える不透明な復帰手段とを備えるスイッチ操作手段と、
    を備え、
    前記ディスプレイのうち前記スイッチ操作本体が設けられている部分に、スイッチングのための選択メニューが表示可能とされているとともに、前記ディスプレイの表示が前記スイッチ操作手段の操作に応答して切替可能とされていることを特徴とする情報表示操作装置。
  2. 請求項1記載の情報表示操作装置において、
    前記選択メニューが表示されている状態での前記スイッチ操作手段の操作に応答して、選択された情報を前記ディスプレイ全面に拡大表示させることを特徴とする情報表示操作装置。
  3. 請求項1または請求項2記載の情報表示操作装置において、
    前記スイッチ操作手段が、
    前記ディスプレイ上に設けられて前記スイッチ操作本体の変位によりスイッチングを行う透明なタッチスイッチ、
    を有することを特徴とする情報表示操作装置。
  4. 請求項1または請求項2記載の情報表示操作装置において、
    前記スイッチ操作手段が、
    前記ディスプレイの前記周縁部の外において前記ケーシング中に隠されて設けられて前記スイッチ操作本体の変位によりスイッチングを行う不透明なスイッチ手段、
    を有することを特徴とする情報表示操作装置。
  5. 請求項3または請求項4に記載の情報表示操作装置において、
    前記スイッチ操作手段の復帰手段が
    前記スイッチ操作本体に取り付けられた第1の磁性手段と、
    前記ディスプレイの前記周縁部の外に配置されて前記第1の磁性手段に対向する第2の磁性手段と、
    を有し、
    前記第1と第2の磁性手段が前記ケーシングの中に隠されているとともに、
    前記第1の磁性手段と前記第2の磁性手段との磁気的相互作用によって、押された前記スイッチ操作本体が押される前の状態に復帰することを特徴とする情報表示操作装置。
  6. 請求項1記載の情報表示操作装置であって、
    前記ケーシングに収容された状態で携帯可能であり、
    前記ケーシングをユーザが携帯して両手で把持した状態で、前記スイッチ操作本体を前記ユーザの指で押下して操作可能であることを特徴とする情報表示操作装置。
  7. 請求項6記載の情報表示操作装置であって、
    前記スイッチ操作手段が前記ディスプレイの左右の周縁部の少なくともいずれか一方に配置されているとともに、
    前記スイッチ操作手段の配置位置に対応して前記情報表示操作装置の背面にグリップ用の突起部が設けられていることを特徴とする情報表示操作装置。
  8. 請求項1ないし請求項7のいずれかに記載の情報表示操作装置を利用した情報表示操作システムであって、
    複数の前記情報表示操作装置と、
    前記複数の情報表示操作装置と通信を行う主情報処理装置と、
    を有することを特徴とする情報表示操作システム。
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