JP3816198B2 - Power supply system for reactor coolant recirculation pump drive - Google Patents

Power supply system for reactor coolant recirculation pump drive Download PDF

Info

Publication number
JP3816198B2
JP3816198B2 JP19881497A JP19881497A JP3816198B2 JP 3816198 B2 JP3816198 B2 JP 3816198B2 JP 19881497 A JP19881497 A JP 19881497A JP 19881497 A JP19881497 A JP 19881497A JP 3816198 B2 JP3816198 B2 JP 3816198B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
power supply
supply system
variable frequency
recirculation pump
static variable
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP19881497A
Other languages
Japanese (ja)
Other versions
JPH10266968A (en
Inventor
住 政 己 吉
田 史 尚 鴨
田 和 弘 成
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toshiba Corp
Toshiba Plant Systems and Services Corp
Original Assignee
Toshiba Corp
Toshiba Plant Systems and Services Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Toshiba Corp, Toshiba Plant Systems and Services Corp filed Critical Toshiba Corp
Priority to JP19881497A priority Critical patent/JP3816198B2/en
Publication of JPH10266968A publication Critical patent/JPH10266968A/en
Application granted granted Critical
Publication of JP3816198B2 publication Critical patent/JP3816198B2/en
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Images

Classifications

    • Y—GENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y02—TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02E—REDUCTION OF GREENHOUSE GAS [GHG] EMISSIONS, RELATED TO ENERGY GENERATION, TRANSMISSION OR DISTRIBUTION
    • Y02E30/00—Energy generation of nuclear origin
    • Y02E30/30—Nuclear fission reactors

Description

【０００１】
【発明の属する技術分野】
本発明は、改良型沸騰水型原子炉における原子炉冷却材再循環ポンプの駆動用電源システムに係り、特に機器構成が簡素であり、かつ、機器の故障等に対して高い信頼性でプラント機能を維持することができる原子炉冷却材再循環ポンプ駆動用電源システムに関する。
【０００２】
【従来の技術】
改良型の沸騰水型原子炉（Advanced Boiling Water Reactor，以下、ＡＢＷＲと略称する）の発電プラントとでは、複数のたとえば１０台の原子炉冷却材再循環ポンプ（Reactor Internal Pump ，以下、ＲＩＰと略称する）により、原子炉の炉水（冷却材）を循環させている。これらのＲＩＰは、ＡＢＷＲにおいては原子炉内に設置され直接炉水（冷却材）を循環させる内部再循環方式を採っている。
【０００３】
上記ＲＩＰによって循環される冷却材の循環量は、原子炉の炉心の反応度に関係するので、これを利用してＲＩＰが循環する冷却材の量を制御して原子炉の出力を制御することが行われている。また、不測の原因等によるＲＩＰの停止は、原子炉冷却材再循環系（Reactor Recircuiation System，以下ＲＲＳという）の健全性に影響を与え、発電プラントの停止の原因となることもある。このため、ＲＩＰを駆動する原子炉冷却材再循環ポンプ駆動用電源システムは、ＲＩＰの流量を制御できるようにするとともに、電源システムを構成する機器の故障に対して高い信頼性でプラント機能を維持できるように構成されていなければならない。
【０００４】
ここで、図３５に従来の改良型沸騰水型原子力発電プラントの原子炉冷却材再循環ポンプ駆動用電源システムの構成を示す。図３５に示した原子炉冷却材再循環ポンプ駆動用電源システムでは、ＲＲＳは１０台の再循環ポンプＲＩＰを有し、１台の再循環ポンプＲＩＰ毎に静止形可変周波数電源装置（ Adjustable Speed Drive ，以下ＡＳＤと略称する）を有している。静止形可変周波数電源装置ＡＳＤは、電源の周波数を変化させてＲＩＰの速度制御を行うことにより、炉心流量を調節して原子炉の出力制御を実施するものであって、一般にインバータ方式によるものが使用されている。
【０００５】
従来の原子炉冷却材再循環ポンプ駆動用電源システムでは、１０台の再循環ポンプＲＩＰは、５台ずつ分けられて２つの常用母線Ａ，Ｂに接続されている。常用母線Ａ，Ｂは再循環ポンプＲＩＰ等の発電プラントの補機に電力を供給するものであって、所内変圧器ＨＴを介して所内主電源系２に接続されている。これらの常用母線Ａ，Ｂはたとえば閉鎖配電盤（Metal enclosed switchgear, M/C）として設置され、再循環ポンプＲＩＰ等のほか、図３５に図示しない原子炉給水ポンプ等の発電用補機を接続できるように構成されている。
【０００６】
これらの常用母線Ａ，Ｂのいずれにも、２台の静止形可変周波数電源装置ＡＳＤが直接接続されているとともに、３台の静止形可変周波数電源装置ＡＳＤがＭＧセット３を介して接続されている。ＭＧセット３は通常、電動機ＭとフライホイールＦＷの付いた発電機Ｇとによって構成されている。このＭＧセット３は、電動機Ｍを駆動することでフライホイールＦＷの付いた発電機Ｇを回転させ、再循環ポンプＲＩＰに電力を供給することができる。
【０００７】
所内主電源系２は、原子炉の蒸気で回転されて発電する主発電機ＳＧによって電力を供給されている。所内主電源系２に供給された電力は、所内変圧器ＨＴを介して再循環ポンプＲＩＰに供給される一方、送電用変圧器ＭＴを介して外部の送電線に送電される。
【０００８】
この従来の改良型沸騰水型原子力発電プラントの原子炉冷却材再循環ポンプ駆動用電源システムによれば、主発電機ＳＧによって発生された電力は、所内変圧器ＨＴ、常用母線Ａ，Ｂ、ＭＧセット２等を介して電力静止形可変周波数電源装置ＡＳＤに供給され、電力静止形可変周波数電源装置ＡＳＤによって電圧の周波数を制御してＲＩＰの回転速度を制御するができる。これにより、炉心を通る冷却材流量を調節して原子炉の出力を制御することができる。
【０００９】
また、原子炉冷却材再循環ポンプ駆動用電源システムを構成するＭＧセット３や静止形可変周波数電源装置ＡＳＤなどの機器の単一故障に対しても、同時に４台以上の再循環ポンプＲＩＰが停止することを防止することができる。
【００１０】
【課題を解決するための手段】
しかしながら、上記従来の原子炉冷却材再循環ポンプ駆動用電源システムでは、１台の再循環ポンプＲＩＰに対してこれを駆動するための静止形可変周波数電源装置ＡＳＤが１台設けられていた。このため、設備構成が複雑になって経済的に高価なものとなっていた。また、従来のシステムの構成では、１台の静止形可変周波数電源装置ＡＳＤの故障によって停止する再循環ポンプＲＩＰが１台にとどまってその影響が小さい反面、静止形可変周波数電源装置ＡＳＤそのものの数が多いため、設備投資が高くなった。これらの理由から、原子炉冷却材再循環ポンプ駆動用電源システムの設備構成を可能な限り単純なものにしたい要求が従来からあった。
【００１１】
また、上記従来の原子炉冷却材再循環ポンプ駆動用電源システムによれば、１台のＭＧセットが故障した場合には、３台の再循環ポンプＲＩＰが停止することになっていた。しかし、ＲＩＰの３台以上が同時に停止すると、ＡＢＷＲの冷却材炉心流量を100 ％確保することが困難になり、原子力発電プラントにおける定格出力の低下を招くことになった。
【００１２】
このため、従来から、特に次期の沸騰水型原子炉の開発上、ＲＩＰの同時故障を２台以下にとどめ、ＲＩＰの２台停止（８台運転）までは支障なく100 ％の炉心流量を確保し、原子力発電プラントにおける定格出力の維持を可能としたいという要求があった。
【００１３】
そこで、本発明が解決しようとする課題は、ＡＢＷＲにおいてＡＳＤの台数を削減して簡素な構成からなる原子炉冷却材再循環ポンプ駆動用電源システムを提供することにある。
【００１４】
また、本発明が解決しようとする課題は、ＲＩＰが２台同時に停止する事象以外の事象の確率を極めて低くし、 また、ＲＩＰが２台同時に停止した場合には、プラントの定格出力を維持することが可能な原子炉冷却材再循環ポンプ駆動用電源システムを提供することにある。
【００１５】
【課題を解決するための手段】
上記課題は、１台の静止形可変周波数電源装置ＡＳＤによって複数の再循環ポンプＲＩＰを駆動する構成とすること、ＭＧセットや静止形可変周波数電源装置ＡＳＤの共通仕様化、発電補機用の母線の複数化（多重化）、順変換器（整流器）・逆変換器（インバータ）の活用等によって解決することができる。
【００１７】
また、本願請求項１に係る原子炉冷却材再循環ポンプ駆動用電源システムは、所内主電源系から２つの発電補機用電源系を分岐させ、前記各発電補機用電源系から所内変圧器を介してそれぞれ２つの常用母線を分岐させ、一方の発電補機用電源系の１つの常用母線に２台の静止形可変周波数電源装置を直接接続するとともに、同発電補機用電源系の残る１つの常用母線に１台の静止形可変周波数電源装置をＭＧセットを介して接続し、他方の発電補機用電源系の２つの常用母線にそれぞれ１台の静止形可変周波数電源装置をＭＧセットを介して接続し、前記各静止形可変周波数電源装置にそれぞれ２台の再循環ポンプを接続するようにした。
【００１８】
本願請求項２に係る原子炉冷却材再循環ポンプ駆動用電源システムは、所内主電源系から２つの発電補機用電源系を分岐させ、前記各発電補機用電源系から所内変圧器を介してそれぞれ２つの常用母線を分岐させ、一方の発電補機用電源系の１つの常用母線に１台の静止形可変周波数電源装置を直接接続するとともに１台の静止形可変周波数電源装置をＭＧセットを介して接続し、同発電補機用電源系の残る１つの常用母線に１台の静止形可変周波数電源装置をＭＧセットを介して接続し、他方の発電補機用電源系の１つの常用母線に１台の静止形可変周波数電源装置を直接接続し、同発電補機用電源系の残る１つの常用母線に１台の静止形可変周波数電源装置をＭＧセットを介して接続し、前記各静止形可変周波数電源装置にそれぞれ２台の再循環ポンプを接続するようにした。
【００１９】
本願請求項３に係る原子炉冷却材再循環ポンプ駆動用電源システムは、所内主電源系から２つの発電補機用電源系を分岐させ、前記各発電補機用電源系から所内変圧器を介してそれぞれ２つの常用母線を分岐させ、一方の発電補機用電源系の１つの常用母線に１台の静止形可変周波数電源装置を直接接続するとともに１台の静止形可変周波数電源装置をＭＧセットを介して接続し、同発電補機用電源系の残る１つの常用母線に１台の静止形可変周波数電源装置を直接接続し、他方の発電補機用電源系の１つの常用母線に１台の静止形可変周波数電源装置をＭＧセットを介して接続し、同発電補機用電源系の残る１つの常用母線に１台の静止形可変周波数電源装置をＭＧセットを介して接続し、前記各静止形可変周波数電源装置にそれぞれ２台の再循環ポンプを接続したことを特徴とする原子炉冷却材再循環ポンプ駆動用電源システム。
【００２０】
本願請求項４に係る原子炉冷却材再循環ポンプ駆動用電源システムは、所内主電源系から２つの発電補機用電源系を分岐させ、前記発電補機用電源系から所内変圧器を介してそれぞれ２つの常用母線を分岐させ、一方の発電補機用電源系の１つの常用母線に２台の静止形可変周波数電源装置をＭＧセットを介して接続し、同発電補機用電源系の残る１つの常用母線に１台の静止形可変周波数電源装置をＭＧセットを介して接続し、他方の発電補機用電源系の１つの常用母線に１台の静止形可変周波数電源装置を直接接続し、同一の発電補機用電源系の残る１つの常用母線に１台の静止形可変周波数電源装置を直接接続し、前記各静止形可変周波数電源装置にそれぞれ２台の再循環ポンプを接続するようにした。
【００２１】
本願請求項５に係る原子炉冷却材再循環ポンプ駆動用電源システムは、所内主電源系から２つの発電補機用電源系を分岐させ、前記各発電補機用電源系から所内変圧器を介してそれぞれ２つの常用母線を分岐させ、一方の発電補機用電源系の１つの常用母線に２台の静止形可変周波数電源装置をＭＧセットを介して接続し、同発電補機用電源系の残る１つの常用母線に１台の静止形可変周波数電源装置を直接接続し、他方の発電補機用電源系の１つの常用母線に１台の静止形可変周波数電源装置を直接接続し、同発電補機用電源系の残る１つの常用母線に１台の静止形可変周波数電源装置をＭＧセットを介して接続し、前記各静止形可変周波数電源装置にそれぞれ２台の再循環ポンプを接続するようにした。
【００２２】
本願請求項６に係る原子炉冷却材再循環ポンプ駆動用電源システムは、所内主電源系から第１発電補機用電源系及び第２発電補機用電源系を分岐させ、独立電源から電力を導いた第１起動電源系及び第２起動電源系を設け、前記第１起動電源系を遮断手段を介して前記第１発電補機用電源系に接続し、前記第２起動電源系を遮断手段を介して前記第２発電補機用電源系に接続し、前記第１及び第２発電補機用電源系から所内変圧器を介してそれぞれ２つの常用母線を分岐させ、前記第１及び第２起動電源系から起動用変圧器を介してそれぞれ２つの共通母線を分岐させ、前記第１発電補機用電源系の１つの常用母線に１台の静止形可変周波数電源装置をＭＧセットを介して接続するとともに、残る１つの常用母線に１台の静止形可変周波数電源装置を直接接続し、前記第２発電補機用電源系の１つの常用母線に１台の静止形可変周波数電源装置をＭＧセットを介して接続するとともに、残る１つの常用母線に１台の静止形可変周波数電源装置を直接接続し、前記第１起動電源系の１つの共通母線に１台の静止形可変周波数電源装置をＭＧセットを介して接続し、前記各静止形可変周波数電源装置にそれぞれ２台の再循環ポンプを接続するようにした。
【００２３】
本願請求項７に係る原子炉冷却材再循環ポンプ駆動用電源システムは、所内主電源系から第１発電補機用電源系及び第２発電補機用電源系を分岐させ、独立電源から電力を導いた第１起動電源系及び第２起動電源系を設け、前記第１起動電源系を遮断手段を介して前記第１発電補機用電源系に接続し、前記第２起動電源系を遮断手段を介して前記第２発電補機用電源系に接続し、前記第１及び第２発電補機用電源系から所内変圧器を介してそれぞれ２つの常用母線を分岐させ、前記第１及び第２起動電源系から起動用変圧器を介してそれぞれ２つの共通母線を分岐させ、前記第１発電補機用電源系の１つの常用母線に１台の静止形可変周波数電源装置を直接接続するとともに、残る１つの常用母線に１台の静止形可変周波数電源装置をＭＧセットを介して接続し、前記第２発電補機用電源系の１つの常用母線に１台の静止形可変周波数電源装置をＭＧセットを介して接続するとともに、残る１つの常用母線に１台の静止形可変周波数電源装置をＭＧセットを介して接続し、前記第２起動電源系の１つの共通母線に１台の静止形可変周波数電源装置を直接接続し、前記各静止形可変周波数電源装置にそれぞれ２台の再循環ポンプを接続するようにした。
【００２４】
本願請求項８に係る原子炉冷却材再循環ポンプ駆動用電源システムは、所内主電源系から第１発電補機用電源系及び第２発電補機用電源系を分岐させ、独立電源から電力を導いた第１起動電源系及び第２起動電源系を設け、前記第１起動電源系を遮断手段を介して前記第１発電補機用電源系に接続し、前記第２起動電源系を遮断手段を介して前記第２発電補機用電源系に接続し、前記第１及び第２発電補機用電源系から所内変圧器を介してそれぞれ２つの常用母線を分岐させ、前記第１及び第２起動電源系から起動用変圧器を介してそれぞれ２つの共通母線を分岐させ、前記第１発電補機用電源系の１つの常用母線に１台の静止形可変周波数電源装置を直接接続するとともに、残る１つの常用母線に１台の静止形可変周波数電源装置をＭＧセットを介して接続し、前記第２発電補機用電源系の１つの常用母線に１台の静止形可変周波数電源装置をＭＧセットを介して接続するとともに、残る１つの常用母線に１台の静止形可変周波数電源装置をＭＧセットを介して接続し、前記第１起動電源系の１つの共通母線に１台の静止形可変周波数電源装置を直接接続し、前記各静止形可変周波数電源装置にそれぞれ２台の再循環ポンプを接続するようにした。
【００２９】
本願請求項９に係る原子炉冷却材再循環ポンプ駆動用電源システムは、所内主電源系から、あるいは所内主電源系から分岐した発電補機用電源系から所内変圧器を介して少なくとも１つの常用母線を分岐させ、前記常用母線に全体として２台のＭＧセットを接続し、前記各ＭＧセットにそれぞれ少なくとも１台の静止形可変周波数電源装置を接続し、前記各静止形可変周波数電源装置にそれぞれ１台の再循環ポンプを接続するとともに、前記常用母線に全体として２台の静止形可変周波数電源装置を直接接続し、前記各静止形可変周波数電源装置にそれぞれ少なくとも１台の再循環ポンプを接続するようにした。
【００３０】
本願請求項１０に係る原子炉冷却材再循環ポンプ駆動用電源システムは、所内主電源系から、あるいは所内主電源系から分岐した発電補機用電源系から所内変圧器を介して少なくとも１つの常用母線を分岐させ、前記常用母線に全体として２台のＭＧセットを接続し、前記各ＭＧセットにそれぞれ１台の静止形可変周波数電源装置を接続し、前記各静止形可変周波数電源装置にそれぞれ少なくとも１台の再循環ポンプを接続するとともに、前記常用母線に全体として２台の静止形可変周波数電源装置を直接接続し、前記各静止形可変周波数電源装置にそれぞれ少なくとも１台の再循環ポンプを接続するようにした。
【００３５】
【発明の実施の形態】
次に本発明の実施の形態について以下に説明する。なお、以下に説明する再循環ポンプについては、原子炉の炉心の周囲にほぼ等間隔で配列しており、ほぼ対象位置の再循環ポンプ同士が電源を共用する。これにより、再循環ポンプ駆動用電源系機器の故障時等においても、原子炉内の流量分布に偏りが生じないようにしている。従って、電源系統を共通とする再循環ポンプ同士が隣接しないように組み合わせ配置としているが、以下の本発明の実施の形態については、発明の内容を理解し易くする便宜上、再循環ポンプの符号を連番で付して説明する。
【００３６】
最初に本発明の第１実施形態について説明する。図１に本発明の第１実施形態による原子炉冷却材再循環ポンプ駆動用電源システムの構成図を示す。
【００３７】
図１に示すように、本発明の第１実施形態による原子炉冷却材再循環ポンプ駆動用電源システム１は、所内主電源系２に所内変圧器ＨＴを介して常用母線Ａ，Ｂを接続し、常用母線Ａに２台のＭＧセット３を接続し、常用母線Ｂに３台のＭＧセット３を接続し、これらのＭＧセット３のそれぞれに１台の静止形可変周波数電源装置ＡＳＤを接続し、各静止形可変周波数電源装置ＡＳＤに２台の再循環ポンプＲＩＰを接続したものである。所内主電源系２は、原子炉の蒸気で回転されて発電する主発電機ＳＧによって電力を供給されている。所内主電源系２に供給された電力は、所内変圧器ＨＴを介して再循環ポンプＲＩＰに供給される一方、送電用変圧器ＭＴを介して外部の送電線に送電される。
【００３８】
なお、本実施形態では上述したように、常用母線は２本であり、常用母線Ａ，Ｂに接続したＭＧセット３はそれぞれ２台と３台であり、また、各静止形可変周波数電源装置ＡＳＤに接続した再循環ポンプＲＩＰは２台となっているが、本発明はこれらの機器の数に限られず、１つの常用母線に対して少なくとも１台のＭＧセット３を接続し、また、１台の静止形可変周波数電源装置ＡＳＤに複数台の再循環ポンプＲＩＰを接続したものであればよい。また、本発明は、所内主電源系等に対する常用母線の接続方法に関らず、上記構成のＭＧセット３と静止形可変周波数電源装置ＡＳＤと再循環ポンプＲＩＰの組を常用母線に接続するものであればよい。たとえば、所内主電源系あるいは後述する発電補機用電源系に一つの所内変圧器を介して複数の常用母線を接続し、そのいずれかの常用母線に上記構成のＭＧセット３と静止形可変周波数電源装置ＡＳＤと再循環ポンプＲＩＰの組を接続したものも本発明に含まれる。
【００３９】
また、ＭＧセット３は通常、電動機ＭとフライホイールＦＷの付いた発電機Ｇとによって構成されている。このＭＧセット３は、電動機Ｍを駆動することでフライホイールＦＷの付いた発電機Ｇを回転させ、再循環ポンプＲＩＰに電力を供給することができる。フライホイールＦＷを設けているのは、電力の瞬間的な停止が生じた場合に、慣性運転によって再循環ポンプＲＩＰの運転を継続するためである。ただし、慣性運転をするための他の手段であればフライホイールＦＷに限られず、たとえば流体継手のようなものを電動機Ｍと発電機Ｇとの間に設けてもよい。また、要求されない場合は慣性運転をするための手段を省略してもよい。なお、ＭＧセットに関する上記構造は以下の各実施形態で共通である。
【００４０】
本第１実施形態によれば、原子力発電所全体として５台のＭＧセット３と５台の静止形可変周波数電源装置ＡＳＤによって１０台の再循環ポンプＲＩＰを運転する電源を供給する構成となる。この構成は、１０台の静止形可変周波数電源装置ＡＳＤによって１０台の再循環ポンプＲＩＰを駆動する従来の原子炉冷却材再循環ポンプ駆動用電源システムに比べれば、より簡素なシステム構成となっている。また、ＭＧセット３と静止形可変周波数電源装置ＡＳＤの単体の故障に対して、一度に停止する再循環ポンプＲＩＰを２台に抑えることができる。また、２台のＲＩＰの切り分けを可能にする装置を用いることでＲＩＰ自体の故障にも対応することができる。
【００４１】
なお、本実施形態によれば、静止形可変周波数電源装置ＡＳＤがＭＧセット３を介して常用母線Ａ，Ｂに接続されているので、静止形可変周波数電源装置ＡＳＤのスイッチング動作による高調波電流の常用母線Ａ，Ｂへの流出を防止することができる。これは、静止形可変周波数電源装置ＡＳＤの入力部に電気的な接続を切り離すＭＧセット３を接続したことにより、所内主電源系２側への高調波成分の流出を防止できるからである。
【００４２】
上記第１実施形態をさらに発展させ、常用母線、または常用母線の上流側の電源系統をさらに複数化することにより、母線の単体故障による再循環ポンプＲＩＰの複数台同時停止の確率をより低くすることができる。以下に説明する第２実施形態ないし第９実施形態は、上記思想に基づいて発明されたものである。
【００４３】
図２は、本発明の第２実施形態による原子炉冷却材再循環ポンプ駆動用電源システムの構成を示している。
【００４４】
本実施形態による原子炉冷却材再循環ポンプ駆動用電源システム４は、図示しない所内主電源系から２つの発電補機用電源系Ｍ，Ｎを分岐させ、一方の発電補機用電源系Ｍに所内変圧器ＨＴを介して２つの常用母線５ａ１，５ａ２を接続するとともに、他方の発電補機用電源系Ｎに他の所内変圧器ＨＴを介して２つの常用母線５ｂ１，５ｂ２を接続する。これら常用母線５ａ１，５ａ２，５ｂ１，５ｂ２は、好ましくは閉鎖配電盤等として設置する。
【００４５】
さらに上記一方の発電補機用電源系Ｍの常用母線５ａ１には、２台の静止形可変周波数電源装置ＡＳＤ７ａ，７ｂを直接接続するとともに、もう一つの常用母線５ａ２には１台の静止形可変周波数電源装置ＡＳ Ｄ７ｃをＭＧセット９ａを介して接続する。ここで、各静止形可変周波数電源装置ＡＳ Ｄ７ａ〜７ｃの入力部には必要に応じて入力変圧器６ａ〜６ｃを設ける。さらに、各静止形可変周波数電源装置ＡＳ Ｄ７ａ〜７ｃには、それぞれ２台の再循環ポンプＲＩＰ８ａ〜８ｆを接続する。
【００４６】
他方の発電補機用電源系Ｎの常用母線５ｂ１には、１台の静止形可変周波数電源装置ＡＳＤ７ｄをＭＧセット９ｂを介して接続する。また、発電補機用電源系Ｎのもう一つの常用母線５ｂ２にも同様に、１台の静止形可変周波数電源装置ＡＳＤ ７ｅをＭＧセット９ｃを介して接続する。
【００４７】
各静止形可変周波数電源装置ＡＳＤ ７ｄ〜７ｅの入力部には必要に応じて入力変圧器６ｄ〜６ｅを設ける。各静止形可変周波数電源装置ＡＳＤ ７ｄ，７ｅには、それぞれ２台の再循環ポンプＲＩＰ ８ｇ〜８ｊを接続する。
【００４８】
これにより、本実施形態の原子炉冷却材再循環ポンプ駆動用電源システム４においては、発電補機用電源系Ｍの一方の常用母線５ａ1 には、２組のＭＧ無しＲＩＰ８ａ，８ｂと、８ｃ，８ｄが接続され、他方の常用母線５ａ2 には、１組のＭＧ有りＲＩＰ８ｅ，８ｆが接続されている。また、発電補機用電源系Ｎの常用母線５ｂ1 ，５ｂ2 には、それぞれ１組ずつＭＧ有りＲＩＰ８ｇ，８ｈと、８ｉ，８ｊが接続されている。全体的に見れば、本実施形態の原子炉冷却材再循環ポンプ駆動用電源システム４は、３台のＭＧセット９ａ〜９ｃと、５台の静止形可変周波数電源装置ＡＳＤ ７ａ〜７ｅとにより、１０台の再循環ポンプＲＩＰ ８ａ〜８ｊを駆動する構成となっている。また、この原子炉冷却材再循環ポンプ駆動用電源システム４の電源系統は、Ｍ系及びＮ系の２系統にそれぞれ所内変圧器ＨＴを介して接続した常用母線５ａ1 ，５ａ2 ，５ｂ1 ，５ｂ2 の計４系統からなる。
【００４９】
上記構成により、本実施形態の原子炉冷却材再循環ポンプ駆動用電源システム４では、ＭＧセット９ａ〜９ｃはそれぞれ２台の再循環ポンプＲＩＰを駆動するので、３台の再循環ポンプＲＩＰを駆動する従来のＭＧセットの２／３倍の単機容量で足りる。入力変圧器６ａ〜６ｅは５台備えられ、従来の同様の原子炉冷却材再循環ポンプ駆動用電源システム（入力変圧器が計８台。図３５参照）より少ない台数で、かつ共通仕様のものとすることができる。
【００５０】
また、静止形可変周波数電源装置ＡＳＤ ７ａ〜７ｅについては、１台の静止形可変周波数電源装置ＡＳＤによって２台の再循環ポンプＲＩＰを駆動するように共用化したことにより、単機容量では従来のものの２倍になるが、設置台数では従来の10台からその１／２の５台に削減することができる。しかも、これら静止形可変周波数電源装置ＡＳＤは、共通仕様とするができるので、構成機器の単純化・保守の容易化に寄与することができるのである。
【００５１】
なお、ＭＧセット９ａ〜９ｃは、３台で従来と同じ数の６台のＲＩＰ８ｅ〜８ｊを駆動し、電源系統の瞬間的な停止時及び外部電源喪失時の慣性運転を補う役割を果たしている。
【００５２】
本実施形態の原子炉冷却材再循環ポンプ駆動用電源システム４によれば、ＲＩＰ電源系機器（ＡＳＤ、入力変圧器、ＭＧセット等）のどの単一故障に対しても、停止するＲＩＰは２台以下であり、残り８台のＲＩＰの運転により、プラントは定格出力の低下を招くことなく継続して運転することが可能となる。また、電源系統の瞬間的な停止あるいは喪失に対しても、上記ＭＧセット９ａ〜９ｃの慣性運転によって、プラントは定格出力の低下を招くことなく継続して運転することが可能である。
【００５３】
即ち、単一故障が、ＲＩＰ８ａ〜８ｊに発生した場合には、当然に当該ＲＩＰ８ａ〜８ｊの１台が停止する。また、入力変圧器６ａ，６ｂとＡＳＤ７ａ，７ｂの場合には、ＲＩＰ８ａ，８ｂとＲＩＰ８ｃ，８ｄの１組の２台が停止する。
【００５４】
さらに、ＭＧセット９ａ〜９ｃと入力変圧器６ｃ〜６ｅ、及びＡＳＤ７ｃ〜７ｅと常用母線５ａ２，５ｂ１，５ｂ２の故障の場合には、ＲＩＰ８ｅ，８ｆとＲＩＰ８ｇ，８ｈ及びＲＩＰ８ｉ，８ｊの１組の２台が停止するが、前記いずれの場合にもＲＩＰ３台以上の停止は生じない。
【００５５】
ここで、原子炉冷却材再循環ポンプ駆動用電源システム４のＲＩＰ８ａ〜８ｊの台数別トリップ頻度を算出して検討する。なお、このＲＩＰ台数毎のトリップ頻度については、その独立要因によりトリップするＲＩＰの台数に係るフォールトツリーから求める。
【００５６】
ＭＧセット無しＲＩＰ２台トリップの場合の原因と頻度を図３のフォールトツリー図に、ＭＧセット有りＲＩＰ２台トリップの場合の原因と頻度を図４のフォールトツリー図に、また、ＲＩＰ４台トリップの場合の原因と頻度を図５のフォールトツリー図にそれぞれ示す。
【００５７】
さらに、ＲＩＰ６台トリップの場合の原因と頻度を図６のフォールトツリー図に、ＲＩＰが同時に全台（１０台）トリップする場合の原因と頻度を、記載の便宜上から（１／２），（２／２）の２つに分けて、互いを矢印ａ−ａで結ぶ図７及び図８のフォールトツリー図に示す。これらのフォールトツリー図を用いて、ＲＩＰ８ａ〜８ｊの台数別トリップ頻度を、次のように算出することができる。
【００５８】
１台トリップ頻度＝０
２台トリップ頻度＝２λMG無2 ＋３λMG有2 ＝1.12×100 ／年
３台トリップ頻度＝０
４台トリップ頻度＝λ4 ＋λMG無2 2 ＋２λMG無2 ×３λMG有2 ＋３λMG有2 2 ＝2.01×10-3／年
５台トリップ頻度＝０
６台トリップ頻度＝λ6 ＋λ4 ×３λMG有2 ＋λMG無2 2 ×３λMG有2 ＋２λMG無2 ×３λMG有2 2 ＋λMG有2 3 ＝1.82×10-7／年
７台トリップ頻度＝０
８台トリップ頻度＝λ6 ×２λMG有2 ＋λ4 ×３λMG有2 2 ＋λMG無2 2 ×３λMG有2 2 ＋２λMG無2 ×λMG有2 3 ＝5.72×10-12 ／年
９台トリップ＝０
10台トリップ＝8.8 ×10-13 ／年
以上のＲＩＰのトリップ頻度の計算から、過渡事象である10-2／年以上の頻度となるのは、前記ＲＩＰ２台トリップ事象のみとなる。また、ＲＩＰ全台トリップ頻度は現行システムと同等となる。
以上が本発明の第２実施形態についての説明であったが、次に本発明の第３実施形態による原子炉冷却材再循環ポンプ駆動用電源システムについて以下に説明する。
【００５９】
図９に本発明の第３実施形態による原子炉冷却材再循環ポンプ駆動用電源システム１０の系統構成を示す。なお、本実施形態の説明では、理解を容易にするために、上記第２実施形態の機器と同一機器に同一符号を付して説明する。
【００６０】
この第３実施形態による原子炉冷却材再循環ポンプ駆動用電源システム１０は、上記第２実施形態の原子炉冷却材再循環ポンプ駆動用電源システムに対して、常用母線５ａ１に接続するＭＧ無しＲＩＰ ８ｃ，８ｄをＭＧ有りＲＩＰ ８ｃ，８ｄとし、常用母線５ｂ１に接続するＭＧ有りＲＩＰ ８ｇ，８ｈをＭＧ無しＲＩＰ ８ｇ，８ｈとしたものである。具体的な構成は、以下の通りである。
【００６１】
図９に示すように、本実施形態による原子炉冷却材再循環ポンプ駆動用電源システム１０は、図示しない所内主電源系から２つの発電補機用電源系Ｍ，Ｎを分岐させ、一方の発電補機用電源系Ｍに所内変圧器ＨＴを介して２つの常用母線５ａ１，５ａ２を接続するとともに、他方の発電補機用電源系Ｎに所内変圧器ＨＴを介して２つの常用母線５ｂ１，５ｂ２を接続する。
【００６２】
さらに、上記一方の発電補機用電源系Ｍの常用母線５ａ１には、１台の静止形可変周波数電源装置ＡＳＤ ７ａを直接接続するとともに、１台の静止形可変周波数電源装置ＡＳＤ ７ｂをＭＧセット９ａを介して接続する。また、同一の発電補機用電源系Ｍの常用母線５ａ２には、１台の静止形可変周波数電源装置ＡＳＤ ７ｃをＭＧセット９ｂを介して接続する。
【００６３】
他方の発電補機用電源系Ｎの常用母線５ｂ１には、１台の静止形可変周波数電源装置ＡＳＤ ７ｄを直接接続する。同一の発電補機用電源系Ｎのもう一つの常用母線５ｂ２には、１台の静止形可変周波数電源装置ＡＳＤ ７ｅをＭＧセット９ｃを介して接続する。
【００６４】
なお、各静止形可変周波数電源装置ＡＳＤ ７ａ〜７ｅの入力部には必要に応じて入力変圧器６ａ〜６ｅを設けるのは第２実施形態と同様である。また、各静止形可変周波数電源装置ＡＳＤ ７ａ〜７ｅには、再循環ポンプＲＩＰ ８ａ〜８ｊをそれぞれ２台ずつ接続する。
【００６５】
これにより、本実施形態の原子炉冷却材再循環ポンプ駆動用電源システム１０においては、発電補機用電源系Ｍの一方の常用母線５ａ1 には、１組のＭＧ無しＲＩＰ８ａ，８ｂと、１組のＭＧ有りＲＩＰ８ｃ，８ｄとが接続され、他方の常用母線５ａ2 には、１組のＭＧ有りＲＩＰ８ｅ，８ｆが接続されている。また、発電補機用電源系Ｎの常用母線５ｂ1 には、１組のＭＧ無しＲＩＰ８ｇ，８ｈが接続され、他方の常用母線５ｂ２には、１組のＭＧ有りＲＩＰ ８ｉ，８ｊが接続されている。
【００６６】
全体的に見れば、本実施形態の原子炉冷却材再循環ポンプ駆動用電源システム１０は、第２実施形態のシステムと同様に、３台のＭＧセット９ａ〜９ｃと、５台の静止形可変周波数電源装置ＡＳＤ ７ａ〜７ｅとにより、１０台の再循環ポンプＲＩＰ ８ａ〜８ｊを駆動する構成となっている。また、電源系統が、Ｍ系及びＮ系の２系統にそれぞれ所内変圧器ＨＴを介して接続された常用母線５ａ1 ，５ａ2 ，５ｂ1 ，５ｂ2 の計４系統からなる点も上記第２実施形態と同様である。
【００６７】
上記構成により、本実施形態の原子炉冷却材再循環ポンプ駆動用電源システム１０は、第２実施形態のシステムと同様に、構成機器の簡素化、共通仕様化を図ることができる。また、ＲＩＰ電源系機器（ＡＳＤ、入力変圧器、ＭＧセット等）のどの単一故障に対しても、停止するＲＩＰを２台以下とし、残り８台のＲＩＰの運転により、プラントは定格出力の低下を招くことなく継続して運転することが可能となる。また、電源系統の瞬間的な停止あるいは喪失に対しても、上記ＭＧセット９ａ〜９ｃの慣性運転によって、プラントは定格出力の低下を招くことなく継続して運転することが可能である。
【００６８】
ここで、本実施形態による原子炉冷却材再循環ポンプ駆動用電源システム１０のＲＩＰ８ａ〜８ｊの台数別トリップ頻度を算出して検討する。
【００６９】
本実施形態の原子炉冷却材再循環ポンプ駆動用電源システム１０に対しては、ＭＧセット無しＲＩＰ２台トリップの場合の原因と頻度を図１０のフォールトツリー図に、ＭＧセット有りＲＩＰ２台トリップの場合の原因と頻度を図４のフォールトツリー図に、また、ＲＩＰ４台トリップの場合の原因と頻度を図１１のフォールトツリー図にそれぞれ示す。
【００７０】
さらに、ＲＩＰ６台トリップの場合の原因と頻度を図６のフォールトツリー図に、また、ＲＩＰが同時に全台（10台）トリップする場合の原因と頻度を図７及び図８のフォールトツリー図に示す。これらのフォールトツリー図を用いて、 ＲＩＰ８ａ〜８ｊの台数別トリップ頻度を、次のように算出することができる。
【００７１】
１台トリップ頻度＝０
２台トリップ頻度＝２λMG無2 ＋３λMG有2 ＝1.38×100 ／年
３台トリップ頻度＝０
４台トリップ頻度＝λ4 ＋λMG無2 2 ＋２λMG無2 ×３λMG有2 ＋３λMG有2 2 ＝2.19×10-4／年
５台トリップ頻度＝０
６台トリップ頻度＝λ6 ＋λ4 ×３λMG有2 ＋λMG無2 2 ×３λMG有2 ＋２λMG無2 ×３λMG有2 2 ＋λMG有2 3 ＝1.94×10-8／年
７台トリップ頻度＝０
８台トリップ頻度＝λ6 ×λMG無2 ＋λ6 ×λMG有2 ＋λ4 ×３λMG有2 2 ＋λMG無2 2 ×３λMG有2 2 ＋２λMG無2 ×λMG有2 3 ＝7.14×10-13 ／年
９台トリップ頻度＝０
10台トリップ頻度＝8.8 ×10-13 ／年
以上から、過渡事象である10-2／年以上の頻度となるのは、前記ＲＩＰの２台トリップ事象のみとなる。また、全台トリップ頻度は現行システムと同等となる。
【００７２】
なお、上記第２実施の形態と比較すると、原子炉冷却材再循環ポンプ駆動用電源システム１０においては、同一常用母線５ａ1 に接続するＲＩＰが、ＭＧセット無しＲＩＰ８ａ，８ｂの１組と、ＭＧセット有りＲＩＰ８ｃ，８ｄの１組となっている。従って、前記ＭＧセット９ａにおける慣性運転の効果により、当該常用母線５ａ1 及びその上流側の故障により直ちにトリップするＲＩＰの台数は、ＲＩＰ８ａ〜８ｄの４台から、ＲＩＰ８ａ，８ｂの２台で１／２に減少することができる。
その結果としてＲＩＰ４台、６台、８台トリップ頻度はそれぞれ小さくなり、原子炉冷却材再循環ポンプ駆動用電源システム１０の信頼性は向上する。
【００７３】
以上が本発明の第３実施形態の説明であったが、次に本発明の第４実施形態による原子炉冷却材再循環ポンプ駆動用電源システムについて以下に説明する。
【００７４】
図１２に本発明の第４実施形態による原子炉冷却材再循環ポンプ駆動用電源システム１１の系統構成を示す。なお、本実施形態の説明では、理解を容易にするために、上記第２実施形態の機器と同一機器に同一符号を付して説明する。
【００７５】
この第４実施形態による原子炉冷却材再循環ポンプ駆動用電源システム１１は、上記第３実施形態の原子炉冷却材再循環ポンプ駆動用電源システム１０に対して、常用母線５ａ２に接続するＭＧ有りＲＩＰ ８ｅ，８ｆをＭＧ無しＲＩＰ ８ｅ，８ｆとし、常用母線５ｂ１に接続するＭＧ無しＲＩＰ ８ｇ，８ｈをＭＧ有りＲＩＰ ８ｇ，８ｈとしたものである。具体的な構成は、以下の通りである。
【００７６】
図１２に示すように、原子炉冷却材再循環ポンプ駆動用電源システム１１は、図示しない所内主電源系から２つの発電補機用電源系Ｍ，Ｎを分岐させ、一方の発電補機用電源系Ｍに所内変圧器ＨＴを介して２つの常用母線５ａ１，５ａ２を接続するとともに、他方の発電補機用電源系Ｎに所内変圧器ＨＴを介して２つの常用母線５ｂ１，５ｂ２を接続する。
【００７７】
さらに、上記一方の発電補機用電源系Ｍの常用母線５ａ１には、１台の静止形可変周波数電源装置ＡＳＤ ７ａを直接接続するとともに、１台の静止形可変周波数電源装置ＡＳＤ ７ｂをＭＧセット９ａを介して接続する。同一の発電補機用電源系Ｍのもう一つの常用母線５ａ２には、１台の静止形可変周波数電源装置ＡＳＤ ７ｃを直接接続する。
【００７８】
他方の発電補機用電源系Ｎの常用母線５ｂ１には、１台の静止形可変周波数電源装置ＡＳＤ ７ｄをＭＧセット９ｂを介して接続する。同一の発電補機用電源系Ｎのもう一つの常用母線５ｂ２には、１台の静止形可変周波数電源装置ＡＳＤ７ｅをＭＧセット９ｃを介して接続する。
【００７９】
各静止形可変周波数電源装置ＡＳＤ ７ａ〜７ｅの入力部に必要に応じて入力変圧器６ａ〜６ｅを設ける点と、各静止形可変周波数電源装置ＡＳＤ ７ａ〜７ｅに再循環ポンプＲＩＰ ８ａ〜８ｊをそれぞれ２台ずつ接続する点は、第２及び第３実施形態と同様である。
【００８０】
これにより、本実施形態の原子炉冷却材再循環ポンプ駆動用電源システム１１においては、発電補機用電源系Ｍの一方の常用母線５ａ1 には、１組のＭＧ無しＲＩＰ８ａ，８ｂと、１組のＭＧ有りＲＩＰ８ｃ，８ｄとが接続され、他方の常用母線５ａ2 には、１組のＭＧ無しＲＩＰ８ｅ，８ｆが接続されている。また、発電補機用電源系Ｎの常用母線５ｂ1 には、１組のＭＧ有りＲＩＰ８ｇ，８ｈが接続され、他方の常用母線５ｂ２には、１組のＭＧ有りＲＩＰ ８ｉ，８ｊが接続されている。
【００８１】
本実施形態の原子炉冷却材再循環ポンプ駆動用電源システム１１においても、３台のＭＧセット９ａ〜９ｃと、５台の静止形可変周波数電源装置ＡＳＤ ７ａ〜７ｅとにより、１０台の再循環ポンプＲＩＰ ８ａ〜８ｊを駆動する構成となっている。また、電源系統が、Ｍ系及びＮ系の２系統にそれぞれ所内変圧器ＨＴを介して接続された常用母線５ａ1 ，５ａ2 ，５ｂ1 ，５ｂ2 の計４系統からなる。
【００８２】
また、ＭＧセット９ａ〜９ｃが、電源系統の瞬停時及び外部電源喪失時に６台のＲＩＰ８ｃ，８ｄ，８ｇ〜８ｊについて慣性運転を補う役割を果たしている点も同様である。
従って、ＲＩＰ電源系機器（ＡＳＤ、入力変圧器、ＭＧセット等）において、どの単一故障に際しても、３台以上のＲＩＰが同時に停止することのない構成となっている。また、電源系統の瞬間的な停止あるいは喪失に対しても、ＭＧセット９ａ〜９ｃの慣性運転により、プラントは定格出力の低下を招くことなく継続して運転することが可能である。
【００８３】
ここで、本実施形態による原子炉冷却材再循環ポンプ駆動用電源システム１１のＲＩＰ ８ａ〜８ｊの台数別トリップの頻度を算出して検討する。
【００８４】
本実施形態の原子炉冷却材再循環ポンプ駆動用電源システム１１に対しては、ＭＧセット無し側２台トリップの原因と頻度を図１０のフォールトツリー図に、ＭＧセット有り側２台トリップの場合の原因と頻度図４のフォールトツリー図に、また４台トリップの場合の原因と頻度を図１１のフォールトツリー図に示す。また、６台トリップの場合の原因と頻度を図６のフォールトツリー図に、さらに、ＲＩＰが同時に全台（10台）トリップする場合の原因と頻度を、図７及び図８のフォールトツリー図に示す。これらのフォールトツリー図の組合わせにより、
ＲＩＰ８ａ〜８ｊの台数別トリップ頻度を、次のように算出することができる。
【００８５】
１台トリップ頻度＝０
２台トリップ頻度＝２λMG無2 ＋３λMG有2 ＝1.38×100 ／年
３台トリップ頻度＝０
４台トリップ頻度＝λ4 ＋λMG無2 2 ＋２λMG無2 ×３λMG有2 ＋３λMG有2 2 ＝2.19×10-4／年
５台トリップ頻度＝０
６台トリップ頻度＝λ6 ＋λ4 ×３λMG有2 ＋λMG無2 2 ×３λMG有2 ＋２λMG無2 ×３λMG有2 2 ＋λMG有2 3 ＝1.94×10-8／年
７台トリップ頻度＝０
８台トリップ頻度＝λ6 ×２λMG有2 ＋λ4 ×３λMG有2 2 ＋λMG無2 2 ×３λMG有2 2 ＋２λMG無2 ×λMG有2 3 ＝6.96×10-13 ／年
９台トリップ頻度＝０
10台トリップ頻度＝8.8 ×10-13 ／年
以上から過渡事象である10-2／年以上の頻度となるのは、前記ＲＩＰ２台トリップ事象のみとなる。また、ＲＩＰ全台トリップ頻度は現行システムと同等となる。
なお、本実施形態の原子炉冷却材再循環ポンプ駆動用電源システム１１は、上記第３実施形態と比較すると、Ｎ系の所内変圧器ＨＴにＭＧセット有りＲＩＰ８ｇ，８ｈと、ＲＩＰ８ｉ，８ｊの２組を接続したことにより、ＲＩＰ８台トリップの要因のうちで、Ｍ系６台トリップ（制御電源喪失が支配的）とＮ系２台トリップ（ＭＧセット有りのトリップ）の頻度が、ＭＧセット９ａ〜９ｃによる慣性運転効果により小さくなる。
【００８６】
その結果、ＲＩＰ８台トリップ頻度は小さくなり、原子炉冷却材再循環ポンプ駆動用電源システム１１は信頼性が向上する。
また、ＭＧセット９ａ〜９ｃのエネルギー損失を考慮すると、Ｍ系とＮ系の負荷容量のバランスが上記第３実施の形態より向上される。
【００８７】
以上が本発明の第４実施形態の説明であったが、次に本発明の第５実施形態による原子炉冷却材再循環ポンプ駆動用電源システムについて以下に説明する。
【００８８】
図１３に本発明の第５実施形態による原子炉冷却材再循環ポンプ駆動用電源システム１２の系統構成を示す。なお、本実施形態の説明では、理解を容易にするために、上記第２実施形態の機器と同一機器に同一符号を付して説明する。
【００８９】
この第５実施形態による原子炉冷却材再循環ポンプ駆動用電源システム１２は、先に説明した第２実施形態の原子炉冷却材再循環ポンプ駆動用電源システム４に対して、常用母線５ａ１に接続するＭＧ無しＲＩＰ ８ａ〜８ｄをＭＧ有りＲＩＰ８ａ〜８ｄとし、常用母線５ｂ１と常用母線５ｂ２に接続するＭＧ有りＲＩＰ ８ｇ〜８ｊをＭＧ無しＲＩＰ ８ｇ〜８ｊとしたものである。具体的な構成は、以下の通りである。
【００９０】
図１３に示すように、原子炉冷却材再循環ポンプ駆動用電源システム１２は、図示しない所内主電源系から２つの発電補機用電源系Ｍ，Ｎを分岐させ、一方の発電補機用電源系Ｍに所内変圧器ＨＴを介して２つの常用母線５ａ１，５ａ２を接続するとともに、他方の発電補機用電源系Ｎに所内変圧器ＨＴを介して２つの常用母線５ｂ１，５ｂ２を接続する。
【００９１】
さらに、上記一方の発電補機用電源系Ｍの常用母線５ａ１には、２台の静止形可変周波数電源装置ＡＳＤ ７ａ，７ｂをＭＧセット９ａ，９ｂを介してそれぞれ接続する。同一の発電補機用電源系Ｍのもう一つの常用母線５ａ２には、１台の静止形可変周波数電源装置ＡＳＤ ７ｃをＭＧセット９ｃを介して接続する。
他方の発電補機用電源系Ｎの常用母線５ｂ１には、１台の静止形可変周波数電源装置ＡＳＤ ７ｄを直接接続する。同一の発電補機用電源系Ｎのもう一つの常用母線５ｂ２には、１台の静止形可変周波数電源装置ＡＳＤ ７ｅを直接接続する。
【００９２】
各静止形可変周波数電源装置ＡＳＤ ７ａ〜７ｅの入力部に必要に応じて入力変圧器６ａ〜６ｅを設ける点と、各静止形可変周波数電源装置ＡＳＤ ７ａ〜７ｅに再循環ポンプＲＩＰ ８ａ〜８ｊをそれぞれ２台ずつ接続する点は、第１ないし第３実施形態と同様である。
【００９３】
これにより、本実施形態の原子炉冷却材再循環ポンプ駆動用電源システム１２においては、発電補機用電源系Ｍの一方の常用母線５ａ1 には、２組のＭＧ有りＲＩＰ８ａ，８ｂとＲＩＰ８ｃ，８ｄとが接続され、他方の常用母線５ａ2 には、１組のＭＧ有りＲＩＰ８ｅ，８ｆが接続されている。また、発電補機用電源系Ｎの常用母線５ｂ1 には、１組のＭＧ無しＲＩＰ８ｇ，８ｈが接続され、他方の常用母線５ｂ２には、１組のＭＧ無しＲＩＰ ８ｉ，８ｊが接続されている。
【００９４】
本実施形態の原子炉冷却材再循環ポンプ駆動用電源システム１２においても、３台のＭＧセット９ａ〜９ｃと、５台の静止形可変周波数電源装置ＡＳＤ ７ａ〜７ｅとにより、１０台の再循環ポンプＲＩＰ ８ａ〜８ｊを駆動する構成となっている。また、電源系統が、Ｍ系及びＮ系の２系統にそれぞれ所内変圧器ＨＴを介して接続された常用母線５ａ1 ，５ａ2 ，５ｂ1 ，５ｂ2 の計４系統からなる。電源システムを構成する機器の簡素化、共通仕様化による効果は、第１実施形態と同様である。
【００９５】
また、ＭＧセット９ａ〜９ｃが、電源系統の瞬停時及び外部電源喪失時に６台のＲＩＰ８ｃ〜８ｆについて慣性運転を補う役割を果たしている点も同様である。
【００９６】
従って、ＲＩＰ電源系機器（ＡＳＤ、入力変圧器、ＭＧセット等）において、どの単一故障に際しても、３台以上のＲＩＰが同時に停止することのない構成となっている。また、電源系統の瞬間的な停止あるいは喪失に対しても、ＭＧセット９ａ〜９ｃの慣性運転により、プラントは定格出力の低下を招くことなく継続して運転することが可能である。
【００９７】
ここで、本実施形態による原子炉冷却材再循環ポンプ駆動用電源システム１２のＲＩＰ ８ａ〜８ｊの台数別トリップの頻度を算出して検討する。
【００９８】
本実施形態の原子炉冷却材再循環ポンプ駆動用電源システム１２に対しては、ＭＧセット無しＲＩＰ２台トリップの場合の原因と頻度は図１０のフォールトツリー図に、ＭＧセット有りＲＩＰ２台トリップの場合の原因と頻度は図４のフォールトツリー図に、また４台のトリップの場合の原因と頻度を図１１のフォールトツリー図に示す。
【００９９】
また、６台トリップの場合の原因と頻度を図６のフォールトツリー図に、さらに、ＲＩＰが同時に全台（10台）トリップする場合の原因と頻度を、図７及び図８のフォールトツリー図に示す。これらのフォールトツリー図の組合わせにより、ＲＩＰ８ａ〜８ｊの台数別トリップ頻度を、次のように算出することができる。
【０１００】
１台トリップ頻度＝０
２台トリップ頻度＝２λMG無2 ＋３λMG有2 ＝1.38×100 ／年
３台トリップ頻度＝０
４台トリップ頻度＝λ4 ＋λMG無2 2 ＋２λMG無2 ×３λMG有2 ＋３λMG有2 2 ＝2.19×10-4／年
５台トリップ頻度＝０
６台トリップ頻度＝λ6 ＋λ4 ×３λMG有2 ＋λMG無2 2 ×３λMG有2 ＋２λMG無2 ×３λMG有2 2 ＋λMG有2 3 ＝1.94×10-8／年
７台トリップ頻度＝０
８台トリップ頻度＝λ6 ×２λMG無2 ＋λ4 ×３λMG有2 2 ＋λMG無2 2 ×３λMG有2 2 ＋２λMG無2 ×λMG有2 3 ＝7.31×10-13 ／年
９台トリップ頻度＝０
10台トリップ頻度＝8.8 ×10-13 ／年
以上から過渡事象である10-2／年以上の頻度となるのは、前記ＲＩＰ２台トリップ事象のみとなる。また、ＲＩＰ全台トリップ頻度は現行システムと同等となる。
なお、第２実施形態と比較すると、同一の常用母線５ａ1 に接続するのが、ＭＧセット有りＲＩＰ８ａ，８ｂと、ＲＩＰ８ｃ，８ｄの２組としたことで、ＭＧセット９ａ，９ｂの慣性運転効果により、当該常用母線５ａ1 及びその上流側の故障により直ちにトリップする台数が４台から０台となる。
その結果、ＲＩＰ４台、６台、８台トリップ頻度は、それぞれ小さくなって原子炉冷却材再循環ポンプ駆動用電源システム１２の信頼性は向上する。
【０１０１】
以上が本発明の第５実施形態の説明であったが、次に本発明の第６実施形態による原子炉冷却材再循環ポンプ駆動用電源システムについて以下に説明する。
【０１０２】
図１４に本発明の第６実施形態による原子炉冷却材再循環ポンプ駆動用電源システム１３の系統構成を示す。なお、本実施形態の説明では、理解を容易にするために、上記第２実施形態の機器と同一機器に同一符号を付して説明する。
【０１０３】
この第６実施形態による原子炉冷却材再循環ポンプ駆動用電源システム１３は、上記第５実施形態の原子炉冷却材再循環ポンプ駆動用電源システム１２に対して、常用母線５ａ２に接続するＭＧ有りＲＩＰ ８ｅ，８ｆをＭＧ無しＲＩＰ８ｅ，８ｆとし、常用母線５ｂ２に接続するＭＧ無しＲＩＰ ８ｉ，８ｊをＭＧ有りＲＩＰ８ｉ，８ｊとしたものである。具体的な構成は、以下の通りである。
【０１０４】
図１４に示すように、原子炉冷却材再循環ポンプ駆動用電源システム１３は、図示しない所内主電源系から２つの発電補機用電源系Ｍ，Ｎを分岐させ、一方の発電補機用電源系Ｍに所内変圧器ＨＴを介して２つの常用母線５ａ１，５ａ２を接続するとともに、他方の発電補機用電源系Ｎに所内変圧器ＨＴを介して２つの常用母線５ｂ１，５ｂ２を接続する。
【０１０５】
さらに、上記一方の発電補機用電源系Ｍの常用母線５ａ１には、２台の静止形可変周波数電源装置ＡＳＤ ７ａ，７ｂをＭＧセット９ａ，９ｂを介してそれぞれ接続する。同一の発電補機用電源系Ｍのもう一つの常用母線５ａ２には、１台の静止形可変周波数電源装置ＡＳＤ ７ｃを直接接続する。
【０１０６】
他方の発電補機用電源系Ｎの常用母線５ｂ１には、１台の静止形可変周波数電源装置ＡＳＤ ７ｄを直接接続する。同一の発電補機用電源系Ｎのもう一つの常用母線５ｂ２には、１台の静止形可変周波数電源装置ＡＳＤ ７ｅをＭＧセット９ｃを介して接続する。
【０１０７】
各静止形可変周波数電源装置ＡＳＤ ７ａ〜７ｅの入力部に必要に応じて入力変圧器６ａ〜６ｅを設ける点と、各静止形可変周波数電源装置ＡＳＤ ７ａ〜７ｅに再循環ポンプＲＩＰ ８ａ〜８ｊをそれぞれ２台ずつ接続する点は、第２ないし第５実施形態と同様である。
【０１０８】
これにより、本実施形態の原子炉冷却材再循環ポンプ駆動用電源システム１３においては、発電補機用電源系Ｍの一方の常用母線５ａ1 には、２組のＭＧ有りＲＩＰ８ａ，８ｂとＲＩＰ８ｃ，８ｄとが接続され、他方の常用母線５ａ2 には、１組のＭＧ無しＲＩＰ８ｅ，８ｆが接続されている。また、発電補機用電源系Ｎの常用母線５ｂ1 には、１組のＭＧ無しＲＩＰ８ｇ，８ｈが接続され、他方の常用母線５ｂ２には、１組のＭＧ有りＲＩＰ ８ｉ，８ｊが接続されている。
【０１０９】
本実施形態の原子炉冷却材再循環ポンプ駆動用電源システム１３においても、３台のＭＧセット９ａ〜９ｃと、５台の静止形可変周波数電源装置ＡＳＤ ７ａ〜７ｅとにより、１０台の再循環ポンプＲＩＰ ８ａ〜８ｊを駆動する構成となっている。また、電源系統が、Ｍ系及びＮ系の２系統にそれぞれ所内変圧器ＨＴを介して接続された常用母線５ａ1 ，５ａ2 ，５ｂ1 ，５ｂ2 の計４系統からなる。電源システムを構成する機器の簡素化、共通仕様化による効果は、第１実施形態と同様である。
【０１１０】
また、ＭＧセット９ａ〜９ｃが、電源系統の瞬停時及び外部電源喪失時に６台のＲＩＰ８ａ〜８ｄ，８ｉ，８ｊについて慣性運転を補う役割を果たしている点も同様である。
従って、ＲＩＰ電源系機器（ＡＳＤ、入力変圧器、ＭＧセット等）において、どの単一故障に際しても、３台以上のＲＩＰが同時に停止することのない構成となっている。また、電源系統の瞬間的な停止あるいは喪失に対しても、ＭＧセット９ａ〜９ｃの慣性運転により、プラントは定格出力の低下を招くことなく継続して運転することが可能である。
【０１１１】
ここで、本実施形態による原子炉冷却材再循環ポンプ駆動用電源システム１３のＲＩＰ ８ａ〜８ｊの台数別トリップの頻度を算出して検討する。
【０１１２】
本実施形態の原子炉冷却材再循環ポンプ駆動用電源システム１３に対しては、ＭＧセット無しＲＩＰ２台トリップの場合の原因と頻度を図１０のフォールトツリー図に、ＭＧセット有りＲＩＰ２台トリップの場合の原因と頻度を図４のフォールトツリー図に、また４台トリップの場合の原因と頻度を図１１のフォールトツリー図に示す。
【０１１３】
また、６台トリップの場合の原因と頻度を図６のフォールトツリー図に、さらに、ＲＩＰが同時に全台（10台）トリップする場合の原因と頻度を、図７及び図８のフォールトツリー図に示す。これらのフォールトツリー図の組合わせにより、
ＲＩＰ８ａ〜８ｊの台数別トリップ頻度を、次のように算出することができる。
【０１１４】
１台トリップ頻度＝０
２台トリップ頻度＝２λMG無2 ＋３λMG有2 ＝1.38×100 ／年
３台トリップ頻度＝０
４台トリップ頻度＝λ4 ＋λMG無2 2 ＋２λMG無2 ×３λMG有2 ＋３λMG有2 2 ＝2.19×10-4／年
５台トリップ頻度＝０
６台トリップ頻度＝λ6 ＋λ4 ×３λMG有2 ＋λMG無2 2 ×３λMG有2 ＋２λMG無2 ×３λMG有2 2 ＋λMG有2 3 ＝1.94×10-8／年
７台トリップ頻度＝０
８台トリップ頻度＝λ6 ×λMG無2 ＋λ6 ×λMG有2 ＋λ4 ×３λMG有2 2 ＋λMG無2 2 ×３λMG有2 2 ＋２λMG無2 ×λMG有2 3 ＝7.14×10-13 ／年
９台トリップ頻度＝０
10台トリップ頻度＝8.8 ×10-13 ／年
以上から過渡事象である10-2／年以上の頻度となるのは、前記ＲＩＰ２台トリップ事象のみとなる。また、ＲＩＰ全台トリップ頻度は現行システムと同等となる。
なお、上記第５実施形態と比較すると、Ｎ系の所内変圧器ＨＴにＭＧセット無しＲＩＰ８ｇ，８ｈと、ＭＧセット有りＲＩＰ８ｉ，８ｊを接続したことで、ＲＩＰ８台トリップの要因のうちで、Ｍ系のＲＩＰ６台トリップ（制御電源喪失が支配的）とＮ系のＲＩＰ２台トリップ（ＭＧセット有側のトリップ）の頻度が、ＭＧセット９ａ〜９ｃの慣性運転効果により小さくなる。
【０１１５】
その結果、ＲＩＰ８台トリップ頻度は小さくなり、原子炉冷却材再循環ポンプ駆動用電源システム１３の信頼性は向上する。また、ＭＧセット９ａ〜９ｃのエネルギー損失を考慮すると、Ｍ系とＮ系の負荷容量のバランスは上記第５実施の形態より向上する。
【０１１６】
以上が本発明の第６実施形態の説明であったが、次に本発明の第７実施形態による原子炉冷却材再循環ポンプ駆動用電源システムについて以下に説明する。
【０１１７】
図１５に本発明の第７実施形態による原子炉冷却材再循環ポンプ駆動用電源システム１４の系統構成を示す。なお、本実施形態の説明では、理解を容易にするために、上記第２実施形態の機器と同一機器に同一符号を付して説明する。
【０１１８】
この第７実施形態による原子炉冷却材再循環ポンプ駆動用電源システム１４は、上記第２ないし第５実施形態の原子炉冷却材再循環ポンプ駆動用電源システムが発電補機用電源系Ｍ，Ｎによって再循環ポンプＲＩＰ ８ａ〜８ｊを駆動するのに対して、再循環ポンプＲＩＰ ８ｉ，８ｊを起動電源系Ｓｍ，Ｓｎによって駆動する構成となっている。なお、この再循環ポンプＲＩＰ ８ｉ，８ｊを起動電源系Ｓｍ，Ｓｎによって駆動する点は、本第７実施形態及び後述する第８及び第９実施形態において共通である。
【０１１９】
本実施形態の原子炉冷却材再循環ポンプ駆動用電源システム１４の電源系統は、図１５に示すように、所内主電源系２から第１発電補機用電源系Ｍ及び第２発電補機用電源系Ｎを分岐させ、一方、独立電源からは第１起動電源系Ｓｍ及び第２起動電源系Ｓｎを分岐させている。独立電源は、発電所外部の電源、あるいは任意のプラント起動用電力供給ユニットの電源である。
【０１２０】
第１起動電源系Ｓｍは遮断手段１５ｍを介して第１発電補機用電源系Ｍに接続されている。また、第２起動電源系Ｓｎは遮断手段１５ｎを介して第２発電補機用電源系Ｎに接続されている。これにより、プラント起動時には、独立電源から導入した電力が、遮断手段１５ｍ，１５ｎを介して第１発電補機用電源系Ｍ及び第２発電補機用電源系Ｎに供給され、プラントの起動を行うことができる。なお、定格運転時には、主発電機ＳＧによって第１発電補機用電源系Ｍ及び第２発電補機用電源系Ｎに電力が供給される。
【０１２１】
第１発電補機用電源系Ｍからは、所内変圧器ＨＴを介して常用母線５ａ１，５ａ２が分岐されている。第２発電補機用電源系Ｎからは、所内変圧器ＨＴを介して常用母線５ｂ１，５ｂ２が分岐されている。一方、第１起動電源系Ｓｍからは、起動用変圧器ＳＴを介して共通母線１６ａ１，１６ａ２が分岐されている。第２起動電源系Ｓｎからは、起動用変圧器ＳＴを介して共通母線１６ｂ１，１６ｂ２が分岐されている。
【０１２２】
常用母線５ａ１には、１台の静止形可変周波数電源装置ＡＳＤ ７ａがＭＧセット９ａを介して接続されている。同一の第１発電補機用電源系Ｍのもう一つの常用母線５ａ２には、１台の静止形可変周波数電源装置ＡＳＤ ７ｂが直接接続されている。
【０１２３】
他方の第２発電補機用電源系Ｎの常用母線５ｂ１には、１台の静止形可変周波数電源装置ＡＳＤ ７ｃがＭＧセット９ｂを介して接続されている。また、同一の第２発電補機用電源系Ｎのもう一つの常用母線５ｂ２には、１台の静止形可変周波数電源装置ＡＳＤ ７ｄが直接接続されている。
【０１２４】
さらに、第１起動電源系Ｓｍの１つの共通母線１６ａ１には、１台の静止形可変周波数電源装置ＡＳＤ ７ｅがＭＧセット９ｃを介して接続されている。
【０１２５】
各静止形可変周波数電源装置ＡＳＤ ７ａ〜７ｅの入力部に必要に応じて入力変圧器６ａ〜６ｅを設ける点と、各静止形可変周波数電源装置ＡＳＤ ７ａ〜７ｅに再循環ポンプＲＩＰ ８ａ〜８ｊをそれぞれ２台ずつ接続する点は、第２ないし第６実施形態と同様である。
【０１２６】
これにより、本実施形態の原子炉冷却材再循環ポンプ駆動用電源システム１４においては、第１発電補機用電源系Ｍの一方の常用母線５ａ1 には、１組のＭＧ有りＲＩＰ８ａ，８ｂ、他方の常用母線５ａ2 には、１組のＭＧ無しＲＩＰ８ｃ，８ｄが接続され、第２発電補機用電源系Ｎの常用母線５ｂ1 には、１組のＭＧ有り８ｅ，８ｆ、他方の常用母線５ｂ２には、１組のＭＧ無しＲＩＰ８ｇ，８ｈが接続されている。また、第１起動電源系Ｓｍの共通母線１６ａ１には、１組のＭＧ有りＲＩＰ８ｉ，８ｊが接続されている。
【０１２７】
本実施形態の原子炉冷却材再循環ポンプ駆動用電源システム１４においても、３台のＭＧセット９ａ〜９ｃと、５台の静止形可変周波数電源装置ＡＳＤ ７ａ〜７ｅとにより、１０台の再循環ポンプＲＩＰ ８ａ〜８ｊを駆動する構成となっている。電源システムを構成する機器の簡素化、共通仕様化による効果は、第１実施形態と同様である。
【０１２８】
また、電源系統はＭ，Ｎ系の２系統の外に、別系統から受電されるＳｍ，Ｓｎ系の２系統の計４系統から供給されている。Ｍ，Ｎ系には第２実施形態と同様に２台の所内変圧器ＨＴを介して４つの常用母線５ａ1 ，５ａ2 ，５ｂ1 ，５ｂ2 が接続されている。Ｓｍ，Ｓｎ系には２台の起動用変圧器ＳＴを介して４つの共通母線１６ａ１，１６ａ２，１６ｂ１，１６ｂ２が接続されている。これにより１つの母線の故障によるＲＩＰの同時停止の台数を抑制することができる。
【０１２９】
また、ＭＧセット９ａ〜９ｃが、電源系統の瞬停時及び独立電源喪失時に６台のＲＩＰ８ａ，８ｂ、８ｅ，８ｆ、８ｉ，８ｊについて慣性運転を補う役割を果たしている点も上記第２ないし第６実施形態と同様である。
従って、ＲＩＰ電源系機器（ＡＳＤ、入力変圧器、ＭＧセット等）において、どの単一故障に際しても、３台以上のＲＩＰが同時に停止することのない構成となっている。また、電源系統の瞬間的な停止あるいは喪失に対しても、ＭＧセット９ａ〜９ｃの慣性運転により、プラントは定格出力の低下を招くことなく継続して運転することが可能である。
【０１３０】
ここで、本実施形態による原子炉冷却材再循環ポンプ駆動用電源システム１４のＲＩＰ ８ａ〜８ｊの台数別トリップの頻度を算出して検討する。
【０１３１】
本実施形態の原子炉冷却材再循環ポンプ駆動用電源システム１４に対しては、ＭＧセット無しＲＩＰ２台トリップの場合の原因と頻度を図１０のフォールトツリー図に、ＭＧセット有りＲＩＰ２台トリップの場合の原因と頻度を図４のフォールトツリー図に、またＲＩＰ４台トリップの場合の原因と頻度を図１１のフォールトツリー図に示す。
【０１３２】
また、ＲＩＰ６台トリップの場合の原因と頻度を図６のフォールトツリー図に、さらに、ＲＩＰが同時に全台（10台）トリップする場合は、記載の便宜上から（１／２）と（２／２）の２つに分けて矢印ｂ−ｂで結ぶ図１６及び図１７のフォールトツリー図に示す。これらのフォールトツリー図の組合わせにより、ＲＩＰ８ａ〜８ｊの台数別トリップ頻度を、次のように算出することができる。
【０１３３】
１台トリップ頻度＝０
２台トリップ頻度＝２λMG無2 ＋３λMG有2 ＝1.38×100 ／年
３台トリップ頻度＝０
４台トリップ頻度＝λ4 ＋λMG無2 2 ＋２λMG無2 ×３λMG有2 ＋３λMG有2 2 ＝2.19×10-4／年
５台トリップ頻度＝０
６台トリップ頻度＝λ6 ＋λ4 ×３λMG有2 ＋λMG無2 2 ×３λMG有2 ＋２λMG無2 ×３λMG有2 2 ＋λMG有2 3 ＝1.94×10-8／年
７台トリップ頻度＝０
８台トリップ頻度＝λ6 ×λMG無2 ＋λ6 ×λMG有2 ＋λ4 ×３λMG有2 2 ＋λMG無2 2 ×３λMG有2 2 ＋２λMG無2 ×λMG有2 3 ＝7.14×10-13 ／年
９台トリップ頻度＝０
10台トリップ頻度＝8.8 ×10-13 ／年
以上から過渡事象である10-2／年以上の頻度となるのは、前記ＲＩＰ２台トリップ事象のみとなる。また、ＲＩＰ全台トリップ頻度は現行システムと同等となる。
なお、第２実施形態と比較すると、同一の常用母線５ａ1 に接続するＲＩＰをＭＧセット有りＲＩＰ２ａ，２ｂの１組としたことで、当該常用母線５ａ1 及びの４台から８ａ，８ｂの２台として、同時停止のＲＩＰの台数を１／２に減少することができる。
【０１３４】
その結果、ＲＩＰ４台、６台、８台トリップ頻度は、それぞれ小さくなり、原子炉冷却材再循環ポンプ駆動用電源システム１４の信頼性は向上する。
【０１３５】
以上が本発明の第７実施形態の説明であったが、次に本発明の第８実施形態による原子炉冷却材再循環ポンプ駆動用電源システムについて以下に説明する。
【０１３６】
図１８に本発明の第８実施形態による原子炉冷却材再循環ポンプ駆動用電源システム１７の系統構成を示す。なお、本実施形態の説明では、理解を容易にするために、上記第７実施形態の機器と同一機器に同一符号を付して説明する。
【０１３７】
この第８実施形態による原子炉冷却材再循環ポンプ駆動用電源システム１７は、上記第７実施形態の原子炉冷却材再循環ポンプ駆動用電源システム１４に対して、常用母線５ａ１に接続するＭＧ有りＲＩＰ ８ａ，８ｂをＭＧ無しＲＩＰ８ａ，８ｂとし、常用母線５ａ２に接続するＭＧ無しＲＩＰ ８ｃ，８ｄをＭＧ有りＲＩＰ８ｃ，８ｄとし、常用母線５ｂ２に接続するＭＧ無しＲＩＰ ８ｇ，８ｈをＭＧ有りＲＩＰ８ｇ，８ｈとし、さらに、ＭＧセット９ｃを介して共通母線１６ａ１に接続するＲＩＰ８ｉ，８ｊを直接共通母線１６ｂ１に接続したものである。具体的な構成は、以下の通りである。
【０１３８】
本実施形態の原子炉冷却材再循環ポンプ駆動用電源システム１７の電源系統は、上記第７実施形態の電源系統と同一の電源系統を有している。すなわち、図１５に示すように、所内主電源系２から電力を取得する第１発電補機用電源系Ｍと第２発電補機用電源系Ｎと、独立電源から電力を取得する第１起動電源系Ｓｍと第２起動電源系Ｓｎとを有し、第１起動電源系Ｓｍは遮断手段１５ｍを介して第１発電補機用電源系Ｍに接続され、第２起動電源系Ｓｎは遮断手段１５ｎを介して第２発電補機用電源系Ｎに接続されている。
【０１３９】
第１発電補機用電源系Ｍからは、所内変圧器ＨＴを介して常用母線５ａ１，５ａ２が分岐されている。第２発電補機用電源系Ｎからは、所内変圧器ＨＴを介して常用母線５ｂ１，５ｂ２が分岐されている。一方、第１起動電源系Ｓｍからは、起動用変圧器ＳＴを介して共通母線１６ａ１，１６ａ２が分岐されている。また、第２起動電源系Ｓｎからは、起動用変圧器ＳＴを介して共通母線１６ｂ１，１６ｂ２が分岐されている。
【０１４０】
常用母線５ａ１には、１台の静止形可変周波数電源装置ＡＳＤ ７ａが直接接続されている。同一の第１発電補機用電源系Ｍのもう一つの常用母線５ａ２には、１台の静止形可変周波数電源装置ＡＳＤ ７ｂがＭＧセット９ｂを介して接続されている。
【０１４１】
他方の第２発電補機用電源系Ｎの常用母線５ｂ１には、１台の静止形可変周波数電源装置ＡＳＤ ７ｃがＭＧセット９ｂを介して接続されている。また、同一の第２発電補機用電源系Ｎのもう一つの常用母線５ｂ２には、１台の静止形可変周波数電源装置ＡＳＤ ７ｄがＭＧセット９ｃを介して接続されている。
【０１４２】
さらに、第２起動電源系Ｓｎの１つの共通母線１６ｂ１には、１台の静止形可変周波数電源装置ＡＳＤ ７ｅが直接接続されている。
【０１４３】
各静止形可変周波数電源装置ＡＳＤ ７ａ〜７ｅの入力部に必要に応じて入力変圧器６ａ〜６ｅを設ける点と、各静止形可変周波数電源装置ＡＳＤ ７ａ〜７ｅに再循環ポンプＲＩＰ ８ａ〜８ｊをそれぞれ２台ずつ接続する点は、第２ないし第７実施形態と同様である。
【０１４４】
これにより、本実施形態の原子炉冷却材再循環ポンプ駆動用電源システム１７においては、第１発電補機用電源系Ｍの一方の常用母線５ａ1 には、１組のＭＧ無しＲＩＰ８ａ，８ｂ、他方の常用母線５ａ2 には、１組のＭＧ有りＲＩＰ８ｃ，８ｄが接続され、第２発電補機用電源系Ｎの常用母線５ｂ1 には、１組のＭＧ有り８ｅ，８ｆ、他方の常用母線５ｂ２には、１組のＭＧ有りＲＩＰ８ｇ，８ｈが接続されている。また、第２起動電源系Ｓｎの共通母線１６ｂ１には、１組のＭＧ無しＲＩＰ８ｉ，８ｊが接続されている。
【０１４５】
本実施形態の原子炉冷却材再循環ポンプ駆動用電源システム１７においても、３台のＭＧセット９ａ〜９ｃと、５台の静止形可変周波数電源装置ＡＳＤ ７ａ〜７ｅとにより、１０台の再循環ポンプＲＩＰ ８ａ〜８ｊを駆動する構成となっている。電源システムを構成する機器の簡素化、共通仕様化による効果は、第１実施形態と同様である。
【０１４６】
また、電源系統はＭ，Ｎ系の２系統の外に、別系統から受電されるＳｍ，Ｓｎ系の２系統の計４系統から供給され、母線の数が合計で８つになるので、１つの母線の故障によるＲＩＰの同時停止の台数を抑制することができる点は第７実施形態と同様である。
【０１４７】
また、ＭＧセット９ａ〜９ｃが、電源系統の瞬停時及び独立電源喪失時に６台のＲＩＰ８ｃ〜８ｈについて慣性運転を補う役割を果たしている点も上記第２ないし第７実施形態と同様である。
従って、ＲＩＰ電源系機器（ＡＳＤ、入力変圧器、ＭＧセット等）において、どの単一故障に際しても、３台以上のＲＩＰが同時に停止することのない構成となっている。また、電源系統の瞬間的な停止あるいは喪失に対しても、ＭＧセット９ａ〜９ｃの慣性運転により、プラントは定格出力の低下を招くことなく継続して運転することが可能である。
【０１４８】
ここで、本実施形態による原子炉冷却材再循環ポンプ駆動用電源システム１７のＲＩＰ ８ａ〜８ｊの台数別トリップの頻度を算出して検討する。
【０１４９】
本実施形態の原子炉冷却材再循環ポンプ駆動用電源システム１７に対しては、常用母線でのＭＧセット無しＲＩＰ２台トリップの場合の原因と頻度を図１９のフォールトツリー図に、共通母線でのＭＧセット無しＲＩＰ２台トリップの場合の原因と頻度を図２０のフォールトツリー図に、ＭＧセット有りＲＩＰ２台トリップの場合の原因と頻度を図４のフォールトツリー図に、またＲＩＰ４台トリップの場合の原因と頻度を図２１のフォールトツリー図に示す。
【０１５０】
なお、図１９と図２０のλMG無2 のケースは、それぞれ構成要因が異なるが、合計としてはオーダー的に等しくなるために、同一のものとして算出している。
【０１５１】
また、ＲＩＰ６台トリップの場合の原因と頻度を図６のフォールトツリー図に、さらに、ＲＩＰが同時に全台（10台）トリップした場合の原因は、記載の便宜上から（１/２），（２/２）の２つに分けて互いを矢印ｃ−ｃで結ぶ図２２及び図２３のフォールトツリー図に示す。これらのフォールトツリー図の組合わせにより、ＲＩＰ８ａ〜８ｊの台数別トリップ頻度を、次のように算出することができる。
【０１５２】
１台トリップ頻度＝０
２台トリップ頻度＝２λMG無2 ＋３λMG有2 ＝1.38×100 ／年
３台トリップ頻度＝０
４台トリップ頻度＝λ4 ＋λMG無2 2 ＋２λMG無2 ×３λMG有2 ＋３λMG有2 2 ＝2.10×10-4／年
５台トリップ頻度＝０
６台トリップ頻度＝λ6 ＋λ4 ×３λMG有2 ＋λMG無2 2 ×３λMG有2 ＋２λMG無2 ×３λMG有2 2 ＋λMG有2 3 ＝1.87×10-8／年
７台トリップ頻度＝０
８台トリップ頻度＝λ6 ×λMG無2 ＋λ6 ×λMG有2 ＋λ4 ×３λMG有2 2 ＋λMG無2 2 ×３λMG有2 2 ＋２λMG無2 ×λMG有2 3 ＝6.90×10-13 ／年
９台トリップ頻度＝０
10台トリップ頻度＝8.8 ×10-13 ／年
以上から過渡事象である10-2／年以上の頻度となるのは、前記ＲＩＰ２台トリップ事象のみとなる。また、ＲＩＰ全台トリップ頻度は現行システムと同等となる。
なお、第７実施の形態と比較すると、ＭＧセット無しＲＩＰ８ｉ，８ｊを第２起動電源系Ｓｎの共通母線１６ｂ１に接続したことで、ＲＩＰ４台トリップ要因であるインバータ入力電源同時喪失要因のうち、母線切替要求信号伝達失敗及び母線切替失敗の要因については、常用母線５ａ1 に接続したＭＧセット無しＲＩＰ８ａ，８ｂの２台トリップ要因にはなる。
【０１５３】
しかし、共通母線１６ｂ１ に接続したＭＧセット無しＲＩＰ８ｉ，８ｊのトリップ要因にはならないことから、本要因はＲＩＰ４台トリップ頻度からは除外される。
【０１５４】
なお、ＲＩＰ８ｉ，８ｊのトリップ頻度はＭＧセット無しＲＩＰ（常用母線側）の２台トリップ頻度に加算されるが、本要因はＲＩＰ２台トリップ頻度の他の要因と比較すると、オーダー的に小さいために、ＲＩＰ２台トリップ頻度自体の増加にはつながらない。
その結果からＲＩＰ４台、６台、８台トリップ頻度は、それぞれ小さくなって、原子炉冷却材再循環ポンプ駆動用電源システム１７の信頼性は向上する。
【０１５５】
以上が本発明の第８実施形態の説明であったが、次に本発明の第９実施形態による原子炉冷却材再循環ポンプ駆動用電源システムについて以下に説明する。
【０１５６】
図２４に本発明の第９実施形態による原子炉冷却材再循環ポンプ駆動用電源システム１８の系統構成を示す。なお、本実施形態の説明では、理解を容易にするために、上記第８実施形態の機器と同一機器に同一符号を付して説明する。
【０１５７】
この第９実施形態による原子炉冷却材再循環ポンプ駆動用電源システム１８は、上記第８実施形態の原子炉冷却材再循環ポンプ駆動用電源システム１７において第２起動電源系Ｓｎの共通母線１６ｂ１に接続するＲＩＰ８ｉ，８ｊを、第１起動電源系Ｓｍの共通母線１６ａ１に接続した点を除き、第８実施形態と同一の構成を有している。具体的な構成は、以下の通りである。
【０１５８】
本実施形態の原子炉冷却材再循環ポンプ駆動用電源システム１８の電源系統は、上記第８実施形態の電源系統と同一の電源系統を有している。すなわち、図２４に示すように、所内主電源系２から電力を取得する第１発電補機用電源系Ｍと第２発電補機用電源系Ｎと、独立電源から電力を取得する第１起動電源系Ｓｍと第２起動電源系Ｓｎとを有し、第１起動電源系Ｓｍは遮断手段１５ｍを介して第１発電補機用電源系Ｍに接続され、第２起動電源系Ｓｎは遮断手段１５ｎを介して第２発電補機用電源系Ｎに接続されている。
【０１５９】
第１発電補機用電源系Ｍからは、所内変圧器ＨＴを介して常用母線５ａ１，５ａ２が分岐されている。第２発電補機用電源系Ｎからは、所内変圧器ＨＴを介して常用母線５ｂ１，５ｂ２が分岐されている。一方、第１起動電源系Ｓｍからは、起動用変圧器ＳＴを介して共通母線１６ａ１，１６ａ２が分岐されている。また、第２起動電源系Ｓｎからは、起動用変圧器ＳＴを介して共通母線１６ｂ１，１６ｂ２が分岐されている。
【０１６０】
常用母線５ａ１には、１台の静止形可変周波数電源装置ＡＳＤ ７ａが直接接続されている。同一の第１発電補機用電源系Ｍのもう一つの常用母線５ａ２には、１台の静止形可変周波数電源装置ＡＳＤ ７ｂがＭＧセット９ｂを介して接続されている。
【０１６１】
他方の第２発電補機用電源系Ｎの常用母線５ｂ１には、１台の静止形可変周波数電源装置ＡＳＤ ７ｃがＭＧセット９ｂを介して接続されている。また、同一の第２発電補機用電源系Ｎのもう一つの常用母線５ｂ２には、１台の静止形可変周波数電源装置ＡＳＤ ７ｄがＭＧセット９ｃを介して接続されている。
【０１６２】
さらに、第１起動電源系Ｓｍの１つの共通母線１６ａ１には、１台の静止形可変周波数電源装置ＡＳＤ ７ｅが直接接続されている。
【０１６３】
各静止形可変周波数電源装置ＡＳＤ ７ａ〜７ｅの入力部に必要に応じて入力変圧器６ａ〜６ｅを設ける点と、各静止形可変周波数電源装置ＡＳＤ ７ａ〜７ｅに再循環ポンプＲＩＰ ８ａ〜８ｊをそれぞれ２台ずつ接続する点は、第２ないし第８実施形態と同様である。
【０１６４】
これにより、本実施形態の原子炉冷却材再循環ポンプ駆動用電源システム１８においては、第１発電補機用電源系Ｍの一方の常用母線５ａ1 には、１組のＭＧ無しＲＩＰ８ａ，８ｂ、他方の常用母線５ａ2 には、１組のＭＧ有りＲＩＰ８ｃ，８ｄが接続され、第２発電補機用電源系Ｎの常用母線５ｂ1 には、１組のＭＧ有り８ｅ，８ｆ、他方の常用母線５ｂ２には、１組のＭＧ有りＲＩＰ８ｇ，８ｈが接続されている。また、第１起動電源系Ｓｍの共通母線１６ａ１には、１組のＭＧ無しＲＩＰ８ｉ，８ｊが接続されている。
【０１６５】
本実施形態の原子炉冷却材再循環ポンプ駆動用電源システム１８においても、３台のＭＧセット９ａ〜９ｃと、５台の静止形可変周波数電源装置ＡＳＤ ７ａ〜７ｅとにより、１０台の再循環ポンプＲＩＰ ８ａ〜８ｊを駆動する構成となっている。電源システムを構成する機器の簡素化、共通仕様化による効果は、第１実施形態と同様である。
【０１６６】
また、電源系統はＭ，Ｎ系の２系統の外に、別系統から受電されるＳｍ，Ｓｎ系の２系統の計４系統から供給され、母線の数が合計で８つになるので、１つの母線の故障によるＲＩＰの同時停止の台数を抑制することができる点は第８実施形態と同様である。
【０１６７】
また、ＭＧセット９ａ〜９ｃが、電源系統の瞬停時及び独立電源喪失時に６台のＲＩＰ８ｃ〜８ｈについて慣性運転を補う役割を果たしている点も上記第２ないし第７実施形態と同様である。
従って、ＲＩＰ電源系機器（ＡＳＤ、入力変圧器、ＭＧセット等）において、どの単一故障に際しても、３台以上のＲＩＰが同時に停止することのない構成となっている。また、電源系統の瞬間的な停止あるいは喪失に対しても、ＭＧセット９ａ〜９ｃの慣性運転により、プラントは定格出力の低下を招くことなく継続して運転することが可能である。
【０１６８】
ここで、本実施形態による原子炉冷却材再循環ポンプ駆動用電源システム１８のＲＩＰ ８ａ〜８ｊの台数別トリップの頻度を算出して検討する。
【０１６９】
本実施形態の原子炉冷却材再循環ポンプ駆動用電源システム１８に対しては、常用母線でのＭＧセット無しＲＩＰ２台トリップの場合の原因と頻度を図１９のフォールトツリー図に、共通母線でのＭＧセット無しＲＩＰ２台トリップの場合の原因と頻度を図２０のフォールトツリー図に、ＭＧセット有りＲＩＰ２台トリップの場合の原因と頻度を図４のフォールトツリー図に、また、ＲＩＰ４台トリップの場合の原因と頻度を図２１のフォールトツリー図に示す。
【０１７０】
なお、図１９と図２０のλMG無2 のケース は、それぞれ構成要因が異なるが、合計としてはオーダー的に等しくなるために、同一のものとして算出している。
【０１７１】
また、ＲＩＰ６台トリップの場合の原因と頻度を図６のフォールトツリー図に、さらに、ＲＩＰが同時に全台（10台）トリップした場合の原因と頻度を図２２及び図２３のフォールトツリー図に示す。これらのフォールトツリー図の組合わせにより、ＲＩＰ８ａ〜８ｊの台数別トリップ頻度を、次のように算出することができる。
【０１７２】
１台トリップ頻度＝０
２台トリップ頻度＝２λMG無2 ＋３λMG有2 ＝1.38×100 ／年
３台トリップ頻度＝０
４台トリップ頻度＝λ4 ＋λMG無2 2 ＋２λMG無2 ×３λMG有2 ＋３λMG有2 2 ＝2.10×10-4／年
５台トリップ頻度＝０
６台トリップ頻度＝λ6 ＋λ4 ×３λMG有2 ＋λMG無2 2 ×３λMG有2 ＋２λMG無2 ×３λMG有2 2 ＋λMG有2 3 ＝1.87×10-8／年
７台トリップ頻度＝０
８台トリップ頻度＝λ6 ×２λMG有2 ＋λ4 ×３λMG有2 2 ＋λMG無2 2 ×３λMG有2 2 ＋２λMG無2 ×λMG有2 3 ＝6.73×10-13 ／年
９台トリップ頻度＝０
10台トリップ頻度＝8.8 ×10-13 ／年
以上から過渡事象である10-2／年以上の頻度となるのは、前記ＲＩＰ２台トリップ事象のみとなる。また、ＲＩＰ全台トリップ頻度は現行システムと同等となる。
なお、上記第８実施の形態と比較すると、１組のＭＧセット無しＲＩＰ８ｉ，８ｊを第１起動電源系Ｓｍの起動変圧器及ＳＴび共通母線１６ａ１に接続したことで、ＲＩＰ８台トリップの要因のうちで、第１発電補機用電源系Ｍ系及び第１起動電源系ＳｍのＲＩＰ６台トリップ（制御電源喪失が支配的）と、第２発電補機用電源系ＮのＲＩＰ２台トリップ（ＭＧセット有りＲＩＰのトリップ）の頻度が、ＭＧセット９ａ〜９ｃによる慣性運転効果により小さくなる。
その結果としてＲＩＰ８台トリップ頻度は小さくなり、原子炉冷却材再循環ポンプ駆動用電源システム１８の信頼性は向上する。
【０１７３】
以上が本発明の第９実施形態の説明であったが、次に本発明の第１０実施形態による原子炉冷却材再循環ポンプ駆動用電源システムについて以下に説明する。
【０１７４】
本発明の第１０実施形態は、以上の第１ないし第９実施形態が、１台のＭＧセットに１台の静止形可変周波数電源装置を接続するものであるのに対し、１台のＭＧセットに複数台の静止形可変周波数電源装置を接続するものである。図２５に本発明の第１０実施形態の構成を示す。なお、本実施形態の説明では、理解を容易にするために、上記第１実施形態の機器と同一機器に同一符号を付して説明する。
【０１７５】
図２５に示すように、本発明の第１０実施形態による原子炉冷却材再循環ポンプ駆動用電源システム１９は、所内主電源系２に所内変圧器ＨＴを介して常用母線Ａ，Ｂを接続し、常用母線Ａに１台のＭＧセット３を接続し、常用母線Ｂに１台の ＭＧセット３を接続し、これらのＭＧセット３のそれぞれに５台の静止形可変周波数電源装置ＡＳＤを接続し、各静止形可変周波数電源装置ＡＳＤに１台の再循環ポンプＲＩＰを接続したものである。所内主電源系２が主発電機ＳＧによって電力を供給される点、所内主電源系２に供給された電力が所内変圧器ＨＴを介して再循環ポンプＲＩＰに供給される一方、送電用変圧器ＭＴを介して外部の送電線に送電される点は、第１実施形態と同様である。
【０１７６】
なお、本実施形態では上述したように、常用母線は２本であり、常用母線Ａ，Ｂに接続したＭＧセット３はそれぞれ１台であり、また、各ＭＧセットに接続した静止形可変周波数電源装置ＡＳＤは５台となっているが、本発明はこれらの機器の数に限られず、１つの常用母線に対して少なくとも１台のＭＧセット３を接続し、また、１台のＭＧセットに複数台の静止形可変周波数電源装置ＡＳＤを接続し、各静止形可変周波数電源装置ＡＳＤに１台の再循環ポンプＲＩＰを接続したものであればよい。
【０１７７】
図２５の構成の第１０実施形態によれば、原子力発電所全体として２台のＭＧセット３によって１０台の再循環ポンプＲＩＰを運転する電源を供給する構成となる。この構成は、２台のＭＧセットと常用母線に直接接続した４台の静止形可変周波数電源装置ＡＳＤによって１０台の再循環ポンプＲＩＰを駆動していた従来の原子炉冷却材再循環ポンプ駆動用電源システムに比べれば、より簡素なシステム構成となっている。また、本実施形態によれば、静止形可変周波数電源装置ＡＳＤがＭＧセット３を介して常用母線Ａ，Ｂに接続されているので、静止形可変周波数電源装置ＡＳＤのスイッチング動作による高周波電流の常用母線Ａ，Ｂへの流出を防止することができる。また、各再循環ポンプＲＩＰに静止形可変周波数電源装置ＡＳＤを１台設けているので、１台の静止形可変周波数電源装置ＡＳＤの故障で停止する再循環ポンプＲＩＰを１台にとどめることができる。
【０１７８】
以上が本発明の第１０実施形態の説明であったが、次に本発明の第１１実施形態による原子炉冷却材再循環ポンプ駆動用電源システムについて以下に説明する。
【０１７９】
本発明の第１１実施形態は、上記本発明の第１０実施形態が、１台の静止形可変周波数電源装置ＡＳＤに１台の再循環ポンプＲＩＰを接続するものであるのに対し、１台の静止形可変周波数電源装置ＡＳＤに複数台の再循環ポンプＲＩＰを接続するものである。図２６に本発明の第１１実施形態の構成を示す。なお、本実施形態の説明では、理解を容易にするために、上記第１実施形態の機器と同一機器に同一符号を付して説明する。
【０１８０】
図２６に示すように、本発明の第１１実施形態による原子炉冷却材再循環ポンプ駆動用電源システム２０は、所内主電源系２に所内変圧器ＨＴを介して常用母線Ａ，Ｂを接続し、常用母線Ａに１台のＭＧセット３を接続し、常用母線Ｂに１台のＭＧセット３を接続し、常用母線Ａ側のＭＧセット３に３台の静止形可変周波数電源装置ＡＳＤ、常用母線Ｂ側のＭＧセット３に２台の静止形可変周波数電源装置ＡＳＤを接続し、各静止形可変周波数電源装置ＡＳＤに２台の再循環ポンプＲＩＰを接続したものである。
【０１８１】
所内主電源系２が主発電機ＳＧによって電力を供給される点、所内主電源系２に供給された電力が所内変圧器ＨＴを介して再循環ポンプＲＩＰに供給される一方、送電用変圧器ＭＴを介して外部の送電線に送電される点は、第１実施形態と同様である。
【０１８２】
また、本実施形態では上述したように、常用母線は２本であり、常用母線Ａ，Ｂに接続したＭＧセット３はそれぞれ１台であり、また、各ＭＧセットに接続した静止形可変周波数電源装置ＡＳＤは２台と３台となっており、さらに、各静止形可変周波数電源装置ＡＳＤに接続した再循環ポンプＲＩＰは２台となっているが、本発明はこれらの機器の数に限られず、常用母線に少なくとも１台のＭＧセット３を接続し、１台のＭＧセットに複数台の静止形可変周波数電源装置ＡＳＤを接続し、各静止形可変周波数電源装置ＡＳＤに複数台の再循環ポンプＲＩＰを接続したものであればよい。
【０１８３】
図２６の構成の第１１実施形態によれば、原子力発電所全体として２台のＭＧセット３によって１０台の再循環ポンプＲＩＰを運転する電源を供給する構成となる。この構成は、２台のＭＧセットと常用母線に直接接続した４台の静止形可変周波数電源装置ＡＳＤによって１０台の再循環ポンプＲＩＰを駆動していた従来の原子炉冷却材再循環ポンプ駆動用電源システムに比べれば、より簡素なシステム構成となっている。特に上記第１０実施形態と比べれば、１台の静止形可変周波数電源装置ＡＳＤによって複数台の再循環ポンプＲＩＰを駆動するので、静止形可変周波数電源装置ＡＳＤの台数の削減に寄与することができる。
【０１８４】
また、本実施形態によれば、静止形可変周波数電源装置ＡＳＤがＭＧセット３を介して常用母線Ａ，Ｂに接続されているので、静止形可変周波数電源装置ＡＳＤのスイッチング動作による高調波電流の常用母線Ａ，Ｂへの流出を防止することができる。
【０１８５】
以上が本発明の第１１実施形態の説明であったが、次に本発明の第１２実施形態による原子炉冷却材再循環ポンプ駆動用電源システムについて以下に説明する。
【０１８６】
本発明の第１２実施形態は、上記本発明の第１１実施形態が常用母線に少なくとも１台のＭＧセットを接続するものであるのに対し、少なくとも３台のＭＧセットを接続するようにしたものである。図２７に本発明の第１２実施形態の構成を示す。なお、本実施形態の説明では、理解を容易にするために、上記第１実施形態の機器と同一機器に同一符号を付して説明する。
【０１８７】
図２７に示すように、本発明の第１２実施形態による原子炉冷却材再循環ポンプ駆動用電源システム２１は、所内主電源系２に所内変圧器ＨＴを介して常用母線Ａ，Ｂを接続し、常用母線Ａに２台のＭＧセット３を接続し、これらのＭＧセット３にそれぞれ２台と３台の静止形可変周波数電源装置ＡＳＤを接続し、各静止形可変周波数電源装置ＡＳＤに１台の再循環ポンプＲＩＰを接続し、一方、常用母線Ｂにも２台のＭＧセット３を接続し、これらのＭＧセット３にそれぞれ２台と３台の静止形可変周波数電源装置ＡＳＤを接続し、さらに各静止形可変周波数電源装置ＡＳＤに１台の再循環ポンプＲＩＰを接続したものである。
【０１８８】
所内主電源系２が主発電機ＳＧによって電力を供給される点、所内主電源系２に供給された電力が所内変圧器ＨＴを介して再循環ポンプＲＩＰに供給される一方、送電用変圧器ＭＴを介して外部の送電線に送電される点は、第１実施形態と同様である。
【０１８９】
また、本実施形態では上述したように、常用母線は２本であり、常用母線Ａ，Ｂに接続したＭＧセット３はそれぞれ２台であり、また、各ＭＧセットに接続した静止形可変周波数電源装置ＡＳＤは２台と３台となっているが、本発明はこれらの機器の数に限られず、常用母線に少なくとも３台のＭＧセット３を接続し、１台のＭＧセットに少なくとも１台の静止形可変周波数電源装置ＡＳＤを接続し、各静止形可変周波数電源装置ＡＳＤに１台の再循環ポンプＲＩＰを接続したものであればよい。
【０１９０】
図２７の構成の第１２実施形態によれば、原子力発電所全体として４台のＭＧセット３によって１０台の再循環ポンプＲＩＰを運転する電源を供給する構成となる。この構成は、２台のＭＧセットと常用母線に直接接続した４台の静止形可変周波数電源装置ＡＳＤによって１０台の再循環ポンプＲＩＰを駆動していた従来の原子炉冷却材再循環ポンプ駆動用電源システムに比べれば、より簡素なシステム構成となっている。また、本実施形態によれば、静止形可変周波数電源装置ＡＳＤがＭＧセット３を介して常用母線Ａ，Ｂに接続されているので、静止形可変周波数電源装置ＡＳＤのスイッチング動作による高調波電流の常用母線Ａ，Ｂへの流出を防止することができる。また、各再循環ポンプＲＩＰに静止形可変周波数電源装置ＡＳＤを１台設けているので、１台の静止形可変周波数電源装置ＡＳＤの故障で停止する再循環ポンプＲＩＰを１台にとどめることができる。
【０１９１】
以上が本発明の第１２実施形態の説明であったが、次に本発明の第１３実施形態による原子炉冷却材再循環ポンプ駆動用電源システムについて以下に説明する。
【０１９２】
本発明の第１３実施形態は、上記本発明の第１２実施形態が、１台の静止形可変周波数電源装置ＡＳＤに１台の再循環ポンプＲＩＰを接続するものであるのに対し、１台の静止形可変周波数電源装置ＡＳＤに複数台の再循環ポンプＲＩＰを接続するようにしたものである。図２８に本発明の第１３実施形態の構成を示す。なお、本実施形態の説明では、理解を容易にするために、上記第１実施形態の機器と同一機器に同一符号を付して説明する。
【０１９３】
図２８に示すように、本発明の第１３実施形態による原子炉冷却材再循環ポンプ駆動用電源システム２２は、所内主電源系２に所内変圧器ＨＴを介して常用母線Ａ，Ｂを接続し、常用母線Ａに２台のＭＧセット３を接続し、これらのＭＧセット３にそれぞれ１台の静止形可変周波数電源装置ＡＳＤを接続し、各静止形可変周波数電源装置ＡＳＤにそれぞれ２台と３台の再循環ポンプＲＩＰを接続し、一方、常用母線Ｂにも２台のＭＧセット３を接続し、これらのＭＧセット３にそれぞれ１台の静止形可変周波数電源装置ＡＳＤを接続し、さらに各静止形可変周波数電源装置ＡＳＤにそれぞれ２台と３台の再循環ポンプＲＩＰを接続したものである。
【０１９４】
所内主電源系２が主発電機ＳＧによって電力を供給される点、所内主電源系２に供給された電力が所内変圧器ＨＴを介して再循環ポンプＲＩＰに供給される一方、送電用変圧器ＭＴを介して外部の送電線に送電される点は、第１実施形態と同様である。
【０１９５】
また、本実施形態では上述したように、常用母線は２本であり、常用母線Ａ，Ｂに接続したＭＧセット３はそれぞれ２台であり、また、各ＭＧセットに接続した静止形可変周波数電源装置ＡＳＤは１台であり、各静止形可変周波数電源装置ＡＳＤに接続した再循環ポンプＲＩＰは２台と３台となっているが、本発明はこれらの機器の数に限られず、常用母線に少なくとも３台のＭＧセット３を接続し、１台のＭＧセットに少なくとも１台の静止形可変周波数電源装置ＡＳＤを接続し、各静止形可変周波数電源装置ＡＳＤに複数台の再循環ポンプＲＩＰを接続したものであればよい。
【０１９６】
図２８の構成の第１２実施形態によれば、原子力発電所全体として４台のＭＧセット３によって１０台の再循環ポンプＲＩＰを運転する電源を供給する構成となる。この構成は、２台のＭＧセットと常用母線に直接接続した４台の静止形可変周波数電源装置ＡＳＤによって１０台の再循環ポンプＲＩＰを駆動していた従来の原子炉冷却材再循環ポンプ駆動用電源システムに比べれば、より簡素なシステム構成となっている。特に上記第１２実施形態と比べれば、１台の静止形可変周波数電源装置ＡＳＤによって複数台の再循環ポンプＲＩＰを駆動するので、静止形可変周波数電源装置ＡＳＤの台数の削減に寄与することができる。
【０１９７】
また、本実施形態によれば、静止形可変周波数電源装置ＡＳＤがＭＧセット３を介して常用母線Ａ，Ｂに接続されているので、静止形可変周波数電源装置ＡＳＤのスイッチング動作による高調波電流の常用母線Ａ，Ｂへの流出を防止することができる。
【０１９８】
以上が本発明の第１３実施形態の説明であったが、次に本発明の第１４実施形態による原子炉冷却材再循環ポンプ駆動用電源システムについて以下に説明する。
【０１９９】
本発明の第１４実施形態は、上記第１０ないし第１３実施形態が常用母線にＭＧセットを介して静止形可変周波数電源装置ＡＳＤを接続するものであるのに対し、常用母線にＭＧセットを介して接続する静止形可変周波数電源装置ＡＳＤと直接接続する静止形可変周波数電源装置ＡＳＤとを組み合わせたものである。図２９に本発明の第１４実施形態の構成を示す。なお、本実施形態の説明では、理解を容易にするために、上記第１実施形態の機器と同一機器に同一符号を付して説明する。
【０２００】
図２９に示すように、本発明の第１４実施形態による原子炉冷却材再循環ポンプ駆動用電源システム２３は、所内主電源系２に所内変圧器ＨＴを介して常用母線Ａ，Ｂを接続し、常用母線Ａに１台のＭＧセット３を接続し、そのＭＧセット３に３台の静止形可変周波数電源装置ＡＳＤを接続し、各静止形可変周波数電源装置ＡＳＤに１台の再循環ポンプＲＩＰを接続するとともに、同常用母線Ａに１台の静止形可変周波数電源装置ＡＳＤを直接接続し、その静止形可変周波数電源装置ＡＳＤに２台の再循環ポンプＲＩＰを接続し、常用母線Ｂについても同様に、１台のＭＧセット３を接続し、そのＭＧセット３に３台の静止形可変周波数電源装置ＡＳＤを接続し、各静止形可変周波数電源装置ＡＳＤに１台の再循環ポンプＲＩＰを接続するとともに、同常用母線Ｂに１台の静止形可変周波数電源装置ＡＳＤを直接接続し、その静止形可変周波数電源装置ＡＳＤに２台の再循環ポンプＲＩＰを接続したものである。
【０２０１】
所内主電源系２が主発電機ＳＧによって電力を供給される点、所内主電源系２に供給された電力が所内変圧器ＨＴを介して再循環ポンプＲＩＰに供給される一方、送電用変圧器ＭＴを介して外部の送電線に送電される点は、第１実施形態と同様である。
【０２０２】
なお、本実施形態では上述したように、常用母線は２本であり、各常用母線Ａ，Ｂに１台のＭＧセット３と１台の直接接続の静止形可変周波数電源装置ＡＳＤを接続し、各ＭＧセット３に３台の静止形可変周波数電源装置ＡＳＤを接続し、各静止形可変周波数電源装置ＡＳＤに１台の再循環ポンプＲＩＰを接続し、常用母線に直接接続した静止形可変周波数電源装置ＡＳＤに２台の再循環ポンプＲＩＰを接続した構成となっているが、本発明は上記構成に限られず、常用母線に全体として２台のＭＧセットと２台の直接接続の静止形可変周波数電源装置ＡＳＤとを接続し、各ＭＧセットに少なくとも１台の静止形可変周波数電源装置ＡＳＤを接続し、各静止形可変周波数電源装置ＡＳＤに少なくとも１台の再循環ポンプＲＩＰを接続したものであればよい。
【０２０３】
図２９の構成の第１４実施形態によれば、原子力発電所全体として２台のＭＧセット３と８台の静止形可変周波数電源装置ＡＳＤとによって１０台の再循環ポンプＲＩＰを運転する電源を供給する構成となる。この構成は、２台のＭＧセットと１０台の静止形可変周波数電源装置ＡＳＤとによって１０台の再循環ポンプＲＩＰを駆動していた従来の原子炉冷却材再循環ポンプ駆動用電源システムに比べれば、より簡素なシステム構成となっている。
【０２０４】
以上が本発明の第１４実施形態の説明であったが、次に本発明の第１５実施形態による原子炉冷却材再循環ポンプ駆動用電源システムについて以下に説明する。
【０２０５】
本発明の第１５実施形態は、上記本発明の第１４実施形態が、ＭＧセットを介して常用母線に接続した静止形可変周波数電源装置ＡＳＤの１台に対して再循環ポンプＲＩＰを１台接続するものであるのに対し、静止形可変周波数電源装置ＡＳＤの１台に対して再循環ポンプＲＩＰを複数台接続するようにしたものである。図３０に本発明の第１５実施形態の構成を示す。なお、本実施形態の説明では、理解を容易にするために、上記第１実施形態の機器と同一機器に同一符号を付して説明する。
【０２０６】
図３０に示すように、本発明の第１５実施形態による原子炉冷却材再循環ポンプ駆動用電源システム２４は、所内主電源系２に所内変圧器ＨＴを介して常用母線Ａ，Ｂを接続し、常用母線Ａに１台のＭＧセット３を接続し、ＭＧセット３に１台の静止形可変周波数電源装置ＡＳＤを接続し、その静止形可変周波数電源装置ＡＳＤに３台の再循環ポンプＲＩＰを接続するとともに、同常用母線Ａに１台の静止形可変周波数電源装置ＡＳＤを直接接続し、その静止形可変周波数電源装置ＡＳＤに２台の再循環ポンプＲＩＰを接続し、常用母線Ｂについても同様に、１台のＭＧセット３を接続し、ＭＧセット３に１台の静止形可変周波数電源装置ＡＳＤを接続し、その静止形可変周波数電源装置ＡＳＤに３台の再循環ポンプＲＩＰを接続するとともに、同常用母線Ｂに１台の静止形可変周波数電源装置ＡＳＤを直接接続し、その静止形可変周波数電源装置ＡＳＤに２台の再循環ポンプＲＩＰを接続したものである。
【０２０７】
所内主電源系２が主発電機ＳＧによって電力を供給される点、所内主電源系２に供給された電力が所内変圧器ＨＴを介して再循環ポンプＲＩＰに供給される一方、送電用変圧器ＭＴを介して外部の送電線に送電される点は、第１実施形態と同様である。
【０２０８】
なお、本実施形態では上述したように、図３０の構成に限られず、常用母線に全体として２台のＭＧセットと２台の直接接続の静止形可変周波数電源装置ＡＳＤとを接続し、各ＭＧセットに少なくとも１台の静止形可変周波数電源装置ＡＳＤを接続し、各静止形可変周波数電源装置ＡＳＤに少なくとも１台の再循環ポンプＲＩＰを接続したものであればよい。
【０２０９】
図３０の構成の第１５実施形態によれば、原子力発電所全体として２台のＭＧセット３と４台の静止形可変周波数電源装置ＡＳＤとによって１０台の再循環ポンプＲＩＰを運転する電源を供給する構成となる。この構成は、２台のＭＧセットと１０台の静止形可変周波数電源装置ＡＳＤとによって１０台の再循環ポンプＲＩＰを駆動していた従来の原子炉冷却材再循環ポンプ駆動用電源システムに比べれば、より簡素なシステム構成となっている。また、上記本発明の第１４実施形態に比べても静止形可変周波数電源装置ＡＳＤの台数を大幅に削減することができる。
【０２１０】
以上が本発明の第１５実施形態の説明であったが、次に本発明の第１６実施形態による原子炉冷却材再循環ポンプ駆動用電源システムについて以下に説明する。
【０２１１】
上記の第１ないし第１５実施形態が静止形可変周波数電源装置ＡＳＤによって再循環ポンプＲＩＰの回転速度を制御することとしていたのに対し、以下に説明する本発明の第１６ないし第１９実施形態は、交流を直流に変換する順変換器（整流器）と、その直流を所定周波数の交流に変換する逆変換器（インバータ）とを組み合わせて再循環ポンプＲＩＰの回転速度を制御するものである。本発明の第１６実施形態は、図３１にその構成を示す。なお、本実施形態の説明では、理解を容易にするために、上記第１実施形態の機器と同一機器に同一符号を付して説明する。
【０２１２】
図３１に示すように、本発明の第１６実施形態による原子炉冷却材再循環ポンプ駆動用電源システム２５は、所内主電源系２に所内変圧器ＨＴを介して常用母線Ａ，Ｂを接続し、常用母線Ａ，Ｂにそれぞれ１台の交流を直流に変換する順変換器（整流器）ＲＥＣを接続し、これらの順変換器（整流器）ＲＥＣにそれぞれ５台の直流を交流に変換する逆変換器（インバータ）ＩＮＶを接続し、各逆変換器（インバータ）ＩＮＶに１台の再循環ポンプＲＩＰを接続し、さらに逆変換器（インバータ）ＩＮＶの入力部に整流装置２６を介して交流蓄電装置２７を接続したものである。
【０２１３】
交流蓄電装置２７は、たとえば順変換器（整流器）ＲＥＣが故障した場合のバックアップ電源として設けられており、逆変換器（インバータ）ＩＮＶの入力部は直流であることから、交流蓄電装置２７からの交流電源を整流装置２６で直流に変換して、５台の逆変換器（インバータ）ＩＮＶに供給する。この交流蓄電装置２７としては、交流電気エネルギーを蓄積するフライホイールＦＷを接続しているＭＧセット、あるいはフライホイールを接続し高回転している電動機等を用いることができる。
【０２１４】
所内主電源系２が主発電機ＳＧによって電力を供給される点、所内主電源系２に供給された電力が所内変圧器ＨＴを介して再循環ポンプＲＩＰに供給される一方、送電用変圧器ＭＴを介して外部の送電線に送電される点は、第１実施形態と同様である。
【０２１５】
なお、本実施形態では上述したように、常用母線は２本であり、常用母線Ａ，Ｂに接続した順変換器（整流器）ＲＥＣはそれぞれ１台であり、また、各順変換器（整流器）ＲＥＣに接続した逆変換器（インバータ）ＩＮＶは５台となっているが、本発明はこれらの機器の数に限られず、１つの常用母線に対して少なくとも１台の順変換器（整流器）ＲＥＣを接続し、また、１台の順変換器（整流器）ＲＥＣに複数台の逆変換器（インバータ）ＩＮＶを接続し、各逆変換器（インバータ）ＩＮＶに１台の再循環ポンプＲＩＰを接続したものであればよい。
【０２１６】
第１６実施形態によれば、構造が比較的に簡単で経済的な順変換器（整流器）と逆変換器（インバータ）とによって再循環ポンプＲＩＰの回転速度すなわち炉心の冷却材流量や反応度を制御することができる。また、バックアップ電源として交流蓄電装置２７を設けているので、電源喪失時にも原子炉を安全に運転することができる。
【０２１７】
以上が本発明の第１６実施形態の説明であったが、次に本発明の第１７実施形態による原子炉冷却材再循環ポンプ駆動用電源システムについて以下に説明する。
【０２１８】
本発明の第１７実施形態は、上記第１６実施形態の原子炉冷却材再循環ポンプ駆動用電源システム２５が交流蓄電装置２７をバックアップ電源としていたのに対し、直流蓄電装置をバックアップ電源とするものである。図３２に第１７実施形態の構成を示す。なお、本実施形態の説明では、理解を容易にするために、上記第１実施形態の機器と同一機器に同一符号を付して説明する。
【０２１９】
図３２に示すように、本発明の第１７実施形態による原子炉冷却材再循環ポンプ駆動用電源システム２８は、所内主電源系２に所内変圧器ＨＴを介して常用母線Ａ，Ｂを接続し、常用母線Ａ，Ｂにそれぞれ１台の交流を直流に変換する順変換器（整流器）ＲＥＣを接続し、これらの順変換器（整流器）ＲＥＣにそれぞれ５台の直流を交流に変換する逆変換器（インバータ）ＩＮＶを接続し、各逆変換器（インバータ）ＩＮＶに１台の再循環ポンプＲＩＰを接続し、さらに逆変換器（インバータ）ＩＮＶの入力部に直流蓄電装置２９を接続したものである。直流蓄電装置２９としては、超伝導コイル、蓄電池、燃料電池等を使用することができる。
【０２２０】
所内主電源系２が主発電機ＳＧによって電力を供給される点、所内主電源系２に供給された電力が所内変圧器ＨＴを介して再循環ポンプＲＩＰに供給される一方、送電用変圧器ＭＴを介して外部の送電線に送電される点は、第１実施形態と同様である。
【０２２１】
また、図３２に示した機器台数に限られず、１つの常用母線に対して少なくとも１台の順変換器（整流器）ＲＥＣを接続し、また、１台の順変換器（整流器）ＲＥＣに複数台の逆変換器（インバータ）ＩＮＶを接続し、各逆変換器（インバータ）ＩＮＶに１台の再循環ポンプＲＩＰを接続すればらい点は、上記第１６実施形態と全く同様である。
【０２２２】
第１７実施形態によれば、構造が比較的に簡単で経済的な順変換器（整流器）と逆変換器（インバータ）とによって再循環ポンプＲＩＰの回転速度すなわち炉心の冷却材流量や反応度を制御することができる。また、バックアップ電源として直流蓄電装置２９を設けているので、電源喪失時にも原子炉を安全に運転することができる。
【０２２３】
以上が本発明の第１７実施形態の説明であったが、次に本発明の第１８実施形態による原子炉冷却材再循環ポンプ駆動用電源システムについて以下に説明する。
【０２２４】
本発明の第１８実施形態は、逆変換器（インバータ）ＩＮＶとして中性点を基準に正の電圧及び負の電圧を発生させる逆変換器（インバータ）ＩＮＶを使用する点で上記第１６実施形態と相違する。図３３にその第１８実施形態の原子炉冷却材再循環ポンプ駆動用電源システム３０の構成を示す。なお、本実施形態の説明では、理解を容易にするために、上記第１６実施形態の機器と同一機器に同一符号を付して説明する。
【０２２５】
図３３に示すように、本発明の第１８実施形態による原子炉冷却材再循環ポンプ駆動用電源システム３０は、所内主電源系２に所内変圧器ＨＴを介して常用母線Ａ，Ｂを接続し、常用母線Ａ，Ｂにそれぞれ１台の交流を直流に変換する順変換器（整流器）ＲＥＣを接続し、これらの順変換器（整流器）ＲＥＣにそれぞれ５台の直流を交流に変換する逆変換器（インバータ）ＩＮＶを接続する。前記逆変換器（インバータ）ＩＮＶは、中性点を基準に正の電圧及び負の電圧を発生させるインバータを用いる。さらに、本実施形態では、上記各逆変換器（インバータ）ＩＮＶに、それぞれ１台の再循環ポンプＲＩＰを接続し、逆変換器（インバータ）ＩＮＶの入力部に整流装置２６を介して交流蓄電装置２７を接続する。交流蓄電装置２７は、第１６実施形態と同様に、たとえばフライホイールＦＷを有するＭＧセット、フライホイールＦＷを有する高回転電動機等からなり、順変換器（整流器）ＲＥＣが故障した場合のバックアップ電源として作動する。
【０２２６】
所内主電源系２が主発電機ＳＧによって電力を供給される点、所内主電源系２に供給された電力が所内変圧器ＨＴを介して再循環ポンプＲＩＰに供給される一方、送電用変圧器ＭＴを介して外部の送電線に送電される点は、第１実施形態と同様である。
【０２２７】
また、本実施形態においても、図３３に示した機器の数に限られず、１つの常用母線に対して少なくとも１台の順変換器（整流器）ＲＥＣを接続し、また、１台の順変換器（整流器）ＲＥＣに複数台の逆変換器（インバータ）ＩＮＶを接続し、各逆変換器（インバータ）ＩＮＶに１台の再循環ポンプＲＩＰを接続したものであればよい。
【０２２８】
第１８実施形態によれば、構造が比較的に簡単で経済的な順変換器（整流器）と逆変換器（インバータ）とによって再循環ポンプＲＩＰの回転速度すなわち炉心の冷却材流量や反応度を制御することができる。また、第１６実施形態と比較して、中性点を基準に正電圧と負電圧を生成する逆変換器（インバータ）ＩＮＶを使用することにより、回路構成が簡単になり、さらにシステム構成の簡素化、小型化を図ることができる。また、バックアップ電源として交流蓄電装置２７を設けているので、電源喪失時にも原子炉を安全に運転することができる。
【０２２９】
以上が本発明の第１８実施形態の説明であったが、次に本発明の第１９実施形態による原子炉冷却材再循環ポンプ駆動用電源システムについて以下に説明する。
【０２３０】
本発明の第１９実施形態は、逆変換器（インバータ）ＩＮＶとして中性点を基準に正の電圧及び負の電圧を発生させる逆変換器（インバータ）ＩＮＶを使用する点で上記第１７実施形態と相違する。図３４にその第１９実施形態の原子炉冷却材再循環ポンプ駆動用電源システム３１の構成を示す。なお、本実施形態の説明では、理解を容易にするために、上記第１７実施形態の機器と同一機器に同一符号を付して説明する。
【０２３１】
図３４に示すように、本発明の第１９実施形態による原子炉冷却材再循環ポンプ駆動用電源システム３１は、所内主電源系２に所内変圧器ＨＴを介して常用母線Ａ，Ｂを接続し、常用母線Ａ，Ｂにそれぞれ１台の交流を直流に変換する順変換器（整流器）ＲＥＣを接続し、これらの順変換器（整流器）ＲＥＣにそれぞれ５台の直流を交流に変換する逆変換器（インバータ）ＩＮＶを接続する。前記逆変換器（インバータ）ＩＮＶは、中性点を基準に正の電圧及び負の電圧を発生させるインバータを用いる。さらに、本実施形態では、上記各逆変換器（インバータ）ＩＮＶに、それぞれ１台の再循環ポンプＲＩＰを接続し、逆変換器（インバータ）ＩＮＶの入力部に直流蓄電装置２９を接続する。交流蓄電装置２９は、第１７実施形態と同様に、たとえば超伝導コイル、蓄電池、燃料電池等からなり、順変換器（整流器）ＲＥＣが故障した場合のバックアップ電源として作動する。所内主電源系２が主発電機ＳＧによって電力を供給される点、所内主電源系２に供給された電力が所内変圧器ＨＴを介して再循環ポンプＲＩＰに供給される一方、送電用変圧器ＭＴを介して外部の送電線に送電される点は、第１実施形態と同様である。
【０２３２】
また、本実施形態においても、図３４に示した機器の数に限られず、１つの常用母線に対して少なくとも１台の順変換器（整流器）ＲＥＣを接続し、また、１台の順変換器（整流器）ＲＥＣに複数台の逆変換器（インバータ）ＩＮＶを接続し、各逆変換器（インバータ）ＩＮＶに１台の再循環ポンプＲＩＰを接続したものであればよい。
【０２３３】
第１９実施形態によれば、構造が比較的に簡単で経済的な順変換器（整流器）と逆変換器（インバータ）とによって再循環ポンプＲＩＰの回転速度すなわち炉心の冷却材流量や反応度を制御することができる。また、第１７実施形態と比較して、中性点を基準に正電圧と負電圧を生成する逆変換器（インバータ）ＩＮＶを使用することにより、回路構成が簡単になり、さらにシステム構成の簡素化、小型化を図ることができる。また、バックアップ電源として直流蓄電装置２９を設けているので、電源喪失時にも原子炉を安全に運転することができる。
【０２３４】
【発明の効果】
以上説明したように本発明によれば、原子炉の冷却材再循環ポンプを駆動する電源システムを簡素に構成することができるので、設備構成上経済的に安価であり、かつ、簡素化により信頼性が高い原子炉冷却材再循環ポンプ駆動用電源システムを提供することができる。
【０２３５】
また、電源システム全体にバックアップ電源あるいは慣性運転を行う手段を設けたことにより、電源喪失の影響を受けにくい電源装置となり、電源喪失時にも原子炉を安全に運転停止できる経済的かつ安価な原子炉冷却材再循環ポンプ駆動用電源システムを提供することができる。
【０２３６】
本願発明によれば、上記本発明共通の効果に加えて、 ＲＩＰが２台同時に停止する事象以外の事象の確率を極めて低くし、 また、ＲＩＰが２台同時に停止した場合には、プラントの定格出力を維持することが可能な原子炉冷却材再循環ポンプ駆動用電源システムを提供することができる。
【０２３７】
また、本願発明によれば、上記本発明共通の効果に加えて、静止形可変周波数電源装置ＡＳＤによる高調波の常用母線への流出を防止する原子炉冷却材再循環ポンプ駆動用電源システムを提供することができる。
【０２３８】
また、本願発明によれば、上記本発明共通の効果に加えて、順変換器（整流器）ＲＥＣと逆変換器（インバータ）ＩＮＶにより再循環ポンプＲＩＰの流量を制御するようにしたことにより、設備構成が極めて簡素な原子炉冷却材再循環ポンプ駆動用電源システムを提＋供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図１】本発明の第１実施形態による原子炉冷却材再循環ポンプ駆動用電源システムの構成図。
【図２】本発明の第２実施形態による原子炉冷却材再循環ポンプ駆動用電源システムの構成図。
【図３】ＭＧセット無しＲＩＰ２台トリップの場合の原因と頻度を示したフォールトツリー図。
【図４】ＭＧセット有りＲＩＰ２台トリップの場合の原因と頻度を示したフォールトツリー図。
【図５】ＲＩＰ４台トリップの場合の原因と頻度を示したフォールトツリー図。
【図６】ＲＩＰ６台トリップの場合の原因と頻度を示したフォールトツリー図。
【図７】ＲＩＰ１０台トリップの場合の原因と頻度の一部を示したフォールトツリー図。
【図８】ＲＩＰ１０台トリップの場合の原因と頻度の一部を示したフォールトツリー図。
【図９】本発明の第３実施形態による原子炉冷却材再循環ポンプ駆動用電源システムの構成図。
【図１０】ＭＧセット無しＲＩＰ２台トリップの場合の原因と頻度を示したフォールトツリー図。
【図１１】ＲＩＰ４台トリップの場合の原因と頻度を示したフォールトツリー図。
【図１２】本発明の第４実施形態による原子炉冷却材再循環ポンプ駆動用電源システムの構成図。
【図１３】本発明の第５実施形態による原子炉冷却材再循環ポンプ駆動用電源システムの構成図。
【図１４】本発明の第６実施形態による原子炉冷却材再循環ポンプ駆動用電源システムの構成図。
【図１５】本発明の第７実施形態による原子炉冷却材再循環ポンプ駆動用電源システムの構成図。
【図１６】ＲＩＰ１０台トリップの場合の原因と頻度の一部を示したフォールトツリー図。
【図１７】ＲＩＰ１０台トリップの場合の原因と頻度の一部を示したフォールトツリー図。
【図１８】本発明の第８実施形態による原子炉冷却材再循環ポンプ駆動用電源システムの構成図。
【図１９】常用母線側のＭＧセット無しＲＩＰ２台トリップの場合の原因と頻度を示したフォールトツリー図。
【図２０】共通母線側のＭＧセット無しＲＩＰ２台トリップの場合の原因と頻度を示したフォールトツリー図。
【図２１】ＲＩＰ４台トリップの場合の原因と頻度を示したフォールトツリー図。
【図２２】ＲＩＰ１０台トリップの場合の原因と頻度の一部を示したフォールトツリー図。
【図２３】ＲＩＰ１０台トリップの場合の原因と頻度の一部を示したフォールトツリー図。
【図２４】本発明の第９実施形態による原子炉冷却材再循環ポンプ駆動用電源システムの構成図。
【図２５】本発明の第１０実施形態による原子炉冷却材再循環ポンプ駆動用電源システムの構成図。
【図２６】本発明の第１１実施形態による原子炉冷却材再循環ポンプ駆動用電源システムの構成図。
【図２７】本発明の第１２実施形態による原子炉冷却材再循環ポンプ駆動用電源システムの構成図。
【図２８】本発明の第１３実施形態による原子炉冷却材再循環ポンプ駆動用電源システムの構成図。
【図２９】本発明の第１４実施形態による原子炉冷却材再循環ポンプ駆動用電源システムの構成図。
【図３０】本発明の第１５実施形態による原子炉冷却材再循環ポンプ駆動用電源システムの構成図。
【図３１】本発明の第１６実施形態による原子炉冷却材再循環ポンプ駆動用電源システムの構成図。
【図３２】本発明の第１７実施形態による原子炉冷却材再循環ポンプ駆動用電源システムの構成図。
【図３３】本発明の第１８実施形態による原子炉冷却材再循環ポンプ駆動用電源システムの構成図。
【図３４】本発明の第１９実施形態による原子炉冷却材再循環ポンプ駆動用電源システムの構成図。
【図３５】従来の原子炉冷却材再循環ポンプ駆動用電源システムの構成図。
【符号の説明】
１，４，１０，１１，１２，１３，１４，１７，１８，１９，２０，２１，２２，２３，２４，２５，２８，３０，３１ 原子炉冷却材再循環ポンプ駆動用電源システム
２ 所内主電源系
３ ＭＧセット
５ａ１，５ａ２，５ｂ１，５ｂ２ 常用母線
６ 入力変圧器
７ 静止形可変周波数電源装置ＡＳＤ
８ 再循環ポンプＲＩＰ
９ ＭＧセット
１５ｍ 遮断器
１５ｎ 遮断手段
１６ａ１，１６ａ２，１６ｂ１，１６ｂ２ 共通母線
２６ 整流装置
２７ 交流蓄電装置
２９ 直流蓄電装置[0001]
BACKGROUND OF THE INVENTION
The present invention relates to a power supply system for driving a reactor coolant recirculation pump in an improved boiling water reactor, and in particular, the equipment configuration is simple and the plant function is highly reliable against equipment failure and the like. The present invention relates to a power supply system for driving a nuclear reactor coolant recirculation pump.
[0002]
[Prior art]
With a power plant of an improved boiling water reactor (hereinafter abbreviated as ABWR), a plurality of, for example, 10 reactor coolant recirculation pumps (abbreviated as RIPs) The reactor water (coolant) of the reactor is circulated. In the ABWR, these RIPs are installed in a nuclear reactor and adopt an internal recirculation system that directly circulates reactor water (coolant).
[0003]
Since the circulation amount of the coolant circulated by the RIP is related to the reactivity of the reactor core, the amount of the coolant through which the RIP circulates is controlled to control the reactor output. Has been done. In addition, the stoppage of the RIP due to an unforeseen cause may affect the soundness of the reactor coolant recirculation system (hereinafter referred to as RRS) and may cause the power plant to stop. For this reason, the power supply system for driving the reactor coolant recirculation pump that drives the RIP can control the flow rate of the RIP and maintain the plant function with high reliability against the failure of the equipment constituting the power supply system. It must be configured so that it can.
[0004]
Here, FIG. 35 shows a configuration of a power supply system for driving a reactor coolant recirculation pump in a conventional improved boiling water nuclear power plant. In the reactor coolant recirculation pump drive power supply system shown in FIG. 35, the RRS has 10 recirculation pumps RIP, and a static variable frequency power supply (Adjustable Speed Drive) is provided for each recirculation pump RIP. , Hereinafter abbreviated as ASD). The static variable frequency power supply ASD performs reactor power control by adjusting the core flow rate by controlling the RIP speed by changing the frequency of the power supply. in use.
[0005]
In a conventional reactor coolant recirculation pump drive power supply system, ten recirculation pumps RIP are divided into five units and connected to two regular buses A and B. The common buses A and B supply power to the auxiliary equipment of the power plant such as the recirculation pump RIP, and are connected to the in-house main power supply system 2 through the in-house transformer HT. These normal buses A and B are installed as, for example, a closed power distribution board (Metal enclosed switchgear, M / C), and in addition to a recirculation pump RIP and the like, power generation auxiliary equipment such as a reactor water pump not shown in FIG. 35 can be connected. It is configured as follows.
[0006]
Two static variable frequency power supply devices ASD are directly connected to both of these common buses A and B, and three static variable frequency power supply devices ASD are connected via the MG set 3. Yes. The MG set 3 is usually composed of an electric motor M and a generator G with a flywheel FW. The MG set 3 can rotate the generator G with the flywheel FW by driving the electric motor M, and supply power to the recirculation pump RIP.
[0007]
The in-house main power supply system 2 is supplied with electric power by a main generator SG that is rotated by steam of a nuclear reactor and generates electric power. The electric power supplied to the in-house main power supply system 2 is supplied to the recirculation pump RIP through the in-house transformer HT, and is transmitted to an external transmission line through the transmission transformer MT.
[0008]
According to the power supply system for driving the reactor coolant recirculation pump of this conventional improved boiling water nuclear power plant, the electric power generated by the main generator SG is supplied from the on-site transformer HT, the service buses A, B, and MG. The power is supplied to the static power variable frequency power supply ASD via the set 2 and the like, and the rotational frequency of the RIP can be controlled by controlling the frequency of the voltage by the static power variable frequency power supply ASD. Thereby, the output of the reactor can be controlled by adjusting the coolant flow rate through the core.
[0009]
In addition, four or more recirculation pumps RIP are stopped at the same time in the event of a single failure of equipment such as MG set 3 and static variable frequency power supply ASD that constitute the power supply system for reactor coolant recirculation pump drive. Can be prevented.
[0010]
[Means for Solving the Problems]
However, in the conventional power supply system for driving the reactor coolant recirculation pump, one static variable frequency power supply ASD for driving the recirculation pump RIP is provided. For this reason, the equipment configuration is complicated and expensive. Further, in the configuration of the conventional system, the recirculation pump RIP that stops due to the failure of one static variable frequency power supply ASD is limited to one unit, but the influence thereof is small, but the number of static variable frequency power supply ASD itself. Because there are many, capital investment became high. For these reasons, there has conventionally been a demand to make the equipment configuration of the reactor coolant recirculation pump drive power supply system as simple as possible.
[0011]
Further, according to the conventional reactor coolant recirculation pump driving power supply system, when one MG set fails, the three recirculation pumps RIP are stopped. However, if three or more RIPs are shut down simultaneously, it becomes difficult to secure 100% of the ABWR coolant core flow rate, leading to a reduction in the rated output in the nuclear power plant.
[0012]
Therefore, in the past, especially in the development of the next boiling water reactor, the number of simultaneous RIP failures has been reduced to two or less, and a core flow rate of 100% has been secured without any problems until two RIPs stop (operating eight units). However, there was a demand to be able to maintain the rated output in the nuclear power plant.
[0013]
Therefore, the problem to be solved by the present invention is to provide a power supply system for driving a reactor coolant recirculation pump having a simple configuration by reducing the number of ASDs in ABWR.
[0014]
In addition, the problem to be solved by the present invention is that the probability of an event other than the event that two RIPs stop simultaneously is extremely low, and when the two RIPs stop simultaneously, the rated output of the plant is maintained. An object is to provide a power supply system for driving a reactor coolant recirculation pump.
[0015]
[Means for Solving the Problems]
The above-mentioned problems include a configuration in which a plurality of recirculation pumps RIP are driven by a single static variable frequency power supply ASD, common specifications for an MG set and static variable frequency power supply ASD, and a bus for an auxiliary generator This can be solved by using multiple (multiplexing), forward converter (rectifier) / inverter (inverter).
[0017]
In addition, a power supply system for driving a reactor coolant recirculation pump according to claim 1 of the present application branches two power generation auxiliary power supply systems from an in-house main power supply system, and each of the power generation auxiliary power supply systems is connected to an in-house transformer. The two common buses are branched through the two, and two stationary variable frequency power supply devices are directly connected to one common bus of one power generation auxiliary power supply system, and the power generation auxiliary power supply system remains. One static variable frequency power supply unit is connected to one normal bus via an MG set, and one static variable frequency power supply unit is set to each of the two normal buses of the power supply system for the other power generator. And two recirculation pumps are connected to each of the static variable frequency power supply devices.
[0018]
A power supply system for driving a reactor coolant recirculation pump according to claim 2 of the present application branches two power generation auxiliary power supply systems from an in-house main power supply system, and each power generation auxiliary power supply system passes through an internal transformer. Each of the two common buses is branched, and one static variable frequency power supply unit is directly connected to one normal bus of one power generation auxiliary power supply system, and one static variable frequency power supply unit is set to MG. And connect one static variable frequency power supply unit to the remaining common bus of the power generator auxiliary power system via the MG set, and one common power supply system for the other power generator auxiliary equipment. One static variable frequency power supply device is directly connected to the bus, and one static variable frequency power supply device is connected to the remaining common bus of the power generator auxiliary power system through the MG set. 2 units for each static variable frequency power supply And to connect the recirculation pump.
[0019]
A power supply system for driving a nuclear reactor coolant recirculation pump according to claim 3 of the present application branches two power generation auxiliary power supply systems from an in-house main power supply system, and each power generation auxiliary power supply system passes through an internal transformer. Each of the two common buses is branched, and one static variable frequency power supply unit is directly connected to one normal bus of one power generation auxiliary power supply system, and one static variable frequency power supply unit is set to MG. And connect one static variable frequency power supply unit directly to the remaining working bus of the generator auxiliary power supply system, and one unit to one utility bus of the other generator auxiliary power supply system. The stationary variable frequency power supply device is connected through the MG set, and one stationary variable frequency power supply device is connected through the MG set to the remaining one common bus of the power supply system for the auxiliary generator. 2 units for each static variable frequency power supply Reactor coolant recirculation pump driving power supply system characterized by connecting a recirculation pump.
[0020]
A power supply system for driving a reactor coolant recirculation pump according to claim 4 of the present application branches two power generation auxiliary power supply systems from an in-house main power supply system through the internal transformer from the power generation auxiliary power supply system. Each of the two common buses is branched, and two stationary variable frequency power supply devices are connected to one common bus of one power generation auxiliary power supply system via an MG set, and the power generation auxiliary power supply system remains. One static variable frequency power supply unit is connected to one service bus via the MG set, and one static variable frequency power supply unit is directly connected to one service bus of the other power generation auxiliary power supply system. , One static variable frequency power supply unit is directly connected to the remaining common bus of the same power generation system for auxiliary power generators, and two recirculation pumps are connected to each static variable frequency power supply unit. I made it.
[0021]
A power supply system for driving a reactor coolant recirculation pump according to claim 5 of the present application branches two power generation auxiliary power supply systems from an in-house main power supply system, and each of the power generation auxiliary power supply systems via an internal transformer. Branch each of the two common buses, and connect two static variable frequency power supply devices to one common bus of one power supply for auxiliary power generators via an MG set. One static variable frequency power supply unit is directly connected to the remaining utility bus, and one static variable frequency power supply unit is directly connected to one regular bus of the other auxiliary power supply system. One static variable frequency power supply unit is connected to one remaining common bus of the auxiliary power supply system via an MG set, and two recirculation pumps are connected to each of the static variable frequency power supply units. I made it.
[0022]
The power supply system for driving the reactor coolant recirculation pump according to claim 6 of the present application branches the first power generation auxiliary power supply system and the second power generation auxiliary power supply system from the in-house main power supply system, and supplies power from the independent power supply. A first startup power supply system and a second startup power supply system are provided, the first startup power supply system is connected to the first power generation auxiliary power supply system via a cutoff means, and the second startup power supply system is shut off; Are connected to the power supply system for the second power generation auxiliary machine, and two service buses are branched from the power supply system for the first power generation auxiliary machine and the second power supply auxiliary machine via the in-house transformer, respectively. Two common buses are branched from the starting power supply system via a starting transformer, and one stationary variable frequency power supply device is connected to one normal bus of the first power generation auxiliary power supply system via an MG set. Connect one static variable frequency power supply to the remaining service bus. Connect the equipment directly, connect one stationary variable frequency power supply device to one working bus of the power supply system for the second power generation auxiliary machine through the MG set, and one stationary to the remaining one working bus. Type variable frequency power supply devices are directly connected, and one static variable frequency power supply device is connected to one common bus of the first starting power supply system via an MG set, and each of the static variable frequency power supply devices is connected to each of the static variable frequency power supply devices. Two recirculation pumps were connected.
[0023]
The power supply system for driving the reactor coolant recirculation pump according to claim 7 of the present invention branches the first power generation auxiliary power supply system and the second power generation auxiliary power supply system from the in-house main power supply system, and supplies power from the independent power supply. A first startup power supply system and a second startup power supply system are provided, the first startup power supply system is connected to the first power generation auxiliary power supply system via a cutoff means, and the second startup power supply system is shut off; Are connected to the power supply system for the second power generation auxiliary machine, and two service buses are branched from the power supply system for the first power generation auxiliary machine and the second power supply auxiliary machine via the in-house transformer, respectively. Two common buses are branched from the startup power supply system via the startup transformer, and one static variable frequency power supply device is directly connected to one normal bus of the first power generation auxiliary power supply system, One static variable frequency power supply unit is connected to the remaining one regular bus. And connect one static variable frequency power supply device to one service bus of the second power generation auxiliary power supply system via an MG set, and one service power bus to the remaining service bus. A static variable frequency power supply device is connected via an MG set, and one static variable frequency power supply device is directly connected to one common bus of the second startup power supply system. Two recirculation pumps were connected to each other.
[0024]
A power supply system for driving a reactor coolant recirculation pump according to claim 8 of the present application branches the first power generation auxiliary power supply system and the second power generation auxiliary power supply system from the in-house main power supply system, and supplies power from an independent power supply. A first startup power supply system and a second startup power supply system are provided, the first startup power supply system is connected to the first power generation auxiliary power supply system via a cutoff means, and the second startup power supply system is shut off; Are connected to the power supply system for the second power generation auxiliary machine, and two service buses are branched from the power supply system for the first power generation auxiliary machine and the second power supply auxiliary machine via the in-house transformer, respectively. Two common buses are branched from the startup power supply system via the startup transformer, and one static variable frequency power supply device is directly connected to one normal bus of the first power generation auxiliary power supply system, One static variable frequency power supply unit is connected to the remaining one regular bus. And connect one static variable frequency power supply device to one service bus of the second power generation auxiliary power supply system via an MG set, and one service power bus to the remaining service bus. A static variable frequency power supply device is connected through an MG set, and one static variable frequency power supply device is directly connected to one common bus of the first startup power supply system, and each static variable frequency power supply device is connected to each static variable frequency power supply device. Two recirculation pumps were connected to each other.
[0029]
A power supply system for driving a nuclear reactor coolant recirculation pump according to claim 9 of the present application includes at least one regular service from an in-house main power supply system or from a power supply system for power generation auxiliary equipment branched from the in-house main power supply system via an in-house transformer. Branch the bus, connect two MG sets as a whole to the regular bus, connect at least one static variable frequency power supply to each MG set, and connect each static variable frequency power supply to each static variable frequency power supply Connect one recirculation pump, and connect two static variable frequency power supply units directly to the common bus, and connect at least one recirculation pump to each static variable frequency power supply unit. I tried to do it.
[0030]
A power supply system for driving a reactor coolant recirculation pump according to claim 10 of the present application is provided with at least one regular service from an in-house main power supply system or from a power supply system for power generation auxiliary equipment branched from the in-house main power supply system via an in-house transformer. Branch the bus, connect two MG sets as a whole to the regular bus, connect one static variable frequency power supply to each MG set, and connect each static variable frequency power supply to at least each Connect one recirculation pump, and connect two static variable frequency power supply units directly to the common bus, and connect at least one recirculation pump to each static variable frequency power supply unit. I tried to do it.
[0035]
DETAILED DESCRIPTION OF THE INVENTION
Next, embodiments of the present invention will be described below. The recirculation pumps described below are arranged at substantially equal intervals around the core of the nuclear reactor, and the recirculation pumps at the target positions share the power source. As a result, even when the power supply system for driving the recirculation pump fails, the flow distribution in the reactor is prevented from being biased. Accordingly, the recirculation pumps that share the power supply system are combined and arranged so as not to be adjacent to each other. However, in the following embodiments of the present invention, the recirculation pumps are denoted by the reference numerals for the sake of convenience in understanding the contents of the invention. A description will be given with serial numbers.
[0036]
First, a first embodiment of the present invention will be described. FIG. 1 shows a configuration diagram of a power supply system for driving a reactor coolant recirculation pump according to a first embodiment of the present invention.
[0037]
As shown in FIG. 1, a power supply system 1 for driving a reactor coolant recirculation pump according to a first embodiment of the present invention is configured by connecting service buses A and B to an in-house main power supply system 2 via an in-house transformer HT. Two MG sets 3 are connected to the service bus A, three MG sets 3 are connected to the service bus B, and one static variable frequency power supply ASD is connected to each of these MG sets 3. , Two recirculation pumps RIP are connected to each static variable frequency power supply ASD. The in-house main power supply system 2 is supplied with electric power by a main generator SG that is rotated by steam of a nuclear reactor and generates electric power. The electric power supplied to the in-house main power supply system 2 is supplied to the recirculation pump RIP through the in-house transformer HT, and is transmitted to an external transmission line through the transmission transformer MT.
[0038]
In the present embodiment, as described above, there are two common buses, two and three MG sets 3 connected to the common buses A and B, and each static variable frequency power supply device ASD. However, the present invention is not limited to the number of these devices, and at least one MG set 3 is connected to one common bus, and What is necessary is just to connect a plurality of recirculation pumps RIP to the stationary variable frequency power supply device ASD. Further, the present invention connects the set of the MG set 3, the static variable frequency power supply device ASD, and the recirculation pump RIP having the above configuration to the service bus regardless of the method of connecting the service bus to the in-house main power system. If it is. For example, a plurality of service buses are connected to a station main power supply system or a power generation auxiliary power supply system to be described later via one station transformer, and the MG set 3 having the above configuration and a static variable frequency are connected to any one of the service buses. What connected the group of the power supply device ASD and the recirculation pump RIP is also included in the present invention.
[0039]
Further, the MG set 3 is usually configured by an electric motor M and a generator G with a flywheel FW. The MG set 3 can rotate the generator G with the flywheel FW by driving the electric motor M, and supply power to the recirculation pump RIP. The flywheel FW is provided in order to continue the operation of the recirculation pump RIP by the inertia operation when the instantaneous stop of the electric power occurs. However, the flywheel FW is not limited to the flywheel FW as long as it is another means for performing the inertia operation, and a fluid coupling, for example, may be provided between the electric motor M and the generator G. If not required, the means for performing the inertial operation may be omitted. In addition, the said structure regarding MG set is common in the following each embodiment.
[0040]
According to the first embodiment, the nuclear power plant as a whole is configured to supply power for operating ten recirculation pumps RIP by using five MG sets 3 and five static variable frequency power supply devices ASD. This configuration is a simpler system configuration than a conventional reactor coolant recirculation pump drive power supply system that drives 10 recirculation pumps RIP by 10 static variable frequency power supply devices ASD. Yes. Further, it is possible to suppress the number of recirculation pumps RIP that stop at one time to two for a single failure of the MG set 3 and the static variable frequency power supply device ASD. In addition, by using a device that can separate two RIPs, it is possible to cope with a failure of the RIP itself.
[0041]
According to the present embodiment, since the static variable frequency power supply ASD is connected to the service buses A and B through the MG set 3, the harmonic current generated by the switching operation of the static variable frequency power supply ASD can be reduced. Outflow to the regular buses A and B can be prevented. This is because, by connecting the MG set 3 that disconnects the electrical connection to the input part of the static variable frequency power supply device ASD, it is possible to prevent outflow of harmonic components to the in-house main power supply system 2 side.
[0042]
By further developing the first embodiment, and further increasing the number of power buses on the upstream side of the service bus or service bus, the probability of simultaneous stop of a plurality of recirculation pumps RIP due to a single bus bus failure is further reduced. be able to. The second to ninth embodiments described below are invented based on the above idea.
[0043]
FIG. 2 shows a configuration of a power supply system for driving a reactor coolant recirculation pump according to a second embodiment of the present invention.
[0044]
The power supply system 4 for driving the reactor coolant recirculation pump according to the present embodiment branches two power generation auxiliary power supply systems M and N from an in-house main power supply system (not shown) to one power generation auxiliary power supply system M. Two service buses 5a1 and 5a2 are connected via the in-house transformer HT, and the 2 service buses 5b1 and 5b2 are connected to the other power generation auxiliary power supply system N via the other in-house transformer HT. These common buses 5a1, 5a2, 5b1, 5b2 are preferably installed as closed switchboards or the like.
[0045]
Further, two stationary variable frequency power supply devices ASD7a and 7b are directly connected to the service bus 5a1 of the power generation system M for one of the power generation auxiliary machines, and one service variable is connected to the other service bus 5a2. The frequency power supply AS D7c is connected through the MG set 9a. Here, input transformers 6a to 6c are provided at the input portions of the static variable frequency power supply devices AS D7a to 7c as necessary. Further, two recirculation pumps RIP8a to 8f are connected to each of the static variable frequency power supply devices AS D7a to 7c, respectively.
[0046]
One stationary variable frequency power supply device ASD7d is connected to the common bus 5b1 of the other power generation auxiliary power supply system N via the MG set 9b. Similarly, one stationary variable frequency power supply device ASD 7e is connected to the other service bus 5b2 of the power supply system N for power generation auxiliary equipment via the MG set 9c.
[0047]
Input transformers 6d to 6e are provided at the input portions of the static variable frequency power supply devices ASD 7d to 7e as necessary. Two recirculation pumps RIP 8g to 8j are connected to each of the static variable frequency power supply devices ASD 7d and 7e, respectively.
[0048]
Thus, in the power supply system 4 for driving the reactor coolant recirculation pump of the present embodiment, two sets of MG-less RIPs 8a, 8b, 8c, 8c, 8d is connected, and one set of RIPs 8e and 8f with MG is connected to the other common bus 5a2. Further, one set of RIPs 8g, 8h and 8i, 8j with MG are connected to the common buses 5b1, 5b2 of the power supply system N for the power generation auxiliary machine. Overall, the reactor coolant recirculation pump drive power supply system 4 of the present embodiment includes three MG sets 9a to 9c and five static variable frequency power supply devices ASD 7a to 7e. Ten recirculation pumps RIP 8a to 8j are driven. The power supply system 4 for driving the reactor coolant recirculation pump 4 is composed of the service buses 5a1, 5a2, 5b1, 5b2 connected to the M system and N system via the in-house transformer HT, respectively. It consists of 4 lines.
[0049]
With the above configuration, in the power supply system 4 for driving the reactor coolant recirculation pump according to the present embodiment, each of the MG sets 9a to 9c drives two recirculation pumps RIP, and thus drives three recirculation pumps RIP. Therefore, a single machine capacity that is 2/3 times that of the conventional MG set is sufficient. Five input transformers 6a to 6e are provided, and the number is the same as that of the conventional reactor coolant recirculation pump drive power supply system (total of eight input transformers, see Fig. 35), and of the common specification. It can be.
[0050]
Further, the static variable frequency power supply devices ASD 7a to 7e are shared so that two recirculation pumps RIP are driven by one static variable frequency power supply device ASD. Although the number is doubled, the number of installed units can be reduced from the conventional 10 units to half of the 5 units. In addition, since these static variable frequency power supply devices ASD can have common specifications, they can contribute to simplification and maintenance of the components.
[0051]
Note that the three MG sets 9a to 9c drive the same number of six RIPs 8e to 8j as in the past, and play a role of supplementing the inertial operation when the power supply system is momentarily stopped and when the external power supply is lost.
[0052]
According to the power supply system 4 for driving the reactor coolant recirculation pump of the present embodiment, the RIP to be stopped is 2 for any single failure of the RIP power system equipment (ASD, input transformer, MG set, etc.). By operating the remaining eight RIPs, the plant can be continuously operated without causing a decrease in the rated output. Further, even if the power supply system is momentarily stopped or lost, the plant can be continuously operated without causing a decrease in the rated output by the inertial operation of the MG sets 9a to 9c.
[0053]
That is, when a single failure occurs in the RIPs 8a to 8j, one of the RIPs 8a to 8j naturally stops. In the case of the input transformers 6a and 6b and the ASDs 7a and 7b, one set of RIPs 8a and 8b and RIPs 8c and 8d is stopped.
[0054]
Further, in the case of a failure of the MG sets 9a to 9c, the input transformers 6c to 6e, and the ASDs 7c to 7e and the service buses 5a2, 5b1, 5b2, one set 2 of RIP8e, 8f and RIP8g, 8h and RIP8i, 8j. Although the base stops, in any of the above cases, the stop of three or more RIPs does not occur.
[0055]
Here, the trip frequency according to the number of RIPs 8a to 8j of the reactor coolant recirculation pump drive power supply system 4 is calculated and examined. The trip frequency for each RIP number is obtained from the fault tree related to the number of RIPs that trip due to the independent factor.
[0056]
The cause and frequency in the case of two RIP trips without MG set are shown in the fault tree diagram of FIG. 3, the cause and frequency in the case of two RIP trips with MG set are shown in the fault tree diagram of FIG. The cause and frequency are shown in the fault tree diagram of FIG.
[0057]
Further, the cause and frequency in the case of tripping 6 RIPs are shown in the fault tree diagram of FIG. 6, and the cause and frequency in case of RIP tripping all 10 units at the same time are shown as (1/2), (2 / 2) and is shown in the fault tree diagram of FIG. 7 and FIG. 8 linking each other by arrows aa. Using these fault tree diagrams, the trip frequency for each RIP 8a to 8j can be calculated as follows.
[0058]
1 trip frequency = 0
2 trip frequency = 2λMG 2 + 3λMG 2 = 1.12 × 10 0 /Year
3 units trip frequency = 0
4 units trip frequency = λ4 + λMG 2 2 + 2λMG None 2 × 3λMG Available 2 + 3λMG Available 2 2 = 2.01 × 10 -3 /Year
5 trip frequency = 0
6 trip frequency = λ6 + λ4 × 3λMG with 2 + λMG without 2 2 × 3λMG with 2 + 2λMG without 2 × 3λMG with 2 2 + ΛMG2 Three = 1.82 × 10 -7 /Year
7 units trip frequency = 0
8 trip frequency = λ6 × 2λMG2 + λ4 × 3λMG2 2 + ΛMG None 2 2 × 3λMG with 2 2 + 2λMG None 2 × λMG Available 2 Three = 5.72 × 10 -12 /Year
9 trips = 0
10 trips = 8.8 x 10 -13 /Year
From the above RIP trip frequency calculation, it is a transient event 10 -2 The frequency of more than / year is only the RIP 2 trip event. In addition, the RIP trip frequency is the same as that of the current system.
The above is the description of the second embodiment of the present invention. Next, the power supply system for driving the reactor coolant recirculation pump according to the third embodiment of the present invention will be described below.
[0059]
FIG. 9 shows a system configuration of a power supply system 10 for driving a reactor coolant recirculation pump according to a third embodiment of the present invention. In the description of the present embodiment, the same devices as those of the second embodiment are denoted by the same reference numerals for easy understanding.
[0060]
The reactor coolant recirculation pump drive power supply system 10 according to the third embodiment is different from the reactor coolant recirculation pump drive power supply system of the second embodiment in that the MG-less RIP connected to the service bus 5a1. 8c and 8d are RIPs 8c and 8d with MG, and RIPs 8g and 8h with MG connected to the service bus 5b1 are RIPs 8g and 8h without MG. The specific configuration is as follows.
[0061]
As shown in FIG. 9, the reactor coolant recirculation pump drive power supply system 10 according to the present embodiment branches two power supply auxiliary power supply systems M and N from an in-house main power supply system (not shown). The two power buses 5a1 and 5a2 are connected to the auxiliary power supply system M via the in-house transformer HT, and the two service buses 5b1 and 5b2 are connected to the other power generating auxiliary power system N via the in-house transformer HT. Connect.
[0062]
Furthermore, one stationary variable frequency power supply device ASD 7a is directly connected to the common bus 5a1 of the one power generating auxiliary power supply system M, and one stationary variable frequency power supply device ASD 7b is set to MG. Connect via 9a. Further, one stationary variable frequency power supply device ASD 7c is connected to the common bus 5a2 of the same power supply system M for power generators via the MG set 9b.
[0063]
One stationary variable frequency power supply device ASD 7d is directly connected to the service bus 5b1 of the other power generation auxiliary power supply system N. One stationary variable frequency power supply ASD 7e is connected to another service bus 5b2 of the same power supply system N for power generation auxiliary equipment through an MG set 9c.
[0064]
In addition, it is the same as that of 2nd Embodiment to provide the input transformers 6a-6e as needed in the input part of each static variable frequency power supply device ASD7a-7e. In addition, two recirculation pumps RIP 8a to 8j are connected to each of the static variable frequency power supply devices ASD 7a to 7e.
[0065]
Thereby, in the power supply system 10 for driving the reactor coolant recirculation pump of the present embodiment, one set of RIPs 8a and 8b without MG and one set are connected to one of the service buses 5a1 of the power supply system M for the auxiliary power generator. RIPs 8c and 8d with MG are connected, and one set of RIPs 8e and 8f with MG are connected to the other common bus 5a2. Also, one set of RIPs 8g, 8h without MG is connected to the service bus 5b1 of the power supply system N for the power generation auxiliary equipment, and one set of RIPs 8i, 8j with MG is connected to the other service bus 5b2. .
[0066]
Overall, the power supply system 10 for driving the reactor coolant recirculation pump of the present embodiment is similar to the system of the second embodiment in that it includes three MG sets 9a to 9c and five stationary variable units. The frequency power supply devices ASD 7a to 7e are configured to drive 10 recirculation pumps RIP 8a to 8j. Also, the power supply system is the same as in the second embodiment in that the power supply system is composed of a total of four systems of service buses 5a1, 5a2, 5b1, and 5b2 connected to the M system and N system via the on-site transformer HT. It is.
[0067]
With the above configuration, the reactor coolant recirculation pump drive power supply system 10 of the present embodiment can achieve simplification of components and common specifications as in the system of the second embodiment. In addition, for any single failure of RIP power system equipment (ASD, input transformer, MG set, etc.), the number of RIPs to be stopped is set to 2 or less, and the plant operates at the rated output by the operation of the remaining 8 RIPs. It becomes possible to drive continuously without causing a decrease. Further, even if the power supply system is momentarily stopped or lost, the plant can be continuously operated without causing a decrease in the rated output by the inertial operation of the MG sets 9a to 9c.
[0068]
Here, the trip frequency according to the number of the RIPs 8a to 8j of the reactor coolant recirculation pump drive power supply system 10 according to the present embodiment is calculated and examined.
[0069]
For the reactor coolant recirculation pump drive power supply system 10 of this embodiment, the cause and frequency in the case of two RIP trips without MG set are shown in the fault tree diagram of FIG. The cause and frequency are shown in the fault tree diagram of FIG. 4, and the cause and frequency in the case of a trip of four RIPs are shown in the fault tree diagram of FIG.
[0070]
Further, the cause and frequency in the case of tripping 6 RIPs are shown in the fault tree diagram of FIG. 6, and the cause and frequency in case of RIP tripping all 10 units at the same time are shown in the fault tree diagrams of FIG. 7 and FIG. . Using these fault tree diagrams, the trip frequency for each of the RIPs 8a to 8j can be calculated as follows.
[0071]
1 trip frequency = 0
2 unit trip frequency = 2λMG2 + 3λMG2 = 1.38 × 10 0 /Year
3 units trip frequency = 0
4 units trip frequency = λ4 + λMG 2 2 + 2λMG None 2 × 3λMG Available 2 + 3λMG Available 2 2 = 2.19 × 10 -Four /Year
5 trip frequency = 0
6 trip frequency = λ6 + λ4 × 3λMG with 2 + λMG without 2 2 × 3λMG with 2 + 2λMG without 2 × 3λMG with 2 2 + ΛMG2 Three = 1.94 x 10 -8 /Year
7 units trip frequency = 0
8 trip frequency = λ6 × λMG2 + λ6 × λMG2 + λ4 × 3λMG2 2 + ΛMG None 2 2 × 3λMG with 2 2 + 2λMG None 2 × λMG Available 2 Three = 7.14 × 10 -13 /Year
9 trip frequency = 0
10 units trip frequency = 8.8 x 10 -13 /Year
From the above, it is a transient event10 -2 The frequency of more than / year is only the two RIP trip event. In addition, the trip frequency for all units is equivalent to that of the current system.
[0072]
In comparison with the second embodiment, in the reactor coolant recirculation pump drive power supply system 10, RIPs connected to the same common bus 5a1 are one set of RIPs 8a and 8b without MG set and MG set. Yes, there is one set of RIPs 8c and 8d. Therefore, due to the effect of the inertia operation in the MG set 9a, the number of RIPs that are immediately tripped due to the failure of the service bus 5a1 and its upstream side is reduced from 4 units of RIPs 8a to 8d to 2 units of RIPs 8a and 8b. Can be reduced.
As a result, the trip frequencies of the RIP 4, 6, and 8 units are reduced, and the reliability of the power supply system 10 for driving the reactor coolant recirculation pump is improved.
[0073]
The above is the description of the third embodiment of the present invention. Next, a power supply system for driving a reactor coolant recirculation pump according to a fourth embodiment of the present invention will be described below.
[0074]
FIG. 12 shows a system configuration of a power supply system 11 for driving a reactor coolant recirculation pump according to a fourth embodiment of the present invention. In the description of the present embodiment, the same devices as those of the second embodiment are denoted by the same reference numerals for easy understanding.
[0075]
The reactor coolant recirculation pump drive power supply system 11 according to the fourth embodiment has an MG connected to the common bus 5a2 with respect to the reactor coolant recirculation pump drive power supply system 10 of the third embodiment. RIPs 8e and 8f are RIPs 8e and 8f without MG, and RIPs 8g and 8h without MG connected to the regular bus 5b1 are RIPs 8g and 8h with MG. The specific configuration is as follows.
[0076]
As shown in FIG. 12, the power supply system 11 for driving the reactor coolant recirculation pump branches two power generation auxiliary power supply systems M and N from an in-house main power supply system (not shown). Two normal buses 5a1 and 5a2 are connected to the system M via the in-house transformer HT, and two normal buses 5b1 and 5b2 are connected to the other power generation auxiliary power supply system N via the in-house transformer HT.
[0077]
Furthermore, one stationary variable frequency power supply device ASD 7a is directly connected to the common bus 5a1 of the one power generation auxiliary power supply system M, and one stationary variable frequency power supply device ASD 7b is MG set. Connect via 9a. One stationary variable frequency power supply ASD 7c is directly connected to another service bus 5a2 of the same power supply system M for power generation auxiliary equipment.
[0078]
One stationary variable frequency power supply device ASD 7d is connected to the service bus 5b1 of the other power generation auxiliary power supply system N via the MG set 9b. One stationary variable frequency power supply device ASD7e is connected to another service bus 5b2 of the same power supply system N for power generation auxiliary equipment through the MG set 9c.
[0079]
The input transformers 6a to 6e are provided as necessary at the input parts of the static variable frequency power supply devices ASD 7a to 7e, and the recirculation pumps RIP 8a to 8j are provided to the static variable frequency power supply devices ASD 7a to 7e. The point of connecting two units each is the same as in the second and third embodiments.
[0080]
Thereby, in the power supply system 11 for driving the reactor coolant recirculation pump of the present embodiment, one set of the MG-less RIPs 8a and 8b and one set are connected to one of the service buses 5a1 of the power supply system M for the auxiliary power generator. RIPs 8c and 8d with MG are connected, and a pair of RIPs 8e and 8f without MG are connected to the other common bus 5a2. In addition, one set of RIPs 8g and 8h with MG is connected to the service bus 5b1 of the power supply system N for power generation auxiliary equipment, and one set of RIPs 8i and 8j with MG is connected to the other service bus 5b2. .
[0081]
Also in the power supply system 11 for driving the reactor coolant recirculation pump of the present embodiment, 10 units of recirculation are provided by the three MG sets 9a to 9c and the five static variable frequency power supply devices ASD 7a to 7e. The pump RIPs 8a to 8j are driven. The power supply system is composed of a total of four systems of service buses 5a1, 5a2, 5b1, and 5b2, which are connected to two systems of M system and N system via an in-house transformer HT, respectively.
[0082]
Similarly, the MG sets 9a to 9c play a role of supplementing the inertial operation of the six RIPs 8c, 8d, and 8g to 8j when the power supply system is instantaneously stopped and when the external power supply is lost.
Therefore, in the RIP power supply system equipment (ASD, input transformer, MG set, etc.), any single failure does not stop three or more RIPs simultaneously. In addition, even when the power supply system is momentarily stopped or lost, the plant can be continuously operated without causing a decrease in the rated output by the inertial operation of the MG sets 9a to 9c.
[0083]
Here, the frequency of trips according to the number of RIPs 8a to 8j of the reactor coolant recirculation pump drive power supply system 11 according to the present embodiment is calculated and examined.
[0084]
For the reactor coolant recirculation pump drive power supply system 11 of the present embodiment, the cause and frequency of the trip on the side without MG set are shown in the fault tree diagram of FIG. The cause and frequency are shown in the fault tree diagram of FIG. 4, and the cause and frequency in the case of tripping four cars are shown in the fault tree diagram of FIG. In addition, the cause and frequency in the case of tripping 6 units are shown in the fault tree diagram of FIG. 6, and the cause and frequency in case of RIP tripping all 10 units at the same time are shown in the fault tree diagrams of FIGS. Show. By combining these fault tree diagrams,
The trip frequency according to the number of RIPs 8a to 8j can be calculated as follows.
[0085]
1 trip frequency = 0
2 unit trip frequency = 2λMG2 + 3λMG2 = 1.38 × 10 0 /Year
3 units trip frequency = 0
4 units trip frequency = λ4 + λMG 2 2 + 2λMG None 2 × 3λMG Available 2 + 3λMG Available 2 2 = 2.19 × 10 -Four /Year
5 trip frequency = 0
6 trip frequency = λ6 + λ4 × 3λMG with 2 + λMG without 2 2 × 3λMG with 2 + 2λMG without 2 × 3λMG with 2 2 + ΛMG2 Three = 1.94 x 10 -8 /Year
7 units trip frequency = 0
8 trip frequency = λ6 × 2λMG2 + λ4 × 3λMG2 2 + ΛMG None 2 2 × 3λMG with 2 2 + 2λMG None 2 × λMG Available 2 Three = 6.96 × 10 -13 /Year
9 trip frequency = 0
10 units trip frequency = 8.8 x 10 -13 /Year
From the above, it is a transient event10 -2 The frequency of more than / year is only the RIP 2 trip event. In addition, the RIP trip frequency is the same as that of the current system.
Note that the power supply system 11 for driving the reactor coolant recirculation pump according to the present embodiment has two MG sets RIP8g, 8h and RIP8i, 8j in the N-system in-house transformer HT, compared with the third embodiment. By connecting the groups, among the RIP8 trip factors, the frequency of 6 M trips (dominated by loss of control power) and 2 trips of N (trips with MG set) are MG set 9a ~ It becomes small by the inertial driving effect by 9c.
[0086]
As a result, the trip frequency of 8 RIPs is reduced, and the reliability of the power supply system 11 for driving the reactor coolant recirculation pump is improved.
Further, considering the energy loss of the MG sets 9a to 9c, the balance between the load capacities of the M system and the N system is improved as compared with the third embodiment.
[0087]
The above is the description of the fourth embodiment of the present invention. Next, a power supply system for driving a reactor coolant recirculation pump according to a fifth embodiment of the present invention will be described below.
[0088]
FIG. 13 shows a system configuration of a power supply system 12 for driving a reactor coolant recirculation pump according to a fifth embodiment of the present invention. In the description of the present embodiment, the same devices as those of the second embodiment are denoted by the same reference numerals for easy understanding.
[0089]
The reactor coolant recirculation pump drive power supply system 12 according to the fifth embodiment is connected to the common bus 5a1 with respect to the reactor coolant recirculation pump drive power supply system 4 of the second embodiment described above. RIPs 8a to 8d without MG are RIPs 8a to 8d with MG, and RIPs 8g to 8j with MG connected to the service bus 5b1 and service bus 5b2 are RIPs 8g to 8j without MG. The specific configuration is as follows.
[0090]
As shown in FIG. 13, the power supply system 12 for driving the reactor coolant recirculation pump branches two power generation auxiliary power supply systems M and N from an in-house main power supply system (not shown). Two normal buses 5a1 and 5a2 are connected to the system M via the in-house transformer HT, and two normal buses 5b1 and 5b2 are connected to the other power generation auxiliary power supply system N via the in-house transformer HT.
[0091]
Further, two stationary variable frequency power supply devices ASD 7a and 7b are connected to the service bus 5a1 of the power generation system M for one of the power generation auxiliary machines through MG sets 9a and 9b, respectively. One stationary variable frequency power supply ASD 7c is connected to another common bus 5a2 of the same power supply system M for power generators via an MG set 9c.
One stationary variable frequency power supply device ASD 7d is directly connected to the service bus 5b1 of the other power generation auxiliary power supply system N. One stationary variable frequency power supply device ASD 7e is directly connected to another common bus 5b2 of the same power supply system N for power generation auxiliary equipment.
[0092]
The input transformers 6a to 6e are provided as necessary at the input parts of the static variable frequency power supply devices ASD 7a to 7e, and the recirculation pumps RIP 8a to 8j are provided to the static variable frequency power supply devices ASD 7a to 7e. The point of connecting two units is the same as in the first to third embodiments.
[0093]
As a result, in the reactor coolant recirculation pump drive power supply system 12 of the present embodiment, two sets of MG RIPs 8a and 8b and RIPs 8c and 8d are connected to one of the service buses 5a1 of the power supply system M for auxiliary power generators. And a pair of MG-equipped RIPs 8e and 8f are connected to the other common bus 5a2. Also, one set of MG-less RIPs 8g and 8h is connected to the service bus 5b1 of the power supply system N for the power generation auxiliary equipment, and one set of MG-less RIPs 8i and 8j is connected to the other service bus 5b2. .
[0094]
Also in the power supply system 12 for driving the reactor coolant recirculation pump according to the present embodiment, 10 recirculation units are provided by three MG sets 9a to 9c and five static variable frequency power supply devices ASD 7a to 7e. The pump RIPs 8a to 8j are driven. The power supply system is composed of a total of four systems of service buses 5a1, 5a2, 5b1, and 5b2, which are connected to two systems of M system and N system via an in-house transformer HT, respectively. The effects of simplification of devices constituting the power supply system and common specifications are the same as in the first embodiment.
[0095]
Similarly, the MG sets 9a to 9c play a role of supplementing the inertial operation of the six RIPs 8c to 8f when the power supply system is instantaneously stopped or when the external power supply is lost.
[0096]
Therefore, in the RIP power supply system equipment (ASD, input transformer, MG set, etc.), any single failure does not stop three or more RIPs simultaneously. In addition, even when the power supply system is momentarily stopped or lost, the plant can be continuously operated without causing a decrease in the rated output by the inertial operation of the MG sets 9a to 9c.
[0097]
Here, the frequency of trips according to the number of RIPs 8a to 8j of the reactor coolant recirculation pump drive power supply system 12 according to the present embodiment is calculated and examined.
[0098]
For the reactor coolant recirculation pump drive power supply system 12 of this embodiment, the cause and frequency in the case of two RIP trips without MG set are shown in the fault tree diagram of FIG. The cause and frequency are shown in the fault tree diagram of FIG. 4, and the cause and frequency in the case of four trips are shown in the fault tree diagram of FIG.
[0099]
In addition, the cause and frequency in the case of tripping 6 units are shown in the fault tree diagram of FIG. 6, and the cause and frequency in case of RIP tripping all 10 units at the same time are shown in the fault tree diagrams of FIGS. Show. By combining these fault tree diagrams, the trip frequency for each of the RIPs 8a to 8j can be calculated as follows.
[0100]
1 trip frequency = 0
2 unit trip frequency = 2λMG2 + 3λMG2 = 1.38 × 10 0 /Year
3 units trip frequency = 0
4 units trip frequency = λ4 + λMG 2 2 + 2λMG None 2 × 3λMG Available 2 + 3λMG Available 2 2 = 2.19 × 10 -Four /Year
5 trip frequency = 0
6 trip frequency = λ6 + λ4 × 3λMG with 2 + λMG without 2 2 × 3λMG with 2 + 2λMG without 2 × 3λMG with 2 2 + ΛMG2 Three = 1.94 x 10 -8 /Year
7 units trip frequency = 0
8 trip frequency = λ6 × 2λMG 2 + λ4 × 3λMG 2 2 + ΛMG None 2 2 × 3λMG with 2 2 + 2λMG None 2 × λMG Available 2 Three = 7.31 × 10 -13 /Year
9 trip frequency = 0
10 units trip frequency = 8.8 x 10 -13 /Year
From the above, it is a transient event10 -2 The frequency of more than / year is only the RIP 2 trip event. In addition, the RIP trip frequency is the same as that of the current system.
Compared to the second embodiment, the two MG sets RIP8a, 8b and RIP8c, 8d are connected to the same service bus 5a1, which is due to the inertial operation effect of the MG sets 9a, 9b. The number of trips immediately due to the failure of the service bus 5a1 and its upstream side is reduced from 4 to 0.
As a result, the trip frequency of RIP4, 6 and 8 is reduced, and the reliability of the power supply system 12 for driving the reactor coolant recirculation pump is improved.
[0101]
The above is the description of the fifth embodiment of the present invention. Next, a power supply system for driving a reactor coolant recirculation pump according to a sixth embodiment of the present invention will be described below.
[0102]
FIG. 14 shows a system configuration of a power supply system 13 for driving a reactor coolant recirculation pump according to a sixth embodiment of the present invention. In the description of the present embodiment, the same devices as those of the second embodiment are denoted by the same reference numerals for easy understanding.
[0103]
The reactor coolant recirculation pump drive power supply system 13 according to the sixth embodiment has an MG connected to the common bus 5a2 with respect to the reactor coolant recirculation pump drive power supply system 12 of the fifth embodiment. The RIPs 8e and 8f are RIPs 8e and 8f without MG, and the RIPs 8i and 8j without MG connected to the service bus 5b2 are RIPs 8i and 8j with MG. The specific configuration is as follows.
[0104]
As shown in FIG. 14, the power supply system 13 for driving the reactor coolant recirculation pump branches two power generation auxiliary power supply systems M and N from an in-house main power supply system (not shown), and supplies one power supply for power generation auxiliary equipment. Two normal buses 5a1 and 5a2 are connected to the system M via the in-house transformer HT, and two normal buses 5b1 and 5b2 are connected to the other power generation auxiliary power supply system N via the in-house transformer HT.
[0105]
Further, two stationary variable frequency power supply devices ASD 7a and 7b are connected to the service bus 5a1 of the power generation system M for one of the power generation auxiliary machines through MG sets 9a and 9b, respectively. One stationary variable frequency power supply ASD 7c is directly connected to another service bus 5a2 of the same power supply system M for power generation auxiliary equipment.
[0106]
One stationary variable frequency power supply device ASD 7d is directly connected to the service bus 5b1 of the other power generation auxiliary power supply system N. One stationary variable frequency power supply ASD 7e is connected to another service bus 5b2 of the same power supply system N for power generation auxiliary equipment through an MG set 9c.
[0107]
The input transformers 6a to 6e are provided as necessary at the input parts of the static variable frequency power supply devices ASD 7a to 7e, and the recirculation pumps RIP 8a to 8j are provided to the static variable frequency power supply devices ASD 7a to 7e. The point of connecting two units each is the same as in the second to fifth embodiments.
[0108]
Thus, in the power supply system 13 for driving the reactor coolant recirculation pump according to the present embodiment, two sets of MGs RIPs 8a and 8b and RIPs 8c and 8d are connected to one of the service buses 5a1 of the power supply system M for the auxiliary power generator. And a pair of MG-less RIPs 8e and 8f are connected to the other common bus 5a2. Also, one set of RIPs 8g, 8h without MG is connected to the service bus 5b1 of the power supply system N for the power generation auxiliary equipment, and one set of RIPs 8i, 8j with MG is connected to the other service bus 5b2. .
[0109]
Also in the power supply system 13 for driving the reactor coolant recirculation pump of this embodiment, 10 units of recirculation are provided by three MG sets 9a to 9c and five static variable frequency power supply devices ASD 7a to 7e. The pump RIPs 8a to 8j are driven. The power supply system is composed of a total of four systems of service buses 5a1, 5a2, 5b1, and 5b2, which are connected to two systems of M system and N system via an in-house transformer HT, respectively. The effects of simplification of devices constituting the power supply system and common specifications are the same as in the first embodiment.
[0110]
Similarly, the MG sets 9a to 9c play a role of supplementing the inertial operation of the six RIPs 8a to 8d, 8i, and 8j when the power supply system is instantaneously stopped and when the external power supply is lost.
Therefore, in the RIP power supply system equipment (ASD, input transformer, MG set, etc.), any single failure does not stop three or more RIPs simultaneously. In addition, even when the power supply system is momentarily stopped or lost, the plant can be continuously operated without causing a decrease in the rated output by the inertial operation of the MG sets 9a to 9c.
[0111]
Here, the frequency of trips according to the number of RIPs 8a to 8j of the reactor coolant recirculation pump drive power supply system 13 according to the present embodiment is calculated and examined.
[0112]
For the reactor coolant recirculation pump drive power supply system 13 of this embodiment, the cause and frequency in the case of two RIP trips without MG set are shown in the fault tree diagram of FIG. The cause and frequency are shown in the fault tree diagram of FIG. 4, and the cause and frequency in the case of a trip of four are shown in the fault tree diagram of FIG.
[0113]
In addition, the cause and frequency in the case of tripping 6 units are shown in the fault tree diagram of FIG. 6, and the cause and frequency in case of RIP tripping all 10 units at the same time are shown in the fault tree diagrams of FIGS. Show. By combining these fault tree diagrams,
The trip frequency according to the number of RIPs 8a to 8j can be calculated as follows.
[0114]
1 trip frequency = 0
2 unit trip frequency = 2λMG2 + 3λMG2 = 1.38 × 10 0 /Year
3 units trip frequency = 0
4 units trip frequency = λ4 + λMG 2 2 + 2λMG None 2 × 3λMG Available 2 + 3λMG Available 2 2 = 2.19 × 10 -Four /Year
5 trip frequency = 0
6 trip frequency = λ6 + λ4 × 3λMG with 2 + λMG without 2 2 × 3λMG with 2 + 2λMG without 2 × 3λMG with 2 2 + ΛMG2 Three = 1.94 x 10 -8 /Year
7 units trip frequency = 0
8 trip frequency = λ6 × λMG2 + λ6 × λMG2 + λ4 × 3λMG2 2 + ΛMG None 2 2 × 3λMG with 2 2 + 2λMG None 2 × λMG Available 2 Three = 7.14 × 10 -13 /Year
9 trip frequency = 0
10 units trip frequency = 8.8 x 10 -13 /Year
From the above, it is a transient event10 -2 The frequency of more than / year is only the RIP 2 trip event. In addition, the RIP trip frequency is the same as that of the current system.
Compared with the fifth embodiment, by connecting the RIP 8g, 8h without MG set and the RIP 8i, 8j with MG set to the N-system in-house transformer HT, among the factors of the trip of 8 RIPs, the M system The frequency of the trip of 6 RIPs (the loss of control power is dominant) and the trip of 2 NIP RIPs (trips on the side with the MG set) are reduced by the inertial operation effect of the MG sets 9a to 9c.
[0115]
As a result, the trip frequency of 8 RIPs is reduced, and the reliability of the power supply system 13 for driving the reactor coolant recirculation pump is improved. Further, considering the energy loss of the MG sets 9a to 9c, the balance between the load capacities of the M system and the N system is improved as compared with the fifth embodiment.
[0116]
The above is the description of the sixth embodiment of the present invention. Next, a power supply system for driving a reactor coolant recirculation pump according to a seventh embodiment of the present invention will be described below.
[0117]
FIG. 15 shows a system configuration of a power supply system 14 for driving a reactor coolant recirculation pump according to a seventh embodiment of the present invention. In the description of the present embodiment, the same devices as those of the second embodiment are denoted by the same reference numerals for easy understanding.
[0118]
The power supply system 14 for driving the reactor coolant recirculation pump according to the seventh embodiment is the same as the power supply system for driving the auxiliary power generators M, N of the reactor coolant recirculation pump drive according to the second to fifth embodiments. The recirculation pumps RIP 8a to 8j are driven by the above, whereas the recirculation pumps RIP 8i and 8j are driven by the starting power supply systems Sm and Sn. In addition, the point which drives this recirculation pump RIP 8i, 8j by starting power supply system Sm, Sn is common in this 7th Embodiment and 8th and 9th Embodiment mentioned later.
[0119]
As shown in FIG. 15, the power supply system of the reactor coolant recirculation pump drive power supply system 14 according to the present embodiment includes the in-house main power supply system 2 to the first power generation auxiliary power supply system M and the second power generation auxiliary power supply. The power supply system N is branched, while the independent startup power supply branches the first startup power supply system Sm and the second startup power supply system Sn. The independent power source is a power source outside the power plant or a power source for an arbitrary plant starting power supply unit.
[0120]
The first start-up power supply system Sm is connected to the first power generation auxiliary power supply system M through the cutoff means 15m. The second start-up power supply system Sn is connected to the second power generation auxiliary power supply system N via the blocking means 15n. Thereby, at the time of plant start-up, the power introduced from the independent power supply is supplied to the first power generation auxiliary power supply system M and the second power generation auxiliary power supply system N via the shut-off means 15m and 15n to start the plant. It can be carried out. During rated operation, power is supplied to the first power generation auxiliary power supply system M and the second power generation auxiliary power supply system N by the main power generator SG.
[0121]
Common buses 5a1 and 5a2 are branched from first power generation auxiliary power supply system M via an in-house transformer HT. Common buses 5b1 and 5b2 are branched from the power generation system N for the second power generation auxiliary machine via the on-site transformer HT. On the other hand, the common buses 16a1 and 16a2 are branched from the first startup power supply system Sm via the startup transformer ST. From the second startup power supply system Sn, common buses 16b1 and 16b2 are branched through a startup transformer ST.
[0122]
One stationary variable frequency power supply device ASD 7a is connected to the service bus 5a1 through the MG set 9a. One stationary variable frequency power supply device ASD 7b is directly connected to another service bus 5a2 of the same first power generating auxiliary power supply system M.
[0123]
One stationary variable frequency power supply device ASD 7c is connected to the service bus 5b1 of the other second power generation auxiliary power supply system N through the MG set 9b. In addition, one stationary variable frequency power supply ASD 7d is directly connected to another service bus 5b2 of the same power generation system N for the second power generation auxiliary machine.
[0124]
Furthermore, one static variable frequency power supply device ASD 7e is connected to one common bus 16a1 of the first startup power supply system Sm via an MG set 9c.
[0125]
The input transformers 6a to 6e are provided as necessary at the input parts of the static variable frequency power supply devices ASD 7a to 7e, and the recirculation pumps RIP 8a to 8j are provided to the static variable frequency power supply devices ASD 7a to 7e. The point of connecting two units each is the same as in the second to sixth embodiments.
[0126]
As a result, in the power supply system 14 for driving the reactor coolant recirculation pump according to the present embodiment, one normal bus 5a1 of the first power generation auxiliary power supply system M is connected to one set of RIPs 8a and 8b with MG, A pair of MG-less RIPs 8c and 8d are connected to the normal bus 5a2 of the second power supply system N, and a set of MGs 8e and 8f are connected to the service bus 5b1 of the second power generation auxiliary power supply system N, and the other service bus 5b2 is connected. Are connected to a pair of MG-less RIPs 8g and 8h. In addition, a set of RIPs 8i and 8j with MG is connected to the common bus 16a1 of the first startup power supply system Sm.
[0127]
Also in the power supply system 14 for driving the reactor coolant recirculation pump according to the present embodiment, 10 MG sets 9a to 9c and 5 static variable frequency power supply devices ASD 7a to 7e recirculate 10 units. The pump RIPs 8a to 8j are driven. The effects of simplification of devices constituting the power supply system and common specifications are the same as in the first embodiment.
[0128]
In addition to the two M and N systems, the power supply system is supplied from a total of four systems, two Sm and Sn systems that receive power from another system. As in the second embodiment, the M and N systems are connected to four service buses 5a1, 5a2, 5b1, and 5b2 via two on-site transformers HT. Four common buses 16a1, 16a2, 16b1, and 16b2 are connected to the Sm and Sn systems via two startup transformers ST. Thereby, the number of RIPs simultaneously stopped due to a failure of one bus can be suppressed.
[0129]
In addition, the MG sets 9a to 9c also play a role of supplementing the inertial operation of the six RIPs 8a, 8b, 8e, 8f, 8i, and 8j when the power supply system is instantaneously stopped or when the independent power supply is lost. The same as in the sixth embodiment.
Therefore, in the RIP power supply system equipment (ASD, input transformer, MG set, etc.), any single failure does not stop three or more RIPs simultaneously. In addition, even when the power supply system is momentarily stopped or lost, the plant can be continuously operated without causing a decrease in the rated output by the inertial operation of the MG sets 9a to 9c.
[0130]
Here, the frequency of trips according to the number of RIPs 8a to 8j of the reactor coolant recirculation pump drive power supply system 14 according to the present embodiment is calculated and examined.
[0131]
For the reactor coolant recirculation pump drive power supply system 14 of this embodiment, the cause and frequency in the case of two RIP trips without MG set are shown in the fault tree diagram of FIG. The cause and frequency are shown in the fault tree diagram of FIG. 4, and the cause and frequency in the case of a trip of four RIPs are shown in the fault tree diagram of FIG.
[0132]
Further, the cause and frequency in the case of tripping 6 RIPs are shown in the fault tree diagram of FIG. 6, and when RIP trips all (10) at the same time, (1/2) and (2/2) for convenience of description. ) And the fault trees shown in FIGS. 16 and 17 connected by arrows bb. By combining these fault tree diagrams, the trip frequency for each of the RIPs 8a to 8j can be calculated as follows.
[0133]
1 trip frequency = 0
2 unit trip frequency = 2λMG2 + 3λMG2 = 1.38 × 10 0 /Year
3 units trip frequency = 0
4 units trip frequency = λ4 + λMG 2 2 + 2λMG None 2 × 3λMG Available 2 + 3λMG Available 2 2 = 2.19 × 10 -Four /Year
5 trip frequency = 0
6 trip frequency = λ6 + λ4 × 3λMG with 2 + λMG without 2 2 × 3λMG with 2 + 2λMG without 2 × 3λMG with 2 2 + ΛMG2 Three = 1.94 x 10 -8 /Year
7 units trip frequency = 0
8 trip frequency = λ6 × λMG2 + λ6 × λMG2 + λ4 × 3λMG2 2 + ΛMG None 2 2 × 3λMG with 2 2 + 2λMG None 2 × λMG Available 2 Three = 7.14 × 10 -13 /Year
9 trip frequency = 0
10 units trip frequency = 8.8 x 10 -13 /Year
From the above, it is a transient event10 -2 The frequency of more than / year is only the RIP 2 trip event. In addition, the RIP trip frequency is the same as that of the current system.
Compared with the second embodiment, the RIP connected to the same service bus 5a1 is one set of RIPs 2a and 2b with MG set, so that the four service buses 5a1 and 8 can be replaced with 8a and 8b. Thus, the number of simultaneously stopped RIPs can be reduced to ½.
[0134]
As a result, the trip frequencies of the RIP 4, 6, and 8 units are reduced, and the reliability of the power supply system 14 for driving the reactor coolant recirculation pump is improved.
[0135]
The above is the description of the seventh embodiment of the present invention. Next, a power supply system for driving a reactor coolant recirculation pump according to an eighth embodiment of the present invention will be described below.
[0136]
FIG. 18 shows a system configuration of a power supply system 17 for driving a reactor coolant recirculation pump according to an eighth embodiment of the present invention. In the description of the present embodiment, the same devices as those in the seventh embodiment are denoted by the same reference numerals for easy understanding.
[0137]
The reactor coolant recirculation pump drive power supply system 17 according to the eighth embodiment has an MG connected to the common bus 5a1 with respect to the reactor coolant recirculation pump drive power supply system 14 of the seventh embodiment. RIPs 8a, 8b are RIPs 8a, 8b without MG, RIPs 8c, 8d without MG connected to the service bus 5a2 are RIPs 8c, 8d with MG, RIPs 8g, 8h connected to the service bus 5b2 are RIPs 8g, 8h with MG Furthermore, RIPs 8i and 8j connected to the common bus 16a1 via the MG set 9c are directly connected to the common bus 16b1. The specific configuration is as follows.
[0138]
The power supply system of the reactor coolant recirculation pump drive power supply system 17 of the present embodiment has the same power supply system as the power supply system of the seventh embodiment. That is, as shown in FIG. 15, the first power generation auxiliary power supply system M and the second power generation auxiliary power supply system N that acquire power from the in-house main power supply system 2, and the first activation that acquires power from the independent power supply It has a power supply system Sm and a second start-up power supply system Sn, the first start-up power supply system Sm is connected to the first power generator auxiliary power supply system M via the shut-off means 15m, and the second start-up power supply system Sn is shut-off means It is connected to the second power generation auxiliary power supply system N via 15n.
[0139]
Common buses 5a1 and 5a2 are branched from first power generation auxiliary power supply system M via an in-house transformer HT. Common buses 5b1 and 5b2 are branched from the power generation system N for the second power generation auxiliary machine via the on-site transformer HT. On the other hand, the common buses 16a1 and 16a2 are branched from the first startup power supply system Sm via the startup transformer ST. Further, common bus bars 16b1 and 16b2 are branched from the second starting power supply system Sn via a starting transformer ST.
[0140]
One stationary variable frequency power supply ASD 7a is directly connected to the service bus 5a1. One stationary variable frequency power supply device ASD 7b is connected to another common bus 5a2 of the same first power generating auxiliary power supply system M via an MG set 9b.
[0141]
One stationary variable frequency power supply device ASD 7c is connected to the service bus 5b1 of the other second power generation auxiliary power supply system N through the MG set 9b. In addition, one stationary variable frequency power supply ASD 7d is connected to another service bus 5b2 of the same second power generation auxiliary power supply system N via an MG set 9c.
[0142]
Furthermore, one static variable frequency power supply device ASD 7e is directly connected to one common bus 16b1 of the second startup power supply system Sn.
[0143]
The input transformers 6a to 6e are provided as necessary at the input parts of the static variable frequency power supply devices ASD 7a to 7e, and recirculation pumps RIP 8a to 8j are provided to the static variable frequency power supply devices ASD 7a to 7e. The point of connecting two units is the same as in the second to seventh embodiments.
[0144]
Thus, in the reactor coolant recirculation pump drive power supply system 17 of the present embodiment, one normal bus 5a1 of the first power generation auxiliary power supply system M is connected to one set of RIPs 8a and 8b without MG, One set of RIPs 8c and 8d with MG is connected to the common bus 5a2 of the second power supply system, and one set of 8e and 8f with MG is connected to the common bus 5b1 of the power supply system N for the second power generation auxiliary machine, and to the other common bus 5b2. Are connected to a pair of RIPs 8g and 8h with MG. A pair of MG-less RIPs 8i and 8j are connected to the common bus 16b1 of the second startup power supply system Sn.
[0145]
Also in the power supply system 17 for driving the reactor coolant recirculation pump of the present embodiment, 10 units of recirculation are provided by the three MG sets 9a to 9c and the five static variable frequency power supply devices ASD 7a to 7e. The pump RIPs 8a to 8j are driven. The effects of simplification of devices constituting the power supply system and common specifications are the same as in the first embodiment.
[0146]
In addition, the power supply system is supplied from a total of four systems of two Sm and Sn systems that receive power from another system in addition to the two M and N systems, and the total number of buses is eight. Similar to the seventh embodiment, it is possible to suppress the number of RIPs simultaneously stopped due to a failure of two bus bars.
[0147]
Also, the MG sets 9a to 9c play the role of supplementing the inertial operation of the six RIPs 8c to 8h when the power supply system is instantaneously stopped or when the independent power supply is lost, as in the second to seventh embodiments.
Therefore, in the RIP power supply system equipment (ASD, input transformer, MG set, etc.), any single failure does not stop three or more RIPs simultaneously. In addition, even when the power supply system is momentarily stopped or lost, the plant can be continuously operated without causing a decrease in the rated output by the inertial operation of the MG sets 9a to 9c.
[0148]
Here, the frequency of trips according to the number of RIPs 8a to 8j of the reactor coolant recirculation pump drive power supply system 17 according to the present embodiment is calculated and examined.
[0149]
For the reactor coolant recirculation pump drive power supply system 17 of the present embodiment, the fault tree diagram of FIG. 19 shows the cause and frequency in the case of two RIP trips without MG set at the common bus. The cause and frequency in the case of two RIP trips without MG set are shown in the fault tree diagram of FIG. 20, the cause and frequency in the case of two RIP trips with MG set are shown in the fault tree diagram of FIG. 4, and the cause in the case of tripping four RIP units And the frequency are shown in the fault tree diagram of FIG.
[0150]
Note that the cases of λMG 2 in FIG. 19 and FIG. 20 are different from each other, but are calculated as the same because the totals are equal in order.
[0151]
In addition, the cause and frequency in the case of tripping 6 RIPs are shown in the fault tree diagram of FIG. 6. Furthermore, the reason for tripping all (10) RIPs at the same time is (1/2), (2 / 2) is shown in the fault tree diagram of FIG. 22 and FIG. 23 in which the two are connected by arrows cc. By combining these fault tree diagrams, the trip frequency for each of the RIPs 8a to 8j can be calculated as follows.
[0152]
1 trip frequency = 0
2 unit trip frequency = 2λMG2 + 3λMG2 = 1.38 × 10 0 /Year
3 units trip frequency = 0
4 units trip frequency = λ4 + λMG 2 2 + 2λMG None 2 × 3λMG Available 2 + 3λMG Available 2 2 = 2.10 × 10 -Four /Year
5 trip frequency = 0
6 trip frequency = λ6 + λ4 × 3λMG with 2 + λMG without 2 2 × 3λMG with 2 + 2λMG without 2 × 3λMG with 2 2 + ΛMG2 Three = 1.87 x 10 -8 /Year
7 units trip frequency = 0
8 trip frequency = λ6 × λMG2 + λ6 × λMG2 + λ4 × 3λMG2 2 + ΛMG None 2 2 × 3λMG with 2 2 + 2λMG None 2 × λMG Available 2 Three = 6.90 x 10 -13 /Year
9 trip frequency = 0
10 units trip frequency = 8.8 x 10 -13 /Year
From the above, it is a transient event10 -2 The frequency of more than / year is only the RIP 2 trip event. In addition, the RIP trip frequency is the same as that of the current system.
Compared to the seventh embodiment, the RIPs 8i and 8j without MG set are connected to the common bus 16b1 of the second start-up power supply system Sn. The cause of the switching request signal transmission failure and the bus switching failure is a factor of tripping of the two RIPs 8a and 8b without the MG set connected to the service bus 5a1.
[0153]
However, since this is not a trip factor for the RIPs 8i and 8j without the MG set connected to the common bus 16b1, this factor is excluded from the trip frequency of four RIPs.
[0154]
The trip frequency of RIP8i, 8j is added to the trip frequency of two RIPs (regular bus side) without MG set, but this factor is small in order compared to other factors of the trip frequency of RIP2 units. , It does not lead to an increase in the trip frequency itself of the two RIPs.
As a result, the trip frequencies of the RIP 4, 6, and 8 units are reduced, and the reliability of the power supply system 17 for driving the reactor coolant recirculation pump is improved.
[0155]
The above is the description of the eighth embodiment of the present invention. Next, a power supply system for driving a reactor coolant recirculation pump according to a ninth embodiment of the present invention will be described below.
[0156]
FIG. 24 shows a system configuration of a power supply system 18 for driving a reactor coolant recirculation pump according to the ninth embodiment of the present invention. In the description of the present embodiment, the same devices as those of the eighth embodiment are denoted by the same reference numerals for easy understanding.
[0157]
The reactor coolant recirculation pump drive power supply system 18 according to the ninth embodiment is connected to the common bus 16b1 of the second startup power supply system Sn in the reactor coolant recirculation pump drive power supply system 17 of the eighth embodiment. The configuration is the same as that of the eighth embodiment except that the RIPs 8i and 8j to be connected are connected to the common bus 16a1 of the first startup power supply system Sm. The specific configuration is as follows.
[0158]
The power supply system of the reactor coolant recirculation pump drive power supply system 18 of the present embodiment has the same power supply system as the power supply system of the eighth embodiment. That is, as shown in FIG. 24, the first power generation auxiliary power supply system M and the second power generation auxiliary power supply system N that acquire power from the in-house main power supply system 2, and the first activation that acquires power from the independent power supply It has a power supply system Sm and a second start-up power supply system Sn, the first start-up power supply system Sm is connected to the first power generator auxiliary power supply system M via the shut-off means 15m, and the second start-up power supply system Sn is shut-off means It is connected to the second power generation auxiliary power supply system N via 15n.
[0159]
Common buses 5a1 and 5a2 are branched from first power generation auxiliary power supply system M via an in-house transformer HT. Common buses 5b1 and 5b2 are branched from the power generation system N for the second power generation auxiliary machine via the on-site transformer HT. On the other hand, the common buses 16a1 and 16a2 are branched from the first startup power supply system Sm via the startup transformer ST. Further, common bus bars 16b1 and 16b2 are branched from the second starting power supply system Sn via a starting transformer ST.
[0160]
One stationary variable frequency power supply ASD 7a is directly connected to the service bus 5a1. One stationary variable frequency power supply device ASD 7b is connected to another common bus 5a2 of the same first power generating auxiliary power supply system M via an MG set 9b.
[0161]
One stationary variable frequency power supply device ASD 7c is connected to the service bus 5b1 of the other second power generation auxiliary power supply system N through the MG set 9b. In addition, one stationary variable frequency power supply ASD 7d is connected to another service bus 5b2 of the same second power generation auxiliary power supply system N via an MG set 9c.
[0162]
Furthermore, one static variable frequency power supply device ASD 7e is directly connected to one common bus 16a1 of the first startup power supply system Sm.
[0163]
The input transformers 6a to 6e are provided as necessary at the input parts of the static variable frequency power supply devices ASD 7a to 7e, and the recirculation pumps RIP 8a to 8j are provided to the static variable frequency power supply devices ASD 7a to 7e. The point of connecting two units is the same as in the second to eighth embodiments.
[0164]
As a result, in the power supply system 18 for driving the reactor coolant recirculation pump according to the present embodiment, one normal bus 5a1 of the first power generation auxiliary power supply system M is connected to one set of RIPs 8a, 8b without MG, One set of RIPs 8c and 8d with MG is connected to the common bus 5a2 of the second power supply system, and one set of 8e and 8f with MG is connected to the common bus 5b1 of the power supply system N for the second power generation auxiliary machine, and to the other common bus 5b2. Are connected to a pair of RIPs 8g and 8h with MG. In addition, a set of RIPs 8i and 8j without MG are connected to the common bus 16a1 of the first startup power supply system Sm.
[0165]
Also in the power supply system 18 for driving the reactor coolant recirculation pump of the present embodiment, 10 recirculation units are provided by three MG sets 9a to 9c and five static variable frequency power supply devices ASD 7a to 7e. The pump RIPs 8a to 8j are driven. The effects of simplification of devices constituting the power supply system and common specifications are the same as in the first embodiment.
[0166]
In addition, the power supply system is supplied from a total of four systems of two Sm and Sn systems that receive power from another system in addition to the two M and N systems, and the total number of buses is eight. Similar to the eighth embodiment, the number of RIPs simultaneously stopped due to a failure of two busbars can be suppressed.
[0167]
Also, the MG sets 9a to 9c play the role of supplementing the inertial operation of the six RIPs 8c to 8h when the power supply system is instantaneously stopped or when the independent power supply is lost, as in the second to seventh embodiments.
Therefore, in the RIP power supply system equipment (ASD, input transformer, MG set, etc.), any single failure does not stop three or more RIPs simultaneously. In addition, even when the power supply system is momentarily stopped or lost, the plant can be continuously operated without causing a decrease in the rated output by the inertial operation of the MG sets 9a to 9c.
[0168]
Here, the frequency of trips according to the number of RIPs 8a to 8j of the reactor coolant recirculation pump drive power supply system 18 according to the present embodiment is calculated and examined.
[0169]
For the reactor coolant recirculation pump drive power supply system 18 of the present embodiment, the fault tree diagram of FIG. 19 shows the cause and frequency in the case of two RIP trips with no MG set at the common bus. The cause and frequency in the case of two RIP trips without MG set are shown in the fault tree diagram of FIG. 20, the cause and frequency in the case of two RIP trips with MG set are shown in the fault tree diagram of FIG. The cause and frequency are shown in the fault tree diagram of FIG.
[0170]
Note that the cases of FIG. 19 and FIG. 20 without λMG have different constituent factors.
[0171]
In addition, the cause and frequency in the case of tripping 6 RIPs are shown in the fault tree diagram of FIG. 6, and the cause and frequency in case of all RIP trips (10 units) at the same time are shown in the fault tree diagrams of FIG. 22 and FIG. . By combining these fault tree diagrams, the trip frequency for each of the RIPs 8a to 8j can be calculated as follows.
[0172]
1 trip frequency = 0
2 unit trip frequency = 2λMG2 + 3λMG2 = 1.38 × 10 0 /Year
3 units trip frequency = 0
4 units trip frequency = λ4 + λMG 2 2 + 2λMG None 2 × 3λMG Available 2 + 3λMG Available 2 2 = 2.10 × 10 -Four /Year
5 trip frequency = 0
6 trip frequency = λ6 + λ4 × 3λMG with 2 + λMG without 2 2 × 3λMG with 2 + 2λMG without 2 × 3λMG with 2 2 + ΛMG2 Three = 1.87 x 10 -8 /Year
7 units trip frequency = 0
8 trip frequency = λ6 × 2λMG2 + λ4 × 3λMG2 2 + ΛMG None 2 2 × 3λMG with 2 2 + 2λMG None 2 × λMG Available 2 Three = 6.73 × 10 -13 /Year
9 trip frequency = 0
10 units trip frequency = 8.8 x 10 -13 /Year
From the above, it is a transient event10 -2 The frequency of more than / year is only the RIP 2 trip event. In addition, the RIP trip frequency is the same as that of the current system.
Compared to the above eighth embodiment, connecting one set of RIPs 8i, 8j having no MG set to the starting transformer and ST and the common bus 16a1 of the first starting power supply system Sm causes a factor of tripping of eight RIPs. Among them, tripping of RIP 6 units of the first power generation auxiliary power supply system M system and the first startup power supply system Sm (dominance of loss of control power supply) and tripping of RIP 2 units of the second power generation auxiliary power supply system N (MG set) The frequency of the RIP trip) is reduced by the inertial operation effect by the MG sets 9a to 9c.
As a result, the frequency of tripping 8 RIPs is reduced, and the reliability of the power supply system 18 for driving the reactor coolant recirculation pump is improved.
[0173]
The above is the description of the ninth embodiment of the present invention. Next, a power supply system for driving a reactor coolant recirculation pump according to a tenth embodiment of the present invention will be described below.
[0174]
In the tenth embodiment of the present invention, one static variable frequency power supply apparatus is connected to one MG set in the above first to ninth embodiments, whereas one MG set. A plurality of stationary variable frequency power supply devices are connected to the same. FIG. 25 shows the configuration of the tenth embodiment of the present invention. In the description of the present embodiment, the same devices as those of the first embodiment are denoted by the same reference numerals for easy understanding.
[0175]
As shown in FIG. 25, the reactor coolant recirculation pump drive power supply system 19 according to the tenth embodiment of the present invention connects the service buses A and B to the site main power supply system 2 via the site transformer HT. Then, one MG set 3 is connected to the service bus A, one MG set 3 is connected to the service bus B, and five static variable frequency power supply devices ASD are connected to each of these MG sets 3. A single recirculation pump RIP is connected to each static variable frequency power supply ASD. On-site main power supply system 2 is supplied with power by main generator SG, while power supplied to on-site main power supply system 2 is supplied to recirculation pump RIP via on-site transformer HT, while a transmission transformer The point transmitted to an external power transmission line via MT is the same as in the first embodiment.
[0176]
In the present embodiment, as described above, there are two service buses, one MG set 3 connected to each service bus A and B, and a static variable frequency power source connected to each MG set. Although the number of devices ASD is five, the present invention is not limited to the number of these devices, and at least one MG set 3 is connected to one common bus, and a plurality of MG sets are connected to one MG set. As long as one static variable frequency power supply ASD is connected and one recirculation pump RIP is connected to each static variable frequency power supply ASD.
[0177]
According to the tenth embodiment having the configuration shown in FIG. 25, the power supply for operating 10 recirculation pumps RIP is supplied by two MG sets 3 as a whole nuclear power plant. This configuration is used to drive a conventional reactor coolant recirculation pump in which 10 recirculation pumps RIP are driven by two MG sets and four static variable frequency power supply units ASD directly connected to a common bus. Compared to the power supply system, the system configuration is simpler. Further, according to this embodiment, since the static variable frequency power supply ASD is connected to the normal buses A and B via the MG set 3, the high frequency current is regularly used by the switching operation of the static variable frequency power supply ASD. Outflow to buses A and B can be prevented. Further, since one static variable frequency power supply ASD is provided for each recirculation pump RIP, only one recirculation pump RIP that stops due to a failure of one static variable frequency power supply ASD can be maintained. .
[0178]
The above is the description of the tenth embodiment of the present invention. Next, a power supply system for driving a reactor coolant recirculation pump according to an eleventh embodiment of the present invention will be described below.
[0179]
The eleventh embodiment of the present invention is the same as the tenth embodiment of the present invention in which one recirculation pump RIP is connected to one static variable frequency power supply ASD. A plurality of recirculation pumps RIP are connected to the static variable frequency power supply ASD. FIG. 26 shows the configuration of the eleventh embodiment of the present invention. In the description of the present embodiment, the same devices as those of the first embodiment are denoted by the same reference numerals for easy understanding.
[0180]
As shown in FIG. 26, the reactor coolant recirculation pump drive power supply system 20 according to the eleventh embodiment of the present invention connects the service buses A and B to the site main power supply system 2 via the site transformer HT. , One MG set 3 is connected to the service bus A, one MG set 3 is connected to the service bus B, and three stationary variable frequency power supplies ASD are connected to the MG set 3 on the service bus A side. Two static variable frequency power supply devices ASD are connected to the MG set 3 on the bus B side, and two recirculation pumps RIP are connected to each static variable frequency power supply device ASD.
[0181]
On-site main power supply system 2 is supplied with power by main generator SG, while power supplied to on-site main power supply system 2 is supplied to recirculation pump RIP via on-site transformer HT, while a transmission transformer The point transmitted to an external power transmission line via MT is the same as in the first embodiment.
[0182]
In the present embodiment, as described above, there are two service buses, one MG set 3 connected to each service bus A and B, and a static variable frequency power source connected to each MG set. There are two and three devices ASD, and there are two recirculation pumps RIP connected to each static variable frequency power supply device ASD. However, the present invention is not limited to the number of these devices. At least one MG set 3 is connected to the service bus, a plurality of static variable frequency power supply devices ASD are connected to one MG set, and a plurality of recirculation pumps are connected to each static variable frequency power supply device ASD. What is necessary is just to connect RIP.
[0183]
According to the eleventh embodiment having the configuration shown in FIG. 26, the power supply for operating 10 recirculation pumps RIP is supplied by two MG sets 3 as a whole nuclear power plant. This configuration is used to drive a conventional reactor coolant recirculation pump in which 10 recirculation pumps RIP are driven by two MG sets and four static variable frequency power supply units ASD directly connected to a common bus. Compared to the power supply system, the system configuration is simpler. In particular, compared with the tenth embodiment, a plurality of recirculation pumps RIP are driven by one static variable frequency power supply ASD, which can contribute to a reduction in the number of static variable frequency power supplies ASD. .
[0184]
Further, according to the present embodiment, since the static variable frequency power supply ASD is connected to the service buses A and B via the MG set 3, the harmonic current generated by the switching operation of the static variable frequency power supply ASD can be reduced. Outflow to the regular buses A and B can be prevented.
[0185]
The above is the description of the eleventh embodiment of the present invention. Next, a power supply system for driving a reactor coolant recirculation pump according to a twelfth embodiment of the present invention will be described below.
[0186]
In the twelfth embodiment of the present invention, at least three MG sets are connected to the common bus, whereas the eleventh embodiment of the present invention is configured to connect at least one MG set. It is. FIG. 27 shows the configuration of the twelfth embodiment of the present invention. In the description of the present embodiment, the same devices as those of the first embodiment are denoted by the same reference numerals for easy understanding.
[0187]
As shown in FIG. 27, the reactor coolant recirculation pump drive power supply system 21 according to the twelfth embodiment of the present invention connects the internal buses A and B to the in-house main power supply system 2 via the in-house transformer HT. Two MG sets 3 are connected to the common bus A, two and three static variable frequency power supply devices ASD are connected to each of these MG sets 3, and one is connected to each static variable frequency power supply device ASD. On the other hand, two MG sets 3 are connected to the normal bus B, and two and three static variable frequency power supply devices ASD are connected to these MG sets 3, Further, one recirculation pump RIP is connected to each static variable frequency power supply ASD.
[0188]
On-site main power supply system 2 is supplied with power by main generator SG, while power supplied to on-site main power supply system 2 is supplied to recirculation pump RIP via on-site transformer HT, while a transmission transformer The point transmitted to an external power transmission line via MT is the same as in the first embodiment.
[0189]
Further, in the present embodiment, as described above, there are two service buses, two MG sets 3 connected to service buses A and B, and a static variable frequency power source connected to each MG set. The number of devices ASD is two and three, but the present invention is not limited to the number of these devices, and at least three MG sets 3 are connected to the service bus, and at least one MG set is connected to one MG set. Any static variable frequency power supply ASD may be connected and one recirculation pump RIP connected to each static variable frequency power supply ASD.
[0190]
According to the twelfth embodiment having the configuration shown in FIG. 27, the power supply for operating ten recirculation pumps RIP is supplied by the four MG sets 3 as a whole nuclear power plant. This configuration is used to drive a conventional reactor coolant recirculation pump in which 10 recirculation pumps RIP are driven by two MG sets and four static variable frequency power supply units ASD directly connected to a common bus. Compared to the power supply system, the system configuration is simpler. Further, according to the present embodiment, since the static variable frequency power supply ASD is connected to the service buses A and B via the MG set 3, the harmonic current generated by the switching operation of the static variable frequency power supply ASD can be reduced. Outflow to the regular buses A and B can be prevented. Further, since one static variable frequency power supply ASD is provided for each recirculation pump RIP, only one recirculation pump RIP that stops due to a failure of one static variable frequency power supply ASD can be maintained. .
[0191]
The above is the description of the twelfth embodiment of the present invention. Next, a power supply system for driving a reactor coolant recirculation pump according to a thirteenth embodiment of the present invention will be described below.
[0192]
The thirteenth embodiment of the present invention is different from the twelfth embodiment of the present invention in that one recirculation pump RIP is connected to one static variable frequency power supply ASD. A plurality of recirculation pumps RIP are connected to the static variable frequency power supply device ASD. FIG. 28 shows the configuration of the thirteenth embodiment of the present invention. In the description of the present embodiment, the same devices as those of the first embodiment are denoted by the same reference numerals for easy understanding.
[0193]
As shown in FIG. 28, the reactor coolant recirculation pump drive power supply system 22 according to the thirteenth embodiment of the present invention connects the service buses A and B to the site main power supply system 2 via the site transformer HT. Two MG sets 3 are connected to the common bus A, one static variable frequency power supply ASD is connected to each of these MG sets 3, and two and three are connected to each static variable frequency power supply ASD. Two recirculation pumps RIP are connected, while two MG sets 3 are also connected to the service bus B, one static variable frequency power supply ASD is connected to each of these MG sets 3, and each Two and three recirculation pumps RIP are connected to the static variable frequency power supply device ASD, respectively.
[0194]
On-site main power supply system 2 is supplied with power by main generator SG, while power supplied to on-site main power supply system 2 is supplied to recirculation pump RIP via on-site transformer HT, while a transmission transformer The point transmitted to an external power transmission line via MT is the same as in the first embodiment.
[0195]
Further, in the present embodiment, as described above, there are two service buses, two MG sets 3 connected to service buses A and B, and a static variable frequency power source connected to each MG set. There is one device ASD, and there are two and three recirculation pumps RIP connected to each static variable frequency power supply device ASD, but the present invention is not limited to the number of these devices, Connect at least three MG sets 3, connect at least one static variable frequency power supply ASD to one MG set, and connect multiple recirculation pumps RIP to each static variable frequency power supply ASD Anything that has been done.
[0196]
According to the twelfth embodiment having the configuration shown in FIG. 28, the power supply for operating 10 recirculation pumps RIP is supplied by the four MG sets 3 as a whole nuclear power plant. This configuration is used to drive a conventional reactor coolant recirculation pump in which 10 recirculation pumps RIP are driven by two MG sets and four static variable frequency power supply units ASD directly connected to a common bus. Compared to the power supply system, the system configuration is simpler. In particular, as compared with the twelfth embodiment, a plurality of recirculation pumps RIP are driven by one static variable frequency power supply ASD, which can contribute to a reduction in the number of static variable frequency power supplies ASD. .
[0197]
Further, according to the present embodiment, since the static variable frequency power supply ASD is connected to the service buses A and B via the MG set 3, the harmonic current generated by the switching operation of the static variable frequency power supply ASD can be reduced. Outflow to the regular buses A and B can be prevented.
[0198]
The above is the description of the thirteenth embodiment of the present invention. Next, a power supply system for driving a reactor coolant recirculation pump according to a fourteenth embodiment of the present invention will be described below.
[0199]
In the fourteenth embodiment of the present invention, the above-described tenth to thirteenth embodiments connect the stationary variable frequency power supply ASD to the service bus via the MG set, whereas the service bus receives the MG set. The static variable frequency power supply device ASD connected in series and the static variable frequency power supply device ASD connected directly are combined. FIG. 29 shows the configuration of the fourteenth embodiment of the present invention. In the description of the present embodiment, the same devices as those of the first embodiment are denoted by the same reference numerals for easy understanding.
[0200]
As shown in FIG. 29, the reactor coolant recirculation pump drive power supply system 23 according to the fourteenth embodiment of the present invention connects the internal buses A and B to the in-house main power supply system 2 via the in-house transformer HT. , One MG set 3 is connected to the service bus A, three static variable frequency power supply devices ASD are connected to the MG set 3, and one recirculation pump RIP is connected to each static variable frequency power supply device ASD. Connected to the common bus A, one static variable frequency power supply ASD is directly connected, and two recirculation pumps RIP are connected to the static variable frequency power supply ASD. Similarly, one MG set 3 is connected, three static variable frequency power supply devices ASD are connected to the MG set 3, and one recirculation pump RIP is connected to each static variable frequency power supply device ASD. Then Moni, connects the common bus B a static variable frequency power supply device ASD one directly, is obtained by connecting the recirculation pump RIP two to the static variable frequency power supply ASD.
[0201]
On-site main power supply system 2 is supplied with power by main generator SG, while power supplied to on-site main power supply system 2 is supplied to recirculation pump RIP via on-site transformer HT, while a transmission transformer The point transmitted to an external power transmission line via MT is the same as in the first embodiment.
[0202]
In this embodiment, as described above, there are two service buses, one MG set 3 and one directly connected static variable frequency power supply ASD are connected to each service bus A, B, Each MG set 3 is connected to three static variable frequency power supply devices ASD, and each static variable frequency power supply device ASD is connected to one recirculation pump RIP, and directly connected to a common bus. Although two recirculation pumps RIP are connected to the device ASD, the present invention is not limited to the above-described configuration, and as a whole, two MG sets and two directly connected static variable frequencies are connected to the common bus. A power supply device ASD is connected, at least one static variable frequency power supply device ASD is connected to each MG set, and at least one recirculation pump RIP is connected to each static variable frequency power supply device ASD It is sufficient.
[0203]
According to the fourteenth embodiment having the configuration of FIG. 29, the power supply for operating 10 recirculation pumps RIP is supplied by two MG sets 3 and eight static variable frequency power supply devices ASD as a whole nuclear power plant. It becomes the composition to do. Compared with the conventional reactor coolant recirculation pump drive power supply system in which 10 recirculation pumps RIP are driven by 2 MG sets and 10 static variable frequency power supply devices ASD. It has a simpler system configuration.
[0204]
The above is the description of the fourteenth embodiment of the present invention. Next, a power supply system for driving a reactor coolant recirculation pump according to a fifteenth embodiment of the present invention will be described below.
[0205]
In the fifteenth embodiment of the present invention, the above-described fourteenth embodiment of the present invention connects one recirculation pump RIP to one of the static variable frequency power supply devices ASD connected to the common bus via the MG set. In contrast to this, a plurality of recirculation pumps RIP are connected to one of the static variable frequency power supply devices ASD. FIG. 30 shows the configuration of the fifteenth embodiment of the present invention. In the description of the present embodiment, the same devices as those of the first embodiment are denoted by the same reference numerals for easy understanding.
[0206]
As shown in FIG. 30, the power supply system 24 for driving a reactor coolant recirculation pump according to the fifteenth embodiment of the present invention connects the internal buses A and B to the in-house main power supply system 2 through the in-house transformer HT. Then, one MG set 3 is connected to the service bus A, one static variable frequency power supply ASD is connected to the MG set 3, and three recirculation pumps RIP are connected to the static variable frequency power supply ASD. At the same time, one static variable frequency power supply ASD is directly connected to the common bus A, two recirculation pumps RIP are connected to the static variable frequency power supply ASD, and the same applies to the common bus B. In addition, one MG set 3 is connected, one static variable frequency power supply ASD is connected to the MG set 3, and three recirculation pumps RIP are connected to the static variable frequency power supply ASD. , In which connecting said common bus B a static variable frequency power supply device ASD one directly, was connected to the recirculation pump RIP two to the static variable frequency power supply ASD.
[0207]
On-site main power supply system 2 is supplied with power by main generator SG, while power supplied to on-site main power supply system 2 is supplied to recirculation pump RIP via on-site transformer HT, while a transmission transformer The point transmitted to an external power transmission line via MT is the same as in the first embodiment.
[0208]
In the present embodiment, as described above, the configuration is not limited to the configuration shown in FIG. 30, and two MG sets and two directly connected static variable frequency power supply devices ASD are connected to the common bus as a whole. It is sufficient that at least one static variable frequency power supply ASD is connected to the set, and at least one recirculation pump RIP is connected to each static variable frequency power supply ASD.
[0209]
According to the fifteenth embodiment configured as shown in FIG. 30, the power supply for operating 10 recirculation pumps RIP is supplied by two MG sets 3 and four static variable frequency power supply devices ASD as a whole nuclear power plant. It becomes the composition to do. Compared with the conventional reactor coolant recirculation pump drive power supply system in which 10 recirculation pumps RIP are driven by 2 MG sets and 10 static variable frequency power supply devices ASD. It has a simpler system configuration. Further, the number of static variable frequency power supply devices ASD can be greatly reduced as compared with the fourteenth embodiment of the present invention.
[0210]
The above is the description of the fifteenth embodiment of the present invention. Next, a power supply system for driving a reactor coolant recirculation pump according to a sixteenth embodiment of the present invention will be described below.
[0211]
While the above first to fifteenth embodiments control the rotational speed of the recirculation pump RIP by the static variable frequency power supply ASD, the sixteenth to nineteenth embodiments of the present invention described below are The rotational speed of the recirculation pump RIP is controlled by combining a forward converter (rectifier) that converts alternating current into direct current and an inverse converter (inverter) that converts the direct current into alternating current of a predetermined frequency. The sixteenth embodiment of the present invention is shown in FIG. In the description of the present embodiment, the same devices as those of the first embodiment are denoted by the same reference numerals for easy understanding.
[0212]
As shown in FIG. 31, the reactor coolant recirculation pump drive power supply system 25 according to the sixteenth embodiment of the present invention connects the service buses A and B to the site main power supply system 2 via the site transformer HT. In addition, a forward converter (rectifier) REC that converts one AC to DC is connected to each of the common buses A and B, and each of these forward converters (rectifiers) REC converts five DCs to AC. Connected to each inverter (inverter) INV, one recirculation pump RIP is connected to each inverter (inverter) INV, and an AC power storage device via a rectifier 26 to the input of the inverter (inverter) INV 27 is connected.
[0213]
The AC power storage device 27 is provided as a backup power source in the case where the forward converter (rectifier) REC fails, for example. Since the input portion of the reverse converter (inverter) INV is DC, the AC power storage device 27 The AC power is converted into DC by the rectifier 26 and supplied to five inverse converters (inverters) INV. As the AC power storage device 27, an MG set connected to a flywheel FW that stores AC electric energy, an electric motor that is connected to a flywheel and is rotating at high speed, or the like can be used.
[0214]
On-site main power supply system 2 is supplied with power by main generator SG, while power supplied to on-site main power supply system 2 is supplied to recirculation pump RIP via on-site transformer HT, while a transmission transformer The point transmitted to an external power transmission line via MT is the same as in the first embodiment.
[0215]
In the present embodiment, as described above, there are two common buses, one forward converter (rectifier) REC connected to each of the common buses A and B, and each forward converter (rectifier). There are five inverters (inverters) INV connected to the REC. However, the present invention is not limited to the number of these devices, and at least one forward converter (rectifier) REC for one common bus. In addition, a plurality of inverters (inverters) INV are connected to one forward converter (rectifier) REC, and one recirculation pump RIP is connected to each inverter (inverter) INV. Anything is acceptable.
[0216]
According to the sixteenth embodiment, the rotational speed of the recirculation pump RIP, that is, the coolant flow rate and the reactivity of the core is determined by the forward converter (rectifier) and the reverse converter (inverter) which are relatively simple and economical in structure. Can be controlled. In addition, since the AC power storage device 27 is provided as a backup power source, the nuclear reactor can be safely operated even when the power source is lost.
[0217]
The above is the description of the sixteenth embodiment of the present invention. Next, a power supply system for driving a reactor coolant recirculation pump according to a seventeenth embodiment of the present invention will be described below.
[0218]
In the seventeenth embodiment of the present invention, the reactor coolant recirculation pump drive power supply system 25 of the sixteenth embodiment uses the AC power storage device 27 as a backup power supply, whereas the DC power storage device serves as a backup power supply. It is. FIG. 32 shows the configuration of the seventeenth embodiment. In the description of the present embodiment, the same devices as those of the first embodiment are denoted by the same reference numerals for easy understanding.
[0219]
As shown in FIG. 32, the reactor coolant recirculation pump drive power supply system 28 according to the seventeenth embodiment of the present invention connects the internal buses A and B to the in-house main power supply system 2 via the in-house transformer HT. In addition, a forward converter (rectifier) REC that converts one AC to DC is connected to each of the common buses A and B, and each of these forward converters (rectifiers) REC converts five DCs to AC. Connected to each inverter (inverter) INV, one recirculation pump RIP connected to each inverter (inverter) INV, and a DC power storage device 29 connected to the input of the inverter (inverter) INV is there. As the DC power storage device 29, a superconducting coil, a storage battery, a fuel cell, or the like can be used.
[0220]
On-site main power supply system 2 is supplied with power by main generator SG, while power supplied to on-site main power supply system 2 is supplied to recirculation pump RIP via on-site transformer HT, while a transmission transformer The point transmitted to an external power transmission line via MT is the same as in the first embodiment.
[0221]
Further, the number of devices is not limited to that shown in FIG. 32. At least one forward converter (rectifier) REC is connected to one common bus, and a plurality of devices are connected to one forward converter (rectifier) REC. The reverse converter (inverter) INV is connected, and one recirculation pump RIP is connected to each reverse converter (inverter) INV, which is exactly the same as in the sixteenth embodiment.
[0222]
According to the seventeenth embodiment, the rotational speed of the recirculation pump RIP, that is, the coolant flow rate and the reactivity of the core is determined by the forward converter (rectifier) and the reverse converter (inverter) which are relatively simple and economical in structure. Can be controlled. Further, since the DC power storage device 29 is provided as a backup power source, the nuclear reactor can be safely operated even when the power source is lost.
[0223]
The above is the description of the seventeenth embodiment of the present invention. Next, a power supply system for driving a reactor coolant recirculation pump according to an eighteenth embodiment of the present invention will be described below.
[0224]
The eighteenth embodiment of the present invention is the sixteenth embodiment in that an inverse converter (inverter) INV that generates a positive voltage and a negative voltage with reference to a neutral point is used as the inverse converter (inverter) INV. And different. FIG. 33 shows the configuration of the power supply system 30 for driving the reactor coolant recirculation pump according to the eighteenth embodiment. In the description of the present embodiment, the same devices as those of the sixteenth embodiment are denoted by the same reference numerals for easy understanding.
[0225]
As shown in FIG. 33, the reactor coolant recirculation pump drive power supply system 30 according to the eighteenth embodiment of the present invention connects the service buses A and B to the site main power supply system 2 via the site transformer HT. In addition, a forward converter (rectifier) REC that converts one AC to DC is connected to each of the common buses A and B, and each of these forward converters (rectifiers) REC converts five DCs to AC. Connect the inverter (inverter) INV. The inverter (inverter) INV uses an inverter that generates a positive voltage and a negative voltage with respect to a neutral point. Furthermore, in this embodiment, one recirculation pump RIP is connected to each of the inverters (inverters) INV, and the AC power storage device is connected to the input of the inverter (inverter) INV via the rectifier 26. 27 is connected. As in the sixteenth embodiment, the AC power storage device 27 includes, for example, an MG set having a flywheel FW, a high-speed electric motor having a flywheel FW, and the like as a backup power source in the case where a forward converter (rectifier) REC fails. Operate.
[0226]
On-site main power supply system 2 is supplied with power by main generator SG, while power supplied to on-site main power supply system 2 is supplied to recirculation pump RIP via on-site transformer HT, while a transmission transformer The point transmitted to an external power transmission line via MT is the same as in the first embodiment.
[0227]
Also in this embodiment, the number of devices shown in FIG. 33 is not limited, and at least one forward converter (rectifier) REC is connected to one common bus, and one forward converter. (Rectifier) REC may be connected to a plurality of inverters (inverters) INV, and each inverter (inverter) INV may be connected to one recirculation pump RIP.
[0228]
According to the eighteenth embodiment, the rotational speed of the recirculation pump RIP, that is, the coolant flow rate and the reactivity of the core is determined by the forward converter (rectifier) and the reverse converter (inverter) which are relatively simple and economical in structure. Can be controlled. Compared to the sixteenth embodiment, the use of an inverse converter (inverter) INV that generates a positive voltage and a negative voltage with reference to the neutral point simplifies the circuit configuration and further simplifies the system configuration. And miniaturization can be achieved. In addition, since the AC power storage device 27 is provided as a backup power source, the nuclear reactor can be safely operated even when the power source is lost.
[0229]
The above is the description of the eighteenth embodiment of the present invention. Next, a power supply system for driving a reactor coolant recirculation pump according to a nineteenth embodiment of the present invention will be described below.
[0230]
The nineteenth embodiment of the present invention is the seventeenth embodiment in that an inverse converter (inverter) INV that generates a positive voltage and a negative voltage with reference to a neutral point is used as the inverse converter (inverter) INV. And different. FIG. 34 shows the configuration of the reactor coolant recirculation pump drive power supply system 31 of the nineteenth embodiment. In the description of the present embodiment, the same devices as those in the seventeenth embodiment are denoted by the same reference numerals for easy understanding.
[0231]
As shown in FIG. 34, the reactor coolant recirculation pump drive power supply system 31 according to the nineteenth embodiment of the present invention connects the service buses A and B to the site main power supply system 2 via the site transformer HT. In addition, a forward converter (rectifier) REC that converts one AC to DC is connected to each of the common buses A and B, and each of these forward converters (rectifiers) REC converts five DCs to AC. Connect the inverter (inverter) INV. The inverter (inverter) INV uses an inverter that generates a positive voltage and a negative voltage with respect to a neutral point. Further, in the present embodiment, one recirculation pump RIP is connected to each of the inverters (inverters) INV, and the DC power storage device 29 is connected to the input of the inverter (inverter) INV. Similarly to the seventeenth embodiment, the AC power storage device 29 includes, for example, a superconducting coil, a storage battery, and a fuel cell, and operates as a backup power source when the forward converter (rectifier) REC fails. On-site main power supply system 2 is supplied with power by main generator SG, while power supplied to on-site main power supply system 2 is supplied to recirculation pump RIP via on-site transformer HT, while a transmission transformer The point transmitted to an external power transmission line via MT is the same as in the first embodiment.
[0232]
Also in this embodiment, the number of devices shown in FIG. 34 is not limited, and at least one forward converter (rectifier) REC is connected to one common bus, and one forward converter (Rectifier) REC may be connected to a plurality of inverters (inverters) INV, and each inverter (inverter) INV may be connected to one recirculation pump RIP.
[0233]
According to the nineteenth embodiment, the rotational speed of the recirculation pump RIP, that is, the coolant flow rate and the reactivity of the core is determined by the forward converter (rectifier) and the reverse converter (inverter) which are relatively simple and economical in structure. Can be controlled. Further, compared to the seventeenth embodiment, the use of an inverse converter (inverter) INV that generates a positive voltage and a negative voltage with reference to the neutral point makes the circuit configuration simpler and further simplifies the system configuration. And miniaturization can be achieved. Further, since the DC power storage device 29 is provided as a backup power source, the nuclear reactor can be safely operated even when the power source is lost.
[0234]
【The invention's effect】
As described above, according to the present invention, since the power supply system for driving the coolant recirculation pump of the nuclear reactor can be simply configured, it is economically inexpensive in terms of equipment configuration and is reliable by simplification. It is possible to provide a power supply system for driving a reactor coolant recirculation pump having high performance.
[0235]
In addition, by providing a backup power supply or inertial operation means in the entire power supply system, it becomes a power supply device that is not easily affected by the loss of power supply, and an economical and inexpensive reactor that can safely shut down the reactor even when the power supply is lost A power supply system for driving the coolant recirculation pump can be provided.
[0236]
According to the present invention, in addition to the effects common to the present invention, the probability of an event other than the event that two RIPs stop simultaneously is extremely low. A power supply system for driving a reactor coolant recirculation pump capable of maintaining an output can be provided.
[0237]
Further, according to the present invention, in addition to the effects common to the present invention, there is provided a power supply system for driving a reactor coolant recirculation pump that prevents the harmonics from flowing out to the service bus by the static variable frequency power supply device ASD. can do.
[0238]
According to the present invention, in addition to the effects common to the present invention, the flow rate of the recirculation pump RIP is controlled by the forward converter (rectifier) REC and the reverse converter (inverter) INV. It is possible to provide a power supply system for driving a reactor coolant recirculation pump having a very simple configuration.
[Brief description of the drawings]
FIG. 1 is a configuration diagram of a power supply system for driving a reactor coolant recirculation pump according to a first embodiment of the present invention.
FIG. 2 is a configuration diagram of a power supply system for driving a reactor coolant recirculation pump according to a second embodiment of the present invention.
FIG. 3 is a fault tree diagram showing the cause and frequency in the case of a trip of two RIPs without MG set.
FIG. 4 is a fault tree diagram showing cause and frequency in case of tripping two RIPs with MG set.
FIG. 5 is a fault tree diagram showing the cause and frequency in the case of a trip of four RIPs.
FIG. 6 is a fault tree diagram showing the cause and frequency in the case of a trip of six RIPs.
FIG. 7 is a fault tree diagram showing a part of cause and frequency in case of trip of 10 RIPs.
FIG. 8 is a fault tree diagram showing a part of cause and frequency in case of trip of 10 RIPs.
FIG. 9 is a configuration diagram of a power supply system for driving a reactor coolant recirculation pump according to a third embodiment of the present invention.
FIG. 10 is a fault tree diagram showing the cause and frequency in the case of tripping two RIP units without MG set.
FIG. 11 is a fault tree diagram showing the cause and frequency in the case of a trip of four RIPs.
FIG. 12 is a configuration diagram of a power supply system for driving a reactor coolant recirculation pump according to a fourth embodiment of the present invention.
FIG. 13 is a configuration diagram of a power supply system for driving a reactor coolant recirculation pump according to a fifth embodiment of the present invention.
FIG. 14 is a configuration diagram of a power supply system for driving a reactor coolant recirculation pump according to a sixth embodiment of the present invention.
FIG. 15 is a configuration diagram of a power supply system for driving a reactor coolant recirculation pump according to a seventh embodiment of the present invention.
FIG. 16 is a fault tree diagram showing a part of cause and frequency in case of trip of 10 RIPs.
FIG. 17 is a fault tree diagram showing a part of cause and frequency in case of trip of 10 RIPs.
FIG. 18 is a configuration diagram of a power supply system for driving a reactor coolant recirculation pump according to an eighth embodiment of the present invention.
FIG. 19 is a fault tree diagram showing the cause and frequency in case of tripping two RIPs without MG set on the side of the regular bus.
FIG. 20 is a fault tree diagram showing the cause and frequency in the case of tripping two RIPs without MG set on the common bus side.
FIG. 21 is a fault tree diagram showing the cause and frequency in the case of a trip of four RIPs.
FIG. 22 is a fault tree diagram showing a part of cause and frequency in the case of a trip of 10 RIPs.
FIG. 23 is a fault tree diagram showing a part of cause and frequency in case of trip of 10 RIPs.
FIG. 24 is a configuration diagram of a power supply system for driving a reactor coolant recirculation pump according to a ninth embodiment of the present invention.
FIG. 25 is a configuration diagram of a power supply system for driving a reactor coolant recirculation pump according to a tenth embodiment of the present invention.
FIG. 26 is a configuration diagram of a power supply system for driving a reactor coolant recirculation pump according to an eleventh embodiment of the present invention.
FIG. 27 is a configuration diagram of a power supply system for driving a reactor coolant recirculation pump according to a twelfth embodiment of the present invention.
FIG. 28 is a configuration diagram of a power supply system for driving a reactor coolant recirculation pump according to a thirteenth embodiment of the present invention.
FIG. 29 is a configuration diagram of a power supply system for driving a reactor coolant recirculation pump according to a fourteenth embodiment of the present invention.
FIG. 30 is a configuration diagram of a power supply system for driving a reactor coolant recirculation pump according to a fifteenth embodiment of the present invention.
FIG. 31 is a configuration diagram of a power supply system for driving a reactor coolant recirculation pump according to a sixteenth embodiment of the present invention.
FIG. 32 is a configuration diagram of a power supply system for driving a reactor coolant recirculation pump according to a seventeenth embodiment of the present invention.
FIG. 33 is a configuration diagram of a power supply system for driving a reactor coolant recirculation pump according to an eighteenth embodiment of the present invention.
FIG. 34 is a configuration diagram of a power supply system for driving a reactor coolant recirculation pump according to a nineteenth embodiment of the present invention.
FIG. 35 is a configuration diagram of a conventional power supply system for driving a reactor coolant recirculation pump.
[Explanation of symbols]
1, 4, 10, 11, 12, 13, 14, 17, 18, 19, 20, 21, 22, 23, 24, 25, 28, 30, 31 Power supply system for driving a reactor coolant recirculation pump
2 In-house main power supply system
3 MG set
5a1, 5a2, 5b1, 5b2 Common bus
6 Input transformer
7 Static variable frequency power supply ASD
8 Recirculation pump RIP
9 MG set
15m circuit breaker
15n blocking means
16a1, 16a2, 16b1, 16b2 Common bus
26 Rectifier
27 AC power storage device
29 DC power storage device

Claims (10)

改良型沸騰水型原子炉における原子炉冷却材再循環ポンプ駆動用電源システムにおいて、所内主電源系から２つの発電補機用電源系を分岐させ、前記各発電補機用電源系から所内変圧器を介してそれぞれ２つの常用母線を分岐させ、一方の発電補機用電源系の１つの常用母線に２台の静止形可変周波数電源装置を直接接続するとともに、同発電補機用電源系の残る１つの常用母線に１台の静止形可変周波数電源装置をＭＧセットを介して接続し、他方の発電補機用電源系の２つの常用母線にそれぞれ１台の静止形可変周波数電源装置をＭＧセットを介して接続し、前記各静止形可変周波数電源装置にそれぞれ２台の再循環ポンプを接続したことを特徴とする原子炉冷却材再循環ポンプ駆動用電源システム。  In a power supply system for driving a reactor coolant recirculation pump in an improved boiling water reactor, two power generation auxiliary power supply systems are branched from the main power supply system in the station, and the power supply system for each power generation auxiliary machine is connected to an in-house transformer. The two common buses are branched through the two, and two stationary variable frequency power supply devices are directly connected to one common bus of one power generation auxiliary power supply system, and the power generation auxiliary power supply system remains. One static variable frequency power supply unit is connected to one normal bus via an MG set, and one static variable frequency power supply unit is set to each of the two normal buses of the power supply system for the other power generator. A reactor coolant recirculation pump drive power supply system, wherein two recirculation pumps are connected to each of the static variable frequency power supply devices. 改良型沸騰水型原子炉における原子炉冷却材再循環ポンプ駆動用電源システムにおいて、所内主電源系から２つの発電補機用電源系を分岐させ、前記各発電補機用電源系から所内変圧器を介してそれぞれ２つの常用母線を分岐させ、一方の発電補機用電源系の１つの常用母線に１台の静止形可変周波数電源装置を直接接続するとともに１台の静止形可変周波数電源装置をＭＧセットを介して接続し、同発電補機用電源系の残る１つの常用母線に１台の静止形可変周波数電源装置をＭＧセットを介して接続し、他方の発電補機用電源系の１つの常用母線に１台の静止形可変周波数電源装置を直接接続し、同発電補機用電源系の残る１つの常用母線に１台の静止形可変周波数電源装置をＭＧセットを介して接続し、前記各静止形可変周波数電源装置にそれぞれ２台の再循環ポンプを接続したことを特徴とする原子炉冷却材再循環ポンプ駆動用電源システム。  In a power supply system for driving a reactor coolant recirculation pump in an improved boiling water reactor, two power generation auxiliary power supply systems are branched from the main power supply system in the station, and the power supply system for each power generation auxiliary machine is connected to an in-house transformer. Each of the two common buses via the power supply, and one static variable frequency power supply device is directly connected to one normal bus of one power generation auxiliary power supply system and one static variable frequency power supply device is connected. One static variable frequency power supply unit is connected via the MG set and connected to the remaining one common bus of the power generation auxiliary power supply system through the MG set, and the other power generation auxiliary power supply system 1 One static variable frequency power supply unit is directly connected to one normal bus, and one static variable frequency power supply unit is connected to one remaining normal bus of the power generator auxiliary system via the MG set. Each of the static variable frequency power supplies Reactor coolant recirculation pump driving power supply system is characterized in that each connecting two of the recirculation pump. 改良型沸騰水型原子炉における原子炉冷却材再循環ポンプ駆動用電源システムにおいて、所内主電源系から２つの発電補機用電源系を分岐させ、前記各発電補機用電源系から所内変圧器を介してそれぞれ２つの常用母線を分岐させ、一方の発電補機用電源系の１つの常用母線に１台の静止形可変周波数電源装置を直接接続するとともに１台の静止形可変周波数電源装置をＭＧセットを介して接続し、同発電補機用電源系の残る１つの常用母線に１台の静止形可変周波数電源装置を直接接続し、他方の発電補機用電源系の１つの常用母線に１台の静止形可変周波数電源装置をＭＧセットを介して接続し、同発電補機用電源系の残る１つの常用母線に１台の静止形可変周波数電源装置をＭＧセットを介して接続し、前記各静止形可変周波数電源装置にそれぞれ２台の再循環ポンプを接続したことを特徴とする原子炉冷却材再循環ポンプ駆動用電源システム。  In a power supply system for driving a reactor coolant recirculation pump in an improved boiling water reactor, two power generation auxiliary power supply systems are branched from the main power supply system in the station, and the power supply system for each power generation auxiliary machine is connected to an in-house transformer. Each of the two common buses via the power supply, and one static variable frequency power supply device is directly connected to one normal bus of one power generation auxiliary power supply system and one static variable frequency power supply device is connected. Connect via MG set, connect one stationary variable frequency power supply directly to the remaining working bus of the power generation auxiliary power supply system, and connect to one working bus of the other power generation auxiliary power supply system One static variable frequency power supply unit is connected via the MG set, and one static variable frequency power supply unit is connected via the MG set to the remaining service bus of the power generation auxiliary machine power system. Each of the static variable frequency power supplies Reactor coolant recirculation pump driving power supply system is characterized in that each connecting two of the recirculation pump. 改良型沸騰水型原子炉における原子炉冷却材再循環ポンプ駆動用電源システムにおいて、所内主電源系から２つの発電補機用電源系を分岐させ、前記発電補機用電源系から所内変圧器を介してそれぞれ２つの常用母線を分岐させ、一方の発電補機用電源系の１つの常用母線に２台の静止形可変周波数電源装置をＭＧセットを介して接続し、同発電補機用電源系の残る１つの常用母線に１台の静止形可変周波数電源装置をＭＧセットを介して接続し、他方の発電補機用電源系の１つの常用母線に１台の静止形可変周波数電源装置を直接接続し、同一の発電補機用電源系の残る１つの常用母線に１台の静止形可変周波数電源装置を直接接続し、前記各静止形可変周波数電源装置にそれぞれ２台の再循環ポンプを接続したことを特徴とする原子炉冷却材再循環ポンプ駆動用電源システム。  In a power supply system for driving a reactor coolant recirculation pump in an improved boiling water reactor, two power generation auxiliary power supply systems are branched from the main power supply system, and an internal transformer is connected from the power supply system for the power generation auxiliary equipment. Each of the two common buses is branched, and two stationary variable frequency power supply devices are connected to one common bus of one power generation auxiliary power supply system via an MG set. One static variable frequency power supply unit is connected to the remaining utility bus through the MG set, and one static variable frequency power supply unit is directly connected to one regular bus of the other power generation system Connect one static variable frequency power supply unit directly to the remaining service bus of the same power generation system for auxiliary power generators, and connect two recirculation pumps to each static variable frequency power supply unit. Reactor cooling characterized by Material recirculation pump driving power supply system. 改良型沸騰水型原子炉における原子炉冷却材再循環ポンプ駆動用電源システムにおいて、所内主電源系から２つの発電補機用電源系を分岐させ、前記各発電補機用電源系から所内変圧器を介してそれぞれ２つの常用母線を分岐させ、一方の発電補機用電源系の１つの常用母線に２台の静止形可変周波数電源装置をＭＧセットを介して接続し、同発電補機用電源系の残る１つの常用母線に１台の静止形可変周波数電源装置を直接接続し、他方の発電補機用電源系の１つの常用母線に１台の静止形可変周波数電源装置を直接接続し、同発電補機用電源系の残る１つの常用母線に１台の静止形可変周波数電源装置をＭＧセットを介して接続し、前記各静止形可変周波数電源装置にそれぞれ２台の再循環ポンプを接続したことを特徴とする原子炉冷却材再循環ポンプ駆動用電源システム。  In a power supply system for driving a reactor coolant recirculation pump in an improved boiling water reactor, two power generation auxiliary power supply systems are branched from the main power supply system in the station, and the power supply system for each power generation auxiliary machine is connected to an in-house transformer. Two common buses are branched through the two, and two stationary variable frequency power supply units are connected to one common bus of one power generation auxiliary power supply system via an MG set. One static variable frequency power supply unit is directly connected to the remaining utility bus of the system, and one static variable frequency power supply unit is directly connected to one utility bus of the other power generation auxiliary power system. One static variable frequency power supply unit is connected to the remaining utility bus of the power generation auxiliary machine via the MG set, and two recirculation pumps are connected to each static variable frequency power supply unit. Reactor cooling characterized by The power supply system for driving the recirculation pump. 改良型沸騰水型原子炉における原子炉冷却材再循環ポンプ駆動用電源システムにおいて、所内主電源系から第１発電補機用電源系及び第２発電補機用電源系を分岐させ、独立電源から電力を導いた第１起動電源系及び第２起動電源系を設け、前記第１起動電源系を遮断手段を介して前記第１発電補機用電源系に接続し、前記第２起動電源系を遮断手段を介して前記第２発電補機用電源系に接続し、前記第１及び第２発電補機用電源系から所内変圧器を介してそれぞれ２つの常用母線を分岐させ、前記第１及び第２起動電源系から起動用変圧器を介してそれぞれ２つの共通母線を分岐させ、前記第１発電補機用電源系の１つの常用母線に１台の静止形可変周波数電源装置をＭＧセットを介して接続するとともに、残る１つの常用母線に１台の静止形可変周波数電源装置を直接接続し、前記第２発電補機用電源系の１つの常用母線に１台の静止形可変周波数電源装置をＭＧセットを介して接続するとともに、残る１つの常用母線に１台の静止形可変周波数電源装置を直接接続し、前記第１起動電源系の１つの共通母線に１台の静止形可変周波数電源装置をＭＧセットを介して接続し、前記各静止形可変周波数電源装置にそれぞれ２台の再循環ポンプを接続したことを特徴とする原子炉冷却材再循環ポンプ駆動用電源システム。  In the power supply system for driving the reactor coolant recirculation pump in the improved boiling water reactor, the power supply system for the first power generation auxiliary machine and the power supply system for the second power generation auxiliary machine are branched from the in-house main power supply system, and the independent power supply A first start-up power supply system and a second start-up power supply system that conduct power are provided, the first start-up power supply system is connected to the first power generation auxiliary power supply system through a shut-off means, and the second start-up power supply system is connected Connecting to the second power generation auxiliary power supply system via a shut-off means, and branching two normal buses from the first and second power generation auxiliary power supply systems via an in-house transformer, respectively, Two common buses are branched from the second startup power supply system via the startup transformer, and one MG set is set up with one static variable frequency power supply device on one regular bus of the power supply system for the first power generation auxiliary equipment. And connect one static bus to the remaining service bus A variable frequency power supply unit is directly connected, and one stationary variable frequency power supply unit is connected to one utility bus of the second power generation auxiliary power supply system via an MG set, and the remaining one utility bus is connected. One static variable frequency power supply device is directly connected, and one static variable frequency power supply device is connected to one common bus of the first starting power supply system via an MG set. A power supply system for driving a reactor coolant recirculation pump, wherein two recirculation pumps are connected to each power supply. 改良型沸騰水型原子炉における原子炉冷却材再循環ポンプ駆動用電源システムにおいて、所内主電源系から第１発電補機用電源系及び第２発電補機用電源系を分岐させ、独立電源から電力を導いた第１起動電源系及び第２起動電源系を設け、前記第１起動電源系を遮断手段を介して前記第１発電補機用電源系に接続し、前記第２起動電源系を遮断手段を介して前記第２発電補機用電源系に接続し、前記第１及び第２発電補機用電源系から所内変圧器を介してそれぞれ２つの常用母線を分岐させ、前記第１及び第２起動電源系から起動用変圧器を介してそれぞれ２つの共通母線を分岐させ、前記第１発電補機用電源系の１つの常用母線に１台の静止形可変周波数電源装置を直接接続するとともに、残る１つの常用母線に１台の静止形可変周波数電源装置をＭＧセットを介して接続し、前記第２発電補機用電源系の１つの常用母線に１台の静止形可変周波数電源装置をＭＧセットを介して接続するとともに、残る１つの常用母線に１台の静止形可変周波数電源装置をＭＧセットを介して接続し、前記第２起動電源系の１つの共通母線に１台の静止形可変周波数電源装置を直接接続し、前記各静止形可変周波数電源装置にそれぞれ２台の再循環ポンプを接続したことを特徴とする原子炉冷却材再循環ポンプ駆動用電源システム。  In the power supply system for driving the reactor coolant recirculation pump in the improved boiling water reactor, the power supply system for the first power generation auxiliary machine and the power supply system for the second power generation auxiliary machine are branched from the in-house main power supply system, and the independent power supply A first start-up power supply system and a second start-up power supply system that conduct power are provided, the first start-up power supply system is connected to the first power generation auxiliary power supply system through a shut-off means, and the second start-up power supply system is connected Connecting to the second power generation auxiliary power supply system via a shut-off means, and branching two normal buses from the first and second power generation auxiliary power supply systems via an in-house transformer, respectively, Two common buses are branched from the second startup power supply system via a startup transformer, and one static variable frequency power supply device is directly connected to one normal bus of the first power generation auxiliary power supply system. In addition, one stationary variable frequency on the remaining service bus A power source device is connected through an MG set, and one stationary variable frequency power supply device is connected through the MG set to one normal bus of the power generation system for the second power generation auxiliary machine, and one remaining normal bus One static variable frequency power supply device is connected to each other via an MG set, and one static variable frequency power supply device is directly connected to one common bus of the second start-up power supply system. A power supply system for driving a reactor coolant recirculation pump, wherein two recirculation pumps are connected to each frequency power supply. 改良型沸騰水型原子炉における原子炉冷却材再循環ポンプ駆動用電源システムにおいて、所内主電源系から第１発電補機用電源系及び第２発電補機用電源系を分岐させ、独立電源から電力を導いた第１起動電源系及び第２起動電源系を設け、前記第１起動電源系を遮断手段を介して前記第１発電補機用電源系に接続し、前記第２起動電源系を遮断手段を介して前記第２発電補機用電源系に接続し、前記第１及び第２発電補機用電源系から所内変圧器を介してそれぞれ２つの常用母線を分岐させ、前記第１及び第２起動電源系から起動用変圧器を介してそれぞれ２つの共通母線を分岐させ、前記第１発電補機用電源系の１つの常用母線に１台の静止形可変周波数電源装置を直接接続するとともに、残る１つの常用母線に１台の静止形可変周波数電源装置をＭＧセットを介して接続し、前記第２発電補機用電源系の１つの常用母線に１台の静止形可変周波数電源装置をＭＧセットを介して接続するとともに、残る１つの常用母線に１台の静止形可変周波数電源装置をＭＧセットを介して接続し、前記第１起動電源系の１つの共通母線に１台の静止形可変周波数電源装置を直接接続し、前記各静止形可変周波数電源装置にそれぞれ２台の再循環ポンプを接続したことを特徴とする原子炉冷却材再循環ポンプ駆動用電源システム。  In the power supply system for driving the reactor coolant recirculation pump in the improved boiling water reactor, the power supply system for the first power generation auxiliary machine and the power supply system for the second power generation auxiliary machine are branched from the in-house main power supply system, and the independent power supply A first start-up power supply system and a second start-up power supply system that conduct power are provided, the first start-up power supply system is connected to the first power generation auxiliary power supply system through a shut-off means, and the second start-up power supply system is connected Connecting to the second power generation auxiliary power supply system via a shut-off means, and branching two normal buses from the first and second power generation auxiliary power supply systems via an in-house transformer, respectively, Two common buses are branched from the second startup power supply system via a startup transformer, and one static variable frequency power supply device is directly connected to one normal bus of the first power generation auxiliary power supply system. In addition, one stationary variable frequency on the remaining service bus A power source device is connected through an MG set, and one stationary variable frequency power supply device is connected through the MG set to one normal bus of the power generation system for the second power generation auxiliary machine, and one remaining normal bus One static variable frequency power supply device is connected to each other through an MG set, and one static variable frequency power supply device is directly connected to one common bus of the first start-up power supply system. A power supply system for driving a reactor coolant recirculation pump, wherein two recirculation pumps are connected to each frequency power supply. 改良型沸騰水型原子炉における原子炉冷却材再循環ポンプ駆動用電源システムにおいて、所内主電源系から、あるいは所内主電源系から分岐した発電補機用電源系から所内変圧器を介して少なくとも１つの常用母線を分岐させ、前記常用母線に全体として２台のＭＧセットを接続し、前記各ＭＧセットにそれぞれ少なくとも１台の静止形可変周波数電源装置を接続し、前記各静止形可変周波数電源装置にそれぞれ１台の再循環ポンプを接続するとともに、前記常用母線に全体として２台の静止形可変周波数電源装置を直接接続し、前記各静止形可変周波数電源装置にそれぞれ少なくとも１台の再循環ポンプを接続することを特徴とする原子炉冷却材再循環ポンプ駆動用電源システム。  In a power supply system for driving a reactor coolant recirculation pump in an improved boiling water nuclear reactor, at least one from an in-house main power supply system or from a power supply auxiliary power supply system branched from the in-house main power supply system via an in-house transformer One common bus is branched, two MG sets are connected to the common bus as a whole, and at least one static variable frequency power supply device is connected to each MG set, and each static variable frequency power supply device is connected One recirculation pump, and two static variable frequency power supply units as a whole are directly connected to the common bus, and at least one recirculation pump is connected to each static variable frequency power supply unit. A power supply system for driving a reactor coolant recirculation pump. 改良型沸騰水型原子炉における原子炉冷却材再循環ポンプ駆動用電源システムにおいて、所内主電源系から、あるいは所内主電源系から分岐した発電補機用電源系から所内変圧器を介して少なくとも１つの常用母線を分岐させ、前記常用母線に全体として２台のＭＧセットを接続し、前記各ＭＧセットにそれぞれ１台の静止形可変周波数電源装置を接続し、前記各静止形可変周波数電源装置にそれぞれ少なくとも１台の再循環ポンプを接続するとともに、前記常用母線に全体として２台の静止形可変周波数電源装置を直接接続し、前記各静止形可変周波数電源装置にそれぞれ少なくとも１台の再循環ポンプを接続することを特徴とする原子炉冷却材再循環ポンプ駆動用電源システム。  In a power supply system for driving a reactor coolant recirculation pump in an improved boiling water nuclear reactor, at least one from an in-house main power supply system or from a power supply auxiliary power supply system branched from the in-house main power supply system via an in-house transformer One common bus is branched, two MG sets are connected to the common bus as a whole, one static variable frequency power supply is connected to each MG set, and each static variable frequency power supply is connected to each static variable frequency power supply. At least one recirculation pump is connected to each other, and two static variable frequency power supply devices are connected directly to the service bus as a whole, and at least one recirculation pump is connected to each static variable frequency power supply device. A power supply system for driving a reactor coolant recirculation pump.
JP19881497A 1996-07-24 1997-07-24 Power supply system for reactor coolant recirculation pump drive Expired - Fee Related JP3816198B2 (en)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP19881497A JP3816198B2 (en) 1996-07-24 1997-07-24 Power supply system for reactor coolant recirculation pump drive

Applications Claiming Priority (5)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP21216396 1996-07-24
JP8-212163 1996-07-24
JP9-8776 1997-01-21
JP877697 1997-01-21
JP19881497A JP3816198B2 (en) 1996-07-24 1997-07-24 Power supply system for reactor coolant recirculation pump drive

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH10266968A JPH10266968A (en) 1998-10-06
JP3816198B2 true JP3816198B2 (en) 2006-08-30

Family

ID=27278170

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP19881497A Expired - Fee Related JP3816198B2 (en) 1996-07-24 1997-07-24 Power supply system for reactor coolant recirculation pump drive

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3816198B2 (en)

Families Citing this family (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007192671A (en) * 2006-01-19 2007-08-02 Toshiba Corp Internal pump operation method of boiling water reactor
JP2015126540A (en) * 2013-12-25 2015-07-06 株式会社東芝 Emergency power supply system and emergency independent power supply, for nuclear power plant

Also Published As

Publication number Publication date
JPH10266968A (en) 1998-10-06

Similar Documents

Publication Publication Date Title
Schauder et al. AEP UPFC project: installation, commissioning and operation of the/spl plusmn/160 MVA STATCOM (phase I)
Jovcic et al. Developing DC transmission networks using DC transformers
CN101635449B (en) Optimizing converter protection for wind turbine generators
US7939959B2 (en) Wind turbine with parallel converters utilizing a plurality of isolated transformer windings
EP3058651B1 (en) Turbine generator system with dc output
EP3202007A1 (en) System for operation of photovoltaic power plant and dc power collection within
Bahram et al. Integration of small taps into (existing) HVDC links
CN109494869A (en) A kind of atomic-powered ship electric system
US5896434A (en) Power supply system for driving reactor coolant recirculation pumps
Mehraban et al. Installation, commissioning, and operation of the world's first UPFC on the AEP system
JP3816198B2 (en) Power supply system for reactor coolant recirculation pump drive
Zelingher et al. Convertible static compensator project-hardware overview
US3558904A (en) High voltage direct-current transmission system for a power station
Bose Ore-grinding cycloconverter drive operation and fault: My experience with an australian grid
US20120181862A1 (en) Internal Electrification Scheme For Power Generation Plants
EP2438668A2 (en) Improved internal electrification scheme for power generation plants
Kundur et al. Closure of" Definition and classification of power system stability"
JP7483875B2 (en) Power generating unit and method for operating the power generating unit in a power plant
JP4443805B2 (en) Power supply system for reactor coolant recirculation pump drive
WO2022230689A1 (en) Power system
Fostiak et al. Electrical features of the Bath County pumped-storage project
JP2677581B2 (en) Power supply unit for reactor internal pump
WO2024052083A1 (en) Power distribution system for data centre
BOSE My Experience with an Australian Grid
Soderholm Interfacing small wind systems to rural power distribution systems

Legal Events

Date Code Title Description
A711 Notification of change in applicant

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A712

Effective date: 20040319

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20060210

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20060411

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20060530

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20060607

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090616

Year of fee payment: 3

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100616

Year of fee payment: 4

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100616

Year of fee payment: 4

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110616

Year of fee payment: 5

S531 Written request for registration of change of domicile

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313531

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110616

Year of fee payment: 5

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120616

Year of fee payment: 6

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120616

Year of fee payment: 6

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130616

Year of fee payment: 7

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees