JP3815989B2 - Power window device that detects pinching - Google Patents
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Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、挟み込み検知を行うパワーウインド装置に係り、特に、ウインドの開閉中に何等かの物体の挟み込みを生じたことの検知を、正確に、瞬時に行うことができ、かつ、基準値の設定に使用する基準値メモリを少ない記憶容量のものにすることを可能にした挟み込み検知を行うパワーウインド装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
近年、自動車等に用いられるパワーウインド装置においては、ウインドの移動時にウインドに何等かの物体が挟み込まれたことを検知し、挟み込まれた物体のダメージを最小限に留めるようにした挟み込み検知を行うパワーウインド装置が多く採用されている。
【0003】
ここで、図3は、既知の挟み込み検知を行うパワーウインド装置の構成の一例を示すブロック図である。
【0004】
図3に示されるように、この挟み込み検知を行うパワーウインド装置は、装置を統括制御するとともに、ウインド挟み込みを検知する制御回路部31と、操作によってウインドを開閉するウインド開閉スイッチ32と、回転時にウインド開閉機構(図示なし)を介してウインドを開方向または閉方向に移動させるウインド開閉用モータ33と、ウインド開閉用モータ33に結合され、ウインド開閉用モータ33の回転時に90°位相を異にする2つのパルスを発生するパルス発生部34とを備えている。
【0005】
制御回路部31は、各種の制御及び演算を行う制御・演算部35と、制御・演算部35から出力される制御信号に応答してリレードライバ37を切替えるモータ駆動部36と、リレーの切替によりウインド開閉用モータ33の回転方向を設定するリレードライバ37と、パルス発生部34から供給される2つのパルスのパルスエッジ間隔の到来数をカウントするパルスエッジ間隔カウンタ38と、後述する各分割移動領域別に基準値及び許容値を格納し、それと同時に各種のデータを格納している基準値メモリ39と、ウインドの移動位置情報を格納しているウインド位置メモリ40とを備えている。ウインド開閉スイッチ32は、操作によりウインドを上昇方向に移動させるウインド上昇(UP)スイッチ321 と、操作によりウインドを下降方向に移動させるウインド下降(DONW)スイッチ322 と、ウインド上昇(UP)スイッチ321 またはウインド下降(DONW)スイッチ322 との同時操作により、ウインドを上昇限界位置または下降限界位置まで移動させるオート(AUTO)スイッチ323 を備えている。
【0006】
制御・演算部35は、ウインドの有効移動領域を等分割することによって複数の分割移動領域を設定し、各分割移動領域毎にパルスエッジ間隔カウンタ38から供給されたパルスエッジ間隔の平均パルスエッジ間隔値を算出し、算出した平均パルスエッジ間隔値を当該分割移動領域における基準値に設定し、設定した基準値を当該分割移動領域の基準値として基準値メモリ39に格納する。また、制御・演算部35は、各分割移動領域毎に設定した基準値に一定の値を加算して得た加算値を当該分割移動領域における許容値に設定し、設定した許容値を当該分割移動領域の許容値として基準値メモリ39に格納する。さらに、制御・演算部35は、パルスエッジ間隔カウンタ38からパルスエッジ間隔値が供給される度にそのパルスエッジ間隔値をデータとして基準値メモリ39に格納する。なお、基準値メモリ39にパルスエッジ間隔値を格納する理由は、分割移動領域毎にパルスエッジ間隔の平均パルスエッジ間隔値を算出して当該分割移動領域における基準値を得るためである。
【0007】
さらに、制御・演算部35は、パルスエッジ間隔カウンタ38からパルスエッジ間隔が供給される度に、供給されたパルスエッジ間隔値とそのパルスエッジ間隔に該当する分割移動領域に設定している許容値とを比較し、パルスエッジ間隔値が許容値を超えたときにウインドへの挟み込みがあったと判断し、モータ駆動部36に挟み込み検出信号を出力し、ウインド開閉用モータ33の回転を停止させたり、ウインド開閉用モータ33を逆転したりして、ウインドに挟み込まれた物体のダメージが最小になるようにしている。
【0008】
この場合、挟み込み検知を行うパワーウインド装置においては、実際上、基準値メモリ39に格納される基準値や許容値は、パルスエッジ間隔値でなく、パルスエッジ間隔値をよく知られた換算式を用いてモータトルクに換算したモータトルク値を用いており、それに伴って、許容値と比較するパルスエッジ間隔値も、前記換算式を用いてモータトルクに換算したモータトルク値を用いている。
【0009】
前記構成による既知の挟み込み検知を行うパワーウインド装置は、概要、次のように動作する。
【0010】
ウインド開閉スイッチ32におけるウインド上昇スイッチ321 を操作すると、制御・演算部35がそれに応答してモータ駆動部36及びリレードライバ37を介してウインド開閉用モータ33を正方向に回転させる。ウインド開閉用モータ33が正方向に回転すると、ウインド開閉用モータ33に連結されたウインド駆動機構を介してウインドが閉方向に移動し、それと同時に、パルス発生器34がパルスを発生し、パルスエッジ間隔カウンタ38に供給される。
【0011】
ウインド上昇スイッチ321 の操作を停止すると、制御・演算部35がそれに応答してモータ駆動部36及びリレードライバ37を介してウインド開閉用モータ33の回転を停止させる。ウインド開閉用モータ33の回転の停止により、ウインド駆動機構の動作が停止してウインドの移動も停止し、これと同時に、パルス発生器34によるパルスの発生も停止する。
【0012】
次に、ウインド開閉スイッチ32におけるウインド下降スイッチ322 を操作すると、制御・演算部35がそれに応答してモータ駆動部36及びリレードライバ37を介してウインド開閉用モータ33を負方向に回転させる。ウインド開閉用モータ33が負方向に回転すると、ウインド開閉用モータ33に連結されたウインド駆動機構を介してウインドが開方向に移動し、それと同時に、パルス発生器34がパルスを発生し、パルスエッジカウンタ38に供給される。
【0013】
この後、ウインド下降スイッチ322 の操作を停止したときは、ウインド上昇スイッチ321 の操作を停止したときの動作と同じ動作が行われる。さらに、ウインド上昇スイッチ321 とオートスイッチ323 とを同時に操作したときは、ウインドが有効移動領域の上昇限界位置まで移動した後で停止する以外、ウインド上昇スイッチ321 を操作したときの動作と殆ど同じ動作が行われ、ウインド下降スイッチ322 とオートスイッチ323 とを同時に操作したときも、ウインドが有効移動領域の下降限界位置まで移動した後で停止する以外、ウインド下降スイッチ322 を操作したときの動作と殆ど同じ動作が行われる。
【0014】
図4は、図3に図示された既知の挟み込み検知を行うパワーウインド装置において、ウインドの有効移動領域を36の分割移動領域に等分割した場合における各分割移動領域に設定した基準値及び許容値の一例を示す特性図であって、ウインドへの挟み込みが発生しないとき、及び、ウインドへの挟み込みが発生したときのモータトルクの変動状態の一例を併せて示すものである。
【0015】
図4において、縦軸は(kg・f)で表したモータトルクであり、横軸は36の分割移動領域を表すパルスエッジ間隔到来数(カウンタ値)であって、(S)は階段状に表された基準値の変化状態、(A)は階段状に表された許容値の変化状態、(M)はモータトルクの実測値の変化状態で、ウインドへの挟み込みが発生しないときの特性、(H)はモータトルクの実測値の変化状態で、ウインドへの挟み込みが発生したときの特性である。
【0016】
図4に示されるように、ウインドの有効移動領域は、パルスエッジ間隔カウンタ38のカウンタ値に対応して36の分割移動領域に等分割されており、36の分割移動領域のそれぞれに基準値(S)及び許容値(A)が設定されている。
【0017】
いま、ウインドが全開位置(下降限界位置)にあるとき、全開位置(下降限界位置)から全閉位置(上昇限界位置)まで移動させると、ウインドの移動に伴ってパルスエッジ間隔カウンタ38がパルスエッジ間隔の到来数をカウントする。このとき、パルスエッジ間隔カウンタ38は、カウント値が初期値の1から順次増大し、32をカウントする度に、ウインド位置が1つの分割移動領域から次の分割移動領域に移動する。このようなウインドの移動時に、ウインドへの挟み込みが発生しない場合、モータトルクの実測値(M)は、いずれの分割移動領域においても許容値(A)を超えることがなく、ウインドは全閉位置(上昇限界位置)まで移動した後で停止する。これに対して、カウント値が705と737の間に設定された分割移動領域においてウインドへの挟み込みが発生した場合、その分割移動領域以後のモータトルクの実測値の変化状態は、モータトルクの実測値(M)からモータトルクの実測値(H)に移行する。モータトルクの実測値(H)は、ウインドへの挟み込みが発生していることから、その後も増え続け、カウント値が897と929の間に設定された分割移動領域においてモータトルクの実測値(H)が許容値(A)を超えるようになる。制御・演算部35は、モータトルクの実測値(H)が許容値(A)を超えたことを検出すると、直ちにモータ駆動部36に挟み込み検知信号を供給し、この挟み込み検知信号に応答してモータ駆動部36がリレードライバ37を切替え、ウインド開閉用モータ33を停止または逆転させ、挟み込み物体に対するダメージを低減するようにしている。
【0018】
【発明が解決しようとする課題】
ところで、前記既知の挾み込み検知を行うパワーウインド装置は、ウインドの有効移動領域を等分割した複数(36)の分割移動領域のそれぞれに基準値及び許容値を設定し、設定した基準値及び許容値を基準値メモリ39にそれぞれ格納するとともに、各分割移動領域毎に複数のパルスエッジ間隔を表すデータを基準値メモリ39に格納することから、基準値メモリ39として大きな記憶容量のものが必要になり、基準値メモリ39が大型で高価なメモリになって、挟み込み検知を行うパワーウインド装置の製造コストが上昇するようになる。
【0019】
本発明は、このような技術的背景に鑑みてなされたもので、その目的は、次の分割移動領域に設ける基準値を、直前の分割移動領域で算出した平均動作パラメータを用いることにより、基準値メモリの記憶容量を小さくすることを可能にした挟み込み検知を行うパワーウインド装置を提供することにある。
【0020】
【課題を解決するための手段】
前記目的を達成するために、本発明による挟み込み検知を行うパワーウインド装置は、ウインド開閉スイッチと、ウインド開閉用モータと、ウインド開閉スイッチの操作状態に応じてウインド開閉用モータを回転駆動する制御回路部と、ウインド開閉用モータの回転によりパルスを発生するパルス発生部とを備え、制御回路部は、パルス発生部から供給されるパルスに基づいてウインド位置を演算するウインド位置演算部と、ウインド開閉用モータの動作パラメータ値を検出する動作パラメータ検出部と、ウインドの有効移動領域を等分割した複数の分割移動領域毎に、その分割移動領域で得た複数の動作パラメータ値の平均値を算出し、算出した平均動作パラメータ値を次の分割移動領域の基準値に設定する基準値設定部と、動作パラメータ検出部で検出した最新の動作パラメータ値と基準値とを比較し、動作パラメータ値が基準値を一定値以上超えたときに挟み込みがあったものと判断し、ウインド開閉用モータを駆動停止または逆転駆動する挟み込み検出部とを有する手段を備える。
【0021】
前記手段によれば、ウインドの有効移動領域を等分割した複数の分割移動領域の基準値として、1つの分割移動領域に属する複数の動作パラメータ値の平均動作パラメータ値を算出し、算出した平均動作パラメータ値を次の分割移動領域の基準値に設定するようにしたので、基準値メモリに格納される情報(データ)としては、直前に移動した分割移動領域の平均動作パラメータ値とその平均動作パラメータ値に一定の値を加算して得た許容値だけになり、基準値メモリの記憶容量をこれまでの基準値メモリの記憶容量に比べて大幅に縮小することが可能になり、その結果、挟み込み検知を行うパワーウインド装置の製造コストを安価にすることができる。
【0022】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態を図面を参照して説明する。
【0023】
図1は、本発明による挟み込み検知を行うパワーウインド装置の一つの実施の形態を示すもので、その要部構成を表すブロック図である。
【0024】
図1に示されるように、この実施の形態に係る挟み込み検知を行うパワーウインド装置は、装置を統括制御するとともに、ウインドへの挟み込みを検知する制御回路部1と、スイッチ操作によってウインドを開閉するウインド開閉スイッチ2と、回転時にウインド開閉機構(図示なし)を介してウインドを開方向または閉方向に移動させるウインド開閉用モータ(M)3と、ウインド開閉用モータ3に結合され、ウインド開閉用モータ3の回転時に90°位相を異にする2つのパルスを発生するパルス発生部4とを備えている。
【0025】
制御回路部1は、各種の制御及び演算を行うとともに、ウインドの有効移動領域を当間隔に分割し、複数の分割移動領域を設定する中央制御ユニット(CPU)5と、中央制御ユニット5から出力される制御信号に応答してリレードライバ7を切替えるモータ駆動部6と、第1の1回路2接点リレー71 及び第2の1回路2接点リレー72 を有し、リレー71 及びリレー72 の切替によりウインド開閉用モータ3の回転方向を設定するリレードライバ7と、パルス発生部4から供給される2つのパルスのパルスエッジ間隔をモータトルクに変換して検出するモータトルク検出部(動作パラメータ検出部)8と、パルス発生部4から供給される2つのパルスのパルスエッジ間隔到来数をカウントし、そのカウント値からウインドの分割移動領域(移動位置)を演算するウインド位置演算部9と、ウインドの移動位置情報を格納しているウインド位置メモリ10と、ウインドへの挟み込みの発生を検知し、検知情報を中央制御ユニット5に供給する挟み込み検出部11と、次の分割移動領域における基準値及び許容値を設定する基準値設定部12と、基準値設定部12で設定された基準値及び許容値を格納する基準値メモリ13とを備える。
【0026】
ウインド開閉スイッチ2は、操作によりウインドを上昇させるウインド上昇(UP)スイッチ21 と、操作によりウインドを下降させるウインド下降(DOWN)スイッチ22 と、ウインド上昇(UP)スイッチ21 またはウインド下降(DONW)スイッチ22 との同時操作により、ウインドを上昇限界位置または下降限界位置まで移動させるオート(AUTO)スイッチ23 とを備える。
【0027】
制御回路部1において、中央制御ユニット5は、ウインド開閉スイッチ2の3つの出力端と、モータ駆動部6の入力端と、モータトルク検出部8の制御端と、挟み込み検出部11の制御端と、基準値設定部12の制御端にそれぞれ接続される。モータ駆動部6は、2つの出力端がリレードライバ7の対応する2つの入力端に接続され、リレードライバ7は、2つの出力端がウインド開閉用モータ3の両端に接続される。モータトルク検出部8は、入力端がパルス発生部4の出力端に、出力端が挟み込み検出部11の入力端と基準値設定部12の入力端にそれぞれ接続される。ウインド位置演算部9は、入力端がパルス発生部4の出力端に、制御端がウインド位置メモリ10に、出力端が挟み込み検出部11の入力端にそれぞれ接続される。挟み込み検出部11は、制御端が基準値メモリ13に接続され、基準値設定部12は、出力端が基準値メモリ13の入力端に接続される。
【0028】
ウインド開閉スイッチ2において、ウインド上昇スイッチ21 、ウインド下降スイッチ22 、オートスイッチ23 は、いずれも可動接点が中央制御ユニット5に接続され、固定接点が接地接続される。パルス発生部4は、入力端がウインド開閉用モータ3のパルス検出端に接続される。リレードライバ7において、第1の1回路2接点リレー71 は、コイルの一端がモータ駆動部6の一方の出力端に、コイルの他端が電源端子(図番なし)にそれぞれ接続され、可動接点がウインド開閉用モータ3の一方の端子に、一方の固定接点が電源端子(図番なし)に、他方の固定接点が接地点にそれぞれ接続される。第2の1回路2接点リレー72 は、コイルの一端がモータ駆動部6の他方の出力端に、コイルの他端が電源端子(図番なし)にそれぞれ接続され、可動接点がウインド開閉用モータ3の一方の端子に、一方の固定接点が電源端子(図番なし)に、他方の固定接点が接地点にそれぞれ接続される。
【0029】
この実施の形態による挟み込み検知を行うパワーウインド装置のウインド開閉スイッチ2の操作時の動作は、次の通りである。
【0030】
いま、ウインド開閉スイッチ2のウインド上昇スイッチ21 を操作すると、中央制御ユニット5がウインド上昇スイッチ21 の操作に応答してモータ制御部6及びリレードライバ7を通してウインド開閉用モータ3を正方向に回転させる。ウインド開閉用モータ3が正方向に回転すると、ウインド開閉用モータ3に連結されたウインド駆動機構を介してウインドを閉じる方向に移動させ、それと同時に、パルス発生部4がウインド開閉用モータ3の回転角度に対応して90°位相を異にする2つのパルスを発生し、モータトルク検出部8とウインド位置演算部9に供給される。
【0031】
モータトルク検出部8は、供給された2つのパルスのパルスエッジ間隔に基づいてウインド開閉用モータ3の動作パラメータであるモータトルクを検出し、検出したモータトルクを挟み込み検出部11及び基準値設定部12に供給する。ウインド位置演算部9は、供給された2つのパルスのパルスエッジ間隔到来数をカウントし、そのカウント値をウインド位置情報としてウインド位置メモリ10に格納するとともに、そのカウント値に基づいてウインドの分割移動領域(ウインド位置情報)を演算し、演算によって得た分割移動領域を挟み込み検出部11に供給する。
【0032】
ウインド上昇スイッチ21 の操作を停止すると、中央制御ユニット5がウインド上昇スイッチ21 の操作停止に応答してモータ制御部6及びリレードライバ7を通してウインド開閉用モータ3の回転を停止させる。ウインド開閉用モータ3の回転が停止すると、ウインドの移動も停止し、同時に、パルス発生部4からのパルスの発生も停止する。
【0033】
次に、ウインド開閉スイッチ2のウインド下降スイッチ22 を操作すると、中央制御ユニット5がウインド下降スイッチ22 の操作に応答してモータ制御部6及びリレードライバ7を通してウインド開閉用モータ3を負方向に回転させる。ウインド開閉用モータ3が負方向に回転すると、ウインド開閉用モータ3に連結されたウインド駆動機構を介してウインドを開く方向に移動させ、それと同時に、パルス発生部4がウインド開閉用モータ3の回転角度に対応して90°位相を異にする2つのパルスを発生し、モータトルク検出部8とウインド位置演算部9に供給される。
【0034】
このとき、モータトルク検出部8は、供給された2つのパルスのパルスエッジ間隔に基づいてウインド開閉用モータ3の動作パラメータであるモータトルクを検出し、検出したモータトルクを挟み込み検出部11及び基準値設定部12に供給する。ウインド位置演算部9は、供給された2つのパルスのパルスエッジ間隔到来数をカウントし、そのカウント値をウインド位置情報としてウインド位置メモリ10に格納するとともに、そのカウント値に基づいてウインドの分割移動領域(ウインド位置情報)を演算し、演算によって得た分割移動領域を挟み込み検出部11に供給する。
【0035】
ウインド下降スイッチ22 の操作を停止すると、中央制御ユニット5がウインド下降スイッチ22 の操作停止に応答してモータ制御部6及びリレードライバ7を通してウインド開閉用モータ3の回転を停止させる。ウインド開閉用モータ3の回転が停止すると、ウインドの移動も停止し、同時に、パルス発生部4からのパルスの発生も停止する。
【0036】
次いで、ウインド上昇スイッチ21 とオートスイッチ23 とを同時操作したとき、または、ウインド下降スイッチ22 とオートスイッチ23 とを同時操作したときの各動作は、ウインド上昇スイッチ21 の操作またはウインド下降スイッチ22 の操作を停止しても、ウインドが上限限界位置(全閉位置)に達するまで移動する、または、ウインドが下限限界位置(全開位置)に達するまで移動する点において、前記ウインド上昇スイッチ21 またはウインド下降スイッチ22 の各単独操作の場合の動作と異なっているだけで、それ以外の各動作については、前記各動作とほぼ同じ動作が行われる。このため、これらの動作については、これ以上の説明は省略する。
【0037】
また、図2は、図1に図示された挟み込み検知を行うパワーウインド装置において、各分割移動領域における基準値の設定状態を示す特性図である。
【0038】
図2において、縦軸は(kg・f)で表したモータトルクであり、横軸は分割移動領域であって、実線は推測基準値であり、一点鎖線は平均値である。
【0039】
なお、図2においては、分割移動領域として、n−1番目からn+4番目までの分割移動領域だけが示されており、その他の分割移動領域は図示が省略され、同時に、n−1番目からn+4番目までの分割移動領域の許容値も図示が省略されている。
【0040】
ここで、図2に図示された特性図を用い、この実施の形態による挟み込み検知を行うパワーウインド装置における各分割移動領域における基準値の設定について説明する。
【0041】
図2に示されるように、ウインド上昇スイッチ21 の操作により、ウインドがn−1番目の分割移動領域からn+4番目の分割移動領域までの移動が指示された場合、前述のように中央制御ユニット5の制御によりモータ制御部6及びリレードライバ7を通してウインド開閉用モータ3が正方向に回転し、ウインド開閉用モータ3の回転によりウインドが閉じる方向に移動し、それと同時に、パルス発生部4からパルスが発生する。
【0042】
始めに、モータトルク検出部8は、中央制御ユニット5の制御により、ウインドがn−1番目の分割移動領域を移動している第1期間に、パルス発生部4から2つのパルスが順次供給され、それにより2つのパルスのパルスエッジ間隔に基づいた実測モータトルク値が得られる度に、それらの実測モータトルク値を基準値設定部12に供給する。そして、ウインドがn−1番目の分割移動領域の移動を終えたとき、基準値設定部12は、中央制御ユニット5の制御により、供給された複数の実測モータトルク値の平均値である平均モータトルク値(a1 )を算出し、算出した平均モータトルク値(a1 )をn番目の分割移動領域の基準値(b1 )として基準値メモリ13に格納する。
【0043】
次に、モータトルク検出部8は、中央制御ユニット5の制御により、ウインドがn番目の分割移動領域を移動している第2期間に、パルス発生部4から2つのパルスが順次供給され、それにより2つのパルスのパルスのパルスエッジ間隔に基づいた実測モータトルク値が得られる度に、それらの実測モータトルク値を基準値設定部12に供給する。そして、ウインドがn番目の分割移動領域の移動を終えたとき、基準値設定部12は、中央制御ユニット5の制御により、供給された複数の実測モータトルク値の平均値である平均モータトルク値(a2 )を算出し、算出した平均モータトルク値(a2 )をn+1番目の分割移動領域の基準値(b2 )として基準値メモリ13に格納する。この場合、第2期間においては、基準値として基準値メモリ13に格納された基準値(b1 )が用いられ、許容値として基準値(b1 )に一定の値cを加算した値(b1 +c)を用いられる。
【0044】
次いで、モータトルク検出部8は、中央制御ユニット5の制御により、ウインドがn+1番目の分割移動領域を移動している第3期間に、前記第2期間に実行された動作と同じ動作が行われる。そして、基準値設定部12は、供給された複数のモータトルク値の平均を取った平均モータトルク値(a3 )を算出し、算出した平均モータトルク値(a3 )をn+2番目の分割移動領域の基準値(b3 )として基準値メモリ13に格納する。この場合、第3期間においては、基準値として基準値メモリ13に格納された基準値(b2 )が用いられ、許容値として基準値(b2 )に一定の値cを加算した値(b2 +c)が用いられる。
【0045】
続いて、ウインドがn+2番目の分割移動領域を移動している第4期間に、前記第2期間及び前記第3期間に実行された動作と同じ動作が実行され、n+2番目の分割移動領域における平均モータトルク値(a4 )を算出し、この平均モータトルク値(a4 )をn+3番目の分割移動領域の基準値(b4 )として基準値メモリ13に格納する。この場合も、第4期間においては、基準値として基準値メモリ13に格納された基準値(b3 )が用いられ、許容値として基準値(b3 )に一定の値cを加算した値(b3 +c)が用いられる。
【0046】
この後、ウインドがn+3番目の分割移動領域を移動している第5期間に、前記第2期間乃至前記第4期間に実行された動作と同じ動作が実行され、n+3番目の分割移動領域における平均モータトルク値(a5 )を算出し、この平均モータトルク値(a5 )をn+4番目の分割移動領域の基準値(b5 )として基準値メモリ13に格納される。この場合も、第5期間においては、基準値として基準値メモリ13に格納された基準値(b4 )が用いられ、許容値として基準値(b4 )に一定の値cを加算した値(b4 +c)が用いられる。
【0047】
ウインドがn番目乃至n+4番目の分割移動領域を移動しているとき、挟み込み検出部11は、中央制御ユニット5の制御により、モータトルク検出部8から順次供給される現ウインド位置の分割移動領域からの実測モータトルク値と、基準値メモリ13に格納されている当該分割移動領域に用いられる許容値とを比較する。そして、挟み込み検出部11は、実測モータトルク値が許容値よりも小さいと判断した場合、中央制御ユニット5に対して何等の指令も出力しないが、実測モータトルク値が許容値よりも大きくなったと判断した場合、中央制御ユニット5に対して挟み込み検出情報を出力する。
【0048】
中央制御ユニット5は、挟み込み検出情報の受領に応答して挟み込み検出信号を発生し、この挟み込み検出信号をモータ駆動部6及びリレードライバ7を通してウインド開閉用モータ3に供給される。これにより、ウインド開閉用モータ3は、回転が停止するかまたは回転方向が逆転し、閉動作中のウインドの移動を直ちに停止させるかまたは開方向に移動させ、挟み込み物体にダメージが発生するのを未然に防ぐことが可能になる。
【0049】
このように、この実施の形態の挟み込み検知を行うパワーウインド装置によれば、基準値メモリ13に格納される情報としては、直前に移動した分割移動領域の平均モータトルク値とその平均モータトルク値に一定の値を加算して得た許容値だけになるので、基準値メモリ13の記憶容量をこれまでの基準値メモリの記憶容量に比べて大幅に縮小したものの使用が可能になる。
【0050】
なお、図2に図示の例は、ウインドがn−1番目の分割移動領域からn+4番目の分割移動領域までの5つの分割移動領域を移動する際の例を示すものであるが、本発明の挟み込み検知を行うパワーウインド装置における分割移動領域の適用範囲は前記5つの分割移動領域に限られるものではなく、ウインドが複数の分割移動領域を連続的に移動する場合であれば、いかなる複数の分割移動領域間の移動であっても、同じように適用できることは勿論である。
【0051】
【発明の効果】
以上のように、本発明によれば、ウインドの有効移動領域を等分割した複数の分割移動領域の基準値として、1つの分割移動領域に属する複数の動作パラメータ値の平均動作パラメータ値を算出し、算出した平均動作パラメータ値を次の分割移動領域の基準値に設定するようにしたので、基準値メモリに格納される情報(データ)としては、直前に移動した分割移動領域の平均動作パラメータ値とその平均動作パラメータ値に一定の値を加算して得た許容値だけになり、基準値メモリの記憶容量をこれまでの基準値メモリの記憶容量に比べて大幅に小さくすることができ、その結果、挟み込み検知を行うパワーウインド装置の製造コストを安価にすることができるという効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による挟み込み検知を行うパワーウインド装置の一つの実施の形態を示すもので、その要部構成を表すブロック図である。
【図2】図1に図示された挟み込み検知を行うパワーウインド装置において、各分割移動領域における基準値の設定状態を示す特性図である。
【図3】既知の挟み込み検知を行うパワーウインド装置の構成の一例を示すブロック図である。
【図4】既知の挟み込み検知を行うパワーウインド装置において、ウインドの有効移動領域を36の分割移動領域に等分割した場合における各分割移動領域に設定した基準値及び許容値の一例を示す特性図である。
【符号の説明】
1 制御回路部
2 ウインド開閉スイッチ
3 ウインド開閉用モータ(M)
4 パルス発生部
5 中央制御ユニット(CPU)
6 モータ駆動部
7 リレードライバ
8 モータトルク検出部
9 ウインド位置演算部
10 ウインド位置メモリ
11 挟み込み検出部
12 基準値設定部
13 基準値メモリ[0001]
BACKGROUND OF THE INVENTION
The present invention relates to a power window device that performs pinching detection, and in particular, it can accurately and instantaneously detect that any object has been pinched while the window is opened and closed, and a reference value. The present invention relates to a power window device for detecting pinching that enables a reference value memory used for setting to have a small storage capacity.
[0002]
[Prior art]
In recent years, power window devices used in automobiles, etc., detect that an object has been caught in the window when the window moves, and perform pinching detection to minimize damage to the sandwiched object. Many power window devices are used.
[0003]
Here, FIG. 3 is a block diagram showing an example of the configuration of a power window device that performs known pinching detection.
[0004]
As shown in FIG. 3, the power window device for detecting pinching controls the device as a whole, and also includes a
[0005]
The
[0006]
The control /
[0007]
Further, each time the pulse edge interval is supplied from the pulse
[0008]
In this case, in a power window device that detects pinching, in practice, the reference value and the allowable value stored in the
[0009]
The power window device that performs the known pinching detection with the above configuration operates as follows.
[0010]
[0011]
Wind up
[0012]
Next, a
[0013]
After this, the
[0014]
FIG. 4 shows a reference value and an allowable value set in each divided movement area when the effective movement area of the window is equally divided into 36 divided movement areas in the power window device that performs the known pinching detection shown in FIG. FIG. 6 is a characteristic diagram showing an example of the motor torque when there is no pinching in the window and when the pinch in the window occurs.
[0015]
In FIG. 4, the vertical axis represents the motor torque expressed in (kg · f), the horizontal axis represents the number of arrivals of pulse edge intervals (counter value) representing 36 divided movement regions, and (S) is stepwise. (A) is a change state of the allowable value expressed in a stepped manner, (M) is a change state of the measured value of the motor torque, and characteristics when no pinching to the window occurs, (H) is a change state of the actual measured value of the motor torque, and is a characteristic when the pinching in the window occurs.
[0016]
As shown in FIG. 4, the effective movement area of the window is equally divided into 36 divided movement areas corresponding to the counter value of the pulse
[0017]
Now, when the window is in the fully open position (downward limit position), if the window is moved from the fully open position (downward limit position) to the fully closed position (upward limit position), the pulse
[0018]
[Problems to be solved by the invention]
By the way, the power window device that performs the known stagnation detection sets a reference value and an allowable value for each of a plurality (36) of divided movement areas obtained by equally dividing the effective movement area of the window. Since the allowable value is stored in the
[0019]
The present invention has been made in view of such a technical background, and an object of the present invention is to use a reference value provided in the next divided movement area by using an average operation parameter calculated in the immediately preceding divided movement area. An object of the present invention is to provide a power window device for detecting pinching that makes it possible to reduce the storage capacity of a value memory.
[0020]
[Means for Solving the Problems]
In order to achieve the above object, a power window device for detecting pinching according to the present invention includes a window opening / closing switch, a window opening / closing motor, and a control circuit that rotationally drives the window opening / closing motor in accordance with the operating state of the window opening / closing switch. And a pulse generator that generates a pulse by the rotation of the window opening / closing motor, and the control circuit unit calculates a window position based on the pulse supplied from the pulse generator, and a window opening / closing For each of a plurality of divided movement areas obtained by equally dividing the effective movement area of the window, an average value of the plurality of movement parameter values obtained in the divided movement area is calculated. A reference value setting unit for setting the calculated average operation parameter value as a reference value for the next divided movement area, and an operation parameter The latest operating parameter value detected by the detector is compared with the reference value. When the operating parameter value exceeds the reference value by more than a certain value, it is determined that there is a pinch. And means for driving a pinching detection unit.
[0021]
According to the above means, an average operation parameter value of a plurality of operation parameter values belonging to one divided movement area is calculated as a reference value of a plurality of divided movement areas obtained by equally dividing the effective movement area of the window, and the calculated average movement Since the parameter value is set to the reference value of the next divided moving area, the information (data) stored in the reference value memory includes the average operating parameter value of the divided moving area moved immediately before and the average operating parameter thereof. It becomes only the allowable value obtained by adding a certain value to the value, and it becomes possible to greatly reduce the storage capacity of the reference value memory compared to the storage capacity of the reference value memory so far. The manufacturing cost of the power window device that performs detection can be reduced.
[0022]
DETAILED DESCRIPTION OF THE INVENTION
Hereinafter, embodiments of the present invention will be described with reference to the drawings.
[0023]
FIG. 1 shows one embodiment of a power window device for detecting pinching according to the present invention, and is a block diagram showing the configuration of the main part thereof.
[0024]
As shown in FIG. 1, the power window device that performs pinching detection according to this embodiment controls the device as a whole, and opens and closes the window by a switch operation and a
[0025]
The
[0026]
The window opening /
[0027]
In the
[0028]
In window opening /
[0029]
The operation at the time of operating the window opening /
[0030]
Now window up
[0031]
The motor
[0032]
Wind up
[0033]
Next, the
[0034]
At this time, the motor
[0035]
Wind down
[0036]
Next, wind up
[0037]
FIG. 2 is a characteristic diagram showing a reference value setting state in each divided movement region in the power window device for detecting pinching shown in FIG.
[0038]
In FIG. 2, the vertical axis represents the motor torque expressed in (kg · f), the horizontal axis represents the divided movement region, the solid line represents the estimated reference value, and the alternate long and short dash line represents the average value.
[0039]
In FIG. 2, only the divided movement areas from the (n−1) th to the (n + 4) th divided moving area are shown as the divided moving areas. The other divided moving areas are not shown, and at the same time, from the (n−1) th to the n + 4. The allowable values of the divided movement areas up to the th are also not shown.
[0040]
Here, the setting of the reference value in each divided movement region in the power window device that performs pinching detection according to this embodiment will be described using the characteristic diagram shown in FIG.
[0041]
As shown in FIG. 2, the
[0042]
First, the
[0043]
Next, under the control of the
[0044]
Next, under the control of the
[0045]
Subsequently, in the fourth period in which the window is moving in the (n + 2) th divided movement area, the same operation as that performed in the second period and the third period is performed, and the average in the (n + 2) th divided movement area is obtained. Motor torque value (a Four ) And the average motor torque value (a Four ) Is the reference value (b) of the (n + 3) th divided movement area Four ) In the
[0046]
Thereafter, in the fifth period in which the window is moving in the (n + 3) th divided movement area, the same operation as that performed in the second period to the fourth period is performed, and the average in the n + 3th divided movement area is obtained. Motor torque value (a Five ) And the average motor torque value (a Five ) Is the reference value (b) of the (n + 4) th divided movement area Five ) Is stored in the
[0047]
When the window is moving in the nth to n + 4th divided movement areas, the
[0048]
The
[0049]
As described above, according to the power window device that performs the pinch detection of this embodiment, the information stored in the
[0050]
The example shown in FIG. 2 shows an example when the window moves in five divided movement areas from the (n−1) th divided movement area to the (n + 4) th divided movement area. The application range of the divided movement area in the power window device for detecting pinching is not limited to the five divided movement areas, and any number of divided movement areas may be used as long as the window moves continuously in the plurality of divided movement areas. Needless to say, the present invention can be similarly applied to movement between moving areas.
[0051]
【The invention's effect】
As described above, according to the present invention, an average operation parameter value of a plurality of operation parameter values belonging to one divided movement area is calculated as a reference value of a plurality of divided movement areas obtained by equally dividing the effective movement area of the window. Since the calculated average motion parameter value is set as the reference value of the next divided movement area, the information (data) stored in the reference value memory includes the average movement parameter value of the divided movement area moved immediately before Only the allowable value obtained by adding a certain value to the average operating parameter value, and the storage capacity of the reference value memory can be greatly reduced compared to the storage capacity of the reference value memory so far. As a result, there is an effect that the manufacturing cost of the power window device for detecting pinching can be reduced.
[Brief description of the drawings]
FIG. 1 is a block diagram showing a main configuration of an embodiment of a power window device for detecting pinching according to the present invention.
2 is a characteristic diagram showing a setting state of a reference value in each divided movement region in the power window device for detecting pinching shown in FIG. 1; FIG.
FIG. 3 is a block diagram illustrating an example of a configuration of a power window device that performs known pinching detection.
FIG. 4 is a characteristic diagram showing an example of a reference value and an allowable value set in each divided movement area when an effective movement area of the window is equally divided into 36 divided movement areas in a power window device that performs known pinching detection. It is.
[Explanation of symbols]
1 Control circuit
2 Window open / close switch
3 Wind open / close motor (M)
4 Pulse generator
5 Central control unit (CPU)
6 Motor drive part
7 Relay driver
8 Motor torque detector
9 Window position calculator
10 Wind position memory
11 Pinching detector
12 Reference value setting section
13 Reference value memory
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