JP3815923B2 - Packaging bag and manufacturing method thereof - Google Patents
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Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、袋の実用上の強度を損なうことなく手指の力で開封できる易開封部を有する包装袋およびその製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】
食品、薬品、小物類などの商品を小分けして収容する積層フィルム製の包装袋がある。この包装袋の開封に当たり、刃物を準備することは手間であるために手指のみで容易に開封できることが望ましい。そのために袋の端縁にノッチを設けたもの、もしくは、粗面(傷痕)加工を施したものがある。後者に関してはさらに、積層フィルムを二つ折りして形成される袋の折り返し部分に粗面加工を施したものと、袋のヒートシール部分に、ローラ面に研磨材を設けたローラを連続的に接触されることにより、そのヒートシール部分の全長に亘って直線的で連続した粗面領域を形成したもの(特公昭61−39228号公報参照)とが知られている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
密封小袋に収める内容物としては、薬品や薄いシート状食品などがあり、これらの場合には、開封場所によっては内容物がこぼれたり破損する虞がある。このため、開封可能な場所を限定したいという要求が生じる。また、この種の密封小袋としては四角形のものが主であるが、内容物や利用者のニーズに応じてその形状が変えられることが望ましい。
【0004】
しかし、上記の特公昭61−39228号公報に開示されている粗面加工方法を利用した場合は、袋端縁の直線的なシール部に沿って連続した粗面領域を連続形成することしかできないので、開封場所を限定できない。また、袋端縁が複雑なあるいは曲線状の形状を有する場合には、端縁のシール部を粗面加工することができない。前者の場合も、フィルムを折り返して製造できる形状に限られてしまう。
【0005】
袋体にノッチを設ける場合には、当該袋体の開封場所はノッチを形成した場所に限定される。ノッチ加工を施す包装袋は、包装袋を包装材料加工メーカーが製造してユーザーに納入する場合には、包装材料加工メーカーにおいて、包装袋を形成する段階で包装袋のヒートシール部にノッチ加工を行うことができるが、包装材料加工メーカーが、ロール状の包装材料素材をユーザーに納入し、ユーザーの内容物充填機で内容物を充填しながら包装袋の形成を行う場合には、包装袋のヒートシール部にノッチ加工を施すことが難しい。また、Iノッチを設ける場合は、袋の端縁部のどこに切り口が設けられているのか発見しにくく、Vノッチを設ける場合は、大量に製袋するにあたり、V字形の切断片が散乱して包装製品に付着したり、作業環境を悪化させる問題がある。
【0006】
そこで、本発明の目的は、易開封部による開封場所の限定が可能で、かつ、複雑な形状を有する包装袋、および、その製造方法を提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】
請求項1の発明は、1枚又は2枚以上の積層フィルムを折り曲げ及び/又は重ね合わせ、端縁部を密封してなる包装袋であって、当該包装袋の開封を開始させるべき開封位置が、積層フィルム同士を貼り合わせて包装袋の端縁部に形成したシール部の外側端縁上の一部領域に限定されており、前記開封位置のシール部の外側端縁からシール部の幅方向の少なくとも途中までにかけて、積層フィルム中の少なくとも最も引き裂き強度が高いフィルム層の引き裂き強度を低下させた易開封部が設けられ、この易開封部は、前記積層フィルム中の最も引き裂き強度が高い層を含む2層以上に、貫通孔を含む粗面加工を施して形成されており、そのうちの一層には引き裂き強度を低下させた部分が前記易開封部の領域通りに形成されており、その他の層には引き裂き強度を低下させた部分が前記易開封部の領域を含むより広い領域に形成されていることを特徴とする。この発明によれば易開封部による開封位置を限定することができ、不必要に引き裂き強度の弱い部分を多く設けたり、袋の開封が製袋者の意図しない位置で行われて内容物がこぼれたり破損する虞がない。また、従来のように、製袋時に積層フィルムが折り曲げられる部分に易開封部を設けたのでは、包装袋の形状が積層フィルムを折り曲げることにより得られる形状に限定されてしまう。しかし、本発明のように、シール部に易開封部を設ければ、包装袋の形状を自由に選ぶことができる。そして、このようにすれば、引き裂き強度を低下させた部分が複数層にわたる場合に、引き裂き強度を低下させる位置の位置決め精度を抑えても期待する位置に正確に易開封部の領域を確保することができる。
【0008】
請求項2の発明は、請求項1記載の易開封部が、シール部の外側端縁からシール部の幅方向に進むに従い先細りとなる形状を有していることを特徴とする。この場合には、開封者が開封しやすいようにシール部の外側端縁の開封位置にある程度の幅を持たせても、シール部を越えるまでに切り口を易開封部の先細りとなった場所に誘導できるので、さらに正確に開封位置を限定することができる。
【0009】
請求項3の発明は、請求項1記載の前記積層フィルムは、少なくとも基材フィルム層と最内層であるシーラント層を有していることを特徴とする。この場合には、本発明を最も簡便な形態で実施することができる。
【0010】
請求項4の発明は、請求項1記載の前記積層フィルムの少なくとも最も引き裂き強度が高い層の前記易開封部の領域に貫通孔を有する粗面加工が施され、さらに、当該積層フィルムは最内層であるシーラント層を有していることを特徴とする。この場合には、易開封部の領域に有する貫通孔の上にシーラント層が重なり、易開封部の領域に有する貫通孔を塞ぐので気密性を保つことができる。また、易開封部がシール部の位置からはみ出した場合でも気密性を保つことができる。
【0012】
請求項5の発明は、請求項1記載の前記包装袋に関し、その上下方向の途中部分に首部を具備し、この包装袋の幅が底部から前記首部までの領域よりも前記首部の上側が狭くなるように、前記首部にてこの包装袋の側縁が曲線状に変化するよう形成され、前記易開封部は、前記首部又はこの首部よりも上側の領域における側縁に部分的に形成されていることを特徴とする。従来のように、直線的に連続した易開封部を設けて開封位置を形成する方法では、包装袋を横断又は縦断のように単純に通過しない複雑な形状を有するシール部に易開封部を設けようとすると、シール部以外の部分にも引き裂き強度を低下させた部分が形成されることとなる。この場合、開封位置が限定できないばかりでなく、包装袋のシール部以外の部分の強度を低下させることとなる。しかし、この発明によれば、複雑な形状や曲線形状を有するシール部に、開封位置を限定することが可能な易開封部を設けることができる。
【0014】
請求項6の発明は、開封を開始させるべき開封位置が、積層フィルム同士を貼り合わせて包装袋の端縁部に形成したシール部の外側端縁上の一部領域に限定されており、前記開封位置のシール部の外側端縁からシール部の幅方向の少なくとも途中までにかけて、積層フィルム中の少なくとも最も引き裂き強度の高いフィルム層に引き裂き強度を低下させた易開封部が設けられている包装袋の製造方法であって、2以上のフィルムを準備し、そのうち一のフィルムに、前記易開封部の形状及び寸法に合わせてローラの外周面の一部に設けられた加工部材を押し当てて当該易開封部となる領域通りに引き裂き強度を低下させた部分を形成し、その他のフィルムに、引き裂き強度を低下させた部分を前記易開封部の領域を含むより広い領域に形成し、上記各フィルム及び必要に応じて他の層を、易開封部となる領域の位置を合わせ、任意の順序に積層して積層フィルムを作成し、このようにして作成した1枚又は2枚以上の積層フィルムを、折り曲げ及び/又は重ね合わせ、易開封部となる領域の位置を合わせ、端縁部のうち少なくとも開放端において当接し合う積層フィルムの端縁同士を貼り合わせて密封することを特徴とする。この発明によれば、請求項1に記載の包装袋を用意に実現することができる。
【0015】
請求項7の発明は、請求項6に記載の前記包装袋に関し、その上下方向の途中部分に首部を具備し、この包装袋の幅が底部から前記首部までの領域よりも、前記首部の上側が狭くなるように前記首部にてこの包装袋の側縁が曲線状に変化するよう形成され、前記易開封部となる領域は、積層フィルムの外縁で、かつ、前記首部又はこの首部よりも上側の領域であって、前記積層フィルムを最終形態である包装袋の形状に合わせて裁断し、裁断した積層フィルムを折り曲げ及び/又は他のフィルムと重ね合わせて、端縁部を密封することを特徴とする。この発明によれば、請求項5に記載の包装袋を容易に実現することができる。
【0016】
【発明の実施の形態】
図1は、本発明が適用された包装袋の一例を示す図である。この包装袋は、後述する積層フィルム2を2枚重ねて、その外周部分を接合することにより形成されている。積層フィルム2の接合箇所(シール部分)2c上に、積層フィルム2の所定の層の引き裂き強度を低下させた粗面加工領域2bが設けられている。この包装袋は、粗面加工領域2bが設けられた部分(以下、「易開封部」とも呼ぶ。)のみから手指の力によって開封することが可能である。
【0017】
図2は、積層フィルム2の断層図である。図2の(a)に示すように、積層フィルム2は主に、基材層42、バリア層43、シーラント層44を有している。基材層42は、積層フィルム2の基となる層であり、基材層42に対して他の層が形成される。バリア層43は、酸素や水蒸気などを透過させないためのガスバリア層であり、遮断する物資の種類や数に応じて複数の層が設けられる場合もある。シーラント層44は、それ自身が溶融接着して積層フィルム2同士を接合して製袋するための層である。つまり、包装袋は2枚の積層フィルム2のシーラント層44同士が内側に向けられた状態で接合される。接合の方法としては、熱溶着によるヒートシールが採用できる。ヒートシールの方法としては、通常のバーシール法の他に、超音波シール法や、高周波シール法がある。熱溶着の温度は、フィルムの種類、フィルムの厚さ、押付け圧、押付け時間などの条件により異なるが、100〜220℃の範囲であり、一般に150〜180℃の程度で行われる。このシーラント層44の原料としては、低密度ポリエチレンなどのオレフィン系樹脂、ポリエチレン−酢酸ビニル共重合体などが利用できる。基材層42を形成する基材フィルム1は流通、保存に耐える強度を備えたものであればよく、ナイロン、ポリエステル、ポリプロピレン、または、これらの延伸フィルムが使用できる。これらの原料による基材フィルム1は強靭であるため引き裂き強度が高く、手指の力で切り口を作り引き裂き始めることができない。そこで、この基材フィルム1に強度の低い箇所を部分的に設ける(図2(a)の符号1b参照)ことにより、手指の力のみで包装袋開封の切り口を作成できる易開封部2bを作成する。また、積層フィルム2の構成層に基材フィルム1以外にも引き裂き強度が高い層がある場合には、その層に対しても引き裂き強度の低い箇所を設ける加工を施すが、詳しくは後述する。一般的に、積層フィルムの中で基材フィルム1が最も引き裂き強度が高いが、基材フィルム1が紙などの引き裂き強度の低い材料で形成されている場合は、基材フィルム1に引き裂き強度を低下させた部分を設けず、最も引き裂き強度が高い層に優先的に引き裂き強度の低い部分を設け、必要に応じて他の引き裂き強度が高い層にも引き裂き強度の低い部分を設ける。積層フィルム2の具体的な構成としては、*PET12/PE15/AL7/PE40、紙/PE/*PET/PE/AL/PE、*PET/*ON/AL/PE、*PET/AL/*OPP/PE、*PET/PE/AL/PE/*PEフィルム、ON/AL/*PET/PEなどが考えられる。なお、上記の表示において、PETはポリエチレンテレフタレート、PEはポリエチレン、ALはアルミ箔、ONは延伸ナイロン、OPPは延伸ポリプロピレンをそれぞれ示し、粗面加工を施す層については頭に*を付して示している。また、“/”は層間の区切りを、下付数字はミクロン単位の層の厚さを、それぞれ示す。
【0018】
つぎに、易開封部2bの好ましい作成方法について説明する。基材フィルム1に対する加工方法に限定はなく、貫通孔を設けるもの、貫通しない孔を設けるもの、厚さの薄い箇所を部分的に設けるものなど、部分的にフィルムの強度を低下することができるものであればよい。基材フィルム1に貫通孔が設けられた場合にも、熱溶着時の熱により溶融したシーラント層44が流れ込んで貫通孔を塞ぐため、さらに、図1に示すようにシール部分から易開封部がはみ出しても積層フィルム2の気密性およびバリア性が保たれる。また、基材フィルム1に対するこれらの加工を行う手段としてもとくに限定はない。一例としては図3に示すように、軸10aが固定されたローラ10の外周面10bの一部に、加工部材11としてサンドペーパーを設けたものが利用できる。これに用いるサンドペーパーとしては、粒度50〜200番程度のもがよく、特に粒度80番程度のものが好ましい。加工部材11の形状及び寸法は、易開封部の形状・寸法に合わせてあり、この加工部材11をフィルムに押し当てて粗面加工し、必要に応じてさらに裁断することにより、易開封部通りの形状、寸法を有する粗面部を形成し得る。
【0019】
このローラ10を図4に示すように、図示しない走行機構により保持されつつ走行する基材フィルム1に対して、軸10aを中心に回転可能となり、かつ、基材フィルムとの位置が調整可能となるように設ける。さらに、このように設けたローラ10を所定の制御手段を用いて、加工部材11の軸10aに対する周方向の位置、回転速度、基材フィルムとの位置を調整する。制御手段の指示により、ローラ10が基材フィルム1の送り速度に合わせて回転しながら基材フィルム1の所定箇所に押圧する。ローラ10に押圧された基材フィルム1は、ローラ10と図示しない金属ロールとの間に挟まれる。これにより、ローラ10の加工部材11に設けられたサンドペーパーが基材フィルム1の表面に傷痕を形成し、粗面加工が施される。なお、基材フィルム1の粗面加工が施される場所は、製袋時に熱溶着などの手段により接合されるシール部分である。
【0020】
加工部材11は基材フィルム1の特定箇所の強度を低下させることができればよく、サンドペーパーを用いたものに限らない。例えば、金属製の加工部材11の表面に複数の切刃や複数の錐状の突起を設けたけたものや、加工部材11の表面に加熱部分を設けたものも適用できる。また、切刃や錐状の突起が加熱するようにしてもよい。また、図には、ローラ10を一つだけ示したが、必要に応じて複数のローラ10を設けてもよい。加工位置の決定方法としては、以下に説明する方法が可能である。図4に示すように、基材フィルム1に予めレジマーク1a…1aを印刷しておく。ローラ10のフィルム走行方向前方の所定の距離を隔てた場所には、レジマークセンサ(不図示)を設ける。レジマークセンサがレジマーク1aを感知すると、コントローラに信号が送られ、コントローラが制御信号をサーボドライバーに送信する。サーボドライバーは制御信号に基づいてモータを回転させる。モータの回転により、ローラ10の上下位置の調整および回転運動が行われる。これによれば、レジマーク1aから所定の距離を隔てた場所に常に粗面加工1bが施される。
【0021】
また、図2の(b)に示すように、積層フィルムを形成するフィルムに、基材層42(基材フィルム1)以外にも引き裂き強度が高い層45が存在する場合には、このフィルムにも合わせて粗面加工を施す。図2の(b)および(c)に示すように、その粗面加工領域45aは、基材層42の粗面加工領域1bよりも広く、基材層42の粗面加工領域1bに重なるものである。つまり、包装フィルムの材料とする積層フィルムの2層以上のフィルムに対して粗面加工を施す場合には、各フィルムの粗面加工領域の重なり合った部分がもっとも引き裂き強度が低い領域、すなわち易開封部となる。2層以上のフィルムに対して粗面加工を施す場合には、いずれか一つの層を易開封部の領域通りに粗面加工し(例えば図2(b)、(c)の符号2b)、それ以外の層は、易開封部となる領域を含むより広い領域(例えば図2(b)、(c)の符号1b)を粗面加工することができる。このようにすれば、狭い粗面加工領域1bの位置は、広い粗面加工領域45aの範囲内であればよいため、粗面加工を施す場所の位置決め精度を抑えることができる。積層フィルムの2層以上のフィルムに対して粗面加工を施す場合には、最も引き裂き強度が高いフィルムを易開封部の領域通りに粗面加工することにより、易開封部とその周囲の引き裂き強度の差が大きくなり、また、易開封部の周囲の引き裂き強度の低下が少ないので、好ましい。なお、図1に示すように、粗面加工領域2bがシール領域2cの外にはみ出した場合にも、粗面加工を施した層が粗面加工を施さない他の層に挟まれているため気密性が確保される。ただし、図5に示すように、粗面加工領域2bはシール領域2cとなる箇所内に余裕をもって収まるように設けることが望ましい。
【0022】
以上のようにして粗面加工1bが施された基材フィルム1に他のフィルム層が形成されて積層フィルム2が作られる。この積層フィルム2を所定の形状に切断し、内容物を収容すると共に所定の箇所を熱溶着によりシールすることにより包装袋が完成する。粗面加工領域2bの形状は、図6に示すようにシール領域2cの外側端縁からシール領域2cの幅方向に進むに連れて、すなわち、開封方向に進むに連れて先細りとなる形状にするとよい。このようにすれば、易開封部の切出し位置に幅を持たせることができるので開封者が容易に易開封部から切出すことができる。また、粗面加工が先細り状に施されているので、シール領域2cを越えるまでに切り口を粗面加工の先細りとなった先端部分に誘導して開封位置をさらに正確に限定することができる。このような先細り状の易開封部は、これに対応する先細り形状の加工部材をフィルムに押し当てることによって形成できる。
【0023】
つぎに、積層フィルムから包装袋を製袋する方法を説明する。
【0024】
図7および図8は、一般的な四角形状の包装袋を製袋する過程を示す図である。複雑な形状を有する袋に先立って、一般的な四角形状を有する包装袋の製造について説明する。図7は、粗面加工の際に、積層フィルム2の幅方向にローラ10で断続的に加工が施され、袋への内容物の封入に際して、一袋毎にシリアルに内容物を封入する製造手順を示している。図8は、粗面加工の際に、積層フィルム2の長手方向に断続的にローラ10で加工が施され、袋への内容物の封入に際して、複数の袋に一括してパラレルに内容物を封入する製造手順を示している。包装袋の最終的な仕上がりの違いから、以下これらを「シリアルの製法」および「パラレルの製法」とそれぞれ呼ぶ。なお、両図の(a)中の矢印Rはフィルムの走方向を、矢印Cは製袋時の折り畳みの方向をそれぞれ示している。また、斜線を施した部分は基材フィルム1に粗面加工1bを施した粗面加工領域2bを示しており、製袋後に易開封部となる場所である。積層フィルム2は矢印Cの方向に折りたたまれ、両図の(b)に示すようになる。この時、折りたたむ軸に対して対称となる位置にある粗面加工領域2b,2bが互いに重なるようになっている。なお、この例では、後述するように、折りたたまれることにより形成される端縁にも易開封部が形成され、当該位置にも熱溶着が施される。この時、折りたたみ軸上の粗面加工領域2bが熱溶着領域に含まれる。さらに、両図の(c)に示すように、内容物の封入口を残して、袋となる部分の3方、つまり、斜線を施した部分が熱溶着される。図7のシリアルの製法の場合は、まず、連続する袋のうちの先頭の袋4に内容物が入れられる。つぎに、封入口4aが熱溶着により閉じられる。その後、袋4の後ろ側が、断線IV−IVでカットされることにより図1に示す包装袋ができ上がる。袋4に対するカット位置に余裕を持たせることにより、先頭の袋に溶着されないスカート部4bが残り、つぎの袋の封入口が確実に形成される。これを繰り返すことにより包装袋が一つずつ作成される。パラレル手順の製法の場合は、連なる袋5に一括して内容物が入れられる。つぎに、直線状に並んだ封入口5aが一度に熱溶着される。最後に、袋間が断線V−Vでカットされて一度に複数の包装袋ができ上がる。
【0025】
図9から図13は、複雑な形状を有する包装袋の熱溶着部に易開封部を設けた例である。これは、ボトル型包装袋30でありボトル底から首部33までガセットを有し、その首部33に易開封部33a…33aを備えている。従来のように、積層フィルム2が折り曲げられる場所に、部分的な易開封部を設ける方法では、このような複雑な形状をもつ包装袋に易開封部を設けることはできない。すなわち、積層フィルム2の折り曲げ加工によっては、ボトル型包装袋30の様な形状の形成は不可能である。また、従来の技術では、ローラの側面全体に粗面加工を施すための加工部材を設け、積層フィルム2に対してこのローラを連続的にかけていた。そのため、連続的で直線的な粗面加工領域しか得ることができなかった。曲線などの複雑な形状に合わせてローラをかけることは、技術的に非常に困難である。したがって、図14に示すように、粗面加工を施したい領域61が端縁A上に有り、端縁Aの形状が、端縁Aの開封位置の延長線がヒートシールが施される端縁以外の部分を通過するような複雑な場合、従来の技術では符号62にて示す直線領域全体に粗面加工を施してしまう。これでは、製袋時の易開封部の位置を限定することができないばかりか、包装袋の製品強度を不用意に低下させてしまう。以下に示す方法による包装袋は、複雑な形状を持つにもかかわらず、易開封部による開封位置の限定が可能である。
【0026】
図10に示すように、このボトル型包装袋30は、本体部31,31と、ガセット部32,32とを有している。本体部31,31およびガセット部32,32は、図10の(a),(b)に示す形状を有する積層フィルム2の切片を熱溶着することにより形成される。本体部31,31およびガセット部32,32は、首部33となる幅狭部31a,32aの両側縁に粗面加工が施された粗面加工領域31b,31b,32b,32bをそれぞれ有している。
【0027】
本体部31は、図11に示すように、幅狭部31aとなる場所に予め粗面加工を施した粗面加工領域31b…31bを有する積層フィルム2を図中に実線で示す型に切り抜くことにより形成される。なお、粗面加工は積層フィルム2の最も引き裂き強度が高い基材層42に対して行われ、他にも引き裂き強度が高い層45がある場合にはこの層に対しても粗面加工が行われる。同様に、ガセット部32は、予め粗面加工領域32b…32bを有する積層フィルム2を図12中に実線で示す型に切り抜くことにより形成される。
【0028】
つぎに、ガセット部32,32が、中央部(図10の(b)に破線で示す位置)で左右二つ折りされる。図13に示すように、二つ折りされたガセット部32,32を本体部31,31で挟み込む。ガセット部32,32の縁と、本体部31,31の縁と(図9中に符号30aで示す斜線領域)が熱溶着により接合される。なお、この段階では、上端開口部34は密封されない。このとき、本体部31の粗面加工領域31bとガセット部32の粗面加工領域32bとがそれぞれ重なり合うように形成されており、粗面加工領域31bと粗面加工領域32bとの接合により、易開封部33aが形成される。
【0029】
つぎに、ガセット部32,32を開いて、ボトル型包装袋30の底を箱形に成型する(図9参照)。その後、ボトル型包装袋30内部に液体洗剤などの液体が主に充填され、最後に、上端開口部34が熱溶着により接合される。こうして作られたボトル型包装袋30は、開封に際して易開封部33a…33aから手指の力のみで容易に切り口を開いて開封することが可能となる。
【0030】
【発明の効果】
以上に説明したように、本発明の包装袋は、開封場所が限定されており、かつ、自由度の高い形状を有することができる。また、本発明の包装袋の製造方法によればこのような包装袋を容易に得ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明が適用され、図6または図7の製造過程で作成された四角形状の包装袋を示す平面図。
【図2】本発明が適用された積層フィルムの断面の断面図で、(a)は、基材フィルムのみに易開封部作成のための粗面加工を施した積層フィルムの断面図、(b)は、基材層の他に引き裂き強度が高い層に対しても加工を施した積層フィルムの断面図、(c)は、(b)の積層フィルムの平面図。
【図3】基材フィルムに易開封部作成のための粗面加工を施すローラを示す斜視図。
【図4】ローラを用いて基材フィルムに粗面加工を施す様子を示す斜視図。
【図5】図1における、V部の拡大図。
【図6】図1における、V部の拡大図。
【図7】積層フィルムから四角形状の包装袋を製造するに際しての積層フィルムの加工過程を示す図で、(a)は、積層フィルムから切出された積層フィルムを示す平面図、(b)は、折りたたまれた積層フィルムを示す平面図、(c)は内容物の封入口を残して熱用着された積層フィルムを示す平面図。
【図8】積層フィルムから四角形状の包装袋を製造するに際しての、積層フィルムの加工過程を示す図で、(a)は、積層フィルムから切出された積層フィルムを示す平面図、(b)は、折りたたまれた積層フィルムを示す平面図、(c)は内容物の封入口を残して熱用着された積層フィルムを示す平面図。
【図9】本発明が適用されたボトル型の包装袋を示す斜視図。
【図10】図7のボトル型の包装袋を構成する積層フィルムの切片を示す図で、(a)は、本体部の積層フィルム切片を示す平面図、(b)は、ガセット部の積層フィルム切片を示す平面図。
【図11】ボトル型包装袋の本体部を積層フィルムから切り抜く様子を示す平面図。
【図12】ボトル型包装袋のガセット部を積層フィルムから切り抜く様子を示す平面図。
【図13】二つ折りしたガセット部を本体部で挟んで、ボトル型包装袋を形成する様子を示す斜視図。
【図14】従来の技術で、本体部に粗面加工を施したときの様子を示す平面図。
【符号の説明】
1 基材フィルム
1a レジマーク
1b 粗面加工(粗面加工領域)
2 積層フィルム
2b 易開封部
2c 接合箇所(シール部)
2b 粗面加工領域
4b スカート部
2b,2b 粗面加工領域
4,5 袋
4a,5a 封入口
10 ローラ
10a 軸
10b 外周面
11 加工部材
30 ボトル型包装袋
31 本体部
31a 幅狭部
31b 粗面加工領域
32 ガセット部
32a 幅狭部
32b 粗面加工領域
33 首部
33a 易開封部
34 上端開口部
42 基材層(基材フィルム)
43 バリア層
44 シーラント層
45 引き裂き強度が高い層
45a 粗面加工領域[0001]
BACKGROUND OF THE INVENTION
The present invention relates to a packaging bag having an easy-opening portion that can be opened with the force of a finger without impairing the practical strength of the bag, and a method for manufacturing the same.
[0002]
[Prior art]
There are laminated film packaging bags that divide and store commodities such as food, drugs, and accessories. When opening the packaging bag, since it is time-consuming to prepare the blade, it is desirable that it can be easily opened only with fingers. For this purpose, there are a bag provided with a notch at the edge or a roughened surface (scratch mark). Concerning the latter, the surface of the bag that is formed by folding the laminated film in half is processed with a rough surface, and the heat seal portion of the bag is continuously in contact with a roller with abrasive material on the roller surface. Thus, it is known that a straight and continuous rough surface region is formed over the entire length of the heat seal portion (see Japanese Patent Publication No. 61-39228).
[0003]
[Problems to be solved by the invention]
Examples of the contents contained in the sealed sachet include chemicals and thin sheet foods. In these cases, the contents may spill or be damaged depending on the opening location. For this reason, the request | requirement of limiting the place which can be opened arises. Further, this type of sealed pouch is mainly rectangular, but it is desirable that its shape can be changed according to the contents and the needs of the user.
[0004]
However, when the rough surface processing method disclosed in the above Japanese Patent Publication No. 61-39228 is used, a continuous rough surface region can only be continuously formed along the linear seal portion at the bag edge. Therefore, the opening place cannot be limited. In addition, when the bag edge has a complicated or curved shape, the sealing portion of the edge cannot be roughened. In the former case, the shape is limited to a shape that can be produced by folding the film.
[0005]
When providing a notch in a bag body, the opening place of the said bag body is limited to the place which formed the notch. When a packaging bag is manufactured by a packaging material processing manufacturer and delivered to a user, the packaging bag processing manufacturer performs notch processing on the heat seal part of the packaging bag at the stage of forming the packaging bag. However, if the packaging material processing manufacturer delivers the rolled packaging material material to the user and forms the packaging bag while filling the content with the user's content filling machine, It is difficult to notch the heat seal part. In addition, when the I notch is provided, it is difficult to find where the cut edge is provided at the edge of the bag. When the V notch is provided, V-shaped cut pieces are scattered when making a large amount of bags. There is a problem of adhering to the packaged product or deteriorating the working environment.
[0006]
Accordingly, an object of the present invention is to provide a packaging bag having a complicated shape and a manufacturing method thereof that can limit the opening location by the easy opening portion.
[0007]
[Means for Solving the Problems]
The invention of
[0008]
The invention according to
[0009]
The invention of claim 3 is characterized in that the laminated film of
[0010]
According to a fourth aspect of the present invention, the laminated film according to the first aspect is subjected to a rough surface process having a through hole in the region of the easy-opening portion of at least the layer having the highest tear strength, and the laminated film is an innermost layer. It has the sealant layer which is. In this case, the sealant layer is overlapped on the through hole provided in the region of the easy-opening portion, and the through-hole provided in the region of the easy-opening portion is closed, so that airtightness can be maintained. Further, even when the easy-open portion protrudes from the position of the seal portion, the airtightness can be maintained.
[0012]
The invention according to
[0014]
Claim 6In the invention, the opening position at which opening is to be started is limited to a partial region on the outer edge of the seal part formed by bonding the laminated films to the edge part of the packaging bag. A method for manufacturing a packaging bag in which an easy-open portion with reduced tear strength is provided on at least the highest tear strength film layer in a laminated film from the outer edge of the seal portion to at least halfway in the width direction of the seal portion Two or more films are prepared, and one of the films is pressed against a processing member provided on a part of the outer peripheral surface of the roller in accordance with the shape and size of the easy-opening part. Forming a portion with reduced tear strength according to the region to be formed, and forming a portion with reduced tear strength in a wider region including the region of the easy-open portion in the other films, One or two or more laminated films prepared in this manner are prepared by aligning the positions of the film and other layers as necessary, with the positions of the regions to be easily opened, and laminating them in an arbitrary order. Are folded and / or overlapped, the position of the region to be the easy-opening portion is aligned, and the edge of the laminated film that abuts at least at the open end among the edge portions is bonded and sealed. According to this invention,Claim 1It is possible to realize the packaging bag described in 1. above.
[0015]
The invention according to claim 7 is the invention according to claim 6.With respect to the packaging bag, a neck portion is provided at an intermediate portion in the vertical direction, and the width of the packaging bag is narrower on the upper side of the neck portion than the region from the bottom portion to the neck portion. The side edges are formed to change in a curved shape,The region to be the easy-opening portion is the outer edge of the laminated filmAnd the neck or the region above the neck,The laminated film is cut in accordance with the shape of the packaging bag as the final form, and the cut laminated film is folded and / or overlapped with another film to seal the edge portion. According to this invention, the packaging bag according to
[0016]
DETAILED DESCRIPTION OF THE INVENTION
FIG. 1 is a diagram showing an example of a packaging bag to which the present invention is applied. This packaging bag is formed by stacking two
[0017]
FIG. 2 is a tomogram of the
[0018]
Next, a preferred method for creating the easy-
[0019]
As shown in FIG. 4, the
[0020]
The
[0021]
In addition, as shown in FIG. 2 (b), when the film forming the laminated film includes a layer 45 having a high tear strength in addition to the base layer 42 (base film 1), In addition, the rough surface is processed. As shown in FIGS. 2B and 2C, the rough
[0022]
As described above, another film layer is formed on the
[0023]
Next, a method for making a packaging bag from a laminated film will be described.
[0024]
7 and 8 are diagrams showing a process of making a general rectangular packaging bag. Prior to a bag having a complicated shape, the production of a packaging bag having a general rectangular shape will be described. FIG. 7 shows a manufacturing in which the processing is intermittently performed by the
[0025]
9 to 13 are examples in which an easy-opening portion is provided in the heat-welded portion of a packaging bag having a complicated shape. This is a bottle-
[0026]
As shown in FIG. 10, the bottle-
[0027]
As shown in FIG. 11, the
[0028]
Next, the
[0029]
Next, the
[0030]
【The invention's effect】
As described above, the packaging bag of the present invention has a limited opening location and can have a shape with a high degree of freedom. Moreover, according to the manufacturing method of the packaging bag of this invention, such a packaging bag can be obtained easily.
[Brief description of the drawings]
FIG. 1 is a plan view showing a rectangular packaging bag to which the present invention is applied and created in the manufacturing process of FIG. 6 or FIG.
FIG. 2 is a cross-sectional view of a cross-section of a laminated film to which the present invention is applied, wherein (a) is a cross-sectional view of the laminated film obtained by subjecting only the base film to a rough surface processing for making an easy-open portion; ) Is a cross-sectional view of a laminated film obtained by processing a layer having a high tear strength in addition to the base material layer, and (c) is a plan view of the laminated film of (b).
FIG. 3 is a perspective view showing a roller for roughening a base film for creating an easy-open portion.
FIG. 4 is a perspective view showing a state in which a base film is roughened using a roller.
FIG. 5 is an enlarged view of a portion V in FIG. 1;
6 is an enlarged view of a V portion in FIG. 1. FIG.
FIGS. 7A and 7B are diagrams showing a process of processing a laminated film when manufacturing a rectangular packaging bag from the laminated film, wherein FIG. 7A is a plan view showing the laminated film cut out from the laminated film, and FIG. The top view which shows the folded laminated film, (c) The top view which shows the laminated | multilayer film heat-applied leaving the enclosure port of the contents.
FIG. 8 is a view showing a process of processing a laminated film when manufacturing a rectangular packaging bag from the laminated film, wherein (a) is a plan view showing the laminated film cut out from the laminated film; FIG. 3 is a plan view showing a folded laminated film, and FIG. 3C is a plan view showing the laminated film that is heat-fitted with the contents sealed in.
FIG. 9 is a perspective view showing a bottle-type packaging bag to which the present invention is applied.
10 is a view showing a section of the laminated film constituting the bottle-shaped packaging bag of FIG. 7, wherein (a) is a plan view showing the laminated film section of the main body, and (b) is a laminated film of the gusset section. The top view which shows a section | slice.
FIG. 11 is a plan view showing a state in which the main body of the bottle-type packaging bag is cut out from the laminated film.
FIG. 12 is a plan view showing a state in which a gusset portion of a bottle-type packaging bag is cut out from a laminated film.
FIG. 13 is a perspective view showing a state in which a bottle-shaped packaging bag is formed by sandwiching a folded gusset part between main body parts.
FIG. 14 is a plan view showing a state in which the main body is roughened by a conventional technique.
[Explanation of symbols]
1 Base film
1a cash register mark
1b Roughening (Roughening area)
2 Laminated film
2b Easy opening part
2c Joint location (seal part)
2b Rough surface machining area
4b Skirt
2b, 2b Rough surface machining area
4,5 bags
4a, 5a enclosure port
10 Laura
10a axis
10b Outer peripheral surface
11 Processing parts
30 Bottle-type packaging bag
31 Body
31a Narrow part
31b Rough surface machining area
32 Gusset Club
32a Narrow part
32b Rough surface machining area
33 neck
33a Easy opening part
34 Upper end opening
42 Base material layer (base material film)
43 Barrier layer
44 Sealant layer
45 Layer with high tear strength
45a Rough surface machining area
Claims (7)
当該包装袋の開封を開始させるべき開封位置が、積層フィルム同士を貼り合わせて包装袋の端縁部に形成したシール部の外側端縁上の一部領域に限定されており、
前記開封位置のシール部の外側端縁からシール部の幅方向の少なくとも途中までにかけて引き裂き強度を低下させた易開封部が設けられ、
この易開封部は、前記積層フィルム中の最も引き裂き強度が高い層を含む2層以上に、貫通孔を含む粗面加工を施して形成されており、
そのうちの一層には引き裂き強度を低下させた部分が前記易開封部の領域通りに形成されており、
その他の層には引き裂き強度を低下させた部分が前記易開封部の領域を含むより広い領域に形成されていることを特徴とする包装袋。A packaging bag in which one or two or more laminated films are folded and / or overlapped, and an edge is sealed,
The opening position where the opening of the packaging bag should be started is limited to a partial region on the outer edge of the seal part formed by bonding the laminated films to the edge of the packaging bag,
An easy-opening portion with reduced tearing strength is provided from the outer edge of the seal portion at the opening position to at least halfway in the width direction of the seal portion,
This easy-opening portion is formed by subjecting two or more layers including a layer having the highest tear strength in the laminated film to a rough surface processing including a through hole,
In one of them, the portion where the tear strength is reduced is formed according to the region of the easy-opening portion,
In the other layer, the packaging bag is characterized in that a portion where the tear strength is reduced is formed in a wider area including the area of the easy opening portion.
前記易開封部は、前記首部又はこの首部よりも上側の領域における側縁に部分的に形成されていることを特徴とする請求項1に記載の包装袋。 The packaging bag has a neck portion in the middle in the vertical direction, and the width of the packaging bag is narrower on the upper side of the neck portion than the region from the bottom portion to the neck portion. The side edges are formed to change in a curved shape,
The packaging bag according to claim 1, wherein the easy-opening part is partially formed on a side edge of the neck part or a region above the neck part .
2以上のフィルムを準備し、そのうち一のフィルムに、前記易開封部の形状及び寸法に合わせてローラの外周面の一部に設けられた加工部材を押し当てて当該易開封部となる領域通りに引き裂き強度を低下させた部分を形成し、
その他のフィルムに、引き裂き強度を低下させた部分を前記易開封部の領域を含むより広い領域に形成し、
上記各フィルム及び必要に応じて他の層を、易開封部となる領域の位置を合わせ、任意の順序に積層して積層フィルムを作成し、
このようにして作成した1枚又は2枚以上の積層フィルムを、折り曲げ及び/又は重ね合わせ、易開封部となる領域の位置を合わせ、端縁部のうち少なくとも開放端において当接し合う積層フィルムの端縁同士を貼り合わせて密封することを特徴とする、包装袋の製造方法。The opening position where the opening should be started is limited to a partial region on the outer edge of the seal part formed by bonding the laminated films to the edge part of the packaging bag, and the outside of the seal part at the opening position. From the edge to at least the middle of the width direction of the seal part, it is a method for manufacturing a packaging bag provided with an easy-opening part with reduced tear strength in the film layer having the highest tear strength in the laminated film,
Prepare two or more films, and press one of the processed members provided on a part of the outer peripheral surface of the roller in accordance with the shape and dimensions of the easy-opening portion on one of the films. To form a part with reduced tear strength,
In other films, a portion with reduced tear strength is formed in a wider area including the area of the easy-opening part,
Each film and other layers as necessary, align the position of the region that becomes the easy-opening part, laminate in any order to create a laminated film,
One or two or more laminated films prepared in this way are folded and / or overlapped, the position of the region that becomes the easy-opening portion is aligned, and the laminated film that abuts at least at the open end of the edge portion. A method for manufacturing a packaging bag, wherein the edges are bonded together and sealed.
前記易開封部となる領域は、積層フィルムの外縁で、かつ、前記首部又はこの首部よりも上側の領域であって、前記積層フィルムを最終形態である包装袋の形状に合わせて裁断し、裁断した積層フィルムを折り曲げ及び/又は他のフィルムと重ね合わせて、端縁部を密封することを特徴とする、請求項6に記載の包装袋の製造方法。 The packaging bag has a neck part in the middle in the vertical direction, and the width of the packaging bag is narrower on the upper side of the neck part than the region from the bottom part to the neck part. The side edges are formed to change in a curved shape,
The region to be the easy-opening portion is an outer edge of the laminated film and is an area above the neck or the neck, and the laminated film is cut in accordance with the shape of the packaging bag which is the final form. The method for producing a packaging bag according to claim 6, wherein the laminated film is folded and / or overlapped with another film to seal the edge portion.
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