JP3815726B2 - Royal jelly freshness-keeping agent consisting of buffer solution - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、ローヤルゼリーとその鮮度保持剤として緩衝液及び/又はその塩を含有する食品、化粧品又は医薬品などの組成物に関する。
【0002】
【従来の技術】
ローヤルゼリーは、滋養強壮作用を有する素材として知られており、これを主成分とした健康食品などが広く販売されているが、その生理活性の本体全てが未だ決定されておらず、その為、その生理活性には、ロット差が大きく、活性値としてコントロールされていないのが現状であった。これは生理活性本体が未だ突き止め切れていないためである。この為、生理活性を維持する手段の開発が望まれていた。又、ローヤルゼリー中に、1)ローヤルゼリー中の蛋白質の非変性ポリアクリルアミドゲル電気泳動において単一バンドを形成する、2)還元条件下でのSDS−ポリアクリルアミドゲル電気泳動により測定される分子量が約57キロダルトンである、3)配列式1のアミノ酸番号1〜8のアミノ酸配列を含むタンパク質を含有していることも知られておらず、該タンパク質がローヤルゼリー中の分子量57キロダルトンタンパク質であり、且つ生理活性物質であることも全く知られていない。又、該分子量57キロダルトンタンパク質は、熱に弱く分解し、それに伴い生理活性が低下することも知られていなかった。従って、分子量57キロダルトンタンパク質を安定化させる手段も知られていなかった。
【0003】
他方、緩衝液は、緩衝液は少量のH+あるいはOH-イオンを加えたときに溶液のpHが大きく変化することに抵抗するような物質の混合物を言い、一般的に、緩衝溶液は共役酸と共役塩基で調製するものである。緩衝液の用途としては、pHを安定に保ち生化学研究等の酵素活性を測定するときなどに用いられたり、微生物を培養するときの培地の希釈液、ゲル濾過やゲルクロマトグラフィーに用いるゲルの膨潤剤、電気泳動分析時のゲルの安定化剤等の目的に用いられている。
【0004】
又、蛋白分解酵素であるプロテアーゼの中には、その活性発現の過程で金属イオンを必要とする様なプロテアーゼも存在し、その活性を抑えるには、エチレンジアミン4酢酸及び/又は塩等のキレート剤の添加が有効であり、更にpHを調整することにより、その活性を抑えることも知られている。しかし、ローヤルゼリーの活性本体がタンパク質であることは全く知られていないため、保存中のローヤルゼリータンパク質の分解を抑制し、ローヤルゼリーを安定化する試みは為されていなかった。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
本発明は、このような状況をふまえて為されたものであり、ローヤルゼリー中の生理活性成分を安定化し、その生理活性を維持する手段を提供することを課題とする。
【0006】
【課題の解決手段】
この様な状況に鑑みて、本発明者らは鋭意研究努力を重ねた結果、ローヤルゼリー中の57キロダルトンタンパク質がローヤルゼリーの活性本体であり、これを安定化させることにより、かかる安定化が可能であることを見出した。この様な安定化手段を追求した結果、ローヤルゼリーにリンゴ酸及び/又はその塩、クエン酸及び/又はその塩、コハク酸及び/又はその塩、リン酸及/び又はその塩等から選ばれる一種乃至は二種以上の緩衝液を添加することにより、活性本体である57キロダルトンタンパク質が分解せず安定化することを見出し、完成させるに至った。該タンパク質について、以後、単に「57キロダルトンのタンパク質」或いは「分子量57キロダルトンタンパク質」と表現することがある。即ち、本発明は、次に示す技術に関するものである。
(1) ローヤルゼリーと緩衝液とを含有することを特徴とする組成物。
(2) ローヤルゼリーが、下記に示すタンパク質をローヤルゼリー全タンパク質当たり9重量%以上含有するものであることを特徴とする、(1)に記載の組成物。
1)ローヤルゼリー中のタンパク質が非変性ポリアクリルアミドゲル電気泳動において単一バンドを形成する。
2)還元条件下でのSDS−ポリアクリルアミドゲル電気泳動により測定される分子量が約57キロダルトンである。
3)配列式1のアミノ酸番号1〜8のアミノ酸配列を含む。
(3) 緩衝液が、リンゴ酸及び/又はその塩、クエン酸及び/又はその塩、コハク酸及び/又はその塩、リン酸及び/又はその塩から選ばれる一種乃至は二種以上とを含有することを特徴とする、(1)乃至(2)に記載の組成物。
(4) 緩衝液の濃度が0.1〜2モルであることを特徴とする、(1)〜(3)の何れか一に記載の組成物。
(5) 緩衝液のpHが3.5〜4.5であることを特徴とする、(1)〜(4)の何れか一に記載の組成物。
(6) 緩衝液がローヤルゼリー中のプロテアーゼ活性を阻害することを特徴とする、(1)〜(5)の何れか一に記載の組成物。
(7) 食品、化粧品又は医薬品であることを特徴とする、(1)〜(6)の何れか一に記載の組成物。
以下、本発明について、実施の形態を中心に説明を加える。
【0007】
【発明の実施の形態】
(1)本発明の組成物の必須成分であるローヤルゼリー
本発明の組成物は、ローヤルゼリーを必須成分とすることを特徴とする。ローヤルゼリーの化学的組成は、生産地により、多少の差異はあるが、水分65〜70%、蛋白質15〜20%、炭水化物10〜15%、脂肪1.7〜6%、灰分0.7〜2%含むとされている。ローヤルゼリーの生物学的・薬理学的作用については、老化予防作用、酵素作用、抗菌作用、抗腫瘍作用、血液・循環器に対する作用などが知られている。本発明のローヤルゼリーは、分子量57キロダルトンのタンパク質を含有することを特徴とする。このタンパク質は本発明者らによって、はじめてローヤルゼリーの活性本体であることが確認された成分であり、限界運動量増強作用、肝細胞増殖促進作用、血中アンモニア濃度抑制作用、血中乳酸蓄積抑制作用などの活性を発現することを見出している。ここで、この該タンパク質の含有量であるが、前記効果を十分に発揮する為には、少なくとも9重量%以上を含んでいることが好ましい。このタンパク質はGPCカラムを用いた高速液体クロマトグラフィーによって定量する事ができ、該ローヤルゼリーの液体クロマトグラフィーにおいて、該タンパク質のピーク面積が、全ピーク面積の9重量%以上であることが、本発明の食品,化粧品、医薬品中の生理活性成分として充分作用するからである。該タンパク質のピーク面積が全ピーク面積の9重量%未満であれば、本発明の必須成分であるローヤルゼリーとして品質上好ましくない。本発明の組成物に於けるローヤルゼリーの好ましい含有量は、組成物全量に対して、1〜50重量%であり、更に好ましくは5〜30重量%が好ましい。これは、効果発現と処方自由度の兼ね合わせからである。
【0008】
(2)陰イオン交換クロマトグラフィー、ゲル濾過クロマトグラフィーによるローヤルゼリー中の分子量57キロダルトン蛋白質の定性方法
凍結乾燥したローヤルゼリーを0.7重量%で10mMのトリス塩酸緩衝液(pH7.0)に溶解し、UF10万(Miniplate100;限外濾過)で6倍濃縮、7回脱塩を行い、その濾液をさらにUF3万(Miniplate30;限外濾過)で8倍濃縮、1回脱塩を行い、分子量10万〜3万の分画を得た。上記の分子量10万〜3万のサンプルは、陰イオン交換クロマトグラフィー、ゲル濾過クロマトグラフィーによって分画することで、分子量57キロダルトンタンパク質を分離できる。陰イオン交換クロマトグラフィーとしては、通常に知られている方法に従って行えば良く、例えば東ソー株式会社製DEAEーToyopearl650Mをカラムとして用いて、20mMトリス塩酸緩衝液(pH7.0)を展開液A、20mMトリス塩酸緩衝液(pH7.0)と1MNaClを展開液Bとしてグラジェントにより、流速を5ml/min、280nmの吸光度で検出し、2.5ml/チューブで分画したフラクションNo.119〜127に分子量57キロダルトンのタンパク質画分を検出することができる。さらにこの画分をゲル濾過クロマトグラフィーにより、これは通常に知られている方法に従って行えば良く、この様な好ましい例としては、例えば、ファルマシア株式会社製HiLoad16/60Superdex200をカラムとして用いて、0.15M塩化ナトリウム含有50mMリン酸カリウムバッファーpH7.0を展開液とし、流速を1.0ml/min、カラム温度を35℃に設定し、280nmの吸光度で検出し、2.0ml/チューブで分画したフラクションNo.35〜43に分子量57キロダルトンのタンパク質を検出することが出来る。(電気泳動にて同一タンパク質を確認)また、既知分子量のゲル濾過分析の結果より、上記タンパク質は、分子量57キロダルトンモノマータンパク質であると確定された。又、このタンパク質は、N−グルコシダーゼFによって消化され、消化後の分子量が48キロダルトンになるため糖タンパク質であることを本発明者は見出している。
【0009】
(3)電気泳動によるローヤルゼリー中の分子量57キロダルトンのタンパク質の定性方法
本発明のローヤルゼリー中の分子量57キロダルトンのタンパク質は、電気泳動によりタンパク質の構成を分析し、有効成分であるタンパク質の分子量を特定することを特徴とする。電気泳動の方法としては、該有効タンパク質が特定できれば特段の限定は受けないが、好ましい方法は、水溶性ローヤルゼリータンパク質(10%ローヤルゼリー水溶液(W/V))をポリアクリルアミドゲル(10%均一)にて、電流20mAで電気泳動し、クマシーブリリアントブルーにより染色して、タンパク質を特定する方法である。この様な電気泳動に於ける本発明の蛋白質の分子量はその精製タンパク質のSDS−ポリアクリルアミドゲル電気泳動により、57キロダルトンと決定された。
【0010】
(4)本発明の組成物の必須成分である緩衝液
本発明の組成物は、緩衝液を含有することを特徴とする。緩衝液としては、通常知られているものであれば、特段の限定無く使用でき、本発明の組成物に用いられる緩衝液の種類として具体的には、ホウ酸及び/又はその塩、カコジル酸及び/又はその塩、酢酸及び/又はその塩、ベロナール酢酸及び/又はその塩、コリジン及び/又はその塩、塩酸及び/又はその塩、酢酸及び/又はその塩、グルタル酸及び/又はその塩、炭酸及び/又はその塩、リンゴ酸及び/又はその塩、クエン酸及び/又はその塩、コハク酸及び/又はその塩、リン酸及/び又はその塩、HEPES‐KOH 緩衝液、Kellenberger緩衝液、PBS 緩衝液、トリス塩酸緩衝液、クエン酸リチウム緩衝液から選ばれる一種乃至は二種以上とを含有することが好ましい。中でも、リンゴ酸及び/又はその塩、クエン酸及び/又はその塩、コハク酸及び/又はその塩、リン酸及び/又はその塩から選ばれる一種乃至は二種以上とを含有することが最も好ましい。また、その性状として、緩衝液の濃度が0.1〜2モルの濃度範囲であることが好ましく、緩衝液のpHが3.5〜4.5であることが好ましい。特殊な物として、両性電解質のアミノ酸、特に、N-置換タウリン類あるいはN-置換グリシン類等を用いるグッド緩衝液(Good's buffer)等が挙げられ、この性状は、1)水に溶けやすく、非極性溶媒に比較的溶けにくい、2)生体膜を通過しにくい、3)イオン強度が低いと言う性質を有している。この緩衝液は、N.E.Goodら(1966)が開発した十数種の両性イオン緩衝液(zwitter-ionic buffer)であり、その多くは緩衝剤(buffer agent、緩衝液をつくるために用いられる試薬)としてを用いているが、中には脂肪族アミンや両性イオン緩衝液でないものも一部含まれている。この緩衝液はこれらの緩衝剤溶液を水酸化ナトリウムあるいは塩酸で希望のpHまで中和することにより作製することができる。また、市販されている物として、キシダ化学株式会社製のMESA(MOPS-EDTA-酢酸ナトリウム緩衝液・10倍濃縮)TAE (トリス-酢酸-EDTA緩衝液・10倍濃縮)、TBE (トリス-ほう酸-EDTA緩衝液・、TPE (トリス-りん酸-EDTA緩衝液・10倍濃縮) 、TE (トリス-EDTA緩衝液・10倍濃縮)、TNE (トリス-塩化ナトリウム-EDTA緩衝液・10倍濃縮) 、SSC (クエン酸-生理食塩水・20倍濃縮)、SSPE (塩化ナトリウム-EDTA-りん酸緩衝液・20倍濃縮)、1M Tris HCl (pH 8.0)等を用いることもできる。
【0011】
(5)本発明の組成物
本発明の組成物は、ローヤルゼリーと緩衝剤(液)、好ましくは、リンゴ酸及び/又はその塩、クエン酸及び/又はその塩、コハク酸及び/又はその塩、リン酸及び/又はその塩から選ばれる1種乃至は2種以上を含有することを特徴とする。本発明の組成物は、ローヤルゼリーにリンゴ酸及び/又はその塩、クエン酸及び/又はその塩、リン酸及び/又はその塩を添加することにより、ローヤルゼリーの生理活性成分である分子量57キロダルトンタンパク質が、分解されず好適な含有量を維持することができる。ここで組成物としては、特段の限定無く適用でき、例えば、食品、化粧品、医薬品などの組成物が好ましく例示できる。これは、ローヤルゼリー製剤としての実績があるからである。又、ローヤルゼリーは、通常の疲労蓄積の改善に有効であり、これを人に投与することにより、疲労回復効果が得られる。本発明の組成物の適応症としては、肌荒れ、虚弱体質、病中・病後や産前・産後の体力の回復、慢性疲労症慣用候群の改善等が挙げられる。本発明のローヤルゼリーは、そのまま、あるいは慣用の製剤担体と共に動物及び人に投与することが出来る。1日の好ましい有効投与量は、0.1〜1000mg/kg体重/日、更に好ましい投与量は5〜500mg/kg体重/日である。食品及び医薬品に於いては、投与形態としては、特に限定はなく、必要に応じて適宜選択して使用され、ドリンク剤、錠剤、カプセル剤、顆粒剤、細粒剤、散剤等の経口剤、注射剤、座剤等の非経口剤が挙げられる。以上の製剤は、定法によって製造される。通常知られた任意成分を本発明のローヤルゼリーの生理活性が損なわれない程度に配合することが出来る。かかる任意成分として、白糖、乳糖等の賦形剤、デンプン、ゼラチン等の結合剤、カルボキシメチルセルロースナトリウム、カルボキシメチルセルロースカルシウム等の崩壊剤、大豆レシチン、ショ糖脂肪酸エステル等の界面活性剤、タルク、ロウ類等の滑沢剤、軽質無水ケイ酸、乾燥水酸化アルミニウムゲル等の流動促進剤、生理食塩水、ブドウ糖水溶液等の希釈剤、矯味矯臭剤、着色剤、殺菌剤、防腐剤、香料等が挙げられる。又、化粧品に於いては、上記必須成分以外に通常皮膚外用剤で使用される任意成分を含有することができる。かかる任意成分としては、例えば、ワセリンやマイクロクリスタリンワックス等の様な炭化水素類、ホホバ油やゲイロウ等のエステル類、牛脂やオリーブ油等のトリグリセライド類、セタノール及びオレイルアルコール等の高級アルコール、ステアリン酸、オレイン酸等の脂肪酸類、グリセリンや1、3ーブチレングリコール等の多価アルコール類、非イオン界面活性剤、アニオン界面活性剤、カチオン界面活性剤、両性界面活性剤、エタノール、カーボポール等の増粘剤、紫外線吸収剤、防腐剤、抗酸化剤、色素、粉体類等が好ましく例示できる。本発明の組成物は、これらの必須成分及び任意成分を常法に従って処理することにより得られる。
【0012】
【実施例】
以下に、実施例を挙げて本発明について更に詳細に説明を加えるが、本発明がかかる実施例にのみ限定を受けないことは、言うまでもない。
【0013】
<実施例1〜3>
生ローヤルゼリー50gに各緩衝液が1Mになる様に添加し、40℃へ、1,2,3、4日間放置した。尚コントロール実験として緩衝液無添加コントロール群も同様に処理した。これを5000rpm,10min、4℃で遠心し、上清中の57キロダルトンタンパク質含量をゲル濾過カラムにて測定した。測定としては、東ソー株式会社製TSK-GEL G3000SWカラムを用いて、0.3M塩化ナトリウム含有0.1Mリン酸カリウムバッファーpH7.0を展開液とし、流速を0.3 ml/min、カラム温度を35℃に設定し、280nmの吸光度で検出する方法を用いた。表1に示す様に緩衝液を添加した場合、分子量57キロダルトンタンパク質は経時的に分解の程度が少なかったのに対し、緩衝液無添加のコントロール群は、経時的に分解していった(表1:実施例1〜3)。また、クエン酸―クエン酸ナトリウム緩衝液(pH4.0)及びリンゴ酸―リンゴ酸ナトリウム緩衝液(pH4.0)は内因性のプロテアーゼ活性を阻害してした(表2:実施例4,5)。この様に,各緩衝液は、ローヤルゼリー中のプロテアーゼを阻害することにより分子量57キロダルトンのタンパク質を安定化する事ができる。
【0014】
【表1】

Figure 0003815726
【0015】
【表2】
Figure 0003815726
【0016】
<実施例6〜8>
以下に示す処方に従って、健康食品を作成した。即ち、処方成分を撹拌可溶化しドリンク製剤の健康食品を得た。これらのものは何れも分子量57キロダルトンタンパク質の安定性に優れていた。表中の数値の単位は重量部を表す。
【0017】
【表3】
Figure 0003815726
【0018】
<実施例9〜11>
以下に示す処方に従って、健康食品を作成した。即ち、処方成分を撹拌可溶化しドリンク製剤の健康食品を得た。これらのものは何れも分子量57キロダルトンタンパク質の安定性に優れていた。表中の数値の単位は重量部を表す。
【0019】
【表4】
Figure 0003815726
【0020】
<実施例12〜14>
以下に示す処方に従って、健康食品を作成した。即ち、処方成分を撹拌可溶化しドリンク製剤の健康食品を得た。これらのものは何れも分子量57キロダルトンタンパク質の安定性に優れていた。表中の数値の単位は重量部を表す。
【0021】
【表5】
Figure 0003815726
【0022】
<実施例15〜17>
以下に示す処方に従って、クリームを作成した。イ)、ロ)の成分を80℃に加熱し、ロ)をイ)に徐々に加えることにより乳化し、冷却撹拌しクリームを得た。
これらのものは何れも分子量57キロダルトンタンパク質の安定性に優れていた。尚、表中の数値の単位は重量部を表す。
【0023】
【表6】
Figure 0003815726
【0024】
【発明の効果】
本発明によれば、ローヤルゼリー中の分子量57キロダルトンタンパク質の分解を緩衝液を加えることにより内因性プロテアーゼによる分解を防ぎ、以てローヤルゼリーを製剤中に安定に含有させる手段を提供することができる。
【0025】
【配列表】
Figure 0003815726
【0026】
Figure 0003815726
[0001]
BACKGROUND OF THE INVENTION
The present invention relates to a composition such as food, cosmetics or pharmaceuticals containing a royal jelly and a buffer and / or a salt thereof as a freshness-preserving agent.
[0002]
[Prior art]
Royal jelly is known as a material with nourishing tonic, and health foods based on this are widely sold, but the body of its physiological activity has not yet been determined, so that There is a large lot difference in physiological activity, and the current situation is that it is not controlled as an activity value. This is because the bioactive main body has not been determined yet. For this reason, development of means for maintaining physiological activity has been desired. Further, in the royal jelly, 1) a single band is formed in non-denaturing polyacrylamide gel electrophoresis of the protein in the royal jelly, and 2) the molecular weight measured by SDS-polyacrylamide gel electrophoresis under reducing conditions is about 57. 3) it is also not known to contain a protein comprising the amino acid sequence of amino acid numbers 1 to 8 of SEQ ID NO: 1, and the protein is a protein having a molecular weight of 57 kilodalton in royal jelly, and It is not known at all that it is a physiologically active substance. In addition, it was not known that the molecular weight 57 kilodalton protein is weakly decomposed by heat and the physiological activity is reduced accordingly. Therefore, a means for stabilizing the molecular weight 57 kilodalton protein has not been known.
[0003]
Buffer, on the other hand, refers to a mixture of substances that resists a significant change in the pH of the solution when a small amount of H + or OH − ions are added. In general, a buffer solution is a conjugate acid. And a conjugated base. Buffers can be used to stabilize pH and to measure enzyme activity for biochemical research, etc., or to dilute media used for culturing microorganisms, gel filtration and gel chromatography It is used for purposes such as swelling agents and gel stabilizers during electrophoretic analysis.
[0004]
In addition, among proteases that are proteolytic enzymes, there are proteases that require metal ions in the process of their activity expression. To suppress the activity, chelating agents such as ethylenediaminetetraacetic acid and / or salts It is also known to suppress the activity by adjusting the pH. However, since it is not known at all that the active body of royal jelly is a protein, no attempt has been made to suppress the degradation of the royal jelly protein during storage and to stabilize the royal jelly.
[0005]
[Problems to be solved by the invention]
This invention is made | formed in view of such a situation, and makes it a subject to provide the means to stabilize the bioactive component in a royal jelly and maintain the bioactivity.
[0006]
[Means for solving problems]
In view of such a situation, as a result of intensive research efforts, the present inventors have found that the 57 kilodalton protein in royal jelly is the active body of royal jelly, and this can be stabilized by stabilizing it. I found out. As a result of pursuing such stabilization means, royal jelly is selected from malic acid and / or salt thereof, citric acid and / or salt thereof, succinic acid and / or salt thereof, phosphoric acid and / or salt thereof, etc. Through the addition of two or more kinds of buffer solutions, it was found that the 57 kilodalton protein, which is the active body, is stabilized without being degraded, and has been completed. Hereinafter, the protein may be simply expressed as “a protein of 57 kilodalton” or “molecular weight of 57 kilodalton protein”. That is, the present invention relates to the following technique.
(1) A composition comprising a royal jelly and a buffer solution.
(2) The composition according to (1), wherein the royal jelly contains 9% by weight or more of the protein shown below per royal jelly total protein.
1) Proteins in royal jelly form a single band in non-denaturing polyacrylamide gel electrophoresis.
2) The molecular weight measured by SDS-polyacrylamide gel electrophoresis under reducing conditions is about 57 kilodaltons.
3) The amino acid sequence of the amino acid numbers 1-8 of sequence formula 1 is included.
(3) The buffer contains at least one selected from malic acid and / or salt thereof, citric acid and / or salt thereof, succinic acid and / or salt thereof, phosphoric acid and / or salt thereof The composition according to any one of (1) to (2), wherein
(4) The composition according to any one of (1) to (3), wherein the concentration of the buffer solution is 0.1 to 2 mol.
(5) The composition according to any one of (1) to (4), wherein the pH of the buffer solution is 3.5 to 4.5.
(6) The composition according to any one of (1) to (5), wherein the buffer solution inhibits protease activity in the royal jelly.
(7) The composition according to any one of (1) to (6), which is a food, cosmetic or pharmaceutical product.
Hereinafter, the present invention will be described with a focus on embodiments.
[0007]
DETAILED DESCRIPTION OF THE INVENTION
(1) Royal jelly which is an essential component of the composition of the present invention The composition of the present invention is characterized by having a royal jelly as an essential component. The chemical composition of royal jelly is somewhat different depending on the production area, but moisture 65-70%, protein 15-20%, carbohydrate 10-15%, fat 1.7-6%, ash 0.7-2 % Is included. As for the biological and pharmacological actions of royal jelly, anti-aging action, enzyme action, antibacterial action, antitumor action, blood / circulatory action, etc. are known. The royal jelly of the present invention is characterized by containing a protein having a molecular weight of 57 kilodaltons. This protein has been confirmed by the present inventors for the first time as an active body of royal jelly, such as a limiting momentum enhancing action, a hepatocyte proliferation promoting action, a blood ammonia concentration inhibiting action, a blood lactate accumulation inhibiting action, etc. Has been found to express the activity of. Here, although it is content of this protein, in order to fully exhibit the said effect, it is preferable that at least 9 weight% or more is included. This protein can be quantified by high performance liquid chromatography using a GPC column. In the royal jelly liquid chromatography, the peak area of the protein is 9% by weight or more of the total peak area. This is because it sufficiently acts as a physiologically active ingredient in foods, cosmetics and pharmaceuticals. If the peak area of the protein is less than 9% by weight of the total peak area, it is not preferable in terms of quality as a royal jelly which is an essential component of the present invention. The preferable content of royal jelly in the composition of the present invention is 1 to 50% by weight, more preferably 5 to 30% by weight, based on the total amount of the composition. This is because of the combination of the expression of effects and the degree of freedom of prescription.
[0008]
(2) Qualitative method of molecular weight 57 kilodalton protein in royal jelly by anion exchange chromatography and gel filtration chromatography Lyophilized royal jelly was dissolved in 10 mM Tris-HCl buffer (pH 7.0) at 0.7% by weight. , UF 100,000 (Miniplate 100; ultrafiltration), concentrated 6 times and desalted 7 times, and the filtrate was further concentrated 8 times with UF30,000 (Miniplate 30; ultrafiltration), once desalted and molecular weight 100,000 ~ 30,000 fractions were obtained. The sample having a molecular weight of 100,000 to 30,000 can be separated by anion exchange chromatography and gel filtration chromatography to separate a protein having a molecular weight of 57 kilodaltons. Anion exchange chromatography may be carried out according to a generally known method. For example, DEAE-Toyopearl650M manufactured by Tosoh Corporation is used as a column, 20 mM Tris-HCl buffer (pH 7.0) is used as a developing solution A, 20 mM. Fraction No. obtained by detecting a flow rate of 5 ml / min at an absorbance of 280 nm by a gradient using Tris-HCl buffer (pH 7.0) and 1M NaCl as a developing solution B, and fractionating with 2.5 ml / tube. A protein fraction having a molecular weight of 57 kilodaltons can be detected at 119 to 127. Further, this fraction may be subjected to gel filtration chromatography according to a generally known method. As such a preferable example, for example, HiLoad16 / 60Superdex200 manufactured by Pharmacia Co., Ltd. is used as a column. 15 mM sodium phosphate-containing 50 mM potassium phosphate buffer pH 7.0 was used as a developing solution, the flow rate was set to 1.0 ml / min, the column temperature was set to 35 ° C., the absorbance was detected at 280 nm, and fractionation was performed with 2.0 ml / tube. Fraction No. A protein with a molecular weight of 57 kilodaltons can be detected at 35-43. (The same protein was confirmed by electrophoresis) From the result of gel filtration analysis with a known molecular weight, the protein was determined to be a 57 kilodalton monomer protein with a molecular weight. In addition, the present inventors have found that this protein is a glycoprotein because it is digested with N-glucosidase F and has a molecular weight of 48 kilodalton after digestion.
[0009]
(3) Qualitative method of protein having a molecular weight of 57 kilodaltons in royal jelly by electrophoresis The protein having a molecular weight of 57 kilodaltons in the royal jelly of the present invention is analyzed for the structure of the protein by electrophoresis, and the molecular weight of the protein as an active ingredient is determined. It is characterized by specifying. The method of electrophoresis is not particularly limited as long as the effective protein can be identified, but a preferable method is to convert a water-soluble royal jelly protein (10% royal jelly aqueous solution (W / V)) into a polyacrylamide gel (10% uniform). In this method, electrophoresis is performed at a current of 20 mA, and the protein is identified by staining with Coomassie Brilliant Blue. The molecular weight of the protein of the present invention in such electrophoresis was determined to be 57 kilodalton by SDS-polyacrylamide gel electrophoresis of the purified protein.
[0010]
(4) Buffer solution which is an essential component of the composition of the present invention The composition of the present invention is characterized by containing a buffer solution. Any buffer known in the art can be used without particular limitation. Specific examples of the buffer used in the composition of the present invention include boric acid and / or a salt thereof, cacodylic acid. And / or salt thereof, acetic acid and / or salt thereof, veronal acetic acid and / or salt thereof, collidine and / or salt thereof, hydrochloric acid and / or salt thereof, acetic acid and / or salt thereof, glutaric acid and / or salt thereof, Carbonic acid and / or salt thereof, malic acid and / or salt thereof, citric acid and / or salt thereof, succinic acid and / or salt thereof, phosphoric acid and / or salt thereof, HEPES-KOH buffer solution, Kellenberger buffer solution, It is preferable to contain one or more selected from PBS buffer, Tris-HCl buffer, and lithium citrate buffer. Among them, it is most preferable to contain at least one selected from malic acid and / or a salt thereof, citric acid and / or a salt thereof, succinic acid and / or a salt thereof, phosphoric acid and / or a salt thereof. . Moreover, it is preferable that the density | concentration of a buffer solution is a 0.1-2 mol density | concentration range as the property, and it is preferable that the pH of a buffer solution is 3.5-4.5. Special products include Good's buffer, which uses amphoteric electrolyte amino acids, especially N-substituted taurines or N-substituted glycines. This property is 1) easily soluble in water and non- It is relatively insoluble in polar solvents, 2) difficult to pass through biological membranes, and 3) has low ionic strength. These buffers are dozens of zwitter-ionic buffers developed by NEGood et al. (1966), many of which are buffer agents (reagents used to make buffers). However, some of them are not aliphatic amines or zwitterionic buffers. This buffer solution can be prepared by neutralizing these buffer solution to a desired pH with sodium hydroxide or hydrochloric acid. In addition, as commercially available products, MESA (MOPS-EDTA-sodium acetate buffer solution, 10-fold concentrated) TAE (Tris-acetic acid-EDTA buffer solution, 10-fold concentrated), TBE (Tris-boric acid) manufactured by Kishida Chemical Co., Ltd. -EDTA buffer, TPE (Tris-phosphate-EDTA buffer, 10 times concentrated), TE (Tris-EDTA buffer, 10 times concentrated), TNE (Tris-sodium chloride-EDTA buffer, 10 times concentrated) SSC (citric acid-saline solution, 20-fold concentration), SSPE (sodium chloride-EDTA-phosphate buffer solution, 20-fold concentration), 1M Tris HCl (pH 8.0), and the like can also be used.
[0011]
(5) Composition of the present invention The composition of the present invention comprises a royal jelly and a buffer (liquid), preferably malic acid and / or a salt thereof, citric acid and / or a salt thereof, succinic acid and / or a salt thereof, 1 type or 2 types or more chosen from phosphoric acid and / or its salt are characterized by the above-mentioned. The composition of the present invention has a molecular weight of 57 kilodalton protein which is a physiologically active ingredient of royal jelly by adding malic acid and / or salt thereof, citric acid and / or salt thereof, phosphoric acid and / or salt thereof to royal jelly. However, a suitable content can be maintained without being decomposed. Here, the composition can be applied without any particular limitation, and for example, compositions such as foods, cosmetics, and pharmaceuticals can be preferably exemplified. This is because there is a track record as a royal jelly preparation. Moreover, royal jelly is effective in improving normal fatigue accumulation, and a fatigue recovery effect can be obtained by administering it to a person. The indications of the composition of the present invention include rough skin, weak constitution, recovery of physical strength during and after illness, before and after childbirth, and improvement of chronic fatigue common symptoms. The royal jelly of the present invention can be administered to animals and humans as it is or together with a conventional pharmaceutical carrier. A preferred effective daily dose is 0.1 to 1000 mg / kg body weight / day, and a more preferred dose is 5 to 500 mg / kg body weight / day. In foods and pharmaceuticals, the dosage form is not particularly limited, and is appropriately selected and used as necessary. Oral preparations such as drinks, tablets, capsules, granules, fine granules, powders, Examples include parenterals such as injections and suppositories. The above preparation is manufactured by a conventional method. Usually known optional components can be blended to such an extent that the physiological activity of the royal jelly of the present invention is not impaired. Such optional ingredients include excipients such as sucrose and lactose, binders such as starch and gelatin, disintegrants such as sodium carboxymethylcellulose and carboxymethylcellulose calcium, surfactants such as soybean lecithin and sucrose fatty acid ester, talc, wax Lubricants such as light silicic acid anhydride, glidants such as dry aluminum hydroxide gel, diluents such as physiological saline and glucose aqueous solution, flavoring agents, coloring agents, bactericides, preservatives, flavors, etc. Can be mentioned. In cosmetics, in addition to the above essential components, optional components that are usually used in external preparations for skin can be contained. Such optional components include, for example, hydrocarbons such as petrolatum and microcrystalline wax, esters such as jojoba oil and gay wax, triglycerides such as beef tallow and olive oil, higher alcohols such as cetanol and oleyl alcohol, stearic acid, Increase in fatty acids such as oleic acid, polyhydric alcohols such as glycerin and 1,3-butylene glycol, nonionic surfactants, anionic surfactants, cationic surfactants, amphoteric surfactants, ethanol, carbopol, etc. Preferred examples include a sticky agent, an ultraviolet absorber, an antiseptic, an antioxidant, a pigment, and powders. The composition of the present invention can be obtained by treating these essential components and optional components according to a conventional method.
[0012]
【Example】
Hereinafter, the present invention will be described in more detail with reference to examples, but it goes without saying that the present invention is not limited to such examples.
[0013]
<Examples 1-3>
Each buffer solution was added to 50 g of fresh royal jelly so that each buffer was 1 M, and left at 40 ° C. for 1, 2, 3, and 4 days. As a control experiment, a control group with no buffer solution was treated in the same manner. This was centrifuged at 5000 rpm for 10 min at 4 ° C., and the 57 kilodalton protein content in the supernatant was measured with a gel filtration column. For the measurement, using a TSK-GEL G3000SW column manufactured by Tosoh Corporation, 0.1M potassium phosphate buffer pH 7.0 containing 0.3M sodium chloride was used as a developing solution, the flow rate was 0.3 ml / min, and the column temperature was adjusted. A method was used in which the temperature was set to 35 ° C. and the absorbance was detected at 280 nm. When a buffer solution was added as shown in Table 1, the molecular weight of 57 kilodalton protein was less degraded over time, whereas the control group without the buffer solution was degraded over time ( Table 1: Examples 1-3). In addition, citric acid-sodium citrate buffer (pH 4.0) and malic acid-sodium malate buffer (pH 4.0) inhibited endogenous protease activity (Table 2: Examples 4 and 5). . In this way, each buffer can stabilize a protein having a molecular weight of 57 kilodaltons by inhibiting the protease in the royal jelly.
[0014]
[Table 1]
Figure 0003815726
[0015]
[Table 2]
Figure 0003815726
[0016]
<Examples 6 to 8>
A health food was prepared according to the prescription shown below. That is, the prescription ingredients were solubilized with stirring to obtain a health food as a drink preparation. All of these were excellent in stability of a molecular weight 57 kilodalton protein. The unit of numerical values in the table represents parts by weight.
[0017]
[Table 3]
Figure 0003815726
[0018]
<Examples 9 to 11>
A health food was prepared according to the prescription shown below. That is, the prescription ingredients were solubilized with stirring to obtain a health food as a drink preparation. All of these were excellent in stability of a molecular weight 57 kilodalton protein. The unit of numerical values in the table represents parts by weight.
[0019]
[Table 4]
Figure 0003815726
[0020]
<Examples 12 to 14>
A health food was prepared according to the prescription shown below. That is, the prescription ingredients were solubilized with stirring to obtain a health food as a drink preparation. All of these were excellent in stability of a molecular weight 57 kilodalton protein. The unit of numerical values in the table represents parts by weight.
[0021]
[Table 5]
Figure 0003815726
[0022]
<Examples 15 to 17>
A cream was prepared according to the formulation shown below. The ingredients of a) and b) were heated to 80 ° C. and emulsified by gradually adding b) to b) and cooled and stirred to obtain a cream.
All of these were excellent in stability of a molecular weight 57 kilodalton protein. In addition, the unit of the numerical value in a table | surface represents a weight part.
[0023]
[Table 6]
Figure 0003815726
[0024]
【The invention's effect】
ADVANTAGE OF THE INVENTION According to this invention, the decomposition | disassembly by endogenous protease can be prevented by adding a buffer solution to the decomposition | disassembly of the molecular weight 57 kilodalton protein in a royal jelly, Therefore The means to make a royal jelly stably contain in a formulation can be provided.
[0025]
[Sequence Listing]
Figure 0003815726
[0026]
Figure 0003815726

Claims (1)

下記に示すタンパク質をローヤルゼリー全タンパク質当たり9重量%以上含有することを特徴とするローヤルゼリーと、リンゴ酸及び/又はその塩、クエン酸及び/又はその塩、コハク酸及び/又はその塩、リン酸及/び又はその塩から選ばれる一種乃至は二種以上とを含有する濃度が0.1〜2モルであり、pHが3.5〜4.5である緩衝液とを含有することを特徴とする組成物。
1)ローヤルゼリー中のタンパク質が非変性ポリアクリルアミドゲル電気泳動において単一バンドを形成する。
2)還元条件下でのSDS−ポリアクリルアミドゲル電気泳動により測定される分子量が約57キロダルトンである。
3)配列式1のアミノ酸番号1〜8のアミノ酸配列を含む。
A royal jelly containing at least 9% by weight of the protein shown below per royal jelly, and malic acid and / or salt thereof, citric acid and / or salt thereof, succinic acid and / or salt thereof, phosphoric acid and the like And a buffer solution having a concentration of 0.1 to 2 mol and a pH of 3.5 to 4.5, which is selected from one or two or more selected from salt or salt thereof. composition.
1) Proteins in royal jelly form a single band in non-denaturing polyacrylamide gel electrophoresis.
2) The molecular weight measured by SDS-polyacrylamide gel electrophoresis under reducing conditions is about 57 kilodaltons.
3) The amino acid sequence of the amino acid numbers 1-8 of sequence formula 1 is included.
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