JP3814427B2 - Developing device, process cartridge, and image forming apparatus - Google Patents
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Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、電子写真方式の画像形成に用いられる、現像装置、プロセスカートリッジ、及び画像形成装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
図9に、従来の現像装置を備えた画像形成装置の一例を示す。同図は概略構成を示す縦断面図であり、同図を参照しながら、従来の画像形成装置の概略を説明する。
【0003】
感光ドラム(像担持体)111は、矢印R1方向に回転駆動され、その表面が帯電ローラ(帯電装置)103によって一様に帯電された後、露光装置102による露光を受けて表面に静電潜像が形成される。静電潜像は、現像装置208によってトナー像として現像される。感光ドラム111上のトナー像は、転写ローラ(転写装置)110によって転写材114上に転写される。この転写材114は、給紙カセット117に収納されていたものが、給紙ローラ116等によって供給されたものである。トナー像転写後の感光ドラム111は、転写材114に転写されないで表面に残ったトナーがクリーニング装置112のクリーニングブレード113によって除去されて次の画像形成に供される。一方、トナー像転写後の転写材114は、定着装置115によって表面にトナー像が定着された後、画像形成装置本体101外部に排出される。これにより画像形成が完了する。
【0004】
図10に、従来の現像装置の一例を示す。同図は、上述の図9中の現像装置208の拡大図である。同図を参照しながら、従来の現像装置の概略を説明する。
【0005】
同図に示す現像装置208は、磁性一成分トナーを用いた現像装置である。現像スリーブ(現像剤担持体)105は、アルミニウムやステンレススチールのパイプから形成された非磁性スリーブであり、矢印R2方向に回転自在に支持されている。現像スリーブ105の内側には、N極とS極とが交互に複数個形成されたマグネット106が固定的に配置されている。現像スリーブ105の表面は、所望量のトナーが搬送できるように、適切な表面粗さに加工されている。この現像スリーブ105表面には、弾性ブレード(現像剤規制部材)107aが所定の圧力で当接されている。弾性ブレード107aは、例えばウレタンゴムやシリコーンゴム等によって形成されており、支持板金107bに固定されている。マグネット106の磁力によって現像スリーブ105表面に引き付けられたトナー109は、現像スリーブ105上にて担持搬送されることによる摩擦帯電、及び弾性ブレード107aによって適量が規制される際の現像スリーブ105と弾性ブレード107a間での摺擦による摩擦帯電で、適切な電荷を与えられて現像領域へと搬送される。
【0006】
また、現像装置208は、図15に示すように、現像スリーブ105の両端部にコロ209が固定されており、コロ209を感光ドラム111に当接させることにより、現像スリーブ105表面と感光ドラム111表面との間が所定の間隔となるようにしている。現像スリーブ105は、一方の端部に現像スリーブギヤ212が固定されており、この現像スリーブギヤ212に、感光ドラム111と一体の感光ドラムギヤ211から伝達される駆動力によって回転駆動される。
【0007】
このような現像装置208におけるトナー残量検知の手段としては、現像スリーブ105に対して平行に配置されたアンテナ部材108により、現像スリーブ−アンテナ間のトナー量の変化に伴うインピーダンスの変化を利用し、交流の現像バイアス印加電源118によりアンテナ部材108に誘起される電流変化を検知してトナー残量を推測するもの(以下「誘起電流検知手段」という。)が従来から知られている。現像バイアスを印加する電源としては、上述の交流の現像バイアス印加電源118の他に、直流の現像バイアス印加電源119も有しており、これらにより、上述の現像スリーブ105に交流と直流とが重畳された現像バイアスを印加するようになっている。
【0008】
誘起電流検知手段は、図中120〜123の各部材によって構成されている。120は、トナーが無い状態と同等の静電容量を持つコンデンサで、この静電容量とアンテナ部材108から検出された静電容量とを、それぞれダイオード121、122を介した後、コンパレータ123で比較することでトナー有無を判断する。
【0009】
トナー残量検知を行う場合、現像容器104内部の長手方向に配置されたアンテナ部材108は、トナーの動きを妨げる作用をもたらすことがある。特にアンテナ部材108の下部は、現像容器104下部とアンテナ部材108との間にトナーの壁が形成されやすいため、攪拌部材130を設け、トナーをほぐしながら、現像スリーブ105へのトナー供給をスムーズにする方法が従来用いられてきた。
【0010】
攪拌部材130としては、図11に示すような、クランク形の棒部材が用いられ、その両端部を回転中心とし、図10中の矢印R3方向に回転させて用いる方法が従来からある。
【0011】
また、攪拌部材7が現像容器104内のトナーをほぐし、かつ、攪拌部材130にトナーを受け渡すべく、配置されている。攪拌部材7は、図12に示すように、攪拌部材130と同様のクランク形の棒部材であり、その両端部を回転中心とし、図10中の矢印R4方向に回転させて用いている。攪拌部材130及び攪拌部材7を回転させるための駆動力は、例えば、上述の現像スリーブギヤ212(図15参照)からギヤ列で適当な回転速度に落とすことで利用するのが一般的である。
【0012】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、例えば、レーザビームによって露光を行うデジタル方式の画像形成装置においての、1ドット再現性の向上を目的としたトナーの小粒径化に伴い、上述構成の現像装置208の使用開始からしばらくの間、画像濃度が薄くなる傾向が見られるようになってきた。
【0013】
図13は、トナー平均(中心)粒径の違いによる、初期の画像濃度推移を表した図である。平均粒径が6μmと8μmのいずれも初期の濃度は薄い傾向があるが、平均粒径が小さい6μmの方がより顕著となる。初期濃度薄のレベルについては、平均粒径が8μm以上の場合には、濃度1.4以上と問題になる程のレベルではないが、それ未満の平均粒径のトナーを用いる場合には、改善する方が望ましいレベルになると考えられる。
【0014】
本出願人らの検討によれば、この濃度低下の原因は、図16に示すように、トナー中の比較的粒径の小さな微粉量と初期のべた黒濃度(濃度測定は、マクベス反射濃度計(マクベス社製)を用いた)には相関関係があり、微粒量が多いほど濃度薄になることがわかった。すなわち、初期においては、使い始めの時期に現像装置208内のトナー中の比較的粒径の小さなものが現像スリーブ105近傍に集まる傾向があり、これによって現像スリーブ105上にコートされたトナーのトリボ分布がブロード化(現像するのに最適なトリボを持ったトナーの割合が減少する)し、現像能力が低下していることがわかった。そして、小さい粒径のトナーの存在が問題となるため、当然、トナーの平均粒径が小さくなる程、顕著に現れやすくなる現象でもある。さらに、本現象は、トナー消費が少ないパターンを印字し続けるほど顕著になる(例えばべた白を続けて印字した直後のべた黒はより薄くなる)こともわかった。これはトナー消費が少ないほど、現像スリーブ105近傍の微粉量が増加していくためである。
【0015】
図14(a)は、従来のクランク形の攪拌部材130を用いた現像装置208内のトナーの動きを表した図である。同図において、現像容器104側からの新しいトナーの供給は、矢印4のように攪拌部材130の下方を経由して行われるものと、図14(b)に示すようにトナーの自重作用により矢印5のように攪拌部材130とアンテナ部材108との間に流れ込んで行われるものとがある。矢印4、5の流れで現像スリーブ105近傍に流れたトナーは、現像スリーブ105内部のマグネット106の磁力によって引き付けられた後、弾性ブレード107で現像スリーブ105上コートされることになるが、コートされたもの以外は、矢印2又は矢印3の方向に循環していく。この循環はトナーのトリボ付与に寄与している。そして出願人らの検討によれば、攪拌部材130が回転することで回転進行方向に押されて供給されるトナーよりも、攪拌部材130とアンテナ部材108との空間が広くなったとき、その空間部に流れ込む量の方がはるかに多く、この大量な流れが初期濃度薄発生の原因となっていることもわかった。つまり、前述の現像装置208構成のようにアンテナ部材108を有する構成においては、クランク形の攪拌部材130とアンテナ部材108と間のトナー流入を制御し、現像スリーブ105側へのトナー供給を最適化した構成が必要であると判明した。
【0016】
この問題を防止する手段として、まずトナーの粒径を揃える(微粉側を製造時にカットする)ことが考えられるが、トナー製造時の歩留まりが非常に悪化し、高コストを招くため、現実的な手段になり得ない。
【0017】
また、特許番号第2682003号では、現像装置内のトナー収容槽内の現像スリーブ側に、現像装置内下側に仕切り部材を設け、その仕切り部材と現像スリーブ間にあるトナー収容槽内の小室に、攪拌部材によってトナーを補給する補給室を設ける構成を有し、その小室内のトナーから優先的に現像させることにより、均一な粒径のトナーを安定して供給する提案がなされている。しかしながら、下側からの壁を乗り越えるだけのトナー搬送力が求められているため、攪拌構成に対する性能要求が厳しく、コストアップを招きやすい。また、現像スリーブの回転中心より現像容器の重心が上方に位置する系においては、図14(a)、(b)における矢印4、5からのトナー流入は、抑制することができるものの、攪拌部材として、回転トルクが軽くコストのかからない攪拌部材を使用する場合や、攪拌部材を持たずにトナーの自重落下のみでトナー供給を行う場合においては、上述の小室内へのトナーの絶対供給量が不足しやすく、現像スリーブへのトナー供給が不安定になり、現像容器中にトナーが大量にあるにもかかわらず、画像上、白抜けを発生させる可能性があった。
【0018】
また、特開平10−104943号公報では、トナー層規制部材の極近傍に、現像室の上壁部から下方に向かって防御壁を、トナー層規制部材と同程度突出させるという提案があるが、この構成においても、図14(b)に示す矢印5のトナーの流れ込みを抑制することができず、初期濃度薄を防止することができない。
【0019】
本発明は、上述事情に鑑みてなされたものであり、現像剤担持体に対するトナーの供給量過多に起因する初期濃度薄の防止と、現像剤担持体に対するトナーの供給量不足に起因する白抜け画像の防止とを両立させるようにした、現像装置、プロセスカートリッジ、及び画像形成装置を提供することを目的とするものである。
【0020】
【課題を解決するための手段】
上記の目的を達成するための請求項1の発明は、画像形成装置の装置本体に設けられる現像装置であって、現像剤を収納するとともに前記現像装置が前記装置本体内に設けられた状態で前側の下部に開口部を有する現像容器と、前記現像剤を担持する前記開口部に回転自在に配置された現像剤担持体と、前記現像容器内に収納された前記現像剤の残量を検知するために前記現像容器内で前記現像剤担持体の長手方向に平行に配置された現像剤残量検知部材と、前記現像剤を攪拌する前記現像容器内に配置された攪拌部材とを備えた現像装置において、前記現像装置が前記装置本体内に設けられた状態で、前記現像剤残量検知部材を前記現像剤担持体の後方における斜め上方に配置し、前記現像装置が前記装置本体内に設けられた状態で、前記攪拌部材を前記現像剤残量検知部材の後方における斜め下方に回転自在に配置し、前記現像装置が前記装置本体内に設けられた状態で、前記現像剤残量検知部材における前側の鉛直方向の接線を第1の接線として、前記攪拌部材の回転軌跡における後側の鉛直方向の接線を第2の接線としたときに、前記第1の接線が前記第2の接線よりも前方に位置するようにし、前記現像装置が前記装置本体内に設けられた状態で、前記現像容器の上部内側から仕切り部材を突設し、該仕切り部材の先端を、前記第1の接線と前記第2の接線との間に配置することにより、前記現像剤が自重によって前記現像剤残量検知部材と前記攪拌部材との間の領域を通過して前記現像剤担持体の設けられた方向へ移動するのを抑制するように構成したことを特徴とする。
【0021】
請求項2の発明は、請求項1の現像装置において、前記仕切り部材を前記現像剤前記量検知部材に沿って長く形成するとともに、長手方向中央部における先端の高さ位置を、長手方向両端部における先端の高さ位置よりも高く設定する、ことを特徴とする。
【0022】
請求項3の発明は、画像形成装置の装置本体に対して着脱自在なカートリッジ容器に、少なくとも像担持体と現像装置とを組み込んで構成したプロセスカートリッジにおいて、前記現像装置が、前記像担持体上に形成された静電潜像を現像剤によって現像する請求項1又は2に記載の現像装置であることを特徴とする。
【0023】
請求項4の発明は、像担持体と、該像担持体上に形成された静電潜像を現像剤によって現像する現像装置とを備えた画像形成装置において、前記現像装置が、請求項1又は2に記載の現像装置である、ことを特徴とする。
【0024】
請求項5の発明は、転写材に画像形成する装置本体と、該装置本体に対して着脱自在なプロセスカートリッジとを備えた画像形成装置において、前記プロセスカートリッジが、請求項3に記載のプロセスカートリッジであることを特徴とする。
【0025】
【発明の実施の形態】
以下、図面に沿って、本発明の実施の形態について説明する。
【0026】
〈実施の形態1〉
図1に、本発明に係る現像装置の一例を示す。同図は、現像装置の概略構成を示す縦断面図である。また、図3に、この現像装置を備えた、本発明に係る画像形成装置の一例を示す。同図は、画像形成装置の概略構成を示す縦断面図である。
【0027】
まず、図3を参照しながら、画像形成装置全体について説明し、つづいて、図1を参照しながら定着装置について詳述する。
【0028】
図3に示す画像形成装置は、プリンタエンジンとしての画像形成装置本体(以下単に「装置本体」という。)101を備えている。
【0029】
装置本体101の内側には、像担持体としてドラム形の電子写真感光体(以下「感光ドラム」という。)を備えている。感光ドラム111は、前述の図15に示すように、長手方向(軸方向)の一方の端部に感光ドラムギヤ211が固定されている。感光ドラム111は、この感光ドラムギヤ211に駆動手段(不図示)から駆動力が伝達されることにより、軸を中心に図3中の矢印R1方向に所定のプロセススピード(周速度)で回転駆動される。
【0030】
感光ドラム111は、その表面が帯電装置としての帯電ローラ103によって帯電される。帯電ローラ103は、感光ドラム111表面に接触配置されており、感光ドラム111の矢印R1方向の回転に伴って矢印R5方向に従動回転する。帯電ローラ103には、帯電バイアス印加電源(不図示)によって、例えば交流電圧と直流電圧とが重畳された帯電バイアスが印加される。これにより、感光ドラム111表面が所定の極性、所定の電位に均一に帯電される。
【0031】
帯電後の感光ドラム111表面は、露光装置102によって静電潜像が形成される。露光装置102は、レーザスキャナ102a、ポリゴンミラー(不図示)、反射レンズ102b等を有しており、画像情報に基づいたレーザ光を感光ドラム111表面に照射して照射部分の電荷を除去し、静電潜像を形成するものである。
【0032】
こうして感光ドラム111表面に形成された静電潜像は、本発明に係る現像装置8によってトナーが付着され、トナー像として現像される。なお、現像装置8については、後に詳述する。
【0033】
感光ドラム111表面に形成されたトナー像は、転写装置としての転写ローラ110によって転写材114上に転写される。転写ローラ110は、感光ドラム111表面に圧接されて転写ニップ部を構成し、感光ドラム111の矢印R1方向の回転に伴って矢印R6方向に従動回転する。この転写ニップ部によって転写材114を挟持搬送する。この転写材114は、給紙カセット117に収納され給紙ローラ116やレジストローラ(不図示)等によって感光ドラム111上のトナー像と同期をとって転写ニップ部に供給されたものである。転写材114の挟持搬送と同時に、転写ローラ110に、転写バイアス印加電源(不図示)によって感光ドラム111上のトナー像と逆極性の転写バイアスが印加され、これにより、感光ドラム111上のトナー像が転写材114上に転写される。
【0034】
感光ドラム111は、転写材114に対するトナー像の転写後に表面に残ったトナーがクリーニング装置112のクリーニングブレード113によって除去され、次の画像形成に供される。
【0035】
一方、トナー像転写後の転写材114は、定着装置115に搬送され、定着ローラ115a、加圧ローラ115bによる加熱、加圧を受けて、表面のトナー像が定着される。
【0036】
トナー像定着後の転写材114は、装置本体101外部に排出され、これにより、画像形成が完了する。
【0037】
つづいて、図1を中心に、適宜図10〜12を参照しながら、本発明に係る現像装置8について詳述する。
【0038】
同図に示す現像装置8は、磁性一成分トナーを用いた現像装置であり、内部にトナーを収納する現像容器104を備えている。現像容器104は、前側の下部に開口部104aを有し、ここに現像剤担持体としての現像スリーブ105が配設されている。なお、以下の説明では、現像装置8における感光ドラム111に対向する側(図1中の左側)を前側、また、感光ドラム111から遠い側を後ろ側(図1中の右側)というものとする。
【0039】
現像スリーブ105は、アルミニウムやステンレススチールのパイプによって形成された非磁性スリーブであり、現像容器104によって矢印R2方向に回転自在に支持されている。現像スリーブ105は、その長手方向(軸方向)の両端部に、図15で説明したように、コロ209が固定されており、これらコロ209を感光ドラム111に当接させることにより、感光ドラム111表面との間に所定のギャップ(間隙)を確保するようにしている。現像スリーブ105の一方の端部には、現像スリーブギヤ212が固定されており、この現像スリーブギヤ212に、前述の感光ドラムギヤ211から駆動力が伝達され、これにより、現像スリーブ105は、矢印R2方向に回転駆動される。現像スリーブ105の表面は、所望量のトナーを担持し搬送することができるように、適切な表面粗さに加工されている。また、現像スリーブ105の内側には、マグネット106が配設されている。
【0040】
マグネット106は、円筒状に形成されており、その周方向にN極とS極とが交互に複数個形成されている。マグネット106は、現像スリーブ105が矢印R2方向に回転するのとは異なり、現像スリーブ105の内側に固定的に配置されている。
【0041】
上述の現像スリーブ105表面には、現像剤規制部材としての弾性ブレード107aが当接されている。弾性ブレード107aは、例えばウレタンゴムやシリコーンゴム等によって板状に形成されたものであり、その基端部が支持板金107bに固定されるとともに、その先端部を現像スリーブ105表面に所定の圧力で当接させて弾性変形している。弾性ブレード107aは、上述のマグネット106の磁力によって現像スリーブ105表面に引き付けられたトナー109の層厚を規制するものである。現像スリーブ105表面に担持されたトナーは、現像スリーブ105の矢印R2方向の回転によって搬送されることによるトナー相互の摩擦帯電、及び弾性ブレード107aによって層厚が規制される際の現像スリーブ105と弾性ブレード107a間での摺擦による摩擦帯電により、適切な電荷が付与され、さらに、感光ドラム111表面に対向する現像領域へと搬送されていく。このとき、現像スリーブ105には、図10で前述したように、交流の現像バイアス印加電源118(図と直流の現像バイアス印加電源119とによって、交流と直流とが重畳された現像バイアスが摺動接点(不図示)を介して印加される。これにより、現像スリーブ105上のトナーが、現像領域において、感光ドラム111に飛翔して静電的に静電潜像に付着され、静電潜像をトナー像として現像するものである。
【0042】
上述構成の現像装置8におけるトナー残量検知の手段としては、図10で前述したように、現像スリーブ105に対して平行に配置されたアンテナ部材108により、現像スリーブ−アンテナ間のトナー量の変化に伴うインピーダンスの変化を利用し、交流の現像バイアス印加電源118によりアンテナ部材108に誘起される電流変化を検知してトナー残量を推測するようにしている。この誘起電流検知手段は、符号120〜123の各部材によって構成されている。120は、トナーが無い状態と同等の静電容量を持つコンデンサで、この静電容量とアンテナ部材108から検出された静電容量とを、それぞれダイオード121、122を介した後、コンパレータ123で比較することでトナー有無を判断する。
【0043】
トナー残量検知を行う場合、現像容器104内部の長手方向に配置されたアンテナ部材108は、トナーの動きを妨げる作用をもたらすことがある。特にアンテナ部材108の下部は、現像容器104下部とアンテナ部材108との間にトナーの壁が形成されやすいため、第2の攪拌部材130を設け、トナーをほぐしながら、現像スリーブ105へのトナー供給をスムーズにするようにしている。
【0044】
第2の攪拌部材130としては、前述したように、図11に示すような、クランク形の棒部材が用いられ、その両端部を回転中心とし、図1中の矢印R3方向に回転させる。また、第1の攪拌部材7が現像容器104内のトナーをほぐし、かつ、攪拌部材130にトナーを受け渡すべく、配置されている。第1の攪拌部材7は、前述の図12に示すように、第2の攪拌部材130と同様のクランク形の棒部材であり、その両端部を回転中心とし、図1中の矢印R4方向に回転させる。第2の攪拌部材130及び第1の攪拌部材7を回転させるための駆動力は、例えば、上述の現像スリーブギヤ212(図15参照)からギヤ列で適当な回転速度に落とすことで利用するのが一般的である。
【0045】
次に、本実施の形態における現像装置8の構成部材の一例を、具体的な数値をあげながら詳述する。
【0046】
現像スリーブ105は、直径16mmの非磁性アルミスリーブである。現像スリーブ105の表面は、トナーの搬送及びトリボ付与を行うために導電性粒子を含有する樹脂層でコートされており、表面粗さがJIS規格のRaで、通常、平均0.4〜3.5μmとなるように形成されている。本実施の形態では平均Ra0.95μmのものを用いた。
【0047】
マグネット106としては、その周方向にN極とS極とが交互に配置された4極のマグネットロールが使用され、現像スリーブ105の内部に固定的に配置されている。
【0048】
弾性ブレード107aとしては、JIS硬度40゜程度のシリコーンゴムを現像スリーブ105表面に対して当接力が20〜40gf/cm(現像スリーブ105の長手方向についての1cm当たりの当接荷重)となるように当接されている。
【0049】
トナーは負帯電性の磁性一成分トナーが用いられる。成分としては、結着樹脂としてスチレンn−ブチルアクリレート共重合体100重量部に、磁性体粒子80重量部、モノアゾ系鉄錯体の負荷電制御剤2部、ワックスとして低分子量ポリプロピレン3部を140℃に加熱された2軸エクストルーダーで溶融混練し、冷却した混練物をハンマーミルで粗粉砕し、粗粉砕物をジェットミルで微粉砕し、得られた微粉砕物を風力分級して、重量平均径5.0μmの分級粉を得る。平均粒径5.0μmの分級品に疎水性シリカ微粉体1.0重量部をヘンシェルミキサーで混合し、現像剤を得る。そして、重量平均粒径が3.5〜7.0μmの範囲(主に6μm程度)のものが用いられる。このようなトナーを、上述構成の現像装置8に使用した場合、現像スリーブ105上のトナーのコート量は、0.5〜2.0mg/cm2 程度になる。
【0050】
ここで、重量平均粒径について説明する。
【0051】
測定装置としては、コールターカウンターTA−II型(コールター社製)を用い、電解液は1級塩化ナトリウムを用いて1%NaCl水溶液を調整する。測定方法としては、上述の電解液水溶液100〜150ml中に分散剤として界面活性剤を0.1〜0.5ml加え、さらに、測定試料を2〜20ml加える。試料を懸濁した電解液は、超音波分散器で分散処理を行い、上述のコールターカウンターにより、アパーチャーとして100μmアパーチャーを用いて、個数を基準として粒度分布を測定する。これにより、重量平均粒径が求められる。
【0052】
また、現像容器104は、現像スリーブ105の回転中心105aに対し、鉛直方向斜め上方に位置している。このため、現像容器104中のトナーの重心G(初期のトナー満載時の重心)が現像スリーブ105に対し鉛直方向斜め上方に位置し、重力を有効に利用してトナーを現像スリーブ105近傍に搬送しやすく、また、攪拌部材7のトルクも小さくすることができる。したがって、本実施の形態で用いるような簡略な構成でも充分に搬送可能となる。現像容器104中のトナーの重心Gの現像スリーブ105回転中心105aに対する角度αは水平を基準として5〜70度ほどであれば、トナーを現像スリーブ105近傍に搬送することは可能であるが、本実施の形態においては、重心Gが現像スリーブ105の回転中心105aに対し、斜め40゜上方に位置するようにしている。
【0053】
なお、上述の角度がおよそ50°以上になれば、現像容器104の底面のトナーは、自重での落下が容易になるため、現像容器104中の攪拌部材7は、必ずしも必要でなくなる。
【0054】
現像スリーブ105に印加される現像バイアスは、例えば感光ドラム111と現像スリーブ105との間のギャップが300μm程度であった場合、直流電圧:−550Vと、交流電圧:矩形波VPP=1500V、周波数2200Hzとを印加する。
【0055】
なお、感光ドラム111表面は、帯電ローラ103によって、暗部電位VD =−650Vに帯電され、その後のレーザ露光により露光部の電位、つまり明部電位VL が−150Vとなるようにした。これにより感光ドラム111表面のうちの明部電位VL の部分に、上述の負帯性のトナーを付着させる、いわゆる反転現像を行った。
【0056】
次に、本実施の形態の特徴である初期濃度薄防止手段について詳述する。
【0057】
本実施の形態では、現像容器104の内部の現像スリーブ105側に、現像容器104の上部からほぼ下方に向けて仕切り部材を設け、アンテナ部材108と攪拌部材130間へのトナーの自重作用による大量の流れ込み防止を行っているのが大きな特徴である。
【0058】
初期濃度薄は、前述したように、図14(b)に示す矢印5のトナーの流れ込みが原因であり、これは主に、アンテナ部材108と攪拌部材130上部からのトナー落下により発生する。このため、このトナー落下を防ぐべく、図2に示した現像装置8において、現像容器104内上部に仕切り部材1を設け、その仕切り部材1の先端1aを、アンテナ部材108の現像スリーブ105側に接する鉛直方向に引かれた接線(第1の接線)C1と、攪拌部材130の回転軌跡の現像スリーブ遠側に接する鉛直方向に引かれた接線(第2の接線)C2とに挟まれた領域X内に位置させるようにすることが有効な手段となる。
【0059】
次に、仕切り部材1の最適構成を設計する上での一例である、仕切り部材1を設けた現像装置8の検討結果を述べる。
【0060】
この仕切り部材1の高さを種々に変化させ、すなわち、仕切り部材1の先端1aの位置を(ア)、(イ)、(ウ)、(エ)と変化させて、各位置での現像装置8の初期濃度等の現像特性を、レファレンスとして、仕切り部材1のない従来例の現像装置208と比較した。
【0061】
実験においては、仕切り部材1の高さによる初期濃度薄への効果と、仕切り部材1を設けたことにより予想される弊害である現像スリーブ105へのトナー供給不足から生ずるフェーディングの発生に着目した。
【0062】
詳細な実験内容は以下のとおりである。
【0063】
(実験条件)
実験環境:温度23℃、湿度60%
画像形成装置(感光ドラム111)のプロセススピード:80mm/sec
アンテナ部材108の直径:2.0mm
アンテナ部材108下部〜攪拌部材130の回転中心間距離:6.0mm
攪拌部材130の回転軌跡直径:6.5mm
攪拌部材130の回転速度:35rpm
仕切り部材1の先端1aの位置(ア)
:X領域外であって、接線C2より現像スリーブ遠側
仕切り部材1の先端1aの位置(イ)
:X領域内であって、接線C2近傍
仕切り部材1の先端1aの位置(ウ)
:X領域内であって、接線C1近傍
仕切り部材1の先端1aの位置(エ)
:X領域外であって、接線C1より現像スリーブ近側
(実験方法)
1.仕切り部材1の高さを変化させて各位置での現像装置8において、まず、べた白画像を10枚出力する。目的は、現像スリーブ105近傍の微粉量を増やし、濃度薄を顕著にするためである。
2.べた黒を1枚出力し、画像濃度を測定する。目的は、初期濃度薄に対する効果確認のためである。濃度測定は、マクベス反射濃度計(マクベス社製)を用いた。
3.再度べた白画像を10枚出力した後、現像スリーブ105上のトナーサンプルを採取し、その中の微粉量を測定する。目的は、濃度薄の直接的原因となっている微粉量の量で、効果の判断を行うためである。トナーの粒径測定は、コールタールマルチライザー(コールタール社製)を用い、3.2μm以下の粒径のものを微粉と判断し、その割合を計算する。なお、本実験で用いたトナーでは、製造時の段階での3.2μm以下の微粉量の含有率は約13%であった。
4.その後、べた黒を30枚出力し、フェーディング発生の有無、及びその程度をサンプルを見て判断する。
【0064】
上述の実験における結果を、以下の図17にまとめた。
【0065】
同図から、仕切り部材1の先端1aの各位置と濃度との関係は、(ア)、(イ)はともに大きな効果があり、その効果もほぼ同等であった。現像スリーブ105上の微粉量も(ア)、(イ)では製造時の含有率の約13%に近い値になっている。(ウ)の位置においては、微粉量が増加した分、濃度が若干低くなったが、効果が認められる領域である。(エ)の位置においては、濃度、微粉量ともにレファレンスと同等であり、初期濃度薄への効果はなかった。
【0066】
仕切り部材1の先端1aの各位置とフェーディングの関係は、(ア)の位置で発生しており、(イ)、(ウ)、(エ)の位置においての発生はなかった。
【0067】
次に、(ア)、(イ)、(ウ)、(エ)の各位置でのトナー循環を観察した。
【0068】
(ア)の位置でのトナー循環は、図4(a)に示すように、仕切り部材1から現像スリーブ105側の空間310でトナーが矢印301→302→303へと大きな循環があり、また、若干ではあるが、空間310から空間311へと流れていく305の循環もあった。また、(ア)の位置の仕切り部材1の先端1a位置が、接線C2から現像容器104後方側(図2の右側)にあるため、図14(b)に示す、矢印5のようなアンテナ部材108と攪拌部材130との間へのトナーの流れ込みを防止していた。このため、現像スリーブ105上での微粉量増加を防止していることがわかった。しかしながら、仕切り部材1による攪拌部材7側の空間311から空間310への開口面積が小さいため、矢印304による攪拌部材7から攪拌部材130へのトナー受け渡しが充分に行われておらず、このため、べた黒連続印字の際のトナー供給が間に合わなくなりフェーディングを発生させたものとわかった。
【0069】
ここで、フェーディングを発生しないためには、攪拌部材7から攪拌部材130へとトナーが次々と充分に受け渡される必要があり、そのためには、攪拌部材130の回転軌跡以内にトナーが受け渡されなければならない。そのためには、仕切り部材1の先端1a位置が、少なくとも攪拌部材130の回転軌跡の接線C2より現像スリーブ105側に位置すれば、攪拌部材7から攪拌部材130へのトナーの受け渡しは可能であると考えられる。つまり、(ア)の位置でフェーディングが発生したのは、仕切り部材1の先端1aが、攪拌部材7から攪拌部材130へのトナー供給量を下げていたために発生したのであり、仕切り部材1の先端1a位置が接線C2より現像容器105後方側に位置していたためであったと考えられる。
【0070】
(イ)の位置でのトナー循環は、図4(b)に示すように、空間310において、トナーが矢印301→302へと循環し、その後、攪拌部材130側へ流れていく矢印303の流れと、空間311へと流れていく矢印305の流れがあった。また、(イ)の位置の仕切り部材1の先端1a位置は、領域X内であるため、図14(b)に示す、矢印5のようなアンテナ部材108と攪拌部材130との間へのトナーの流れ込みを大きく抑制していた。このため、(ア)の位置同様、(イ)の位置においても、このことで必要以上の、空間311からのトナー供給がなされないため、現像スリーブ105上での微粉量増加を防止していることがわかった。さらには、仕切り部材1の先端1a位置が接線C2より現像スリーブ105側に存在するため、空間311から空間310への矢印304のトナー供給は充分行われており、べた黒連続印字においても充分、現像スリーブ105上にトナー供給できていることがわかった。
【0071】
(ウ)の位置でのトナー循環を、図4(c)に示す。この位置では(イ)位置のときよりも、上部からのトナーが落下しやすい状況がある。さらに、アンテナ部材108と仕切り部材1との間隔が広まったことにより、矢印303のトナーの流れ、又は空間310から空間311へと循環していく矢印305の流れが(イ)位置よりも分散して弱くなることでトナー流れ込み抑制効果が弱くなり、空間311からのトナー供給がやや多くなってしまい、現像スリーブ105上での微粉量が(イ)位置よりも若干増加したものとわかった。
【0072】
(エ)の位置でのトナー循環を、図4(d)に示す。この位置では(ウ)位置よりもさらにトナーが落下しやすいことと、トナー流れ込み抑制効果のある矢印305及び矢印303の流れがさらに弱まったため、アンテナ部材108と撹拌部材130との間への矢印5のトナーの流れ込みが増加していた。このため、空間311からのトナー供給が多くなってしまい、現像スリーブ105上での微粉量も増加してしまったものとわかった。
【0073】
しかしながら、(エ)位置では、空間311から空間310への矢印304のトナー供給は充分おこなわれており、べた黒連続印字においても充分、現像スリーブ105上にトナー供給できていることがわかった。
【0074】
以上の検討結果から、仕切り部材1を現像容器104上部から下方に向けて設け、しかも、仕切り部材1の先端1a位置を接線C1と接線C2とに挟まれた領域Xに配置させることにより、アンテナ部材108と攪拌部材130との間への大量のトナーの流れ込みを抑制でき、現像スリーブ105上の微粉量増加を防ぎ、初期濃度薄に対し効果を持たせ、かつ、現像スリーブ105へのトナー供給も十分に行って問題のない現像装置を構成することができた。
【0075】
また、仕切り部材1の先端1aの位置を(イ)にした現像装置8を用いて画像白抜けが発生するまで印字試験を行ったところ、現像容器104内のトナーがほぼ無くなるまで高濃度で印字することができた。また画像白抜けが発生するフェーディング、画像欠落等の弊害の発生もなく安定して良好な画像を得ることができた。
【0076】
なお、本実施の形態は仕切り部材1の最適構成を求める上での一例を示したのであって、他の現像系においては、本実施の形態に限定されることなく、その系に適した仕切り部材を設けることで対応してももちろんよい。
【0077】
〈実施の形態2〉
本実施の形態の特徴は、上述の実施の形態1で説明した現像装置を、感光ドラム、クリーニング装置、帯電ローラ(帯電装置)とともに一体型のカートリッジ容器内に設けてプロセスカートリッジを構成し、このプロセスカートリッジを装置本体に対して着脱自在に装着することにある。
【0078】
図5は、プロセスカートリッジPCの一例を示す縦断面図であり、また、図6は、このプロセスカートリッジPCを画像形成装置の装置本体101に装着したようすを示す縦断面図である。いずれも上述の実施の形態1で述べたものと同じ構成のものには同符号を付してその重複説明は省略する。
【0079】
本実施の形態では、現像装置8と感光ドラム111とクリーニング装置112と帯電ローラ(帯電装置)103とを、一体型のカートリッジ容器6によって統合しプロセスカートリッジPCを構成している。このプロセスカートリッジPCの場合は、現像装置8がトナー109を使い切ったときに、他の感光ドラム111や帯電ローラ103やクリーニング装置112もほぼ同時に寿命を迎えるよう設計されている。したがって、ユーザはプロセスカートリッジPC内のトナーがある間は常に安定した画像を得ることができ、しかも一体型であるために、その交換も容易に行うことができるという利点がある。
【0080】
そして、プロセスカートリッジPC内の現像装置8に、前述の実施の形態1で説明した仕切り部材1を適正な高さで設けることで、プロセスカートリッジPC本来の利点に加えて、初期から安定した濃度が得られるという利点が加わるのである。
【0081】
なお、上述では、プロセスカートリッジPCの一例として、カートリッジ容器6に対して、感光ドラム111、帯電ローラ103、現像装置8、クリーニング装置112の各プロセス機器を備えたものについて説明したが、本発明に係るプロセスカートリッジとしては、これに限定されるものではなく、少なくとも像担持体としての感光ドラム111と現像装置8とを備えていれば充分である。
【0082】
〈実施の形態3〉
本実施の形態の特徴は、現像装置自身が最初から長手中央部に比して端部で薄くなりやすい構成を有している場合での初期濃度薄に対し有効な手段で、現像容器上部に設けた仕切り部材の高さを長手方向端部と中央部とで変えて、中央部に対し比較的濃度の低い端部の濃度を上げ、長手方向の濃度の均一化を行っていることにある。
【0083】
端部が中央部に比して薄くなりやすい一例としては以下のケースのようなものがある。
【0084】
A3サイズ、LDR紙等が印字可能な現像スリーブ105、感光ドラム等の長手方向の長さが長い場合の現像装置において、現像スリーブ105と感光ドラムとの所定のギャップが、端部に対し、中央部で近くなってしまうケースがある。つまり、図15において、コロ209が両端部において感光ドラム111に接しているため、現像装置の重量が両端部にて支えられている。そのため支えのない現像スリーブ105の中央部においては、さらに感光ドラム111側に押し出されてしまい、端部に比して中央部の感光ドラム111との間隔が狭くなってしまう。このため、現像スリーブ105の端部は中央部に比して現像バイアス印加における電界強度が小さくなっており、現像性の低い初期には顕著にその差が出てしまう。
【0085】
図7に、本実施の形態の特徴を示す現像装置408を示す。同図において、前述の従来例、実施の形態1、2と構成上同一のものについては同一の符号を付して重複説明は省略する。
【0086】
図8に、図7における矢印A方向からみた仕切り部材2を示す。同図において、仕切り部材2の高さ、つまり仕切り部材2の先端2aの位置が長手方向で異なっている。そして、この仕切り部材2を現像装置408に設けた状態での端部において先端2aが図2中(イ)の位置に配置され、また中央部における先端2aが図2中(ウ)の位置に配置されるようにしたものである。
【0087】
このような仕切り部材2を設けた現像装置408で実施の形態1と同様の実験を行った。本実施の形態における検討では、現像スリーブ105長手方向の端部、及び中央部の2箇所に相当する位置でべた黒の濃度測定を行った。
【0088】
この結果を図18に示す。
【0089】
図18において、端部においては、実施の形態1と同様、初期から充分な高濃度の画像を得ることができる。また中央部においても濃度アップ効果が端部ほどではないにしても、元々、感光ドラムと現像スリーブ105との間が端部より近い分、濃度に対し有利であり、このため、仕切り部材2の長手方向における画像上の濃度均一化を図ることができるのである。なお、中央部と端部とで濃度差がさらに大きい系においては、中央部と端部との仕切り部材2の高さの差をさらに大きくしてもよく、また、端部のみ仕切り部材を設け、端部のみ濃度アップを行い、長手方向の濃度の均一化を図るようにしてもよい。さらに、端部の仕切り部材の高さも、本実施の形態での位置に限定されることなく、仕切り部材を設ける前の現像装置の能力により適正な位置にしてももちろんよい。
【0090】
以上のように、本実施の形態によれば、仕切り部材2の高さを長手方向の中央部と端部とで異ならせることで、初期における、中央部と端部とでそれぞれ適度の濃度アップを行うことができ、仕切り部材2の長手方向の画像上の濃度の均一化が可能となるのである。
【0091】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明によると、フェーディングを抑制しつつ初期濃度の低下を防止することができ、かつ、現像剤担持体に対して充分な現像剤を供給することができるので、耐久に対して安定した画像濃度を得ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施の形態1の現像装置の縦断面図。
【図2】実施の形態1の現像装置における仕切り部材の先端の位置を説明する図。
【図3】実施の形態1の画像形成装置の縦断面図。
【図4】(a)は実施の形態1において、仕切り部材の先端の位置が図2中の(ア)である場合のトナーの流れを説明する図。
(b)は実施の形態1において、仕切り部材の先端の位置が図2中の(イ)である場合のトナーの流れを説明する図。
(c)は実施の形態1において、仕切り部材の先端の位置が図2中の(ウ)である場合のトナーの流れを説明する図。
(d)は実施の形態1において、仕切り部材の先端の位置が図2中の(エ)である場合のトナーの流れを説明する図。
【図5】実施の形態2のプロセスカートリッジの縦断面図。
【図6】プロセスカートリッジを装着した状態の画像形成装置の縦断面図。
【図7】実施の形態3の現像装置の縦断面図。
【図8】実施の形態3における仕切り部材を図7の矢印A方向から見た図。
【図9】従来の画像形成装置の縦断面図。
【図10】従来の現像装置の縦断面図。
【図11】第2の攪拌部材の長手方向の形状を示す図。
【図12】第1の攪拌部材の長手方向の形状を示す図。
【図13】トナーの平均粒径の違いによる、枚数と濃度との関係を示す図。
【図14】(a)は、従来の現像装置内のトナーの流れを示す図。
(b)は、従来の現像装置内のトナーの流れを示す図。
【図15】感光ドラムと現像スリーブとの関係を示す図。
【図16】トナーの微粉量とベタ黒濃度との関係を示す図。
【図17】仕切り部材の先端の高さの違いによる、べた濃度、微粉量、フェーディングの違いを説明する図。
【図18】仕切り部材の先端の高さを中央部と端部とで変化させたときの、べた濃度、微粉量、フェーディングの違いを説明する図。
【符号の説明】
1、2 仕切り部材
1a、2a 仕切り部材の先端
6 カートリッジ容器
8、408 現像装置
109 現像剤(トナー)
104 現像容器
104a 開口部
105 現像剤担持体(現像スリーブ)
106 磁界発生部材(マグネット)
107a 現像剤規制部材(弾性ブレード)
108 現像剤残量検知部材(アンテナ部材)
111 像担持体(感光ドラム)
130 攪拌部材(第2の攪拌部材)
C1 第1の接線
C2 第2の接線
PC プロセスカートリッジ[0001]
BACKGROUND OF THE INVENTION
The present invention relates to a developing device, a process cartridge, and an image forming apparatus used for electrophotographic image formation.
[0002]
[Prior art]
FIG. 9 shows an example of an image forming apparatus provided with a conventional developing device. FIG. 1 is a longitudinal sectional view showing a schematic configuration, and an outline of a conventional image forming apparatus will be described with reference to FIG.
[0003]
The photosensitive drum (image carrier) 111 is rotationally driven in the direction of arrow R1, and its surface is uniformly charged by a charging roller (charging device) 103, and then exposed to exposure by the
[0004]
FIG. 10 shows an example of a conventional developing device. This figure is an enlarged view of the developing
[0005]
A developing
[0006]
As shown in FIG. 15, the developing
[0007]
As a means for detecting the remaining amount of toner in such a developing
[0008]
The induced current detection means is constituted by
[0009]
When detecting the remaining amount of toner, the
[0010]
As the
[0011]
Further, the stirring
[0012]
[Problems to be solved by the invention]
However, for example, in a digital image forming apparatus that performs exposure with a laser beam, along with the reduction in the particle size of toner for the purpose of improving the dot reproducibility, it has been a while since the start of use of the developing
[0013]
FIG. 13 is a diagram showing an initial image density transition due to a difference in toner average (center) particle diameter. Although the initial concentration tends to be low for both the average particle diameter of 6 μm and 8 μm, the average particle diameter of 6 μm is more prominent. The level of the initial low density is not so high that the density is 1.4 or more when the average particle diameter is 8 μm or more, but it is improved when the toner having an average particle diameter of less than that is used. It is considered to be a desirable level.
[0014]
According to the study by the present applicants, as shown in FIG. 16, the cause of the decrease in the density is the amount of fine powder having a relatively small particle diameter in the toner and the initial solid black density (the density measurement is performed by the Macbeth reflection densitometer). (Macbeth Co., Ltd.) was correlated, and it was found that the concentration was decreased as the amount of fine particles increased. That is, in the initial stage, toner having a relatively small particle size in the toner in the developing
[0015]
FIG. 14A is a diagram illustrating the movement of toner in the developing
[0016]
As a means for preventing this problem, it is conceivable that the toner particle diameter is first made uniform (the fine powder side is cut at the time of manufacture). However, since the yield at the time of toner manufacture is extremely deteriorated and the cost is increased, it is realistic. It cannot be a means.
[0017]
In Japanese Patent No. 2682003, a partition member is provided on the lower side in the developing device on the developing sleeve side in the toner accommodating tank in the developing device, and a small chamber in the toner accommodating tank between the partition member and the developing sleeve is provided. A proposal has been made to provide a replenishing chamber for replenishing toner by a stirring member, and to stably supply toner having a uniform particle diameter by developing preferentially from the toner in the small chamber. However, since a toner conveying force enough to overcome the wall from the lower side is required, the performance requirement for the stirring configuration is severe, and the cost is likely to increase. Further, in the system in which the center of gravity of the developing container is located above the rotation center of the developing sleeve, although the toner inflow from the
[0018]
Japanese Patent Laid-Open No. 10-104943 proposes that a protective wall protrudes from the upper wall portion of the developing chamber in the vicinity of the toner layer restricting member to the same extent as the toner layer restricting member. Even in this configuration, the flow of toner indicated by the arrow 5 shown in FIG. 14B cannot be suppressed, and the initial density thinning cannot be prevented.
[0019]
The present invention has been made in view of the above-described circumstances, and prevents the initial density thinning caused by an excessive supply amount of toner to the developer carrying member, and white spots caused by an insufficient supply amount of toner to the developer carrying member. It is an object of the present invention to provide a developing device, a process cartridge, and an image forming apparatus that are compatible with image prevention.
[0020]
[Means for Solving the Problems]
The invention of
[0021]
According to a second aspect of the present invention, in the developing device of the first aspect, the partition member is formed long along the developer and the amount detection member, and the height position of the tip at the central portion in the longitudinal direction is set at both end portions in the longitudinal direction. It is characterized in that the height is set higher than the height position of the tip.
[0022]
The invention of
[0023]
According to a fourth aspect of the present invention, there is provided an image forming apparatus comprising: an image carrier; and a developing device that develops the electrostatic latent image formed on the image carrier with a developer. Or a developing device described in 2 above.
[0024]
The invention of claim 5 Apparatus main body for forming an image on a transfer material, and the apparatus main body An image forming apparatus provided with a process cartridge that is detachable from the image forming apparatus, wherein the process cartridge is the process cartridge according to
[0025]
DETAILED DESCRIPTION OF THE INVENTION
Hereinafter, embodiments of the present invention will be described with reference to the drawings.
[0026]
<
FIG. 1 shows an example of a developing device according to the present invention. FIG. 2 is a longitudinal sectional view showing a schematic configuration of the developing device. FIG. 3 shows an example of an image forming apparatus according to the present invention provided with the developing device. FIG. 1 is a longitudinal sectional view showing a schematic configuration of the image forming apparatus.
[0027]
First, the entire image forming apparatus will be described with reference to FIG. 3, and then the fixing device will be described in detail with reference to FIG.
[0028]
The image forming apparatus shown in FIG. 3 includes an image forming apparatus main body (hereinafter simply referred to as “apparatus main body”) 101 as a printer engine.
[0029]
Inside the apparatus
[0030]
The surface of the
[0031]
An electrostatic latent image is formed on the surface of the charged
[0032]
The electrostatic latent image thus formed on the surface of the
[0033]
The toner image formed on the surface of the
[0034]
The toner remaining on the surface of the
[0035]
On the other hand, the
[0036]
After the toner image is fixed, the
[0037]
Next, the developing
[0038]
The developing
[0039]
The developing
[0040]
The
[0041]
An
[0042]
As the means for detecting the remaining amount of toner in the developing
[0043]
When detecting the remaining amount of toner, the
[0044]
As described above, a crank-shaped rod member as shown in FIG. 11 is used as the second agitating
[0045]
Next, an example of the constituent members of the developing
[0046]
The developing
[0047]
As the
[0048]
As the
[0049]
As the toner, a negatively chargeable magnetic one-component toner is used. As components, 100 parts by weight of a styrene n-butyl acrylate copolymer as a binder resin, 80 parts by weight of magnetic particles, 2 parts of a negative charge control agent of a monoazo iron complex, and 3 parts of a low molecular weight polypropylene as a wax are 140 ° C. The mixture was melt kneaded with a twin-screw extruder heated to a high temperature, the cooled kneaded product was coarsely pulverized with a hammer mill, the coarsely pulverized product was finely pulverized with a jet mill, and the resulting finely pulverized product was subjected to air classification and weight average A classified powder having a diameter of 5.0 μm is obtained. 1.0 part by weight of hydrophobic silica fine powder is mixed with a classified product having an average particle diameter of 5.0 μm with a Henschel mixer to obtain a developer. And a thing with a weight average particle diameter of the range of 3.5-7.0 micrometers (mainly about 6 micrometers) is used. When such a toner is used in the developing
[0050]
Here, the weight average particle diameter will be described.
[0051]
A Coulter Counter TA-II type (manufactured by Coulter Inc.) is used as a measuring device, and a 1% NaCl aqueous solution is prepared using first grade sodium chloride as the electrolyte. As a measuring method, 0.1 to 0.5 ml of a surfactant is added as a dispersing agent to 100 to 150 ml of the above aqueous electrolyte solution, and 2 to 20 ml of a measurement sample is further added. The electrolytic solution in which the sample is suspended is subjected to dispersion treatment with an ultrasonic disperser, and the particle size distribution is measured with the above-mentioned Coulter counter using a 100 μm aperture as an aperture and the number as a reference. Thereby, a weight average particle diameter is calculated | required.
[0052]
Further, the developing
[0053]
If the above-mentioned angle is about 50 ° or more, the toner on the bottom surface of the developing
[0054]
For example, when the gap between the
[0055]
The surface of the
[0056]
Next, the initial density thinning prevention means that is a feature of the present embodiment will be described in detail.
[0057]
In the present embodiment, a partition member is provided on the side of the developing
[0058]
As described above, the low initial density is caused by the toner flowing in the direction of the arrow 5 shown in FIG. 14B, and this is mainly caused by the toner dropping from the upper part of the
[0059]
Next, the result of examination of the developing
[0060]
The height of the
[0061]
In the experiment, attention was paid to the effect of reducing the initial density due to the height of the
[0062]
The details of the experiment are as follows.
[0063]
(Experimental conditions)
Experimental environment:
Process speed of image forming apparatus (photosensitive drum 111): 80 mm / sec
Diameter of antenna member 108: 2.0 mm
Distance between the lower part of the
Rotation locus diameter of stirring member 130: 6.5 mm
Rotation speed of stirring member 130: 35 rpm
Position of tip 1a of partition member 1 (a)
: Outside the X region and farther from the tangent line C2 than the developing sleeve
Position of the tip 1a of the partition member 1 (A)
: Within the X region and near the tangent line C2
Position of tip 1a of partition member 1 (c)
: Within the X region and near the tangent line C1
Position (i) of tip 1a of
: Outside the X region and closer to the developing sleeve than the tangent line C1
(experimental method)
1. First, ten solid white images are output in the developing
2. Output one solid black and measure the image density. The purpose is to confirm the effect on the initial low concentration. For the density measurement, a Macbeth reflection densitometer (manufactured by Macbeth) was used.
3. After 10 solid white images are output again, a toner sample on the developing
4). Thereafter, 30 sheets of solid black are output, and the presence or absence and the extent of fading are judged by looking at the samples.
[0064]
The results of the above-described experiment are summarized in FIG.
[0065]
From the figure, as for the relationship between the position and the concentration of the tip 1a of the
[0066]
The relationship between each position of the tip 1a of the
[0067]
Next, the toner circulation at each of the positions (a), (b), (c), and (d) was observed.
[0068]
As shown in FIG. 4A, the toner circulation at the position (a) is largely circulated from the
[0069]
Here, in order to prevent fading, it is necessary to sufficiently transfer the toner from the agitating
[0070]
As shown in FIG. 4B, the toner circulation at the position (a) is a flow of an
[0071]
The toner circulation at the position (c) is shown in FIG. In this position, there is a situation in which the toner from the upper part is more likely to fall than in the (A) position. Further, since the distance between the
[0072]
The toner circulation at the position (d) is shown in FIG. At this position, the toner is more likely to drop than the position (C), and the flow of the
[0073]
However, at the position (d), the toner supplied by the
[0074]
From the above examination results, the
[0075]
Further, when a printing test was performed using the developing
[0076]
Note that this embodiment shows an example for obtaining the optimum configuration of the
[0077]
<Embodiment 2>
The feature of the present embodiment is that the developing device described in the first embodiment is provided in an integrated cartridge container together with a photosensitive drum, a cleaning device, and a charging roller (charging device) to constitute a process cartridge. The process cartridge is detachably attached to the apparatus main body.
[0078]
FIG. 5 is a longitudinal sectional view showing an example of the process cartridge PC, and FIG. 6 is a longitudinal sectional view showing the process cartridge PC mounted on the apparatus
[0079]
In the present embodiment, the developing
[0080]
Further, by providing the developing
[0081]
In the above description, as an example of the process cartridge PC, the
[0082]
<
The feature of the present embodiment is an effective means for the initial density thinning when the developing device itself has a configuration that tends to be thinner at the end than at the center of the longitudinal portion from the beginning. The height of the partition member provided is changed between the longitudinal end portion and the central portion, and the concentration of the end portion having a relatively low concentration relative to the central portion is increased to make the concentration in the longitudinal direction uniform. .
[0083]
An example of the following case is an example in which the end portion is likely to be thinner than the central portion.
[0084]
In the developing device in which the length in the longitudinal direction of the developing
[0085]
FIG. 7 shows a developing
[0086]
FIG. 8 shows the partition member 2 viewed from the direction of arrow A in FIG. In the figure, the height of the partition member 2, that is, the position of the tip 2a of the partition member 2 is different in the longitudinal direction. The tip 2a is arranged at the position (a) in FIG. 2 at the end of the partition member 2 provided in the developing
[0087]
An experiment similar to that of the first embodiment was performed using the developing
[0088]
The result is shown in FIG.
[0089]
In FIG. 18, as in the first embodiment, a sufficiently high density image can be obtained at the end portion from the beginning. Even in the central portion, even if the density increasing effect is not as high as that at the end portion, it is advantageous for the density because the distance between the photosensitive drum and the developing
[0090]
As described above, according to the present embodiment, the height of the partition member 2 is made different between the central portion and the end portion in the longitudinal direction, thereby increasing the concentration at the initial central portion and the end portion. This makes it possible to make the density on the image in the longitudinal direction of the partition member 2 uniform.
[0091]
【The invention's effect】
As explained above, according to the present invention, While suppressing fading A decrease in initial density can be prevented, and sufficient developer can be supplied to the developer carrying member, so that a stable image density with respect to durability can be obtained.
[Brief description of the drawings]
FIG. 1 is a longitudinal sectional view of a developing device according to a first embodiment.
FIG. 2 is a diagram illustrating the position of the tip of a partition member in the developing device according to the first embodiment.
FIG. 3 is a longitudinal sectional view of the image forming apparatus according to the first embodiment.
4A is a view for explaining the flow of toner when the position of the tip of the partition member is (A) in FIG. 2 in
FIG. 4B is a diagram illustrating the flow of toner when the position of the tip of the partition member is (A) in FIG. 2 in the first embodiment.
FIG. 6C is a diagram illustrating the flow of toner when the position of the tip of the partition member is (C) in FIG. 2 in the first embodiment.
FIG. 4D is a diagram illustrating the flow of toner when the position of the tip of the partition member is (D) in FIG. 2 in the first embodiment.
FIG. 5 is a longitudinal sectional view of a process cartridge according to a second embodiment.
FIG. 6 is a longitudinal sectional view of the image forming apparatus with a process cartridge mounted.
FIG. 7 is a longitudinal sectional view of a developing device according to a third embodiment.
8 is a view of the partition member in the third embodiment when viewed from the direction of arrow A in FIG. 7;
FIG. 9 is a longitudinal sectional view of a conventional image forming apparatus.
FIG. 10 is a longitudinal sectional view of a conventional developing device.
FIG. 11 is a view showing the shape of the second stirring member in the longitudinal direction.
FIG. 12 is a view showing the shape of the first stirring member in the longitudinal direction.
FIG. 13 is a diagram illustrating a relationship between the number of sheets and density depending on a difference in average particle diameter of toner.
FIG. 14A is a view showing the flow of toner in a conventional developing device.
(B) is a diagram showing the flow of toner in a conventional developing device.
FIG. 15 is a diagram illustrating a relationship between a photosensitive drum and a developing sleeve.
FIG. 16 is a diagram showing the relationship between the amount of fine powder of toner and the solid black density.
FIG. 17 is a diagram for explaining differences in solid density, fine powder amount, and fading due to differences in the height of the tip of the partition member.
FIG. 18 is a diagram for explaining differences in solid density, fine powder amount, and fading when the height of the tip of the partition member is changed between the center and the end.
[Explanation of symbols]
1, 2 Partition member
1a, 2a The tip of the partition member
6 Cartridge container
8,408 Development device
109 Developer (Toner)
104 Developer container
104a opening
105 Developer carrier (developing sleeve)
106 Magnetic field generating member (magnet)
107a Developer regulating member (elastic blade)
108 Developer remaining amount detecting member (antenna member)
111 Image carrier (photosensitive drum)
130 Stirring member (second stirring member)
C1 first tangent
C2 second tangent
PC process cartridge
Claims (6)
現像剤を収納するとともに、前記現像装置が前記装置本体内に設けられた状態で、その前側の下部に開口部を有する現像容器と、
前記現像剤を担持する、前記開口部に回転自在に配置された現像剤担持体と、
前記現像容器内に収納された前記現像剤の残量を検知するために、前記現像容器内で前記現像剤担持体の長手方向に平行に配置された現像剤残量検知部材と、
前記現像剤を攪拌する、前記現像容器内に配置された攪拌部材と、を備えた現像装置において、
前記現像装置が前記装置本体内に設けられた状態で、前記現像剤残量検知部材を前記現像剤担持体の後方における斜め上方に配置し、
前記現像装置が前記装置本体内に設けられた状態で、前記攪拌部材を前記現像剤残量検知部材の後方における斜め下方に回転自在に配置し、
前記現像装置が前記装置本体内に設けられた状態で、前記現像剤残量検知部材における前側の鉛直方向の接線を第1の接線として、前記攪拌部材の回転軌跡における後側の鉛直方向の接線を第2の接線としたときに、前記第1の接線が前記第2の接線よりも前方に位置するようにし、
前記現像装置が前記装置本体内に設けられた状態で、前記現像容器の上部内側から仕切り部材を突設し、該仕切り部材の先端を、前記第1の接線と前記第2の接線との間に配置することにより、前記現像剤が自重によって前記現像剤残量検知部材と前記攪拌部材との間の領域を通過して前記現像剤担持体の設けられた方向へ移動するのを抑制するように構成したことを特徴とする現像装置。 A developing device provided in the apparatus main body of the image forming apparatus,
A developer container having an opening at a lower portion on the front side in a state where the developer is stored and the developing device is provided in the apparatus main body ,
A developer carrier that carries the developer and is rotatably disposed in the opening;
In order to detect the remaining amount of the developer stored in the developer container, a developer remaining amount detecting member disposed in parallel to the longitudinal direction of the developer carrier in the developer container;
In a developing device comprising: a stirring member that stirs the developer and is disposed in the developing container .
In the state where the developing device is provided in the apparatus main body, the developer remaining amount detecting member is disposed obliquely above the rear of the developer carrier,
In the state where the developing device is provided in the apparatus main body, the agitating member is rotatably arranged obliquely downward at the rear of the developer remaining amount detecting member,
With the developing device provided in the apparatus main body, the front vertical tangent of the developer remaining amount detecting member is defined as a first tangent , and the rear vertical tangent of the rotation track of the stirring member The second tangent, the first tangent is positioned forward of the second tangent,
In a state where the developing device is provided in the apparatus main body, a partition member is protruded from the upper inner side of the developing container, and a tip of the partition member is disposed between the first tangent line and the second tangent line. To prevent the developer from moving in the direction in which the developer carrying member is provided by passing through a region between the developer remaining amount detecting member and the stirring member by its own weight. developing apparatus is characterized by being configured to.
前記現像装置が、前記像担持体上に形成された静電潜像を現像剤によって現像する請求項1又は2に記載の現像装置である、ことを特徴とするプロセスカートリッジ。In a process cartridge constructed by incorporating at least an image carrier and a developing device in a cartridge container that is detachable from the apparatus main body of the image forming apparatus,
3. The process cartridge according to claim 1, wherein the developing device develops the electrostatic latent image formed on the image carrier with a developer.
前記現像装置が、請求項1又は2に記載の現像装置である、ことを特徴とする画像形成装置。In an image forming apparatus comprising: an image carrier; and a developing device that develops the electrostatic latent image formed on the image carrier with a developer.
An image forming apparatus, wherein the developing device is the developing device according to claim 1.
前記プロセスカートリッジが、請求項3に記載のプロセスカートリッジである、ことを特徴とする画像形成装置。 In an image forming apparatus comprising an apparatus main body that forms an image on a transfer material, and a process cartridge that is detachable from the apparatus main body ,
The image forming apparatus according to claim 3, wherein the process cartridge is the process cartridge according to claim 3.
前記現像剤担持体と平行に配置されて回転することにより前記現像剤担持体へ現像剤を送り込む第2の攪拌部材と、 A second stirring member that is arranged in parallel with the developer carrier and rotates to feed the developer to the developer carrier;
前記第2の攪拌部材の回転軌跡の上方にその回転軌跡が一部重なる位置関係で配置されて、回転することにより前記現像容器の底部の現像剤を前記第2の攪拌部材に送り込む第1の攪拌部材と、を備えた現像装置であって、 The first stirring member is disposed in a positional relationship such that the rotation track partly overlaps the rotation track of the second stirring member, and the developer at the bottom of the developing container is fed to the second stirring member by rotating. A developing device comprising a stirring member,
前記第1の攪拌部材の回転軌跡と前記第2の攪拌部材の回転軌跡とを仕切る仕切り部材を、前記第2の攪拌部材の回転軌跡の上方に、前記第1の攪拌部材側へ向かって低く傾斜させて配置し、 A partition member that divides the rotation locus of the first stirring member and the rotation locus of the second stirring member is lowered above the rotation locus of the second stirring member toward the first stirring member side. Tilt and place
前記仕切り部材の下縁は、前記第2の攪拌部材の回転軌跡における前側の鉛直方向の接線と後側の鉛直方向の接線との間に位置することを特徴とする現像装置。 The developing device according to claim 1, wherein a lower edge of the partition member is located between a front vertical tangent and a rear vertical tangent in a rotation locus of the second stirring member.
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