JP3813596B2

JP3813596B2 - Beverage production apparatus and beverage production method

Info

Publication number: JP3813596B2
Application number: JP2003092220A
Authority: JP
Inventors: 直人福島; 茂富樫
Original assignee: Sanyo Electric Co Ltd
Current assignee: Sanyo Electric Co Ltd
Priority date: 2003-03-28
Filing date: 2003-03-28
Publication date: 2006-08-23
Anticipated expiration: 2023-03-28
Also published as: JP2004298016A

Description

【０００１】
【発明の属する技術分野】
本発明は、清涼飲料や酒類等の飲料を容器内で製造する飲料製造装置および飲料製造方法に関し、特に、衛生性に優れるとともに飲料の多様化に柔軟に対応することのできる飲料製造装置および飲料製造方法に関する。
【０００２】
【従来の技術】
従来の飲料製造装置として、シロップと氷とをタンク内で混合してシャーベット状の飲料（以下の説明では、氷を含む清涼飲料および酒類、かき氷等の冷菓を含めて飲料という）を製造する飲料製造装置が知られている（例えば、特許文献１参照。）。このような飲料はフローズン飲料と呼ばれている。
【０００３】
図１３は、特許文献１に示される飲料製造装置を示す図である。
この飲料製造装置３０は、蓋３１Ａを有する大気開放型のタンク３１と、水ライン３２およびシロップライン３３を含むシロップノズル３４と、図示しない炭酸ガスボンベから供給される炭酸ガスをガスライン３６を介してフローズン飲料中に供給する給気ノズル３５と、タンク３１の内部に収容されて攪拌羽根３７Ａおよび３７Ｂを有する円筒状の冷却シリンダ３７と、攪拌羽根３７Ａおよび３７Ｂを回転駆動する攪拌モータ３８と、コック３９Ａを有してタンク３１からフローズン飲料を吐出させる飲料ノズル３９とを有する。
【０００４】
この飲料製造装置３０によると、タンク３１内で希釈水とシロップとを混合しながら冷却シリンダ３７で製氷する。冷却シリンダ３７から送り出される氷とシロップの混合体を冷却しながら攪拌羽根３７Ａおよび３７Ｂで攪拌することで、口当たりが良く、清涼感のあるシャーベット状のフローズン飲料が形成される。
【０００５】
また、氷と液体とを容器内で混合して飲料を製造する飲料製造装置がある（例えば、特許文献２参照。）。
【０００６】
この飲料製造装置によると、飲料製造用の容器に入れられたシロップ等の液状物を容器内に設けられる混合刃でかき回しながら氷塊を削った氷を容器に投入することにより、液状物と氷とを混合した泡状の混合物（飲料）が製造される。
【０００７】
また、飲料を直接容器で製造する飲料製造装置が知られている（例えば、特許文献３参照。）。
【０００８】
図１４は、特許文献３に示される飲料製造装置を示す図である。
この飲料製造装置４０は、本体部４１と、内蔵された筒体内で上昇方向に連続的に氷を製造する製氷部を備えた氷連続製造部４２と、氷連続製造部４２で製造された粒状氷を貯留する氷貯留部４３と、氷貯留部４３から氷排出口４３Ａを介して排出される粒状氷を氷受けプレート４４Ａで削り取って雪状にする削取部４４と、削取部４４から氷排出口４４Ｂを介して排出されるかき氷を供給される容器４５と、容器４５を搭載するターンテーブル４６と、ターンテーブル４６を回転駆動するモータ４７と、容器４５のかき氷上にシロップを供給するシロップ導管４８とを有する。
【０００９】
この飲料製造装置４０によると、ターンテーブル４６上に容器４５を搭載し、ターンテーブル４６を回転させながら容器４５に雪状の氷を供給することによって山盛りのかき氷を容易に製造することができ、かつ、シロップ導管４８を介してかき氷の全斜面に均一にかけることが可能となる。
【００１０】
【特許文献１】
特開２０００−１６３６５１号公報（第２図）
【特許文献２】
特公平１−４８７４０号公報（第１図）
【特許文献３】
特開平１０−２４８４９４号公報（第１図）
【００１１】
【発明が解決しようとする課題】
しかし、従来の飲料製造装置によると、以下に示すような問題がある。
（１）特許文献１の飲料製造装置では、シロップと希釈水の混合、冷却を行うタンクや製氷機等のフローズン飲料用の機器が必要となるため、装置が大型化するという問題がある。また、販売飲料の種類を変更しようとすると、タンク内に収容された多量の飲料を廃棄しなければならないことから損失が大になるという問題もある。
（２）特許文献２の飲料製造装置では、機器の構造上、ある程度の量（複数杯）の飲料を製造する必要があるため、別の容器に飲料を注ぎ分ける手間が生じるとともに多様なメニュー構成に容易に対応することができないという問題がある。また、容器内部に混合刃が設けられているので、細部に付着した異物等を充分に洗浄するのに手間を要するとともに、手作業による洗浄時には混合刃で怪我をする恐れがある。
（３）特許文献３の飲料製造装置では、回転する容器の開口部分に向けてかき氷やシロップを投入しているため、容器の外側に氷やシロップが付着して外観を損ねることがあり、また、飛散した氷やシロップが機器に付着して衛生性を低下させるという問題がある。
【００１２】
従って、本発明の目的は、原料の無駄を生じることなく種々の販売飲料を容易に製造でき、器具等による事故を防ぐとともに機器の汚損や容器の汚損を低減することのできる飲料製造装置および飲料製造方法を提供することにある。
【００１３】
【課題を解決するための手段】
本発明は、上記目的を達成するため、カップを取り出し可能に配置するトレイ部を有した筐体部と、
前記筐体部に収容されて所定の粗さで氷を削って形成される削氷を前記トレイ部に配置された前記カップに供給する削氷部と、
前記筐体部に収容されて前記カップを封止した状態で前記カップの内部に受容されている受容物を混合する攪拌部と、
前記カップを搭載する受台を前記トレイ部で横移動させるとともに前記削氷部および前記攪拌部の位置で昇降させる容器移動部と、
前記カップを前記容器移動部で縦方向に往復移動させながら前記攪拌部に前記受容物の混合を行わせる制御部と、を有し、
前記削氷部は、
前記氷を削る削氷刃と、
前記氷を受容可能な形状を有して傾斜部に設けられる本体と、
前記本体内で前記氷を攪拌して前記削氷刃に誘導するプロペラと、
前記削氷を前記カップの内部に誘導するシュートと、
前記シュートの端部に設けられて前記カップと密接するカップ検出蓋と、
前記シュートの内部に堆積した前記削氷を検出する氷センサと、を有することを特徴とする飲料製造装置を提供する。
【００１４】
このような飲料製造装置によれば、氷を販売容器に正確に供給でき、この氷と液体分とを販売容器の外部に飛散させることなく混合できるようになる。
【００１７】
【発明の実施の形態】
以下に、本発明の実施の形態を図面を参照しながら説明する。
【００１８】
以下の説明において、「混合」とは、液体を攪拌し、混合する意味に加えて、氷等の固形物を粉砕し、攪拌し、混合する意味を含むものとする。また、「原料」とは、シロップ等の液体のほかに氷等の固形分も含む。
図１は、本発明の第１の実施の形態に係る飲料製造装置の正面図である。この飲料製造装置１は、筐体部２の左側に設けられて所定の粗さに削った氷（以下、削氷という）を供給する削氷部１００と、筐体部２の右側に設けられる攪拌部２００と、販売容器としてのカップ３を搭載して横方向および縦方向に移動可能に設けられる容器移動部３００と、削氷部１００から滴下する水分や、カップ３からこぼれた飲料等の液体を受容するドリップトレイ２０とを有する。なお、以下の説明において、横方向とは、水平方向に限定されずに垂直成分を含む斜め方向についても含まれるものとする。また、縦方向についても、垂直方向に限定されずに水平成分を含む斜め方向についても含まれるものとする。
【００１９】
削氷部１００は、氷を投入するための氷投入口１０１と、ヒンジ１０１Ａによって筐体部２に開閉自在に取り付けられて氷投入口１０１を覆う透明樹脂材料からなる蓋１０２と、氷投入口１０１に設けられて洗浄水を供給する洗浄水供給ノズル１０３と、削氷部１００の下部に設けられてカップ３の有無を接触に基づいて検出するカップ検出蓋１０４とを有する。
【００２０】
攪拌部２００は、前面部を覆う前面扉２０１と、前面扉２０１を筐体部２に開閉自在に支持するヒンジ２０１Ａと、装置全体の主電源をＯＮ又はＯＦＦするための主電源スイッチ２０２と、攪拌部２００の上部に収容されるモータ（後述）２０３の回転軸に接続されて回転する駆動軸２０３Ａと、駆動軸２０３Ａの先端に固定されて回転することにより、原料の粉砕、混合、および攪拌を行うカッター２０４と、駆動軸２０３Ａに同軸的に設けられて軸方向に移動可能な上蓋２０５Ａおよび下蓋２０５Ｂからなる蓋２０５と、カップ３を蓋２０５で封止するための外力を発生するスプリング２０６Ｃを備えた蓋支持部材２０６と、蓋支持部材２０６を縦方向に移動可能に支持するロッド２０７と、ロッド２０７に同軸的に取り付けられるスプリング２０８と、複数の操作ボタン２０９と液晶表示器のディスプレイ２１０とからなる操作部２１１と、洗浄時に洗浄水を供給する給水管２１２を有する。
【００２１】
容器移動部３００は、トレイ部３００Ａに設けられてカップ３を搭載するカップ受台３０１と、カップ受台３０１の移動方向に沿ってパネル２Ｆに設けられるガイド溝３０２と、カップ受台３０１の移動に応じてガイド溝３０２を遮蔽するように設けられるシャッター３０３とを有する。ここで、トレイ部３００Ａとは、ドリップトレイ２０の上部に設けられてカップ受台３０１を移動可能に配置する筐体部２の前側の一部分である。
【００２２】
ドリップトレイ２０は、図示しない廃液管を介して廃液を排出できるように構成されており、廃液管には開閉制御可能な電磁弁が設けられている。
【００２３】
図２は、図１に示す飲料製造装置の筐体部の左側面を開放した側面図である。
削氷部１００は、金属板からなるパネル２Ａ〜２Ｇによって機器収容空間１００Ａを形成しており、補強材２Ｈで補強されることによって筐体として所定の機械的強度を有するように構成されている。また、パネル２Ｅは網状に形成されて液体を下方へ通過させるようになっている。また、前面扉２０１の正面には、飲料製造装置１を操作するための種々の操作ボタン部を備えた操作パネル２０１Ｂを有する。
【００２４】
機器収容空間１００Ａは、上部に削氷を行うための機器を収容しており、パネル２Ｇを貫通するガイドロッド１０４Ａによって操作されてカップ検出蓋１０４の上昇を検出するカップ検出スイッチ１０５と、上面に形成される氷投入口１０１から投入される氷Ｉを受容する樹脂材料からなる本体１１０と、本体１１０の内部に回転自在に収容される樹脂材料からなるプロペラ１１１と、モータブラケット１１０Ａを介して本体１１０に取り付けられるプロペラ１１１駆動用のモータ１１２と、本体１１０の内側に突出して氷Ｉを削氷する削氷刃１１３と、削氷を落下させてカップ３に誘導する氷シュート１１４と、氷シュート１１４に設けられて削氷の有無を光学的に検出する光センサ１１５と、カップ検出蓋１０４と氷シュート１１４とを連結する伸縮自在な弾性材料からなるベローズ１１６とを有する。
【００２５】
ヒンジ１０１Ａは、蓋１０２の開状態を検出する図示しない電磁スイッチを有する。
【００２６】
洗浄水供給ノズル１０３は、洗浄動作の実行時に本体１１０およびプロペラ１１１に対して洗浄水を噴射する。
【００２７】
カップ検出スイッチ１０５は、ガイドロッド１０４Ａとの接触に基づいてＯＦＦ信号を発生するように設けられており、具体的にはマイクロスイッチ等のスイッチを用いることができる。
【００２８】
本体１１０は、傾斜したパネル２Ｄに取り付けられており、そのことによって内部に収容されたプロペラ１１１の回転軸１１１Ａが前面側に所定の角度を有して配置されている。
【００２９】
プロペラ１１１は、氷Ｉを本体１１０内で回転させて削氷刃１１３に接触させるように構成されており、氷Ｉが削氷刃１１３に対して均一に当たるように氷Iを攪拌している。
【００３０】
氷センサ１１５は、氷シュート１１４の手前側に設けられる発光素子から出射される光を氷シュート１１４の奥側に設けられる受光素子で遮光検出することによって、カップ３内に投入された削氷が堆積して氷シュート１１４の設けられる高さに到ったことを検出するようになっている。
【００３１】
ベローズ１１６は、カップ検出蓋１０４をカップ３の周縁に密着させる弾性力を有し、このことによって削氷の供給時にカップ３の外部に削氷が飛び散ることを防ぐようになっている。
【００３２】
カップ受台３０１は、容器移動部３００のスライダ３１４に支持棒３０１Ｂを介して着脱自在に固定されており、移動時にカップ３の脱落を防ぐカップ支持部材３０１Ａを有する。
【００３３】
図３は、図１の右側面を開放した攪拌部の概略構成図を示す。
攪拌部２００は、駆動軸２０３Ａを回転駆動するモータ２０３と、モータ２０３を固定するモータブラケット２１３Ａを有してロッド２０７を摺動自在に支持するスライドガイド２１３と、操作片２１４Ａを設けられて蓋２０５によるカップ３の封止を検出するカップ封止スイッチ２１４とを有する。
【００３４】
蓋２０５は、カップ３の開口部を覆って封止する外径を有する上蓋２０５Ａと、カップ３に内接する外径を有する下蓋２０５Ｂを組み合わせて構成されており、飲料の付着を抑制するために表面にフッ素コーティングが施されている。上蓋２０５Ａは、蓋支持部材２０６との間に設けられるスプリング２０６Ｃの弾性力に基づいてカップ封止時にカップ３と密接するようになっている。また、下蓋２０５Ｂは、スプリング２０６Ｃの弾性力に基づいてカップ分離時にカップ３から速やかに分離されるようになっている。なお、下蓋２０５Ｂは、カップ３の面接触性を高めるためにカップ接触部分をテーパー形状としても良い。
【００３５】
カップ封止スイッチ２１４は、ロッド２０７の上端片２０７Ａと操作片２１４Ａとの離接に基づいてカップ３との接触状態を検出するものであり、本実施の形態では、操作片２１４Ａと上端片２０７Ａとが離れるとＯＦＦになってカップ封止を検出する。
【００３６】
スライドガイド２１３は、図示しない固定系にネジ等の固定部材を介して固定されている。
【００３７】
蓋支持部材２０６は、樹脂材料によって形成されており、ロッド２０７を固定されたロッド固定片２０６Ａと、ロッド固定片２０６Ａにネジ固定される分割片２０６Ｂとによって構成されている。
【００３８】
図４は、容器移動部の概略構成を示す斜視図である。
容器移動部３００は、カップ受台３０１を横方向に移動させる横移動部３１０と、カップ受台３０１を縦方向に移動させる縦移動部３２０とをベース３０５上に搭載して構成されている。
【００３９】
横移動部３１０は、駆動トルクを発生するモータ３１１と、モータ３１１の駆動トルクを伝達する複数のギヤ部材からなる伝達ギヤ部３１２と、伝達ギヤ部３１２を介して伝達された駆動トルクに基づいて所定の方向に回転する駆動ギヤ３１３と、駆動ギヤ３１３と噛合するラック３１４Ａを形成されたスライダ３１４と、スライダ３１４に設けられる遮光板３１５と、支持部材３１６によって支持されてスライダ３１４を往復摺動自在に支持する２本のガイドロッド３１７と、遮光板３１５による遮光に基づいてスライダ３１４の位置を検出する横位置センサ３１９Ａおよび３１９Ｂとを有する。
【００４０】
モータ３１１は、スライダ３１４の駆動方向に応じて通電極性を反転させることにより、所定の回転方向に回転するようになっている。
【００４１】
横位置センサ３１９Ａおよび３１９Ｂは、発光素子と受光素子とが所定の間隔を有して配置された光センサによって構成されており、遮光板３１５で遮光されるとＯＦＦ状態となってスライダ３１４の端部位置を検出する。なお、スライダ３１４の位置を一定の精度で検出できれば磁気センサ等の他のセンサを用いることもできる。
【００４２】
縦移動部３２０は、駆動トルクを発生するモータ３２１と、モータ３２１の回転量に応じたパルスを発生するパルスエンコーダ３２２と、モータ３２１の駆動トルクを伝達する複数のギヤ部材からなる伝達ギヤ部３２３と、伝達ギヤ部３２３を介して伝達された駆動トルクに基づいて所定の方向に回転する駆動ギヤ３２４と、駆動ギヤ３２４を回転自在に支持する支持部材３２５と、支持部材３２５に設けられる遮光板３２５Ａと、駆動ギヤ３２４と噛合するラック３２６Ａを形成されたポスト３２６と、ポスト３２６に設けられる縦位置検出用の光センサである縦位置センサ３２７Ａおよび３２７Ｂと、縦位置センサ３２７Ａおよび３２７Ｂを保護する保護板３２７Ｃと、支持部材３１６に取り付けられたロッド支持体３２８と、ロッド支持体３２８を介してベース３０５を縦方向に移動可能に支持する一組のガイドロッド３２９とを有する。また、カップ受台３０１のカップ搭載面には網部材３０１Ｃが設けられている。
【００４３】
モータ３２１は、通電極性を反転させることにより、所定の回転方向に回転するようになっている。
【００４４】
縦位置センサ３２７Ａおよび３２７Ｂは、発光素子と受光素子とが所定の間隔を有して配置された光センサによって構成されており、遮光板３２５Ａで遮光されるとＯＦＦ状態となってベース３０５の縦位置を検出する。縦位置センサ３２７Ａは、ポスト３２６の縦方向における下側基準位置で縦移動部３２０を停止させるために設けられており、縦位置センサ３２７Ｂは、ポスト３２６の縦方向における上側基準位置で縦移動部３２０を停止させるために設けられている。この上側基準位置は、攪拌部２００のカッター２０４とカップ３の底部とが接触しない位置である。なお、ベース３０５の位置を一定の精度で検出できれば磁気センサ等の他のセンサを用いることもできる。
【００４５】
図５は、飲料製造装置の制御回路を示す回路ブロック図である。
制御回路は、販売等の操作を行う操作ボタン部４０１と、各部の動作を検出する光学センサ、スイッチ等のセンサ部４０２と、縦移動部３２０の縦移動量を検出するパルスエンコーダ３２２と、販売動作や洗浄動作における初期値や任意の設定量を入力するための入力部４０４と、センサ部４０２およびパルスエンコーダ３２２の出力に基づいてカップ３の位置を検出する位置検出部４０５と、各部に電力を供給する電源部４０６と、給水管２１２や廃液管等の管路に設けられる電磁弁を開閉させる弁駆動部４０７と、各部の動作に必要なデータ、販売動作や洗浄動作等の実行用のプログラム、オペレータによって任意に設定される販売用データ等の種々のデータを格納するためのメモリ４０８と、各部の動作を制御するとともに計時動作を行う制御部４０９とをバス４１０を介して接続して構成されている。
【００４６】
操作ボタン部４０１は、削氷および混合を実行させるフローズン飲料販売ボタンと、削氷を実行させる削氷ボタンと、混合を実行させる混合ボタンと、削氷、混合、および削氷を実行させるトッピング販売ボタン等の販売ボタンのほかに、削氷部１００の洗浄ボタン、簡易洗浄ボタン、および重洗浄ボタンとを有する。
【００４７】
入力部４０４は、飲料の種類に応じた削氷、混合の処理パターン設定や、洗浄水の供給時間、洗浄中の各部の動作時間等の設定を行う。
【００４８】
メモリ４０８は、カップ受台３０１が待機位置から上昇を開始し、カップ３によってカップ検出スイッチ１０５がＯＮされるまでの間にパルスエンコーダ３２２から出力されるパルスカウント値をカップサイズ（例えば、Ｓ、Ｍ、Ｌ）毎に格納している。また、メモリ４０８は、攪拌部２００における攪拌動作の往復移動量をカップサイズ毎に格納している。
【００４９】
以下、第１の実施の形態の飲料製造装置で削氷とシロップとを混合したフローズン飲料を製造する動作について説明する。
【００５０】
図６（ａ）から（ｃ）は、削氷部１００における削氷供給動作を示す図である。同図においては説明を容易にするため、要部について簡易に図示している。
まず、図６（ａ）に示すように、飲料製造装置１は、図示する待機位置にあるとき、横位置センサ３１９ＡがＯＦＦ、縦位置センサ３２７ＡがＯＦＦ、カップ検出スイッチ１０５がＯＦＦである。このようにカップ受台３０１が待機位置にある状態で、オペレータは主電源スイッチ２０２を投入して前面扉２０１を閉じる。次に、オペレータはカップ受台３０１に液体原料として所定量のシロップを受容したカップ３を搭載する。次に、オペレータは削氷部１００の蓋１０２を開いて氷Ｉを氷投入口１０１から本体１１０内に投入して蓋１０２を閉じる。なお、投入する氷Ｉとして、例えば、アイス飲料用の氷の他に、ロックアイス等の氷を用いることができる。
【００５１】
次に、オペレータは操作パネル２０１Ｂの販売ボタンを押す。制御部４０９は、販売ボタンの操作に基づく販売開始信号を入力すると、電源部４０６からモータ３２１に通電させることによってカップ受台３０１を矢印方向に上昇させる。
【００５２】
パルスエンコーダ３２２は、モータ３２１の回転に伴って発生するパルスを位置検出部４０５に出力する。カップ検出蓋１０４は、図６（ｂ）に示すように上昇したカップ３と接触し、カップ受台３０１の上昇に伴って更に押し上げられる。ガイドロッド１０４Ａは、カップ検出蓋１０４の上昇に伴って移動し、カップ検出スイッチ１０５をＯＮする。モータ３２１は、カップ検出スイッチ１０５がＯＮされると停止する。これによりカップ受台３０１の上昇が停止する。位置検出部４０５は、カップ受台３０１の待機位置からカップ検出スイッチ１０５が投入された位置までのパルスエンコーダ３２２のパルスカウント値を制御部４０９に出力する。制御部４０９は、パルスカウント値をメモリ４０８に格納するとともにカップサイズ（例えば、Ｓ、Ｍ、Ｌ）に応じて格納されているパルスカウント値との比較を行うことにより、カップ３のサイズを認識する。
【００５３】
ここで、制御部４０９は、カップ受台３０１の上昇に伴ってパルスエンコーダ３２２から出力されるパルスカウント値が予め定めた値を超えて、かつ、カップ検出スイッチ１０５がＯＮされないときは、カップ受台３０１にカップが搭載されていないものとして販売動作を終了する。
【００５４】
次に、制御部４０９は、所定時間の経過後に電源部４０６からモータ１１２に通電させる。モータ１１２は通電に基づいてプロペラ１１１を回転させる。プロペラ１１１は、本体１１０内に投入されている氷Ｉを攪拌し、内面に沿って移動させて削氷刃１１３に接触させる。削氷刃１１３は、氷Ｉを削り取ることにより削氷として氷シュート１１４およびベローズ１１６を介してカップ３に落下させる。カップ３内に堆積した削氷が氷センサ１１５で検出されると、電源部４０６はモータ１１２への通電を停止する。
【００５５】
次に、図６（ｃ）に示すように、カップ受台３０１は容器移動部３００によって矢印方向に搬送される。削氷４を受容したカップ３は攪拌部２００のカッター２０４直下に移動する。制御部４０９は、横位置センサ３１９ＢがＯＦＦになると攪拌待機状態となる。
【００５６】
図７（ａ）から（ｃ）は、攪拌部２００における攪拌動作を示す図である。なお、同図（ａ）および（ｂ）については、カップ３の一部を破断して示している。
制御部４０９は、電源部４０６からモータ３２１に通電させる。モータ３２１は伝達ギヤ部３２３を介して駆動ギヤ３２４を駆動する。このことによって縦移動部３２０が上昇し、カップ３がカップ受台３０１とともに矢印方向に移動する。
【００５７】
パルスエンコーダ３２２は、モータ３２１の回転に伴って発生するパルスをカウントして制御部４０９に出力する。カップ３は、カップ受台３０１の上昇に基づいて、まず、上蓋２０５Ａによって開口部が封止され、次に、下蓋２０５Ｂがカップ内周面に内接する。このようにしてカップ３に受容された削氷４を蓋２０５で圧縮する。蓋支持部材２０６は、カップ３の上昇に伴って上方に押し上げられることによりロッド２０７を押し上げる。このことによってカップ封止スイッチ２１４がＯＦＦとなる。センサ部４０２は、カップ封止スイッチ２１４がＯＦＦになると、制御部４０９にカップ封止信号を出力する。
【００５８】
次に、図７（ｂ）に示すように、制御部４０９は、カップ封止信号に基づいて電源部４０６からモータ２０３に通電させる。モータ２０３は駆動軸２０３Ａを介してカッター２０４を低速で回転駆動する。制御部４０９は、縦位置センサ３２７ＢがＯＦＦになると、パルスエンコーダ３２２のパルスを監視して一定のパルス値となるまで電源部４０６からモータ３２１に通電させる。この一定のパルス値は、例えば、カップサイズに応じて定められる値である。制御部４０９は、一定のパルス値となったところで電源部４０６を制御してモータ３２１への通電を一旦停止させた後、モータ３２１を逆転させる。このことによって縦移動部３２０が下降する。次に、制御部４０９は、電源部４０６を制御してモータ２０３への通電量を大にする。モータ２０３は通電量の増大に基づいてカッター２０４を高速で回転駆動する。
【００５９】
制御部４０９は、縦移動部３２０の下降開始から縦位置センサ３２７ＡがＯＦＦになると、パルスエンコーダ３２２のパルスを監視して上記した一定のパルス値となるまで電源部４０６からモータ３２１に通電させる。制御部４０９は、一定のパルス値となったところでモータ３２１を逆転させるように電源部４０６を制御する。縦移動部３２０は、モータ３２１の逆転に基づいて上昇する。また、制御部４０９は、モータ３２１の逆転後に縦位置センサ３２７ＢがＯＦＦになると、パルスエンコーダ３２２のパルスを監視して一定のパルス値となるまで電源部４０６からモータ３２１に通電させる。この一定のパルス値は、カップサイズに応じて定められる値である。制御部４０９は、一定のパルス値となったところで電源部４０６を制御してモータ３２１への通電を一旦停止させた後、モータ３２１を逆転させる。
【００６０】
このことによって、カップ３は、カップ受台３０１とともに矢印方向に往復移動することにより、カップ３内のシロップと削氷４とがカッター２０４の回転に基づいて攪拌される。このときの往復移動量は、氷の供給動作時に得られたパルスカウント値に基づいて認識されるカップのサイズについて、メモリ４０８に格納されている値を読み込むことにより設定される。なお、一定のパルス値については、縦移動部３２０の上昇時と下降時とで異なる値であっても良い。
【００６１】
次に、図７（ｃ）に示すように、制御部４０９は、前述した攪拌が所定の回数に達したことを検出すると、電源部４０６からモータ３２１に通電させることによってカップ受台３０１を下降させる。制御部４０９は、カップ封止スイッチ２１４がＯＮになると、電源部４０６を制御してモータ２０３への通電を停止させる。制御部４０９は、縦位置センサ３２７ＡがＯＦＦになると、電源部４０６を制御してモータ３２１への通電を停止させる。次に、制御部４０９は、電源部４０６からモータ３１１に通電させることによってカップ受台３０１を矢印方向に移動させる。制御部４０９は、横位置センサ３１９ＡがＯＦＦになると、他の縦位置センサ３２７Ａ、カップ検出スイッチ１０５、およびカップ封止スイッチ２１４の状態を確認し、これらがＯＦＦであるときに待機状態となる。
【００６２】
飲料の種類によっては、混合の終了した飲料にトッピングとして削氷を追加することもできる。この場合には、オペレータは、カップ受台３０１にカップ３が搭載されていることを確認して、削氷ボタンを押す。制御部４０９は、トッピング動作として前述した削氷供給動作を実行し、待機位置からカップ受台３０１を再び上昇させてカップ検出蓋１０４に密着させた状態でカップ３に一定量の削氷を供給する。削氷供給後にカップ受台３０１が待機位置に戻ってトッピング動作が終了する。なお、上記したトッピング動作を含む飲料製造動作をトッピング販売動作として一連の流れで実行させるようにしても良い。
【００６３】
上記した飲料製造動作では、カップ受台３０１が横方向および縦方向に移動することから、容器移動部３００を保護するパネル２Ｆに支持棒３０１Ｂの移動を許容するガイド溝３０２を設ける必要があるが、複数の溝による開口部面積が大になって液体分やゴミ、異物が機器内に侵入する恐れがある。これを防ぐものとして、パネル２Ｆの背面にシャッター３０３を設けることにより、支持棒３０１Ｂの移動を確保しながら開口部面積を小にしている。以下、シャッター３０３の動作について説明する。
【００６４】
図８（ａ）から（ｃ）は、削氷部の位置におけるシャッターの動作を示す図である。
シャッター３０３は、ステンレス等の金属材料によって形成された薄い板材であり、支持棒３０１Ｂの外径より大なる幅を有して所定のパターンで形成されたスリット３０３Ａ〜３０３Ｄを有する。このスリット３０３Ａ〜３０３Ｄは、前面側に配置されるパネル２Ｆのガイド溝３０２と重なることによって、ガイド溝３０２の一部に開口部を形成し、その他をカバー部分３０３Ｅとして覆うようになっている。また、スリット３０３Ａ〜３０３Ｄは、シャッター３０３の移動に伴って開口部の位置および形状を変化させるが、開口部全体の面積がほぼ一定となるようにパターン形成されている。
【００６５】
図８（ａ）は、カップ受台３０１が待機位置にあるときの状態を示す。
シャッター３０３は、支持棒３０１Ｂの移動に伴って左側に移動しており、そのことによってカップ受台３０１の上昇方向に設けられるガイド溝３０２をカバー部分３０３Ｅで覆っている。
【００６６】
図８（ｂ）は、カップ受台３０１が上昇中の状態を示す。
シャッター３０３は、スリット３０３Ａ〜３０３Ｄのパターン形状に基づいて支持棒３０１Ｂの矢印方向の上昇に伴って更に左側に移動する。このとき、支持棒３０１Ｂの下部はカバー部分３０３Ｅで覆われる。また、攪拌部側のガイド溝３０２についても一部が開口された状態でカバー部分３０３Ｅで覆われる。
【００６７】
図８（ｃ）は、カップ受台３０１が上昇した状態を示す。
シャッター３０３は、スリット３０３Ａ〜３０３Ｄのパターン形状に基づいて支持棒３０１Ｂの上昇を許容し、支持棒３０１Ｂの下側のガイド溝３０２をカバー部分３０３Ｅで覆っている。また、この状態では、攪拌部側のガイド溝３０２は開口部の面積が最小となる。
【００６８】
図９（ａ）から（ｃ）は、攪拌部の位置におけるシャッターの動作を示す図である。
【００６９】
図９（ａ）は、カップ受台３０１が待機位置から右側に移動中の状態を示す。シャッター３０３は、支持棒３０１Ｂの移動に伴って右側に移動しており、そのことによって削氷部側のガイド溝３０２をカバー部分３０３Ｅで覆っている。
【００７０】
図９（ｂ）は、カップ受台３０１が上昇中の状態を示す。
シャッター３０３は、スリット３０３Ａ〜３０３Ｄのパターン形状に基づいて支持棒３０１Ｂの矢印方向の上昇に伴って左側に移動する。このとき、支持棒３０１Ｂの下部はカバー部分３０３Ｅで覆われる。また、削氷部側のガイド溝３０２についても一部が開口された状態でカバー部分３０３Ｅで覆われる。
【００７１】
図９（ｃ）は、カップ受台３０１が上昇した状態を示す。
シャッター３０３は、スリット３０３Ａ〜３０３Ｄのパターン形状に基づいて支持棒３０１Ｂの上昇を許容し、支持棒３０１Ｂの下側のガイド溝３０２をカバー部分３０３Ｅで覆っている。
【００７２】
上記した飲料製造動作の製造後に、削氷部１００の衛生状態を保つため、洗浄水による洗浄動作を実行することが好ましい。この洗浄動作は、操作ボタン部４０１の洗浄ボタンを押すことによって実行される。
【００７３】
オペレータは、削氷部１００の蓋１０２が閉じていることを確認し、操作ボタン部４０１の洗浄ボタンを押す。制御部４０９は、洗浄ボタン操作に基づいて弁駆動部４０７を制御して図示しない洗浄水の給水管に設けられる電磁弁を開かせることにより、洗浄水供給ノズル１０３から削氷部１００の本体１１０内に一定時間で洗浄水を噴射させる。このとき、制御部４０９は、電源部４０６からモータ１１２に通電させることにより、プロペラ１１１を回転させて削氷部１００の洗浄動作を行う。一定時間が経過すると、制御部４０９は、弁駆動部４０７を制御して電磁弁を閉じさせるとともに電源部４０６を制御してモータ１１２を停止させる。このようにして洗浄動作を終了する。
【００７４】
上記した第１の実施の形態によると、以下の効果が得られる。
（１）カップ３に氷を削って供給する削氷部１００を設け、氷シュート１１４、ベローズ１１６、およびカップ検出蓋１０４を介してカップ３に削氷４を供給するようにしたため、飲料製造動作毎に削氷の供給量が変動することがなく、そのことによる飲料品質のばらつきのない安定した品質の飲料を製造できる。また、削氷の飛び散りを防げることにより、機器の汚損を防げる。
（２）氷Ｉを削る本体１１０を傾斜させて筐体部２に設けているので、削氷刃１１３への氷Ｉの接触性が向上し、単位時間あたりの削氷量を大にできる。また、洗浄水による本体１１０およびプロペラ１１１の洗浄時に排水性が向上する。
（３）カップ３とカップ検出蓋１０４との接触に基づいてカップ３のサイズを認識するようにしたので、カップサイズ検出用のセンサを別途設ける必要がなく、構成の複雑化を防ぐことができる。
（４）削氷４とシロップとを蓋２０５で封止されたカップ３内でカッター２０４の回転に基づいて粉砕、混合、および攪拌して飲料を製造するようにしたので、容器一杯単位で飲料を製造することができ、原料の無駄を生じることなく種々の販売飲料を容易に製造できる。
（５）カップ３内の深さ方向に往復移動して氷とシロップを粉砕しながら混合し、攪拌する攪拌部２００を有しているので、カップ３内の上部側と底部側とで粉砕むらや混合むらを生じることがなく、削氷４とシロップを均一に粉砕し、混合させることができる。
（６）駆動軸２０３Ａに同軸的に設けられる下蓋２０５Ｂをカップ３に内接させるようにしたので、カッター２０４の回転中心とカップの中心軸とを一致させることができ、そのことによってカッター２０４の回転に基づく均一な攪拌効果が得られる。また、カッター２０４の回転中心とカップの中心軸とをずらして配置するようにしても良く、カッター２０４の回転に基づいてカップ３の内部に発生する渦の形成状態を変化させて異なった攪拌性を付与できる。
（７）また、下蓋２０５Ｂがカップ３に内接し、上蓋２０５Ａが上部を覆うことによってカップ３が保持されるので、カッター２０４の回転によるカップ３の回転を防ぐことができ、安定した状態で飲料を製造することができるとともに、カップ外部への飲料の飛び散りを防止できる。特に、下蓋２０５Ｂをカップ３に内接させて封止することで、購買者の口に触れるカップの縁部に飲料が回り込むことがなく、液垂れ等の発生を防げる。
（８）蓋２０５の表面にフッ素コーティングを施しているので、飲料製造後の洗浄動作における蓋２０５の洗浄性を向上させることができる。
【００７５】
なお、上記した第１の実施の形態では、フローズン飲料を製造する飲料製造装置を説明したが、例えば、カップ３に削氷４だけを供給することもできる。また、氷Ｉ以外の固形物として、例えば、シロップ等の原料を氷結させたもの、あるいは、シャーベット状に凍らせたものを用いても良い。また、氷の中に果肉等の固形分を含むものを削氷部１００で削って供給するようにしても良い。
【００７６】
また、上記した第１の実施の形態では、削氷および混合を一連の処理プロセスとして実行する飲料製造装置を説明したが、例えば、削氷のみ、あるいは混合のみの処理プロセスを独立して実行させることも可能である。
【００７７】
また、第１の実施の形態では、削氷４を氷シュート１１４に設けた光センサで非接触検出しているが、例えば、削氷動作に伴うモータ１１２の駆動負荷を電流値に基づいて監視して、単位時間当たりの削氷量を制御部４０９で監視するようにしても良い。この場合には、センサを不要にできるとともに飲料の種類等に応じて所望の量の削氷４を得ることができる。
【００７８】
また、カップ検出蓋１０４と氷シュート１１４とを連結する部分に用いたベロース１１６は、他の構成としてコイルスプリング等の部材によって形成しても良い。
【００７９】
図１０（ａ）および（ｂ）は、第２の実施の形態に係る飲料製造装置の斜視図である。
この飲料製造装置１は、図１０（ａ）に示すように、トレイ部３００Ａの前面に安全性を高めるための保護扉１１７を有し、保護扉１１７は円周の一部を切断した曲面状に形成されている。また、保護扉１１７は、前面に開閉操作用のハンドル１１７Ａを有し、図示しないガイド溝に沿って移動自在に支持されている。また、保護扉１１７は、保護扉センサとして設けられる図示しない電磁センサによって開閉状態を監視される。
【００８０】
図１０（ｂ）は、保護扉１１７を開いた状態を示す図である。
保護扉１１７は、削氷部側と攪拌部側とを遮断するようにトレイ部３００Ａに収容される。このとき、保護扉センサはＯＦＦとなり、制御部４０９は、削氷部１００および攪拌部２００への通電をＯＦＦにする。このことによって飲料製造動作を実行できないようになる。
【００８１】
上記した第２の実施の形態によると、保護扉１１７を閉じているときに飲料製造動作が可能となり、保護扉１１７を開いたときに飲料製造動作を実行不可とするようにしたので、飲料製造中に原料等の飛び散りが生じることを防ぎ、機器および機器周囲の汚損を防いで衛生性を向上させることができる。また、保護扉１１７を開くことで攪拌部２００への手の挿入を阻むことができ、カッター２０４との不用意な接触に基づく事故を防ぐことができる。
【００８２】
図１１は、第３の実施の形態に係る飲料製造装置の攪拌部を部分的に示す。
蓋２０５は、下蓋２０５Ｂを筒状に包囲するように形成された上蓋２０５Ａを有し、上蓋２０５Ａは、給水管２２０を介して供給される洗浄水を下蓋２０５Ｂに噴射する洗浄水吐出口２０５Ｃを内部側面に有する。
【００８３】
上記した第３の実施の形態によると、攪拌部２００を駆動させた後に簡易洗浄として洗浄水を噴射する水洗浄を実行できることから、カッター２０４や蓋２０５に付着した飲料を速やかに洗い流して衛生状態を良好に保つことができる。
【００８４】
図１２は、第４の実施の形態に係る飲料製造装置の攪拌部を部分的に示す。
この攪拌部２００は、蓋２０５および蓋支持部材２０６を洗浄水に浸漬して攪拌洗浄できるようにしたものであり、カップに代えて重洗浄容器２２１を用いる。この重洗浄容器２２１には給水管２１２から洗浄水が供給される。
【００８５】
重洗浄容器２２１は、樹脂材料によって形成されてカップ状に形成される第１形状部２２１Ａと、第１形状部２２１Ａより大なる外径を有する円筒状の第２形状部２２１Ｂと、下蓋２０５Ｂに当接して洗浄水循環用の流路２１１Ｄを形成する蓋支持突起２２１Ｃとを有し、蓋支持突起２２１Ｃは９０度間隔で４個設けられている。
【００８６】
第１形状部２２１Ａは、カップと同等のテーパー形状を有して形成されており、洗浄時に下蓋２０５Ｂがテーパー形状部分に位置するようになっている。
【００８７】
第２形状部２２１Ｂは、上端が蓋支持部材２０６の上部より上に位置するように形成されて、満たされた洗浄水（図示せず）によって上蓋２０５Ａも洗浄できるようになっている。
【００８８】
以下に、重洗浄容器２２１を用いた攪拌部２００の洗浄動作について説明する。
オペレータは、待機位置にあるカップ受台３０１に重洗浄容器２２１を搭載し、操作ボタン部４０１の重洗浄ボタンを操作する。制御部４０９は、重洗浄ボタンの操作に基づいて電源部４０６からモータ３１１に通電させることにより、カップ受台３０１をカッター２０４の直下に移動させる。
【００８９】
制御部４０９は、横位置センサ３１９ＢがＯＦＦになると、電源部４０６からモータ３２１に通電させることによってカップ受台３０１を上昇させる。次に、制御部４０９は、下蓋２０５Ｂと蓋支持突起２２１Ｃとの当接に基づいてカップ封止スイッチ２１４がＯＦＦになると、パルスエンコーダ３２２のパルスを監視して重洗浄位置に応じた所定のパルス値となるまで電源部４０６からモータ３２１に通電させる。制御部４０９は、所定のパルス値となったところで電源部４０６を制御してモータ３２１への通電を停止させる。次に、制御部４０９は、弁駆動部４０７を制御して給水管２１２を開くことにより、洗浄水を重洗浄容器２２１に供給する。
【００９０】
制御部４０９は、洗浄水の供給開始から所定の時間後に弁駆動部４０７を制御することによって給水を停止させる。次に、制御部４０９は、電源部４０６からモータ２０３に一定の時間で通電させることによってカッター２０４を一定の時間で回転させると、流路２１１Ｄを介して上蓋２０５Ａからカッター２０４にかけて洗浄水が循環する。このように重洗浄容器２２１内で洗浄水を攪拌することによってカッター２０４および蓋２０５が水洗浄される。制御部４０９は、一定時間の経過後に容器移動部３００を駆動制御することによってカップ受台３０１を待機位置に移動させる。オペレータは、待機位置に配置されたカップ受台３０１から重洗浄容器２２１を除去して重洗浄動作を終了する。
【００９１】
なお、蓋２０５や蓋支持部材２０６の汚れがひどい場合には、重洗浄容器２２１に予め洗剤等の薬剤を入れて洗浄水で希釈することにより生成される洗浄液で薬剤洗浄を行うようにしても良い。この場合には、洗浄後に薬剤を除去するため、水洗浄を充分に行うことが好ましい。
【００９２】
上記した第４の実施の形態によると、蓋２０５の背面や隙間部分に入り込んだ原料等についても効果的に溶解、除去することができる。
【００９３】
なお、上記した飲料製造装置１では、飲料として、清涼飲料のほかにフローズンカクテル等の酒類を製造することも可能である。この場合には、削氷、リキュール、ジュース、シロップ等の原料をカップ３内で混合することで製造することができる。
【００９４】
また、カクテル等の酒類では、飲料の種類に応じたグラスで顧客に提供することから、飲料製造時にカップ３に代えてカップ形状を有する製造容器（例えば、ステンレス製）を使用して飲料を製造し、この製造容器から所定のグラスに移して顧客に提供するようにしても良い。
【００９５】
【発明の効果】
以上説明した通り、本発明の飲料製造装置によると、所定の粗さで氷を削って形成される削氷をトレイ部に配置された販売容器に供給する削氷部と、販売容器を封止した状態で販売容器の内部に受容されている受容物を混合する攪拌部とを有し、販売容器を容器移動部で縦方向に往復移動させながら攪拌部に受容物の混合を行わせるようにしたため、原料の無駄を生じることなく種々の販売飲料を容易に製造でき、器具等による事故を防ぐとともに機器の汚損や容器の汚損を低減することができる。
【図面の簡単な説明】
【図１】図１は、本発明の第１の実施の形態に係る飲料製造装置の正面図である。
【図２】図２は、図１に示す飲料製造装置の筐体部の左側面を開放した側面図である。
【図３】図１の右側面を開放した攪拌部の概略構成図を示す。
【図４】容器移動部の概略構成を示す斜視図である。
【図５】飲料製造装置の制御回路を示す回路ブロック図である。
【図６】（ａ）から（ｃ）は、削氷部における氷の供給動作を示す図である。
【図７】（ａ）から（ｃ）は、攪拌部における攪拌動作を示す図である。
【図８】（ａ）から（ｃ）は、削氷部の位置におけるシャッターの動作を示す図である。
【図９】（ａ）から（ｃ）は、攪拌部の位置におけるシャッターの動作を示す図である。
【図１０】（ａ）および（ｂ）は、第２の実施の形態に係る飲料製造装置の斜視図である。
【図１１】第３の実施の形態に係る飲料製造装置の攪拌部を部分的に示す。
【図１２】第４の実施の形態に係る飲料製造装置の攪拌部を部分的に示す。
【図１３】特許文献１に示される飲料製造装置を示す図である。
【図１４】特許文献２に示される飲料製造装置を示す図である。
【符号の説明】
１、飲料製造装置２、筐体部２Ａ〜２Ｇ、パネル２Ｈ、補強材
３、カップ４、削氷２０、ドリップトレイ３０、飲料製造装置
３１、タンク３１Ａ、蓋３２、水ライン３３、シロップライン
３４、シロップノズル３５、給気ノズル３６、ガスライン
３７、冷却シリンダ３７Ａ、攪拌羽根３８、攪拌モータ
３９、飲料ノズル３９Ａ、コック４０、飲料製造装置４１、本体部
４２、氷連続製造部４３、氷貯留部４３Ａ、氷排出口
４４、削取部４４Ａ、氷受けプレート４４Ｂ、氷排出口
４５、容器４６、ターンテーブル４７、モータ４８、シロップ導管
１００、削氷部１００Ａ、機器収容空間１０１Ａ、ヒンジ
１０１、氷投入口１０２、蓋１０３、洗浄水供給ノズル
１０４、カップ検出蓋１０４Ａ、ガイドロッド１０５、カップ検出スイッチ
１１０、本体１１０Ａ、モータブラケット１１１、プロペラ
１１１Ａ、回転軸１１２、モータ１１３、削氷刃
１１４、氷シュート１１５、光センサ１１６、ベローズ
１１７、保護扉１１７Ａ、ハンドル２００、攪拌部２０１、前面扉
２０１Ａ、ヒンジ２０１Ｂ、操作パネル２０２、主電源スイッチ
２０３、モータ２０３Ａ、駆動軸２０４、カッター２０５、蓋
２０５Ａ、上蓋２０５Ｂ、下蓋２０５Ｃ、洗浄水吐出口
２０６Ｃ、スプリング２０６Ａ、ロッド固定片２０６、蓋支持部材
２０６Ｂ、分割片２０７、ロッド２０７Ａ、ロッド固定片
２０７Ａ、上端片２０８、スプリング２０９、操作ボタン
２１０、ディスプレイ２１１、操作部２１２、給水管
２１３、スライドガイド２１３Ａ、モータブラケット
２１４、カップ封止スイッチ２１４Ａ、操作片２２０、給水管
２２１、重洗浄容器２２１Ａ、第１形状部２２１Ｂ、第２形状部
３００、容器移動部３００Ａ、トレイ部３０１、カップ受台
３０１Ａ、カップ支持部材３０１Ｂ、支持棒３０１Ｃ、網部材
３０２、ガイド溝３０３、シャッター３０３Ａ〜３０３D、スリット
３０３Ｅ、カバー部分３０５、ベース３１０、横移動部
３１１、モータ３１２、伝達ギヤ部３１３、駆動ギヤ
３１４、スライダ３１４Ａ、ラック３１５、遮光板
３１６、支持部材３１７、ガイドロッド３１９Ａ、横位置センサ
３１９Ｂ、横位置センサ３２０、縦移動部３２１、モータ
３２２、パルスエンコーダ３２３、伝達ギヤ部３２４、駆動ギヤ
３２５、支持部材３２５Ａ、遮光板３２６、ポスト
３２６Ａ、ラック３２７Ａ、縦位置センサ
３２７Ｂ、縦位置センサ３２７Ｃ、保護板３２８、ロッド支持体
３２９、ガイドロッド４０１、操作ボタン部４０２、センサ部
４０４、入力部４０５、位置検出部４０６、電源部
４０７、弁駆動部４０８、メモリ４０９、制御部４１０、バス[0001]
BACKGROUND OF THE INVENTION
The present invention relates to a beverage production apparatus and a beverage production method for producing beverages such as soft drinks and alcoholic beverages in a container, and in particular, a beverage production apparatus and beverage that are excellent in hygiene and can flexibly cope with diversification of beverages. It relates to a manufacturing method.
[0002]
[Prior art]
As a conventional beverage production apparatus, a syrup and ice are mixed in a tank to produce a sherbet-like beverage (in the following description, a soft beverage containing ice and a beverage including a frozen dessert such as liquor and shaved ice). A manufacturing apparatus is known (for example, refer to Patent Document 1). Such a beverage is called a frozen beverage.
[0003]
FIG. 13 is a diagram showing a beverage production apparatus disclosed in Patent Document 1. As shown in FIG.
The beverage production apparatus 30 is configured to supply an atmospheric open tank 31 having a lid 31A, a syrup nozzle 34 including a water line 32 and a syrup line 33, and carbon dioxide gas supplied from a carbon dioxide gas cylinder (not shown) through a gas line 36. An air supply nozzle 35 for supplying the frozen beverage, a cylindrical cooling cylinder 37 housed in the tank 31 and having stirring blades 37A and 37B, a stirring motor 38 for rotationally driving the stirring blades 37A and 37B, a cock And a beverage nozzle 39 for discharging a frozen beverage from the tank 31.
[0004]
According to this beverage manufacturing apparatus 30, ice is made by the cooling cylinder 37 while mixing the dilution water and syrup in the tank 31. By stirring the mixture of ice and syrup delivered from the cooling cylinder 37 with the stirring blades 37A and 37B, a sorbet-like frozen beverage with a good mouthfeel and a refreshing sensation is formed.
[0005]
Moreover, there exists a drink manufacturing apparatus which mixes ice and a liquid within a container and manufactures a drink (for example, refer patent document 2).
[0006]
According to this beverage production apparatus, by putting ice into which the ice mass has been shaved while the liquid material such as syrup contained in the beverage production container is stirred with a mixing blade provided in the container, A foamy mixture (beverage) is produced.
[0007]
Moreover, the drink manufacturing apparatus which manufactures a drink directly with a container is known (for example, refer patent document 3).
[0008]
FIG. 14 is a diagram showing a beverage production apparatus disclosed in Patent Document 3. As shown in FIG.
The beverage manufacturing apparatus 40 includes a main body 41, an ice continuous manufacturing unit 42 including an ice making unit that continuously manufactures ice in an upward direction in a built-in cylinder, and a granule manufactured by the ice continuous manufacturing unit 42. From an ice storage unit 43 for storing ice, a scraping unit 44 for scraping granular ice discharged from the ice storage unit 43 through an ice discharge port 43A with an ice receiving plate 44A, and making it into a snow state, A container 45 to which shaved ice discharged through the ice discharge port 44B is supplied, a turntable 46 on which the container 45 is mounted, a motor 47 for rotating the turntable 46, and syrup is supplied onto the shaved ice in the container 45. And a syrup conduit 48.
[0009]
According to this beverage manufacturing apparatus 40, a pile of shaved ice can be easily manufactured by mounting the container 45 on the turntable 46 and supplying snow-like ice to the container 45 while rotating the turntable 46. In addition, it is possible to uniformly apply to the entire slope of the shaved ice via the syrup conduit 48.
[0010]
[Patent Document 1]
Japanese Patent Laid-Open No. 2000-163651 (FIG. 2)
[Patent Document 2]
Japanese Examined Patent Publication No. 1-48740 (Fig. 1)
[Patent Document 3]
Japanese Patent Laid-Open No. 10-248494 (FIG. 1)
[0011]
[Problems to be solved by the invention]
However, the conventional beverage production apparatus has the following problems.
(1) The beverage production apparatus disclosed in Patent Document 1 has a problem that the apparatus becomes large because a device for frozen beverages such as a tank and an ice making machine for mixing and cooling syrup and dilution water is required. Another problem is that if the type of beverage to be sold is changed, a large amount of beverage stored in the tank must be discarded, resulting in a large loss.
(2) In the beverage manufacturing apparatus of Patent Document 2, since it is necessary to manufacture a certain amount (a plurality of cups) of beverage due to the structure of the device, it takes time to pour the beverage into another container and various menu configurations There is a problem that it cannot be easily handled. In addition, since the mixing blade is provided inside the container, it takes time to sufficiently clean the foreign matters and the like adhering to the details, and there is a risk of injury by the mixing blade during manual cleaning.
(3) In the beverage production apparatus of Patent Document 3, since the shaved ice and syrup are thrown toward the opening of the rotating container, the ice and syrup may adhere to the outside of the container and the appearance may be impaired. There is a problem in that splashed ice or syrup adheres to the equipment and deteriorates hygiene.
[0012]
Accordingly, an object of the present invention is to provide a beverage production apparatus and beverage capable of easily producing various sales beverages without causing waste of raw materials, preventing accidents caused by utensils and the like, and reducing equipment contamination and container contamination. It is to provide a manufacturing method.
[0013]
[Means for Solving the Problems]
 In order to achieve the above object, the present inventioncupA housing portion having a tray portion that is detachably disposed;
 The ice cutting formed by cutting the ice with a predetermined roughness accommodated in the housing part is disposed in the tray part.cupThe ice cutting part to supply to,
 Housed in the housing portion and thecupIn the sealed statecupA stirring unit for mixing the receptor received inside
 SaidcupAnd a container moving part that moves up and down at the position of the ice-cutting part and the stirring part while horizontally moving the cradle with the tray part,
 SaidcupA control unit that causes the agitation unit to mix the acceptor while reciprocally moving the container in the vertical direction by the container moving unit;,HaveAnd
 The ice cutting portion is
 An ice cutting blade for cutting the ice;
 A main body having a shape capable of receiving the ice and provided on the inclined portion;
 A propeller that stirs the ice in the body and guides it to the ice cutting blade;
 A chute for guiding the ice cutting into the cup;
 A cup detection lid provided at an end of the chute and in close contact with the cup;
 An ice sensor for detecting the ice cutting accumulated in the chute.A beverage production apparatus characterized by the above is provided.
[0014]
According to such a beverage manufacturing apparatus, ice can be accurately supplied to the sales container, and the ice and the liquid can be mixed without being scattered outside the sales container.
[0017]
DETAILED DESCRIPTION OF THE INVENTION
Embodiments of the present invention will be described below with reference to the drawings.
[0018]
In the following description, “mixing” includes not only the meaning of stirring and mixing liquids, but also the meaning of pulverizing, stirring and mixing solids such as ice. The “raw material” includes solids such as ice in addition to liquids such as syrup.
FIG. 1 is a front view of a beverage production apparatus according to the first embodiment of the present invention. The beverage manufacturing apparatus 1 is provided on the left side of the housing part 2 and is provided on the right side of the housing part 2 and an ice cutting part 100 for supplying ice shaved to a predetermined roughness (hereinafter referred to as ice cutting). Stirring unit 200, container moving unit 300 mounted with cup 3 as a sales container and provided so as to be movable in the horizontal and vertical directions, water dripping from ice cutting unit 100, beverages spilled from cup 3, etc. And a drip tray 20 for receiving liquid. In the following description, the horizontal direction is not limited to the horizontal direction but includes an oblique direction including a vertical component. In addition, the vertical direction is not limited to the vertical direction, and includes an oblique direction including a horizontal component.
[0019]
The ice shaving unit 100 includes an ice slot 101 for pouring ice, a lid 102 made of a transparent resin material that is attached to the casing 2 by a hinge 101A so as to be openable and closable, and an ice slot. The cleaning water supply nozzle 103 is provided at 101 for supplying cleaning water, and the cup detection lid 104 is provided at the lower part of the ice cutting unit 100 to detect the presence or absence of the cup 3 based on the contact.
[0020]
The agitating unit 200 includes a front door 201 that covers the front surface, a hinge 201A that supports the front door 201 to be openable and closable on the casing 2, a main power switch 202 for turning on or off the main power of the entire apparatus, A drive shaft 203A connected to a rotation shaft of a motor (described later) 203 housed in the upper part of the stirring unit 200 and rotating and fixed to the tip of the drive shaft 203A to rotate, thereby crushing, mixing, and stirring the raw materials , A cover 205 that is provided coaxially with the drive shaft 203 A and is movable in the axial direction, and includes an upper cover 205 A and a lower cover 205 B, and a spring that generates an external force for sealing the cup 3 with the cover 205. A lid support member 206 having 206C, a rod 207 that supports the lid support member 206 so as to be movable in the vertical direction, and a spline that is coaxially attached to the rod 207. Has a ring 208, an operation unit 211 composed of a plurality of operation buttons 209 and the liquid crystal display device of the display 210. The water supply pipe 212 for supplying the washing water during washing.
[0021]
The container moving unit 300 includes a cup holder 301 provided on the tray unit 300A for mounting the cup 3, a guide groove 302 provided on the panel 2F along the moving direction of the cup holder 301, and the movement of the cup holder 301. Accordingly, the shutter 303 is provided so as to shield the guide groove 302. Here, the tray unit 300A is a part of the front side of the housing unit 2 that is provided on the top of the drip tray 20 and in which the cup holder 301 is movably disposed.
[0022]
The drip tray 20 is configured so that the waste liquid can be discharged through a waste liquid pipe (not shown), and the waste liquid pipe is provided with an electromagnetic valve that can be controlled to open and close.
[0023]
FIG. 2 is a side view of the beverage manufacturing apparatus shown in FIG.
The ice cutting portion 100 forms a device housing space 100A with panels 2A to 2G made of metal plates, and is configured to have a predetermined mechanical strength as a casing by being reinforced with a reinforcing material 2H. . Further, the panel 2E is formed in a net shape so as to allow liquid to pass downward. In addition, on the front surface of the front door 201, there is an operation panel 201B provided with various operation buttons for operating the beverage production apparatus 1.
[0024]
The device housing space 100A houses a device for cutting ice on the top, a cup detection switch 105 that is operated by a guide rod 104A that penetrates the panel 2G and detects the rise of the cup detection lid 104, and an upper surface. A main body 110 made of a resin material that receives the ice I that is inserted from the formed ice insertion port 101, a propeller 111 made of a resin material that is rotatably accommodated inside the main body 110, and a main body via a motor bracket 110A. A motor 112 for driving a propeller 111 attached to 110, an ice cutting blade 113 projecting inside the main body 110 to ice ice I, an ice chute 114 for dropping the ice to guide to the cup 3, and an ice chute 114, an optical sensor 115 for optically detecting the presence or absence of ice cutting, a cup detection lid 104, and an ice chute 114. And a bellows 116 made of elastic, resilient material that forms an.
[0025]
The hinge 101A has an electromagnetic switch (not shown) that detects the open state of the lid 102.
[0026]
The cleaning water supply nozzle 103 injects cleaning water onto the main body 110 and the propeller 111 when executing the cleaning operation.
[0027]
The cup detection switch 105 is provided so as to generate an OFF signal based on contact with the guide rod 104A. Specifically, a switch such as a micro switch can be used.
[0028]
The main body 110 is attached to the inclined panel 2D, whereby the rotation shaft 111A of the propeller 111 accommodated therein is arranged at a predetermined angle on the front side.
[0029]
The propeller 111 is configured to rotate the ice I in the main body 110 to contact the ice cutting blade 113, and the ice I is stirred so that the ice I uniformly hits the ice cutting blade 113.
[0030]
The ice sensor 115 detects the light emitted from the light emitting element provided on the front side of the ice chute 114 with a light receiving element provided on the back side of the ice chute 114, whereby the ice cutting introduced into the cup 3 is detected. It is detected that the ice has reached the height at which the ice chute 114 is provided.
[0031]
The bellows 116 has an elastic force that causes the cup detection lid 104 to be in close contact with the periphery of the cup 3, thereby preventing icing from splashing outside the cup 3 when the icing is supplied.
[0032]
The cup cradle 301 is detachably fixed to the slider 314 of the container moving unit 300 via a support bar 301B, and has a cup support member 301A that prevents the cup 3 from dropping off during movement.
[0033]
FIG. 3 is a schematic configuration diagram of the stirring unit in which the right side surface of FIG. 1 is opened.
The agitating unit 200 includes a motor 203 that rotates the drive shaft 203A, a motor bracket 213A that fixes the motor 203, a slide guide 213 that slidably supports the rod 207, and an operation piece 214A. And a cup sealing switch 214 for detecting the sealing of the cup 3 by 205.
[0034]
The lid 205 is configured by combining an upper lid 205A having an outer diameter that covers and seals the opening of the cup 3, and a lower lid 205B having an outer diameter inscribed in the cup 3, in order to suppress the adhesion of beverages. The surface is coated with fluorine. The upper lid 205A is in close contact with the cup 3 when the cup is sealed based on the elastic force of a spring 206C provided between the upper lid 205A and the lid support member 206. The lower lid 205B is quickly separated from the cup 3 at the time of cup separation based on the elastic force of the spring 206C. In addition, in order to improve the surface contact property of the cup 3, the lower lid 205B may have a tapered shape at the cup contact portion.
[0035]
The cup sealing switch 214 detects a contact state between the cup 3 and the upper end piece 207A of the rod 207 and the operation piece 214A. In this embodiment, the operation piece 214A and the upper end piece 207A are detected. When is separated, it is turned off and the cup seal is detected.
[0036]
The slide guide 213 is fixed to a fixing system (not shown) via a fixing member such as a screw.
[0037]
The lid support member 206 is formed of a resin material, and includes a rod fixing piece 206A to which the rod 207 is fixed, and a divided piece 206B that is screwed to the rod fixing piece 206A.
[0038]
FIG. 4 is a perspective view illustrating a schematic configuration of the container moving unit.
The container moving unit 300 is configured by mounting on a base 305 a horizontal moving unit 310 that moves the cup cradle 301 in the horizontal direction and a vertical moving unit 320 that moves the cup cradle 301 in the vertical direction.
[0039]
The lateral movement unit 310 is based on a motor 311 that generates a driving torque, a transmission gear unit 312 that includes a plurality of gear members that transmit the driving torque of the motor 311, and the driving torque that is transmitted via the transmission gear unit 312. A drive gear 313 rotating in a predetermined direction, a slider 314 formed with a rack 314A meshing with the drive gear 313, a light shielding plate 315 provided on the slider 314, and a support member 316 are supported to slide the slider 314 back and forth. There are two guide rods 317 that are freely supported, and lateral position sensors 319A and 319B that detect the position of the slider 314 based on light shielding by the light shielding plate 315.
[0040]
The motor 311 rotates in a predetermined rotation direction by reversing the energization polarity according to the driving direction of the slider 314.
[0041]
The lateral position sensors 319A and 319B are configured by optical sensors in which a light emitting element and a light receiving element are arranged with a predetermined interval. When the light is shielded by the light shielding plate 315, the lateral position sensors 319A and 319B are turned off. The part position is detected. Note that other sensors such as a magnetic sensor can be used as long as the position of the slider 314 can be detected with a certain accuracy.
[0042]
The vertical movement unit 320 includes a motor 321 that generates drive torque, a pulse encoder 322 that generates pulses according to the amount of rotation of the motor 321, and a transmission gear unit 323 that includes a plurality of gear members that transmit the drive torque of the motor 321. A drive gear 324 that rotates in a predetermined direction based on the drive torque transmitted through the transmission gear portion 323, a support member 325 that rotatably supports the drive gear 324, and a light shielding plate that is provided on the support member 325 325A, a post 326 formed with a rack 326A that meshes with the drive gear 324, vertical position sensors 327A and 327B that are optical sensors for detecting a vertical position provided on the post 326, and vertical position sensors 327A and 327B are protected. A protective plate 327C, a rod support 328 attached to the support member 316, and a rod support And a pair of guide rods 329 for movably supporting the base 305 in a vertical direction through the body 328. A net member 301 C is provided on the cup mounting surface of the cup cradle 301.
[0043]
The motor 321 rotates in a predetermined rotation direction by reversing the energization polarity.
[0044]
The vertical position sensors 327A and 327B are configured by optical sensors in which a light emitting element and a light receiving element are arranged at a predetermined interval. When the light is shielded by the light shielding plate 325A, the vertical position sensors 327A and 327B are turned off. Detect position. The vertical position sensor 327A is provided to stop the vertical movement unit 320 at the lower reference position in the vertical direction of the post 326, and the vertical position sensor 327B is a vertical movement unit at the upper reference position in the vertical direction of the post 326. It is provided to stop 320. The upper reference position is a position where the cutter 204 of the stirring unit 200 and the bottom of the cup 3 do not contact each other. It should be noted that other sensors such as a magnetic sensor can be used as long as the position of the base 305 can be detected with a certain accuracy.
[0045]
FIG. 5 is a circuit block diagram showing a control circuit of the beverage production apparatus.
The control circuit includes an operation button unit 401 that performs operations such as sales, an optical sensor that detects the operation of each unit, a sensor unit 402 such as a switch, a pulse encoder 322 that detects the vertical movement amount of the vertical movement unit 320, and sales. An input unit 404 for inputting an initial value or an arbitrary set amount in the operation or cleaning operation, a position detection unit 405 for detecting the position of the cup 3 based on the outputs of the sensor unit 402 and the pulse encoder 322, and power to each unit Power supply unit 406, a valve drive unit 407 for opening and closing electromagnetic valves provided in pipes such as a water supply pipe 212 and a waste liquid pipe, and data necessary for the operation of each part, for executing sales operation, cleaning operation, etc. A memory 408 for storing various data such as sales data arbitrarily set by a program and an operator, and controls the operation of each part and measures time. A Cormorant controller 409 is constituted by connecting through a bus 410.
[0046]
The operation button unit 401 includes a frozen beverage sales button for executing ice cutting and mixing, an ice cutting button for executing ice cutting, a mixing button for executing mixing, and a topping sales for executing ice cutting, mixing, and ice cutting. In addition to a sales button such as a button, it has a cleaning button, a simple cleaning button, and a heavy cleaning button of the ice shaving unit 100.
[0047]
The input unit 404 sets the processing pattern setting of ice removal and mixing according to the type of beverage, the supply time of cleaning water, the operation time of each unit during cleaning, and the like.
[0048]
The memory 408 stores the pulse count value output from the pulse encoder 322 until the cup cradle 301 starts to rise from the standby position and the cup detection switch 105 is turned on by the cup 3 (for example, S, M, L). The memory 408 stores the reciprocating amount of the stirring operation in the stirring unit 200 for each cup size.
[0049]
Hereinafter, the operation | movement which manufactures the frozen drink which mixed ice shaving and syrup with the drink manufacturing apparatus of 1st Embodiment is demonstrated.
[0050]
FIGS. 6A to 6C are views showing the ice cutting supply operation in the ice cutting unit 100. FIG. In the figure, the main part is simply illustrated for easy explanation.
First, as shown in FIG. 6A, when the beverage manufacturing apparatus 1 is in the illustrated standby position, the horizontal position sensor 319A is OFF, the vertical position sensor 327A is OFF, and the cup detection switch 105 is OFF. Thus, with the cup cradle 301 in the standby position, the operator turns on the main power switch 202 and closes the front door 201. Next, the operator mounts the cup 3 receiving a predetermined amount of syrup as a liquid raw material on the cup cradle 301. Next, the operator opens the lid 102 of the ice shaving unit 100, throws the ice I into the main body 110 from the ice slot 101, and closes the lid 102. As the ice I to be introduced, for example, ice such as rock ice can be used in addition to ice for iced drink.
[0051]
Next, the operator presses the sales button on the operation panel 201B. When receiving a sales start signal based on the operation of the sales button, the control unit 409 raises the cup cradle 301 in the direction of the arrow by energizing the motor 321 from the power supply unit 406.
[0052]
The pulse encoder 322 outputs a pulse generated with the rotation of the motor 321 to the position detection unit 405. As shown in FIG. 6B, the cup detection lid 104 comes into contact with the raised cup 3 and is further pushed up as the cup cradle 301 is raised. The guide rod 104 A moves as the cup detection lid 104 rises, and turns on the cup detection switch 105. The motor 321 stops when the cup detection switch 105 is turned on. As a result, the rise of the cup cradle 301 is stopped. The position detector 405 outputs the pulse count value of the pulse encoder 322 from the standby position of the cup cradle 301 to the position where the cup detection switch 105 is turned on to the controller 409. The control unit 409 recognizes the size of the cup 3 by storing the pulse count value in the memory 408 and comparing with the pulse count value stored according to the cup size (for example, S, M, L). To do.
[0053]
Here, when the pulse count value output from the pulse encoder 322 as the cup cradle 301 is raised exceeds a predetermined value and the cup detection switch 105 is not turned ON, the control unit 409 performs cup reception. The sales operation is terminated on the assumption that no cup is mounted on the table 301.
[0054]
Next, the control unit 409 energizes the motor 112 from the power supply unit 406 after a predetermined time has elapsed. The motor 112 rotates the propeller 111 based on energization. The propeller 111 agitates the ice I put in the main body 110 and moves it along the inner surface so as to contact the ice cutting blade 113. The ice cutting blade 113 scrapes the ice I and drops it to the cup 3 through the ice chute 114 and the bellows 116 as ice cutting. When ice removal accumulated in the cup 3 is detected by the ice sensor 115, the power supply unit 406 stops energization of the motor 112.
[0055]
Next, as shown in FIG. 6C, the cup cradle 301 is conveyed in the direction of the arrow by the container moving unit 300. The cup 3 that has received the ice cutting 4 moves immediately below the cutter 204 of the stirring unit 200. The control unit 409 enters a stirring standby state when the lateral position sensor 319B is turned off.
[0056]
FIGS. 7A to 7C are diagrams showing the stirring operation in the stirring unit 200. FIG. In addition, about the figure (a) and (b), a part of cup 3 is fractured | ruptured and shown.
The control unit 409 energizes the motor 321 from the power supply unit 406. The motor 321 drives the drive gear 324 via the transmission gear portion 323. As a result, the vertical movement unit 320 moves up, and the cup 3 moves in the direction of the arrow together with the cup holder 301.
[0057]
The pulse encoder 322 counts pulses generated with the rotation of the motor 321 and outputs the counted pulses to the control unit 409. The opening of the cup 3 is first sealed by the upper lid 205A based on the rise of the cup cradle 301, and then the lower lid 205B is inscribed in the cup inner peripheral surface. In this way, the shaved ice 4 received in the cup 3 is compressed by the lid 205. The lid support member 206 pushes up the rod 207 by being pushed upward as the cup 3 is raised. As a result, the cup sealing switch 214 is turned OFF. The sensor unit 402 outputs a cup sealing signal to the control unit 409 when the cup sealing switch 214 is turned off.
[0058]
Next, as shown in FIG. 7B, the control unit 409 energizes the motor 203 from the power supply unit 406 based on the cup sealing signal. The motor 203 rotates the cutter 204 at a low speed via the drive shaft 203A. When the vertical position sensor 327B is turned off, the control unit 409 monitors the pulse of the pulse encoder 322 and energizes the motor 321 from the power supply unit 406 until a constant pulse value is obtained. This constant pulse value is a value determined according to the cup size, for example. The control unit 409 controls the power supply unit 406 at a constant pulse value to temporarily stop energization of the motor 321 and then reverses the motor 321. As a result, the vertical movement unit 320 is lowered. Next, the control unit 409 controls the power supply unit 406 to increase the energization amount to the motor 203. The motor 203 rotates the cutter 204 at high speed based on the increase in the energization amount.
[0059]
When the vertical position sensor 327A is turned OFF from the start of the downward movement of the vertical movement unit 320, the control unit 409 monitors the pulse of the pulse encoder 322 and energizes the motor 321 from the power supply unit 406 until the above-described constant pulse value is reached. The control unit 409 controls the power supply unit 406 so as to reverse the motor 321 when a constant pulse value is reached. The vertical movement unit 320 moves up based on the reverse rotation of the motor 321. Further, when the vertical position sensor 327B is turned off after the motor 321 is rotated in reverse, the control unit 409 monitors the pulse of the pulse encoder 322 and energizes the motor 321 from the power supply unit 406 until a constant pulse value is obtained. This constant pulse value is a value determined according to the cup size. The control unit 409 controls the power supply unit 406 at a constant pulse value to temporarily stop energization of the motor 321 and then reverses the motor 321.
[0060]
As a result, the cup 3 reciprocates in the direction of the arrow together with the cup cradle 301 so that the syrup in the cup 3 and the ice cutting 4 are agitated based on the rotation of the cutter 204. The reciprocating amount at this time is set by reading the value stored in the memory 408 for the cup size recognized based on the pulse count value obtained during the ice supply operation. In addition, about a fixed pulse value, a different value may be sufficient when the vertical movement part 320 raises and descend | falls.
[0061]
Next, as illustrated in FIG. 7C, when the control unit 409 detects that the above-described stirring has reached a predetermined number of times, the control unit 409 lowers the cup cradle 301 by energizing the motor 321 from the power supply unit 406. Let When the cup sealing switch 214 is turned on, the control unit 409 controls the power supply unit 406 to stop energization of the motor 203. When the vertical position sensor 327A is turned off, the control unit 409 controls the power supply unit 406 to stop energization of the motor 321. Next, the control unit 409 moves the cup holder 301 in the arrow direction by energizing the motor 311 from the power supply unit 406. When the horizontal position sensor 319A is turned off, the control unit 409 checks the states of the other vertical position sensor 327A, the cup detection switch 105, and the cup sealing switch 214, and enters a standby state when these are turned off.
[0062]
Depending on the type of beverage, icing can be added as a topping to the beverage after mixing. In this case, the operator confirms that the cup 3 is mounted on the cup cradle 301 and presses the ice cutting button. The control unit 409 performs the above-described ice removal supply operation as a topping operation, and supplies a certain amount of ice removal to the cup 3 in a state where the cup receiving base 301 is raised again from the standby position and is brought into close contact with the cup detection lid 104. To do. After the ice shave supply, the cup cradle 301 returns to the standby position, and the topping operation ends. The beverage manufacturing operation including the above topping operation may be executed as a topping sales operation in a series of flows.
[0063]
In the beverage manufacturing operation described above, since the cup cradle 301 moves in the horizontal direction and the vertical direction, it is necessary to provide the guide groove 302 that allows the support bar 301B to move in the panel 2F that protects the container moving unit 300. The area of the opening due to the plurality of grooves becomes large, and there is a risk that liquid, dust, or foreign matter may enter the device. In order to prevent this, by providing a shutter 303 on the back surface of the panel 2F, the opening area is reduced while ensuring the movement of the support bar 301B. Hereinafter, the operation of the shutter 303 will be described.
[0064]
FIGS. 8A to 8C are diagrams illustrating the operation of the shutter at the position of the ice cutting portion.
The shutter 303 is a thin plate formed of a metal material such as stainless steel, and has slits 303A to 303D having a width larger than the outer diameter of the support bar 301B and formed in a predetermined pattern. The slits 303A to 303D overlap with the guide groove 302 of the panel 2F arranged on the front side, thereby forming an opening in a part of the guide groove 302 and covering the other as a cover part 303E. The slits 303A to 303D change the position and shape of the opening as the shutter 303 moves, but are patterned so that the area of the entire opening is substantially constant.
[0065]
FIG. 8A shows a state when the cup cradle 301 is in the standby position.
The shutter 303 moves to the left side with the movement of the support bar 301B, and thereby covers the guide groove 302 provided in the upward direction of the cup cradle 301 with a cover portion 303E.
[0066]
FIG. 8B shows a state where the cup cradle 301 is rising.
The shutter 303 moves further to the left as the support bar 301B rises in the arrow direction based on the pattern shapes of the slits 303A to 303D. At this time, the lower portion of the support bar 301B is covered with the cover portion 303E. Further, the guide groove 302 on the stirring unit side is also covered with the cover portion 303E in a state where a part thereof is opened.
[0067]
FIG. 8C shows a state where the cup cradle 301 is raised.
The shutter 303 allows the support rod 301B to rise based on the pattern shapes of the slits 303A to 303D, and covers the lower guide groove 302 of the support rod 301B with a cover portion 303E. In this state, the guide groove 302 on the stirring unit side has the smallest opening area.
[0068]
FIGS. 9A to 9C are diagrams illustrating the operation of the shutter at the position of the stirring unit.
[0069]
FIG. 9A shows a state in which the cup cradle 301 is moving from the standby position to the right side. The shutter 303 moves to the right side with the movement of the support bar 301B, and thereby covers the guide groove 302 on the ice cutting part side with the cover part 303E.
[0070]
FIG. 9B shows a state where the cup cradle 301 is rising.
The shutter 303 moves to the left as the support bar 301B rises in the arrow direction based on the pattern shapes of the slits 303A to 303D. At this time, the lower portion of the support bar 301B is covered with the cover portion 303E. Further, the guide groove 302 on the ice cutting portion side is also covered with the cover portion 303E in a state where a part thereof is opened.
[0071]
FIG. 9C shows a state where the cup cradle 301 is raised.
The shutter 303 allows the support rod 301B to rise based on the pattern shapes of the slits 303A to 303D, and covers the lower guide groove 302 of the support rod 301B with a cover portion 303E.
[0072]
In order to maintain the sanitary state of the ice shaving unit 100 after manufacturing the beverage manufacturing operation described above, it is preferable to perform a cleaning operation with cleaning water. This cleaning operation is executed by pressing the cleaning button of the operation button unit 401.
[0073]
The operator confirms that the lid 102 of the ice shaving unit 100 is closed and presses the cleaning button of the operation button unit 401. The control unit 409 controls the valve driving unit 407 based on the operation of the cleaning button to open an electromagnetic valve provided in a cleaning water supply pipe (not shown), thereby causing the main body 110 of the ice removing unit 100 to be opened from the cleaning water supply nozzle 103. The washing water is sprayed into the inside for a certain time. At this time, the control unit 409 rotates the propeller 111 by energizing the motor 112 from the power supply unit 406 to perform the cleaning operation of the ice cutting unit 100. When a certain time has elapsed, the control unit 409 controls the valve drive unit 407 to close the electromagnetic valve and also controls the power supply unit 406 to stop the motor 112. In this way, the cleaning operation is finished.
[0074]
According to the first embodiment described above, the following effects are obtained.
(1) Since the ice cutting unit 100 for supplying ice by cutting the ice to the cup 3 is provided and the ice cutting 4 is supplied to the cup 3 through the ice chute 114, bellows 116, and cup detection lid 104, the beverage manufacturing operation The supply amount of ice shave does not fluctuate every time, and it is possible to produce a beverage having a stable quality with no variation in beverage quality. In addition, the device can be prevented from being soiled by preventing the icing from splashing.
(2) Since the main body 110 that cuts the ice I is inclined and provided in the housing 2, the contact property of the ice I to the ice cutting blade 113 is improved, and the amount of ice cutting per unit time can be increased. Further, drainage is improved when the main body 110 and the propeller 111 are washed with washing water.
(3) Since the size of the cup 3 is recognized based on the contact between the cup 3 and the cup detection lid 104, it is not necessary to separately provide a sensor for detecting the cup size, and the complexity of the configuration can be prevented. .
(4) Since the ice slicing 4 and the syrup are crushed, mixed, and stirred based on the rotation of the cutter 204 in the cup 3 sealed with the lid 205, the beverage is manufactured in units of one container. Can be produced, and various beverages can be easily produced without waste of raw materials.
(5) Since there is an agitation unit 200 that reciprocates in the depth direction in the cup 3 to mix and agitate ice and syrup and agitate, crushing unevenness between the upper side and the bottom side in the cup 3 The shaved ice 4 and syrup can be uniformly pulverized and mixed without causing uneven mixing.
(6) Since the lower lid 205B provided coaxially with the drive shaft 203A is inscribed in the cup 3, the rotation center of the cutter 204 and the center axis of the cup can be made to coincide with each other. A uniform stirring effect based on the rotation of can be obtained. Further, the rotation center of the cutter 204 and the center axis of the cup may be shifted from each other, and different stirring properties are obtained by changing the formation state of the vortex generated inside the cup 3 based on the rotation of the cutter 204. Can be granted.
(7) Since the cup 3 is held by the lower lid 205B inscribed in the cup 3 and the upper lid 205A covering the upper portion, the rotation of the cup 3 due to the rotation of the cutter 204 can be prevented, and in a stable state A beverage can be produced, and the beverage can be prevented from splashing outside the cup. In particular, the lower lid 205B is inscribed in the cup 3 and sealed, so that the beverage does not wrap around the edge of the cup that touches the purchaser's mouth, thereby preventing dripping or the like.
(8) Since the surface of the lid 205 is coated with fluorine, it is possible to improve the cleanability of the lid 205 in the washing operation after beverage production.
[0075]
In the above-described first embodiment, the beverage manufacturing apparatus that manufactures frozen beverages has been described. However, for example, only the ice cutting 4 can be supplied to the cup 3. Further, as solids other than ice I, for example, a material obtained by freezing a raw material such as syrup or a material frozen in a sherbet shape may be used. Further, ice containing solid content such as pulp may be cut by the ice cutting unit 100 and supplied.
[0076]
In the above-described first embodiment, the beverage manufacturing apparatus that executes ice removal and mixing as a series of processing processes has been described. However, for example, the ice removal only or mixing only process is executed independently. It is also possible.
[0077]
In the first embodiment, the ice cutting 4 is detected by the optical sensor provided on the ice chute 114 in a non-contact manner. For example, the driving load of the motor 112 accompanying the ice cutting operation is monitored based on the current value. Then, the control unit 409 may monitor the ice cutting amount per unit time. In this case, a sensor can be dispensed with and a desired amount of ice cutting 4 can be obtained according to the type of beverage.
[0078]
In addition, the bellows 116 used for the portion connecting the cup detection lid 104 and the ice chute 114 may be formed of a member such as a coil spring as another configuration.
[0079]
FIGS. 10A and 10B are perspective views of a beverage production apparatus according to the second embodiment.
As shown in FIG. 10 (a), the beverage manufacturing apparatus 1 has a protective door 117 for enhancing safety on the front surface of the tray portion 300A, and the protective door 117 is a curved surface obtained by cutting a part of the circumference. Is formed. The protective door 117 has a handle 117A for opening / closing operation on the front surface, and is supported movably along a guide groove (not shown). Moreover, the open / close state of the protective door 117 is monitored by an electromagnetic sensor (not shown) provided as a protective door sensor.
[0080]
FIG. 10B is a diagram showing a state where the protective door 117 is opened.
The protective door 117 is accommodated in the tray portion 300A so as to block the ice cutting portion side and the stirring portion side. At this time, the protective door sensor is turned off, and the control unit 409 turns off the energization to the ice cutting unit 100 and the stirring unit 200. This prevents the beverage production operation from being performed.
[0081]
According to the second embodiment described above, the beverage manufacturing operation can be performed when the protective door 117 is closed, and the beverage manufacturing operation cannot be performed when the protective door 117 is opened. It is possible to prevent splattering of raw materials and the like in the inside, prevent contamination of the device and the surroundings of the device, and improve hygiene. Moreover, by opening the protective door 117, insertion of the hand into the stirring unit 200 can be prevented, and an accident based on inadvertent contact with the cutter 204 can be prevented.
[0082]
FIG. 11 partially shows the stirring unit of the beverage production apparatus according to the third embodiment.
The lid 205 has an upper lid 205A formed so as to surround the lower lid 205B in a cylindrical shape, and the upper lid 205A is a washing water discharge port for injecting washing water supplied through the water supply pipe 220 to the lower lid 205B. 205C on the inner side.
[0083]
According to the third embodiment described above, since the water washing can be performed by spraying the washing water as the simple washing after the stirring unit 200 is driven, the beverage adhering to the cutter 204 and the lid 205 is quickly washed away and the sanitary state. Can be kept good.
[0084]
FIG. 12 partially shows the stirring unit of the beverage production apparatus according to the fourth embodiment.
The stirring unit 200 is configured to immerse the lid 205 and the lid support member 206 in cleaning water so that they can be stirred and cleaned. A heavy cleaning container 221 is used instead of the cup. Wash water is supplied from the water supply pipe 212 to the heavy cleaning container 221.
[0085]
The heavy cleaning container 221 includes a first shape portion 221A formed of a resin material and formed in a cup shape, a cylindrical second shape portion 221B having an outer diameter larger than the first shape portion 221A, and a lower lid 205B. , And a cover support protrusion 221C that forms a flow path 211D for circulating cleaning water, and four cover support protrusions 221C are provided at intervals of 90 degrees.
[0086]
The first shape portion 221A is formed to have a taper shape equivalent to that of the cup, and the lower lid 205B is positioned in the taper shape portion during cleaning.
[0087]
The second shape portion 221B is formed so that the upper end is located above the upper portion of the lid support member 206, and the upper lid 205A can also be washed with filled washing water (not shown).
[0088]
Below, the washing | cleaning operation | movement of the stirring part 200 using the heavy washing container 221 is demonstrated.
The operator mounts the heavy washing container 221 on the cup cradle 301 in the standby position, and operates the heavy washing button of the operation button unit 401. The control unit 409 moves the cup cradle 301 directly below the cutter 204 by energizing the motor 311 from the power supply unit 406 based on the operation of the heavy washing button.
[0089]
When the lateral position sensor 319B is turned off, the control unit 409 raises the cup cradle 301 by energizing the motor 321 from the power supply unit 406. Next, when the cup sealing switch 214 is turned off based on the contact between the lower lid 205B and the lid support protrusion 221C, the control unit 409 monitors the pulse of the pulse encoder 322 and performs a predetermined response according to the heavy cleaning position. The motor 321 is energized from the power supply unit 406 until the pulse value is reached. The control unit 409 controls the power supply unit 406 to stop energization of the motor 321 when the predetermined pulse value is reached. Next, the control unit 409 supplies the cleaning water to the heavy cleaning container 221 by controlling the valve driving unit 407 and opening the water supply pipe 212.
[0090]
The control unit 409 stops water supply by controlling the valve drive unit 407 after a predetermined time from the start of supply of the cleaning water. Next, when the control unit 409 rotates the cutter 204 for a certain time by energizing the motor 203 from the power source unit 406 for a certain time, the cleaning water circulates from the upper lid 205A to the cutter 204 via the flow path 211D. To do. Thus, the cutter 204 and the lid 205 are washed with water by stirring the washing water in the heavy washing container 221. The control unit 409 moves the cup cradle 301 to the standby position by driving and controlling the container moving unit 300 after a predetermined time has elapsed. The operator removes the heavy cleaning container 221 from the cup cradle 301 placed at the standby position, and ends the heavy cleaning operation.
[0091]
If the lid 205 or the lid support member 206 is severely soiled, the chemical cleaning may be performed with a cleaning liquid generated by adding a chemical such as a detergent in the heavy cleaning container 221 in advance and diluting with cleaning water. good. In this case, it is preferable to perform sufficient water washing in order to remove the drug after washing.
[0092]
According to the fourth embodiment described above, it is possible to effectively dissolve and remove the raw material or the like that has entered the back surface or the gap portion of the lid 205.
[0093]
In the beverage manufacturing apparatus 1 described above, it is also possible to manufacture alcoholic beverages such as frozen cocktails in addition to soft drinks. In this case, it can be manufactured by mixing raw materials such as ice cutting, liqueur, juice, syrup in the cup 3.
[0094]
In liquors such as cocktails, beverages are produced using a glass-like production container (for example, made of stainless steel) instead of the cup 3 at the time of beverage production because it is provided to customers with glasses according to the type of beverage. Then, it may be transferred from the manufacturing container to a predetermined glass and provided to the customer.
[0095]
【The invention's effect】
 As described above, the beverage production apparatus of the present inventionIn placeAccording to the present invention, the ice-cutting part that supplies the ice-cutting formed by cutting the ice with a predetermined roughness to the sales container disposed in the tray part, and the sales container is received inside the sales container in a sealed state. And mixing the receiver with the stirring unit while reciprocating the sales container in the vertical direction by the container moving unit. A beverage for sale can be easily manufactured, and accidents caused by appliances can be prevented and contamination of equipment and containers can be reduced.
[Brief description of the drawings]
FIG. 1 is a front view of a beverage production apparatus according to a first embodiment of the present invention.
2 is a side view of the beverage production apparatus shown in FIG. 1 with its left side opened.
FIG. 3 is a schematic configuration diagram of a stirring unit in which a right side surface of FIG. 1 is opened.
FIG. 4 is a perspective view showing a schematic configuration of a container moving unit.
FIG. 5 is a circuit block diagram showing a control circuit of the beverage production apparatus.
FIGS. 6A to 6C are views showing an ice supply operation in the ice cutting portion.
FIGS. 7A to 7C are diagrams illustrating a stirring operation in a stirring unit.
FIGS. 8A to 8C are diagrams illustrating the operation of the shutter at the position of the ice cutting portion.
FIGS. 9A to 9C are diagrams illustrating the operation of the shutter at the position of the stirring unit. FIGS.
FIGS. 10A and 10B are perspective views of a beverage production apparatus according to a second embodiment.
FIG. 11 partially shows a stirring unit of a beverage production apparatus according to a third embodiment.
FIG. 12 partially shows a stirring unit of a beverage production apparatus according to a fourth embodiment.
FIG. 13 is a diagram showing a beverage production apparatus disclosed in Patent Document 1.
FIG. 14 is a diagram showing a beverage production apparatus disclosed in Patent Document 2.
[Explanation of symbols]
1. Beverage manufacturing apparatus 2, housing parts 2A to 2G, panel 2H, reinforcing material
3, cup 4, ice cutting 20, drip tray 30, beverage production device
31, tank 31A, lid 32, water line 33, syrup line
34, syrup nozzle 35, air supply nozzle 36, gas line
37, cooling cylinder 37A, stirring blade 38, stirring motor
39, beverage nozzle 39A, cock 40, beverage production apparatus 41, main body
42, ice continuous production part 43, ice storage part 43A, ice discharge port
44, scraping part 44A, ice receiving plate 44B, ice outlet
45, container 46, turntable 47, motor 48, syrup conduit
100, ice cutting part 100A, equipment housing space 101A, hinge
101, ice inlet 102, lid 103, washing water supply nozzle
104, cup detection lid 104A, guide rod 105, cup detection switch
110, body 110A, motor bracket 111, propeller
111A, rotating shaft 112, motor 113, ice cutting blade
114, ice chute 115, light sensor 116, bellows
117, protective door 117A, handle 200, stirring unit 201, front door
201A, hinge 201B, operation panel 202, main power switch
203, motor 203A, drive shaft 204, cutter 205, lid
205A, upper lid 205B, lower lid 205C, cleaning water discharge port
206C, spring 206A, rod fixing piece 206, lid support member
206B, split piece 207, rod 207A, rod fixing piece
207A, upper end piece 208, spring 209, operation buttons
210, display 211, operation unit 212, water supply pipe
213, slide guide 213A, motor bracket
214, cup sealing switch 214A, operation piece 220, water supply pipe
221, heavy washing container 221A, first shape portion 221B, second shape portion
300, container moving unit 300A, tray unit 301, cup holder
301A, cup support member 301B, support bar 301C, net member
302, guide groove 303, shutters 303A to 303D, slit
303E, cover part 305, base 310, lateral movement part
311, motor 312, transmission gear part 313, drive gear
314, slider 314A, rack 315, light shielding plate
316, support member 317, guide rod 319A, lateral position sensor
319B, horizontal position sensor 320, vertical movement unit 321, motor
322, pulse encoder 323, transmission gear 324, drive gear
325, support member 325A, light shielding plate 326, post
326A, rack 327A, vertical position sensor
327B, vertical position sensor 327C, protective plate 328, rod support
329, guide rod 401, operation button part 402, sensor part
404, input unit 405, position detection unit 406, power supply unit
407, valve drive unit 408, memory 409, control unit 410, bus

Claims

A housing portion having a tray portion in which a cup can be removed, and
A slicing part for supplying slicing ice formed by shaving ice with a predetermined roughness contained in the housing part to the cup disposed in the tray part;
A stirring unit mixing inside a recipient which are received in the cup in a state of sealing the cup is accommodated in the casing,
A container moving unit that moves the cradle on which the cup is mounted laterally in the tray unit and moves up and down at the position of the ice cutting unit and the stirring unit,
Possess a control unit to perform the mixing of the receptive material to the agitation part while reciprocating in the longitudinal direction of the cup in the container moving unit,
The ice cutting portion is
An ice cutting blade for cutting the ice;
A main body having a shape capable of receiving the ice and provided on the inclined portion;
A propeller that stirs the ice in the body and guides it to the ice cutting blade;
A chute for guiding the ice cutting into the cup;
A cup detection lid provided at an end of the chute and in close contact with the cup;
An beverage sensor comprising: an ice sensor that detects the ice scum accumulated in the chute .

The stirring unit is
A cutter for crushing the receptor received in the cup based on a rotational motion;
A motor for rotationally driving the cutter;
The beverage manufacturing apparatus according to claim 1 , further comprising: a lid that seals the cup and is supported so as to move vertically with the cup .

The lid is
A first lid that covers and seals the upper surface of the cup;
The beverage manufacturing apparatus according to claim 2 , further comprising: a second lid that is inscribed and sealed with the cup .

The beverage production apparatus according to claim 3, wherein the first lid has a washing water discharge port connected to a water supply pipe for washing water .

4. The beverage according to claim 3, wherein the second lid positions the cup so that a rotation center of the cutter and a center axis of the cup coincide with each other by being in close contact with an inner wall portion of the cup. Manufacturing equipment.

The stirring unit has a lid that is supported so as to be movable in a longitudinal movement together with the cup by sealing the cup,
The stirring unit, a beverage production device according to claim 1, characterized in that it has a cup seal switch for outputting a cup seal signal by detecting the sealing of the cup by the lid.

The container moving part is
A lateral movement unit for laterally moving the cradle;
A longitudinal movement unit for longitudinally moving the cradle;
Claim 1 Symbol placement of the beverage production device and having a shutter for covering with a groove which is open to the housing portion as a moving path of the cradle to permit movement of the cradle.

The stirring unit includes a cutter for grinding based on the receiving material which is received in the cup to the rotation operation,
2. The beverage production according to claim 1 , wherein the control unit drives and controls the container moving unit so as to reciprocate the cutter in a depth direction of the cup with a reciprocating amount according to a size of the cup. apparatus.

The control unit recognizes the size of the cup by monitoring the amount of vertical movement from the start of movement of the container moving unit until the cup comes into close contact with the lower part of the ice slicing unit, and automatically performs an operation corresponding to the size. claim 1 Symbol placement of the beverage production device and performs a manner.

The control unit detects that the cup is not mounted when the amount of vertical movement from the start of movement of the container moving unit until the cup comes into close contact with the cup detection lid exceeds a predetermined value. The beverage manufacturing apparatus according to claim 1.