JP3813569B2 - 高架型小動物固定器 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は高架型小動物固定器、特に無麻酔の小動物を固定し、疼痛発現時あるいは疼痛の程度を測定する際に、その小動物を載置する本体構造の改良に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来より、医薬品研究、疼痛研究、鍼灸研究、生理学研究等の痛みに関与する各種の研究分野では、ラット、マウス等の小動物実験が行われている。
例えば、疼痛治療に対しては、例えば鍼、電気、神経節ブロック、薬物療法等が、有効な手段の1つになっており、疼痛の診断と治療研究のために、小動物に対し、後肢の疼痛反応の測定解析、後肢への刺激物投入、後肢への測定器の設置、後肢の浮腫等の観察、脳や脊髄内へ薬物投与、生体内微量物質変動のリアルタイム測定等が要望されている。
【0003】
ところで、疼痛の程度を正確に、且つ、詳細に検索するためには無麻酔動物の使用が必要とされる。特に、扱い易く生理解剖学的に良く研究のなされている小動物は疼痛反応の研究に適している。
【0004】
従来は、前記研究のため、小動物用の透明なプラスチックケージ内での行動観察や観察者が小動物を保持して直接疼痛程度を測定する器機で解析を行っていた。
しかしながら、前記従来の方法では、結果の判定には観察者の主観が入る欠点があった。
これに対し、従来は無麻酔の小動物を機械的に不安定に固定し疼痛観察を行うことも考えられるが、客観的に観察をすることが可能としても、不安定なストレス状態が影響し正確な成績が得られないので、この点に関しては改善の余地が残されていた。
【0005】
また疼痛反応の測定の一つとして、小動物の後肢の側背部にフォルマリンのような刺激物を注入することによって生じる同側の足のフリンチング反応(足振り反応)測定が一般的に用いられている。
この反応は、従来では無麻酔状態の小動物を小動物用のプラスチックケージに入れて自由に歩行させながら観察を行っていた(例えば、非特許文献1,2参照)。
【0006】
【非特許文献1】
高橋俊明、外4名、フォルマリン誘発疼痛反応における脳ならびに腰髄内GABA受容体サブタイプの機能的役割、日本ペインクリニック学会誌、2001年、Vol.8 No.2、p.64−73
【非特許文献2】
YUTAKA SOGABE、外4名、Pharmacological Analysis of Formalin-incluced Pain Response Based on Spinal Arachidonic Acid Cascade、Pharmacology Reviews and Communications、2002年、2:p.139−150
【0007】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、無麻酔状態の小動物を小動物用のプラスチックケージに入れて自由に歩行させながら観察を行う方法では、歩行中のフリンチング反応は明確に区別することが困難な場合も多く、成績にバラツキが認められた。
このため無麻酔の小動物の疼痛反応の一つであるフリンチング反応の測定解析の分野では、これを容易に及び客観的に行うことのできる技術の開発が急務であった。
【0008】
本発明は前記従来技術の課題に鑑みなされたものであり、その目的は無麻酔の小動物の疼痛反応の一つであるフリンチング反応の測定解析を容易に及び客観的に行うことのできる小動物固定器を提供することにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】
本発明者らにより、無麻酔の小動物における疼痛の程度を一般的なフリンチング反応によって容易に及び客観的に解析するためには後肢を地面につけさせない方法がもっとも良いことが判った。
【0010】
すなわち、前記目的を達成するために本発明にかかる高架型小動物固定器は、無麻酔小動物の後肢が自由な状態で、該後肢以外の部位はしっかり固定する本体と、前記本体に固定された無麻酔小動物の後肢が接地しない高さで、該本体を支持する支台と、を備えた高架型の小動物固定器であって、
前記本体は、小動物が頭から収納され、その上半身をぴったり保持する中空部を備える。
該中空部の小動物体長方向の一端側が、小動物を頭から該中空部内に収納するための尻側開口部を有し、固定時に小動物の尻側が位置する中空部尻側である。また該中空部の小動物体長方向の他端側が、該尻側開口部よりも小の内径を有し、固定時に小動物の頭側が位置する中空部頭側である。
【0011】
ここにいう測定解析とは、肢部の観察を行うこと、肢部への処理、例えば測定器の設置や薬物投入、採血等を含めていう。
【0012】
さらに、前記本体は、切欠部と、仕切り板と、を備える。
ここで、前記切欠部は、前記中空部の小動物尻側の小動物の後肢に応じたところに設けられ、該小動物の後肢を前記中空部の外部に出すためのものとする。
また、前記仕切り板は、前記中空部の小動物尻側の小動物体長に応じた位置に設けられ、前記小動物の尻に当接して該小動物をその体長方向より保持する
【0013】
なお、本発明においては、小動物の体長方向に所定の離隔距離をおいて設けられた複数の設置部を備える。前記仕切り部材は、前記設置部のうちの、小動物の体長に応じた位置に設けられ、小動物をその体長方向より保持するものである。そして、本発明においては、前記小動物の体長に応じて、前記設置部に固定する前記仕切り部材の位置を、前記複数の設置部の中より選択することことが好適である
【0014】
また本発明において、前記本体は、孔部を備えることが好適である。
ここで、前記孔部は、小動物の脳ないし脊髄に応じた部位に設けられ、該本体に固定された小動物の脳ないし脊髄に対し、該本体の外部よりアクセスするためのものとする。
ここにいう小動物の脳ないし脊髄に対し、該本体の外部よりアクセスするとは、例えば鍼、電極処理等の処理を行うことが一例として挙げられる。
また本発明においては、前記本体の小動物頭部が位置するところを、該小動物の視界を遮るものにすることが好適である
さらに本発明においては、前記本体の小動物頭部が位置するところを、該小動物の視界を遮るような色とすることが好適である。
【0015】
【発明の実施の形態】
以下、図面に基づき本発明の好適な実施形態について説明する。
図1には本発明の一実施形態にかかる高架型小動物固定器の外観斜視図(仕切り部材は本体より取外した状態)が示されており、図2にはその本体を上方より見た図が示されている。
【0016】
本実施形態にかかる高架型小動物固定器10は、ラット(小動物)の後肢(測定解析対象となる肢部)は自由な状態で、後肢以外の上半身はしっかり固定する本体12と、本体12に固定されたラットの後肢が接地しないで自由に動かせる高さで本体12を支持し、本体12を高架式とする支台14を備える。小動物固定器10は、ラットの上半身の固定を無麻酔で行う高架式のもので、頭側以外を透明なプラスチック製としている。
【0017】
すなわち、本体12は、ラットの頭部側が中空の円錐台で形成され、それ以外の部位が円筒体で形成され、また中空部16と、角孔(切欠部)18を備える。本体12のラットの頭部寄りは、ラットの視界を遮るように黒くしており、固定時のラットのストレスを大幅に低減している。
中空部16は、ラットの上半身が、中空部16の内周壁にぴったり密着される程度の径を有し、ラットをうつ伏せの状態(通常に近い体型)で収容し、その胴径方向より保持する。
またこの中空部16は、ラットの出し入れはできないが、呼吸が行える程度の内径を有する頭側開口部20と、ラットを出し入れ可能であるが、ラットの上半身が中空部16の内周壁にぴったりと密着(収納)される程度の内径を有する尻側開口部22を備える。
【0018】
角孔18は、ラットの後肢に応じた部位に設けられ、中空部16内のラットの後肢を、本体12の外部に出すものとする。
また本体12は複数の位置調節用長孔(設置部)24a〜24cを備え、また仕切り板(仕切り部材)26を備える。
位置調節用長孔24a〜24cは、本体12の側壁上方に、長手方向に所定の離隔距離をおいて設けられる。
【0019】
仕切り部材26は、位置調節用長孔24a〜24cのうちの、ラットの体長に応じた位置に設けられ、ラットの尻を押すことで、本体12の頭側との間で、ラットをその頭から尻方向(体長方向)より保持する。
また本体12は、処理用長孔(孔部)28を備える。
処理用長孔28は、ラットの脳から脊髄に応じた部位に設けられる。そして、例えば鍼、電極処理等の処理が処理用長孔28を介して、ラットの脳や脊髄の所望の部位に対して行われる。
【0020】
本実施形態にかかる高架型小動物固定器10は概略以上のように構成され、図3〜4を参照しつつ、その使用状態について説明する。なお、図3は図1に示した小動物固定器10によるラット固定状態を側方の斜め方向より見た図、図4は本体12によるラット固定状態を上方の斜め方向より見た図である。
疼痛部位では筋肉の萎縮が起こり易く、無麻酔の小動物の後肢の生理的・運動機能的反応の観察は非常に重要であり、小動物では特に後肢がその観察がし易い。
【0021】
本実施形態においては、無麻酔のラットの固定を行うので、麻酔を行うものに比較し固定作業を迅速に行う必要がある。この際には、ラット30の後肢38は自由に動けるようにした状態で、その上半身34はしっかり固定することが重要である。
【0022】
そこで、本実施形態においては、小動物固定器10に対し、ラット30を頭から、角孔18或いは尻側開口部22より、うつ伏せの状態(通常の体型)で本体12内に入れる。ラット30の鼻ないし口32が、本体12の頭側開口部20のすぐ近くとなるまで押し込むだけで、ラット30の上半身34は、前肢36が自然にちぢこまれた状態で、中空部16の内周壁にぴったりと密着(収納)されるので、その胴径方向よりしっかり保持される。
【0023】
一方、ラット30の後肢38は角孔18より本体12の外部に出ており、自由に動くようにしている。また尾40は尻側開口部22より本体12の外部に出ている。
そして、仕切り板26を、ラット30の体長に応じた最適な位置の位置調整用長孔、例えば位置調整用長孔24aに設置すると、ラット30の尻42はその頭方向に押され、体長方向より挟持されるので、その体長方向よりもしっかり保持される。
【0024】
このようにラット30を本体12内に挿入するのみで、ラット30はその後肢38が自由な状態でその上半身34がしっかり固定される。
ここで、ラットの固定は、無麻酔で行われ、またその後肢が自由な状態なので、ラットの肢部が動き、接地すると、小動物固定器10がぐらつき、その安定性が悪くなるので、測定解析が適正に行えないことがある。
このため、本実施形態では、小動物固定器10を高架式としている。すなわち、本体12は支台14により、本体12に固定されたラット30が後肢38を接地しないで自由に動かせる高さで支持されている。
【0025】
したがって、本実施形態では、ラット30の上半身34の固定を無麻酔で行い、その後肢38が自由な状態でも、その肢部38は接地しない。このため小動物固定器10の安定性を良好に維持することができるので、後述する測定解析が容易に及び客観的に行える。
【0026】
例えば小動物固定器10に固定されたラット30の後肢38の萎縮等の生理的・運動機能的反応の観察が容易に行える。しかも、この際には、ラット30の上半身34は前述のようにしっかり固定されているので、ラット30の後肢38への刺激物投入、測定器の取付け、浮腫等の観察、後肢38より注射器44による採血等も容易に行える。
【0027】
<鍼等の処理>
疼痛の治療法としては、普通鍼、電気鍼(例えば鍼を電極として低周波の通電を行う低周波鍼通電療法)等の処理が有効な治療法の一つであり、鍼麻酔時に起る疼痛症状の緩和状態等の測定解析を行い、その結果を治療に応用することも重要である。
【0028】
この際には、ラット30の脳ないし脊髄に鍼、電極処理等の処理を行って、その後肢38の生理的・運動機能的反応を観察することが多いが、一般的な全身固定等では、処理を行うたびにラットを固定器より取外している。しかしながら、この場合は、作業が面倒であり、また処理直後より、生体内微量物質のリアルタイム測定が開始できない。
【0029】
一方、本実施形態の場合は、本体12の、ラット30の脳から脊髄の真上に位置する部位に、処理用長孔28を設けている。
そして鍼、電極処理等の処理の際には、処理用長孔28より、ラット30の脳から脊髄の所望の部位に鍼、電極46を容易に刺すことができる。しかも、この際には、ラット30の上半身34は前述のようにしっかり固定されているので、前記処理がラット30の脳から脊髄の所望の部位に確実に行える。
【0030】
このため小動物固定器10にラット30を固定したまま、その脳ないし脊髄への鍼、電極処理等の処理が容易に行える。したがって本実施形態においては、ラット30の脳ないし脊髄に薬物を投与したり、処理の直後より、その生体内微量物質のリアルタイム測定が容易に行える。
【0031】
<仕切り板の位置>
ところで、本実施形態においては、無麻酔のラットの半身固定を行うので、麻酔のラットの全身固定を行う場合に比較し、小動物の測定解析対象となる後肢以外の部位、特に上半身等は、測定解析結果に影響が生じないように、しっかり固定する必要がある。このため前述のように本体12の中空部16の内壁部によるラット30の胴径方向よりの保持に加えて、仕切り板26によりラットの尻42を押している。この結果、本体12の頭部側と仕切り板26との間で、ラット30の頭から尻42をしっかり保持している。
【0032】
一方、小動物固定器10に固定する小動物の全長は種類によっては勿論、同じ種類、例えばラット30であっても個体差があり、本実施形態の固定を、よりしっかり行うためには、小動物の体長によって、その仕切り板26の位置を変える必要がある。
ここで、仕切り板26の位置が固定されていたのでは、小動物固定器には、特定の体長の小動物しか、しっかり固定できない。一方、小動物の体長に応じて、本体に対する仕切り板の位置が異なる小動物固定器を幾つも用意していたのでは、コストがかかる。
【0033】
そこで、本実施形態においては、本体12の側壁の上方の長手方向に、所定の離隔距離をおいて複数の位置調節用長孔24a,24b,24cを設けている。そして、これらの位置調節用長孔24a,24b,24cのいずれかに、仕切り板26を着脱自在に設けている。
仕切り板26は、図5(A)に示すように略T字状に形成され、またその下端から上方の途中まで切欠部50が形成されている。
実験者は仕切り板26を本体12に設ける際には、ラット30の体長に応じた最適な位置調節用長孔を選択し、例えば同図(B)に示すような位置調節用長孔24aに、仕切り板26を設けている。
【0034】
すなわち、仕切り板26に形成された切欠部50を介して小動物30の尾40を本体12の尻側開口部22より外部に出した状態で、該切欠部50の頂点52が小動物30の尾40を上方からしっかり押さえており、仕切り板26の側壁部54が小動物30の尻42を押している。
このように本体12は、小動物を固定するための仕切り板26を備えており、小動物の体長に応じて、仕切り板26を固定する位置を、例えば切欠部50の4〜6段階の中から選択して小動物を仕切ることができる。つまり複数の位置調節用長孔24a〜24cの中より、ラット30の体長に応じて、仕切り板26を設けるのに最適な位置調節用長孔の位置を選択することにより、一の小動物固定器10を用いて、ラット30の体長にかかわらず、無麻酔のラット30の半身固定をしっかり行うことができる。
また仕切り板26は紛失防止のため、例えば鎖等によって、本体12や支台14等につながっていることが好ましい。
【0035】
以上のように本実施形態にかかる高架型小動物固定器10によれば、従来方式、つまり小動物の全身固定を麻酔で行うものでは極めて困難であった、無麻酔の小動物の半身固定を容易に行うことができる。したがって、無麻酔の小動物の肢部の測定解析が容易に及び客観的に行える。例えば無麻酔で小動物の後肢の反応観察が容易に行え、さらに小動物の後肢、脳ないし脊髄への外部よりの処理が容易に行える。
【0036】
なお、本実施形態においては、ラット以外の小動物、例えばマウス等にも適用することができる。
また本体の中空部の内径等の大きさ、その形状等は、固定対象となる小動物に最適なものとすることができる。
【0037】
また本発明の小動物固定器の材質は任意のものを使用可能である。
さらに本発明の小動物固定器は疼痛観察の際だけでなく、その他、例えば生理学研究、薬物代謝的研究における薬物投与のうち、非経口投与等の際にも使用可能である。
【0038】
【発明の効果】
以上説明したように本発明にかかる高架型小動物固定器によれば、小動物の肢部が自由な状態で、それ以外の半身をしっかり固定する本体と、その肢部が接地しない高さで本体を支持する支台を備えることとしたので、無麻酔の小動物の測定解析を容易に及び客観的に行うことができる。
また本発明においては、小動物の肢部は本体の切欠部より外部に出て自由になるが、それ以外の半身は胴径方向より本体の中空部の内周壁により保持されることにより、無麻酔の小動物の測定解析を、より容易に及び客観的に行うことができる。
また本発明においては、本体の長手方向に複数の設置部を設け、小動物の体長に応じた位置に、小動物をその体長方向より保持する仕切り部材を設けることにより、無麻酔の小動物の測定解析を、より容易に及び客観的に行うことができる。
さらに本発明においては、本体は小動物の脳ないし脊髄に応じた位置に孔部を設けることにより、無麻酔の小動物の測定解析を、より容易に及び客観的に行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態にかかる高架型小動物固定器の外観斜視図である。
【図2】図1に示した小動物固定器の本体を上方より見た図である。
【図3】図1に示した小動物固定器による小動物固定状態の説明図である。
【図4】図1に示した小動物固定器による小動物固定状態の説明図である。
【図5】図1に示した小動物固定器の仕切り部材の説明図である。
【符号の説明】
10 高架型小動物固定器
12 本体
14 支台
16 中空部
18 角孔(切欠部)
24a,24b,24c 位置調節用長孔(設置部)
26 仕切り板(仕切り部材)
28 処理用長孔(孔部)

Claims (5)

  1. 無麻酔小動物の後肢が自由な状態で、該後肢以外の部位はしっかり固定する本体と、
    前記本体に固定された無麻酔小動物の後肢が接地しない高さで、該本体を支持する支台と、
    を備えた高架型の小動物固定器であって、
    前記本体は、小動物が頭から収納され、その上半身をぴったり保持する中空部を備え、
    該中空部の小動物体長方向の一端側が、小動物を頭から該中空部内に収納するための尻側開口部を有し、固定時に小動物の尻側が位置する中空部尻側であり、またその他端側が、該尻側開口部よりも小の内径を有し、固定時に小動物の頭側が位置する中空部頭側であり、
    また前記本体は、前記中空部の小動物尻側の小動物後肢に応じたところに設けられ、該小動物後肢を前記中空部の外部に出すための切欠部と、
    前記中空部の小動物尻側の小動物体長に応じた位置に設けられ、前記小動物の尻に当接して該小動物をその体長方向より保持する仕切り板と、
    を備えたことを特徴とする高架型小動物固定器。
  2. 請求項1記載の高架型小動物固定器において、
    前記小動物の体長方向に所定の離隔距離をおいて設けられた複数の設置部を備え、
    前記仕切り部材は、前記設置部のうちの、小動物体長に応じた位置に設けられ、小動物をその体長方向より保持するものであり、
    前記小動物の体長に応じて、前記設置部に固定する前記仕切り部材の位置を、前記複数の設置部の中より選択することを特徴とする高架型小動物固定器。
  3. 請求項1又は2記載の高架型小動物固定器において、
    前記本体は、小動物の脳ないし脊髄に応じた部位に設けられ、該本体に固定された小動物の脳ないし脊髄に対し、該本体の外部よりアクセスするための孔部を備えたことを特徴とする高架型小動物固定器。
  4. 請求項1〜3のいずれかに記載の高架型小動物固定器において、
    前記本体の小動物頭部が位置するところを、該小動物の視界を遮るものにしたことを特徴とする高架型小動物固定器。
  5. 請求項4記載の高架型小動物固定器において、
    前記本体の小動物頭部が位置するところを、該小動物の視界を遮るような色としたことを特徴とする高架型小動物固定器。
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