JP3812664B2

JP3812664B2 - Double-sided drawer

Info

Publication number: JP3812664B2
Application number: JP2002284469A
Authority: JP
Inventors: 繁夫尾野
Original assignee: 繁夫尾野
Priority date: 2002-08-23
Filing date: 2002-08-23
Publication date: 2006-08-23
Anticipated expiration: 2022-08-23
Also published as: JP2004081758A

Description

【０００１】
【発明が属する技術分野】
本発明は、家具の両側から引出し本体を引き出すことができる両面引出しに関する。
【０００２】
【従来の技術】
一般に台所の炊飯器で炊いたご飯は台所で茶碗によそい、台所で調理したおかずは台所で皿に盛り付ける。そして食事のときは、ご飯をよそった茶碗やおかずを盛り付けた皿を食堂に運んで食事が行われる。従って、茶碗や皿などの食器類は台所での盛り付けに便利なように台所の収納棚、たとえば調理台の下の棚、シンクの上の吊り棚、食器棚等に置いてある。また茶碗や皿ばかりでなく、箸、スプーン、フォーク等の食事用具等も収納棚に置かれており、食事のときには、ご飯やおかずを盛り付けた茶碗、皿等と一緒に食堂に運んでいた。
【０００３】
また食事のときにおかずを取り分ける取り皿や、おかずを取り分けるためのサーバー、取り箸等の食事用小物も食器と同じ台所の収納棚に入れられていた。そのため食事用小物が必要になったときにそれらを持ってくる仕事は、食事用小物の収納先を熟知している主婦の役目となっており、主婦は食事中でもゆっくり食事を取れないことが多い。このとき食堂と台所が離れているような間取りの家では、歩く歩数が多くなって小物を取りに行くことがさらに面倒となり、主婦にとっては嫌う仕事のひとつとなっていた。
【０００４】
近時、食堂と台所がカウンターを隔てて隣り合っているという所謂対面式キッチンが多く採用されるようになってきた。この対面式キッチンは食堂に居る人と話をしながら調理をしたり、台所から食堂のテレビを見ながら調理をしたりすることができるため主婦に好まれている台所である。対面式キッチンは、前述のように食事中に小物が必要になったときは食堂と台所が近いため歩く距離は短くて済む。しかしながら、このように食堂と台所が近いとはいえ、食事の途中で席を立って歩くことは、やはり主婦にとって嫌な仕事に変わりはない。
【０００５】
このような理由から、対面式キッチンでは食堂と台所を仕切ったカウンターに両面引出しを設置したものが提案されていた（特開平５−２７７０１７号、特開平１１−３１８６１１号）。この両面引出しとは、台所側と食堂側の両側から同一の引出しが引き出せるようになっているものである。この両面引出しに食事用小物を入れておけば、食事中に食事用小物が必要になったときでも該両面引出しの近くに座っている人が座ったまま、或いは席を立っても数歩の歩みで食堂側から食事用小物が取り出せるため、非常に便利なものである。
【０００６】
ところで従来の両面引出しは、取っ手の付いた化粧板が引き出し本体の両側に固定されており、一方の取っ手を持って引出しを引くと、もう一方の取っ手の付いた化粧板が引出し本体を収納する空洞部の中へ進入していくようになっていた。この構造の両面引出しは両側から引出しを引出せるようにするため、どうしてもインセットタイプ、即ち化粧板を空洞部よりも小さくしなければならないものであった。
【０００７】
【発明が解決しようとする課題】
特開平５−２７７０１７号の両面引出しは、引出し本体を引き過ぎると引出し本体が引出し本体を収納した空洞部から外に出てしまい、引出しの中に入れておいた食事用小物を散乱させてしまうという問題があった。また特開平１１−３１８６１１号公報の両面引出しは、引出し本体を摺動させる遊動保持体がストッパーで停止するため、引き出し本体が外に飛び出すことはない。しかしながら、この両面引出しは引出し本体を高さの高い遊動保持体を設置しなければならないため、引出し本体の高さが見た目よりも浅くなっており、実際に入れる食事用小物の量は少なくなるという使い勝手の悪いものであった。
【０００８】
これら従来の両面引出しは、インセットタイプであるため、カウンターのような家具の前板と両面引出しの化粧板を揃えた面一状態にしたときに、構造上、どうしても家具の前板の下部と両面引出しの化粧板の上部間に隙間できてしまうものであった。このような隙間は、ゴキブリやホコリ等の侵入口となって食事用小物を汚すため衛生状好ましいものではない。また従来の両面引出しは、一方から引出しを引くと他方の化粧板がカウンターの空洞部内に進入してしまうため、奇異に感じることがあった。たとえば両面引出しの作動状態を知らない第三者が食堂に居たとする。このときに、台所側から引出しを引くと食堂側の化粧板が空洞部の奥方に移動するという不思議な現象に遭遇し、この第三者を驚愕させてしまうことになる。
【０００９】
本発明は、引出しを引いたときに引出し本体が外に飛び出すことがなく、また引出しの高さを十分にとることができ、しかも化粧板の大きさを家具の空洞部よりも大きくして化粧板が家具の前板との隙間をなくすことができるばかりでなく、家具の一方から引出しを引いたときに家具のもう一方の引出しの化粧板は空洞部の奥方に移動しないという両面引出しを提供することにある。
【００１０】
【発明解決するための手段】
本発明者は、引出しの化粧板を家具の空洞部よりも大きいアウトセットタイプにすれば家具の前板と引出しの化粧板間にホコリやゴキブリが侵入するような隙間ができず、また一方の化粧板を引出したときだけ該化粧板に本体が付随して移動し、もう一方の化粧板が空洞部の入口で停止するようにすれば、従来の両面引出しの問題が解決できることに着目して本発明を完成させた。
【００１１】
本発明は、家具の連通した空洞部内に引出し本体が収納され、しかも空洞部の前側と後側には空洞部より大きな化粧板が設置されており、それぞれの化粧板には係合部と解除部を有する係合装置のフックがバネ付勢で回動容易に取り付けられていて、空洞部の床面には解除部を押すことのできる位置に解除ピンが立設されており、また引出し本体の底面にはフックの係合部から横方にずれた位置に係合ピンが下向きに突設されていて、化粧板を開ける方向に引いたときにフックの解除部が解除ピンから離れることによりフックがバネ付勢で係合ピン方向に回動し係合部が係合ピンに係合して化粧板とともに引出し本体を引き出す構造になっていることを特徴とする両面引出しである。
【００１２】
【発明の実施の形態】
本発明における係合装置とは、前後両方の化粧板に取り付けた回動自在なフックである。該フックは、化粧板を開ける方向に引いたときに、引出し本体の一部に係合して引出し本体を化粧板とともに引出すことができる。
【００１３】
参考例１における係合装置とは、前後両方の化粧板に軸支された長尺材である。該長尺材は化粧板を開ける方向に引いたときに、長尺材の先端が上方に移動して引出し本体の一部に係合し、引出し本体を化粧板とともに引出すことができるようになっている。
【００１４】
参考例２における係合装置とは、前後両方の化粧板に取り付けたマグネット式プッシュラッチである。該マグネット式プッシュラッチは、化粧板を一度押してから開ける方向に引くと、引出し本体の一部に取り付けた鉄板に磁力で吸着して引出し本体を化粧板とともに引出すものである。
【００１５】
参考例３における係合装置とは、化粧板を開ける方向に引いたときにローラーガイドに穿設した孔にローラー保持体の突出したダボが嵌合するものであり、該嵌合により引出し本体が化粧板とともに引出されるようになっている。
【００１６】
【実施例】
以下図面に基づいて本発明を説明する。実施例を説明する符号は、前側化粧板に関連した分部にはａを付し、後側化粧板に関連した部分にはｂを付してある。そして前側化粧板に関連した分部と後側化粧板に関連した分部は同一構造であるため、前側化粧板関連部分だけを説明し、後側化粧板関連分部は説明を省略したところもある。
【００１７】
図１〜８は、本発明の第１実施例を説明する図である。家具１は前後方に連通した空洞部２が形成されている。空洞部２の内部には引出し本体３が収納されており、空洞部２の床面と引出し本体３の底面の間は少し間隔があいている。空洞部２の前後の入口には、前側化粧板４ａと後側化粧板４ｂが配置されている。
【００１８】
前側化粧板４ａの両側と空洞部２の両側壁には、スライドレール５ａが取り付けられている。スライドレール５ａは移動レール６ａと固定レール７ａから成り、移動レール６ａの端部が前側化粧板４ａに取り付けられ、固定レール７ａが空洞部２の側壁に取り付けられている。同様にスライドレール５ｂは移動レール６ｂと固定レール７ｂから成り、移動レール６ｂの端部が後側化粧板４ｂに取り付けられ、固定レール７ｂが空洞部２の側壁に取り付けられている。また引出し本体３の両側下部には４個の戸車８が取り付けられており、該戸車の位置と一致した空洞部２の側壁には戸車レール９が固定されている。
【００１９】
前後の化粧板４ａ、４ｂを閉めた状態では、図２に示すようにスライドレール５ａ、５ｂでは移動レール６ａ、６ｂ全体が固定レール７ａ、７ｂの中に納まっている。そして図３に示すように前側化粧板４ａを引き出したときには前側化粧板４ａに取り付けられた移動レール６ａが固定レール７ａから出てくるようになっており、図４に示すように後側化粧板４ｂを引き出したときには後側化粧板４ｂに取り付けられた移動レール６ｂが固定レール７ｂから出てくるようになっている。
【００２０】
前側化粧板４ａの下部で前述空洞部２の床面と引出し本体３の底面間の隙間に位置するところには、係合装置のフック１０が回動自在に取り付けられている。図６、８に示すようにフック１０には係合部１１と解除部１２が形成されている。係合部１１は円弧状となっていて後述係合ピンに係合したときに係合ピンを確実に把持するようになっており、解除部１２は直線状で後述解除ピンで押圧されたときにフックを容易に回動できるようになっている。該フックは図８に示すようにツル巻バネ１３により係合部１１方向（矢印Ａ）にバネ付勢されている。前側化粧板４ａを閉めた状態（図５、６）のときにフック１０の解除部１２をツル巻バネ１３のバネ付勢に抗して押すことのできる解除ピン１４が空洞部２の床面に立設されており、また引出し本体３の底面にはフック１０の係合部１１から横方にずれた位置に係合ピン１５が下向きに突設されている。同様にして後側化粧板４ｂにもフック、解除ピン、係合ピン等の係合装置が設置されているが、前側化粧板における係合装置と同一である。
【００２１】
次に上記構成からなる両面引出しの作動について説明する。図５、６に示すように前側化粧板４ａを閉めた状態では、フック１０の解除部１２が空洞部２の床面に立設した解除ピン１４により押されて係合部１１は係合ピン１５から外れた位置にある。そして引出しを前方向から開けるため前側化粧板４ａを開ける方向に引くと、前側化粧板４ａに取り付けられたフックが前側化粧板４ａとともに解除ピン１４から離れるため、図７、８に示すようにフック１０がバネ力で図中右方（矢印Ａ）に回動し、フック１０の係合部１１が引出し本体３の底面から突出した係合ピン１５に係合する。そしてフック１０が係合ピン１５に係合すると、引出し本体３が前側化粧板４ａとともに前方に引き出されるようになる。このとき後側化粧板４ｂはフックの係合部が係合ピンから離れているため、空洞部２の入口で留まっており、スライドレール５ａは移動レール６ａが前側化粧板４ａとともに移動するが、もう一方のスライドレール５ｂの移動レール６ｂは固定レール７ｂの中に収納されたままとなっている。このとき引出し本体３の両側に取り付けられた戸車８は戸車レール９に沿って走行し、引出し本体の移動を円滑にする。
【００２２】
次に第１参考例の両面引出しを図９〜１１に基づいて説明する。前側化粧板と後側化粧板に取り付けたスライドレールの移動レールや空洞分の側壁に取り付けたスライドレールの固定レール、および引出し本体の戸車や空洞部の側壁に取り付けた戸車レールについては、前述第１実施例と同一であるため説明は省略する。
【００２３】
前側化粧板４ａには、係合装置である長尺の係合体１６ａが軸支されている。第１参考例に使用する係合体は、パイプや板材等の長尺材である。該係合体は前側化粧板に取り付けた軸により先端が大きく上下動するようになっている。係合体１６ａは、引出し本体２の全長よりも少し長くなっており、先端が上方に屈曲した係合片１７ａを形成している。また係合体１６ａは、前側化粧板４ａに軸支された部分から少し中程のところが上方に湾曲した凹部１８ａとなっている。そして図９に示すように前側化粧板４ａを閉めた状態のときに、係合体１６ａの凹部１８ａと一致したところの空洞部側壁または空洞部床面にはローラー１９ａが設置されている。同様にして後側化粧板４ｂにも係合体１６ｂが軸支して設置されている。
【００２４】
第１参考例における両面引出しの作動状態を説明する。図９に示すように前側化粧板４ａを閉めた状態では、前側化粧板４ａに軸支された係合体１６ａの凹部１８ａがローラー１９ａに位置しているため、係合体先端の係合片１７ａは引出し本体２の後部よりも下がっている。そして引出しを前方向から開けるため前側化粧板４ａを開ける方向に引くと、前側化粧板に軸支された係合体１６ａの凹部１８ａがローラー１９ａから外れて係合体１６ａの直線部分がローラー１９ａに乗るため、係合体１６ａは先端の係合片１７ａが上方に持ち上がって引き出し本体３の後部に係合する。そのため前側化粧板４ａを引くと、上方に屈曲した係合片１７ａが引出し本体３を係合して前側化粧板４ａとともに引き出される。このとき後側化粧板４ｂは、該化粧板に軸支された係合体１６ｂの凹部１８ｂがローラー１９ｂに止められて全く移動せず、空洞部２の入口に留まっている。
【００２５】
そして次に第２参考例の両面引出しを図１２〜１４に基づいて説明する。前側化粧板と後側化粧板に取り付けたスライドレールの移動レールや空洞部の側壁に取り付けたスライドレールの固定レール、および引出し本体の戸車や空洞部の側壁に取り付けた戸車レールについては、前述実施例と同一であるため説明は省略する。前側化粧板４ａには係合装置であるマグネット式プッシュラッチ２０ａが固定されており、該マグネット式プッシュラッチと一致した引き出し本体２には磁力に吸着する鉄板２１ａが取り付けられている。第２参考例に使用するマグネット式プッシュラッチとは、吸着物が近づいても吸着物を吸着せず、吸着物でマグネット式プッシュラッチを押すと磁力が作用して吸着物を吸着するものである。
【００２６】
第２参考例の両面引出しにおける作動状態を説明する。図１２に示すように前側化粧板４ａを閉めた状態では、前側化粧板４ａに固定したマグネット式プッシュラッチ２０ａは、磁力で引出し本体３を吸着していない。そこで引出しを開けるために前側化粧板４ａを少し押してマグネット式プッシュラッチ２０ａの磁力を作用させる。するとマグネット式プッシュラッチ２０ａは磁力の作用で引出し本体３に取り付けられた鉄板２１ａを吸着する。その後、前側化粧板４ａを引き出すと、前側化粧板に固定されたマグネット式プッシュラッチ２０ａが引出し本体３を磁力で引き出すようになる。このとき、後側化粧板４ｂは空洞部２の入口に留まっている。引出しを閉めるときには、前側化粧板４ａを空洞部２の入口に当たるまで押し、その後、前側化粧板４ａを少し引いて引出し本体３の鉄板２１ａからマグネット式プッシュラッチ２０ａを離すと、マグネット式プッシュラッチの磁力が作用しなくなる。
【００２７】
続いて第３参考例の両面引出しを図１５〜１９に基づいて説明する。前側化粧板４ａにはローラー保持体２２ａの端部が固定されている。該ローラー保持体は断面Ｌ字型で一端が前側化粧板４ａに固定され、他端にローラー２３ａが回動自在に設置されたものである。ローラー保持体２２ａのローラー２３ａ設置部に近いＬ字型底面にはダボ２４ａが突設されている。またローラー保持体のローラー２３ａと一致した空洞部２の側壁には、ローラーガイド２５ａが取り付けられている。該ローラーガイドは、断面がＣチャン形状であり、ローラー２３ａが安定走行できるようになっている。またローラーガイド２５ａは引出し本体３よりも長くなっており、図１８、１９に示すように引出し本体３から出た部分は下方に屈曲した屈曲部２６ａを形成している。前側化粧板４ａを閉めた状態（図１５、１８）のときは、ローラー２３ａが屈曲部２６ａの位置にあり、この状態においてダボ２４ａから少し前側化粧板４ａよりのローラーガイド２５ａの底面にはダボ２４ａを容易に嵌合できる孔２７ａ（図１８の円内）が穿設されている。
【００２８】
第３参考例の両面引出しにおける作動状態について説明する。前側化粧板４ａを閉めた状態は、ローラー２３ａがローラー保持体２２ａの屈曲部２６ａにあるため、図１８に示すようにローラー保持体２２ａの底面とローラーガイド２５ａの底面は離れている（矢印Ｂ）。そして引出しを開けるために前側化粧板４ａを引くと、前側化粧板４ａに固定されたローラー保持体２２ａが図中左方に移動するため、ローラー保持体２２ａに設置されたローラー２３ａがローラーガイド２５ａの屈曲部２６ａから直線部に移動する。するとローラー保持体２２ａのダボ２４ａがローラーガイド２５ａの底面に接触するようになり、そのままローラー保持体２２ａが左方に移動すると、ローラー保持体のダボ２４ａがローラーガイド２５ａの孔２７ａと嵌合する（図１９の円内）。そのため、ローラー保持体２２ａのさらなる移動にともなってローラーガイドが取り付けられた引出し本体３が引き出されるようになる。このとき後側化粧板４ｂは、そのまま空洞部２の入口で留まっている。
【００２９】
本発明は、アウトセットタイプの両面引出しであって、本体を係合する係合装置が化粧板に設置されたものであれば、本発明の技術思想を逸脱しないかぎり、本発明に属するものである。
【００３０】
【発明の効果】
以上説明したように本発明の両面引出しは、従来の両面引出しでは全く考えられなかったアウトセットタイプ、即ち引出し本体を収納する空洞部よりも化粧板を大きくしたため、化粧板と空洞部間に隙間が生ぜず、引出し内部にゴキブリやホコリ等が全く侵入しないという衛生面に優れたものであり、また引出しを一方から引き出したときに、もう一方の化粧板が空洞部の入口に留まっていられることから、引出しを開ける反対側から見ても全く違和感がないという従来にない優れた効果を奏するものである。
【図面の簡単な説明】
【図１】第１実施例の分解斜視図
【図２】第１実施例の化粧板を閉めた状態の側面図
【図３】同前側化粧板を空けた状態の側面図
【図４】同後側化粧板を空けた状態の側面図
【図５】同前側化粧板を閉めた状態の部分拡大図
【図６】同前側化粧板を閉めた状態のフックの拡大平面図
【図７】同前側化粧板を開けた状態の部分拡大図
【図８】同前側化粧板を開けた状態のフックの拡大平面図
【図９】第１参考例の化粧板を閉めた状態の側面図
【図１０】同前側化粧板を開けた状態の側面図
【図１１】同後側化粧板を開けた状態の側面図
【図１２】第２参考例の化粧板を閉めた状態の側面図
【図１３】同前側化粧板を開けた状態の側面図
【図１４】同後側化粧板を開けた状態の側面図
【図１５】第３参考例の化粧板を閉めた状態の側面図
【図１６】同前側化粧板を開けた状態の側面図
【図１７】同後側化粧板を開けた状態の側面図
【図１８】同前側化粧板を閉めた状態の部分拡大側面図
【図１９】同前側化粧板を開ける状態の部分拡大側面図
【符号の説明】
１家具
２空洞部
３引出し本体
４ａ前側化粧板
４ｂ後側化粧板
１０フック[0001]
[Technical field to which the invention belongs]
The present invention relates to a double-sided drawer capable of pulling out a drawer body from both sides of furniture.
[0002]
[Prior art]
Generally, rice cooked in a kitchen rice cooker is placed in a kitchen with a teacup, and side dishes cooked in the kitchen are placed on a plate in the kitchen. During meals, meals are served by bringing dishes filled with rice bowls and side dishes to the cafeteria. Accordingly, tableware such as teacups and dishes are placed on kitchen storage shelves, for example, shelves under the cooking table, hanging shelves above the sink, cupboards, etc. for convenience in the kitchen. In addition to tea bowls and dishes, meal utensils such as chopsticks, spoons and forks were also placed on the storage shelves, and they were brought to the cafeteria along with bowls and dishes with rice and side dishes.
[0003]
In addition, food dishes such as dishes for collecting side dishes, servers for collecting side dishes, chopsticks, etc. were also put in the same kitchen storage shelf as dishes. Therefore, the task of bringing food accessories when they are needed is the role of a housewife who knows where to store the food accessories, and the housewives often cannot eat slowly while eating. . At this time, in the floor plan where the cafeteria and the kitchen were separated, it was more troublesome to take small items because of the increased number of steps to walk, which was one of the jobs that housewives dislike.
[0004]
Recently, many so-called face-to-face kitchens have been adopted in which a cafeteria and a kitchen are adjacent to each other across a counter. This face-to-face kitchen is a favorite kitchen for housewives because it allows you to cook while talking to people in the cafeteria, or to cook while watching TV in the cafeteria. In the face-to-face kitchen, as described above, when small items are needed during a meal, the walking distance is short because the dining room and the kitchen are close. However, even though the cafeteria and the kitchen are close like this, standing and walking in the middle of a meal is still an unpleasant job for housewives.
[0005]
For these reasons, a face-to-face kitchen has been proposed in which a double-sided drawer is installed on a counter that partitions the dining room and the kitchen (Japanese Patent Laid-Open Nos. Hei 5-277017 and Hei 11-318611). In this double-sided drawer, the same drawer can be pulled out from both the kitchen side and the dining room side. If you put food accessories in this double-sided drawer, even if you need food accessories during a meal, even if a person sitting near the double-sided It is very convenient because you can take out small food items from the dining room side by step.
[0006]
By the way, in the conventional double-sided drawer, a decorative board with a handle is fixed to both sides of the drawer body, and when the drawer is pulled with one handle, the decorative board with the other handle accommodates the drawer body. It was supposed to enter into the cavity. Since the double-sided drawer with this structure allows the drawer to be pulled out from both sides, the inset type, that is, the decorative plate has to be made smaller than the hollow part.
[0007]
[Problems to be solved by the invention]
In the double-sided drawer disclosed in JP-A-5-277017, if the drawer body is pulled too much, the drawer body will come out of the cavity where the drawer body is stored, and the food items placed in the drawer will be scattered. There was a problem. In the double-sided drawer disclosed in Japanese Patent Application Laid-Open No. 11-318611, the floating holding body that slides the drawer body is stopped by the stopper, so that the drawer body does not jump out. However, this double-sided drawer requires the drawer body to be installed with a high height floating holding body, so the height of the drawer body is shallower than it looks, and the amount of food accessories actually put in is reduced. It was inconvenient.
[0008]
Since these conventional double-sided drawers are inset types, when the front panel of furniture such as a counter and the decorative panel of double-sided drawers are made to be flush with each other, the lower part of the front panel of furniture must be There was a gap between the tops of the double-sided decorative panels. Such a gap is not preferable for hygiene because it becomes an entrance for cockroaches, dust, and the like to contaminate food accessories. Further, the conventional double-sided drawer sometimes feels strange when the drawer is pulled from one side, and the other decorative board enters the cavity of the counter. For example, suppose that there is a third party in the cafeteria who does not know the operating state of the double-sided drawer. At this time, when a drawer is pulled out from the kitchen side, a strange phenomenon occurs in which the decorative plate on the dining room side moves to the back of the cavity, and this third party is surprised.
[0009]
In the present invention, the drawer body does not pop out when the drawer is pulled out, the drawer height is sufficiently high, and the decorative board is made larger than the cavity of the furniture to make up Not only can the board eliminate the gap between the front panel of the furniture, but also provides a double-sided drawer where the drawer on the other drawer of the furniture does not move to the back of the cavity when the drawer is pulled from one of the furniture There is to do.
[0010]
[Means for Solving the Invention]
The inventor makes the drawer decorative board larger than the hollow part of the furniture, so that there is no gap for dust and cockroaches to enter between the front panel of the furniture and the decorative panel of the drawer. Pay attention that the problem of conventional double-sided drawer can be solved if the decorative plate moves only when the decorative plate is pulled out and the other decorative plate stops at the entrance of the cavity. The present invention has been completed.
[0011]
In the present invention, the drawer main body is housed in a cavity where the furniture communicates, and a decorative board larger than the cavity is installed on the front and rear sides of the cavity, and each decorative board has an engaging portion and a release. The hook of the engaging device having a portion is easily attached by a spring bias, and a release pin is erected on the floor surface of the hollow portion at a position where the release portion can be pushed, and the drawer body On the bottom surface, an engaging pin protrudes downward at a position shifted laterally from the engaging portion of the hook, and the hook releasing portion is separated from the releasing pin when pulled in the direction to open the decorative plate. The double-sided drawer is characterized in that the hook is rotated in the direction of the engagement pin by the bias of the spring, the engagement part engages with the engagement pin, and the drawer body is pulled out together with the decorative plate .
[0012]
DETAILED DESCRIPTION OF THE INVENTION
The engagement device in the present invention is a rotatable hook attached to both front and rear decorative plates. When the hook is pulled in the direction of opening the decorative plate, the hook can be engaged with a part of the drawer main body to pull out the drawer main body together with the decorative plate.
[0013]
The engagement device in Reference Example 1 is a long material pivotally supported on both front and rear decorative plates. When the long material is pulled in the direction of opening the decorative plate, the leading end of the long material moves upward to engage with a part of the drawer main body, and the drawer main body can be pulled out together with the decorative plate. ing.
[0014]
The engagement device in Reference Example 2 is a magnetic push latch attached to both front and rear decorative plates. When the decorative push plate is pushed once and then pulled in the opening direction, the magnetic push latch is attracted by a magnetic force to an iron plate attached to a part of the drawer main body, and the drawer main body is pulled out together with the decorative plate.
[0015]
The engagement device in Reference Example 3 is such that when the decorative plate is pulled in the opening direction, the dowel protruding the roller holder is fitted into the hole drilled in the roller guide. It is designed to be pulled out with a decorative board.
[0016]
【Example】
The present invention will be described below with reference to the drawings. The code | symbol explaining an Example attaches a to the part relevant to the front decorative board, and has attached b to the part relevant to the rear decorative board. And since the part related to the front decorative board and the part related to the rear decorative board have the same structure, only the front decorative board related part is explained, and the explanation of the rear decorative board related part is omitted. is there.
[0017]
FIGS. 1-8 is a figure explaining 1st Example of this invention. The furniture 1 has a hollow portion 2 that communicates with the front and rear. A drawer main body 3 is housed inside the cavity 2, and there is a slight gap between the floor surface of the cavity 2 and the bottom surface of the drawer main body 3. A front decorative plate 4 a and a rear decorative plate 4 b are disposed at the front and rear entrances of the cavity portion 2.
[0018]
Slide rails 5 a are attached to both sides of the front decorative plate 4 a and both side walls of the cavity 2. The slide rail 5a includes a moving rail 6a and a fixed rail 7a. The end of the moving rail 6a is attached to the front decorative plate 4a, and the fixed rail 7a is attached to the side wall of the cavity 2. Similarly, the slide rail 5b includes a moving rail 6b and a fixed rail 7b. The end of the moving rail 6b is attached to the rear decorative plate 4b, and the fixed rail 7b is attached to the side wall of the cavity 2. In addition, four door wheels 8 are attached to the lower portions of both sides of the drawer body 3, and door wheel rails 9 are fixed to the side walls of the cavity 2 that coincide with the positions of the door wheels.
[0019]
Front and rear veneer 4a, in the closed state of the 4b, slide rail 5a as shown in FIG. 2, the mobile rail 6a at 5b, the entire 6b are accommodated in the fixed rail 7a, 7b. The front decorative plate moving rail 6a attached to 4a are adapted to come out from the fixed rail 7 a, rear cosmetic as shown in FIG. 4 when pulled out front decorative plate 4a as shown in FIG. 3 moving rail 6b is adapted to come out from the fixed rail 7 b attached to the rear decorative plate 4b when the drawn plate 4b.
[0020]
A hook 10 of an engagement device is rotatably attached at a position below the front decorative plate 4a and located in a gap between the floor surface of the cavity 2 and the bottom surface of the drawer body 3. As shown in FIGS. 6 and 8, the hook 10 is formed with an engaging portion 11 and a releasing portion 12. The engaging portion 11 has an arc shape so that the engaging pin is securely gripped when engaged with the engaging pin described later, and the releasing portion 12 is linear and is pressed by the releasing pin described later. The hook can be easily rotated. As shown in FIG. 8, the hook is spring-biased in the direction of the engaging portion 11 (arrow A) by a crane spring 13. When the front decorative plate 4a is closed (FIGS. 5 and 6), a release pin 14 that can push the release portion 12 of the hook 10 against the spring bias of the crane spring 13 is provided on the floor surface of the cavity portion 2. Further, an engaging pin 15 protrudes downward from the bottom surface of the drawer body 3 at a position shifted laterally from the engaging portion 11 of the hook 10. Similarly, an engagement device such as a hook, a release pin, and an engagement pin is also installed on the rear decorative plate 4b, but is the same as the engagement device on the front decorative plate.
[0021]
Next, the operation of the double-sided drawer having the above configuration will be described. 5 and 6, when the front decorative plate 4 a is closed, the release portion 12 of the hook 10 is pushed by the release pin 14 erected on the floor surface of the cavity portion 2, and the engagement portion 11 is engaged with the engagement pin 11. It is in a position off 15. When the front decorative plate 4a is pulled in the opening direction to open the drawer from the front direction, the hook attached to the front decorative plate 4a is separated from the release pin 14 together with the front decorative plate 4a. Therefore, as shown in FIGS. 10 is rotated to the right (arrow A) in the figure by the spring force, and the engaging portion 11 of the hook 10 is engaged with the engaging pin 15 protruding from the bottom surface of the drawer body 3. When the hook 10 is engaged with the engaging pin 15, the drawer body 3 is pulled forward together with the front decorative plate 4a. At this time, the rear decorative plate 4b stays at the entrance of the cavity 2 because the hook engaging portion is separated from the engaging pin, and the slide rail 5a moves along with the front decorative plate 4a. The moving rail 6b of the other slide rail 5b remains housed in the fixed rail 7b. At this time, the door carts 8 attached to both sides of the drawer body 3 travel along the door wheel rails 9 to make the drawer body move smoothly.
[0022]
Next, the double-sided drawer of the first reference example will be described with reference to FIGS. For the moving rail of the slide rail attached to the front decorative plate and the rear decorative plate, the fixed rail of the slide rail attached to the hollow side wall, and the door rail of the drawer main body and the side wall of the hollow portion, the above-mentioned Since it is the same as that of the first embodiment, description thereof is omitted.
[0023]
A long engagement body 16a, which is an engagement device, is pivotally supported on the front decorative plate 4a. The engaging body used in the first reference example is a long material such as a pipe or a plate material. The front end of the engaging body is moved up and down by a shaft attached to the front decorative plate. The engaging body 16a is slightly longer than the full length of the drawer body 2, and forms an engaging piece 17a whose tip is bent upward. Further, the engaging body 16a is a concave portion 18a that is curved upward from a portion that is pivotally supported by the front decorative plate 4a. As shown in FIG. 9, when the front decorative plate 4a is in a closed state, a roller 19a is installed on the side wall or the floor surface of the hollow portion that coincides with the concave portion 18a of the engaging body 16a. Similarly, the engaging body 16b is pivotally installed on the rear decorative plate 4b.
[0024]
The operating state of the double-sided drawer in the first reference example will be described. As shown in FIG. 9, when the front decorative plate 4a is closed, the concave portion 18a of the engaging body 16a pivotally supported by the front decorative plate 4a is positioned on the roller 19a. It is lower than the rear part of the drawer body 2. When the front decorative plate 4a is pulled in the opening direction to open the drawer from the front direction, the concave portion 18a of the engagement body 16a pivotally supported by the front decorative plate is detached from the roller 19a, and the linear portion of the engagement body 16a gets on the roller 19a. Therefore, the engagement piece 16a engages with the rear portion of the drawer body 3 with the engagement piece 17a at the tip lifted upward. Therefore, when the front decorative board 4a is pulled, the engaging piece 17a bent upward is engaged with the drawer main body 3 and pulled out together with the front decorative board 4a. At this time, the recess 18b of the engaging body 16b pivotally supported by the decorative plate is stopped by the roller 19b and does not move at all, and the rear decorative plate 4b remains at the entrance of the cavity 2.
[0025]
Next, the double-sided drawer of the second reference example will be described with reference to FIGS. For the slide rail moving rail attached to the front decorative plate and the rear decorative plate, the fixed rail of the slide rail attached to the side wall of the cavity, and the door rail of the drawer main body and the side wall of the cavity, the implementation described above The explanation is omitted because it is the same as the example . A magnet-type push latch 20a, which is an engagement device, is fixed to the front decorative plate 4a, and an iron plate 21a that is attracted to magnetic force is attached to the drawer body 2 that coincides with the magnet-type push latch. The magnet type push latch used in the second reference example does not adsorb the adsorbed material even when the adsorbed material approaches, and when the magnetic push latch is pushed by the adsorbed material, the magnetic force acts to adsorb the adsorbed material. .
[0026]
The operation state in the double-sided drawer of the second reference example will be described. As shown in FIG. 12, in a state where the front decorative plate 4a is closed, the magnetic push latch 20a fixed to the front decorative plate 4a does not attract the drawer body 3 by magnetic force. Therefore, in order to open the drawer, the front decorative plate 4a is pushed a little to apply the magnetic force of the magnetic push latch 20a. Then, the magnetic push latch 20a attracts the iron plate 21a attached to the drawer body 3 by the action of magnetic force. Thereafter, when the front decorative plate 4a is pulled out, the magnetic push latch 20a fixed to the front decorative plate pulls out the drawer body 3 by magnetic force. At this time, the rear decorative plate 4 b remains at the entrance of the cavity 2. When closing the drawer, push the front decorative plate 4a until it touches the entrance of the cavity 2, and then pull the front decorative plate 4a slightly to release the magnetic push latch 20a from the iron plate 21a of the drawer body 3. Magnetic force stops working.
[0027]
Next, the double-sided drawer of the third reference example will be described with reference to FIGS. The end of the roller holder 22a is fixed to the front decorative plate 4a. The roller holder has an L-shaped cross section, one end is fixed to the front decorative board 4a, and the roller 23a is rotatably installed at the other end. A dowel 24a projects from the L-shaped bottom surface of the roller holder 22a near the roller 23a installation portion. A roller guide 25a is attached to the side wall of the cavity 2 that coincides with the roller 23a of the roller holder. The roller guide has a C-shaped cross section so that the roller 23a can travel stably. Further, the roller guide 25a is longer than the drawer body 3, and as shown in FIGS. 18 and 19, a portion protruding from the drawer body 3 forms a bent portion 26a bent downward. When the front decorative plate 4a is closed (FIGS. 15 and 18), the roller 23a is in the position of the bent portion 26a. In this state, the dowel 24a is slightly positioned on the bottom surface of the roller guide 25a from the front decorative plate 4a. A hole 27a (inside the circle in FIG. 18) in which 24a can be easily fitted is formed.
[0028]
The operation state in the double-sided drawer of the third reference example will be described. When the front decorative plate 4a is closed, the roller 23a is at the bent portion 26a of the roller holder 22a, so that the bottom surface of the roller holder 22a and the bottom surface of the roller guide 25a are separated as shown in FIG. ). When the front decorative plate 4a is pulled to open the drawer, the roller holder 22a fixed to the front decorative plate 4a moves to the left in the figure, so that the roller 23a installed on the roller holder 22a is a roller guide 25a. From the bent portion 26a to the straight portion. Then, the dowel 24a of the roller holder 22a comes into contact with the bottom surface of the roller guide 25a. When the roller holder 22a moves to the left as it is, the dowel 24a of the roller holder is fitted into the hole 27a of the roller guide 25a. (In the circle in FIG. 19). Therefore, the drawer main body 3 to which the roller guide is attached is pulled out with further movement of the roller holder 22a. At this time, the rear decorative plate 4b remains at the entrance of the cavity 2 as it is.
[0029]
The present invention belongs to the present invention as long as it does not depart from the technical idea of the present invention as long as it is an outset type double-sided drawer and the engaging device for engaging the main body is installed on the decorative plate. is there.
[0030]
【The invention's effect】
As described above, the double-sided drawer of the present invention is an outset type that was not considered at all in the conventional double-sided drawer, that is, the decorative plate was made larger than the cavity part that accommodates the drawer body, so that there was a gap between the decorative board and the cavity part. It has excellent hygiene so that cockroaches and dust do not enter the drawer at all, and when the drawer is pulled out from one side, the other decorative plate should remain at the entrance of the cavity. Therefore, there is an unprecedented excellent effect that there is no sense of incongruity even when viewed from the opposite side of opening the drawer.
[Brief description of the drawings]
FIG. 1 is an exploded perspective view of the first embodiment. FIG. 2 is a side view of the first embodiment with the decorative panel closed. FIG. 3 is a side view of the front decorative panel. FIG. 5 is a partially enlarged view of a state in which the front decorative plate is closed. FIG. 6 is an enlarged plan view of a hook in a state in which the front decorative plate is closed. FIG. 8 is an enlarged plan view of a hook with the front decorative plate opened. FIG. 9 is a side view of the first reference example with the decorative plate closed. [Fig. 11] Side view with the front decorative plate open [Fig. 11] Side view with the rear decorative plate opened [Fig. 12] Side view with the decorative plate of the second reference example closed [Fig. 13] side view of the closed state of the decorative plate of the front side view of the veneer opened state Figure 14 is a side view of a state in which opened the rear decorative plate [15] third example FIG. 16 Side view with the front decorative plate open [FIG. 17] Side view with the rear decorative plate open [FIG. 18] Partial enlarged side view with the front decorative plate closed [FIG. 19] Front side Partial enlarged side view of the state where the decorative board is opened [Explanation of symbols]
DESCRIPTION OF SYMBOLS 1 Furniture 2 Cavity part 3 Drawer main body 4a Front side decorative board 4b Rear side decorative board 10 Hook

Claims

The drawer body is housed in a cavity that communicates with the furniture, and decorative plates larger than the cavity are installed on the front and rear sides of the cavity, and each decorative plate has an engaging portion and a releasing portion. The hook of the combined device is attached easily by the spring bias, and the release pin is erected on the floor surface of the cavity so that the release part can be pushed. The engaging pin protrudes downward at a position shifted laterally from the engaging portion of the hook, and when the decorative plate is pulled in the opening direction, the hook releasing portion separates from the release pin, so that the hook is spring-loaded. A double-sided drawer characterized by having a structure in which the engaging part engages with the engaging pin and pulls out the drawer main body together with the decorative plate by rotating in the direction of the engaging pin .