JP3810621B2 - Induction heating coil and heat treatment method for shaft member having multi-shaped heat treatment part - Google Patents
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Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、例えば同軸に表面処理する複数のカムが設けられたカム軸などの、多形状の熱処理部位を有する軸部材を熱処理するための誘導加熱コイルと熱処理方法に関するものであり、特にカムに近接した部分まで表面熱処理を要するジャーナル部を有するカム軸の熱処理に適用されるものである。
【0002】
【従来の技術】
例えば図3に示すような一軸に複数のカム3、4が設けられ、カム3に近接して表面熱処理されるジャーナル部2が設けられたカム軸を熱処理する場合、従来は図4に示すコイル6とコイル7の2つの誘導コイルをそれぞれ別個にして、まずコイル7を用いてカム部3と4を加熱して熱処理した後、コイル6を用いてジャーナル部2を加熱して熱処理する2段階に熱処理する方法が採られた。なお、図4ではコイル6と7を同時に示してあるが、実際はコイル6と7は別個に使用されるものである。
【0003】
これは、コイル6とコイル7を同時に使用してジャーナル部2とカム3を同時に加熱すると、ジャーナル部2に近接するカム3の短径部の角部3aが過熱されて、この部分の焼入層が深くなって焼割れが生ずるか、はなはだしい場合は溶融するため、一度に同時焼入れができないからである。これを避けながら一度に焼入れするためには、コイル6の下面をカム3から離せばよいが、ジャーナル部2はカム3に近接する部分2aまで焼入層を要求されるため、その方法を採ることができない。そこで前述のように、2段階で熱処理することを要した。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上記のように2段階で熱処理すると、1台の装置で処理する場合はコイル6と7を切り換えることが必要であり、コイルの切り換えとコイルの個数が増え、取り付けの手間と時間が掛かるという問題点がある。あるいは2台の熱処理装置を使用する必要がある。
【0005】
そこで本発明は、上記問題点を解消し、1台の熱処理装置でコイルを切り換えずに熱処理できる多形状の熱処理部位を有する軸部材の加熱コイルと熱処理方法を提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために、本発明の多形状の熱処理部位を有する軸部材の誘導加熱コイルは、軸方向に2か所以上の外径又は形状の異なる熱処理部が設けられた軸部材の加熱において、各熱処理部の外径又は形状に対応する2以上の円筒状コイルが同方向に電流が流れるように直列に連結され、前記いずれか一つの円筒状コイルで一つの熱処理部を加熱するとき他の各コイルが対応する被処理部から外れるような間隔に軸方向に配列されて一体の誘導加熱コイルが形成されたことを特徴とするものである。
【0007】
また、本発明の多形状の熱処理部位を有する軸部材の熱処理方法は、軸方向に2か所以上の外径又は形状の異なる熱処理部が設けられた軸部材の加熱において、各熱処理部の外径又は形状に対応する2以上の円筒状コイルが同方向に電流が流れるように直列に連結され、前記いずれか一つの円筒状コイルで一つの熱処理部を加熱するとき他の各コイルが対応する被処理部から外れるような間隔に軸方向に配列された一体の誘導加熱コイル用いて、前記一つのコイルで一つの熱処理部を加熱し熱処理した後、軸方向に移動して前記他のコイルで他の熱処理部を順次加熱して熱処理することを特徴とするものである。
【0008】
例えば、カム軸のカム部とジャーナル部のように、軸方向に大径部と小径部の外径と形状の異なる熱処理部が設けられた軸部材の加熱において、熱処理部に対応する大径コイルと小径コイルとを直列に連結して一体のコイルにし、大径コイルで大径の被熱処理部を加熱して熱処理した後、小径コイルで小径の被熱処理部を加熱して熱処理する。このとき、両方のコイルの間隔が、例えば大径部を加熱するときは小径コイルが軸部材から外れるように設けられているので、小径コイルが軸部材を加熱することはない。このようにすれば、コイルを取り替えることなく、1台の熱処理装置で他の熱処理部に障害を与えないで、形状の異なる2か所以上の熱処理部を加熱し熱処理することができる。
【0009】
本発明の多形状の熱処理部位を有する軸部材の熱処理方法は、表面熱処理される1以上のカム部と、いずれかの該カム部に近接して設けられた表面熱処理されるジャーナル部とを同軸に有するカム軸の熱処理に有効である。
【0010】
前記軸部材は、両端が非磁性金属または非磁性非金属の支持体により支持されて加熱されることが望ましい。こうすれば、一方のコイルが被熱処理部を加熱するとき、他方のコイルが被処理軸体を外れて支持体の位置にあっても、支持体が誘導加熱されることがないので、被処理軸体が確実に支持され円滑に熱処理を行うことができる。
【0011】
【発明の実施の形態】
以下、本発明を図示の一実施形態について具体的に説明する。図1は本発明実施形態のカム軸の焼入れにおけるカム軸と誘導加熱コイルの関係を説明する図、図2は本発明実施形態の誘導加熱コイルの斜視図、図3は本発明実施形態の被熱処理材であるカム軸の形状を示す図である。
【0012】
図3に基づいて被熱処理部材であるカム軸の形状について説明すると、カム軸(軸部材)1は、軸体5にジャーナル部2とこれに近接したカム3と、やや間隔をおいてカム3に対して偏心したカム4とが設けられた形状をなしており、ジャーナル部2とカム3、4の表面を加熱し熱処理するものである。
【0013】
図1および図2について説明すると、誘導加熱コイル10は、ジャーナル部2(小径部)を加熱する小径コイル11とカム3と4(大径部)を加熱する大径コイル12とが軸方向に間隔をおいて配列され、リード材15により直列に連結されて一体に形成されている。
【0014】
小径コイル11は、ジャーナル部2の外周との間に所定の隙間が形成される内径を有する円筒状コイルである。大径コイル12は、2つのカム3と4とに跨がる幅の円筒コイルの内周に、カム3に対応する位置にリング状凸部13aが、カム4に対応する位置にリング状凸部13bが設けられている。そして、このリング状凸部13a、13bの内径は、それぞれカム3および4の最大外径との間に所定の隙間が形成される径にされている。このように2つのカムを同時加熱するコイルは、発明者らが先に特願2000−176356において提案したものである。
【0015】
図1、2に示すように、小径コイル11と大径コイル12は同軸に間隔をおいて配設され、小径コイル11の一端11aがリード板14の一端14aに、他端11bがリード板15の一端15aに接続されている。大径コイル12の一端12aはリード板15の他端15bに、他端12bはリード板16の一端16aに連結されている。これにより、リード板14、16の他端14bと16bに高周波電流を負荷すると、小径コイル11と大径コイル12に同一円周方向に電流が流れるようにされている。
【0016】
小径コイル11と大径コイル12は、一方のコイルがジャーナル部またはカム部を加熱するき、他方のコイルがカム軸1から外れるように軸方向に間隔をおいて配列されている。すなわちリード板15の長さがこのようになるように設定されている。これにより、一方のコイルがいずれかの熱処理部を加熱しているとき、両方のコイルに電流が流れても、他方のコイルがカム軸1を加熱することはない。
【0017】
カム軸1は両端が上センタ21と下センタ22で支持され、下センタ22により図示しない駆動手段により回転駆動されるようになっており、上センタ21と下センタ22はカム軸1を支持したまま、図の上下移動して、ジャーナル部2またはカム部3、4を、それぞれ小径コイル11と大径コイル12の位置に位置させるようになっている。上センタ21と下センタ22は、それぞれステンレス鋼のセンタ部21a,22aと絶縁体のセンタ軸部21b,22bからなっている。図1の下センタ22に示すように、中間22bを絶縁体にして両端22a,22cをステンレス鋼にしてもよい。こうすれば、図1に示すように大径コイル12が下センタ22の位置にあっても、下センタ22が加熱されることがない。上センタも同様である。これにより、カム軸の支持が確実に行われ、電力消費量も減少できる。
【0018】
以下、上記構成の誘導加熱コイルを用いて、カム軸を焼入熱処理する動作について説明する。まず、上センタ21と下センタ22によりカム軸1を支持し、図1の鎖線で示すようにカム3と4が大径コイル12に覆われる下位置になるようにしてセットする。この位置で、図示しない駆動手段により下センタ22を介してカム軸1を回転させ、リード板14と16に高周波電流を負荷してカム3、4を焼入温度に加熱し、図示しない冷却手段により急冷して焼入れする。このとき、小径コイル11はカム軸1から外れて上センタ21の位置にあるのでカム軸1を加熱することなく、また上センタ21は絶縁体であるので小径コイル11の中にあっても加熱されることはない。
【0019】
次にカム軸1を図1の上方に移動して、ジャーナル部2が小径コイル11の位置になるようにする。この位置で、カム部の焼入れと同様に、カム軸1を回転し、リード板14と16に高周波電流を付加してジャーナル部2の外周を加熱し、急冷して焼入れする。このとき、前記カム部の焼入れと同様に、大径コイル12はカム軸1から外れて下センタ22の位置にあり、下センタ22も上センタ21と同様に絶縁体であるので、大径コイル12の中にあっても加熱されることはない。これにより、カム軸1の熱処理は完了する。
【0020】
このように、本発明の誘導加熱コイルによれば、一つの装置で、コイルを取り外して切り換える必要がなく、ジャーナル部とカム部とを熱処理することができる。また、ジャーナル部とカム部の加熱に最適な形状のコイルが選択できるので、前述したカムの角部の過熱などの不利が生ずることがなく、ジャーナル部とカム部に適正な焼入層を形成させることができる。
【0021】
本実施形態では、大径と小径のコイルをそれぞれ1個用いて2か所の加熱焼入れをしたが、コイルの数を増して3か所以上の加熱焼入れすることもできる。また、焼戻しに応用することもできる。
【0022】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明の誘導加熱コイルと熱処理方法によれば、軸方向に2か所以上の形状の異なる熱処理部が設けられたカム軸のような多形状の熱処理部位を有する軸部材の熱処理において、加熱コイルを取り外して切り換えることなく、一台の熱処理装置で複数の多形状部の熱処理ができるので、効率よく適正な焼入層を有する熱処理ができ、焼入れしたカム軸などの品質向上と原価低減を図ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明実施形態のカム軸の焼入れにおけるカム軸と誘導加熱コイルの関係を説明する図である。
【図2】本発明実施形態の誘導加熱コイルの斜視図である。
【図3】本発明実施形態の被熱処理材でカム軸の形状を示す図である。
【図4】従来のカム軸の加熱方法を説明する図である。
【符号の説明】
1 カム軸(軸部材)、2 ジャーナル部、3 カム、4 カム、5 軸体、6 小径コイル、7 大径コイル、10 誘導加熱コイル、11 小径コイル、12 大径コイル、13a,13b リング状凸部、14、15、16 リード板、21 上センタ、22 下センタ[0001]
BACKGROUND OF THE INVENTION
The present invention relates to an induction heating coil and a heat treatment method for heat-treating a shaft member having a multi-shaped heat treatment portion such as a cam shaft provided with a plurality of cams that are coaxially surface-treated. The present invention is applied to heat treatment of a camshaft having a journal portion that requires surface heat treatment up to an adjacent portion.
[0002]
[Prior art]
For example, when heat-treating a cam shaft provided with a plurality of
[0003]
This is because when the
[0004]
[Problems to be solved by the invention]
However, if the heat treatment is performed in two stages as described above, it is necessary to switch between the
[0005]
Accordingly, an object of the present invention is to solve the above-described problems and provide a heating coil and a heat treatment method for a shaft member having a multi-shaped heat treatment portion that can be heat-treated without switching coils with a single heat treatment apparatus.
[0006]
[Means for Solving the Problems]
In order to achieve the above-mentioned object, the induction heating coil for a shaft member having a multi-shaped heat treatment part according to the present invention heats a shaft member provided with two or more heat treatment parts having different outer diameters or shapes in the axial direction. When two or more cylindrical coils corresponding to the outer diameter or shape of each heat treatment part are connected in series so that current flows in the same direction, and one heat treatment part is heated by any one of the cylindrical coils An integral induction heating coil is formed by arranging the other coils in the axial direction at intervals such that the other coils are removed from the corresponding parts to be processed.
[0007]
The heat treatment method of the shaft member having a heat treatment region of a multi-shape of the present invention, two or more outer diameter or the axial direction in the heating of the shaft members having different thermal processing shapes is provided, outside each thermal processing unit Two or more cylindrical coils corresponding to the diameter or shape are connected in series so that current flows in the same direction, and each of the other coils corresponds when one of the cylindrical coils heats one heat treatment part. Using an integral induction heating coil arranged in the axial direction at an interval so as to be disengaged from the part to be processed, the one coil heats and heat-treats one heat treatment part, and then moves in the axial direction to the other coil. The other heat treatment portions are sequentially heated to perform heat treatment.
[0008]
For example, in the heating of a shaft member provided with heat treatment parts having different outer diameters and shapes in the axial direction, such as the cam part and journal part of the cam shaft, a large diameter coil corresponding to the heat treatment part The small diameter coil is connected in series to form an integral coil, and the large diameter coil is heated to heat the large diameter heat-treated portion, and then the small diameter coil is heated to heat treat the small diameter heat treated portion. At this time, the interval between the two coils is provided such that, for example, when the large-diameter portion is heated, the small-diameter coil is detached from the shaft member, the small-diameter coil does not heat the shaft member. If it does in this way, two or more heat processing parts from which a shape differs can be heated and heat-treated, without giving a hindrance to other heat processing parts by one heat processing apparatus, without changing a coil.
[0009]
In the heat treatment method for a shaft member having a polymorphic heat treatment portion according to the present invention, one or more cam portions subjected to surface heat treatment and a journal portion subjected to surface heat treatment provided adjacent to any one of the cam portions are coaxial. This is effective for heat treatment of the camshaft.
[0010]
It is desirable that both ends of the shaft member are supported by a non-magnetic metal or non-magnetic non-metal support and heated. In this way, when one coil heats the part to be heat-treated, the support is not induction-heated even if the other coil is out of the shaft to be processed and is in the position of the support. The shaft body is reliably supported and heat treatment can be performed smoothly.
[0011]
DETAILED DESCRIPTION OF THE INVENTION
Hereinafter, the present invention will be specifically described with reference to an illustrated embodiment. FIG. 1 is a diagram for explaining the relationship between a cam shaft and an induction heating coil in quenching of the cam shaft according to the embodiment of the present invention, FIG. 2 is a perspective view of the induction heating coil of the embodiment of the present invention, and FIG. It is a figure which shows the shape of the cam shaft which is heat processing material.
[0012]
The shape of the cam shaft, which is a heat-treated member, will be described with reference to FIG. 3. The cam shaft (shaft member) 1 is composed of a
[0013]
Referring to FIGS. 1 and 2, the
[0014]
The small-
[0015]
As shown in FIGS. 1 and 2, the small-
[0016]
The small-
[0017]
Both ends of the cam shaft 1 are supported by an
[0018]
Hereinafter, the operation of quenching and heat-treating the camshaft using the induction heating coil having the above configuration will be described. First, the cam shaft 1 is supported by the
[0019]
Next, the cam shaft 1 is moved upward in FIG. 1 so that the
[0020]
Thus, according to the induction heating coil of the present invention, it is not necessary to remove and switch the coil with one apparatus, and the journal part and the cam part can be heat-treated. In addition, since the coil with the optimum shape can be selected for heating the journal and cam parts, the above-mentioned disadvantages such as overheating of the corners of the cam do not occur, and an appropriate hardened layer is formed on the journal and cam parts. Can be made.
[0021]
In this embodiment, two large-diameter coils and one small-diameter coil are used for heat-hardening at two locations, but the number of coils can be increased to heat-harden at three or more locations. It can also be applied to tempering.
[0022]
【The invention's effect】
As described above, according to the induction heating coil and the heat treatment method of the present invention, the shaft member having a multi-shaped heat treatment portion such as a cam shaft provided with heat treatment portions having two or more different shapes in the axial direction. In this heat treatment, multiple multi-shaped parts can be heat treated with a single heat treatment device without removing the heating coil and switching, so heat treatment with an appropriate hardened layer can be performed efficiently and the quality of the quenched cam shaft etc. Improvement and cost reduction can be achieved.
[Brief description of the drawings]
FIG. 1 is a diagram for explaining a relationship between a cam shaft and an induction heating coil in quenching of a cam shaft according to an embodiment of the present invention.
FIG. 2 is a perspective view of an induction heating coil according to an embodiment of the present invention.
FIG. 3 is a view showing the shape of a camshaft in a heat-treated material according to an embodiment of the present invention.
FIG. 4 is a diagram illustrating a conventional camshaft heating method.
[Explanation of symbols]
1 cam shaft (shaft member), 2 journal section, 3 cam, 4 cam, 5 shaft body, 6 small diameter coil, 7 large diameter coil, 10 induction heating coil, 11 small diameter coil, 12 large diameter coil, 13a, 13b ring shape Convex part, 14, 15, 16 Lead plate, 21 Upper center, 22 Lower center
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