JP3809812B2 - 動的再構成光網における経路情報交換方法およびこれを用いる経路情報交換システム - Google Patents

動的再構成光網における経路情報交換方法およびこれを用いる経路情報交換システム Download PDF

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は経路情報交換方法およびこれを用いる経路情報交換システムに関し、より具体的には、IPルータ間に動的に光パスを提供する動的再構成光網において、IPルータ間のルーチングを安定化可能とする経路情報交換方法およびこれを用いる経路情報交換システムに関する。
【0002】
【従来の技術】
IPルータ間に動的に光パスを提供する動的再構成光網において、光網とIP網のルーチングの連携形態として、Overlay モデルおよびPeer モデルが考えられている。これについては、IETF draft-ietf-ccamp-gmpls-architecture-02.txt などを参照することが可能である。
【0003】
Overlayモデルでは、IP網と光網のルーチングが独立に動作し、IP網は光網のトポロジーを把握しない。一方、Peerモデルでは、IP網と光網が同一のルーチングインスタンスにより制御され、IP網と光網が同じトポロジー情報を持つ。
【0004】
Overlayモデルでは、Peerモデルに比べ、リソースの有効利用が難しいが、レイヤごとに独立のルーチングを実行できるため、レイヤごとのポリシーの分離や管理運用の観点で優れる。また、キャリア網内のトポロジーをクライアントに遮蔽したいサービスの場合に有効である。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、Overlayモデルでは、光パスを生成した後、IPルーチングピアを確立するため、ルーチングインスタンスの負荷が高くなり、不安定になるという問題がある。具体的には、ルーチングとして、RFC2328で規定されるOSPF(Open Shortest Path First )を仮定すると、パスを張るたびに、(1)データベース同期,(2)リンクステート交換,(3)経路計算が起こり、ルーチングインスタンスの負荷が高くなる。
【0006】
本発明の目的は、従来の技術における上述のような問題を解消し、割愛できない経路計算(3)を除く、(1),(2)によるインスタンス負荷の増加の問題を解決するための、動的再構成光網における経路情報交換方法およびこれを用いる経路情報交換システムを提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するため、本発明に係る経路情報交換方法は、制御メッセージを伝達するための制御チャネルを利用して、IPエッジルータ間に光パスを生成する前からルーチングピアを確立することで、予め経路情報を交換しておき、データベース同期,リンクステート交換を行うことを可能とするものである。
【0008】
より具体的には、本発明に係る経路情報交換方法は、波長単位での伝送を行う光網内に配置された光装置同士が、制御メッセージをやり取りする制御チャネルおよび主データを転送するデータチャネルにより接続されるとともに、前記光網内に配置されIP網と接続している複数の光エッジ装置と、前記光網を利用してデータの送受信を行う前記IP網内に配置され前記光網と接続している複数のIPエッジルータが、制御チャネルおよびデータチャネルにより接続されており、前記光網内の光エッジ装置ならびに光装置がパスの再構成を行い、前記IPエッジルータ間に光パスの設定および削除を行う動的再構成光網における経路情報交換方法であって、前記光エッジ装置間の制御チャネルにトンネルを設定するとともに、前記制御チャネルを用いてIPエッジルータが他のIPエッジルータ宛てに経路情報を送出可能とすることにより、IPエッジルータ間に光パスを設定する前にIPエッジルータ間で経路情報の交換を行うことを特徴とする。
【0009】
ここで、前記光エッジ装置間の制御チャネルにおけるトンネルの設定は、RFC2003に規定されるIP in IP、もしくは、RFC1701に規定されるGREにより行うことが可能である。
また、前記IPエッジルータ間における経路情報の交換は、RFC1771に規定されるBGPにより、前記制御チャネルを利用して、前記光エッジ装置が、どの光エッジ装置にどのIPエッジルータが接続されているかを取得し、さらにIPエッジルータにどのIPエッジルータと経路情報の交換が可能かを通知することに基づいて行うことが可能である。
【0010】
さらに、本発明に係る経路情報交換方法においては、IPエッジルータのグループ化を行い、光エッジ装置が、どの光エッジ装置にどのグループのどのIPエッジルータが接続されているかを取得可能とするとともに、IPエッジルータが接続可能な他のIPエッジルータのNode IDとして同一グループに属するIPエッジルータのNode IDのみを取得可能とすることにより、IPエッジルータが同一グループのIPエッジルータとのみ経路情報の交換を行うようにすることも可能である。
【0011】
従来手法では、CE−CE間に光パスが形成された後に、データチャネルを用いてルーチングピアを確立し、経路情報を交換するため、パスの切り張りが頻繁である場合、ルーチングピアのアップダウンが起こって負荷が高くなり、ルーチングインスタンスが不安定になった。これに対して、本発明では、光パスを形成する前からルーチングピアを確立するため、前述の問題(1)〜(3)のうち、(1),(2)を回避することが可能になる。
【0012】
また、本発明に係る経路情報交換方法は、これをコンピュータ制御によって実行させることが可能であり、本発明の権利範囲は、そのような実施形態に用いられる前記方法のプログラム、さらには、このプログラムを記録したコンピュータにより読み取り可能な記録媒体にも及ぶことはいうまでもない。
【0013】
また、一方、本発明は、上述の経路情報交換方法を用いるシステム、すなわち経路情報交換システムとしても具体化可能である。
本発明に係る経路情報交換システムは、波長単位での伝送を行う光網内に配置された光装置同士が、制御メッセージをやり取りする制御チャネルおよび主データを転送するデータチャネルにより接続されるとともに、前記光網内に配置されIP網と接続している複数の光エッジ装置と、前記光網を利用してデータの送受信を行う前記IP網内に配置され前記光網と接続している複数のIPエッジルータが、制御チャネルおよびデータチャネルにより接続されており、前記光網内の光エッジ装置ならびに光装置がパスの再構成を行い、前記IPエッジルータ間に光パスの設定および削除を行う動的再構成光網における経路情報交換システムであって、前記光エッジ装置に、光エッジ装置間の制御チャネルにトンネルを設定する手段を備えるとともに、前記IPエッジルータに、前記制御チャネルを用いてIPエッジルータが他のIPエッジルータ宛てに経路情報を送出する手段と、IPエッジルータ間に光パスを設定する前にIPエッジルータ間で経路情報の交換を行う処理手段とを備えることを特徴とする。
【0014】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態を、図面に示す好適実施例に基づいて、詳細に説明する。
【0015】
図1は、ネットワーク構成を示したものである。光網10内のノード OXC(Optical Cross Connect )は、波長単位でスイッチングを行う。OXC間およびOXCとIPルータ間は、制御メッセージをやりとりするための制御チャネル20と、ユーザデータを運ぶデータチャネル30により接続される。
【0016】
IP網40内のノードで、光網10と接続されているノードをIPエッジルータ(以下、CEと略記する)、光網10内のノードでIP網40と接続されているノードを光エッジ装置(以下、PEと略記する)、また、光網10内のノードで、光網10内のノードとのみ接続されているノードをPと呼ぶ。光網10は、必要に応じて、CE−CE間にデータチャネル30による光パスを提供する。
【0017】
図2を用いて、光パス生成前の経路情報交換方法について説明する。
フェーズ1:トンネル設定
▲1▼:PE1−PE2間の制御チャネルにトンネルを設定する。具体的には、PE1において、CE2宛てのパケットは、PE1−PE2間のトンネルへ流すようにする。同様に、PE2においてCE1宛てのパケットはPE2−PE1間のトンネルへ流すようにする。
【0018】
フェーズ2:経路情報交換
▲2▼:CE1はCE2と経路情報が交換可能であることを何らかの方法で知り、CE1−PE1間の制御チャネルから、CE2宛てにOSPFのHelloパケットを投げる。なお、通常、OSPFのHelloパケットは、TTL(Time To Live)=1で、All OSPF Router宛てとなるが、本実施形態では、TTL=255(Default)、CE2宛てにHelloパケットを送出する。
【0019】
▲3▼:PE1では、CE2宛てのパケットが到着すると、PE1−PE2間トンネルにパケットを送出する。
▲4▼:PE2では、パケットを受け取ると、CE2宛てのパケットということがわかり、PE2−CE2間の制御チャネルから、CE2に向けてパケットを送出する。
▲5▼:CE2はCE1からHelloパケットを受け取る。
【0020】
▲6▼:同様にして、CE2もCE1にHelloパケットを送出する。
▲7▼:同様にして、CE1−CE2間でデータベース同期,リンクステート交換を行う。
ここで、上記▲1▼のトンネルをRFC2003に規定されるIP in IPで行う方法と、RFC1701に規定されるGRE(Generic Routing Encapsulation)で行う方法が考えられる。
なお、上述の例では、CE,PEがそれぞれ二つ(パスとしては一つ)の場合を例に挙げたが、パスが複数存在する場合は、▲1▼において全PEにトンネルを設定することとなる。
【0021】
上述の方法では、IPエッジルータは、経路情報を交換可能な他のIPエッジルータを何らかの方法で知っている必要がある。すなわち、▲2▼において、CE2の宛先を何らかの方法で取得する必要がある。これを実現するためにフェーズ1の前に、以下のディスカバリを実行することが考えられる。
【0022】
フェーズ0:ディスカバリ
(A)CE2が新規にPE2に接続される。
(B)PE2はCE2が接続されたことを知り、制御チャネルを通じて、(CE2 Node ID,PE2 Node ID)をPE1に通知する。同時に、PE1はPE2に、(CE1 Node ID, PE1 Node ID)を通知する。
(C)PE1は(CE2 Node ID, PE2 Node ID)をデータベースに保存する。同様に、PE2は(CE1 Node ID, PE1 Node ID)をデータベースに保存する。
【0023】
(D)PE1は制御チャネルを通じて、CE1に、(CE2 Node ID)を接続可能なCE情報として通知する。同様に、PE2はCE2に、(CE1 Node
ID)を通知する。
ここで、(B)をRFC1771に規定されるBGPで行う方法と、ディレクトリサーバを設けて、一旦情報をディレクトリサーバに集めた後、CE1に配布する方法とが考えられる。
【0024】
図3は、PEの構成を示している。以下、図3を用いて、再度経路情報交換方法の手順を説明する。
フェーズ1:トンネル設定
▲1▼:PE1では、トンネル設定手段1により、フォワーディングDB13に(CE2 Node ID,1,−)を設定する。ここで、−はエントリを空にすることを意味する。
【0025】
同時に、トンネルDB11に(CE2 Node ID,カプセル化情報)を格納する。対地側CE DB12に(CE2 Node ID,PE2 Node ID)を何らかの手段で格納しておき、カプセル化情報として、IP in IPでは、対地側CE DB12のCE2 Node IDエントリを検索した結果である、PE2 Node IDを宛先アドレスとしたIPヘッダを格納する。GREでも、同様となる。同様に、PE2では、フォワーディングDB13に(CE1 Node ID,1,−)を格納し、トンネルDB11に(CE1 Node ID,カプセル化情報)を格納する。ここで、フォワーディングDB13に格納されるトンネルビットとは、宛先行きのパケットに対してトンネル設定がある場合1、ない場合は0を書き込む。
【0026】
フェーズ2:経路情報交換
▲2▼:CE1は制御チャネルからCE2 Node ID宛てにHelloパケットを送出する。
▲3▼:PE1では、Helloパケットを受け取ると、フォワーディング手段2により、フォワーディングDB13を検索する。CE2 Node IDエントリには、カプセルビットとして1が立っているため、カプセル化手段3へと処理を移す。
【0027】
カプセル化手段3は、トンネルDB11のCE2 Node IDエントリを検索する。トンネルDB11のCE2 Node IDエントリには、カプセル情報として、PE2 Node IDを宛先アドレスとして持つIPヘッダが格納されており、HelloパケットをPE2 Node ID宛てにカプセル化する。フォワーディング手段2は、再びフォワーディングDB13のPE2 Node IDエントリを検索し、送出IFを得る。なお、このときの送出IFは、光網内のルーチングやスタティックルートで決められているものとする。
【0028】
▲4▼:PE2は、PE2 Node ID宛てのHelloパケットを受け取ると、デカプセル化手段4により、パケットのデカプセル化を行う。フォワーディングDB13には(CE2 Node ID,CE2−PE2制御チャネルIF)を何らかの手段により予め格納しておく。フォワーディング手段2により、フォワーディングDB13のCE2 Node IDエントリを検索し、送出IFとして、CE2−PE2制御チャネルIFが選択され、
▲5▼:CE2にパケットが到達する。なお、CE2−PE2制御チャネルIFとは、CE2−PE2間の制御チャネルを形成するIFを意味する。
【0029】
図4は、フェーズ0:ディスカバリを実行可能なPEの構成を示したものである。手順を以下に示す。
フェーズ0:ディスカバリ
(A)PE2にCE2が接続されると、PE2の直接接続CE把握手段5が、直接接続CE DB14に、(CE2 Node ID,CE2制御チャネルID+PE2制御チャネルID,CE2データチャネルID+PE2データチャネルID)を書き込む。ここで、+とは対を表わす。すなわち、CEの制御チャネルがPEのどの制御チャネルと接続されているかの関係を表わす。
【0030】
直接接続CE把握手段5としては、LMP(draft-ietf-ccamp-lmp)などが考えられる。また、フォワーディングDB13に、(CE2 Node ID,0,CE2−PE2制御チャネルIF)を書き込む。
【0031】
(B)次に、CE情報交換手段6により、制御チャネルを利用して、PE2はPE1に(CE2 Node ID,PE2 Node ID)を通知する。また、PE1はPE2に(CE1 Node ID,PE1 Node ID)を通知する。
(C)PE1では、(CE2 Node ID,PE2 Node ID)を受け取ると、CE情報交換手段6により、この情報を、対地側CE DB12に保存する。同様に、PE2は(CE1 Node ID,PE1 Node ID)を対地側CE DB12に保存する。
(D)PE1では、接続可能CE通知手段7により制御チャネルを利用して、CE1に、(CE2 Node ID)を通知する。同様に、PE2はCE2に(CE1 Node ID)を通知する。
【0032】
図5は、CEのグループ化を行い、CEが接続可能な他のCEのNode IDとして、同一グループに属するCEのNode IDのみを取得することにより、同一グループ間のCEとのみ経路情報を交換することを特徴とする経路情報交換手法におけるPEの構成を示すものである。このときの手順は、以下のようになる。
【0033】
(A)において、CEが追加された場合、直接接続CE DB14にグループIDも同時に格納する。
(B)において、CE情報交換手段6は、他のPEに(CE Node ID,PE Node ID,グループID)を通知する。
(C)において、CE情報交換手段6は、対地側CE DB12に(CE Node ID,PE Node ID,グループID)を格納する。
(D)において、接続可能CE通知手段は、同一グループIDを持つCEにのみ、対地側のCE Node IDを通知する。
【0034】
▲3▼において、PEがHelloパケットを受け取ると、VPN確認手段8により、受け取りIFから、グループIDを割り出すとともに、対地側CE DB12のHelloパケットの宛先IDエントリを検索し、宛先CEのグループIDを割り出し、両者が一致した場合のみ、フォワーディング手段2に移る。
【0035】
以下、図5における各手段の機能について説明する。
トンネル設定手段1は、フォワーディングDB13の該当する宛先エントリにトンネルビットを立てるとともに、トンネルDB11の該当する宛先エントリにカプセル化情報を格納する。この際、対地側CE DB12がある場合は、フォワーディングDB13において、対地側CE DB12に格納されている、CE Node IDエントリに対して、トンネルビットを立てるとともに、トンネルDB11において、対地側CE DB12に格納されているCE Node IDエントリに対して、PE Node IDを宛先情報として含むカプセル化情報を格納する。
【0036】
フォワーディング手段2は、パケットを受信すると、パケットの宛先に一致するフォワーディングDB13の宛先エントリを検索し、送出IFを決定する。ただし、フォワーディングDB13の宛先エントリのトンネルビットが1の場合は、カプセル化手段3に処理を受け渡す。カプセル化手段3は、フォワーディング手段2から処理を受け渡されると、パケットの宛先に一致するトンネルDB11の宛先エントリを検出し、カプセル化情報を得、パケットのカプセル化を行う。
【0037】
デカプセル化手段4は、自ノード宛てのパケットのカプセル化情報を取り除き、通常のパケットに戻す。
直接接続CE把握手段5は、CEからの制御メッセージを受け取り、直接接続CE DB14に情報を格納する。
CE情報交換手段6は、直接接続CE DB14に格納された情報のうち、CE Node IDとグループID、これに加えてPE Node ID(情報の送信ノード)を、遠隔のPEと交換するとともに、遠隔PEから受け取った情報を、対地側CE DB12に格納する。
【0038】
接続可能CE通知手段7は、直接接続CE DB14に格納されたCE Node IDをもつCEに対し、このCE Node IDのグループIDと同じグループIDをもつ対地側CE DB12に格納されたエントリのCE Node IDを通知する。
【0039】
VPN確認手段8は、CEから自ノード宛て以外のパケットを受け取ると、受け取りIFと一致するPE制御チャネルIDを持つエントリを直接接続CE DB14から検索し、このエントリのグループIDを決定するとともに、パケットの宛先に一致するCE Node IDをもつ対地側CE DB12中のエントリを検索し、エントリ中のグループIDを割り出し、2つのグループIDが一致する場合のみ、処理をフォワーディング手段2に受け渡す。2つのグループIDが一致しない場合、パケット廃棄などの処理を行う。
【0040】
図6は、PEの構成が図4もしくは図5の場合に対応するCEの構成を示すものである。
CE情報通知手段21は、PEの直接接続CE把握手段5と通信を行う。CE情報通知手段21は、自身のCE Node IDを含む情報を、CE−PE間制御チャネルを利用して、PEに向けて送出する。ここで、前述のように、LMPのようなプロトコルを用いることが考えられる。
【0041】
接続可能CE把握手段22は、PEの直接接続CE把握手段5と通信を行う。PEの直接接続CE把握手段5から情報を受け取ると、接続可能CE把握手段22は、対地側CE DB31にCE Node IDを格納する。
【0042】
経路情報交換手段23は、対地側のCEの経路情報交換手段23と通信を行い、対地側CE DB31に格納されたCE Node IDを宛先とする、Hello パケットおよびリンクステートパケットを送出する。また、Hello パケットおよびリンクステートパケットを受け取ると、これを経路情報DB32に格納する。なお、リンクステートパケットの中身および経路情報DB32に格納される情報は、利用するルーチングプロトコルに依存するが、OSPFの場合には、RFC2328に従う。ただし、TTLの値は、Default で255とする。
【0043】
上記実施形態によれば、パスを張るたびに、(1)データベース同期,(2)リンクステート交換,(3)経路計算が起こり、ルーチングインスタンスの負荷が高くなるという問題に対して、(1),(2)によるインスタンス負荷の増加の問題を解決した、動的再構成光網における経路情報交換方法およびこれを用いる経路情報交換システムを実現することができる。
【0044】
なお、上記各実施形態はいずれも本発明の一例を示すものであり、本発明はこれらに限定されるべきものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲で、適宜の変更・改良を行ってもよいことはいうまでもないことである。
【0045】
また、前述の通り、本発明に係る経路情報交換方法は、これをコンピュータ制御によって実行させることが可能であり、本発明の権利範囲は、そのような実施形態に用いられる前記方法のプログラム、さらには、このプログラムを記録したコンピュータにより読み取り可能な記録媒体にも及ぶことはいうまでもない。
【0046】
【発明の効果】
以上、詳細に説明したように、本発明では、IPルータ間に光パスを生成する前に、制御チャネルを利用して、経路情報を交換することを特徴とする。そしてこれにより、動的にルーチングピアが確立されることによるルーチングプロセスの負荷の上昇を防ぐことができるという顕著な効果を奏するものである。
【0047】
また、BGPもしくはディレクトリサーバにより、制御チャネルを利用して、光エッジ装置がどの光エッジ装置にどのIPエッジルータが接続されているかを取得し、さらに、IPエッジルータにどのIPエッジルータと経路情報の交換が可能かを通知することで、IPエッジルータが経路情報を交換すべき相手を自動発見できるようになるという効果も得られる。
【0048】
さらに、IPエッジルータのグループ化を行い、同一グループとのみ経路情報を交換することを可能とすることで、グループ間通信のみを許すという閉域性を実現することができ、付加価値を持ったサービスを提供できるようになるという効果も得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】ネットワーク構成を示す模式図である。
【図2】経路情報交換手順を示すシーケンス図である。
【図3】PEの構成を示すブロック図である。
【図4】ディスカバリを実行可能なPEの構成を示すブロック図である。
【図5】CEのグループ化を実現する際のPEの構成を示すブロック図である。
【図6】CEの構成例を示すブロック図である。
【符号の説明】
1 トンネル設定手段
2 フォワーディング手段
3 カプセル化手段
4 デカプセル化手段
5 直接接続CE把握手段
6 CE情報交換手段
7 接続可能CE通知手段
8 VPN確認手段
10 光網
11 トンネルDB
12 対地側CE DB
13 フォワーディングDB
14 直接接続CE DB
20 制御チャネル
21 CE情報通知手段
22 接続可能CE把握手段
23 経路情報交換手段
30 データチャネル
31 対地側CE DB
32 経路情報DB
40 IP網

Claims (9)

  1. 波長単位での伝送を行う光網内に配置された光装置同士が、制御メッセージをやり取りする制御チャネルおよび主データを転送するデータチャネルにより接続されるとともに、前記光網内に配置されIP網と接続している複数の光エッジ装置と、前記光網を利用してデータの送受信を行う前記IP網内に配置され前記光網と接続している複数のIPエッジルータが、制御チャネルおよびデータチャネルにより接続されており、前記光網内の光エッジ装置ならびに光装置がパスの再構成を行い、前記IPエッジルータ間に光パスの設定および削除を行う動的再構成光網における経路情報交換方法であって、
    前記光エッジ装置間の制御チャネルにトンネルを設定するとともに、前記制御チャネルを用いてIPエッジルータが他のIPエッジルータ宛てに経路情報を送出可能とすることにより、IPエッジルータ間に光パスを設定する前にIPエッジルータ間で経路情報の交換を行うことを特徴とする経路情報交換方法。
  2. 前記光エッジ装置間の制御チャネルにおけるトンネルの設定は、RFC2003に規定されるIP in IPにより行うことを特徴とする請求項1に記載の経路情報交換方法。
  3. 前記光エッジ装置間の制御チャネルにおけるトンネルの設定は、RFC1701に規定されるGREにより行うことを特徴とする請求項1に記載の経路情報交換方法。
  4. 前記IPエッジルータ間における経路情報の交換は、RFC1771に規定されるBGPにより、前記制御チャネルを利用して、前記光エッジ装置が、どの光エッジ装置にどのIPエッジルータが接続されているかを取得し、さらにIPエッジルータにどのIPエッジルータと経路情報の交換が可能かを通知することに基づいて行われることを特徴とする請求項1に記載の経路情報交換方法。
  5. 前記IPエッジルータ間における経路情報の交換は、ディレクトリサーバにより、前記制御チャネルを利用して、前記光エッジ装置が、どの光エッジ装置にどのIPエッジルータが接続されているかを取得し、さらにIPエッジルータにどのIPエッジルータと経路情報の交換が可能かを通知することに基づいて行われることを特徴とする請求項1に記載の経路情報交換方法。
  6. IPエッジルータのグループ化を行い、光エッジ装置が、どの光エッジ装置にどのグループのどのIPエッジルータが接続されているかを取得可能とするとともに、IPエッジルータが接続可能な他のIPエッジルータのNode IDとして同一グループに属するIPエッジルータのNode IDのみを取得可能とすることにより、IPエッジルータが同一グループのIPエッジルータとのみ経路情報の交換を行うことを特徴とする請求項1に記載の経路情報交換方法。
  7. 請求項1〜6のいずれか1項に記載の経路情報交換方法を、コンピュータによる制御で実現するためのプログラム。
  8. 請求項7に記載の経路情報交換方法のプログラムを記録したコンピュータにより読み取り可能な記録媒体。
  9. 波長単位での伝送を行う光網内に配置された光装置同士が、制御メッセージをやり取りする制御チャネルおよび主データを転送するデータチャネルにより接続されるとともに、前記光網内に配置されIP網と接続している複数の光エッジ装置と、前記光網を利用してデータの送受信を行う前記IP網内に配置され前記光網と接続している複数のIPエッジルータが、制御チャネルおよびデータチャネルにより接続されており、前記光網内の光エッジ装置ならびに光装置がパスの再構成を行い、前記IPエッジルータ間に光パスの設定および削除を行う動的再構成光網における経路情報交換システムであって、
    前記光エッジ装置に、光エッジ装置間の制御チャネルにトンネルを設定する手段を備えるとともに、
    前記IPエッジルータに、前記制御チャネルを用いてIPエッジルータが他のIPエッジルータ宛てに経路情報を送出する手段と、IPエッジルータ間に光パスを設定する前にIPエッジルータ間で経路情報の交換を行う処理手段と
    を備えることを特徴とする経路情報交換システム。
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