JP3808933B2 - Intake valve - Google Patents
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Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、排水管内に排水が流れて管内が減圧されてトラップ封水が吸込まれることがないように外気を吸入することにより排水管内が減圧になることを防止するとともに臭気が外部に漏れないように常時は閉塞している吸気弁に関する。
【0002】
【従来の技術】
一般に、高層ビルや家屋などの建築物の各階にある便器などの排水設備からの汚水は各階の各排水横管を経て排水縦管に合流され、この排水縦管を経て排水は排水縦管に接続した地下の下水本管に排水するようにしている。
【0003】
そして、通常、排水縦管の上部に通気口を形成し、上階の便器などの排水設備から水をフラッシュし、この上階からの排水が排水縦管を経て地下の下水本管に流下するとき、この流下により、排水縦管内が減圧になり、各下階の便器などの排水設備のトラップ封水が各排水横管から排水縦管内に吸引されて吸出される。この排水縦管内が減圧になり、各下階のトラップ封水が流出すると、下水本管から下水の臭気が上昇し、この臭気が各階の便器などの排水設備から放出されるため、便室などに臭気がただようようになる。
【0004】
そこで、排水縦管の上部に通気口を備えた吸気管などを延設し、排水設備の水のフラッシュ時に、通気口から外気を吸入して排水縦管内に空気を供給することにより、便器などの排水設備のトラップ封水の流出を防止している。
【0005】
しかしながら、排水縦管に連通している通気口を常時開放していると、排水設備からの排水の流出時以外は下水本管からの臭気が通気口から外方に放出することになり、通気口は一般には屋根のひさしの下方に開口されているため、この場合、窓が近くにある時は、窓を開けると臭気が建物内に侵入する問題がある。
【0006】
そこで、近年、通気口を建物内に設けることができるように、例えば、特公昭54−39048号公報に記載されている吸気弁を排水縦管に連通する通気管の吸気口に取り付け、この吸気弁により常時は排水縦管に連通する吸気口を閉塞し便器の水のフラッシュなどにより排水縦管内が減圧されると吸気口を開き外気を排水縦管に吸入し、トラップの封水の吸出しを防止するとともに、常時は下水本管からのの臭気が吸気口から外方に放出しないようにしている。
【0007】
そして、上記特公昭54−39048号公報に記載されている吸気弁は、弁本体に排水縦管に連通した通気管に接続する開口部を形成し、この開口部の外周部に沿って同心状に吸気口を形成し、この吸気口の内端に位置して内外周に環状の弁座部を形成し、この弁本体内の中心部に設けた案内杆部に弁支持体の案内杆部を上下動自在に設け、この弁支持体の放射状の支持部の外周部に前記内外弁座部に接離する環状の弁体を設け、常時は弁支持体と弁体との自重で下降して弁体が弁座に接触し、吸気管側が減圧されると弁支持体が浮上して弁体が弁座から離反する構造が採られている。
【0008】
また、弁体をコイル状スプリングで付勢して常時は弁体が弁座に接触するとともに通気管側が減圧されると弁体がスプリングの付勢力に抗して吸引され、弁体が吸気口を開口するようにし、吸気口を横向きにもできるようにした構造の吸気弁も知られている。
【0009】
さらに、実開平6−43441号公報に記載されているように、吸気弁の狭い箇所に設置できるように、弁本体を略楕円状長方形として中央部に排水縦管に連通した通気管を接続する下向きの開口部を形成し、この開口部の両側に下向きの吸気口をそれぞれ開口し、この各開口部の内端側に形成した弁座部に接離する弁体を弁本体内に上下動可能に設けた構造が提案されている。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上記特公昭54−39048号公報に記載されている吸気弁は、吸気弁体が接離する吸気口の弁座部は内外二重円となり、吸気口と通気管に接続する開口部との中心部を通る縦断面をみると、一側外周弁座部、一側内周弁座部、他側内周弁座部および他側外周弁座部の4か所となり、弁体はこの4か所の弁座部に均等に接離しなくては安定した性能が得られないが、長い直径上での水平直線をとりにくく、弁体はこの4か所の弁座部に均等に接離させることが困難であり、また、通気管に接続する開口部の外径よりも外周側に外気の吸気口を設けているため、吸気弁本体の外径が大きくなり、吸気弁を建物の壁内にコンパクトに配設することができないという問題を有している。
【0011】
また、スプリングで弁体を付勢する構造の吸気弁では、スプリングの付勢力は、長さの多少の相違でも変化し易く、安定した特性を得ることが困難であった。
【0012】
さらに、実開平6−43441号公報に記載されている構造の吸気弁では、弁体をきわめて低い気圧差で作動させるため、左右の弁体が同時に作動することはほとんどなく、先に弁体が開いた一方の吸気口から外気が侵入し、排水縦管に連通する通気管側と外気との差がなくなり、他方の吸気口の弁体は開かれず、吸気面積が狭いままで所定の吸気効果が得られなくなる問題を有している。
【0013】
本発明は、上記問題点に鑑みなされたもので、弁体による吸気口の閉塞が確実にできるとともに必要な吸気面積が得られ、安定した開閉特性を有し、コンパクトに建造物に配設することができる吸気弁を提供するものである。
【0014】
【課題を解決するための手段】
請求項1記載の発明の吸気弁は、長径方向の一側部に下向きの外気吸気口を形成するとともに他側部に管体の上端を連通接続する外気下向きの開口部を形成した略長円形状の弁本体と、この弁本体の吸気口に着脱自在に嵌合され内端部に弁座部を形成するとともに中心部に弁杆案内孔部を形成した弁組立筒体と、この弁組立筒体の弁座部に接離自在に当接され常時は前記吸気口を閉塞するとともに前記弁本体の開口部側が減圧されたときに前記吸気口を開口する弁体と、前記弁本体の上面開口部に嵌合され前記吸気口および開口部の上方を覆う覆部材とを備え、前記弁体は、前記弁座部に接離自在に当接され常時はこの弁座部に接触して前記吸気口を閉塞するとともに前記弁本体の開口部側が減圧されたときに前記弁座部より離反し前記吸気口を開口する弁部と、この弁部の中心部から突設され前記弁杆案内孔部に進退自在に内側から外側に挿通された案内杆部とを有し、弁体の弁部は上面を中心部から周縁に向って下方に傾斜した形状に形成したものである。
【0015】
そして、常時すなわち弁本体の開口部に連通する排水管内が大気圧と差がない状態では、弁体の弁部は弁組立筒体の弁座部に密封当接している。この状態では、弁座部は一つで環状に形成されているため、弁座部の中心を通る縦断面における水平直線が容易にとれ、弁座部に弁体の弁部が確実に密接し、外気の吸気口を確実に閉塞する。
【0016】
一方、開口部に接続した排水管内が減圧状態になり、大気圧と差圧が生じると、弁体が開口部側に吸引され、スプリングなどの付勢力で弁部を弁座部に密接させる構造と相違し、外気と開口部側との低い気圧差でも確実に弁体は弁部が弁座部から離反し、吸気口が確実に安定して開口され、外気が吸気口を介して排水管内に吸入される。
【0017】
このため、例えば吸気弁を2階以上の高さの建物内に配設された排水縦管または排水縦管に連通した通気管などの上部に接続し、この排水縦管に連結されて配設されている各階の便器などの排水設備を使用後、水をフラッシュするとき、管体内が減圧になっても、外気が弁本体の吸気口から排水管内に吸入されることにより、便器などの排水設備のトラップの封水の吸出しを防止することができる。
【0018】
また、排水管内が再び減圧でなくなると、弁体の弁部は自重により再び弁座部に密封当接する。
【0019】
さらに、弁本体の吸気口に着脱自在に嵌合される弁組立筒体には、弁座部を形成するとともに弁杆案内孔部を形成し、この弁組立筒体の弁杆案内孔部に弁体の案内杆部を挿通したので、弁本体の吸気口に弁組立筒体を嵌合することにより容易に組立てができ、点検、修理が容易であるとともに故障時の交換も容易にでき、しかも、弁体の弁部の中心部から突設した案内杆部は前記弁杆案内孔部に内側から外側に進退自在に挿通され、吸気口の外側から案内杆部の動きにより弁体の作動を容易に確認できる。
【0020】
また、弁本体は略長円形状として、外気の吸気口は弁本体の弁の長径方向の一側部底面に開口し、開口部を他側部底面に開口したため、弁本体は幅方向が薄い長円形状に形成され、吸気弁を狭い場所、例えば建物の壁内にコンパクトに配設できる。
【0021】
さらに、弁体の弁部の上面に付着した結露などによる水は、弁部の上面に沿って周囲に流れ、弁体の上面に水が溜まることがないので、弁体の重量が増して特性が変化することなく、外気と開口部側との低い気圧差でも確実に弁体の弁部が弁座部から離反して吸気口を確実に開口する。
【0022】
さらに、弁体の弁部は上面を中心部から周縁に向って下方に傾斜した形状のため、平坦な弁部に比し剛性が高まり、変形による動作不良が生じることがないとともに弁部が変形しにくいので弁座部との間に隙間が生じて下水管からの臭気が漏洩することがない。
【0023】
請求項2記載の発明の吸気弁は、請求項1記載の吸気弁において、弁組立筒体の弁杆案内孔部を弁座部より外側に形成したものである。
【0024】
そして、弁体の弁部の中心部から突設した案内杆部は弁座部より外側に位置し弁体の案内杆部は弁杆案内孔部に内側から外側に進退自在に挿通されて吸気口の外側に露出するため、吸気口の外側から案内杆部の動きを容易に確認でき、弁体の作動を容易に確認できる。
【0025】
請求項3記載の発明の弁体は、請求項1または請求項2記載の吸気弁において、弁組立筒体の弁杆案内孔部は異形形状とし、この弁杆案内孔部に進退自在に挿通される弁体の案内杆部の外周形状は前記弁杆案内孔部の形状に合わせたものである。
【0026】
そして、弁体の案内杆部の外周形状は弁組立筒体の弁杆案内孔部の異形形状に合わせられているため、弁体は円周方向に回動することなく確実に進退動され、弁座部に安定して接離される。
【0027】
【発明の実施の形態】
次に、本発明の吸気弁の一実施の形態を図1および図2を参照して説明する。 図1および図2において、11は幅方向が一側部が広く他側部が狭い変形した略長円形状の略長円形状の弁本体で、この弁本体11には、一側部には上下面に貫通した略円筒状の吸気口17が開口され、この吸気口17の内周下部にはねじ溝20が刻設されている。
【0028】
また、この弁本体11の吸気口17の他側に隣接してこの弁本体11の長径側の他側部の上下面に貫通した略円形状の開口部12が形成され、この開口部12の内周縁部に形成した縮径段部13から略円筒状の管体接続部14が下方に向って垂直に突設され、この管体接続部14の外周に嵌合した排水縦管または排水縦管に連通した通気管15の上端を係止するストッパー部16が前記縮径段部13にて管体接続部14の外周に形成されている。
【0029】
この吸気口17と前記開口部12を開口したこの弁本体11の内面18はこの吸気口17側から前記開口部12に向って下側に傾斜した傾斜面19となっている。
【0030】
次に、図1および図2において、21は弁組立筒体で、この弁組立筒体21の下部には外方に突出した拡径部22が形成され、さらに、この弁組立筒体21の内面開口縁内周には嵌合段部23が形成され、この嵌合段部23にゴムなどの弾性環体24が嵌合固着され、この弾性環体24の上縁にて弁座部25が形成されている。
【0031】
また、この弁組立筒体21の内面から中心部に向って複数の放射状の支持部26が形成され、この支持部26の先端が結合した中心部には弁杆案内孔部27が形成され、この弁杆案内孔部27は略楕円形状の異形形状に上下方向に貫通形成されている。
【0032】
また、この弁組立筒体21の外周下部には前記吸気口17の内周下部に刻設したねじ溝20に螺合されるねじ部28が刻設されている。
【0033】
また、30は弁体で、この弁体30はゴムなどの弾性材料にて成型され前記弁組立筒体21の弁座部25に接離自在に当接され常時はこの弁座部25に接触して前記吸気口17を閉塞するともに前記弁本体11の開口部12側が減圧されたときに前記弁座部25より離反し前記吸気口17を開口する弁部31とこの弁部31の中心部から下方に向って垂直に突設され前記弁杆案内孔部27に内側から外側に進退自在に挿通された案内杆部32とを有する。
【0034】
この弁体30の弁部31は上面を中心部から周縁に向って下方に傾斜した形状に形成され、前記弁座部25に接離する周縁部33は水平環状に形成され、前記案内杆部32は前記弁組立筒体21の弁杆案内孔部27の異形形状に合わせて外周形状は略楕円形状の異形形状に形成され、この案内杆部32は前記弁杆案内孔部27を進退するとき円周方向への回動が規制されるようになっている。
【0035】
また、前記弁体30の案内杆部32の下端部に形成したねじ溝にストッパー35が螺合または接着され、このストッパー35にて弁体30は弁組立筒体21から抜け止め保持される。
【0036】
さらに、36はOリングで、このOリング36は前記弁本体11の吸気口17の周縁下面と弁組立筒体21の拡径部22の上面との間に挟着されてこの弁本体11の吸気口17に弁組立筒体21が気密に嵌合されるようになっている。
【0037】
40は覆部材で、この覆部材40は底面が開口し、上面部41と側周部42とにより構成され、この側周部42の内周面は前記弁本体11の外周面に嵌合固着されるようになっている。
【0038】
なお、前記弁本体11と覆部材40との幅は、図2に示すように、この吸気口17を形成した一側部より開口部12を形成した他側部が小さく設定されている。
【0039】
次に、この実施の形態の作用について説明する。
【0040】
吸気弁の組立に際しては、弁組立筒体21の嵌合段部23に弾性環体24を嵌合固着してこの弾性環体24の上縁にて弁座部25を形成し、次いで、弁組立筒体21の弁杆案内孔部27の上方から弁体30の案内杆部32の下端から挿通し、この案内杆部32の弁杆案内孔部27から突出した下端のねじ溝にナット35を螺合固定する。この状態で、弁体30はストッパー35により弁組立筒体21の弁杆案内孔部27から案内杆部32が抜け止め保持され、弁体30の案内杆部32が弁組立筒体21の弁杆案内孔部27を進退自在に組立てられ、弁体30の弁部31は弁座部25に接離自在となる。
【0041】
次いで、弁座部25を取付けるとともに弁体30を進退自在に組み込んだ弁組立筒体21を弁本体11の吸気口17に下方から嵌合して弁組立筒体21の外周下部に刻設したねじ部28を吸気口17の内周下部に刻設したねじ溝20に螺合し、Oリング36を弁本体11の吸気口17の周縁下面と弁組立筒体21の拡径部22の上面との間に挟着した状態で締め付ける。そして、弁本体11の外周面に上方から覆部材40を嵌合固着する。
【0042】
このようにして組立てた吸気弁43は、その開口部12の管体接続部14の外周面を、例えば、図3に示すように、2階以上の高さの建造物の壁部2の内部に配設されている排水縦管1またはこの排水縦管1に連通した通気管の内周面の上端部に嵌合接続し、吸気弁43を長円形状の弁本体11の長手方向を壁部2に沿って取り付ける。このとき、弁本体11は略長円形状として、外気の吸気口17は弁本体11の長径方向の一側部底面に開口し、開口部12を他側部底面に開口したため、弁本体11は幅方向が薄い長円形状に形成され、吸気弁43の幅は壁部2の幅Lよりやや小さく形成でき、吸気弁43は壁部2の上部に壁部2の面方向に沿って、壁部2の面から突出することがなくコンパクトに取り付けることができる。
【0043】
そして、弁体30の弁部31は、常時、案内杆部32および弁部31の自重により下降し、弁座部25に当接されて吸気口17を閉塞している。
【0044】
一方、排水縦管1内が減圧になると、弁本体11の開口部12側が減圧され、吸気口17から弁部31を押し上げる方向に加わる外気の圧力により、弁体30の案内杆部32が弁杆案内孔部27に案内されて、弁部31は弁座部25より浮き上がり、吸気口17を開口し、この吸気口17から外気が弁本体11内に吸入され、排水縦管1に流入して排水縦管1の減圧状態が解消される。
【0045】
次に、排水縦管1内の排水の流れが途絶えて減圧状態が解消し、弁杆案内孔部27に案内杆部32が案内されて、弁体30の弁部31は自重により弁座部25に再び接触する。
【0046】
このため、図3に示すように、各階の便器などの排水設備3を使用後、水をフラッシュしたとき、排水設備3に接続した排水横管4に連通する排水縦管1内が減圧となっても、吸気弁43の吸気口17から外気が排水縦管1内に吸入されることにより、排水設備3のトラップの封水の吸出しを防止することができる。
【0047】
また、常時すなわち弁本体11の開口部12に連通する排水縦管1内が大気圧と差がない状態では、吸気口17が閉じられ、排水縦管1内の空気が完全に密封されるので、吸気口17から排水縦管1の下端を接続した下水管5からの臭気が漏れることはない。
【0048】
また、弁組立筒体21に形成した弁座部25は一つで環状に形成されているため、弁座部25の中心を通る縦断面における水平直線が容易に得られ、弁座部25に弁体30の弁部31が確実に密接し、外気の吸気口17を確実に閉塞する。
【0049】
さらに、弁体30はスプリングなどの付勢力で弁部31を弁座部25に密接させる構造と相違し、自重で弁体30は弁部31が弁座部25に接触するので、外気と開口部側との低い気圧差でも弁座部25からの離反が確実になり、吸気口17が確実に安定して開口される。
【0050】
さらに、弁本体11の吸気口17に着脱自在に嵌合される弁組立筒体21には、弁座部25を形成するとともに弁杆案内孔部27を形成し、この弁組立筒体21の弁杆案内孔部27に弁体30の案内杆部32を挿通したので、弁本体11の吸気口17に弁組立筒体21を嵌合することにより容易に組立てができ、点検、修理が容易であるとともに故障時の交換も容易にでき、しかも、弁体30の弁部31の中心部から突設した案内杆部32は前記弁杆案内孔部27の外側に位置し、吸気口17の外側から案内杆部32の動きにより弁体30の作動を容易に確認できる。
【0051】
また、弁体30の弁部31は上面を中心部から周縁に向って下方に傾斜した形状に形成したため、弁体30の弁部31の上面に付着した結露などによる水は、弁部31の上面に沿って周囲に流れ、弁体30の上面に水が溜まることがないので、弁体30の重量が増して特性が変化することなく、外気と開口部12側との低い気圧差でも確実に弁体30の弁部31が弁座部25から離反して吸気口17を確実に開口する。
【0052】
さらに、弁体30の弁部31は上面を中心部から周縁に向って下方に傾斜した形状のため、平坦な弁部に比し剛性が高まり、変形による動作不良が生じることがないとともに変形によって弁座部25との間に隙間が生じることがないので臭気の漏洩がない。
【0053】
また、弁組立筒体21の弁杆案内孔部27は異形形状とし、この弁杆案内孔部27に進退自在に挿通される弁体30の案内杆部32の外周形状は弁杆案内孔部27の形状に合わせたため、弁体30は円周方向に回動することなく確実に進退動され、弁座部25に安定して接離される。
【0054】
次に、他の実施の形態を図4について説明する。
【0055】
この実施の形態では、弁本体11の吸気口17の中間部から下部を拡径部45に形成し、この拡径部45にねじ溝20を形成し、弁組立筒体21の下部に拡径筒部46を形成し、この拡径筒部46には前記吸気口17のねじ溝20に螺合されるねじ部28を刻設し、前記吸気口17のねじ溝20に弁組立筒体21の拡径筒部46のねじ部28を螺合して、拡径筒部46の上面と吸気口17の拡径部45の上部との間にOリング36を挟着し、弁組立筒体21を吸気口17に気密に取付ける。
【0056】
この実施の形態の他の構成は前記図1および図2に示す実施の形態と同一である。
【0057】
【発明の効果】
請求項1記載の発明によれば、弁本体の開口部に連通する排水管内が大気圧と差がない状態では、弁体の弁部は弁組立筒体の弁座部に密封当接し、弁座部は一つで環状に形成されているため、弁座部の中心を通る縦断面における水平直線が容易にとれ、弁座部に弁体の弁部が確実に密接し、外気の吸気口を確実に閉塞でき、外気の吸気口を閉塞して、下水の臭気の漏れを防止できる。
【0058】
また、弁本体の開口部に接続した排水管内が減圧状態になり、大気圧と差圧が生じると、弁体が開口部側に吸引され、スプリングなどの付勢力で弁部を弁座部に密接させる構造と相違し、外気と開口部側との低い気圧差でも確実に弁体は弁部が弁座部から離反し、吸気口が確実に安定して開口され、外気が吸気口を介して管体内に吸入されることにより、排水設備のトラップの封水の吸出しを防止することができる。
【0059】
また、弁体の弁部の上面に付着した結露などによる水は、弁部の上面に沿って周囲に流れ、弁体の上面に水が溜まることがないので、弁体の重量が増して特性が変化することなく、外気と開口部側との低い気圧差でも確実に弁体の弁部が弁座部から離反して吸気口を確実に開口する。
【0060】
さらに、弁体の弁部は上面を中心部から周縁に向って下方に傾斜した形状のため、平坦な弁部に比し剛性が高まり、変形による動作不良が生じることがなく、変形が生じないので、弁座部と接触した弁部は弁座部との間に間隙が生じないので臭気の漏洩がない。
【0061】
また、弁本体の吸気口に着脱自在に嵌合される弁組立筒体には、弁座部を形成するとともに弁杆案内孔部を形成し、この弁組立筒体の弁杆案内孔部に弁体の案内杆部を挿通したので、弁本体の吸気口に弁組立筒体を嵌合することにより容易に組立てができ、点検、修理が容易であるとともに故障時の交換も容易にでき、しかも、弁体の弁部の中心部から突設した案内杆部は前記弁杆案内孔部に内側から外側に進退自在に挿通され、吸気口の外側から案内杆部の動きにより弁体の作動を容易に確認できる。
【0062】
また、弁本体は略長円形状として、外気の吸気口は弁本体の弁の長径方向の一側部底面に開口し、開口部を他側部底面に開口したため、弁本体は幅方向が狭い略長円形状に形成され、吸気弁を狭い場所、例えば建物の壁内にコンパクトに配設できる。
【0063】
また、外気の吸気口は吸気弁の長径側の両端に、すなわち管体の両側にそれぞれ形成されているので、吸気弁は細長状に形成でき、吸気弁を狭い場所、例えば建物の壁内にコンパクトに配設できる。
【0064】
請求項2記載の発明によれば、弁体の弁部の中心部から突設した案内杆部は弁座部より外側に位置し弁体の案内杆部は弁杆案内孔部に内側から外側に進退自在に挿通されて吸気口の外側に露出するため、吸気口の外側から案内杆部の動きを容易に確認でき、弁体の作動を容易に確認できる。
【0065】
請求項3記載の発明によれば、弁体の案内杆部の外周形状は弁組立筒体の弁杆案内孔部の異形形状に合わせられているため、弁体は円周方向に回動することなく確実に進退動され、弁座部に安定して接離される。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の一実施の形態を示す吸気弁の縦断面図である。
【図2】 同上底面図である。
【図3】 同上吸気弁を取り付ける排水管系の一例を示す説明図である。
【図4】 本発明の他の実施の形態を示す吸気弁の縦断面図である。
【符号の説明】
11 弁本体
12 開口部
17 吸気口
21 弁組立筒体
25 弁座部
27 弁杆案内孔部
30 弁体
31 弁部
32 案内杆部
40 覆部材[0001]
BACKGROUND OF THE INVENTION
The present invention prevents the inside of the drainage pipe from being depressurized by sucking outside air so that the drainage does not flow into the drainage pipe and the inside of the pipe is decompressed and trapped sealing water is sucked in, and odor leaks to the outside. The present invention relates to an intake valve that is normally closed so that there is no such thing.
[0002]
[Prior art]
Generally, sewage from drainage equipment such as toilets on each floor of buildings such as high-rise buildings and houses is joined to drainage vertical pipes through each drainage horizontal pipe on each floor, and drainage is drained into drainage vertical pipes through this drainage vertical pipe. It drains to the connected underground sewer main.
[0003]
Usually, a vent is formed in the upper part of the drainage vertical pipe, the water is flushed from the drainage equipment such as a toilet on the upper floor, and the drainage from this upper floor flows down to the sewage main pipe underground through the drainage vertical pipe. At this time, the inside of the vertical drainage pipe is depressurized by this flow, and the trap seal water of drainage equipment such as a toilet on each lower floor is sucked into the vertical drainage pipe from each drainage horizontal pipe. When the inside of this vertical drainage pipe is depressurized and the trap seal water on each lower floor flows out, the sewage odor rises from the sewage main pipe, and this odor is released from drainage facilities such as toilets on each floor. The odor is just like that.
[0004]
Therefore, by extending an intake pipe with a vent at the top of the drainage vertical pipe, when flushing the water in the drainage facility, by sucking outside air from the vent and supplying air into the drainage vertical pipe, etc. Prevents outflow of trap seal water in drainage facilities.
[0005]
However, if the vent hole communicating with the vertical drain pipe is always open, the odor from the sewage main pipe will be discharged outward from the vent pipe except when drainage from the drainage facility flows out. Since the mouth is generally opened below the roof eaves, in this case, when the window is nearby, there is a problem that the odor enters the building when the window is opened.
[0006]
Therefore, in recent years, for example, an intake valve described in Japanese Patent Publication No. 54-39048 is attached to an intake port of a vent pipe communicating with a vertical drain pipe so that the vent hole can be provided in a building. When the valve is normally closed, the intake port communicating with the drainage vertical pipe is closed, and when the inside of the drainage vertical pipe is depressurized by flushing the toilet water, etc., the intake opening is opened and the outside air is sucked into the drainage vertical pipe to suck out the trap seal water. At the same time, it prevents odors from the sewage mains from being discharged outward from the air intake.
[0007]
The intake valve described in Japanese Patent Publication No. 54-39048 is formed with an opening connected to a vent pipe communicating with a drainage vertical pipe in the valve body, and is concentric along the outer periphery of the opening. And an annular valve seat portion is formed on the inner and outer circumferences at the inner end of the intake port, and the guide rod portion of the valve support body is provided at the guide rod portion provided at the center of the valve body. An annular valve body that contacts and separates from the inner and outer valve seats is provided on the outer peripheral portion of the radial support portion of the valve support body, and the valve support body and the valve body are normally lowered by their own weight. When the valve body comes into contact with the valve seat and the intake pipe side is depressurized, the valve support rises and the valve body separates from the valve seat.
[0008]
Further, when the valve body is urged by a coiled spring and the valve body normally contacts the valve seat and the pressure on the vent pipe is reduced, the valve body is sucked against the urging force of the spring, and the valve body is sucked into the intake port. There is also known an intake valve having a structure in which the intake port is open and the intake port can be turned sideways.
[0009]
Further, as described in Japanese Utility Model Laid-Open No. 6-44341, the valve main body is formed into a substantially elliptical rectangle so that it can be installed in a narrow portion of the intake valve, and a vent pipe connected to the drainage vertical pipe is connected to the central portion. A downward opening is formed, downward intake ports are opened on both sides of the opening, and the valve body that contacts and separates from the valve seat formed on the inner end side of each opening is moved up and down in the valve body. Possible structures have been proposed.
[0010]
[Problems to be solved by the invention]
However, in the intake valve described in the above Japanese Patent Publication No. 54-39048, the valve seat portion of the intake port to which the intake valve body contacts and separates is a double circle inside and outside, and an opening portion connected to the intake port and the vent pipe is provided. The vertical cross-section passing through the center of the valve shows four locations: one side outer valve seat, one side inner valve seat, the other inner valve seat, and the other outer valve seat. Stable performance cannot be obtained unless the valve seats are evenly connected to and separated from the four locations. However, it is difficult to form a horizontal straight line on a long diameter, and the valve body contacts the valve seats evenly. It is difficult to separate, and the outside diameter of the intake valve body is larger than the outside diameter of the opening connected to the vent pipe. There is a problem that it cannot be compactly arranged in the wall.
[0011]
Further, in the intake valve having a structure in which the valve body is urged by the spring, the urging force of the spring easily changes even if the length is slightly different, and it is difficult to obtain stable characteristics.
[0012]
Furthermore, in the intake valve having the structure described in Japanese Utility Model Publication No. Hei 6-43441, the valve body is operated at a very low pressure difference, so that the left and right valve bodies rarely operate at the same time. Outside air enters from one open air inlet, there is no difference between the outside air and the vent pipe side communicating with the drainage vertical pipe, the valve body of the other air inlet is not opened, the intake area remains small and the predetermined intake effect Has a problem that cannot be obtained.
[0013]
The present invention has been made in view of the above problems, and can reliably block the intake port by the valve body, obtain a necessary intake area, have a stable opening / closing characteristic, and be disposed compactly in a building. The present invention provides an intake valve that can be used.
[0014]
[Means for Solving the Problems]
The intake valve according to the first aspect of the present invention is a substantially oval shape in which a downward outside air intake port is formed on one side portion in the major axis direction and an opening portion facing outside is connected to the upper end of the tubular body on the other side portion. A valve body having a shape, a valve assembly cylinder body that is detachably fitted to the intake port of the valve body, forms a valve seat at the inner end, and forms a valve rod guide hole at the center, and the valve assembly a valve body you open the front Symbol inlet when the opening side of the valve body is vacuum with separable freely abutted always the valve seat portion of the tubular body for closing the front Symbol inlet, before Symbol A cover member fitted to the upper surface opening of the valve main body and covering the intake port and the upper portion of the opening , and the valve body is slidably contacted with the valve seat part and is normally in contact with the valve seat part. The intake port is closed by contact, and when the opening side of the valve body is depressurized, the valve seat portion is separated from the intake portion. A valve portion that projects from the center of the valve portion, and a guide rod portion that is inserted into the valve rod guide hole portion from the inside to the outside so as to freely advance and retract. It is formed in a shape inclined downward from the center toward the periphery .
[0015]
When the drain pipe communicating with the opening of the valve main body is not different from the atmospheric pressure, the valve portion of the valve body is in sealing contact with the valve seat portion of the valve assembly cylinder. In this state, since the valve seat portion is formed in a single ring shape, a horizontal straight line in the longitudinal section passing through the center of the valve seat portion can be easily taken, and the valve portion of the valve body is securely in close contact with the valve seat portion. Make sure to block the outside air intake.
[0016]
On the other hand, when the inside of the drain pipe connected to the opening is in a depressurized state and atmospheric pressure and differential pressure occur, the valve body is sucked to the opening side, and the valve part is brought into close contact with the valve seat part by an urging force such as a spring In contrast, the valve body is surely separated from the valve seat, even with a low air pressure difference between the outside air and the opening side, the intake port is reliably opened, and the outside air passes through the intake port into the drain pipe. Inhaled.
[0017]
For this reason, for example, the intake valve is connected to the upper part of a drainage vertical pipe or a vent pipe communicating with the vertical drainage pipe installed in a building having a height of 2 floors or more, and is connected to the drainage vertical pipe. When flushing water after using a drainage device such as a toilet on each floor, even if the inside of the pipe is depressurized, the outside air is drawn into the drain pipe from the intake port of the valve body, so that the drainage of the toilet etc. It is possible to prevent sucking out the sealing water of the equipment trap.
[0018]
When the pressure inside the drain pipe is no longer reduced, the valve portion of the valve body again comes into sealing contact with the valve seat portion by its own weight.
[0019]
Furthermore, the valve assembly cylinder that is detachably fitted to the intake port of the valve body is formed with a valve seat portion and a valve rod guide hole portion. The valve rod guide hole portion of the valve assembly cylinder body is formed with a valve rod guide hole portion. Because the guide rod part of the valve body is inserted, it can be easily assembled by fitting the valve assembly cylinder to the intake port of the valve body, and it can be easily inspected and repaired, and can be easily replaced at the time of failure. In addition, the guide rod projecting from the central portion of the valve portion of the valve body is inserted into the valve rod guide hole portion so as to be movable back and forth from the inside to the outside, and the valve body is actuated by the movement of the guide rod portion from the outside of the intake port. Can be easily confirmed.
[0020]
In addition, the valve body has a substantially oval shape, and the intake port for the outside air is opened on the bottom surface of one side of the valve body in the major axis direction, and the opening is opened on the bottom surface of the other side. It is formed in an oval shape, and the intake valve can be compactly disposed in a narrow place, for example, a building wall.
[0021]
Furthermore, water due to condensation or the like adhering to the upper surface of the valve body of the valve body flows to the periphery along the upper surface of the valve body, and water does not collect on the upper surface of the valve body, which increases the weight of the valve body and Without changing, the valve portion of the valve body is surely separated from the valve seat portion and the intake port is reliably opened even with a low atmospheric pressure difference between the outside air and the opening side.
[0022]
Furthermore, the valve part of the valve body has a shape in which the upper surface is inclined downward from the central part toward the peripheral edge, so that rigidity is increased compared to a flat valve part, there is no malfunction due to deformation, and the valve part is deformed. As a result, there is no gap between the valve seat and the odor from the sewer pipe.
[0023]
An intake valve according to a second aspect of the present invention is the intake valve according to the first aspect, wherein the valve rod guide hole portion of the valve assembly cylinder is formed outside the valve seat portion.
[0024]
The guide rod portion protruding from the central portion of the valve body of the valve body is located outside the valve seat portion, and the guide rod portion of the valve body is inserted into the valve rod guide hole portion so as to be able to advance and retract from the inside to the outside. Since it is exposed to the outside of the mouth, the movement of the guide rod portion can be easily confirmed from the outside of the intake port, and the operation of the valve body can be easily confirmed.
[0025]
According to a third aspect of the present invention, in the intake valve according to the first or second aspect, the valve rod guide hole portion of the valve assembly cylinder has an irregular shape, and is inserted into the valve rod guide hole portion so as to freely advance and retract. The outer peripheral shape of the guide rod portion of the valve body is adapted to the shape of the valve rod guide hole portion.
[0026]
And since the outer peripheral shape of the guide rod portion of the valve body is matched with the deformed shape of the valve rod guide hole portion of the valve assembly cylinder, the valve body is reliably advanced and retracted without rotating in the circumferential direction, Stablely contacts and separates from the valve seat.
[0027]
DETAILED DESCRIPTION OF THE INVENTION
Next, an embodiment of the intake valve of the present invention will be described with reference to FIGS. In FIGS. 1 and 2, reference numeral 11 denotes a substantially oval valve body having a substantially oval shape in which the width direction is wide at one side and the other side is narrow. A substantially
[0028]
A substantially
[0029]
An
[0030]
Next, in FIGS. 1 and 2,
[0031]
Also, a plurality of
[0032]
Further, a threaded
[0033]
[0034]
The
[0035]
Further, a
[0036]
Further, 36 is an O-ring, and this O-
[0037]
40 is a cover member, and the
[0038]
As shown in FIG. 2, the width of the valve body 11 and the
[0039]
Next, the operation of this embodiment will be described.
[0040]
When assembling the intake valve, the
[0041]
Next, a
[0042]
The intake valve 43 assembled in this way has an outer peripheral surface of the
[0043]
The
[0044]
On the other hand, when the inside of the drainage
[0045]
Next, the flow of drainage in the drainage
[0046]
For this reason, as shown in FIG. 3, when the water is flushed after using the drainage equipment 3 such as a toilet on each floor, the inside of the drainage
[0047]
In addition, when the drainage
[0048]
In addition, since the
[0049]
Furthermore, the
[0050]
Further, the
[0051]
In addition, since the
[0052]
Furthermore, since the
[0053]
Further, the valve rod
[0054]
Next, another embodiment will be described with reference to FIG.
[0055]
In this embodiment, the lower part from the middle part of the
[0056]
The other configuration of this embodiment is the same as that of the embodiment shown in FIGS.
[0057]
【The invention's effect】
According to the first aspect of the present invention, when the inside of the drain pipe communicating with the opening of the valve body is not different from the atmospheric pressure, the valve portion of the valve body is hermetically abutted against the valve seat portion of the valve assembly cylinder, Since the seat part is formed in an annular shape, a horizontal straight line in the longitudinal section passing through the center of the valve seat part can be easily taken, and the valve part of the valve body is securely in close contact with the valve seat part, and the outside air intake port Can be reliably blocked, and the outside air inlet can be blocked to prevent sewage odor leakage.
[0058]
Also, when the inside of the drain pipe connected to the opening of the valve body is in a reduced pressure state and atmospheric pressure and differential pressure are generated, the valve body is sucked to the opening side, and the valve portion is moved to the valve seat by the biasing force of a spring or the like. Unlike the close-contact structure, the valve body reliably separates the valve body from the valve seat even with a low atmospheric pressure difference between the outside air and the opening side, the intake port is reliably opened, and the outside air passes through the intake port. By sucking into the pipe body, it is possible to prevent suction of the sealing water of the trap of the drainage facility.
[0059]
In addition, water due to condensation or the like adhering to the upper surface of the valve part of the valve body flows to the surroundings along the upper surface of the valve part, and water does not collect on the upper surface of the valve body. Without changing, the valve portion of the valve body is surely separated from the valve seat portion and the intake port is reliably opened even with a low atmospheric pressure difference between the outside air and the opening side.
[0060]
Furthermore, the valve portion of the valve body has a shape in which the upper surface is inclined downward from the central portion toward the peripheral edge, so that the rigidity is higher than that of a flat valve portion, and malfunction does not occur due to deformation, and deformation does not occur. As a result, there is no odor leakage because there is no gap between the valve portion in contact with the valve seat portion and the valve seat portion.
[0061]
The valve assembly cylinder that is detachably fitted to the intake port of the valve body is formed with a valve seat portion and a valve rod guide hole portion. The valve rod guide hole portion of the valve assembly cylinder body is formed with a valve rod guide hole portion. Because the guide rod part of the valve body is inserted, it can be easily assembled by fitting the valve assembly cylinder to the intake port of the valve body, and it can be easily inspected and repaired, and can be easily replaced at the time of failure. In addition, the guide rod projecting from the central portion of the valve portion of the valve body is inserted into the valve rod guide hole portion so as to be movable back and forth from the inside to the outside, and the valve body is actuated by the movement of the guide rod portion from the outside of the intake port. Can be easily confirmed.
[0062]
In addition, the valve body has a substantially oval shape, and the intake port of the outside air opens on the bottom surface of one side of the valve body in the major axis direction, and the opening opens on the bottom surface of the other side. It is formed in a substantially oval shape, and the intake valve can be compactly arranged in a narrow place, for example, a building wall.
[0063]
In addition, since the intake ports for the outside air are formed at both ends of the long diameter side of the intake valve, that is, on both sides of the pipe body, the intake valve can be formed in an elongated shape, and the intake valve can be formed in a narrow place, for example, in a building wall. It can be arranged compactly.
[0064]
According to the second aspect of the present invention, the guide rod projecting from the central portion of the valve portion of the valve body is located outside the valve seat portion, and the guide rod portion of the valve body is outside the valve rod guide hole portion from the inside to the outside. Therefore, the movement of the guide rod portion can be easily confirmed from the outside of the intake port, and the operation of the valve body can be easily confirmed.
[0065]
According to the invention described in claim 3, since the outer peripheral shape of the guide rod portion of the valve body is matched with the deformed shape of the valve rod guide hole portion of the valve assembly cylinder, the valve body rotates in the circumferential direction. It is surely advanced and retracted without any problem, and is stably brought into and out of contact with the valve seat.
[Brief description of the drawings]
FIG. 1 is a longitudinal sectional view of an intake valve showing an embodiment of the present invention.
FIG. 2 is a bottom view of the same as above.
FIG. 3 is an explanatory view showing an example of a drain pipe system to which the intake valve is attached.
FIG. 4 is a longitudinal sectional view of an intake valve showing another embodiment of the present invention.
[Explanation of symbols]
11 Valve body
12 opening
17 Air intake
21 Valve assembly cylinder
25 Valve seat
27 Valve guide hole
30 Disc
31 Valve
32 Guidance Club
40 Covering member
Claims (3)
この弁本体の吸気口に着脱自在に嵌合され内端部に弁座部を形成するとともに中心部に弁杆案内孔部を形成した弁組立筒体と、
この弁組立筒体の弁座部に接離自在に当接され常時は前記吸気口を閉塞するとともに前記弁本体の開口部側が減圧されたときに前記吸気口を開口する弁体と、
前記弁本体の上面開口部に嵌合され前記吸気口および開口部の上方を覆う覆部材と
を備え、
前記弁体は、前記弁座部に接離自在に当接され常時はこの弁座部に接触して前記吸気口を閉塞するとともに前記弁本体の開口部側が減圧されたときに前記弁座部より離反し前記吸気口を開口する弁部と、この弁部の中心部から突設され前記弁杆案内孔部に進退自在に内側から外側に挿通された案内杆部とを有し、弁体の弁部は上面を中心部から周縁に向って下方に傾斜した形状に形成したことを特徴とする吸気弁。A valve body having a substantially oval shape formed outside air downward opening for connecting communicating an upper end of the tube on the other side to form a major axis direction downward of the outside air intake port on one side of,
A valve assembly cylinder body that is detachably fitted to the intake port of the valve body, forms a valve seat portion at the inner end portion, and forms a valve rod guide hole portion at the center portion;
Always be separable freely abut on the valve seat portion of the valve assembly cylinder body and the valve the valve body you open the front Symbol inlet when the opening side of the body is under reduced pressure with closing the front Symbol inlet ,
Before Kiben fitted in the upper opening of the main body and a covering member covering the upper side of the intake port and opening,
The valve body is in contact with the valve seat portion so as to be freely contactable and separable, and normally contacts the valve seat portion to close the intake port and when the opening side of the valve body is decompressed, the valve seat portion A valve body that has a valve portion that opens further away from the intake port, and a guide rod portion that protrudes from the center portion of the valve portion and that is inserted into the valve rod guide hole portion from the inside to the outside so as to freely advance and retract. The valve portion of the intake valve is formed such that the upper surface is inclined downward from the center toward the periphery .
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