JP3807148B2 - Piezoelectric fuel injection valve - Google Patents
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Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
この発明は、筒内直噴式ガソリン機関等に好適な圧電式燃料噴射弁、特に、燃料噴射率の可変制御が可能な圧電式燃料噴射弁に関する。
【0002】
【従来の技術】
例えば機関のシリンダ内に向けて燃料噴射弁を配置し、シリンダ内に直接に燃料を噴射するようにした筒内直噴式ガソリン機関においては、図1に示すように、運転条件によって異なる燃料噴射率が要求される。図1において斜線を施して示す領域は、圧縮行程付近で燃料を噴射することにより希薄空燃比による成層燃焼を実現するようにした成層運転領域であるが、この成層運転領域内において、中速中負荷域では、中程度の噴射率が要求される。これに対し、成層運転領域内において低速低負荷域では、筒内ガス流動が弱く、可燃混合気が点火栓近傍に供給されにくいことから、燃料噴射率を小さくし、できるだけ長時間に亘って燃料を噴射することにより、可燃混合気が点火栓近傍に形成されやすくすることが望ましく、小さな燃料噴射率が要求される。また、斜線を施した成層運転領域以外の領域は、吸気行程付近で燃料を噴射して略理論空燃比による均質燃焼を実現するようにした均質燃焼領域であるが、この領域では、必要な燃料供給量が多く、また機関回転数が高いことから、噴射率を大きくする必要がある。
【0003】
また、筒内直噴式ガソリン機関に好適な燃料噴射弁として、特開平6−280711号公報に記載されているような圧電式燃料噴射弁が知られている。これは、電圧の印加により伸縮する圧電アクチュエータを用いたもので、燃料噴射時期に電圧の印加を停止することにより、圧電アクチュエータを後退させてニードル弁の閉方向に作用していた圧力を低下させ、ニードル弁をリフトさせる構成となっている。
【0004】
なお、特開平9−256925号公報は、ディーゼル機関に用いられる蓄圧式燃料噴射装置において噴射率を可変制御する技術を開示しており、圧電素子に印加する電圧の制御により背圧制御弁のリフト量を可変とし、リリーフオリフィスを通過する流量を制御して、噴射率を可変制御している。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
上記特開平6−280711号公報に記載の従来の圧電式燃料噴射弁においては、ニードル弁のリフト量は、ニードル弁ストッパにより規定され、常に一定値であるため、燃圧を変化させることによって噴射率を僅かに変化させることができるに過ぎず、上述したような機関運転条件に応じた適切な噴射率可変制御は到底実現できない。
【0006】
また、特開平9−256925号公報に開示された技術は、燃圧が150MPa以上と非常に高いディーゼル機関には適用可能であるものの、ガソリン機関では、燃圧が5〜15MPa程度と低いので、ニードル弁の中間リフト時の挙動が不安定となり、安定した噴射率可変制御は実現不可能である。
【0007】
そこで、この発明は、圧電アクチュエータへの印加電圧の制御によりリフト量を2段階に確実に制御可能な圧電式燃料噴射弁を提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】
請求項1に係る発明は、アクチュエータシリンダ内に摺動可能に嵌合したアクチュエータピストンを一端部に備え、かつ予め電圧を印加することにより伸長した状態から電圧印加を停止することにより縮小する圧電アクチュエータと、先端部が噴孔を開閉するように噴射弁ボディ内に摺動可能に配置され、かつフルリフト位置がストッパにより規定されるニードル弁と、このニードル弁を閉方向に付勢するメインスプリングと、ニードル弁の周囲に形成され、かつ燃料が導入されるとともに、ニードル弁のリフトにより噴孔を通して開放される燃圧室と、上記ニードル弁の基端部に設けられ、かつ上記燃圧室からリフト方向の力を受ける受圧面を備えたニードルピストン部と、上記燃圧室の圧力と対向するように、上記ニードルピストン部と上記アクチュエータピストンとの間に形成される差圧室と、この差圧室が拡大する方向に上記アクチュエータピストンを常時付勢するアクチュエータスプリングと、を備え、上記圧電アクチュエータの縮小に伴う上記差圧室内の圧力低下による上記燃圧室との圧力差によって上記ニードル弁がリフトする圧電式燃料噴射弁において、
上記ニードルピストン部の差圧室側の端面と該端面に対向する噴射弁ボディ壁面とのいずれか一方に配置され、かつニードル弁軸方向に沿って進退可能なプランジャと、このプランジャがニードル弁の所定の中間リフト位置で上記端面もしくは上記壁面の他方に当接するように、突出状態に付勢するプランジャスプリングと、を備えるとともに、
上記圧電アクチュエータの印加電圧を、上記ニードル弁のリフト量が上記プランジャにより規制されるように上記圧電アクチュエータを相対的に小さく伸長させる相対的に低い第1の印加電圧(V1)と、上記プランジャスプリングに打ち勝って上記ニードル弁がフルリフト位置に達するように上記圧電アクチュエータを相対的に大きく伸長させる相対的に高い第2の印加電圧(V2)と、に制御することにより、中間リフト量による燃料噴射とフルリフト量による燃料噴射とが切り換えられることを特徴としている。
【0010】
さらに請求項2の発明は、上記ニードルピストン部の差圧室側の端面および該端面に対向する上記噴射弁ボディ壁面がストッパとして互いに当接するように構成されているとともに、該端面もしくは上記壁面からのプランジャの突出量によって上記中間リフト位置が規定されることを特徴としている。
【0011】
すなわち、リフト前の状態では、上記ニードル弁に、燃圧室内の燃料圧力がリフト方向に作用するとともに、差圧室内の燃料圧力が閉方向に作用し、かつメインスプリングのばね力が閉方向に作用する。ここで、差圧室内の燃料圧力は、燃圧室内の燃料圧力に等しく、その結果、ニードル弁は、着座状態に保持される。
【0012】
この状態から所定の噴射時期となって圧電式燃料噴射弁の電圧の印加が停止されると、圧電アクチュエータが縮小してアクチュエータピストンが後退し、差圧室が拡大する。これにより差圧室内の燃料圧力が低下し、燃圧室との間で圧力差が生じるので、ニードル弁はメインスプリングのばね力に抗してリフトし、燃料が噴射される。このニードル弁のリフトが所定の中間リフト位置に達すると、プランジャ先端がニードルピストン部の端面もしくは噴射弁ボディ壁面に当接し、プランジャスプリングのばね力がニードル弁閉方向に作用するようになる。従って、差圧室と燃圧室との間の圧力差が所定レベルより小さければ、ニードル弁はこの中間リフト位置において停止し、それ以上リフトすることができない。また、差圧室と燃圧室との間の圧力差が所定レベルより大きければ、ニードル弁は、プランジャスプリングのばね力に抗してプランジャを押し込みながらさらにリフトし、何らかのストッパにより規制されるフルリフト位置までリフトする。
【0013】
本発明では、上記圧電アクチュエータの印加電圧の制御により、差圧室内の燃料圧力の低下を変化させることができるので、ニードル弁のリフト量を、ストッパにより規制されるフルリフト量と、上記プランジャにより規制される中間リフト量とに、制御可能である。これにより燃料噴射率を基本的に2段階に切り換えることができるが、さらに、請求項5のように、上記印加電圧の制御によるリフト量の可変制御と上記燃圧室に導入される燃圧の可変制御とを組み合わせるようにすれば、多段階の噴射率制御が可能である。
【0014】
請求項2の発明では、ニードルピストン部端面と噴射弁ボディ壁面とが当接することによってニードル弁のフルリフト位置が規定され、またプランジャの突出量によって中間リフト位置が規定される。
【0015】
請求項1,2の発明をさらに限定した請求項3の発明では、上記プランジャの先端面に、溝が形成されている。このように溝を設けることによって、上記端面もしくは壁面に当接した状態でも、溝を通した燃料の移動が可能となり、プランジャの接離に伴う液圧受圧面積の変化が少なくなる。
【0016】
また請求項4の発明は、上記壁面を構成する噴射弁ボディの一部によって、上記差圧室が、圧電アクチュエータ側差圧室とニードル弁側差圧室とに区分されており、かつ両者が連通孔を介して一体に連通していることを特徴としている。つまり、上記壁面は、ニードルピストン部とアクチュエータピストンとの間に位置しているが、その両側に、実質的に一体となった差圧室が構成されている。
【0017】
【発明の効果】
この発明に係る圧電式燃料噴射弁によれば、プランジャスプリングにより付勢されたプランジャの作用によってリフト量を2段階に確実に制御することができ、圧電アクチュエータへの印加電圧の制御により要求噴射率に応じた噴射率可変制御を実現することができる。特に、請求項5のように燃圧の可変制御と組み合わせることにより、一層広い範囲に亘って噴射率を可変制御することができる。
【0018】
【発明の実施の形態】
以下、この発明の好ましい実施の形態を図面に基づいて詳細に説明する。
【0019】
図2は、この発明に係る圧電式燃料噴射弁の一実施例を示す断面図である。この圧電式燃料噴射弁は、例えば筒内直噴式ガソリン機関に用いられるものであって、噴射弁ボディ17の先端側のノズル部17a内にニードル弁3が摺動可能に配置されており、このニードル弁3の先端のシート部3fが噴射弁ボディ17先端の噴孔1を開閉している。上記ニードル弁3は、基端部に大径のニードルピストン部3dを有するとともに、中間部に鍔状のガイド部3aを有し、それぞれノズル部17a内周に数μm程度の間隙を介して摺動可能に嵌合している。ここで、上記ニードルピストン部3dのノズルシリンダ8に対する嵌合隙間は、ガイド部3aにおける嵌合隙間よりも小さく、これによって、ニードル弁3周囲に燃圧室5を画成している。この燃圧室5には、燃料導入孔6を通して所定の燃圧の燃料が導入されるようになっており、その燃料圧力が、ニードルピストン部3dのテーパ状の受圧面3eにニードル弁3のリフト方向に作用する。上記ガイド部3aには、図3に示すように、周囲4カ所に燃料流路3gが切欠形成されている。そして、このガイド部3aとスプリング支持部17bとの間に配設されたメインスプリング7によってニードル弁3は常時閉方向へ付勢されている。なお、噴孔1の上流側には、噴霧に旋回成分を付与するためのスワラーチップ2が設けられている。上記ニードルピストン部3dは、軽量化のために中空状となっており、その端部の開口面が、連通孔4aを有するプレート4によって閉塞されている。
【0020】
一方、噴射弁ボディ17の基端側のアクチュエータシリンダ9内には、圧電素子を多数積層してなる円柱状の圧電アクチュエータ18が配設されている。この圧電アクチュエータ18は、ニードル弁3側の一端部にアクチュエータピストン20を備えているとともに、他端部にエンドプレート21を有し、これらのアクチュエータピストン20およびエンドプレート21が、アクチュエータシリンダ9内周に摺動可能に嵌合している。そして、アクチュエータシリンダ9端部の固定プレート22によって該圧電アクチュエータ18が保持されている。なお、23は、開口部24を通して外部へ出されたリード線である。
【0021】
上記アクチュエータピストン20は、アクチュエータシリンダ9内周との間をシールするためのOリング19を備えており、これによって、該アクチュエータピストン20と上記ニードルピストン部3dとの間に、差圧室10が画成されている。
【0022】
この実施例では、上記ノズルシリンダ8と上記アクチュエータシリンダ9とを仕切るように、噴射弁ボディ17の一部からなるストッパブロック17cを備えている。このストッパブロック17cは、アクチュエータシリンダ9内に円柱状に突出しており、その端面と上記アクチュエータピストン20との間に、圧電アクチュエータ18を常時縮小方向へ付勢する皿ばねからなるアクチュエータスプリング25が配設されている。また、このストッパブロック17cによって、上記差圧室10は、ノズルシリンダ8内のニードル弁側差圧室10Aと、アクチュエータシリンダ9内のアクチュエータ側差圧室10Bと、に区分されているが、両者は、ストッパブロック17c周囲の複数の連通路12によって常時連通しており、実質的に一体となっている。なお、ニードル弁側差圧室10Aの径(ノズルシリンダ8の径)D1は、アクチュエータ側差圧室10Bの径(アクチュエータシリンダ9の径)D2よりも小さく、その口径比は、必要な変位拡大率に応じて設定されている。
【0023】
上記ストッパブロック17cには、ノズルシリンダ8に向かって開口したシリンダ状のプランジャ嵌合部15が凹設されており、ここに略円筒状のプランジャ11が摺動可能に配設されている。このプランジャ11は、プランジャスプリング16によって常時ノズルシリンダ8側へ付勢されているとともに、プランジャ嵌合部15を覆うように圧入固定された環状のストッパプレート13によって抜け止めされている。そして、ノズルシリンダ8側の小径部11cがストッパプレート13の開口部を貫通してニードル弁3側へ所定量突出しており、その先端11aがニードルピストン部3dの端面つまりプレート4に対向している。なお、燃料の通流を許容するために、プランジャ嵌合部15底部に連通孔14が、プランジャ11に連通孔11bが、それぞれ貫通形成されており、さらに、上記プランジャ先端11aには、図4に示すように、放射状に4本の溝11eが形成されている。
【0024】
なお、図2では、噴射弁ボディ17を一つの部材であるかのように模式的に示しているが、実際には複数の部材から構成されている。
【0025】
次に、図5に基づいて、上記圧電式燃料噴射弁の作用を説明する。
【0026】
先ず、所定の噴射時期の前の状態では、上記圧電アクチュエータ18に図示せぬ駆動装置から所定の電圧が印加され、該圧電アクチュエータ18が伸長状態となっている。そして、燃料は、燃圧室5および差圧室10を満たしているが、各部の燃料圧力は等しく、従って、ニードル弁3は、メインスプリング7のばね力によって着座し、燃料は噴射されない。この状態では、図5(a)に示すように、ニードルピストン部3dとプランジャ11先端11aとの間には、所定の間隙S1が存在し、かつプランジャ11は、ストッパプレート13の壁面から所定量S2だけ突出している。
【0027】
次に、所定の噴射時期に達すると、印加電圧が例えば0Vまで低下し、圧電アクチュエータ18は収縮する。その結果、差圧室10の容積が急激に増加し、圧力が低下する。これにより、燃圧室5と差圧室10との間で圧力差が発生し、その圧力差による開弁力F(圧力差×受圧面3e面積に略等しい)がメインスプリング7による閉弁力Faよりも大きくなった時点でニードル弁3がリフトし、燃料噴射が開始される。
【0028】
ここで、上記ニードル弁3は、図5(b)に示すように、所定量S1だけリフトした段階でプランジャ11に当接し、該プランジャ11からプランジャスプリング16のセット荷重Fbを受ける。このときに、Fa<F≦Fa+Fbの関係にあれば、ニードル弁3は、図5(b)に示すようなプランジャ11に当接した位置で停止し、中間リフト量(リフト量S1)に保たれる。なお、プランジャ11の当接状態においても先端11aの溝11eを介して燃料の通流が可能であるので、上述の圧力差がニードル弁3に有効に作用する。
【0029】
一方、ニードル弁3がプランジャ11先端11aに当接したときに、F>Fa+Fbの関係にあれば、ニードル弁3はプランジャ11とともにさらにリフトし、プレート4端面がストッパプレート13に当接するフルリフト位置に達する。
【0030】
すなわち、ニードル弁3に作用する開弁力Fの大きさを制御することにより、ニードル弁3のリフト量を、2段階に制御することができる。そして、開弁力Fは、燃圧室5と差圧室10との圧力差に依存するので、圧電アクチュエータ18に印加する電圧の値によって制御することができる。
【0031】
図6は、圧電アクチュエータ18の駆動電圧に対する、圧電アクチュエータ18の変位量、差圧室10内の圧力および開弁力Fの変化をそれぞれ示している。図示するように、圧電アクチュエータ18の変位量および開弁力Fは印加電圧に比例し、差圧室10内の圧力は印加電圧に反比例する関係にあるので、予めFa<F≦Fa+FbおよびF>Fa+Fbを満たす圧電アクチュエータ18印加電圧V1,V2を求めておけば、上述したリフト量の可変制御を容易に実現できる。なお、実際には、ニードル弁3やプランジャ11の変位に伴ってメインスプリング7の荷重Faやプランジャスプリング16の荷重Fbが僅かに変化するが、その大きさは比較的小さいので、上記の説明では、これを無視している。
【0032】
上記のようにニードル弁3がリフトした後、設定された噴射期間が経過したら、再度圧電アクチュエータ18に所定の電圧が印加される。これにより、圧電アクチュエータ18が伸長し、差圧室10内の燃料圧力が燃圧室5内の圧力に近づくので、メインスプリング7の荷重Faによりニードル弁3が閉じ、噴射が終了する。
【0033】
次に、上記構成の圧電式燃料噴射弁を用いて、図1に示したように燃料噴射率を大、中、小の3段階に可変制御する場合の制御の流れを、図7のフローチャートに基づいて説明する。なお、この例では、ニードル弁3のリフト量制御と燃圧の可変制御とを組み合わせて3段階の噴射率を得るようにしている。
【0034】
先ず、ステップ1で内燃機関が運転中であるか否か判定した後、ステップ2において、機関回転数、スロットル弁開度、吸入空気量、等の機関運転条件を読み込み、かつステップ1で、運転条件に応じた要求噴射率および要求噴射パルス幅を決定する。そして、要求噴射率が、小、中、大のいずれであるかを、ステップ4およびステップ5によって判別する。
【0035】
決定された噴射率が小であった場合には、ステップ6へ進み、圧電アクチュエータ18の印加電圧を中間リフトに対応したV1とし、燃圧を相対的に低いP1とする。そして、この状態で、ステップ7において、要求噴射パルス幅での燃料噴射を行う。また、噴射率が中であれば、ステップ5からステップ8へ進み、圧電アクチュエータ18の印加電圧を中間リフトに対応したV1とし、かつ燃圧を中間のP2とする。そして、この状態で、ステップ9において、要求噴射パルス幅での燃料噴射を行う。また、噴射率が大であれば、ステップ5からステップ10へ進み、圧電アクチュエータ18の印加電圧をフルリフトに対応したV2とし、かつ燃圧を最も高いP3(P1<P2≦P3である)とする。そして、この状態で、ステップ11において、要求噴射パルス幅での燃料噴射を行う。
【0036】
このように内燃機関の運転条件に応じて燃料噴射率を可変制御することにより、燃費性能や排気性能が大幅に向上する。
【0037】
以上、ニードル弁3のニードルピストン部3dに対向するプランジャ11を噴射弁ボディ17側に設けた一実施例を説明したが、この発明においては、同様のプランジャ11を逆にニードル弁3のニードルピストン部3d側に設けることも可能である。
【0038】
すなわち、図示は省略するが、ニードル弁3が位置するノズルシリンダ8と圧電アクチュエータ18が位置するアクチュエータシリンダ9との間に、平板な隔壁状のストッパ部を設け、その中心部に連通路12が貫通形成される。前述した実施例と同様に、このストッパ部によって、差圧室10は、ノズルシリンダ8内のニードル弁側差圧室10Aと、アクチュエータシリンダ9内のアクチュエータ側差圧室10Bと、に区分されるが、両者は、上記連通路12によって常時連通し、実質的に一体となる。
【0039】
そして、ニードル弁3のニードルピストン部3d内に、上記ストッパ部へ向けて突出するプランジャ11が配置される。このプランジャ11は、やはりプランジャスプリング16によって突出方向へ付勢され、プレート4から所定量突出したものとなる。
【0040】
従って、ニードル弁3が所定の中間リフト位置までリフトすると、上記プランジャ11の先端11aが上記ストッパ部に当接し、プランジャスプリング16の荷重Fbによって、該ニードル弁3を中間リフト位置に保持しようとする。そして、燃圧室5と差圧室10との間の圧力差が所定レベル以上であれば、プランジャ11はニードルピストン部3d内に後退し、プレート4がストッパ部に当接するフルリフト位置までリフトする。
【0041】
この実施例においては、前述した実施例がニードル弁3の重量つまり応答性の点で優れているのに対し、圧電式燃料噴射弁としての基本的構成がリフト量固定のものと特に変わりがないという点で優れている。つまり、ニードル弁3を、上述したプランジャ11を具備したものとすれば、可変噴射率燃料噴射弁とすることができ、コスト等の点で有利となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】筒内直噴式ガソリン機関における要求噴射率を示す特性図。
【図2】この発明に係る圧電式燃料噴射弁の一実施例を示す断面図。
【図3】ニードル弁3のガイド部3a部分の断面図。
【図4】プランジャ11の先端11aの正面図。
【図5】(a)、(b)および(c)は、この実施例におけるプランジャ11の作用を示す説明図。
【図6】圧電アクチュエータ18の駆動電圧と、圧電アクチュエータ18の変位量、差圧室10内の圧力および開弁力Fとの関係を示す特性図。
【図7】噴射弁可変制御の流れを示すフローチャート。
【符号の説明】
3…ニードル弁
3d…ニードルピストン部
5…燃圧室
7…メインスプリング
10…差圧室
11…プランジャ
16…プランジャスプリング
17…噴射弁ボディ
18…圧電アクチュエータ
20…アクチュエータピストン
25…アクチュエータスプリング[0001]
BACKGROUND OF THE INVENTION
The present invention relates to a piezoelectric fuel injection valve suitable for an in-cylinder direct injection gasoline engine or the like, and more particularly to a piezoelectric fuel injection valve capable of variably controlling a fuel injection rate.
[0002]
[Prior art]
For example, in a direct injection type gasoline engine in which a fuel injection valve is arranged in a cylinder of an engine and fuel is directly injected into the cylinder, as shown in FIG. Is required. 1 is a stratified operation region in which stratified combustion is realized by a lean air-fuel ratio by injecting fuel in the vicinity of the compression stroke. In the load range, a medium injection rate is required. On the other hand, in the low speed and low load region in the stratified operation region, the in-cylinder gas flow is weak and the combustible mixture is difficult to be supplied to the vicinity of the spark plug. It is desirable that the combustible air-fuel mixture be easily formed in the vicinity of the spark plug by injecting the fuel, and a small fuel injection rate is required. In addition, the region other than the stratified operation region that is shaded is a homogeneous combustion region in which fuel is injected near the intake stroke to achieve homogeneous combustion at a substantially stoichiometric air-fuel ratio. Since the supply amount is large and the engine speed is high, it is necessary to increase the injection rate.
[0003]
As a fuel injection valve suitable for an in-cylinder direct injection gasoline engine, a piezoelectric fuel injection valve as described in JP-A-6-280711 is known. This uses a piezoelectric actuator that expands and contracts when a voltage is applied. By stopping the application of voltage at the fuel injection timing, the piezoelectric actuator is moved backward to reduce the pressure acting in the needle valve closing direction. The needle valve is lifted.
[0004]
Japanese Patent Laid-Open No. 9-256925 discloses a technique for variably controlling the injection rate in a pressure accumulating fuel injection device used in a diesel engine, and the back pressure control valve lift is controlled by controlling the voltage applied to the piezoelectric element. The injection rate is variably controlled by making the amount variable and controlling the flow rate passing through the relief orifice.
[0005]
[Problems to be solved by the invention]
In the conventional piezoelectric fuel injection valve described in JP-A-6-280711, the lift amount of the needle valve is defined by the needle valve stopper and is always a constant value. Therefore, the injection rate can be changed by changing the fuel pressure. It is only possible to slightly change the above, and appropriate injection rate variable control according to the engine operating conditions as described above cannot be realized at all.
[0006]
The technique disclosed in Japanese Patent Laid-Open No. 9-256925 can be applied to a diesel engine having a fuel pressure as high as 150 MPa or higher, but in a gasoline engine, the fuel pressure is as low as about 5 to 15 MPa. The behavior during the intermediate lift becomes unstable, and stable injection rate variable control cannot be realized.
[0007]
Accordingly, an object of the present invention is to provide a piezoelectric fuel injection valve capable of reliably controlling the lift amount in two stages by controlling the voltage applied to the piezoelectric actuator.
[0008]
[Means for Solving the Problems]
Invention, a piezoelectric be reduced by comprising at one end a fitted actuator piston slidably in the actuator cylinder, and stops the voltage application from Shin poured was state by applying a pre-voltage according to claim 1 An actuator, a needle valve whose tip is slidably disposed in the injection valve body so as to open and close the nozzle hole , and a full lift position is defined by a stopper, and a main spring that biases the needle valve in the closing direction A fuel pressure chamber that is formed around the needle valve and in which fuel is introduced and is opened through the nozzle hole by the lift of the needle valve; and provided at the base end of the needle valve and lifted from the fuel pressure chamber A needle piston portion having a pressure receiving surface for receiving a force in the direction, and the needle piston portion so as to face the pressure of the fuel pressure chamber. A differential compartments formed between the serial actuator piston, an actuator spring for constantly urging the actuator piston in a direction which the differential room is enlarged, provided with, the difference in pressure chamber due to the reduction of the piezoelectric actuator In the piezoelectric fuel injection valve in which the needle valve is lifted by a pressure difference with the fuel pressure chamber due to a pressure drop of
A plunger that is disposed on either the end surface on the differential pressure chamber side of the needle piston portion or the injection valve body wall surface facing the end surface and that can advance and retreat along the needle valve axial direction, so as to abut against the other of the end surface or the wall surface at a predetermined intermediate lift position, Rutotomoni and a plunger spring for urging the projecting state,
The applied voltage of the piezoelectric actuator includes a relatively low first applied voltage (V1) for extending the piezoelectric actuator relatively small so that a lift amount of the needle valve is regulated by the plunger, and the plunger spring. By controlling the piezoelectric actuator to a relatively high second applied voltage (V2) that extends the piezoelectric actuator relatively large so that the needle valve reaches the full lift position by overcoming It is characterized in that the fuel injection by the full lift amount can be switched .
[0010]
Further, the invention according to claim 2 is configured such that the end surface of the needle piston portion on the differential pressure chamber side and the injection valve body wall surface facing the end surface are in contact with each other as a stopper, and from the end surface or the wall surface, The intermediate lift position is defined by the protruding amount of the plunger.
[0011]
That is, in the state before the lift, the fuel pressure in the fuel pressure chamber acts on the needle valve in the lift direction, the fuel pressure in the differential pressure chamber acts in the closing direction, and the spring force of the main spring acts in the closing direction. To do. Here, the fuel pressure in the differential pressure chamber is equal to the fuel pressure in the fuel pressure chamber, and as a result, the needle valve is held in the seated state.
[0012]
When the application of the voltage of the piezoelectric fuel injection valve is stopped from this state at a predetermined injection timing, the piezoelectric actuator is contracted, the actuator piston is retracted, and the differential pressure chamber is expanded. As a result, the fuel pressure in the differential pressure chamber decreases and a pressure difference is generated between the pressure chamber and the fuel pressure chamber, so that the needle valve is lifted against the spring force of the main spring, and fuel is injected. When the lift of the needle valve reaches a predetermined intermediate lift position, the plunger tip comes into contact with the end face of the needle piston portion or the wall surface of the injection valve body, and the spring force of the plunger spring acts in the needle valve closing direction. Therefore, if the pressure difference between the differential pressure chamber and the fuel pressure chamber is smaller than a predetermined level, the needle valve stops at this intermediate lift position and cannot be lifted any further. Further, if the pressure difference between the differential pressure chamber and the fuel pressure chamber is larger than a predetermined level, the needle valve further lifts while pushing the plunger against the spring force of the plunger spring, and is a full lift position regulated by some stopper. Lift up to.
[0013]
In the present invention, since the decrease in the fuel pressure in the differential pressure chamber can be changed by controlling the voltage applied to the piezoelectric actuator, the lift amount of the needle valve is regulated by the full lift amount regulated by the stopper and the plunger. The intermediate lift amount can be controlled. As a result, the fuel injection rate can be basically switched between two stages. Further, as in
[0014]
According to the second aspect of the present invention, the full lift position of the needle valve is defined by contact between the end surface of the needle piston portion and the wall surface of the injection valve body, and the intermediate lift position is defined by the protruding amount of the plunger.
[0015]
In the invention of
[0016]
According to a fourth aspect of the present invention, the differential pressure chamber is divided into a piezoelectric actuator side differential pressure chamber and a needle valve side differential pressure chamber by a part of the injection valve body constituting the wall surface, and both are It is characterized in that they communicate with each other through a communication hole. That is, the wall surface is located between the needle piston portion and the actuator piston, but differential pressure chambers that are substantially integrated are formed on both sides thereof.
[0017]
【The invention's effect】
According to the piezoelectric fuel injection valve of the present invention, the lift amount can be reliably controlled in two stages by the action of the plunger urged by the plunger spring, and the required injection rate is controlled by controlling the voltage applied to the piezoelectric actuator. It is possible to realize injection rate variable control according to the above. In particular, by combining with variable control of fuel pressure as in
[0018]
DETAILED DESCRIPTION OF THE INVENTION
Hereinafter, preferred embodiments of the present invention will be described in detail with reference to the drawings.
[0019]
FIG. 2 is a sectional view showing an embodiment of the piezoelectric fuel injection valve according to the present invention. This piezoelectric fuel injection valve is used, for example, in an in-cylinder direct injection gasoline engine, and a
[0020]
On the other hand, in the
[0021]
The
[0022]
In this embodiment, a
[0023]
The
[0024]
In addition, in FIG. 2, although the
[0025]
Next, the operation of the piezoelectric fuel injection valve will be described with reference to FIG.
[0026]
First, in a state before a predetermined injection timing, a predetermined voltage is applied to the
[0027]
Next, when the predetermined injection timing is reached, the applied voltage decreases to, for example, 0 V, and the
[0028]
Here, as shown in FIG. 5 (b), the
[0029]
On the other hand, if the relationship of F> Fa + Fb is established when the
[0030]
That is, by controlling the magnitude of the valve opening force F acting on the
[0031]
FIG. 6 shows changes in the displacement amount of the
[0032]
After the
[0033]
Next, the flow of control when the fuel injection rate is variably controlled in three stages of large, medium and small as shown in FIG. This will be explained based on. In this example, the lift amount control of the
[0034]
First, after determining in
[0035]
If the determined injection rate is small, the process proceeds to step 6 where the applied voltage of the
[0036]
Thus, by variably controlling the fuel injection rate in accordance with the operating conditions of the internal combustion engine, fuel efficiency and exhaust performance are greatly improved.
[0037]
Although one embodiment has been described in which the
[0038]
That is, although not shown , a flat partition wall-shaped stopper is provided between the
[0039]
Then, in the
[0040]
Accordingly, when the
[0041]
In this embodiment, the above-described embodiment is excellent in terms of the weight of the
[Brief description of the drawings]
FIG. 1 is a characteristic diagram showing a required injection rate in an in-cylinder direct injection gasoline engine.
FIG. 2 is a cross-sectional view showing an embodiment of a piezoelectric fuel injection valve according to the present invention.
3 is a cross-sectional view of a
4 is a front view of a tip 11a of a
FIGS. 5A, 5B, and 5C are explanatory views showing the action of the
6 is a characteristic diagram showing the relationship between the drive voltage of the
FIG. 7 is a flowchart showing a flow of injection valve variable control.
[Explanation of symbols]
3 ...
Claims (5)
上記ニードルピストン部の差圧室側の端面と該端面に対向する噴射弁ボディ壁面とのいずれか一方に配置され、かつニードル弁軸方向に沿って進退可能なプランジャと、このプランジャがニードル弁の所定の中間リフト位置で上記端面もしくは上記壁面の他方に当接するように、突出状態に付勢するプランジャスプリングと、を備えるとともに、
上記圧電アクチュエータの印加電圧を、上記ニードル弁のリフト量が上記プランジャにより規制されるように上記圧電アクチュエータを相対的に小さく伸長させる相対的に低い第1の印加電圧(V1)と、上記プランジャスプリングに打ち勝って上記ニードル弁がフルリフト位置に達するように上記圧電アクチュエータを相対的に大きく伸長させる相対的に高い第2の印加電圧(V2)と、に制御することにより、中間リフト量による燃料噴射とフルリフト量による燃料噴射とが切り換えられることを特徴とする圧電式燃料噴射弁。The actuator piston fitted slidably in the actuator cylinder provided at one end, and a piezoelectric actuator to reduce by stopping the advance voltage voltage applied from Shin poured was state by applying a tip injection hole The needle valve is slidably disposed in the injection valve body so as to open and close , and a needle valve whose full lift position is defined by a stopper , a main spring that biases the needle valve in the closing direction, and a needle valve are formed around the needle valve And a fuel pressure chamber that is opened through the nozzle hole by the lift of the needle valve and a pressure receiving surface that is provided at the base end of the needle valve and receives a force in the lift direction from the fuel pressure chamber. The needle piston portion and the actuator piston so as to face the pressure of the fuel pressure chamber. Comprising a differential pressure chamber is formed between the emission, and an actuator spring for constantly urging the actuator piston in a direction which the differential room is enlarged, the pressure in the differential pressure chamber due to the reduction of the piezoelectric actuator In the piezoelectric fuel injection valve in which the needle valve lifts due to a pressure difference with the fuel pressure chamber due to a decrease ,
A plunger that is disposed on either the end surface on the differential pressure chamber side of the needle piston portion or the injection valve body wall surface facing the end surface and that can advance and retreat along the needle valve axial direction, so as to abut against the other of the end surface or the wall surface at a predetermined intermediate lift position, Rutotomoni and a plunger spring for urging the projecting state,
The applied voltage of the piezoelectric actuator includes a relatively low first applied voltage (V1) for extending the piezoelectric actuator relatively small so that a lift amount of the needle valve is regulated by the plunger, and the plunger spring. By controlling the piezoelectric actuator to a relatively high second applied voltage (V2) that extends the piezoelectric actuator relatively large so that the needle valve reaches the full lift position by overcoming A piezoelectric fuel injection valve characterized in that fuel injection by a full lift amount is switched .
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