JP3806779B2 - Seat slide device - Google Patents
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Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
この発明は、シートを自動的にスライド移動させるシートスライド装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
シートを自動的にスライド移動させるシートスライド装置は、シートモータに正方向の電源が接続されると、シートモータに備えたアーマチュアが正回転することによってリードスクリューが正回転し、リードスクリューに噛合されたナット体に対してリードスクリューが一方側に向け移動してシートが後退する。これに反して、シートモータに逆方向の電源が接続されると、シートモータに備えたアーマチュアが逆回転することによってリードスクリューが逆回転し、リードスクリューに噛合されたナット体に対してリードスクリューが他方側に向け移動してシートが前進する。
【0003】
このようなシートスライド装置では、リードスクリューの両端部に、シートのストロークに応じたストッパがそれぞれ取付けられており、これらストッパのナット体側にゴム製のダンパがそれぞれ設けられていた。また、ナット体にもゴム製のダンパが内蔵されていた。そして、シートがストローク端まできて、ストッパがナット体に衝突する際に、リードスクリュー上のダンパとナット体側のダンパとによって、機械的な騒音を発生することがないように衝撃を和らげていた。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
上記したシートスライド装置では、ダンパ特性をねかせるために、リードスクリューの両端部にダンパがそれぞれ取付けられ、ナット体にもダンパが内蔵されていた。そのため、ダンパの数量が多くなって組立ての際の作業性が良好ではなく、ダンパがウレタンゴム等の価格の高い材料であるため、コスト面で不利になっていた。
【0005】
また、ダンパは、ストッパがナット体に衝突する毎に、外方向に弾性変形するが、このダンパが外方向に大きく弾性変形した場合、シートを移動可能に車体に取付けているレール等に接触する可能性がある。これを避けるため、ダンパの外径寸法を小さくした場合、ダンパの受圧面積が小さくなるから、ダンパが変形しすぎて、衝撃の吸収を十分に行えないばかりか、ダンパがリードスクリューの軸方向に潰れすぎると、シートのストロークにずれを生ずる可能性があるという問題点があった。
【0006】
そして、シートの自重が大きい高荷重用のシートスライド装置では、上述した理由によって、ダンパの外径を大きくすることがし難いため、耐久性の面で不安があった。
【0007】
【発明の目的】
この発明に係わるシートスライド装置は、ダンパが弾性変形する割合を規制することによって、外径や体積が小さく、しかも、少ない数のダンパで、ばね定数を大きくする、または小さくすることができるとともに、高荷重用としても十分な耐久性をもつシートスライド装置を提供することを目的としている。
【0008】
【発明の構成】
【0009】
【課題を解決するための手段】
この発明の請求項1に係わるシートスライド装置では、車体側に固定されるロアレールと、ロアレールに沿って移動可能に取付けられ、シートに固定されるアッパレールと、正方向の電源の接続により正回転するとともに、逆方向の電源の接続により逆回転するアーマチュアを備えたシートモータと、ロアレールに固定されたナット体と、ナット体に噛合され、シートモータのアーマチュアの回転により正回転または逆回転してナット体に対し進退移動することによってアッパレールをシートの前進側または後退側に移動するリードスクリューと、シートのストロークに応じたリードスクリュー上に配置されたストッパと、ストッパに並設され、ナット体に衝突する弾性体製のダンパと、上記ナット体に衝突可能なナット体側衝突部を有するナット体側板と上記ストッパに衝突可能なストッパ側衝突部を有するストッパ側板とから構成され、このストッパ側板とナット体側板のあいだに形成されるダンパ保持部で上記ダンパを保持可能とし、上記リードスクリューの軸方向においての上記ダンパ保持部の長さを変更可能にして、且つ、該リードスクリューの径方向においての該ダンパ保持部の長さを変更不能に上記リードスクリュー上に配置されているダンパ変形量規制部材とを備え、上記ストッパのダンパ側には、上記リードスクリューの軸方向に傾斜状にして形成された凹部が備えられ、上記ダンパ変形量規制部材の上記ストッパ側衝突部には、上記ストッパの凹部内に収容され、上記リードスクリューの軸方向においての上記ダンパ保持部の長さを拡大可能なテーパ状板部が形成されている構成としたことを特徴としている。
【0010】
この発明の請求項2に係わるシートスライド装置では、上記ダンパには、多角形状に形成されて、上記リードスクリューを挿通可能なリードスクリュー挿通部が備えられている構成としたことを特徴としている。
【0011】
【発明の作用】
この発明の請求項1に係わるシートスライド装置において、シートがストローク端までくると、ダンパ変形量規制部材のナット体側板に備えたナット体側衝突部がナット体に衝突するとともに、ダンパ変形量規制部材のストッパ側板に備えたストッパ側衝突部がストッパに衝突する。そのとき、ダンパ変形量規制部材のダンパ保持部は、リードスクリューの軸方向においての長さを変更することによって、ダンパがリードスクリューの軸方向に弾 性変形するのを許容し、これに対して、リードスクリューの径方向においての長さの変更を阻止することによって、ダンパがリードスクリューの径方向に弾性変形するのを抑える。その際、ストッパ側衝突部に形成されたテーパ状板部がストッパの凹部内に収容されていることによって、リードスクリューの軸方向においてのダンパ保持部の長さが拡大されているため、ダンパはリードスクリューの軸方向に対しより多く弾性変形してリードスクリューの径方向への弾性変形量がより少なくされる。それ故、シートの重量が大きい高荷重の装置であっても、ダンパの外径を変更せずにそのまま用いることができる。
【0012】
この発明の請求項2に係わるシートスライド装置において、シートがストローク端までくると、ダンパ変形量規制部材のナット体側板に備えたナット体側衝突部がナット体に衝突するとともに、ダンパ変形量規制部材のストッパ側板に備えたストッパ側衝突部がストッパに衝突する。その際、ダンパのリードスクリュー挿通部がリードスクリューとのあいだの隙間で弾性変形を許容される。それ故、請求項1の作用に加え、ダンパは、リードスクリューが挿通された内周側にも弾性変形する。
【0013】
【実施例】
図1ないし図4にはこの発明に係わるシートスライド装置の第1実施例が示されている。
【0014】
図示するシートスライド装置1は、主として、シートモータ2、右側のロアレール3、左側のロアレール4、右側のアッパレール5、左側のアッパレール6、右側のリードスクリュー7、左側のリードスクリュー8、右側のギヤボックス9、左側のギヤボックス10、右側のナット体11、左側のナット体12、右側の第1のストッパ13、右側の第2のストッパ14、左側の第1のストッパ15、左側の第2のストッパ16、右側の第1のダンパ17、右側の第2のダンパ18、左側の第1のダンパ19、左側の第2のダンパ20、右側の第1のダンパ変形量規制部材21、右側の第2のダンパ変形量規制部材22、左側の第1のダンパ変形量規制部材23、左側の第2のダンパ変形量規制部材24から構成されている。
【0015】
シートモータ2は、左側のギヤボックス10側に取付けられており、モータケース2aに収容されたアーマチュア2bが、正側の電源の接続によって正回転し、逆側の電源の接続によって逆回転する。このアーマチュア2bに備えたアーマチュアシャフト2b1には、モータケース2aの一端側において、ケーブル25が結合されているため、ケーブル25を介して右側のギヤボックス9内で、後述する第1のウオームギヤ26が結合されている一方、モータケース2aの他端側において左側のギヤボックス10内で、後述する第2のウオームギヤ27が結合されている。
【0016】
右側のリードスクリュー7は、右側のアッパレール5に沿って延びていて軸本体7aの中央に形成された雄ねじ7a1に、後述する右側のナット体11がねじ込まれており、一端側が右側のギヤボックス9内に結合され、他端側が右側のアッパレール5の端部で回転可能に支持されている。
【0017】
右側のリードスクリュー7には、軸本体7aの一端側に右側の第1のストッパ13が固定され、軸本体7aの他端側に右側の第2のストッパ14が固定されている。
【0018】
右側の第1のストッパ13は、円環形状に形成されており、図2に示されるように、内周部が第1のストップリング28に係止している。この第1のストップリング28は、第1のリードスクリュー7の軸本体7aの一端部に形成されたリング止め溝7a2に嵌付けられているため、右側の第1のストッパ13を図1中の左方向に移動不能にして右側のリードスクリュー7に取付けられている。右側の第1のストッパ13は、図示しないシートのストロークに応じ、このシートが後退移動する際の最後位置を設定する。
【0019】
右側の第2のストッパ14は、右側の第1のストッパ13と同一の円環形状に形成されており、内周部が図示しない第2のストップリングに係止している。この第2のストップリングは、右側のリードスクリュー7の軸本体7aの他端部に形成された図示しないリング止め溝に嵌付けられているため、右側の第2のストッパ14を図1中の右方向に移動不能にして右側のリードスクリュー7に取付けられている。右側の第2のストッパ14は、図示しないシートのストロークに応じ、シートが前進移動する際の最前位置を設定する。
【0020】
右側のリードスクリュー7には、右側の第1のストッパ13の雄ねじ7a1側に右側の第1のダンパ17が配置され、右側の第2のストッパ14の雄ねじ7a1側に右側の第2のダンパ18が配置されている。
【0021】
右側の第1のダンパ17には、図4に示されるように、ゴムを素材として略円筒形状に形成された第1のダンパ本体17aが備えられており、この第1のダンパ本体17aの内周側に第1のリードスクリュー挿通部17bが形成されている。第1のリードスクリュー挿通部17bは、四角孔形状(多角形)をなし、この第1のリードスクリュー挿通部17b内に右側のリードスクリュー7の軸本体7aが挿通されている。右側の第1のダンパ17は、図2に示されるように、右側のリードスクリュー7の軸方向に沿って長さ寸法L1を有するとともに、右側のリードスクリュー7の径方向に外径寸法D1を有する。そして、右側の第1のダンパ17の第1のリードスクリュー挿通部17bの内周側には、右側のリードスクリュー7の軸本体7aとのあいだに4個所の弾性変形吸収部50がそれぞれ形成されている。
【0022】
右側の第1のダンパ17の第1のリードスクリュー挿通部17bは、後述する右側の第1のダンパ変形量規制部材21によって、右側の第1のダンパ17が右側のリードスクリュー7の軸方向に弾性変形する際、右側のリードスクリュー7の軸本体7aとの隙間を小さくするように内周側に向け弾性変形吸収部50に弾性変形することによって、右側の第1のダンパ17が右側のリードスクリュー7の径方向に弾性変形(膨れる。)するのを抑制する機能を有する。
【0023】
右側の第1のダンパ17の外側には、右側の第1のダンパ変形量規制部材21が配置されている。右側の第1のダンパ変形量規制部材21は、右側の第1のストッパ13側に配置された第1のストッパ側板29と、右側のリードスクリュー7の雄ねじ7a1に噛合された後述する右側のナット体11側に配置された第1のナット体側板30とから構成されている。
【0024】
第1のストッパ側板29には、円盤形状をなして内周部にリードスクリュー挿通孔29aが形成された規制部材本体29bと、この規制部材本体29bの外周縁から右側の第1のダンパ17の外側縁を覆うようにリング状に突出したダンパ押え部29cとが一体に設けられている。第1のストッパ側板29の規制部材本体29bには、右側の第1のストッパ13に当接した第1のストッパ側衝突部29b1を有する。
【0025】
第1のナット体側板30は、第1のストッパ側板29と同一の形状に形成され、右側の第1のダンパ17を中心に第1のストッパ側板29に一対にして対称配置されている。第1のナット体側板30には、円盤形状をなして内周部にリードスクリュー挿通孔30aが形成された規制部材本体30bと、この規制部材本体30bの外周縁から右側の第1のダンパ17の外側縁を覆うようにリング状に突出したダンパ押え部30cとが一体に設けられている。第1のナット体側板30の規制部材本体30bには、後述する右側のナット体11が当接する第1のナット体側衝突部30b1を有する。第1のストッパ側板29および第1のナット体側板30は、いずれも厚さ寸法が小さい金属製板材によって成形されている。
【0026】
右側の第1のダンパ変形量規制部材21には、第1のストッパ側板29と第1のナット体側板30のあいだにダンパ保持部31が形成されており、このダンパ保持部31は、右側のリードスクリュー7の軸方向に右側の第1のダンパ17の長さ寸法L1とほぼ同一の長さ寸法L2を有し、右側のリードスクリュー7の径方向に、右側の第1のダンパ17の外径寸法D1とほぼ同一の内径寸法D2を有するため、ダンパ保持部31内に右側の第1のダンパ17が収容されている。
【0027】
また、右側の第1のダンパ変形量規制部材21は、右側のリードスクリュー7の軸方向に沿った第1のストッパ側板29のダンパ押え部29cの長さ寸法L3および第1のナット体側板30のダンパ押え部30cの長さ寸法L4の和が右側の第1のダンパ17の長さ寸法L1よりも小さいため、両者のあいだに隙間寸法L5を有する。
【0028】
右側の第1のダンパ変形量規制部材21は、ダンパ保持部31内に右側の第1のダンパ17が保持され、第1のストッパ側板29の規制部材本体29bに有する第1のストッパ側衝突部29b1が右側の第1のストッパ13に当接しているため、右側のリードスクリュー7が後述する右側のナット体11に噛合されながら、シートの最後位置まで移動した際、第1のナット体側板30の規制部材本体30bに有する第1のナット体側衝突部30b1が右側のナット体11に衝突する。その際、右側の第1のダンパ変形量規制部材21は、右側のリードスクリュー7の軸方向に、隙間寸法L5を小さくするように第1のナット体側板30が第1のストッパ側板29に近付き、ダンパ保持部31の容積を小さくして右側の第1のダンパ17が右側のリードスクリュー7の軸方向に弾性変形するのを許容する。このとき、右側の第1のダンパ17は、右側のリードスクリュー7の軸方向に沿った両側で、第1のストッパ側板29および第1のナット体側板30によって保持されているため、均一に弾性変形する。
【0029】
同時に、第1のナット体側板30のダンパ押え部30cと第1のストッパ側板29のダンパ押え部29cとが右側の第1のダンパ17の外側にそれぞれ配置されていることによって、右側の第1のダンパ変形量規制部材21は、右側のリードスクリュー7の径方向に右側の第1のダンパ17が弾性変形するのを阻止するため、右側の第1のダンパ17が外方向に大きく弾性変形しないようにしながら、右側の第1のダンパ17によって右側のナット体11に衝突した際の衝撃を吸収する機能をもつ。これにより、右側の第1のダンパ17は、第1のナット体側板30のダンパ押え部30cと第1のストッパ側板29のダンパ押え部29cとによって、右側のリードスクリュー7の径方向に対する寸法が大きくならずに、大きいばね定数のダンパ特性でもって弾性変形する。
【0030】
右側の第2のダンパ18には、図4に示されるように、ゴムを素材として略円筒形状に形成された第2のダンパ本体18aが備えられており、この第2のダンパ本体18aの内周側に第2のリードスクリュー挿通部18bが形成されている。第2のリードスクリュー挿通部18bは、四角孔形状(多角形)をなし、この第2のリードスクリュー挿通部18b内に右側のリードスクリュー7の軸本体7aが挿通されている。右側の第2のダンパ18は、右側の第1のダンパ17と同一の形状に形成されているため、図2に示されるように、右側のリードスクリュー7の軸方向に沿って長さ寸法L1を有するとともに、右側のリードスクリュー7の径方向に外径寸法D1を有する。そして、右側の第2のダンパ18の第2のリードスクリュー挿通部18bの内周側には、右側のリードスクリュー7の軸本体7aとのあいだに4個所の弾性変形吸収部50がそれぞれ形成されている。
【0031】
右側の第2のダンパ18の第2のリードスクリュー挿通部18bは、後述する右側の第2のダンパ変形量規制部材22によって、右側の第2のダンパ18が右側のリードスクリュー7の軸方向に弾性変形する際、右側のリードスクリュー7の軸本体7aとの隙間を小さくするように内周側に向け弾性変形吸収部50に弾性変形することによって、右側の第2のダンパ18が右側のリードスクリュー7の径方向に弾性変形(膨れる。)するのを抑制する機能を有する。
【0032】
右側の第2のダンパ18の外側には、右側の第2のダンパ変形量規制部材22が配置されている。右側の第2のダンパ変形量規制部材22は、右側の第2のストッパ14側に配置された第2のストッパ側板32と、右側のリードスクリュー7の雄ねじ7a1に噛合された後述する右側のナット体11側に配置された第2のナット体側板33とから構成されている。
【0033】
第2のストッパ側板32には、円盤形状をなして内周部にリードスクリュー挿通孔32aが形成された規制部材本体32bと、この規制部材本体32bの外周縁から右側の第2のダンパ18の外側縁を覆うようにリング状に突出したダンパ押え部32cとが一体に設けられている。第2のストッパ側板32の規制部材本体32bには、右側の第2のストッパ14に当接した第2のストッパ側衝突部32b1を有する。
【0034】
第2のナット体側板33は、第2のストッパ側板32と同一の形状に形成され、右側の第2のダンパ18を中心に第2のストッパ側板32に一対にして対称配置されている。第2のナット体側板33には、円盤形状をなして内周部にリードスクリュー挿通孔33aが形成された規制部材本体33bと、この規制部材本体33bの外周縁から右側の第2のダンパ18の外側縁を覆うようにリング状に突出したダンパ押え部33cとが一体に設けられている。第2のナット体側板33の規制部材本体33bには、後述する右側のナット体11が当接する第2のナット体側衝突部33b1を有する。第2のストッパ側板32および第2のナット体側板33は、いずれも厚さ寸法が小さい金属製板材によって成形されている。
【0035】
右側の第2のダンパ変形量規制部材22には、第2のストッパ側板32と第2のナット体側板33のあいだにダンパ保持部34が形成されており、このダンパ保持部34は、右側のリードスクリュー7の軸方向に右側の第2のダンパ18の長さ寸法L1とほぼ同一の長さ寸法L2を有し、右側のリードスクリュー7の径方向に、右側の第2のダンパ18の外径寸法D1とほぼ同一の内径寸法D2を有するため、ダンパ保持部34内に右側の第2のダンパ18が収容されている。
【0036】
また、右側の第2のダンパ変形量規制部材22は、右側のリードスクリュー7の軸方向に沿った第2のストッパ側板32のダンパ押え部32cの長さ寸法L3および第2のナット体側板33のダンパ押え部33cの長さ寸法L4の和が右側の第2のダンパ18の長さ寸法L1よりも小さいため、両者のあいだに隙間寸法L5を有する。
【0037】
右側の第2のダンパ変形量規制部材22は、ダンパ保持部34内に右側の第2のダンパ18が保持され、第2のストッパ側板32の規制部材本体32bに有する第2のストッパ側衝突部32b1が右側の第2のストッパ14に当接しているため、右側のリードスクリュー7が後述する右側のナット体11に噛合されながら、シートの最後位置まで移動した際、第2のナット体側板33の規制部材本体33bに有する第2のナット体側衝突部33b1が右側のナット体11に衝突する。その際、右側の第2のダンパ変形量規制部材22は、右側のリードスクリュー7の軸方向に、隙間寸法L5を小さくするように第2のナット体側板33が第2のストッパ側板32に近付き、ダンパ保持部34の容積を小さくして右側の第2のダンパ18が右側のリードスクリュー7の軸方向に弾性変形するのを許容する。このとき、右側の第2のダンパ18は、右側のリードスクリュー7の軸方向に沿った両側で、第2のストッパ側板32および第2のナット体側板33によって保持されているため、均一に弾性変形する。
【0038】
同時に、第2のナット体側板33のダンパ押え部33cと第2のストッパ側板32のダンパ押え部32cとが右側の第2のダンパ18の外側にそれぞれ配置されていることによって、右側の第2のダンパ変形量規制部材22は、右側のリードスクリュー7の径方向に右側の第2のダンパ18が弾性変形するのを阻止するため、右側の第2のダンパ18が外方向に大きく弾性変形しないようにしながら、右側の第2のダンパ18によって右側のナット体11に衝突した際の衝撃を吸収するようにする機能をもつ。これにより、右側の第2のダンパ18は、第2のナット体側板33のダンパ押え部33cと第2のストッパ側板32のダンパ押え部32cとによって、右側のリードスクリュー7の径方向に対する寸法が大きくならずに、ねかせたダンパ特性でもって弾性変形する。
【0039】
右側のリードスクリュー7の軸本体7aの一端寄りには、図2に示されるように、雄ねじ7a1に比べて小径のヘリカルギヤ取付用軸部7bが形成されており、ヘリカルギヤ取付用軸部7bの先端寄りには、断面が小判形状をなす回止部7b1が形成されている。そして、軸本体7aの一端には、ヘリカルギヤ取付用軸部7bに比べて小径のねじ部7cが形成されている。
【0040】
右側のリードスクリュー7は、右側のギヤボックス9内で、ヘリカルギヤ取付用軸部7bの基端側に配置された一方側の平座金35および先端側に配置された他方側の平座金36を介して、第1のヘリカルギヤ37が回止部7b1において回り止められて結合され、ヘリカルギヤ取付用軸部7bに装着された一方側の平座金35と第1のヘリカルギヤ37と他方側の平座金36の外側に第1のリードスクリューナット38がねじ込まれることによって、右側のリードスクリュー7に第1のヘリカルギヤ37が固定されている。
【0041】
右側のギヤボックス9は、右側のアッパレール5の下側に配置されていて、この右側のアッパレール5の上部が図示しないシートに固定されている。
【0042】
右側のリードスクリュー7は、シートモータ2のアーマチュア2bに正方向の電源が接続されると、シートモータ2のアーマチュアシャフト2b1が正方向に回転するため、第1のウオームギヤ26に噛合された第1のヘリカルギヤ37が正方向に回転し、よって、正方向に回転する。これに反して、右側のリードスクリュー7は、シートモータ2のアーマチュア2bに逆方向の電源が接続されると、シートモータ2のアーマチュアシャフト2b1が逆方向に回転するため、第1のウオームギヤ26に噛合された第1のヘリカルギヤ37が逆方向に回転し、よって、逆方向に回転する。
【0043】
一方、左側のリードスクリュー8は、左側のアッパレール6に沿って延びていて軸本体8aの中央に形成された雄ねじ8a1に、後述する左側のナット体12がねじ込まれており、一端側が左側のギヤボックス10内に結合され、他端側が左側のアッパレール6の端部で回転可能に支持されている。
【0044】
左側のリードスクリュー8には、軸本体8aの一端側に左側の第1のストッパ15が固定され、軸本体8aの他端側に左側の第2のストッパ16が固定されている。
【0045】
左側の第1のストッパ15は、右側の第1のストッパ13と同一の円環形状に形成されており、以下、図2を用いて説明すると、内周部が第3のストップリング39に係止している。この第3のストップリング39は、左側のリードスクリュー8の軸本体8aの一端部に形成されたリング止め溝8a2に嵌付けられているため、左側の第1のストッパ15を図1中の左方向に移動不能にして左側のリードスクリュー8に取付けられている。左側の第1のストッパ15は、図示しないシートのストロークに応じ、このシートが後退移動する際の最後位置を設定する。
【0046】
左側の第2のストッパ16は、左側の第1のストッパ15と同一の円環形状に形成されており、内周部が図示しない第4のストップリングに係止している。この第4のストップリングは、左側のリードスクリュー8の軸本体8aの他端部に形成された図示しないリング止め溝に嵌付けられているため、左側の第2のストッパ16を図1中の左方向に移動不能にして左側のリードスクリュー8に取付けられている。左側の第2のストッパ16は、図示しないシートのストロークに応じ、シートが前進移動する際の最前位置を設定する。
【0047】
左側のリードスクリュー8には、左側の第1のストッパ15の雄ねじ8a1側に左側の第1のダンパ19が配置され、左側の第2のストッパ16の雄ねじ8a1側に左側の第2のダンパ20が配置されている。
【0048】
左側の第1のダンパ19には、図4に示されるように、ゴムを素材として略円筒形状に形成された第1のダンパ本体19aが備えられており、この第1のダンパ本体19aの内周側に第1のリードスクリュー挿通部19bが形成されている。第1のリードスクリュー挿通部19bは、四角孔形状(多角形)をなし、この第1のリードスクリュー挿通部19b内に左側のリードスクリュー8の軸本体8aが挿通されている。左側の第1のダンパ19は、図2に示されるように、左側のリードスクリュー7の軸方向に沿って長さ寸法L1を有するとともに、左側のリードスクリュー7の径方向に外径寸法D1を有する。そして、左側の第1のダンパ19の第1のリードスクリュー挿通部19bの内周側には、左側のリードスクリュー8の軸本体8aとのあいだに4個所の弾性変形吸収部50がそれぞれ形成されている。
【0049】
左側の第1のダンパ19の第1のリードスクリュー挿通部19bは、後述する左側の第1のダンパ変形量規制部材23によって、左側の第1のダンパ19が左側のリードスクリュー8の軸方向に弾性変形する際、左側のリードスクリュー8の軸本体8aとの隙間を小さくするように内周側に向け弾性変形吸収部50に弾性変形することによって、左側の第1のダンパ19が左側のリードスクリュー8の径方向に弾性変形(膨れる。)するのを抑制する機能を有する。
【0050】
左側の第1のダンパ19の外側には、左側の第1のダンパ変形量規制部材23が配置されている。左側の第1のダンパ変形量規制部材23は、左側の第1のストッパ15側に配置された第1のストッパ側板40と、左側のリードスクリュー8の雄ねじ8a1に噛合された後述する左側のナット体12側に配置された第1のナット体側板41とから構成されている。
【0051】
第1のストッパ側板40には、円盤形状をなして内周部にリードスクリュー挿通孔40aが形成された規制部材本体40bと、この規制部材本体40bの外周縁から左側の第1のダンパ19の外側縁を覆うようにリング状に突出したダンパ押え部40cとが一体に設けられている。第1のストッパ側板40の規制部材本体40bには、左側の第1のストッパ15に当接した第1のストッパ側衝突部40b1を有する。
【0052】
第1のナット体側板41は、第1のストッパ側板40と同一の形状に形成され、左側の第1のダンパ19を中心に第1のストッパ側板40に一対にして対称配置されている。第1のナット体側板41には、円盤形状をなして内周部にリードスクリュー挿通孔41aが形成された規制部材本体41bと、この規制部材本体41bの外周縁から左側の第1のダンパ19の外側縁を覆うようにリング状に突出したダンパ押え部41cとが一体に設けられている。第1のナット体側板41の規制部材本体41bには、後述する左側のナット体12が当接する第1のナット体側衝突部41b1を有する。第1のストッパ側板40および第1のナット体側板41は、いずれも厚さ寸法が小さい金属製板材によって成形されている。
【0053】
左側の第1のダンパ変形量規制部材23には、第1のストッパ側板40と第1のナット体側板41のあいだにダンパ保持部42が形成されており、このダンパ保持部42は、左側のリードスクリュー8の軸方向に左側の第1のダンパ19の長さ寸法L1とほぼ同一の長さ寸法L2を有し、左側のリードスクリュー8の径方向に、左側の第1のダンパ19の外径寸法D1とほぼ同一の内径寸法D2を有するため、ダンパ保持部42内に左側の第1のダンパ19が収容されている。
【0054】
また、左側の第1のダンパ変形量規制部材23は、左側のリードスクリュー8の軸方向に沿った第1のストッパ側板40のダンパ押え部40cの長さ寸法L3および第1のナット体側板41のダンパ押え部41cの長さ寸法L4の和が左側の第1のダンパ19の長さ寸法L1よりも小さいため、両者のあいだに隙間寸法L5を有する。
【0055】
左側の第1のダンパ変形量規制部材23は、ダンパ保持部42内に左側の第1のダンパ19が保持され、第1のストッパ側板40の規制部材本体40bに有する第1のストッパ側衝突部40b1が左側の第1のストッパ15に当接しているため、左側のリードスクリュー8が後述する左側のナット体12に噛合されながら、シートの最後位置まで移動した際、第1のナット体側板41の規制部材本体41bに有する第1のナット体側衝突部41b1が左側のナット体12に衝突する。その際、左側の第1のダンパ変形量規制部材23は、左側のリードスクリュー8の軸方向に、隙間寸法L5を小さくするように第1のナット体側板41が第1のストッパ側板40に近付き、ダンパ保持部42の容積を小さくして左側の第1のダンパ19が左側のリードスクリュー8の軸方向に弾性変形するのを許容する。このとき、左側の第1のダンパ19は、左側のリードスクリュー8の軸方向に沿った両側で、第1のストッパ側板40および第1のナット体側板41によって保持されているため、均一に弾性変形する。
【0056】
同時に、第1のナット体側板41のダンパ押え部41cと第1のストッパ側板40のダンパ押え部40cとが左側の第1のダンパ19の外側にそれぞれ配置されていることによって、左側の第1のダンパ変形量規制部材23は、左側のリードスクリュー8の径方向に左側の第1のダンパ19が弾性変形するのを阻止するため、左側の第1のダンパ19が外方向に大きく弾性変形しないようにしながら、左側の第1のダンパ19によって左側のナット体12に衝突した際の衝撃を吸収するようにする機能をもつ。これにより、左側の第1のダンパ19は、第1のナット体側板41のダンパ押え部41cと第1のストッパ側板40のダンパ押え部40cとによって、左側のリードスクリュー8の径方向に対する寸法が大きくならずに、ねかせたダンパ特性でもって弾性変形する。
【0057】
左側の第2のダンパ20には、図4に示されるように、ゴムを素材として略円筒形状に形成された第2のダンパ本体20aが備えられており、この第2のダンパ本体20aの内周側に第2のリードスクリュー挿通部20bが形成されている。第2のリードスクリュー挿通部20bは、四角孔形状(多角形)をなし、この第2のリードスクリュー挿通部20b内に左側のリードスクリュー8の軸本体8aが挿通されている。左側の第2のダンパ20は、図2に示されるように、左側のリードスクリュー8の軸方向に沿って長さ寸法L1を有するとともに、左側のリードスクリュー8の径方向に外径寸法D1を有する。そして、左側の第2のダンパ20の第2のリードスクリュー挿通部20bの内周側には、左側のリードスクリュー8の軸本体8aとのあいだに4個所の弾性変形吸収部50がそれぞれ形成されている。
【0058】
左側の第2のダンパ20の第2のリードスクリュー挿通部20bは、後述する左側の第2のダンパ変形量規制部材24によって、左側の第2のダンパ20が左側のリードスクリュー8の軸方向に弾性変形する際、左側のリードスクリュー8の軸本体8aとの隙間を小さくするように内周側に向け弾性変形吸収部50に弾性変形することによって、左側の第2のダンパ20が左側のリードスクリュー8の径方向に弾性変形(膨れる。)するのを抑制する機能を有する。
【0059】
左側の第2のダンパ20の外側には、左側の第2のダンパ変形量規制部材24が配置されている。左側の第2のダンパ変形量規制部材24は、左側の第2のストッパ16側に配置された第2のストッパ側板43と、左側のリードスクリュー8の雄ねじ8a1に噛合された後述する左側のナット体12側に配置された第2のナット体側板44とから構成されている。
【0060】
第2のストッパ側板43には、円盤形状をなして内周部にリードスクリュー挿通孔43aが形成された規制部材本体43bと、この規制部材本体43bの外周縁から左側の第2のダンパ20の外側縁を覆うようにリング状に突出したダンパ押え部43cとが一体に設けられている。第2のストッパ側板43の規制部材本体43bには、左側の第2のストッパ16に当接した第2のストッパ側衝突部43b1を有する。
【0061】
第2のナット体側板44は、第2のストッパ側板43と同一の形状に形成され、左側の第2のダンパ20を中心に第2のストッパ側板43に一対にして対称配置されている。第2のナット体側板44には、円盤形状をなして内周部にリードスクリュー挿通孔44aが形成された規制部材本体44bと、この規制部材本体44bの外周縁から左側の第2のダンパ20の外側縁を覆うようにリング状に突出したダンパ押え部44cとが一体に設けられている。第2のナット体側板44の規制部材本体44bには、後述する左側のナット体12が当接する第2のナット体側衝突部44b1を有する。第2のストッパ側板43および第2のナット体側板44は、いずれも厚さ寸法が小さい金属製板材によって成形されている。
【0062】
左側の第2のダンパ変形量規制部材24には、第2のストッパ側板43と第2のナット体側板44とのあいだにダンパ保持部45が形成されており、このダンパ保持部45は、左側のリードスクリュー8の軸方向に左側の第2のダンパ20の長さ寸法L1とほぼ同一の長さ寸法L2を有し、左側のリードスクリュー8の径方向に、左側の第2のダンパ20の外径寸法D1とほぼ同一の内径寸法D2を有するため、ダンパ保持部45内に左側の第2のダンパ20が収容されている。
【0063】
また、左側の第2のダンパ変形量規制部材24は、左側のリードスクリュー8の軸方向に沿った第2のストッパ側板43のダンパ押え部43cの長さ寸法L3および第2のナット体側板44のダンパ押え部44cの長さ寸法L4の和が左側の第2のダンパ20の長さ寸法L1よりも小さいため、両者のあいだに隙間寸法L5を有する。
【0064】
左側の第2のダンパ変形量規制部材24は、ダンパ保持部45内に左側の第2のダンパ20が保持され、第2のストッパ側板43の規制部材本体43bに有する第2のストッパ側衝突部43b1が左側の第2のストッパ16に当接しているため、左側のリードスクリュー8が後述する左側のナット体12に噛合されながら、シートの最後位置まで移動した際、第2のナット体側板44の規制部材本体44bに有する第2のナット体側衝突部44b1が左側のナット体12に衝突する。その際、左側の第2のダンパ変形量規制部材24は、左側のリードスクリュー8の軸方向に、隙間寸法L5を小さくするように第2のナット体側板44が第2のストッパ側板43に近付き、ダンパ保持部45の容積を小さくして左側の第2のダンパ20が左側のリードスクリュー8の軸方向に弾性変形するのを許容する。このとき、左側の第2のダンパ20は、左側のリードスクリュー8の軸方向に沿った両側で、第2のストッパ側板43および第2のナット体側板44によって保持されているため、均一に弾性変形する。
【0065】
同時に、第2のナット体側板44のダンパ押え部44cと第2のストッパ側板43のダンパ押え部43cとが左側の第2のダンパ20の外側にそれぞれ配置されていることによって、左側の第2のダンパ変形量規制部材24は、左側のリードスクリュー8の径方向に左側の第2のダンパ20が弾性変形するのを阻止するため、左側の第2のダンパ20が外方向に大きく弾性変形しないようにしながら、左側の第2のダンパ20によって左側のナット体12に衝突した際の衝撃を吸収するようにする機能をもつ。これにより、左側の第2のダンパ20は、第2のナット体側板44のダンパ押え部44cと第2のストッパ側板43のダンパ押え部43cとによって、左側のリードスクリュー8の径方向に対する寸法が大きくならずに、大きいばね定数のダンパ特性でもって弾性変形する。
【0066】
左側のリードスクリュー8の軸本体8aの一端寄りには、図2に示されるように、雄ねじ8a1に比べて小径のヘリカルギヤ取付用軸部8bが形成されており、ヘリカルギヤ取付用軸部8bの先端寄りには、断面が小判形状をなす回止部8b1が形成されている。そして、軸本体8aの一端には、ヘリカルギヤ取付用軸部8bに比べて小径のねじ部8cが形成されている。
【0067】
左側のリードスクリュー8は、左側のギヤボックス10内で、ヘリカルギヤ取付用軸部8bの基端側に配置された一方側の平座金46および先端側に配置された他方側の平座金47を介して、第2のヘリカルギヤ48が回止部8b1において回り止められて結合され、ヘリカルギヤ取付用軸部8bに装着された一方側の平座金46と第2のヘリカルギヤ48と他方側の平座金47の外側に第2のリードスクリューナット49がねじ込まれることによって、左側のリードスクリュー8に第1のヘリカルギヤ48が固定されている。
【0068】
左側のギヤボックス10は、左側のアッパレール6の下側に配置されていて、この左側のアッパレール6の上部が図示しないシートに固定されている。
【0069】
左側のリードスクリュー8は、シートモータ2のアーマチュア2bに正方向の電源が接続されると、シートモータ2のアーマチュアシャフト2b1が正方向に回転するため、第2のウオームギヤ27に噛合された第2のヘリカルギヤ48が正方向に回転し、よって、正方向に回転する。これに反して、左側のリードスクリュー8は、シートモータ2のアーマチュア2bに逆方向の電源が接続されると、シートモータ2のアーマチュアシャフト2b1が逆方向に回転するため、第2のウオームギヤ27に噛合された第2のヘリカルギヤ48が逆方向に回転し、よって、逆方向に回転する。
【0070】
右側のリードスクリュー7の雄ねじ7a1には右側のナット体11が噛合され、これに反して、左側のリードスクリュー8の雄ねじ8a1には左側のナット体12が噛合されている。
【0071】
右側のナット体11には、右側のリードスクリュー7の雄ねじ7a1がねじ込まれたナット本体11aと、ナット本体11aを収容したナットハウジング11bとが備えられており、ナットハウジング11bは右側のロアレール3にねじ止められている。
【0072】
左側のナット体12には、左側のリードスクリュー8の雄ねじ8a1がねじ込まれたナット本体12aと、ナット本体12aを収容したナットハウジング12bとが備えられており、ナットハウジング12bは左側のロアレール4にねじ止められている。
【0073】
右側、左側のナット体10、11は、右側、左側のリードスクリュー7、8がそれぞれ正方向に回転すると、ナット本体11a、12aが右側、左側のリードスクリュー7、8の雄ねじ7a1、8a1にそれぞれ螺挿されながら、右側、左側のギヤボックス9、10および右側、左側のアッパレール5、6を図1中右方である右側、左側のナット体11、12に近付く側に移動させてシートを後退させ、これに反して、右側、左側のリードスクリュー7、8がそれぞれ逆方向に回転すると、ナット本体11a、12aが右側、左側のリードスクリュー7、8の雄ねじ7a1、8a1にそれぞれ螺挿されながら、右側、左側のギヤボックス9、10および右側、左側のアッパレール5、6を図1中左方である右側、左側のナット体11、12から離れる側に移動させてシートを前進させる。
【0074】
このような構造を有するシートスライド装置1は、右側、左側のアッパレール5、6がシートの下面に取付けられるとともに、右側、左側のロアレール3、4がフロアパネルに固定されて車体に組付けられる。フロアパネルは前方が後方に対して高くなっているため、右側、左側のロアレール3、4および右側、左側のアッパレール5、6のいずれも、前方が上がり、後方が下がるように傾斜して車体に組付けられる。
【0075】
そして、シートモータ2のアーマチュア2bには電源を接続させるためのコントローラが電気的に接続される。コントローラはオートドライビングポジションシステムに併設されているため、マニュアルスイッチの操作によってマニュアル作動用の電流を供給するとともに、イグニションスイッチのオン位置からオフ位置への切換えや、ドアが閉じている状態から開けられた際に発生する検出信号によってオート作動用の電流を供給するようになっている。
【0076】
マニュアルスイッチが前進側に切換えられることによって、シートモータ2のアーマチュア2bに逆側の電源が接続されると、アーマチュアシャフト2b1が逆回転するため、右側のギヤボックス9内で第1のウオームギヤ26が逆回転して第1のヘリカルギヤ37が逆回転し、右側のリードスクリュー7が逆方向に回転する。同時に、左側のギヤボックス10内で第2のウオームギヤ27が逆回転して第2のヘリカルギヤ48が逆回転し、左側のリードスクリュー8が逆方向に回転する。これにより、右側、左側のギヤボックス9、10が右側、左側のナット体11、12から離れる側に上り方向に右側、左側のアッパレール5、6とともに移動するため、シートが前進移動する。
【0077】
シートが前進移動され、最前位置まで来ると、右側、左側の第2のダンパ変形量規制部材22、24において、第2のナット体側板33、44の規制部材本体33b、44bに有する第2のナット体側衝突部33b1、44b1が右側、左側のナット体11、12に衝突する。その際、右側、左側の第2のダンパ変形量規制部材22、24は、右側、左側のリードスクリュー7、8の軸方向に、隙間寸法L5を小さくするように第2のナット体側板33、44が第2のストッパ側板32、43に近付いて、ダンパ保持部34、45の容積を小さくし、右側、左側の第2のダンパ18、20が右側、左側のリードスクリュー7、8の軸方向に沿って弾性変形し、同時に、第2のナット体側板33、44のダンパ押え部33c、44cおよび第2のストッパ側板32、43のダンパ押え部32c、43cが右側、左側の第2のダンパ18、20の外側にそれぞれ配置されていることによって、右側、左側のリードスクリュー7、8の径方向に対し、右側、左側の第2のダンパ18、20が弾性変形せずに、右側、左側のナット体11、12に衝突した際の衝撃が吸収される。その際、右側、左側の第2のダンパ18、20は、それぞれの第2のリードスクリュー挿通部18b、20bが右側、左側のリードスクリュー7、8の軸本体7a、8a側に弾性変形することによって、右側、左側の第2のダンパ18、20が右側、左側のリードスクリュー7、8の径方向に外側に弾性変形しないようにする。
【0078】
そして、右側、左側のリードスクリュー7、8の回転が拘束されるため、コントローラよりの電流供給がカットオフされることによって、シートモータ2のアーマチュア2bが回転を中止され、シートが最前位置で停止する。
【0079】
上記に反して、マニュアルスイッチが後退側に切換えられることによって、シートモータ2のアーマチュア2bに正側の電源が接続されると、アーマチュアシャフト2b1が正回転するため、右側、左側のギヤボックス9、10内で第1、第2のウオームギヤ26、27が正回転して第1、第2のヘリカルギヤ37、48が正回転し、右側、左側のリードスクリュー7、8が正方向に回転する。これにより、右側、左側のギヤボックス9、10が右側、左側のナット体11、12に近付く側に下り方向に右側、左側のアッパレール5、6とともに移動するため、シートが後退移動を始める。
【0080】
シートが後退移動され、最後位置まで来ると、右側、左側の第1のダンパ変形量規制部材21、23において、第1のナット体側板30、41の規制部材本体30b、41bに有する第1のナット体側衝突部30b1、41b1が右側、左側のナット体11、12に衝突する。その際、右側、左側の第1のダンパ変形量規制部材21、23は、右側、左側のリードスクリュー7、8の軸方向に、隙間寸法L5を小さくするように第1のナット体側板30、41が第1のストッパ側板29、40に近付いて、ダンパ保持部31、42の容積を小さくし、右側、左側の第1のダンパ17、19が右側、左側のリードスクリュー7、8の軸方向に沿って弾性変形し、同時に、第1のナット体側板30、41のダンパ押え部30c、41cおよび第1のストッパ側板29、40のダンパ押え部29c、40cが右側、左側の第1のダンパ17、19の外側にそれぞれ配置されていることによって、右側、左側のリードスクリュー7、8の径方向に対し、右側、左側の第2のダンパ17、19が弾性変形せずに、右側、左側のナット体11、12に衝突した際の衝撃が吸収される。その際、右側、左側の第1のダンパ17、19は、それぞれの第1のリードスクリュー挿通部17b、19bが右側、左側のリードスクリュー7、8の軸本体7a、8a側に弾性変形することによって、右側、左側の第1のダンパ17、19が右側、左側のリードスクリュー7、8の径方向に外側に弾性変形しないようにする。
【0081】
そして、右側、左側のリードスクリュー7、8の回転が拘束されるため、コントローラよりの電流供給がカットオフされることによって、シートモータ2のアーマチュア2bが回転を中止され、シートが最後位置で停止する。
【0082】
上記とは異なり、イグニションスイッチがオン位置からオフ位置へ切換えられ、ドアが閉じている状態から開けられると、シートモータ2のアーマチュア2bにコントローラよりオート作動用の電流が供給され、シートモータ2のアーマチュア2bに正側の電源が接続されてアーマチュアシャフト2b1が正回転するため、右側、左側のリードスクリュー7、8が正方向に回転されて右側、左側のギヤボックス9、10が右側、左側のナット体11、12に近付く側に下り方向に右側、左側のアッパレール5、6とともに移動するため、シートが後退移動を始める。
【0083】
シートが後退移動され、最後位置まで来ると、右側、左側の第1のダンパ変形量規制部材21、23において、第1のナット体側板30、41の規制部材本体30b、41bに有する第1のナット体側衝突部30b1、41b1が右側、左側のナット体11、12に衝突する。その際、右側、左側の第1のダンパ変形量規制部材21、23は、右側、左側のリードスクリュー7、8の軸方向に、隙間寸法L5を小さくするように第1のナット体側板30、41が第1のストッパ側板29、40に近付いて、ダンパ保持部31、42の容積を小さくし、右側、左側の第1のダンパ17、19が右側、左側のリードスクリュー7、8の軸方向に沿って弾性変形し、同時に、第1のナット体側板30、41のダンパ押え部30c、41cおよび第1のストッパ側板29、40のダンパ押え部29c、40cが右側、左側の第1のダンパ17、19の外側にそれぞれ配置されていることによって、右側、左側のリードスクリュー7、8の径方向に対し、右側、左側の第2のダンパ17、19が弾性変形せずに、右側、左側のナット体11、12に衝突した際の衝撃が吸収され、その際に、右側、左側の第1のダンパ17、19は、それぞれの第1のリードスクリュー挿通部17b、19bが右側、左側のリードスクリュー7、8の軸本体7a、8a側に弾性変形することによって、右側、左側の第1のダンパ17、19が右側、左側のリードスクリュー7、8の径方向に外側に弾性変形しないようにする。そして、コントローラによってアーマチュア2bに対する電流の供給がカットオフされるため、シートを乗員の乗降をしやすい後退位置に停止させるものとなる。
【0084】
図5には、この発明に係わるシートスライド装置の第2実施例が示されている。
【0085】
この場合、右側の第1のダンパ変形規制部材21の第1のストッパ側板29に備えた規制部材本体29bに、右側のリードスクリュー7の軸方向に沿って、右側の第1のストッパ13に向け傾斜状に突出形成されたテーパ状板部29b2が備えられているとともに、右側のリードスクリュー7に固定された右側の第1のストッパ13の内周側に、規制部材本体29bのテーパ状板部29b2を収容可能な凹部13aが備えられている。
【0086】
また、右側の第2のダンパ変形規制部材22の第2のストッパ側板32に備えた規制部材本体32bに、右側のリードスクリュー7の軸方向に沿って、右側の第2のストッパ14に向けて傾斜状に突出形成されたテーパ状板部32b2が備えられているとともに、右側のリードスクリュー7に固定された右側の第2のストッパ14の内周側に、規制部材本体32bのテーパ状板部32b2を収容可能な凹部14aが備えられている。
【0087】
そして、左側の第1のダンパ変形規制部材23の第1のストッパ側板40に備えた規制部材本体40bに、左側のリードスクリュー8の軸方向に沿って、左側の第1のストッパ15に向けて傾斜状に突出形成されたテーパ状板部40b2が備えられているとともに、左側のリードスクリュー8に固定された左側の第1のストッパ15の内周側に、規制部材本体40bのテーパ状板部40b2を収容可能な凹部15aが備えられている。
【0088】
そしてまた、左側の第2のダンパ変形規制部材24の第2のストッパ側板43に備えた規制部材本体43bに、左側のリードスクリュー8の軸方向に沿って、左側の第2のストッパ16に向けて傾斜状に突出形成されたテーパ状板部43b2が備えられているとともに、左側のリードスクリュー8に固定された左側の第2のストッパ16の内周側に、規制部材本体43bのテーパ状板部43b2を収容可能な凹部16aが備えられている。他の部位は第1実施例と同様である。
【0089】
この場合のシートスライド装置1では、右側、左側の第1のストッパ側板29、40に形成されたテーパ状板部29b2、40b2が右側、左側のリードスクリュー7、8の軸方向に長さ寸法L6を有するため、ダンパ保持部31、42の容積が右側、左側のリードスクリュー7、8の軸方向に拡大されている。そして、右側、左側のリードスクリュー7、8が右側、左側のナット体11、12に噛合されながら、シートの最後位置まで移動することによって、右側、左側の第1のダンパ変形量規制部材21、23に右側、左側のナット体11、12が衝突した際、右側、左側の第1のダンパ17、19が右側、左側のリードスクリュー7、8の軸方向に、より多く弾性変形することによって、右側、左側のリードスクリュー7、8の径方向への弾性変形量を少なくする。
【0090】
そして、右側、左側のリードスクリュー7、8が右側、左側のナット体11、12に噛合されながら、シートの最前位置まで移動することによって、右側、左側の第2のダンパ変形量規制部材22、24に右側、左側のナット体11、12が衝突した際、右側、左側の第2のストッパ側板32、43に形成されたテーパ状板部32b2、43b2によってダンパ保持部34、45の容積が右側、左側のリードスクリュー7、8の軸方向に拡大されているため、右側、左側の第2のダンパ18、20が右側、左側のリードスクリュー7、8の軸方向に、より多く弾性変形することによって、右側、左側のリードスクリュー7、8の径方向への弾性変形量を少なくする。
【0091】
この場合のシートスライド装置1は、シートの重量が比較的大きい高荷重のものであっても、各ダンパ17、18、19、20の外径寸法を変更せずに用いられる。
【0092】
【発明の効果】
この発明の請求項1に係わるシートスライド装置によれば、シートがストローク端までくると、ダンパ変形量規制部材のナット体側板に備えたナット体側衝突部がナット体に衝突するとともに、ダンパ変形量規制部材のストッパ側板に備えたストッパ側衝突部がストッパに衝突する。それ故、ナット体側衝突部がストッパ側衝突部に近付くことによって、リードスクリューの軸方向においての長さが小さくなる方向にダンパの弾性変形が許容されると同時に、リードスクリューの径方向においての長さを大きくしないようにダンパの弾性変形が抑えられ、ダンパは外径が大きくなることがないという優れた効果を奏する。
また、ストッパ側衝突部に形成されたテーパ状板部がストッパの凹部内に収容されていることによって、リードスクリューの軸方向においてのダンパ保持部の長さが拡大されているため、ダンパはリードスクリューの軸方向に対しより多く弾性変形してリードスクリューの径方向への弾性変形量がより少なくされる。それ故、シートの重量が大きい高荷重の装置であっても、ダンパの外径を変更せずにそのまま用いることができるので、該ダンパは高荷重用としても十分な耐久性をもつという優れた効果を奏する。
【0093】
この発明の請求項2に係わるシートスライド装置によれば、シートがストローク端までくると、ダンパ変形量規制部材のナット体側板に備えたナット体側衝突部がナット体に衝突するとともに、ダンパ変形量規制部材のストッパ側板に備えたストッパ側衝突部がストッパに衝突する。その際、ダンパのリードスクリュー挿通部がリードスクリューとのあいだの隙間で弾性変形を許容される。それ故、請求項1の効果に加え、ダンパは、リードスクリューが挿通された内周側にも弾性変形して、外径方向に対する弾性変形量がより一層少なくなるという優れた効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明に係わるシートスライド装置の第1実施例の一部破断平面図である。
【図2】図1に示したシートスライド装置においてのダンパ変形量規制部材まわりの断面図である。
【図3】図1に示したシートスライド装置においてのダンパ変形量規制部材の外観斜視図である。
【図4】図1に示したシートスライド装置においてのダンパまわりの断面図である。
【図5】この発明に係わるシートスライド装置の第2実施例においてのダンパ変形量規制部材まわりの断面図である。
【符号の説明】
1 シートスライド装置
2 シートモータ
2b アーマチュア
3 (ロアレール)右側のロアレール
4 (ロアレール)左側のロアレール
5 (アッパレール)右側のアッパレール
6 (アッパレール)左側のアッパレール
7 (リードスクリュー)右側のリードスクリュー(回転力発生部)
8 (リードスクリュー)左側のリードスクリュー(回転力発生部)
11 (ナット体)右側のナット体
12 (ナット体)左側のナット体
13 (ストッパ)右側の第1のストッパ
13a 凹部
14 (ストッパ)右側の第2のストッパ
14a 凹部
15 (ストッパ)左側の第1のストッパ
15a 凹部
16 (ストッパ)左側の第2のストッパ
16a 凹部
17 (ダンパ)右側の第1のダンパ
17b (リードスクリュー挿通部)第1のリードスクリュー挿通部
18 (ダンパ)右側の第2のダンパ
18b (リードスクリュー挿通部)第2のリードスクリュー挿通部
19 (ダンパ)左側の第1のダンパ
19b (リードスクリュー挿通部)第1のリードスクリュー挿通部
20 (ダンパ)左側の第2のダンパ
20b (リードスクリュー挿通部)第2のリードスクリュー挿通部
21 (ダンパ変形量規制部材)右側の第1のダンパ変形量規制部材
22 (ダンパ変形量規制部材)右側の第2のダンパ変形量規制部材
23 (ダンパ変形量規制部材)左側の第1のダンパ変形量規制部材
24 (ダンパ変形量規制部材)左側の第2のダンパ変形量規制部材
29 (ストッパ側板)第1のストッパ側板
29b1 (ストッパ側衝突部)第1のストッパ側衝突部
29b2 テーパ状板部
30 (ナット体側板)第1のナット体側板
30b1 (ナット体側衝突部)第1のナット体側衝突部
31 ダンパ保持部
32 (ストッパ側板)第2のストッパ側板
32b1 (ストッパ側衝突部)第2のストッパ側衝突部
32b2 テーパ状板部
33 (ナット体側板)第2のナット体側板
33b1 (ナット体側衝突部)第2のナット体側衝突部
34 ダンパ保持部
40 (ストッパ側板)第1のストッパ側板
40b1 (ストッパ側衝突部)第1のストッパ側衝突部
40b2 テーパ状板部
41 (ナット体側板)第1のナット体側板
41b1 (ナット体側衝突部)第1のナット体側衝突部
42 ダンパ保持部
43 (ストッパ側板)第2のストッパ側板
43b1 (ストッパ側衝突部)第2のストッパ側衝突部
43b2 テーパ状板部
44 (ナット体側板)第2のナット体側板
44b1 (ナット体側衝突部)第2のナット体側衝突部
45 ダンパ保持部[0001]
BACKGROUND OF THE INVENTION
The present invention relates to a seat slide device for automatically sliding a seat.
[0002]
[Prior art]
In a seat slide device that automatically slides and moves a seat, when a positive power supply is connected to the seat motor, the armature provided in the seat motor rotates in the forward direction so that the lead screw rotates forward and meshes with the lead screw. The lead screw moves toward one side with respect to the nut body and the seat moves backward. On the other hand, when a power source in the reverse direction is connected to the seat motor, the armature provided in the seat motor rotates in the reverse direction, so that the lead screw rotates in the reverse direction and the lead screw is engaged with the nut body engaged with the lead screw. Moves toward the other side and the seat advances.
[0003]
In such a seat slide device, stoppers corresponding to the stroke of the seat are respectively attached to both ends of the lead screw, and rubber dampers are provided on the nut body side of these stoppers. Also, a rubber damper was built in the nut body. Then, when the seat reaches the stroke end and the stopper collides with the nut body, the shock is moderated by the damper on the lead screw and the damper on the nut body side so as not to generate mechanical noise. .
[0004]
[Problems to be solved by the invention]
In the above-described seat slide device, dampers are respectively attached to both end portions of the lead screw and dampers are also incorporated in the nut body in order to make the damper characteristics effective. For this reason, the quantity of dampers is increased, and the workability during assembly is not good, and the dampers are expensive materials such as urethane rubber, which is disadvantageous in terms of cost.
[0005]
The damper is elastically deformed outward each time the stopper collides with the nut body, but when the damper is greatly elastically deformed outward, it comes into contact with a rail or the like that is movably attached to the vehicle body. there is a possibility. In order to avoid this, if the outer diameter of the damper is reduced, the pressure receiving area of the damper will be reduced, so that the damper will not be able to absorb the impact sufficiently due to excessive deformation, and the damper will be in the axial direction of the lead screw. There is a problem that if the sheet is crushed too much, the stroke of the sheet may be displaced.
[0006]
In the high-load seat slide device having a large weight of the seat, it is difficult to increase the outer diameter of the damper for the reasons described above, and there is anxiety in terms of durability.
[0007]
OBJECT OF THE INVENTION
The seat slide device according to the present invention has a small outer diameter and volume by regulating the rate of elastic deformation of the damper, and can increase or decrease the spring constant with a small number of dampers. An object of the present invention is to provide a seat slide device having sufficient durability even for high loads.
[0008]
[Structure of the invention]
[0009]
[Means for Solving the Problems]
In the seat slide device according to the first aspect of the present invention, the lower rail fixed to the vehicle body side, the upper rail fixed to the seat, which is movably attached along the lower rail, and the positive direction power supply are connected to each other. In addition, a seat motor having an armature that rotates in reverse by connection of a power supply in the reverse direction, a nut body fixed to the lower rail, and a nut body that meshes with the nut body and rotates forward or backward by rotation of the armature of the seat motor. A lead screw that moves the upper rail to the forward or backward side of the seat by moving forward and backward with respect to the body, a stopper that is arranged on the lead screw according to the stroke of the seat, and a stopper arranged in parallel to collide with the nut body DoThe stopper is composed of an elastic damper, a nut body side plate having a nut body side collision portion capable of colliding with the nut body, and a stopper side plate having a stopper side collision portion capable of colliding with the stopper. The stopper side plate and the nut body side plate It is possible to hold the damper with a damper holding portion formed between the two, the length of the damper holding portion in the axial direction of the lead screw can be changed, and the damper in the radial direction of the lead screw A damper deformation amount restricting member disposed on the lead screw so that the length of the holding portion cannot be changed, and a recess formed on the damper side of the stopper so as to be inclined in the axial direction of the lead screw And the stopper side collision portion of the damper deformation amount regulating member is housed in the recess of the stopper, and the lead screw Tapered plate portion capable enlarge the length of the damper holder in the in the axial direction is formed ofIt is characterized by having a configuration.
[0010]
In the seat slide device according to claim 2 of the present invention,the aboveThe damper is formed in a polygonal shape,the aboveThe present invention is characterized in that a lead screw insertion portion through which the lead screw can be inserted is provided.
[0011]
[Effects of the Invention]
In the seat slide device according to
[0012]
In the seat slide device according to claim 2 of the present invention, when the seat reaches the stroke end,The nut body side collision portion provided on the nut body side plate of the damper deformation amount regulating member collides with the nut body, and the stopper side collision portion provided on the stopper side plate of the damper deformation amount regulating member collides with the stopper. At that time, the damperElastic deformation is allowed in the gap between the lead screw insertion portion and the lead screw. Therefore,Claim 1In addition to the above action, the damper is also on the inner peripheral side where the lead screw is inserted.Elastically deforms.
[0013]
【Example】
1 to 4 show a first embodiment of a seat slide device according to the present invention.
[0014]
The illustrated
[0015]
The seat motor 2 is attached to the
[0016]
The right lead screw 7 extends along the right upper rail 5 and has a male nut 7a1 formed at the center of the
[0017]
In the right lead screw 7, a right
[0018]
The
[0019]
The
[0020]
The right lead screw 7 has a right first damper 17 disposed on the male screw 7a1 side of the right
[0021]
As shown in FIG. 4, the first damper 17 on the right side is provided with a first damper
[0022]
The first lead screw insertion portion 17b of the right first damper 17 is arranged so that the right first damper 17 is moved in the axial direction of the right lead screw 7 by a right first damper deformation
[0023]
A right first damper deformation
[0024]
The first
[0025]
The first nut
[0026]
A damper holding portion 31 is formed between the first
[0027]
The right first damper deformation
[0028]
The first damper deformation
[0029]
At the same time, the damper pressing portion 30c of the first nut
[0030]
As shown in FIG. 4, the
[0031]
The second lead screw insertion portion 18b of the right
[0032]
A right second damper deformation
[0033]
The second
[0034]
The second nut
[0035]
A damper holding portion 34 is formed between the second
[0036]
The right second damper deformation
[0037]
The right second damper deformation
[0038]
At the same time, the damper pressing portion 33c of the second nut
[0039]
As shown in FIG. 2, a helical gear mounting shaft portion 7b having a smaller diameter than the male screw 7a1 is formed near one end of the shaft
[0040]
The right lead screw 7 is disposed in the
[0041]
The
[0042]
The right lead screw 7 is engaged with the first worm gear 26 because the armature shaft 2b1 of the seat motor 2 rotates in the forward direction when a positive power source is connected to the armature 2b of the seat motor 2. The helical gear 37 rotates in the positive direction, and thus rotates in the positive direction. On the other hand, when the power source in the reverse direction is connected to the armature 2b of the seat motor 2, the right lead screw 7 rotates in the reverse direction, so that the armature shaft 2b of the seat motor 2 rotates in the reverse direction. The meshed first helical gear 37 rotates in the reverse direction, and thus rotates in the reverse direction.
[0043]
On the other hand, the left lead screw 8 extends along the left upper rail 6 and has a
[0044]
The left lead screw 8 has a left
[0045]
The
[0046]
The
[0047]
The left lead screw 8 has a left first damper 19 disposed on the male screw 8a1 side of the left
[0048]
As shown in FIG. 4, the left first damper 19 is provided with a first damper main body 19a formed of rubber as a material in a substantially cylindrical shape, and the first damper main body 19a includes a first damper main body 19a. A first lead screw insertion portion 19b is formed on the circumferential side. The first lead screw insertion portion 19b has a square hole shape (polygon), and the shaft
[0049]
The first lead screw insertion portion 19b of the left first damper 19 is configured such that the left first damper 19 is moved in the axial direction of the left lead screw 8 by a left first damper deformation
[0050]
A left first damper deformation
[0051]
The first
[0052]
The first nut
[0053]
A damper holding portion 42 is formed between the first
[0054]
Further, the left first damper deformation
[0055]
The first damper deformation
[0056]
At the same time, the damper pressing portion 41c of the first nut
[0057]
As shown in FIG. 4, the
[0058]
The second lead screw insertion portion 20b of the left
[0059]
A left second damper deformation
[0060]
The second
[0061]
The second nut
[0062]
A damper holding portion 45 is formed between the second
[0063]
The left second damper deformation
[0064]
The second damper deformation
[0065]
At the same time, the damper pressing portion 44c of the second nut
[0066]
As shown in FIG. 2, a helical gear mounting shaft portion 8b having a smaller diameter than the male screw 8a1 is formed near one end of the shaft
[0067]
The left lead screw 8 is disposed in the
[0068]
The
[0069]
The left lead screw 8 is engaged with the second worm gear 27 because the armature shaft 2b1 of the seat motor 2 rotates in the forward direction when a positive power source is connected to the armature 2b of the seat motor 2. The helical gear 48 rotates in the positive direction, and thus rotates in the positive direction. On the other hand, when the power source in the reverse direction is connected to the armature 2b of the seat motor 2, the left lead screw 8 rotates in the opposite direction to the armature shaft 2b of the seat motor 2. The meshed second helical gear 48 rotates in the reverse direction, and thus rotates in the reverse direction.
[0070]
The right nut body 11 is meshed with the
[0071]
The right nut body 11 includes a nut main body 11a into which a male screw 7a1 of the right lead screw 7 is screwed, and a nut housing 11b that accommodates the nut main body 11a. The nut housing 11b is attached to the right lower rail 3. Screwed.
[0072]
The
[0073]
When the right and left lead screws 7 and 8 rotate in the forward direction, the
[0074]
In the
[0075]
A controller for connecting a power source is electrically connected to the armature 2b of the seat motor 2. Since the controller is attached to the auto-driving position system, it supplies current for manual operation by operating the manual switch, and it can be switched from the on position to the off position of the ignition switch or when the door is closed. A current for automatic operation is supplied by a detection signal generated during the operation.
[0076]
When the power source on the reverse side is connected to the armature 2b of the seat motor 2 by switching the manual switch to the forward side, the armature shaft 2b1 rotates in the reverse direction, so that the first worm gear 26 is moved in the
[0077]
When the seat is moved forward and comes to the foremost position, the second damper deformation
[0078]
Since the rotation of the right and left lead screws 7 and 8 is restricted, the current supply from the controller is cut off, so that the armature 2b of the seat motor 2 stops rotating and the seat stops at the foremost position. To do.
[0079]
Contrary to the above, when the positive side power source is connected to the armature 2b of the seat motor 2 by switching the manual switch to the reverse side, the armature shaft 2b1 rotates in the forward direction. 10, the first and second worm gears 26, 27 rotate forward, the first and second helical gears 37, 48 rotate forward, and the right and left lead screws 7, 8 rotate in the forward direction. As a result, the right and left
[0080]
When the seat is moved backward and reaches the last position, the first damper
[0081]
Since the rotation of the right and left lead screws 7 and 8 is restricted, the current supply from the controller is cut off, so that the armature 2b of the seat motor 2 is stopped and the seat stops at the last position. To do.
[0082]
Unlike the above, when the ignition switch is switched from the on position to the off position and the door is opened from the closed state, an automatic operation current is supplied to the armature 2b of the seat motor 2 from the controller. Since the positive side power supply is connected to the armature 2b and the armature shaft 2b1 rotates in the forward direction, the right and left lead screws 7 and 8 are rotated in the forward direction so that the right and left
[0083]
When the seat is moved backward and reaches the last position, the first damper
[0084]
FIG. 5 shows a second embodiment of the seat slide device according to the present invention.
[0085]
In this case, the restriction member main body 29 b provided on the first
[0086]
Further, the restriction member main body 32b provided on the second
[0087]
Then, the restricting member main body 40b provided on the first
[0088]
Further, the restricting member main body 43b provided on the second
[0089]
In the
[0090]
The right and left lead screws 7 and 8 are moved to the foremost position of the seat while being engaged with the right and left
[0091]
The
[0092]
【The invention's effect】
According to the seat slide device of the first aspect of the present invention, the seat is the stroke end.When it reaches the nut body side plate of the damper deformation restriction memberNut body side collision part prepared for collision with nut bodyAnd stopper side plate of damper deformation amount regulating memberThe stopper-side collision part provided for collides with the stopper.Therefore, when the nut body side collision part approaches the stopper side collision part, the elastic deformation of the damper is allowed in the direction in which the length of the lead screw in the axial direction is reduced, and at the same time, the length of the lead screw in the radial direction is reduced. The elastic deformation of the damper is suppressed so as not to increase the thickness, and the damper has an excellent effect that the outer diameter does not increase.
Also formed on the stopper side collision partSince the length of the damper holding portion in the axial direction of the lead screw is increased by accommodating the tapered plate portion in the recess of the stopper, the damper is more elastic with respect to the axial direction of the lead screw. Deformation reduces the amount of elastic deformation in the radial direction of the lead screw.Therefore, the weight of the seatWithout changing the outer diameter of the damperAs it isCan be usedThe damper isIt has an excellent effect of having sufficient durability even for heavy loads.
[0093]
According to the seat slide device according to claim 2 of the present invention, when the seat reaches the stroke end,The nut body side collision portion provided on the nut body side plate of the damper deformation amount regulating member collides with the nut body, and the stopper side collision portion provided on the stopper side plate of the damper deformation amount regulating member collides with the stopper. At that time, the damperElastic deformation is allowed in the gap between the lead screw insertion portion and the lead screw. Therefore,Claim 1In addition to the effect, the damper is also elastically deformed on the inner peripheral side through which the lead screw is inserted,Outer diameterThe amount of elastic deformation relative to the direction isEven lessThere is an excellent effect.
[Brief description of the drawings]
FIG. 1 is a partially broken plan view of a first embodiment of a seat slide device according to the present invention.
2 is a cross-sectional view around a damper deformation amount regulating member in the seat slide device shown in FIG. 1. FIG.
3 is an external perspective view of a damper deformation amount regulating member in the seat slide device shown in FIG. 1. FIG.
4 is a sectional view around a damper in the seat slide device shown in FIG. 1. FIG.
FIG. 5 is a sectional view around a damper deformation amount regulating member in a second embodiment of the seat slide device according to the present invention.
[Explanation of symbols]
1 Seat slide device
2 Sheet motor
2b Armature
3 (Lower rail) Right lower rail
4 (Lower rail) Left lower rail
5 (Upper rail) Right upper rail
6 (Upper rail) Left upper rail
7 (Lead screw) Right side lead screw (rotation force generator)
8 (Lead screw) Left lead screw (rotation force generator)
11 (Nut body) Right nut body
12 (Nut body) Left nut body
13 (Stopper) Right first stopper
13a recess
14 (Stopper) Right second stopper
14a recess
15 (Stopper) Left first stopper
15a recess
16 (Stopper) Second stopper on the left
16a recess
17 (Damper) Right first damper
17b (lead screw insertion portion) first lead screw insertion portion
18 (Damper) Second damper on the right
18b (Lead screw insertion part) Second lead screw insertion part
19 (Damper) The first damper on the left
19b (lead screw insertion portion) first lead screw insertion portion
20 (Damper) Second damper on the left
20b (lead screw insertion portion) second lead screw insertion portion
21 (Damper Deformation Control Member) Right first damper deformation control member
22 (Damper deformation amount regulating member) Second damper deformation amount regulating member on the right side
23 (Damper Deformation Control Member) Left first damper deformation control member
24 (Damper Deformation Restriction Member) Left second damper deformation restriction member
29 (Stopper side plate) First stopper side plate
29b1 (Stopper side collision part) First stopper side collision part
29b2 Tapered plate
30 (Nut body side plate) First nut body side plate
30b1 (Nut body side collision part) 1st nut body side collision part
31 Damper holding part
32 (Stopper side plate) Second stopper side plate
32b1 (stopper side collision part) second stopper side collision part
32b2 Tapered plate
33 (Nut body side plate) Second nut body side plate
33b1 (Nut body side collision part) Second nut body side collision part
34 Damper holding part
40 (Stopper side plate) First stopper side plate
40b1 (stopper side collision part) first stopper side collision part
40b2 Tapered plate
41 (Nut body side plate) First nut body side plate
41b1 (Nut body side collision part) 1st nut body side collision part
42 Damper holding part
43 (Stopper side plate) Second stopper side plate
43b1 (stopper side collision part) second stopper side collision part
43b2 Tapered plate
44 (Nut body side plate) Second nut body side plate
44b1 (Nut body side collision part) Second nut body side collision part
45 Damper holding part
Claims (2)
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