JP3805550B2 - Cooker - Google Patents
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Description
【0001】
【発明の属する技術の分野】
本発明は、魚等の焼き物調理を行う加熱調理器に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、例えばガスこんろを備えると共に、魚等の焼き物調理を行うグリル装置が組付けられたガステーブルが知られている。該グリル装置は魚等の調理物を収容する加熱室(グリル庫)と該グリル庫内に備えられたガスバーナ(グリルバーナ)とからなり、グリル庫内に収容された魚等の調理物をグリルバーナで加熱することにより該調理物の加熱調理(焼き物調理)を行う。
【0003】
前記ガステーブルによれば、使用者はガスこんろを用いて煮物調理等を行いながら、同時にグリル装置により魚等の焼き物調理を行うことができる。しかし、グリル装置で焼き物調理を行う場合、一旦グリル庫内に収容された調理物は使用者の目に付きにくいため、使用者が煮物調理物等に気を奪われてグリルバーナの消火操作を忘れ、グリル庫内の調理物を焼き過ぎてしまい易いという問題がある。
【0004】
この問題を解決するため、グリルバーナの点火時からの燃焼継続時間を計測するタイマを備え、該タイマによる計測時間が所定の消し忘れ判定時間を超えたときに、使用者がグリルバーナの消火操作を忘れていると判断して、グリルバーナを強制的に消火する消し忘れ防止処理を行うグリル装置が知られている。かかるグリル装置においては、前記消し忘れ判定時間は、焼き物調理の途中で前記消し忘れ防止処理が行われ、グリルバーナが消火されて焼き物調理が中止されてしまわないように、焼き物調理において通常要する時間範囲の上限よりも長い時間に余裕を持って設定されていた。
【0005】
しかし、実際に焼き物調理に必要な時間は、調理物の大きさや種類によって異なる。そのため、比較的短時間で焼き物調理が終了する干物等の調理を開始した後に、使用者がグリルバーナの消火操作を忘れたときには、前記消し忘れ防止処理によりグリルバーナが強制的に消火される前に焼き物調理に必要な時間を越えてしまい、調理物を焼き過ぎてしまう可能性が高かった。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
本発明は、上記背景を鑑み、使用者が加熱手段の停止操作を忘れたときに、調理物の焼き過ぎが生じる可能性を減少させた加熱調理器を提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】
本発明は、上記目的を達成するためになされたものであり、加熱室内に収容された調理物を加熱する加熱手段と、該加熱手段の作動開始時からの作動継続時間を計時する計時手段と、該計時手段により計時された前記加熱手段の作動継続時間が所定の消し忘れ判定時間を越えたときに、前記加熱手段の作動を停止する消し忘れ防止手段とを備えた加熱調理器の改良に関する。
【0008】
前記加熱手段により調理物の加熱調理を開始してから、該調理物が焼き上がるまでに要する時間(以下、必要加熱時間という)は、調理物の大きさや量、或いは種類によって異なる。そのため、前記消し忘れ判定時間を、一般的な調理物(生の丸魚、生の切り身、干物魚等)に対応する必要加熱時間の変動範囲(前記加熱手段による加熱調理において通常要する時間範囲)の上限よりも長い一定時間に定めると、必要加熱時間が短い干物等の調理物の加熱調理を行ったときに、該必要加熱時間よりも前記消し忘れ判定時間のほうがはるかに長くなる場合が生じ得る。
【0009】
そして、この場合には、加熱調理の開始後に使用者が前記加熱手段の停止操作を忘れると、調理物の必要加熱時間を過ぎてから前記消し忘れ判定時間に至るまでに長い時間がかかるため、前記消し忘れ防止手段により前記加熱手段の作動が停止される前に調理物を焼き過ぎてしまうという不都合がある。
【0010】
そこで、かかる不都合が生じることを防止するため、本発明は、使用者の操作に応じて前記消し忘れ判定時間の選択を指示する判定時間選択手段と、該判定時間選択手段からの指示に応じて、前記消し忘れ判定時間を、一般的な調理物に対応した、前記加熱手段により調理物の加熱調理を開始してから該調理物が焼き上がるまでに要する時間である必要加熱時間の変動範囲の上限よりも長い第1判定時間と該第1判定時間よりも短い第2判定時間とに切替えて設定する判定時間設定手段とを設けたことを特徴とする。
【0011】
かかる本発明によれば、使用者は加熱調理を行う際に、前記判定時間選択手段を操作して調理物の必要加熱時間に応じて前記消し忘れ判定時間を選択することができる。そして、必要加熱時間が短い調理物の加熱調理を行うときは、前記消し忘れ判定時間として前記第2判定時間を選択することで、前記消し忘れ判定時間を該必要加熱時間に近づけて設定することができ、これにより、使用者が前記加熱手段の停止操作を忘れたときに、該調理物を焼き過ぎてしまう可能性を減少させることができる。
【0012】
また、使用者が前記判定時間選択手段による前記消し忘れ判定時間の選択を忘れて、必要加熱時間が短い調理物の加熱調理を実行したときに、前記消し忘れ判定時間が前記第1判定時間に設定された状態であったときには、該必要加熱時間よりも前記消し忘れ判定時間の方がきわめて長くなる場合がある。この場合に、加熱調理の開始後、使用者が前記加熱手段の作動停止操作を忘れると、必要加熱時間が経過した後も加熱調理が続行され、前記消し忘れ防止手段により前記加熱手段の作動が停止される前に調理物が焼き過ぎとなってしまうという不都合が生じる。
【0013】
そこで、かかる不都合に対処するため、本発明は、前記判定時間設定手段が、前記加熱手段の作動開始時に、前記判定時間選択手段からの指示の有無に拘わらず、前記消し忘れ判定時間を前記第2判定時間に強制的に設定することを特徴とする。
【0014】
かかる本発明によれば、加熱調理を開始する際に、使用者が前記消し忘れ判定時間の選択を忘れた場合は、前記消し忘れ判定時間は、前記第2判定時間に強制的に設定された状態に保持される。そのため、必要加熱時間が短い調理物の加熱調理を行う場合に、該必要加熱時間よりも前記消し忘れ判定時間の方がきわめて長くなる可能性が減少し、これにより、使用者が前記加熱手段の停止操作を忘れたときに、該調理物を焼き過ぎてしまう可能性を減少させることができる。
【0015】
また、使用者が、前記判定時間設定手段により前記消し忘れ判定時間が前記第2判定時間に強制的に設定されていることに気づかずに、必要加熱時間が前記第2判定時間よりも長い調理物の加熱調理を行った場合は、該加熱調理の途中で前記消し忘れ防止手段により前記加熱手段の作動が停止され、使用者の意に反して加熱調理が途中で終了してしまうという不都合が生じる。
【0016】
そこで、前記判定時間設定手段により前記消し忘れ判定時間が前記第2判定時間に設定されていることを使用者に報知する報知手段を設けたことを特徴とする。
【0017】
かかる本発明によれば、前記報知手段により、前記消し忘れ判定時間が前記第2判定時間に強制的に設定されていることを使用者に報知することで、前記判定時間選択手段により、調理物の必要加熱時間に応じた前記消し忘れ判定時間を設定することを使用者に促すことができる。そして、使用者は、必要加熱時間が前記第2判定時間よりも長い調理物の加熱調理を行うときには、前記判定時間選択手段により、前記消し忘れ判定時間を前記第2判定時間から前記第1判定時間に切換えることで、加熱調理の途中で前記消し忘れ防止手段により前記加熱手段の作動が停止されてしまうという不都合が生じることを防止することができる。
【0018】
また、加熱調理が終了し前記加熱手段の作動が停止された直後は、前記加熱室内の温度が上昇した状態にある。そして、このように前記加熱室内の温度が上昇した状態で加熱調理を開始したときは、前記加熱室内の温度が低下(室温程度)した状態で加熱調理を開始したときよりも調理物の必要加熱時間が短くなる。
【0019】
そこで、本発明は、前記加熱手段の作動停止後、所定時間内に前記加熱手段の作動が再開されたときに、前記第1判定時間と前記第2判定時間とを短縮する補正を行う判定時間補正手段を設けたことを特徴とする。
【0020】
かかる本発明によれば、前記加熱手段の作動停止後、前記所定時間内に前記加熱手段の作動が再開されたとき、即ち、前記加熱室内の温度が上昇し、必要加熱時間が短くなった状態で前記加熱手段の作動が再開されたときは、前記判定時間補正手段により前記第1判定時間と前記第2判定時間とが短縮される。そのため前記加熱室内の温度が上昇した状態で加熱調理が開始され、必要加熱時間が減少した状態であるときに、該必要加熱時間よりも前記消し忘れ判定時間の方が長くなる可能性を減少させることができ、これにより、使用者が前記加熱手段の停止操作を忘れたときに、該調理物が焼き過ぎとなる可能性を減少させることができる。
【0021】
また、前記加熱手段は、前記加熱室に収容された調理物を上方から加熱する上方加熱手段と該調理物を下方から加熱する下方加熱手段とからなり、該調理物を該上方加熱手段と該下方加熱手段のいずれか一方で加熱する片面加熱と、該調理物を該上方加熱手段と該下方加熱手段の双方で加熱する両面加熱とを、使用者の指示に応じて選択的に実行する選択加熱制御手段を備え、前記判定時間設定手段は、前記両面加熱実行時の前記第1判定時間と前記第2判定時間とを、前記片面加熱実行時の前記第1判定時間と前記第2判定時間よりもそれぞれ短い時間に設定することを特徴とする。
【0022】
前記両面調理を行う場合は、前記片面調理を行う場合よりも調理物に対する加熱量が多くなるため、必要加熱時間が短くなる。そのため、前記判定時間設定手段により、前記両面加熱実行時の前記第1判定時間と前記第2判定時間とを、前記片面加熱実行時の前記第1判定時間と前記第2判定時間よりもそれぞれ短くすることで、前記両面加熱実行時に、必要加熱時間よりも前記消し忘れ判定時間が長くなる可能性を減少させることができる。これにより、使用者が前記加熱手段の停止操作を忘れたときに、該調理物が焼き過ぎとなる可能性を減少させることができる。
【0023】
【発明の実施の形態】
本発明の実施の形態の一例について、図1〜図5を参照して説明する。図1は本発明の加熱調理器であるグリル装置を備えたガステーブルの斜視図、図2は図1に示したガステーブルの制御ブロック図、図3は図2に示したコントローラで使用されるデータテーブル、図4及び図5は図2に示したコントローラの作動フローチャートである。
【0024】
図1を参照して、本実施の形態のガステーブル1は、上面に左こんろ2及び右こんろ3を備え、前面にグリル装置4を備えている。グリル装置4はガステーブル1の本体5内に内蔵されており、ガステーブル1の本体5の正面に設けられた開閉扉6から魚等の調理物が出し入れされる。また、ガステーブル1の本体5の正面には、グリル装置4の点火/消火ボタン7、左こんろ2の点火/消火ボタン8,及び右こんろ3の点火/消火ボタン9が設けられている。
【0025】
また、10a,10bはグリル装置4のバーナの火力調整つまみ、11は左こんろ2の火力調整つまみ、12は右こんろ3の火力調整つまみであり、13はグリル装置4の消し忘れを監視するための消し忘れ判定時間の設定(長時間/短時間)を選択する選択スイッチ(本発明の判定時間選択手段に相当する)、14は選択スイッチ13により短時間が選択されたときに点灯するランプ(本発明の報知手段に相当する)である。
【0026】
点火/消火ボタン7,8,9は、いずれもハートカムまたは変形ハートカムによるプッシュ・プッシュ機構により作動するようになっている。すなわち、点火/消火つまみ7,8,9は、図示しないスプリングにより前方に付勢されており、突出位置(消火位置)から押し込まれると押し込み位置(点火位置)に達し、この状態で押し込みを開放すると中間位置(燃焼位置)に係止され、中間位置から再度押し込まれ開放されると元の突出位置(消火位置)に復帰するようになっている。
【0027】
次に、図2を参照して、グリル装置4は、図1に示した開閉扉6の内部が魚等の調理物Fを載置するグリル庫20(本発明の加熱室に相当する)となっている。グリル庫20の天井には燃焼面が下方に向けられた上方バーナ21(本発明の加熱手段に相当する)が設けられ、また、グリル庫20の両側の側壁下部には炎口が内方に向けられた下方バーナ22(本発明の加熱手段に相当する)が設けられている。そして、上方バーナ21には主ガス供給管23から分岐した上方バーナ用ガス供給管24が接続され、下方バーナ22には下方バーナ用ガス供給管25が接続されている。
【0028】
また、左こんろ2には左こんろバーナ26が設けられ、右こんろ3には右こんろバーナ27が設けられている。そして、左こんろバーナ26及び右こんろバーナ27には、主ガス供給管23から分岐する左こんろバーナ用ガス供給管28及び右こんろバーナ用ガス供給管29がそれぞれ接続されている。
【0029】
主ガス供給管23から上方バーナ用ガス供給管24及び下方バーナ用ガス供給管25への分岐点の上流側には、上方バーナ21と下方バーナ22に対する燃料ガスの供給/遮断を制御するための電磁弁30が設けられている。また、上方バーナ用ガス供給管24には火力調整つまみ10aにより機械的に開度が可変される火力調整弁31aが設けられ、下方バーナ用ガス供給管25には火力調整つまみ10bにより機械的に開度が可変される火力調整弁31bが設けられている。
【0030】
また、左こんろ用ガス供給管28には、左こんろバーナ26に対する燃料ガスの供給/遮断を制御するための電磁弁32が設けられ、右こんろ用ガス供給管29には、右こんろバーナ27に対する燃料ガスの供給/遮断を制御するための電磁弁33が設けられている。さらに、左こんろ用ガス供給管28及び右こんろ用ガス供給管29には、火力調整つまみ11,12(図1参照)により機械的に作動される図示しない火力調整弁がそれぞれ設けられている。
【0031】
そして、上方バーナ21,下方バーナ22,左こんろバーナ26,及び右こんろバーナ27には、それぞれ点火電極34,35,36,37及び各バーナの燃焼状態を検知するための熱電対38,39,40,41が設けられている。
【0032】
ガステーブル1は、左こんろ2,右こんろ3,及びグリル装置4の燃焼動作を制御するコントローラ50を備えている。コントローラ50は、CPU,ROM,RAM等から構成される電子ユニットであり、燃焼制御手段51(本発明の選択加熱制御手段の機能を含む),タイマ52(本発明の計時手段に相当する),消し忘れ防止手段53,判定時間設定手段54,及び判定時間補正手段55を備える。
【0033】
燃焼制御手段51は左こんろ2,右こんろ3,及びグリル装置4の燃焼動作を制御する。また、消し忘れ防止手段53は、タイマ52,判定時間設定手段54,判定時間補正手段55,及び燃焼制御手段51と共に、グリル装置4が燃焼動作を開始してから、前記消し忘れ判定時間内に使用者がグリル装置4の消火操作を行わなかった場合に、前記消し忘れ判定時間の終了時にグリル装置4の燃焼動作を強制的に停止する消し忘れ防止処理を行う。
【0034】
コントローラ50は、使用者による点火/消火ボタン7,8,9の押圧操作に応じてそれぞれON/OFFする点火/消火スイッチ70,71,72、及び熱電対38,39,40,41と接続される。そして、燃焼制御手段51は、点火/消火スイッチ70,71,72のON/OFF状態を検知することで、点火/消火ボタン7,8,9の操作状態を認識する。
【0035】
さらに、コントローラ50は、電磁弁30,32,33及び点火電極34,35,36,37と接続される。そして、燃焼制御手段51は、電磁弁30,32,33への通電と通電遮断を切替えることにより、電磁弁30,32,33の開閉制御を行う。
【0036】
グリル装置4を用いるときは、使用者は先ず点火/消火ボタン7を押圧してグリル装置4の点火操作を行う。この点火操作に応じて点火/消火スイッチ70がON状態となり、該ON状態となったことを認識した燃焼制御手段51は、点火電極34と35に高電圧を印加して火花放電を生じさせ、電磁弁30を開弁して上方バーナ21と下方バーナ22への燃料ガスの供給を開始することで、上方バーナ21と下方バーナ22の点火処理を行う。
【0037】
使用者が火力調整つまみ10a,10bを操作すると、それに応じて火力調整弁31a,31bの開度が可変され、上方バーナ21と下方バーナ22の火力が、それぞれ強火力、弱火力、消火の3段階に調節される。そして、火力調整つまみ10aが消火位置に操作されたときは下方バーナ22のみによる調理物Fの片面加熱が行われ、火力調整つまみ10bが消火位置に操作されたときは上方バーナ21のみによる調理物Fの片面加熱が行われる。
【0038】
また、火力調整つまみ10a,10bが共に強火力または弱火力位置に操作されたときは、上方バーナ21及び下方バーナ22による調理物(魚F)の両面加熱が行われる。尚、火力調整つまみ10a,10bは、一方が消火位置にある場合は、他方は消火位置に操作できないように構成されている。
【0039】
また、火力調整つまみ10a,10bには、火力調整つまみ10a,10bが消火位置にあるときにONし、消火位置以外(弱火力,強火力)の位置にあるときにOFFするスイッチ73,74がそれぞれ内蔵されている。そして、スイッチ73,74はコントローラ50と接続され、コントローラ50はスイッチ73と74のON/OFF状態を検知することで、グリル装置4の加熱状態が両面加熱と片面加熱のどちらの状態にあるかを認識する。
【0040】
そして、使用者が点火/消火ボタンを再び押圧して消火操作を行うと、点火/消火スイッチ70がOFF状態となり、該OFF状態を認識した燃焼制御手段51は、電磁弁30を閉弁して上方バーナ21と下方バーナ22への燃料ガスの供給を停止し、上方バーナ21と下方バーナ22の燃焼を停止する。
【0041】
ここで、通常、使用者は、グリル装置4による魚等の調理物Fの両面加熱或いは片面加熱による加熱調理 (焼き物調理)を開始した後、調理物Fの焼き具合を確認しながら焼き物調理を続行し、調理物Fが焼き上がったと判断したときに、点火/消火ボタン7を押圧して消火操作を行い、グリル装置4の燃焼動作を停止する。
【0042】
しかし、図1に示したように、グリル装置4の内部は見にくいため、特に左こんろ2や右こんろ3をグリル装置4と同時に使用したときに、使用者は、左こんろ2に置かれた調理物に気を取られてグリル装置4で加熱調理を行っていることを忘れ易い。そして、グリル装置4で加熱調理を行っていることを忘れて、グリル装置4の燃焼停止を怠ったときには、調理物Fを焼き過ぎてしまうという不都合がある。
【0043】
そこで、本実施の形態のコントローラ50は、このように使用者がグリル装置4の燃焼停止操作を忘れたときに、調理物Fを焼き過ぎてしまうことを防止するため、上述した消し忘れ防止処理を行っている。
【0044】
以下、図4,図5のフローチャートを参照して、グリル装置4の消し忘れ防止処理について詳説する。
【0045】
図4を参照して、STEP1〜STEP2は判定時間設定手段54による処理である。判定時間設定手段54は、燃焼制御手段51により上方バーナ21と下方バーナ22の点火処理が行われてグリル装置4の燃焼動作が開始されると、STEP1からSTEP2に進んで第1判定時間と第2判定時間を図3(a)のデータテーブルに従って両面加熱に対応した時間に設定する。両面加熱を行う場合は片面加熱を行う場合よりも加熱量が大きくなるため、当然必要加熱時間が短くなる。
【0046】
そこで、判定時間設定手段54は、図3(a)のデータテーブルに示したように、両面加熱を実行したときの消し忘れ防止判定時間を片面加熱を実行するときの消し忘れ判定時間よりも短い時間に設定する。また、図3(a)のデータテーブルにおいて、第1判定時間は、加熱調理の途中で消し忘れ防止処理が実行され、使用者の意に反して加熱調理が中止されることを防止するため、一般的な調理物(丸の生魚、切り身の生魚、干物魚等)に対応した必要加熱時間の変動範囲の上限よりも長い時間に余裕を持って設定される。一方、第2判定時間は第1判定時間よりも短く、干物等の比較的必要時間が短いものを想定して設定される。
【0047】
続くSTEP3〜STEP4及びSTEP3から分岐したSTEP20〜STEP21は判定時間補正手段55による処理である。判定時間補正手段55は、グリル装置4の点火処理が前回の燃焼停止から所定時間T(分)以内に行われたときは、STEP3からSTEP20に分岐する。そして、判定時間補正手段55は、STEP20で第1判定時間と第2判定時間を短縮する補正を行う。
【0048】
この補正は、前回の燃焼停止からの経過時間が短く、グリル庫20内の温度がまだ高い状態で加熱調理が開始されたときは、グリル庫20内の温度が室温にある状態で加熱調理が開始されたときよりも必要加熱時間が短くなることを考慮して行うものである。具体的には、判定時間補正手段55は、図3(b)に示したデータテーブルに従って第1判定時間と第2判定時間を再設定することで、第1判定時間と第2判定時間を短縮する。
【0049】
このように判定時間補正手段55により、第1判定時間と第2判定時間を短縮する補正を行うことで、第1判定時間と第2判定時間の設定を実際の必要加熱時間の変化に応じて変更することができる。そして、判定時間補正手段55は、第1判定時間と第2判定時間の補正を行ったときはSTEP21で補正フラグ(図中補正F)をセット(=1)し、補正を行わなかったときにはSTEP4で補正フラグをリセット(=0)する。
【0050】
続くSTEP5〜STEP7は判定時間設定手段54による処理である。判定時間設定手段54は、STEP5で消し忘れ判定時間の初期設定を短時間に設定された第2判定時間とし、STEP6で消し忘れ判定時間が第2判定時間に設定されたことを使用者に報知するために短時間ランプ14を点灯し、STEP7で消し忘れ判定時間が第2判定時間に設定されたことを示す短時間フラグ (図中短時間F)をセット(=1)する。
【0051】
このように、消し忘れ判定時間の初期設定を第1判定時間よりも短い第2判定時間とすることで、使用者が消し忘れ判定時間を選択することを忘れたときに、調理物の必要加熱時間よりも消し忘れ判定時間の方が長くなる可能性が減少し、これにより使用者がグリル装置4の消火操作を忘れたときに、調理物の焼き過ぎが生じる可能性を減少させることができる。
【0052】
また、短時間ランプ14を点灯させることで、使用者に消し忘れ判定時間が第2判定時間に設定されていることを報知し、消し忘れ判定時間の選択操作を促すことができる。そして、判定時間設定手段54はSTEP8でタイマ52をスタートさせ、以後、STEP9〜STEP12のループが、STEP11でタイマ42の計測時間が消し忘れ判定時間を超えるか、又はSTEP12で使用者が点火/消火ボタン7(図1参照)を消火操作したことが認識されるまで繰り返し実行される。
【0053】
STEP9及びSTEP9から分岐したSTEP30〜STEP36は、使用者により選択スイッチ13が操作されたときの、判定時間設定手段54の処理である。判定時間設定手段54は、使用者により消し忘れ判定時間の選択スイッチ13が操作される度に、消し忘れ判定時間を第1判定時間と第2判定時間とに切替えて設定する。
【0054】
即ち、使用者が消し忘れ判定時間の選択スイッチ13を操作すると、STEP9からSTEP30に分岐し、判定時間設定手段54は、短時間フラグ(短時間F)がセット(=1)されていたとき(消し忘れ判定時間が第2判定時間に設定されていたとき)は、STEP30からSTEP34に分岐して、消し忘れ判定時間を第1判定時間に切替えて設定し、STEP35で短時間ランプ14を消灯し、STEP36で短時間フラグをリセット(=0)する。
【0055】
また、STEP30で短時間フラグがリセット(=0)されていたとき(消し忘れ判定時間が第1判定時間に設定されていたとき)には、STEP30からSTEP31に進んで、判定時間設定手段54は消し忘れ判定時間を第2判定時間に設定し、STEP32で短時間ランプ14を点灯し、STEP33で短時間フラグをセット(=1)する。
【0056】
このように調理物の必要加熱時間に応じて、消し忘れ判定時間を選択することで、加熱調理を行おうとする調理物の必要加熱時間により近い消し忘れ判定時間が設定され、上述した調理物の焼き過ぎが生じることや、加熱調理の途中で消し忘れ防止処理が実行されてグリル装置4の燃焼動作が停止される可能性を減少させることができる。また、このように使用者に消し忘れ判定時間を選択させることで、グリル装置4の燃焼停止操作を行うことを意識させることができ、これにより使用者がグリル装置4の燃焼停止操作を忘れることを防止する効果が得られる。
【0057】
続くSTEP10及びSTEP10から分岐したSTEP40,STEP41,STEP45,STEP43,STEP44,STEP47は判定時間設定手段54による処理であり、STEP42,STEP46は判定時間補正手段55による処理である。
【0058】
STEP10で、グリル装置4の加熱状態が両面加熱から片面加熱、或いは片面加熱から両面加熱に変化したことを、火力調整つまみ10a,10bに内蔵されたスイッチ73,74のON/OFF状態から認識すると、判定時間設定手段54はSTEP10からSTEP40に分岐する。そして、判定時間設定手段54は、グリル装置4の加熱状態が片面加熱から両面加熱に変化したときは、STEP40からSTEP45に分岐して、図3(a)に示したデータテーブルに従って第1判定時間を9分に設定し、第2判定時間を15分に設定する。
【0059】
一方、グリル装置4の加熱状態が両面加熱から片面加熱に変化したときには、STEP40からSTEP41に進んで、判定時間設定手段54は、図3(a)に示したデータテーブルに従って第1判定時間を24分、第2判定時間を15分に設定する。
【0060】
そして、次のSTEP42で補正フラグ(補正F)がセット(=1)されていたとき、即ち、実行されている加熱調理が前回の燃焼停止から所定時間T(分)が経過する前に開始されたものであるときは、STEP46に分岐して、上述したSTEP20の処理と同様に、判定時間補正手段55は、図3(b)に示したデータテーブルに従って第1判定時間と第2判定時間を短縮する補正を行う。
【0061】
次のSTEP11及びSTEP11から分岐したSTEP50は、消し忘れ防止手段53による処理である。消し忘れ防止手段53は、STEP8で計時動作が開始されてからのタイマ42の計測時間が消し忘れ判定時間を超えたが否かを判断し、タイマ42の計測時間が消し忘れ判定時間を超えたときは、STEP50に分岐して燃焼制御手段51に対してグリル装置4の燃焼停止を指示する。
【0062】
そして、燃焼制御手段51は、消し忘れ防止手段53からの燃焼停止指示に応じて、電磁弁30を閉弁して上方バーナ21及び下方バーナ22への燃料ガスの供給を停止し、グリル装置4の燃焼動作を停止する。これにより、使用者がグリル装置4の燃焼停止操作を忘れときに、グリル装置の燃焼動作が強制的に停止される。
【0063】
ここで、消し忘れ判定時間は上述したように、使用者により調理物の必要加熱時間に応じて選択され、また、両面/片面加熱、及び加熱調理開始時のグリル庫20内の温度に応じて設定、補正されるので、該消し忘れ判定時間は調理物の必要加熱時間の付近に設定される。そのため、消し忘れ判定時間が調理物の必要加熱時間よりも極端に長い時間に設定される可能性が減少し、使用者がグリル装置4の燃焼停止操作を忘れたときに、消し忘れ防止手段53によりグリル装置4の燃焼停止指示がなされる前に、調理物が焼き過ぎとなってしまう可能性を減少させることができる。
【0064】
また、燃焼制御手段51は、STEP12で、スイッチ70がOFF状態となったことを検知してグリル装置4の点火/消火ボタン7の消火操作がなされたことを認識したときは、電磁弁30を閉弁して上方バーナ21と下方バーナ22への燃料ガスの供給を停止し、上方バーナ21と下方バーナ22を消火してグリル装置4の燃焼動作を停止する。
【0065】
尚、本実施の形態におけるグリル装置4では、図4のSTEP5で消し忘れ判定時間の初期値を第2判定時間に設定する処理を行い、また、図4のSTEP20及び図5のSTEP46で消し忘れ判定時間を短縮する補正処理を行うことで、本発明の最良の効果を得ているが、これらの処理を行わない場合であっても、或いはこれらの処理のうちのいずれか一方のみを行う場合であっても本発明の効果を得ることができる。
【0066】
また、本実施の形態では、コントローラ50はグリル装置4が両面加熱状態であるか片面加熱状態であるかを、火力調節つまみ10a,10bに内蔵されたスイッチ73,74のON/OFF状態を検知することで認識したが、上方バーナ21と下方バーナ22の付近に設けられた熱電対の出力により認識してもよい。さらに、使用者の操作に応じて両面/片面加熱のいずれを行うかを指示するスイッチを設け、該スイッチのON/OFF状態を検知することでグリル装置4が両面加熱状態であるか片面加熱状態であるかを認識するようにしてもよい。
【0067】
また、本実施の形態では、本発明の加熱調理器として、ガスバーナを加熱手段とするグリル装置を示したが、石油バーナや電気ヒータ等を加熱手段とするグリル装置であってもよく、さらに、ガステーブルに備えられたグリル装置以外に、ロースターやグリルレンジ等の加熱調理器に対しても本発明の適用が可能である。
【0068】
また、本実施の形態では、上方バーナと下方バーナによる両面加熱が可能なグリル装置を示したが、片面加熱のみが可能なグリル装置に対しても本発明の適用が可能である。
【0069】
また、本実施の形態では、消し忘れ防止処理を行うための消し忘れ判定時間を第1判定時間と第2判定時間という2段階に切替えて設定したが、3段階以上に設定するようにしてもよい。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の加熱調理器であるグリル装置を備えたガステーブルの斜視図。
【図2】図1に示したガステーブルの制御ブロック図。
【図3】図2に示したコントローラで使用されるデータテーブル。
【図4】図2に示したコントローラの作動フローチャート。
【図5】図2に示したコントローラの作動フローチャート。
【符号の説明】
1…ガステーブル、2…左こんろ、3…右こんろ、4…グリル装置、7,8,9…点火/消火ボタン、10a,10b…火力調整つまみ、13…選択スイッチ、14…ランプ、20…グリル庫、21…上方バーナ、22…下方バーナ、50…コントローラ、51…燃焼制御手段、52…タイマ、53…消し忘れ防止手段、54…判定時間設定手段、55…判定時間補正手段[0001]
[Field of the Invention]
The present invention relates to a cooking device for cooking grilled fish and the like.
[0002]
[Prior art]
2. Description of the Related Art Conventionally, there is known a gas table provided with a gas stove, for example, and a grill device for cooking a grilled fish or the like. The grill device is composed of a heating chamber (grill chamber) for storing cooked food such as fish and a gas burner (grill burner) provided in the grill chamber. The cooked food is cooked (baked food) by heating.
[0003]
According to the gas table, the user can cook the baked goods such as fish with the grill device at the same time while cooking the simmered food using the gas stove. However, when cooking grilled food with the grill device, the food once stored in the grill cabinet is not easily noticeable by the user, so the user is distracted by the cooked food and forgets to extinguish the grill burner. There is a problem that the food in the grill is likely to be overbaked.
[0004]
In order to solve this problem, a timer is provided to measure the combustion continuation time from the time when the grill burner is ignited, and when the time measured by the timer exceeds a predetermined extinction judgment time, the user forgets to turn off the grill burner. There is known a grill device that performs a forgetting-to-extinguish prevention process that forcibly extinguishes a grill burner. In such a grill apparatus, the forgetting-off determination time is a time range normally required for cooking the grill so that the forgetting-off prevention process is performed during the cooking of the grill and the grill burner is extinguished and the cooking of the grill is not stopped. It was set with a margin for a longer time than the upper limit.
[0005]
However, the actual time required for cooking the grill differs depending on the size and type of the cooked food. Therefore, if the user forgets to extinguish the grill burner after starting the cooking of dried fish, etc., where the cooking of the grill ends in a relatively short time, the grilled food is forcibly extinguished before the grill burner is forcibly extinguished by the forgetting to extinguish process. The time required for cooking was exceeded, and the possibility of overcooking the food was high.
[0006]
[Problems to be solved by the invention]
In view of the above background, an object of the present invention is to provide a cooking device that reduces the possibility of overcooking of a cooked product when the user forgets to stop the heating means.
[0007]
[Means for Solving the Problems]
The present invention has been made in order to achieve the above object, and includes a heating means for heating the food contained in the heating chamber, and a time measuring means for measuring the operation continuation time from the start of operation of the heating means. And an improvement of the heating cooker provided with a forget-to-turn-off preventing means for stopping the operation of the heating means when the operation continuation time of the heating means timed by the time-counting means exceeds a predetermined forgetting-off determination time. .
[0008]
The time required for the cooked product to be baked after the cooked food is cooked by the heating means (hereinafter referred to as necessary heating time) varies depending on the size, amount, or type of the cooked product. For this reason, the determination time for forgetting to turn off is set as the required heating time variation range corresponding to general cooking (raw round fish, raw fillet, dried fish, etc.) means When the cooking time such as dried fish with a short required heating time is cooked, the forgetting to turn off determination time is shorter than the necessary heating time. It can happen that it is much longer.
[0009]
And in this case, if the user forgets to stop the heating means after the start of cooking, it takes a long time to reach the forgetting to turn off time after the necessary heating time of the cooked food, There is an inconvenience that the cooked food is overbaked before the operation of the heating means is stopped by the forgetting-off prevention means.
[0010]
Therefore, in order to prevent such inconvenience, the present invention provides a determination time selection means for instructing selection of the forgetting-off determination time in accordance with a user operation, and in response to an instruction from the determination time selection means. , The time to forget to erase The required heating time variation range corresponding to a general cooked food is a time required for the cooked food to be baked after the cooking by the heating means is started. Determination time setting means for switching between a first determination time longer than the upper limit and a second determination time shorter than the first determination time is provided.
[0011]
According to this invention, when cooking, the user can select the determination time to forget to turn off according to the required heating time of the food by operating the determination time selection means. And when cooking the food with a short required heating time, by setting the second determination time as the forgetting-off determination time, the forgetting-off determination time is set close to the required heating time. Thus, when the user forgets to stop the heating means, the possibility of overcooking the food can be reduced.
[0012]
In addition, when the user forgets to select the forgetting-off determination time by the determination time selection means and performs cooking of the food having a short required heating time, the forgetting-off determination time is set to the first determination time. When the state is set, the forgetting to turn off determination time may be much longer than the necessary heating time. In this case, if the user forgets to stop the operation of the heating means after the start of cooking, the cooking is continued even after the necessary heating time has elapsed, and the heating means is operated by the forgetting to turn off preventing means. There is the inconvenience that the food is over-baked before it is stopped.
[0013]
Therefore, in order to deal with such inconvenience, the present invention provides the determination time setting means that sets the forgetting to turn off determination time regardless of whether or not there is an instruction from the determination time selection means at the start of operation of the heating means. 2 is forcibly set to a determination time.
[0014]
According to this invention, when the user forgets to select the forgetting to turn off determination time when starting cooking, the forgetting to turn off determination time is forcibly set to the second determination time. Kept in a state. For this reason, when cooking a cooked food having a short required heating time, the possibility of the forgetting to turn off determination time being extremely longer than the required heating time is reduced, thereby allowing the user to use the heating means. When the stop operation is forgotten, the possibility of overcooking the food can be reduced.
[0015]
In addition, the user does not realize that the determination time forgetting to be erased is forcibly set to the second determination time by the determination time setting means, and the required heating time is longer than the second determination time. When cooking an object, the operation of the heating means is stopped by the forgetting-off preventing means during the cooking, and the cooking is terminated in the middle of the user's will. Arise.
[0016]
Therefore, there is provided an informing means for notifying a user that the forgetting-off determination time is set to the second determination time by the determination time setting means.
[0017]
According to the present invention, the notification means notifies the user that the determination time for forgetting to be erased is forcibly set to the second determination time. The user can be prompted to set the forgetting-off determination time according to the required heating time. When the user cooks the cooked food whose required heating time is longer than the second determination time, the determination time selection means changes the forgetting-off determination time from the second determination time to the first determination. By switching to the time, it is possible to prevent the inconvenience that the operation of the heating unit is stopped by the forgetting-off preventing unit during cooking.
[0018]
Further, immediately after the cooking is finished and the operation of the heating means is stopped, the temperature in the heating chamber is in a raised state. And when heating cooking is started in a state where the temperature in the heating chamber is increased in this way, the necessary heating of the cooked food is required compared to when cooking is started in a state where the temperature in the heating chamber is lowered (about room temperature). Time is shortened.
[0019]
Therefore, the present invention provides a determination time for performing correction to shorten the first determination time and the second determination time when the operation of the heating unit is resumed within a predetermined time after the operation of the heating unit is stopped. A correction means is provided.
[0020]
According to the present invention, after the operation of the heating unit is stopped, when the operation of the heating unit is resumed within the predetermined time, that is, the temperature in the heating chamber is increased and the required heating time is shortened. When the operation of the heating unit is resumed, the first determination time and the second determination time are shortened by the determination time correction unit. Therefore, when cooking is started in a state where the temperature in the heating chamber has risen and the required heating time has been reduced, the possibility of the forgetting to turn off determination time being longer than the required heating time is reduced. Thus, when the user forgets to stop the heating means, the possibility of the cooked food being overbaked can be reduced.
[0021]
The heating means includes an upper heating means for heating the food contained in the heating chamber from above and a lower heating means for heating the food from below, and the food is heated with the upper heating means and the Selection to selectively execute one-sided heating for heating one of the lower heating means and double-sided heating for heating the cooked food by both the upper heating means and the lower heating means in accordance with a user instruction A heating control unit, wherein the determination time setting unit determines the first determination time and the second determination time when the double-sided heating is performed as the first determination time and the second determination time when the single-sided heating is performed. It is characterized in that each is set to a shorter time.
[0022]
When performing the double-sided cooking, the amount of heating for the cooked food is greater than when performing the single-sided cooking, and thus the required heating time is shortened. Therefore, by the determination time setting means, the first determination time and the second determination time when the double-sided heating is performed are shorter than the first determination time and the second determination time when the single-sided heating is performed. By doing so, the possibility that the forgetting to turn off determination time may be longer than the required heating time when performing the double-sided heating can be reduced. Thereby, when a user forgets the stop operation of the said heating means, possibility that this cooked food will be overbaked can be reduced.
[0023]
DETAILED DESCRIPTION OF THE INVENTION
An example of an embodiment of the present invention will be described with reference to FIGS. 1 is a perspective view of a gas table provided with a grill device which is a heating cooker according to the present invention, FIG. 2 is a control block diagram of the gas table shown in FIG. 1, and FIG. 3 is used in the controller shown in FIG. 4 and 5 are operation flowcharts of the controller shown in FIG.
[0024]
With reference to FIG. 1, the gas table 1 of this Embodiment is equipped with the left stove 2 and the right stove 3 on the upper surface, and the grill apparatus 4 on the front surface. The grill device 4 is built in the
[0025]
Also, 10a and 10b are burner heating adjustment knobs for the grill device 4, 11 is a heating power adjustment knob for the
[0026]
The ignition /
[0027]
Next, referring to FIG. 2, the grill device 4 includes a grill cabinet 20 (corresponding to the heating chamber of the present invention) in which the inside of the open / close door 6 shown in FIG. It has become. An upper burner 21 (corresponding to the heating means of the present invention) having a combustion surface directed downward is provided on the ceiling of the
[0028]
The left stove 2 is provided with a
[0029]
An upstream side of a branch point from the main
[0030]
The left stove
[0031]
The
[0032]
The gas table 1 includes a left stove 2, a right stove 3, and a
[0033]
The combustion control means 51 controls the combustion operation of the left stove 2, the right stove 3, and the grill device 4. Further, the forgetting-off prevention means 53, together with the
[0034]
The
[0035]
Further, the
[0036]
When using the grill device 4, the user first presses the ignition /
[0037]
When the user operates the thermal power adjustment knobs 10a and 10b, the opening degree of the thermal
[0038]
Further, when both of the heating power adjustment knobs 10a and 10b are operated to the strong heating power position or the low heating power position, both-side heating of the cooked food (fish F) by the
[0039]
Further, the thermal power adjustment knobs 10a and 10b have switches 73 and 74 that are turned on when the thermal power adjustment knobs 10a and 10b are at the fire extinguishing position and are turned off when the thermal power adjustment knobs 10a and 10b are at positions other than the fire extinguishing position (low thermal power, strong thermal power). Each is built-in. The switches 73 and 74 are connected to the
[0040]
When the user presses the ignition / extinguishing button again to perform the extinguishing operation, the ignition / extinguishing
[0041]
Here, the user usually starts cooking on both sides of the food F such as fish by the grill device 4 or heating cooking (baked food cooking) by single-sided heating, and then cooks the food while checking the cooking condition of the food F. When it is determined that the food F has been baked, the ignition /
[0042]
However, as shown in FIG. 1, since the inside of the grill device 4 is difficult to see, especially when the left stove 2 and the right stove 3 are used together with the grill device 4, the user places the left stove 2 on the left stove 2. It is easy to forget that the cooked food is cooked by the grill device 4 while being distracted by the cooked food. And when forgetting that cooking is performed by the grill device 4 and failing to stop the combustion of the grill device 4, there is an inconvenience that the food F is baked too much.
[0043]
Therefore, the
[0044]
Hereinafter, the forgetting to turn off prevention process of the grill device 4 will be described in detail with reference to the flowcharts of FIGS. 4 and 5.
[0045]
Referring to FIG. 4,
[0046]
Therefore, as shown in the data table of FIG. 3A, the determination time setting means 54 has a shorter forgetting-off prevention determination time when double-sided heating is performed than a forget-to-delete determination time when single-sided heating is performed. Set to time. In addition, in the data table of FIG. 3A, the first determination time is to prevent the cooking process from being forgotten by executing the forgetting to erase process in the middle of the cooking process. Fluctuation range of required heating time corresponding to general cooked food (raw raw fish, fillet fish, dried fish, etc.) Go It is set with a margin for a time longer than the upper limit. On the other hand, the second determination time is shorter than the first determination time, and is set on the assumption that the necessary time such as dried fish is relatively short.
[0047]
The
[0048]
In this correction, when cooking time is started with the elapsed time from the previous combustion stop being short and the temperature in the
[0049]
Thus, the determination time correction means 55 performs correction to shorten the first determination time and the second determination time, so that the first determination time and the second determination time are set according to the actual change in the required heating time. Can be changed. Then, the determination time correction means 55 sets (= 1) the correction flag (correction F in the figure) at
[0050]
[0051]
Thus, when the user forgets to select the forgetting to turn off determination time by setting the initial setting of the forgetting to turn off determination time to the second determination time shorter than the first determination time, the necessary heating of the cooked food The possibility that the forgetting to turn-off determination time becomes longer than the time is reduced, thereby reducing the possibility of overcooking of the cooked food when the user forgets to extinguish the grill device 4. .
[0052]
Further, by turning on the short-
[0053]
[0054]
That is, when the user operates the
[0055]
When the short-time flag is reset (= 0) in STEP 30 (when the forgetting-off determination time is set to the first determination time), the process proceeds from
[0056]
Thus, by selecting the forgetting-off determination time according to the required heating time of the food, the forgetting-off determination time closer to the required heating time of the food to be cooked is set. It is possible to reduce the possibility that over-baking will occur or that the combustion operation of the grill device 4 is stopped due to execution of the forget-to-extinguish prevention process during cooking. In addition, by allowing the user to select the forgetting to turn-off determination time in this manner, it is possible to make the user aware of performing the combustion stop operation of the grill device 4, thereby causing the user to forget the combustion stop operation of the grill device 4. The effect which prevents is obtained.
[0057]
[0058]
In STEP 10, when the heating state of the grill device 4 is changed from double-sided heating to single-sided heating, or from single-sided heating to double-sided heating, it is recognized from the ON / OFF state of the switches 73 and 74 built in the thermal power adjustment knobs 10a and 10b. The determination time setting means 54 branches from STEP 10 to STEP 40. Then, when the heating state of the grill device 4 changes from single-sided heating to double-sided heating, the determination
[0059]
On the other hand, when the heating state of the grill device 4 changes from double-sided heating to single-sided heating, the process proceeds from
[0060]
Then, when the correction flag (correction F) is set (= 1) in the next STEP 42, that is, the heating cooking being performed is started before the predetermined time T (minutes) has elapsed since the previous combustion stop. If it is, the process branches to STEP 46, and the determination time correction means 55 determines the first determination time and the second determination time according to the data table shown in FIG. Make corrections to shorten.
[0061]
The next STEP 11 and
[0062]
Then, the combustion control means 51 closes the
[0063]
Here, as described above, the forgetting to turn off determination time is selected by the user according to the necessary heating time of the food to be cooked, and also according to the temperature in the
[0064]
Further, when the combustion control means 51 detects in
[0065]
In the grill device 4 according to the present embodiment, a process for setting the initial value of the forgetting-off determination time to the second determination time is performed in
[0066]
In the present embodiment, the
[0067]
Further, in the present embodiment, the grill device using the gas burner as the heating means is shown as the heating cooker of the present invention, but it may be a grill device using an oil burner or an electric heater as the heating means, In addition to the grill device provided in the gas table, the present invention can also be applied to a cooking device such as a roaster or a grill range.
[0068]
Further, in the present embodiment, the grill device capable of double-sided heating by the upper burner and the lower burner is shown, but the present invention can be applied to a grill device capable of only single-sided heating.
[0069]
In this embodiment, the forgetting-off determination time for performing the forgetting-off prevention process is set by switching between two stages of the first determination time and the second determination time, but it may be set at three or more stages. Good.
[Brief description of the drawings]
FIG. 1 is a perspective view of a gas table provided with a grill device which is a heating cooker according to the present invention.
FIG. 2 is a control block diagram of the gas table shown in FIG.
FIG. 3 is a data table used in the controller shown in FIG. 2;
4 is an operation flowchart of the controller shown in FIG. 2;
5 is an operational flowchart of the controller shown in FIG.
[Explanation of symbols]
DESCRIPTION OF
Claims (5)
使用者の操作に応じて前記消し忘れ判定時間の選択を指示する判定時間選択手段と、該判定時間選択手段からの指示に応じて、前記消し忘れ判定時間を、一般的な調理物に対応した、前記加熱手段により調理物の加熱調理を開始してから該調理物が焼き上がるまでに要する時間である必要加熱時間の変動範囲の上限よりも長い第1判定時間と該第1判定時間よりも短い第2判定時間とに切替えて設定する判定時間設定手段とを設けたことを特徴とする加熱調理器。A heating means for heating the food contained in the heating chamber, a time measuring means for measuring an operation continuation time from the start of operation of the heating means, and an operation continuation time of the heating means measured by the time measuring means are predetermined. In the heating cooker provided with the forgetting to turn off preventing means for stopping the operation of the heating means when the forgetting to turn off determination time is exceeded,
A determination time selection means for instructing selection of the forgetting-off determination time in accordance with a user operation, and the forgetting-off determination time in accordance with an instruction from the determination time selection means corresponding to a general cooked food The first determination time longer than the upper limit of the fluctuation range of the required heating time, which is the time required for the cooked food to be baked after the cooking of the cooked food by the heating means, and the first determination time A heating cooker characterized by comprising determination time setting means for switching to a short second determination time.
前記判定時間設定手段は、前記両面加熱実行時の前記第1判定時間と前記第2判定時間とを、前記片面加熱実行時の前記第1判定時間と前記第2判定時間よりもそれぞれ短い時間に設定することを特徴とする請求項1から請求項4のうちいずれか1項記載の加熱調理器。The heating means includes an upper heating means for heating the food contained in the heating chamber from above and a lower heating means for heating the food from below, and the food is heated by the upper heating means and the lower heating. Selective heating control for selectively executing one-sided heating for heating one of the means and double-sided heating for heating the food by both the upper heating means and the lower heating means in accordance with a user instruction With means,
The determination time setting means sets the first determination time and the second determination time when the double-sided heating is performed to a time shorter than the first determination time and the second determination time when the single-sided heating is performed. The cooking device according to any one of claims 1 to 4, wherein the cooking device is set .
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