JP3804382B2

JP3804382B2 - Fuel pump with air vent mechanism

Info

Publication number: JP3804382B2
Application number: JP2000001203A
Authority: JP
Inventors: 通孝大蔵; 知範宮島
Original assignee: 株式会社トヨトミ
Priority date: 2000-01-07
Filing date: 2000-01-07
Publication date: 2006-08-02
Anticipated expiration: 2020-01-07
Also published as: JP2001193922A

Description

【０００１】
【産業上の利用分野】
この発明は圧力噴霧式バーナの設置時などにおける燃料パイプの空気抜機能を有する燃料ポンプ装置に関するものである。
【０００２】
【従来の技術】
燃料タンクと圧力噴霧式バーナの燃料噴霧ノズルとの間に、バーナに供給する燃料の為の燃料パイプが設置してあり、この燃料パイプはバーナの設置直後には空気で満たされているから、この空気を排出する必要がある。そして、燃料タンクがバーナと一体に取付けられている時には、燃料パイプ中の空気量が少ないから数回バーナの点火操作を行なって燃料ポンプを駆動すれば、空気と空気交じり燃料とをバーナに送り出して燃焼を開始することができる。しかし、この時のバーナは着火までに送られた点火できなかった燃料が溜っており、この燃料が着火後に燃焼するから不完全燃焼ガスを発生することになる。
【０００３】
また、燃料タンクが離れたところに設置してある時には、長いゴムパイプ製の燃料パイプをバーナ付近で取外して、燃料タンクとの落差圧力で燃料が燃料パイプから洩れ出すのを確認してから燃料パイプを直結し、その後は、上記のように何回かバーナの点火操作を繰り返すことで、始めは不完全燃焼状態ながら、バーナの運転を開始することができる。
【０００４】
【発明が解決しようとする課題】
このような燃料パイプを取外す操作をやめる為に、バーナ付近に空気抜弁を設け、この弁を開くことで燃料パイプ中の空気を落差圧力で押し出して排出することも行なわれるが、燃料パイプを取外して行なう空気抜きの時も同様であるが、設置したばかりの燃料パイプが曲がっていて、途中で高低部分があると落差圧力だけでは燃料が流れにくく、空気が抜けない時がある。この為、バーナの設置工事に空気吸引ポンプを使用できない時には、設置する人が直接燃料パイプを口にくわえて空気を吸い出すことがおこなわれており、スムーズに空気を抜く装置の要望がある。
【０００５】
また、圧力噴霧式バーナには燃料ポンプが備え付けられており、この燃料ポンプは燃料だけでなく空気も吸引するので、この燃料ポンプを運転して燃料噴霧ノズル１から空気を吐出しながら空気抜きができる可能性があるが、吐出流速・流量が少なく燃料パイプに残っている気泡までも速やかに排出することは困難であり、また、通常燃焼を開始した後から流れてくる設置時に排出できなかった気泡によって急にバーナが停止するトラブルが発生し易く、この対策が必要になっていた。
【０００６】
【課題を解決するための手段】
この発明は上記課題を解決するもので、バーナにのぞませた燃料噴霧ノズル１と、燃料タンクとの間に燃料パイプ２を設け、その燃料パイプ２には、燃料ポンプ３と、燃料ポンプ３の吐出側に位置する空気抜手段４とを取付け、その空気抜手段４は前記燃料噴霧ノズル１へ向う流路を切替えて、燃料ポンプ３の作動時に燃料噴霧ノズル１に向けて吐出される空気と空気交じりの燃料を排出させており、
前記空気抜手段４は、前記燃料ポンプ３の吐出側から分岐して空気と空気交じりの燃料をドレンパイプ８に排出させる電磁開閉弁９で構成し、その電磁開閉弁９の開閉動作をする空気抜操作スイッチ９ａを備え、該空気抜操作スイッチ９ａは電磁開閉弁９と燃料ポンプ３との両方の通電を断続できるように設置され、バーナの初回運転に先立つ前記空気抜操作スイッチ９ａの閉操作によって、空気と空気交じりの燃料とをドレンパイプ８から流出させることによって空気抜き機構付燃料ポンプを構成している。
【０００７】
また、前記電磁開閉弁９で構成する前記空気抜手段４の他に、もう一つの空気抜手段４を備えており、その空気抜手段４は、前記燃料ポンプ３の吐出側の燃料パイプ２と、空気と空気交じりの燃料を排出する排出パイプ６とを切替る流路切替器７で構成し、前記流路切替器７は、燃料ポンプ３の燃料吐出圧で移動する可動体７ａと、その可動体７ａに設けた燃料噴霧ノズル１の口径よりも大きな燃料通路７ｂと、燃料吐出圧が高い時に移動して前記燃料通路７ｂの開口を閉ざす可動体７ａを燃料吐出圧が低い空気と空気交じりの燃料の吐出時に押し戻して燃料通路７ｂの開口を開路とするバネ７ｃとを備え、前記燃料パイプ２内の空気と空気交じりの燃料とを、前記ドレンパイプ８と前記排出パイプ６から流出させることによって空気抜き機構付燃料ポンプを構成している。
【０００８】
また、前記燃料ポンプ３の吸入側に位置する燃料パイプ２にフィルタ手段５を取付け、そのフィルタ手段５は、内部を２室に分離する瀘過体５ａと、その瀘過体５ａで区分けられた片側の室に設けた燃料中に交じる気泡を集める空気滞留部５ｃと、その空気滞留部５ｃに集まった気泡を開閉操作によって排出する空気抜き開口５ｂとを設けており、前記燃料タンク側の燃料パイプ２は空気滞留部５ｃを設けた片側の室に接続し、前記燃料ポンプ３側の燃料パイプ２はその空気滞留部５ｃのない他側の室に接続すると共に、前記空気抜手段４の前記排出パイプ６は空気滞留部５ｃを設けた片側の室と連通し、その排出パイプ６から排出される空気と空気交じりの燃料に含まれる空気を、フィルタ手段５の空気滞留部５ｃに溜めることによって空気抜き機構付燃料ポンプを構成したから、バーナの設置時だけでなく運転の開始のたびに排出パイプ６から燃料が垂れ流しになることを防ぐことができた。
【０００９】
また、上記構成において、前記フィルタ手段５の開閉操作される空気抜開閉口５ｂは、操作スイッチ１０ａで操作されるフィルタ用電磁開閉弁１０で構成し、前記操作スイッチ１０ａの操作で作動する前記フィルタ用電磁開閉弁１０によって、前記空気滞留部５ｃに溜る空気が排出される構成としたから、取扱者はスイッチ操作でフィルタ手段５の空気抜きができるようになり、扱い易い空気抜き機構付燃料ポンプを実現したものである。
【００１２】
【作用】
この発明はバーナを新たに設置した時などにおいて、燃料パイプ２中の空気を抜く為の構成にかかるものであり、燃料パイプ２の途中の管路に高低部分がない時にはフィルタ手段５に設けた空気抜開閉口５ｂを開いたり、燃料タンク側の燃料パイプ２を手前で外したりすれば、燃料タンクとの落差圧によって簡単に空気抜きができるが、燃料パイプ２の途中に高低部分がないように配管することは極めて困難であり、高低部分がある時には燃料がスムーズに流れ出ないことがある。この発明では燃料ポンプ３の吐出側に空気を排出する空気抜手段４を設け、該燃料ポンプ３を運転して空気を吸引しながら通常では流れにくい燃料パイプ２の高所部分を通過して燃料を流し、同時に空気抜手段４も作動することで、燃料ポンプ３の吐出側から燃料噴霧ノズル１に流れるはずの燃料パイプ２の内の空気を直接抜くことができた。
【００１３】
一方、フィルタ手段５に設けた空気抜開閉口５ｂを開く空気抜きを行なって燃焼を開始することができるが、バーナの設置時に燃料パイプ中の気泡を完全に抜かないと、使用を開始した後から気泡が流れてくるものであり、この気泡が大きな時にはそのままバーナに送られると燃焼を止めることがある。この発明はこの気泡をフィルタ手段５の空気滞留部５ｃに溜める構成になっており、空気抜開閉口５を開くことで空気滞留部５ｃに溜った空気を抜くことができる。また、空気抜開閉口５をフィルタ用電磁開閉弁１０で構成することによって、使用者が任意に操作スイッチ１０ａを押して直ちに溜った空気を抜くことができる。
【００１４】
また、フィルタ手段５に設けた空気抜開閉口５ｂを使って空気抜きを行なって燃焼を開始する時には、まだ空気抜開閉口５ｂから燃料ポンプ３内の流路に空気が溜っているものであり、燃料ポンプ３の吐出側でこの空気を抜く空気抜手段５の排出パイプ６を燃料パイプ２に接続すると共に、フィルタ手段５には空気滞留部５ｃを設け、空気抜手段５から排出する空気交じりの燃料は排出パイプ６と燃料パイプ２とを通って再びフィルタ手段５に送られて空気滞留部５ｃに溜る構成であり、フィルタ手段５は空気滞留部５ｃに空気を溜めたままで燃料だけを燃料ポンプ３に送ることができる。
【００１５】
更に、空気抜き手段４として燃料吐出圧力で作動する流路切換器７とドレンパイプ８に設置した電磁開閉弁９との２種類で構成し、また、フィルタ手段５の空気抜開閉口５ｂはフィルタ用電磁開閉弁１０で構成すれば、設置時に電磁開閉弁９の空気抜操作スイッチ９ａを操作することで燃料ポンプ３が動き、燃料パイプ２内の空気と空気交じりの燃料を強制的に排出することができる。また、次に操作スイッチ１０ａを操作してフィルタ手段５の空気滞留部５ｃの空気も排出することができ、その後、バーナに運転指令を出せば燃料ポンプ３までの流路に残っていた空気は流路切換器７によって排出して空気滞留部５ｃに溜める構成で燃料ポンプ３の吐出圧が適正となってから、燃料噴霧ノズル１に燃料が送られるので燃料は良好な霧状になって直ちに着火できるようになった。
【００１６】
【実施例】
実施例を示す図によってこの構成を説明すると、１はバーナにのぞませた燃料噴霧ノズル、２は図示せざる燃料タンクと燃料噴霧ノズル１との間を接続する燃料パイプ、３はバーナに近い燃料パイプ２に取付けた燃料ポンプである。４は燃料ポンプ３の吐出側の燃料パイプ２に配置した空気抜手段、５は燃料ポンプ３の吸入側の燃料パイプ２に配置したフィルタ手段である。
【００１７】
図１に示す空気抜手段４において、６は燃料ポンプ３から吐出される空気と空気交じりの燃料が流れ出す排出パイプ、７は燃料噴霧ノズル１に向かう燃料パイプと排出パイプ６とを切替える流路切替器である。７ｄは流路切替器７を構成する筒状枠体、７ａは筒状枠体７ｄの内壁と密接した可動体、７ｂは可動体７ａに設けた燃料噴霧ノズル１の口径よりも大きな燃料通路、７ｃは可動体７ａを筒状枠体７ｄ内の片側に押すバネ、７ｅは可動体７ａの燃料通路７ｂと対向して燃料通路７ｂを開閉する突部あり、前記排出パイプ６は突部７ｅのある筒状枠体７ｄに接続されており、燃料ポンプ３と燃料噴霧ノズル１とを連通する燃料パイプ２は突部７ｅのない筒状枠体７ｄに接続されている。
【００１８】
燃料ポンプ３を運転して燃料パイプ２内の空気と燃料が空気抜手段４を構成する流路切替器７に送られると、空気や空気交じりの燃料では吐出圧が上がらないから、バネ７ｃは可動体７ａを押して燃料通路７ｂと突部７ｅとが離れており、この時の空気と空気交じり燃料は燃料通路７ｂを通って排出パイプ６に流れており、燃料噴霧ノズル１から燃料が噴霧されるようなことはない。
【００１９】
やがて、燃料ポンプ３が燃料を吐出するようになると、燃料噴霧ノズル１の口径が小さいから流路切替器７の内圧が上昇し、バネ７ｃを圧縮しながら可動体７ａが移動する。そして、可動体７ａの燃料通路７ｂが突部７ｅによって塞がれる頃には燃料ポンプ３の吐出圧が充分上昇しており、燃料噴霧ノズル１から噴出する燃料はほぼ適正な霧状になるので正常に着火燃焼を開始することができる。
【００２０】
従って、燃料ポンプ３の吐出側に空気抜手段４を設けると共に、通常のバーナの運転とは全く別に燃料ポンプ３だけが運転できるように構成して、バーナを設置する時には燃料ポンプ３の運転を続けることによって空気と空気交じり燃料を空気抜手段４から吐出させることができ、従来のバーナのように燃料パイプ２を外して直接燃料を流出させたり、着火不良のエラーを発生させながらバーナを何回も起動して、不完全燃焼状態ではあるが燃焼を開始させるといった不便な状態は克服できた。
【００２１】
図２に示す空気抜手段４において、８は燃料ポンプ３の吐出側から分岐するドレンパイプ、９はドレンパイプ８設置した電磁開閉弁、９ａは電磁開閉弁を開閉操作する空気抜操作スイッチである。図３に示す電気回路において、１１は電磁開閉弁９と並列接続したリレー、１２は決められたシーケンスに従って図示せざるバーナの各種電気部品を制御するバーナコントローラであり、このバーナコントローラ１２は適当なタイミングによって燃料ポンプ３を制御できる構成となっている。１１ａはリレー１１によって駆動するリレー接点であり、前記空気抜操作スイッチ９ａを操作するとリレー接点１１ａはバーナコントローラ１２に接続されていた燃料ポンプ３を直接電源に接続して、バーナコントローラ１２とは無関係に燃料ポンプ３が運転できるようになっている。
【００２２】
この為、バーナを設置する時に空気抜き操作スイッチ９ａを操作すると電磁開閉弁９が開くと共に、リレー１１の接点１１ａは燃料ポンプ３を直接電源に接続して通電するから、電磁開閉弁９が開き、燃料ポンプ３が作動することによって空気と空気交じり燃料を空気抜手段４を構成するドレンパイプ８から吐出させることができ、従来のバーナのように取扱者が直接燃料を流出させたり、着火不良のエラーを発生させながらバーナを何回も起動して、不完全燃焼状態ではあるが燃焼を開始させるといった不便な状態は克服できた。
【００２３】
前記フィルタ手段５において、５ａはフィルタ手段５の主要部を構成する瀘過体、５ｃはフィルタ手段５の瀘過体５ａを挾んで片側の室に設けた空気滞留部であり、燃料ポンプ３側の燃料パイプ２は空気滞留部５ｃのある片側の室に接続されており、一方、燃料ポンプ３へ向かう燃料パイプ２は空気滞留部５ｃのない他側の室に接続してある。図１に示す５ｂは封鎖ねじで構成した空気抜開閉口であり、該空気抜開閉口５ｂは空気滞留部５ｃの上部に連通して設置してあり、空気抜開閉口５ｂを開くことによって空気滞留部５ｃに溜った空気を排出することができる。
【００２４】
従来のフィルタ手段には特別な空気滞留部を構成しておらず、燃料タンク側の燃料パイプが接続された室に直接空気抜開閉口を設けたものはある。そして、バーナの設置時にこの空気抜開閉口を開くと燃料タンクから燃料が落差圧力で燃料パイプへ流れ、この燃料パイプ中の空気を排出する働きがある。そして、フィルタ手段に燃料が満たされると燃料が空気抜開閉口から溢れるので、バーナの運転を開始することができ、その後に燃料パイプ中を流れてくる気泡は瀘過体を通過して燃料噴霧ノズルに送られるから、瞬間的な消炎状態を作り出して燃焼を停止することがあり、何回かの燃焼停止の後で燃料パイプに残っていた気泡が抜けるとやっと正常な運転が継続されるものである。
【００２５】
この発明の構成では上記のように、燃料ポンプ３を強制的に動かして空気抜手段４から空気や空気交じりの燃料を吐出することによって燃料パイプ２の空気抜きを行なう構成だけでなく、従来と同様にこの空気抜開閉口５ｂを開くことによってバーナを設置した時にフィルタ手段５までの空気を抜くことができるが、その後の燃料ポンプ３を運転する時に燃料パイプ２から流れてくる気泡については空気滞留部５ｃに空気を溜めながら、燃料だけが燃料噴霧ノズル１に供給できるから、気泡が燃料噴霧ノズル１に流れて燃焼を停止するようなトラブルを防ぐことができた。
【００２６】
図２に示すフィルタ手段５において、１０は空気抜開閉口５ｂを構成するフィルタ用電磁開閉弁、１０ａはフィルタ用電磁開閉弁１０を開閉操作する操作スイッチであり、フィルタ用電磁開閉弁１０は入口側が前記空気滞留部５ｃに接続してあり、出口側が前記ドレンパイプ８に接続してある。この為、ドレンパイプ８の端に燃料の受皿をセットするなどして操作スイッチ１０ａを閉路にすれば、フィルタ手段５の空気滞留部５ｃに溜った空気がドレンパイプ８から吐出することができ、空気滞留部５ｃの空気が抜けるとドレンパイプ８から燃料の流出が始まるので、操作スイッチ１０ａの押し操作をやめれば、通常の運転開始前の状態に戻すことができる。
【００２７】
空気抜手段４として燃料ポンプ３の吐出圧で自動的に切替わる流路切替器７を備えた時には燃料パイプ２の空気が完全に抜けた後でも、バーナの運転開始時の燃料ポンプ３の吐出圧が低い時には必ず流路切替器７の排出パイプ６から燃料が少しづつ流出するものであり、このような自動式の流路切替器７ではこの流出する燃料の処理が大変で、実際は燃料タンクがバーナの近傍に設置された構造であって、流出燃料を排出パイプ６から燃料タンクに戻す構造で実施することが好適である。
【００２８】
しかし、実際の設置状態において、燃料タンクがバーナ付近に設置されることは極めて稀であり、別置き型の燃料タンクを用いるバーナには自動切替する空気抜手段４の使用はできないと考えられるが、前記のフィルタ手段５の構造を実施する時には、排出パイプ６の端をフィルタ手段５の燃料タンク側の燃料パイプ２に接続することで、このような自動的に流路が切り変わる流路切替器７の設置を可能にするものである。
【００２９】
即ち、燃料ポンプ３を運転して燃料パイプ２の空気が吐出される時にはこの空気は燃料噴霧ノズル１からも排出されるものであり、また、空気交じりの燃料の場合には燃料噴霧ノズル１の小さな口径を流れるよりも、可動体７ａの燃料通路７ｂの方が流れ易いので、燃料ポンプ３の中などに入っていた空気が交じった燃料は排出パイプ６から燃料パイプ２に戻され、空気だけがフィルタ手段５の空気滞留部５ｃに溜り正常な燃焼を行なうことができる。また、通常の運転開始時には燃料ポンプ３の吐出圧が低いから、所定の吐出圧になるまでの排出パイプ６から燃料が流出するが、この燃料は燃料パイプ２に戻されるので、特別な燃料回収機構や燃料タンクに戻す必要はなくなった。
【００３０】
更に、空気抜手段４として燃料吐出圧で自動切替を行なう流路切替器７の場合には、吐出圧の上昇は燃料噴霧ノズル１の小さな口径を燃料が通過する時に発生するから、燃料噴霧ノズル１から流出する燃料を完全になくすことは不可能である。これに対して、燃料パイプ２から分岐するドレンパイプ８と電磁開閉弁９とで構成する空気抜手段４では燃料噴霧ノズル１に燃料を全く送らない状態でドレンパイプ８から確実に空気を排出できるから、夫々の利点を補って二種類の空気抜手段４を取付けることによって非常に扱い易くなる。特に、空気抜操作スイッチ９ａを設け、燃料ポンプ３と電磁開閉弁９とを同時に通電する時には、燃料噴霧ノズル１に燃料が全く流れない状態のまま燃料ポンプ３までの空気抜きができる。
【００３１】
次に、操作スイッチ１０ａを操作してフィルタ用電磁開閉弁１０を開けば、燃料ポンプ３の運転では抜くことができなかったフィルタ手段５の空気滞留部５ｃに残っている空気を抜くことができ、この二つのスイッチ操作によって、燃料パイプ２の空気を取扱者は何等燃料で手を汚すことなく抜くことができたものである。そして、この空気抜き操作が終わった後で通常のバーナの運転操作を行なえば、まだ残っていた空気は流路切替器７の働きで排出パイプ６からフィルタ手段５の空気滞留部５ｃに溜まり、燃料噴霧ノズル１からは適正は燃料圧力でとぎれることなく燃料の噴霧が行なわれ、バーナの異常燃焼が起きないものである。
【００３２】
更に、バーナを設置する時に手動操作が行なわれる電磁開閉弁９とフィルタ用電磁開閉弁１０からのみ燃料が流出する構成であるからこの燃料の処理をするだけでよく、残っている気泡の排出を行なう流路切替器７が備え付けてあっても、外部に燃料が流出する恐れはない。また、フィルタ手段５の空気滞留部５ｃに空気を溜めながら燃焼を継続する構成であるから、燃料ポンプ３を使って空気抜きを行なう時に発生しやすい、燃焼を開始してしばらくたってから流れてくる気泡による燃焼の停止も起きない構成であるから、バーナは非常に扱い易くなったものである。
【００３３】
尚、ドレンパイプ８の端はバーナの近傍に燃料タンクを設置する時には直接燃料タンクに戻すことができるが、このドレンパイプ８の端に受皿を設けてバーナ設置時にこの受皿に燃料が流れるようにすれば、燃料タンクの位置に関係なく、排出した燃料の処理ができるものである。そして、通常の運転を開始した後では流路切替器７の排出パイプ６には空気が流れることはなく、すべて燃料が流れるから、フィルタ手段５の空気滞留部５ｃに溜った空気が増えることはない。この為、バーナの初回運転時以外はドレンパイプ８から燃料を流すことはなく、設置時以外は燃料の流出の為の設備を用意しておく必要はない。
【００３４】
【発明の効果】
燃料パイプ２の途中に高低部分がある時には高所部分を越えて燃料が流れる時の抵抗が大きく、バーナ部分まで燃料が到達するまでにかなり時間がかかり、燃料パイプ２の空気抜きは新しく設置する時などには非常に面倒な作業になっていたが、この発明では燃料ポンプ３の吐出側に空気抜手段４を設け、空気抜手段４は燃料パイプ２内の空気が抜ける状態で燃料ポンプ３を運転できるようにしたから、落差圧ではスムーズに空気が抜けない時に、燃料ポンプ３を運転することで確実に燃料を流すことができた。
【００３５】
また、空気抜手段４として燃料の吐出圧で移動する可動体７ａと可動体７ａに設けた燃料通路７ｂと可動体７ａを動かすバネ７ｃで構成したから、空気交じりで吐出圧が低い時の燃料は燃料噴霧ノズル１へ流れずに大きな燃料通路７ｂを通って排出パイプ６に流れ、空気が抜けて燃料の吐出圧が高くなるとバネ７ｃを圧縮して可動体７ａを移動させて燃料通路７ｂを閉ざすから、燃料噴霧ノズル１には適正な圧力まで高くなった燃料だけが送られ、燃料は始めからうまく霧状に噴霧して直ちにバーナは燃焼を開始することができたもので、着火後の燃焼状態が異常になるようなことはない。
【００３６】
また、空気抜手段４として燃料ポンプ３の吐出側から分岐するドレンパイプ８に電磁開閉弁９を設ける構造で実施しており、この電磁開閉弁９を空気抜操作スイッチ９ａで操作すると共に、この時直接燃料ポンプ３も連動して運転できる構造とすれば、燃料タンクに連通する燃料パイプ２の設置状態に気を使うことなく、空気抜操作スイッチ９ａを操作するだけで、吐出能力の制限から空気が抜けるまでに少し時間がかかるものの、誰でも確実に手を汚すことなく空気を抜くことができた。
【００３７】
また、フィルタ手段５は瀘過体５ａによって２室に分離して燃料タンクに連通する片側の室に空気滞留部５ｃと空気抜開閉口５ｂを設け、かつ、他側の室を燃料ポンプ３に連通させたから、燃料中に含まれる空気は空気滞留部５ｃに集められて燃料だけが燃料噴霧ノズルへ１向かうから、燃料中に遅れて流れてくる気泡が交じっても、この気泡によってバーナの燃焼が立ち消えするようなことはなくなった。
【００３８】
燃料パイプ２から流れてくるなどしてフィルタ手段５の空気滞留部５ｃに溜った空気は空気抜開閉口５ｂを使って空気を抜くことができるが、この発明では空気抜開閉口５ｂとしてフィルタ用電磁開閉弁１０で構成し、操作スイッチ１０ａの操作でフィルタ用電磁開閉弁１０を開くから、簡単にスイッチ操作によって空気を抜くことができたものである。
【００３９】
前記空気抜手段４に流路切換器７を用いる時においてフィルタ手段５にこのような空気滞留部５ｃを設けることができれば、流路切換器７の排出パイプ６を燃料タンク側の燃料パイプ２に接続しておくことは有効な構造であり、バーナの運転開始初期で、まだ燃料ポンプ３の吐出圧が低い時の燃料は自動的に燃料パイプ２に戻され、ここに含まれる空気は空気滞留部５ｃに溜りながら燃料だけが燃料ポンプ３に送られるから、バーナの設置時や運転の開始のたびに排出パイプ６から燃料や空気交じりの燃料が垂れ流しになることはなく、この吐出燃料は燃料パイプ２に戻すことができたから、自動で作用する流路切換器７のついたバーナをだれでも操作できるようになったものである。
【００４０】
更に、空気抜手段４として流路切換器７とドレンパイプ８に設置した電磁開閉弁９とを設け、空気抜操作スイッチ９ａの操作で燃料ポンプ３と電磁開閉弁９を開けば、燃料ポンプ３によって強制的に空気と空気交じりの燃料はドレンパイプ８から流出できるようになり、次にドレンの中に空気が交じらなくなってから、操作スイッチ１０ａを閉ざして空気滞留部５ｃに溜っている空気を排出すれば、空気抜操作が完了できるようになり、バーナの運転操作をすると通常の運転が直ちに開始できるから、誰でも簡単にバーナの設置ができるようになった。また、設置時などの燃料の外部への流出は取扱者がスイッチ操作した時に限られるようになり、ドレン燃料の処理が確実に行なえるようになったものである、
【図面の簡単な説明】
【図１】この発明の実施状態の説明図であり、燃料ポンプ付近の配置を示す。
【図２】この発明の実施例を示す燃料ポンプ付近の配置を示す要部断面図である。
【図３】この発明の実施例を示す要部の電機回路図である。
【符号の説明】
１燃料噴霧ポンプ
２燃料パイプ
３燃料ポンプ
４空気抜手段
５フィルタ手段
５ａ瀘過体
５ｂ空気抜開閉口
５ｃ空気滞留部
６排出パイプ
７流路切替器
７ａ可動体
７ｂ燃料通路
７ｃバネ
８ドレンパイプ
９電磁開閉弁
９ａ空気抜操作スイッチ
１０フィルタ用電磁開閉弁
１０ａ操作スイッチ[0001]
[Industrial application fields]
The present invention relates to a fuel pump device having a function of bleeding a fuel pipe when a pressure spray burner is installed.
[0002]
[Prior art]
A fuel pipe for fuel supplied to the burner is installed between the fuel tank and the fuel spray nozzle of the pressure spray burner, and this fuel pipe is filled with air immediately after the burner is installed. This air needs to be discharged. And when the fuel tank is mounted integrally with the burner, the amount of air in the fuel pipe is small, so if the burner is ignited several times and the fuel pump is driven, air and air mix fuel is sent to the burner. Can start combustion. However, the burner at this time has accumulated the fuel that could not be ignited until the ignition, and the fuel burns after the ignition so that incomplete combustion gas is generated.
[0003]
Also, when the fuel tank is installed at a remote location, remove the long rubber pipe fuel pipe near the burner and confirm that the fuel leaks from the fuel pipe due to the drop pressure with the fuel tank. After that, by repeating the burner ignition operation several times as described above, the operation of the burner can be started in the incomplete combustion state at first.
[0004]
[Problems to be solved by the invention]
In order to stop the operation to remove such a fuel pipe, an air vent valve is provided in the vicinity of the burner, and by opening this valve, the air in the fuel pipe is pushed out with a pressure drop and discharged, but the fuel pipe is removed. The same applies to the air venting performed in the same way, but if the fuel pipe just installed is bent and there is a high and low part in the middle, there is a case where the fuel does not flow easily with the head pressure and the air cannot escape. For this reason, when the air suction pump cannot be used for the installation work of the burner, the person who installs it directly sucks out the air by adding the fuel pipe to the mouth, and there is a demand for a device that smoothly vents the air.
[0005]
Further, the pressure spray burner is provided with a fuel pump, and this fuel pump sucks not only fuel but also air, so that air can be vented while operating the fuel pump and discharging air from the fuel spray nozzle 1. Although there is a possibility, it is difficult to quickly discharge even the bubbles remaining in the fuel pipe with low discharge flow rate and flow rate, and the bubbles that could not be discharged at the time of installation that flows after starting normal combustion Due to this, troubles that the burner suddenly stops are likely to occur, and this countermeasure is required.
[0006]
[Means for Solving the Problems]
The present invention is intended to solve the above problems, a fuel spray nozzle 1 which has demanded the bar burner, the fuel pipe 2 is provided between the fuel tank and its fuel pipe 2, a fuel pump 3, fuel An air venting means 4 located on the discharge side of the pump 3 is attached. The air venting means 4 switches the flow path toward the fuel spray nozzle 1 and is discharged toward the fuel spray nozzle 1 when the fuel pump 3 is operated. Exhausting air and air mixed fuel,
The air venting means 4 is composed of an electromagnetic on-off valve 9 that branches from the discharge side of the fuel pump 3 and discharges fuel mixed with air to the drain pipe 8, and air that opens and closes the electromagnetic on-off valve 9. comprising a抜操operation switch 9a, the air抜操operation switch 9a is installed so that it can intermittently energization of both the electromagnetic switching valve 9 and the fuel pump 3, at Sakiritsu the first operation of the burner of the air抜操operation switch 9a A fuel pump with an air vent mechanism is configured by causing air and air-mixed fuel to flow out of the drain pipe 8 by the closing operation.
[0007]
Further, in addition to the air Nukite stage 4 be composed of the electromagnetic on-off valve 9 is provided with another air Nukite stage 4, the air Nukite stage 4 includes a fuel line 2 on the discharge side of the fuel pump 3 And a flow path switch 7 that switches between a discharge pipe 6 that discharges air and air-mixed fuel, and the flow path switch 7 includes a movable body 7a that moves with the fuel discharge pressure of the fuel pump 3, and A fuel passage 7b larger than the diameter of the fuel spray nozzle 1 provided in the movable body 7a and a movable body 7a that moves when the fuel discharge pressure is high and closes the opening of the fuel passage 7b are mixed with air having a low fuel discharge pressure. and a spring 7c to open the opening of the fuel passage 7b are pushed back to the time of ejection of the fuel, and a fuel air and air Pepper in the fuel pipe 2, thereby flow out the drain pipe 8 from the exhaust pipe 6 By air venting machine Constitute the urging fuel pump.
[0008]
The mounting of the filter means 5 to fuel pipe 2 you position the suction side of the fuel pump 3, the filter unit 5, the filtration body 5a for separating interior into two chambers, divided by the filtration member 5a An air retention portion 5c that collects air bubbles mixed in the fuel provided in the chamber on one side, and an air vent opening 5b that discharges the air bubbles collected in the air retention portion 5c by opening and closing operation, provided on the fuel tank side The fuel pipe 2 is connected to a chamber on one side provided with an air retention portion 5c, the fuel pipe 2 on the fuel pump 3 side is connected to the other chamber without the air retention portion 5c, and the air vent means 4 the exhaust pipe 6 communicates with the chamber on one side provided with the air retention portion 5c, the air contained in the air and air Pepper of fuel discharged from the discharge pipe 6, reservoir Me air retention portion 5c of the filter means 5 emptied by that Treasure and a fuel pump with venting mechanism, fuel from the discharge pipe 6 for each of the start of operation not only at the time of installation of the burner could be prevented from becoming a runaway.
[0009]
In the above structure, the filter air抜開closure 5b is opened and closed in the filter unit 5, which constitutes a filter for electromagnetic valve 10 which is operated by the operation switch 10a, operating in operation of the operating switch 10a by use electromagnetic valve 10, because has a structure in which air accumulates in the air staying portion 5c is Ru are discharged, the handler is Ri Na as can vent filter means 5 in the switch operation, the fuel pump with tractable venting mechanism It has been realized.
[0012]
[Action]
The present invention relates to a configuration for removing air from the fuel pipe 2 when a burner is newly installed. The filter means 5 is provided when there is no height portion in the middle of the fuel pipe 2. If the air vent opening / closing port 5b is opened or the fuel pipe 2 on the fuel tank side is removed in front, the air can be easily vented due to the pressure drop with the fuel tank, but there is no high or low part in the middle of the fuel pipe 2. Piping is extremely difficult, and fuel may not flow smoothly when there are high and low parts. In the present invention, an air venting means 4 for discharging air is provided on the discharge side of the fuel pump 3, and the fuel pump 3 is operated to suck the air and pass through the high portion of the fuel pipe 2 that is difficult to flow normally. At the same time, the air venting means 4 is also operated, so that the air in the fuel pipe 2 that should flow from the discharge side of the fuel pump 3 to the fuel spray nozzle 1 can be directly vented.
[0013]
On the other hand, combustion can be started by performing air venting to open the air vent opening / closing port 5b provided in the filter means 5. However, if the air bubbles in the fuel pipe are not completely removed when the burner is installed, the use is started. Bubbles flow, and when these bubbles are large, if they are sent directly to the burner, combustion may stop. In the present invention, the bubbles are accumulated in the air retention part 5c of the filter means 5, and the air accumulated in the air retention part 5c can be extracted by opening the air vent opening / closing port 5. Further, by configuring the air vent opening / closing port 5 with the filter electromagnetic on-off valve 10, the user can press the operation switch 10a arbitrarily to immediately drain the accumulated air.
[0014]
Further, when air is ventilated using the air vent opening / closing port 5b provided in the filter means 5 and combustion is started, air is still accumulated in the flow path in the fuel pump 3 from the air vent opening / closing port 5b, The discharge pipe 6 of the air vent means 5 that draws out this air on the discharge side of the fuel pump 3 is connected to the fuel pipe 2, and the filter means 5 is provided with an air retention portion 5 c, which is used for air exchange that is discharged from the air vent means 5. The fuel is sent to the filter means 5 again through the discharge pipe 6 and the fuel pipe 2 and accumulated in the air retention part 5c, and the filter means 5 is a fuel pump that keeps air in the air retention part 5c and only the fuel. 3 can be sent.
[0015]
Further, the air venting means 4 is composed of two types, a flow path switching device 7 that operates at the fuel discharge pressure and an electromagnetic on-off valve 9 installed in the drain pipe 8, and the air vent opening / closing port 5b of the filter means 5 is for the filter. If the electromagnetic on-off valve 10 is configured, the fuel pump 3 is moved by operating the air vent operation switch 9a of the electromagnetic on-off valve 9 during installation, and the fuel in the air and the air in the fuel pipe 2 is forcibly discharged. Can do. Further, the operation switch 10a can be operated next to discharge the air in the air retaining portion 5c of the filter means 5, and thereafter, if an operation command is issued to the burner, the air remaining in the flow path to the fuel pump 3 is The fuel is sent to the fuel spray nozzle 1 after the discharge pressure of the fuel pump 3 becomes appropriate in the configuration in which the fuel is discharged by the flow path switching unit 7 and stored in the air retention part 5c, so that the fuel immediately becomes a good mist. It became possible to ignite.
[0016]
【Example】
This configuration will be described with reference to the drawings showing an embodiment. 1 is a fuel spray nozzle inserted into a burner, 2 is a fuel pipe connecting between a fuel tank (not shown) and the fuel spray nozzle 1, and 3 is close to a burner. A fuel pump attached to the fuel pipe 2. Reference numeral 4 denotes air venting means arranged in the fuel pipe 2 on the discharge side of the fuel pump 3, and reference numeral 5 denotes filter means arranged in the fuel pipe 2 on the suction side of the fuel pump 3.
[0017]
In the air venting means 4 shown in FIG. 1, 6 is a discharge pipe from which air discharged from the fuel pump 3 and air-fuel mix flows, and 7 is a flow path switching for switching between the fuel pipe toward the fuel spray nozzle 1 and the discharge pipe 6. It is a vessel. 7d is a cylindrical frame constituting the flow path switch 7, 7a is a movable body in close contact with the inner wall of the cylindrical frame 7d, 7b is a fuel passage larger than the diameter of the fuel spray nozzle 1 provided in the movable body 7a, 7c is a spring that pushes the movable body 7a to one side in the cylindrical frame 7d, 7e is a protrusion that opens and closes the fuel passage 7b opposite to the fuel passage 7b of the movable body 7a, and the discharge pipe 6 is a protrusion of the protrusion 7e. A fuel pipe 2 that is connected to a cylindrical frame 7d and communicates between the fuel pump 3 and the fuel spray nozzle 1 is connected to a cylindrical frame 7d that does not have a protrusion 7e.
[0018]
When the fuel pump 3 is operated and the air and fuel in the fuel pipe 2 are sent to the flow path switching unit 7 constituting the air venting means 4, the discharge pressure does not increase with air or fuel mixed with air. The fuel passage 7b and the protrusion 7e are separated from each other by pushing the movable body 7a, and the air and air mixed fuel at this time flows through the fuel passage 7b to the discharge pipe 6, and fuel is sprayed from the fuel spray nozzle 1. There is no such thing.
[0019]
Eventually, when the fuel pump 3 discharges the fuel, since the diameter of the fuel spray nozzle 1 is small, the internal pressure of the flow path switching unit 7 rises, and the movable body 7a moves while compressing the spring 7c. Then, when the fuel passage 7b of the movable body 7a is closed by the projection 7e, the discharge pressure of the fuel pump 3 is sufficiently increased, and the fuel ejected from the fuel spray nozzle 1 is in the form of a proper mist. Ignition combustion can be started normally.
[0020]
Therefore, the air venting means 4 is provided on the discharge side of the fuel pump 3 and the fuel pump 3 can be operated only completely apart from the normal operation of the burner. When the burner is installed, the fuel pump 3 is operated. By continuing, air and air mixed fuel can be discharged from the air venting means 4, and the fuel pipe 2 can be removed as in the conventional burner to directly flow out the fuel or cause an ignition failure error. The inconvenience of starting the combustion many times and initiating combustion even though it was incomplete combustion could be overcome.
[0021]
In the air vent means 4 shown in FIG. 2, 8 is a drain pipe branched from the discharge side of the fuel pump 3, 9 is an electromagnetic on-off valve installed on the drain pipe 8, and 9a is an air vent operation switch for opening and closing the electromagnetic on-off valve. . In the electric circuit shown in FIG. 3, 11 is a relay connected in parallel with the electromagnetic on-off valve 9, and 12 is a burner controller for controlling various electric parts of the burner not shown in accordance with a predetermined sequence. The fuel pump 3 can be controlled by timing. 11a is a relay contact driven by the relay 11. When the air vent operation switch 9a is operated, the relay contact 11a directly connects the fuel pump 3 connected to the burner controller 12 to the power source and is not related to the burner controller 12. In addition, the fuel pump 3 can be operated.
[0022]
For this reason, when the air vent operation switch 9a is operated when the burner is installed, the electromagnetic on / off valve 9 is opened, and the contact 11a of the relay 11 is energized by directly connecting the fuel pump 3 to the power source. When the fuel pump 3 is operated, air and air can be mixed and the fuel can be discharged from the drain pipe 8 that constitutes the air venting means 4. It was possible to overcome the inconvenient state of starting the burner several times while generating an error and starting combustion even though it was in an incomplete combustion state.
[0023]
In the filter means 5, 5 a is a filter body constituting the main part of the filter means 5, and 5 c is an air retention part provided in one chamber around the filter body 5 a of the filter means 5. The fuel pipe 2 is connected to a chamber on one side where the air retention portion 5c is located, while the fuel pipe 2 going to the fuel pump 3 is connected to a chamber on the other side where there is no air retention portion 5c. Shown to 5 b in FIG. 1 is air抜開closed configured in sealed screw, air抜開closure 5b is Yes installed in communication with the upper portion of the air retention portion 5c, opening the air抜開closure 5b Thus, the air accumulated in the air retention part 5c can be discharged.
[0024]
Some conventional filter means do not constitute a special air retention part, and some are provided with an air vent opening / closing port directly in a chamber to which a fuel pipe on the fuel tank side is connected. When the air vent opening is opened when the burner is installed, the fuel flows from the fuel tank to the fuel pipe with a drop pressure, and the air in the fuel pipe is discharged. When the filter means is filled with fuel, the fuel overflows from the air vent opening / closing port, so that the operation of the burner can be started, and then the bubbles flowing in the fuel pipe pass through the filter medium and spray the fuel. Since it is sent to the nozzle, it may stop combustion by creating an instantaneous flame extinction state, and normal operation will finally continue if bubbles remaining in the fuel pipe come out after several combustion stops It is.
[0025]
In the configuration of the present invention, as described above, not only the configuration in which the fuel pipe 2 is vented by forcibly moving the fuel pump 3 to discharge air or air-mixed fuel from the air venting means 4 is the same as the conventional one. When the burner is installed by opening the air vent opening / closing port 5b, the air up to the filter means 5 can be vented. However, air bubbles stay in the bubbles flowing from the fuel pipe 2 when the fuel pump 3 is operated thereafter. Since only the fuel can be supplied to the fuel spray nozzle 1 while accumulating air in the part 5c, it was possible to prevent troubles such as bubbles flowing into the fuel spray nozzle 1 and stopping combustion.
[0026]
In the filter means 5 shown in FIG. 2, 10 is a filter electromagnetic on-off valve constituting the air vent opening / closing port 5b, 10a is an operation switch for opening / closing the filter electromagnetic on-off valve 10, and the filter electromagnetic on-off valve 10 is an inlet. The side is connected to the air retention part 5 c and the outlet side is connected to the drain pipe 8. For this reason, if the operation switch 10a is closed by setting a fuel tray at the end of the drain pipe 8, the air accumulated in the air retaining portion 5c of the filter means 5 can be discharged from the drain pipe 8. When the air in the air retention part 5c is released, the fuel starts to flow out of the drain pipe 8. Therefore, if the push operation of the operation switch 10a is stopped, it is possible to return to the state before starting the normal operation.
[0027]
When the air switching means 7 is provided with a flow path switching device 7 that automatically switches according to the discharge pressure of the fuel pump 3, the discharge of the fuel pump 3 at the start of the burner operation even after the air in the fuel pipe 2 has completely escaped. When the pressure is low, the fuel always flows out from the discharge pipe 6 of the flow path switching unit 7 little by little. In such an automatic flow path switching unit 7, it is difficult to process the flowing fuel. Is preferably installed in the vicinity of the burner, and the structure is such that the spilled fuel is returned from the discharge pipe 6 to the fuel tank.
[0028]
However, in an actual installation state, it is extremely rare that the fuel tank is installed near the burner, and it is considered that the air vent means 4 that automatically switches cannot be used for a burner that uses a separate fuel tank. When the structure of the filter means 5 is implemented, the end of the discharge pipe 6 is connected to the fuel pipe 2 on the fuel tank side of the filter means 5 to switch the flow path automatically. The device 7 can be installed.
[0029]
That is, when the fuel pump 3 is operated and the air from the fuel pipe 2 is discharged, this air is also discharged from the fuel spray nozzle 1, and in the case of fuel mixed with air, the air is discharged from the fuel spray nozzle 1. Since the fuel passage 7b of the movable body 7a flows more easily than flowing through a small diameter, the fuel mixed with the air in the fuel pump 3 is returned to the fuel pipe 2 from the discharge pipe 6 and only the air Can accumulate in the air retention part 5c of the filter means 5 and perform normal combustion. Further, since the discharge pressure of the fuel pump 3 is low at the start of normal operation, the fuel flows out from the discharge pipe 6 until the predetermined discharge pressure is reached, but since this fuel is returned to the fuel pipe 2, a special fuel recovery is performed. It is no longer necessary to return to the mechanism or fuel tank.
[0030]
Further, in the case of the flow path switching device 7 that automatically switches with the fuel discharge pressure as the air vent means 4, the increase in the discharge pressure occurs when the fuel passes through the small diameter of the fuel spray nozzle 1. It is impossible to completely eliminate the fuel flowing out of 1. On the other hand, the air vent means 4 constituted by the drain pipe 8 branched from the fuel pipe 2 and the electromagnetic on-off valve 9 can reliably discharge air from the drain pipe 8 in a state where no fuel is sent to the fuel spray nozzle 1. Therefore, it becomes very easy to handle by supplementing the respective advantages and attaching the two types of air venting means 4. In particular, when the air vent operation switch 9a is provided and the fuel pump 3 and the electromagnetic on-off valve 9 are energized at the same time, the air to the fuel pump 3 can be vented while no fuel flows into the fuel spray nozzle 1.
[0031]
Next, if the operation switch 10a is operated to open the filter electromagnetic on-off valve 10, the air remaining in the air retention portion 5c of the filter means 5 that could not be extracted by the operation of the fuel pump 3 can be extracted. By operating these two switches, the operator can remove the air from the fuel pipe 2 without getting his hands dirty with any fuel. Then, if a normal burner operation is performed after the air venting operation is finished, the remaining air is accumulated in the air retaining part 5c of the filter means 5 from the discharge pipe 6 by the action of the flow path switching unit 7, and the fuel The fuel is sprayed from the spray nozzle 1 without being interrupted by the fuel pressure, and the burner does not burn abnormally.
[0032]
Further, since the fuel flows out only from the electromagnetic on-off valve 9 and the filter electromagnetic on-off valve 10 which are manually operated when the burner is installed, it is only necessary to process this fuel, and the remaining bubbles are discharged. Even if the flow path switch 7 to be provided is provided, there is no fear that the fuel flows out to the outside. Further, since the combustion is continued while accumulating air in the air retention part 5c of the filter means 5, bubbles that are likely to be generated when the air is vented using the fuel pump 3 and flow after a while after starting combustion. The burner is very easy to handle because the combustion does not stop due to the above.
[0033]
The end of the drain pipe 8 can be directly returned to the fuel tank when the fuel tank is installed in the vicinity of the burner. However, a tray is provided at the end of the drain pipe 8 so that the fuel flows through the tray when the burner is installed. Thus, the discharged fuel can be processed regardless of the position of the fuel tank. Then, after starting normal operation, air does not flow through the discharge pipe 6 of the flow path switching unit 7, and all the fuel flows, so that the air accumulated in the air retention part 5c of the filter means 5 increases. Absent. For this reason, fuel does not flow from the drain pipe 8 except during the initial operation of the burner, and it is not necessary to prepare facilities for fuel outflow except during installation.
[0034]
【The invention's effect】
When there is a high and low part in the middle of the fuel pipe 2, the resistance when the fuel flows over the high part is large, so it takes a long time for the fuel to reach the burner part. However, in the present invention, the air venting means 4 is provided on the discharge side of the fuel pump 3, and the air venting means 4 allows the fuel pump 3 to be opened in a state where air in the fuel pipe 2 is released. Since the engine can be operated, the fuel pump 3 can be operated to flow the fuel reliably when the air does not escape smoothly at the drop pressure.
[0035]
Further, since the air venting means 4 is composed of a movable body 7a that moves with the discharge pressure of the fuel, a fuel passage 7b provided in the movable body 7a, and a spring 7c that moves the movable body 7a, the fuel when the discharge pressure is low due to air mixing. Does not flow to the fuel spray nozzle 1 but flows to the discharge pipe 6 through the large fuel passage 7b. When the air is discharged and the fuel discharge pressure becomes high, the spring 7c is compressed and the movable body 7a is moved to move the fuel passage 7b. Because it closes, only the fuel that has been increased to the proper pressure is sent to the fuel spray nozzle 1, the fuel sprays well in the form of a mist from the beginning, and the burner can start burning immediately. The combustion state does not become abnormal.
[0036]
In addition, an electromagnetic on / off valve 9 is provided in the drain pipe 8 branched from the discharge side of the fuel pump 3 as the air venting means 4, and the electromagnetic on / off valve 9 is operated by an air vent operation switch 9 a, If the fuel pump 3 is structured so that it can be operated directly in conjunction with the fuel pump 3, the discharge capacity can be limited by operating the air vent switch 9a without worrying about the installation state of the fuel pipe 2 communicating with the fuel tank. Although it took some time for the air to escape, anyone could remove the air without getting dirty.
[0037]
The filter means 5 is separated into two chambers by a filter 5a and is provided with an air retaining portion 5c and an air vent opening / closing port 5b in one chamber communicating with the fuel tank, and the other chamber is connected to the fuel pump 3. Since the air contained in the fuel is collected in the air retention portion 5c and only the fuel goes to the fuel spray nozzle 1, the burner burns by the bubbles even if the bubbles flowing late in the fuel are mixed. No longer disappears.
[0038]
The air accumulated in the air retaining part 5c of the filter means 5 by flowing from the fuel pipe 2 can be removed using the air vent opening / closing port 5b. In the present invention, the air vent opening / closing port 5b is used for a filter. Since the electromagnetic on-off valve 10 is configured and the filter electromagnetic on-off valve 10 is opened by operating the operation switch 10a, the air can be easily removed by operating the switch.
[0039]
If such an air retention portion 5c can be provided in the filter means 5 when the flow path switching device 7 is used for the air venting means 4, the discharge pipe 6 of the flow path switching device 7 is replaced with the fuel pipe 2 on the fuel tank side. It is an effective structure to be connected, and at the beginning of the burner operation, when the discharge pressure of the fuel pump 3 is still low, the fuel is automatically returned to the fuel pipe 2 and the air contained therein is air retention Since only the fuel is sent to the fuel pump 3 while accumulating in the portion 5c, the fuel or air-fuel mixture does not run down from the discharge pipe 6 every time the burner is installed or every time the operation is started. Since it can be returned to the pipe 2, anyone can operate the burner with the flow path switching unit 7 that operates automatically.
[0040]
Further, a flow path switch 7 and an electromagnetic on-off valve 9 installed in the drain pipe 8 are provided as the air venting means 4, and the fuel pump 3 and the electromagnetic on-off valve 9 can be opened by operating the air vent operation switch 9a. As a result, the fuel mixed with air can be forced out of the drain pipe 8, and after the air no longer mixes with the drain, the operation switch 10a is closed and collected in the air retention portion 5c. When the air is discharged, the air venting operation can be completed, and when the burner is operated, normal operation can be started immediately, so anyone can easily install the burner. In addition, the outflow of fuel to the outside at the time of installation, etc. is limited to when the operator operates the switch, so that the drain fuel can be processed reliably.
[Brief description of the drawings]
Figure 1 is an explanatory view of an state of the present invention, shows the arrangement of the vicinity of the fuel pump.
Figure 2 is a fragmentary cross-sectional view showing an arrangement in the vicinity of the fuel pump illustrating the actual施例of the present invention.
FIG. 3 is an electrical circuit diagram of a main part showing an embodiment of the present invention.
[Explanation of symbols]
DESCRIPTION OF SYMBOLS 1 Fuel spray pump 2 Fuel pipe 3 Fuel pump 4 Air vent means 5 Filter means 5a Filter body 5b Air vent opening / closing port 5c Air retention part 6 Exhaust pipe 7 Flow path switch 7a Movable body 7b Fuel passage 7c Spring 8 Drain pipe 9 Electromagnetic on-off valve 9a Air vent operation switch 10 Filter electromagnetic on-off valve 10a

Claims

A fuel spray nozzle 1 which has demanded the bar burner, the fuel pipe 2 between the fuel tank is provided,
Its fuel pipe 2, attaching the fuel pump 3, an air Nukite stage 4 located on the discharge side of the fuel pump 3,
The air venting means 4 switches the flow path toward the fuel spray nozzle 1 to discharge air and air mixed fuel discharged toward the fuel spray nozzle 1 when the fuel pump 3 is operated.
The air venting means 4 comprises an electromagnetic on-off valve 9 that branches off from the discharge side of the fuel pump 3 and discharges air-air mixed fuel to the drain pipe 8, and opens and closes the electromagnetic on-off valve 9. Equipped with an air vent switch 9a,
Said air抜操operation switch 9a is provided to be able intermittently both energizing the solenoid valve 9 and the fuel pump 3, the closing operation of the air抜操operation switch 9a prior to initial operation of the burner, air and air Pepper A fuel pump with an air vent mechanism, characterized in that fuel flows out of the drain pipe 8.

In addition to the air vent 4 comprising the electromagnetic on-off valve 9, another air vent 4 is provided,
The air venting means 4 comprises a flow path switch 7 that switches between the fuel pipe 2 on the discharge side of the fuel pump 3 and a discharge pipe 6 that discharges fuel mixed with air.
The flow path switch 7 includes a movable body 7a which moves in the fuel discharge pressure of the fuel pump 3, a large fuel passage 7b than the diameter of the fuel spray nozzle 1 which is provided on the movable body 7a, a higher fuel discharge pressure and a spring 7c to open the opening of the fuel passage 7b push back the movable body 7a which closes the opening of the fuel passage 7b at the discharge of the fuel is low air and air Pepper fuel discharge pressure moves sometimes
Wherein the air and air Pepper of fuel in the fuel pipe 2, an air vent mechanism with a fuel pump according to claim 1, characterized in that out discharge and the drain pipe 8 from the exhaust pipe 6.

Attaching the filter unit 5 to the fuel pipe 2 you position the suction side of the fuel pump 3, the filter unit 5, the filtration body 5a for separating interior into two chambers, was divided by the filtration member 5a An air retention part 5c that collects air bubbles mixed in the fuel provided in the chamber on one side, and an air vent opening 5b that discharges the air bubbles collected in the air retention part 5c by an opening and closing operation;
The fuel pipe 2 of the fuel tank side is connected to one side of the chamber provided with the air retention portion 5c, the fuel pipe 2 of the fuel pump 3 side is connected to the other side of the chamber without the air retention portions 5c,
Wherein the discharge pipe 6 of the air Nukite stage 4 communicates with the chamber on one side provided with the air retention portion 5c, the air contained in the air and air Pepper of fuel discharged from the discharge pipe 6, air filter means 5 fuel pump with an air vent mechanism according to claim 2, wherein the reservoir Mel dwell portion 5c.

Air抜開closure 5b is opened and closed in the filter unit 5 is composed of a filter for electromagnetic valve 10 which is operated by the operation switch 10a, by the filter solenoid valve 10 which operates by the operation of the operation switch 10a air vent mechanism with the fuel pump as claimed in claim 3 in which the air accumulated in the air staying portion 5c is characterized Rukoto discharged.