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  • Signal Processing For Digital Recording And Reproducing (AREA)
  • Signal Processing Not Specific To The Method Of Recording And Reproducing (AREA)

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、再生装置、例えば車載用として好適なオーディオ再生装置における出力レベル調整に関する。
【0002】
【従来の技術】
生装置の音源としては、従前の一般放送波やカセットテープ等のメディアから、近年のCD,MDおよびDVD等のディスクを媒体とするメディアまで、多種に及ぶ。これらのうち、本発明は主として後者のディスクを媒体とするメディアについて述べる。
【0003】
ディスクを媒体とする音源について見てみると、通常、そのディスクの種類毎に音源の録音形態が異なっている。例えば上記のCD/MDと、DVDとでは、相互に録音形態が異なる。
【0004】
DVDにあってはそれ自身でさらに異なった録音形態がある。代表例としては、次の3種の録音形態、すなわち
<1> リニアPCM
<2> AC−3(Audio Code Number 3)
<3> DTS(Digital Theater Systems)
がある。
【0005】
上記3種の録音形態をさらに詳しく見てみると、<1>のリニアPCMでの録音は、比較的高い再生音量を生じさせる。一方、<2>および<3>のAC−3/DTSでは、広いダイナミックレンジを確保すべく、全体的に低い再生音量を生じさせるように録音されている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
かくしてDVDからの音楽や音声をユーザが聴取しようとする場合、その音源が、リニアPCMであるか、またはAC−3/DTS等のリニアPCM以外のものであるか、によって再生音の出力レベルは、一般に、前者では高くなり後者では低くなる。
【0007】
加えて、AC−3/DTS等はもともとセンタースピーカを含む6台のスピーカにより再生することを前提としていることから、一般にセンタースピーカを配置する場合が少ない例えば車載用のオーディオ装置にあっては、なおさら出力レベルは低くなってしまう。
【0008】
このことから、ユーザが、AC−3/DTS等のリニアPCM以外のものを音源とするDVDからの再生音を聴取し終えて、次に、リニアPCMを音源とするDVDあるいはCD/MDにモード切換えをしたような場合、スピーカから大音量の再生音が出力されてしまう。この結果、ユーザはモード切換え時の突然の大音量に驚かされる、という問題がある。
【0009】
このとき当然ユーザはあわててボリュームを絞りこむことになる。
【0010】
したがって本発明は、メディアとして少なくともDVDを再生する再生装置において、音源の録音形態の違いに起因して、メディアまたは音源のモード切換え時に生ずる出力レベルの大きな変動を、自動的に抑制することのできる出力レベル調整システムを提供することを目的とするものである。
【0011】
【課題を解決するための手段】
図1は本発明に係る出力レベル調整動作の基本ステップを示すフローチャートである。
【0012】
本発明の出力レベル調整方法は、再生メディアとして少なくともDVD(Digital Versatile Disc)をセット可能なオーディオ再生装置に適用するものであり、図示する3つのステップS11,S12およびS13を含む。これらのステップの内容は次のとおりである。
【0013】
ステップS11:セットされた再生メディアがDVDか否かを識別する。
【0014】
ステップS12:セットされた再生メディアがDVDであると識別されたとき、そのDVDの音源が、高音量で再生される第1の録音形態または低音量で再生される第2の録音形態のいずれの録音形態による音源か、を判別する。
【0015】
ステップS13:音源が第2の録音形態による再生メディアであるときのみ、再生すべき音量を増大(UP)する制御を行う。一方、上記ステップS12の判別結果がYesのとき、すなわち、再生メディアが第1の録音形態であると判別されたときには音量を維持する。
【0016】
上記の第1の録音形態は、既述の例によればリニアPCMでありまた既述の例におけるCD/MD等のDVD以外の再生メディアによる録音形態であり、上記の第2の録音形態は、既述の例によればAC−3またはDTSである。ただし、これらに限定するものではない。
【0017】
尚、上記の例では録音形態として2種類としているが、3種類以上の録音形態でも対応可能で、その場合には録音形態を検出し、検出した録音形態に対応した音量調整を行う。
【0018】
具体的には、録音形態に対応づけて音量調整データが記憶されており、検出した録音形態に対応した音量調整データを読み出し音量調整を行う。
【0019】
また、上記の例では再生メディアをDVDをしているが、DVD以外の再生メディアでも対応可能で、CDなど他の再生メディアとしても良い。
【0020】
かくして、上記のステップS11〜S13を、オーディオ装置内で自動的に行わせることにより、音源が第2の録音形態すなわち例えばAC−3やDTSのように、低音量で再生されるメディアの場合のみ選択的に音量を上げることができ、したがって第1の録音形態すなわち例えばリニアPCMやもしあるとすればMPEG2のように、高音量で再生されるメディアの場合は音量を上げずにしておくことができる。
【0021】
その結果として、音源が第2の録音形態から第1の録音形態にモード切換えされたときに、ユーザがそのときの突然の大音量に驚く、といった既述の問題点が解決される。また、突然の大音量に驚いてあわててユーザがマニュアルでボリュームを絞りこむといった操作から解放される。
【0022】
【発明の実施の形態】
図2は本発明に係る第1の実施形態を示すフローチャートである。
【0023】
本図のフローチャートは、第1の録音形態をリニアPCMに特定し、第2の録音形態をAC−3やDTSに特定して示すものである。(なお、以降の各図においては、上記の録音形態として、リニアPCM、AC−3,DTSを具体例として記載する。)
したがって図2におけるステップS21,S22およびS23は、それぞれ図1におけるステップS11,S12およびS13と全く等価である。
【0024】
図3は本発明に係る第2の実施形態を示すフローチャートである。
【0025】
図示するとおり、ステップS31およびS32からなり、
再生すべき音量を自動的に増大させるステップS31(図2のS23と同じ)の後に、音源が第2の録音形態(AC−3/DTS等)であるDVDから、それ以外の再生メディア(CD/MD等)へまたはその音源が第1の録音形態(リニアPCM等)であるDVDへ、モード切換えしたとき、
このモード切換え発生前の音量に自動的に戻すステップS32、をさらに有することを特徴とするものである。
【0026】
この場合、モード切換え発生前の音量を記憶しておく必要があるが、これは電子VOL(ボリューム)に内蔵のメモリに記憶しておくことができる(後述)。
【0027】
かくして第2の実施形態によれば、再び他の再生メディア(CD/MD、一般放送波等)に切り換わっても、ユーザがマニュアルで音量を絞りこむ必要がなくなる。
【0028】
図4は本発明に係る第3の実施形態を示すフローチャートである。
【0029】
図示するとおり、ステップS41〜S43からなり、
再生すべき音量を自動的に増大させるステップS41(図2のS23と同じ)の後に、ユーザがマニュアル(手動)でその音量にさらに微調整を加えるステップS42を有し、
その後、音源が第2の録音形態(AC−3/DTS等)であるDVDから、それ以外の再生メディア(CD/MD等)へまたは音源が第1の録音形態(リニアPCM等)であるDVDへ、モード切換えしたとき、
上記の音量の微調整分を反映させたまま、そのモード切換え発生前の音量に戻すステップS43、を有することを特徴とするものである。
【0030】
上記ステップS41の状態において、ユーザが自動設定された音量をさらに変更したいと望む状況が考えられる。例えば、当該オーディオ再生装置を搭載する車を運転するユーザは、その車が高速走行に入ったときあるいはトンネル内走行に入ったとき、のような状況下では、そのユーザは上記の自動設定された音量をさらに微調整して音量を上げることを望む。
【0031】
逆にその車に同乗する子供が眠り込んだような状況では、上記の自動設定された音量をさらに微調整して音量を下げることを望む。
【0032】
上記のように音量に微調整を加えた後、音源をリニアPCM等にモード切換えしたとき、再び新たな音量に自動設定されるが、この場合でも、上述した状況が維持されているとすれば、各状況下で上記ステップS42にて加えた上記の音量の微調整は、そのまま新たな自動設定音量のもとでも反映させるのが有利である。そうしないと、ユーザは上記のモード切換え後に再び上記ステップS42と同様の操作をしなければならなくなるからである。
【0033】
かくして第3の実施形態によれば、再び他の再生メディア(CD/MD、一般放送等)に切り換わっても、ユーザの欲する音量を自動的に維持することができる。
【0034】
図5は本発明に係る第4の実施形態を示すフローチャートである。
【0035】
図示するとおり、ステップS51およびS52からなり、
再生すべき音量を自動的に増大させるステップS51(図2のS23と同じ)の後に、これまで使用していたDVDがイジェクト(EJECT)されたとき、そのイジェクト発生前の音量に戻すステップS52、をさらに有することを特徴とするものである。
【0036】
現在聴取中のDVD(音源がAC−3やDTS等)がオーディオ再生装置から抜かれたとき、その次に、新たな再生メディアがいつ何時その装置に挿入されるか分からないが、直前のDVD(AC−3やDTS等)とは異なる再生メディア(CD/MD、リニアPCMのDVD等)が挿入される可能性が高い。
【0037】
そこで、AC−3やDTS等のDVDが抜かれたら(EJECT)、即座に、元の音量に戻すように自動設定しておくようにする。
【0038】
かくして第4の実施形態によれば、音源の違うメディア例えばDVD(リニアPCM)に、メディア入替えされたとしても、ユーザに初期化操作を強いることなしに、新たなメディアに対応可能となる。
【0039】
図6は本発明に係る第5の実施形態を示すフローチャートである。
【0040】
上述の第1〜第4の実施形態は、オーディオ再生装置からの出力レベルの調整ファクタとして、「音量」に着目するものであるが、第5〜第8の実施形態は、その出力レベルの調整ファクタとして、「周波数特性」に着目する。
【0041】
まず第5の実施形態は、図6に示すとおり、ステップS61〜S63からなる。以下のとおりである。
【0042】
ステップS61:セットされた再生メディアがDVDか否かを識別する(図2のステップS21と同じ)。
【0043】
ステップS62:セットされた再生メディアがDVDであると識別されたとき、そのDVDの音源が、高音量で再生される第1の録音形態(リニアPCM等)または低音量で再生される第2の録音形態(AC−3,DTS等)のいずれの録音形態による音源か、を判別する(図2のステップS22と同じ)。
【0044】
ステップS63:音源が上記の第2の録音形態による音源であるとき、再生すべき出力のセリフ帯域での周波数特性(f特)を引き上げる。
【0045】
このステップS63が注目すべきステップである。
【0046】
一般に、周波数特性を引き上げることによっても、既述の「音量増大」と似たような音量感の増大が期待できる。この場合、特にセリフ(台詞)帯域(例えば、300Hz〜3KHz )の引き上げが有効である。これは、例えばリニアPCM音源からAC−3/DTS音源に切り換わったときに、AC−3/DTS音源のうちセリフ帯域での音量感の著しい落ち込みが経験されること(会話が聞き難くなる)に基づく。
【0047】
かくして第5の実施形態によれば、AC−3やDTS等の音源のDVDを、他メディアに切り換えたとき、該他メディアとの間のレベル差に対して、ユーザがマニュアルでイコライザ(EQ)の操作をしてセルフ帯域のf特をその都度引き上げる、といった煩わしさがなくなる。
【0048】
図7は本発明に係る第6の実施形態を示すフローチャートである。
【0049】
図示するとおり、ステップS71およびS72からなり、
再生すべき出力のセリフ帯域での周波数特性を自動的に引き上げるステップS71(図6のS63と同じ)の後に、音源が第2の録音形態(AC−3/DTS等)であるDVDから、それ以外の再生メディア(CD/MD等)へまたはその音源が第1の録音形態(リニアPCM等)であるDVDへ、のモード切換えしたとき、
このモード切換え前の周波数特性(f特)に自動的に戻すステップS72、をさらに有することを特徴とするものである。
【0050】
かくして第6の実施形態によれば、再び他の再生メディア(CD/MD、一般放送等)に切り換わっても、ユーザがマニュアルでイコライザを操作して、セリフ帯域のf特を引き下げる必要がなくなる。
【0051】
図8は本発明に係る第7の実施形態を示すフローチャートである。
【0052】
図示するとおり、ステップS81〜S83からなり、
再生すべき出力のセリフ帯域での周波数特性(f特)を自動的に引き上げるステップS81(図6のS63と同じ)後に、その再生すべき出力の周波数特性に対しユーザがマニュアル(手動)でイコライザ(EQ)によりさらに微調整を加えるステップS82を有し、
その後、音源が前記第2の録音形態(AC−3/DTS等)であるDVDから、それ以外の再生メディアへまたは前記音源が前記第1の録音形態である前記DVDへ、モード切換えしたとき、
上記周波数特性の微調整分を反映させたまま、そのモード切換え発生前の周波数特性(f特)に戻すステップS83、を有することを特徴とするものである。
【0053】
この第7の実施形態が有効となる背景は、第3の実施形態(図4)において述べた背景と全く同じであり、当該オーディオ再生装置を搭載する車が高速走行あるいはトンネル走行に入った場合(このときはEQ調整のUP)、または車内で子供が寝ている場合(このときはEQ調整のdown)等の状況を考慮したものである。
【0054】
かくして第7の実施形態によれば、既述の第3の実施形態と同様に、再び他の再生メディア(CD/MD、一般放送等)に切り換わっても、ユーザが欲する音量(音質)を自動的に維持することができる。
【0055】
図9は本発明に係る第8の実施形態を示すフローチャートである。
【0056】
図示するとおり、ステップS91およびS92からなり、
再生すべき出力のセリフ帯域での周波数特性(f特)を自動的に引き上げるステップS91(図6のS63と同じ)の後に、これまで使用したDVDがイジェクト(EJECT)されたとき、
そのイジェクト発生前の周波数特性に戻すステップS92、をさらに有することを特徴とするものである。
【0057】
この第8の実施形態が有効となる背景は、第4の実施形態(図5)において述べた背景と全く同じであり、現在聴取中のDVD(音源がAC−3やDTS等)が引き抜かれたときに、次に挿入されるメディアのために備えをしておく。この新たなメディアは直前のメディア(上記のAC−3やDTS等)とは異なる、リニアPCM等のDVDあるいはCD/MDの可能性が高いから、そのときのために予め元のf特に戻しておくようにする。
【0058】
かくして第8の実施形態によれば、メディアの入替えがなされたとしても、ユーザに初期化操作を強いることなしに、新たなメディアに対応できる。
【0059】
図10は本発明に係る第9の実施形態を示すフローチャートである。
【0060】
上述の第1〜第4の実施形態は出力レベルの調整ファクタとして「音量」に着目し、上述の第5〜第8の実施形態は出力レベルの調整ファクタとして「f特」に着目している。さらに以下に説明する第9の実施〜第11の実施形態は、その出力レベルの調整ファクタとして「音量およびf特」に着目する。
【0061】
まず第9の実施形態は、図10に示すとおり、ステップS101〜S103からなる。以下のとおりである。
【0062】
ステップS101:セットされた再生メディアがDVDか否かを識別する(図2のステップS21と同じ)。
【0063】
ステップS102:セットされた再生メディアがDVDであると識別されたとき、そのDVDの音源が、高音量で再生される第1の録音形態(リニアPCM等)または低音量で再生される第2の録音形態(AC−3,DTS等)のいずれの録音形態による音源か、を判別する(図2のステップS22と同じ)。
【0064】
ステップS103:音源が上記の第2の録音形態による音源であるとき、再生すべき出力のセリフ帯域での周波数特性(f特)を引き上げると共に、再生すべき音量を増大(音量UP)させる。
【0065】
このステップS103が、注目すべきステップである。
【0066】
このように、f特の自動調整と音量の自動調整との複合によって、本発明の目的を達成することもできる。この場合、その複合のすべき両者の重み付けをどのようにするか、というやや複雑な問題を伴うが、その反面、ユーザの感覚により適合した微妙な調整が期待できる。
【0067】
この第9の実施形態によれば、音量のヘッドクリアランスが少ないようなオーディオ再生装置において、f特の引き上げ過ぎによる出力歪みの発生を防止することができる。具体的には、次の図11に示すステップを実行する。
【0068】
図11は図10のステップ中ステップS103についての好適な実現例を示すフローチャートである。
【0069】
すなわち図11は、図10のステップS101〜S103のうち、ステップS103を一層具体的にステップS104およびS105として示すものであり、再生すべき出力のセリフ帯域での周波数特性を引き上げると共に再生すべき音量を増大させるステップS103において、
オーバーヘッドを生じない程度に周波数特性(f特)を変更すると共にその周波数特性の変更では不足する分だけ音量を増大(音量UP)させることを特徴とするものである。
【0070】
オーバーヘッド(飽和)が生じると音質が悪化するので、f特での調整は若干抑え気味にし、それによって不足してくる音量感は、音量のUPによって補うのが好ましい。
【0071】
図12は本発明に係る第10の実施形態を示すフローチャートである。
【0072】
本図に示すとおり、
再生すべき出力のセリフ帯域での周波数特性を引き上げると共に再生すべき音量を増大させるステップS111(=S103)の後に、音源が第2の録音形態であるDVDから、それ以外の再生メディアへまたは音源が第1の録音形態であるDVDへ、モード切換えしたとき、
そのモード切換え発生前の音量およびそのモード切換え発生前の周波数特性にそれぞれ戻すステップS112、をさらに有することを特徴とするものである。
【0073】
この第10の実施形態が必要とされる背景とその効果は、既述した第2の実施形態(図3)および第6の実施形態(図7)の場合と同じである。
【0074】
図13は本発明に係る第11の実施形態を示すフローチャートである。
【0075】
本図に示すとおり、
再生すべき出力のセリフ帯域での周波数特性を引き上げると共に再生すべき音量を増大させるステップS121(=S103)の後に、DVDがイジェクトされたとき、
そのイジェクト発生前の音量およびそのイジェクト発生前の周波数特性にそれぞれ戻すステップS122、をさらに有することを特徴とするものである。
【0076】
この第11の実施形態が必要とされる背景とその効果は、既述した第4の実施形態(図5)および第8の実施形態(図9)の場合と同じである。
【0077】
以上、本発明の主たる実施形態である、第1〜第4の実施形態と、第5〜第8の実施形態と、第9〜第11の実施形態と、について説明したので、さらにこれらに追加する補足的な第12および第13の実施形態について述べる。
【0078】
図14は本発明に係る第12の実施形態を実例をもって表す図である。
【0079】
既述の、第1〜第4の実施形態および第9〜第11の実施形態においては、音量を増大させるステップ(自動音量UP)を含むが、このステップにおける音量UP分は、装置任せにするのではなく、ユーザの好みに合せるようにしても良い。
【0080】
このため第12の実施形態では、増大させる音量のレベルがユーザ毎に可変であるようにする。
【0081】
図14を参照すると、本図は当該オーディオ再生装置に備えられているディスプレイ部の画面を表しており、タッチパネルとなっていてユーザが直接画面に触れることによって所望の設定ができるようになっている。
【0082】
本図の例では、セットされたDVDがAC−3/DTSを音源としており、音量の増大量(Volume Up量)が、5dBに設定された場合を示している。
【0083】
次に、補足的な第13の実施形態について述べる。
【0084】
図15は本発明に係る第13の実施形態を実例をもって表す図(その1)、
図16は同図(その2)である。
【0085】
既述の、第5〜第8の実施形態および第9〜第11の実施形態においては、f特を調整するステップ(自動f特調整)を含むが、このステップにおけるf特調整分は、装置任せにするのではなく、ユーザの好みに合せるようにしても良い。
【0086】
このため第13の実施形態では、周波数特性を引き上げるレベルがユーザ毎に可変であるようにする。
【0087】
図15を参照すると、本図に示す上記のディスプレイ部の画面においては、AC−3/DTSのDVDが当該オーディオ再生装置にセットされていて、与えられた4種のf特パターン(1,2,3,4)のうち、第2のf特パターンを選択したことを表している。
【0088】
図15の例では、AC−3とDTSとを区別せずに両者共通にf特パターンを画面上に与えているが、これらAC−3とDTSとを個別に扱うようにしたのが図16に示す例である。
【0089】
図16の例では、ユーザは、AC−3として第3のf特パターンを選択し、DTSとして第2のf特パターンを選択している。
【0090】
上述の各実施形態の他に、本発明に基づく変形実施形態について述べておく。
【0091】
この変形実施形態は、イコライザ(EQ)機能とラウドネス機能とが内蔵されたオーディオ再生装置に適用される。
【0092】
図17は本発明に係る変形実施形態を示すフローチャートである。
【0093】
本図のステップS101〜S103は、図10に示したステップS101〜S103と同様に、
セットされた再生メディアがDVDか否かを識別するステップS101、
セットされた再生メディアがDVDであると識別されたとき、そのDVDの音源が、高音量で再生される第1の録音形態または低音量で再生される第2の録音形態のいずれの録音形態による音源か、を判別するステップS102、および
音源が第2の録音形態による音源であるとき、再生すべき出力のセリフ帯域での周波数特性を引き上げるステップS103、である。
【0094】
そしてそのあとに、
ステップS131で、上記の周波数特性の最大変化幅を求め、
ステップS132で、イコライザ(EQ)のゲインまたはラウドネスのゲインを、その最大変化幅分だけ引き下げる。
【0095】
そしてさらに、その最大変化幅分だけ引き下げた後に、音源が第2の録音形態であるDVDから、それ以外の再生メディアへまたは音源が第1の録音形態であるDVDへ、モード切換えしたとき、
イコライザ(EQ)のゲインまたはラウドネスのゲインを、上記の最大変化幅分だけ引き下げたまま、そのモード切換え発生前の周波数特性に戻すステップS134、をさらに有する。
【0096】
上記の最大変化幅分(例えば図15における山の高さ)を求めて、その分、イコライザのレベルまたはラウドネスのレベルを全体的に下げる。そしてそれ以降のメディア入れ替え時にも、その下げた分をそのまま有効にする。
【0097】
AC−3やDTS音源のDVDへモード切換えした直後はf特変化がないため、出力レベルが上がった感覚が得られないが、他メディアに切り換わっても、DVDと他メディアとの間の出力レベル差がなくなるため、突然の大音量によってユーザがびっくりすることがなくなる。
【0098】
上述した各実施態様では、音源の録音形態として異なる2つの録音形態、すなわち第1および第2の録音形態を例にとって説明したが、これに限定することなく、第3、第4・・・の録音形態が存在したとしても、同様に本発明を適用することができる。
【0099】
一方、本発明に係る出力レベル調整機能を常に働かせておく必要はなく、ユーザの都合で所望のときだけ該機能をオンとし、それ以外のときはオフとしても良い。
【0100】
最後に、上述した本発明に係る出力レベル調整方法を実施可能なオーディオ再生装置の構成例を示す。
【0101】
図18は本発明を実施可能なオーディオ再生装置の構成例を示す図である。
【0102】
本図において、参照番号1はオーディオ再生装置の全体を示す。
【0103】
本図の左端は音源の入力側を示し、DVDとCDとMDとが例示されている。これらDVD/CD/MDのいずれか1つが、スイッチ部2により選択される。この選択は、操作部3の中の所定のキーをユーザが押すことにより、制御部4を介して行われる。
【0104】
例えばDVDが選択されたとすると、その出力信号はまずデコーダ5に入力される。デコーダ5はその入力された出力信号を復号して、制御データならびに本来の映像データおよび音声データを出力する。
【0105】
上記制御データは、制御部4に入力される。このデータには、DVD/CD/MDを区別する情報やリニアPCM,AC−3,DTS・・・等の種々の制御情報が含まれる。したがって、例えばステップS21(図2)に示す「再生メディアはDVDか?」の判断は、制御部4が上記の制御情報に基づいて行うことができる。また、例えばステップS22(図2)に示す「音源はリニアPCMか?」の判断についても同様である。
【0106】
デコーダ5からの出力データのうち、上記映像データはディスプレイ部6に入力され、ここで映像が表示される。
【0107】
一方、本発明に特に関係するデコーダ5からの上記音声データは、イコライザ(EQ1)7→イコライザ(EQ2)8→ラウドネス回路9→電子VOL(ボリューム)10→パワーアンプ11を経て、スピーカ12より、音楽あるいは音声としてユーザに提供される。
【0108】
なお本図中、ブロック20の部分はDSP(Digital Signal Processor)により一体に形成されるのが一般的である。したがってこのDSPを用いる場合を例にとって説明を続ける。
【0109】
図19は図18における制御部4の構成例(音量系)を示す図であり、
図20は図18における制御部4の構成例(周波数系)を示す図である。
【0110】
まず図19を参照すると、制御部4の音量系において、デコーダ5からの前記制御データにより、再生中の音源の種別を知り、この種別に相当する音量調整値を調整値設定部21より出力する。この調整値は、例えばステップS23(S31でも同じ)に示す「自動音量UP」において用いられる。
【0111】
一方、操作部3からユーザによって指定された音量値(VOL値)は、VOL値メモリ22に記憶される。このVOL値は、例えばステップS32(図3)の「元の音量に戻す」において利用され、またステップS42(図4)の「手動で音量調整」において変更され、ステップS43(図4)において反映される。
【0112】
上述した、調整設定部21からのデータとVOL値メモリ22からのデータは、合成部23にて合成され、さらに電子VOL10に印加されて、所定の音量をスピーカ12から得る。
【0113】
引き続き図19において、その右下側にはラウドネス制御系が示されている。ここには、ラウドネスパターンテーブル24(ROM)とラウドネス係数設定部25がある。
【0114】
ラウドネス係数設定部25は、DSP20内のラウドネス回路9相当部分へ与えるべきラウドネス係数を生成する。この生成に際しては、再生中の音源の種別を表す情報と、ラウドネスパターンとが必要である。一般にラウドネスパターンは、低音域と高音域を持ち上げるようなパターンであって、上記テーブル24には複数種のパターンP1,P2,P3・・・が用意されている。どのパターンを選択するかは、再生中の音量に従って決定される。このためにVOL値メモリ22の値が用いられる。
【0115】
最後に図20(制御部4の周波数系)を説明する。制御部4の周波数系において、EQ元パターンテーブル45(ROM)には、音源の種別(AC−3,DTS,CD,MD等)に応じた初期イコライザパターンが格納されている。このテーブル45から、一旦EQパターンテーブル46(RAM)に全ての初期イコライザパターンを転写する。このように転写するのは、ユーザの好みに応じて操作部3よりそのパターンを調整可能とするためである。これは、例えば図15や図16に示すf特パターンの変更に利用することができる。
【0116】
EQパターンテーブル46内のいずれのEQパターンを選択して読み出すか、は再生中の音源の種別により決定される。この種別が例えばAC−3ならば、AC−3に対応するEQパターンが調整用EQ係数設定部37に書き込まれ保持される。このEQパターンの設定が、例えばステップS63に示す「セリフ帯域のf特を引き上げる」操作に相当する。すなわち、セリフ帯域のf特を特別に引き上げたEQパターンが、図18のDSP20内のイコライザ(EQ2)8相当部分に供給される。ただし図20においては、そのEQ係数が合成部34を介してDSP20に与えられる構成例を示している。
【0117】
再生中の音源がモード切換えにより、元のモード、例えばリニアPCMに戻ったときは、上記テーブル36の中のリニアPCMに相当するEQパターンを再び読み出し、調整用EQ係数設定部37に書き込まれる。元のモードが何であるかは、次のようにしておけば分かる。例えば、EQパターンテーブル36の各パターン毎にフラグをセットできるようにしておき、モード切換えが生じたときに、他に切換えられるパターン(元のパターン)のフラグに1を立てておく。その切換え後、再び元のパターンに戻るときは、フラグ1になっているパターンを選択すればよい。このときフラグは0にリセットし初期状態に戻す。
【0118】
上述した合成部34では、上記の調整用EQ係数と、マニュアルEQ係数設定部33からのマニュアルEQ係数とが合成され、該合成EQ係数がDSP20に供給される。
【0119】
マニュアルEQは、周知のものであり、ユーザの好みに応じてイコライザ特性を変えるためのものである。該EQは図18のイコライザ(EQ1)7に作用する。
【0120】
図20において、マニュアルEQにさらに関係するのは、EQ元パターンテーブル31(ROM)およびEQパターンテーブル32(RAM)であるが、これらの機能は前述したEQ元パターンテーブル35およびEQパターンテーブル36と同じである。ただし。各パターンの対象は異なる。例えば、ロック調、ポップス調、クラシック調等で再生するためのパターンである。なおEQパターンテーブル32の値もユーザの好みにより、操作部3を介して微調整ができる。
【0121】
かかるマニュアルEQ係数の設定によって、例えばステップS82(図8)に示す「手動でEQ調整」を行うことができる。
【0122】
以上本発明に係るレベル調整回路の実際に即した実施例動作を詳細に説明したが、本発明の基本思想を機能ブロックとして表すと以下のとおりである。
【0123】
図21は本発明に係る出力レベル調整システムの原理構成を表すブロック図である。
【0124】
各種録音形態によって記録された再生メディアを再生可能なオーディオ再生装置1において、原理構成に基づく出力レベル調整システム50は、
録音形態種別を判別する判別手段51と、判別された録音形態種別に応じて、再生すべき音量を可変させる可変手段52と、を有する。
【0125】
図22は本発明に係る出力レベル調整システムの第1の基本構成を表すブロック図である。
【0126】
再生メディアとして少なくともDVDをセット可能なオーディオ再生装置1において、第1の基本構成による出力レベル調整システム50は、
セットされた再生メディアがDVDか否かを識別する識別手段61と、セットされた再生メディアがDVDであると識別されたとき、このDVDの音源が、高音量で再生される第1の録音形態または低音量で再生される第2の録音形態のいずれの録音形態による音源か、を判別する音源判別手段62と、その音源が第2の録音形態による音源であるとき、再生すべき音量を増大させる音量可変手段63と、を有する。
【0127】
また、音量可変手段63による再生すべき音量の増大の後に、音源が第2の録音形態であるDVDから、それ以外の再生メディアへまたは音源が第1の録音形態であるDVDへ、モード切換えしたとき、そのモード切換え発生前の音量に戻す元音量可変手段64をさらに有する。
【0128】
さらにまた、再生すべき音量を増大させる音量可変手段63の後に、その音量にさらに微調整を加える微調整手段65を有し、その後、音源が第2の録音形態であるDVDから、それ以外の再生メディアへまたは音源が第1の録音形態であるDVDへ、モード切換えが発生したとき、上記の音量の微調整分を反映させたまま、そのモード切換え発生前の音量に戻す音量反映可変手段66を有する。
【0129】
また、再生すべき音量を増大させる音量可変手段63に対し、DVDがイジェクトされたときに、そのイジェクト発生前の音量に戻す引き戻し手段67をさらに有する。
【0130】
図23は本発明に係る出力レベル調整システムの第2の基本構成を表すブロック図である。
【0131】
再生メディアとして少なくともDVDをセット可能なオーディオ再生装置1において、第2の基本構成による出力レベル調整システム50は、
セットされた再生メディアがDVDか否かを識別する識別手段71と、セットされた再生メディアがDVDであると識別されたとき、そのDVDの音源が、高音量で再生される第1の録音形態または低音量で再生される第2の録音形態のいずれの録音形態による音源か、を判別する判別手段72と、その音源が第2の録音形態による音源であるとき、再生すべき出力のセリフ帯域での周波数特性を引き上げる音量特性調整を行う引き上げ手段73と、を有する。
【0132】
また、再生すべき出力の音量特性調整後に、音源が第2の録音形態であるDVDから、それ以外の再生メディアへまたは音源が第1の録音形態であるDVDへ、モード切換えしたとき、そのモード切換え前の状態に戻す第1状態可変手段74をさらに有する。
【0133】
さらにまた、再生すべき出力の音量特性調整後に、その再生すべき出力の音量特性調整に微調整を加える微調整手段75を有し、その後、音源が第2の録音形態であるDVDから、それ以外の再生メディアへまたは音源が第1の録音形態であるDVDへ、モード切換えしたとき、周波数特性の微調整分を反映させたまま、そのモード切換え発生前の状態に戻す第2状態可変手段76を有する。
【0134】
また、再生すべき出力の音量特性調整後に、DVDがイジェクトされたとき、このイジェクト発生前の状態に戻す第3状態可変手段77をさらに有する。
【0135】
さらに、音源が第2の録音形態による音源であるとき、再生すべき音量も増大させる音量特性調整を行う周波数音量可変手段78を有する。
【0136】
ここに、再生すべき出力のセリフ帯域での周波数特性を引き上げると共に再生すべき音量を増大させる周波数音量可変手段78において、オーバーヘッドを生じない程度に周波数特性を変更すると共にその周波数特性の変更では不足する分だけ音量を増大させるようにする。
【0137】
図24は本発明に係る出力レベル調整システムの第3の基本構成を表すブロック図である。
【0138】
再生メディアとして少なくともDVDをセット可能なオーディオ再生装置1において、第3の基本構成による出力レベル調整システム50は、
セットされた再生メディアがDVDか否かを識別する識別手段81と、セットされた再生メディアがDVDであると識別されたとき、そのDVDの音源が、高音量で再生される第1の録音形態または低音量で再生される第2の録音形態のいずれの録音形態による音源か、を判別する判別手段82と、音源が第2の録音形態による音源であるとき、再生すべき出力のセリフ帯域での周波数特性を引き上げる引き上げ手段83と、上記の周波数特性の最大変化幅を求める算出手段84と、イコライザのゲインまたはラウドネスのゲインを、上記の最大変化幅分だけ引き下げる引き下げ手段85と、を有する。
【0139】
また、引き下げ手段85に対し、音源が第2の録音形態であるDVDから、それ以外の再生メディアへまたは音源が第1の録音形態であるDVDへ、モード切換えしたとき、上記のイコライザのゲインまたはラウドネスのゲインを、上記の最大変化幅分だけ引き下げたまま、そのモード切換え発生前の状態に戻す状態可変手段86をさらに有する。
【0140】
【発明の効果】
以上説明したように本発明によれば、各種メディアがセットされるオーディオ再生装置において、各メディアに記録された音源の記録形態に応じて変動する出力レベルを、自動的に調整することができる。
【0141】
この結果、例えば、AC−3やDTSを音源とするDVDから、リニアPCMを音源とするDVDあるいはCD/MDへモード切換えしたとき、そのモード切換え時に生ずる突然の大音量にユーザが驚かされる、といった事態の発生をなくすことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る出力レベル調整動作の基本ステップを示すフローチャートである。
【図2】本発明に係る第1の実施形態を示すフローチャートである。
【図3】本発明に係る第2の実施形態を示すフローチャートである。
【図4】本発明に係る第3の実施形態を示すフローチャートである。
【図5】本発明に係る第4の実施形態を示すフローチャートである。
【図6】本発明に係る第5の実施形態を示すフローチャートである。
【図7】本発明に係る第6の実施形態を示すフローチャートである。
【図8】本発明に係る第7の実施形態を示すフローチャートである。
【図9】本発明に係る第8の実施形態を示すフローチャートである。
【図10】本発明に係る第9の実施形態を示すフローチャートである。
【図11】図10のステップ中ステップS103についての好適な実現例を示すフローチャートである。
【図12】本発明に係る第10の実施形態を示すフローチャートである。
【図13】本発明に係る第11の実施形態を示すフローチャートである。
【図14】本発明に係る第12の実施形態を実例をもって表す図である。
【図15】本発明に係る第13の実施形態を実例をもって表す図(その1)である。
【図16】本発明に係る第13の実施形態を実例をもって表す図(その2)である。
【図17】本発明に係る変形実施形態を実例を示すフローチャートである。
【図18】本発明を実施可能なオーディオ再生装置の構成例を示す図である。
【図19】図18における制御部4の構成例(音量系)を示す図である。
【図20】図18における制御部4の構成例(周波数系)を示す図である。
【図21】本発明に係る出力レベル調整システムの原理構成を表すブロック図である。
【図22】本発明に係る出力レベル調整システムの第1の基本構成を表すブロック図である。
【図23】本発明に係る出力レベル調整システムの第2の基本構成を表すブロック図である。
【図24】本発明に係る出力レベル調整システムの第3の基本構成を表すブロック図である。
【符号の説明】
1…オーディオ再生装置
3…操作部
4…制御部
5…デコーダ
7…イコライザ(EQ1)
8…イコライザ(EQ2)
9…ラウドネス回路
10…電子VOL
20…DSP
21…調整値設定部
22…VOL値メモリ
23…合成部
24…ラウドネスパターンテーブル
25…ラウドネス係数設定部
32…EQパターンテーブル(手動)
33…マニュアルEQ係数設定部
34…合成部
36…EQパターンテーブル(自動)
37…調整用EQ係数設定部
50…出力レベル調整システム
51…判別手段
52…可変手段
61…識別手段
62…音源判別手段
63…音量可変手段
64…元音量可変手段
65…微調整手段
66…音量反映可変手段
67…引き戻し手段
71…識別手段
72…判別手段
73…引き上げ手段
74…第1状態可変手段
75…微調整手段
76…第2状態可変手段
77…第3状態可変手段
78…周波数音量可変手段
81…識別手段
82…判別手段
83…引き上げ手段
84…算出手段
85…引き下げ手段
86…状態可変手段
[0001]
BACKGROUND OF THE INVENTION
  The present inventionReOutput level adjustment in a live playback device, for example, an audio playback device suitable for in-vehicle useNeatlyRelated.
[0002]
[Prior art]
  ReThe sound source of the live device ranges from a medium such as a conventional general broadcast wave or a cassette tape to a medium using a disk such as a recent CD, MD and DVD as a medium. Among these, the present invention mainly describes a medium using the latter disk as a medium.
[0003]
When looking at sound sources that use a disk as a medium, the recording form of the sound source usually differs depending on the type of the disk. For example, the above CD / MD and DVD have different recording forms.
[0004]
DVDs have their own different recording formats. Typical examples are the following three types of recording:
<1> Linear PCM
<2> AC-3 (Audio Code Number 3)
<3> DTS (Digital Theater Systems)
There is.
[0005]
Looking at the above three types of recording modes in more detail, <1> linear PCM recording produces a relatively high playback volume. On the other hand, in AC-3 / DTS of <2> and <3>, recording is performed so as to produce a low reproduction volume as a whole in order to ensure a wide dynamic range.
[0006]
[Problems to be solved by the invention]
Thus, when the user wants to listen to music or sound from a DVD, the output level of the reproduced sound depends on whether the sound source is linear PCM or something other than linear PCM such as AC-3 / DTS. Generally, it is higher in the former and lower in the latter.
[0007]
In addition, since AC-3 / DTS and the like are originally assumed to be played back by six speakers including a center speaker, generally there are few cases where a center speaker is arranged. Furthermore, the output level is lowered.
[0008]
Therefore, after the user has finished listening to the playback sound from the DVD that uses a sound source other than the linear PCM such as AC-3 / DTS, the mode is then changed to the DVD or CD / MD that uses the linear PCM as the sound source. When switching, a loud reproduction sound is output from the speaker. As a result, there is a problem that the user is surprised by the sudden loud volume when the mode is switched.
[0009]
At this time, naturally, the user rushes to narrow the volume.
[0010]
  Therefore, the present invention reproduces at least a DVD as a medium.ReIt is an object of the present invention to provide an output level adjustment system capable of automatically suppressing a large fluctuation in output level caused when a medium or a sound source is switched between modes due to a difference in sound source recording form. Is.
[0011]
[Means for Solving the Problems]
FIG. 1 is a flowchart showing basic steps of an output level adjustment operation according to the present invention.
[0012]
The output level adjusting method of the present invention is applied to an audio playback apparatus capable of setting at least a DVD (Digital Versatile Disc) as a playback medium, and includes three steps S11, S12, and S13 shown in the figure. The contents of these steps are as follows.
[0013]
Step S11: It is discriminated whether or not the set reproduction medium is a DVD.
[0014]
Step S12: When the set playback medium is identified as a DVD, the sound source of the DVD is either the first recording form that is played back at a high volume or the second recording form that is played back at a low volume. It is determined whether the sound source is in the form of recording.
[0015]
  Step S13: The sound source is in the second recording formPlayback mediaWhenonlyIncrease the volume to be played (UP)Control. On the other hand, when the determination result in step S12 is Yes, that is, when it is determined that the reproduction medium is in the first recording form, the volume is maintained.
[0016]
The first recording form is a linear PCM according to the above-described example, and is a recording form using a reproduction medium other than a DVD such as a CD / MD in the above-described example, and the second recording form is According to the above-mentioned example, it is AC-3 or DTS. However, it is not limited to these.
[0017]
In the above example, there are two types of recording modes. However, three or more types of recording modes can also be supported. In this case, the recording mode is detected and volume adjustment corresponding to the detected recording mode is performed.
[0018]
Specifically, volume adjustment data is stored in association with the recording form, and the volume adjustment data corresponding to the detected recording form is read and volume adjustment is performed.
[0019]
In the above example, the playback medium is a DVD. However, playback media other than DVD can be used, and other playback media such as a CD may be used.
[0020]
Thus, by performing the above steps S11 to S13 automatically in the audio apparatus, the sound source is only in the second recording form, that is, in the case of media that is reproduced at a low volume such as AC-3 or DTS. The volume can be selectively increased, and therefore the first recording mode, ie, linear PCM or, if there is a medium such as MPEG2 if it is present, the volume should not be increased. it can.
[0021]
As a result, when the sound source is switched from the second recording form to the first recording form, the above-described problem that the user is surprised at the sudden loud volume at that time is solved. In addition, the user is amazed at the sudden loud volume and is freed from an operation in which the user manually narrows the volume.
[0022]
DETAILED DESCRIPTION OF THE INVENTION
FIG. 2 is a flowchart showing the first embodiment according to the present invention.
[0023]
The flowchart of this figure specifies the first recording form as linear PCM, and specifies the second recording form as AC-3 or DTS. (In each of the following drawings, linear PCM, AC-3, and DTS are described as specific examples of the above-described recording forms.)
Therefore, steps S21, S22 and S23 in FIG. 2 are completely equivalent to steps S11, S12 and S13 in FIG. 1, respectively.
[0024]
FIG. 3 is a flowchart showing a second embodiment according to the present invention.
[0025]
As shown in the figure, it consists of steps S31 and S32.
After step S31 (same as S23 in FIG. 2) for automatically increasing the volume to be reproduced, from a DVD whose sound source is the second recording form (AC-3 / DTS, etc.), other reproduction media (CD / MD etc.) or when the mode is switched to the DVD whose sound source is the first recording form (linear PCM etc.)
Step S32 for automatically returning the volume to the level before occurrence of the mode switching is further provided.
[0026]
In this case, the volume before the mode switching needs to be stored, but this can be stored in a memory built in the electronic VOL (volume) (described later).
[0027]
Thus, according to the second embodiment, even when switching to another reproduction medium (CD / MD, general broadcast wave, etc.) again, there is no need for the user to manually reduce the volume.
[0028]
FIG. 4 is a flowchart showing a third embodiment according to the present invention.
[0029]
As shown in the figure, the process consists of steps S41 to S43.
After step S41 (same as S23 in FIG. 2) for automatically increasing the volume to be reproduced, the user has step S42 for further fine adjustment to the volume manually (manually),
After that, the DVD whose sound source is the second recording form (AC-3 / DTS, etc.) to the other reproduction media (CD / MD, etc.) or the sound source is the first recording form (linear PCM, etc.) When the mode is switched,
Step S43 for returning to the volume before the occurrence of mode switching while reflecting the fine adjustment of the volume described above is provided.
[0030]
In the state of step S41, there may be a situation where the user wants to further change the automatically set volume. For example, a user who drives a car equipped with the audio playback device is automatically set as described above under circumstances such as when the car enters high-speed driving or enters a tunnel. Hope to further adjust the volume to increase the volume.
[0031]
On the other hand, in a situation where a child riding in the car falls asleep, it is desired to further fine-tune the above automatically set volume to lower the volume.
[0032]
After making fine adjustments to the volume as described above, when the sound source is switched to mode such as linear PCM, it is automatically set to a new volume again, but even in this case, assuming that the above situation is maintained. The fine adjustment of the volume added in step S42 in each situation is advantageously reflected as it is under the new automatically set volume. Otherwise, the user must perform the same operation as step S42 again after the mode switching.
[0033]
Thus, according to the third embodiment, the volume desired by the user can be automatically maintained even when switching to another playback medium (CD / MD, general broadcast, etc.) again.
[0034]
FIG. 5 is a flowchart showing a fourth embodiment according to the present invention.
[0035]
As shown in the figure, it consists of steps S51 and S52.
After the step S51 for automatically increasing the volume to be reproduced (same as S23 in FIG. 2), when the DVD used so far is ejected (EJECT), the step returns to the volume before the occurrence of the ejection S52, It is characterized by further having.
[0036]
When the DVD currently being listened to (sound source is AC-3, DTS, etc.) is removed from the audio playback device, it is not known when and when a new playback media is inserted into the device. There is a high possibility that a playback medium (CD / MD, linear PCM DVD, etc.) different from AC-3 or DTS) is inserted.
[0037]
Therefore, when a DVD such as AC-3 or DTS is removed (EJECT), it is automatically set so as to immediately return to the original volume.
[0038]
Thus, according to the fourth embodiment, even when a medium with a different sound source, for example, a DVD (linear PCM) is replaced, it is possible to deal with a new medium without forcing the user to perform an initialization operation.
[0039]
FIG. 6 is a flowchart showing a fifth embodiment according to the present invention.
[0040]
In the first to fourth embodiments described above, attention is paid to “volume” as an adjustment factor of the output level from the audio playback device. In the fifth to eighth embodiments, the output level is adjusted. Focus on “frequency characteristics” as a factor.
[0041]
First, as shown in FIG. 6, the fifth embodiment includes steps S61 to S63. It is as follows.
[0042]
Step S61: It is identified whether or not the set reproduction medium is a DVD (same as step S21 in FIG. 2).
[0043]
Step S62: When the set reproduction medium is identified as a DVD, the sound source of the DVD is reproduced in a first recording form (linear PCM or the like) reproduced at a high volume or a second reproduced in a low volume. It is determined whether the sound source is a recording form (AC-3, DTS, etc.) (same as step S22 in FIG. 2).
[0044]
Step S63: When the sound source is a sound source according to the second recording mode, the frequency characteristic (f characteristic) in the speech band of the output to be reproduced is raised.
[0045]
This step S63 is a notable step.
[0046]
Generally, an increase in volume feeling similar to the above-described “volume increase” can also be expected by raising the frequency characteristics. In this case, it is particularly effective to raise the speech (dialog) band (for example, 300 Hz to 3 kHz). This is because, for example, when switching from a linear PCM sound source to an AC-3 / DTS sound source, the AC-3 / DTS sound source experiences a significant drop in volume in the speech band (conversation is difficult to hear). based on.
[0047]
Thus, according to the fifth embodiment, when a sound source DVD such as AC-3 or DTS is switched to another medium, the user manually adjusts the equalizer (EQ) against the level difference with the other medium. This eliminates the hassle of raising the f-characteristic of the self-band each time.
[0048]
FIG. 7 is a flowchart showing a sixth embodiment according to the present invention.
[0049]
As shown in the figure, it consists of steps S71 and S72.
After step S71 (same as S63 in FIG. 6) for automatically raising the frequency characteristic in the speech band of the output to be reproduced, from the DVD whose sound source is the second recording form (AC-3 / DTS, etc.) When the mode is switched to other playback media (CD / MD, etc.) or to the DVD whose sound source is the first recording form (linear PCM, etc.)
Step S72 for automatically returning to the frequency characteristic (f characteristic) before the mode switching is further provided.
[0050]
Thus, according to the sixth embodiment, even when switching to another reproduction medium (CD / MD, general broadcast, etc.) again, it is not necessary for the user to manually operate the equalizer and lower the f characteristic of the serif band. .
[0051]
FIG. 8 is a flowchart showing a seventh embodiment according to the present invention.
[0052]
As shown in the figure, it consists of steps S81 to S83,
After step S81 (same as S63 in FIG. 6) of automatically raising the frequency characteristic (f characteristic) in the speech band of the output to be reproduced, the user manually (manually) equalizes the frequency characteristic of the output to be reproduced. (EQ) has a step S82 for further fine adjustment,
After that, when the mode is switched from the DVD whose sound source is the second recording form (AC-3 / DTS or the like) to other playback media or the DVD whose sound source is the first recording form,
Step S83 for returning to the frequency characteristic (f characteristic) before the occurrence of the mode switching while reflecting the fine adjustment of the frequency characteristic is provided.
[0053]
The background in which the seventh embodiment is effective is exactly the same as the background described in the third embodiment (FIG. 4), and a car equipped with the audio playback device enters a high-speed travel or a tunnel travel. (EQ adjustment UP at this time) or when a child is sleeping in the vehicle (EQ adjustment down at this time).
[0054]
Thus, according to the seventh embodiment, the sound volume (sound quality) desired by the user can be obtained even when switching to another reproduction medium (CD / MD, general broadcast, etc.) again, as in the third embodiment. Can be maintained automatically.
[0055]
FIG. 9 is a flowchart showing an eighth embodiment according to the present invention.
[0056]
As shown in the figure, it consists of steps S91 and S92.
When the DVD used so far is ejected after step S91 (same as S63 in FIG. 6) of automatically raising the frequency characteristic (f characteristic) in the speech band of the output to be reproduced,
Step S92 for returning to the frequency characteristic before the occurrence of the ejection is further provided.
[0057]
The background in which this eighth embodiment is effective is exactly the same as the background described in the fourth embodiment (FIG. 5), and the DVD currently being listened to (sound source is AC-3, DTS, etc.) is extracted. Prepare for the next media to be inserted. Since this new media is highly likely to be a DVD or CD / MD such as linear PCM, which is different from the previous media (AC-3, DTS, etc.), the original f should be restored in advance for that time. To leave.
[0058]
Thus, according to the eighth embodiment, even when media are replaced, new media can be handled without forcing the user to perform an initialization operation.
[0059]
FIG. 10 is a flowchart showing a ninth embodiment according to the present invention.
[0060]
The above first to fourth embodiments focus on “volume” as an output level adjustment factor, and the above fifth to eighth embodiments focus on “f characteristics” as an output level adjustment factor. . Further, in the ninth to eleventh embodiments described below, attention is paid to “volume and f characteristics” as an adjustment factor of the output level.
[0061]
First, as shown in FIG. 10, the ninth embodiment includes steps S101 to S103. It is as follows.
[0062]
Step S101: It is identified whether or not the set reproduction medium is a DVD (same as step S21 in FIG. 2).
[0063]
Step S102: When the set playback medium is identified as a DVD, the sound source of the DVD is played in a first recording form (linear PCM or the like) that is played back at a high volume or a second that is played back at a low volume. It is determined whether the sound source is a recording form (AC-3, DTS, etc.) (same as step S22 in FIG. 2).
[0064]
Step S103: When the sound source is a sound source according to the second recording mode, the frequency characteristic (f characteristic) in the speech band of the output to be reproduced is raised and the volume to be reproduced is increased (volume UP).
[0065]
This step S103 is a notable step.
[0066]
As described above, the object of the present invention can be achieved by combining the automatic adjustment of the f characteristic and the automatic adjustment of the sound volume. In this case, there is a somewhat complicated problem of how to weight the two to be combined, but on the other hand, a fine adjustment adapted to the user's sense can be expected.
[0067]
According to the ninth embodiment, it is possible to prevent the occurrence of output distortion due to excessive increase of the f characteristic in an audio reproducing apparatus having a small volume head clearance. Specifically, the following steps shown in FIG. 11 are executed.
[0068]
FIG. 11 is a flowchart showing a preferred implementation example of step S103 in the steps of FIG.
[0069]
That is, FIG. 11 shows step S103 as steps S104 and S105 more specifically among steps S101 to S103 in FIG. 10, and raises the frequency characteristics in the speech band of the output to be reproduced and the volume to be reproduced. In step S103 for increasing
The frequency characteristic (f characteristic) is changed to such an extent that overhead is not generated, and the volume is increased (volume UP) by an amount insufficient for the change in the frequency characteristic.
[0070]
When overhead (saturation) occurs, the sound quality deteriorates. Therefore, it is preferable to slightly suppress the adjustment of the f characteristic, and to compensate for the lack of sound volume by increasing the sound volume.
[0071]
FIG. 12 is a flowchart showing a tenth embodiment according to the present invention.
[0072]
As shown in this figure,
After step S111 (= S103) of raising the frequency characteristic in the speech band of the output to be reproduced and increasing the volume to be reproduced, the sound source is from the second recording form DVD to another reproduction medium or the sound source When the mode is switched to the DVD which is the first recording form,
Step S112 is further provided for returning to the volume before the mode switching and the frequency characteristics before the mode switching.
[0073]
The background required for the tenth embodiment and the effects thereof are the same as those of the second embodiment (FIG. 3) and the sixth embodiment (FIG. 7) described above.
[0074]
FIG. 13 is a flowchart showing an eleventh embodiment according to the present invention.
[0075]
As shown in this figure,
When the DVD is ejected after step S121 (= S103) for raising the frequency characteristics in the speech band of the output to be reproduced and increasing the volume to be reproduced,
Step S122 is further provided to return the sound volume before the occurrence of ejection and the frequency characteristics before the occurrence of ejection.
[0076]
The background required for the eleventh embodiment and the effects thereof are the same as those in the fourth embodiment (FIG. 5) and the eighth embodiment (FIG. 9) described above.
[0077]
The first to fourth embodiments, the fifth to eighth embodiments, and the ninth to eleventh embodiments, which are the main embodiments of the present invention, have been described above. Supplementary twelfth and thirteenth embodiments will be described.
[0078]
FIG. 14 is a diagram showing the twelfth embodiment according to the present invention by way of example.
[0079]
In the first to fourth embodiments and the ninth to eleventh embodiments described above, the step of increasing the volume (automatic volume UP) is included, but the volume UP in this step is left to the device. Instead, it may be adapted to the user's preference.
[0080]
Therefore, in the twelfth embodiment, the volume level to be increased is made variable for each user.
[0081]
Referring to FIG. 14, this figure shows a screen of a display unit provided in the audio playback device, which is a touch panel that allows a user to make a desired setting by directly touching the screen. .
[0082]
In the example of this figure, the set DVD uses AC-3 / DTS as the sound source, and the volume increase amount (Volume Up amount) is set to 5 dB.
[0083]
Next, a supplementary thirteenth embodiment will be described.
[0084]
FIG. 15 is a diagram (part 1) showing the thirteenth embodiment according to the present invention by way of example;
FIG. 16 is the same figure (the 2).
[0085]
In the fifth to eighth embodiments and the ninth to eleventh embodiments described above, the step of adjusting the f characteristic (automatic f special adjustment) is included. Instead of leaving it up, it may be adapted to the user's preference.
[0086]
For this reason, in the thirteenth embodiment, the level for raising the frequency characteristics is made variable for each user.
[0087]
Referring to FIG. 15, on the screen of the display unit shown in the figure, an AC-3 / DTS DVD is set in the audio playback apparatus, and the given four types of f special patterns (1, 2 , 3, 4) indicates that the second f special pattern has been selected.
[0088]
In the example of FIG. 15, the AC special pattern is provided on the screen in common without distinguishing between AC-3 and DTS, but these AC-3 and DTS are handled individually. It is an example shown in.
[0089]
In the example of FIG. 16, the user has selected the third f-special pattern as AC-3 and has selected the second f-special pattern as DTS.
[0090]
In addition to the above-described embodiments, modified embodiments based on the present invention will be described.
[0091]
This modified embodiment is applied to an audio playback device having a built-in equalizer (EQ) function and a loudness function.
[0092]
FIG. 17 is a flowchart showing a modified embodiment according to the present invention.
[0093]
Steps S101 to S103 in the figure are similar to steps S101 to S103 shown in FIG.
Step S101 for identifying whether or not the set reproduction medium is a DVD,
When the set playback medium is identified as a DVD, the sound source of the DVD is recorded in either the first recording form reproduced at high volume or the second recording form reproduced at low volume. Step S102 for determining whether the sound source; and
When the sound source is a sound source according to the second recording form, step S103 is performed to raise the frequency characteristic in the speech band of the output to be reproduced.
[0094]
And then
In step S131, the maximum change width of the frequency characteristic is obtained.
In step S132, the gain of the equalizer (EQ) or the gain of loudness is reduced by the maximum change width.
[0095]
Further, when the mode is switched from the DVD whose sound source is the second recording form to the other reproduction medium or the DVD whose sound source is the first recording form after being lowered by the maximum change width,
A step S134 is further provided for returning the equalizer gain or the loudness gain to the frequency characteristic before the mode switching, while reducing the gain of the equalizer by the maximum change width.
[0096]
The maximum change width (for example, the height of the mountain in FIG. 15) is obtained, and the equalizer level or the loudness level is lowered as much as the maximum change width. Then, when the media is replaced after that, the lowered amount is valid as it is.
[0097]
Immediately after switching the mode to DVD of AC-3 or DTS sound source, there is no special change in f, so the feeling that the output level has increased cannot be obtained, but the output between DVD and other media is not possible even when switching to other media. Since there is no level difference, the user is not surprised by sudden loud sound.
[0098]
In each of the above-described embodiments, two recording forms different as sound source recording forms, that is, the first and second recording forms have been described as examples. However, the present invention is not limited thereto, and the third, fourth,. Even if a recording form exists, the present invention can be similarly applied.
[0099]
On the other hand, the output level adjustment function according to the present invention need not always be operated, but may be turned on only when desired for the convenience of the user, and may be turned off at other times.
[0100]
Finally, a configuration example of an audio reproducing apparatus capable of implementing the above-described output level adjusting method according to the present invention will be shown.
[0101]
FIG. 18 is a diagram showing an example of the configuration of an audio playback apparatus that can implement the present invention.
[0102]
In the figure, reference numeral 1 indicates the entire audio reproducing apparatus.
[0103]
The left end of this figure shows the input side of the sound source, and DVD, CD and MD are illustrated. Any one of these DVD / CD / MD is selected by the switch unit 2. This selection is performed via the control unit 4 when the user presses a predetermined key in the operation unit 3.
[0104]
For example, if DVD is selected, the output signal is first input to the decoder 5. The decoder 5 decodes the input output signal and outputs control data and original video data and audio data.
[0105]
The control data is input to the control unit 4. This data includes information for distinguishing DVD / CD / MD and various control information such as linear PCM, AC-3, DTS. Therefore, for example, the determination of “Is the playback medium a DVD?” Shown in step S21 (FIG. 2) can be made by the control unit 4 based on the control information. The same applies to the determination of “Is the sound source linear PCM?” Shown in step S22 (FIG. 2), for example.
[0106]
Of the output data from the decoder 5, the video data is input to the display unit 6 where video is displayed.
[0107]
On the other hand, the audio data from the decoder 5 particularly related to the present invention is sent from the speaker 12 through the equalizer (EQ1) 7 → the equalizer (EQ2) 8 → the loudness circuit 9 → the electronic VOL (volume) 10 → the power amplifier 11. It is provided to the user as music or voice.
[0108]
In this figure, the block 20 is generally formed integrally by a DSP (Digital Signal Processor). Therefore, the description will be continued by taking the case of using this DSP as an example.
[0109]
FIG. 19 is a diagram showing a configuration example (volume system) of the control unit 4 in FIG.
20 is a diagram illustrating a configuration example (frequency system) of the control unit 4 in FIG.
[0110]
First, referring to FIG. 19, in the volume system of the control unit 4, the type of the sound source being reproduced is known from the control data from the decoder 5, and the volume adjustment value corresponding to this type is output from the adjustment value setting unit 21. . This adjustment value is used, for example, in “automatic volume UP” shown in step S23 (the same applies to S31).
[0111]
On the other hand, the volume value (VOL value) designated by the user from the operation unit 3 is stored in the VOL value memory 22. This VOL value is used in, for example, “returning to the original volume” in step S32 (FIG. 3), changed in “manual volume adjustment” in step S42 (FIG. 4), and reflected in step S43 (FIG. 4). Is done.
[0112]
The data from the adjustment setting unit 21 and the data from the VOL value memory 22 described above are combined by the combining unit 23 and further applied to the electronic VOL 10 to obtain a predetermined volume from the speaker 12.
[0113]
In FIG. 19, the loudness control system is shown on the lower right side. Here, there is a loudness pattern table 24 (ROM) and a loudness coefficient setting unit 25.
[0114]
The loudness coefficient setting unit 25 generates a loudness coefficient to be given to a portion corresponding to the loudness circuit 9 in the DSP 20. For this generation, information indicating the type of sound source being reproduced and a loudness pattern are required. In general, the loudness pattern is a pattern that raises a low sound range and a high sound range, and a plurality of types of patterns P1, P2, P3,. Which pattern is selected is determined according to the volume during playback. For this purpose, the value of the VOL value memory 22 is used.
[0115]
Finally, FIG. 20 (frequency system of the control unit 4) will be described. In the frequency system of the control unit 4, the EQ source pattern table 45 (ROM) stores an initial equalizer pattern corresponding to the type of sound source (AC-3, DTS, CD, MD, etc.). All initial equalizer patterns are temporarily transferred from this table 45 to the EQ pattern table 46 (RAM). The reason for transferring in this way is that the pattern can be adjusted by the operation unit 3 according to the user's preference. This can be used, for example, for changing the f special pattern shown in FIGS.
[0116]
Which EQ pattern in the EQ pattern table 46 is selected and read is determined by the type of the sound source being reproduced. If this type is, for example, AC-3, an EQ pattern corresponding to AC-3 is written and held in the adjustment EQ coefficient setting unit 37. This setting of the EQ pattern corresponds to, for example, an operation of “raising the f-characteristic of the serif band” shown in step S63. That is, an EQ pattern in which the f characteristic of the serif band is specially raised is supplied to a portion corresponding to the equalizer (EQ2) 8 in the DSP 20 of FIG. However, FIG. 20 shows a configuration example in which the EQ coefficient is given to the DSP 20 via the synthesis unit 34.
[0117]
When the sound source being reproduced returns to the original mode, for example, linear PCM, by mode switching, the EQ pattern corresponding to the linear PCM in the table 36 is read again and written to the adjustment EQ coefficient setting unit 37. You can tell what the original mode is by doing the following. For example, a flag can be set for each pattern in the EQ pattern table 36, and 1 is set for a flag of another pattern (original pattern) to be switched when mode switching occurs. To return to the original pattern again after the switching, the pattern with flag 1 may be selected. At this time, the flag is reset to 0 and returned to the initial state.
[0118]
In the combining unit 34 described above, the adjustment EQ coefficient and the manual EQ coefficient from the manual EQ coefficient setting unit 33 are combined, and the combined EQ coefficient is supplied to the DSP 20.
[0119]
The manual EQ is a well-known one and is used to change the equalizer characteristics according to the user's preference. The EQ acts on the equalizer (EQ1) 7 in FIG.
[0120]
In FIG. 20, the EQ source pattern table 31 (ROM) and the EQ pattern table 32 (RAM) further relate to the manual EQ. These functions are the same as those of the EQ source pattern table 35 and the EQ pattern table 36 described above. The same. However. The target of each pattern is different. For example, it is a pattern for reproduction in a rock tone, pop tone, classic tone or the like. The value of the EQ pattern table 32 can be finely adjusted via the operation unit 3 according to the user's preference.
[0121]
By setting the manual EQ coefficient, for example, “manual EQ adjustment” shown in step S82 (FIG. 8) can be performed.
[0122]
The operation of the practical example of the level adjustment circuit according to the present invention has been described in detail above. The basic idea of the present invention is expressed as a functional block as follows.
[0123]
FIG. 21 is a block diagram showing the principle configuration of the output level adjustment system according to the present invention.
[0124]
In the audio playback apparatus 1 capable of playing back playback media recorded in various recording forms, the output level adjustment system 50 based on the principle configuration is as follows:
It has a discriminating means 51 for discriminating the recording form type, and a variable means 52 for varying the volume to be reproduced in accordance with the discriminated recording form type.
[0125]
FIG. 22 is a block diagram showing a first basic configuration of the output level adjustment system according to the present invention.
[0126]
In the audio playback apparatus 1 capable of setting at least a DVD as a playback medium, the output level adjustment system 50 according to the first basic configuration includes:
Identification means 61 for identifying whether or not the set reproduction medium is a DVD, and a first recording form in which the sound source of this DVD is reproduced at a high volume when it is identified that the set reproduction medium is a DVD. Or, the sound source discriminating means 62 for discriminating which sound source is the sound source of the second recording form that is reproduced at a low volume, and when the sound source is the sound source of the second recording form, the sound volume to be reproduced is increased. Sound volume varying means 63 for causing
[0127]
Further, after the volume to be reproduced is increased by the volume varying means 63, the mode is switched from the DVD whose sound source is the second recording form to the other reproduction media or the DVD whose sound source is the first recording form. In addition, there is further provided original volume changing means 64 for returning to the volume before the mode switching occurs.
[0128]
Furthermore, after the volume varying means 63 for increasing the volume to be reproduced, there is fine adjusting means 65 for further finely adjusting the volume, and thereafter, the sound source is changed from the DVD in the second recording form to the other. When mode switching occurs on the playback medium or on the DVD whose sound source is the first recording form, the volume reflecting variable means 66 for returning to the volume before the mode switching occurs while reflecting the fine adjustment of the volume. Have
[0129]
Further, the volume changing means 63 for increasing the volume to be reproduced is further provided with a pull back means 67 for returning to the volume before the occurrence of ejection when the DVD is ejected.
[0130]
FIG. 23 is a block diagram showing a second basic configuration of the output level adjustment system according to the present invention.
[0131]
In the audio playback apparatus 1 capable of setting at least a DVD as a playback medium, the output level adjustment system 50 according to the second basic configuration includes:
Identification means 71 for identifying whether or not the set reproduction medium is a DVD, and a first recording form in which the sound source of the DVD is reproduced at a high volume when the set reproduction medium is identified as a DVD Alternatively, the discriminating means 72 for discriminating which sound source of the second recording form is reproduced at low volume, and the output speech band to be reproduced when the sound source is the sound source of the second recording form. And a raising means 73 for adjusting the volume characteristic for raising the frequency characteristic.
[0132]
Further, after the volume characteristic of the output to be reproduced is adjusted, when the mode is switched from the DVD whose sound source is the second recording form to the other reproducing media or the DVD whose sound source is the first recording form, the mode is changed. First state variable means 74 for returning to the state before switching is further provided.
[0133]
Furthermore, after adjusting the volume characteristic of the output to be reproduced, the apparatus has fine adjustment means 75 for making a fine adjustment to the volume characteristic adjustment of the output to be reproduced. When the mode is switched to a playback medium other than the above or to the DVD whose sound source is the first recording form, the second state variable means 76 for returning to the state before the mode switching occurs while reflecting the fine adjustment of the frequency characteristics. Have
[0134]
In addition, when the DVD is ejected after adjusting the volume characteristic of the output to be reproduced, there is further provided third state varying means 77 for returning to the state before the occurrence of the ejection.
[0135]
Furthermore, when the sound source is a sound source according to the second recording mode, there is a frequency volume varying means 78 for performing volume characteristic adjustment for increasing the volume to be reproduced.
[0136]
Here, in the frequency volume changing means 78 for raising the frequency characteristic in the speech band of the output to be reproduced and increasing the volume to be reproduced, the frequency characteristic is changed to such an extent that overhead is not generated, and the change of the frequency characteristic is insufficient. Increase the volume as much as you can.
[0137]
FIG. 24 is a block diagram showing a third basic configuration of the output level adjustment system according to the present invention.
[0138]
In the audio playback apparatus 1 that can set at least a DVD as a playback medium, the output level adjustment system 50 according to the third basic configuration includes:
Identification means 81 for identifying whether or not the set reproduction medium is a DVD, and a first recording form in which the sound source of the DVD is reproduced at a high volume when it is identified that the set reproduction medium is a DVD. Alternatively, the discriminating means 82 for discriminating which sound source is in the second recording form to be reproduced at a low volume, and when the sound source is a sound source in the second recording form, in the output speech band to be reproduced. And a calculating means 84 for obtaining the maximum change width of the frequency characteristic, and a lowering means 85 for reducing the equalizer gain or the loudness gain by the maximum change width.
[0139]
Further, when the mode is switched to the lowering means 85 from the DVD whose sound source is the second recording form to the other reproduction media or the DVD whose sound source is the first recording form, the gain of the equalizer or There is further provided a state variable means 86 for returning the loudness gain to the state before the mode switching while reducing the maximum change width.
[0140]
【The invention's effect】
As described above, according to the present invention, in an audio playback apparatus in which various media are set, the output level that varies depending on the recording form of the sound source recorded on each medium can be automatically adjusted.
[0141]
As a result, for example, when the mode is switched from a DVD that uses AC-3 or DTS as a sound source to a DVD or CD / MD that uses linear PCM as a sound source, the user is surprised by the sudden loud volume that occurs when the mode is switched. The occurrence of the situation can be eliminated.
[Brief description of the drawings]
FIG. 1 is a flowchart showing basic steps of an output level adjustment operation according to the present invention.
FIG. 2 is a flowchart showing a first embodiment according to the present invention.
FIG. 3 is a flowchart showing a second embodiment according to the present invention.
FIG. 4 is a flowchart showing a third embodiment according to the present invention.
FIG. 5 is a flowchart showing a fourth embodiment according to the present invention.
FIG. 6 is a flowchart showing a fifth embodiment according to the present invention.
FIG. 7 is a flowchart showing a sixth embodiment according to the present invention.
FIG. 8 is a flowchart showing a seventh embodiment according to the present invention.
FIG. 9 is a flowchart showing an eighth embodiment according to the present invention.
FIG. 10 is a flowchart showing a ninth embodiment according to the invention.
FIG. 11 is a flowchart showing a preferred implementation example of step S103 in the step of FIG.
FIG. 12 is a flowchart showing a tenth embodiment according to the present invention.
FIG. 13 is a flowchart showing an eleventh embodiment according to the present invention.
FIG. 14 is a diagram showing a twelfth embodiment according to the present invention by way of example.
FIG. 15 is a diagram (part 1) illustrating a thirteenth embodiment according to the present invention by way of example;
FIG. 16 is a diagram (part 2) illustrating the thirteenth embodiment according to the present invention by way of example;
FIG. 17 is a flowchart illustrating a modified embodiment according to the present invention.
FIG. 18 is a diagram illustrating a configuration example of an audio reproduction device capable of implementing the present invention.
FIG. 19 is a diagram illustrating a configuration example (volume system) of the control unit 4 in FIG. 18;
20 is a diagram illustrating a configuration example (frequency system) of the control unit 4 in FIG. 18;
FIG. 21 is a block diagram showing a principle configuration of an output level adjustment system according to the present invention.
FIG. 22 is a block diagram showing a first basic configuration of an output level adjustment system according to the present invention.
FIG. 23 is a block diagram showing a second basic configuration of the output level adjustment system according to the present invention.
FIG. 24 is a block diagram showing a third basic configuration of the output level adjustment system according to the present invention.
[Explanation of symbols]
1 ... Audio playback device
3. Operation unit
4. Control unit
5 ... Decoder
7 ... Equalizer (EQ1)
8 ... Equalizer (EQ2)
9 ... Loudness circuit
10 ... Electronic VOL
20 ... DSP
21 ... Adjustment value setting section
22 ... VOL value memory
23. Composition unit
24 ... Loudness pattern table
25 ... Loudness coefficient setting section
32 ... EQ pattern table (manual)
33 ... Manual EQ coefficient setting section
34. Composition unit
36 ... EQ pattern table (automatic)
37 ... EQ coefficient setting section for adjustment
50 ... Output level adjustment system
51. Discriminating means
52. Variable means
61 ... Identification means
62 ... Sound source discrimination means
63 ... Volume changing means
64. Original volume variable means
65. Fine adjustment means
66 ... Volume reflection variable means
67 ... Retraction means
71: Identification means
72: Discriminating means
73 ... Lifting means
74. First state variable means
75. Fine adjustment means
76. Second state variable means
77. Third state variable means
78. Frequency volume variable means
81. Identification means
82: Discriminating means
83 ... Lifting means
84 ... Calculation means
85 ... Pulling down means
86 ... State variable means

Claims (13)

各種録音形態によって記録された再生メディアを再生可能な再生装置において、
前記再生メディアの録音形態が、高い再生音量を生じさせるように録音されている第1の録音形態か、低い再生音量を生じさせるように録音されている第2の録音形態かを判別する判別手段と、
前記判別手段により前記再生メディアが前記第2の録音形態であると判別されたときのみ音量を増大する制御を行い、前記再生メディアが前記第1の録音形態であると判別されたときには音量を維持する音量可変手段と、を備えることを特徴とする再生装置。
In a playback device capable of playing back playback media recorded in various recording forms,
Discriminating means for discriminating whether the recording form of the reproduction medium is a first recording form recorded so as to produce a high reproduction volume or a second recording form recorded so as to produce a low reproduction volume. When,
Volume when the reproducing medium by said discriminating means performs a control to increase the volume only when it is determined that the second recording mode, the reproduction medium is judged to be the first recording mode And a sound volume varying means for maintaining the above.
前記判別手段により前記第2の録音形態から前記第1の録音形態に切り換えられたと判別されたとき、前記音量可変手段は、再生音量を前記音量増大制御前の音量に戻すことを特徴とする請求項1に記載の再生装置。The volume changing means returns the playback volume to the volume before the volume increase control when the determining means determines that the second recording form is switched to the first recording form. Item 4. The playback device according to Item 1. 前記再生メディアのイジェクト動作を検出するイジェクト検出手段を有し、
前記イジェクト検出手段により前記再生メディアのイジェクトが検出されたとき、前記音量可変手段は、再生音量を前記音量増大制御前の音量に戻すことを特徴とする請求項1又は2に記載の再生装置。
An eject detecting means for detecting an eject operation of the reproduction medium;
3. The playback apparatus according to claim 1, wherein when the eject detection unit detects ejection of the playback medium, the volume changing unit returns the playback volume to the volume before the volume increase control .
音量を調整可能な音量調整手段を有し、
前記音量可変手段は、前記再生音量を音量増大制御前の音量に戻す場合、前記音量調整手段により調整された調整量を反映させた音量に戻すことを特徴とする請求項1〜3のいずれか一項に記載の再生装置。
Having a volume adjusting means capable of adjusting the volume;
4. The volume changing unit according to claim 1, wherein when the reproduction volume is returned to a volume before volume increase control , the volume is returned to a volume reflecting an adjustment amount adjusted by the volume adjustment unit. The playback device according to one item.
各種録音形態によって記録された再生メディアを再生可能な再生装置において、
前記再生メディアの録音形態が、高い再生音量を生じさせるように録音されている第1の録音形態か、低い再生音量を生じさせるように録音されている第2の録音形態かを判別する判別手段と、
前記判別手段により前記再生メディアが前記第2の録音形態であると判別されたときのみ音声帯域の周波数特性を増強する制御を行い、前記再生メディアが前記第1の録音形態であると判別されたときには音声帯域の周波数特性を維持する音量特性可変手段と、を備えることを特徴とする再生装置。
In a playback device capable of playing back playback media recorded in various recording forms,
Discriminating means for discriminating whether the recording form of the reproduction medium is a first recording form recorded so as to produce a high reproduction volume or a second recording form recorded so as to produce a low reproduction volume. When,
Wherein the playback medium by determination means performs control to enhance the frequency characteristics of the voice band only when it is determined that the second recording mode, the reproduction medium is judged to be the first recording mode reproducing apparatus comprising: the volume characteristic variable means for maintaining the frequency characteristic of the audio band, the when.
前記判別手段により前記再生メディアが前記第2の録音形態から前記第1の録音形態に切り換えられたと判別されたとき、前記音量特性可変手段は、前記音声帯域の周波数特性の増強制御前の周波数特性に戻すことを特徴とする請求項5に記載の再生装置。When it is determined by the determining means that the playback medium has been switched from the second recording form to the first recording form, the volume characteristic varying means is configured to control the frequency characteristic before the frequency band enhancement control of the audio band. The playback apparatus according to claim 5, wherein 前記再生メディアのイジェクト動作を検出するイジェクト検出手段を有し、
前記イジェクト検出手段により前記再生メディアのイジェクトが検出されたとき、前記音量特性可変手段は、前記音声帯域の周波数特性の増強制御前の周波数特性に戻すことを特徴とする請求項5又は6に記載の再生装置。
An eject detecting means for detecting an eject operation of the reproduction medium;
7. The volume characteristic changing means returns the frequency characteristic to the frequency characteristic before the enhancement control of the frequency characteristic of the audio band when the ejection detecting means detects the ejection of the reproduction medium. Playback device.
周波数特性を調整可能な周波数特性調整手段を有し、
前記音量特性可変手段は、前記音声帯域の周波数特性の増強制御前の周波数特性に戻す場合、前記周波数特性調整手段により調整された調整量を反映させた周波数特性に戻すことを特徴とする請求項5〜7のいずれか一項に記載の再生装置。
Having a frequency characteristic adjusting means capable of adjusting the frequency characteristic;
The sound volume characteristic variable means, when returning to the frequency characteristic before the enhancement control of the frequency characteristic of the voice band , returns to the frequency characteristic reflecting the adjustment amount adjusted by the frequency characteristic adjusting means. The reproduction | regeneration apparatus as described in any one of 5-7.
前記判別手段により前記再生メディアが前記第2の録音形態であると判別されたときのみ音量を増大する制御を行い、前記再生メディアが前記第1の録音形態であると判別されたときには音量を維持する音量可変手段をさらに備えることを特徴とする請求項5〜8のいずれか一項に記載の再生装置。 Volume when the reproducing medium by said discriminating means performs a control to increase the volume only when it is determined that the second recording mode, the reproduction medium is judged to be the first recording mode The playback apparatus according to any one of claims 5 to 8, further comprising sound volume changing means for maintaining the above. 前記音量特性可変手段は、出力歪が生じない程度に前記音声帯域の周波数特性を増強する制御を行い、
前記音量可変手段は、前記音量特性可変手段による音声帯域の周波数特性の増強制御では不足する分だけ音量を増大する制御を行うことを特徴とする請求項9に記載の再生装置。
The volume characteristic varying means performs control to enhance the frequency characteristic of the voice band to such an extent that output distortion does not occur ,
10. The playback apparatus according to claim 9, wherein the volume changing unit performs control to increase the volume by an amount that is insufficient for the frequency band frequency characteristic enhancement control by the volume characteristic changing unit.
前記音声帯域の周波数特性の最大変化幅を算出する算出手段と、
イコライザのゲインまたはラウドネスのゲインを、前記最大変化幅分だけ引き下げる引下手段と、を有することを特徴とする請求項5に記載の再生装置。
Calculating means for calculating the maximum change width of the frequency characteristic of the voice band;
6. The reproducing apparatus according to claim 5, further comprising pulling-down means for pulling down an equalizer gain or a loudness gain by the maximum change width.
前記判別手段により前記再生メディアが前記第2の録音形態から前記第1の録音形態に切り換えられたと判別されたとき、前記引下手段は、前記イコライザのゲインまたはラウドネスのゲインを引き下げた状態を維持し、前記音量特性可変手段は、前記音声帯域の周波数特性の増強制御前の周波数特性に戻すことを特徴とする請求項11に記載の再生装置。When the discriminating means discriminates that the reproduction medium is switched from the second recording form to the first recording form, the pulling-down means maintains a state in which the equalizer gain or the loudness gain is lowered. 12. The playback apparatus according to claim 11, wherein the volume characteristic changing unit returns the frequency characteristic to the frequency characteristic before the enhancement control of the frequency characteristic of the voice band. 前記第1の録音形態は、リニアPCM又はMPEG2であり、前記第2の録音形態は、AC−3又はDTSであることを特徴とする請求項1〜12のいずれか一項に記載の再生装置。  The playback apparatus according to any one of claims 1 to 12, wherein the first recording form is linear PCM or MPEG2, and the second recording form is AC-3 or DTS. .
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