JP3802793B2 - 遠隔励起光伝送システム - Google Patents
遠隔励起光伝送システム Download PDFInfo
- Publication number
- JP3802793B2 JP3802793B2 JP2001323904A JP2001323904A JP3802793B2 JP 3802793 B2 JP3802793 B2 JP 3802793B2 JP 2001323904 A JP2001323904 A JP 2001323904A JP 2001323904 A JP2001323904 A JP 2001323904A JP 3802793 B2 JP3802793 B2 JP 3802793B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- optical fiber
- pumping light
- terminal device
- transmission
- rare earth
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Fee Related
Links
Images
Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、遠隔励起を用いた遠隔励起光伝送システムにおいて、1本の光ファイバを上りおよび下りのどちらの方向に適用しても性能差が小さく、長距離伝送に適した遠隔励起光伝送システムに関する。
【0002】
ここで、遠隔励起とは、無中継光伝送システムの伝送路中に挿入された希土類添加光ファイバ(以下「EDF(エルビウムドープファイバ)」という)に、EDFに近い方の端局から励起光を供給する形態をいい、励起光源が受信側に設置される場合のEDFを遠隔励起プリアンプ(以下「RPRA」という)、送信側に設置される場合のEDFを遠隔励起ポストアンプ(以下「RPOA」という)という。
【0003】
【従来の技術】
インターネットの普及により、上りと下りの伝送需要にアンバランスが生じるようになり、状況に合わせた運用が望まれている。1本の光ファイバを上りおよび下りのどちらの方向にも適用可能な技術は、フレキシブルなネットワークを構成する上で非常に有用である。
【0004】
通常の無中継光伝送システムは、図4に示すように、両端の端局装置1a,1bと光ファイバ伝送路2から構成される。端局装置1aは、光送信装置4aおよび光受信装置5aと、光ファイバ伝送路2との接続を切り替えるスイッチ6aを備える。端局装置1bは、光送信装置4bおよび光受信装置5bが備え、光ファイバ伝送路2との接続を切り替えるスイッチ6bを備える。この無中継光伝送システムは、1本の光ファイバを上りおよび下りのどちらの方向に適用しても等しい特性が得られる。しかし、遠隔励起を適用した無中継光伝送システムと比較すると、所定の伝送性能を確保できる最大伝送距離は短くなり、適用範囲が狭まってしまう。
【0005】
また、光ファイバ伝送路を増幅媒体としてラマン増幅を行う無中継光伝送システムは、図5に示すように、両端の端局装置1a,1bと光ファイバ伝送路2から構成される。端局装置1aは、光送信装置4a、光受信装置5aおよびスイッチ6aに加えて、励起光源7a,7a′と、励起光と信号光との合分波を行う合分波器8a,8a′を備える。端局装置1bは、光送信装置4b、光受信装置5bおよびスイッチ6aに加えて、励起光源7b,7b′と、励起光と信号光との合分波を行う合分波器8b,8b′を備える。ここで、励起光源7a,7bは、信号光と同方向に励起光を送出して前方励起ラマン増幅を行い、励起光源7a′,7b′は、信号光と逆方向に励起光を送出して後方励起ラマン増幅を行う。
【0006】
このラマン増幅を用いた無中継光伝送システムは、1本の光ファイバを上りおよび下りのどちらの方向に適用しても等しい特性が得られるとともに、図4に示す通常の無中継光伝送システムよりも伝送距離を延ばすことが可能である。しかし、さらなる伝送距離の拡大を図るためには、遠隔励起(特にRPRA)を適用した無中継光伝送システムが望まれる。
【0007】
図6は、RPRAを適用した無中継光伝送システムの構成例を示す。図において、RPRAを適用した無中継光伝送システムは、両端の端局装置1a,1bと光ファイバ伝送路2−1,2−2とEDF3から構成される。端局装置1aは、光送信装置4a、光受信装置5aおよびスイッチ6aを備える。端局装置1bは、光送信装置4b、光受信装置5bおよびスイッチ6bに加えて、励起光源7b,7b′と、励起光と信号光との合分波を行う合分波器8b,8b′を備える。ここで、励起光源7bは、信号光と同方向に励起光を送出してEDF3を励起し、励起光源7b′は、信号光と逆方向に励起光を送出してEDF3を励起する。EDF3は端局装置1bとの距離L1の位置に配置され、端局装置1aから端局装置1bの方向に対してはRPRAとして使用され、端局装置1bから端局装置1aの方向に対してはRPOAとして使用される。
【0008】
図7は、RPRAおよびRPOAを適用した無中継光伝送システムの構成例を示す。図において、両端の端局装置1a,1bと光ファイバ伝送路2−1,2−2,2−3とEDF3−1,3−2から構成される。端局装置1aは、光送信装置4a、光受信装置5aおよびスイッチ6aに加えて、励起光源7a,7a′と、励起光と信号光との合分波を行う合分波器8a,8a′を備える。端局装置1bは、光送信装置4b、光受信装置5bおよびスイッチ6bに加えて、励起光源7b,7b′と、励起光と信号光との合分波を行う合分波器8b,8b′を備える。ここで、励起光源7a,7bは、信号光と同方向に励起光を送出してEDF3−1,3−2を励起し、励起光源7b′は、信号光と逆方向に励起光を送出してEDF3−1,3−2を励起する。EDF3−1は端局装置1aとの距離L1の位置に配置され、EDF3−2は端局装置1bとの距離L2の位置に配置される。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】
ところで、通常はRPRAの方がRPOAよりも無中継伝送距離増大の効果がはるかに大きい。このため、図6の構成では、EDF3がRPRAとして使用される端局装置1aから端局装置1bの方向よりも、EDF3がRPOAとして使用される端局装置1bから端局装置1aの方向の信号伝送距離が制限要因となり、システム長が制限される問題がある。
【0010】
また、図7の構成では、RPOAおよびRPRAは、一方の信号伝送方向に対して最大伝送距離が延びるような位置に設置されるので、それぞれの位置と端局装置との距離L1,L2は等しくない。したがって、設定された方向と逆方向に信号を伝送する場合は、パラメータの設定によっては著しく特性劣化が生じるおそれがある。
【0011】
本発明は、上りおよび下りのどちらの方向においても特性差が小さく、長距離伝送に適した遠隔励起光伝送システムを提供することを目的とする。
【0012】
【課題を解決するための手段】
本発明は、光ファイバ伝送路を介して対向接続される第1の端局装置および第2の端局装置がそれぞれ光送信装置および光受信装置を備え、信号光の伝送方向を切り替えて送受信を行う構成であり、光ファイバ伝送路の第1の端局装置側および第2の端局装置側の所定の位置に、光増幅手段として第1の希土類添加光ファイバおよび第2の希土類添加光ファイバを挿入し、第1の端局装置に第1の希土類添加光ファイバを励起する励起光を発生する励起光源を備え、第2の端局装置に第2の希土類添加光ファイバを励起する励起光を発生する励起光源を備えた遠隔励起光伝送システムにおいて、第1の端局装置と第1の希土類添加光ファイバとを接続する光ファイバの長さL1と、第2の端局装置と第2の希土類添加光ファイバとを接続する光ファイバの長さL2との差がL1またはL2の 10 %以下に設定され、かつL1およびL2はそれぞれの希土類添加光ファイバが伝送方向に応じて遠隔励起プリアンプとして作用するときに伝送距離が最大となる最適位置の近傍に設定される構成である。
【0013】
さらに、第1の希土類添加光ファイバおよび第2の希土類添加光ファイバに到達する各励起光パワーの差が、いずれか一方に到達する励起光パワーの 10 %以下に設定される構成としてもよい(請求項2)。ここで、第1の端局装置の励起光源と第2の端局装置の励起光源の出力パワーの差、および長さL1の光ファイバと長さL2の光ファイバの損失の差が、第1の希土類添加光ファイバおよび第2の希土類添加光ファイバに到達する各励起光パワーの差に許容される範囲を越えないように設定される構成である(請求項3)。
【0015】
【発明の実施の形態】
図1は、本発明の遠隔励起光伝送システムの実施形態を示す。図において、本実施形態の遠隔励起光伝送システムは、図7に示す従来構成と同様に、両端の端局装置1a,1bと光ファイバ伝送路2−1,2−2,2−3とEDF3−1,3−2から構成される。端局装置1aは、光送信装置4a、光受信装置5aおよびスイッチ6aに加えて、励起光源7aと、励起光と信号光との合分波を行う合分波器8aを備える。端局装置1bは、光送信装置4b、光受信装置5bおよびスイッチ6bに加えて、励起光源7bと、励起光と信号光との合分波を行う合分波器8bを備える。
【0016】
本実施形態では、光送信装置4aにおいて、スイッチ6aと光ファイバ伝送路2−1との間に合分波器8aを配置することにより、励起光源7aを1つにしている。光送信装置4bにおいても同様である。すなわち、励起光源7a,7bは、信号光の方向に関わらず励起光を送出してEDF3−1,3−2を励起する。EDF3−1は端局装置1aとの距離L1の位置に配置され、EDF3−2は端局装置1bとの距離L2の位置に配置される。
【0017】
ここで、端局装置1aから端局装置1bに信号伝送する場合と、端局装置1bから端局装置1aに信号伝送する場合について考える。
【0018】
端局装置1aから端局装置1bに信号伝送する場合には、端局装置1aの光送信装置4aから送出された信号光は、スイッチ6aを介して合分波器8aで励起光源7aからの励起光と合波され、光ファイバ伝送路2−1に送信される。EDF3−1は、励起光源7aからの励起光により励起され、RPOAとして作用する。また、励起光源7aからの励起光は、同時に光ファイバ伝送路2−1を増幅媒体とする前方励起ラマン増幅を行う。さらに、EDF3−2は、端局装置1bの励起光源7bからの励起光により励起され、RPRAとして作用する。また、励起光源7bからの励起光は、同時に光ファイバ伝送路2−3を増幅媒体とする後方励起ラマン増幅を行う。以上により、端局装置1aの光送信装置4aから送信された信号光は、前方励起ラマン増幅、RPOA、RPRA、後方励起ラマン増幅を経て端局装置1bに到達し、合分波器8b、スイッチ6bを介して光受信装置5bで受信される。
【0019】
一方、端局装置1bから端局装置1aに信号伝送する場合には、端局装置1bの光送信装置4bから送出された信号光は、スイッチ6bを介して合分波器8bで励起光源7bからの励起光と合波され、光ファイバ伝送路2−3に送信される。そして、同様にEDF3−2を励起してRPOAとして作用させ、同時に前方励起ラマン増幅を行い、またEDF3−1を励起してRPRAとして作用させ、同時に後方励起ラマン増幅を行う。以上の増幅過程を経て端局装置1aに到達した信号光は、合分波器8a、スイッチ6aを介して光受信装置5aで受信される。
【0020】
ここで、RPRAとしての特性は、EDFに到達する励起光パワーが重要なパラメータとなる。この励起光パワーは、▲1▼励起光源の出力パワー、▲2▼EDFと受信端との距離(RPRAの位置)、▲3▼EDFと受信端を接続している光ファイバ伝送路の励起光波長に対する損失に依存する。例えば、端局装置1aから端局装置1bに信号伝送する場合では、▲1▼励起光源7bの出力パワー、▲2▼RPRAの位置:L2、▲3▼光ファイバ伝送路2−3の励起光波長に対する損失に依存する。したがって、▲1▼と▲3▼を所定値に定めた場合には、RPRAの位置(L2)が励起光パワーを決めるパラメータとなる。
【0021】
励起光パワーに対する利得特性および雑音特性の一例を図2に示す。利得特性および雑音特性はEDFに入力される励起光パワーに依存し、励起光パワーが小さい領域では、励起光パワーの増加とともに利得および雑音指数がともに向上するが、やがて飽和する。したがって、RPRAの位置を必要以上に近づけると、RPRAの特性は飽和状態で劣化はしないが、RPRAへの信号光入力パワーの低下により、受信端での光SNRが低下する。そのため、伝送距離が最大となるRPRAの最適位置は、EDFに到達した励起光パワーとRPRAの信号光入力パワーのトレードオフで決まる。
【0022】
一方、RPOAはできる限り送信端近くに設置する方が、信号光もRPOA用のEDFへ到達する励起光も増大し、光SNRを向上させる観点からは望ましい。しかし、RPOAの出力信号が増大しすぎると、光ファイバの非線形光学効果により伝送信号に波形歪み劣化が生じてしまうので、この劣化が生じない範囲内で最も送信端近くに設置する。
【0023】
このように、RPRAとRPOAの最適位置決定方法は異なるが、一般にRPOAの最適位置よりもRPRAの最適位置の方が長い。すなわち、図1において、端局装置1aから端局装置1bに信号伝送する場合にはL1<L2となり、端局装置1bから端局装置1aに信号伝送する場合にはL1>L2となる。ただし、RPOAの位置が最適位置よりも長くなったとしても特性劣化は緩やかであるので、RPRAの最適位置にRPOAの位置を合わせても、RPOAにおける特性劣化は小さい。
【0024】
以上の点から、まず上り下りのどちらの方向に適用しても特性差が小さい伝送システムを構成するためには、RPRAの位置とRPOAの位置をほぼ等しくする(L1≒L2)。例えば、両位置の差分(|L1−L2|)をRPRAの最適位置の±10%以下に設定する。このとき、励起光源7a,7bの出力パワーが等しく、光ファイバ伝送路2−1,2−3の励起光波長に対する損失が等しい場合には、EDF3−1,3−2に到達する励起光パワーがほぼ等しくなる。また、例えば光ファイバ伝送路2−1,2−3の励起光波長に対する損失が異なる場合(L1とL2が異なる場合を含む)には、励起光源7a,7bの出力パワーをその違いを補償するように設定することにより、EDF3−1,3−2に到達する励起光パワーがほぼ等しくなるように調整可能である。
【0025】
このようにL1≒L2とした上で、RPOAの位置の許容範囲の広さを考慮し、RPRAとしての最適位置に設定することにより、片方向の伝送時にRPRAの位置およびRPOAの位置をそれぞれ最適化した場合と比較しても性能低下の小さい伝送システムを構成することができる。
【0026】
図3は、EDFと受信端との距離(RPRAの位置)Lに対する最大伝送距離の計算例を示す。光ファイバの損失は一様(信号光に対しては0.19dB/km 、励起光に対しては0.23dB/km)とし、長さが等しい場合は損失も等しいものとする。また、励起光源出力は28dBm、信号光出力は19dBmとする。
【0027】
図において、Aは、図1に示す構成(L1=L2)による特性である。最大伝送距離Amax が得られるRPRAの最適位置はL=85kmである。RPRAの位置Lが10%短くなった場合の最大伝送距離はA(-10) 、RPRAの位置Lが10%長くなった場合の最大伝送距離はA(+10) であるが、RPRAの最適位置における最大伝送距離Amax に対する低下は5km以下であり、許容範囲である。
【0028】
Bは、図7に示す構成(L1≠L2)において、信号光が端局装置1aから端局装置1bに伝送される場合で、RPRAおよびRPOAをそれぞれ最適位置(L2をRPRAの最適位置85km、L1をRPOAの最適位置45km)に設定した場合の特性である。Bに対してAmax がやや低下しているのは、特性AがL1=L2とし、かつEDF3−2をRPRAとしての最適位置に設定したために、EDF3−1がRPOAとしての最適位置にならなかったものであるが、その最大伝送距離の低下は5km以下である。
【0029】
Cは、Bの構成で信号光を端局装置1bから端局装置1aに伝送させた場合の特性である。BとCの違い(B>C)は、特性BにおけるRPRAおよびRPOAが特性Cでは逆にRPOAおよびRPRAとなり、特性BにおいてRPOAにとって最適位置に設定された値が、特性CにおけるRPRAにとって最適位置から大きく変化したためである。
【0030】
Dは、図6に示す構成において、信号光が端局装置1aから端局装置1bに伝送される場合の特性である。EDF3がRPRAとして作用するために、その位置に応じて最大伝送距離が大きく変化する。Eは、図6に示す構成において、信号光が端局装置1bから端局装置1aに伝送される場合の特性である。EDF3がRPOAとして作用するために、その位置に応じて最大伝送距離の変化は小さい。したがって、図6の構成では、信号光の方向により最大伝送距離に大差がつきやすく、両方向の伝送には適していない。
【0031】
以上により、図1に示す本実施形態の構成において、RPRAおよびRPOAの位置をほぼ等しく(L1≒L2)、かつRPRAとしての最適位置に設定することにより、上りおよび下りのどちらの方向に適用しても性能差がなく、かつ片方向でRPRAおよびRPOAをそれぞれ最適位置に設定した場合(図3のB)と比較しても、性能低下の小さい光伝送システムを実現することができる。
【0032】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明の遠隔励起光伝送システムは、上りおよび下りのどちらの方向に適用しても特性差が小さく、かつ伝送距離の拡大に効果の大きいRPRAが最適動作する位置に配置されるので、両方向への使用を前提とした無中継光伝送システムにおけるシステム長を増加させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の遠隔励起光伝送システムの実施形態を示すブロック図。
【図2】励起光パワーに対する利得特性および雑音特性の一例を示す図。
【図3】EDFと受信端との距離(RPRAの位置)Lに対する最大伝送距離の計算例を示す図。
【図4】通常の無中継光伝送システムの構成例を示すブロック図。
【図5】ラマン増幅を行う無中継光伝送システムの構成例を示すブロック図。
【図6】RPRAを適用した無中継光伝送システムの構成例を示すブロック図。
【図7】RPRAおよびRPOAを適用した無中継光伝送システムの構成例を示すブロック図。
【符号の説明】
1 端局装置
2 光ファイバ伝送路
3 EDF(エルビウムドープファイバ)
4 光送信装置
5 光受信装置
6 スイッチ
7 励起光源
8 合分波器
Claims (3)
- 光ファイバ伝送路を介して対向接続される第1の端局装置および第2の端局装置がそれぞれ光送信装置および光受信装置を備え、信号光の伝送方向を切り替えて送受信を行う構成であり、前記光ファイバ伝送路の前記第1の端局装置側および前記第2の端局装置側の所定の位置に、光増幅手段として第1の希土類添加光ファイバおよび第2の希土類添加光ファイバを挿入し、前記第1の端局装置に前記第1の希土類添加光ファイバを励起する励起光を発生する励起光源を備え、前記第2の端局装置に前記第2の希土類添加光ファイバを励起する励起光を発生する励起光源を備えた遠隔励起光伝送システムにおいて、
前記第1の端局装置と前記第1の希土類添加光ファイバとを接続する光ファイバの長さL1と、前記第2の端局装置と前記第2の希土類添加光ファイバとを接続する光ファイバの長さL2との差がL1またはL2の 10 %以下に設定され、かつL1およびL2はそれぞれの希土類添加光ファイバが伝送方向に応じて遠隔励起プリアンプとして作用するときに伝送距離が最大となる最適位置の近傍に設定される構成である
ことを特徴とする遠隔励起光伝送システム。 - 請求項1に記載の遠隔励起光伝送システムにおいて、
前記第1の希土類添加光ファイバおよび前記第2の希土類添加光ファイバに到達する各励起光パワーの差が、いずれか一方に到達する励起光パワーの 10 %以下に設定される構成である
ことを特徴とする遠隔励起光伝送システム。 - 請求項2に記載の遠隔励起光伝送システムにおいて、
前記第1の端局装置の励起光源と前記第2の端局装置の励起光源の出力パワーの差、および前記長さL1の光ファイバと前記長さL2の光ファイバの損失の差が、前記第1の希土類添加光ファイバおよび前記第2の希土類添加光ファイバに到達する各励起光パワーの差に許容される範囲を越えないように設定される構成である
ことを特徴とする遠隔励起光伝送システム。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2001323904A JP3802793B2 (ja) | 2001-10-22 | 2001-10-22 | 遠隔励起光伝送システム |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2001323904A JP3802793B2 (ja) | 2001-10-22 | 2001-10-22 | 遠隔励起光伝送システム |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2003134056A JP2003134056A (ja) | 2003-05-09 |
JP3802793B2 true JP3802793B2 (ja) | 2006-07-26 |
Family
ID=19140722
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2001323904A Expired - Fee Related JP3802793B2 (ja) | 2001-10-22 | 2001-10-22 | 遠隔励起光伝送システム |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3802793B2 (ja) |
Families Citing this family (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US7471900B2 (en) | 2004-12-08 | 2008-12-30 | Electronics And Telecommunications Research Institute | Passive optical network system and method of transmitting broadcasting signal in same |
US7336869B2 (en) * | 2006-04-14 | 2008-02-26 | Xtera Communications, Inc. | System and method for implementing a high capacity unrepeatered optical communication system |
-
2001
- 2001-10-22 JP JP2001323904A patent/JP3802793B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2003134056A (ja) | 2003-05-09 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP3640289B2 (ja) | 分散ラマン増幅器および遠隔ポンプ式エルビウム・ドープド・ファイバ増幅器を備えた光ファイバ通信システム | |
US6181464B1 (en) | Low noise Raman amplifier employing bidirectional pumping and an optical transmission system incorporating same | |
EP1091509B1 (en) | Optical amplifier for C and L bands | |
JP3527671B2 (ja) | ラマン増幅による光伝送パワーの波長特性制御方法、並びに、それを用いた波長多重光通信システムおよび光増幅器 | |
US6038356A (en) | Lightwave transmission system employing raman and rare-earth doped fiber amplification | |
US7085039B2 (en) | Hybrid Raman/erbium-doped fiber amplifier and transmission system with dispersion map | |
US7372622B2 (en) | Optical transmission system, optical repeater, and optical transmission method | |
US6147796A (en) | Method for determining transmission parameters for the data channels of a WDM optical communication system | |
JP4487420B2 (ja) | 光増幅伝送システム | |
US6888670B2 (en) | Hybrid-type low-noise dispersion compensating optical fiber amplifier | |
JP2003110179A (ja) | 光増幅のための方法及び装置 | |
US6980356B2 (en) | Optical amplifier and method thereof | |
JP3802793B2 (ja) | 遠隔励起光伝送システム | |
JP3402069B2 (ja) | 光増幅伝送システム | |
EP1372276A2 (en) | Raman optical fiber amplifier using Erbium doped fiber | |
US20050259990A1 (en) | Optical transmission system | |
JP2005019501A (ja) | 光増幅器の励起方法及びこれを用いた光増幅器ユニット並びに光伝送システム。 | |
JP2616293B2 (ja) | 光ファイバ増幅器 | |
EP1460736A1 (en) | Multiwavelength depolarized raman pumps | |
US7139489B2 (en) | System and method of dispersion compensation in optical communication systems | |
JP3679341B2 (ja) | 光伝送システム | |
US20010030790A1 (en) | Optical fiber transmission line and optical transmission system | |
JP2008153558A (ja) | 光伝送システム及びその信号スペクトラム補正方法 | |
US6567208B1 (en) | Amplification of a C-band and L-band of a optical signal using a common laser signal | |
US20040208585A1 (en) | Systems and methods for minimizing signal power and providing reduced Raman pump depletion for WDM optical system |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20060117 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20060131 |
|
A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20060315 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20060425 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20060428 |
|
R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090512 Year of fee payment: 3 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100512 Year of fee payment: 4 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100512 Year of fee payment: 4 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110512 Year of fee payment: 5 |
|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |