JP3802105B2 - Diclofenac sodium-containing emulsified external preparation - Google Patents
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Description
【0001】
【産業上の利用分野】
本発明は、ジクロフェナクナトリウムの経皮吸収性に優れ、皮膚刺激がなく使用感に優れた乳化外用剤に関する。
【0002】
【従来の技術】
ジクロフェナクナトリウムは、優れた非ステロイド性消炎鎮痛剤として知られており、経口剤あるいは坐剤として用いられている。しかし、経口剤として用いる場合は、胃腸障害等の副作用が問題となっている。
【0003】
斯かる副作用を回避するためには、外用剤とすることが考えられる。外用剤としては、ジクロフェナクナトリウムが水及び低級アルコールに溶解することを利用したゲル製剤(特開昭59−76013号公報)、プロピレングリコール等の溶解助剤を用いた油性軟膏(特開昭59−33211号公報)及び使用性を重視した乳化外用剤(特開昭64−13020号公報)等が知られている。
【0004】
これらの外用剤のうちゲル製剤は、経皮吸収性に優れるが、多量の低級アルコールを用いるため、皮膚刺激やかぶれ等の問題があった。
【0005】
一方、乳化外用剤は、皮膚刺激がなく、使用感に優れるが、ジクロフェナクナトリウムの経皮吸収性は必ずしも満足できるものではなかった。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
従って本発明の目的は、経皮吸収性に優れ、皮膚刺激がなく、使用感に優れるジクロフェナクナトリウム含有外用剤を提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】
斯かる実情に鑑み本発明者らは皮膚刺激の少ない乳化型であり、しかも経皮吸収性に優れたジクロフェナクナトリウム外用剤を開発すべく鋭意研究を行った結果、ジクロフェナクナトリウムを、カルボン酸ジアルキルエステル、オレイルアルコール及び多価アルコールを組み合わせた乳化基剤に配合することにより、経皮吸収性に優れ、皮膚刺激が少なく、かつ安定な乳化外用剤が得られることを見出し本発明を完成した。
【0008】
すなわち本発明は、ジクロフェナクナトリウム、カルボン酸ジアルキルエステル、オレイルアルコール2〜12重量%並びにプロピレングリコール及び1,3−ブチレングリコールから選ばれる多価アルコール10〜30重量%を含有する乳化外用剤を提供するものである。
【0009】
本発明乳化外用剤の有効成分であるジクロフェナクナトリウムの配合量は、0.1〜3重量%(以下、単に「%」で示す)、特に0.5〜1%とすることが薬効の面で好ましい。
【0010】
本発明乳化外用剤の基剤として配合される成分の一つであるカルボン酸ジアルキルエステルとしては、例えばアジピン酸ジイソプロピル、アジピン酸ジエチル、セバシン酸ジイソプロピル、セバシン酸ジエチル等が挙げられる。本発明外用剤中のカルボン酸ジアルキルエステルの配合量は0.5〜15%、特に3〜10%とすることが本発明の効果のため好ましい。
【0011】
本発明乳化外用剤中のオレイルアルコールの配合量は2〜12%、特に4〜6%とすることが本発明の効果を得る上で好ましい。
【0012】
本発明で用いる多価アルコールは、プロピレングリコール、1,3−ブチレングリコールである。多価アルコールの配合量は10〜30%、特に15〜20%とすることが好ましい。
【0013】
本発明の乳化外用剤は、重量比がカルボン酸ジアルキルエステル1に対し、オレイルアルコールが0.5〜2、好ましくは1、多価アルコールが2〜4、好ましくは3のとき、ジクロフェナクナトリウムの経皮吸収が優れたものとなる。
【0014】
本発明の乳化外用剤には、更に少量のハッカ油又はl−メントールを添加し、皮膚に清涼感を与えたり、経皮吸収を高めたりすることができる。これらの本発明乳化外用剤への配合量は0.1〜3%、特に0.5〜1%とすることが好ましい。
【0015】
本発明の乳化外用剤に用いる乳化剤としては、親水性のものが好ましく、これには、例えばポリエチレングリコール脂肪酸エステル、ポリオキシエチレンソルビタン脂肪酸エステル、ポリオキシエチレンアルキルエーテル、ポリオキシエチレンアルキルフェニルエーテル、ポリオキシエチレン硬化ヒマシ油等が挙げられる。乳化剤の配合量は0.2〜10%、特に2〜5%とすることが好ましい。
【0016】
本発明の乳化外用剤には、乳化安定性を更に向上させるため、例えばセタノール、ステアリルアルコール、セトステアリルアルコール、更に一般に化粧品や外用剤に用いられる流動パラフィン、スクワランの他、ミリスチン酸イソプロピル、中鎖脂肪酸トリグリセリド等の油剤を配合してもよい。油剤の量が少ないと、安定性、使用感の向上が望めず、多すぎるとジクロフェナクナトリウムの溶解性が悪くなることがある。
【0017】
本発明の乳化外用剤には、安定性及び使用感を向上させるため、ゲル化剤を配合することができる。ゲル化剤としては例えば、カルボキシビニルポリマー、ヒドロキシエチルセルロース、メチルセルロース等が挙げられる。ゲル化剤の配合量は0.4〜3%、特に0.5〜1%とすることが好ましい。
【0018】
本発明の乳化外用剤のpHは6〜8、特にpH6.5〜7.5の範囲内とすることが好ましい。pH調整のために用いられる弱塩基性物質としては、例えば1〜3級のアルカノールアミン又はアルキルアミン等が挙げられる。アルカノールアミンの具体例としては、モノエタノールアミン、ジエタノールアミン、ジイソプロパノールアミン、トリエタノールアミン等が挙げられ、またアルキルアミンとしては、ジメチルアミン、ジエチルアミン、トリメチルアミン、トリエチルアミン等が挙げられる。
【0019】
本発明の乳化外用剤には、更に必要に応じて、例えばジブチルヒドロキシトルエン、ブチルヒドロキシアニソール等の酸化防止剤(配合量は0.01〜0.12%)、エデト酸ナトリウム、、エデト酸三ナトリウム等の有機薬品(配合量は0.01〜0.08%)、亜硫酸ナトリウム、亜硫酸水素ナトリウム等の無機薬品(配合量は0.01〜0.08%)、パラオキシ安息香酸エステル類等の防腐剤(配合量は0.1〜0.5%)を添加して、安定性等を増加させることができる。
【0020】
本発明の乳化外用剤は、常法により、水相成分と油相成分を混合し乳化させることにより製造することができる。なお、本発明の乳化外用剤にゲル化剤を配合した場合には、ゲル状乳化外用剤となる。
【0021】
【発明の効果】
本発明の乳化外用剤は、多量の低級アルコールを用いないため皮膚刺激がなく使用感に優れ、かつジクロフェナクナトリウムの経皮吸収性に優れる。
【0022】
【実施例】
以下に、実施例、比較例及び試験例を挙げて、本発明を更に詳細に説明するが、本発明はこれらにより限定されるものではない。
【0023】
実施例1〜3、比較例1〜4
各実施例又は比較例に示す組成及び製法により、乳化外用剤を製造した。
【0024】
実施例1
【表1】
(組成)
(1)ジクロフェナクナトリウム 1g
(2)セタノール 4g
(3)スクワラン 3g
(4)ミリスチン酸イソプロピル 5g
(5)セバシン酸ジエチル 5g
(6)オレイルアルコール 5g
(7)プロピレングリコール 15g
(8)l−メントール 1g
(9)ステアリン酸ポリエチレングリコール(40E.O.) 3g
(10)防腐剤 適量
(11)亜硫酸水素ナトリウム 0.02g
(12)ジブチルヒドロキシトルエン 0.03g
(13)エデト酸ナトリウム 0.02g
(14)カルボキシビニルポリマー 0.7g
(15)トリエタノールアミン 0.7g
(16)精製水にて全量100gとする。
【0025】
(製法)
成分(2)〜(6)、(8)、(9)、(12)を70〜75℃で溶解して油相とする。成分(7)、(10)、(11)、(13)を(16)に70〜75℃で溶解させ、これに(1)を加えて溶解し水相とし、これを油相に加えて乳化した。冷却後、更に(16)の一部で膨潤させた(14)を加えて攪拌し、最後に(15)を加えて均一になるまで攪拌し、乳化外用剤を製した。
【0026】
実施例2
【表2】
(組成)
(1)ジクロフェナクナトリウム 1g
(2)セタノール 4g
(3)スクワラン 3g
(4)ミリスチン酸イソプロピル 5g
(5)セバシン酸ジエチル 5g
(6)オレイルアルコール 5g
(7)プロピレングリコール 15g
(8)ステアリン酸ポリエチレングリコール(40E.O.) 3g
(9)防腐剤 適量
(10)亜硫酸ナトリウム 0.05g
(11)ジブチルヒドロキシトルエン 0.03g
(12)カルボキシビニルポリマー 0.7g
(13)トリエタノールアミン 0.7g
(14)精製水にて全量100gとする。
【0027】
(製法)
実施例1と同様の方法により、乳化外用剤を製した。
【0028】
実施例3
【表3】
(組成)
(1)ジクロフェナクナトリウム 1g
(2)セタノール 3g
(3)スクワラン 3g
(4)ミリスチン酸イソプロピル 5g
(5)セバシン酸ジエチル 5g
(6)オレイルアルコール 10g
(7)プロピレングリコール 15g
(8)l−メントール 1g
(9)ステアリン酸ポリエチレングリコール(40E.O.) 3g
(10)防腐剤 適量
(11)亜硫酸水素ナトリウム 0.02g
(12)エデト酸ナトリウム 0.02g
(13)カルボキシビニルポリマー 0.7g
(14)トリエタノールアミン 0.7g
(15)精製水にて全量100gとする。
【0029】
(製法)
実施例1と同様の方法により、乳化外用剤を製した。
【0030】
比較例1
【表4】
(組成)
(1)ジクロフェナクナトリウム 1g
(2)セタノール 3g
(3)スクワラン 3g
(4)ミリスチン酸イソプロピル 5g
(5)セバシン酸ジエチル 5g
(6)プロピレングリコール 10g
(7)l−メントール 1g
(8)ステアリン酸ポリエチレングリコール(40E.O.) 3g
(9)防腐剤 適量
(10)亜硫酸ナトリウム 0.05g
(11)ジブチルヒドロキシトルエン 0.03g
(12)カルボキシビニルポリマー 0.7g
(13)トリエタノールアミン 0.7g
(14)精製水にて全量100gとする。
【0031】
(製法)
実施例1と同様の方法により、乳化外用剤を製した。
【0032】
比較例2
【表5】
(組成)
(1)ジクロフェナクナトリウム 1g
(2)セタノール 7g
(3)白色ワセリン 5g
(4)中鎖脂肪酸トリグリセリド 6g
(5)オレイン酸 7.5g
(6)プロピレングリコール 20g
(7)モノステアリン酸グリセリン 1g
(8)ポリオキシエチレンセチルエーテル(25E.O.) 2g
(9)ポリオキシエチレンノニルフェニルエーテル(5E.O.) 5g
(10)防腐剤 適量
(11)亜硫酸水素ナトリウム 0.02g
(12)エデト酸ナトリウム 0.02g
(13)乳酸 適量
(14)精製水にて全量100gとする。
【0033】
(製法)
成分(2)〜(5)、(7)〜(9)を70〜75℃で溶解して油相とする。成分(6)、(10)〜(13)を(14)に70〜75℃で溶解させ、これに(1)を加えて溶解し水相とし、これを油相に加えて乳化し、徐々に冷却して乳化外用剤を製した。
【0034】
比較例3
【表6】
(組成)
(1)ジクロフェナクナトリウム 1g
(2)セタノール 8g
(3)白色ワセリン 5g
(4)中鎖脂肪酸トリグリセリド 6g
(5)オレイルアルコール 10g
(6)プロピレングリコール 20g
(7)モノステアリン酸グリセリン 4g
(8)ポリオキシエチレンセチルエーテル(25E.O.) 2g
(9)防腐剤 適量
(10)亜硫酸水素ナトリウム 0.02g
(11)エデト酸ナトリウム 0.02g
(12)乳酸 適量
(13)精製水にて全量100gとする。
【0035】
(製法)
比較例2と同様の方法により、乳化外用剤を製した。
【0036】
比較例4
【表7】
(組成)
(1)ジクロフェナクナトリウム 1g
(2)セタノール 8g
(3)白色ワセリン 3g
(4)サラシミツロウ 4g
(5)オレイン酸 12g
(6)クロタミトン 6g
(7)ミリスチン酸イソプロピル 3g
(8)セバシン酸ジエチル 5g
(9)1,3−ブチレングリコール 30g
(10)モノステアリン酸グリセリン 3g
(11)ポリオキシエチレンオレイルエーテル(2E.O.) 3g
(12)ポリオキシエチレンオレイルエーテル(50E.O.) 5g
(13)防腐剤 適量
(14)亜硫酸水素ナトリウム 0.02g
(15)エデト酸ナトリウム 0.02g
(16)精製水にて全量100gとする。
【0037】
(製法)
比較例2と同様の方法により、乳化外用剤を製した。
【0038】
比較例5
ジクロフェナクナトリウム 1g
セタノール 7g
白色ワセリン 5g
中鎖脂肪酸トリグリセリド 6g
オレイン酸 5g
モノステアリン酸グリセリン 4g
ポリオキシエチレンセチルエーテル(25E.O.) 2g
防腐剤 適量
乳酸 適量
亜硫酸水素ナトリウム 0.02g
エデト酸ナトリウム 0.02g
精製水にて全量100gとする。
【0039】
(製法)
比較例2と同様の方法により、乳化外用剤を製した。
【0040】
試験例1
実施例1〜3及び比較例1〜4で得られた製剤のモルモットでの経皮吸収を検討した。
試験方法
予め麻酔下で頸静脈にカニューレを挿入したハートレー系雄性モルモット(5週令)の剪毛した背部(5×6cm)に製剤1g(ジクロフェナクナトリウムとして10mg)を塗布し、経時的に8時間まで採血し、HPLCにて血漿中ジクロフェナク濃度を測定した。実験終了後、塗布部直下筋肉を摘出し、HPLCにて筋肉中ジクロフェナク濃度を測定した。この結果を表8及び表9に示す。
【0041】
【表8】
【0042】
【表9】
【0043】
以上のように本発明の乳化外用剤は良好な経皮吸収性を示した。[0001]
[Industrial application fields]
The present invention relates to an emulsified external preparation excellent in transdermal absorbability of diclofenac sodium, having no skin irritation and excellent in feeling of use.
[0002]
[Prior art]
Diclofenac sodium is known as an excellent non-steroidal anti-inflammatory analgesic and is used as an oral or suppository. However, when used as an oral preparation, side effects such as gastrointestinal disorders are a problem.
[0003]
In order to avoid such side effects, it can be considered to be an external preparation. External preparations include gel preparations utilizing the dissolution of diclofenac sodium in water and lower alcohols (Japanese Patent Laid-Open No. 59-76013), and oily ointments using a solubilizing agent such as propylene glycol (Japanese Patent Laid-Open No. Sho 59- 3321) and emulsifying external preparations (JP-A 64-13020) with emphasis on usability are known.
[0004]
Among these external preparations, the gel preparation is excellent in transdermal absorbability, but has a problem such as skin irritation and rash due to the use of a large amount of lower alcohol.
[0005]
On the other hand, the emulsified external preparation has no skin irritation and excellent usability, but the transdermal absorbability of diclofenac sodium was not always satisfactory.
[0006]
[Problems to be solved by the invention]
Accordingly, an object of the present invention is to provide a diclofenac sodium-containing external preparation having excellent transdermal absorbability, no skin irritation, and excellent usability.
[0007]
[Means for Solving the Problems]
In view of such circumstances, the present inventors conducted diligent research to develop an external preparation of diclofenac sodium which is an emulsified type with less skin irritation and excellent in transdermal absorbability. As a result, diclofenac sodium was converted to dialkyl ester of carboxylic acid. The present invention was completed by discovering that a stable emulsifying agent can be obtained by blending with an emulsifying base comprising a combination of oleyl alcohol and polyhydric alcohol, which is excellent in transdermal absorbability, has little skin irritation, and is stable.
[0008]
That is, the present invention provides an emulsifying external preparation containing diclofenac sodium, carboxylic acid dialkyl ester, oleyl alcohol 2 to 12% by weight and polyhydric alcohol 10 to 30% by weight selected from propylene glycol and 1,3-butylene glycol. Is.
[0009]
The compounding amount of diclofenac sodium which is an active ingredient of the external preparation for emulsification of the present invention is 0.1 to 3% by weight (hereinafter, simply indicated as “%”), particularly 0.5 to 1% in terms of medicinal effect. preferable.
[0010]
Examples of the carboxylic acid dialkyl ester that is one of the components blended as the base of the emulsified external preparation of the present invention include diisopropyl adipate, diethyl adipate, diisopropyl sebacate, diethyl sebacate and the like. The blending amount of the carboxylic acid dialkyl ester in the external preparation of the present invention is preferably 0.5 to 15%, particularly 3 to 10% because of the effects of the present invention.
[0011]
The blending amount of oleyl alcohol in the emulsified external preparation of the present invention is preferably 2 to 12%, particularly 4 to 6% in order to obtain the effects of the present invention.
[0012]
The polyhydric alcohol used in the present invention is propylene glycol or 1,3-butylene glycol. The blending amount of the polyhydric alcohol is preferably 10 to 30%, particularly preferably 15 to 20%.
[0013]
The emulsifying external preparation of the present invention has a weight ratio of 0.5 to 2, preferably 1, and polyhydric alcohol 2 to 4, preferably 3 to carboxylic acid dialkyl ester 1, when diclofenac sodium is used. Skin absorption is excellent.
[0014]
A small amount of mint oil or l-menthol can be added to the emulsified external preparation of the present invention to impart a refreshing feeling to the skin or enhance percutaneous absorption. The blending amount in these external emulsifying agents of the present invention is preferably 0.1 to 3%, particularly preferably 0.5 to 1%.
[0015]
As the emulsifier used in the emulsified external preparation of the present invention, a hydrophilic one is preferable. For example, polyethylene glycol fatty acid ester, polyoxyethylene sorbitan fatty acid ester, polyoxyethylene alkyl ether, polyoxyethylene alkyl phenyl ether, polyoxyethylene alkyl ether, And oxyethylene hydrogenated castor oil. The blending amount of the emulsifier is preferably 0.2 to 10%, particularly 2 to 5%.
[0016]
In the emulsified external preparation of the present invention, in order to further improve the emulsion stability, for example, cetanol, stearyl alcohol, cetostearyl alcohol, liquid paraffin and squalane generally used in cosmetics and external preparations, isopropyl myristate, medium chain You may mix | blend oil agents, such as a fatty acid triglyceride. If the amount of the oil agent is small, stability and usability cannot be improved, and if it is too large, the solubility of diclofenac sodium may be deteriorated.
[0017]
The emulsifying external preparation of the present invention can be blended with a gelling agent in order to improve stability and usability. Examples of the gelling agent include carboxyvinyl polymer, hydroxyethyl cellulose, methyl cellulose and the like. The blending amount of the gelling agent is preferably 0.4 to 3%, particularly preferably 0.5 to 1%.
[0018]
The pH of the emulsified external preparation of the present invention is preferably 6 to 8, particularly preferably within the range of pH 6.5 to 7.5. Examples of the weakly basic substance used for pH adjustment include, for example, primary to tertiary alkanolamines or alkylamines. Specific examples of the alkanolamine include monoethanolamine, diethanolamine, diisopropanolamine, triethanolamine and the like, and examples of the alkylamine include dimethylamine, diethylamine, trimethylamine and triethylamine.
[0019]
In the emulsified external preparation of the present invention, if necessary, for example, antioxidants such as dibutylhydroxytoluene and butylhydroxyanisole (the amount is 0.01 to 0.12%), sodium edetate, and edetic acid Organic chemicals such as sodium (blending amount 0.01-0.08%), inorganic chemicals such as sodium sulfite and sodium hydrogen sulfite (blending amount 0.01-0.08%), paraoxybenzoic acid esters, etc. An antiseptic (the amount is 0.1 to 0.5%) can be added to increase the stability and the like.
[0020]
The emulsified external preparation of the present invention can be produced by mixing and emulsifying a water phase component and an oil phase component by a conventional method. In addition, when a gelatinizer is mix | blended with the emulsification external preparation of this invention, it becomes a gel-form emulsification external preparation.
[0021]
【The invention's effect】
Since the external preparation for emulsification of the present invention does not use a large amount of lower alcohol, it has no skin irritation and is excellent in feeling of use, and is excellent in transdermal absorbability of diclofenac sodium.
[0022]
【Example】
Hereinafter, the present invention will be described in more detail with reference to Examples, Comparative Examples and Test Examples, but the present invention is not limited thereto.
[0023]
Examples 1-3, Comparative Examples 1-4
The emulsion external preparation was manufactured with the composition and manufacturing method which are shown to each Example or a comparative example.
[0024]
Example 1
[Table 1]
(composition)
(1) Diclofenac sodium 1g
(2) Cetanol 4g
(3) Squalane 3g
(4) Isopropyl myristate 5g
(5) Diethyl sebacate 5g
(6) 5g oleyl alcohol
(7) Propylene glycol 15g
(8) 1-Menthol 1g
(9) 3 g of polyethylene glycol stearate (40E.O.)
(10) Preservative appropriate amount (11) Sodium bisulfite 0.02g
(12) Dibutylhydroxytoluene 0.03g
(13) Sodium edetate 0.02g
(14) Carboxyvinyl polymer 0.7g
(15) 0.7g triethanolamine
(16) Adjust to 100 g with purified water.
[0025]
(Manufacturing method)
Components (2) to (6), (8), (9) and (12) are dissolved at 70 to 75 ° C. to obtain an oil phase. Ingredients (7), (10), (11) and (13) are dissolved in (16) at 70 to 75 ° C., and (1) is added thereto to dissolve it to obtain an aqueous phase, which is added to the oil phase. Emulsified. After cooling, (14) swollen with a part of (16) was added and stirred, and finally (15) was added and stirred until uniform to prepare an emulsified external preparation.
[0026]
Example 2
[Table 2]
(composition)
(1) Diclofenac sodium 1g
(2) Cetanol 4g
(3) Squalane 3g
(4) Isopropyl myristate 5g
(5) Diethyl sebacate 5g
(6) 5g oleyl alcohol
(7) Propylene glycol 15g
(8) Polyethylene glycol stearate (40E.O.) 3g
(9) Preservative appropriate amount (10) Sodium sulfite 0.05g
(11) Dibutylhydroxytoluene 0.03g
(12) Carboxyvinyl polymer 0.7g
(13) Triethanolamine 0.7g
(14) Adjust to 100 g with purified water.
[0027]
(Manufacturing method)
In the same manner as in Example 1, an emulsified external preparation was produced.
[0028]
Example 3
[Table 3]
(composition)
(1) Diclofenac sodium 1g
(2) Cetanol 3g
(3) Squalane 3g
(4) Isopropyl myristate 5g
(5) Diethyl sebacate 5g
(6) Oleyl alcohol 10g
(7) Propylene glycol 15g
(8) 1-Menthol 1g
(9) 3 g of polyethylene glycol stearate (40E.O.)
(10) Preservative appropriate amount (11) Sodium bisulfite 0.02g
(12) Sodium edetate 0.02g
(13) Carboxyvinyl polymer 0.7g
(14) 0.7g triethanolamine
(15) Adjust to 100 g with purified water.
[0029]
(Manufacturing method)
In the same manner as in Example 1, an emulsified external preparation was produced.
[0030]
Comparative Example 1
[Table 4]
(composition)
(1) Diclofenac sodium 1g
(2) Cetanol 3g
(3) Squalane 3g
(4) Isopropyl myristate 5g
(5) Diethyl sebacate 5g
(6) 10 g of propylene glycol
(7) 1-Menthol 1g
(8) Polyethylene glycol stearate (40E.O.) 3g
(9) Preservative appropriate amount (10) Sodium sulfite 0.05g
(11) Dibutylhydroxytoluene 0.03g
(12) Carboxyvinyl polymer 0.7g
(13) Triethanolamine 0.7g
(14) Adjust to 100 g with purified water.
[0031]
(Manufacturing method)
In the same manner as in Example 1, an emulsified external preparation was produced.
[0032]
Comparative Example 2
[Table 5]
(composition)
(1) Diclofenac sodium 1g
(2) Cetanol 7g
(3) White petrolatum 5g
(4) Medium chain fatty acid triglyceride 6g
(5) Oleic acid 7.5g
(6) 20 g of propylene glycol
(7) 1 g glyceryl monostearate
(8) Polyoxyethylene cetyl ether (25E.O.) 2g
(9) Polyoxyethylene nonylphenyl ether (5E.O.) 5g
(10) Preservative appropriate amount (11) Sodium bisulfite 0.02g
(12) Sodium edetate 0.02g
(13) Lactic acid Appropriate amount (14) Adjust to 100 g with purified water.
[0033]
(Manufacturing method)
Components (2) to (5) and (7) to (9) are dissolved at 70 to 75 ° C. to obtain an oil phase. Ingredients (6) and (10) to (13) are dissolved in (14) at 70 to 75 ° C., and (1) is added thereto to dissolve to form an aqueous phase, which is added to the oil phase and emulsified, gradually. The emulsion was externally cooled to produce an external preparation.
[0034]
Comparative Example 3
[Table 6]
(composition)
(1) Diclofenac sodium 1g
(2) Cetanol 8g
(3) White petrolatum 5g
(4) Medium chain fatty acid triglyceride 6g
(5) Oleyl alcohol 10g
(6) 20 g of propylene glycol
(7) 4 g glyceryl monostearate
(8) Polyoxyethylene cetyl ether (25E.O.) 2g
(9) Preservative appropriate amount (10) Sodium bisulfite 0.02g
(11) Sodium edetate 0.02g
(12) Lactic acid Appropriate amount (13) Adjust to 100 g with purified water.
[0035]
(Manufacturing method)
An emulsified external preparation was produced in the same manner as in Comparative Example 2.
[0036]
Comparative Example 4
[Table 7]
(composition)
(1) Diclofenac sodium 1g
(2) Cetanol 8g
(3) 3g white petrolatum
(4) 4 grams of white beeswax
(5) Oleic acid 12g
(6) Crotamiton 6g
(7) Isopropyl myristate 3g
(8) Diethyl sebacate 5g
(9) 1,3-butylene glycol 30 g
(10) 3g glyceryl monostearate
(11) Polyoxyethylene oleyl ether (2E.O.) 3g
(12) Polyoxyethylene oleyl ether (50E.O.) 5g
(13) Preservative appropriate amount (14) Sodium bisulfite 0.02g
(15) Sodium edetate 0.02g
(16) Adjust to 100 g with purified water.
[0037]
(Manufacturing method)
An emulsified external preparation was produced in the same manner as in Comparative Example 2.
[0038]
Comparative Example 5
Diclofenac sodium 1g
Cetanol 7g
5g white petrolatum
Medium chain triglyceride 6g
Oleic acid 5g
4g glyceryl monostearate
Polyoxyethylene cetyl ether (25E.O.) 2g
Preservative Suitable amount Lactic acid Suitable amount Sodium bisulfite 0.02g
Sodium edetate 0.02g
Make up to 100 g with purified water.
[0039]
(Manufacturing method)
An emulsified external preparation was produced in the same manner as in Comparative Example 2.
[0040]
Test example 1
Transdermal absorption of the preparations obtained in Examples 1 to 3 and Comparative Examples 1 to 4 in guinea pigs was examined.
Test method Apply 1 g of the preparation (10 mg as diclofenac sodium) to the shaved back (5 × 6 cm) of a Hartley male guinea pig (5 weeks old), previously anesthetized and cannulated in the jugular vein, and up to 8 hours over time. Blood was collected and the concentration of diclofenac in plasma was measured by HPLC. After the experiment was completed, the muscle directly under the application part was removed, and the concentration of diclofenac in the muscle was measured by HPLC. The results are shown in Tables 8 and 9.
[0041]
[Table 8]
[0042]
[Table 9]
[0043]
As described above, the emulsified external preparation of the present invention showed good transdermal absorbability.
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