JP3801965B2

JP3801965B2 - Snowboard binding device and boots

Info

Publication number: JP3801965B2
Application number: JP2002219927A
Authority: JP
Inventors: エー．メイボック，アントニン; イー．スベンソン，ジョン; エイチ．ターナー，ブレント
Original assignee: K2 Corp
Current assignee: K2 Corp
Priority date: 1993-09-27
Filing date: 2002-07-29
Publication date: 2006-07-26
Anticipated expiration: 2021-07-26
Also published as: ATE274984T1; US5505477A; DE69433979D1; EP0720500A1; US6270109B1; CA2171858A1; KR100260602B1; DE69433979T2; JPH09504192A; EP0720500B1; CA2171858C; US5690350A; JP3361811B2; AU7920794A; CA2350938C; US5915720A; WO1995009035A1; JP2003062147A; EP0720500A4; US6168183B1

Abstract

A boot for use with a snowboard having a binding for attachment to the boot. The boot includes a base, a highback, and an upper. The base includes a binding-receiving plate for attaching the boot to the binding on the snowboard. The base also has toe and heel ends. The base is formed with a toecap at the toe end and has a heel counter at the heel end. Tread projects from the bottom of the base for traction when the boot is not attached to the snowboard. The highback extends upwardly from the heel counter of the base. The highback provides aft support to the user. The upper is fixedly attached to the base and is arranged and configured to receive the foot and ankle of the user. The upper has a rearward side adjacent the highback. The upper is more flexible than the base and the highback. A base strap is connected to opposing sides of the base and extends across a portion of the upper. The binding disclosed includes a frame for attachment to the snowboard, a first coupling to secure the forward end of the boot, and a second coupling to secure the rearward end of the boot. The couplings are releasable with arms that extend from the sides of the frame. The couplings that secure the forward end of the boot may include either a set of jaws or a simple hook. Both sets of couplings hold the boot, within the sole of the boot, along an axis near the longitudinal center axis of the sole of the boot.

Description

【０００１】
【発明の属する技術分野】
本発明は、全体として、スポーツ用器具のビンディングに関し、更に詳細には、スノーボード等に解放自在に取り付けるためのスポーツ用ブーツ及びビンディング装置に関する。
【０００２】
【従来の技術】
スノーボードが多年に亘って使用されてきており、スノーボーディングは、人気のあるウィンタースポーツになりつつある。スノーボードは、横方向及び長手方向の両方向での体重移動及び足の動きによって制御される。雪面に溝を形成するようにエッジを立てること、即ちカービング（carving ）を行う方がスライディングよりも望ましいアルペンスノーボーディングでは、特に、エッジを正確に制御することが重要である。従って、ブーツ内でのスノーボーダーの足の小さな動きは、使用者がスノーボードの動きに及ぼす制御に大きな影響を与える。しかしながら、スノーボードをレクリエーションとして行う場合やフリースタイルスノーボーディングを行う場合には、ブーツの可撓性もまた重要である。エッジ制御及び可撓性というこれらの二つの望ましいファクタの重要性が広範に知られているにも関わらず、スノーボード用ブーツは、一般に、これらを両方とも満足に提供しない。
【０００３】
制御を提供するため、登山靴型のブーツが特にヨーロッパで使用された。これらのブーツは成形プラスチック製の剛性の外シェル及び軟質の内ライナを有する。これらのブーツは、登山用ビンディング又はプレートビンディングを使用してスノーボードに取り付けられる。プレートビンディングは、ブーツの底の前部分及び後部分の下でボードに取り付けられ、代表的には、ブーツを所定位置に、通常は安全解放機構なしで、固定するためのヒール押え及びトウ押えを提供する。これらのブーツは、カービングを行う上で所望のエッジ制御及び安定性を提供するのに十分剛性である。しかしながら、これらのブーツは、剛性が高過ぎるため、フリースタイルのファンにとって重要でありかつオールラウンドのスノーボーダーにとって望ましい、スポーツの鍵となる動きである横方向可撓性が十分でない。その結果、多くのスノーボーダーが、登山靴型ブーツは拘束が大き過ぎると感じている。
【０００４】
フリースタイルスノーボーディングは、スノーボーダーの足首が、登山靴型ブーツで可能であるよりも大きく、かつ自在にボードに対して動くことを必要する。レクリエーションで行うオールラウンドのスノーボーディングの場合でさえ、ブーツが或る程度可撓性であることを必要とする。剛性の登山靴型ブーツは、横方向可撓性が小さく、辺縁部だけが前後に可撓性であった。可撓性を求めるため、多くのアメリカ人のスノーボーダーは、断熱されたスノーブーツを「軟質シェル」ビンディングと組み合わせることを選んだ。これらのビンディングは、ボードに取り付けられた剛性のベース、ハイバックシェル、ブーツに巻き付けるストラップ、及びストラップを所定位置に固定するバックルを有する。ブーツは、ビンディングから取り外したとき、標準的な断熱スノーブーツ又は僅かな変更を加えたスノーブーツである。スノーブーツ及び比較的軟らかなビンディングによって得られた可撓性により、エッジ制御が登山靴型ブーツよりも困難になり、着脱が困難になった。スノーボーダーは、ビンディングのストラップをブーツの周りにしっかりと締め付けることによってエッジ制御を高めようと試みた。しかしながら、このように締め過ぎると、快適性が大きく損なわれる。また、この場合にも、スノーボーダーが平らな地形、丘の底、又はチェアーリフトに着く度に問題が生じる。スノーボーダーは、少なくとも一方のビンディングのストラップをバックルから外し、スケートボードのような方法で、解放された方の足で押すことによってさっと動かなければならない。これには時間がかりかつ煩わしい。これは、ビンディングを適正に固定し、締め付けるのが困難であるためである。スノーボードに解放不能に取り付けられた一方のブーツだけでチェアーリフトから乗降することは危険であり、一方の足首又は膝に作用するボードの梃の作用は、落下時の負傷につながる。
【０００５】
製造者は、剛性の登山靴型ブーツとともに使用するプレートビンディングにエッジ制御及び可撓性の両方を備えようと試みた。プレートビンディングは着脱が容易であり、バックルを開放する必要もストラップを締め付ける必要もない。更に、これらのビンディングは、使用中に作用した力に応じて解放できるようにつくることができる。プレートビンディングの製造者は、幾つかの異なる角度からの横方向可撓性の問題点を解決しようとした。例えば、エメリー社が製作した一つの種類のビンディングは、二つの部品からなる２ピースプレートを提供する。これらの部品の一方はヒール用であり、他方はトウ用である。トウプレート及びヒールプレートの各々の下には、高さが１２．７ｍｍ（１／２インチ）の矩形状のゴムパッドが配置されている。ゴムパッドは、ショックアブソーバとして作用し、側部から側部までの可撓性を提供するために設けられている。
【０００６】
別の試みでは、スイス式登山ビンディング（Swiss mountaineering binding）の改良型を使用した。硬質のプレートをボードに取り付けた。トウ及びヒールに設けた二つの矩形のボックスがばね鋼製のケージを支持する。ケージには、押えが連結されており、側部から側部までの撓みをつくりだす上で片持ち梁として作用する。しかしながら、このような試みは、所望の横方向可撓性を提供するためにブーツとボードとの間の界面を柔らかくし過ぎることによって、エッジ制御を或る程度犠牲にしてしまう。
【０００７】
一般的には、公衆は、可撓性及び制御の二分及び着脱を容易にするという問題を解決するのにビンディングプレートを使用することでは満足しなかった。カーブレーシング回転（carve racing turns）及び「ボード」フリースタイル（"board" freestyle ）の両方を行う本格的なスノーボーダーは、二枚のボードを購入し、二組のビンディング及びブーツを購入する。単にレクリエーションでスノーボードを行う人達や二枚のボードを購入する余裕のない人達は、一般的には、一方又は他方に種類を定め、及びかくして、一方又は他方の種類の性能及び／又は便利さを犠牲にする。
【０００８】
【発明が解決しようとする課題】
本発明のブーツは、従来の試みとは別の方向に進むことによって、可撓性／制御の問題点を解決する。本発明は、登山靴型ブーツ／ビンディング型構造が有する制御及び着脱の容易性という利点を保持しながら、軟質シェルブーツ／ビンディング型構造が有する可撓性の多くを許容するブーツを提供する。かくして、本発明は、より大幅な快適性、便利さ、オールラウンドの性能、及び安全性を許容する。
【０００９】
【課題を解決するための手段】
本発明は、スノーボード用のブーツ及びビンディングを提供する。ブーツは、スノーボードのエッジ制御に対して適正な支持を与えながらも、フレキシブルである。更に、ブーツは、軟質シェルビンディングを必要としないので、代表的なフリースタイルブーツよりも遥かに容易に使用できるばかりでなく、ステップインビンディングをも使用できる。
【００１０】
ビンディングは、前方部分及び後方部分を持つブーツをスノーボードに固定する。ブーツは、前方部分の下に前方取り付け部材を有し、後方部分の下に後方取り付け部材を有する。ビンディングは、ビンディングフレーム、第１顎、第２顎、及び第１解放機構を有する。ビンディングフレームは、スノーボードに取り付けられるように形成されている。第１顎は、フレームに固定されており、前後の取り付け部材の少なくとも一方を掴むように構成されておりかつ形成されている。更に、第２顎は、前後の取り付け部材のうちの他方を掴むように、第１顎から間隔を隔てられた場所でフレームに固定されている。第１解放機構は、第１顎に連結されており、第１顎を開いてブーツを第１顎から解放するように機能する。
【００１１】
本発明の一つの好ましい形態では、ビンディングは、第２解放機構を更に有し、この第２解放機構は、第２顎を開いてブーツを解放するため、第２顎に連結されている。一実施例では、第１及び第２の解放機構が互いに連結されている。これによって、第１及び第２の顎を同時に解放する機構を提供できる。本発明の一つの好ましい形態は、第１及び第２の顎に連結されたビンディングプレートをフレームの部分として更に有する。ビンディングプレートは、ブーツの少なくとも一部が載る表面を有する。
【００１２】
一つの好ましい実施例では、第２顎は固定されており、ブーツの解放中にフレームに対して移動しない。かくして、第１顎を解放することにより、第１及び第２取り付け部材を第１顎及び第２顎から解放できる。好ましくは、第１解放機構は、第１顎に取り付けられたスライド部材及びこのスライド部材に枢着されたレバーを有する。レバーを動かすとスライド部材が摺動し、第１顎が動く。第１静止顎（static jaw）がフレームに第１顎と隣接して固定されている。
【００１３】
本発明は、簡単には、ブーツ、フレーム、作動顎（movable jaw）、及び顎移動機構を有するスノーボード用ビンディング装置であるということができる。ブーツの底には、第１取り付け部材が長手方向軸線の近くに固定されている。フレームは、スノーボードに固定できる。作動顎は、フレームに取り付けられており、ブーツの第１取り付け部材と係合するように位置決めされている。更に、顎移動機構がフレームに取り付けられており、作動顎に連結されている。顎移動機構は、作動顎が係合したときにフレームの側部まで及びブーツの側部まで延びる解放アームを有する。
【００１４】
一実施例では、ブーツの底には、第１取り付け部材の側方に可撓パッドが固定されている。可撓パッドは、圧縮性でありかつ弾性であり、作動顎が係合したときに、ブーツが第１取り付け部材を中心として枢動できるようにする。可撓パッドは、好ましくは、取り外し自在でありかつ交換自在であり、種々のジュロメータ硬度の可撓パッドを使用できる。
【００１５】
本発明の一実施例では、第２取り付け部材がブーツの底に固定されている。第２顎は、更に、フレームに取り付けられており、第２取り付け部材と係合できる。この同じ実施例において、第１取り付け部材が、全体に、ブーツの後方部分の下に配置され、第２取り付け部材が、全体に、ブーツの前方部分の下に配置されている。第１取り付け部材は、ブーツの底の長手方向軸線とほぼ平行に延びる第１ロッドからなる。ブーツの底は、後方凹所を有し、この凹所内で第１ロッドが底の最も下側の部分の上方に保持されている。
【００１６】
一実施例では、第２取り付け部材は、ブーツの底の長手方向軸線とほぼ平行に延びる第２ロッドからなる。
【００１７】
本発明の好ましい実施例では第２顎はフレームに対して固定されている。第２顎はフックを有し、第２取り付け部材はこのフックの下に係合できる。第２取り付け部材は、ブーツの底の長手方向軸線に対してほぼ横方向に延びる第２ロッドからなる。底は、前方凹所を有し、この凹所内で第２ロッドが底の最も下側の部材の上方に保持されている。
【００１８】
本発明の好ましい実施例の別の特徴は、前方端部、後方端部、及び後方端部から上方に延びるハイバックを有するブーツの構造である。ハイバックは、ブーツに対して後方支持を提供する。アッパーがブーツの底又はベースに固定的に取り付けられている。アッパーの後側はハイバックと隣接しており、ハイバックよりも可撓性である。
【００１９】
本発明の好ましい形態は、簡単には、前方取り付け要素をブーツの前方端部の下に有しかつ後方取り付け要素をブーツの後方端部の下に有するスノーボード用ブーツを固定するためのスノーボード用ビンディングということができる。ビンディングは、フレーム、前方連結手段、及び後方連結手段を有する。フレームは、スノーボードに固定できる。前方連結手段は、フレームに固定されている。前方連結手段は、ブーツの前方取り付け要素と係合できる。後方連結手段もまたフレームに固定されており、ブーツの後方取り付け要素と係合できる。後方連結手段は、フレームの側部から延びる解放アームを有し、アームは、ブーツが後方連結手段と係合したとき、ブーツの側部と隣接して突出する。
【００２０】
フレームは、スノーボードの長手方向軸線に対して複数の角度配向でスノーボードに固定できる少なくとも一つのビンディングプレートを有する。このような固定は、ビンディングプレートに設けられた湾曲したスロットに通したねじでフレームをスノーボードに固定することによって行われる。フレームは、ビンディングプレートから上方に突出しておりかつビンディングプレートと一体に形成された二つのレールを更に有する。これらのレールはその間にブーツの底を受け入れるため、互いから間隔を隔てられている。レールは、前端及び後端を有する。前方ブリッジがレールの前端の間に取り付けられており、後方ブリッジがレールの後端の間に取り付けられている。前方ブリッジは、前方連結手段を固定し、後方ブリッジは、後方連結手段を固定する。好ましい実施例では、後方連結手段は、後方ブリッジの中央の近くに配置された作動顎を有する。更に、静止顎が作動顎と隣接して設けられている。作動顎は、静止顎の方向に押圧されており、解放アームが作動顎に連結されている。前方連結手段は、前方ブリッジの近くでフレームに取り付けられたフック部材を有する。
【００２１】
本発明の上述の特徴及びこれらの特徴に付随した利点の多くは、以下の詳細な説明を添付図面と関連して読むことによって容易に理解されよう。
【００２２】
【発明の実施の形態】
図１を参照すると、この図には、本発明のブーツ２０がスノーボードに取り付けたいつでも乗れる位置で示してある。各ブーツ２０は、ベース２４、ハイバック２６、及びアッパー２８を有する。使用者の足はベース２４によって包まれる。ハイバック２６はベース２４に枢着されており、アッパー２８の後方に延びており、一部がアッパーの側部の上に延びている。アッパー２８は、ベース２４に固定されている。かくして、軟質のアッパーを、ブーツ自体に組み込んだ軟質のシェルビンディングからなる支持体と組み合わせたスノーボード用ブーツ２０が提供される。この構成では、使用者は、便利には、標準的なステップイン式ビンディング又は他の以下に論じる特殊なステップイン式ビンディングを使用できる。
【００２３】
図２及び図３を参照して、ブーツ２０の詳細を以下に詳細に論じる。ベース２４は、好ましくは、或る程度撓むことができる半剛性材料でつくられており、弾性である。ベース２４は、例えば、ハイキング用の又は登山用のブーツの底構造と同様のベース構造を有する。ベース２４は、トウキャップ３０、ヒールカウンター３２、及び踏面３４を有する。トウキャップ３０は、好ましくは、ベース２４と一体に形成された部分である。トウキャップ３０は、トウ即ちアッパー２８の前端を包囲する。変形例では、トウキャップ３０を使用しなくてもよく、又はトウキャップをベース２４の残りの部分とは異なる材料、例えばゴムで形成できる。トウキャップ３０の機能は、アッパー２８の前端を摩耗及び水から保護することである。ブーツ−スノーボードの構成によっては、トウキャップ３０がスノーボード２２のエッジの外に僅かに延びているのがよい。かくして、トウキャップ３０はアッパー２８を保護するばかりでなく、使用者の足を怪我から保護する。更に、トウキャップ３０は、使用者の足の親指の付け根の側部に亘って延びている。この構成は、使用者の足に対して追加の横方向支持及び捩じりに対する支持を提供する。
【００２４】
ベース２４は、ヒール即ちベース２４の後端から上方に延びるヒールカウンター３２を更に有する。ヒールカウンター３２は、アッパー２８のヒール部分を取り囲みかつこれを包んでおり、使用者のヒールに対して横方向支持を提供する。トウキャップ３０と同様に、ヒールカウンター３２は、好ましくは、ベース２４の一体の部分として形成されている。しかしながら、変形例では、ヒールカウンター３２をベース２４とは異なる材料で製作し、ベース２４に取り付けることもできる。
【００２５】
踏面３４は、ベース２４から下方に延びている。踏面３４は、好ましくは、ベース２４の残りとは異なる材料で形成されている。踏面３４の構造は、好ましくは、ソール（Sorels）の名称で販売されている従来のスノーブーツと同様である。踏面３４は、変形例では、ハイキング用ブーツで一般的に使用されているビブラムゴム（Vibram rubber）でつくられており、更に、ベース２４は、金属又はプラスチック製の複合シャンクを有する。踏面３４のつま先側の端部は、ブーツ２０のつま先側の端部がスノーボードのエッジの外に僅かに延びている場合にスノーボードのエッジングと干渉しないように、トウキャップ３０に向かって上方に角度をなしている。踏面３４のかかと側の端部もまたヒールカウンター３２に向かって上方に約４５度の角度をなしている。
【００２６】
ハイバック２６は、ハイバック枢軸３６によってヒールカウンター３２に枢着されている。この枢軸は、好ましくは丈夫なリベットであるが、変形例では、任意の他の種類の従来の枢着ファスナであってもよい。以下に論じる変形例では、ハイバック枢軸３６を後方にずらすことができ、又は全く使用しなくてもよい。ヒールカウンター３２は、ハイバック２６を適正に枢動できるようにするため、ハイバック枢軸３６を使用者のくるぶしの骨の直ぐ下に配置できる上方への突出部を有する。ハイバック２６は、好ましくは、使用者の足首を所望の通りに支持するのに十分剛性の弾性プラスチック材料で形成されている。ハイバック２６は、ヒールカウンター３２から上方に延びており、アッパー２８の後部及び側部と隣接している。ハイバック２６は、好ましくは、以下に説明するように、後方への支持が側方への支持よりも大きい。
【００２７】
図２に示す実施例では、ハイバック２６は使用者の足首の上方を完全に取り囲むカフ３８を有する。カフ３８の両端を互いに取り付けてアッパー２８内の使用者の足の固定を補助するため、ハイバックストラップ４０がカフ３８に取り付けられている。
【００２８】
アッパー２８は、ベース２４の残りの部分（図示せず）の下に固定されることによってベース２４に固定的に取り付けられている。トウキャップ３０及びヒールカウンター３２は、アッパー２８に接着できる。しかしながら、ハイバック２６は、好ましくは、アッパー２８に固定的には取り付けられていない。これは、ハイバック及びアッパーが互いに対して移動できるようにするためである。アッパー２８は、ハイバック２６の上方に延びている。アッパー２８は、靴紐（図示せず）、及び靴紐及び使用者の足を雪、氷、及び進入する水分から保護するための靴紐カバー４２を更に有する。靴紐カバー４２は、トウキャップ３０と隣接してアッパー２８に連結されており、その縁部の下に設けられたフック−ループファスナ（図示せず）によって靴紐上の所定位置に保持される。アッパー２８は、好ましくは、原理的には、皮革でつくられているが、変形例では、弾道ナイロン（ballistic nylon）又は他の可撓性の天然材料又は人工材料で形成することができる。従来のタング４４もまたアッパー２８内に設けられている。
【００２９】
図２に示す実施例では、アッパーストラップ４６はカフ３８上でアッパー２８の両側の間に取り付けられている。アッパーストラップ４６は、アッパー２８の上部分を使用者の脚に固定するのを補助する。アッパーストラップ４６は、フック−ループ型ファスナを使用し、バックル（図示せず）に通した後、それ自体の上に折り返される。使用者の足を受け入れ、これを緩衝し、そして断熱するため、パッドが設けられたライナ４８がアッパー２８に縫い付けてある。
【００３０】
図２及び図３に示すブーツ２０の一つの他の特徴は、底リップ５０及びストップブロック５２である。底リップ５０は、ヒールカウンター３２の後方縁部と一体に形成されている。底リップ５０は、外方に突出している。ストップブロック５２は、底リップ５０の真上でハイバック２６の後側に取り付けられている。ストップブロック５２の下縁部と底リップ５０の上縁部との接触により、ハイバック２６の枢動が停止される。ハイバック２６の前方への傾斜を大きく又は小さく変化させるため、ストップブロック５２の位置を変えることができる。ストップブロック５２及び底リップ５０は、図９に更に詳細に示してある。
【００３１】
ブーツ２０の底の二つの異なる実施例を図４（ａ）及び図４（ｂ）に示す。図４（ａ）及び図４（ｂ）には、基本的踏面パターンが示してあるが、変形例では、任意の踏面パターンを使用できる。図４（ａ）に示す実施例では、ベース２４は前方凹所５４及び後方凹所５６を有する。これらの前方凹所５４及び後方凹所５６は、踏面３４によって取り囲まれている。前方凹所５４及び後方凹所５６は、好ましくは矩形であるが、スノーボード用ステップイン式ビンディングとの接続に必要な任意の形体であるのがよい。前後のブーツプレート５８が前方凹所５４及び後方凹所５６の内側に取り付けられている。ブーツプレート５８は、ファスナ６０によって固定されている。ブーツプレート５８もまた矩形であるが、スノーボード用ビンディングの顎がブーツプレート５８の縁部をしっかりとつかまえることができるように、前方凹所５４及び後方凹所５６よりは僅かに小さい。好ましくは、ブーツプレート５８の短軸は、ベース２４の長手方向軸線と平行である。
【００３２】
図４（ｂ）に示す実施例では、ベース２４は、踏面３４によって取り囲まれた単一の凹所５５を有する。凹所５５は、好ましくは矩形であるが、変形例では、スノーボード用ステップイン式ビンディングとの接続に所望の任意の形状であるのがよい。ブーツプレート５８ｃが凹所５５の内側に取り付けられており、ファスナ６０によって固定されている。更に、ブーツプレート５８ｃは、好ましくは矩形であり、凹所５５よりも幾分小さい。ブーツプレート５８ｃの長軸は、好ましくは、ベース２４の長手方向軸線と平行である。
【００３３】
図５は、ブーツプレート５８の断面を示す。ブーツプレート５８は、逆Ｔ字形状断面を有し、スノーボード用ビンディングの顎でしっかりとつかまえることができる突出縁部を構成する。更に、図５は、踏面３４の底がブーツプレート５８の下にどれ程突出しているのかを示す。
【００３４】
図６（ａ）、図６（ｂ）及び図６（ｃ）は、一種類のビンディングを、本発明のブーツ２０と関連して使用できる三つの異なる配置で示す。図示のビンディングは、スキー用ステップイン式ビンディングと類似のステップイン式ビンディングである。ビンディングプレート６２がスノーボード２２に取り付けられている。ビンディングプレート６２は、その上に踏面３４の大部分を載せるのに十分な大きさを持っている。トウビンディング６４及びヒールビンディング６６がビンディングプレート６２に取り付けられている。トウビンディング及びヒールビンディングは、ブーツプレート５８と係合してブーツ２０を所定位置に保持するばね負荷された顎である。トウビンディング６４及びヒールビンディング６６の顎は、ブーツプレート５８の縁部をしっかりとつかまえ、ブーツプレート５８の動きをあらゆる方向で制限する。
【００３５】
図６（ａ）に示す構成は、ブーツ２０のベース２４が、前後のブーツプレート５８を一定の距離だけ間隔が隔てられた状態に保持するのに十分剛性である場合に使用できる。剛性の小さいベース２４は、図６（ｂ）に示すトウビンディング６４ｂ及びヒールビンディング６６ｂとともに使用できる。これは、前後のブーツプレート５８の全ての側が個々のビンディングによって保持されるためである。図６（ｃ）は、図４（ｂ）に示す単一のブーツプレート５８ｃに取り付け体るためのトウビンディング６４ｃ及びヒールビンディング６６ｃの構成を示す。一つのトウビンディング６４ｃがブーツプレート５８ｃの前側に取り付けられ、一つのヒールビンディング６６ｃがブーツプレート５８ｃの後側に取り付けられる。明らかに、他の構成が可能である。ブーツ２０をスノーボード２２に保持するのに、現在利用可能なプレートビンディングも使用できる。この目的のため、登山靴型のブーツとともに使用されるようになった、エメリー社やバートン社が製造しているような、このような従来のプレートビンディングのトウ押え及びヒール押えを受け入れるため、ブーツ２０のトウ及びヒールに押縁を設けることができる。スノーボードを行っていないときにはブーツ２０のベース２４の剛性は低い方が好ましい。これは、歩き易いためである。
【００３６】
ブーツ２０の変形例を図７、図８、及び図９に示す。この実施例と、図１、図２、及び図３に示す実施例との間の主要な相違点を以下に論じる。断熱材を増やし、頑丈さを高めるために材料の厚さを大きくしたために全体に嵩高に見えるが、ブーツ２０’は、剥き出しの靴紐６８、ループ７０、及びベースストラップ７２を有する。靴紐カバーを使用してもよいが、靴紐６８は剥き出しでありブーツ２０’のアッパー２８の上にまで延びている。ループ７０は、アッパー２８の後側に取り付けられている。ループ７０は、好ましくは革製である。ループ７０の機能は、単に、使用者がブーツ２０’を履くのを補助することである。
【００３７】
ブーツ２０’は、ベース２４の両側に連結されたベースストラップ７２を更に有し、このベースストラップは、使用者の足首の前でアッパー２８の上側に亘って延びている。ヒールカウンター３２は、実際には、ベースストラップ７２を取り付けるために前方に延びている。ヒールカウンター３２は、圧力をブーツ２０’のベース２４のかかと側の端部に分配する。ストラップファスナ７４がベースストラップ７２を内側に固定し、バックル８４、ラチェット８０、ぎざぎざの付いたベースストラップ８２がベースストラップ７２を外側に固定する。ストラップファスナ７４は、ベース２４内に係合した受け入れスリーブ（図示せず）に嵌まる標準的なねじである。ベースストラップ７２の端部に沿って調節穴７６が設けられており、異なる穴をストラップファスナ７４で止めることによって、ベースストラップ７２の粗調節を行う。ベースストラップ７２は、好ましくは、強いプラスチック材料又は複合材料でつくられているが、加えられる力に耐えることができる金属、皮革、又は他の材料でつくることもできる。ストラップパッド７８がベースストラップ７２の下側に取り付けられている。ストラップパッド７８は、ウレタン製のカバーを備えたフォームで形成されている。
【００３８】
バックル８４がヒールカウンター３２の反対側にリベット止めしてある。バックル８４は、ぎざぎざの付いたベースストラップ８２を固定し、ベースストラップ７２を締め付けるための支点を提供する。変形例では、種類の異なるバックル即ち締め付け装置を使用できる。図８に示すバックルの構成では、バックル８４を持ち上げ、ぎざぎざの付いたベースストラップ８２をラチェット８０内で所望の距離だけ摺動させ、バックル８４を閉じることによってベースストラップ７２を締め付ける。
【００３９】
図７に示すブーツ２０’と図１、図２、及び図３に示すブーツ２０との間の別の相違点は、ハイバック２６の形体である。ブーツ２０’のハイバック２６には、アッパー２８の前側に亘って延びるカフがない。これによって、ブーツ２０’の横方向可撓性を高める。この際、後方への支持は完全である。アッパー２８は、ハイバックストラップ４０によって、或る程度の追加の支持を与えられる。ハイバックストラップ４０は、この実施例では、ハイバック２６のスロットから延びるフック−ループファスナを持つ単なるストラップである。ハイバック２６は、アッパー２８の後側に沿って上方に延びるに従って、アッパー２８の側部から僅かに遠ざかっており、これによって、横方向可撓性を高めることができる。
【００４０】
図９はブーツ２０’の後側の図であり、ストップブロック５２及び底リップ５０を詳細に示す。ストップブロック５２及び底リップ５０は、図１、図２、及び図３に示す実施例におけるものと実質的に同じである。ストップブロック５２は、このストップブロック５２を取り外したり逆にしたりするために緩めることができる二つのファスナで保持されている。ストップブロック５２は、穴の一方の側が他方の側よりも大きく延びており、逆にすることによってハイバック２６の前方への傾斜角度を変化させることができる。前方への傾斜角度を調節するための他の従来のシステムも使用できる。
【００４１】
次に、図１０を参照し、本発明の別の変形例を論じる。図１０に示すブーツ２０”は、図７のブーツ２０’とハイバック２６が異なっている。ハイバック２６にはストラップが設けられておらず、アッパー２８の側方に大きくは延びていない。かくして、大きな横方向可撓性が提供される。更に、ハイバック枢軸３６がヒールカウンター３２の後方端部に向かって僅かにずらしてある。ハイバックパッド８８がブーツ２０”のハイバック２６の内側面に取り付けてある。ハイバックパッド８８は、本明細書中に開示した任意の実施例に加えることができる。
【００４２】
図１１は、本発明の別の実施例を示す。この実施例では、ハイバック２６は、ヒールカウンター３２にヒンジ取り付けされる代わりにヒールカウンター３２の一体の延長部である。高度の横方向移動が許容されているが、後方への移動はハイバック２６によって拘束される。所望であれば、図７に示すようなハイバックストラップを加えることによって、横方向剛性を高めることができる。一体のハイバック構造では、底リップ５０及びストップブロック５２は使用しない。
【００４３】
次に、本発明のビンディングの一実施例を図１２乃至図１５を参照して説明する。その後で、好ましい設計の三つの変形例を図１６乃至図２０を参照して論じる。
【００４４】
図１２には、ブーツ１２０がスノーボード２２に固定された状態で示してある。ブーツ１２０は、図８を参照して上文中に説明したブーツと同じである。各ブーツ１２０は、ベース１２４、ハイバック１２６、アッパー１２８、トウキャップ１３０、ヒールカウンター１３２、踏面１３４、及びハイバックストラップ１４０を有する。ベース及び踏面が底を構成する。これらの参照番号は、図８を参照して説明した参照番号に１００を加えた参照番号である。かくして、この実施例のブーツの要素には、１００から１９９までの参照番号が附してある。
【００４５】
この実施例のビンディングの要素には、２００番台の参照番号が附してある。ビンディングは、ビンディングプレート２６２、トウビンディング２６４、ヒールビンディング２６６を有する。ブーツプレートは、トウビンディング２６４及びヒールビンディング２６６に取り付けたときに上側にブーツ１２０が載止する領域の下でスノーボード２２に固定されている。トウビンディング２６４及びヒールビンディング２６６の部分がビンディングプレート２６２の外側から横方向外方に延びている。
【００４６】
図１３は、ブーツ１２０の底並びにトウビンディング２６４及びヒールビンディング２６６の基本的要素を示す。ブーツ１２０の踏面１３４は、ブーツ１２０のベース１２４に固定された多数の可撓パッド１９２でできている。可撓パッド１９２は、好ましくは、変形可能な弾性のゴム様材料でできている。かくして、可撓パッド１９２は、ビンディングプレート２６２に十分な力で押し付けられたとき、僅かに圧縮される。可撓パッド１９２をベース１２４に固定的に取り付けるため、可撓パッド１９２は、その上側に剛性の層を有する。可撓パッド１９２が圧縮自在であるため、ブーツ１２０は、トウビンディング２６４及びヒールビンディング２６６へのブーツ１２０の取り付け箇所を中心として横方向内側に移動させることができる。可撓パッド１９２は、好ましくは、ベース１２４に取り外し自在に取り付けられているため、種々のジュロメータ硬度の可撓パッドを取り付けることによって、トウビンディング２６４及びヒールビンディング２６６へのブーツ１２０の取り付け箇所を中心として横方向内方に所望の量だけ撓ませることができ、即ち、枢動させることができる。ブーツ１２０のカントを変えるため、厚味のある可撓パッド１９２を使用することもできる。
【００４７】
トウロッド１５９及びヒールロッド１５８が可撓パッド１９２間でブーツ１２０のベース１２４に固定されている。トウロッド１５９及びヒールロッド１５８は、好ましくは鋼製ロッドであり、ブーツ１２０の底の長手方向軸線とほぼ平行でありかつこの軸線に沿った同じ軸線に沿って延びている。ヒールロッド１５８及びトウロッド１５９は、支持体即ちブロック１９０でベース１２４に固定されている。ブロック１９０は、好ましくは、平行六面体形状であり、ヒールロッド１５８及びトウロッド１５９と同じ軸線に沿って配置されている。ブロック１９０は、ジュロメータ硬度が可撓パッド１９２よりも高い。これは、ヒールロッド１５８及びトウロッド１５９を中心としたブーツ１２０の枢動が同じ軸線を中心として行われるためである。換言すると、ブーツ１２０はブロック１９０にロックされ、又は枢着される。ブロック１９０は、ヒールロッド１５８及びトウロッド１５９の各々の前後に固定されており、ブーツ１２０の底の長手方向中央に沿って実質的な押縁を形成する。
【００４８】
ビンディングプレート２６２は、スノーボード２２に好ましい配向で固定されており、調節プレート２１０によってその配向に保持される。調節プレート２１０は、図２０と関連して以下に詳細に説明するように、スノーボード２２にねじ止めしてある。ビンディングプレート２６２は、その上に可撓パッド１９２が載止し、その上で可撓パッドが圧縮される表面を形成する。
【００４９】
この実施例では、トウビンディング２６４とヒールビンディング２６６とは同じである。各ビンディングは、静止顎２００及び作動顎２０２を有し、これらの顎がヒールロッド１５８及びトウロッド１５９をクランプする。静止顎２００は所定位置に固定されたままであり、閉鎖時に作動顎２０２が入り込む凹所を構成する。静止顎２００は、ヒールロッド１５８及びトウロッド１５９を夫々取り囲む凹所１５６及び１５４の一方の内側に突出できるのに十分な距離だけビンディングプレート２６２から上方に突出している。静止顎は、凹所の一方の側に突出し、作動顎２０２は、ロッドを取り囲むように他方の側に突出する。静止顎２００の上部分がＣ字形状であるのに対し、作動顎２０２の上部分は逆Ｌ字形状である。かくして、作動顎２０２は、閉鎖時に静止顎２００と係合し、作動顎が固定されるロッドを完全に取り囲む。レバー２０４を使用して作動顎２０２をブーツ１２０に関して横方向に又は内側方向に移動する。図１３では、レバー２０４は、作動顎２０２が静止顎２００から離れた開放位置で示してある。
【００５０】
図１４及び図１５は、トウビンディング２６４及びヒールビンディング２６６の両方のビンディング機構２０６を示す。図１４に示すように、作動顎２０２が静止顎２００に対して開放位置にあるとき、ヒールロッド１５８をこれらの顎間に嵌めるのに十分な空間が形成されている。かくして、レバー２０４が上位置にあるとき、ビンディングによって固定される前にブーツを顎の間に挿入できる。ビンディング機構には、ハウジング２０８、レバー２０４、リンク２１４、スライドプレート２１２、及び静止顎２００及び作動顎２０２が含まれる。レバー２０４は、そのほぼ中央がリンク２１４に枢着されている。リンク２１４もまたその他端がハウジング２０８に枢着されている。レバー２０４の底端は、スライドプレート２１２に枢着されている。スライドプレート２１２は、ハウジング２０８の一部の下をレバー２０４の底部分から延びており、作動顎２０２に一体に連結されている。レバー２０４を動かすと、レバー２０４がリンク２１４へのその枢着部を中心として枢動する。リンク２１４は、ハウジング２０８へのその連結部によって所定位置に保持される。かくして、レバー２０４を動かすと、スライドプレート２１２が横方向に又は内側方向に並進し、作動顎２０２を静止顎２００に対して開閉する。静止顎２００はハウジング２０８の一体の部分であり、好ましくは、上文中に説明したように、ハウジングから上方に延びている。
【００５１】
ビンディング機構２０６の閉鎖位置を図１５に示す。レバー２０４が下方に押してあり、かくして、スライドプレート２１２が横方向に引っ張られており、これによって、作動顎２０２がヒールロッド１５８の周りで閉鎖されている。かくして、ヒールロッド１５８は静止顎２００と作動顎２０２との間に捕捉された状態に維持される。更に、作動顎２０２の端部が入り込むＣ字形状凹所は、ヒールロッド１５８が作動顎２０２に作用する上方への力に抗するのを助ける。レバー２０４が閉鎖されているとき、リンク２１４及びスライドプレート２１２のレバー２０４に対する枢着は、作動顎２０２に力が加えられたときに閉鎖位置を維持するように、先ず最初に、レバー２０４がオーバーセンター位置を通過する。かくして、スライドプレート２１２のレバー２０４に対する枢着部は、これがリンク２１４の軸線の上方にあるように置かれる。
【００５２】
図１６及び図１７は、同じブーツ１２０とともに使用できる変形例の機構を示す。ビンディング機構３０６は、横側が枢動ピン３１８でハウジング３０８に枢着されたレバー３０４を有する。レバー３０４は、その底端がスライドプレート３１２に枢着されている。スライドプレート３１２は、レバー３０４へのその枢着部の内側に上方に突出したタブ３２１を有する。円筒形圧縮コイルばね３１６が、タブ３２０とハウジング３０８との間に配置されている。かくして、レバー３０４を下方に押すと、スライドプレート３１２が横方向に移動し、タブ３２０がばね３１６を圧縮する。かくして、スライドプレート３１２は、タブ３２０に対して押圧力を及ぼすばね３１６によって内側に押圧される。このビンディング機構３０６では、作動顎３０２がヒールロッド１５８の横側にあり、静止顎３００が内側にある。かくして、スライドプレート３１２は、ハウジング３０８の下を延びており、作動顎３０２に連結されている。作動顎は、ヒールロッド１５８の横側で、ハウジング３０８を通って上方に突出している。ブーツ１２０をビンディング機構３０６に取り付けるため、ヒールロッド１５８を作動顎３０２と静止顎３００との間に押し込む。ヒールロッド１５８を押し込むＶ字形が形成されるように、静止顎３００及び作動顎３０２の両方の上部には内側に面した下方への角度が付けてある。ヒールロッド１５８をこのＶ字形に押し込むとき、作動顎３０２、及びかくしてスライドプレート３１２に横方向力が加わり、作動顎３０２が静止顎３００から遠ざかるように移動し、ヒールロッド１５８を嵌めるための開口部を形成する。ひとたびヒールロッド１５８が作動顎３０２の上部分の下に延びると、作動顎３０２はヒールロッド１５８の上で自由に閉鎖し、ヒールロッド１５８を作動顎３０２と静止顎３００との間で包囲する。作動顎３０２の下側には対応するＶ字形は設けられていない。従って、ヒールロッド１５８による上方への圧力で作動顎３０２が開くことがない。作動顎３０２は、レバー３０４を下方に押してばね３１６を圧縮し、スライドプレート３１２を引っ張って作動顎３０２を静止顎３００から遠ざけることによって開放される。
【００５３】
ビンディング機構４０６の別の好ましい実施例を図１８及び図１９に示す。ビンディング機構４０６は、底端がハウジング４０８に枢着されたレバー４０４を有する。ばね４１６が枢動ピン４１８を中心としてコイル状に巻き付けてあり、このばねがレバー４０４を枢動自在に保持する。ばね４１６の端部は、レバー４０４に上方への力を及ぼし、ハウジング４０８に下方への力を及ぼす。ばね４１６は、そのコイル軸線に対して垂直方向の所定方向に荷重が加えられ、図１６及び図１７に示すばね３１６の場合には、コイルの中央を通る長手方向軸線に沿って荷重が加えられる。リンク４１４は、レバー４０４の中央に枢着されており、その他端がスライドプレート４１２に枢着されている。スライドプレート４１２は、静止顎４００の下でハウジング４０８内を延びており、作動顎４０２に一体に連結されている。作動顎４０２は、スライドプレート４１２から上方に延びており、ヒールロッド１５８を包囲するフックを有する。静止顎４００及び作動顎４０２の端部には、図１６及び図１７と関連して上文中に論じたのと同様のＶ字形が形成されている。かくして、ヒールロッド１５８を静止顎４００及び作動顎４０２に押し付けると、Ｖ字形が分かれ、ヒールロッド１５８を作動顎４０２と静止顎４００との間に包囲することができる。この実施例では、作動顎４０２がヒールロッド１５８よりも内側にあり、静止顎４００が横側にある。
【００５４】
図１９に示すように、レバー４０４を下方に押すと、リンク４１４がスライドプレート４１２を内側方向に移動して静止顎４００及び作動顎４０２を開く。次いで、ブーツ１２０をビンディング機構４０６から取り外すことができる。
【００５５】
図２０は、トウビンディング２６４及びヒールビンディング２６６に対する変形例を示す。この実施例では、トウビンディング２６４及びヒールビンディング２６６の両方を一緒に開閉できるように、バー５２６がトウビンディング２６４のレバーとヒールビンディング２６６のレバーとの間を延びている。第２０図には、調節プレート２１０が更に詳細に示してある。調節プレート２１０は、中央スロット２２４に嵌まるカバー２１１を有する。このカバー２１１は、単に、スロット５２２、及び調節プレート２１０を固定し、及びかくしてビンディングプレート２６２をスノーボード２２に固定するためにこれらのスロット５２２と螺合するねじをカバーするだけである。ビンディングプレート２６２の位置は、調節プレート２１０を緩めてビンディングプレート全体をトウビンディング２６４及びヒールビンディング２６６とともに調節プレート２１０を中心として回転することによって調節することができる。調節プレート２１０は、この回転を可能にするため、円形である。ビンディングプレート２６２は、スロット５２２内のねじを緩め、調節プレート２１０を前後方向に移動し、ねじをスロット５２２内で摺動させることによって、前後方向に移動させることができる。
【００５６】
上述の実施例のビンディングは全て、上述のブーツとともに使用でき、変形例では、ハイバックを備えていないブーツの場合には、片持ち梁式のフリースタイル用スノーボードビンディングで行われているように、ハイバックがビンディングフレームに取り付けられている。
【００５７】
次に、上述のビンディングの特徴の多くを備えているが幾つかの点について変更が施してあるブーツ及びビンディングの別の好ましい実施例を、図２１乃至図２５と関連して説明する。このビンディングは、ヒールビンディング６６６と異なるトウビンディング６６４を有する。トウビンディング６６４は、主にフック６５０でできている。ヒールビンディング６６６は、多くの点で、図１８及び図１９に示し上文中に説明したビンディング機構４０６と類似している。ヒールビンディング６６６は、静止顎６００及び作動顎６０２を有する。これらの顎の上部には、ブーツ７２０をこれらの顎の上で下方に押したときに顎が離れるように、Ｖ字形状に角度をなした部分が設けられている。
【００５８】
この変形例のビンディングの基本的構造は、ブーツのヒールの幅に亘って延びる後方ブリッジ６３２によって保持されたヒールビンディング、及び足の親指の付け根の下でブーツの下に亘って延びる前方ブリッジ６３４によって形成されている。前方ブリッジ６３４及び後方ブリッジ６３２は、サイドレール６２８で互いに連結されている。サイドレール６２８は、スノーボード２２に対して全体に垂直であり、サイドレール６２８から垂直方向外方に突出したビンディングプレート６３０でスノーボード２２に固定されている。
【００５９】
サイドレール６２８及びビンディングプレート６３０は各々一体に形成されており、好ましくはアルミニウム製である。Ｌ字形状断面のアルミニウム製のサイドレール６２８は、全体に矩形であり、長手方向軸線がスノーボード２２の表面と平行である。各ビンディングプレート６３０は、スノーボード２２上に平らに置かれ、サイドレール６２８に連結された一方の縁部が直線状であり、他方の縁部が外方に曲線をなしており、端がサイドレール６２８と合一する。各ビンディングプレート６３０には、調節スロット６２２が設けられている。調節スロット６２２は、ビンディング機構全体の中心とほぼ同心の円の一セグメントである。ねじ６４６が調節スロット６２２内に係合し、ビンディングプレート６３０及びかくしてビンディング構造全体をスノーボード２２に固定する。かくして、ビンディングプレート６３０をスノーボード２２に固定するねじ６４６を緩めることによって機構全体を枢動させることができる。
【００６０】
サイドレール６２８は取り付け穴６４２を有し、これらの穴を介して前方ブリッジ６３４及び後方ブリッジ６３２を固定できる。後方ブリッジ６３２の外端には、サイドレール６２８に固定するためのフランジ６３６が設けられている。フランジ６３６は、後方ブリッジ６３２の外端から上方に突出し、サイドレール６２８とぴったりと接触する。ファスナ６４０で後方ブリッジ６３２をサイドレール６２８に固定できるように、フランジ６３６にも穴が設けられている。同様に、前方ブリッジ６３４の両端にもフランジ６３８が設けられ、後方ブリッジ６３２についてのフランジ６３６の機能と同じ機能を前方ブリッジ６３４について発揮する。
【００６１】
前方ブリッジ６３４は、全体に平行六面体形状である。前方ブリッジ６３４の高さは、好ましくは、ほんの数ミリであり、ブリッジの長さは、サイドレール６２８を連結するため、ブーツの前方部分の幅を越えて延びる。前方ブリッジ６３４の幅は、好ましくは、ほんの数センチである。好ましくは、押縁６４８が前方ブリッジ６３４の中央に沿って、前方ブリッジ６３４の長手方向軸線と平行に設けられている。押縁６４８は、ブーツをトウビンディング６６４上に配置するのを助ける。フック６５０は、押縁６４８から上方に突出しており、好ましくは、実質的に平らな二つのプレート状部分で形成されている。第１部分は上方に突出しており、第２部分は、後方に突出したフック部分を形成する。
【００６２】
後方ブリッジも同様にサイドレール６２８の間を延びている。後方ブリッジの高さはほんの数ミリであり、幅は前方ブリッジ６３４の幅よりも僅かに大きい。以下に更に詳細に説明するように、作動顎６０２を開くため、引っ込めリンク６４４が設けられている。
【００６３】
図２２は、ヒールビンディング６６６を詳細に示す。作動顎６０２の後側には、全体にＡ字形状の顎シース６５６が設けられている。静止顎６００は、第１８図及び図１９と関連して上文中に論じたのと同様である。作動顎６０２は、ハウジング６０８を通って上方に突出しており、静止顎６００の方向に曲がっており、以下に論じるヒールロッド６５９を固定するための包囲体を形成する。スライドプレートがハウジング６０８内で作動顎６０２の下部分から内側方向に延びている。スライドプレート６１２の端部は上方に突出しており、スライドプレート６１２の上方に突出した端部と静止顎６００の下のハウジング６０８との間に円筒形のコイルばねが固定されている。案内ロッド６５４がばね６１６の軸線に沿って設けられている。ばね６１６は、圧縮ばねであり、作動顎６０２を静止顎６００に対して閉鎖方向に押圧する。引っ込めリンク６４４を引っ張ることによって、作動顎６０２を開くことができる。引っ込めリンク６４４は、ハウジング６０８内を延びて作動顎６０２に連結された引っ込めアーム６５２に枢着されている。かくして、引っ込めリンク６４４を横方向に引っ張ると、ばね６１６が圧縮され、作動顎６０２が静止顎６００から離れ、スノーボード用ブーツをヒールビンディング６６６から外すことができる。引っ込めアーム６５２を掴んで引っ張るのを容易にするため、引っ込めリンク６４４に紐を付けてもよい。
【００６４】
図２２に示すビンディング機構は、好ましくは、図２１に示すビンディングとともに使用されるけれども、その代わりに、上述のビンディング機構のうちの任意の機構を使用してもよい。更に、ブーツのヒールを所定位置に保持する変形例の構成及び他のビンディング機構も使用できる。
【００６５】
次に、上述のビンディングと関連したブーツ７２０の詳細を図２３を参照して論じる。ブーツ７２０は、アッパー７２８、ヒールカウンター７３２、及びベース７２４を有する。踏面７３４がベース７２４に取り付けられており、ブーツ７２０の底を構成する。後方凹所がブーツ７２０のヒールの下に設けられ、この凹所は、後方ブリッジ６３２に載るように構成されておりかつ配置されている。かくして、後方凹所７７０は、踏面７３４のヒール部分に亘って延びている。同様に、足の親指の付け根と対応するブーツの前方部分の下に前方凹所７６８が設けられている。前方凹所７６８は、前方凹所７６８の底から上方に角度をなしたスロープ状部分７５５を有する。スロープ状部分７５５により、フック６５０をその中で摺動させてトウロッド７５８に固定することができる。トウロッド７５８は、前方凹所７６８内のロッド支持体７７２に固定される。トウロッド７５８は、好ましくは、フック６５０によって受け入れられるように、踏面７３４の長手方向軸線に対して横方向に配向されている。ヒールロッド７５９は、後方凹所７７０内に固定されており、踏面７３４の長手方向軸線とほぼ平行に配向されている。
【００６６】
図２４及び図２５は、ブーツ７２０のビンディングへの挿入を示す。フック６５０がスロープ状部分７５５内にあるようにブーツのトウをフック６５０上に置く。トウロッド７５８がフック６５０の下にあり、前方ブリッジ６３４が前方凹所７６８内にある所定位置までブーツを前方に摺動させる。この位置では、ヒールロッド７５９が静止顎６００及び作動顎６０２の真上にあり、後方凹所７７０が後方ブリッジ６３２の上にある。次いで、ブーツのヒールを押し込んで作動顎６０２を開き、ヒールロッド７５９を作動顎６０２と静止顎６００との間で包囲する。かくして、図２５に示す位置となり、後方凹所７７０が後方ブリッジ６３２を包囲する。ブーツ７２０は、引っ込めリンク６４４を引っ張って作動顎６０２を静止顎６００から遠ざけ、ブーツ７２０のヒールを持ち上げてビンディングから外すことができるようになるまで、この位置に保持される。
【００６７】
かくして、図２１乃至図２５に関して説明したビンディングには幾つかの利点がある。ビンディングの着脱は、スキー用のブーツビンディングシステムで使用されているのと同じである。しかしながら、本ビンディングは、スノーボードの標準的な幅に合わせてビンディングのトウ及びヒールをスノーボードの縁部のところに又は縁部の近くに置くことができるように、ブーツをブーツの底の下で留め金止めする。ブーツ７２０をスノーボード２２に着脱するのにブーツ７２０のバックル又はストラップを再調節する必要がない。ビンディング機構は、ブーツ７２０を所望に従って迅速にかつ容易に着脱できる。トウビンディング６６４として機能するフック６５０は、複雑さを小さくし、及びかくしてビンディング機構の価格を下げ、更に、ビンディングを簡単にし、使用を容易にする。カーブド回転（carved turn ）及びフリースタイル回転の両方について、使用者の足首に対して後方支持を与えかつスノーボード２２に対して適当に固定ながら、所望の移動を維持できるように、踏面７３４の横方向内側への圧縮が許容される。
【００６８】
ビンディング機構を側方から解放できるように構成することには利点がある。これは、ブーツのトウ及び／又はヒールが、多くの場合、ボードの側部を越えて僅かに延びるためである。ビンディングは、ステップイン式であり、簡単に解放できる。
【００６９】
上述の実施例は、スノーボーダーに、スノーブーツ及び登山靴型ブーツを越えた多くの利点を提供する。エッジ制御は、ハイバック２６、ベース２４、及びベースストラップ７２を備えたブーツ２０の支持構造によって行われ、本願に開示した他のストラップも使用できる。更に、本ブーツは、ステップイン式ビンディングの便利さを提供する。ストラップがブーツ自体に取り付けられているため、ボードを片足から又は両足から外す度毎にストラップを緩める必要がない。更に、ステップイン式ビンディングの構成は、踏面３４の圧縮によりブーツ２０がトウビンディング６４及びヒールビンディング６６への取り付け箇所を中心として僅かに枢動できることによって、又はビンディング自体に追加の横方向可撓性を提供できる。
【００７０】
かくして、快適さやフリースタイルの自在さを損なうことなく、エッジ制御及びステップイン式による便利さが提供される。ブーツは、ソールと同様に歩き易く、フリースタイルボーディングについて、横方向可撓性が登山靴型ブーツよりも大きい。いずれの実施例を使用するのかに応じて、ブーツ２０の横方向可撓性は、ソール及び軟質のビンディングの組み合わせと同じ位大きい。
【００７１】
本発明の好ましい実施例を図示しかつ説明したが、本発明の精神及び範囲から逸脱することなく、種々の変更を行うことができる。図示しかつ説明した実施例は、単なる例示であって、本発明の範囲を請求の範囲が定義するように限定しようとするものではない。
【図面の簡単な説明】
【図１】スノーボードに取り付けられたブーツを示す、スノーボード用ブーツの一実施例の斜視図。
【図２】図１に示す軽量ブーツの斜視図。
【図３】図２に示すブーツのベース及びハイバックの斜視図。
【図４】（ａ）は凹所内のビンディングビンディングプレートを示す図１、図２及び図３に示すブーツの底面図、（ｂ）は凹所内の一つのビンディングビンディングプレートを示すブーツの第２実施例の底面図。
【図５】ブーツのベースに固定されたビンディングビンディングプレートの断面図。
【図６】（ａ）はビンディングの一実施例を示すスノーボードの平面図、（ｂ）はビンディングの別の実施例を示すスノーボードの平面図、（ｃ）は図４（ｂ）に示すブーツとともに使用されるビンディングの一実施例を示すスノーボードの平面図。
【図７】ベースストラップ及びハイバックストラップの両方を有する本発明のブーツの別の実施例の斜視図。
【図８】図７に示すブーツの反対側を示す斜視図。
【図９】ハイバックの後方移動を制限する後方ストップを示す、図７及び図８のブーツのヒールの側面図。
【図１０】ハイバックストラップを持たない本発明の変形例のブーツの斜視図。
【図１１】一体のハイバックを有する本発明の別の変形例のブーツの斜視図。
【図１２】スノーボードにビンディングで取り付けられたブーツを示す、スノーボード用ブーツ及びビンディングの一実施例の斜視図。
【図１３】スノーボード用ビンディングの一実施例との整合を示す、ブーツの底の斜視図。
【図１４】開放位置で示すビンディングの一実施例の断面図。
【図１５】図１４に示すビンディングの閉鎖位置での断面図。
【図１６】閉鎖位置で示す、ビンディングの別の実施例の断面図。
【図１７】図１６に示すビンディングの開放位置での断面図。
【図１８】閉鎖位置で示す、スノーボード用ビンディングの別の実施例の断面図。
【図１９】図１８に示すビンディングの開放位置での断面図。
【図２０】同時に開放する前方連結顎及び後方連結顎を持つスノーボード用ビンディングの一実施例の上方にスノーボード用ブーツの底を示す斜視図。
【図２１】スノーボードに取り付けたビンディングを示す、本発明のスノーボード用ビンディングの別の実施例の斜視図。
【図２２】図２１に示すビンディングの後方連結機構の断面図。
【図２３】図２１に示すビンディングに連結するようにつくられたスノーボード用ブーツの下側の斜視図。
【図２４】図２３に示すスノーボード用ブーツ及び図２１図に示すスノーボード用ビンディングの、ブーツがビンディングに取り付けられるように位置決めされた断面図。
【図２５】図２４のブーツ及びビンディングをスノーボード上に固定した位置で示す、部分断面図。[0001]
BACKGROUND OF THE INVENTION
The present invention relates generally to bindings for sports equipment, and more particularly to sports boots and binding devices for releasably attaching to snowboards and the like.
[0002]
[Prior art]
Snowboarding has been used for many years and snowboarding is becoming a popular winter sport. Snowboarding is controlled by weight movement and foot movement in both the lateral and longitudinal directions. In alpine snowboarding, where it is more desirable to slide than snow, ie to carve, it is important to control the edges accurately. Thus, small movements of the snowboarder's feet within the boot have a significant impact on the user's control over snowboard movement. However, the flexibility of the boot is also important when performing snowboarding as recreation or when performing freestyle snowboarding. Despite the widespread importance of these two desirable factors, edge control and flexibility, snowboard boots generally do not provide both satisfactorily.
[0003]
Mountaineering boots were used especially in Europe to provide control. These boots have a rigid outer shell made of molded plastic and a soft inner liner. These boots are attached to the snowboard using climbing bindings or plate bindings. The plate binding is attached to the board under the front and rear portions of the bottom of the boot, typically with a heel and toe press to secure the boot in place, usually without a safety release mechanism. provide. These boots are sufficiently rigid to provide the desired edge control and stability in carving. However, these boots are too stiff to provide sufficient lateral flexibility, a key sporting movement that is important for freestyle fans and desirable for all-round snowboarders. As a result, many snowboarders feel that climbing boots are too restrictive.
[0004]
Freestyle snowboarding requires the snowboarder's ankle to move larger and freely relative to the board than is possible with a climbing shoe boot. Even for recreational all-round snowboarding, the boots need to be somewhat flexible. Rigid mountaineering boots had low lateral flexibility and only the edge was flexible back and forth. To seek flexibility, many American snowboarders have chosen to combine insulated snow boots with a “soft shell” binding. These bindings have a rigid base attached to the board, a high back shell, a strap that wraps around the boot, and a buckle that secures the strap in place. The boot is a standard insulated snow boot or a slightly modified snow boot when removed from the binding. The flexibility provided by snow boots and relatively soft bindings makes edge control more difficult than climbing shoe boots, making it difficult to attach and detach. Snowboarders attempted to increase edge control by tightening the binding straps around the boots. However, if overtightened in this way, comfort is greatly impaired. Again, every time a snowboarder reaches a flat terrain, hill bottom, or chair lift, problems arise. The snowboarder must move quickly by removing at least one of the binding straps from the buckle and pushing it with the released foot in a skateboard-like manner. This is time consuming and annoying. This is because the binding is properly fixed and tightened. Have difficulty Because. It is dangerous to get in and out of the chair lift with only one boot that is permanently attached to the snowboard, and the effect of the heel of the board acting on one ankle or knee leads to injury when falling.
[0005]
Manufacturers have attempted to provide both edge control and flexibility in plate bindings for use with rigid mountaineering boots. The plate binding is easy to attach and detach, and there is no need to open the buckle or tighten the strap. Furthermore, these bindings can be made so that they can be released in response to forces applied during use. Plate binding manufacturers have sought to solve the problem of lateral flexibility from several different angles. For example, one type of binding produced by Emery provides a two piece plate of two parts. One of these parts is for the heel and the other is for the toe. A rectangular rubber pad having a height of 12.7 mm (1/2 inch) is disposed under each of the toe plate and the heel plate. The rubber pad acts as a shock absorber and is provided to provide side-to-side flexibility.
[0006]
In another attempt, a modified version of Swiss mountaineering binding was used. A rigid plate was attached to the board. Two rectangular boxes on the toe and heel support the spring steel cage. A presser is connected to the cage, and acts as a cantilever beam in producing a deflection from side to side. However, such attempts sacrifice some edge control by making the interface between the boot and the board too soft to provide the desired lateral flexibility.
[0007]
In general, the public has not been satisfied with the use of binding plates to solve the problems of flexibility and control dichotomy and ease of attachment and removal. A full-fledged snowboarder who does both curve racing turns and "board" freestyle purchases two boards, and buys two sets of bindings and boots. People who simply snowboard in recreation and those who cannot afford to buy two boards will generally define one or the other, and thus the performance and / or convenience of one or the other. sacrifice.
[0008]
[Problems to be solved by the invention]
The boot of the present invention solves the flexibility / control problem by moving in a different direction from previous attempts. The present invention provides a boot that allows much of the flexibility of a soft shell boot / binding structure while retaining the advantages of control and ease of attachment and detachment that a climbing shoe boot / binding structure has. Thus, the present invention allows for greater comfort, convenience, all-round performance, and safety.
[0009]
[Means for Solving the Problems]
The present invention provides snowboard boots and bindings. The boots are flexible while providing proper support for snowboard edge control. Furthermore, since the boot does not require a soft shell binding, it can be used much more easily than typical freestyle boots, as well as step in binding.
[0010]
The binding secures a boot having a front portion and a rear portion to the snowboard. The boot has a front mounting member below the front portion and a rear mounting member below the rear portion. The binding has a binding frame, a first jaw, a second jaw, and a first release mechanism. The binding frame is formed so as to be attached to the snowboard. The first jaw is fixed to the frame and is configured and formed to grip at least one of the front and rear attachment members. Further, the second jaw is fixed to the frame at a location spaced from the first jaw so as to grip the other of the front and rear attachment members. The first release mechanism is coupled to the first jaw and functions to open the first jaw and release the boot from the first jaw.
[0011]
In one preferred form of the invention, the binding further comprises a second release mechanism that is connected to the second jaw for opening the second jaw and releasing the boot. In one embodiment, the first and second release mechanisms are coupled together. Thereby, a mechanism for simultaneously releasing the first and second jaws can be provided. One preferred form of the invention further comprises a binding plate as part of the frame connected to the first and second jaws. The binding plate has a surface on which at least a portion of the boot rests.
[0012]
In one preferred embodiment, the second jaw is fixed and does not move relative to the frame during the release of the boot. Thus, by releasing the first jaw, the first and second attachment members can be released from the first and second jaws. Preferably, the first release mechanism includes a slide member attached to the first jaw and a lever pivotally attached to the slide member. When the lever is moved, the slide member slides and the first jaw moves. A first static jaw is secured to the frame adjacent to the first jaw.
[0013]
The present invention can simply be described as a snowboard binding device having a boot, a frame, a movable jaw, and a jaw movement mechanism. A first attachment member is secured to the bottom of the boot near the longitudinal axis. The frame can be fixed to the snowboard. The working jaw is attached to the frame and is positioned to engage the first attachment member of the boot. Further, a jaw moving mechanism is attached to the frame and connected to the working jaw. The jaw movement mechanism has a release arm that extends to the side of the frame and to the side of the boot when the working jaw is engaged.
[0014]
In one embodiment, a flexible pad is fixed to the side of the first mounting member on the bottom of the boot. The flexible pad is compressible and elastic, allowing the boot to pivot about the first mounting member when the actuating jaw is engaged. The flexible pad is preferably removable and replaceable, and flexible pads of various durometer hardnesses can be used.
[0015]
In one embodiment of the invention, the second mounting member is secured to the bottom of the boot. The second jaw is further attached to the frame and can engage the second attachment member. In this same embodiment, a first attachment member is generally disposed below the rear portion of the boot and a second attachment member is generally disposed below the front portion of the boot. The first attachment member comprises a first rod that extends substantially parallel to the longitudinal axis of the bottom of the boot. The bottom of the boot has a rear recess in which the first rod is held above the lowest part of the bottom.
[0016]
In one embodiment, the second attachment member comprises a second rod that extends substantially parallel to the longitudinal axis of the bottom of the boot.
[0017]
In a preferred embodiment of the invention, the second jaw is fixed with respect to the frame. The second jaw has a hook, and the second attachment member can be engaged under the hook. The second attachment member comprises a second rod that extends substantially transversely to the longitudinal axis of the bottom of the boot. The bottom has a front recess in which the second rod is held above the lowest member of the bottom.
[0018]
Another feature of the preferred embodiment of the present invention is the construction of a boot having a front end, a rear end, and a high back extending upward from the rear end. The highback provides posterior support for the boot. An upper is fixedly attached to the bottom or base of the boot. The rear side of the upper is adjacent to the highback and is more flexible than the highback.
[0019]
A preferred form of the invention is simply a snowboard binding for securing a snowboard boot having a front mounting element under the front end of the boot and a rear mounting element under the rear end of the boot. It can be said. The binding has a frame, a front connection means, and a rear connection means. The frame can be fixed to the snowboard. The front connecting means is fixed to the frame. The front coupling means can engage the front mounting element of the boot. A rear connection means is also secured to the frame and can engage the rear mounting element of the boot. The rear connecting means has a release arm extending from the side of the frame, and the arm projects adjacent to the side of the boot when the boot is engaged with the rear connecting means.
[0020]
The frame has at least one frame that can be secured to the snowboard at multiple angular orientations relative to the longitudinal axis of the snowboard. binding Has a plate. Such fixation is binding This is done by fixing the frame to the snowboard with screws passed through curved slots provided in the plate. Frame binding Protrudes upward from the plate and binding It further has two rails formed integrally with the plate. These rails are spaced from each other to receive the bottom of the boot therebetween. The rail has a front end and a rear end. A front bridge is attached between the front ends of the rails and a rear bridge is attached between the rear ends of the rails. The front bridge fixes the front connecting means, and the rear bridge fixes the rear connecting means. In a preferred embodiment, the posterior coupling means has an actuating jaw located near the center of the posterior bridge. Furthermore, a stationary jaw is provided adjacent to the working jaw. The working jaw is pressed in the direction of the stationary jaw and a release arm is connected to the working jaw. The front coupling means has a hook member attached to the frame near the front bridge.
[0021]
Many of the above-described features of the invention and the advantages associated with these features will be readily understood by reading the following detailed description in conjunction with the accompanying drawings.
[0022]
DETAILED DESCRIPTION OF THE INVENTION
Referring to FIG. 1, this figure shows the boot 20 of the present invention in a position where it can be mounted at any time when it is attached to a snowboard. Each boot 20 has a base 24, a high back 26, and an upper 28. The user's foot is wrapped by the base 24. The high back 26 is pivotally attached to the base 24, extends rearward of the upper 28, and partially extends on the side of the upper. The upper 28 is fixed to the base 24. Thus, a snowboard boot 20 is provided that combines a soft upper with a support comprising a soft shell binding that is incorporated into the boot itself. In this configuration, the user can conveniently use standard step-in bindings or other special step-in bindings discussed below.
[0023]
Details of the boot 20 are discussed in detail below with reference to FIGS. The base 24 is preferably made of a semi-rigid material that can deflect to some extent and is elastic. The base 24 has, for example, a base structure similar to the bottom structure of a hiking or mountain climbing boot. The base 24 has a toe cap 30, a heel counter 32, and a tread surface 34. The toe cap 30 is preferably a base 24. When It is a part formed integrally. The toe cap 30 surrounds the front end of the tow or upper 28. Alternatively, the tow cap 30 may not be used, or the tow cap may be formed from a different material than the rest of the base 24, such as rubber. The function of the toe cap 30 is to protect the front end of the upper 28 from wear and water. Depending on the boot-snowboard configuration, the toe cap 30 may extend slightly out of the edge of the snowboard 22. Thus, the toe cap 30 not only protects the upper 28 but also protects the user's foot from injury. Furthermore, the toe cap 30 extends over the side of the base of the user's thumb. This configuration provides additional lateral support and torsional support for the user's foot.
[0024]
Base 24 further includes a heel or heel counter 32 extending upwardly from the rear end of base 24. A heel counter 32 surrounds and encloses the heel portion of the upper 28 and provides lateral support for the user's heel. Similar to the toe cap 30, the heel counter 32 is preferably formed as an integral part of the base 24. However, in a modified example, the heel counter 32 can be made of a material different from that of the base 24 and attached to the base 24.
[0025]
The tread surface 34 extends downward from the base 24. The tread surface 34 is preferably made of a material different from the rest of the base 24. The structure of the tread 34 is preferably similar to conventional snow boots sold under the name Sorels. The tread 34 is, in a variation, made of Vibram rubber commonly used in hiking boots, and the base 24 has a composite shank made of metal or plastic. The toe end of the tread 34 is angled upward toward the toe cap 30 so that the toe end of the boot 20 does not interfere with the snowboard edging if it extends slightly out of the snowboard edge. I am doing. The heel side end of the tread surface 34 also forms an angle of about 45 degrees upward toward the heel counter 32.
[0026]
The high back 26 is pivotally attached to the heel counter 32 by a high back pivot 36. This pivot is preferably a sturdy rivet, but in the alternative, it may be any other type of conventional pivoting fastener. In the variations discussed below, the highback pivot 36 can be shifted rearward or not used at all. The heel counter 32 has an upward protrusion that allows the highback pivot 36 to be placed directly below the user's ankle bone to allow the highback 26 to pivot properly. The highback 26 is preferably formed of a resilient plastic material that is sufficiently rigid to support the user's ankle as desired. The high back 26 extends upward from the heel counter 32 and is adjacent to the rear and sides of the upper 28. The highback 26 preferably has greater rearward support than laterally as will be described below.
[0027]
In the embodiment shown in FIG. 2, the highback 26 has a cuff 38 that completely surrounds the user's ankle. A high back strap 40 is attached to the cuff 38 to attach both ends of the cuff 38 to each other and assist in securing the user's foot in the upper 28.
[0028]
The upper 28 is fixedly attached to the base 24 by being fixed under the rest of the base 24 (not shown). The toe cap 30 and the heel counter 32 can be bonded to the upper 28. However, the high back 26 is preferably not fixedly attached to the upper 28. This is to allow the highback and upper to move relative to each other. The upper 28 extends above the high back 26. The upper 28 further includes a shoelace (not shown) and a shoelace cover 42 for protecting the shoelace and the user's foot from snow, ice, and ingress moisture. The shoelace cover 42 is connected to the upper 28 adjacent to the toe cap 30 and is held in place on the shoelace by hook-loop fasteners (not shown) provided under the edge thereof. . The upper 28 is preferably made of leather in principle, but in a variant it can be made of ballistic nylon or other flexible natural or artificial material. A conventional tongue 44 is also provided in the upper 28.
[0029]
In the embodiment shown in FIG. 2, the upper strap 46 is attached on the cuff 38 between both sides of the upper 28. The upper strap 46 assists in fixing the upper portion of the upper 28 to the user's leg. The upper strap 46 is hooked onto itself after passing through a buckle (not shown) using a hook-loop fastener. A padded liner 48 is sewn to the upper 28 to receive, cushion and insulate the user's foot.
[0030]
One other feature of the boot 20 shown in FIGS. 2 and 3 is a bottom lip 50 and a stop block 52. The bottom lip 50 is formed integrally with the rear edge of the heel counter 32. The bottom lip 50 protrudes outward. The stop block 52 is attached to the rear side of the highback 26 directly above the bottom lip 50. The pivoting of the high back 26 is stopped by the contact between the lower edge of the stop block 52 and the upper edge of the bottom lip 50. The position of the stop block 52 can be changed to increase or decrease the forward inclination of the highback 26. Stop block 52 and bottom lip 50 are shown in greater detail in FIG.
[0031]
Two different embodiments of the bottom of the boot 20 are shown in FIGS. 4 (a) and 4 (b). 4 (a) and 4 (b) show basic tread patterns, but in a modification, any tread pattern can be used. In the embodiment shown in FIG. 4A, the base 24 has a front recess 54 and a rear recess 56. These front recess 54 and rear recess 56 are surrounded by the tread surface 34. The front and rear recesses 54 and 56 are preferably rectangular, but may be any shape necessary for connection to a snowboard step-in binding. Front and rear boot plates 58 are mounted inside the front recess 54 and the rear recess 56. The boot plate 58 is fixed by a fastener 60. The boot plate 58 is also rectangular, but is slightly smaller than the front and rear recesses 54 and 56 so that the snowboard binding jaws can hold the edges of the boot plate 58 firmly. Preferably, the short axis of the boot plate 58 is parallel to the longitudinal axis of the base 24.
[0032]
In the embodiment shown in FIG. 4B, the base 24 has a single recess 55 surrounded by the tread surface 34. The recess 55 is preferably rectangular, but in a variant, it may be any shape desired for connection with a snowboard step-in binding. A boot plate 58 c is attached to the inside of the recess 55 and is fixed by a fastener 60. Furthermore, the boot plate 58c is preferably rectangular and somewhat smaller than the recess 55. The long axis of the boot plate 58 c is preferably parallel to the longitudinal axis of the base 24.
[0033]
FIG. 5 shows a cross section of the boot plate 58. The boot plate 58 has an inverted T-shaped cross section and constitutes a protruding edge that can be securely held by the jaws of the snowboard binding. Further, FIG. 5 shows how much the bottom of the tread 34 protrudes under the boot plate 58.
[0034]
FIGS. 6 (a), 6 (b) and 6 (c) show one type of binding in three different arrangements that can be used in connection with the boot 20 of the present invention. The illustrated binding is a step-in binding similar to a ski step-in binding. A binding plate 62 is attached to the snowboard 22. The binding plate 62 is large enough to place most of the tread 34 on it. A toe binding 64 and a heel binding 66 are attached to the binding plate 62. The toe binding and heel binding are spring loaded jaws that engage the boot plate 58 to hold the boot 20 in place. The jaws of the toe binding 64 and the heel binding 66 hold the edge of the boot plate 58 firmly and restrict the movement of the boot plate 58 in all directions.
[0035]
The configuration shown in FIG. 6A can be used when the base 24 of the boot 20 is sufficiently rigid to hold the front and rear boot plates 58 spaced apart by a fixed distance. The base 24 having low rigidity can be used together with the toe binding 64b and the heel binding 66b shown in FIG. This is because all sides of the front and rear boot plates 58 are held by individual bindings. FIG. 6C shows the configuration of the toe binding 64c and the heel binding 66c for attaching to the single boot plate 58c shown in FIG. 4B. One toe binding 64c is attached to the front side of the boot plate 58c, and one heel binding 66c is attached to the rear side of the boot plate 58c. Obviously, other configurations are possible. Currently available plate bindings can also be used to hold the boot 20 on the snowboard 22. To this end, the boots to accept such conventional plate binding toe and heel presses, such as those produced by Emery and Burton, which are now used with climbing boots. The 20 tows and heels can be provided with ledges. When snowboarding is not performed, it is preferable that the rigidity of the base 24 of the boot 20 is low. This is because it is easy to walk.
[0036]
Modified examples of the boot 20 are shown in FIGS. 7, 8, and 9. The main differences between this embodiment and the embodiment shown in FIGS. 1, 2 and 3 are discussed below. The boot 20 ′ has a bare shoelace 68, a loop 70, and a base strap 72, although it appears bulky overall due to increased material thickness for increased insulation and increased robustness. A shoelace cover may be used, but the shoelace 68 is bare and extends over the upper 28 of the boot 20 '. The loop 70 is attached to the rear side of the upper 28. The loop 70 is preferably made of leather. The function of the loop 70 is simply to help the user wear the boot 20 '.
[0037]
The boot 20 ′ further has a base strap 72 connected to both sides of the base 24, which extends over the upper side of the upper 28 in front of the user's ankle. The heel counter 32 actually extends forward to attach the base strap 72. The heel counter 32 distributes pressure to the heel end of the base 24 of the boot 20 '. A strap fastener 74 secures the base strap 72 on the inside, and a buckle 84, a ratchet 80, and a knurled base strap 82 secures the base strap 72 on the outside. The strap fastener 74 is a standard screw that fits into a receiving sleeve (not shown) engaged within the base 24. An adjustment hole 76 is provided along the end of the base strap 72, and the base strap 72 is roughly adjusted by stopping different holes with the strap fastener 74. Base strap 72 is preferably made of a strong plastic or composite material, but can also be made of metal, leather, or other material that can withstand the forces applied. A strap pad 78 is attached to the lower side of the base strap 72. The strap pad 78 is formed of a foam having a urethane cover.
[0038]
A buckle 84 is riveted to the opposite side of the heel counter 32. The buckle 84 secures the knurled base strap 82 and provides a fulcrum for tightening the base strap 72. In a variant, different types of buckles or clamping devices can be used. In the buckle configuration shown in FIG. 8, the buckle 84 is lifted, the knurled base strap 82 is slid a desired distance within the ratchet 80, and the base strap 72 is tightened by closing the buckle 84.
[0039]
Another difference between the boot 20 ′ shown in FIG. 7 and the boot 20 shown in FIGS. 1, 2, and 3 is the configuration of the highback 26. The high back 26 of the boot 20 ′ has no cuff extending across the front side of the upper 28. This increases the lateral flexibility of the boot 20 '. At this time, the rearward support is complete. Upper 28 is provided with some additional support by high back strap 40. The highback strap 40 is simply a strap with hook-loop fasteners extending from the slot of the highback 26 in this embodiment. As the high back 26 extends upward along the rear side of the upper 28, the high back 26 is slightly away from the side of the upper 28, thereby increasing the lateral flexibility.
[0040]
FIG. 9 is a rear view of the boot 20 ′ showing the stop block 52 and the bottom lip 50 in detail. The stop block 52 and the bottom lip 50 are substantially the same as in the embodiment shown in FIGS. The stop block 52 is held by two fasteners that can be loosened to remove or reverse the stop block 52. stop In the block 52, one side of the hole extends larger than the other side, and the inclination angle of the highback 26 toward the front can be changed by reversing. Other conventional systems for adjusting the forward tilt angle can also be used.
[0041]
Next, another variation of the present invention will be discussed with reference to FIG. The boot 20 ″ shown in FIG. 10 is different from the boot 20 ′ shown in FIG. 7 in the high back 26. The high back 26 is not provided with a strap and does not extend greatly to the side of the upper 28. Lateral flexibility is provided, and the highback pivot 36 is slightly offset toward the rear end of the heel counter 32. A highback pad 88 is attached to the inside surface of the highback 26 of the boot 20 ". High back pad 88 can be added to any of the embodiments disclosed herein.
[0042]
FIG. 11 shows another embodiment of the present invention. In this embodiment, the high back 26 is an integral extension of the heel counter 32 instead of being hinged to the heel counter 32. High lateral movement is allowed, but backward movement is constrained by the highback 26. If desired, the lateral stiffness can be increased by adding a high back strap as shown in FIG. In the integrated high back structure, the bottom lip 50 and the stop block 52 are not used.
[0043]
Next, an embodiment of the binding according to the present invention will be described with reference to FIGS. Thereafter, three variations of the preferred design are discussed with reference to FIGS.
[0044]
In FIG. 12, the boot 120 is shown fixed to the snowboard 22. The boot 120 is the same as the boot described above with reference to FIG. Each boot 120 includes a base 124, a high back 126, an upper 128, a toe cap 130, a heel counter 132, a tread surface 134, and a high back strap 140. The base and the tread form the bottom. These reference numbers are the reference numbers which added 100 to the reference number demonstrated with reference to FIG. Thus, the boot elements of this embodiment are provided with reference numerals from 100 to 199.
[0045]
The reference numbers in the 200s are attached to the binding elements in this embodiment. The binding includes a binding plate 262, a toe binding 264, and a heel binding 266. The boot plate is fixed to the snowboard 22 under a region where the boot 120 is mounted on the upper side when the boot plate is attached to the toe binding 264 and the heel binding 266. The toe binding 264 and the heel binding 266 are part of the binding plate 262. of Extending laterally outward from the outside.
[0046]
FIG. 13 shows the basic elements of the bottom of the boot 120 and the toe binding 264 and heel binding 266. The tread surface 134 of the boot 120 is made up of a number of flexible pads 192 fixed to the base 124 of the boot 120. The flexible pad 192 is preferably made of a deformable elastic rubber-like material. Thus, the flexible pad 192 is slightly compressed when pressed against the binding plate 262 with sufficient force. In order to securely attach the flexible pad 192 to the base 124, the flexible pad 192 has a rigid layer on its upper side. Since the flexible pad 192 is compressible, the boot 120 can be moved laterally inwardly with the boot 120 attached to the toe binding 264 and the heel binding 266 as a center. Since the flexible pad 192 is preferably removably attached to the base 124, the attachment point of the boot 120 to the toe binding 264 and the heel binding 266 is centered by attaching flexible pads of various durometer hardnesses. Can be deflected by a desired amount laterally inward, i.e. pivoted. A thick flexible pad 192 can be used to change the cant of the boot 120.
[0047]
A toe rod 159 and a heel rod 158 are fixed to the base 124 of the boot 120 between the flexible pads 192. The toe rod 159 and heel rod 158 are preferably steel rods and extend along the same axis that is substantially parallel to and along the longitudinal axis of the bottom of the boot 120. The heel rod 158 and the toe rod 159 are fixed to the base 124 by a support or block 190. The block 190 is preferably a parallelepiped shape and is disposed along the same axis as the heel rod 158 and the toe rod 159. The block 190 has a durometer hardness higher than that of the flexible pad 192. This is because the pivot of the boot 120 around the heel rod 158 and the toe rod 159 is performed around the same axis. In other words, the boot 120 is locked or pivotally attached to the block 190. The block 190 is fixed to the front and back of each of the heel rod 158 and the toe rod 159 and forms a substantial ledge along the longitudinal center of the bottom of the boot 120.
[0048]
The binding plate 262 is fixed to the snowboard 22 in a preferred orientation and is held in that orientation by the adjustment plate 210. The adjustment plate 210 is screwed to the snowboard 22 as described in detail below in connection with FIG. The binding plate 262 forms a surface on which the flexible pad 192 rests and on which the flexible pad is compressed.
[0049]
In this embodiment, the toe binding 264 and the heel binding 266 are the same. Each binding has a stationary jaw 200 and an actuating jaw 202 that clamp the heel rod 158 and the toe rod 159. The stationary jaw 200 remains fixed in place and constitutes a recess into which the working jaw 202 enters when closed. The stationary jaw 200 projects upwardly from the binding plate 262 by a distance sufficient to project inside one of the recesses 156 and 154 surrounding the heel rod 158 and toe rod 159, respectively. The stationary jaw protrudes on one side of the recess, and the working jaw 202 protrudes on the other side so as to surround the rod. The upper part of the stationary jaw 200 is C-shaped while the upper part of the working jaw 202 is inverted L-shaped. Thus, the actuating jaw 202 engages the stationary jaw 200 when closed and completely surrounds the rod to which the actuating jaw is secured. A lever 204 is used to move the actuation jaw 202 laterally or inwardly with respect to the boot 120. In FIG. 13, the lever 204 is shown in an open position with the actuating jaw 202 away from the stationary jaw 200.
[0050]
FIGS. 14 and 15 show the binding mechanism 206 for both the toe binding 264 and the heel binding 266. As shown in FIG. 14, when the actuating jaw 202 is in the open position relative to the stationary jaw 200, there is sufficient space to fit the heel rod 158 between these jaws. Thus, when the lever 204 is in the up position, the boot can be inserted between the jaws before being secured by the binding. The binding mechanism includes a housing 208, a lever 204, a link 214, a slide plate 212, and a stationary jaw 200 and an actuating jaw 202. The lever 204 is pivotally attached to the link 214 at its substantially center. Link 214 is also pivotally attached to housing 208 at the other end. The bottom end of the lever 204 is pivotally attached to the slide plate 212. The slide plate 212 extends from a bottom portion of the lever 204 under a part of the housing 208 and is integrally connected to the operating jaw 202. When lever 204 is moved, lever 204 pivots about its pivot to link 214. The link 214 is held in place by its connection to the housing 208. Thus, when the lever 204 is moved, the slide plate 212 translates laterally or inwardly, opening and closing the actuating jaw 202 relative to the stationary jaw 200. The stationary jaw 200 is an integral part of the housing 208 and preferably extends upwardly from the housing as described above.
[0051]
The closed position of the binding mechanism 206 is shown in FIG. The lever 204 has been pushed downward, and thus the slide plate 212 has been pulled laterally, thereby closing the actuating jaw 202 around the heel rod 158. Thus, the heel rod 158 remains captured between the stationary jaw 200 and the working jaw 202. Furthermore, the C-shaped recess into which the end of the working jaw 202 enters helps the heel rod 158 resist the upward force acting on the working jaw 202. When the lever 204 is closed, the pivoting of the link 214 and the slide plate 212 relative to the lever 204 will first cause the lever 204 to overload so that the closed position is maintained when a force is applied to the actuating jaw 202. Pass the center position. Thus, the pivot point of the slide plate 212 relative to the lever 204 is positioned so that it is above the axis of the link 214.
[0052]
FIGS. 16 and 17 show an alternative mechanism that can be used with the same boot 120. The binding mechanism 306 has a lever 304 that is pivotally attached to the housing 308 by a pivot pin 318 on the lateral side. The bottom end of the lever 304 is pivotally attached to the slide plate 312. The slide plate 312 has a tab 321 projecting upward inside its pivotal attachment to the lever 304. A cylindrical compression coil spring 316 is disposed between the tab 320 and the housing 308. Thus, when the lever 304 is pushed downward, the slide plate 312 moves laterally and the tab 320 compresses the spring 316. Thus, the slide plate 312 is pressed inward by the spring 316 that exerts a pressing force on the tab 320. In this binding mechanism 306, the operating jaw 302 is on the side of the heel rod 158, and the stationary jaw 300 is on the inside. Thus, the slide plate 312 extends below the housing 308 and is connected to the actuation jaw 302. The working jaw protrudes upward through the housing 308 on the side of the heel rod 158. To attach the boot 120 to the binding mechanism 306, the heel rod 158 is pushed between the working jaw 302 and the stationary jaw 300. The upper portions of both stationary jaw 300 and actuating jaw 302 are angled downward facing inward to form a V-shape that pushes heel rod 158. When the heel rod 158 is pushed into this V shape, a lateral force is applied to the actuating jaw 302 and thus the slide plate 312, the actuating jaw 302 moves away from the stationary jaw 300 and an opening for fitting the heel rod 158. Form. Once the heel rod 158 extends below the upper portion of the actuating jaw 302, the actuating jaw 302 is freely closed over the heel rod 158 and surrounds the heel rod 158 between the actuating jaw 302 and the stationary jaw 300. A corresponding V-shape is not provided under the working jaw 302. Therefore, the operating jaw 302 is not opened by the upward pressure by the heel rod 158. Actuating jaw 302 is released by pushing lever 304 downward to compress spring 316 and pulling slide plate 312 to move actuating jaw 302 away from stationary jaw 300.
[0053]
Another preferred embodiment of the binding mechanism 406 is shown in FIGS. The binding mechanism 406 has a lever 404 whose bottom end is pivotally attached to the housing 408. A spring 416 is coiled around a pivot pin 418 and this spring pivotally holds the lever 404. The end of the spring 416 exerts an upward force on the lever 404 and exerts a downward force on the housing 408. A load is applied to the spring 416 in a predetermined direction perpendicular to the coil axis. In the case of the spring 316 shown in FIGS. 16 and 17, a load is applied along the longitudinal axis passing through the center of the coil. . The link 414 is pivotally attached to the center of the lever 404, and the other end is pivotally attached to the slide plate 412. A slide plate 412 extends within the housing 408 under the stationary jaw 400 and is integrally connected to the actuation jaw 402. The operating jaw 402 extends upward from the slide plate 412 and has a hook surrounding the heel rod 158. The ends of stationary jaw 400 and working jaw 402 are formed with a V-shape similar to that discussed above in connection with FIGS. Thus, when the heel rod 158 is pressed against the stationary jaw 400 and the actuating jaw 402, the V-shape is split and the heel rod 158 can be enclosed between the actuating jaw 402 and the stationary jaw 400. In this embodiment, the working jaw 402 is on the inside of the heel rod 158 and the stationary jaw 400 is on the side.
[0054]
As shown in FIG. 19, when the lever 404 is pushed downward, the link 414 moves the slide plate 412 inward to open the stationary jaw 400 and the working jaw 402. The boot 120 can then be removed from the binding mechanism 406.
[0055]
FIG. 20 shows a modification to the toe binding 264 and the heel binding 266. In this embodiment, a bar 526 extends between the lever of the toe binding 264 and the lever of the heel binding 266 so that both the toe binding 264 and the heel binding 266 can be opened and closed together. FIG. 20 shows the adjustment plate 210 in more detail. The adjustment plate 210 has a cover 211 that fits into the central slot 224. This cover 211 merely covers the screws that screw into these slots 522 to secure the slots 522 and the adjustment plate 210 and thus secure the binding plate 262 to the snowboard 22. The position of the binding plate 262 can be adjusted by loosening the adjustment plate 210 and rotating the entire binding plate with the toe binding 264 and the heel binding 266 about the adjustment plate 210. The adjustment plate 210 is circular to allow this rotation. The binding plate 262 can be moved in the front-rear direction by loosening the screw in the slot 522, moving the adjustment plate 210 in the front-rear direction, and sliding the screw in the slot 522.
[0056]
All of the above-described embodiment bindings can be used with the above-described boots, and in the alternative, in the case of boots that do not have a high-back, the high-back as is done with a cantilevered freestyle snowboard binding. Is attached to the binding frame.
[0057]
Next, another preferred embodiment of a boot and binding that has many of the above-described binding features but has been modified in several respects will be described in conjunction with FIGS. This binding has a toe binding 664 that is different from the heel binding 666. The toe binding 664 is mainly made of a hook 650. The heel binding 666 is similar in many respects to the binding mechanism 406 shown in FIGS. 18 and 19 and described above. The heel binding 666 has a stationary jaw 600 and an actuating jaw 602. The upper portions of these jaws are provided with a V-shaped angled portion so that the jaws can be separated when the boot 720 is pushed downward on these jaws.
[0058]
The basic structure of this alternative binding is by a heel binding held by a rear bridge 632 that extends across the width of the heel of the boot, and a front bridge 634 that extends under the boot under the base of the big toe. Is formed. The front bridge 634 and the rear bridge 632 are connected to each other by a side rail 628. The side rail 628 is generally perpendicular to the snowboard 22 and protrudes outward in the vertical direction from the side rail 628. binding It is fixed to the snowboard 22 with a plate 630.
[0059]
Side rails 628 and binding The plates 630 are integrally formed, and are preferably made of aluminum. The side rail 628 made of aluminum having an L-shaped cross section is rectangular in its entirety, and its longitudinal axis is parallel to the surface of the snowboard 22. each binding The plate 630 is placed flat on the snowboard 22, one edge connected to the side rail 628 is straight, the other edge is curved outward, and the end is connected to the side rail 628. Unite. each binding The plate 630 is provided with an adjustment slot 622. The adjustment slot 622 is a segment of a circle that is substantially concentric with the center of the entire binding mechanism. A screw 646 engages in the adjustment slot 622; binding The plate 630 and thus the entire binding structure is secured to the snowboard 22. Thus, binding The entire mechanism can be pivoted by loosening the screws 646 that secure the plate 630 to the snowboard 22.
[0060]
The side rail 628 has attachment holes 642, and the front bridge 634 and the rear bridge 632 can be fixed through these holes. A flange 636 for fixing to the side rail 628 is provided at the outer end of the rear bridge 632. The flange 636 protrudes upward from the outer end of the rear bridge 632 and closely contacts the side rail 628. A hole is also provided in the flange 636 so that the fastener 640 can secure the rear bridge 632 to the side rail 628. Similarly, flanges 638 are also provided at both ends of the front bridge 634 and exhibit the same function for the front bridge 634 as the function of the flange 636 for the rear bridge 632.
[0061]
The front bridge 634 has a parallelepiped shape as a whole. The height of the front bridge 634 is preferably only a few millimeters, and the length of the bridge extends beyond the width of the front portion of the boot to connect the side rails 628. The width of the front bridge 634 is preferably only a few centimeters. Preferably, a ledge 648 is provided along the center of the front bridge 634 and parallel to the longitudinal axis of the front bridge 634. The ledge 648 helps place the boot on the toe binding 664. The hook 650 protrudes upward from the ledge 648 and is preferably formed of two substantially flat plate-like portions. The first portion protrudes upward, and the second portion forms a hook portion protruding rearward.
[0062]
The rear bridge similarly extends between the side rails 628. The height of the rear bridge is only a few millimeters and the width is slightly larger than the width of the front bridge 634. As will be described in more detail below, a retract link 644 is provided to open the actuation jaw 602.
[0063]
FIG. 22 shows the heel binding 666 in detail. On the rear side of the working jaw 602, an A-shaped jaw sheath 656 is provided as a whole. The stationary jaw 600 is similar to that discussed above in connection with FIGS. Actuating jaw 602 projects upwardly through housing 608 and bends in the direction of stationary jaw 600 to form an enclosure for securing a heel rod 659 as discussed below. A slide plate extends inwardly from the lower portion of the actuating jaw 602 within the housing 608. An end portion of the slide plate 612 protrudes upward, and a cylindrical coil spring is fixed between the end portion protruding upward of the slide plate 612 and the housing 608 below the stationary jaw 600. A guide rod 654 is provided along the axis of the spring 616. The spring 616 is a compression spring and presses the operating jaw 602 against the stationary jaw 600 in the closing direction. By pulling the retraction link 644, the actuation jaw 602 can be opened. The retract link 644 is pivotally attached to a retract arm 652 that extends through the housing 608 and is coupled to the actuation jaw 602. Thus, when the retracting link 644 is pulled laterally, the spring 616 is compressed, the actuating jaw 602 is disengaged from the stationary jaw 600, and the snowboard boot can be removed from the heel binding 666. A string may be attached to the retraction link 644 to facilitate grasping and pulling the retraction arm 652.
[0064]
The binding mechanism shown in FIG. 22 is preferably used in conjunction with the binding shown in FIG. 21, but any of the above-described binding mechanisms may be used instead. Furthermore, a modified configuration for holding the heel of the boot in place and other binding mechanisms can be used.
[0065]
Details of the boot 720 associated with the binding described above will now be discussed with reference to FIG. The boot 720 includes an upper 728, a heel counter 732, and a base 724. A tread surface 734 is attached to the base 724 and constitutes the bottom of the boot 720. A rear recess is provided under the heel of the boot 720, which is configured and arranged to rest on the rear bridge 632. Thus, the rear recess 770 extends across the heel portion of the tread 734. Similarly, a forward recess 768 is provided under the forward portion of the boot corresponding to the base of the big toe. The front recess 768 has a sloped portion 755 that is angled upward from the bottom of the front recess 768. The slope-like portion 755 allows the hook 650 to slide therein and be secured to the toe rod 758. The toe rod 758 is fixed to the rod support 772 in the front recess 768. The toe rod 758 is preferably oriented transversely to the longitudinal axis of the tread surface 734 to be received by the hook 650. The heel rod 759 is fixed in the rear recess 770 and is oriented substantially parallel to the longitudinal axis of the tread surface 734.
[0066]
24 and 25 illustrate the insertion of the boot 720 into the binding. The boot toe is placed on the hook 650 so that the hook 650 is in the sloped portion 755. The toe rod 758 is below the hook 650 and the boot is slid forward to a position where the front bridge 634 is in the front recess 768. In this position, the heel rod 759 is directly above the stationary jaw 600 and the actuating jaw 602 and the posterior recess 770 is above the posterior bridge 632. The boot heel is then pushed in to open the working jaw 602 and the heel rod 759 is enclosed between the working jaw 602 and the stationary jaw 600. Thus, the rear recess 770 surrounds the rear bridge 632 as shown in FIG. The boot 720 is held in this position until the retracting link 644 is pulled to move the working jaw 602 away from the stationary jaw 600 and the heel of the boot 720 can be lifted away from the binding.
[0067]
Thus, the binding described with respect to FIGS. 21-25 has several advantages. The attachment and detachment of the binding is the same as that used in ski boot binding systems. This binding, however, keeps the boot under the bottom of the boot so that the toe and heel of the binding can be placed at or near the edge of the snowboard to the standard width of the snowboard. Stop gold. There is no need to readjust the buckle or strap of boot 720 to attach or detach boot 720 to / from snowboard 22. The binding mechanism allows the boot 720 to be quickly and easily attached and detached as desired. The hook 650 functioning as the toe binding 664 reduces complexity and thus reduces the cost of the binding mechanism, further simplifies the binding and facilitates use. The lateral direction of the tread 734 so that the desired movement can be maintained while providing posterior support to the user's ankle and being properly secured to the snowboard 22 for both carved turn and freestyle rotation. Inward compression is allowed.
[0068]
There is an advantage in configuring the binding mechanism so that it can be released from the side. This is because the toe and / or heel of the boot often extends slightly beyond the sides of the board. binding Is It is a step-in type and can be released easily.
[0069]
The above-described embodiments provide the snowboarder with a number of advantages over snow boots and mountaineering boots. The edge control is performed by the support structure of the boot 20 including the high back 26, the base 24, and the base strap 72, and other straps disclosed in the present application can also be used. Furthermore, the boot provides the convenience of step-in binding. Because the strap is attached to the boot itself, it is not necessary to loosen the strap each time the board is removed from one or both feet. In addition, the step-in binding configuration allows the boot 20 to be slightly pivoted about its attachment to the toe binding 64 and heel binding 66 by compression of the tread 34, or additional lateral flexibility to the binding itself. Can provide.
[0070]
Thus, the convenience of edge control and step-in is provided without compromising comfort and freedom of freestyle. The boots are easy to walk like the soles and have greater lateral flexibility than mountain climbing boots for freestyle boarding. Depending on which embodiment is used, the lateral flexibility of the boot 20 is as great as the combination of sole and soft binding.
[0071]
While the preferred embodiment of the invention has been illustrated and described, various modifications can be made without departing from the spirit and scope of the invention. The depicted and described embodiments are examples only, and are not intended to limit the scope of the invention as defined by the claims.
[Brief description of the drawings]
FIG. 1 is a perspective view of one embodiment of a snowboard boot showing the boot attached to the snowboard.
FIG. 2 is a perspective view of the lightweight boot shown in FIG.
3 is a perspective view of a base and a high back of the boot shown in FIG. 2. FIG.
FIG. 4 (a) is a binding in a recess. binding The bottom view of the boot shown in FIGS. 1, 2 and 3 showing the plate, (b) is one binding in the recess binding The bottom view of the 2nd example of the boots showing a plate.
FIG. 5: Binding fixed to the base of the boot binding Sectional drawing of a plate.
6A is a plan view of a snowboard showing an embodiment of a binding, FIG. 6B is a plan view of a snowboard showing another embodiment of a binding, and FIG. 6C is a plan view together with a boot shown in FIG. The top view of the snowboard which shows one Example of the binding used.
FIG. 7 is a perspective view of another embodiment of a boot of the present invention having both a base strap and a high back strap.
8 is a perspective view showing the opposite side of the boot shown in FIG. 7. FIG.
9 is a side view of the heel of the boot of FIGS. 7 and 8 showing a back stop that limits the back movement of the highback. FIG.
FIG. 10 is a perspective view of a boot according to a modification of the present invention that does not have a high-back strap.
FIG. 11 is a perspective view of another alternative boot of the present invention having an integral high back.
FIG. 12 is a perspective view of one embodiment of a snowboard boot and binding showing a boot attached to the snowboard with a binding.
FIG. 13 is a perspective view of the bottom of the boot showing alignment with one embodiment of a snowboard binding.
FIG. 14 is a cross-sectional view of one embodiment of the binding shown in the open position.
15 is a cross-sectional view of the binding shown in FIG. 14 in a closed position.
FIG. 16 is a cross-sectional view of another embodiment of a binding, shown in a closed position.
17 is a cross-sectional view of the binding shown in FIG. 16 in an open position.
FIG. 18 is a cross-sectional view of another embodiment of a snowboard binding shown in a closed position.
19 is a cross-sectional view of the binding shown in FIG. 18 in an open position.
FIG. 20 is a perspective view showing the bottom of a snowboard boot above an embodiment of a snowboard binding having a front connecting jaw and a rear connecting jaw that are simultaneously open.
FIG. 21 is a perspective view of another embodiment of the snowboard binding of the present invention showing the binding attached to the snowboard.
22 is a cross-sectional view of the binding mechanism of the binding shown in FIG. 21;
FIG. 23 is a perspective view of the underside of the snowboard boot made to connect to the binding shown in FIG.
24 is a cross-sectional view of the snowboard boot shown in FIG. 23 and the snowboard binding shown in FIG. 21 positioned so that the boot is attached to the binding.
25 is a partial cross-sectional view showing the boot and binding of FIG. 24 in a fixed position on a snowboard.

Claims

A boot (120) and a binding device for attaching the boot (120) to a snowboard (22) comprising:
(A) A boot (120) having a rear portion, a front portion, and a longitudinal axis, and a front mounting member (159) in the form of a sole and a rod fixed to the inside of the sole below the front portion. And a rear mounting member (158) in the form of a rod fixed to the inside of the sole below the rear portion;
(B) a rigid binding frame for attachment to the snowboard (22);
(C) A stationary jaw (200, 300, 400) fixed to the binding frame and projecting upward therefrom to grip either the front mounting member (159) or the rear mounting member (158) and operation Said jaws (202, 302, 402), said actuating jaws (202, 302, 402) being movably attached to said binding frame for movement relative to said binding frame and said boot (120); A first binding (264) disposed along the longitudinal axis of the boot (120) so as to be positioned thereunder when engaged with (120 ) ;
(D) The front mounting member (159) is fixed to the binding frame along the longitudinal axis of the boot at a position spaced from the first binding (264) and protrudes upward therefrom. And a stationary jaw (200, 300, 400) and an operating jaw (202, 302, 402) for gripping either one of the rear mounting members (158), and the operating jaw (202, 302, 402) A second binding (266) movably attached to the binding frame for movement relative to the binding frame and the boot (120 ) ;
(E) said first of said binding (264) by moving the actuating jaws (202, 302, 402), to release the boot (120) from said first binding (264), said first binding ( 264) connected to the first release mechanism (204, 304, 404); and (f) moving the actuation jaw (202, 302, 402) of the second binding (266) to releasing the boot (120) from binding (266), said second second release mechanism connected to the binding (266) (204,304,404); provided with,
(G) A boot and a binding device, wherein an area of a bottom portion of a sole of the boot (120) is in contact with the binding frame.

A boot (720) and a binding device for attaching the boot (720) to a snowboard (22) comprising:
(A) A boot (720) having a rear portion, a front portion, and a longitudinal axis, and a front mounting member (758) in the form of a sole and a rod fixed to the inside of the sole below the front portion. ) and, boots have a side mounting member (759) after the form of rods secured to the inside of the sole below the said rear portion (720);
(B) a rigid binding frame for attachment to the snowboard (22);
(C) a first hook having a hook (650) that is fixed to the binding frame and protrudes upward from the binding frame and grips one of the front attachment member ( 758 ) and the rear attachment member ( 759 ); Binding (664);
(D) A stationary jaw (600) and an actuating jaw (602) fixed to the binding frame and projecting upward therefrom to grip one of the front attachment member (758) and the rear attachment member ( 759 ) the a, the and actuating jaws (602) is moveably mounted on the binding frame for movement relative to the binding frame and said boot (720), thereunder when engaging said boot (720) A second binding (666) disposed along the longitudinal axis of the boot ( 720 ) to be disposed;
(E) releasing the boot (720) from said second binding (666) said actuating jaws the Move the (602) a second binding of (666), coupled to said second binding (666) A release mechanism (644);
(F) the area of the bottom of the sole of the boot (720) abuts on the snowboard (22),
A boot and binding device characterized by that.

The binding frame, together with the securable to a snowboard (22), a portion thereof abuts against the sole of the boot (120) defines a region overlapping the snowboard, the at least one binding plate (262,362,462 The boot and binding device according to claim 1, wherein:

The boot and binding device according to claim 3, characterized in that the binding plate (262, 362, 462) is shaped to match the shape of the sole of the boot (120).

The release mechanism, preparative said boot (120,720) extending to the side and the side of the boot (120,720) of the binding frame when engaged with said binding (264,266,664,666) The boot and binding device according to claim 1 or 2, characterized in that it has an external arm (204, 304, 404, 644).

The boot and binding device according to claim 5, characterized in that the detaching arm (204, 304, 404, 644) is a lever.

The sole of the boot further includes a flexible pad (192) fixed to a side portion of the front mounting member or the rear mounting member (159, 158),
When the flexible pad (192) is engaged with the first and second bindings (264, 266) , the boot (120) is attached to the front side mounting member or the rear side mounting member (159, 158). It is compressible and elastic so that it can be rotated around from one side to the other,
The boot and binding device according to claim 1, wherein the flexible pad (192) extends lower than the front mounting member or the rear mounting member (159, 158).

Said flexible pads (192) are different to be able to use a flexible pad (192) of the Modulo meter, boots and binding of claim 7, characterized in that the it and replaceable removable apparatus.

The sole of the boot (120, 720) has a recess (154, 156, 768, 770) in which the front mounting member and the rear mounting member (158, 159, 758, 759) are disposed. The boot and binding device according to claim 1 or 2, further comprising:

The operating jaw (202, 302, 402, 602) has a hook protruding upward from the binding frame;
The boot and binding device according to claim 1 or 2, wherein the front mounting member and the rear mounting member (159, 158, 758, 759) are engageable with a lower side of the hook.

The boots (120, 720)
A front end and a rear end having a heel;
A high back (126, 732) extending upward from the rear end to provide rear support for the boot (120, 720);
An upper (128, 728) fixedly attached to the sole;
With
The upper (128, 728) has a rear side surface adjacent to the high back (126, 732) and is more flexible than the high back (126, 732);
The highback (126, 732) may provide at least one side of the boot (120, 720) above the position of the heel portion so as to provide lateral flexibility to the upper (128, 728). The boot and binding device according to claim 1, wherein the boot and the binding device are not covered.

4. Boot and binding device according to claim 3, characterized in that the binding plate (262, 362, 462) can be fixed to the snowboard in a plurality of angular orientations with respect to the longitudinal axis of the snowboard.

The binding frame has at least one binding plate (630) that can be fixed to the snowboard at a plurality of angular orientations with respect to the longitudinal axis of the snowboard;
The binding plate (630) has a curved slot (622) through which a screw for securing the binding frame to the snowboard (22) can extend. 3. The boot and binding device according to 2.

The hook (650) is fixed against movement with respect to the binding frame while releasing the boot (720);
Movement of the actuating jaw (602) causes both the front mounting member and the rear mounting member (758, 759) to be released from the first binding (664) and the second binding (666). The boot and binding device according to claim 2, wherein: