JP3799977B2 - 直流定電流回路及びコンデンサの絶縁抵抗測定装置 - Google Patents

直流定電流回路及びコンデンサの絶縁抵抗測定装置 Download PDF

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本願発明は、電流制御用FET(電界効果トランジスタ)を備えた直流定電流回路及びコンデンサの絶縁抵抗測定装置(以下、適宜「絶縁抵抗測定装置」と略称する)に関し、特に耐圧の高い直流定電流回路及び該直流定電流回路が配設されたコンデンサの絶縁抵抗測定装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
図4は従来のコンデンサの絶縁抵抗測定装置31の電気回路図である。この従来の絶縁抵抗測定装置31においては、直流定電流回路32が、駆動電源33から直流の印加電圧VBの供給を受けて、絶縁抵抗の測定対象であるコンデンサCに直流の一定電流を流す一方、コンデンサCを流れる一定電流Isを電流計Aで測定するとともに、コンデンサCの両端の直流電圧Vsを電圧計Vで測定して、コンデンサCの絶縁抵抗RsであるVs/Isを求めるようにしている。なお、求めた絶縁抵抗Rsが規格値以上であれば、そのコンデンサCは良品と判定される。
【0003】
また、絶縁抵抗測定装置31の定電流回路32においては、出力電流が一定電流Isとなるように電流制御を実行する電流制御用FET34が配設されている。電流制御用FET34は、ドレイン34Dが駆動電源33に接続される一方、ソース34Sが電流検出用抵抗素子RGに接続されるとともに、ゲート34Gには予め定められた直流の一定電流Isに対応する基準電圧Vgが印加されており、電流検出用抵抗素子RGの両端の検出電圧Vhが、基準電圧Vgと等しくなるようにFET34が動作することにより電流制御が行われるように構成されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、従来の絶縁抵抗測定装置31の場合、定電流回路32の耐圧が十分でないという問題がある。図5に示すように、定電流回路32の出力電流が一定電流Isに達するまでの初期の線型領域ARaでは印加電圧の増加に伴って出力電流が徐々に増加するが、出力電流が一定電流Isに達した後の制御領域ARbでは印加電圧VBが増加しても出力電流は一定電流Isのままである。したがって、負荷であるコンデンサCの状況によっては印加電圧VBの大部分が電流制御用FET34にかかることがあり、定電流回路32の耐圧はFET34の耐圧で支配されることになるが、FET34の耐圧(耐電圧)は1.5kV程度と、それほど高くはないのが一般的である。
【0005】
一方、測定対象のコンデンサCが耐圧5〜6kVの非積層型である場合、あるいは積層型の中高圧セラミックコンデンサである場合等では、絶縁抵抗測定用の一定電流Isを流すためには印加電圧VBを相当高くする必要がある。しかし、印加電圧VBが高くなると、1.5kV程度の耐圧のFET34では、破壊してしまうおそれがあり、定電流回路32の耐圧は必ずしも十分とはいえないのが実情である。
【0006】
他方、図6に示すように、定電流回路32と同一構成の二つの定電流回路ユニット35A,35Bを2個、直列に接続した直流定電流回路36の場合、FET34も直列に接続されることになるので、一見、耐圧性能を向上させることができるように考えられる。
【0007】
しかしながら、定電流回路36の場合、両定電流回路ユニット35A,35Bの一定電流Isの値は、回路素子の特性のばらつきなどにより、厳密には同一とはならないことから、印加電圧が二つの定電流回路ユニット35A,35Bのそれぞれに分配されず、いずれか一方に集中してかかることになるため、FET34は破壊されてしまう。
【0008】
すなわち、例えば、定電流回路ユニット35Aの一定電流Isが30mA,定電流回路ユニット35Bの一定電流Isが31mAとし、かつ、印加電圧VBが1個のFET34の耐圧より高く、2個のFET34の耐圧より低い範囲にあるとした場合において、定電流回路36に印加電圧VBがかかると、先ず定電流回路ユニット35Aが30mAの一定電流Isの電流制御を開始するので、一定電流Isが31mAである定電流回路ユニット35Bは電流制御に入ることができない。その結果、図7(a)に示すように、定電流回路ユニット35AのインピーダンスはRAΩとなる一方、定電流回路ユニット35BのインピーダンスはRAΩと比べると実質的に0Ωとなり、印加電圧VBは大部分が定電流回路ユニット35Aに集中してかかることになるため、FET34は直ちに破壊されて短絡状態となる。
【0009】
そして、定電流回路ユニット35AのFET34が破壊されると、図7(b)に示すように、定電流回路ユニット35Bが31mAの一定電流Isで電流制御を開始して、定電流回路ユニット35BのインピーダンスはRBΩとなる一方、定電流回路ユニット35AのインピーダンスはFET34の短絡でRBΩと比べると実質的に0Ωとなるため、印加電圧VBは大部分が定電流回路ユニット35Bに集中してかかり、もう一方のFET34も直ちに破壊されてしまうことになる。
【0010】
このように、定電流回路ユニット35A,35Bのそれぞれの一定電流Isの間に僅かでも差があると、各FET34が破壊されて直流定電流回路36は故障してしまうことになる。
【0011】
本願発明は、上記問題点を解決するものであり、耐圧を十分に向上させることが可能な直流定電流回路及び該直流定電流回路を備えたコンデンサの絶縁抵抗測定装置を提供することを目的とする。
【0012】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するため、本願発明(請求項1)の直流定電流回路は、
(a)出力電流が予め定められた直流の一定電流となるように電流制御を実行する電流制御用FET(電界効果トランジスタ)と、(b)前記FETと並列に接続され、前記FETのドレイン・ソース間の電圧が予め定められた所定電圧以上になると導通して、前記FETの電流制御を強制的に解除する電流制御解除用FET(電界効果トランジスタ)とを備えた定電流回路ユニットが、複数個、前記電流制御用FETのドレイン・ソースの同一極性どうしが接続されないように向きを揃えて順次直列に接続されていることを特徴としている。
【0013】
本願発明(請求項1)の直流定電流回路の場合、複数個ある各定電流回路ユニットにおいては、電流制御用FETが電流制御を行って、出力電流を予め定められた直流の一定電流とする機能を発揮するが、同一構成であっても各回路ユニットの一定電流の値は完全に同一ではなくて、回路素子のばらつきなどに起因する差が存在する。したがって、直流定電流回路に印加電圧がかかると、最初に電流制御を始める一定電流の値が最も小さい定電流回路ユニット(以下、「最小定電流回路ユニット」ともいう)に、印加電圧の大部分がかかるはずであるが、実際はそうはならず、この最小定電流回路ユニットでは、電流制御用FETのドレイン・ソース間の電圧が予め定められた所定電圧以上になると、電流制御解除用FETが導通して電流制御用FETの電流制御が解除されると同時に、出力電流が増大する。
【0014】
そして、最小定電流回路ユニットの出力電流の増大を受けて、一定電流の値が次に小さい定電流回路ユニットが電流制御を始める。このとき、これら両回路ユニットにかかる電圧を考えると、最小定電流回路ユニットには、電流制限解除時にかかっていた所定電圧Vnに近い電圧がかかるとともに、一定電流の値が次に小さい定電流回路ユニットには(印加電圧VB−略所定電圧Vn)の電圧がかかり、印加電圧VBが両回路ユニットに分配されて印加される。
【0015】
なお、一定電流の値が次に小さい定電流回路ユニットでも、電流制御用FETのドレイン・ソース間の電圧が所定電圧Vn以上になると、電流制御解除用FETが導通して電流制御用FETの電流制御が解除されると同時に、出力電流が増大し、さらに一定電流の値が3番目に小さい定電流回路ユニット以下のユニットでも同様のことが繰り返されることになる。
【0016】
このように、本願発明(請求項1)の直流定電流回路の場合、各回路ユニットにかかる電圧は、電流制御解除が起こる所定電圧Vnに近い電圧以上にはならず、印加電圧VBが特定の回路ユニットに集中することなく、全回路ユニットに分配されて印加され、回路は故障することなく正常に動作する。なお、本願発明の直流定電流回路において、所定電圧Vnは、FETの耐圧に見合った適当な値に設定されることはいうまでもない。
【0017】
一方、請求項1の直流定電流回路の耐圧は、直列に接続された定電流回路ユニットの個数倍であるから、(1個の定電流回路ユニットの耐圧×直列接続する定電流回路ユニットの数)>(直流定電流回路として必要な耐圧)の関係を満たすように、直列接続する定電流回路ユニットの数を設定することにより、直流定電流回路に十分な耐圧を持たせることができる。
【0018】
さらに、請求項1の直流定電流回路の各定電流回路ユニットでは、電流制御用素子及び電流制御解除用素子としてのFETが、耐圧が高くても、高速で十分な電流を流すことが可能な素子であることから、短時間のうちに印加電圧の全回路ユニットへの分配を済ますことが可能になり、FETが破壊したり、回路に大きな負担がかかったりすることを防止することができる。
なお、FETとしては、耐圧が高くても、高速で十分な電流を流すことが可能で、短時間のうちに印加電圧の全回路ユニットへの分配を済ますことが可能なパワーMOSタイプのFETが特に好適である。
【0019】
また、本願発明(請求項2)の直流定電流回路は、前記電流制御用FETのソースに電流検出用抵抗素子が接続されるとともに、ゲートに予め定められた一定電流に対応した基準電圧が印加され、前記電流検出用抵抗素子の両端の検出電圧と前記基準電圧との電圧差にしたがって、前記電流制御用FETが電流制御を実行することを特徴としている。
【0020】
請求項2の直流定電流回路では、電流検出用抵抗素子の両端の検出電圧Vhが基準電圧Vg(又は基準電圧Vgに一定のバイアス電圧αを加えた電圧)と等しくなる〔Vh=Vg(又はVh=Vg+α)〕ように電流制御用FETが動作するので、電流検出用抵抗素子を抵抗値Rgとし、電流制御により一定電流Isが流れるとした場合、Vh=Is・Rgであることから、Is=Vg/Rg又はIs=(Vg+α)/Rgとなり、一定電流Isが、事実上、電流検出用抵抗素子の抵抗値Rgと基準電圧Vgだけで決まることになるため、一定電流Isの値を極めて簡単に設定することが可能になる。
【0021】
また、本願発明(請求項3)の直流定電流回路は、前記電流制御用FETのドレイン・ソース間の電圧が所定電圧に達したときに、分圧点の電圧(分圧出力)が電流制御解除用FETの導通開始電圧に達する分圧回路が、前記電流制御解除用FETのドレイン・ソース間に並列に接続されているとともに、前記分圧点が前記電流制御解除用FETのゲートに接続されていることを特徴としている。
【0022】
請求項3の直流定電流回路では、電流制御用FETのドレイン・ソース間の電圧が所定電圧Vnに達すると、電流制御解除用FETに並列接続されている分圧回路が、電流制御解除用FETのゲートに導通開始電圧Vmを与えるので、電流制御解除用FETが導通し、電流制御用FETの電流制御が解除されると同時に出力電流が増大する。この分圧回路は抵抗素子の組み合わせなどの簡潔な構成のものであることから、電流制御解除用FETを導通させるための回路を簡単に実現することが可能になる。
【0023】
さらに、本願発明(請求項4)のコンデンサの絶縁抵抗測定装置は、コンデンサに絶縁抵抗測定用の電流として直流の一定電流を流す定電流回路を備えたコンデンサの絶縁抵抗測定装置において、前記定電流回路として、請求項1記載の直流定電流回路を備えていることを特徴としている。
【0024】
請求項4の絶縁抵抗測定装置では、上述のように、請求項1の直流定電流回路が十分な耐圧を有しているので、コンデンサの絶縁抵抗の測定に必要な直流の一定電流を流すことが可能になり、例えば、非積層型あるいは積層型の中高圧セラミックコンデンサの絶縁抵抗を精度よく測定することが可能になる。
【0025】
さらに、本願発明(請求項5)のコンデンサの絶縁抵抗測定装置は、コンデンサに絶縁抵抗測定用の電流として直流の一定電流を流す定電流回路を備えたコンデンサの絶縁抵抗測定装置において、前記定電流回路として、請求項2記載の直流定電流回路を備えていることを特徴としている。
【0026】
請求項5の絶縁抵抗測定装置では、上述のように、請求項2の直流定電流回路が十分な耐圧を有しているとともに、一定電流Isの値の設定が極めて簡単であることから、コンデンサの絶縁抵抗の測定に必要な直流の一定電流を流すことが可能になり、例えば、非積層型あるいは積層型の中高圧セラミックコンデンサの絶縁抵抗を精度よく測定することが可能になる。
【0027】
さらに、本願発明(請求項6)のコンデンサの絶縁抵抗測定装置は、コンデンサに絶縁抵抗測定用の電流として直流の一定電流を流す定電流回路を備えたコンデンサの絶縁抵抗測定装置において、前記定電流回路として、請求項3記載の直流定電流回路を備えていることを特徴としている。
【0028】
請求項6の絶縁抵抗測定装置では、上述のように、請求項3の直流定電流回路が十分な耐圧を有しているとともに、電流制御解除用FETを導通させるための回路を簡単に実現することができるので、例えば、非積層型あるいは積層型の中高圧セラミックコンデンサの絶縁抵抗を精度よく測定することが可能になる。
【0029】
【発明の実施の形態】
以下、本願発明の実施の形態を示してその特徴とするところをさらに詳しく説明する。
図1は本願発明の一実施形態にかかる直流定電流回路を具備するコンデンサの絶縁抵抗測定装置の電気回路の構成を示す図である。
【0030】
この実施形態の絶縁抵抗測定装置1は、図1に示すように、複数個の定電流回路ユニット3が、後述の電流制御用FET5のドレイン・ソースの同一極性どうしが接続されないように向きを揃えて順次直列に接続された直流定電流回路2と、この直流定電流回路2に直流の印加電圧VBを供給する駆動電源4とを備えており、直流定電流回路2に駆動電源4からの印加電圧VBがかかるのに伴って、絶縁抵抗測定対象のコンデンサCに直流の一定電流Isが絶縁抵抗測定用の電流として流れるように構成されている。
【0031】
また、絶縁抵抗測定装置1は、さらに、コンデンサCに流れる一定電流Isを測定する電流計A、コンデンサCの両端の直流電圧Vsを測定する電圧計Vを備えており、電流計Aで測定された一定電流Isと電圧計Vで測定された直流電圧VsからコンデンサCの絶縁抵抗RsであるVs/Isを求めるように構成されている。なお、求められた絶縁抵抗Rsが規格値以上であれば、コンデンサCは良品であると判定される。
【0032】
測定対象のコンデンサCとしては、耐圧数百V〜6kV程度の非積層型や積層型の中高圧セラミックコンデンサが例示されるが、絶縁抵抗測定装置1の測定対象であるコンデンサCは、中高圧セラミックコンデンサ以外の低圧や高圧コンデンサであってもよい。
【0033】
なお、絶縁抵抗測定装置1は、さらに、測定した絶縁抵抗Rsが規格値以上であるか否かを判定する判定手段や判定結果を表示する表示手段を備えた構成とすることも可能である。また、絶縁抵抗測定装置1は、電流計Aや電圧計Vを内蔵せず、測定の際に外付けで配備されるように構成することも可能である。
【0034】
一方、直流定電流回路2を構成する各定電流回路ユニット3は、出力電流が予め定められた直流の一定電流Isとなるように電流制御を実行するパワーMOSタイプの電流制御用FET5と、このFET5と並列に接続されているとともに、FET5のドレイン・ソース間の電圧が予め定められた所定電圧Vn以上になると、導通してFET5の電流制御を強制的に解除する電流制御解除用FET6とを備えた構成を有している。
【0035】
各定電流回路ユニット3においては、図2に示すように、電流制御用FET5は、ドレイン5Dの側が駆動電源4(図1)との接続側となっており、ソース5Sには電流検出用抵抗素子7が接続されているとともに、ゲート5Gには予め定められた一定電流に対応した基準電圧Vgが印加されており、電流検出用抵抗素子7の両端の検出電圧Vhと基準電圧Vgとの電圧差にしたがって、電流制御用FET5が電流制御を実行するように構成されている。すなわち、各定電流回路ユニット3においては、検出電圧Vhと基準電圧Vg(又は基準電圧Vgに一定のバイアス電圧αを加えた電圧)が等しくなる〔Vh=Vg(又はVg+α)〕ように電流制御用FET5が動作する。
【0036】
なお、電流検出用抵抗素子7を抵抗値Rgとすると、Vh=Is・Rgであることから、Is=Vg/Rg、又はIs=(Vg+α)/Rgとなり、一定電流Isが、事実上、電流検出用抵抗素子7の抵抗値Rgと基準電圧Vgだけで決まることになるため、一定電流Isの値を極めて簡単に設定することが可能になる。
【0037】
なお、各電流制御用FET5のゲート5Gに与えられる基準電圧Vgは、電池により供給されてもよいし、定電圧ダイオードなどから構成される基準電圧発生回路などにより供給されてもよい。
【0038】
また、電流制御用FET5のドレイン5D・ソース5S間の電圧が所定電圧Vnに達したときに、分圧出力が電流制御解除用FET6の導通開始電圧Vmに達する分圧回路8が、電流制御解除用FET6のドレイン6D・ソース6S間に並列に接続されているとともに、分圧回路8の分圧点8aが電流制御解除用FET6のゲート6Gに接続されている。なお、分圧回路8は、抵抗素子9a、9bからなり、分圧回路8に所定電圧Vnがかかったときに、分圧点8aの電圧が導通開始電圧Vmとなるように抵抗素子9a、9bの分圧比が設定されている。
【0039】
したがって、電流制御用FET5のドレイン5D・ソース5S間の電圧が所定電圧Vnに達したとき、分圧回路8が電流制御解除用FET6のゲート6Gに導通開始電圧Vmを与え、電流制御解除用FET6を導通させて電流制御用FET5の電流制御を解除する。この電流制御用FET5の電流制御の解除に伴って、定電流回路ユニット3では出力電流が増大する。なお、電流制御解除用FET6は導通開始電圧Vm以下の電圧では完全に遮断状態となる特性を有するものが用いられている。
【0040】
また、各定電流回路ユニット3は、図3に示すように印加電圧がかかった場合、出力電流が一定電流Isに達するまでの初期の線型領域ARaにおいては、印加電圧の増加に伴って出力電流が徐々に増加し、出力電流が一定電流Isに達した後の制御領域ARbにおいては、印加電圧VBが増加した場合、出力電流が一定電流Isのままで推移するが、電流制御解除用FET6のドレイン6D・ソース6S間の電圧が所定電圧Vnに達して電流制御が解除された状態(降伏状態)になった後は、再び線型領域ARcとなり、印加電圧の増加に伴って出力電流が徐々に増加する電圧・電流特性となる。
【0041】
次に、絶縁抵抗測定装置1の直流定電流回路2の回路動作について説明する。
直流定電流回路2においては、各定電流回路ユニット3が同一構成であっても、各回路ユニット3の一定電流Isの値は必ずしも完全に同一にはならず、回路素子のばらつきなどに起因する差が存在する。したがって、直流定電流回路2に印加電圧がかかると、最初に電流制御を始める一定電流Isの値が最も小さい定電流回路ユニット(最小定電流回路ユニット)3に、印加電圧VBの大部分がかかるはずであるが実際はそうはならず、この最小定電流回路ユニット3では、電流制御用FET5のドレイン5D・ソース5S間の電圧が所定電圧Vn以上になると、電流制御解除用FET6のゲート6Gの電圧を規定している分圧回路8の分圧点8aの電圧が導通開始電圧Vmとなり、直ちに電流制御解除用FET6が導通して電流制御用FET5の電流制御が解除され、線型領域ARcに移行すると同時に、出力電流が増大する。
【0042】
そして、最小定電流回路ユニット3の出力電流の増大を受けて、一定電流の値が次に小さい定電流回路ユニット3が電流制御を始める。このとき、両回路ユニット3,3にかかる電圧は、最小定電流回路ユニット3においては、電流制限解除が起こったときにかかっていた所定電圧Vnに近い電圧であり、一定電流の値が次に小さい定電流回路ユニット3においては、(印加電圧VB−略所定電圧Vn)の電圧であって、印加電圧VBは、両回路ユニット3,3に分配されて印加されることになる。また、一定電流の値が次に小さい定電流回路ユニット3においても、電流制御用FET5のドレイン5D・ソース5S間の電圧が所定電圧Vn以上になると、電流制御解除用FET6が導通して電流制御用FET5の電流制御が解除されると同時に、出力電流が増大し、さらに一定電流の値が3番目に小さい定電流回路ユニット3以下の回路ユニットでも、同様の動作が繰り返される。
【0043】
その結果、直流定電流回路2においては、各回路ユニット3の印加電圧は、電流制御解除が起こる所定電圧Vnに近い電圧以上になることはなく、印加電圧VBが特定の回路ユニットに集中せず、全回路ユニットに分配されて印加され、回路は故障することなく正常に動作する。なお、所定電圧Vnは、FET5,6の耐圧に見合った適当な値が設定される。
【0044】
一方、直流定電流回路2の耐圧は、直列に接続された定電流回路ユニット3の個数倍であるから、(1個の定電流回路ユニット3の耐圧×直列接続する定電流回路ユニット3の数)>(直流定電流回路2として必要な耐圧)の関係を満たすように、直列接続する定電流回路ユニット3の数を設定することにより、直流定電流回路2に十分な耐圧を持たせることができる。したがって、本願発明の直流定電流回路2において直列接続されている定電流回路ユニット3の個数は、2個以上であればよく、特定の数に限られるものではない。
【0045】
さらに、定電流回路ユニット3の、電流制御用素子及び電流制御解除用素子としてのFET5,6は、耐圧が高くても高速で十分な電流を流すことが可能な素子であるため、短時間のうちに、印加電圧VBの全回路ユニット3への分配を済ますことが可能で、FET5,6が破壊したり、回路に大きな負担がかかったりすることを防止することができる。
【0046】
また、上述のように、直流定電流回路2が十分な耐圧を有することから、この直流定電流回路2を用いた絶縁抵抗測定装置1においては、測定対象であるコンデンサCに、絶縁抵抗の測定に必要な直流の一定電流を流すことが可能になる。
【0048】
さらに、直流定電流回路2が一定電流Isの値の設定が極めて簡単で、しかも、電流制御解除用FET6を導通させるための回路が、簡単に実現することが可能な構成を有しているので、測定対象であるコンデンサCに、絶縁抵抗の測定に必要な直流の一定電流を流すことが可能になる。
【0049】
なお、本願発明は、上記実施形態に限られるものではなく、例えば、FET5として、パワーMOSタイプ以外のFETを用いることが可能である。
【0050】
本願発明はさらにその他の点においても上記実施形態に限定されるものではなく、直流定電流回路が組み込まれる装置の種類なども含めて、発明の要旨の範囲内において、種々の応用、変形を加えることが可能である。
【0051】
【発明の効果】
上述のように、本願発明(請求項1)の直流定電流回路は、(a)出力電流が予め定められた直流の一定電流となるように電流制御を実行する電流制御用FETと、(b)電流制御用FETと並列に接続され、該FETのドレイン・ソース間の電圧が予め定められた所定電圧以上になると導通して、該FETの電流制御を強制的に解除する電流制御解除用FETとを備えた定電流回路ユニットを、複数個、電流制御用FETのドレイン・ソースの同一極性どうしが接続されないように向きを揃えて順次直列に接続するようにしているので、各々の定電流回路ユニットにかかる電圧が電流制御解除の起こる所定電圧以上にならないようにして、印加電圧が特定の回路ユニットに集中するのを防止するとともに、印加電圧が全回路ユニットにできるだけ均等に分配されるようにして、直流定電流回路全体の耐圧性能を向上させることが可能になる。
【0052】
さらに、電流制御用素子及び電流制御解除用素子として、FETを用いており、耐圧が高くても高速で十分な電流が流せるので、短時間のうちに印加電圧の全回路ユニットへの分配印加を済ませることが可能になり、FETが破壊したり、回路に大きな負担がかかったりすることを防止することができる。
【0053】
また、本願発明(請求項2)の直流定電流回路のように、電流制御用FETのソースに電流検出用抵抗素子を接続するとともに、ゲートに予め定められた一定電流に対応した基準電圧を印加し、電流検出用抵抗素子の両端の検出電圧と基準電圧との電圧差にしたがって、電流制御用FETに電流制御を実行させるようにした場合、一定電流が電流検出用抵抗素子の抵抗値と基準電圧だけで決まることになるため、一定電流の値を極めて簡単に設定することが可能になり、本願発明をより実効あらしめることができる。
【0054】
また、本願発明(請求項3)の直流定電流回路のように、電流制御用FETのドレイン・ソース間の電圧が所定電圧に達したときに、分圧点の電圧(分圧出力)が電流制御解除用FETの導通開始電圧に達する分圧回路を、電流制御解除用FETのドレイン・ソース間に並列に接続するとともに、分圧点を電流制御解除用FETのゲートに接続するようにした場合、分圧回路が抵抗素子の組み合わせなどの簡潔な構成のものであることから、電流制御解除用FETを導通させるための回路を簡単に実現することが可能になる。
【0055】
さらに、本願発明(請求項4)のコンデンサの絶縁抵抗測定装置は、定電流回路として、十分な耐圧を有する請求項1の直流定電流回路を備えているので、コンデンサの絶縁抵抗の測定に必要な直流の一定電流を流すことが可能になり、例えば、非積層型あるいは積層型の中高圧セラミックコンデンサの絶縁抵抗を精度よく測定することが可能になる。
【0056】
また、本願発明(請求項5)のコンデンサの絶縁抵抗測定装置は、定電流回路として、十分な耐圧を有するとともに一定電流の値の設定が極めて容易な請求項2の直流定電流回路を備えているので、コンデンサの絶縁抵抗の測定に必要な直流の一定電流を流すことが可能になり、例えば、非積層型あるいは積層型の中高圧セラミックコンデンサの絶縁抵抗を精度よく測定することが可能になる。
【0057】
また、本願発明(請求項6)のコンデンサの絶縁抵抗測定装置は、定電流回路として、十分な耐圧を有するとともに、電流制御解除用FETを導通させるための回路を簡単に実現することが可能な請求項3の直流定電流回路を備えているので、コンデンサの絶縁抵抗の測定に必要な直流の一定電流を流すことが可能になり、例えば、非積層型あるいは積層型の中高圧セラミックコンデンサの絶縁抵抗を精度よく測定することが可能になる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本願発明の一実施形態にかかる直流定電流回路を具備するコンデンサの絶縁抵抗測定装置の電気回路の構成を示す図である。
【図2】 本願発明の一実施形態にかかる定電流回路ユニットの構成を示す電気回路図である。
【図3】 本願発明の一実施形態にかかる定電流回路ユニットの印加電圧−出力電流の関係を示すグラフである。
【図4】 従来のコンデンサの絶縁抵抗測定装置の電気回路図である。
【図5】 従来の直流定電流回路の印加電圧−出力電流の関係を示すグラフである。
【図6】 参考例の直流定電流回路の構成を示す電気回路図である。
【図7】 参考例の直流定電流回路の回路動作を示す模式図である。
【符号の説明】
1 コンデンサの絶縁抵抗測定装置
2 直流定電流回路
3 定電流回路ユニット
4 駆動電源
5 電流制御用FET
5D ドレイン
5S ソース
5G ゲート
6 電流制御解除用FET
6D ドレイン
6S ソース
6G ゲート
7 電流検出用抵抗素子
8 分圧回路
8a 分圧点
9a,9b 抵抗素子
A 電流計
C コンデンサ
Is 一定電流
V 電圧計
Vg 基準電圧
Vn 所定電圧
Vm 導通開始電圧

Claims (6)

  1. (a)出力電流が予め定められた直流の一定電流となるように電流制御を実行する電流制御用FETと、(b)前記FETと並列に接続され、前記FETのドレイン・ソース間の電圧が予め定められた所定電圧以上になると導通して、前記FETの電流制御を強制的に解除する電流制御解除用FETとを備えた定電流回路ユニットが、複数個、前記電流制御用FETのドレイン・ソースの同一極性どうしが接続されないように向きを揃えて順次直列に接続されていることを特徴とする直流定電流回路。
  2. 前記電流制御用FETのソースに電流検出用抵抗素子が接続されるとともに、ゲートに予め定められた一定電流に対応した基準電圧が印加され、前記電流検出用抵抗素子の両端の検出電圧と前記基準電圧との電圧差にしたがって、前記電流制御用FETが電流制御を実行することを特徴とする請求項1記載の直流定電流回路。
  3. 前記電流制御用FETのドレイン・ソース間の電圧が所定電圧に達したときに、分圧点の電圧(分圧出力)が電流制御解除用FETの導通開始電圧に達する分圧回路が、前記電流制御解除用FETのドレイン・ソース間に並列に接続されているとともに、前記分圧点が前記電流制御解除用FETのゲートに接続されていることを特徴とする請求項1又は請求項2記載の直流定電流回路。
  4. コンデンサに絶縁抵抗測定用の電流として直流の一定電流を流す定電流回路を備えたコンデンサの絶縁抵抗測定装置において、前記定電流回路として、請求項1記載の直流定電流回路を備えていることを特徴とするコンデンサの絶縁抵抗測定装置。
  5. コンデンサに絶縁抵抗測定用の電流として直流の一定電流を流す定電流回路を備えたコンデンサの絶縁抵抗測定装置において、前記定電流回路として、請求項2記載の直流定電流回路を備えていることを特徴とするコンデンサの絶縁抵抗測定装置。
  6. コンデンサに絶縁抵抗測定用の電流として直流の一定電流を流す定電流回路を備えたコンデンサの絶縁抵抗測定装置において、前記定電流回路として、請求項3記載の直流定電流回路を備えていることを特徴とするコンデンサの絶縁抵抗測定装置。
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