JP3799702B2

JP3799702B2 - Control device for automatic transmission

Info

Publication number: JP3799702B2
Application number: JP35863896A
Authority: JP
Inventors: 啓介三好; 博和西角; 中山　　晃
Original assignee: Mazda Motor Corp
Current assignee: Mazda Motor Corp
Priority date: 1996-12-28
Filing date: 1996-12-28
Publication date: 2006-07-19
Anticipated expiration: 2016-12-28
Also published as: JPH10196773A

Description

【０００１】
【発明の属する技術分野】
本発明は、自動変速機、特に、変速段を予め設定されている変速特性に基づいて自動的に切り換えるオートモードの他に、シフトレバーを前後方向に揺動操作することにより変速段を切り換えるマニュアルモードを有する自動変速機の制御装置に関する。
【０００２】
【従来の技術】
一般に、自動車に搭載される自動変速機は、エンジンと駆動輪との間にトルクコンバータと変速歯車機構とを組み合わせて備え、この変速歯車機構の動力伝達経路をクラッチやブレーキ等の複数の摩擦要素の選択的作動により切り換えて、所定の変速段が達成されるように構成したものである。
【０００３】
ところで近年、このような車両用の自動変速機として、予め車速やスロットル開度等の運転状態に応じて設定されている変速特性とこれらの実測値とに基づいて変速段を決定し、この決定された変速段が達成されるように上記動力伝達経路を自動的に切り換えるオートモード（以下「Ｄモード」又は「第１の変速モード」ともいう。）の他に、シフトレバーを前後方向に揺動操作することにより変速段を切り換えるマニュアルモード（以下「Ｍモード」又は「第２の変速モード」ともいう。）を備えたものが実用化されつつあり、このような自動変速機として、例えば特開平２−８５４５号公報に開示されたものがある。
【０００４】
この自動変速機においては、Ｐレンジ（駐車）やＲレンジ（後退）、Ｎレンジ（中立）、あるいは上記Ｄモードが設定されるＤレンジ（ドライブ）といった通常の各レンジ（以下「揺動位置」ともいう。）が車体前後方向に配置され、シフトレバーの揺動操作で選択可能とされていると共に、この通常レンジ選択用のレバー通路の側方に、該通路に平行でＭモードが設定されるＭレンジ用の第２のレバー通路が横通路を介して設けられて、シフトレバーを第１の通路から横方向に操作して第２の通路に切り換え、この第２通路内において中立位置から前方へ揺動操作することにより変速段が１段シフトアップし、後方へ揺動操作することにより変速段が１段シフトダウンするように構成されている。
【０００５】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、この公報に開示された従来の技術では、Ｍモードが通常のレンジ選択用通路では達成されず、シフトレバーを横通路の位置まで操作したうえで、ここで該シフトレバーを横方向に操作してＭレンジ専用通路に切り換えなければならないため、シフトレバーの操作性に劣るという問題がある。
【０００６】
また、通常のレンジ構成に加えて、新たにＭレンジを追加配置するので、レンジ数が増えて切換通路の全体形状ないしシフトレバーの動作領域の幅が大きくなり、これに伴ってレバー操作のための変速操作入力装置の寸法が全体的に拡大して、車体への取り付けや、周辺機器との間のレイアウトに支障を来すことにもなる。
【０００７】
このような問題に対処するものとしては、例えばレンジ構成をＰ、Ｒ、Ｎ、Ｄの４ポジションとし、従来よりＤモードのみが設定されるものとしてきたＤレンジにおいて、該ＤモードとＭモードとの両方が達成されるようにしたうえで、シフトレバーをレンジの選択動作と同じくこのＤレンジ内で前後方向に揺動可能とし、そして、該シフトレバーを一方向、例えば後方に揺動させることによってＤモードとＭモードとの間のモードの切換えが行なわれると共に、Ｍモードにおけるシフトレバーの前後の揺動操作で変速段の切換えが行なわれるように構成することが考えられる。このように構成すれば、単一のＤレンジにおいてＤモードとＭモードとの両方が設定されるので、新たにＭレンジを追加配置する必要がなくなり、レンジ数の増大が防がれてレイアウト性が向上すると共に、シフトレバーの操作性も改善されることになる。
【０００８】
しかしその場合に、例えば、シフトレバーをＤレンジに入れ、そのままレバーに手をかけながらＤモードで走行中、無意識にあるいは誤ってレバー操作をして、希望しないＭモードへの切換えが起こる虞がある。
【０００９】
また、Ｄレンジがレバー通路の後端部に配置されることになるため、レンジの切換えのためにシフトレバーを前方のＰ、Ｒ、ＮレンジからこのＤレンジに入れた場合に、勢い余って中立位置を越えて後方にまで揺動されて、Ｄモードを希望しているのにＭモードに入ってしまう虞がある。
【００１０】
したがって、単一の所定レンジにおいてＤモードとＭモードの二つのモードを共に実現可能とするように構成する場合には、運転者に、現在達成されている変速モードがいずれなのかを確実に知らせる対策を講じておく必要がある。
【００１１】
そこで、本発明は、従来のＤモードに加えてＭモードを併設する場合における上記のような実情に対処するもので、変速操作入力装置のレイアウト性を良好とし、且つ、レバー操作性に優れると共に、運転者に現変速モードを認知させることのできる自動変速機の制御装置を提供することを課題とする。
【００１２】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決するため、本発明では次のような手段を用いる。
【００１３】
まず、本願の特許請求の範囲の請求項１に記載した発明（以下「第１発明」という。）は、予め運転状態に応じて設定されている変速特性に基づき自動的に変速を行なう第１の変速モードと、運転者の手動操作に応じて変速を行なう第２の変速モードとを有する自動変速機の制御装置であって、車両前後方向に操作されて複数の揺動位置のそれぞれにおいて保持可能、且つこれらの揺動位置のうちの所定の単一の揺動位置において該揺動位置内で車両前後方向に揺動可能に構成されているシフトレバーと、車両の運転状態を検出する運転状態検出手段と、シフトレバーが上記所定揺動位置にあるときに該レバーの所定揺動位置内における後方への揺動を検出する後方揺動検出手段と、シフトレバーが他の揺動位置から上記所定揺動位置に揺動操作されたことを受けて上記第１の変速モードを設定する一方、該第１の変速モードが設定されているときに上記後方揺動検出手段がシフトレバーの上記所定揺動位置内における後方への揺動を検出したことを受けて変速モードを上記第１の変速モードから第２の変速モードに切り換えると共に、運転者により直接操作されるスイッチ部材を有し、上記第２の変速モードが設定されているときに該スイッチ部材が操作されたことを受けて第２の変速モードから第１の変速モードに切り換えるモード設定手段と、該モード設定手段によって変速モードが第２の変速モードに切り換えられたことを運転者に報知する報知手段と、上記モード設定手段によって第２の変速モードが設定されているときには、シフトレバーの上記所定揺動位置内における車両前後方向の揺動を検出し、その検出結果に応じて自動変速機を制御する一方、上記第１の変速モードが設定されているときには、上記運転状態検出手段の検出結果と変速特性とに基づいて自動変速機を制御する制御手段とが備えられていることを特徴とする。
【００１５】
次に、請求項２に記載した発明（以下「第２発明」という。）は、上記第１発明において、報知手段は、シフトレバーに設けられた発光部を有し、第２のモードが設定されているときにのみこの発光部を発光させるように構成されていることを特徴とする。
【００１６】
さらに、請求項３に記載した発明（以下「第３発明」という。）は、上記第１発明において、報知手段は、運転席前方のメータ内に設けられたモード表示部を有し、モード設定手段により設定されている変速モードをこのモード表示部に表示させるように構成されていることを特徴とする。
【００１７】
一方、請求項４に記載した発明（以下「第４発明」という。）は、上記第１発明において、報知手段は、音声出力部を有し、モード設定手段により変速モードが第２のモードに切り換えられたときにこの音声出力部から所定の音声を出力させるように構成されていることを特徴とする。
【００１８】
そして、請求項５に記載した発明（以下「第５発明」という。）は、上記第４発明において、報知手段は、変速モードが第１のモードに切り換えられたときにも音声出力部から音声を出力させると共に、このときの音声と、変速モードが第２のモードに切り換えられたときに出力させる音声とを異ならせていることを特徴とする。
【００１９】
また、請求項６に記載した発明（以下「第６発明」という。）は、上記第４発明において、報知手段は、シフトレバーが他の揺動位置から所定揺動位置に揺動操作された時点から、第１の変速モードから第２の変速モードに切り換えられた時点までの間の時間が短い場合にのみ、上記第２の変速モードに切り換えられたときに音声出力部から所定の音声を出力させることを特徴とする。
【００２０】
さらに、請求項７に記載した発明（以下「第７発明」という。）は、上記第４発明において、報知手段は、シフトレバーが他の揺動位置から所定揺動位置に揺動操作された時点から、第１の変速モードから第２の変速モードに切り換えられた時点までの間の時間が短い場合と長い場合とで、上記第２の変速モードに切り換えられたときに音声出力部から出力させる音声を異ならせていることを特徴とする。
【００２１】
上記の手段を用いることにより、本願各発明はそれぞれ次のように作用する。
【００２２】
まず、第１発明によれば、モード設定手段により、シフトレバーが他のレンジから所定のレンジに揺動操作されたときはＤモードが設定され、そして該Ｄモードの設定中にこの所定レンジ内でシフトレバーが後方に揺動操作されたときには変速モードがＤモードからＭモードに切り換えられるので、これらの二つの異なる変速モードであるＤモードとＭモードとが共に所定の単一のレンジにおいて選択的に設定されることになって、Ｍモードが設定されるＭレンジを新たに追加する必要がなくなり、レンジ数の増大が防がれてレイアウト性が向上すると共に、Ｍモード設定の際の操作性が良好なものとなる。また、制御手段が、Ｍモード設定中の上記所定レンジ内におけるシフトレバーの前後方向の揺動操作に応じてＭモードに基づいた変速制御を行なうので、このＭモード時における手動変速操作の操作性もまた良好なものとなる。
【００２３】
そして、特に、この第１発明によれば、上記モード設定手段によって変速モードがＭモードに切り換えられたことを運転者に報知する報知手段が設けられているので、シフトレバーの後方揺動操作でＤモードからＭモードへの切換えが発生したことを運転者に確実に認知させることができて、運転者の意図しない誤った変速モードが設定されたことが早期に発見できることになる。
【００２４】
その場合に、第２ないし第４発明によれば、シフトレバーに設けた発光部を光らせることにより、あるいは運転席前方のメータ内に設けたモード表示部に現変速モードを表すことにより、又はスピーカ等の音声出力部からブザー音等を発することにより、それぞれ、現在Ｍモードが設定されていることが運転者に報知されることになる。
【００２５】
そして、第５発明によれば、特に、音声出力部を介して運転者に対する報知を行なう場合において、変速モードがＭモードからＤモードに切り換えられたときにもブザー音等が発せられ、このＭからＤへの切換え時に発せられる音声とＤからＭへの切換え時に発せられる音声とが異なるため、運転者はいずれの変速モードに切り換えられたのかを一層明確に認知することができる。
【００２６】
また、第６発明によれば、同じく音声出力部を介しての報知の場合において、特に、シフトレバーが他のレンジから当該所定レンジに操作されたときに、Ｄモードであった継続時間があまりにも短かった後にＭモードに切り換わった場合にのみ音声が出力されるので、例えば、シフトレバーが他のレンジから当該所定レンジに操作されたときに、当該所定レンジの中立位置に止まらず、この中立位置をそのまま越えて後方にまで揺動されたような場合にのみブザー音等が発せられることになる。そして、そのようなレバー操作がシフトレバーを当該所定レンジの中立位置に保持するつもりであったのに該レバー操作の勢い余った結果であって運転者はＤモードを希望しているときであれば、その誤操作に対する警告となり、逆に、そのレバー操作が意図したものであって運転者は初めからＭモードを希望しているときであれば、Ｍモードが設定されたことの確認となる。
【００２７】
さらに、第７発明によれば、同じく音声出力部を介しての報知の場合において、特に、シフトレバーが他のレンジから当該所定レンジに操作されたときに、Ｄモードであった継続時間の長短に応じてＭモードに切り換わった場合に出力される音声が異なるので、上記第６発明の場合以外に、例えば、Ｄモードがいったん設定されたのちにシフトレバーが当該所定レンジ内で後方に揺動されてＭモードとなったようなときにもそのことが区別されて報知されることになる。そして、そのレバー操作がＤモード走行中における無意識の操作あるいは誤操作であって運転者は依然としてＤモードを希望しているときであれば、その誤操作に対する警告となり、逆に、そのレバー操作が意図したものであって運転者はＤモードからＭモードへの切換えを希望しているときであれば、Ｍモードが設定されたことの確認となる。
【００２８】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態について説明する。
【００２９】
図１はこの実施の形態における自動車の変速操作入力装置１の機械的構成を示す側面図、及び図２は同じく平面図であって、当該変速操作入力装置１はカバー２を有し、該カバー２に設けられた前後方向に細長い開口部２ａからシフトレバー３の上部が突出されている。
【００３０】
このシフトレバー３は、上記カバー２の開口部２ａに沿って前後方向に操作されて、その操作位置により、前方からＰレンジ、Ｒレンジ、Ｎレンジ、及び自動変速が行なわれるＤモードと手動変速が行なわれるＭモードとが運転者の操作で切換可能に達成されるＤレンジが選択されるようになっている。また、このＤレンジの操作位置には、Ｍモードで手動変速する際のシフトレバー３の中立位置を中心として前後にシフトアップ位置及びシフトダウン位置がそれぞれ設けられている。そして、これらの操作位置を示す表示板４が上記カバー２における開口部２ａの側方に設けられていると共に、該開口部２ａは、シフトレバー３に係合されて該レバー３の操作に従って前後にスライドするスライドプレート５によって閉鎖されている。
【００３１】
なお、このシフトレバー３は、パイプ部材３ａによって本体が構成されていると共に、その中間部より上方の部分は被覆部材３ｂで覆われており、また上端の操作部３ｃには、シフト操作に対する規制を解除するための規制解除ボタン３ｄが設けられている。この規制解除ボタン３ｄには、変速モードがＭモードに切り換わったときには所定の時間点滅したり、変速モードがＭモードの間は点灯する等して運転者に変速モードが何であるかを報知するイルミネーションランプ３ｅ及び内蔵レバーランプ３ｇが設けられているが、これらについては後述する。
【００３２】
そして、シフトレバー３を他のレンジからＤレンジの選択位置に操作したときはＤモードが達成されて、変速段が予め設定された変速特性に基づいて切り換えられ、一方、シフトレバー３をこのＤレンジ内で後方に揺動操作したときにはＭモードとなって、該シフトレバー３をそのＤレンジ選択位置内において中立位置を中心として前後のシフトアップ位置又はシフトダウン位置に揺動操作することにより、変速段が切り換えられるようになっている。
【００３３】
次に、レバー装置１の上記カバー２より下方に配置された部分の構造を説明すると、このレバー装置１は、合成樹脂で成形されて、前後４か所のボルト穴１１……１１に挿通されるボルト（図示せず）により車体に取り付けられるベース部材１０を有する。
【００３４】
このベース部材１０の中央部には下方へ突出する中空箱状の突出部１２が設けられ、この突出部１２の左右両側面に孔１２ａ，１２ａが設けられていると共に、上記シフトレバー３を構成するパイプ部材３ａの下端部には、逆Ｔ字状をなすように横方向に延びる同じくパイプ部材でなる支軸３ｈが固着されており、この支軸３ｈの左右両端部が上記突出部１２の孔１２ａ，１２ａにそれぞれ嵌合されて、シフトレバー３が該突出部１２ないしベース部材１０に前後に揺動可能に支持されている。
【００３５】
そして、このベース部材１０上には、シフトレバー３の位置決め機構、シフトレバー３の各レンジ間での操作を規制する操作規制機構、Ｄレンジ内でのモードの切換機構、シフトレバー３のＤレンジ内における操作によりＭモードが選択されたことを検出するＭモードスイッチの操作機構、Ｍモードにおけるシフトレバー３に対する中立付勢機構及びシフトアップ、シフトダウン操作を検出するシフトアップスイッチ及びシフトダウンスイッチの操作機構等が配設されている。
【００３６】
上記位置決め機構は、ベース部材１０に設けられた位置決め部１３と、シフトレバー３に取り付けられた位置決め用板バネ部材１４とで構成されている。このうち、位置決め部１３は、ベース部材１０の上面中央部におけるシフトレバー３の突出部の前方に該ベース部材１０に一体的に立設された前後方向の壁によって構成されていると共に、その上縁は上記シフトレバー３の揺動中心を中心とするほぼ円弧面とされ、この円弧面に前方からＰレンジ用、Ｒレンジ用、Ｎレンジ用及びＤレンジ用の位置決め凹部が設けられている。
【００３７】
また、上記板バネ部材１４は、シフトレバー３の本体を構成するパイプ部材３ａにおける上記カバー２のやや下方位置に固着されたブラケット１５を介してボルト及び回り止めピンを用いて後端部が固着されて前方へ延びていると共に、その前端部は曲折成形された係合部とされて、上記ベース部材１０の位置決め部１３における各レンジ用凹部のうちのシフトレバー操作位置に対応する凹部に係合され、これにより、該シフトレバー３が各操作位置において位置決めされるようになっている。
【００３８】
その場合に、Ｄレンジ用凹部１３ｄは、Ｄレンジ内でシフトレバー３をシフトアップ及びシフトダウン操作可能なように前後にやや広い凹部とされている。なお、図１、図２は、シフトレバー３でＰレンジが選択されている状態を示している。
【００３９】
また、シフトレバー３には、上記ブラケット１５を介して操作ケーブル１６の後端部が連結されている。このケーブル１６は、ベース部材１０の前端部に取り付けられたケーブルガイド１７を通って前方に延び、図１、図２には図示しないが図１２のブロック図に示したＰレンジスイッチ１２１、Ｒレンジスイッチ１２２、Ｎレンジスイッチ１２３、Ｄレンジスイッチ１２４を有するインヒビタスイッチ１２０や、コントロールバルブユニットにおけるマニュアルバルブや、パーキング機構等に導かれ、これらにシフトレバー３の操作を伝達するようになっている。また、シフトレバー３には、ブレーキペダルを踏まないと該レバー３をＰレンジからＲレンジ側方向に操作できないようにするインターロック機構のためのケーブル１８もケーブルガイド１９を介して連係されている。
【００４０】
一方、シフトレバー３には、前述のレンジ間の操作規制機構、Ｍモードスイッチの操作機構、シフトレバー３に対する中立付勢機構及びシフトアップ、シフトダウンスイッチの操作機構等を構成するシフトピン２１が設けられている。
【００４１】
このシフトピン２１の取り付け構造を図１及び図４により説明すると、シフトレバー３の本体を構成するパイプ部材３ａにおける上記ブラケット１５の固着位置の直下方には、左右両側面に上下に長い長穴３ｉ，３ｉがそれぞれ設けられていると共に、これらの長穴３ｉ，３ｉにはシフトピン２１が挿通されて、その両端部２１ａ，２１ｂがパイプ部材３ａの左右両側に突出されている。
【００４２】
このシフトピン２１は、パイプ部材３ａ内に配置されて該パイプ部材３ａ内を上下に移動可能とされた支持部材２２に中央部を支持されて、上記長穴３ｉ，３ｉの範囲内で、該支持部材２２と共に上下移動可能とされていると共に、パイプ部材３ａ内における支持部材２２の下方には、該支持部材２２及びシフトピン２１を上方に付勢するリターンスプリング２３が配設されており、また、該支持部材２２の上方にはコイルを密に巻いてなるスプリング２４がパイプ部材３ａ内に挿通され、シフトレバー３の操作部３ｃに設けられた前述の規制解除ボタン３ｄを押し込み操作することにより、上記スプリング２４を介して支持部材２２及びシフトピン２１がリターンスプリング２３に抗して下方へ押し下げられるようになっている。
【００４３】
そして、ベース部材１０におけるシフトレバー３の操作経路の前方に向って右側の側方には、図３に拡大して示すように、その経路に沿ってガイドプレート４１が該ベース部材１０に一体的に立設され、このガイドプレート４１と、シフトレバー３に備えられたシフトピン２１とにより、前述のシフト操作規制機構が構成されている。
【００４４】
上記ガイドプレート４１は、シフトレバー３側の面の前部に設けられた厚肉部４２を有し、この厚肉部４２に、上記シフトピン２１の右側の端部２１ｂと係合することにより、シフトレバー３のＰレンジ位置からＲレンジ位置側への操作を規制する第１規制面４２ａと、Ｒレンジ位置からＰレンジ位置側への移動を規制する第２規制面４２ｂと、Ｎレンジ位置側からＲレンジ位置への移動を規制する第３規制面４２ｃとが設けられて、シフトレバー３のこれらのレンジ間での操作を規制するようになっている。そして、上記ボタン３ｄの押し込み操作により、前述のスプリング２４及び支持部材２２を介してシフトピン２１が下方に押し下げられたときに、この規制が解除されて、シフトレバー３の上記操作が許容されるようになっている。
【００４５】
さらに、このガイドプレート４１のシフトレバー３側の面には、前部に設けられた上記の厚肉部４２に加えて、後部にも厚肉部４３が設けられ、これらの厚肉部４２，４３の間が凹陥部４４とされていると共に、この凹陥部４４を利用して、Ｄレンジ内でのモードの切換機構と、ＭモードにおけるＤレンジ内でのシフトレバー３に対する中立付勢機構と、シフトアップ、シフトダウンスイッチの操作機構とが設けられている。
【００４６】
これらの機構は、上記凹陥部４４内に配置された前後一対の第１，第２カム部材５１，５２、及び第１カム部材５１と並列に配置された第３カム部材５３を用いて構成されており、これらのカム部材５１，５２，５３によって、前方のＰ，Ｒ，Ｎの各レンジ位置からシフトレバー３がＤレンジ位置に操作されたときにはＤモードが設定され、この状態でシフトレバー３を後方に揺動させることにより、シフトピン２１がスプリング２３の付勢力で上方に移動してモードがＭモードに切り換わり、このＭモードにおいてシフトレバー３が中立位置に保持されると共に、該レバー３が中立位置から前後のシフトアップ位置またはシフトダウン位置に操作されたときには、一対のカム部材５１，５２を介してシフトアップスイッチ５４もしくはシフトダウンスイッチ５５が操作され、そして規制解除ボタン３ｄの押し込み操作によりシフトピン２１が下方に押し下げられたときにモードがＤモードに切り換わるようになっている。
【００４７】
これらのカム部材５１，５２，５３は、図４にも示すように、全てガイドプレート４１の背面側に立設された支持プレート５６の支軸５７に揺動可能に支持されていると共に、上記シフトアップスイッチ５４及びシフトダウンスイッチ５５は、該支持プレート５６の背面側に取り付けられている。
【００４８】
第１カム部材５１は、上記支持プレート５８に係止されたコイルスプリング５８によって後方向Ａに、また、第２，第３カム部材５２，５３は、該第３カム部材５３のボス部に巻き付けられたツルマキバネ５９によってそれぞれ前方向Ｂ及び後方向Ａに付勢されて、結果的に第１，第２カム部材５１，５２が互いに接近する方向に付勢されている。
【００４９】
また、上記第１，第２カム部材５１，５２には、支持プレート５８に形成された長穴６１，６２を貫通して該プレート５８の背面側に延びる丸棒状のスイッチ操作部５１ａ，５２ａがそれぞれ突設されている。そして、通常は、第１カム部材５１は、その操作部５１ａがガイドプレート４１の前側の厚肉部４２の上縁部に当接して上記コイルスプリング５８の付勢力に抗して図３又は図５に示す最もＡ方向、すなわち後方向寄りの位置で停止し、第２カム部材５２は、その後部に形成された下方突出部がガイドプレート４１の後側の厚肉部４３に形成された段部に当接して上記ツルマキバネ５９の付勢力に抗して同じく図３又は図５に示す最もＢ方向、すなわち前方向寄りの位置で停止している。このとき、これらの第１，第２カム部材５１，５２間には、上記図３又は図５に示すように、少なくもシフトピン２１が入り込めるだけの空隙が形成されている。
【００５０】
さらに、第３カム部材５３の裏面には凸部５３ａが突設されて、この凸部５３ａが第１カム部材５１の表面に形成された溝部５１ｂに嵌合しており、この第３カム部材５３は、通常は、その凸部５３ａが第１カム部材５１の溝部５１ｂの終端部に当接して上記ツルマキバネ５９の付勢力に抗して図３に示す最もＡ方向、すなわち後方向寄りの位置で停止している。このとき、この第３カム部材５３は、上記第１カム部材５１よりも後方に張り出して位置し、上記第１，第２カム部材５１，５２で形成される空隙を閉鎖している。
【００５１】
そして、シフトレバー３が、前方のＰ，Ｒ，Ｎの各レンジ選択位置からＤレンジ選択位置に操作されたときには、前述のＤレンジ用凹部１３ｄに板バネ部材１４が係合されて、該シフトレバー３がこのＤレンジに位置決めされ、シフトピン２１は、図３に実線で示すように、上記第１、第２カム部材５１，５２で形成される空隙の直下方に位置する。このとき、該シフトピン２１はリターンスプリング２３によって上方に付勢された状態にあるが、第３カム部材５３の下縁部によって上記空隙内への上方移動が規制されている。
【００５２】
一方、この状態でシフトレバー３を後方に揺動すると、シフトピン２１が第２カム部材５２を後方に押圧して揺動させ、その結果、この連動して後方に揺動した第２カム部材５２と第１カム部材５１との間の上記空隙が扇形に拡大すると共に、同じく第２カム部材５２と第３カム部材５３との間にも新たな空隙が生じて、シフトピン２１はリターンスプリング２３の付勢力によってこれらの空隙内に上方移動することになる。そして、シフトレバー３においては、このＤレンジ内における後方操作により上記板バネ部材１４とＤレンジ用凹部１３ｄとの係合が安定な該凹部１３ｄの底部からずれて後側のテーパー面に位置するので、板バネ部材１４が安定な上記凹部１３ｄの底部に戻ろうとし、これにより最終的にシフトピン２１は図５に示す中立位置に位置する。このときシフトピン２１の上方移動を阻止していた第３カム部材５３は上記シフトピン２１の中立位置への復帰により後方から押圧されてやや前方に移動し、上記空隙が解放状態となる。
【００５３】
そして、この図５に示した状態でシフトレバー３が中立位置から前方に操作されると、シフトピン２１を介して前側の第１カム部材５１がコイルスプリング５８に抗して前方へ連動して揺動され、シフトピン２１が前方へ所定量揺動した位置で、該ピン２１がガイドプレート４１の前側の厚肉部４２の後面に設けられた前側ストッパ部４２ｄに当接し、この位置でシフトレバー３のＤレンジ位置内での前方への操作が規制されるようになっている。
【００５４】
また、シフトレバー３が中立位置から後方に操作されると、シフトピン２１を介して後側の第２カム部材５２がツルマキバネ５９に抗して後方へ連動して揺動され、シフトピン２１が後方へ所定量揺動した位置で、該ピン２１がガイドプレート４１の後側の厚肉部４３の前面に設けられた後側ストッパ部４３ｄに当接し、この位置でシフトレバー３のＤレンジ位置内での後方への操作が規制されるようになっている。
【００５５】
そして、このシフトレバー３の前後の操作規制位置が、Ｄレンジ内でのシフトアップ位置及びシフトダウン位置とされていると共に、このとき、各カム部材５１，５２に突設されたスイッチ操作部５１ａ，５２ａが、シフトレバー３のシフトアップ位置及びシフトダウン位置への操作を検出する前述のシフトアップスイッチ５４及びシフトダウンスイッチ５５の各接片５４ａ，５５ａを押圧して該スイッチ５４，５５をＯＮし、これにより、シフトレバー３が前方のシフトアップ位置に揺動操作されたときには第１カム部材５１がシフトアップスイッチ５４を操作して変速段が一段シフトアップされ、逆にシフトレバー３が後方のシフトダウン位置に揺動操作されたときには第２カム部材５２がシフトダウンスイッチ５５を操作して変速段が一段シフトダウンされるようになっている。なお、シフトレバー３が中立位置から前方操作されたときには、第３カム部材５３も連動して前方に揺動されるが、上記変速段の切換えには何ら関与しないものである。
【００５６】
一方、上記ベース部材１０におけるシフトレバー３の操作経路の前方に向かって左側の側方には、上記シフトピン２１によって操作されるＭモードスイッチの操作機構が備えられている。
【００５７】
この機構は、図６及び図７に示すように、シフトレバー３の上記側方におけるＤレンジ内での操作位置の近傍においてベース部材１０に立設された支持プレート３１と、該支持プレート３１のシフトレバー３側の面の上部にピン３２を介して揺動自在に支持された二つの並列配置された第１，第２の操作レバー３３，３４と、上記ピン３２に巻き付けられ、且つ両端が支持プレート３１と第１操作レバー３３とにそれぞれ係止されて、この第１操作レバー３３を図７のＣ方向に付勢するツルマキバネ３５と、両端が支持プレート３１下部に形成された屈曲部３１ａと第２操作レバー３４のアーム部とにそれぞれ係止されて、この第２操作レバー３４を同じく図７のＣ方向に付勢するコイルスプリング３６とを有すると共に、上記支持プレート３１における各操作レバー３３，３４の後端部３３ａ，３４ａの下方に二つのＭモードスイッチ３７，３８がそれぞれ対応して取り付けられている。なお、支持プレート３１には、各操作レバー３３，３４のＣ方向の揺動を所定位置で規制するためのストッパ部３１ｂが設けられている。
【００５８】
そして、シフトレバー３がＤレンジに操作されてシフトピン２１の空隙内への上方移動が第３カム部材５３により阻止されているときには、該シフトピン２１は、図６に実線で示すように、各操作レバー３３，３４の前端部３３ｂ，３４ｂの下方に位置する一方、シフトレバー３がＤレンジ内で後方に揺動操作されてシフトピン２１が図６に鎖線で示すように上方移動したときには、各操作レバー３３，３４の前端部３３ｂ，３４ｂがこのシフトピン２１によって押し上げられ、その結果、該操作レバー３３，３４がツルマキバネ３５又はコイルスプリング３６の付勢力に抗して反Ｃ方向に揺動され、各レバー３３，３４の後端部３３ａ，３４ａがそれぞれ上記Ｍモードスイッチ３７，３８の接片３７ａ，３８ａを押圧してＯＮするようになっている。
【００５９】
なお、この場合に、シフトピン２１が当接する各操作レバー３３，３４の前端部３３ｂ，３４ｂは前後方向において所定の長さに延設されて、シフトレバー３の操作による手動変速時に、常に、該前端部３３ｂ，３４ｂとシフトピン２１とが当接し続け、その結果、Ｍモードスイッチ３７，３８が安定的に継続してＯＮとなるようになっている。
【００６０】
以上のような構成により、このレバー装置１におけるシフトレバー３の操作は具体的には次のようになる。
【００６１】
まず、シフトレバー３の操作部３ｃに備えられた規制解除ボタン３ｄを押していないときは、該シフトレバー３の下部に設けられたシフトピン２１がリターンスプリング２３によって上方に付勢されているので、該ピン２１は可能な限り長穴３ｉ，３ｉの上方に位置しようとする。したがって、図３に各レンジにおけるシフトピン２１の位置を示したように、シフトレバー３をＰレンジ位置から後方に、またＲレンジ位置やＮレンジ位置から前方に操作するときは、上記規制解除ボタン３ｄの押し込み操作をしないと該シフトピン２１がそれぞれガイドプレート４１における厚肉部４２の第１、第２、第３規制面４２ａ，４２ｂ，４２ｃに当接することになってシフトレバー３の上記各操作が規制されるので、上記規制解除ボタン３ｄの押し込み操作が必要となる。
【００６２】
これに対し、シフトレバー３をＲレンジ位置やＮレンジ位置から後方に、またＤレンジ位置から前方のＮレンジ位置に操作するときには、規制面が設けられていないので、上記規制解除ボタン３ｄの操作は不要となる。
【００６３】
次に、Ｄレンジ位置にシフトレバー３が操作されると、シフトピン２１は第３カム部材５３の下縁部と当接してその上方移動が規制され、該ピン２１は半ば押し下げられた状態で保持される。このとき、Ｍモードスイッチ３７，３８はＯＮされていないため、Ｍモードは達成されず、通常の自動変速制御、つまりＤモード制御が行なわれる。
【００６４】
そして、この状態からシフトレバー３がＤレンジ内で後方に揺動されると、上記第３カム部材５３による上方への移動規制が解除されてシフトピン２１は第１，第２カム部材５１，５２間の空隙内に入り込んで上方に移動し、これらの両カム部材５１，５２で前後から挟まれるようにして保持される。これにより、シフトレバー３がＭモードにおける中立位置に保持されることになる。
【００６５】
また、このシフトピン２１の上方移動により操作レバー３３，３４の前端部３３ｂ，３４ｂが上方に押圧されてＭモードスイッチ３７，３８がＯＮされ、このスイッチ３７，３８からのＯＮ信号により、モードがＤモードからＭモードに切り換わる。なお、このとき、二つのＭモードスイッチ３７，３８が並設されて、いずれもＯＮとなったときにＭモードが設定されるようになっている。これにより、運転者によるＭモードの選択が誤りなく判定されることになる。
【００６６】
そして、このＭモードの状態で、シフトレバー３を上記の中立位置から前方のシフトアップ位置に操作すれば、前側の第１カム部材５１が前方へ揺動して、該カム部材５１の操作部５１ａが支持プレート５６の背面の前側に配置されたシフトアップスイッチ５４をＯＮ操作し、これにより変速段が１段シフトアップされ、逆に後方のシフトダウン位置に操作すれば、後側の第２カム部材５２が後方へ揺動して、該カム部材５２の操作部５２ｄが同じく支持プレート５６の背面の後側に配置されたシフトダウンスイッチ５５をＯＮ操作し、これにより、変速段が１段シフトダウンされることになる。
【００６７】
一方、図５に示すように、このＤレンジ内でシフトピン２１が上方に移動しているときには、該シフトピン２１の存在により、第１カム部材５１ないし第３カム部材５３と、第２カム部材５２との間には常時空隙が生じた状態となっている。したがって、この状態で、規制解除ボタン３ｄを押し込んでシフトピン２１を下方移動させることが許容されている。そして、シフトピン２１を下方移動させたときには、該シフトピン２１と第３カム部材５３との当接が解除されて、この第３カム部材５３がツルマキバネ５９の付勢力によって再び第１カム部材５１と第２カム部材５２とで形成される空隙を閉鎖し、これにより、シフトピン２１は再び上方移動が規制されることになると共に、Ｍモードスイッチ３７，３８がＯＦＦとなって、モードがＤモードに切り換わることになる。
【００６８】
つまり、シフトレバー３をＤレンジに操作したときには、モードは当初Ｄモードに設定されると共に、ＤモードからＭモードへの切り換えはシフトレバー３のＤレンジ内での後方への揺動操作によって行なわれ、一方、ＭモードからＤモードへの切り換えは規制解除ボタン３ｄの押し込み操作によって行なわれることになる。
【００６９】
これにより、ＤモードとＭモードとが共に単一のＤレンジで設定されるので、Ｍモード達成用のＭレンジを追加配置する必要がなく、当該レバー装置１のレイアウト性が向上すると共に、ＤモードからＭモードへの切換え及びＭモードにおける手動変速が、運転者によるシフトレバー３の揺動操作で行なわれるので、各操作カ感が増して操作性が向上されることになる。
【００７０】
ところで、このレバー装置１においては、上記のように二種の異なるモードがいずれも一つのＤレンジで設定可能とされているので、シフトレバー３でこのＤレンジが選択されたときにいずれのモードが設定されているのかを運転者に認知させることが好ましい。
【００７１】
そこで、この変速操作入力装置には、上記シフトレバー装置１に加えて、現設定モードが何かを報知する報知装置が備えられており、次に、この報知装置について説明する。
【００７２】
図８〜図１０は、この報知装置のうち、運転席前方に配置された表示装置７０を示す。この表示装置７０は、速度計９２、エンジン回転数表示計９３、水温計９４、燃料計９５等を備えた運転席前方のインストルメントパネル９１に設けられて、シフトレバー３により選択されたレンジを表示するＰ，Ｒ，Ｎの各レンジ表示部７１〜７３と、シフトレバー３でＤレンジが選択されたときに設定される走行モードを表示するＤモード表示部７４及びＭモード表示部７５と、Ｍモードにおける変速段を数字で表示する変速段表示部７６とを有する。
【００７３】
インストルメントパネル９１は、パネル本体９１ａに設けられた複数の開口部に、速度表示用計器板９１ｂ、エンジン回転数表示用計器板９１ｃ、水温及び燃料表示用計器板９１ｄがそれぞれ着脱可能に組み付けられた構成となっている。
【００７４】
そして、上記各表示部７１〜７６は、上記水温及び燃料表示用計器板９１ｄに、水温計９４及び燃料計９５の設置位置とは反対側のスペースを利用して設けられている。
【００７５】
その場合に、上記計器板９１ｄには、透光文字を有するＰ，Ｒ，Ｎの各レンジ表示部７１〜７３及びＤ，Ｍの各モード表示部７４，７５が上下一列に配置されていると共に、上記Ｍモード表示部７５の下方に隣接して透光窓を有する変速段表示部７６が配置されている。そして、この計器板９１ｄの裏面側に、上記各表示部７１〜７６にそれぞれ対向するようにして、選択されたレンジ又は設定されたモードを示すＰ，Ｒ，Ｎの各レンジランプ８１〜８３及びＤ，Ｍの各モードランプ８４，８５と、Ｍモードにおける変速段を数字で表示する変速段表示器８６とを保持したランプ保持ユニット１００が設けられている。
【００７６】
これにより、上記レバー３で選択されたレンジに対応するレンジランプ８１〜８３又はＤレンジで設定されたモードに対応するモードランプ８４，８５のいずれか１つを点灯することによりその透光文字を介して該当の表示部が点灯表示され、上記レンジまたは走行モードが表示されると共に、Ｍモードが設定されているときには、変速段表示器８６でその時点の変速段が数字で表示されるようになっている。
【００７７】
上記変速段表示器８６としては、セブンセグメント式の表示器を用い、Ｍモードが設定されているときにのみ変速段を液晶や発光ダイオード等によって数字で表示するようになっている。このセブンセグメント式の表示器を用いれば、変速段の数字表示に代えて簡単なアルファベットも表示できるので、例えばエラーメッセージとしての警告記号Ｅ等も表示できるようになっている。
【００７８】
なお、セブンセグメント式の表示器に代えて、たとえばドットマトリックス式の表示器等を用いてもよい。
【００７９】
また、上記ランプ保持ユニット１００は、上記各表示部７１〜７６にそれぞれ対応するように区画された複数の区画室１０１〜１０６を有する前面が開口された区画枠１０９の各区画室１０１〜１０６に、上記各ランプ８１〜８５と上記変速段表示器８６とがそれぞれ内装された構成となっている。また、ランプ保持ユニット１００は、その前面が上記計器板９１ｄの裏面に当接された状態となるように支持部材９６を介して着脱自在に支持されている。
【００８０】
一方、図１及び図２に示すように、シフトレバー３の上端部の規制解除ボタン３ｄには、前述したように、変速モードがＭモードに切り換わったときには所定の時間点滅したり、変速モードがＭモードの間は点灯する等して運転者に変速モードが何であるかを報知する例えば発光ダイオードでなるイルミネーションランプ３ｅ及びレバーランプ３ｇが組み込まれて、この変速操作入力装置における報知装置の別の一つを構成している。
【００８１】
なお、このとき、図１１に示すように、規制解除ボタン３ｄと、上記のイルミネーションランプ３ｅ及びレバーランプ３ｇとを別体とし、シフトレバー３の頭部を点灯するレバーランプ３ｇを例えば樹脂成形でなる透光性のカバー部材３ｆで覆って内装すると共に、該カバー部材３ｆにイルミネーションランプ３ｅを組み込んで発光ユニットとしてもよい。
【００８２】
また、その機械的構成は図示しないが図１２のブロック図に示したように、所定の音声を出力するブザー１３０が、この変速操作入力装置を搭載した自動車のキャビン内に備えられて、該入力装置における報知装置のさらに別の一つを構成している。
【００８３】
そして、この変速操作入力装置には、図１２に示すように、前述のインヒビタスイッチ１２０におけるＰ、Ｒ、Ｎ、Ｄの各レンジスイッチ１２１〜１２４からの信号と、二つのＭモードスイッチ３７，３８からの信号と、シフトアップスイッチ５４及びシフトダウンスイッチ５５からの信号とを入力して、これらの信号に基づいて、選択されたレンジ、設定されたモード、ないしはＭモードでの変速段等を表示装置７０に表示し、また、設定されたモードに応じてブザー音を発生し、さらにはシフトレバー３の上端部を点灯等させて、運転者に視覚及び聴覚を通じて種々の情報を報知し、認知させるコントロールユニット１１０が備えられている。
【００８４】
次に、このコントロールユニット１１０による報知制御の具体的動作を図１３〜図２１に示すフローチャートに従って説明する。
【００８５】
まず、図１３及び図１４は、表示装置７０、並びにレバーランプ３ｇ及びイルミネーションランプ３ｅに対する制御フローである。
【００８６】
すなわち、まずステップＳ１でＭモードスイッチ３７，３８がＯＮか否かを判定し、ＹＥＳのときはステップＳ２でＭモード時の表示制御を行なう。このＭモード時の表示制御は図１４に示す内容のもので次に説明する。一方、Ｍモードスイッチ３７，３８がＯＦＦのときは、ステップＳ３でＤレンジスイッチ１２４がＯＮか否かを判定し、ＹＥＳのときはステップＳ４でＤモードランプ８４を点灯する。以下、同様にして、ステップＳ５ないしＳ１０で、Ｐ，Ｒ，Ｎのいずれかのレンジランプ８１〜８３をシフトレバー３の選択動作に応じて点灯する。
【００８７】
一方、上記ステップＳ２のＭモード時の表示制御は図１４に示すフローチャートに従って行なわれ、まず、ステップＳ１１で前回もＭモードであったか否かを判定し、ＹＥＳのときはステップＳ１２でモードがＤからＭに切り換わってから所定の時間が経過したか否かを判定する。そして、所定の時間が経過していれば、ステップＳ１３及びＳ１４を実行して、Ｍモードランプ８５及びレバーランプ３ｇを点灯させる。なお、このとき、レバーランプ３ｇと同期してイルミネーションランプ３ｅも点灯する。一方、ステップＳ１１で前回はＭモードでなかったときや、ステップＳ１２で所定の時間が経過していないとき、つまりモード切換え直後又はモード切換えからあまり時間が経過していないときには、ステップＳ２１及びＳ２２を実行して、Ｍモードランプ８５及びレバーランプ３ｇを点滅とする。なお、このときも、レバーランプ３ｇと同期してイルミネーションランプ３ｅも点滅する。
【００８８】
次いで、ステップＳ１５で、現在の変速段を、変速段表示器８６に表示させるべき変速段Ｇの値としたのち、ステップＳ１６でシフトアップスイッチ５４がＯＮされたか否かを判定し、ＹＥＳのときはステップＳ２３で現変速段が最高変速段の４速か否かを判定して、ＮＯの場合のみステップＳ２４で１段シフトアップし、ＹＥＳの場合は変速段Ｇを更新せずに、それぞれステップＳ２０で上記変速段Ｇの値を変速段表示器８６に表示する。
【００８９】
一方、ステップＳ１６でシフトアップスイッチ５４がＯＮされなかったときは、ステップＳ１７でシフトダウンスイッチ５５がＯＮされたか否かを判定し、ＹＥＳのときはステップＳ１８で現変速段が最低変速段の１速か否かを判定して、ＮＯの場合のみステップＳ１９で１段シフトダウンし、ＹＥＳの場合は変速段Ｇを更新せずに、それぞれステップＳ２０で上記変速段Ｇの値を変速段表示器８６に表示する。
【００９０】
以上により、シフトレバー３のレンジ選択に応じてＰ，Ｒ，Ｎのいずれかのレンジランプ８１〜８３が点灯すると共に、シフトレバー３でＤレンジが選択された場合においては、Ｍモードスイッチ３７，３８のＯＮ，ＯＦＦの操作状態によって、Ｄモードランプ８４又はＭモードランプ８５のいずれかが点灯することになる。これにより、運転者はいずれのモードが設定されているかが認知できることになる。また、Ｍモードランプ８５の点灯と同時にシフトレバー３の頭部のレバーランプ３ｇ及びイルミネーションランプ３ｅも点灯する。これにより、運転者はＭモードが設定されていることが一層明らかに認知できることになる。さらに、その場合に、ＤモードからＭモードへの切換わり直後の所定時間の間は、上記Ｍモードランプ８５、レバーランプ３ｇ及びイルミネーションランプ３ｅが点滅するので、運転者はより一層の注意が喚起されることになる。
【００９１】
次に、もう一つの報知装置であるブザー１３０に対する制御を説明する。この制御は図１５に示すフローチャートに従って行なわれ、まず、ステップＳ３１でＭモードスイッチ３７，３８がＯＮか否かを判定し、ＹＥＳのときはステップＳ３２でブザーフラグＦＢが１か否かを判定する。ブザー１３０は、このブザーフラグＦＢが１の期間中所定のブザー音を発生する。
【００９２】
そして、ブザーフラグＦＢが１のときは、そのままステップＳ３７に進むが、ブザーフラグＦＢが１でないときには、ステップＳ３３でＭモードフラグＦＭが１か否かを判定し、ＮＯのとき、つまりＭモードへの切換わり直後のときは、ステップＳ３４でＭモードフラグＦＭを１にセットしてからステップＳ３５に進み、ここで前回のＭモードフラグＦＭｏが１か否かを判定し、ＮＯのとき、つまりＭモードへの切換わり直後のときは、ステップＳ３６でタイマＴの値を所定値Ｔとする。
【００９３】
次いで、ステップＳ３７でタイマＴの値が０以下か否かを判定し、ＹＥＳのときはステップＳ４２でブザーフラグＦＢを０に、またＮＯのときにはステップＳ３８でブザーフラグＦＢを１にする。そして、ステップＳ３９でブザーフラグＦＢが１と判定された場合はステップＳ４０でブザー１３０をＯＮとして所定のブザー音を発生させ、且つステップＳ４１でタイマＴの値を１だけ減ずる一方で、ブザーフラグＦＢが１でないと判定された場合にはステップＳ４３でブザー１３０をＯＦＦとして上記ブザー音の発生を停止させる。
【００９４】
以上により、Ｍモードへの切換わり直後の所定時間Ｔの間、ブザー１３０から所定のブザー音が発生して、運転者にモードがＭに切り換わったことが報知されることになる。
【００９５】
次に、このブザー１３０に対する別の制御の具体例を説明する。この制御はモードがＤからＭに切り換わったときだけでなく、ＭからＤに切り換わったときにもブザー音を発生させると共に、そのときのブザー音を相互に異なる音色として、運転者により一層明らかにいずれのモードに設定されたかを認識させるものである。
【００９６】
この制御は、図１６及び図１７に示すフローチャートに従って行なわれるが、図１６に示すステップＳ５１からステップＳ６３までの部分は、前述の図１５に示すステップＳ３１からステップＳ４３までの部分に略相当し、前述のモードがＤからＭに切り換わったときの制御に準じた制御が実行されるのでその説明は省略する。ただし、ステップＳ６０では、モードがＭからＤに切り換わったのではなく、ＤからＭに切り換わったことを報知する特有の第１種ブザー音が発生され、ブザーフラグＦＢは、該第１種ブザー音の発生についての第１種ブザーフラグである。
【００９７】
これに対し、図１７に示すステップＳ６４からステップＳ７６までの部分は、モードがＭからＤに切り換わったときの制御であり、まず、ステップＳ５１でＭモードスイッチ３７，３８がＯＦＦと判定されたときには、ステップＳ６４に進んで、Ｄレンジスイッチ１２４がＯＮか否かを判定し、ＹＥＳのときはステップＳ６５で第２種ブザーフラグＦｂが１か否かを判定する。
【００９８】
そして、第２種ブザーフラグＦｂが１のときは、そのままステップＳ７０に進むが、該ブザーフラグＦｂが１でないときには、ステップＳ６６でＤモードフラグＦＤが１か否かを判定し、ＮＯのとき、つまりＤモードへの切換わり直後のときは、ステップＳ６７でＤモードフラグＦＤを１にセットしてからステップＳ６８に進み、ここで前回のＤモードフラグＦＤｏが１か否かを判定し、ＮＯのとき、つまりＤモードへの切換わり直後のときは、ステップＳ６９でタイマｔの値を所定値ｔとする。なお、ここで、この所定値ｔは、前述の所定値Ｔよりも小さい値に設定されている。
【００９９】
次いで、ステップＳ７０でタイマｔの値が０以下か否かを判定し、ＹＥＳのときはステップＳ７５でブザーフラグＦｂを０に、またＮＯのときにはステップＳ７１でブザーフラグＦｂを１にする。そして、ステップＳ７２でブザーフラグＦｂが１と判定された場合はステップＳ７３でブザー１３０をＯＮとして所定の第２種ブザー音を発生させ、且つステップＳ７４でタイマｔの値を１だけ減ずる一方で、ブザーフラグＦｂが１でないと判定された場合にはステップＳ７６でブザー１３０をＯＦＦとして上記第２種ブザー音の発生を停止させる。ここで、この第２種ブザー音は、モードがＤからＭに切り換わったのではなく、ＭからＤに切り換わったことを報知するために、上記第１種ブザー音とは相互に異なる特有のブザー音とされている。
【０１００】
以上により、ＤモードからＭモードへの切換わり直後の所定時間Ｔの間、及びＭモードからＤモードへの切換わり直後の所定時間ｔの間、それぞれ相互に音色の異なる第１種ブザー音又は第２種ブザー音がブザー１３０から発生して、運転者にモードがＤからＭに切り換わったこと、及びＭからＤに切り換わったことがそれぞれ区別されて報知されることになる。これにより、運転者はより一層明らかにいずれのモードに設定されたかを認識することが可能となる。また、各ブザー音が発生される所定時間Ｔ，ｔの長さも相互に異なっているので、これによっても、運転者は今どちらのモードに切り換わったのかを区別して認識することができる。
【０１０１】
なお、以上においては、一つのブザー１３０から二つの異なるブザー音を発生させるようにしたが、第１種ブザー音のみを発生するものと第２種ブザー音のみを発生するものとの二つのブザーを備えるようにしてもよい。さらに、第１種ブザー音と第２種ブザー音とを、音色に限らず、聴覚的に区別できる態様、例えば発生音の間隔を異なるものとしてもよい。また、この場合の表示装置７０やレバーランプ３ｇ及びイルミネーションランプ３ｅに対する制御は前述の図１３及び図１４に示した制御と同様である。
【０１０２】
次に、ブザー１３０に対するさらに別の制御の具体例を説明する。この制御はモードがＤからＭに切り換わったときにブザー音を発生させるに際して、そのＭモードへの切り換わり前のＤモードであったＤモード継続時間が所定の時間より短い場合にのみブザー音を発生させ、これにより、運転者にＤモードを飛び越して直接Ｍモードに入ったことの注意を喚起させるものである。
【０１０３】
この制御は、図１８及び図１９に示すフローチャートに従って行なわれ、まずステップＳ８１でＭモードスイッチ３７，３８がＯＮか否かを判定し、ＹＥＳのときはステップＳ８２でブザーフラグＦＢが１か否かを判定する。そして、ブザーフラグＦＢが１のときは、そのままステップＳ８８に進む。
【０１０４】
一方、ブザーフラグＦＢが１でないときには、ステップＳ８３でＭモードフラグＦＭが１か否かを判定し、ＮＯのとき、つまりＭモードへの切換わり直後のときは、ステップＳ８４でＭモードフラグＦＭを１にセットしてからステップＳ８５に進み、ここで前回のＭモードフラグＦＭｏが１か否かを判定し、ＮＯのとき、つまりＭモードへの切換わり直後のときはステップＳ８６に進む。そして、このステップＳ８６において、このＭモードへの切換わり前のＤモードであったＤモード継続時間が所定の時間よりも長かったかどうかについてのＤモード継続時間フラグＦｄの値を判定する。ここで、このフラグＦｄは、後述するように、上記Ｄモードの継続時間が所定時間Ｋよりも長かった場合に１とされる。そして、このステップＳ８６で、上記Ｄモード継続時間フラグＦｄの値が１であると判定された場合、つまりこのＭモードへの切換わり前のＤモード継続時間が比較的長かった場合は、ステップＳ９３に進んでタイマＴの値を０とする一方で、上記フラグＦｄの値が１でないと判定された場合、つまりこのＭモードへの切換わり前のＤモード継続時間が比較的短かった場合には、ステップＳ８７に進んでタイマＴの値を所定値Ｔとする。
【０１０５】
次いで、ステップＳ８８でタイマＴの値が０以下か否かを判定し、ＹＥＳのときはステップＳ９４でブザーフラグＦＢを０に、またＮＯのときにはステップＳ８９でブザーフラグＦＢを１にする。そして、ステップＳ９０でブザーフラグＦＢが１と判定された場合はステップＳ９１でブザー１３０をＯＮとして所定のブザー音を発生させ、且つステップＳ９２でタイマＴの値を１だけ減ずる一方で、ブザーフラグＦＢが１でないと判定された場合にはステップＳ９５でブザー１３０をＯＦＦとして上記ブザー音の発生を停止させる。
【０１０６】
一方、最初のステップＳ８１でＭモードスイッチ３７，３８がＯＦＦと判定されたときは、ステップＳ９６でＤレンジスイッチ１２４がＯＮか否かを判定し、ＹＥＳのときはステップＳ９７でＤモードフラグＦＤが１か否かを判定する。そして、ＹＥＳのときはそのままステップＳ１０１に進むが、ＮＯのとき、つまり例えばシフトレバー３が他のレンジからこのＤレンジに操作されたばかりであってＤモードが設定された直後のときは、ステップＳ９８でＤモードフラグＦＤを１にセットしてからステップＳ９９に進み、ここで前回のＤモードフラグＦＤｏが１か否かを判定し、ＮＯのとき、つまりＤモードの設定直後又はＤモードへの切換わり直後のときは、ステップＳ１００でＤモードの継続時間カウンタＴＤの値を所定値Ｋとする。
【０１０７】
次いで、ステップＳ１０１で上記Ｄモード継続時間カウンタＴＤの値が０以下か否かを判定し、ＹＥＳのときはステップＳ１０５で前述のＤモード継続時間フラグＦｄの値を１にする一方で、ＮＯのときにはステップＳ１０２で該フラグＦｄの値を０にする。また、ステップＳ１０３でＤモード継続時間カウンタＴＤの値を１だけ減ずる。そして、いずれの場合も、図１８の最初のステップＳ８１でＭモードスイッチ３７，３８がＯＦＦと判定されたときには、ステップＳ１０４に進むことになってブザー音の発生は行なわれない。
【０１０８】
以上により、Ｍモードへの切換わり直後の所定時間Ｔの間、ブザー１３０から所定のブザー音が発生して、運転者にモードがＭに切り換わったことが報知されることになるが、そのＭモードへの切り換わり前のＤモードであったＤモード継続時間が所定の時間Ｋより短い場合にのみＤモード継続時間フラグＦｄの値が０となって上記のブザー音の発生が所定時間Ｔの間行なわれることになる。これにより、例えばシフトレバー３が他のレンジからこのＤレンジに操作されたときに、該シフトレバー３が勢い余って中立位置をオーバーランし、その結果、Ｄモードを飛び越して直接Ｍモードに入ったことの注意等を運転者に喚起させることが可能となる。
【０１０９】
なお、この場合における表示装置７０やレバーランプ３ｇ及びイルミネーションランプ３ｅに対する制御も前述の図１３及び図１４に示した制御と同様である。
【０１１０】
次に、ブザー１３０に対するさらにまた別の制御の具体例を説明する。この制御はモードがＤからＭに切り換わったときにブザー音を発生させるに際して、そのＭモードへの切り換わり前のＤモードであったＤモード継続時間が所定の時間より短い場合と長い場合とで相互に異なるブザー音を発生させ、これにより、運転者にＤモードを飛び越して直接Ｍモードに入ったことの注意に加えて、さらに、Ｄモード中に運転者の意図しないＭモードへの切換えが起こったことを区別して喚起させるものである。
【０１１１】
この制御は、上記図１８及び図１９に示すフローチャートにおける図１８に相当する部分が図２０及び図２１に示すように一部変更されたものであり、図１９に相当する部分については同様であるのでその説明は省略する。
【０１１２】
すなわち、まず、ステップＳ１１１でＭモードスイッチ３７，３８がＯＮか否かを判定し、ＹＥＳのときはステップＳ１１２でブザーフラグＦＢが１か否かを判定する。そして、ブザーフラグＦＢが１のときは、そのままステップＳ１１８に進む。
【０１１３】
一方、ブザーフラグＦＢが１でないときには、ステップＳ１１３でＭモードフラグＦＭが１か否かを判定し、ＮＯのとき、つまりＭモードへの切換わり直後のときは、ステップＳ１１４でＭモードフラグＦＭを１にセットしてからステップＳ１１５に進み、ここで前回のＭモードフラグＦＭｏが１か否かを判定し、ＮＯのとき、つまりＭモードへの切換わり直後のときはステップＳ１１６に進む。そして、このステップＳ１１６において、前述と同じく、このＭモードへの切換わり前のＤモードであったＤモード継続時間が所定の時間よりも長かったかどうかについてのＤモード継続時間フラグＦｄの値を判定する。そして、このステップＳ１１６で、上記Ｄモード継続時間フラグＦｄの値が１であると判定された場合、つまりこのＭモードへの切換わり前のＤモード継続時間が比較的長かった場合は、ステップＳ１２４に進んでタイマＴの値を所定値Ｔ２とする一方で、上記フラグＦｄの値が１でないと判定された場合、つまりこのＭモードへの切換わり前のＤモード継続時間が比較的短かった場合には、ステップＳ１１７に進んでタイマＴの値を所定値Ｔ１とする。ここで、所定値Ｔ１は所定値Ｔ２よりも大きな値に設定されている。
【０１１４】
次いで、ステップＳ１１８でタイマＴの値が０以下か否かを判定し、ＹＥＳのときはステップＳ１２５でブザーフラグＦＢを０に、またＮＯのときにはステップＳ１１９でブザーフラグＦＢを１にする。そして、ステップＳ１２０でブザーフラグＦＢが１と判定された場合はステップＳ１２１で前述のＤモード継続時間フラグＦｄの値を判定し、該フラグＦｄの値が１で、Ｄモード継続時間が比較的長かった場合は、ステップＳ１２６に進んでブザー１３０から第１種のブザー音を発生させる一方で、該フラグＦｄの値が１でなく、Ｄモード継続時間が比較的短かった場合には、ステップＳ１２２に進んでブザー１３０から上記第１種ブザー音とは相互に異なる第２種のブザー音を発生させる。そして、いずれの場合も、ステップＳ１２３でタイマＴの値を１だけ減ずる。
【０１１５】
以上により、ＭモードからＤモードへの切換り時において、Ｄモードであった時間が比較的長かったのちにこのＭモードに切り換わった場合には、第１種ブザー音が所定時間Ｔ２の間発生され、一方、Ｄモードであった時間が比較的短かったのちにこのＭモードに切り換わった場合には、第２種ブザー音が所定時間Ｔ１の間発生されることになる。これにより、運転者にＤモードを飛び越して直接Ｍモードに入ったこと等の注意に加えて、例えばシフトレバー３がこのＤレンジに操作されてＤモードで走行中に、該シフトレバー３が無意識のうちにあるいは誤って操作され、その結果、Ｄモード中に運転者の意図しないＭモードへの切換えが起こったことの注意等を区別して喚起させることが可能となる。
【０１１６】
なお、この場合における表示装置７０やレバーランプ３ｇ及びイルミネーションランプ３ｅに対する制御も前述の図１３及び図１４に示した制御と同様である。
【０１１７】
また、以上の図１５ないし図２１に示した各制御において、ブザー１３０からブザーを発生させる代わりに、表示装置７０のＭモードランプ８５やＤモードランプ８４、あるいはレバーランプ３ｇ及びイルミネーションランプ３ｅ等、報知装置において視覚を通じて運転者に注意を促す部分で、その点滅を繰り返したり、発光の強度を変更したりするようにしてもよい。
【０１１８】
【発明の効果】
以上のように本願の第１発明によれば、モード設定手段により、シフトレバーが他のレンジから所定のレンジに揺動操作されたときはＤモードが設定され、そして該Ｄモードの設定中にこの所定レンジ内でシフトレバーが後方に揺動操作されたときには変速モードがＤモードからＭモードに切り換えられるので、これらの二つの異なる変速モードであるＤモードとＭモードとが共に所定の単一のレンジにおいて選択的に設定されることになって、Ｍモードが設定されるＭレンジを新たに追加する必要がなくなり、レンジ数の増大が防がれてレイアウト性が向上すると共に、Ｍモード設定の際の操作性が良好なものとなる。また、制御手段が、Ｍモード設定中の上記所定レンジ内におけるシフトレバーの前後方向の揺動操作に応じてＭモードに基づいた変速制御を行なうので、このＭモード時における手動変速操作の操作性もまた良好なものとなる。
【０１１９】
そして、特に、この第１発明によれば、上記モード設定手段によって変速モードがＭモードに切り換えられたことを運転者に報知する報知手段が設けられているので、シフトレバーの後方揺動操作でＤモードからＭモードへの切換えが発生したことを運転者に確実に認知させることができて、運転者の意図しない誤った変速モードが設定されたことが早期に発見できることになる。
【０１２０】
その場合に、第２ないし第４発明によれば、シフトレバーに設けた発光部を光らせることにより、あるいは運転席前方のメータ内に設けたモード表示部に現変速モードを表すことにより、又はスピーカ等の音声出力部からブザー音等を発することにより、それぞれ、現在Ｍモードが設定されていることが運転者に報知されることになる。
【０１２１】
そして、第５発明によれば、特に、音声出力部を介して運転者に対する報知を行なう場合において、変速モードがＭモードからＤモードに切り換えられたときにもブザー音等が発せられ、このＭからＤへの切換え時に発せられる音声とＤからＭへの切換え時に発せられる音声とが異なるため、運転者はいずれの変速モードに切り換えられたのかを一層明確に認知することができる。
【０１２２】
また、第６発明によれば、同じく音声出力部を介しての報知の場合において、特に、シフトレバーが他のレンジから当該所定レンジに操作されたときに、Ｄモードであった継続時間があまりにも短かった後にＭモードに切り換わった場合にのみ音声が出力されるので、例えば、シフトレバーが他のレンジから当該所定レンジに操作されたときに、当該所定レンジの中立位置に止まらず、この中立位置をそのまま越えて後方にまで揺動されたような場合にのみブザー音等が発せられることになる。そして、そのようなレバー操作がシフトレバーを当該所定レンジの中立位置に保持するつもりであったのに該レバー操作の勢い余った結果であって運転者はＤモードを希望しているときであれば、その誤操作に対する警告となり、逆に、そのレバー操作が意図したものであって運転者は初めからＭモードを希望しているときであれば、Ｍモードが設定されたことの確認となる。
【０１２３】
さらに、第７発明によれば、同じく音声出力部を介しての報知の場合において、特に、シフトレバーが他のレンジから当該所定レンジに操作されたときに、Ｄモードであった継続時間の長短に応じてＭモードに切り換わった場合に出力される音声が異なるので、上記第６発明の場合以外に、例えば、Ｄモードがいったん設定されたのちにシフトレバーが当該所定レンジ内で後方に揺動されてＭモードとなったようなときにもそのことが区別されて報知されることになる。そして、そのレバー操作がＤモード走行中における無意識の操作あるいは誤操作であって運転者は依然としてＤモードを希望しているときであれば、その誤操作に対する警告となり、逆に、そのレバー操作が意図したものであって運転者はＤモードからＭモードへの切換えを希望しているときであれば、Ｍモードが設定されたことの確認となる。
【図面の簡単な説明】
【図１】本発明の実施の形態における自動車の変速操作入力装置の側面図である。
【図２】同装置の平面図である。
【図３】Ｄモード状態における同装置のガイドプレート及びその周辺の拡大側面図である。
【図４】図３のａ−ａ線による断面図である。
【図５】Ｍモード状態におけるガイドプレート及びその周辺の拡大側面図である。
【図６】Ｍモードスイッチ操作機構の拡大側面図である。
【図７】同機構の拡大平面図である。
【図８】インストルメントパネルの正面図である。
【図９】ランプ保持ユニットの正面図である。
【図１０】図９のｂ−ｂ線による断面図である。
【図１１】シフトレバーの上端部の部分断面図である。
【図１２】変速操作入力装置の制御システム図である。
【図１３】コントロールユニットによる表示制御の動作を示すフローチャート図である。
【図１４】同じく表示制御の動作を示すフローチャート図である。
【図１５】コントロールユニットによる第１のブザー制御の動作を示すフローチャート図である。
【図１６】同じく第２のブザー制御の動作を示すフローチャート図である。
【図１７】同じく第２のブザー制御の動作を示すフローチャート図である。
【図１８】同じく第３のブザー制御の動作を示すフローチャート図である。
【図１９】同じく第３のブザー制御の動作を示すフローチャート図である。
【図２０】同じく第４のブザー制御の動作を示すフローチャート図である。
【図２１】同じく第４のブザー制御の動作を示すフローチャート図である。
【符号の説明】
１シフトレバー装置
３シフトレバー
３ｅイルミネーションランプ
３ｇレバーランプ
３７，３８Ｍモードスイッチ
５４シフトアップスイッチ
５５シフトダウンスイッチ
８１Ｐレンジランプ
８２Ｒレンジランプ
８３Ｎレンジランプ
８４Ｄモードランプ
８５Ｍモードランプ
８６変速段表示器
１１０コントロールユニット
１２１Ｐレンジスイッチ
１２２Ｒレンジスイッチ
１２３Ｎレンジスイッチ
１２４Ｄレンジスイッチ
１３０ブザー[0001]
BACKGROUND OF THE INVENTION
The present invention relates to an automatic transmission, and in particular, a manual for switching a gear position by swinging a shift lever in the front-rear direction in addition to an automatic mode in which the gear position is automatically switched based on a preset shift characteristic. The present invention relates to a control device for an automatic transmission having a mode.
[0002]
[Prior art]
2. Description of the Related Art Generally, an automatic transmission mounted on an automobile includes a combination of a torque converter and a transmission gear mechanism between an engine and a drive wheel, and a power transmission path of the transmission gear mechanism includes a plurality of friction elements such as a clutch and a brake. These are switched by selective operation to achieve a predetermined gear position.
[0003]
By the way, in recent years, as such an automatic transmission for a vehicle, a shift stage is determined based on a shift characteristic that is set in advance according to an operation state such as a vehicle speed and a throttle opening, and an actual measurement value thereof. In addition to the auto mode (hereinafter also referred to as “D mode” or “first shift mode”) that automatically switches the power transmission path so that the shifted gear position is achieved, the shift lever is swung back and forth. Those equipped with a manual mode (hereinafter also referred to as “M mode” or “second shift mode”) for switching the gear position by a dynamic operation are being put into practical use. There is one disclosed in Japanese Utility Model Publication No. 2-8545.
[0004]
In this automatic transmission, each normal range (hereinafter referred to as “swing position”) such as P range (parking), R range (reverse), N range (neutral), or D range (drive) in which the D mode is set. Is also arranged in the longitudinal direction of the vehicle body and can be selected by swinging the shift lever, and an M mode is set on the side of the normal range selection lever passage in parallel with the passage. A second lever passage for the M range is provided through the lateral passage, and the shift lever is operated laterally from the first passage to switch to the second passage, and from the neutral position in the second passage. The gear position is shifted up by one step by swinging forward, and the gear step is shifted down by one step by swinging backward.
[0005]
[Problems to be solved by the invention]
However, in the conventional technique disclosed in this publication, the M mode is not achieved in the normal range selection passage, and the shift lever is operated in the lateral direction after the shift lever is operated to the position of the lateral passage. Therefore, there is a problem that the operability of the shift lever is inferior because it is necessary to switch to the M range dedicated passage.
[0006]
In addition to the normal range configuration, a new M range is additionally arranged, so the number of ranges increases and the overall shape of the switching passage or the width of the operating area of the shift lever increases. As a result, the overall size of the gear shifting operation input device is enlarged, which may hinder the mounting to the vehicle body and the layout with peripheral devices.
[0007]
In order to deal with such a problem, for example, in the D range in which the range configuration is set to four positions of P, R, N, and D, and only the D mode is conventionally set, the D mode and the M mode In order to achieve both, the shift lever can be swung back and forth within the D range as in the range selection operation, and the shift lever can be swung in one direction, for example, rearward. Thus, it is conceivable that the mode is switched between the D mode and the M mode, and the shift stage is switched by a swinging operation of the shift lever in the M mode. With this configuration, since both the D mode and the M mode are set in a single D range, there is no need to newly arrange an M range, and the number of ranges is prevented from increasing, and the layout is good. As a result, the operability of the shift lever is improved.
[0008]
However, in that case, for example, when the shift lever is put in the D range and the lever is operated as it is, while driving in the D mode, the lever may be unconsciously or mistakenly operated to switch to the undesired M mode. is there.
[0009]
In addition, since the D range is arranged at the rear end of the lever passage, when the shift lever is put into the D range from the front P, R, N range for switching the range, there is a surplus momentum. There is a risk of swinging backward beyond the neutral position and entering the M mode even though the D mode is desired.
[0010]
Therefore, when it is configured so that both the D mode and the M mode can be realized in a single predetermined range, the driver is surely informed of which shift mode is currently achieved. It is necessary to take measures.
[0011]
Therefore, the present invention addresses the above situation when the M mode is provided in addition to the conventional D mode, improves the layout of the speed change operation input device, and provides excellent lever operability. An object of the present invention is to provide a control device for an automatic transmission that allows the driver to recognize the current shift mode.
[0012]
[Means for Solving the Problems]
In order to solve the above problems, the present invention uses the following means.
[0013]
First, the invention described in claim 1 of the claims of the present application (hereinafter referred to as “first invention”) is a first gear that automatically shifts based on a shift characteristic that is set in advance according to the driving state. A control device for an automatic transmission, and a second shift mode for performing a shift according to a manual operation of a driver, Operated in the longitudinal direction of the vehicle A shift lever configured to be able to be held at each of a plurality of swing positions and swingable in the vehicle front-rear direction within the swing position at a predetermined single swing position among the swing positions; Driving state detecting means for detecting the driving state of the vehicle; backward swing detection means for detecting backward swinging of the lever within the predetermined swing position when the shift lever is in the predetermined swing position; The first shift mode is set in response to the shift lever being swung from another swing position to the predetermined swing position, while the first shift mode is set when the first shift mode is set. The shift mode is switched from the first shift mode to the second shift mode in response to the swing detection means detecting the backward swing of the shift lever within the predetermined swing position. And a switch member that is directly operated by the driver, and when the second shift mode is set, in response to the switch member being operated, the second shift mode changes to the first shift mode. Switch to When the mode setting means, the notifying means for notifying the driver that the shift mode has been switched to the second shift mode by the mode setting means, and the second shift mode being set by the mode setting means, When the shift of the shift lever in the predetermined swing position in the vehicle longitudinal direction is detected and the automatic transmission is controlled according to the detection result, the driving state is set when the first shift mode is set. Control means for controlling the automatic transmission based on the detection result of the detection means and the speed change characteristics is provided.
[0015]
next, Claim 2 Described in the above (hereinafter referred to as “ Second invention " ) Above In the first invention The notifying means has a light emitting portion provided on the shift lever, and is configured to emit light only when the second mode is set.
[0016]
further, Claim 3 Described in the above (hereinafter referred to as “ Third invention " ) Above In the first invention The notifying means has a mode display portion provided in a meter in front of the driver's seat, and is configured to display the shift mode set by the mode setting means on the mode display portion. To do.
[0017]
on the other hand, Claim 4 Described in the above (hereinafter referred to as “ Fourth invention " ) Above In the first invention The notifying means has an audio output section, and is configured to output a predetermined sound from the audio output section when the speed change mode is switched to the second mode by the mode setting means. To do.
[0018]
And Claim 5 Described in the above (hereinafter referred to as “ 5th invention " ) Above Fourth invention In the above, the notifying means outputs the sound from the sound output unit even when the shift mode is switched to the first mode, and outputs the sound at this time and when the shift mode is switched to the second mode. It is characterized in that the sound to be made is different.
[0019]
Also, Claim 6 Described in the above (hereinafter referred to as “ 6th invention " ) Above Fourth invention In this case, the notifying means sets a time period from the time when the shift lever is swung from another rocking position to the predetermined rocking position until the time when the shift mode is switched from the first speed change mode to the second speed change mode. Only when it is short, a predetermined sound is output from the sound output unit when the mode is switched to the second shift mode.
[0020]
further, Claim 7 Described in the above (hereinafter referred to as “ 7th invention " ) Above Fourth invention In this case, the notifying means sets a time period from the time when the shift lever is swung from another rocking position to the predetermined rocking position until the time when the shift mode is switched from the first speed change mode to the second speed change mode. The sound output from the sound output unit when the mode is switched to the second speed change mode differs depending on whether the time is short or long.
[0021]
By using the above-mentioned means, each invention of the present application operates as follows.
[0022]
First, according to the first invention, the mode setting means sets the D mode when the shift lever is swung from another range to a predetermined range, and the D mode is set during the setting of the D mode. When the shift lever is swung backward, the shift mode is switched from the D mode to the M mode. Therefore, both of these two different shift modes, the D mode and the M mode, are selected within a predetermined single range. Therefore, it is not necessary to newly add an M range in which the M mode is set, the increase in the number of ranges is prevented, the layout is improved, and the operation for setting the M mode is performed. The property is good. Further, since the control means performs the shift control based on the M mode in response to the swinging operation of the shift lever in the front-rear direction within the predetermined range while the M mode is set, the operability of the manual shift operation in the M mode. Will also be good.
[0023]
In particular, according to the first aspect of the invention, the notification means for notifying the driver that the shift mode has been switched to the M mode by the mode setting means is provided. The driver can be surely recognized that the switching from the D mode to the M mode has occurred, and it is possible to detect early that an erroneous shift mode not intended by the driver has been set.
[0024]
In that case, Second to fourth inventions According to the above, by making the light emitting part provided on the shift lever shine, or by displaying the current shift mode on the mode display part provided in the meter in front of the driver's seat, or by outputting the buzzer sound from the sound output part such as a speaker. By issuing each, the driver is notified that the M mode is currently set.
[0025]
And 5th invention In particular, in the case of notifying the driver via the audio output unit, a buzzer sound or the like is generated even when the shift mode is switched from the M mode to the D mode. Since the voice that is sometimes emitted and the voice that is emitted when switching from D to M are different, the driver can more clearly recognize which of the shift modes has been switched to.
[0026]
Also, 6th invention According to the same, in the case of notification via the audio output unit, especially when the shift lever is operated from the other range to the predetermined range, the duration of the D mode is too short. Since the sound is output only when the mode is switched, for example, when the shift lever is operated from another range to the predetermined range, the neutral position is not stopped and the neutral position is not exceeded. Thus, a buzzer sound or the like is generated only when it is swung back. Even if such a lever operation intends to hold the shift lever in the neutral position of the predetermined range, it is a result of the surplus momentum of the lever operation and the driver desires the D mode. For example, if the lever operation is intended and the driver desires the M mode from the beginning, it is confirmed that the M mode has been set.
[0027]
further, 7th invention Similarly, in the case of notification through the audio output unit, the M mode according to the duration of the D mode when the shift lever is operated from the other range to the predetermined range. Since the output sound is different when switching to 6th invention In addition to the above case, for example, when the D mode is once set and the shift lever is swung backward within the predetermined range to be in the M mode, this is distinguished and notified. become. If the lever operation is an unintentional operation or an erroneous operation while traveling in the D mode and the driver still desires the D mode, a warning is given for the erroneous operation. Conversely, the lever operation is intended. If the driver wishes to switch from the D mode to the M mode, it is confirmed that the M mode has been set.
[0028]
DETAILED DESCRIPTION OF THE INVENTION
Embodiments of the present invention will be described below.
[0029]
FIG. 1 is a side view showing a mechanical configuration of a shift operation input device 1 for an automobile according to this embodiment, and FIG. 2 is a plan view of the same, and the shift operation input device 1 has a cover 2, and the cover The upper part of the shift lever 3 protrudes from an opening 2a elongated in the front-rear direction provided at 2.
[0030]
The shift lever 3 is operated in the front-rear direction along the opening 2a of the cover 2, and the P range, the R range, the N range, and the D mode in which automatic shift is performed from the front and the manual shift according to the operation position. The D range in which the M mode in which the control is performed can be switched by the operation of the driver is selected. Further, at the operation position of the D range, a shift-up position and a shift-down position are respectively provided in the front-rear direction around the neutral position of the shift lever 3 when performing manual shifting in the M mode. A display board 4 indicating these operation positions is provided on the side of the opening 2 a in the cover 2, and the opening 2 a is engaged with the shift lever 3 and is moved forward and backward according to the operation of the lever 3. It is closed by a slide plate 5 that slides on
[0031]
The shift lever 3 has a main body constituted by a pipe member 3a, a portion above the intermediate portion thereof is covered with a covering member 3b, and the upper operation portion 3c has a restriction on the shift operation. There is provided a restriction release button 3d for releasing. The restriction release button 3d informs the driver of the shift mode by blinking for a predetermined time when the shift mode is switched to the M mode, or when the shift mode is in the M mode. An illumination lamp 3e and a built-in lever lamp 3g are provided, which will be described later.
[0032]
When the shift lever 3 is operated from another range to the selected position of the D range, the D mode is achieved, and the gear position is switched based on a preset shift characteristic, while the shift lever 3 is moved to the D range. When the rocker is swung backward within the range, the shift lever 3 is swung to the front or rear shift-up position or shift-down position around the neutral position within the D-range selection position. The gear position can be switched.
[0033]
Next, the structure of the portion of the lever device 1 disposed below the cover 2 will be described. The lever device 1 is molded of synthetic resin and inserted into the bolt holes 11... The base member 10 is attached to the vehicle body by a bolt (not shown).
[0034]
A hollow box-like projecting portion 12 projecting downward is provided at the central portion of the base member 10, and holes 12 a and 12 a are provided on the left and right side surfaces of the projecting portion 12, and the shift lever 3 is configured. A supporting shaft 3h made of the same pipe member extending in the lateral direction so as to form an inverted T shape is fixed to the lower end portion of the pipe member 3a. The shift lever 3 is supported by the projection 12 or the base member 10 so as to be swingable back and forth by being fitted into the holes 12a and 12a, respectively.
[0035]
On the base member 10, a positioning mechanism for the shift lever 3, an operation restricting mechanism for restricting operations between the ranges of the shift lever 3, a mode switching mechanism in the D range, and a D range for the shift lever 3. An operation mechanism of an M mode switch for detecting that the M mode is selected by an operation in the inside, a neutral urging mechanism for the shift lever 3 in the M mode, and a shift up switch and a shift down switch for detecting a shift down operation. An operation mechanism and the like are provided.
[0036]
The positioning mechanism includes a positioning portion 13 provided on the base member 10 and a positioning leaf spring member 14 attached to the shift lever 3. Among these, the positioning portion 13 is constituted by a front-rear wall integrally provided on the base member 10 in front of the protruding portion of the shift lever 3 at the center of the upper surface of the base member 10, The edge is a substantially arc surface centering on the swing center of the shift lever 3, and positioning recesses for the P range, the R range, the N range, and the D range are provided on the arc surface from the front.
[0037]
Further, the leaf spring member 14 is fixed at the rear end portion by using a bolt and a detent pin through a bracket 15 fixed at a position slightly below the cover 2 in the pipe member 3a constituting the main body of the shift lever 3. The front end portion of the positioning member 13 of the base member 10 is engaged with a concave portion corresponding to the shift lever operation position. Thus, the shift lever 3 is positioned at each operation position.
[0038]
In that case, the D-range recess 13d is a recess that is slightly wider in the front-rear direction so that the shift lever 3 can be shifted up and down in the D range. 1 and 2 show a state in which the P range is selected by the shift lever 3.
[0039]
The rear end of the operation cable 16 is connected to the shift lever 3 via the bracket 15. The cable 16 extends forward through a cable guide 17 attached to the front end of the base member 10, and is not shown in FIGS. 1 and 2 but is shown in the block diagram of FIG. Guided by an inhibitor switch 120 having a switch 122, an N-range switch 123, and a D-range switch 124, a manual valve in a control valve unit, a parking mechanism, etc., the operation of the shift lever 3 is transmitted to them. The shift lever 3 is also linked via a cable guide 19 to a cable 18 for an interlock mechanism that prevents the lever 3 from being operated from the P range to the R range side unless the brake pedal is depressed. .
[0040]
On the other hand, the shift lever 3 is provided with a shift pin 21 that constitutes the above-described operation control mechanism between ranges, an M-mode switch operation mechanism, a neutral urging mechanism for the shift lever 3 and a shift-up / shift-down switch operation mechanism. It has been.
[0041]
The shift pin 21 mounting structure will be described with reference to FIGS. 1 and 4. A long hole 3 i that is vertically long on both right and left sides is located immediately below the fixing position of the bracket 15 in the pipe member 3 a constituting the main body of the shift lever 3. , 3i are respectively provided, and a shift pin 21 is inserted into the elongated holes 3i, 3i, and both end portions 21a, 21b protrude from the left and right sides of the pipe member 3a.
[0042]
The shift pin 21 is disposed in the pipe member 3a and supported at the center by a support member 22 that can move up and down in the pipe member 3a. The shift pin 21 is supported within the range of the long holes 3i and 3i. A return spring 23 for urging the support member 22 and the shift pin 21 upward is disposed below the support member 22 in the pipe member 3a. A spring 24 having a coil wound tightly above the support member 22 is inserted into the pipe member 3a, and the above-described restriction release button 3d provided on the operation portion 3c of the shift lever 3 is pushed to operate. The support member 22 and the shift pin 21 are pushed down against the return spring 23 via the spring 24.
[0043]
Then, on the right side of the operation path of the shift lever 3 in the base member 10 on the right side, as shown in an enlarged view in FIG. 3, a guide plate 41 is integrated with the base member 10 along the path. The above-described shift operation restricting mechanism is configured by the guide plate 41 and the shift pin 21 provided in the shift lever 3.
[0044]
The guide plate 41 has a thick portion 42 provided at the front portion of the surface on the shift lever 3 side, and by engaging the thick portion 42 with the right end portion 21b of the shift pin 21, A first restriction surface 42a for restricting the operation of the shift lever 3 from the P range position to the R range position side, a second restriction surface 42b for restricting movement from the R range position to the P range position side, and the N range position side And a third restricting surface 42c for restricting the movement of the shift lever 3 to the R range position so as to restrict the operation of the shift lever 3 between these ranges. When the shift pin 21 is pushed down by the push operation of the button 3d via the spring 24 and the support member 22, the restriction is released and the operation of the shift lever 3 is allowed. It has become.
[0045]
Further, in addition to the above-described thick portion 42 provided at the front portion, a thick portion 43 is provided at the rear portion on the surface of the guide plate 41 on the shift lever 3 side. 43 is a recess 44, and using this recess 44, a mode switching mechanism in the D range and a neutral urging mechanism for the shift lever 3 in the D range in the M mode And an operation mechanism for a shift-up / shift-down switch.
[0046]
These mechanisms are configured using a pair of front and rear first and second cam members 51 and 52 disposed in the recessed portion 44 and a third cam member 53 disposed in parallel with the first cam member 51. These cam members 51, 52, 53 set the D mode when the shift lever 3 is operated from the front P, R, N range positions to the D range position. In this state, the shift lever 3 is set. , The shift pin 21 is moved upward by the urging force of the spring 23 and the mode is switched to the M mode. In this M mode, the shift lever 3 is held at the neutral position, and the lever 3 Is operated from the neutral position to the front-rear shift-up position or the shift-down position, the shift-up switch 54 or the shift switch via the pair of cam members 51, 52 is operated. The down switch 55 is operated, and the mode is set to be switched to the D mode when the shift pin 21 by pressing operation of the restriction release button 3d have been pressed downward.
[0047]
As shown in FIG. 4, these cam members 51, 52, 53 are all supported by a support shaft 56 of a support plate 56 erected on the back side of the guide plate 41 so as to be swingable. The shift-up switch 54 and the shift-down switch 55 are attached to the back side of the support plate 56.
[0048]
The first cam member 51 is wound in the rear direction A by the coil spring 58 locked to the support plate 58, and the second and third cam members 52 and 53 are wound around the boss portion of the third cam member 53. The claw springs 59 are biased in the forward direction B and the backward direction A, respectively, and as a result, the first and second cam members 51 and 52 are biased in directions approaching each other.
[0049]
The first and second cam members 51 and 52 have round bar-like switch operation portions 51a and 52a extending through the long holes 61 and 62 formed in the support plate 58 and extending to the back side of the plate 58. Each is protruding. Normally, the first cam member 51 has its operation portion 51a in contact with the upper edge portion of the thick portion 42 on the front side of the guide plate 41 to resist the biasing force of the coil spring 58 as shown in FIG. 5 is stopped at a position closest to the A direction, i.e., the rearward direction, and the second cam member 52 is a step in which a downward projecting portion formed in the rear portion is formed in the thick portion 43 on the rear side of the guide plate 41. 3 and FIG. 5 and also stops at the position closest to the B direction, that is, the front side, against the urging force of the crest spring 59. At this time, a gap is formed between the first and second cam members 51 and 52 so that at least the shift pin 21 can enter as shown in FIG. 3 or FIG.
[0050]
Further, a convex portion 53a is projected on the back surface of the third cam member 53, and this convex portion 53a is fitted in a groove portion 51b formed on the surface of the first cam member 51. The third cam member 53, normally, the convex portion 53a abuts against the terminal end portion of the groove portion 51b of the first cam member 51 and resists the biasing force of the crumbling spring 59, so that it is the position closest to the A direction, that is, the rearward direction shown in FIG. Has stopped at. At this time, the third cam member 53 is located so as to protrude rearward from the first cam member 51 and closes the gap formed by the first and second cam members 51 and 52.
[0051]
When the shift lever 3 is operated from the front P, R, and N range selection positions to the D range selection position, the leaf spring member 14 is engaged with the D range recess 13d, and the shift lever 3 is engaged. The lever 3 is positioned in the D range, and the shift pin 21 is positioned directly below the gap formed by the first and second cam members 51 and 52 as shown by the solid line in FIG. At this time, the shift pin 21 is biased upward by the return spring 23, but upward movement into the gap is restricted by the lower edge portion of the third cam member 53.
[0052]
On the other hand, when the shift lever 3 is swung rearward in this state, the shift pin 21 presses the second cam member 52 rearward to swing, and as a result, the second cam member 52 swings rearward in conjunction with this. The gap between the first cam member 51 and the first cam member 51 expands in a fan shape, and a new gap also occurs between the second cam member 52 and the third cam member 53. The urging force moves upward into these gaps. In the shift lever 3, the engagement between the leaf spring member 14 and the D-range recess 13 d is shifted from the bottom of the recess 13 d, which is located on the rear tapered surface, by the rear operation in the D-range. Therefore, the leaf spring member 14 tries to return to the bottom of the stable concave portion 13d, so that the shift pin 21 is finally positioned at the neutral position shown in FIG. At this time, the third cam member 53 that has prevented the shift pin 21 from moving upward is pushed forward from the back by returning to the neutral position of the shift pin 21, and the gap is released.
[0053]
When the shift lever 3 is operated forward from the neutral position in the state shown in FIG. 5, the first cam member 51 on the front side is rocked in conjunction with the front against the coil spring 58 via the shift pin 21. When the shift pin 21 is moved forward and a predetermined amount is swung forward, the pin 21 comes into contact with a front stopper portion 42d provided on the rear surface of the thick portion 42 on the front side of the guide plate 41. At this position, the shift lever 3 The forward operation within the D range position is restricted.
[0054]
When the shift lever 3 is operated backward from the neutral position, the second cam member 52 on the rear side is rocked in conjunction with the rear against the screw spring 59 via the shift pin 21, and the shift pin 21 is moved backward. The pin 21 abuts against a rear stopper portion 43d provided on the front surface of the thick portion 43 on the rear side of the guide plate 41 at a position where it has been swung by a predetermined amount, and within this position within the D range position of the shift lever 3 The operation to the rear of the is restricted.
[0055]
The operation restricting positions before and after the shift lever 3 are the shift-up position and the shift-down position within the D range, and at this time, the switch operation portions 51a protruding from the cam members 51 and 52 are provided. , 52a detects the operation of the shift lever 3 to the shift-up position and the shift-down position and presses the contact pieces 54a, 55a of the shift-up switch 54 and the shift-down switch 55 to turn on the switches 54, 55. As a result, when the shift lever 3 is swung to the forward shift-up position, the first cam member 51 operates the shift-up switch 54 to shift up the shift stage by one stage. When the second cam member 52 is operated to swing to the downshift position, the second cam member 52 operates the downshift switch 55 to change the gear position. It is adapted to be stage shift down. When the shift lever 3 is operated forward from the neutral position, the third cam member 53 is also swung forward in conjunction with the shift lever 3, but is not involved in the shift speed switching.
[0056]
On the other hand, an operation mechanism for an M mode switch operated by the shift pin 21 is provided on the left side of the base member 10 toward the front of the operation path of the shift lever 3.
[0057]
As shown in FIGS. 6 and 7, this mechanism includes a support plate 31 erected on the base member 10 in the vicinity of the operation position in the D range on the side of the shift lever 3, and the support plate 31. Two parallelly arranged first and second operation levers 33 and 34 supported so as to be swingable via a pin 32 on the upper surface of the shift lever 3 side, and wound around the pin 32, and both ends thereof A claw spring 35 that is locked to the support plate 31 and the first operation lever 33 and urges the first operation lever 33 in the direction C in FIG. 7, and a bent portion 31 a formed at both ends of the support plate 31. And a coil spring 36 that is respectively engaged with the arm portion of the second operation lever 34 and urges the second operation lever 34 in the direction C in FIG. Rear portion 33a, two M-mode switch 37, 38 below the 34a of the operating levers 33 and 34 are attached in correspondence with the 1. The support plate 31 is provided with a stopper portion 31b for restricting the swing in the C direction of the operation levers 33 and 34 at a predetermined position.
[0058]
When the shift lever 3 is operated to the D range and the upward movement of the shift pin 21 into the gap is prevented by the third cam member 53, the shift pin 21 is operated in each operation as shown by a solid line in FIG. When the shift lever 3 is operated to swing backward in the D range and the shift pin 21 is moved upward as indicated by a chain line in FIG. 6 while being positioned below the front end portions 33b and 34b of the levers 33 and 34, each operation is performed. The front end portions 33b and 34b of the levers 33 and 34 are pushed up by the shift pin 21. As a result, the operation levers 33 and 34 are swung in the anti-C direction against the urging force of the trumaki spring 35 or the coil spring 36. The rear end portions 33a, 34a of the levers 33, 34 are pressed by pressing the contact pieces 37a, 38a of the M mode switches 37, 38, respectively. To have.
[0059]
In this case, the front end portions 33b and 34b of the operation levers 33 and 34 with which the shift pin 21 abuts are extended to a predetermined length in the front-rear direction. The front end portions 33b, 34b and the shift pin 21 continue to contact each other, and as a result, the M mode switches 37, 38 are stably continued to be turned on.
[0060]
With the above configuration, the operation of the shift lever 3 in the lever device 1 is specifically as follows.
[0061]
First, when the restriction release button 3d provided in the operation portion 3c of the shift lever 3 is not pressed, the shift pin 21 provided at the lower portion of the shift lever 3 is urged upward by the return spring 23. The pin 21 tries to be located above the long holes 3i and 3i as much as possible. Therefore, when the shift lever 3 is operated backward from the P range position and forward from the R range position or the N range position, as shown in FIG. If the push-in operation is not performed, the shift pin 21 comes into contact with the first, second, and third restricting surfaces 42a, 42b, and 42c of the thick portion 42 of the guide plate 41, and the above-described operations of the shift lever 3 are performed. Since the regulation is restricted, it is necessary to push the regulation release button 3d.
[0062]
On the other hand, when the shift lever 3 is operated backward from the R range position or the N range position and from the D range position to the forward N range position, since no restriction surface is provided, the operation of the restriction release button 3d is performed. Is no longer necessary.
[0063]
Next, when the shift lever 3 is operated to the D range position, the shift pin 21 comes into contact with the lower edge of the third cam member 53 and its upward movement is restricted, and the pin 21 is held in a half-pressed state. Is done. At this time, since the M mode switches 37 and 38 are not turned ON, the M mode is not achieved, and normal automatic shift control, that is, D mode control is performed.
[0064]
When the shift lever 3 is swung rearward in the D range from this state, the upward movement restriction by the third cam member 53 is released, and the shift pin 21 is moved to the first and second cam members 51, 52. It enters into the gap between them, moves upward, and is held by these two cam members 51 and 52 so as to be sandwiched from the front and rear. As a result, the shift lever 3 is held at the neutral position in the M mode.
[0065]
Further, the front end portions 33b and 34b of the operation levers 33 and 34 are pushed upward by the upward movement of the shift pin 21, and the M mode switches 37 and 38 are turned on. The mode is set to D by the ON signal from the switches 37 and 38. Switch from mode to M mode. At this time, two M mode switches 37 and 38 are arranged in parallel, and the M mode is set when both are turned ON. Thereby, the selection of the M mode by the driver is determined without error.
[0066]
If the shift lever 3 is operated from the neutral position to the forward shift-up position in the M mode, the first cam member 51 on the front side swings forward, and the operation portion of the cam member 51 is operated. 51a turns on the upshift switch 54 disposed on the front side of the back surface of the support plate 56, thereby shifting the shift stage up by one stage, and conversely operating the rearward shift down position, the second rear side The cam member 52 swings rearward, and the operation portion 52d of the cam member 52 turns on the shift down switch 55 disposed on the rear side of the back surface of the support plate 56. Will be shifted down.
[0067]
On the other hand, as shown in FIG. 5, when the shift pin 21 moves upward in the D range, the first cam member 51 to the third cam member 53 and the second cam member 52 are caused by the presence of the shift pin 21. There is always a gap between the two. Therefore, in this state, it is permitted to push down the restriction release button 3d to move the shift pin 21 downward. When the shift pin 21 is moved downward, the abutment between the shift pin 21 and the third cam member 53 is released, and the third cam member 53 is again brought into contact with the first cam member 51 and the first cam member 51 by the biasing force of the torque spring 59. 2 The gap formed by the cam member 52 is closed, whereby the upward movement of the shift pin 21 is restricted again, and the M mode switches 37 and 38 are turned OFF to switch the mode to the D mode. It will be replaced.
[0068]
In other words, when the shift lever 3 is operated to the D range, the mode is initially set to the D mode, and the switching from the D mode to the M mode is performed by swinging the shift lever 3 backward in the D range. On the other hand, switching from the M mode to the D mode is performed by pressing the restriction release button 3d.
[0069]
Thereby, since both the D mode and the M mode are set in a single D range, there is no need to additionally arrange the M range for achieving the M mode, the layout of the lever device 1 is improved, and D Since the switching from the mode to the M mode and the manual shift in the M mode are performed by the swinging operation of the shift lever 3 by the driver, each operation feeling is increased and the operability is improved.
[0070]
By the way, in this lever device 1, since two different modes can be set in one D range as described above, any mode is selected when this D range is selected by the shift lever 3. It is preferable to make the driver recognize whether or not is set.
[0071]
Therefore, in addition to the shift lever device 1, the shift operation input device is provided with a notification device for notifying what the current setting mode is. Next, the notification device will be described.
[0072]
FIGS. 8-10 shows the display apparatus 70 arrange | positioned among driver | operator seats among this alerting | reporting apparatus. The display device 70 is provided on an instrument panel 91 provided with a speedometer 92, an engine speed display meter 93, a water temperature meter 94, a fuel meter 95, etc., and displays a range selected by the shift lever 3. P, R, and N range display units 71 to 73 to be displayed; a D mode display unit 74 and an M mode display unit 75 that display a traveling mode that is set when the D range is selected by the shift lever 3; And a shift speed display section 76 for displaying the shift speed in the M mode with numerals.
[0073]
In the instrument panel 91, a speed display instrument panel 91b, an engine speed display instrument panel 91c, a water temperature and fuel display instrument panel 91d are detachably assembled to a plurality of openings provided in the panel body 91a. It becomes the composition.
[0074]
And each said display parts 71-76 are provided in the said water temperature and fuel display instrument panel 91d using the space on the opposite side to the installation position of the water temperature meter 94 and the fuel meter 95. FIG.
[0075]
In this case, the instrument panel 91d has P, R, and N range display units 71 to 73 having translucent characters and D and M mode display units 74 and 75 arranged in a vertical line. A gear stage display unit 76 having a light transmission window is disposed adjacent to the lower side of the M mode display unit 75. Then, on the back side of the instrument panel 91d, the P, R, and N range lamps 81 to 83 indicating the selected range or the set mode so as to face the display units 71 to 76, respectively. There is provided a lamp holding unit 100 that holds D and M mode lamps 84 and 85 and a shift speed indicator 86 that displays a shift speed in the M mode with numerals.
[0076]
Thus, by turning on one of the range lamps 81 to 83 corresponding to the range selected by the lever 3 or the mode lamps 84 and 85 corresponding to the mode set in the D range, the translucent character is changed. The corresponding display section is lit and displayed, the range or the driving mode is displayed, and when the M mode is set, the gear stage indicator 86 displays the gear stage at that time as a number. It has become.
[0077]
As the gear stage indicator 86, a seven segment type indicator is used, and the gear stage is displayed numerically by a liquid crystal, a light emitting diode or the like only when the M mode is set. If this seven segment type indicator is used, a simple alphabet can be displayed instead of the numerical display of the gear position, and for example, a warning symbol E as an error message can be displayed.
[0078]
Note that, for example, a dot matrix display or the like may be used instead of the seven segment display.
[0079]
In addition, the lamp holding unit 100 includes a plurality of compartments 101 to 106 partitioned to correspond to the display units 71 to 76, and the compartments 101 to 106 of the compartment frame 109 having an open front surface. Each of the lamps 81 to 85 and the shift speed indicator 86 are built in. The lamp holding unit 100 is detachably supported via a support member 96 so that the front surface thereof is in contact with the back surface of the instrument panel 91d.
[0080]
On the other hand, as shown in FIGS. 1 and 2, the restriction release button 3d at the upper end of the shift lever 3 blinks for a predetermined time when the shift mode is switched to the M mode, as described above, However, the illumination lamp 3e and the lever lamp 3g made up of, for example, a light-emitting diode are incorporated so as to notify the driver of the shift mode by turning on during the M mode. Constitutes one of the following.
[0081]
At this time, as shown in FIG. 11, the restriction release button 3d is separated from the illumination lamp 3e and the lever lamp 3g, and the lever lamp 3g for lighting the head of the shift lever 3 is formed by resin molding, for example. The light-transmitting cover member 3f may be used to cover the interior, and an illumination lamp 3e may be incorporated into the cover member 3f to form a light emitting unit.
[0082]
Although the mechanical configuration is not shown, as shown in the block diagram of FIG. 12, a buzzer 130 for outputting a predetermined sound is provided in the cabin of an automobile equipped with this speed change operation input device. It constitutes yet another one of the notification devices in the apparatus.
[0083]
As shown in FIG. 12, the shift operation input device includes signals from the P, R, N, and D range switches 121 to 124 in the inhibitor switch 120 and two M mode switches 37 and 38. And the signals from the shift up switch 54 and the shift down switch 55 are input, and based on these signals, the selected range, the set mode, or the shift stage in the M mode, etc. are displayed. Displayed on the device 70, generates a buzzer sound according to the set mode, and lights up the upper end of the shift lever 3, etc. to inform the driver of various information through visual and auditory senses. A control unit 110 is provided.
[0084]
Next, the specific operation of the notification control by the control unit 110 will be described according to the flowcharts shown in FIGS.
[0085]
13 and 14 are control flows for the display device 70, the lever lamp 3g, and the illumination lamp 3e.
[0086]
That is, first, in step S1, it is determined whether or not the M mode switches 37 and 38 are ON. If YES, display control in the M mode is performed in step S2. The display control in the M mode has the contents shown in FIG. 14 and will be described next. On the other hand, when the M mode switches 37 and 38 are OFF, it is determined in step S3 whether or not the D range switch 124 is ON. If YES, the D mode lamp 84 is lit in step S4. Hereinafter, similarly, in steps S5 to S10, any of the range lamps 81 to 83 of P, R, and N is turned on according to the selection operation of the shift lever 3.
[0087]
On the other hand, the display control in the M mode in step S2 is performed according to the flowchart shown in FIG. 14. First, in step S11, it is determined whether or not the previous mode was the M mode, and if YES, the mode is changed from D in step S12. It is determined whether or not a predetermined time has elapsed since switching to M. If the predetermined time has elapsed, steps S13 and S14 are executed to turn on the M mode lamp 85 and the lever lamp 3g. At this time, the illumination lamp 3e is also turned on in synchronization with the lever lamp 3g. On the other hand, when it was not the M mode last time at step S11, or when a predetermined time has not elapsed at step S12, that is, immediately after mode switching or when not much time has elapsed since mode switching, steps S21 and S22 are performed. The M mode lamp 85 and the lever lamp 3g are blinked. At this time, the illumination lamp 3e also blinks in synchronization with the lever lamp 3g.
[0088]
Next, in step S15, the current shift speed is set to the value of the shift speed G to be displayed on the shift speed indicator 86, and then it is determined in step S16 whether or not the upshift switch 54 has been turned ON. In step S23, it is determined whether or not the current shift speed is the fourth speed of the maximum shift speed. If NO, only one shift up is performed in step S24. If YES, the shift speed G is not updated and each step is updated. In S20, the value of the gear stage G is displayed on the gear stage display 86.
[0089]
On the other hand, if the upshift switch 54 has not been turned on in step S16, it is determined in step S17 whether the downshift switch 55 has been turned on. If YES, in step S18 the current gear position is the lowest gear position. It is determined whether or not the speed is high. If NO, the gear is shifted down by one step in step S19. If YES, the gear G is not updated, and the value of the gear G is displayed in step S20 in step S20. 86.
[0090]
As described above, when any of the range lamps 81 to 83 of P, R, and N is turned on according to the range selection of the shift lever 3, and the D range is selected by the shift lever 3, the M mode switch 37, One of the D mode lamp 84 and the M mode lamp 85 is lit depending on the ON / OFF operation state of 38. As a result, the driver can recognize which mode is set. Simultaneously with the lighting of the M mode lamp 85, the lever lamp 3g and the illumination lamp 3e on the head of the shift lever 3 are also lit. As a result, the driver can more clearly recognize that the M mode is set. In this case, the M mode lamp 85, the lever lamp 3g, and the illumination lamp 3e flash for a predetermined time immediately after switching from the D mode to the M mode, so that the driver is further alerted. Will be.
[0091]
Next, the control with respect to the buzzer 130 which is another alerting | reporting apparatus is demonstrated. This control is performed according to the flowchart shown in FIG. 15. First, in step S31, it is determined whether or not the M mode switches 37 and 38 are ON. If YES, it is determined whether or not the buzzer flag FB is 1 in step S32. . The buzzer 130 generates a predetermined buzzer sound while the buzzer flag FB is 1.
[0092]
If the buzzer flag FB is 1, the process proceeds to step S37 as it is. If the buzzer flag FB is not 1, it is determined in step S33 whether the M mode flag FM is 1. If NO, that is, the mode is changed to M mode. Immediately after switching, the M mode flag FM is set to 1 in step S34 and then the process proceeds to step S35, where it is determined whether or not the previous M mode flag FMo is 1, and if NO, that is, M Immediately after switching to the mode, the value of the timer T is set to a predetermined value T in step S36.
[0093]
Next, in step S37, it is determined whether or not the value of the timer T is 0 or less. If YES, the buzzer flag FB is set to 0 in step S42, and if NO, the buzzer flag FB is set to 1 in step S38. If the buzzer flag FB is determined to be 1 in step S39, the buzzer 130 is turned on in step S40 to generate a predetermined buzzer sound, and the value of the timer T is decreased by 1 in step S41, while the buzzer flag FB Is determined not to be 1, the buzzer 130 is turned off in step S43 to stop the generation of the buzzer sound.
[0094]
As described above, for a predetermined time T immediately after switching to the M mode, a predetermined buzzer sound is generated from the buzzer 130 and the driver is notified that the mode has been switched to M.
[0095]
Next, a specific example of another control for the buzzer 130 will be described. This control generates a buzzer sound not only when the mode is switched from D to M, but also when the mode is switched from M to D, and makes the buzzer sound at that time different from each other. Obviously, it recognizes which mode is set.
[0096]
This control is performed in accordance with the flowcharts shown in FIGS. 16 and 17, and the portion from step S51 to step S63 shown in FIG. 16 substantially corresponds to the portion from step S31 to step S43 shown in FIG. Since the control according to the control when the mode is switched from D to M is executed, the description thereof is omitted. However, in step S60, the mode is not switched from M to D, but a unique first type buzzer sound for notifying that the mode has been switched from D to M is generated, and the buzzer flag FB is the first type buzzer. This is a first type buzzer flag for generating a buzzer sound.
[0097]
On the other hand, the steps from step S64 to step S76 shown in FIG. 17 are controls when the mode is switched from M to D. First, in step S51, the M mode switches 37 and 38 are determined to be OFF. Sometimes, the process proceeds to step S64 to determine whether or not the D range switch 124 is ON. If YES, it is determined whether or not the second type buzzer flag Fb is 1 in step S65.
[0098]
When the second type buzzer flag Fb is 1, the process proceeds to step S70 as it is. When the buzzer flag Fb is not 1, it is determined in step S66 whether the D mode flag FD is 1, and when NO, That is, immediately after switching to the D mode, the D mode flag FD is set to 1 in step S67, and then the process proceeds to step S68, where it is determined whether the previous D mode flag FDo is 1 or not. If, in other words, immediately after switching to the D mode, the value of the timer t is set to a predetermined value t in step S69. Here, the predetermined value t is set to a value smaller than the predetermined value T described above.
[0099]
Next, in step S70, it is determined whether or not the value of the timer t is 0 or less. If YES, the buzzer flag Fb is set to 0 in step S75, and if NO, the buzzer flag Fb is set to 1 in step S71. If the buzzer flag Fb is determined to be 1 in step S72, the buzzer 130 is turned on in step S73 to generate a predetermined second type buzzer sound, and the value of the timer t is decreased by 1 in step S74. If it is determined that the buzzer flag Fb is not 1, the buzzer 130 is turned off in step S76 to stop the generation of the second type buzzer sound. Here, this type 2 buzzer sound is different from the above type 1 buzzer sound in order to notify that the mode is not changed from D to M but to change from M to D. It is a buzzer sound.
[0100]
As described above, the first-type buzzer sound having different tone colors during the predetermined time T immediately after switching from the D mode to the M mode and during the predetermined time t immediately after switching from the M mode to the D mode. The second-type buzzer sound is generated from the buzzer 130, and the driver is notified that the mode has been switched from D to M and that the mode has been switched from M to D. As a result, the driver can more clearly recognize which mode is set. In addition, since the lengths of the predetermined times T and t during which each buzzer sound is generated are also different from each other, the driver can distinguish and recognize which mode has been switched to.
[0101]
In the above, two different buzzer sounds are generated from one buzzer 130, but two buzzers, one that generates only the first type buzzer sound and one that generates only the second type buzzer sound. You may make it provide. Further, the first-type buzzer sound and the second-type buzzer sound are not limited to timbres, and may be audibly distinguished, for example, the generated sound intervals may be different. Further, the control for the display device 70, the lever lamp 3g and the illumination lamp 3e in this case is the same as the control shown in FIG. 13 and FIG.
[0102]
Next, another specific example of control for the buzzer 130 will be described. In this control, when the buzzer sound is generated when the mode is switched from D to M, the buzzer sound is generated only when the D mode duration time of the D mode before the switching to the M mode is shorter than a predetermined time. This alerts the driver that he has jumped directly from the D mode to the M mode.
[0103]
This control is performed in accordance with the flowcharts shown in FIGS. 18 and 19. First, it is determined in step S81 whether or not the M mode switches 37 and 38 are ON. If YES, it is determined in step S82 whether the buzzer flag FB is 1 or not. Determine. When the buzzer flag FB is 1, the process proceeds to step S88 as it is.
[0104]
On the other hand, if the buzzer flag FB is not 1, it is determined in step S83 whether the M mode flag FM is 1. If NO, that is, immediately after switching to the M mode, the M mode flag FM is set in step S84. After setting to 1, the process proceeds to step S85, where it is determined whether or not the previous M mode flag FMo is 1, and if NO, that is, immediately after switching to the M mode, the process proceeds to step S86. In step S86, the value of the D mode duration flag Fd is determined as to whether or not the D mode duration that was the D mode before switching to the M mode is longer than a predetermined time. Here, the flag Fd is set to 1 when the duration time of the D mode is longer than the predetermined time K, as will be described later. If it is determined in step S86 that the value of the D-mode duration flag Fd is 1, that is, if the D-mode duration before switching to the M mode is relatively long, step S93 is performed. When the value of the timer T is set to 0 while the value of the flag Fd is determined not to be 1, that is, when the D mode duration before switching to the M mode is relatively short, In step S87, the timer T is set to a predetermined value T.
[0105]
Next, in step S88, it is determined whether or not the value of the timer T is 0 or less. If YES, the buzzer flag FB is set to 0 in step S94. If NO, the buzzer flag FB is set to 1 in step S89. If the buzzer flag FB is determined to be 1 in step S90, the buzzer 130 is turned on in step S91 to generate a predetermined buzzer sound, and the value of the timer T is decreased by 1 in step S92, while the buzzer flag FB Is determined not to be 1, the buzzer 130 is turned off in step S95 to stop the generation of the buzzer sound.
[0106]
On the other hand, when it is determined that the M mode switches 37 and 38 are OFF in the first step S81, it is determined whether or not the D range switch 124 is ON in step S96. If YES, the D mode flag FD is set in step S97. It is determined whether or not 1. If YES, the process proceeds directly to step S101. If NO, for example, if the shift lever 3 has just been operated from another range to the D range and immediately after the D mode is set, step S98 is performed. In step S99, the D mode flag FD is set to 1. Then, it is determined whether or not the previous D mode flag FDo is 1. If NO, that is, immediately after setting the D mode or switching to the D mode. Immediately after that, the value of the D mode duration counter TD is set to a predetermined value K in step S100.
[0107]
Next, in step S101, it is determined whether or not the value of the D mode duration counter TD is 0 or less. If YES, the value of the D mode duration flag Fd is set to 1 in step S105, while NO. Sometimes, the value of the flag Fd is set to 0 in step S102. In step S103, the value of the D mode duration counter TD is decreased by 1. In any case, when it is determined that the M mode switches 37 and 38 are OFF in the first step S81 of FIG. 18, the process proceeds to step S104 and no buzzer sound is generated.
[0108]
As described above, during a predetermined time T immediately after switching to the M mode, a predetermined buzzer sound is generated from the buzzer 130 and the driver is notified that the mode has been switched to M. Only when the D mode duration time in the D mode before switching to the M mode is shorter than the predetermined time K, the value of the D mode duration flag Fd becomes 0, and the occurrence of the buzzer sound is the predetermined time T. Will be held during. As a result, for example, when the shift lever 3 is operated from another range to the D range, the shift lever 3 overruns the neutral position, and as a result, jumps directly from the D mode to the M mode. It is possible to alert the driver to such a situation.
[0109]
In this case, the control for the display device 70, the lever lamp 3g and the illumination lamp 3e is the same as the control shown in FIGS.
[0110]
Next, another specific example of control for the buzzer 130 will be described. In this control, when a buzzer sound is generated when the mode is switched from D to M, the D mode duration time of the D mode before switching to the M mode is shorter or longer than a predetermined time. In addition to notifying the driver that he / she has directly entered the M mode by jumping over the D mode, and further switching to the unintended M mode during the D mode. It is a distinctive reminder of what happened.
[0111]
In this control, the part corresponding to FIG. 18 in the flowchart shown in FIG. 18 and FIG. 19 is partially changed as shown in FIG. 20 and FIG. 21, and the part corresponding to FIG. 19 is the same. Therefore, the explanation is omitted.
[0112]
That is, first, in step S111, it is determined whether or not the M mode switches 37 and 38 are ON. If YES, it is determined whether or not the buzzer flag FB is 1 in step S112. When the buzzer flag FB is 1, the process proceeds to step S118 as it is.
[0113]
On the other hand, when the buzzer flag FB is not 1, it is determined in step S113 whether or not the M mode flag FM is 1. If NO, that is, immediately after switching to the M mode, the M mode flag FM is set in step S114. After setting to 1, the process proceeds to step S115, where it is determined whether or not the previous M mode flag FMo is 1, and if NO, that is, immediately after switching to the M mode, the process proceeds to step S116. In step S116, as described above, the value of the D mode duration flag Fd is determined as to whether or not the D mode duration that was the D mode before switching to the M mode is longer than a predetermined time. To do. If it is determined in step S116 that the value of the D-mode duration flag Fd is 1, that is, if the D-mode duration before switching to the M mode is relatively long, step S124 If the value of the timer T is set to the predetermined value T2 and it is determined that the value of the flag Fd is not 1, that is, the D mode duration before switching to the M mode is relatively short In step S117, the value of the timer T is set to a predetermined value T1. Here, the predetermined value T1 is set to a value larger than the predetermined value T2.
[0114]
Next, in step S118, it is determined whether or not the value of the timer T is 0 or less. If YES, the buzzer flag FB is set to 0 in step S125, and if NO, the buzzer flag FB is set to 1 in step S119. If the buzzer flag FB is determined to be 1 in step S120, the value of the aforementioned D mode duration flag Fd is determined in step S121. The value of the flag Fd is 1 and the D mode duration is relatively long. If the value of the flag Fd is not 1 and the D mode duration is relatively short while the process proceeds to step S126 and the first type buzzer sound is generated from the buzzer 130, the process proceeds to step S122. Then, the buzzer 130 generates a second buzzer sound different from the first buzzer sound. In either case, the value of the timer T is decreased by 1 in step S123.
[0115]
As described above, when switching from the M mode to the D mode, when the mode is switched to the M mode after a relatively long time in the D mode, the first type buzzer sound is generated during the predetermined time T2. On the other hand, when the mode is switched to the M mode after the time in the D mode is relatively short, the second type buzzer sound is generated for a predetermined time T1. As a result, in addition to notifying the driver that he / she has jumped directly from the D mode to the M mode, for example, the shift lever 3 is unconscious when the shift lever 3 is operated in the D range and is traveling in the D mode. As a result, it is possible to distinguish and alert the user that the driver has switched to the unintended M mode during the D mode.
[0116]
In this case, the control for the display device 70, the lever lamp 3g and the illumination lamp 3e is the same as the control shown in FIGS.
[0117]
Further, in each control shown in FIGS. 15 to 21, instead of generating a buzzer from the buzzer 130, an M mode lamp 85 and a D mode lamp 84 of the display device 70, a lever lamp 3g, an illumination lamp 3e, etc. The flashing may be repeated or the intensity of light emission may be changed at a part that alerts the driver visually through the notification device.
[0118]
【The invention's effect】
As described above, according to the first invention of the present application, when the shift lever is swung from another range to a predetermined range by the mode setting means, the D mode is set, and the D mode is being set. When the shift lever is swung backward within this predetermined range, the shift mode is switched from the D mode to the M mode. Therefore, both of these two different shift modes, the D mode and the M mode, are set to a predetermined single mode. Therefore, it is not necessary to newly add an M range in which the M mode is set, and an increase in the number of ranges is prevented, improving the layout, and setting the M mode. In this case, the operability is good. Further, since the control means performs the shift control based on the M mode in response to the swinging operation of the shift lever in the front-rear direction within the predetermined range while the M mode is set, the operability of the manual shift operation in the M mode. Will also be good.
[0119]
In particular, according to the first aspect of the invention, the notification means for notifying the driver that the shift mode has been switched to the M mode by the mode setting means is provided. The driver can be surely recognized that the switching from the D mode to the M mode has occurred, and it is possible to detect early that an erroneous shift mode not intended by the driver has been set.
[0120]
In that case, Second to fourth inventions According to the above, by making the light emitting part provided on the shift lever shine, or by displaying the current shift mode on the mode display part provided in the meter in front of the driver's seat, or by outputting the buzzer sound from the sound output part such as a speaker. By issuing each, the driver is notified that the M mode is currently set.
[0121]
And 5th invention In particular, in the case of notifying the driver via the audio output unit, a buzzer sound or the like is generated even when the shift mode is switched from the M mode to the D mode. Since the voice that is sometimes emitted and the voice that is emitted when switching from D to M are different, the driver can more clearly recognize which of the shift modes has been switched to.
[0122]
Also, 6th invention According to the same, in the case of notification via the audio output unit, especially when the shift lever is operated from the other range to the predetermined range, the duration of the D mode is too short. Since the sound is output only when the mode is switched, for example, when the shift lever is operated from another range to the predetermined range, the neutral position is not stopped and the neutral position is not exceeded. Thus, a buzzer sound or the like is generated only when it is swung back. Even if such a lever operation intends to hold the shift lever in the neutral position of the predetermined range, it is a result of the surplus momentum of the lever operation and the driver desires the D mode. For example, if the lever operation is intended and the driver desires the M mode from the beginning, it is confirmed that the M mode has been set.
[0123]
further, 7th invention Similarly, in the case of notification through the audio output unit, the M mode according to the duration of the D mode when the shift lever is operated from the other range to the predetermined range. Since the output sound is different when switching to 6th invention In addition to the above case, for example, when the D mode is once set and the shift lever is swung backward within the predetermined range to be in the M mode, this is distinguished and notified. become. If the lever operation is an unintentional operation or an erroneous operation while traveling in the D mode and the driver still desires the D mode, a warning is given for the erroneous operation. Conversely, the lever operation is intended. If the driver wishes to switch from the D mode to the M mode, it is confirmed that the M mode has been set.
[Brief description of the drawings]
FIG. 1 is a side view of a shift operation input device for an automobile according to an embodiment of the present invention.
FIG. 2 is a plan view of the apparatus.
FIG. 3 is an enlarged side view of the guide plate and the periphery of the apparatus in the D mode state.
4 is a cross-sectional view taken along line aa in FIG.
FIG. 5 is an enlarged side view of the guide plate and its periphery in the M mode state.
FIG. 6 is an enlarged side view of an M mode switch operating mechanism.
FIG. 7 is an enlarged plan view of the mechanism.
FIG. 8 is a front view of an instrument panel.
FIG. 9 is a front view of the lamp holding unit.
10 is a cross-sectional view taken along line bb in FIG.
FIG. 11 is a partial cross-sectional view of the upper end portion of the shift lever.
FIG. 12 is a control system diagram of the shift operation input device.
FIG. 13 is a flowchart showing an operation of display control by the control unit.
FIG. 14 is a flowchart showing the display control operation.
FIG. 15 is a flowchart showing the operation of the first buzzer control by the control unit.
FIG. 16 is a flowchart showing the second buzzer control operation.
FIG. 17 is a flowchart showing the second buzzer control operation.
FIG. 18 is a flowchart showing the third buzzer control operation.
FIG. 19 is a flowchart showing the third buzzer control operation.
FIG. 20 is a flowchart showing the fourth buzzer control operation.
FIG. 21 is a flowchart showing the operation of the fourth buzzer control in the same manner.
[Explanation of symbols]
1 Shift lever device
3 Shift lever
3e illumination lamp
3g lever lamp
37, 38 M mode switch
54 Shift-up switch
55 Shift down switch
81 P range lamp
82 R range lamp
83 N range lamp
84 D mode lamp
85 M mode lamp
86 Shift stage indicator
110 Control unit
121 P range switch
122 R range switch
123 N range switch
124 D range switch
130 Buzzer

Claims

An automatic transmission having a first shift mode in which a shift is automatically performed based on a shift characteristic set in advance according to a driving state and a second shift mode in which a shift is performed according to a driver's manual operation. A control device that is operated in the vehicle front-rear direction and can be held at each of a plurality of swing positions, and at a predetermined single swing position among these swing positions, A shift lever configured to be able to swing in the direction, driving state detecting means for detecting the driving state of the vehicle, and rearwardly within the predetermined swing position of the lever when the shift lever is in the predetermined swing position The first shift mode is set in response to the backward swing detecting means for detecting the swing of the shift lever and the shift lever being swung from the other swing position to the predetermined swing position. 1 shift mode is set The shift mode is changed from the first shift mode to the second shift mode in response to the fact that the backward swing detection means detects the backward swing of the shift lever within the predetermined swing position. And a switch member that is directly operated by the driver. When the second shift mode is set, when the switch member is operated, the first shift from the second shift mode is performed. Mode setting means for switching to the mode, notification means for notifying the driver that the shift mode has been switched to the second shift mode by the mode setting means, and the second shift mode being set by the mode setting means. When the shift lever is in the predetermined swing position, the vehicle front-rear direction swing is detected, and the automatic transmission is controlled according to the detection result. And a control means for controlling the automatic transmission based on the detection result of the operating state detection means and the speed change characteristics when the speed change mode is set. .

Notifying means includes a light emitting portion provided on a shift lever, according to claim 1, characterized in that it is configured to emit only this light emitting portion when the second mode is set Automatic transmission control device.

The notification means has a mode display section provided in a meter in front of the driver's seat, and is configured to display the shift mode set by the mode setting means on the mode display section. The control device for an automatic transmission according to claim 1 .

The notification means has an audio output section, and is configured to output a predetermined sound from the audio output section when the speed change mode is switched to the second mode by the mode setting means. The control device for an automatic transmission according to claim 1 .

The notifying means outputs the sound from the sound output unit even when the shift mode is switched to the first mode, and the sound to be output when the shift mode is switched to the second mode. The control device for an automatic transmission according to claim 4 , wherein:

The notifying means has a short time from when the shift lever is swung from another swing position to a predetermined swing position until when the shift lever is switched from the first shift mode to the second shift mode. 5. The automatic transmission control device according to claim 4 , wherein a predetermined sound is output from the sound output unit when the second speed change mode is switched to only.

The notifying means has a short time from when the shift lever is swung from another swing position to a predetermined swing position until when the shift lever is switched from the first shift mode to the second shift mode. 5. The control device for an automatic transmission according to claim 4 , wherein the sound output from the sound output unit is changed when the mode is switched to the second shift mode.