JP3799143B2 - Induction heating cooker - Google Patents
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Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、温度センサによりトッププレート上の調理容器の温度を検出する誘導加熱調理器に関する。
【0002】
【発明が解決しようとする課題】
誘導加熱調理器たる電磁調理器は、トッププレートの下方部位に誘導加熱コイルを配設して、この誘導加熱コイルに高周波電流を流すことにより該トッププレート上に載置された調理容器を誘導加熱するようにしたものである。そして、調理容器の温度を検出してその温度制御を行なうために、従来では、トッププレートの中央部下面に矩形状の感熱部材を介して温度センサとしてのサーミスタを配設して、サーミスタにより感熱部材およびトッププレートを介して調理容器の底部の温度を間接的に検出するようにしている。そして、感熱部材としては、例えば、30mm×5mm程度の寸法を有する小感熱部材或いは10mm×160mm程度の寸法を有する大感熱部材が用いられている。
【0003】
しかしながら、従来の小感熱部材を用いる構成では、調理容器の底部が上方に凹む所謂反りを有するものであった場合には、調理容器の底部中央部がトッププレートの中央部に密着せず両者の間に空間が生じるようになるので、サーミスタが検出する温度と実際の調理容器の底部の温度との間に著しい差が生じる不具合がある。本願の発明者の実験によれば、例えば、サーミスタの検出温度を150℃に設定して無負荷加熱所謂空炊きを行なったところ、サーミスタが150℃を検出した時には調理容器の底部の温度は600℃にも達していた。
【0004】
また、従来の大感熱部材を用いる構成では、調理容器の底部に反りを有するものの場合でも、低出力の時には調理容器の底部の温度検出が可能であるが、例えば3Kw程度の高出力の時には大感熱部材の誘導加熱による自己発熱が大きくなって、調理容器の底部の温度検出が不可能になる不具合がある。
【0005】
本発明は上記事情に鑑みてなされたものであり、その目的は、調理容器の底部状態および誘導加熱コイルの出力状態に関係なく調理容器の底部の温度を確実に検出することができる誘導加熱調理器を提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】
請求項1記載の誘導加熱調理器は、本体ケース内に誘導加熱コイルを配設し、この誘導加熱コイルに高周波電流を流すことによりトッププレート上の調理容器を誘導加熱する駆動手段を設け、前記トッププレートを介して前記調理容器の温度を検出する温度センサを設け、この温度センサを、感熱部材を介して温度を検出するように構成し、その感熱部材を、前記温度センサと接触する主感熱部と、この主感熱部から左右方向にその主感熱部の幅寸法内で延びて、該主感熱部よりも細い補助感熱部とから構成し、前記誘導加熱コイルを取付台に支持し、しかも、前記本体ケース内に配設されたファン装置から送られる冷却風により冷却されるように構成し、前記温度センサおよび前記感熱部材と前記誘導加熱コイルおよび前記取付台との間には前記温度センサおよび前記感熱部材が前記ファン装置からの冷却風によって冷却されることを防止する絶縁部材を設けるところに特徴を有する。
【0007】
このような構成によれば、調理容器の底部が反っている状態でも、温度センサは感熱部材の補助感熱部を介して調理容器の底部の外周側の温度を検出することができ、また、誘導加熱コイルが高出力状態でも、感熱部材の補助感熱部は主感熱部よりも細い寸法であるので自己発熱を小さくすることができる。しかも、温度センサおよび感熱部材は、冷却風により冷却されることが防止されるので、温度センサによる調理容器の底部の温度検出の精度をあげることができる。
【0008】
請求項2記載の誘導加熱調理器は、感熱部材の補助感熱部を、誘導加熱コイルの上方に配設する構成に特徴を有する。
このような構成によれば、調理容器の底部が反っている状態でも、補助感熱部材は誘導加熱コイルによって誘導加熱される調理容器の外周側の温度を感知するので、温度センサによる調理容器の底部の温度検出が一層確実になる。
【0009】
請求項3記載の誘導加熱調理器は、感熱部材の補助感熱部を、幅寸法が3mm〜5mmになるように設定する構成に特徴を有する。
このような構成によれば、感熱部材の製作が容易になるとともに、感熱部材の自己発熱を効果的に抑制することができる。
【0011】
請求項4記載の誘導加熱調理器は、請求項1記載の温度センサを、温度制御用の第1の温度センサとして構成し、さらに、トッププレートを介して調理容器の温度を検出する温度過昇防止用の第2の温度センサを設け、この第2の温度センサと誘導加熱コイルおよび取付台との間に絶縁部材を設けるように構成するところに特徴を有する。
このような構成によれば、第1の温度センサと同様に第2の温度センサによる調理容器の底部の温度検出の精度もあげることができる。
【0012】
請求項5記載の誘導加熱調理器は、第1および第2の温度センサを、誘導加熱コイルの中心位置より互いに反対側にずれて配設する構成に特徴を有する。
このような構成によれば、第1および第2の温度センサの調理容器の底部に対する検出位置条件が同一となる。
【0013】
請求項6記載の誘導加熱調理器は、第2の温度センサの感熱部を、金属で形成する構成に特徴を有する。
このような構成によれば、金属が微小発熱して温度検出遅れを補正することができる。
【0014】
請求項7記載の誘導加熱調理器は、取付台を介して誘導加熱コイルを弾性支持する支持部材を設け、その取付台とトッププレートとの間に介在されて前記誘導加熱コイルとトッププレートとの間を一定に保持するスペーサを設け、前記スペーサを、前記支持部材の近傍に配設する構成に特徴を有する。
このような構成によれば、取付台は傾くことなくトッププレートに対して一定の間隔に保持され、これによって、感熱部材をトッププレートの下面に密着させることができる。
【0015】
請求項8記載の誘導加熱調理器は、取付台上に、不要輻射の電界を抑制する金属部材を配設し、スペーサを、取付台に上記金属部材と共締めする構成に特徴を有する。
このような構成によれば、金属部材により誘導加熱コイルからの不要輻射の電界を確実に抑制することができるとともに、取付台および金属部材の形状も簡単になって、スペーサと金属部材とを共締めできるようになり、製造コストを安くすることができる。
【0016】
請求項9記載の誘導加熱調理器は、本体ケースに、支持部材の中央部を貫通するガイド部材を設け、取付台に、その支持部材の内側に嵌合されるボス部を設ける構成に特徴を有する。
このような構成によれば、取付台の本体ケースへの組込み時にボス部を支持部材に嵌合させることによりガイド部材が支持部材の中央部を貫通するようになるので、組込みが容易になるとともに、運転時に支持部材がガイド部材に摺接することを防止することができる。
【0017】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の一実施例につき図面を参照しながら説明する。
まず、図1ないし図5に基づいて全体の構成につき述べる。図1および図2において、本体ケース1は、上面が開口する矩形容器状をなし、その上面開口部には枠2を介してトッププレート3が装着されている。ケース本体1の底部には、正三角形の頂部に位置するようにして3個の支持柱4が突設されており、これらの支持柱4は、中間部に段部4aを有するとともに、上面部に細径のガイド部材たるガイド部4bが上方に突出して形成されている。そして、各支持柱4には、弾性を有する支持部材としての圧縮コイルスプリング5が嵌め込まれていて、その圧縮コイルスプリング5の下端部は段部4aに支持されている。
【0018】
取付台6は、円環状の外周部7と有底短円筒状の中央部8とを複数本のアーム9で連結した形状をなし、各アーム9相互間が放熱開口10になっている。さらに、取付台6の外周部7には、前記3個の支持柱4に対応して3個の取付突部11が形成されているとともに、各取付突部11には下方に突出してボス部12が形成されており、そして、各取付突部11およびボス部12にはこれらを貫通するようにして挿通孔13が形成されている。
【0019】
取付台6上には、円環状に巻装された誘導加熱コイル(最大出力3Kw)14が載置固定されており、さらに、取付台6の中央部8および誘導加熱コイル14の各上面部には、円板状の断熱部材15が配設されている。また、取付台6の外周部7の上面には、円環状の金属部材16が配置されているとともに、この金属部材16上には、それぞれ3個の取付突部11の近傍に位置して3個のスペーサ17が載置されており、各スペーサ17は、図4に示すように、ねじ18によって取付台6の外周部7に金属部材16とともに共締めによって取付けられている。なお、この金属部材16は、誘導加熱コイル14からの不要輻射の電界を抑制するためのものである。
【0020】
前記断熱部材15の中央部には、2個の収納凹部19および20(図3参照)が形成されており、その一方の収納凹部19には、弾性部材たるクッション部材21を介して第1の温度センサ(請求項1の温度センサに対応する)としての温度制御用のサーミスタ22が収納されており、また、他方の収納凹部20には、第2の温度センサとしての温度過昇防止用のヒューズ23が収納されている。この場合、温度ヒューズ23の感熱部たるケースは、金属で形成されている。
【0021】
そして、サーミスタ22を収納した収納凹部19には、断熱部材15の上面より若干突出するようにしてアルミニウム製の感熱部材24が配設されている。この感熱部材24は、サーミスタ22の上面と接触する矩形状の主感熱部24aと、この主感熱部24aの対向する二辺部から外方に延びる長尺で該主感熱部24aよりも細い補助感熱部24b.24bとからなり、主感熱部24aの一辺部に下方に向け突設された取付脚24cが取付台6に挿通され且つその一部が切起こされて抜止め状態にされている。ここで、感熱部材24において、主感熱部24aの二辺の寸法をM,Nとし、補助感熱部24bの幅寸法をWとすると(図5参照)、M=9mm,N=10mm,W=3mm〜5mmに設定されている。この場合、図5から明らかなように、補助感熱部24b、24bは、主感熱部24aから左右方向にその主感熱部24aの幅寸法N内で延びるようになっている。そして、図5に示すように、感熱部材24と温度ヒューズ23とは、誘導加熱コイル14の中心O1の位置より互いに反対側に若干ずれて位置し且つ互いに平行となるように配置されており、この結果、感熱部材24の補助感熱部24b,24bは、誘導加熱コイル14上に位置するようになっている。なお、取付台6のアーム9の下面には、誘導加熱コイル14からの不要輻射の電界を抑制するフェライト25が付設されている。
【0022】
このように各種の構成部品が取付けられた取付台6は、3個の取付突部11の各ボス部12を3個の圧縮コイルスプリング5の各上端部の内側に嵌合させることによりそれらの3個の圧縮コイルスプリング5によって弾性支持されている。そして、取付台6の3個の取付突部11の各ボス部12を3個の圧縮コイルスプリング5の各上端部の内側に嵌合させると、支持柱4のガイド部4bは、自動的に圧縮コイルスプリング5の中心部を貫通し且つ取付突部11およびボス部12の挿通孔13の中心部を挿通するようになる。そして、取付台6が3個の圧縮コイルスプリング5に支持された状態では、図5に示すように、各スペーサ17は誘導加熱コイル14の中心O1と圧縮コイルスプリング5の中心O2とを結ぶ直線S上に位置するようになっている。
【0023】
而して、トッププレート3を備えた枠2は、各種の構成部品が取付けられた取付台6が3個の圧縮コイルスプリング5によって弾性支持され後に本体ケース1の上面開口部に装着されるものである。これにより、トッププレート3が3個のスペーサ17を介して3個の圧縮コイルスプリング5を圧縮させることによって、スペーサ17が誘導加熱コイル14とトッププレート3との間隔を一定に保持し、さらに、トッププレート3が感熱部材24およびサーミスタ22を介してクッション部材21を圧縮させるようになって、感熱部材24がトッププレート3の下面に密着するようになる。
【0024】
ファン装置26は、図1および図2に示すように、本体ケース1内の右端部に配設されていて、ケーシング27内に駆動モータ28によって回転駆動されるファン例えばシロッコファン29を配設して構成されている。さらに、本体ケース1の右方の側壁には通気孔30形成されているとともに、本体ケース1内の右端部には通気孔30をケーシング27の吸気口27aに連通させるファンカバー31が配設されており、また、本体ケース1の左方の側壁には通気孔32形成されている。そして、駆動モータ28によりシロッコファン29が回転駆動されると、外部の空気が、通気孔30および吸気口27aを介してケーシング27内に吸入された後ケーシング27の吐出口27bから本体ケース1内に吐出され、しかる後、通気孔32から外部に排出されるようになっている。
【0025】
さて、電気的構成につき6図に基づいて述べる。単相200Vの商用電源33からの交流は、温度ヒューズ23を介して全波整流回路34に与えられ、ここで全波整流され且つ平滑用コンデンサ35で平滑されて駆動手段たるインバータ回路36に直流として供給される。インバータ回路36は、供給された直流から高周波を生成して誘導加熱コイル14に供給するようになっており、これにより、トッププレート3上に載置された調理容器(図示せず)が誘導加熱されるようになる。そして、制御手段たるマイクロコンピュータ37は、直流電圧5Vが印加されるサーミスタ22からの温度検出信号を受けてこれが設定温度となるようにインバータ回路36を制御するようになっている。なお、インバータ回路36を含む図6に示す電気回路は本体ケース1内に配設されたプリント基板38に構成されている。
【0026】
以上により、上部ユニットたる誘導加熱調理器ユニット(電磁調理器ユニット)39が構成されるもであるが、この誘導加熱調理器ユニット39の下方部位には、下部ユニットたるロースタユニット40が配設されており、シロッコファン29を回転駆動する駆動モータ28は、このロースタユニット40内に配設されている。
【0027】
次に、本実施例の作用につき、図7をも参照して説明する。
図示しない誘導加熱調理の開始キーが操作されると、マイクロコンピュータ37は、インバータ回路36に制御信号(スイッチング信号)を与えて高周波を生成させて誘導加熱コイル14に供給させ、誘導加熱コイル14はトッププレート3上に載置された調理容器(図示せず)を誘導加熱するようになり、以て、誘導加熱調理が開始される。また、マイクロコンピュータ37は、駆動モータ28に通電するようになり、これによって、シロッコファン29が回転駆動されて本体ケース1内に外部の空気を送り込む。従って、シロッコファン29からの冷却風は、取付台6の放熱開口10を介して誘導加熱コイル14に吹当てられてその誘導加熱コイル14を冷却する。
【0028】
このような誘導加熱調理において、サーミスタ22は、感熱部材24およびトスププレート3を介して調理容器の底部の温度を検出するようになり、マイクロコンピュータ37は、このサーミスタ22からの温度検出信号に基づいて調理容器の底部の温度が設定温度となるようにインバータ回路36を制御する。なお、温度ヒューズ23は、サーミスタ22が故障して温度検出不能となったとき或いはファン装置26が故障して冷却不能となったときに異常温度となったことを検出して溶断するものである。
【0029】
ここで、図7を参照するに、図7は、感熱部材24の補助感熱部24bの幅寸法Wを横軸にとり且つ誘導加熱調理時において検出温度が150℃に設定されたときの感熱部材24の実際の検出温度を縦軸にとって示したものである。
【0030】
感熱部材24は、アルミニウム板材を打抜きして製造されるもので、補助感熱部24bの幅寸法Wが3mm未満のときには、補助感熱部24bが波打ち変形して製造不可能となるので、幅寸法Wは3mm以上が適し、また、幅寸法Wが5mmを超えたときには、高出力時(例えば3Kw)に誘導加熱コイル14の誘導加熱による補助感熱部24bの自己発熱により感熱部材24の検出温度は設定温度の150℃よりも著しく上昇する。従って、感熱部材24の補助感熱部24bの幅寸法Wは、3mm〜5mmに設定することが好ましい。
【0031】
また、誘導加熱調理時においては、シロッコファン27からの冷却風が取付台6の下面に吹付けられるが、サーミスタ22および感熱部材24と取付台6および誘導加熱コイル14との間には、絶縁部材15が存在し、さらに、温度ヒューズ23と取付台6および誘導加熱コイル14との間には、やはり絶縁部材15が存在するので、感熱部材24,サーミスタ22および温度ヒューズ23がシロッコファン29からの冷却風により冷却されることはない。
【0032】
このように本実施例によれば、感熱部材24は、サーミスタ22と接触する主感熱部24aと、この主感熱部24aから外方に延び且つ誘導加熱コイル14の上方に位置して該主感熱部24aよりも細い補助感熱部24bとから構成されているので、調理容器の底部が反っている状態でも、サーミスタ22は感熱部材24の補助感熱部24bを介して調理容器の底部の外周側の温度を検出することができ、また、高出力状態(例えば3Kw)でも、感熱部材24の補助感熱部24bは主感熱部24aよりも細い寸法であるので自己発熱を小さくすることができる。従って、サーミスタ22は、感熱部材24を介して調理容器の底部状態および誘導加熱コイル14の出力状態に関係なく調理容器の底部の温度を確実に検出することができる。
【0033】
また、本実施例によれば、感熱部材24の補助感熱部24bは、幅寸法Wが3mm〜5mmになるように設定される構成としたので、製造時に補助感熱部24bが変形することがなくて感熱部材24の製作が容易になるとともに、感熱部材24の自己発熱を効果的に抑制し得て確実な温度検出を行なうことができる。
【0034】
さらに、本実施例によれば、誘導加熱コイル14は、取付台6に支持されてその取付台6に形成された放熱開口10を介して冷却風により冷却されるように構成され、サーミスタ22および感熱部材24と誘導加熱コイル14および取付台6との間には絶縁部材15を設ける構成としたので、サーミスタ22および感熱部材24がシロッコファン29からの冷却風により冷却されることが防止され、従って、サーミスタ22による調理容器の底部の温度検出の精度をあげることができる。
【0035】
そして、本実施例によれば、トッププレート3を介して調理容器の底部の温度を検出する温度過昇防止用の温度ヒューズ23を設け、この温度ヒューズ23と誘導加熱コイル14および取付台6との間に絶縁部材15を設けるように構成としたので、サーミスタ22と同様に温度ヒューズ23による調理容器の底部の温度検出の精度もあげることができる。
【0036】
また、本実施例によれば、サーミスタ22(感熱部材24)と温度ヒューズ23とを、誘導加熱コイル14の中心O1の位置より互いに反対側にずれて位置し且つ互いに平行となるように構成したので、サーミスタ22および温度ヒューズ23の調理容器の底部に対する検出位置条件が同一となり、それぞれ確実な温度検出を行なうことができるとともに、交流200Vが印加される温度ヒューズ23と直流5Vが印加されるサーミスタ22(感熱部材24)とを効果的に離間することができる。
【0037】
さらに、本実施例によれば、温度ヒューズ23の感熱部たるケースを金属で形成する構成にしたので、誘導加熱コイル14の誘導加熱により温度ヒューズ23のケースが微小発熱して、感熱部材24を備えていない温度ヒュース23でも温度検出遅れを補正することができる。
【0038】
また、本実施例によれば、取付台6を介して誘導加熱コイル14を弾性支持する圧縮コイルスプリング5設け、その取付台6とトッププレート3との間に介在されて前記誘導加熱コイル14とトッププレート3との間を一定に保持する3個のスペーサ17を設け、これらのスペーサ17を、前記圧縮コイルスプリング5の近傍に配設する構成としたので、取付台6は傾くことなくトッププレート3に対して一定の間隔に保持され、これによって、感熱部材24をトッププレート3の下面に密着させることができる。
【0039】
さらに、本実施例によれば、取付台6上に、不要輻射の電界を抑制する金属部材16を配設し、スペーサ17を、取付台6に上記金属部材16と共締めする構成としたので、金属部材16により誘導加熱コイル14からの不要輻射の電界を確実に抑制することができるとともに、取付台6および金属部材16の形状も簡単になって、スペーサ17と金属部材16とを共締めできるようになり、製造コストを安くすることができる。
【0040】
そして、本実施例によれば、取付台6に、圧縮コイルスプリング5の上端部の内側に嵌合されるボス部12を設ける構成としたので、取付台6の本体ケース1への組込み時にボス部12を圧縮コイルスプリング5の上端部の内側に嵌合させるだけでガイド部14bが圧縮コイルスプリング5の中央部を貫通するようになり、従って、取付台6の本体ケース1への組込みが容易になるとともに、運転時に圧縮コイルスプリング5がガイド部14bに摺接することを防止することができる。
【0041】
なお、本発明は、上記し且つ図面に示す実施例にのみ限定されるのもではなく、例えば、温度ヒューズ23は必要に応じて設ければよく、また、サーミスタ22の代りに他の温度センサを用いるようにしてもよい等、その要旨を変更しない範囲内で種々変更が可能である。
【0042】
【発明の効果】
本発明は以上の説明から明らかなように、次のような効果を得ることができるものである。
請求項1記載の誘導加熱調理器によれば、調理容器の底部が反っている状態でも、温度センサは感熱部材の補助感熱部を介して調理容器の底部の外周側の温度を検出することができ、また、高出力状態でも、感熱部材の補助感熱部は主感熱部よりも細い寸法であるので自己発熱を小さくすることができ、従って、調理容器の底部状態および誘導加熱コイルの出力状態に関係なく調理容器の底部の温度を確実に検出することができる。しかも、温度センサおよび感熱部材と誘導加熱コイルおよび取付台との間には絶縁部材を設ける構成としたので、温度センサおよび感熱部材は、冷却風により冷却されることが防止されて、温度センサによる調理容器の底部の温度検出の精度をあげることができる。
【0043】
請求項2記載の誘導加熱調理器によれば、調理容器の底部が反っている状態でも、補助感熱部材は誘導加熱コイルによって誘導加熱される調理容器の外周側の温度を感知するので、温度センサによる調理容器の底部の温度検出が一層確実になる。
請求項3記載の誘導加熱調理器よれば、感熱部材の補助感熱部の幅寸法を3mm〜5mmになるように設定したので、感熱部材の製作が容易になるとともに、感熱部材の自己発熱を効果的に抑制することができる。
【0045】
請求項4記載の誘導加熱調理器によれば、請求項1記載の温度センサを温度制御用の第1の温度センサとして構成し、さらに、トッププレートを介して調理容器の温度を検出する温度過昇防止用の第2の温度センサを設け、この第2の温度センサと誘導加熱コイルおよび取付台との間に絶縁部材を設けるように構成したので、第1の温度センサと同様に第2の温度センサによる調理容器の底部の温度検出の精度もあげることができる。
【0046】
請求項5記載の誘導加熱調理器によれば、第1および第2の温度センサは、誘導加熱コイルの中心位置より互いに反対側にずれて配設される構成であるので、第1および第2の温度センサの調理容器の底部に対する検出位置条件が同一となる。
請求項6記載の誘導加熱調理器によれば、第2の温度センサの感熱部を金属で形成する構成としたので、金属が誘導加熱により微小発熱して第2の温度センサの温度検出遅れを補正することができる。
【0047】
請求項7記載の誘導加熱調理器によれば、取付台を介して誘導加熱コイルを弾性支持する支持部材を設け、その取付台とトッププレートとの間に介在されて前記誘導加熱コイルとトッププレートとの間を一定に保持するスペーサを設け、前記スペーサを、前記支持部材の近傍に配設するように構成したので、取付台は傾くことなくトッププレートに対して一定の間隔に保持され、これによって、感熱部材をトッププレートの下面に密着させることができる。
【0048】
請求項8記載の誘導加熱調理器によれば、金属部材により誘導加熱コイルからの不要輻射の電界を確実に抑制することができるとともに、取付台および金属部材の形状も簡単になって、スペーサと金属部材とを共締めできるようになり、製造コストを安くすることができる。
【0049】
請求項9記載の誘導加熱調理器によれば、取付台の本体ケースへの組込み時に、取付台のボス部を支持部材の内側に嵌合させることによりガイド部材が支持部材の中央部を貫通するようになるので、取付台の組込みが容易になるとともに、運転時に支持部材がガイド部材に摺接することを防止することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例を示すトッププレートおよびファンカバーを取除いた状態の斜視図
【図2】縦断面図
【図3】要部の拡大縦断面図
【図4】スペーサ部分の拡大縦断面図
【図5】取付台の部分平面図
【図6】電気的構成を示すブロック線図
【図7】感熱部材の幅寸法と検出温度との関係を示す図
【符号の説明】
図面中、1は本体ケース、3はトッププレート、4は支持柱、4aはガイド部(ガイド部材)、5は圧縮コイルスプリング(支持部材)、6は取付台、10は放熱開口、12はボス部、14は誘導加熱コイル、15は断熱部材、16は金属部材、17はスペーサ、22はサーミスタ(温度センサ、第1の温度センサ)、23は温度ヒューズ(第2の温度センサ)、24は感熱部材、24aは主感熱部、24bは補助感熱部、26はファン装置、36はインバータ回路(駆動手段)を示す。[0001]
BACKGROUND OF THE INVENTION
The present invention relates to an induction heating cooker that detects the temperature of a cooking container on a top plate by a temperature sensor.
[0002]
[Problems to be solved by the invention]
An induction cooker, which is an induction heating cooker, has an induction heating coil disposed below the top plate, and induction heating of a cooking vessel placed on the top plate by passing a high frequency current through the induction heating coil. It is what you do. In order to detect the temperature of the cooking container and control its temperature, conventionally, a thermistor as a temperature sensor is disposed on the lower surface of the central portion of the top plate via a rectangular heat-sensitive member, and the thermistor is used to detect heat. The temperature of the bottom part of the cooking container is indirectly detected through the member and the top plate. As the heat sensitive member, for example, a small heat sensitive member having a size of about 30 mm × 5 mm or a large heat sensitive member having a size of about 10 mm × 160 mm is used.
[0003]
However, in the configuration using the conventional small heat-sensitive member, when the bottom of the cooking container has a so-called warp that is recessed upward, the bottom center of the cooking container does not adhere to the center of the top plate. Since a space is created between them, there is a problem that a significant difference occurs between the temperature detected by the thermistor and the actual temperature of the bottom of the cooking container. According to the experiment of the inventors of the present application, for example, when the temperature detection of the thermistor is set to 150 ° C. and no load heating is performed so-called empty cooking, the temperature at the bottom of the cooking container is 600 when the thermistor detects 150 ° C. It reached even ℃.
[0004]
Further, in the configuration using the conventional large heat-sensitive member, even when the bottom of the cooking container has a warp, the temperature of the bottom of the cooking container can be detected when the output is low. There is a problem that self-heating due to induction heating of the heat-sensitive member is increased, making it impossible to detect the temperature of the bottom of the cooking container.
[0005]
The present invention has been made in view of the above circumstances, and its purpose is induction heating cooking that can reliably detect the temperature of the bottom of the cooking container regardless of the bottom state of the cooking container and the output state of the induction heating coil. Is to provide a vessel.
[0006]
[Means for Solving the Problems]
The induction heating cooker according to
[0007]
According to such a configuration, even when the bottom of the cooking container is warped, the temperature sensor can detect the temperature on the outer peripheral side of the bottom of the cooking container via the auxiliary heat-sensitive part of the heat-sensitive member. Even when the heating coil is in a high output state, the auxiliary heat-sensitive part of the heat-sensitive member is thinner than the main heat-sensitive part, so that self-heating can be reduced.Moreover, since the temperature sensor and the heat sensitive member are prevented from being cooled by the cooling air, the accuracy of temperature detection at the bottom of the cooking container by the temperature sensor can be increased.
[0008]
The induction heating cooker according to
According to such a configuration, even when the bottom of the cooking container is warped, the auxiliary thermal member senses the temperature on the outer peripheral side of the cooking container that is induction-heated by the induction heating coil. Temperature detection becomes even more reliable.
[0009]
The induction heating cooker according to
According to such a structure, manufacture of a heat sensitive member becomes easy, and the self-heating of a heat sensitive member can be suppressed effectively.
[0011]
Claim4The induction heating cooker described in claim1The temperature sensor described is configured as a first temperature sensor for temperature control, and further, a second temperature sensor for preventing overheating that detects the temperature of the cooking container via the top plate is provided. This is characterized in that an insulating member is provided between the temperature sensor, the induction heating coil, and the mounting base.
According to such a configuration, the accuracy of temperature detection of the bottom portion of the cooking container by the second temperature sensor can be increased as with the first temperature sensor.
[0012]
Claim5The described induction heating cooker is characterized in that the first and second temperature sensors are arranged so as to be shifted to the opposite sides from the center position of the induction heating coil.
According to such a structure, the detection position conditions with respect to the bottom part of the cooking container of the 1st and 2nd temperature sensor become the same.
[0013]
Claim6The described induction heating cooker is characterized in that the heat sensitive part of the second temperature sensor is formed of metal.
According to such a configuration, it is possible to correct the temperature detection delay due to minute heat generation of the metal.
[0014]
Claim7The induction heating cooker described is provided with a support member that elastically supports the induction heating coil via a mounting base, and is interposed between the mounting base and the top plate so that the space between the induction heating coil and the top plate is constant. It is characterized in that a spacer to be held is provided and the spacer is disposed in the vicinity of the support member.
According to such a configuration, the mounting base is held at a constant interval with respect to the top plate without being tilted, whereby the heat sensitive member can be brought into close contact with the lower surface of the top plate.
[0015]
Claim8The described induction heating cooker is characterized in that a metal member for suppressing the electric field of unwanted radiation is disposed on the mounting base, and the spacer is fastened together with the metal member on the mounting base.
According to such a configuration, the electric field of unnecessary radiation from the induction heating coil can be reliably suppressed by the metal member, and the shapes of the mounting base and the metal member are simplified, so that the spacer and the metal member can be shared. It can be tightened, and the manufacturing cost can be reduced.
[0016]
Claim9The described induction heating cooker is characterized in that the main body case is provided with a guide member that penetrates the center portion of the support member, and the mounting base is provided with a boss portion that fits inside the support member.
According to such a configuration, the guide member penetrates the central portion of the support member by fitting the boss portion to the support member when the mount base is assembled into the main body case, so that the assembly becomes easy. It is possible to prevent the support member from sliding on the guide member during operation.
[0017]
DETAILED DESCRIPTION OF THE INVENTION
Hereinafter, an embodiment of the present invention will be described with reference to the drawings.
First, the overall configuration will be described with reference to FIGS. In FIG. 1 and FIG. 2, the
[0018]
The mounting
[0019]
An induction heating coil (
[0020]
Two
[0021]
In the
[0022]
In this way, the mounting
[0023]
Thus, the
[0024]
As shown in FIGS. 1 and 2, the
[0025]
Now, the electrical configuration will be described with reference to FIG. The alternating current from the single-
[0026]
The induction heating cooker unit (electromagnetic cooker unit) 39 that is the upper unit is configured as described above. The
[0027]
Next, the operation of this embodiment will be described with reference to FIG.
When an induction heating cooking start key (not shown) is operated, the
[0028]
In such induction heating cooking, the
[0029]
Here, referring to FIG. 7, FIG. 7 shows the heat
[0030]
The heat
[0031]
Further, during induction heating cooking, cooling air from the
[0032]
As described above, according to the present embodiment, the heat
[0033]
Moreover, according to the present Example, since the auxiliary | assistant heat
[0034]
Furthermore, according to the present embodiment, the
[0035]
And according to the present Example, the
[0036]
Further, according to the present embodiment, the thermistor 22 (heat sensitive member 24) and the
[0037]
Furthermore, according to the present embodiment, since the case that is the heat sensitive part of the
[0038]
Further, according to the present embodiment, the
[0039]
Furthermore, according to the present embodiment, the
[0040]
According to the present embodiment, since the mounting
[0041]
The present invention is not limited to the embodiment described above and shown in the drawings. For example, the
[0042]
【The invention's effect】
As apparent from the above description, the present invention can obtain the following effects.
According to the induction heating cooker of
[0043]
According to the induction heating cooker of
According to the induction heating cooker according to
[0045]
Claim4According to the described induction heating cooker, the claim1The temperature sensor described is configured as a first temperature sensor for temperature control, and further, a second temperature sensor for preventing overheating is provided to detect the temperature of the cooking container via the top plate. Since the insulating member is provided between the temperature sensor, the induction heating coil, and the mounting base, the accuracy of temperature detection at the bottom of the cooking container by the second temperature sensor can be increased in the same manner as the first temperature sensor. it can.
[0046]
Claim5According to the described induction heating cooker, the first and second temperature sensors are arranged so as to be shifted to the opposite sides from the center position of the induction heating coil. The detection position conditions for the bottom of the cooking container are the same.
Claim6According to the induction heating cooker described above, since the heat-sensitive portion of the second temperature sensor is formed of metal, the metal is slightly heated by induction heating to correct the temperature detection delay of the second temperature sensor. Can do.
[0047]
Claim7According to the induction heating cooker described above, the support member that elastically supports the induction heating coil is provided via the mounting base, and is interposed between the mounting base and the top plate so as to be between the induction heating coil and the top plate. Since the spacer is provided in the vicinity of the support member, the mounting base is held at a constant interval with respect to the top plate without being inclined, and thus, heat sensitive. The member can be brought into close contact with the lower surface of the top plate.
[0048]
Claim8According to the described induction heating cooker, the electric field of unnecessary radiation from the induction heating coil can be surely suppressed by the metal member, and the shape of the mounting base and the metal member is simplified, and the spacer, the metal member, Can be tightened together, and the manufacturing cost can be reduced.
[0049]
Claim9According to the induction heating cooker described above, the guide member penetrates through the center portion of the support member by fitting the boss portion of the mount base inside the support member when the mounting base is assembled into the main body case. As a result, the mounting base can be easily assembled and the support member can be prevented from slidingly contacting the guide member during operation.
[Brief description of the drawings]
FIG. 1 is a perspective view of a state in which a top plate and a fan cover are removed according to an embodiment of the present invention.
FIG. 2 is a longitudinal sectional view
FIG. 3 is an enlarged vertical sectional view of the main part.
FIG. 4 is an enlarged vertical sectional view of a spacer portion.
FIG. 5 is a partial plan view of the mounting base.
FIG. 6 is a block diagram showing an electrical configuration.
FIG. 7 is a diagram showing the relationship between the width dimension of the heat-sensitive member and the detected temperature.
[Explanation of symbols]
In the drawings, 1 is a body case, 3 is a top plate, 4 is a support column, 4a is a guide portion (guide member), 5 is a compression coil spring (support member), 6 is a mounting base, 10 is a heat dissipation opening, and 12 is a boss. , 14 is an induction heating coil, 15 is a heat insulating member, 16 is a metal member, 17 is a spacer, 22 is a thermistor (temperature sensor, first temperature sensor), 23 is a temperature fuse (second temperature sensor), and 24 is A heat sensitive member, 24a is a main heat sensitive part, 24b is an auxiliary heat sensitive part, 26 is a fan device, and 36 is an inverter circuit (drive means).
Claims (9)
この誘導加熱コイルに高周波電流を流すことによりトッププレート上の調理容器を誘導加熱する駆動手段と、
前記トッププレートを介して前記調理容器の温度を検出する温度センサとを備え、
前記温度センサは、感熱部材を介して温度を検出するように構成され、
その感熱部材は、前記温度センサと接触する主感熱部と、この主感熱部から左右方向にその主感熱部の幅寸法内で延びて、該主感熱部よりも細い補助感熱部とから構成され、
前記誘導加熱コイルは、取付台に支持されていて、前記本体ケース内に配設されたファン装置から送られる冷却風により冷却されるように構成され、
前記温度センサおよび前記感熱部材と前記誘導加熱コイルおよび前記取付台との間には、前記温度センサおよび前記感熱部材が前記ファン装置からの冷却風によって冷却されることを防止する絶縁部材が設けられていることを特徴とする誘導加熱調理器。An induction heating coil disposed in the body case;
Driving means for induction heating the cooking vessel on the top plate by passing a high frequency current through the induction heating coil;
A temperature sensor for detecting the temperature of the cooking container via the top plate;
The temperature sensor is configured to detect a temperature via a heat sensitive member;
The heat-sensitive member is composed of a main heat-sensitive part that contacts the temperature sensor, and an auxiliary heat-sensitive part that extends from the main heat-sensitive part in the width direction of the main heat-sensitive part in the left-right direction and is thinner than the main heat-sensitive part. ,
The induction heating coil is supported by a mounting base and is configured to be cooled by cooling air sent from a fan device disposed in the main body case,
An insulating member is provided between the temperature sensor and the heat sensitive member and the induction heating coil and the mounting base to prevent the temperature sensor and the heat sensitive member from being cooled by cooling air from the fan device. An induction heating cooker characterized by
更に、トッププレートを介して調理容器の温度を検出する温度過昇防止用の第2の温度センサを備え、
前記第2の温度センサと誘導加熱コイルおよび取付台との間には絶縁部材が設けられていることを特徴とする請求項1記載の誘導加熱調理器。 The temperature sensor according to claim 1 is configured as a first temperature sensor for temperature control,
Furthermore, a second temperature sensor for preventing overheating that detects the temperature of the cooking container via the top plate is provided,
The induction heating cooker according to claim 1, wherein an insulating member is provided between the second temperature sensor, the induction heating coil, and the mounting base .
前記取付台とトッププレートとの間に介在されて前記誘導加熱コイルとトッププレートとの間を一定に保持するスペーサとを備え、
前記スペーサは、前記支持部材の近傍に配設されていることを特徴とする請求項1・4・5・6いずれかに記載の誘導加熱調理器。 A support member that elastically supports the induction heating coil via a mounting base;
A spacer interposed between the mount and the top plate and holding the gap between the induction heating coil and the top plate constant;
The induction heating cooker according to any one of claims 1, 4, 5, and 6, wherein the spacer is disposed in the vicinity of the support member .
スペーサは、取付台に上記金属部材と共締めされるようになっていることを特徴とする請求項7記載の誘導加熱調理器。 On the mounting base, a metal member that suppresses the electric field of unwanted radiation is disposed,
8. The induction heating cooker according to claim 7, wherein the spacer is fastened together with the metal member on the mounting base .
取付台には、その支持部材の内側に嵌合されるボス部が設けられていることを特徴とする請求項7または8記載の誘導加熱調理器。 The main body case is provided with a guide member that penetrates the central portion of the support member,
The induction heating cooker according to claim 7 or 8, wherein the mounting base is provided with a boss portion fitted inside the support member .
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